- 1GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 19:56:46
- 2GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 20:03:41
【ポータルを抜けた冒険者達は、薄暗い地下に降り立った】
【不思議な風景だ。今立っている小さな広場のような場所、ガラス張りの足元を見れば床下に巨大な時計があることが分かるだろう。その中心の位置に鳩の金属製モニュメント、それを囲むように天井に電燈がまばらに配置されている】
【これは恐らく図書館の地下書庫的なものであろう。足元の時計の外周を、放射状に配置された夥しい数の木製書架が取り囲んでいる。】
【高い天井と仄かな明かり、ほぼ木とガラスで統一されたこの場所は、徳所感特融のどこか幻想的な雰囲気を伴っていた】
ロスコ「さて、改めてよろしく。…悪くない場所だろう? ここに冒険者を入れるのは初めてのことだ、本達も緊張しているだろうね」
【リスの獣人は落ち着か投げに歩き回っている。冒険者を待つようだ】
「…自己紹介でもしようか。フェスタム・リオテーカ第4司書補佐…これは昔ダンジョンに住んでたってこと…あと当館の館長、一応民族学者もやってるロスコ・シェット。よろしく」 - 3GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 20:04:59
- 4祀り香@依頼◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 20:14:13
- 5GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 20:29:00
- 6老爺と心優しい孫25/06/05(木) 20:42:56
- 7GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 20:45:15
- 8GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 20:48:17
【ロスコはふたたび冒険者達に向き直った】
ロスコ「早速"本の世界の開き方"から始めよう。…まずはこうして本の表紙に手を当て10秒、時計の紋章が出てくる」
【ロスコは手持ちの1冊、一際古く厚いものを取り出し、手を当てて見せた】
【それは段々と輝き始める。獣人の小さい手よりも大きな時計の紋章が、その拍子に浮かび上がった】
「あとはイメージ。針が進み時間を刻む姿。心の中で数字を唱えるんだ」
【手を離し、目を閉じた。重々しく。紋章の時針が動いていく…】
【1、2、3。】
【3つを刻んだ瞬間、その本はひとりでに開き、時計の紋章は渦潮に似たポータルへと姿を変える。ロスコは冒険者の方へ本を差し出した】
「最後はポータルに手を当てる。どうぞ」
- 9老爺と心優しい孫25/06/05(木) 20:58:08
「"ジジイ"が珍しく誘ってきやがったからよオ゛ぉ゛。昨日の夜は危うく眠れなくなるクレエに楽しみにしてたんだぜエ゛。本の世界に入るなんて"オモシレエ"依頼じゃねえかア゛?」
【先程に比べれば控えめな声量だがドスをこれでもかと効かせたようなダミ声】
【やっぱりチンピラじゃないか!】
「ホッホッホ。孫は活発そうに見られるのじゃが、実は雨の日は静かに読書を楽しむ子でのう。きっと楽しんでくれると思ったのじゃ」
【ロスコの指示を聞いた二人はお互いの顔を見て頷きあった。孫は「"ジジイ"とはぐれたら困るからなア゛!?」と老爺の片手を優しく取り、支えるように時計の紋章が描き出すポータルへと移動する】
【二人はほとんど同時に手を伸ばした】
- 10祀り香@依頼◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 21:00:50
了解しました!!!よろしくお願いします!!!
「もちろんだとも!ふむ、本を開いて……どうするのかね?」
【近寄るゴスロリ】
「ふむ……セントラリア名物、言動は厳つい優しい人…かね?」
【私は冒険者の祀り香(マツリカ)二人とも、よろしく頼むよ…と2人に手を振り、カーテシーするゴスロリ】
「なるほど…安全対策もしっかりしているのだね?ふむ……」
【本の中から1つを選び出し、10秒ほど表紙に手を当てると時計の紋章が浮かび上がる】
「おぉ……出たねぇ!」
【喜び小躍りするゴスロリ】
「そして……1…2…3……ほう…!」
【手を離して針が進み時間を刻むイメージをすると紋章の針が進み、ポータルが開いた】
「さて……行こうか!」
【ポータルに手を伸ばした】
- 11GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:02:42
- 12GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:05:11
【むかしむかしあるところ、兎たちの村がありました。】
【村にはある伝統がありました。秋の最初の、一番月が大きい夜にお祭りをするのです】
【昔は神聖な儀式だったそうですが、今はもうただの楽しいお祭りです。焚火を立てて餅を焼き、夜明けるまで踊り騒ぎます。噂を聞きつけた皆が色んな村からやってきて、誰も彼もが一晩を楽しんでいました…】
【冒険者達は荒野に降り立った。あたりは様々な声に満ち、巨大な焚火が向こうの方に見える。多くの者が食べ物の串を持っていて、いくつか屋台の真似事のようなものもある】
【そんなこんなで、一匹の兎の獣人がやってきた。明らかに酔っている】
「君たち! 見ない顔だね新入りかい? 勿論誰でも大歓迎、祭りは皆でやらなきゃ面白くない! さあこっちだこっちに来い、楽しみ方を教えてやろう!」
【そう言って祭りの真ん中の方へずんずん進んでいき…】
「座りな!」
【冒険者はかなり無理やり気味に席に着席させられた。いくつかの団子と竹製の器の酒と焼きそばらしきものが並んでいる】
【対面の席に冒険者と同じ数の兎の獣人が座った。各テーブルには既に箸がセット済み、大食い競争の様相を呈している】
「団子早食い競争!」
「危ないよ」
「一気酒競争!」
「もっと危ない」
「じゃあ焼きそば大食い競争!」
「それならまだいいか」
「流石におじいさんは無理させらんない、孫くんと2対1でやろう」
「対面より多く食べたら勝ち! よーいはじめ!」
★ダイズロール!
1d100、20以上なら勝利! - 13GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:10:45
ということで今回のギミックの1つ、DJリミのテーマ曲を投げつつチュートリアルなステージです
- 14祀り香@依頼◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 21:11:03
- 15祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 21:11:48
フ ラ グ
- 16老爺と心優しい孫25/06/05(木) 21:17:16
「ヘッ!名物の"アニキ"に比べりゃオレなんぞはママゴトも同然さア゛」
「挨拶には挨拶を返さなきゃなア゛? オレァ"破壊屋ジョー"。モーニングスターがオレの武器よオ゛。よろしくなア゛ヘッヘッヘ!」
【丁寧に挨拶を返すジョー。残念なことに多くの人にとっては友好的な態度には見えず"サンシタめいた笑み"と受け取ることだろう】
「ホッホッホ。暖かな挨拶じゃ。心温まるのう」
「わしのことは爺と呼んでおくれ。名乗るほどのものではないからのう」
【白い髭を漉きながら挨拶を返すお爺ちゃん】
「おやおや。楽しそうじゃのう。ホッホッホ、若い子はどんどん食べて育つものじゃよ……団子もそばも美味しそうでどちらから食べるか迷うわい」
「"ジジイ"ッッッ!焼きそば大食い競争だっツッテンダロ゛!! 団子は後だア゛!!」
「そうじゃったかのう?」
「ヘッ!"オトコ"が勝負に誘われたなら"コタエ"なきゃ漢じゃねえよなア゛!!??」
【背景に『!?』と浮かんでそうな迫力を醸し出しながら大食い競争に殴り込む孫ジョー】
dice1d100=23 (23)
- 17老爺と心優しい孫25/06/05(木) 21:17:44
※ジョー、もっと食え
- 18GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:22:16
- 19GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:26:27
- 20放浪ノウサギ25/06/05(木) 21:29:51
- 21老爺と心優しい孫25/06/05(木) 21:33:16
「フウ゛…フウ゛…ッッッ!!な、なんとか食い切ったゼ…!!??」
「強敵 - とも - よ…!!」
【焼きそばを流し込みパンパンにはち切れそうな腹を抱え、ジョーは敬意を込めて気絶した兎人を見る】
【彼にとっても厳しい戦いだった。もしも本の世界に来る前に食事を摂った時間が少しでも遅ければ敗北していたのはジョーの方だったかもしれない】
【倒れた兎人を介抱しようと席から立ち上がろうとしたジョーだったが"勝利の酒"を注がれる】
【逃げられないッッッ!!】
「ホッホッホ。わしの孫は健啖家でのう。見ていて気持ちが良いのじゃよ。そう、ついこないだジョーが回転する飛翔あんパンと戦った時の話なのじゃが……」
【老爺は周囲の者と孫自慢トークで和気藹々と盛り上がっている】
「わしは席から眺めさせてもらうよ。この歳になると若いものが楽しそうにしているのを眺めるのが何よりの薬なのじゃ」
「ウップ…! す、少しは動いて腹を空かせねエとキツイぜ゛エ゛!?」
【老爺は席に座ったまま彼らの踊りを眺め、孫ジョーは少しふらつきながらも彼らを追いかけた】
- 22GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:34:37
- 23放浪ノウサギ25/06/05(木) 21:38:25
(※ありがとうございます!)
「ハローギルメン……はもう出発してるかー!出遅れたよー!?」
【そんな事をボヤキながら、懐中時計を凝視しつつ全力ダッシュで駆ける兎亜人】
「あっ、ハロー司書さん!これはー」【本を覗き込んで、紡がれた物語を目で追う】
「にゃるほど、大食い大会は一勝一敗!冒険者もなかなかやるじゃないー!」【どっち目線だ】
「それじゃ、イッテキマスー!」【そう言うと、ポータルに手を当て本の中へと入っていく】
- 24放浪ノウサギ25/06/05(木) 21:44:19
- 25GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:48:18
※爺さん側
【先ほどまで孫と兎が座っていた席に何人かの獣人が座った】
「…ったく、夜通しあんな元気じゃいられないさ」
「間違いねえ、でもまあ、ああいう奴らだからこその祭りよ」
「はは…どれ、酒のつまみになる話でも披露しようか…」
「おおー!いい踊りっぷり!やっぱり兎たるものこうでなくちゃ!」
「お孫さんも流石、いい体してんねえ踊り子になったら?」
「その発言ちょっとあれよ」
【……。】
【兎たちは、皆と同じように浮かれて騒いでいた。】
【けれど、そんな中でも彼らの踊りは素晴らしかった。神聖さと親しさを併せ持ち、純粋かつ不思議な言葉を声高々に紡ぎ舞い踊る。】
【その中で、冒険者達は兎達に交じって踊るリスの獣人の姿を見つけるだろう。彼もまた、憧れからその一員になる事を望み特訓し、今日ようやくその舞台に立てたのだ】
- 26祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 21:55:54
お気になさらず……!!!(小声)
そして展開は大きく変わることはないこと、了解です…!!!
「うっぷ…………しまった、この手の大食いは量もそうだが、"食い飽きる"という現象を忘れていた……!!!」
【食べる手がだんだんと止まっていくゴスロリ】
「ナイス…ファイト…!!!」
【あの腹部、胃がとんでもないことになってないかね…??と心配そうな眼差しをしつつサムズアップするゴスロリ】
「"破壊屋ジョー"殿…よろしく頼むよ。モーニングスターとは、浪漫溢れる武器を使っているね…!!!」
【深く頷くゴスロリ】
「回転する飛翔あんパン……???面妖なモンスターであるね??知人の緑ローブが戦っていそうな……」
【首を傾げるゴスロリ】
「ちなみにこしあんかね?」
「ほう……月兎の踊り!それは面白そうだ…私も付いていって良いかね??」
【中空に浮いて側転、バック転、ターンやボックスステップをしながらついていくゴスロリ】
「なんと…これは神秘的な踊りであるね…!!!
【感嘆し瞳を輝かせて、何度も頷いている】
おや…?ふむ、彼もいるのだね?華麗であるよ…!!!」
- 27放浪ノウサギ25/06/05(木) 21:59:56
「モヒカン・ダンサーも割とアリだと思うよ!チェーンとネオンライト飛び交うヘビーなダンスもたまにはオツさー!」
「それはそれとして、ボクは脚力だけは自身があるからー、こーんなのも踊れちゃうのさー!」
【そう言いつつ、コサックダンスを始める兎。最初はゆったり、徐々に速度を上げて行く】
「ハロースクイラル!(こんにちは栗鼠さん!)こんばんは良い月夜だねー、栗鼠さんも月に誘われたクチー?」
【月夜でハイテンション、もう半分ぐらい依頼で来ている事を忘れている様だ】
「ハローイツメンズ!(こんにちはいつもの方!)そちらもステップ華麗でイイネー!」
「浮けるのはオモシロソー、妖精のダンスとか噂には聞くけど見た事無くて―、そんな感じなのかな?」
【浮遊しながらのダンスを興味深そうに見つめている】
- 28GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:00:42
「おおー! 君らすごいね、なんかスポーツでもやってんの!?」
「近頃はここに来るのも祭りが得意な奴ばっかでねー、割とみんな踊ってくれる…」
【ふいに、冒険者たちの目の前を光が覆った】
ロスコ「楽しんでいるところ悪いけど、1冊目はここで終わりだ。そろそろ戻ってもらおうか」
【……この日、祭りは衝合により村ごと消え去った】
【唯一の踊り手の生き残りとも言えるリスの獣人は、今日までその伝統を受け継いでいる。】
【Tell the tale of tail:尻尾の物語を語ろう】
【次に冒険者が目を覚ますと、元いた書庫の広間に戻っていた】
【ロスコはどこか懐かしげに笑った】
「一応聞くけどケガとかないかい? 大丈夫そうなら次のフェーズに行こうと思うよ」
- 29放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:02:05
(※メタ的にちょっとオフザケしても大丈夫です!?兎系なので出る時になんかこートラブりかける的な?)
- 30老爺と心優しい孫25/06/05(木) 22:04:22
「……そこでジョーの前に立ち塞がったのが吸血鬼の彼じゃった。優秀で人望のある若者だったのじゃが、既に深い絶望の底に堕ちてしまっていた…」
「『何故吸血鬼は夜にしか起きられない?お前たちが昼に活動することは私たちへの侮辱だ。我々を排除し自陣営のみ利益を独占しようとする恥ずべき卑しさに何故気付かない?こんな屈辱は耐えられない。だから……昼を夜に、夜を昼にするのだ。吸血鬼のための昏い昼をこの世界にもたらすのだ』と彼は言ったのじゃ。そのために彼の頭部はスパゲッティモンスターとなっていた。非常に悲しむべきことじゃよ…」
「我が孫のジョーはそんな彼を見て言った。「睡眠って大事なんだなア゛」と……吸血鬼でも百を越える徹夜をすれば支離滅裂な思考と言動になるのじゃな」
「よく食べ、よく寝て、よく動く!これが人生の秘訣じゃて」
【老爺の話は長い。読み飛ばしていいよ】
「うおオ゛!?なんツー身軽さだ゛あ゛!!軽功使いかコラア゛!!」
「ヘッ、"ノリ"の良さで負けてられっかア゛!ウオオオオ゛オ゛!!」
【孫ジョーは放浪ノウサギの軽やかなダンスに張り合うようにピンと立つモヒカンが折れることも辞さず逆さになり頭部だけで体重を支え腕の力で激しく回転する】
【"ヘッドスピン"だッッッ!!!!】
「夜通し騒ぐ体力はまさしく若者が持ちうる特権じゃろう」
「ほほう。どのような話かな。老いても好奇心は人一倍じゃて。ぜひ聞かせてくれるかのう」
【と、話に花を咲かせていたが…】
「はて……あの子は……?」
【兎たちに混じって踊るリス獣人の姿に気づいた老爺は彼を見守り始めた】
- 31GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:05:39
- 32老爺と心優しい孫25/06/05(木) 22:06:13
- 33GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:08:38
こっちも若干書き込み焦ってしまいましたな
とりあえず描写は存分にしてもらってこのレスに安価で帰還ロールを頂ければ幸いです
ロスコ「…ふふ、楽しんで貰えたようだね」
【本を安心げな感じで眺めている】 - 34GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:09:40
了解しました
- 35祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 22:10:17
「ごきげんようノウサギ殿。自在に動けて楽しいが、油断するとひっくり返りそうになる…
【くるりと1回転しながら手を振るゴスロリ】
妖精のダンスは見たことはあるが、この何十倍も綺麗で見惚れたよ…あやうく参加させられるところであったね…」
【ぶるりと震えた】
「──────
………………そう、か……衝合で……
【悲痛な表情で起き上がるゴスロリ】
……綺麗な、そして…心に残る、良き踊りだったとも…………!」
【一番泣きたいのはロスコさんの方だろう。涙を抑えて儚く、微笑んだ】
了解しました…お気になさらず!!!おのれホスト規制!!!
「何十徹もした吸血鬼はああなるのだね……??」
【徹夜ならぬ徹昼…?と呟くゴスロリ】
- 36放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:19:00
(※おのれ規制ー、コレばっかりはどーにもこうにも……お疲れ様です!)
「ケーコー?」【スクロールを見る】「あー、中原の方の身軽になる修行とかー?」
「ニシシ、ざんねんでーした!ボク、シーフ!……ま軽業系って意味じゃ当たってるけどねー!」
【コサックダンスを終え、少し張って来た太ももを軽く伸ばすストレッチ系の体操を踊りながら】
「オーッ、大技!ボクも昔、ブレイクダンスでやろうとした事があるんだけれどー」
「その時、耳を挫いてしまってね……いつかはキミの様に素晴らしいスピンがしてみたいー!」
【そんな事を言いながら、モヒカン(個人)に賛辞を送りつつ、モヒカン(髪型)に心の中で敬礼を送った】
「ここから更にかー、ちょっと想像も付かないやー!ボクもいつか妖精に習いに行こうかなー?」
「ホラ、歌うのも良いけど、歌って踊って戦えて!ってタイプの人って素敵じゃんー?」
【そこまで語った時に、栗鼠さんの返事を聞いて】
「修行中かー、楽しく踊るのに修行が居るー?……もしかして本職希望さん!?それは ――」
【と、話している途中で、光に包まれ】
「……ん、ありゃー?成長したー?もしかしてソレも隠し芸の一つー?」
「凄いや!みんなに見せたら大喜び間違い無しだよー!ほら、みんなー……?」
【テンションが高ぶり過ぎていた為か、帰還後も若干物語の中と現在の居場所を混同していたようで】
【栗鼠の司書さんに話しかけた後、天井を指さして ―― しばし硬直し、ようやく正気に戻った】
「……アレッ!?」
- 37GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:26:03
- 38祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 22:32:51
- 39放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:37:34
- 40GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:37:44
ロスコ「それから、この図書館の難易度システムについてちゃんと話しておこう。さっきの本は危険とかは無かったけれど、これ以降の本は基本的に戦闘が多めになる。そこで、最大を12として難易度を数値で表すことにした…」
8:~C弱
9:~C強
10:~B
11:~A
12:それ以上
「そして…」
ロスコ「今、時計の数字が光っているだろう。この方向に本がある事を示している。この広い図書館のどこかにはあるから探してみてほしい。もし聞かれればどの方向にどんな相手が来るのかは教えるよ。ちなみにさっきのの難易度は3だ」
ナレーション的部分は一応「脳内に何となく流れ込んでくる情報」程度のものの設定です
ここに対する反応を書くかどうかは各PLに任せることとします
- 41老爺と心優しい孫25/06/05(木) 22:39:04
「"ソラ"という"ダンスホール"を独り占め!? やるじゃねエか冒険者は目立ってナンボだからなア゛!?」
【祀り香の空中ダンスに驚いたジョーは回転をやめて立ち上がる】
【『!?』の幻覚が見えてきそうな鋭い目。因縁をつける輩のようにしか見えないが賞賛と好奇心の眼差しなのだ。万人のほとんどには伝わらないこと請け合い!】
「うむ…回転する飛翔あんパンじゃ。危うく暗黒竜へと進化するところじゃった。もしあの瀬戸際で食い止められなかったらと思うと背筋が冷たくなるのう………彼はこしあんじゃったよ」
【"こしあん愛好者を滅ぼそうとしていた彼はあんパンとして食べられたくなかったのかもしれん"と遠い目をする老爺】
「なんて"瞬雷 - ハヤ - さだア゛!?くそっ、さっきの焼きそばが……"キ"いてきたゼ……!!」
【次第に加速するコサックダンスに敗北を認める孫ジョー】
【彼の胃袋は限界を迎えつつあった。あと脇腹もケッコー痛い】
「おっ……と。元の空間に戻ってきたのぉ」
「"ジジイ"ッッッ!!気分悪くなってねエ゛か゛!!」
「ホッホッホ…ジョーや、わしは問題ないよ」
【お爺ちゃんの元に駆け寄り声をかける孫。もちろん本の世界からの出入りで体調に変化があるかどうかという情報の獲得も依頼内容に含まれていると言えるだろう、心配と勤勉の両立だ】
「……そうか。そんなことが……」
「チクショオ゛がヨ゛オ゛!!衝合のクソッタレエ゛!!あの気のいい奴らが…残された踊り手がァ゛…!! オレァ…悲しいゼエ…」
「ジョーや……それでも彼らがいた記憶がこうして……本の世界として残っておる」
「!」
「………彼らの踊りは素晴らしいものじゃった。そうであろう?」
「"ジジイ"……」
「ホッホッホ。わしらはそろそろ帰らせてもらうよ。すまぬのう。年寄りに夜更かしは堪えてのう」
「悪ィなア゛!!縁があったらまた来るからヨ゛!!」
【お爺ちゃんとその孫ジョーは頭を深く下げ、ポータルを通ってギルドへ帰還した】
※入力が遅くて申し訳ない。落ちます。お疲れ様です!
- 42放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:42:46
- 43GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:45:11
- 44放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:50:45
- 45GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:52:13
- 46祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 22:57:24
お疲れ様です…!!!
「ありがとう…褒め言葉、感謝するよ。」
【賞賛と好奇心の眼差しを受け取り、恭しくカーテシーをするゴスロリ】
「危うく暗黒竜に…!?それは…大変な事態であったね…!!?
食べられたくないこしあんパン…かの有名な鉄板から逃げ出した鯛焼きの親戚、あるいは…食べ物としての宿命への叛逆者…なのやもしれぬな…?」
「あの者なら、身のこなしを親切丁寧に教えてくれるであろう……数奇な、というよりトンチキな組織も壊滅させているし…」
【シーフとしては一撃必殺は学びたいところではないかね?と呟くゴスロリ】
「了解したよ…貴公の支援はとても助かる…無論、火力もね。私はまあ……A-までは行けるような気もするね?
私は6時の方に行くが、貴公はどうする?」
了解しました!!!ありがとうございます!!!
……ちなみにこの選択と本の描写が終わったら、本のタイトルやあらすじなども含めた自由描写ってありですかね…?
「なるほど、そういった仕組みなのか…ならばまずは、ふむ……。」
【ノウサギさんの返答を待つことにしたゴスロリ】
- 47放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:59:08
- 48祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 23:03:24
- 49GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:05:29
- 50GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:06:31
- 51放浪ノウサギ25/06/05(木) 23:07:26
- 52祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 23:09:54
- 53GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:13:07
- 54GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:13:28
【昔々あるところ、とても勤勉な狸の獣っ子がおりました。】
【彼はとても貧しい家に生まれました。日の食事にも困る中、彼はいくつもの本を読み漁り、同い年の何倍も賢くなったのです。彼は特別に有名な学校に入れてもらえることになり、寝る間を惜しんで勉学に励みました】
【彼はとある神様の物語が好きでした。名を導きの神、一度その神が降臨すれば世界は神の与える技術によって変わり、皆が幸せに暮らせるようになるのだそうです】
【そんな神様のように、彼もまた鉄と電気で出来た技術の世界の一員となる事を志していました。】 - 55GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:14:51
【あの日は唐突に訪れた。】
【いつものように向かった学校の入り口が、衝合によって異世界から落ちてきた…巨大な鉄製構造物によって塞がれていた。】
【狸の獣人、リブラが最初の目撃者だった。彼はこの光景に、むしろいい意味で衝撃を受けたのだ。】
【学校で教わった技術よりもはるかに高度なものが使われていることは明らかだ。複雑な制御台、巨大な車輪、整備された内部構造…この世界のレベルそのものを超えている】
【リブラは何かに突き動かされるように分解を始めた。可能な限り色々な場所から、手あたり次第部品を雑多な器具で取り外していく】
【ソファに似たものを剥がし、巨大な円盤を背中に背負い、レバーを端から引っこ抜いた】
【…リブラは気が付くと、町の警備兵に囲まれていた。】
【とっさに今の自分の立場を振り返る…本来厳重に管理すべき衝合来訪物を勝ってに分解し持ち去ろうとしている自分の立場。】
【大人しくしていればあれらに捕まって質問責めされ、今取った物は全部没収されるだろう】
【それが終われば2度とこんな機械に触れる事は出来ず、こんな物を作れることだって2度と無いだろう】
【即ち、それは技術者としての死を意味する。リブラは咄嗟に逃げ出した】 - 56GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:20:46
【現場に居合わせた冒険者には2つの選択肢がある。】
【1つはリブラを逃がすため、逃げる彼を警備兵を倒すことによって援護する事。彼らは鉄製の棒を備えた大人の集団、彼らを倒すのは難しいだろう】
【もう1つは警備兵を援護し、リブラを捕まえる事。彼は多少の目くらましの変身を使える程度、捕まえるのはさほど難しくはない】
【どっちを選んだがによって物語は少し変わるが、大枠に変わりは無いだろう。ちなみに本物語自体の実際の展開は上のルートだ】 - 57GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:22:33
【ここには選択肢がある。狸の野望を阻止しようとするか否か。】
★選択
・リブラの見方をする
・リブラを止める
と、ここまでが物語の描写です。 - 58放浪ノウサギ25/06/05(木) 23:23:57
- 59GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:28:15
- 60放浪ノウサギ25/06/05(木) 23:38:09
- 61GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:44:26
- 62放浪ノウサギ25/06/05(木) 23:54:26
「セントラリアの衛兵さん程じゃないけれどー、流石に鍛えてるねー!」
「でもボクも逃げ隠れなら得意だからー、鬼さんこちらー!」
【殆ど重さを感じない風の魔法を刻まれた盾を頼りに、警備兵達の鉄棒攻撃を防ぎつつ】
【腹部のポケットから《パラライズアミュレット》を取り出し、警備兵へ向けて構える】
【道具の効果でパラライズ - 麻痺の魔法 - が迸り、警備兵へ襲い掛かる】
「手の鳴る方へー……ヘヘッ、そうそうこっちこっちー!」
【捕まえられそうで、捕まえられない距離を保ちつつ、タゲを取って逃げて行く】
【流石に盗賊系冒険者だけあり、とんずらをこくのは上手いようだ】
「―― ッと!捕まらないよーだ!」【先回りしていた警備兵を、ジャンプで回避】
「アッ着地硬直狙い!?……まだ!」【着地を狙う警備兵の眼前で、空中二段ジャンプ】
「本日晴れ時々サメでございまーす!」
【二段ジャンプに使った《ファフロツキーズ入りビン》の効果により現れた小さなサメが】
【鋭いがちっちゃな牙の生えた口を開いたまま、警備兵の鼻先目掛けて飛んでいった】
- 63GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 00:03:25
【兎の身のこなしに翻弄されるままに躱され、腹を立てた警備兵はサメの餌食になった。より正確には】
【棒を撃ち込んだ警備兵たちは激しいしびれを訴え、崩れ落ち膝をついた】
【そして最後に残った者は、相手が自分より逃げに置いて優れると認め諦めた。既にあの狸の獣人の姿は無く、もはや戦っても無駄だと判断したのだ】
【一方その頃。】
【リブラはその足で自宅に飛び込んで道具一式を纏めて持ち去り、わき目も降らず一直線に近くの森に逃げ込んだ】
【息を整え、興奮した表情で衝合由来の部品を地面に並べた…しかし気づいた、これで何が出来る? 家出したのはいい、だが材料も無ければこれらに関する知識も無い。】
【以降、リブラはさらなる技術と自分の何かしらの夢を実現する力を欲して各地を転々とすることになる。衝合で来た者の知識により、それが”電車”と呼ばれるものだったことに気づくのはまた別の話。】
ロスコ「ここでいったん終了。お疲れ様」
【先ほどと同じように、強い光が冒険者の視界を満たすと、あの書庫の広間まで戻っていた】
- 64放浪ノウサギ25/06/06(金) 00:14:37
- 65GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 00:19:31
- 66放浪ノウサギ25/06/06(金) 00:21:49
- 67祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 08:39:12
「流石は身軽なシーフ、軽々と翻弄しているね…ならば私は、支援に回ろうか。」
【空高く浮きながら魔力を猟銃型改造魔杖アラウンド・ヘルパー改(仮)に込めると、闇を凝縮させたような弾を何発か放つ】
「《夜の澱たる暗黒よ 重ね連なり縛鎖となれ》」
【《闇の縛鎖》。地面に撃ち込まれた魔力弾から、捕らえた対象の活力を奪い強制的に発散させる闇の鎖が、警備兵たちの腰元へと伸びる】
【外部からの衝撃には弱い鎖だが、振り払おうとする動作それ自体も追っ手の妨害になるだろうと踏んでのことだ】
1日目お疲れ様です!!!
ありがとうございました!!!明日は遅れるかもしれませんが、よろしくお願いします!!!
「お疲れ様だよ……なかなかに度胸がある者の話であったね?」
【ああいった主人公も嫌いではない…と呟くゴスロリ】
「私も、読書の時間に入ろうかと考えている……おや、ありがとう…昼餉は取りたいからね、一度戻るさ…」
【ぺこりとお辞儀をすると、『謎解きはブレックファストの前に第56巻〜特級険築士との世紀の対決〜』と書かれた本を見つけて読み始めた】
- 68GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 20:03:19
【ポータルを抜けた冒険者達は、薄暗い地下に降り立った】
【不思議な風景だ。今立っている小さな広場のような場所、ガラス張りの足元を見れば床下に巨大な時計があることが分かるだろう。その中心の位置に鳩の金属製モニュメント、それを囲むように天井に電燈がまばらに配置されている】
【これは恐らく図書館の地下書庫的なものであろう。足元の時計の外周を、放射状に配置された夥しい数の木製書架が取り囲んでいる。】
【高い天井と仄かな明かり、ほぼ木とガラスで統一されたこの場所は、徳所感特融のどこか幻想的な雰囲気を伴っていた】
【…あと、いつの間にかお茶セットが用意されていた】
ロスコ「…他の職員に客に茶くらい出せって言われてね。まあいいや、ちょっと待とうか…」
ということで準備のため待機…
今日の参加者はここに安価をお願いします - 69祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 20:10:10
- 70GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 20:12:59
- 71GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 20:28:59
- 72放浪ノウサギ25/06/06(金) 20:34:57
- 73祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 20:39:18
- 74放浪ノウサギ25/06/06(金) 20:41:51
- 75GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 20:43:19
- 76祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 20:46:41
- 77放浪ノウサギ25/06/06(金) 20:48:56
- 78GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 20:53:46
- 79放浪ノウサギ25/06/06(金) 20:57:48
- 80祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 21:03:04
- 81GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:05:47
- 82祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 21:11:02
- 83放浪ノウサギ25/06/06(金) 21:11:19
「ものによるらしいねー、それこそ何をしたいかで色々派生するらしいよー?」
【そう言いつつ、手帳を取り出しメモを読み上げる】
「えっと、隠密と不意打ちに特化し単騎での突破力が大幅に上がるのがアサシンでー」
「同じく隠密と不意打ちを伸ばしつつ、『忍術』で補助・攪乱性能も上げたニンジャにー」
「隠密と攪乱に思いっきり振って、神出鬼没を体現する怪盗(ファントムシーフ)とかー」
「旅行能力に大きく振って、未開の大地の斥候として大活躍するワンダラーもあるしー」
「ダンジョンのトラップ関連の専門家として活躍するトレジャーハンターも盗賊系ー」
【言い終えるとメモをしまい込む】
「ボクはまだ何を目指すか決めて無いんだけれどねー、歌は得意だからそれを活かしたいとは思うけどー」
「ハロー、シープ!ちなみにボクはシーフ!」【片手をあげ、軽快にそう挨拶する】
「その商品は幾つか買っても良いのかいー?」【興味深げに見まわした後】
「一つだけなら『9の字型のカギ』が欲しいー」
「複数OKなら……全部欲しいかな!?」【と語り掛ける】
- 84GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:15:44
- 85放浪ノウサギ25/06/06(金) 21:21:45
- 86GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:31:50
- 87放浪ノウサギ25/06/06(金) 21:38:45
- 88GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:43:52
- 89GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:44:30
【この海の被害者はこの1月で30人を超えている。】
【最初は、海岸から離れすぎた観光客が。有翼種の救助員が向かう途中、突然海の中へ消えた】
【同じ日に行方不明者が5人いたことが分かり、翌日から観光客は誰も来なくなった】
【観光地であるこの場所でこんな状態は続けば大損だと誰もが騒ぎ立てる。早期に調査に潜った素人部隊は全員消え、少ししてやってきた専門のダイバー隊は凡そ8割が文字通り海の藻屑】
【あの海には化け物がいる……帰ってきた者によれば、それは人魚だという。美しい声を奏で、海に溶けるような青を纏った人魚】
【誰もが尻込みする中、1人の男が名乗りを上げ、周囲の者の制止を振り払って船を走らせた。】 - 90GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:46:19
【冒険者達は船の上で、1人の少女と対峙していた。】
【その容姿は人間離れしたものだった。輝く鱗を備えた尾に、宝石のように透き通った人間に似た形の肉体を備えた美しい姿だった。その口から紡がれる穏やかな歌が、不思議な事に冒険者達の耳によく届いている】
【どこか濁った黒目を向け、手に持った銛を相手に向けていた…】 - 91祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 21:47:53
「なるほど、派生先が色々あるのだね?どれを選ぶとしても、貴公の行く末に極光のあらんことを…!」
【納得して頷くゴスロリ】
「ありがとう……あぁ、傘に当てて音楽を奏でたものだよ…!」
【受け取り懐にしまい、最終的に上手く行けばセントラリア交響曲第8番まで奏でられるようになったね…と呟くゴスロリ】
「おやすみなさい…良き静夜の、あらんことを…!」
【そっと手を振ると、店をあとにした】
「おやおや、語りたくて仕方がないみたいだね?ここは、アレを試してみる時か…?」
【包帯の障壁の中でフリル付きの黒下着姿になり、特徴的なセーラー服を着こむ祀り香】
【その左腕には、外された留め金が輝いている】
「おや、ローレライかセイレーンの類いかね?」
【セーラー服の懐から短槍を取り出す】
- 92GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:48:01
- 93GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:54:39
- 94放浪ノウサギ25/06/06(金) 21:54:46
- 95祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 22:02:50
「ふむ…?
しかし貴公…果たして私の、その姿に…耐えられる保証は一体あるのであろうか?」
【余裕を見せるように微笑み、返答をする祀り香】
「頑張りたまえよ…私も応援しているからね…。
これかい?これはだね、奥の手の……
…ふむ。」
【そこで人魚の動きに気づいて短槍を構え】
了解しました!!!
「何ィィィッ────!!?」
【とっさに包帯を襟から出し、下に着込んでいた特徴的なセーラー服の左上腕の留め金を一気に留め───起動した】
【刹那】
【赤黒い繊維が喰らい尽くすような増殖で繭のように全身を覆った後、変化する】
【手足を重点的にカバーし、逆に胴体は局部3点を覆うのみというマイクロビキニめいた露出度のそれは、《火薬庫》さん謹製の魔術礼装『極兵服』の起動形態である】
「────!!?」
【全身に展開される魔力障壁によって、銛の軌道を逸らそうとする試みだ】
- 96放浪ノウサギ25/06/06(金) 22:07:43
「 ―― ワッ!?フックバリスタ射出ッ……!」
【突然の投擲に全く反応できず、派手に吹き飛ばされる兎】
【左手のフックバリスタを射出し、船の小高い所にしがみつき、何とか落下を耐える】
「……やってくれたねー、《魔導合銀のパリングダガー》のバリアが一発でオジャンだよ!?」
【見れば、兎の周りを光る球状の力場が覆っていたが ―― それに亀裂が入り、パリンと割れた】
【所持しているだけで自動的に防壁を展開する、防御タイプのマジック・ダガーによる防御だ】
【リキャスト時間は60分程……1戦闘に1回の切り札である】
「こうなったら出来るだけ足引っ張らないように自衛をしないとねー?」
「元神サマー!ごめーん、ちょっとだけお時間稼いでくださいー!!」
【背中に背負ったリュックから《風紋様のタワーシールド改》を外し、構える兎】
【全身を覆い隠すその盾の裏で、防御呪文と強化呪文を自身に掛けていく】
「風と雨とが織りなす雲よ!我が身を包みて、一時の安息を与えたまえッ!」
「―― 〈綿雲の服〉コットンクラウド・クロース!」
【ダメージ肩代わり機能を持つ雲の服を身に纏い】
「無垢なる光よ!我が眼前に集いて、命護る盾となれッ!」
「―― 〈聖光の盾〉セイクリッド・シールド!」
【砕けた球状のバリアに変わる光の盾を、自身の持つタワーシールドの表面に纏わせ】
「小さく力強き者の魂よ!我と共に千里を歩み、地平の彼方へいざ飛ばんッ!」
「―― 〈飛蝗の脚力〉ローカスト・レッグパワー!」
【兎亜人の脚力を、さらに増強する呪文を使い、瞬発力を大幅に増強していく】
- 97GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 22:14:04
- 98放浪ノウサギ25/06/06(金) 22:33:08
「アー、なるほどそういう感じの……あんまり言葉を交わすのは止した方が良いかもねー?」
【その濁った瞳を見つめて語り合うと、正気を持っていかれそうだと感じ、身構える】
「これでも逃げ隠れにはちょっと自信あってねー、そう簡単に倒れてやらないよーだ!」
【周囲の異変を察知すると同時に、両足に満身の力を込めて踏み切り、高速垂直上昇を繰り出す】
【船を遥か見下ろす高度まで、脚力だけで跳躍し終えた後は、《むささびケープ》の力で滑空姿勢】
「さて、ここから無差別爆撃ー……すると仲間に危険が及ぶしー、上手い事対策を考えないとー!」
「ひとまず、また銛で狙い撃ちされないよう、タゲは外しとかないとー!」
【そう呟き、また別の魔術の詠唱を始めながら、腹のポーチに手を突っ込む】
「無色の魔力よ!我が周囲に漂いて、仇なす者らの視線を逸らせッ!」
「〈視界屈折鏡〉オブティック・プリズム!」
【視覚探知遮断の魔法を唱え、上空で滑空中の姿を光の屈折により覆い隠し】
(……見えない所からの連射、コレで仕留めるー!)
【そのままある程度近づいたところで、ポーチの中から《Usa9mm短機関銃》を取り出し、引き金を引く】
【Pa ra ta ta ta ta ta !! と軽快な破裂音が響き、鉛玉の嵐が人魚へと襲い掛かる!】
- 99祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 22:46:27
- 100二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 22:48:02
このレスは削除されています
- 101GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 22:51:12
「…しぶとい」
【相手を見失い、人魚は忌々しい様子で呟く】
【かかと落としを正面で喰らって倒れこむと、初めて感情らしい怒りの表情を浮かべた】
【突然、間欠泉のような上昇水流が船を貫通し、瞬く間に船を半分ほどガラクタにした】
【数人しか乗れない小型船とはいえ…凄まじい音が響き、木の破片があたりに飛び散る。これに対応して防御をするなら、銛を刺せばいい、と】
【鉛玉を先ほどの水で撃ち落とし防ぎながら水中に飛び込み、先ほど弾かれて海に落ちた銛を回収、と同時に海中で高く掲げた】
【…やりたい放題、と言ってもいい。いくつかの鉛玉を傷を負いながらも人魚特有の生命力で回復を始め、呪文を唱えると周囲の海そのものが捻じれた。重力を完全に無視した動きで、2人に向かって水の拳が兎に向かって放たれた】
- 102GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 22:52:12
※ミスのため書き直し
そしてこの行動が最終攻撃なのでこれに対抗して最後の攻撃をお願いします! - 103放浪ノウサギ25/06/06(金) 23:11:33
(※了解です!)
「ウワーッ、足場が……えーい、コレだッ!『アイシス』ッ!」
【大破する船を見て驚くも、即座に滑空先を変えると同時に、海面へ向けて《氷結魔法石》を投擲する兎】
【冷気の爆発により、海上に現れた小さな氷の足場に着地すると、再度大跳躍して空に舞う】
「ここが巻き戻る物語の中で良かったー、色々遠慮なくアイテムを使えるから……そらっ!」
「《凍結魔宝石 - グラシス・ジェム》の大盤振る舞いだー、遠慮なく受け取ってよ ―― 『グラシス』!」
【そして向かってくる氷の拳に対し、お一つ三万Gもする高級氷属性攻撃アイテムを複数投擲、一斉起動し】
【水の拳による攻撃に対し、水の凍結による妨害を試みる】
「そしても一つー、こっちは炎属性……焼き魚になっちゃえー!」
【同時に、一際輝く魔宝石をポーチから取り出すと、それを抱えたまま人魚の上空まで滑空し、投下】
「……『エクスプロージョン』ッ!」
【『それ』が人魚の頭上に近づいたタイミングを見計らい、起動パスを詠唱すると】
【偉大なる魔術師の切り札を模した、直径30m程の大爆発が巻き起こり、周囲の全存在を焼き上げようと暴れ狂う!】
- 104GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 23:11:51
- 105二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 23:33:14
- 106GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 23:36:51
※祀り香さんの行動反映は>>105を消して後で追加します
とりあえず終わりのナレーションをば
【冒険者達の視界を、眩しい光が覆った】
【彼女の名はピスケッタ・フェアウェル。何故それが分かったのかというと、彼女には妹がいたからだ】
【妹のカルカニスは、彼女が変になったのは両親の死亡事件が原因だという。狂暴な巨大魚に襲われたことによる文字通り無残な最期を目の前で見た彼女は、それがとても美しいものだと感じたそうだ。それ以来、小さな魚から始まりイルカやシャチ、果ては同族や人間を狙うようになった…】
【この世には満たすことが許されない欲望がある。誰かの傷を必要とする欲望は、それこそここが何も傷つかない世界でもなければ、即ち破滅を意味する。】
【今、姉の事を知るのはこの妹しかいない。カルカニスは様々な魔法の制作に携わった伝説的存在だが、かつて自分より才能に溢れていた姉の事は終ぞ誰にも言えなかったのだという】
【冒険者達が目を覚ますと、最初の書庫の広間に戻っていた】
- 107GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 23:42:13
- 108放浪ノウサギ25/06/06(金) 23:56:43
(アレは ―― まだ生きてるね?行動不能には陥ったみたいだけれどー)
【自身の火力の中で最大級のものを叩きつけて尚、相手が絶命していない事に、冷や汗をかく】
【海中に沈む人魚を追撃する術は、兎には無い。たとえあったとしても、撤退を選ぶべきだろう】
「世の中は広いやー、ああ言うのと真正面からやり合えたら、上級冒険者になれるのかなー?」
【上には上が居る事を知り、そうそっと呟く兎。彼女にとっても上級冒険者は憧れの的だ】
【高難易度なクエストをこなし、高額の報酬を受け取る……幾度、自身も斯くありたいと願ったか】
(まだまだ遠いかなー)【と、そんな事を考えている途中で、光に包まれて ―― 】
「……あっ、タダイマー!」【戻って来た事に気が付いて、栗鼠の司書に挨拶をする】
「アレは強烈だったねー、ボクも何度か大規模依頼に参加した事があるけど、それでも大分ビビッたよー」
「年齢制限を付けた方が良いと思うねー、いや戦闘経験を元に制限した方が良いかもー?」
【そう言いながら、最後に脳内に入り込んできた情報の恐ろしさを思い、表情を曇らせる】
【ファドラの兵士の中にも、稀に似た嗜好を持つ者が居た、彼らも何かに狂わされたのだろうか?と】
「はーい!……そう言えば結局このカギ使わなかったなー、別の所に鍵穴でもあるんだろーか?」
【そして、司書を見送った後、図書館内の鍵穴探しの旅に出た……無謀では?】
- 109GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 00:06:00
- 110放浪ノウサギ25/06/07(土) 00:10:30
- 111二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 00:16:49
- 112GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 00:30:51
- 113GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 00:35:02
- 114祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 08:10:28
訂正追加ありがとうございます!!!ということで修正をば……!
了解しました!!!そしておのれ23時のホスト規制!!!
「生と死も司っていたからね…怪異になっても、しぶとさはお墨付きだと、も…ッ」
【浮遊と超強化された身体能力を活かして固定した包帯を蹴って加速しつつ方向転換、上昇水流を避けると】
「これは酷い壊されようだ……ノウサギ殿…ッ!!?」
【木くずは魔力障壁に阻まれダメージにはならなかった。顔色を変えて振り向き】
「良かった…無事であったか!」
「しまっ…ぐぁァァッ!!?」【ほっとしたが、水の拳への対処が一瞬遅れて天高く吹き飛ばされてしまった】
「くく……なかなかやるじゃあないか…だが、貴公…最初の言葉を、忘れてはいるまいな?」【しかし魔力障壁のおかげかほぼノーダメージな祀り香。体勢を整えると"怪異回復増強ポーションN.E.O"を飲み干し】
「これが今の、私の姿なのだよ…!」
"SCYTHE"
【陶器の如き肌の球体関節人形の姿になり、肌を突き破って背中に生えたジェットで勢いをつけ斜め上から超加速】【短槍に生やしたアダマンタイト級のエネルギー刃を、人魚の首へとすれ違いざまに高速で振りかぶる!】
了解しました!!!ありがとうございます…!!!
「望む世界に、生まれ変わらんことを……
……悲劇が無ければ、目覚めなかった欲望…か。」【斬られ沈んだ人魚を見届け、光の中で顛末を聞くと十字を切って本から戻った極兵服】
「あぁ…そういった悲劇をできるだけ防ぐことも、私たちの仕事の1つであるね…。【頷くと、留め金を元に戻し深く息を吐いた】
信頼してくれて助かるとも……!
無論、また見せるさ。たぶん、明日中にね?
今日はもう寝ようと思う…おやすみなさい、良き静夜のあらんことを…!」【手を振り、ポータルを通ってギルドへ戻っていった】
- 115GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 15:09:29
- 116祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 18:17:08
了解しました!!!お気になさらず…!!!
- 117GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 20:02:09
【ポータルを抜けた冒険者達は、薄暗い地下に降り立った】
【不思議な風景だ。今立っている小さな広場のような場所、ガラス張りの足元を見れば床下に巨大な時計があることが分かるだろう。その中心の位置に鳩の金属製モニュメント、それを囲むように天井に電燈がまばらに配置されている】
【これは恐らく図書館の地下書庫的なものであろう。足元の時計の外周を、放射状に配置された夥しい数の木製書架が取り囲んでいる。】
【高い天井と仄かな明かり、ほぼ木とガラスで統一されたこの場所は、徳所感特融のどこか幻想的な雰囲気を伴っていた】
【白翼のハーピー、ウィルコ・アンセムはテーブルに置かれたお菓子をつまんでいる】
ウィルコ「…一応、今日がこの図書館イベントの最終日よ。あのリスは別んとこにいる。まあ、まだ始めるには早いし待っていて」
参加者はこのレスに安価をお願いします - 118祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 20:10:19
- 119GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 20:12:12
- 120祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 20:15:41
- 121アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 20:19:15
- 122GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 20:23:01
- 123祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 20:25:42
- 124アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 20:29:03
- 125祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 20:34:15
- 126GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 20:34:20
- 127放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 20:35:54
- 128GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 20:36:59
- 129アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 20:39:28
- 130放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 20:44:25
野兎「ハーイ!……いよいよコレが役立つ時が来るんだねー、最後の報酬、楽しみだよー!」
【ダンジョンを踏破し、宝箱の前に立ち、それを開錠する瞬間を想像、ほくそ笑む野兎】
【ルンルン気分で足取りも軽く、9の方向へと歩き出す】
海竜「おっ、追加報酬とかあるのかしら……ま、ウチはゴールド大量も嫌いじゃないけれどぉ?」
【宝箱一杯の金貨の上に寝そべり、アイマスクを付けてゴージャスお昼寝を想像する海竜】
【龍種らしき牙を剥きつつ笑みを浮かべ、のっし、のっしと大股で力強く歩いていく】
野兎「ハーイ!ダンジョン探索が必要になったら任せてくれて良いよー!」
海竜「どつき合いになったら頑張るから、それまでは……ヨロシクお願いするかしらぁ!」
【軽い調子で手を振りつつ、一行の前の方を歩く即席パーティ】
- 131祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 20:44:39
「おや、そうなのかね?ふむ…すると2つ目の鍵を手にした者は、報酬を一つ多くもらえるのだろうか…?
とにかく、進もう……この文字盤、昇降機にもなるのだね…?」
【先の位置から再挑戦するわけではない、元の位置に戻す必要はなさそうだ…と呟きつつ、ふよよよとあとに続くゴスロリ】
「おや、ごきげんようノウサギ殿…
…?
おぉ、海竜の巫女殿じゃあないか!改めて久しぶりだ、身体は大丈夫らしいね?貴公達も、頼もしい限りであるよ…!!」
【手を振り、後ろの冒険者に気づいて目を凝らし、再度手を振るゴスロリ】
「いや、私は「雨の音」と呼ばれる絵本を買ったね…ふむ。そういえばこの絵本、どのような効果があるのだろうか……なくとも、絵本ではあるが。」
【絵本「雨の音」 を懐から取り出しつつ】
- 132アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 20:48:58
- 133GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 20:49:26
- 134放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 20:53:38
海竜「おっ……アッそうか、こっち基準だとお久しぶりになるのねぇ!」【尻尾を振って挨拶】
海竜「実は色々あって、時間跳躍で半年程未来に飛ばされてぇ……ちょっと感覚の、ズレが」
【海竜の巫女がそんな挨拶をしている横で、野兎は『えっそれマ?』的な表情で話を聞いていた】
野兎「……色々あったんだねー、それはそれとして、例のカギはボクが持ってるよー!」
【昨日、羊の司書さんから買い求めた《9の字の鍵》を取り出し、一堂に見せた】
野兎「報酬は折半で良いけれどー、ボク火力無いからー、良いとこ見せて欲しいなーって!」【チラッチラッ】
野兎「アノマスさんなら、ボクよりは戦い慣れしてると思うし、集中してれば大丈夫ー!」
野兎「昨日は会話中にいきなり攻撃してくる敵も居たから、備えだけはしとくと良いかもー!」
【軽い口調でアドバイスする兎】
海竜「今回、ウチは前衛名義でパーティ入りしてるからねぇ、前線は張らせて貰うわぁ」
海竜「後方までは多分カバーしきれないけれど……余裕があったら何か飛ばすからぁ」
【手をひらひら振りながら、割と放任主義の海竜】
野兎「これは最初の本の……狸さんも!?アレのお話の続きなのかなー?」【興味深げに手を出す兎】
海竜「ビースト系の敵かしらぁ?古く尊き龍種の前では、非力な存在ねぇ」【髪をかき上げ、嗤う海竜】
- 135祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 20:56:43
「なるほど、ギルドの鑑定ならば精度の保証はあるからね…!あのタンバリンは…装置で叩いて起動するならば、使い道はありそうなのだが…」
【無論、近接戦も頼りにしているとも…と微笑むゴスロリ】
「おや、出迎えてくれるのだね?あるいは…呑み込もうとしているのか。」
【ふふ、と挑戦的な笑みを浮かべる】
「もちろん安全は確保されているであろうが……
……ふむ、あの2冊の続きかね?」
「その顛末は過去ログで見たよ……とても大変な事態であったね、お疲れ様だ…
【同情の眼差しを向けるゴスロリ】
ところで、時間流の外に何を見たのかね?貴公が良ければ、教えてくれないか……
ふむ、やはり貴公が持っていたか…おや、折半してくれるのかね?ありがたい申し出だ…無論、遊撃ならば任せてくれたまえ…!」
【重々しく頷くゴスロリ】
- 136アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 21:01:20
- 137GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 21:02:39
【本は開かれた…】
【tell the tale of tale】
【あの月夜超えの祭りの夜。衝合発生後。】
【辺りに物が散乱している。兎達と共に踊っていた内の1人、リスの獣人はその場に立ち尽くしていた】
【……何が起こった?】
【何か…渦のようなものに殆どのものが吸い込まれた。】
【焚火をしていた辺りはまっさらだ。もう何も残っていない…】
【尻尾がおかしい。あの渦に吸い込まれそうになって、尻尾だけ挟まった。何処に? 分からない…。火花が散っているみたいにバチバチする。】
【リスは呆然と上を向いている。】
【突然、その尻尾から強い爆発と強烈な引力が起こった。言葉の前にさらに片目が虹色に光り、勝手に体が浮き始めた】
【助けて、と口にする間も無くその体に電撃が迸り、彼は立ったまま気絶した。】
【転がっていた木材が唐突に発火した。その体に何らかの魔力以上が起こったことは確実だろう、既に意識の無いその体から溢れる魔力が、本人のみでなく周囲にも影響を及ぼしている】
【「逃げろ」、と誰かが口にした。数人が暴走に近い彼を見てその元へと急ぎ、残りは青ざめて逃げ出した】
【冒険者は気づけばその場所にいた。混乱の中で…】
★選択肢
・防御する
・リスの獣人を説得しに行く
・逃げる
- 138放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 21:09:11
海竜「分からない」【苦々しい顔で、即答する海竜】
海竜「ウチ、龍の裔としてご先祖様の記憶の一部を引き継いでるからぁ、ピンチになると色々勝手に分かるんだけどぉ」
海竜「あの、時間の外に飛ばされている時に視界の端を過ぎったあれは……全く、理解を超えてたとしか……」
【肩を竦めながら、ありのままを素直に語る】
海竜「道具……?そこんとこ、どうなのぉ?」【後ろに居る野兎に質問を振る海竜】
野兎「アッ、道具は問題無く使えるし、消費してもこっち側に戻って来た時に元に戻るよー!」
野兎「負傷や死亡も物語の中だから無効になるようだし、ちょっとした闘技場みたいに思えばー?」
【そう言いつつ、鞄の中から強い力を放つ魔宝石を取り出し、悪い笑みを浮かべた】
野兎「ボクは隠れてるからー、あの栗鼠さんの説得お願い、悪い方じゃないんだー!」
【即座にボードシールドを構えつつ、バッグの中から黄色く光る『魔本』と古びた楽器を取り出す野兎】
【野兎 ⇒ コマンド ⇒ 防御する】
海竜「やれやれ……ま、良いわ……アンタよりウチの方が体頑丈だしねぇ?」
【青い龍の首を模した小手を嵌め、その口にカードを挿入、青い夜空のような巫女服に変わる海竜】
海竜「ちょっと……目を覚ましなさいなぁ、後ろの変な渦に操られているのかしらぁ?」
海竜「そういうのに関わると得てして面倒な事になるものだからぁ、サッサと尻尾抜いちゃいなさい!」
【全身に『気』のエネルギーを漲らせながら、ゆっくりと言葉をかけつつ真正面へと歩み出る】
【海竜 ⇒ コマンド ⇒ リスの獣人を説得しに行く】
- 139アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 21:16:17
- 140祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 21:18:24
「そうか……かの存在は、時空間をも、龍神の娘をも越えるというのか…!
全く末恐ろしい限りだ、この世界は…。」
【無理に思い出さなくて良い…ありがとう…と、ぺこりとお辞儀をするゴスロリ】
「しかし、その理由であれば…100回叩かないと出ない仕様にはしなさそうであるね…?ふむ、生命体ではなく機械が高速で叩いて発動するならば、自動回復としては活用できそうなのだが……」
【と呟きながら本に手を触れ、念じる】
「────犠牲者をこれ以上出さぬために……ッ!」
【リスの獣人へと駆け出し、下に着込んでいた特徴的なセーラー服の左上腕の留め金を一気に留め───起動した】
【刹那】
【赤黒い繊維が喰らい尽くすような増殖で繭のように全身を覆った後、変化する】
【手足を重点的にカバーし、逆に胴体は局部3点を覆うのみというマイクロビキニめいた露出度のそれは、《火薬庫》さん謹製の魔術礼装『極兵服』の起動形態である】
【全身に展開される魔力障壁によって、魔力の影響を防ぎつつ近寄ろうとする試みだ】
「貴公、そこで止まりたまえ……絶望に呑まれるには、まだ早いぞ…仲間は僅かだが、生き残っているのだから…!」
【『装備の重さが軽いほど防御力が増す』盾を構えつつ、柔らかくも鋭い口調で説得しようとする】
- 141GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 21:22:36
- 142GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 21:25:09
【先ほどよりも前の話。技術の天才であった狸の獣人リブラがかつて信仰していた”導きの神”。機械と技術の力で世界を導く神様】
【その存在はほとんど知られていない。リブラは本でその神の知識を得たが、ただそれだけである。本の中の神に憧れを抱いていたが、あくまで物語上の架空の存在であると考えていた。】
【だが、実の所本当にその神は存在した。リブラの生まれ故郷から遠く極東、ごく小さな神社に祀られている神である。かつて信仰が足りず一度は消えかけたものの、近年の技術の発展と共に力を取り戻し声を聴けるらしい】
【リブラは現地、神社に赴いた。神社の守り手である同族たちに見守られながら、彼は膝をついて天啓、神の技術を授かった】
【結論から言えばリブラは失望した。時代遅れだった。】
【いくら神でも一昔前の神。当時この狸は衝合由来の物品の研究を続け、今の基準でも進んだものを持っていた。】
【特に電気と金属の知識に置いては神を完全に上回っていた】
【こんなものが神なら、必要ですらないと思える。親切かつ思慮深い口調で語りかけてくる神の口調は、猶の事彼を苛立たせた】
【なので、リブラは…どうすべき?】
【冒険者は彼の姿を見て…】
★選択肢+ダイス
・侮辱:「そんな神なんていらない」
・決闘:「私が勝ったら、神の看板を下ろしてもらう」
・協調:「神よ、私は教えられるだけの存在ではありません」(1d100。リブラに助言が与えられます。一番高い1つのみが彼に聞こえます) - 143放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 21:35:21
海竜「……ッ!?チッ、足が早 ―― 」【突如現れた、狸の獣人へ小手の口を向ける巫女】
野兎「スターップ!?あの方も悪い方じゃないんだー……多分、おそらく、部分的に!」【急ぎ静止する野兎】
【そうこうしている内に場面が切り替わり ―― 】
海竜「まー、極東の神々にはピンからキリまでいらっしゃるからねぇ……?とは言え」
【小手は外さず、変身も解かぬまま、そっと狸の獣人に近づき、語り掛けてみる巫女】
海竜「アンタは一部、神様より進んだ技術を持っているそうだから、それを共有してみればどうかしらぁ?」
海竜「案外、神様がそれらの知識を習得して、より面白い技術を編み出してくれるかもしれないし ―― 」
【そこまで言った所でウインク】
海竜「神様が共同研究者、ってのもそれはそれで楽しいと思わなぁい?」
【海竜 ⇒ 協調:dice1d100=7 (7) 】
野兎「アー、そういう……神様ってなんかこう、チョー凄い存在って訳でも無いんだねー」
野兎「難しい問題だけれど、狸さんの知識が神様を上回るなら、神のカンバン貰っても良いんじゃないー?」
【左手にボードシールドを括りつけたまま魔本を持ち、右手で楽器を小脇に挟み、完全に戦闘状態のまま】
【割と軽い口調でそんな事を語る野兎。神の恩寵乏しきファドラ育ちの野兎は、信仰心とかあんまり無いのだ】
野兎「もし看板奪ったらー……こんどは狸さんが技術の神様を名乗るのもオモシロソーじゃない?」
【野兎 ⇒ 決闘】
- 144祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 21:35:44
「おおっと……良かった、息はあるね……良かった…!」
【てきぱきと呼吸と生命反応を確認するゴスロリ魔導人形】
「ふふ、肩を許す友もいるではないか……!2冊を追ってきた身として、感慨深いね…!」
【静かに後ろ姿を見送った】
協調:「神よ、私は教えられるだけの存在ではありません」を選択
dice1d100=93 (93)
「ふむ……。衝合というイレギュラーは流石に権能の範囲外であったか……人の子が発展するのは嬉しいが、完全に上回られるのは…うむ。
同じ神として、同情するよ…
【複雑な視線を向けるゴスロリ】
だがしかしリブラ殿、長き世を観てきた超常存在の助けというものは貴重で、人脈もあるであろう…再び力を取り戻せば、必ず助けになるはずだ。
それに、温故知新…旧き技術でも有用なものがあるのは、異世界の知識を学んできた貴公にも分かると思うが……」
【まっすぐ見据えるゴスロリ】
- 145放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 21:35:59
(※これだからダイスの女神は……【顔を覆う】)
- 146放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 21:40:37
- 147祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 21:42:31
- 148アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 21:45:48
「内に収まらない魔力をどうにか外へ逃がしてた…?巫女.さんの言うように尻尾を抜くのが正解だったのね…」
「ありがとう巫女.さん…」
【あのまま尻尾を抜かずにいたらと思うと身が震え、明確に指示を出した巫女.さんへ感謝し】
【落ち着き、話し合う参加者達と気を失ったリスさんを見守るようにしているとリスさんを背負い去っていく狸の獣人。それを追いかけようとすると──】
「…あれ?」【光に覆われ場面が変わった】
【>>142信仰を捧げ、天啓を待っているように見える狸の獣人が、当然背負われていたリスさんはいない】
【そんな彼が目に宿しているのは失望と苛立ち。与えられたものは期待していたものとは違い、なんなら自分が凌駕してさえいたのだ】
「知識は共有、すべきだよ…古いものは新しくなるべきって感情にはわかる部分もあるけれど…
…なんでも要らないって切り捨てちゃうのはダメ。今までの知識だって基盤になったものがあるんだから
数は個の才に勝る力とも言うじゃない?力を合わせればより良いものだって作ることも出来る…はず」
協調:「神よ、私は教えられるだけの存在ではありません」を選択dice1d100=42 (42)
- 149放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 21:46:22
- 150アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 21:47:45
増えてるんだけど増えてない…そんなダイス
- 151祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 21:50:09
- 152GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 21:51:05
- 153GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 21:53:30
【時系列は…リブラが祭りの現場からリスをさらってきた所にまた戻る。】
【リスの獣人を自身の工房へ引きずりこむと、リブラは無理矢理装置に座らせ手足に器具を巻き拘束した】
【この時にはリスの獣人は既に目覚めていた。彼の抗議をすべて無視し、レバーを引く。凄まじい魔力が電力に変換されて無数の電線へと流れ、部屋の隅に置かれた巨大な車輪がぐるぐると回る】
【しかし数秒で止まった。あまりに強い電力がスパークを起こして壊したらしい】
【リスは抗議した…やっていることが無茶苦茶だ。狸は反論した。君は怪物になった。居場所は無く、あの場にいればいずれ殺されていたに違いない】
【リスの獣人は今の立場を考えた。恐らく自分の体には衝合により身に余る力が宿っている。ある意味で今は匿われているのだ、外に出れば捕まり、今より酷い扱いを受ける可能性がある】
【その夜、リブラに放置され装置の中で寝込んだリスの獣人は悪夢を見た。兎や他の参加者達に、祭りを壊したのは彼だと責め立てられる夢。違うと言いたかったが、彼の尻尾の破滅的な輝きがそれを許さなかった】
【翌朝。リスの獣人はリブラが戻ってくるなり泣き始めた。彼は目標と生きがいを失った、あの踊りと祭りはそれだけ大切なものだったのだ】
【一通り終えて静かになると、流石に気の毒に思えたリブラは…】
★選択肢+ダイス
・夢の話
・希望の話
再び1d100ダイス。大きい方を彼は話します - 154放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 22:01:36
海竜「アレは明らかに怪しすぎたからねぇ、最悪の場合、尻尾斬りも考えてたけど……そうならずに済んで良かったかしら」
【栗鼠さん救出の場面を思い出す。即座に引っ張らなかったのは尻尾が千切れる事を懸念してのものであったが】
【あのまま戦闘に入っていたなら、きっと即座に切断を狙ったであろうと、そう考えた】
海竜「光より速いもの……ナールドヴィーング様?」【古龍脳の巫女、龍種こそ世界最速という安易な発想だ!】
野兎「……何かソワスレラの快速列車みたいなー?」【こだま、ひかりの並びに、何らかのニュアンスを感じる野兎】
海竜「どっちも同じじゃないかしらぁ?」【選択肢を見て、首を捻る海竜。その脇腹を小突く野兎】
野兎「ボクに考えがあるんだー、ここはひとつ、希望(のぞみ)の話を……!」【そっと海竜の耳に、そう囁く】
【海竜、野兎 ⇒ 希望の話】
【海竜:dice1d100=2 (2) 野兎:dice1d100=91 (91) 】
- 155祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 22:05:42
「おや…流石は神格、お見通しであったね…?丸く収まったようで良かったよ。」
【頷くゴスロリ…ちなみに極兵服は留め金を外して下に着ている】
「光よりも速きもの……重力やタキオン粒子…という話では無さそうだね…?」
「ソワスレラの快速列車……ふむ?
……!」
【目を見開くゴスロリ】
【ティン、と、蒙が啓された音がした】
希望の話dice1d100=47 (47)
「仲間も、夢も失い、元凶と扱われ、親友の元に匿われて……しかし、それでもまだ生きている…。
……まだ、希望はある。何度でも…とは言わないが、どこか遠い地でやり直せるはずだ…」
【同情の眼差しを向けるゴスロリ】
「それでも絶望に沈んだならば…望む世界に生まれ変わることを祈ろう…」
- 156アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 22:09:30
【起きるどよめき。それを発した狸の獣人──リブラはどうかしたのかと周りは思ったのだろう】
「光より、速いもの?…っ」
【神様から投げかけられた問いが頭に残ったまま場面の転換である眩い視界に少女は目を細めた】
「こんどはさっきの連れていかれた場面より後の…?」
【目に入ったのはリブラさんに引き摺り込まれ、何かの装置に座らせられるリスの獣人】
「……………」
【何があったのか理解にも時間がかかるだろう。自分ならそうなり分からぬままに捕まり責め立てられ】
【そんなイヤな夢を見て目覚めた後に、希望を失ったと再び自覚させられる。こうなったのはお前のせいだと仲間の口から言われるのだ】
「夢を失い…いなくなりたいって思う状況で夢のお話を聞けるほど、私は強くないから……」
選択肢:希望の話dice1d100=32 (32)
- 157GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 22:14:10
- 158祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 22:18:24
- 159アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 22:24:46
- 160放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 22:25:15
野兎「栗鼠さんはアレで救われたのかなー?狸さんは……ま、大丈夫だとは思うけれどさー?」
野兎「産まれた土地を離れてってのは、簡単な事じゃないんだ……前を向けると良いんだけれどー」
【衝合に巻き込まれ、奇妙な力を得、それによって人生の狂った栗鼠さんを心配している野兎】
海竜「光速を超えるのは不可能……?エッ、じゃーあの神様の発言は謎かけだったってコト……!?」
【狸さんの話を聞き、神社のアレは直接的な問いでは無く、何らかのインストラクションだったのかと思い】
海竜「光を超えたいと思う心かー……確かに、ギルドの剣士さんにも光速を超える方が幾人か居るけれどぉ」
海竜「誰も心の強い方ばかりに見える物ねぇ……ウチもいつか超光速ドラゴンになれるかしらぁ?」
【超光速戦闘への望みをそこそこ強く胸に抱いた海竜であった ―― スクロールは流石に無茶であると申します】
【そんな事を話しつつ、一人と一匹はそっと本へと手を伸ばした】
- 161GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 22:26:40
【何かの声が聞こえる】
「上手く出力を得るには制御が必要だ。魔力制御装置を作る」
「出来るか…?」
「魔力は現象だ。科学が勝てぬ理由は無い」
「鉄は貴重品だ。なにか資金源を…」
「…舞台を見つけてほしい。幾らでも踊って稼いでやる」
「了解」
「折角なら魔法を使ってみたいな。この尻尾あればいくらでも魔力使えるんだろ?」
「教えてもいい。実は魔法も得意ではあった」
「…なんでも知っているなあ」
「完成した。まだ数人乗れるだけだが…動くことを確認したい」
「…おお動いた! この電車?ってのは…乗り心地はあまりよくない」
「試作機だから仕方ないだろう」
「…でもよく考えたら電車って機械名だろう。なんか名前つけたほうが良くない?」
「君に任せる」
「いいの? じゃあ前々から考えていたのがあるんだけど…」
- 162GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 22:27:09
- 163GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 22:27:58
【音や光より速いもの】
【それは望み。望みが夢を実現する。】
[tell the tale of tail:難易度12]
[Theme song: NZM / the 4th]
- 164GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 22:30:06
「何となく察していただろうけど」
【リスの獣人、運命の司書ロスコ・シェットはいたずらっぽく笑った】
【尻尾が軽装の装甲に覆われている。恐らくあれが戦闘時のフォームという事なのだろう】
「最終解禁はこの僕だ。始めようか」
【ロスコは尻尾を振った】
【闘技場の重力が2倍ほどに膨れ上がる。同時にポータルがいくつも出現、そこから放たれる棘付きの蔓植物が鞭のごとく襲い掛かった】
【さらに冒険者たちの足元に強烈な冷気、氷呪文の構えだ。即座にいくつもの氷の氷柱が生える】
【属性複合の呪文による全方位攻撃。これが無尽蔵の魔力を糧とする自然そのものの力】
【初手から容赦なく、攻撃が冒険者達を襲う】 - 165GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 22:34:11
次のロールは大体10:50分くらいでいきます
- 166放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 22:37:01
海竜「へー、割と仲良くやれてるじゃない!無限の魔力は便利よぉ、選択肢が広がるしぃ」
【研究が進んでいくのを、横目で見ながら頷いている海竜。機械に付いては……言及しない】
野兎「良かったー、前を向いて生きていければ、きっとその内、良い事があるから……ネ!」
【栗鼠の様子に胸を撫でおろし、組み上がっていく『電車』の試作機を見て、目を輝かせている】
海竜「ドーモ、ギルドの中級冒険者、天津蛇吹雪(あまつかがちふぶき)です」
海竜「前の敵は不意打ちしてきたと聞いたけれど、アンタは正面から来るのねぇ、それだけ自信があるのかしらぁ?」
【周囲がギルドの闘技場に似て居る事を確認すると、故郷の礼に則って一礼した後、身構える】
【拳気心統流が怒涛の攻めの構え - 龍の型である!】
野兎「そうして今の司書さんがある訳だねー!波乱万丈だけれど……逞しいっても思えるー!」
【そうかなり遠くから、ボードシールドの裏に隠れつつ、野兎は栗鼠の司書へと語り掛ける】
【対戦相手への挨拶としては割と失礼な部類に入るが、とにかく真正面から激突は避けたいらしい】
- 167アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 22:46:06
「…ギルドの闘技場っ…?相手は…リスさん?」
【尻尾に着けた鉄色に輝く装具は制御できない魔力を制する為のもの。民族的衣装を思わせる装飾はかつて抱いていた夢の名残か?それを体に施したリスの獣人ロスコ・シェットが自分達の前に立っている】
「今まで見てきたのは司書さんの過去…」
「中級冒険者、アノマス。あなたの全力を受け止められるだけ受け止めて……最後は皆と勝ちたい」
【一礼。身体強化を全身に巡らせ重力の影響を受けようと変わらない動きを見せ】
「…複合属性と、同時詠唱…」
「《焔矢》」「《焔迅燃開》」
【自分たちに伸びようとする棘蔓に対しては焔の矢で迎撃、動作加速により強化された跳躍で空中へ】
- 168放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 22:47:35
海竜「古く尊き海と氷の龍種たるウチに、冷気は効かない ―― とは言え」
海竜「多人数協調戦闘(パーティ・バトル)と言う事を考えると、これ以上温度を下げるのは考え物ねぇ?」
【膨れ上がる重力も、足元の冷気も一切意に解さず、古き龍種の裔は前進し、栗鼠の司書へと接近する!】
【時たま棘付き蔓植物が襲い掛かって来た時は、それを手で受け止め、『気』を集中した手刀で伐採する】
海竜「今日は格闘メインでやらせて貰おうかしら……そらッ!《竜輝掌》ォォッ!」
【行く手を塞ぐ蔓植物を片っ端から伐り捨てた後、海竜は右手の手甲の口に、掌に青く輝く龍の『気』を貯め】
【その口内に吹き荒れる、エネルギーの暴風雨で栗鼠の司書を喰らいつくさんと襲い掛かった!】
【一方そのころ ―― 】
野兎「ウワーッ!?後衛まで攻撃飛んで来るとか聞いて無いよーッ!足元も重いしーッ!」
【回避力低下と、範囲攻撃と言う回避盾系シーフの苦手とする攻撃をまとめて叩きこまれた野兎は】
【盾とパリングダガーのバリアを必死に維持したまま、蔓植物にしばき回され、ゴロゴロと転がっている】
野兎「せめて、せめて重力だけでも何とかできないー!?」【仲間に向けてそう絶叫した】
- 169GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 22:57:08
【肉弾戦はそこまで得意ではない…重力魔法を再び、後ろ向きに斥力を働かせ距離を離すつもりだ】
【焔矢によって燃やされるのは仕方ない、空中に逃げるのは想定済みとばかりに…】
【尻尾が電気を纏った。それは即ち、機械が起動されたという事である】
【自然を変えるのが魔法なら、自然に打ち勝つのが科学の力】
【尻尾の一振りで10個ほどの部品がパージし、自律して相手を追尾する飛行兵器となって空を舞う。取り付けられた小型の爆弾は、人間1人を吹き飛ばすには十分な威力だろう】
【魔法側も負けてはいない。続けて指を構えると、そこから強烈な光線がばら撒かれ冒険者を狙い、岩ほどに固い地面を粉々に破断したかと思えば念動力魔法で上空へと…】
【対空兵器と光線と岩弾、これでもかと言わんばかりの多重攻撃が冒険者に襲い掛かる!】
- 170GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 22:59:08
祀り香さんは恐らく規制と考え進めます(この時間になってしまい申し訳ない)
可能なら昨日のように後から修正する形を取ります
次ロールは15分あたりで - 171アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 23:04:05
「《焔翼》…恵まれた魔力での一斉攻撃、羨ましいとは常々に…私もやりたいと思うし」
【冷気を逃れ、焔矢の迎撃で棘蔓を燃やしていくがそれに対応し、すり抜けた一部は少女へ傷を作っていく】
「ノウサギさんの体力頼りにはなるけど…これをっ」
【重力増加で重みを増したポーションがノウサギさんの真上を通過した少女から投下される】
「『フェアリネリクサー』…妖精のような軽やかさが得られるけどあくまで時間制限付きってことを…」
【バシーンと弾かれていった】
【先には自分を追尾する対空兵器である小型爆弾!当たってしまえば即座に対象を巫女.さんやノウサギさん、祀り香さんに変えるだろう】
「そして追い打ちっ…私自身の対処に余裕が感じられないよっ…《障壁:跳ね返し》」
【焔箒の魔女から学んだ障壁。その場しのぎ故に強度よりも光線に対する反射へ力を入れる】
- 172祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 23:04:53
おのれ外界神!!!レス遅れてすみません!!!
「あぁ…貴公たちは、作り上げたのだね……希望(のぞみ)を…」【大きく頷くゴスロリ】
「さて、ここからどう展開が……
…………ふむ。予想はしていたね?」
【手足を重点的にカバーし、逆に胴体は局部3点を覆うのみというマイクロビキニめいた露出度のそれは、《火薬庫》さん謹製の魔術礼装『極兵服』の起動形態である】
「我が名は祀り香。元は生と死と言霊の女神、今はしがない魔導人形の怪異さ…………推して参る!」
"IDEA NIXIE!!!" "LANGUAGE"
[不明なガジェットが接続されました]【思わず膝を付きながらも、ニキシー管のような円筒型の装置を取り出し】
「────おっと、重力魔法かね?
【魔導錬金炉がある胸元に、円筒がカチリと嵌め込まれると視界と言葉に酷いノイズが走り、ガクリと首が垂れ】【背部から飛び出した配管が上下左右前後からゴスロリを囲み、噴き出す血煙が凝集】【首から下には赤黒いアンダースーツ、周囲には鎧のパーツが形成されていく】
「残念ながら、私の体重は一桁でね…」
[IROHA-SYSTEM]
[GOSSICPANK GODDESS]
"ANSWERS────START!!!"【最後に首が上がるとその翡翠の双眸は紅に染まる。漆黒のつるりとした仮面が額から肌を焼き焦がすように形成され、三本の角が生えて、紅く大きな複眼が灯り────ヒロイックな般若の面を被った血染めのゴスロリメイド蒸気機鎧、といった姿への変身は完了した】
2倍になったところで、膂力よりは軽いのだよ…!」【氷柱を避けるように背部のジェットで飛び上がり、襲いかかる棘付きの蔓植物を腕に内蔵された刃で斬り裂きつつ接近】
「さあ、皆で────」【キュガッッッという加速音を立てつつ、腹部へとサマーソルトキックを見舞おうとするが】
「ッ!追尾爆弾と…岩弾か…!!」
【距離が離れたことに気づき慌てて脚を戻す。追尾爆弾、そして岩弾へと錐揉み回転して突っ込み、肩から展開した高速で回転する丸鋸と、腕の刃で迎撃しようとする】
- 173放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 23:14:17
海竜「ナルホドねぇ……?」
【自身の攻撃を避け、後退したその動きを見て、相手の得意距離を遠距離と見積もる海竜】
【であるならば、接近して攻撃を振り続け、思考リソースを削るのも前衛の役目と割り切る】
海竜(とは言えこの数は厄介……重力増加を振り切るには、出力の増強は必須と言っていい!)
【と、同時に襲い来る自律兵器や岩弾を、『気』を込めた手で防御しつつ、次の手を考える】
【いつもなら、風精霊によるマジック・ミサイルを発進させるのだが、高重力がそれを妨害している】
海竜「出し惜しみは ―― 無しね、ゲイルウィング・フェザー展開……ッ!」
【人間の瞳の瞳孔が縦に裂け、龍種のそれへと変貌すると同時に、頭から三枚六対の霊翅を展開】
【その魔道具が持つ、指揮下の存在への機動力強化の力を使い、無理やりマジック・ミサイルを放つ】
海竜「風精霊さぁん、敵本体はウチが叩くから、自律兵器とかの相手をお願ぁい!!」
【いつもよりも大分頼りない動きで飛び立つマジックミサイルを横目に、海竜は再度の接近を試みる!】
【一方その頃 ―― 】
野兎「アリガトー!優しく寛大なアナタに ―― ウワット!!」
【『フェアリネリクサー』の援護を受け、ひとまず立って走り回れるぐらいにはなった野兎は】
【即座に《採集王の斧》を取り出し、地面を掘って塹壕の設営を試みる!】
野兎「ツララに蔓のムチに……まともに相手してられないよー!ボクは隠れさせてもらららら……!?」
【しかし、そこへ念動力魔法の追撃が飛ぶ。抵抗の術無く空中へと持ち上げられていく野兎】
【そこへ誘導兵器による爆発が幾度か直撃し、パリングダガーの防壁がパリンと割れる音が響く】
野兎「チキショー!?」【続く追撃に対し、空中で身を捩りながら必死にボードシールドを構えて耐える!】
- 174アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 23:17:08
- 175GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 23:20:30
【怪物になる道もあった】
【しかし、その身に宿してしまった力をむしろ味方とした】
「…希望ってのはあんまり好きじゃない。希の文字が付くほど絶対に無理だった事は無いって思ってる」
「望みってののほうが好きだね。それはそれとして」
【右手を挙げた。その手に豪華が宿り、たちまちの内に火の鳥の姿を取ってその手に乗った。召喚術。】
【それは全ての尻尾の装甲を吸収し、溶けた鉄と融合して形ある姿となった】
「…思っただろ。尻尾の武器は魔力制御じゃないのかって。」
「…その通りさ。本の中ならいくら化け物になっても後腐れが無いんでね!」
【火の鳥を盾としてマジックミサイルを溶かし、そのまま突っ込ませる。防壁もこれで消し飛ばせれば十分とばかりに】
【相手の防御に対する彼の考え方は単純。とにかく呪文を叩きつける事。】
【そう、想像する限りの魔法。ロスコは尻尾を構えた。闇魔法、物体を透過し精神そのものを汚染する槍がその尻尾からいくつも放たれ、かと思えば雷鳴、冒険者に向かって雷そのものを降らせる…】
【いつの間にかその体は宙に浮いている。あまりの魔力に重力を無視するほど】
※これの次がラストアタックです
- 176GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 23:27:45
※次ロールは45分くらいに行きます
- 177祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 23:35:24
了解しました!!!
「あぁ、一説によれば人が想像したことは、全てこの世界も含めたどれかの世界で実現していることの受信だという……望みは叶い、貴公は力と目標を手にした……言祝ごう…!!!【賞賛の笑みとともに『最期の塗油』を懐から取り出し】
そう、ここは本の中────楽しもうか、限界を超えて!!!」
【額に一滴垂らす蒸気鎧】
「────────ッ!」
【その冷たさにふるふると震え、直後に自らの根本そのものが開かれていく感覚に瞳孔が最大まで開き、再度身を大きく震わせる】
【その一時的に世界に自身の死を誤認させる効果により、神格は怪異化そして情報汚染から解放され】
【爛れた風が一陣、吹いた】
「クククッ……ふははははははは!!!!!!」
【哄笑と共に両手を広げ、天を仰いで宙に浮く。汚染と深く絡まっていたのか、言霊を司る権能は使用不可能。しかし残りの生と死の権能は攻撃的に強化され────より小さき者のために、それ以外の全てに牙を剥く】
「ああ…………実に良いィ……
【鎧が、仮面が、爛れて融け落ちる。内側からマグマの如く発光しつつ魔導人形の骨格や基幹システムが生身に変わっていき、内蔵武器も排出された端から朱い液体と化して足下に溜まる。黒髪は根元から黄金に、紅い瞳も同色に染まった】
【足元から朱色に腐食した蔓が伸び、より太く多く綿密に強靭な繭になり身体を包み込み】
枷 は 外 れ た り !」
【再びの哄笑、狂笑と共に解かれる】
【肩から噴き出した鮮血が天使の如き翼を形造り、頭上には血のように朱い目のような意匠のヘイロウがくわっと開き】
「我が名はマツリカ……魂の緒(たまのお)の導者」
【魔金属の骨格は右腕から先に残り、大事な場所の辺りはさざ波のように石灰化したフジツボじみた組織が覆ってはいるものの】
【その美しき裸身を惜しげもなく晒した"生と死の女神"が────舞い散る爛禍属性の花弁の中で金髪を風に靡かせながら顕現し、朗々と名乗りを上げた】
「爛れろ─────ッッッ!!!」
【翼を羽ばたかせて闇魔法、物体を透過し精神そのものを汚染する槍、雷鳴とともに降り注ぐ雷を退けようと。
爛禍属性の魔力を込めた竜巻が、栗鼠の司書さんへと放たれる】
- 178放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 23:37:06
海竜(不味いわね、このまま交戦を続ければ、敵ボスを倒す前に……恐らく、パーティが崩れる!)
【迫る攻撃を捌きつつ、栗鼠の獣人を追いつつも、周囲の戦況に視線を飛ばしている海竜は】
【現在の戦況をそう読んだ ―― 味方の防御点が足りない、1ターン防御バフに手番を裂くより他無し!】
海竜「こうなったら ―― 《要塞泡 - BastionBubble》ッ!」【詠唱と共に、口から複数の鈍色の泡と】
海竜「続けて行く ―― 《結界泡 - BarrierBubble》ッ!」【虹色に輝く、魔法の泡を吐き出す海竜】
海竜「それを使ってー、鈍色の方が物理防御、虹色の方が魔法防御用のバフ呪文だからーッ!」
海竜「手招きすれば勝手に寄って来て包んでくれるから、自由につか ―― ッテェ!?」
【それだけ告げた直後、マジック・ミサイルの全滅を知覚し、瞬時に顔をそちらの方向に向ける】
【恐るべき業火の鳥を視認した瞬間、自身の持つ《魔法瓶》10本分の蓋を、即座に全て飛ばす!】
海竜「水精霊さん何とか時間を稼いでーッ!?」
【《魔法瓶》は、50ℓを超える水量を保存する事が出来る、魔法の液体保存アイテムである!】
【その中から大量の水が溢れ ―― 海の古龍の権能により、液体のサメの形を作ると、飛び立つ!】
【獄炎の鳥に体当たりし、消せないまでも、次の手を打つまでの時間を稼がんと、10匹のサメが宙を泳ぐ!】
海竜「後は ―― みんなに耐えて貰っている間に会心致命の一撃を打ち込まないと……ジリ貧かしらぁ!?」
海竜「こーなったら見せてやるから、闘技場限定の、ウチの、最後の切り札を……!!」
【そう叫ぶと、巫女は自らの胸にかけたペンデュラムを握り込み、そこに自身の『願い』を注ぎ始めた……!】
【『これ』ばかりは切りたくなかったがと思いつつ、数年ぶりに使う『それ』の力に望みを託し……!】
【『自らの命に代えても、敵を討つ』との強い、強い決意を抱いて ―― 珊瑚色に輝くペンデュラムを、握る!】
海竜「後……10秒……ッ!!」
【その周囲では、自身が吐いた防御の泡が、雷に、闇に撃たれて弾けて行くのが見える】
【もう、これ以上周囲を援護する余裕は無い……自身が斃れた後、一人でも生き残っている事を、願うだけだ!】
- 179祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 23:43:22
- 180放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 23:45:01
野兎「オーッ、助かる……カモーン、バスティオンバブル&バリアバブルーッ!」
【既に幾度もの幾度もの攻撃を防ぎ、ボロボロに成り果てたタワーシールドにしがみついていた野兎】
【放たれた防御の泡を手招きで引き寄せ、その中に入り体勢を整えようとする ―― が】
野兎「ゲッ、待って攻撃が、攻撃が激しすぎ ―― ワッ!?」
【幾重もの防御魔法に包まれているとは言え、碌に飛行も出来ず浮かび続けるだけの野兎は】
【畳みかけるような連続攻撃の前には、嵐に揉まれるシャボン玉に等しい有様で、上下に揺さぶられる】
野兎「待ってコレ持たないちょっ、えっ、えっ、えっ……!!」
【流石に、無抵抗でサンドバッグめいて打たれ続ければ、防御用の魔法の重ね掛けとて、持たぬのは必定】
【せめて、飛行で攻撃の何割かでも避けれていたら ―― と思うものの、時すでに遅しとはこの事だ】
野兎「母さん ―― 仕送りできなくてゴメンよーッ!?」
【ついに、防御結界の泡が完全に割れ、地上へと落ち行く野兎。自身へと複数の攻撃が迫っている事を知覚し】
【自身の命運が尽きた事を悟り、そっと意識を手放した】(※一時死亡退場で!)
- 181二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 23:45:40
- 182放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 23:46:53
- 183二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 23:47:25
このレスは削除されています
- 184アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 23:49:07
【よろっと立ち上がる】
「すごく、思ってた。制御しているそれを巫女.さんか、祀り香お姉さんが壊せば…溢れる魔力を抑えられないで自爆するって…
【誰が見ても、自分なんかが見ても分かる弱点。自分なりの形にでも克服しない者がいるか?】
…まだ、私には足りないものが多い。多すぎる」
【今の少女には辛うじて生きているという言葉がお似合いの状態、放たれた雷撃に当たれば黒焦げになり闇槍に貫かれれば精神が折れるだろう】
【倒れそうな自分よりは比較的まだ無事な、空中で粘っているノウサギさんの方向へ】
「《緋翼の短杖》…よ───【緋翼の短杖を抱くように持ち、念じる】───私達を守る盾と、なれ」
ウワーッ急なご対応に感謝致します!そして無駄レスすみませんー!
- 185放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 23:49:10
(※交通事故申し訳ないー、どちらの方向でやるかはアノマスさんにお任せしますー!)
- 186GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 23:51:08
【竜巻への対抗は風魔法。その体に嵐を宿し、闇の竜巻を弾く…爛禍の属性が自分の魔力に混ざったことを感じて浄化魔法でそれを叩き伏せる。火の鳥は切り捨て、再度の召喚は可能だ】
【盾は壊せる。さらなる火力を差し向ける事は可能だ…可能か?】
【海竜は何かをしようとしている。だが次なる魔法を差し向けようとしてリスは自身の手が震えていることを見た】
【どこまで行っても、何かから逃れることが出来ないのかもしれない。それは今は自身がただの小さな獣人であるという事実からくる魔力制御の限界、またはかつての光の速さか】
【だが、それで諦めるようならここまで来ていないのもまた事実である】
【ロスコは無敵ではない。全能感に綻びが出たことを悟り、最後の攻撃でサイコロを振ることにした】
【再びの召喚術、火の鳥。ロスコの頭上に集まったそれは真に輝きを増し、神聖さすら感じさせた】
「千の願い、万の意思! 切り札技、特別にご覧に入れよう!」
【最後の踊るような動作は、あの不思議な月夜越えの踊り。空中で舞うように身をこなすと、火の鳥も共に蠢き、そしてその中で炎の剣へと集約され…世界そのものを揺るがすが如き炎の剣が空を舞う】
「終撃、”エンドロール・ブラスター”!」
【小細工は無しの一刀が、冒険者の元へと挑戦状よろしく叩きつけられた】
- 187GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 23:54:00
ラストは一太刀一本勝負です
これへの対抗ロールでトドメまでいっちゃてください! - 188アノマス◆UBru6zWM0.25/06/07(土) 23:56:22
対抗ロール&トドメは巫女.さんと祀り香さんにお任せしてもよろしいでしょーか!
- 189放浪ノウサギ&海竜の巫女25/06/07(土) 23:58:04
(※こちらOKです、全力ブッパしますー!)
- 190祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 23:59:16
- 191祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/08(日) 00:06:39
- 192海竜の巫女(1 / 2)25/06/08(日) 00:18:55
海竜「超ォォォォォォッ!人ッ!化ァァァァァァァァァー―――ッ!!!!」
【ペンデュラムから、珊瑚色の光が立ち昇る。それは、自身の《人化の術》に作用する大秘法】
【変化情報を自身の望むがままに書き換え、単なる《人化の術》とは桁違いの戦闘力を得る術にして】
【 ―― 龍殺しの呪いに蝕まれた今となっては、使用、即、死を意味する、禁じられた術でもある】
【珊瑚色の光柱が消え、そこから現れたのは ―― 幼き古龍の望みと決意の具現体】
【人間の俊敏性に、龍種の力を上乗せした ―― 肘・膝の先まで龍化した、半龍半人の戦闘種族!】
海竜(や……っぱ……長くは持たない、コレ……!!)
【しかし、龍の力の出力増強を龍殺しの呪いは見逃さぬ。青龍頭の小手の攪乱から逃れ、龍の心臓へ迫る!】
【自身の心臓が、魂が、内的領域が黄緑色の呪いの炎に焼き焦がされていくのを感じながら、それでも】
【自身が受けた依頼を果たす為、背後の仲間を護る為 ―― 前を向き、無理やりに、進む!】
海竜(せめて……後、後15秒……それだけ、持って……!!)
【《超人化の術》を維持するペンデュラムに黄緑の炎が宿り、ヒビが入る。海竜の命に繋がれた、ペンデュラムに!】
【全ての『気』を右手の小手に集中し、迫り来るエンドロールを見つめる。これを避ける時間は最早、無いだろう!】
【辛うじて意識を保ちながら、頭に生えた霊翅を広げる。回避無しの超音速飛行で突っ込む、相討ち覚悟だ!】
- 193海竜の巫女(2 / 2)25/06/08(日) 00:19:49
海竜「最後の最後……必死の必死、本気の……本気ッ!」
【しかし、世界を揺るがす炎の剣は破らねばならぬ!これを抜けねば、恐らくはそのまま敗北の運命が待つだろう!】
【後は流れに任せて ―― 全神経を極限集中し、超音速飛行を開始 ―― 手を、斬撃に合わせて振り抜く!】
海竜「ウチの全存在 ―― 持って、行きなさぁぁぁぁぁいッ!!」
【その瞬間、おお、何と言う事だろうか ―― 巫女の身体を包むように、半径数mの景色が……書き換わったでは無いか!】
【それは、この古龍が産まれて初めて、生来持つ自身の内的領域を、周囲の世界圧を押しのけ、展開した瞬間であり】
【極一瞬、小さく儚き時間ながら発動せしめた、領域型置換型の現実改変能力……即ち、『支配領域』の発現である】
海竜「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァォアァァァァァアアァァァァァッ!」
【今や、超常の世界に指をかけ、頭一つだけ覗き込んだその龍は、迫る斬撃を、周囲の世界諸共に打ち砕き、踏み潰すと】
【そのまま制御を失い、全身黄緑色の呪炎に包まれながら ―― 超音速のままで、栗鼠の獣人へと頭から激突を果たした!】
- 194アノマス◆UBru6zWM0.25/06/08(日) 00:21:34
- 195GM◆xPVK3liBCU25/06/08(日) 00:24:26
- 196GM◆xPVK3liBCU25/06/08(日) 00:24:48
「……昨日も言ったが、鉄道の開発を中止する」
「まあ仕方ないよね。最近は戦争も多い、絶対作ってる途中に壊されるよ」
「最初から分かっていた事だ。だが…夢を追うのは楽しいもの」
「設計図は取っておこう」
「だな。また平和になったら作ればいいさ」
【Tell the tale of tail:尻尾の物語を語ろう】 - 197GM◆xPVK3liBCU25/06/08(日) 00:25:51
- 198アノマス◆UBru6zWM0.25/06/08(日) 00:26:19
スレ立てお疲れ様です〜
- 199放浪ノウサギ25/06/08(日) 00:28:04
- 200二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 00:29:47
うめーる