【死ネタ、グロ、閲覧注意】第2回人狼ゲームをしたい

  • 1スレ主25/06/04(水) 22:09:20

    ブルロキャラ10人で人狼ゲームをやるよ

    あまりにも生々しいグロは無い予定だけど多少のグロ描写、キャラの死亡シーンが含まれる可能性があるよ

    苦手な人はすぐにブラバしてね

    前回にも増して遅筆なのでのんびり待ってくれると助かる


    荒らしは出てもスルー&通報でよろしく


    やるキャラ>>2>>11(被ったら下ズレ、前回いたキャラでもOK)

  • 2二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:10:28

    千切

  • 3二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:10:29

    玲王
    前回のスレってどれになるの?

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:10:45

  • 5二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:10:57

    カイザー

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:11:08

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:11:15

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:11:21

    ネス

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:11:25

    黒名

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:11:28

    蜂楽

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:11:31

    ネス

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:11:38

  • 13スレ主25/06/04(水) 22:13:54

    ネス被りだから千切玲王凪カイザー潔冴ネス黒名蜂楽凛の10人で人狼ゲームをやるよ

    前スレはこれ


    【死ネタ、グロ、閲覧注意】人狼ゲームをしたい|あにまん掲示板bbs.animanch.com

    1にリンクを貼ってスレ画消えるの怖かったのでここで

    提示遅くなってすまんね

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:16:11

    >>13

    このスレ主か!

    すごく面白かったから二回目嬉しい

  • 15スレ主25/06/04(水) 22:17:23

    役職は人狼、村人、狂人、占い師、霊媒師、狩人、親不孝の七種
    親不孝はここでのオリジナルの役職
    追加で村人の中で1人ランダムに「復讐者」のサブ役職が付与されます
    それも含めて以下役職の説明
    ・人狼 毎晩一人殺すことが出来る。人狼が複数人いる場合は全員の総意で一人だけ殺す人を決める。狂人が誰かは分からない。
    ・村人 特に能力はなし。
    ・狂人 人間だが人狼陣営。特に能力はなし。人狼が誰かは分からない。
    ・占い師 毎晩生存者の内の一人の正体を暴くことが出来る。人間は白、人狼は黒と出る。
    ・霊媒師 毎晩死亡者の内の一人の正体を暴くことが出来る。人間は白、人狼は黒と出る。選んだ人間が生存していた場合失敗する。
    ・狩人 毎晩一人だけ人狼から守ることが出来る。
    ・親不孝 朝起きた際に生きていたのが人狼陣営(人狼、狂人)と自分1人だった場合、寝返って人狼陣営として勝利することが出来る。他に能力なし。

    ・復讐者 ある一定の条件を満たしている場合のみ、夜人狼に襲われた際に全て返り討ちにすることが出来る。ただし、昼間の処刑は免れることが出来ない。

    人狼側は村人側を全滅させたら勝利
    村人側は人狼を全滅させたら勝利

  • 16スレ主25/06/04(水) 22:24:29

    役職決め

    人狼が2人、村人が3人(うち1人は復讐者)、他の役職は各1

    役職ダイス表はこっちで控えてます

    千切dice1d10=1 (1)

    玲王dice1d10=5 (5)

    凪dice1d10=5 (5)

    カイザーdice1d10=10 (10)

    潔dice1d10=8 (8)

    冴dice1d10=6 (6)

    ネスdice1d10=2 (2)

    黒名dice1d10=1 (1)

    蜂楽dice1d10=8 (8)

    凛dice1d10=9 (9)

  • 17スレ主25/06/04(水) 23:25:42

    鐘が鳴る。透き通った、非道く純粋な鐘の音だ。彼はその響きに引っ張られるように、目を開く。
    瞼の外は朝だった。ベッドのすぐ横にある窓からは緩やかな陽の光が差し込んでいて、気温もちょうどいい。木造建築特有の微かな木の匂いが鼻をくすぐる。
    牧歌的でとても気持ちのいい朝だ。
    「………………。」
    状況全てに身に覚えがないことを除けば。
    「…どこだ、ここ」
    寝起きで単純な思考回路から単純な疑問が零れた。……四方がログハウスのような木の壁に囲まれた部屋に響いたのはよく聞き覚えのある自分の声で、そこだけ少し安心する。
    彼の問いに答えるものはなかった。壁も、天井に吊り下がる電球が丸出しのランプも、ベッドのすぐそばにある机も、その上にある木箱も。しいて言えば、今彼が全体重を預けているベッドのスプリングが軋んだくらいだ。部屋の外からも、何も聞こえない。
    暫く静寂に耳を傾けてから、溜息を吐いて、彼はベッドから足を降ろした。裸足で踏んだ板張りの床は冷たくも暖かくもない。久し振りのような、懐かしいような気がする。
    彼は立ち上がると机の方へ身体を向けた。大体腰のあたりの高さのその机はこの部屋の壁と同じような色をしている。そういえばベッドの枠も同じ色だ。材木を統一しているらしい。
    横に走った木目のよく目立つダークブラウンの机の上にあるのは、サッカーボールが入る程度の大きさの木箱だけだった。家具たちと比べると随分と明るい色の木で出来ている。持ち上げようと下辺に手を掛けるが、軽い力では持ち上がらなかった。やたら色々なものが入っているらしい。ずらすと、ガチャンと硬いものが当たる音がする。
    「……」
    じり、とデジャビュのような違和感が脳を軽く焦がした。知っている重さだ。馴染みのある重さとかではないが、記憶に引っかかりがある。
    彼はまた重く溜息を吐き出した。胸騒ぎに逸り震える手を抑制しつつ、木箱を開ける。
    木箱は2段になっているようで、1段目らしい浅い木の底板の上には蠟封された封筒と後丁寧にもペーパーナイフが置かれていた。
    手元が狂わないように呼吸を落ちつけながら、彼は封を切る。
    中に入っていたのは便箋1枚だった。

    『貴方は復讐者です。
    人狼を見つけ出し、"彼ら"の仇を取ってください。』

  • 18スレ主25/06/04(水) 23:27:32

    dice1d10=5 (5)

  • 19スレ主25/06/05(木) 00:20:58



    木製の重たい扉を開けると、いくらか涼しい空気が頬を撫で、薄暗い部屋が玲王を迎えた。玲王が出てきた側とは反対の壁で日が漏れていたので、足元に気を付けながらカーテンを開いた。窓が大きいため一挙に部屋中に光が届く。この部屋はさっきの部屋よりも大分広く、リビングのような内装をしていた。中央に大きい円形のログテーブルとスツール、右手側にはキッチン、左手には暖炉とソファも置かれていて、さながら西洋の別荘みたいだ。
    「誰かいませんか?」玲王が声を上げるが、響いただけで反応はない。人の気配どころか、人が今まで暮らしていたような感じもない。そこが尚更別荘感を際立たせているのだが、それにしてもおかしいほど人の匂いがしなかった。普通なら維持管理のために使用人が出入りするはずだ。そんな感じすらしない………とそこまで考えたところで、玲王はログテーブルの上に何かが置かれていることに気が付いた。
    「あれ?さっきあったか?」
    ログテーブル……ちょうどスツールがある位置に2枚ずつ、カードが置かれている。カーテンを開けに行ったときは気づかなかったが、暗かったからだろうか。そのうちの一つを手に取る。2枚それぞれ裏表を確認すると、『人狼ゲーム ルール説明』『ログハウス利用の注意』と書かれていた。

  • 20スレ主25/06/05(木) 00:23:37

    ルール
    ・朝、昼、夜の境目で鐘が鳴る。
    ・朝は人狼を吊るための会議を行い、昼までに人狼と思しき人物を投票で決める。
    ・昼の鐘が鳴った時、最多票を得ていたものはその場で処刑される。処刑執行後は各自自由時間となる。
    ・夜は人狼と狩人以外は自室から出ることはできない。人狼は村人を殺し、狩人はそこから守り、占い師と霊媒師はこの時間に占う。

    以上を、村人陣営か人狼のどちらかが全滅するまで繰り返す。

    裏には役職の説明が載っていて、1部は知らないものもあったが概ね知っている人狼ゲームと大差ない。
    「……なるほど、な」
    玲王は眉を顰めた。ぐ、と無意識のうちにカードを持つ手に力が入る。
    人狼ゲーム。
    人狼ゲームか。
    ……いや、その言葉自体に特別な思い入れはないのだ。むしろ高校で友人たちと遊んだ楽しい思い出があるだけで。だが……
    「………」
    さっき何気なしに開けた木箱が、更に質量を増したような気持ちになる。
    木箱の、二重底の下部分。つい性で確認したそこに入っていたのは、ナイフ、拳銃と弾倉、注射器、『有毒』の文字と一緒に暗記した化学物質たちの名前が書かれた小瓶がたくさん。子供でも分かる明らかな危険物と、カードに書かれた「殺し」の文字を結び付けるのは、白宝の入試問題よりもずっと容易だ。
    ここは___
    「あれ?玲王ちじゃん」
    __ガチャリと扉が開く音と共に、そんな声が前から聞こえる。
    顔を上げると、蜂のようなカラーリングの頭に玲王が今身に付けているのと同じ寝間着を来た青年が立っていた。
    「!蜂楽……」

  • 21スレ主25/06/05(木) 00:25:51

    中途半端ですまんが今日はこれだけで
    明日もう少しちゃんと進める予定です

  • 22二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 08:29:37

    ドキドキ

  • 23スレ主25/06/05(木) 10:06:36

    「おはよー。変な鐘に起こされちった」くぁと欠伸をしながら蜂楽は窓と反対側の壁__玲王が出てきた扉も含め5枚の扉がずらりと横並びになっている側から、こちらへ歩いてくる。彼が足を踏み出すたびに、玲王の心中で不安が増していった。…ここに呼び出されたのは自分だけじゃない……
    「なんかよく分かってないんだけど、ここどこ?御影コーポレーションの別荘?」
    「いや……俺もよく知らねえんだよな……」
    「ふーん」テーブルまでまっすぐたどり着いた蜂楽は、当然机上のカードに目を留める。「なにコレ?トランプ?」
    「あー……とりあえず、読んでくれるか?」
    「?わかった」
    ぶつぶつカードの文字を呟きながら読む蜂楽を見守っているうちに、また扉の開く音が聞こえた。今度は暖炉横の扉だ。
    「蜂楽と玲王!」双葉の生えた黒髪の青年が表情を明るくする。
    「…潔か」
    「え!潔じゃん」
    「そのカードは?」
    「人狼ゲームだって!箱ん中に役職あったっしょ?それ!」
    「あぁ……なるほどな」
    楽しそうに伝えた蜂楽に、潔の笑顔が僅かに引き攣る。……潔も箱の中身を見たのかもしれない、とは気づきつつ、何も知らない蜂楽の前でそれを明かさせるのは酷だと思って玲王は口を噤んだ。
    そんな潔が部屋を出てきたのを皮切りに、壁に並ぶ扉が次々に開いていった。千切に黒名、糸師冴、凛、それからアレクシス・ネス……だったか。ある程度は見覚えのある顔が並んでいて……やはり、ブルーロックにいる面々が駆り出されている。
    「潔、潔」
    「世一、カイザー知りませんか?」
    「おー、なんか知ってるメンツが集まってんなぁ」
    「チッ…クソ兄貴かよ」
    「……」

  • 24スレ主25/06/05(木) 10:06:59

    部屋から出てきた彼らが思い思いの言葉を口に出す中、まだ開いていない扉は2つだけになった。玲王の隣と、潔が出てきた部屋と暖炉を挟んで反対側の扉。テーブルの上のカードの数を見るに、それぞれの部屋から一人ずつ出てくるんだろう。
    「…起こし行くか?」潔が玲王の方を向いて言った。口元を笑顔に繕っているものの変わらず表情は晴れない。むしろ、千切や黒名、凛など馴染みのある面子を前にしてより曇ったように見えた。
    「そう…だな……じゃあ、俺が起こしに行くから潔はあいつらに説明しててくれねぇか?」
    「わかった」
    頷いた潔にリビングは任せ、玲王は扉の方へ歩いて行った。ひとまずは自分の部屋の隣の扉にノックを落とす。玲王の部屋同様、この部屋の扉も分厚そうだったので向こう側まで音が届くか不安だったが、意外に相手方から反応は早く返って来た。ノックから間を開けずに、蝶番をきしませながら扉が動く。
    部屋から姿を現したのは、
    「……レオ?」
    「な、ぎ……」
    この場の誰よりもよく見知った顔だった。

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 13:10:45

    「ここ、何?」
    木箱の中身は確認していないのか、部屋から出てきた凪は平然としていた。いつも通りのマットな目で、玲王に視線を凭れかける。
    「…俺も知らねぇんだよな」
    「ふぅん……」
    思わず目を逸らした玲王に凪は不思議そうに首を傾けたが食い下がることはなかった。玲王は一抹の安堵を覚えながらも、変わらず目は見られないままリビングの中央へ身を翻す。「行こうぜ」
    「…うん」
    テーブルの方はわりあいに静かだった。千切と黒名、蜂楽、潔の四人が席について軽い雑談を交わしている他は、特に会話も関わり合いもない。歩いてきた玲王たちに、千切が振り向く。
    「凪もいんじゃん」
    「ここどこ?何?」
    「人狼ゲームするんだってさ♪凪っちも強制参加だよ」
    「えー……寝てていい?」
    「ダメ、ダメ」
    「人多い方がおもしれーだろ」
    「めんどくさ…」
    「玲王」軽口を叩く四人を横目に、潔が玲王に声を掛ける。
    「もう一つの部屋見たか?」
    「いや、まだだけど」
    「あのさ……」口ごもった潔は先程とは違う意味で表情が暗い……というか、苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
    「お願いだからあっちの部屋も玲王見にいってくんねぇ…?めっちゃ嫌な予感すんだよな…」
    「?なんだそれ?」
    「いや……ほら、お前と凪と千切がいたり、凛と冴が召喚されてたり、俺と蜂楽とか黒名もそうだけど…結構メンバーが意図されてる感じがしてさ」
    「…だから?」
    「その中にネスがいるから……多分最後の一人カイザーなんだよ。普通にあいつを起こしに行きたくない」
    「あー…………なるほどな。わかった」ドイツVSフランスのときあんなに連携してたのにまだ仲悪いのか……とは言わず、玲王はログテーブルから少し離れた場所で一人そわそわしているネスの方へ歩いていく。「なぁ、ちょっといいか?」

  • 26二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 13:11:01

    「…ミカゲの御曹司ですか。何の用です?」
    「最後の部屋起こしに行ってくれねぇ?」
    「は?何で僕が」
    「ラスト一人カイザーなんだよ。……多分だけど」分かりやすく顔を顰めたネスに、背後から潔の援護射撃が飛んできた。
    「!」ネスはその一言を聞いた瞬間顔を輝かせる。
    「それを早く言いなさい世一!……全く、これだからモテないんですよ」
    軽い足取りで最後の扉に飛んでいったネスを目で追いながら、潔がぽつりと呟いた。
    「…え、なんか俺今貶された?」

  • 27二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 20:12:29

  • 28二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 20:18:09

    今回は玲王視点なのかな?どんな役職してるのか楽しみ!

  • 29スレ主25/06/05(木) 21:50:51

    前回の反省を活かして今回は展開を決めるダイス多めに振る予定

    てことで展開決めダイス

    dice1d100=73 (73)

  • 30スレ主25/06/05(木) 22:25:33



    潔「…とりあえず全員揃ったよな」
    玲王「扉は全部開いたな」
    蜂楽「こっから人狼ゲームが始まるってことね♪」
    千切「久しぶりだなー、こういうのやるの」
    カイザー「……おい。これはどういう状況だ」
    ネス「人狼ゲームするみたいですね。カイザーはルール知ってる?このカードに載ってるんだけど…」
    カイザー「そういうことじゃない」
    潔「えっと…役職は皆確認したよな?部屋にあった箱に入ってたと思うんだけど」
    黒名「した、した」
    冴「そもそも見ねぇとドアが開かなかったな」
    凛「…体当たりしてもびくともしねぇ」
    潔「壊そうとすんなよ!ここがどこかも分かってないのに」
    蜂楽「にゃは、凛ちゃんらし~」
    潔「役職何だった……って聞いても多分全員村人としか言わないよな…」
    千切「皆今起きてきたばっかだし情報ない中でカミングアウトはリスク高いもんな」
    凪「今日はテキトーに吊っちゃっていんじゃない?そこのヘドロモンスター危ないし吊っとこうよ」
    凛「あ?」
    潔「…いや、適当に吊って村の数減らしちゃったら元も子もないだろ」
    玲王「ここで何が起きるか分からない以上下手な行動はとれないしな…」
    蜂楽「んー……なんか二人雰囲気重くない?緊張してる?」
    潔「え?いや、…まぁそんな感じ…かもな。久し振りだし」
    ネス「もしかして人狼引いてんじゃねえですか?」
    潔「シャレにならないから変なこと言うな!それに、人狼のセオリーで行けばどっちかっていうと黙ってるカイザーの方が怪しいからな?」
    ネス「カイザーが人狼なわけないでしょ!」
    潔「その根拠はどっからくんだよ…」
    蜂楽「おっ、また喧嘩?」
    黒名「落ち着け落ち着け。下手にヒートアップすると刺されるぞ」
    潔「あ、…ごめん。……ん?刺される?」

  • 31スレ主25/06/05(木) 22:25:53

    ネス「そもそも黙っているでいえばそこの糸師冴だってそっちの蘭世だってだんまりだったじゃねえですか。そこを信じる根拠はどこです?」
    黒名「俺?」
    冴「俺は人狼じゃないが」
    潔「…いや、別に疑ってねぇわけじゃないけどさ…カイザーを出したのは例えの話」
    千切「まぁそこは饒舌すぎても疑われることあるしな」
    蜂楽「で、結局どうするの?誰を吊る?」
    潔「情報が何もないのがむずいな…」
    冴「…つーか、そもそもどうやって投票すんだ。ボタンとかねぇだろ」
    千切「あぁ、それなら大丈夫。机の下に投票箱と紙が置いてあったぜ」
    潔「結構アナログなんだな」
    蜂楽「なら、投票スキップも出来るんじゃない?昼になっても誰にも票入らなかったら処刑はなしでしょ?」
    千切「確かに。……そういや、いつになったら昼になるんだろうな。時計もないし」
    黒名「なら投票しないで__」
    凪「……あー、待って」
    黒名「?」
    玲王「どうした?凪」
    凪「これちゃんと読んだ?」
    潔「ここを使うときの注意だろ?もの壊したら弁償とか書いてあったやつ…」
    凪「裏も?」
    玲王「裏なんてあったか?」
    千切「うわ、文字ちっちゃ!見落とすだろコレ」

  • 32スレ主25/06/05(木) 22:26:21

    ~森における留意事項~
    ・当ログハウスの建つこの森は、時間の進みが一時的に止まる現象が多数報告されております。
    ・この現象のほとんどは朝の時間帯で起き、一定の条件を満たすことで解消されるとのことです。
    ・夜は野生の猛獣が森を歩き回ることがあるため、ログハウスからは絶対に出ないようにお願い致します。
    ・当ログハウス外でのトラブル、損失、怪我については一切責任を負いません。自己管理をお願い致します。

    蜂楽「ヤバッ。猛獣だって」
    千切「いやそこよりも突っ込むところあるだろ。そこも気になるけどさ」
    ネス「時間が止まる…?魔法みたいですね…!」
    カイザー「テンション上がってる場合か?」
    凪「実際、俺がレオに起こされてから雲すら全く動いてない」
    玲王「にわかには信じられねえけど…凪は変な嘘つくタイプじゃないもんな」
    千切「あー、それで一定の条件っていうのが……」
    潔「全員の投票?」
    凪「…全員かは知らないけど、誰も投票しないで平和村してたら一生終わらないでしょ。わざわざ人狼ゲームさせるためだけにこんなところに攫っておいて対策してないわけないし」
    黒名「……どうする、どうする?投票しなきゃなのか?」
    冴「これで投票した途端に即昼になったらわかんだろ」
    潔「…。…そうだな…」
    蜂楽「同票なら処刑なしになるはずだからそろえるのがいんじゃない?」
    千切「確かに。なら、全員それぞれ右隣のやつに投票するでいいか?誰かで指定してもいいけど」
    潔「誰かが裏切って処刑が執行された時が怖いな……どっちの投票の仕方だろうが一緒だろうけど」
    玲王「それなら、俺は黒名、黒名は蜂楽、蜂楽は潔…」
    千切「潔が俺で、俺は冴、冴は凛、凛はカイザー、カイザーはネスでネスが凪、凪が玲王…か」
    冴「……」
    凪「…投票の紙ってどこ?」
    千切「机の下に各自用意されてる。ちょっと探しづらいかもな」
    凪「あ。あった」

  • 33スレ主25/06/05(木) 22:28:08

    少しして、ゴーン……ゴーーン……と、朝も聞いた鐘の音が聞こえた。
    「…やっぱり、投票が一定の条件ってやつだったんだな」鐘の音が打ち鳴らされる中、千切が安堵に息を吐いて言う。
    「…下らねぇ」すぐさま立ち上がった凛はそう吐き捨てて背中を向けた。
    「ね、カイザー。森をお散歩しませんか?」
    「ひとりで行け」
    「嫌です。カイザーも一緒に行こう」
    「レオー、部屋行こ。おんぶしてー」
    「しょうがねえなぁ」
    「サッカー出来るところあるかな?」
    「サッカーボールがないんじゃないか…?」
    「なくても石とかで出来るっしょ♪」
    「俺も行く行く、やるやる」
    「あっちぃ。俺も行く」
    緊張がほぐれるように面々が離脱する中、幾重にも重なった荘厳な響きが徐々に消えていって、ようやく落ち着く___
    その時、

    パンッ

    銃を撃った時のような大きい破裂音が、団欒を引き裂いた。
    「…………………ちぎりん?」
    背後から、蜂楽の小さい声が漏れる。
    振り返ると、潔たちと一緒に扉の方へ歩いていたはずの千切が居なくなっていた。
    …いや、正確にいうと、千切がいたであろう場所には真っ赤な血だまりが落ちていて、千切の影が完全に消えていた。
    「………は?何、が…」
    「……………わかん、ない…」玲王が漏らした問いに、潔は首を振った。「音と一緒にぱって消えて……弾けた、みたいな……」
    茫然とする三人の足元で、どくどくと血だまりがフローリングに染みていくのが見えた。同時に、鉄の臭いが鼻へ侵入してくる。
    「………………嘘だろ…」
    誰のかも分からないほど掠れた声が、耳のすぐ近くで聞こえた。

    自分の声だった。

  • 34スレ主25/06/05(木) 22:31:56

    今日はここまで
    まだ何も分からないかもしれないけど役職予想とか願望とか質問とかあったらどんどん言ってくれるとありがたい
    あとこの1日目ありえないくらい冗長になっちゃって既にそれだけで6000字超えだしたので2日目以降はもう少し色んな描写が淡白になる予定

  • 35二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 23:19:48

    おつ!楽しみにしてます
    前回のゲームとは別の世界線?それとも地続き?

  • 36二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 05:27:02

    人狼が千切に投票したのかな?

  • 37スレ主25/06/06(金) 06:13:24

    >>35

    地続きのつもり

    ただし、多少個人差はあるけど前回参加したキャラは前回の記憶を曖昧に覚えてる程度

    前回人狼ゲームの卓自体に出てたキャラ以外は記憶全くない状態

  • 38二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 15:21:07

    続き楽しみ

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