- 1ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/05(木) 22:25:02
(解釈不一致あり不自然な点もあるかも?)
皆さんこんにちは、私は完全無欠の超絶美少女系メイドの飛鳥馬トキです
…はい?今のはヒマリ先輩の受け売りです、ぶいぶい
今から話すのは私がある日の任務での出来事です
私がド天然系無知パーフェクトメイドであったばかりにまさかあのような勘違いをされていたとは…
そのせいで、普段から困惑させる側だった私が困っています
余談ですが、 200スレで書き込めなくなるの初めて知りました()
前回のあらすじはここから↓
https://bbs.animanch.com/board/4997921/?res=91
https://bbs.animanch.com/board/5074635/?res=198
part2は途中削除されていますが、気にせずスクロールしていただければ訂正版があります。そこから続きとしてお読み下さい
- 2ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/05(木) 22:25:44
私も抱きしめ返し、たまにアカネ先輩の胸に顔を埋めて吸ったり頬をすりすりしてみたり
特にする事のない私はアカネ先輩の抱き心地が良い身体を堪能していました
トキ「(…アカネ先輩あったかいです…)」
前から素質はあると思っていましたがとても中毒性がありますね、これは責任を持って私一人で独占しましょう
そして数時間経ち、私も次第に睡魔に襲われアカネ先輩と一緒に寝ていましたが…
時刻が午後の5時頃
ガチャ…と、音を立てて部室の扉が開きました
カリン「(忘れも……ん…?)」
部室に入って来たのはアルバイト終わりのカリン先輩でした
カリン「………」
ネル「お帰り」
トキ「ふぁ……おや、カリン先輩」
カリン「こんにちは、トキ。それと…ただいま、ネル先輩」
カリン先輩は私とアカネ先輩の姿に面食らいつつ、今日一番に安堵している穏やかな表情を見せてくれました - 3二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:26:06
スレ立て乙
- 4ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/05(木) 22:26:44
カリン「あの、トキ。ここに居てまだ大丈夫?」
眠りから起きた私に頃合いを見てカリン先輩はこんなことを聞いて来ました
トキ「…?」
身体を動かして、抱きつかれた体勢のままでしたが向こうにいるカリン先輩の方を向いて質問します
トキ「どう言う意味でしょうか?」
カリン「…廊下に居た時のトキ、とても怖がってたから」
ネル「………」
まだ仕事中でしたが、横目をゆっくり動かして私の方を見るネル先輩
本来なら勘違い側であるネル先輩方がこの話題を私の口から出させるのはタブーですが、カリン先輩は色々あってその上で聞いて来ました
私は本音を答えるつもりにしました、恥ずかしかったですが…頼る大切さを知った今の私は、そうするべきだと思いました
ですが本当は口に出したくなかったので少し消極的に喋り方になってしまいます
トキ「…正直、まだC&Cの先輩方とエイミ以外の生徒と会うのは怖いです」
トキ「…それに……(あの事を知っている)皆んなに……心配をかけた事と別に、嫌でしたが…あんな姿を見せて…しまったので」
パーフェクトメイド飛鳥馬トキちゃんはお漏らし以下略の事を指して言っていたつもりでした
カリン「………」
ネル「………」
二人にとってはどう聞こえていたでしょうか、特にネル先輩はもっと深刻です - 5ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/05(木) 22:27:58
…ゆさゆさ
カリン先輩は近づいて来てそのまま私の頭を撫でました
カリン「本心を言ってくれてありがとう、それと…私達には気を使わなくても、大丈夫だよ」
カリン「トキが好きなように、甘えて来て欲しい。全部、受け入れるから」
…どういう事か、何故かカリン先輩の事を先生と重ねてしまいました
トキ「…では、もっと撫でて欲しいです」
カリン「うん、何百回でも撫でてあげる」
トキ「…それと、お昼ご飯食べたいです。」
カリン「ふふっ…買ってくるね、何がいい?」
トキ「サンドイッチと午後の紅茶でお願いします、クレジットは私の荷物にある…」
カリン「大丈夫だよ、今日は私の奢りでいいから」
流石カリン先輩、セルフで奢ると言ってくれるあたり優しいです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - 6ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/05(木) 22:28:57
午後の7時頃、夜になりました
既にミレニアムサイエンススクールに残っている生徒は一部の部活動が赦されている人達のみ
ちなみに今の部室の様子ですが…
アカネ先輩は起きましたが、まだ私に抱きついて離れようとしません
カリン先輩はただ私の側にずっと付き添い、嬉しい事を沢山私にしてくれました
ネル先輩は一人で、カリン先輩からの手伝いを断って仕事や掃除をこなしていました
たまに、部室に私達が居ることを確認し、私が知らなかった”粛正“の為に外へ行く事もありました
トキ「(…そろそろ帰った方がいいですかね)」
そういうこったで今、実を言えば吐き気や胃痛が酷くなるかもしれないと身体が悟って来ていました
私が腹を殴られ、陣痛剤を投与した際の副作用です
そして若干効果が薄くなって来ているのか…お腹の調子も痛くなり、前よりは断然マシでしたが…
トキ「すみません、そろそろ家に帰ってもいいですか?」
心配はかけたくないですし、名残惜しいですが早めに帰ろうとしました
それにリオ様が言っていました、体調が崩れた状態で無理をするのは非合理的だと
カリン「…確かに、もう遅いし帰るべきかもね」
アカネ「…………」
アカネ先輩はメガネ越しでも分かる程行かないで欲しそうにしています
トキ「…また、今日みたく甘えに来ますから。今日は一旦お預けにしてくれませんか?」
アカネ「…はい」
とこっそりアカネ先輩に耳打ち、渋々納得して離れてくれたアカネ先輩
パーフェクトコミュニケーションがこの一日で更に上達したかもしれません、ぶい✌️ - 7ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/05(木) 22:30:15
ネル「じゃあ、帰るか」
ネル先輩がそう言って、皆んなが帰りの支度をします
今日は夜の任務は無く、全員非番の日でした
私は荷物をぶっきらぼうに置いてるだけで、特に準備等は必要ないので先に帰ろうと思いました
トキ「…あ、ではお先に失礼します。もう人も少ないですし、私一人でも帰れるので」
その一言で、先程までの空気感がガラリと変わります
ネル「……無理しないっつったろ」
その指摘を受け、また私が無理をしようとしていたのが分かりました
トキ「…ぁ……すみま……あっ…」
つい反射的に謝りかけ、頼る事を大切にすると思い出して途中で言葉を中断して周りを見たら
アカネ「…………………」
ネル「………………」
それを聞いたアカネ先輩とネル先輩が表情が死にました、そして私を見る目はまた何か堪えつつあり怖くもありました
流石に腸に手を突っ込まれたような恐ろしい悪寒を感じ、つい近くにいた普段通りのカリン先輩の背中に隠れました
カリン「アカネ、ネル先輩。トキが怖がってる。普段通りじゃないのは分かってるけど…私達に出来ることはそれじゃないでしょ?」
…確かに普段通りではありませんね
それ程までにお二人は私の事で心配をしていた事を私自身よく分かっていたので、こうなるのも自然…なのかもしれません
アカネ先輩とネル先輩にフォローを入れつつ、軌道修正をしてくれたカリン先輩
トキ「………」
またどこか先生の姿に重ねてしまう、それほどまでにカリン先輩の背中は安心しました - 8ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/05(木) 22:31:03
ネル「…わ、悪い」
アカネ「………」
ネル先輩は本当に反省しているような姿でしたが、アカネ先輩はネル先輩程メンタルが強い訳ではありません
罪悪感に押し潰され、無意味に泣き出しそうな自分を責めるような非肯定的な姿
トキ「っ………」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
続きはまた書いて来ます、お待ち下さい - 9二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:33:10
- 10二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:51:38
スレ立て、投稿あざす
トキのパーフェクトコミュニケーションおもろいです - 11二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:56:54
トキの一挙一動に周囲が曇ったりするのがたまらんです
- 12二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 23:45:47
- 13ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/05(木) 23:49:24
また心に穴が空く感覚を得ましたが、どうすればいいか、悩んだ末に辿り着いた事
…やっぱり私にはこれしかありません
トキ「アカネ先輩、ハグしましょうハグ
アカネ「…わっ、え!?」
私はそのままアカネ先輩に近づき押し倒し、ぎゅっと強く抱きしめアカネ先輩に頬擦りしました
人肌と人肌が触れ合い擦れ合う感触がとても良い気持ち良く、改めてアカネ先輩は抱擁力の権化だと再認識しました
カリン&ネル「(…まじか)」
その光景を見た途端、二人は気を抜きました。
何故かと言えば深く悩み込む程ギャグの様な光景を見れば考えていた事が馬鹿馬鹿しいと思い始める物です
アカネ「と、トキちゃ…むっ…」
トキ「ほれほれほれほれほれほれ(棒)」
アカネ「ひあっ……/////」
トキ「アカネ先輩、悩んだ顔なんて出さずに迅速に私を抱き返すべきです」
そのままグイッと私の胸にアカネ先輩のお顔を持って来ました
アカネ「…あっ…で……ふぁっ!?////」
アカネ先輩には何も喋らせません、無理はしないでと言われているので実質主導権は私にあります
もうアカネ先輩には暗い雰囲気の中過ごさせたくないですから、これくらい馬鹿をやっている方が気楽のはずです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - 14ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/05(木) 23:52:45
- 15二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 01:31:16
寝たか
- 16二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 02:27:46
Hosyu
- 17無名の司祭A25/06/06(金) 03:03:57
この概念まじ良いわ
トキの良さが裏目に出て曇らせ、勘違いっていう視点もあってマジで最高
後ヒマリ部長とトキの絡みさっさと書け———!!! - 18二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 07:13:36
一応保守
- 19ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/06(金) 08:00:58
今日夜浮上できないかも
- 20二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 10:04:03
り
ほ - 21二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 15:22:24
一気に読んでしまった、最高すぎる
ヒマリパート楽しみ - 22二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 21:24:03
ほ
- 23無名の司祭A25/06/06(金) 21:24:46
保守するぞ—————!
- 24二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 00:52:18
保守
- 25二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 04:43:48
ほ
- 26ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 07:21:37
今日の夜浮上行きます
- 27二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 07:29:46
- 28二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 10:11:06
朝ほ
- 29二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 11:59:06
昼保守
- 30二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 14:04:35
見つけたあああ!!
Part1落ちた時見失ってたすまんな…
続き書いてくれてありがとう…ありがとう… - 31二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 19:10:44
夜保守
- 32ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:09:44
- 33ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:11:52
アカネ「…///」
うわーん、アカネ先輩が乙女の顔になってしまいました(棒)
厳密にはほんのり頬が赤くなって照れていると言いますか…私に散々甘えておいて攻めには弱かったようです
カリン「はい、その辺にしといて」
トキ「わっ」
押し倒していた体勢のままでしたが、カリン先輩に持ち上げられて引き離されました
アカネ「……えっと……」
さっきより目の光が宿っており、色々吹っ切れたのか気分が楽になったアカネ先輩
ネル「アカネ、荷物は準備しておいたぜ」
ネル先輩は私とアカネ先輩がイチャイチャしていた間にアカネ先輩の荷物を纏めてくれていたそうです
アカネ「あ、ありがとうございます…ネル先輩」
ネル先輩も先程よりはマシになりました、本当に言葉通りマシになっただけですが
表情はまだ微妙です
トキ「………」
…もう分かりました
一歩言葉選びを間違えれば、先程のように普段のコンディションでは無い二人は大好き過ぎる私を心配し過ぎてしまって、苦しむ事になるでしょう
“普段通りとは行かなくても、自分を曝け出して接すれば…いいんじゃないかな”
”それがどんな形であれ、アスナ達にとって、一番安心できる事だろうから“
…先生はああ言っていた事を思い出すと、なら私はどうするべきか
その答えが、もう一つ見つかりました
トキ「先輩方、私は動きたくないです」
トキ「家までおんぶしてゆっくり連れていって下さい、それと話し相手に丁度いいネル先輩とアカネ先輩も来てください」
そうです、私は先輩方をコキ使います
遠慮=無理、実際は確かに無理していますがそう思われればまた先輩方の心を抉ってしまうかもしれないです
カリン「いいけど…?」
ネル「…最初からそう言え」
アカネ「は、はい。私がおんぶしましょうか?」
ネル先輩が何故かツンデレのツンを発揮していますが、とりあえず帰りましょう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
- 34ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:13:22
住宅街、ミレニアムはもう出ました
トキ「(雨ですか…はぁ…)」
昼までは快晴だったというのに、途中から雨が降ってくるとは
今となってはこれが私のお漏らしの元凶になったんです、許せませんよ
まあ私が漏らした事はC&Cとエイミは気にしてはいなさそうですが、だとしても触れづらいですし一種の黒歴史です
トキ「…すぅー」
そんな事を長く考えないように思考放棄し、いい匂いがする髪の毛に顔を埋め、吸う
どんなシャンプー使ってるんでしょう、あまりの気持ち良さに吐き気と痛みが和らいできました
アカネ「!?」
おんぶしてくれているのはアカネ先輩、私をおんぶできる事を迅速に感謝するべきです(棒)
ネル「………」
ネル先輩は周囲を警戒しつつほぼ無言のまま、ここまで口数が少ないのは初めて見ました
ただ、表情は先程より和らいでいます
カリン「トキ、アカネ。雨に当たってない?」
トキ「問題ありません」
アカネ「ええ、大丈夫です。折り畳み傘を貸して頂きありがとうございます」
カリン先輩は私達に予備の傘を貸してくれ、ちょっとした談笑にも付き合ってくれます
基本カリン先輩から話題を振ってくれ、話も率先してくれるのでとても心地良いです - 35ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:13:34
トキ「…あ、しりとりしませんか?」
今度は私から話を振ります、単純なゲームですがただ私は談笑する中で応答するだけだったので
カリン「特に話のネタも無くなって来てたし、そうしよっか」
アカネ「ネル先輩も勿論参加しますよね?」
意外にノリと調子が戻って良くなってきたアカネ先輩はネル先輩に圧をかけます
ネル「あたしは…」
トキ「先輩としりとりやりたいです…(純粋な目)」
ネル「よし、お前らさっさとやるぞ」
アカネ&カリン「(チョロですね…/チョロいな…)」
ふふっ、作戦通りかんぺき〜です
ピースピース✌️
そういうこったでしりとりをする事にしました、順番はアカネ先輩→カリン先輩→私→ネル先輩です
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - 36ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:15:19
十分後…
アカネ「指向性地雷」
カリン「インサート」
トキ「トータルメタルジャケット」
ネル「と…と……突撃銃」
アカネ「ウィーバースタンス」
カリン「スイングアウト」
トキ「ドットサイト」
ネル「……トリガープル!」
アカネ「ルバロックス」
カリン「スライドストップ」
トキ「プラぺラント」
ネル「また“と”かよ!?」
カリン「(笑)」
アカネ「あらあら(笑)」
トキ「ほら、早く答えて下さい。15秒以内ですよ」
私がト(ド)責めで、しかもネル先輩が答え終わった瞬間に全員が即答しているのでネル先輩はトのつく言葉のレパートリーが無くなっていきます
ネル「あっーたく…💢んーーーーっ!」
極度の睡眠不足で頭の働かないネル先輩は全神経を集中させて考えた末
ネル「トンプソン!」
ネル「あ」
トキ「お疲れ様でした、何故負けたのか明日までに考えてきて下さい」
カリン「…ふふっ」
アカネ「ただのゲームですから、そこまで気にしなくて大丈夫ですよ」
誤爆して見事に敗北しました。全く、私というパーフェクトメイドの“ト”キちゃんが居るというのに - 37ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:15:29
楽しくてつい先輩方の前で笑みと笑いを飛ばします
ネル「おい!もっかいだもっかい!」
それにいつの間にか普段の諦めが悪いネル先輩に少しずつ戻ってきました
アカネ先輩も、普段の物腰が柔らかく優しいアカネ先輩に戻ってきたように思います
私は天才ですね、しりとりというゲームで先輩二人のメンタルケアまで出来たのですから
…本当はしりとりが重要だった訳ではなく、私の表情が重要でしたが
ネル「お前ら、もっかいやるぞ!」
トキ「仕方ないですね、その再戦…」
カリン「全員、今日はここまで。もうついたよ。ミレニアムの第二学生寮」
トキ「おや」
既にもうついていたそうです、そうですね。今日はここまでにしましょう
アカネ「降ろしますね、足元気をつけて下さい」
そして慎重に私を降ろしてくれたアカネ先輩
トキ「よいしょっ…先輩方、ここまで構って頂きありがとうございます」
最後にお礼を言います、謝るよりありがとうなんて何回言っても損がない言葉です
ネル「気にすんな、いつでも来い」
カリン「体調には気をつけて、何かあったらまた連絡して欲しい」
アカネ「また、私達に会いに来てください。トキちゃん」
トキ「…えぇ、では。また」
感謝を告げ、私は急ぎ足で自宅へ帰りました - 38ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:15:53
その前に寮内のエントランスホール、その隅にある部屋に割り振られた階層の他にある郵便ボックスの確認をします
トキ「しっかりエイミは納品してくれましたか」
ですが丁寧に郵便ボックスの中にはコーラ用に大量の保冷剤がぶち込まれていて、ポテチや焼きそばパンごと冷えていました
コーラは美味しそうですが…いや、エイミの事です
冷えてもレンチンするのが合理的とかそういう感じですね
一旦全て回収し、自宅こと寮部屋に帰りました
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - 39ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:17:00
トキ「…おえっ…ごほ………」
トキ「(…良かったです、先輩にこんな姿…)」
自宅に帰って一時間経過し、ますます陣痛剤の副作用が効いてきました
トイレで嘔吐し、多少の発熱
しかも昼よりはマシになったお腹の痛みですが、それでも多少はキツイです
トキ「おろろろ…」
胃袋にあった中身がどろどろの状態で出され、本当に気持ち悪かったです
それで胃袋の中身を全て吐き終え、一旦嘔吐は落ち着きました
口周りを綺麗にして口内をしっかりうがい薬で洗った後、ベットで横になります
トキ「……はぁ…………はぁ……」
若干息遣いが荒くなってきました
今の体調は…今日、少し無理をして外出していた為か少し悪化したかもしれません
また誰かに頼る?ですがこんな姿を見せてまた心配をかけてしまったら…
だったら先生に一回、モモトークで聞いて…
トキ「…はっ、でしたら…」
長考していた私に名案が降ってきました、そして今この状況なら丁度良いです
トキ「…そうですよね」
日にちを改めるよりも、いえ…今までみたいに放置しようとせずに呼びましょう、
—————————アスナ先輩を - 40ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:17:52
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トキ「電話をかけても出ませんね…ごほっごほ…」
何回かかけても出ない、故意に切られている訳でもありませんし
一応モモトークでも送ってみますか
「アスナ先輩、体調が悪いです。苦しいので看病して下さい。ですので私の寮部屋に来てくれませんか?」
トキ「!?」
既読が即付きました、何故電話には出な…
「……ひぃでっ…なんがぁ…ないからっ………ごめっ…ごほ…ごめ………んっね……」
「ひどいっ…ひっぐ…ごど……して、たよ……ね………私っ…あのどぎ…も…」
ふと、思い出しました
トキ「(…そういえば………まさか)」
よく分からなかった今日のアスナ先輩、ですが少しずつアスナ先輩との出来事を振り返って私は一つの理解に辿り着こうとしました
「早く来てください、寂しくて泣いちゃいます」
もう一つ、ちょっと気を抜くつもりで打って送信してみました
「ま、待ってて。すぐ、行くから」
トキ「………」
ですがその前にあからさまに素ではない返信が数分後に返ってきました
…私からの電話は分かっていて、その上でアスナ先輩は…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - 41ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:19:03
プルルル…
急だった、私の…どこに置いていたか忘れていたスマホからの着信
アスナ「………」
今日は昼くらいに一人で帰り、自宅の学生寮で、何も考えずにいた私
アスナ「(誰…?)」
気分が憂鬱気味で何もしたくなかった、だけど万が一の事もあるからすぐに着信音の正体を探した
アスナ「…スマホ……あった」
アスナ「え…?」
画面に表示されているのは、飛鳥馬トキっていう可愛い後輩の見慣れていた名前
その時、私はどうすればいいか分からなかった
緊急事態?でもそれなら私なんかより他の子を頼るだろうし、緊急用連絡先で掛けてくるはず
どうしよう、一回出て話して…でもどうやって話せば良いの?
疑問ばかり浮かんできて、それが本当に良いことなのか分からない
でも急に、切れた
アスナ「あっ…」
そしてまた、掛かってきた
アスナ「…ど、どうしよう。私だ、絶対」
私に何か、この夜の時間帯に用があると確信に変わる
アスナ「出て…で、でも。また」
出ようとして、指がスマホ画面の応答というマークに置こうとしたが
「…す、すみません。今はお腹が、その…」
お腹を抑えつつ、申し訳なさそうに言ったトキちゃんの姿と声
「えっと、アスナ先輩。やっぱり、私の事は…引いてたりしますか?」
心に穴が空きそうになって、本当に死んだ方がマシだって思ったあの言葉
それを、よりによって今何故か思い出してしまった
覚えたくない、忘れたい。でも、それは駄目だって自分でよく分かってる
でも、どうすればいいのかだけは絶対に分からなかった - 42ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:20:11
アスナ「わた、私…」
動けない、今度何かして…トキちゃんが傷ついちゃったら?
私の事が大好きなトキちゃんが、少しでも私の事を嫌いになったら?
分からないって言い聞かせてたけど、本当は怖かった
何もしない方が良いって、思った
向き合って、上手くいかずにトキちゃんを傷つけてしまうのが怖かった
一番苦しんでるはずのトキちゃんが私に気遣って無理をするのも、怖かった
ピッ…
アスナ「ま、また。私」
また何も出来ず、着信音を聞き流してしまった
アスナ「だ、駄目。そんなこと、謝って…でも、これ以上謝って何になるの
故意にスルーしてしまった、怒っていないか、嫌っていないか、またそんな恐怖を感じる
でもそれで私が何かしてトキちゃんが傷ついてしまう可能性も怖い
…な、何か送ればまだ
でもやっぱり、トキちゃんのモモトークの画面の前で固まり、ずっと眺めていただけ
文字を打とうとしても、どうしても身体が嫌だって反応しなかった
「アスナ先輩、体調が悪いです。苦しいので看病して下さい。ですので私の寮部屋に来てくれませんか?」
でも、このメッセージが届いて来た
アスナ「っ…!」
息遣いが荒くなる、さっきまで私はこれに無視していた
え、え?え? - 43ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:25:21
「どうしよう、どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう」
- 44ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:26:32
明らかに冷静じゃなかった、どうやって丁寧に不快にさせない返信の仕方をすればいい?
頑張ってあの時みたいに取り繕って、あははっとか言う?違う。だからあんな事になったのに
善意で気遣うように話す?でも、それはもう駄目だったし実際間違い
分からない、でももう傷ついてるよね。何をやってるの?私は
馬鹿、馬鹿。
「早く来てください、寂しくて泣いちゃいます」
アスナ「…っぁ、ぇ」
呼吸していいの?これは、いつものジョーク?いや、無理してこれを送ってたら…
何もかも頭が真っ白になりそう
と、とりあえず返事。いつもみたいに送る?
リーダーみたいな真剣さがある文章で送る?
でも、それは本当に良いの?電話を無視した私が?正しい言葉選び出来る?資格なんて無くない?
アスナ「わ…私……わから………どう…すれ、ば………いぃの……?」
声が漏れ出して、目から無性に涙さえ出てくる
トキちゃんがどういうつもりで送っているのか、完全に分かることなんて今の私には無理だった
嫌がって送る訳なんてないのに、私がそう捉えている事に思考とは別に嫌悪が宿る
アスナ「…け、けど。お願いは、無視……」
でも、直感的に私は行かないと絶対に後悔する
「ま、待ってて。すぐ、行くから」
やって普通に文章を送れた、これで良いよね?
怖い、会ったら…謝った方が良い、良いよね?
アスナ「せ、せめてすぐ」
そのまま私は急いで、髪なんて整えずすぐにトキちゃんが居るはずの寮に向かった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - 45ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 21:30:22
リアルタイムで書いてきます!待ってて下さい
- 46二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 21:41:21
ネル→守れなかった、申し訳ない。自分が弱いことを解釈した、更に怒鳴って怖がらせた
アカネ→引き留められなかった、自身のハンカチをボロボロになって守っていた
エイミ→判断を誤った、本当に無理しないで欲しいと思ってる
ヒマリ→一人で行かせる判断をさせた後悔?マジの病弱美少女になった
アスナ→トキの無様な姿を隠さなかった挙句にトキの心を傷つけ、無理だってさせた。自分なんか何もしない方がトキのためになる?後悔と自己否定
そして接し方に気をつけようとしてもトキの心を抉ってしまった、前スレの考察で今までの態度やネル先に平手打ちと叱っておいて自分がこの様で偉そうにしていてごめんと思った
そしてトキの口から自分がトキの事を嫌っていると勘違いor思われてもっと心が死にそうになった等々
これ実際にはアスナが一番曇ってんだよな
音声データ聞いたネルアカネエイミヒマリが強調されてるだけでトキ号泣の現場に一番に来てしまったアスナが、自分より苦しんでるトキに何度も傷つけて無理させたって勘違いしてる訳でだからこうなるのもしゃーない
- 47二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 21:59:28
グロッキー状態のトキで、お~?どうなる?(喜)からの
アスナへ連絡で(嬉)(嬉)(嬉) - 48二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 22:02:43
アスナの葛藤すこ
沈んでいってからの『どうしよう』連呼が素晴らしい - 49二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 22:36:20
アスナ葛藤たまらん
- 50二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 23:30:14
このレスは削除されています
- 51ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 23:32:17
アスナ「(看病だから、看病……)」
その道中、急いで私は傘を差し、ドラックストアで体調不良の際に効く市販薬やコンビニで消化の良い食べ物、水分補給にポカリなどを素早く買った
せめて、電話を無視しちゃった事やあの時も傷つけてしまった事への贖罪
そうこうしているうちに第二学生寮へ着いた
近くだったから、比較的早く着いた
アスナ「はぁ……はぁ……えっと、部屋は…」
まだ灯がついているエントランスホールに入り、そのままトキちゃんの寮部屋へ直行した
そしてもう扉の前
アスナ「(…どう、しよう)」
先にノックしたり…でも、寝込んでるよね?
身体が悪いなら、出迎えさせない方が良いし…
駄目、そうしてるうちに今も苦しんでいるトキちゃんを待たせてしまう
アスナ「…開いてるよね?」
そうだ、ノックやインターホンを鳴らす必要だって無いかもしれない
震える手で私はドアノブを握って、押し込んだ
ドッ…と、開くことはなかった
引いても、押しても開かない扉
その一瞬を繰り返していたら、もう遅かった
アスナ「…あ、あ……」
そうしてるうちにおそらく両部屋の中から歩いてくる音が聞こえた
また、無理させちゃった?
また、苦しませちゃった?
私が?私のせいで、私が?私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が?
- 52ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 23:33:23
仕方ないなんて浮かぶ訳無い、それは言い逃れだから
アスナ「……………………」
ガチャ…と、扉が開いた。その瞬間逃げ出したかったけど、無理だった
だって、何もしない方がもっと私が良いと思ってしまった
自己嫌悪という感情が明確に意識し出して、その度に苦しくなってくる
トキ「ごほっ…アスナ、先輩…」
顔色が悪く、息が荒々しくて弱っていたトキちゃん
お腹を丸めており、その苦しそうな姿はあの裏路地での出来事をフラッシュバックさせた
こんな事、初めてだった
アスナ「…ぁ、わた。ご、ごめん、なざっ…」
自然にそう出てしまった
謝りたかった、さっきまでこれを無視していたのを自覚するたびに罪悪感が膨張した
だって私は、何も踏み出そうとせずに考える事しかできていなかった
それが一番意味がないという事くらい悟っていたのに、トキちゃんを苦しめさせる一番の行動だったと言うのに
アスナ「っ…い、わた…...し….」
トキ「…会えて、嬉しいです。アスナ先輩…」
弱い声質だけど、ゆっくりな言葉でそう言ってきた
アスナ「………………ぇ?」
そのまま私の方に倒れて、抱きついてきた
トキ「…連れてってくれますか?私が無理しないように、補佐してください」
アスナ「………」
トキ「ふふっ…はぁ…」
次にトキちゃんは笑顔を浮かべ、安堵した表情で私を見てきた
トキ「…何も、言わなくて。いいですから、迅速に連れて行って下さい…ね」
ふらふらと動きが緩みつつ、抱きつくのを辞めて私の手を握ったトキちゃん
トキ「…どう、しましたか?」 - 53ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 23:34:19
それが、それは本当に…不甲斐なくて、悲しくて、嬉しかった
アスナ「っ……………」
トキ「……ごほっ………はぁ……泣くなんて、アスナ先輩らしくないです。」
でも…動けなかった
どんな表情を見せればいいか、話せば良いか、分からなかった
ただあんなに酷い事をいっぱいした私が会いに来ただけでトキちゃんは嬉しそうにしてる、だからもっと分からなくなってきた
アスナ「…やっば、り……ぃ……わが、んな……ぁい………どう、ずればぁぁ………」
弱音を吐いて、泣く事しか出来ない
そんな表情を見せてしまった、でもそれより
今まで通りにしていたら、このトキちゃんを傷つけてしまうかもしれない
どうにか頑張って接そうとしても、素敵な表情のトキちゃんを見る事が出来なくなるかもしれない
何かしようなんて勇気、出せなかった
嫌だった、それは私でさえも
踏み出せなかった、このままの”時“を私自身を壊してしまうのが、怖かった
でも、その答えをくれた後輩がいたの - 54ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 23:35:20
- 55ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 23:36:13
アスナ「…ぞっ…か…ぁ…うん…」
トキ「…まずは、ベットに横になりたいので…運んでください」
アスナ「……うん、分かった」
アスナ「…あ、あの。じゃあ、その後は…いっぱい、話さない…?」
…初めて、私は今日本当の意味で踏み込めた
私がしたい事を、言ってみた
トキ「…はい、楽しみです」
笑顔で、可愛くて、嬉しそうにしているトキちゃん
…トキちゃんの為になる事って…そっか
そうだったんだ
敏感過ぎたけど、私がトキちゃんを遠回しに接そうと考えて、踏み出せず想ってばっかりで気づけなかった
私がいつも通り自由に好きな事しようと誘ったり、元気そうな姿がトキちゃんにとって嬉しかったんだ
それがどんな形でも、嫌いなんて微塵も浮かんでなさそう
アスナ「…あははっ、ありがとね」
トキ「お互い様…ですよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - 56ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/07(土) 23:36:42
一旦ここで区切ります、風呂入ってくるんで
- 57二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 23:41:30
この展開を1partのスレ時点で構想に入れ込んでたなら天才過ぎる
- 58二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 23:46:03
- 59二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 23:48:46
アスナぁ、トキぃ、すこ✌
- 60二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 00:19:50
うわ〜ん!ありがとうございます!アスナ晴らせありがとうございます!
- 61二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 02:20:16
(これ勘違い概念スレなんだよな…)
- 62ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/08(日) 02:43:40
一旦寝ます
また続き載せますね - 63二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 02:51:52
保守しとくぞ
- 64二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 06:37:13
朝保守
- 65二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 08:21:34
- 66二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 10:31:09
- 67二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 14:29:40
午後ほ
- 68二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 19:25:46
夜ほ
- 69ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/08(日) 20:40:58
(トキ視点に戻る)
「えっと、アスナ先輩。やっぱり、私の事は…引いてたりしますか?」
私は最低でした、何故アスナ先輩にとって嫌な事を…言ってしまったのか
それはアスナ先輩にとっては傷ついたでしょうね
嬉しい事、私は今日アスナ先輩には中途半端にしか言えませんでした
会って、アスナ先輩が泣く時まで
嬉しい、ありがとう、そんなありふれた当たり前の褒め言葉、アスナ先輩に対して言っていたでしょうか
私があのゴミ捨て場のちっぽけな事を気にしていたばっかりに…ずっと、愛想なんて微塵も感じられない事しか言っていません
アスナ先輩は、どうすればよかったのか分からないでしょうね
こんな私にどうやって接すればいいのか、電話越しでどんな事を話せばいいのか
アスナ先輩が私に酷い事なんて一度も言っていなかったのに、アスナ先輩はもしかしたら
何かまた、自分がトキに傷つけるような事を無意識に言っていたなら、トキを嫌っていると思われそうになったなら
それが怖かったのかもしれません、そして分からなくもあった
トキ「…手、握ってて下さい」
トキ「アスナ先輩だから、ごほっ…それだけで、安心します」
だから今度は、ちゃんと…向き合う事にします
- 70ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/08(日) 20:43:10
アスナ「うん、それと…ポカリは飲む?おかゆとかも作ろっか?」
トキ「はい、飲みたいです。それと、おかゆも…お願いします」
そうしてアスナ先輩が私を一時間看病してくれました、その素敵な時間は…不思議と痛みが和らいできます
アスナ「そ、そういえば…お腹、悪いんだったよね?」
それで一時間経った時ぐらいにこんな事を聞いてきたアスナ先輩
トキ「はい…あ、よろしければカイロを貼ってくれると…」
カイロを手に持っていたアスナ先輩に察して私は頼んでみました
アスナ「任せて!」
アスナ先輩は泣く事が無くなり、元気で活発な普段通りのアスナ先輩に戻りました
アスナ「お腹……………………ぇ?」
トキ「あ、アスナ先輩?」
一応寝巻きの私をお腹を出す為に上の服を捲ったアスナ先輩、そこにあったのは…あのゴミ捨て場で見た時には無かった別のアザや傷
アスナ「その…このお腹の傷って、どうしたの…?」
少し焦りが顔に出るアスナ先輩
すっかり忘れていました、ここでまた適当にはぐらかして心配させるよりも真実を伝えた方が良いですかね
それに私は全然気にしていませんし
トキ「今日の昼に、ショッピングモールの雑貨屋でヘルメット団に不覚ながらお腹を殴られたり蹴られてしまって」
トキ「別に傷は残りませんしネル先輩が助けに来てくれて良かったので大丈夫ですよ」
アスナ「………そ、そうなん、だ。ところで雑貨屋でどうしようとしてた?」
触れづらい話題なのは分かっています、そうやってアスナ先輩から軌道修正してくれて助かりました
トキ「ふふん、久々に一人で外出したので…折角ですからアカネ先輩にハンカチのプレゼントをしようと向かったのです」
トキ「特にもうやる事も予定も入って無かったので」
アスナ「……………………」 - 71ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/08(日) 20:44:28
トキ「まあ、一軒目は駄目でしたが二軒目では私を助けてくれたネル先輩も同行して完璧な品を選ぶ事ができました」
トキ「それで今日、アカネ先輩に渡しに行ってアカネ先輩はあまりの嬉しさと感動で号泣しました、ぶい✌️」
ついつい口が嬉しかった事を上手く言語化していっぱい話してしまいました
アスナ「……良かったね。アカネちゃんは、どんな風に喜んでた?」
微妙な沈黙がありましたが、優しく言ってくれたアスナ先輩
トキ「私のパーフェクトメイドボディをがっちり抱きしめて愛でてくれました」
アスナ「…ふふっ、なんか意外だね」
共感出来る言葉を返すアスナ先輩、そして私が寝落ちするまで…ずっとこんな楽しい会話が続いていました
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - 72ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/08(日) 20:45:52
ちょいこれ以降のスレの話になるんですが、個人的な事情で一週間半浮上出来ないかもです
なので次スレに持ち込もうと思いますが、それで良いですか? - 73ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/08(日) 22:26:41
- 74二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 22:42:34
うおちょっと待て。とりあえず先に感謝を、個人としてはやりやすいようにやって頂いてかまわん。合わせますし待ちますので
じゃあ私は今から読んでくるから… - 75二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 22:45:34
- 76ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/08(日) 22:48:39
いってらっしゃーい
- 77ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/08(日) 22:49:54
- 78二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 07:36:18
保守
- 79ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/09(月) 07:56:46
- 80二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 16:34:22
- 81二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 23:06:58
クックックッ…ゲマトリアはこの活動を応援しています
- 82二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 07:20:02
このレスは削除されています
- 83二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 16:01:23
保守
- 84二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 22:07:06
リオだったら普通に病むだろワンチャン
- 85二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 07:57:45
保守
- 86二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 17:41:19
保守
- 87二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 22:22:28
- 88二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 23:45:22
保守
- 89ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/11(水) 23:54:37
- 90二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:30:08
保守
- 91ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/12(木) 16:43:21
今1時間だけ浮上出来るのでその間に書いた構想的なやつ上げますね、折角保守してくれている人もいるんで
- 92ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/12(木) 16:47:03
トキ「…ふぁ…んっ………」
翌朝の9時頃に早起きしました(棒)
ちなみに休学中なので問題ありません、ぶい✌️
トキ「(うーん…まだ頭がぼやけます…)」
体調は昨日よりすこぶるマシになりました、さてアスナ先輩は居るのか帰っ…
アカネ「おはようございます、トキちゃん」
トキ「………」
トキ「???」
目を細めた状態でしたが思いっきり二度見しました
トキ「あ、アカネ先輩?」
起き上がって声が聞こえた方には寝室の掃除をしている普段通りのアカネ先輩が居ました
トキ「どうして私の自宅に…?」
アカネ「アスナ先輩からトキちゃんのお世話をお願いされまして」
唐突過ぎて相槌を打つしか出来ません
トキ「そ、そうですか。ちなみに今アスナ先輩は一体何をしているんですか?」
それはさておき気になったのと私にとっては重要なことなので聞いてみました
アカネ「…三年生はレポート提出がありまして、最近出された課題とはいえ部活動と平行して色々あった事もあり忙しかったので手をつけられていなかったんです」
アカネ「期限が残り一週間なので、私が今朝に一応アスナ先輩に連絡を入れてみたら…と言った感じです」
要はアスナ先輩は課題提出に時間を使う為の入れ替わりという事でしょう、色々が少し気になりますが…
アカネ「とりあえず、朝食でも食べましょう?」
トキ「そうですね…分かりました」
とりあえず起き上がり、用意されているであろうリビングへ少し気怠い身体を動かして向かおうとしました
ドサッ…と、何故かお姫様抱っこでアカネ先輩に持ち上げられる私
トキ「アカネ先輩?」
アカネ「まだ、夜からずっと具合が悪いんですよね?」
トキ「………」
はっ、まさか…私が体調不良だったのを隠していた事に怒っているのでしょうか
心なしかアカネ先輩の表情に笑顔はありませんし
アカネ「アスナ先輩から聞きました、まさかとは思いますが…」
アカネ「昨日はずっと体調不良を隠していた、という訳ではありませんよね?」 - 93ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/12(木) 16:48:20
後に知りましたが、アカネ先輩はまだ私が完全に心を開いておらず強がり続けたまま
自分を追い込んでいるのかもしれないと不安だったそうです
トキ「ち、違いまして…陣痛剤を飲んでいて、それの副作用で体調が少し悪くなっただけで…ほ、本当です」
急いで弁明する私、頭があまり回っていないので変な返事をしていたかもしれません
アカネ「…そうでしたか、ですが万が一も考えてこのまま運びますね」
トキ「はい()」
何か言ったりするのは辞めておきます、頭がまだ回らないので
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次スレでまたこの箇所は訂正点等あるかもしれません、せいぜい夜道には気をつけて待ってるんですね!にはは! - 94二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 16:50:15
- 95二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 20:59:10