- 1GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 19:56:46
- 2GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 20:03:41
【ポータルを抜けた冒険者達は、薄暗い地下に降り立った】
【不思議な風景だ。今立っている小さな広場のような場所、ガラス張りの足元を見れば床下に巨大な時計があることが分かるだろう。その中心の位置に鳩の金属製モニュメント、それを囲むように天井に電燈がまばらに配置されている】
【これは恐らく図書館の地下書庫的なものであろう。足元の時計の外周を、放射状に配置された夥しい数の木製書架が取り囲んでいる。】
【高い天井と仄かな明かり、ほぼ木とガラスで統一されたこの場所は、徳所感特融のどこか幻想的な雰囲気を伴っていた】
ロスコ「さて、改めてよろしく。…悪くない場所だろう? ここに冒険者を入れるのは初めてのことだ、本達も緊張しているだろうね」
【リスの獣人は落ち着か投げに歩き回っている。冒険者を待つようだ】
「…自己紹介でもしようか。フェスタム・リオテーカ第4司書補佐…これは昔ダンジョンに住んでたってこと…あと当館の館長、一応民族学者もやってるロスコ・シェット。よろしく」 - 3GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 20:04:59
- 4祀り香@依頼◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 20:14:13
- 5GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 20:29:00
- 6老爺と心優しい孫25/06/05(木) 20:42:56
- 7GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 20:45:15
- 8GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 20:48:17
【ロスコはふたたび冒険者達に向き直った】
ロスコ「早速"本の世界の開き方"から始めよう。…まずはこうして本の表紙に手を当て10秒、時計の紋章が出てくる」
【ロスコは手持ちの1冊、一際古く厚いものを取り出し、手を当てて見せた】
【それは段々と輝き始める。獣人の小さい手よりも大きな時計の紋章が、その拍子に浮かび上がった】
「あとはイメージ。針が進み時間を刻む姿。心の中で数字を唱えるんだ」
【手を離し、目を閉じた。重々しく。紋章の時針が動いていく…】
【1、2、3。】
【3つを刻んだ瞬間、その本はひとりでに開き、時計の紋章は渦潮に似たポータルへと姿を変える。ロスコは冒険者の方へ本を差し出した】
「最後はポータルに手を当てる。どうぞ」
- 9老爺と心優しい孫25/06/05(木) 20:58:08
「"ジジイ"が珍しく誘ってきやがったからよオ゛ぉ゛。昨日の夜は危うく眠れなくなるクレエに楽しみにしてたんだぜエ゛。本の世界に入るなんて"オモシレエ"依頼じゃねえかア゛?」
【先程に比べれば控えめな声量だがドスをこれでもかと効かせたようなダミ声】
【やっぱりチンピラじゃないか!】
「ホッホッホ。孫は活発そうに見られるのじゃが、実は雨の日は静かに読書を楽しむ子でのう。きっと楽しんでくれると思ったのじゃ」
【ロスコの指示を聞いた二人はお互いの顔を見て頷きあった。孫は「"ジジイ"とはぐれたら困るからなア゛!?」と老爺の片手を優しく取り、支えるように時計の紋章が描き出すポータルへと移動する】
【二人はほとんど同時に手を伸ばした】
- 10祀り香@依頼◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 21:00:50
了解しました!!!よろしくお願いします!!!
「もちろんだとも!ふむ、本を開いて……どうするのかね?」
【近寄るゴスロリ】
「ふむ……セントラリア名物、言動は厳つい優しい人…かね?」
【私は冒険者の祀り香(マツリカ)二人とも、よろしく頼むよ…と2人に手を振り、カーテシーするゴスロリ】
「なるほど…安全対策もしっかりしているのだね?ふむ……」
【本の中から1つを選び出し、10秒ほど表紙に手を当てると時計の紋章が浮かび上がる】
「おぉ……出たねぇ!」
【喜び小躍りするゴスロリ】
「そして……1…2…3……ほう…!」
【手を離して針が進み時間を刻むイメージをすると紋章の針が進み、ポータルが開いた】
「さて……行こうか!」
【ポータルに手を伸ばした】
- 11GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:02:42
- 12GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:05:11
【むかしむかしあるところ、兎たちの村がありました。】
【村にはある伝統がありました。秋の最初の、一番月が大きい夜にお祭りをするのです】
【昔は神聖な儀式だったそうですが、今はもうただの楽しいお祭りです。焚火を立てて餅を焼き、夜明けるまで踊り騒ぎます。噂を聞きつけた皆が色んな村からやってきて、誰も彼もが一晩を楽しんでいました…】
【冒険者達は荒野に降り立った。あたりは様々な声に満ち、巨大な焚火が向こうの方に見える。多くの者が食べ物の串を持っていて、いくつか屋台の真似事のようなものもある】
【そんなこんなで、一匹の兎の獣人がやってきた。明らかに酔っている】
「君たち! 見ない顔だね新入りかい? 勿論誰でも大歓迎、祭りは皆でやらなきゃ面白くない! さあこっちだこっちに来い、楽しみ方を教えてやろう!」
【そう言って祭りの真ん中の方へずんずん進んでいき…】
「座りな!」
【冒険者はかなり無理やり気味に席に着席させられた。いくつかの団子と竹製の器の酒と焼きそばらしきものが並んでいる】
【対面の席に冒険者と同じ数の兎の獣人が座った。各テーブルには既に箸がセット済み、大食い競争の様相を呈している】
「団子早食い競争!」
「危ないよ」
「一気酒競争!」
「もっと危ない」
「じゃあ焼きそば大食い競争!」
「それならまだいいか」
「流石におじいさんは無理させらんない、孫くんと2対1でやろう」
「対面より多く食べたら勝ち! よーいはじめ!」
★ダイズロール!
1d100、20以上なら勝利! - 13GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:10:45
ということで今回のギミックの1つ、DJリミのテーマ曲を投げつつチュートリアルなステージです
- 14祀り香@依頼◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 21:11:03
- 15祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 21:11:48
フ ラ グ
- 16老爺と心優しい孫25/06/05(木) 21:17:16
「ヘッ!名物の"アニキ"に比べりゃオレなんぞはママゴトも同然さア゛」
「挨拶には挨拶を返さなきゃなア゛? オレァ"破壊屋ジョー"。モーニングスターがオレの武器よオ゛。よろしくなア゛ヘッヘッヘ!」
【丁寧に挨拶を返すジョー。残念なことに多くの人にとっては友好的な態度には見えず"サンシタめいた笑み"と受け取ることだろう】
「ホッホッホ。暖かな挨拶じゃ。心温まるのう」
「わしのことは爺と呼んでおくれ。名乗るほどのものではないからのう」
【白い髭を漉きながら挨拶を返すお爺ちゃん】
「おやおや。楽しそうじゃのう。ホッホッホ、若い子はどんどん食べて育つものじゃよ……団子もそばも美味しそうでどちらから食べるか迷うわい」
「"ジジイ"ッッッ!焼きそば大食い競争だっツッテンダロ゛!! 団子は後だア゛!!」
「そうじゃったかのう?」
「ヘッ!"オトコ"が勝負に誘われたなら"コタエ"なきゃ漢じゃねえよなア゛!!??」
【背景に『!?』と浮かんでそうな迫力を醸し出しながら大食い競争に殴り込む孫ジョー】
dice1d100=23 (23)
- 17老爺と心優しい孫25/06/05(木) 21:17:44
※ジョー、もっと食え
- 18GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:22:16
- 19GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:26:27
- 20放浪ノウサギ25/06/05(木) 21:29:51
- 21老爺と心優しい孫25/06/05(木) 21:33:16
「フウ゛…フウ゛…ッッッ!!な、なんとか食い切ったゼ…!!??」
「強敵 - とも - よ…!!」
【焼きそばを流し込みパンパンにはち切れそうな腹を抱え、ジョーは敬意を込めて気絶した兎人を見る】
【彼にとっても厳しい戦いだった。もしも本の世界に来る前に食事を摂った時間が少しでも遅ければ敗北していたのはジョーの方だったかもしれない】
【倒れた兎人を介抱しようと席から立ち上がろうとしたジョーだったが"勝利の酒"を注がれる】
【逃げられないッッッ!!】
「ホッホッホ。わしの孫は健啖家でのう。見ていて気持ちが良いのじゃよ。そう、ついこないだジョーが回転する飛翔あんパンと戦った時の話なのじゃが……」
【老爺は周囲の者と孫自慢トークで和気藹々と盛り上がっている】
「わしは席から眺めさせてもらうよ。この歳になると若いものが楽しそうにしているのを眺めるのが何よりの薬なのじゃ」
「ウップ…! す、少しは動いて腹を空かせねエとキツイぜ゛エ゛!?」
【老爺は席に座ったまま彼らの踊りを眺め、孫ジョーは少しふらつきながらも彼らを追いかけた】
- 22GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:34:37
- 23放浪ノウサギ25/06/05(木) 21:38:25
(※ありがとうございます!)
「ハローギルメン……はもう出発してるかー!出遅れたよー!?」
【そんな事をボヤキながら、懐中時計を凝視しつつ全力ダッシュで駆ける兎亜人】
「あっ、ハロー司書さん!これはー」【本を覗き込んで、紡がれた物語を目で追う】
「にゃるほど、大食い大会は一勝一敗!冒険者もなかなかやるじゃないー!」【どっち目線だ】
「それじゃ、イッテキマスー!」【そう言うと、ポータルに手を当て本の中へと入っていく】
- 24放浪ノウサギ25/06/05(木) 21:44:19
- 25GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 21:48:18
※爺さん側
【先ほどまで孫と兎が座っていた席に何人かの獣人が座った】
「…ったく、夜通しあんな元気じゃいられないさ」
「間違いねえ、でもまあ、ああいう奴らだからこその祭りよ」
「はは…どれ、酒のつまみになる話でも披露しようか…」
「おおー!いい踊りっぷり!やっぱり兎たるものこうでなくちゃ!」
「お孫さんも流石、いい体してんねえ踊り子になったら?」
「その発言ちょっとあれよ」
【……。】
【兎たちは、皆と同じように浮かれて騒いでいた。】
【けれど、そんな中でも彼らの踊りは素晴らしかった。神聖さと親しさを併せ持ち、純粋かつ不思議な言葉を声高々に紡ぎ舞い踊る。】
【その中で、冒険者達は兎達に交じって踊るリスの獣人の姿を見つけるだろう。彼もまた、憧れからその一員になる事を望み特訓し、今日ようやくその舞台に立てたのだ】
- 26祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 21:55:54
お気になさらず……!!!(小声)
そして展開は大きく変わることはないこと、了解です…!!!
「うっぷ…………しまった、この手の大食いは量もそうだが、"食い飽きる"という現象を忘れていた……!!!」
【食べる手がだんだんと止まっていくゴスロリ】
「ナイス…ファイト…!!!」
【あの腹部、胃がとんでもないことになってないかね…??と心配そうな眼差しをしつつサムズアップするゴスロリ】
「"破壊屋ジョー"殿…よろしく頼むよ。モーニングスターとは、浪漫溢れる武器を使っているね…!!!」
【深く頷くゴスロリ】
「回転する飛翔あんパン……???面妖なモンスターであるね??知人の緑ローブが戦っていそうな……」
【首を傾げるゴスロリ】
「ちなみにこしあんかね?」
「ほう……月兎の踊り!それは面白そうだ…私も付いていって良いかね??」
【中空に浮いて側転、バック転、ターンやボックスステップをしながらついていくゴスロリ】
「なんと…これは神秘的な踊りであるね…!!!
【感嘆し瞳を輝かせて、何度も頷いている】
おや…?ふむ、彼もいるのだね?華麗であるよ…!!!」
- 27放浪ノウサギ25/06/05(木) 21:59:56
「モヒカン・ダンサーも割とアリだと思うよ!チェーンとネオンライト飛び交うヘビーなダンスもたまにはオツさー!」
「それはそれとして、ボクは脚力だけは自身があるからー、こーんなのも踊れちゃうのさー!」
【そう言いつつ、コサックダンスを始める兎。最初はゆったり、徐々に速度を上げて行く】
「ハロースクイラル!(こんにちは栗鼠さん!)こんばんは良い月夜だねー、栗鼠さんも月に誘われたクチー?」
【月夜でハイテンション、もう半分ぐらい依頼で来ている事を忘れている様だ】
「ハローイツメンズ!(こんにちはいつもの方!)そちらもステップ華麗でイイネー!」
「浮けるのはオモシロソー、妖精のダンスとか噂には聞くけど見た事無くて―、そんな感じなのかな?」
【浮遊しながらのダンスを興味深そうに見つめている】
- 28GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:00:42
「おおー! 君らすごいね、なんかスポーツでもやってんの!?」
「近頃はここに来るのも祭りが得意な奴ばっかでねー、割とみんな踊ってくれる…」
【ふいに、冒険者たちの目の前を光が覆った】
ロスコ「楽しんでいるところ悪いけど、1冊目はここで終わりだ。そろそろ戻ってもらおうか」
【……この日、祭りは衝合により村ごと消え去った】
【唯一の踊り手の生き残りとも言えるリスの獣人は、今日までその伝統を受け継いでいる。】
【Tell the tale of tail:尻尾の物語を語ろう】
【次に冒険者が目を覚ますと、元いた書庫の広間に戻っていた】
【ロスコはどこか懐かしげに笑った】
「一応聞くけどケガとかないかい? 大丈夫そうなら次のフェーズに行こうと思うよ」
- 29放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:02:05
(※メタ的にちょっとオフザケしても大丈夫です!?兎系なので出る時になんかこートラブりかける的な?)
- 30老爺と心優しい孫25/06/05(木) 22:04:22
「……そこでジョーの前に立ち塞がったのが吸血鬼の彼じゃった。優秀で人望のある若者だったのじゃが、既に深い絶望の底に堕ちてしまっていた…」
「『何故吸血鬼は夜にしか起きられない?お前たちが昼に活動することは私たちへの侮辱だ。我々を排除し自陣営のみ利益を独占しようとする恥ずべき卑しさに何故気付かない?こんな屈辱は耐えられない。だから……昼を夜に、夜を昼にするのだ。吸血鬼のための昏い昼をこの世界にもたらすのだ』と彼は言ったのじゃ。そのために彼の頭部はスパゲッティモンスターとなっていた。非常に悲しむべきことじゃよ…」
「我が孫のジョーはそんな彼を見て言った。「睡眠って大事なんだなア゛」と……吸血鬼でも百を越える徹夜をすれば支離滅裂な思考と言動になるのじゃな」
「よく食べ、よく寝て、よく動く!これが人生の秘訣じゃて」
【老爺の話は長い。読み飛ばしていいよ】
「うおオ゛!?なんツー身軽さだ゛あ゛!!軽功使いかコラア゛!!」
「ヘッ、"ノリ"の良さで負けてられっかア゛!ウオオオオ゛オ゛!!」
【孫ジョーは放浪ノウサギの軽やかなダンスに張り合うようにピンと立つモヒカンが折れることも辞さず逆さになり頭部だけで体重を支え腕の力で激しく回転する】
【"ヘッドスピン"だッッッ!!!!】
「夜通し騒ぐ体力はまさしく若者が持ちうる特権じゃろう」
「ほほう。どのような話かな。老いても好奇心は人一倍じゃて。ぜひ聞かせてくれるかのう」
【と、話に花を咲かせていたが…】
「はて……あの子は……?」
【兎たちに混じって踊るリス獣人の姿に気づいた老爺は彼を見守り始めた】
- 31GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:05:39
- 32老爺と心優しい孫25/06/05(木) 22:06:13
- 33GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:08:38
こっちも若干書き込み焦ってしまいましたな
とりあえず描写は存分にしてもらってこのレスに安価で帰還ロールを頂ければ幸いです
ロスコ「…ふふ、楽しんで貰えたようだね」
【本を安心げな感じで眺めている】 - 34GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:09:40
了解しました
- 35祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 22:10:17
「ごきげんようノウサギ殿。自在に動けて楽しいが、油断するとひっくり返りそうになる…
【くるりと1回転しながら手を振るゴスロリ】
妖精のダンスは見たことはあるが、この何十倍も綺麗で見惚れたよ…あやうく参加させられるところであったね…」
【ぶるりと震えた】
「──────
………………そう、か……衝合で……
【悲痛な表情で起き上がるゴスロリ】
……綺麗な、そして…心に残る、良き踊りだったとも…………!」
【一番泣きたいのはロスコさんの方だろう。涙を抑えて儚く、微笑んだ】
了解しました…お気になさらず!!!おのれホスト規制!!!
「何十徹もした吸血鬼はああなるのだね……??」
【徹夜ならぬ徹昼…?と呟くゴスロリ】
- 36放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:19:00
(※おのれ規制ー、コレばっかりはどーにもこうにも……お疲れ様です!)
「ケーコー?」【スクロールを見る】「あー、中原の方の身軽になる修行とかー?」
「ニシシ、ざんねんでーした!ボク、シーフ!……ま軽業系って意味じゃ当たってるけどねー!」
【コサックダンスを終え、少し張って来た太ももを軽く伸ばすストレッチ系の体操を踊りながら】
「オーッ、大技!ボクも昔、ブレイクダンスでやろうとした事があるんだけれどー」
「その時、耳を挫いてしまってね……いつかはキミの様に素晴らしいスピンがしてみたいー!」
【そんな事を言いながら、モヒカン(個人)に賛辞を送りつつ、モヒカン(髪型)に心の中で敬礼を送った】
「ここから更にかー、ちょっと想像も付かないやー!ボクもいつか妖精に習いに行こうかなー?」
「ホラ、歌うのも良いけど、歌って踊って戦えて!ってタイプの人って素敵じゃんー?」
【そこまで語った時に、栗鼠さんの返事を聞いて】
「修行中かー、楽しく踊るのに修行が居るー?……もしかして本職希望さん!?それは ――」
【と、話している途中で、光に包まれ】
「……ん、ありゃー?成長したー?もしかしてソレも隠し芸の一つー?」
「凄いや!みんなに見せたら大喜び間違い無しだよー!ほら、みんなー……?」
【テンションが高ぶり過ぎていた為か、帰還後も若干物語の中と現在の居場所を混同していたようで】
【栗鼠の司書さんに話しかけた後、天井を指さして ―― しばし硬直し、ようやく正気に戻った】
「……アレッ!?」
- 37GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:26:03
- 38祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 22:32:51
- 39放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:37:34
- 40GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:37:44
ロスコ「それから、この図書館の難易度システムについてちゃんと話しておこう。さっきの本は危険とかは無かったけれど、これ以降の本は基本的に戦闘が多めになる。そこで、最大を12として難易度を数値で表すことにした…」
8:~C弱
9:~C強
10:~B
11:~A
12:それ以上
「そして…」
ロスコ「今、時計の数字が光っているだろう。この方向に本がある事を示している。この広い図書館のどこかにはあるから探してみてほしい。もし聞かれればどの方向にどんな相手が来るのかは教えるよ。ちなみにさっきのの難易度は3だ」
ナレーション的部分は一応「脳内に何となく流れ込んでくる情報」程度のものの設定です
ここに対する反応を書くかどうかは各PLに任せることとします
- 41老爺と心優しい孫25/06/05(木) 22:39:04
「"ソラ"という"ダンスホール"を独り占め!? やるじゃねエか冒険者は目立ってナンボだからなア゛!?」
【祀り香の空中ダンスに驚いたジョーは回転をやめて立ち上がる】
【『!?』の幻覚が見えてきそうな鋭い目。因縁をつける輩のようにしか見えないが賞賛と好奇心の眼差しなのだ。万人のほとんどには伝わらないこと請け合い!】
「うむ…回転する飛翔あんパンじゃ。危うく暗黒竜へと進化するところじゃった。もしあの瀬戸際で食い止められなかったらと思うと背筋が冷たくなるのう………彼はこしあんじゃったよ」
【"こしあん愛好者を滅ぼそうとしていた彼はあんパンとして食べられたくなかったのかもしれん"と遠い目をする老爺】
「なんて"瞬雷 - ハヤ - さだア゛!?くそっ、さっきの焼きそばが……"キ"いてきたゼ……!!」
【次第に加速するコサックダンスに敗北を認める孫ジョー】
【彼の胃袋は限界を迎えつつあった。あと脇腹もケッコー痛い】
「おっ……と。元の空間に戻ってきたのぉ」
「"ジジイ"ッッッ!!気分悪くなってねエ゛か゛!!」
「ホッホッホ…ジョーや、わしは問題ないよ」
【お爺ちゃんの元に駆け寄り声をかける孫。もちろん本の世界からの出入りで体調に変化があるかどうかという情報の獲得も依頼内容に含まれていると言えるだろう、心配と勤勉の両立だ】
「……そうか。そんなことが……」
「チクショオ゛がヨ゛オ゛!!衝合のクソッタレエ゛!!あの気のいい奴らが…残された踊り手がァ゛…!! オレァ…悲しいゼエ…」
「ジョーや……それでも彼らがいた記憶がこうして……本の世界として残っておる」
「!」
「………彼らの踊りは素晴らしいものじゃった。そうであろう?」
「"ジジイ"……」
「ホッホッホ。わしらはそろそろ帰らせてもらうよ。すまぬのう。年寄りに夜更かしは堪えてのう」
「悪ィなア゛!!縁があったらまた来るからヨ゛!!」
【お爺ちゃんとその孫ジョーは頭を深く下げ、ポータルを通ってギルドへ帰還した】
※入力が遅くて申し訳ない。落ちます。お疲れ様です!
- 42放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:42:46
- 43GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:45:11
- 44放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:50:45
- 45GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 22:52:13
- 46祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 22:57:24
お疲れ様です…!!!
「ありがとう…褒め言葉、感謝するよ。」
【賞賛と好奇心の眼差しを受け取り、恭しくカーテシーをするゴスロリ】
「危うく暗黒竜に…!?それは…大変な事態であったね…!!?
食べられたくないこしあんパン…かの有名な鉄板から逃げ出した鯛焼きの親戚、あるいは…食べ物としての宿命への叛逆者…なのやもしれぬな…?」
「あの者なら、身のこなしを親切丁寧に教えてくれるであろう……数奇な、というよりトンチキな組織も壊滅させているし…」
【シーフとしては一撃必殺は学びたいところではないかね?と呟くゴスロリ】
「了解したよ…貴公の支援はとても助かる…無論、火力もね。私はまあ……A-までは行けるような気もするね?
私は6時の方に行くが、貴公はどうする?」
了解しました!!!ありがとうございます!!!
……ちなみにこの選択と本の描写が終わったら、本のタイトルやあらすじなども含めた自由描写ってありですかね…?
「なるほど、そういった仕組みなのか…ならばまずは、ふむ……。」
【ノウサギさんの返答を待つことにしたゴスロリ】
- 47放浪ノウサギ25/06/05(木) 22:59:08
- 48祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 23:03:24
- 49GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:05:29
- 50GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:06:31
- 51放浪ノウサギ25/06/05(木) 23:07:26
- 52祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/05(木) 23:09:54
- 53GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:13:07
- 54GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:13:28
【昔々あるところ、とても勤勉な狸の獣っ子がおりました。】
【彼はとても貧しい家に生まれました。日の食事にも困る中、彼はいくつもの本を読み漁り、同い年の何倍も賢くなったのです。彼は特別に有名な学校に入れてもらえることになり、寝る間を惜しんで勉学に励みました】
【彼はとある神様の物語が好きでした。名を導きの神、一度その神が降臨すれば世界は神の与える技術によって変わり、皆が幸せに暮らせるようになるのだそうです】
【そんな神様のように、彼もまた鉄と電気で出来た技術の世界の一員となる事を志していました。】 - 55GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:14:51
【あの日は唐突に訪れた。】
【いつものように向かった学校の入り口が、衝合によって異世界から落ちてきた…巨大な鉄製構造物によって塞がれていた。】
【狸の獣人、リブラが最初の目撃者だった。彼はこの光景に、むしろいい意味で衝撃を受けたのだ。】
【学校で教わった技術よりもはるかに高度なものが使われていることは明らかだ。複雑な制御台、巨大な車輪、整備された内部構造…この世界のレベルそのものを超えている】
【リブラは何かに突き動かされるように分解を始めた。可能な限り色々な場所から、手あたり次第部品を雑多な器具で取り外していく】
【ソファに似たものを剥がし、巨大な円盤を背中に背負い、レバーを端から引っこ抜いた】
【…リブラは気が付くと、町の警備兵に囲まれていた。】
【とっさに今の自分の立場を振り返る…本来厳重に管理すべき衝合来訪物を勝ってに分解し持ち去ろうとしている自分の立場。】
【大人しくしていればあれらに捕まって質問責めされ、今取った物は全部没収されるだろう】
【それが終われば2度とこんな機械に触れる事は出来ず、こんな物を作れることだって2度と無いだろう】
【即ち、それは技術者としての死を意味する。リブラは咄嗟に逃げ出した】 - 56GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:20:46
【現場に居合わせた冒険者には2つの選択肢がある。】
【1つはリブラを逃がすため、逃げる彼を警備兵を倒すことによって援護する事。彼らは鉄製の棒を備えた大人の集団、彼らを倒すのは難しいだろう】
【もう1つは警備兵を援護し、リブラを捕まえる事。彼は多少の目くらましの変身を使える程度、捕まえるのはさほど難しくはない】
【どっちを選んだがによって物語は少し変わるが、大枠に変わりは無いだろう。ちなみに本物語自体の実際の展開は上のルートだ】 - 57GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:22:33
【ここには選択肢がある。狸の野望を阻止しようとするか否か。】
★選択
・リブラの見方をする
・リブラを止める
と、ここまでが物語の描写です。 - 58放浪ノウサギ25/06/05(木) 23:23:57
- 59GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:28:15
- 60放浪ノウサギ25/06/05(木) 23:38:09
- 61GM◆xPVK3liBCU25/06/05(木) 23:44:26
- 62放浪ノウサギ25/06/05(木) 23:54:26
「セントラリアの衛兵さん程じゃないけれどー、流石に鍛えてるねー!」
「でもボクも逃げ隠れなら得意だからー、鬼さんこちらー!」
【殆ど重さを感じない風の魔法を刻まれた盾を頼りに、警備兵達の鉄棒攻撃を防ぎつつ】
【腹部のポケットから《パラライズアミュレット》を取り出し、警備兵へ向けて構える】
【道具の効果でパラライズ - 麻痺の魔法 - が迸り、警備兵へ襲い掛かる】
「手の鳴る方へー……ヘヘッ、そうそうこっちこっちー!」
【捕まえられそうで、捕まえられない距離を保ちつつ、タゲを取って逃げて行く】
【流石に盗賊系冒険者だけあり、とんずらをこくのは上手いようだ】
「―― ッと!捕まらないよーだ!」【先回りしていた警備兵を、ジャンプで回避】
「アッ着地硬直狙い!?……まだ!」【着地を狙う警備兵の眼前で、空中二段ジャンプ】
「本日晴れ時々サメでございまーす!」
【二段ジャンプに使った《ファフロツキーズ入りビン》の効果により現れた小さなサメが】
【鋭いがちっちゃな牙の生えた口を開いたまま、警備兵の鼻先目掛けて飛んでいった】
- 63GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 00:03:25
【兎の身のこなしに翻弄されるままに躱され、腹を立てた警備兵はサメの餌食になった。より正確には】
【棒を撃ち込んだ警備兵たちは激しいしびれを訴え、崩れ落ち膝をついた】
【そして最後に残った者は、相手が自分より逃げに置いて優れると認め諦めた。既にあの狸の獣人の姿は無く、もはや戦っても無駄だと判断したのだ】
【一方その頃。】
【リブラはその足で自宅に飛び込んで道具一式を纏めて持ち去り、わき目も降らず一直線に近くの森に逃げ込んだ】
【息を整え、興奮した表情で衝合由来の部品を地面に並べた…しかし気づいた、これで何が出来る? 家出したのはいい、だが材料も無ければこれらに関する知識も無い。】
【以降、リブラはさらなる技術と自分の何かしらの夢を実現する力を欲して各地を転々とすることになる。衝合で来た者の知識により、それが”電車”と呼ばれるものだったことに気づくのはまた別の話。】
ロスコ「ここでいったん終了。お疲れ様」
【先ほどと同じように、強い光が冒険者の視界を満たすと、あの書庫の広間まで戻っていた】
- 64放浪ノウサギ25/06/06(金) 00:14:37
- 65GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 00:19:31
- 66放浪ノウサギ25/06/06(金) 00:21:49
- 67祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 08:39:12
「流石は身軽なシーフ、軽々と翻弄しているね…ならば私は、支援に回ろうか。」
【空高く浮きながら魔力を猟銃型改造魔杖アラウンド・ヘルパー改(仮)に込めると、闇を凝縮させたような弾を何発か放つ】
「《夜の澱たる暗黒よ 重ね連なり縛鎖となれ》」
【《闇の縛鎖》。地面に撃ち込まれた魔力弾から、捕らえた対象の活力を奪い強制的に発散させる闇の鎖が、警備兵たちの腰元へと伸びる】
【外部からの衝撃には弱い鎖だが、振り払おうとする動作それ自体も追っ手の妨害になるだろうと踏んでのことだ】
1日目お疲れ様です!!!
ありがとうございました!!!明日は遅れるかもしれませんが、よろしくお願いします!!!
「お疲れ様だよ……なかなかに度胸がある者の話であったね?」
【ああいった主人公も嫌いではない…と呟くゴスロリ】
「私も、読書の時間に入ろうかと考えている……おや、ありがとう…昼餉は取りたいからね、一度戻るさ…」
【ぺこりとお辞儀をすると、『謎解きはブレックファストの前に第56巻〜特級険築士との世紀の対決〜』と書かれた本を見つけて読み始めた】
- 68GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 20:03:19
【ポータルを抜けた冒険者達は、薄暗い地下に降り立った】
【不思議な風景だ。今立っている小さな広場のような場所、ガラス張りの足元を見れば床下に巨大な時計があることが分かるだろう。その中心の位置に鳩の金属製モニュメント、それを囲むように天井に電燈がまばらに配置されている】
【これは恐らく図書館の地下書庫的なものであろう。足元の時計の外周を、放射状に配置された夥しい数の木製書架が取り囲んでいる。】
【高い天井と仄かな明かり、ほぼ木とガラスで統一されたこの場所は、徳所感特融のどこか幻想的な雰囲気を伴っていた】
【…あと、いつの間にかお茶セットが用意されていた】
ロスコ「…他の職員に客に茶くらい出せって言われてね。まあいいや、ちょっと待とうか…」
ということで準備のため待機…
今日の参加者はここに安価をお願いします - 69祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 20:10:10
- 70GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 20:12:59
- 71GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 20:28:59
- 72放浪ノウサギ25/06/06(金) 20:34:57
- 73祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 20:39:18
- 74放浪ノウサギ25/06/06(金) 20:41:51
- 75GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 20:43:19
- 76祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 20:46:41
- 77放浪ノウサギ25/06/06(金) 20:48:56
- 78GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 20:53:46
- 79放浪ノウサギ25/06/06(金) 20:57:48
- 80祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 21:03:04
- 81GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:05:47
- 82祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 21:11:02
- 83放浪ノウサギ25/06/06(金) 21:11:19
「ものによるらしいねー、それこそ何をしたいかで色々派生するらしいよー?」
【そう言いつつ、手帳を取り出しメモを読み上げる】
「えっと、隠密と不意打ちに特化し単騎での突破力が大幅に上がるのがアサシンでー」
「同じく隠密と不意打ちを伸ばしつつ、『忍術』で補助・攪乱性能も上げたニンジャにー」
「隠密と攪乱に思いっきり振って、神出鬼没を体現する怪盗(ファントムシーフ)とかー」
「旅行能力に大きく振って、未開の大地の斥候として大活躍するワンダラーもあるしー」
「ダンジョンのトラップ関連の専門家として活躍するトレジャーハンターも盗賊系ー」
【言い終えるとメモをしまい込む】
「ボクはまだ何を目指すか決めて無いんだけれどねー、歌は得意だからそれを活かしたいとは思うけどー」
「ハロー、シープ!ちなみにボクはシーフ!」【片手をあげ、軽快にそう挨拶する】
「その商品は幾つか買っても良いのかいー?」【興味深げに見まわした後】
「一つだけなら『9の字型のカギ』が欲しいー」
「複数OKなら……全部欲しいかな!?」【と語り掛ける】
- 84GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:15:44
- 85放浪ノウサギ25/06/06(金) 21:21:45
- 86GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:31:50
- 87放浪ノウサギ25/06/06(金) 21:38:45
- 88GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:43:52
- 89GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:44:30
【この海の被害者はこの1月で30人を超えている。】
【最初は、海岸から離れすぎた観光客が。有翼種の救助員が向かう途中、突然海の中へ消えた】
【同じ日に行方不明者が5人いたことが分かり、翌日から観光客は誰も来なくなった】
【観光地であるこの場所でこんな状態は続けば大損だと誰もが騒ぎ立てる。早期に調査に潜った素人部隊は全員消え、少ししてやってきた専門のダイバー隊は凡そ8割が文字通り海の藻屑】
【あの海には化け物がいる……帰ってきた者によれば、それは人魚だという。美しい声を奏で、海に溶けるような青を纏った人魚】
【誰もが尻込みする中、1人の男が名乗りを上げ、周囲の者の制止を振り払って船を走らせた。】 - 90GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:46:19
【冒険者達は船の上で、1人の少女と対峙していた。】
【その容姿は人間離れしたものだった。輝く鱗を備えた尾に、宝石のように透き通った人間に似た形の肉体を備えた美しい姿だった。その口から紡がれる穏やかな歌が、不思議な事に冒険者達の耳によく届いている】
【どこか濁った黒目を向け、手に持った銛を相手に向けていた…】 - 91祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 21:47:53
「なるほど、派生先が色々あるのだね?どれを選ぶとしても、貴公の行く末に極光のあらんことを…!」
【納得して頷くゴスロリ】
「ありがとう……あぁ、傘に当てて音楽を奏でたものだよ…!」
【受け取り懐にしまい、最終的に上手く行けばセントラリア交響曲第8番まで奏でられるようになったね…と呟くゴスロリ】
「おやすみなさい…良き静夜の、あらんことを…!」
【そっと手を振ると、店をあとにした】
「おやおや、語りたくて仕方がないみたいだね?ここは、アレを試してみる時か…?」
【包帯の障壁の中でフリル付きの黒下着姿になり、特徴的なセーラー服を着こむ祀り香】
【その左腕には、外された留め金が輝いている】
「おや、ローレライかセイレーンの類いかね?」
【セーラー服の懐から短槍を取り出す】
- 92GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:48:01
- 93GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 21:54:39
- 94放浪ノウサギ25/06/06(金) 21:54:46
- 95祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 22:02:50
「ふむ…?
しかし貴公…果たして私の、その姿に…耐えられる保証は一体あるのであろうか?」
【余裕を見せるように微笑み、返答をする祀り香】
「頑張りたまえよ…私も応援しているからね…。
これかい?これはだね、奥の手の……
…ふむ。」
【そこで人魚の動きに気づいて短槍を構え】
了解しました!!!
「何ィィィッ────!!?」
【とっさに包帯を襟から出し、下に着込んでいた特徴的なセーラー服の左上腕の留め金を一気に留め───起動した】
【刹那】
【赤黒い繊維が喰らい尽くすような増殖で繭のように全身を覆った後、変化する】
【手足を重点的にカバーし、逆に胴体は局部3点を覆うのみというマイクロビキニめいた露出度のそれは、《火薬庫》さん謹製の魔術礼装『極兵服』の起動形態である】
「────!!?」
【全身に展開される魔力障壁によって、銛の軌道を逸らそうとする試みだ】
- 96放浪ノウサギ25/06/06(金) 22:07:43
「 ―― ワッ!?フックバリスタ射出ッ……!」
【突然の投擲に全く反応できず、派手に吹き飛ばされる兎】
【左手のフックバリスタを射出し、船の小高い所にしがみつき、何とか落下を耐える】
「……やってくれたねー、《魔導合銀のパリングダガー》のバリアが一発でオジャンだよ!?」
【見れば、兎の周りを光る球状の力場が覆っていたが ―― それに亀裂が入り、パリンと割れた】
【所持しているだけで自動的に防壁を展開する、防御タイプのマジック・ダガーによる防御だ】
【リキャスト時間は60分程……1戦闘に1回の切り札である】
「こうなったら出来るだけ足引っ張らないように自衛をしないとねー?」
「元神サマー!ごめーん、ちょっとだけお時間稼いでくださいー!!」
【背中に背負ったリュックから《風紋様のタワーシールド改》を外し、構える兎】
【全身を覆い隠すその盾の裏で、防御呪文と強化呪文を自身に掛けていく】
「風と雨とが織りなす雲よ!我が身を包みて、一時の安息を与えたまえッ!」
「―― 〈綿雲の服〉コットンクラウド・クロース!」
【ダメージ肩代わり機能を持つ雲の服を身に纏い】
「無垢なる光よ!我が眼前に集いて、命護る盾となれッ!」
「―― 〈聖光の盾〉セイクリッド・シールド!」
【砕けた球状のバリアに変わる光の盾を、自身の持つタワーシールドの表面に纏わせ】
「小さく力強き者の魂よ!我と共に千里を歩み、地平の彼方へいざ飛ばんッ!」
「―― 〈飛蝗の脚力〉ローカスト・レッグパワー!」
【兎亜人の脚力を、さらに増強する呪文を使い、瞬発力を大幅に増強していく】
- 97GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 22:14:04
- 98放浪ノウサギ25/06/06(金) 22:33:08
「アー、なるほどそういう感じの……あんまり言葉を交わすのは止した方が良いかもねー?」
【その濁った瞳を見つめて語り合うと、正気を持っていかれそうだと感じ、身構える】
「これでも逃げ隠れにはちょっと自信あってねー、そう簡単に倒れてやらないよーだ!」
【周囲の異変を察知すると同時に、両足に満身の力を込めて踏み切り、高速垂直上昇を繰り出す】
【船を遥か見下ろす高度まで、脚力だけで跳躍し終えた後は、《むささびケープ》の力で滑空姿勢】
「さて、ここから無差別爆撃ー……すると仲間に危険が及ぶしー、上手い事対策を考えないとー!」
「ひとまず、また銛で狙い撃ちされないよう、タゲは外しとかないとー!」
【そう呟き、また別の魔術の詠唱を始めながら、腹のポーチに手を突っ込む】
「無色の魔力よ!我が周囲に漂いて、仇なす者らの視線を逸らせッ!」
「〈視界屈折鏡〉オブティック・プリズム!」
【視覚探知遮断の魔法を唱え、上空で滑空中の姿を光の屈折により覆い隠し】
(……見えない所からの連射、コレで仕留めるー!)
【そのままある程度近づいたところで、ポーチの中から《Usa9mm短機関銃》を取り出し、引き金を引く】
【Pa ra ta ta ta ta ta !! と軽快な破裂音が響き、鉛玉の嵐が人魚へと襲い掛かる!】
- 99祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/06(金) 22:46:27
- 100二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 22:48:02
このレスは削除されています
- 101GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 22:51:12
「…しぶとい」
【相手を見失い、人魚は忌々しい様子で呟く】
【かかと落としを正面で喰らって倒れこむと、初めて感情らしい怒りの表情を浮かべた】
【突然、間欠泉のような上昇水流が船を貫通し、瞬く間に船を半分ほどガラクタにした】
【数人しか乗れない小型船とはいえ…凄まじい音が響き、木の破片があたりに飛び散る。これに対応して防御をするなら、銛を刺せばいい、と】
【鉛玉を先ほどの水で撃ち落とし防ぎながら水中に飛び込み、先ほど弾かれて海に落ちた銛を回収、と同時に海中で高く掲げた】
【…やりたい放題、と言ってもいい。いくつかの鉛玉を傷を負いながらも人魚特有の生命力で回復を始め、呪文を唱えると周囲の海そのものが捻じれた。重力を完全に無視した動きで、2人に向かって水の拳が兎に向かって放たれた】
- 102GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 22:52:12
※ミスのため書き直し
そしてこの行動が最終攻撃なのでこれに対抗して最後の攻撃をお願いします! - 103放浪ノウサギ25/06/06(金) 23:11:33
(※了解です!)
「ウワーッ、足場が……えーい、コレだッ!『アイシス』ッ!」
【大破する船を見て驚くも、即座に滑空先を変えると同時に、海面へ向けて《氷結魔法石》を投擲する兎】
【冷気の爆発により、海上に現れた小さな氷の足場に着地すると、再度大跳躍して空に舞う】
「ここが巻き戻る物語の中で良かったー、色々遠慮なくアイテムを使えるから……そらっ!」
「《凍結魔宝石 - グラシス・ジェム》の大盤振る舞いだー、遠慮なく受け取ってよ ―― 『グラシス』!」
【そして向かってくる氷の拳に対し、お一つ三万Gもする高級氷属性攻撃アイテムを複数投擲、一斉起動し】
【水の拳による攻撃に対し、水の凍結による妨害を試みる】
「そしても一つー、こっちは炎属性……焼き魚になっちゃえー!」
【同時に、一際輝く魔宝石をポーチから取り出すと、それを抱えたまま人魚の上空まで滑空し、投下】
「……『エクスプロージョン』ッ!」
【『それ』が人魚の頭上に近づいたタイミングを見計らい、起動パスを詠唱すると】
【偉大なる魔術師の切り札を模した、直径30m程の大爆発が巻き起こり、周囲の全存在を焼き上げようと暴れ狂う!】
- 104GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 23:11:51
- 105二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 23:33:14
- 106GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 23:36:51
※祀り香さんの行動反映は>>105を消して後で追加します
とりあえず終わりのナレーションをば
【冒険者達の視界を、眩しい光が覆った】
【彼女の名はピスケッタ・フェアウェル。何故それが分かったのかというと、彼女には妹がいたからだ】
【妹のカルカニスは、彼女が変になったのは両親の死亡事件が原因だという。狂暴な巨大魚に襲われたことによる文字通り無残な最期を目の前で見た彼女は、それがとても美しいものだと感じたそうだ。それ以来、小さな魚から始まりイルカやシャチ、果ては同族や人間を狙うようになった…】
【この世には満たすことが許されない欲望がある。誰かの傷を必要とする欲望は、それこそここが何も傷つかない世界でもなければ、即ち破滅を意味する。】
【今、姉の事を知るのはこの妹しかいない。カルカニスは様々な魔法の制作に携わった伝説的存在だが、かつて自分より才能に溢れていた姉の事は終ぞ誰にも言えなかったのだという】
【冒険者達が目を覚ますと、最初の書庫の広間に戻っていた】
- 107GM◆xPVK3liBCU25/06/06(金) 23:42:13
- 108放浪ノウサギ25/06/06(金) 23:56:43
(アレは ―― まだ生きてるね?行動不能には陥ったみたいだけれどー)
【自身の火力の中で最大級のものを叩きつけて尚、相手が絶命していない事に、冷や汗をかく】
【海中に沈む人魚を追撃する術は、兎には無い。たとえあったとしても、撤退を選ぶべきだろう】
「世の中は広いやー、ああ言うのと真正面からやり合えたら、上級冒険者になれるのかなー?」
【上には上が居る事を知り、そうそっと呟く兎。彼女にとっても上級冒険者は憧れの的だ】
【高難易度なクエストをこなし、高額の報酬を受け取る……幾度、自身も斯くありたいと願ったか】
(まだまだ遠いかなー)【と、そんな事を考えている途中で、光に包まれて ―― 】
「……あっ、タダイマー!」【戻って来た事に気が付いて、栗鼠の司書に挨拶をする】
「アレは強烈だったねー、ボクも何度か大規模依頼に参加した事があるけど、それでも大分ビビッたよー」
「年齢制限を付けた方が良いと思うねー、いや戦闘経験を元に制限した方が良いかもー?」
【そう言いながら、最後に脳内に入り込んできた情報の恐ろしさを思い、表情を曇らせる】
【ファドラの兵士の中にも、稀に似た嗜好を持つ者が居た、彼らも何かに狂わされたのだろうか?と】
「はーい!……そう言えば結局このカギ使わなかったなー、別の所に鍵穴でもあるんだろーか?」
【そして、司書を見送った後、図書館内の鍵穴探しの旅に出た……無謀では?】
- 109GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 00:06:00
- 110放浪ノウサギ25/06/07(土) 00:10:30
- 111二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 00:16:49
- 112GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 00:30:51
- 113GM◆xPVK3liBCU25/06/07(土) 00:35:02
- 114祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/07(土) 08:10:28
訂正追加ありがとうございます!!!ということで修正をば……!
了解しました!!!そしておのれ23時のホスト規制!!!
「生と死も司っていたからね…怪異になっても、しぶとさはお墨付きだと、も…ッ」
【浮遊と超強化された身体能力を活かして固定した包帯を蹴って加速しつつ方向転換、上昇水流を避けると】
「これは酷い壊されようだ……ノウサギ殿…ッ!!?」
【木くずは魔力障壁に阻まれダメージにはならなかった。顔色を変えて振り向き】
「良かった…無事であったか!」
「しまっ…ぐぁァァッ!!?」【ほっとしたが、水の拳への対処が一瞬遅れて天高く吹き飛ばされてしまった】
「くく……なかなかやるじゃあないか…だが、貴公…最初の言葉を、忘れてはいるまいな?」【しかし魔力障壁のおかげかほぼノーダメージな祀り香。体勢を整えると"怪異回復増強ポーションN.E.O"を飲み干し】
「これが今の、私の姿なのだよ…!」
"SCYTHE"
【陶器の如き肌の球体関節人形の姿になり、肌を突き破って背中に生えたジェットで勢いをつけ斜め上から超加速】【短槍に生やしたアダマンタイト級のエネルギー刃を、人魚の首へとすれ違いざまに高速で振りかぶる!】
了解しました!!!ありがとうございます…!!!
「望む世界に、生まれ変わらんことを……
……悲劇が無ければ、目覚めなかった欲望…か。」【斬られ沈んだ人魚を見届け、光の中で顛末を聞くと十字を切って本から戻った極兵服】
「あぁ…そういった悲劇をできるだけ防ぐことも、私たちの仕事の1つであるね…。【頷くと、留め金を元に戻し深く息を吐いた】
信頼してくれて助かるとも……!
無論、また見せるさ。たぶん、明日中にね?
今日はもう寝ようと思う…おやすみなさい、良き静夜のあらんことを…!」【手を振り、ポータルを通ってギルドへ戻っていった】