【R-18】ここだけ3勢力入り乱れ惑星外性生物と戦うリアルロボットSFな世界【part27】

  • 1ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 02:57:24

    夢のエネルギーをただのご飯にしちまう異星人!

    ここぞとばかりに人類の覇権を握ろうとする大企業!

    惑星(※地球じゃないよ)がヤベェ!!


    ……な「ここ3ロボSF」スレの裏スレ、設定スレです


    【出来れば読んでいただきたい世界観および初期設定集(テレグラフ)(各種ページへのリンクあり)】

    ここだけ3勢力入り乱れ惑星外性生物と戦うリアルロボットSFな世界あらすじ(とりあえずこれだけ読んでくれたなら最低限大丈夫な筈の簡潔にまとめた世界観)

    その1:どういう世界なの?

    特殊なエネルギー鉱石「コア鉱石」を動力源とする人型歩行兵器「バディフレーム(通称:BF)」が兵器として一般化した高度な機械文明が築かれている、地球に酷似した惑星が舞台だよ!

    元々は人類同士で細かい諍いとかはありつつもそれなりに穏やかな世界だったんだけど、本編から20年くらい前に惑星外性生物「インベイド」が隕石に乗って地表に飛来、どうやら上述のエネルギー塊「コア鉱石」がインベイドにとっては食糧として美味しくてたまらないらしくて、人類に敵対行動を取り始めたんだ!

    必死に抵抗したんだけど、現在では地表のおよそ3~4割程が完全にインベイドがうようよ闊歩している危険地帯になっちゃって、そこから時々インベイドが攻め寄せて来る油断できない状況なんだよ……。

    その2:で、今どうなってるの?

    インベイドとの緒戦により人命を多く失いながらも、結果として「クロノス・インダストリー(通称:K.I社)」が世界を主導、地表や地下に「コロニー」と呼ばれるいくつかの居住拠点を制定してそこを中心にインベイドに対抗する様になったんだ!…
    00m.in

    次スレは>>190の方に

  • 2ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 02:58:26

    【前スレ】

    【R-18】ここだけ3勢力入り乱れ惑星外性生物と戦うリアルロボットSFな世界part26【のんびり進行】|あにまん掲示板襲来した異星人!侵略されるエネルギー資源!存亡の危機に晒されてなお人類は……未だ一つになり切れず、壮大な内ゲバを繰り広げ続けていた!!【出来れば読んでいただきたい世界観および初期設定集(テレグラフ)(…bbs.animanch.com


    【禁止事項】


    ・無敵ムーブ(戦闘でダメージを受けない、回避し続ける、など)


    ・必要性の認められない確定ロール


    ・相手PLが嫌がっていることを強要する行為(特にR-18関連はデリケートなところなので扱いには気を付けて、事前相談忘れずに)



    【世界観やパワーバランスを保つ上での禁止事項】

    ・版権設定の利用

    ・「地形を変えられる火力」を個人で設定し所有すること

    ・3勢力(K.I社、人自連、デスペラード)+インベイドよりも立場や規模が大きい勢力を設定すること

    ・なんでも高い水準で出来るキャラ、なんでも高い水準で出来る機体禁止(他の人の活躍機会を奪いかねないため)

    ・メタネタ禁止(「この世界は作り物だ~」や背後さんへの言及をキャラの目線で発言させるなど)

  • 3ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 02:58:44

    Q1:参加してぇ!けど事前のキャラ登録って必須なの?テンプレはある?
    A1:キャラシはあった方が色々スムーズだとは思うけど、無くても規約的なNGムーブさえしなけりゃ参加はOKだぜ!
    テンプレらしいテンプレは特に無い(めんどうくさかった)からテレグラフなりで各自好きな様に書きたいこと書いてくれ!
    ↑の初期設定集から飛んだ先にあるスレ主のキャラシからテンプレとして項目を引用しても大丈夫だぜ!

    Q2:キャラは1参加者につき何人まで?
    A2:何人でもOKだぜ!複数陣営あるし下手に制限設けたらスカスカになるのが目に見えてるから……好きな様に作ってくれ!

    Q3:コテハン(トリップ)は必須なの?
    A3:必須じゃないぜ!でもトリップが無いってことはなりすましや乗っ取りが出ても判別方法が無いってことでもあるから、自衛手段としてコテハンを持っておくのは無難だぜ!

    Q4:スレタイにR-18表記があるけどエロスレなの?
    A4:一般誌のエロ描写とか元ネタ一般作品のエロ同人好き? 俺は好きなの……
    エロメインじゃないけど「エロいことも割と自由に描写して良い」スレだから苦手な人がミスッて踏まない様に一応表記しているぜ!
    「猥談耐性はあるけど自キャラにエロルさすのはなぁ……」って人でもOK、「自分は露骨なエロやりたくないです」って言っておけば良いぜ!

    Q5:設定集に目通したけどなんか既視感ある設定ばっかりだな?
    A5:へへっ

  • 4ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 02:59:09

    【テレグラフ(設定やキャラシート、R-18な文章を書いたりにどうぞ)(※URLのhとttpsの間のスペースを消して検索してください)】


    h ttps://x.gd/Z5SAZ



    【URL短縮用サイト(テレグラフのデフォルトURLだとあにまんのNGワードに引っ掛かってしまうのでこちらでURL短縮してから投稿してください)】


    https://00m.in/

  • 5ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 03:02:44

    「お姉様について、ですか」

    「あの人はとても優しいのですよ。あくまでも私を金龍さんの妻ではなく、明日珠と認識してくれましたから」

  • 6ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 03:03:49

    「かつて私が居た家では、私を私として見てくれる人は居なかったのですから……」

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 03:10:24

    このレスは削除されています

  • 8ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 03:21:28

    「それとあの人、金龍さんの前では見せないのですが、笑うと結構可愛らしいのですよ?」

    「金龍さんとの思い出を語る時、いつも嬉しそうに聞いてもらえる物ですから、はしゃぎすぎてしまう事もしばしば……」

    「少しはしたなかったですね。先程までのは無かった事にして下さい」

  • 9ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 03:22:18

    「……過去には色々あったとも、金龍さんとお姉様本人から伺った事もあります」

    「でも、そんな素振りを見せないほど彼女は常に気高く在られました」

  • 10ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 03:24:15

    「私にとって、シャロンお姉様は大切な家族です……どうか無理をなさらず、メビさんと一緒に金龍さんを支えてあげて下さい」

  • 11エリナ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 10:09:44

    前スレ200

    『はい、先の戦いの直後私たち救護班が
    到着し....貴女や仲間の方々を救護させて
    いただきましたのでご安心くださいね』

    清潔なベッド、入院着、手当てされた傷
    そして、布団の上に敷かれたブランケット

    『大事にされていたものらしいので、
    おまじない程度には役立つかもと......』

  • 12ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/06(金) 10:42:07

    前189

    x.gd
  • 13モカ◆KPwoT407kA25/06/06(金) 10:42:57

    >>11

    【そういえばモコモコとした感触がする。わざわざブランケットまで持ってきてくれたのだろうと】

    救護班…人を助ける仕事ってことか


    羨ましいなぁ…ボクには、戦うことしかできないから。まぁ今回はそれすら満足に出来てなかったんだけどさ

    【思わず声が漏れる。インベイドであれ人間であれ、暴力を振りかざすことを求められ、それしか出来ない自分に比べると…なんだか眩しくて堪らなかった】

  • 14ジーク◆.4YTxDiDm.25/06/06(金) 10:50:35

    前スレ179
    「あっけねぇな…セレン、これで最後か?」
    《あぁ、全機ロスト。予定通りな。》
    「単独2、共同は5か。」
    《いいスコアだな。》
    「チャンプ様も2か。」
    《単独撃破2はアルテミスのみ、箔は落ちんさ。》
    前スレ199
    あのガキは事後処理を押し付けてきやがった。
    「まぁ、回収班に任せるから正解ではあるか…」
    《ウォードッグ。帰投準備を。》
    「あいよ。」
    タナトスは迎えの輸送機カーゴへ向かう。その戦場は造花とはいえ確かに咲いた華たちが居たのだ。

  • 15高級将校◆8meUu6AaJY25/06/06(金) 11:09:32

    エピローグ

    前スレ184、194、199

    >>14

    「諸君らの奮戦により見事デスペラードは撃ち倒された!だが小賢しいことに回収したハーディマンのコックピット内部はテルミット焼却がされていた為下手人の素性は最後まで分からなかった。」

    将校は浅く頭を下げる。

    「君たちの忠義はとても高貴で、揺るぎなきものであることは証明されたのだ!気を落とすことなく、これからもクロノスインダストリー、強いては人類の為に力を示して欲しい!以上だ。解散!」

    大して中身の無い偉いさんの言葉はこの作戦に参加したパイロットにどう響いたかは分からない。だが確かにあの戦いは経験の浅い忠兵の成長を促すきっかけにはなっただろう。


    ここは異生物と3勢力入り乱れる世界。

    クロノス軸小規模イベント『エンジェルロスト』終劇

  • 16アダムス◆C01O2YJoxg25/06/06(金) 11:24:57

    【基地についてからは機体の損壊の事でオペレーターから心配と怒りが混じった言葉が飛んできていた。】
    [注意してくださいとあれ程言いましたよね?]
    「相手が強かったんだから仕方ないだろ、それに任務自体は他の友軍機がやってくれたしな」
    [はぁ…、あなたの機体は損壊、仲間は一機喪失。我らの部隊で考えたら敗北ですよ]
    【報告書を書きながら頭を抑えているオペレーターを後目に缶ジュースと缶コーヒーを一つずつ購入。】
    【缶コーヒーをオペレーターに手渡しながら自分も缶ジュースを飲む。】

    「それにしてもあのデスペラード達強かったな、出来る事なら俺が捕まえたかったけどな!」
    [ボロボロにやられておいてまだそんな事言えるなんて凄いですね?]
    「いやーそうかー!やっぱり俺ってすごいんだなー!」
    [褒めてなどいませんよ]
    【頭を軽くかきながら笑っているアダムスをジト目で見ているオペレーター。】

  • 17エリナ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 11:32:07

    >>13

    『あら、完璧主義なのは良いですが

    理想に潰されては元も子もありませんよ?

    失敗や後悔は、どんなものにもあります』


    『私たちだってそう、救いたくても

    救えなかった皆様は多く居ましたから』


    小さい子を諭すように、

    エリナはモカの頭をそっと撫でる


    『貴女が生きておられる以上、

    この次というのは必ず来る....

    だから、憔悴するには早いのです

    次の機会こそ後悔なきよう準備を重ね、

    己の力を蓄えるのが今出来る最善です


    ......全部恩人からの受け売りなのですが。

    貴女も会ったことがあるはすですよ?

    そのブランケット、見覚えがありますし』


    モカをブランケットで包み込み、

    肩を抱くようにしてニコッと笑った

  • 18アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 11:42:13
  • 19モカ◆KPwoT407kA25/06/06(金) 12:08:39

    >>17

    生きてるから次がある…

    【完璧主義という指摘も含めて言い得て妙だ、と感じた。現にモカは今、こうして生きている】

    ………うん、そうだね

    【クロノス・インダストリーから与えられた使命に殉じる。自分には“既に”それを成し遂げられる力があると、どこかで思い上がっていたのかもしれない。今回のような躓きは、これから先何度も出くわすのだろう】

    【そう考えた瞬間、何故かまた心のつっかえが取れた気がした…ところで】

    コレに見覚えがある…ってことは、あなたも“親切な人”の知り合い?

    【諭すように語りかけてくる救護班の女性に対して心地良さを感じながら、疑問を述べた】

  • 20◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 12:18:45

    【クロノス関連企業に中途採用があった。会社は別々。合計すれば80数人】
    【皆女性。事務員枠での採用であった】
    【適性を見出されるようなことがあれば、あるいは戦場に出ることもあるかもしれないが】
    【当面は什器備品の管理や書類整理、来客対応等。普通の仕事に従事するだろう】

  • 21ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/06(金) 12:50:00
  • 22エリナ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 13:05:20

    >>19

    『ええ、あの人は貴女を助けたのね

    昔それと同じブランケットに包まって、

    子守唄を歌って貰ったっけな....


    お礼を言いに行きたかったら、

    傷が治った後で案内してあげるわ

    今は騒動の収拾に大尉は奔走してるけど....

    怪我が治る頃には事は済んでると思うし

    それとあの人の名前、聞いてないのよね?


    "グリゴリー・カラシニコフ大尉"って名で、

    教会ってところで色々人助けをしてるの

    私の父であり兄、みたいな大恩人よ』


    エリナは懐から一枚の写真を取り出す

    古く、少し色褪せてはいるものの

    まだ小さいエリナと少し若い大尉の顔が

    お互いに頬が煤けた状態で写っていた。

  • 23モカ◆KPwoT407kA25/06/06(金) 13:15:59

    >>22

    教会に、グリゴリー・カラシニコフ大尉か…あ!

    【写真を覗く。そこに写っていた若い眼前の女性と先日の親切な人そっくりな人物を目にし、どこか納得したような顔で】

    そうそう!この人にブランケットやご飯を貰ったんだ!

    それで、案内だっけ?うーん…


    じゃあ頼めるかな?ちょっとあそこで落ち着きたい気分だったんだ

    【少し戸惑った表情を見せながら、誘いに対し頷いた】

  • 24エリナ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 13:26:05

    >>23

    『良いわよ、けど....もう大丈夫なの?

    確かに傷自体は退院出来る程度に

    治療してあるとは思うのだけど...』

  • 25アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 13:27:11
  • 26モカ◆KPwoT407kA25/06/06(金) 13:33:50

    >>24

    だいじょー……お、おもい!

    【怪我自体は快方に向かっているのだろうが…病み上がりの寝起きが直ぐに立ち上がれる訳もなく。怠さで身体が重い】

    …………やっぱり今度自分で行くってことにしていいかな?代わりに座標とか教えてくれる?

    【気恥ずかしそうに要求を訂正することにした】

  • 27エリナ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 13:36:42

    >>26

    『ふふっ、分かったわ。

    貴女の端末に後で送っておくわね』


    あらあらうふふ、とエリナは笑い

    また楽な体勢にしてモカを寝かせた


    『ゆっくり休んでちょうだい』


    元気そうだと判断したのか、

    エリナは椅子から立ち上がった

  • 28モカ◆KPwoT407kA25/06/06(金) 13:39:47

    >>27

    …あ!最後に1つ!

    【立ち上がった救護班の女性に声をかける。ここでこの質問を忘れるとまた先日のようになりそうなので、一応】

    ボクは“モカ”。あなたの名前、教えてくれないかな?

  • 29ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/06(金) 13:41:12

    前スレ159
    「ごちそうさまでした」
     カニ味噌スープを龍影に渡したあと自分の料理を平らげたケイは『とても満足です』という表情を全開にしていた。
    「すごい美味しかった……!また食べたいなぁ」
     自分の傭兵としての稼ぎで行くならどれくらいだろうか?という計算をあとでしようとケイは予定に入れて。

    「……今日は、このあとどうしよっか」
     時計を見たあと、龍影と台に語りかけた。日は落ちている。

  • 30エリナ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 13:49:06

    >>28

    『私?私は"エリナ"、フルネームは、

    "エリナ・ユーティライネン"....准尉よ

    怪我しちゃったらいつでも来てね!』


    ばいばい、と手を振ってエリナは去った

    幾らか...病室は温まったような気がする

  • 31モカ◆KPwoT407kA25/06/06(金) 13:52:12

    >>30

    …うん!なるべく怪我はしたくないけど…また会いたい!かも

    さよ………

    【去っていくエリナへ向け、出しかけた言葉を詰まらせる。再開を確実なものにするには】

    …また!

    【こちらの言い回しの方が正しい気がした。それだけだ】

  • 32二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 14:10:06

    このレスは削除されています

  • 33レイ◆EY2wfgakAQ25/06/06(金) 14:15:56

    (1/n)
    中央大陸中東部。メルソポルタとも呼ばれるココは古くから宗教やら資源やらで大荒れしていた。未だに化石資源が採掘出来るとかで未だにデスペラード共が盗掘している。黒い水が出たって話は聞いたことないが。
    そして「コア結晶の大規模な採掘場」もあると来た。
    そんなヤケクソみたいな土地だ。
    荒れた荒野は数多の窪みが残り、砂に体を埋める強者の骸と外星生物の殻が転がっている。だがこれは既に追い剥ぎされた骨である為回収はしない。
    「何もねぇこんなとこでなんで残飯漁り(BFとインベイドの交戦跡地での廃品回収)なんか…」
    〈そんなこと言わないでくださいよ!ここはつい最近採掘場の防衛があったんですから!それにG-3の近くはドーザーの本隊が動いて残飯漁りしてもまだ沢山あるんですよ!ビーム装備だって拾えるかもです!〉
    片膝立ちで固定されている青いBFを載せたトレーラーから男は、気だるそうな女に声を張って今回の依頼の旨みを伝える。
    「今回の残飯は鉱床が近ぇ!クソ野郎と漁り屋に襲わせて護れなかったので払いませんじゃねぇだろうな!」
    〈そんな事は無いっすよ!ドーザーに誓っても嘘じゃないっす!〉
    「だといいんだが…」
    不安もあるが確かにリターンも大きい。だから漁りたいのだろうな。
    しばらく…日が昇り切った頃か。残飯漁りをする場所に到着した。既に月光が牛のような情けない音を出しながら、埋もれているBFにワイヤーを掛けて引き上げていた。
    女は持ってきた自機の固定を解いて外観に異常がないことを確認してコックピットに入る。円柱型の操縦ユニット内でフットペダルに足を置いて、立ち漕ぎの様な姿勢を取り、ユニット上部に取り付けられたアンカーに操縦服から伸びているハーネスを取り付ける。機体のメインカメラ
    と連動したヘッドギアを被り、左側面にある電源ボタンを押しながらトグルスイッチを操作して本体を起動させる。
    視界が機体と同期する。
    「各種機能正常…スタンディング。」
    その機体は立ち上がる。
    「んじゃ護衛任務と行きますかぁ…」
    ホバーユニットは使わずに歩き出す。

  • 34レイ◆EY2wfgakAQ25/06/06(金) 15:39:32

    >>33

    (2/n)

    レイはBFのモノアイを使って望遠監視をする。照りつける太陽光で暖められた地面は陽炎を浮かばせ、ユラユラと地平線をぼやかす。その時、その揺らぎの向こうに黒い物体が見えた気がした。すぐさま補正をかけながらその揺らぎを見る。

    「人型…数は…揺らぎが酷いな。だが輸送中って訳じゃないな。おい、スカベンジャー!8時方向から人型の接近あり!」

    〈増員でBFは頼んでないぞ!〉

    「敵ってことか!交戦距離に入るまではまだ時間がある!撤収準備しろ!」

    〈出来るか!その為に雇った傭兵だろうが!〉

    「クソ!」

    がめつい連中が!だからこんな事の護衛も外注しなきゃなんねぇんだ!

    心の中で悪態をついたが、事態は変わらない

    「ファンレン!出るぞ!」

    ホバーユニットが起動し、機体を浮かす。ビームライフルを腰部武装フックに取り付け、左腕に装着した75mm滑腔砲と自機との接続を確認しながら不明機へ接近する。

    滑腔砲の状態は良好だ。

    向こうもホバーユニット装備なのか、砲戦距離にもう突入した。数は3機…いや4機。1機が空を飛んだ。有機的な翼のようだ。はばたいている

    「勘弁してくれよ…」

    有機飛行ユニットである「ウーヤァ」。ホバリングが可能な数少ないスパイス。ソイツが空を飛んでいるのだ。そろそろ滑腔砲の射程に入る。

    《なんだよアレ!》

    《知らねぇよ!ドーザーの雇われだろ?》

    《あの青色…賞金稼ぎだ!》

    《女だ!倒しゃ犯せる!俺たちなら出来るぞ!》

    わーわー騒いでいるが、オープン回線である。わざとか?

    「ギャーギャー喚くな!」

    レイは75mmをホバー機の滑走先に放ち、着弾させる。

    突然の段差にホバーの偏向が間に合わず転倒する。

    「奪ったばっかではしゃいでたのかよぉ!」

    転倒した機体にカーボンブレードをぶつけて乱雑に切り裂く。誘爆はしなかった。これがカーボンブレードの利点である。高周波、ビーム、レーザーのように「熱」が原理上どうしても発生してしまう物と違い、発火する程の温度に到達しないのである。

    《アニキー!》

    《やっぱり無理だったんだ!》

    《空は俺が抑えてる!あのクソアマを引きずり出すぞ!》

    ファンレンはバーニアを細かく吹かしてクイックターンをしながら先程切り裂いた機体の廃材を掴み、飛んでるバカに投げつける。吸気口に吸い込まれた後、ウーヤァは黒煙を吐いた後爆発した。

  • 35レイ◆EY2wfgakAQ25/06/06(金) 16:11:33

    >>33

    >>34

    (3/3)

    墜落したバカは受け身も取らずにゴロゴロと転がる。

    《逃げるぞ!》

    《お、おう!》

    ホバー機はそそくさと帰っていく。

    「お前はどうすんだ?」

    墜落し、置いていかれたバカに聞く。

    《俺ってリストに乗ってる?》

    馬鹿な事を聞いてきた。


    レイが撃破した2機はドーザーの残飯に加えられた。

    決してエースとして数えることは出来ないが、確実に腕があるパイロットであった。

  • 36龍影◆9BZ6kXGcio25/06/06(金) 17:01:09

    前スレ159

    ケイから勧められたカニ味噌スープ(台が言うには甲羅酒らしい)を飲むと、カニの旨みと清酒のスッキリとした味わいが口の中に広がった。

    「いいね。美味しいわ。」

    中々乙な楽しみ方である

    >>29

    龍影も名残惜しそうに最後の刺身を口に運び、茶碗の中にある白米を1粒も残すことなく食べ終わる。マナーとしてもあるが、味わえるようになった義体技術のおかげでもある。

    「ご馳走様でした。」

    とても満足出来た食事であった。

    『……今日は、このあとどうしよっか』

    ケイの質問に龍影は少し考える。

    「迷うなぁ…うてなちゃんはどう?」

    ベロベロに出来上がった友人にも意見を仰いだ。

  • 37ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 17:16:32

    >>20

    【シャロン達が飛び立った数日後、クロノス内で82名の人員が改めて配属された数日前】


    俺に『グリーン少将のところへ行け』だと?


    【零れ落ちた物の中には2度と拾えない物もあると諭された時分、別荘に突如として訪れた謎の客人に、金龍は突拍子も無い事を言われた】

  • 38東雲 台◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 17:35:38

    >>36

    『..........ぷはーーー...っ』


    色々あってすぐ酔うが、酒は好きなので

    結局ほわんほわんの状態となっている


    『え〜〜?何しようゆーても、なぁ

    また風呂入るか?さ〜ん〜に〜ん〜で〜...』


    お猪口を手に持ちつつ、くぴりと一口


    『ぷはぁ、沸るわぁ........せやねぇ?

    あんたら期待してはったやろ、混浴』


    微妙に言葉遣いも変わっている気がする

  • 39ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/06(金) 17:36:46
  • 40二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 17:59:37

    このレスは削除されています

  • 41アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 18:11:20
  • 42アラウンド◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 18:25:01

    >>37

    「はい。」

    【用件を伝えた女性型は確りと頷いた後、クワっと目を見開いた】

    「失礼。名乗りを忘れておりました。私はアラウンド。"ファクトリー"出身の自称参謀です。」

    【ファクトリー。クロノス傘下の育成施設出身だと語るそれは、瞳のレンズの独特の輝きであったり、手の甲から指にかけて硬質の部品が使われていたりと見るからに機械的な印象である】


    「正式には大尉として金龍大佐の指揮下に加わることとなります。主に大佐の行動を監視しつつ戦略的・政治的な観点から助言を行う予定です。」

    「私はBFの操縦適性は無く、瞬きする間に大佐に壊されるような戦闘力しかありません。」

    「では何が出来るのかと言えば大局を見て行動指針を取ることができると自負しておりますが。」

    「結果を出すまでは信頼させる術を所持しておりませんので、ひとまず私に関する情報をすべて開示いたします。」

    【そして全部話す勢いでよく喋る】

  • 43ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/06(金) 18:27:24

    >>36 >>38

    「あーー……」

     確かに、そういう話もしてたよね、と少し緩くなった頭の回転で考える。

     どうもケイはケイで、酔いが回っているようで。


    「じゃあ、三人で入る?あんまり迷惑かからないように、部屋の方のお風呂で」

     へにゃ、と笑みを浮かべてケイも同意した。

     血行が良くなっているからか、鎖骨のあたりにじんわりと汗が滴っていた。見えてしまっているのは、たぶん帯の締め具合が緩くなっているゆえだろう。

  • 44アラウンド◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 18:51:29

    >>37

    「なるほど」

    「混乱されているようなので一番の要点をお伝えいたします。」

    「私は大佐の助けとなるべく派遣された参謀です。」

    【要点を分かりやすく伝えるのは人を動かす時に大切なことである】

  • 45東雲 台◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 19:08:43

    >>43

    『ええなぁ、入ろか......部屋のお風呂は

    確か露天風呂なんやったっけ....?』


    座椅子に伸びながら手を挙げて、

    ケイへ賛同の意を示す

  • 46ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 19:10:56

    >>42

    そ……そうか……うん……とにかく分かったよ……ありがとう……


    (……状況がちょっと違うけど、俺を見た時のケイ達もこんな感じだったのかな……)


    【テーブルを挟んで言葉をツラツラと並べるアラウンドに、金龍はどことなく過去の自分を重ね合わせた】

    【彼女の傍で点茶していたメビについては、何を考えているのか誰にも読めず、微動だにすらしていない】


    ただ……1つだけ聞かせてくれ

    俺を監視しに来たのなら、どこまで知っている?


    【金龍は両腕と膝を合わせ、目の前の黒と緑のド派手な意匠を持つアラウンドに対して前のめる】


    どうにも間が合いすぎているし、先程の提案もある……

    どこまでだ?


    【偶然であれなんであれ、キルケーと交替してやって来た】

    【彼女が知らばっくれるのならそれまでの事。だから金龍は明言はせず、彼女の忠誠心に委ねる事に決めた】

  • 47アラウンド◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 19:22:20

    >>46

    「へあっ」

    【前のめりになられて少し仰け反った】


    「失礼しました。大佐がデスペラードを私兵として抱え込んでいたそうで、そのデスペラードにBFを供給していたそうだ、ということを知っています」

    「証拠はありませんがそう予想してここに来ました」

  • 48龍影◆9BZ6kXGcio25/06/06(金) 19:25:07

    >>43

    >>45

    「いいね…露天風呂…」

    何か引き返せない事になりそうだがこのまま突き進んでしまっても大丈夫だろう。たぶん。きっと。

    「一緒に入っちゃおっか。」

    ケイの着ている宿服がはだけて覗く鎖骨を撫でながら台に目配せをする。

    楽しむなら今しかない

  • 49ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 19:27:06

    >>47

    どのデスペラードだ?


    【少しペースを乱した彼女に問い続ける】


    噂じゃ、俺は野良に入れ込む野蛮人だって言われているけども?

    それならどのデスペラードだ?

  • 50アラウンド◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 19:34:06

    >>49

    「えっ、どのですか……?」

    「デスペラードは多様性が豊富ですが、構成員は女性のみで対人戦に優れた集団行動を行なう最近現れたデスペラードのことを言っています。元キルケー部隊の確率は52%です」

    【なんでこんなことを聞くのだろうか、と困惑しながらホイホイ答える】

  • 51ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/06(金) 19:38:14

    >>45 >>48

    「ん、……っ」

     鎖骨を撫でられて僅かに身を動かしながら、ケイはといえば龍影の首筋を撫でた。

    「二人とも羽織、すごい似合ってる」

     褒めても褒め足りない美しさで、肌の感触をほんの数秒だけ味わって。


    「お風呂から上がっても、また着てね?」

     それが、合意と向かうことへの合図だった

  • 52東雲 台◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 19:41:57

    >>48

    『せやったら決まりやねぇ....』


    ご馳走様、と手を合わせて

    いちゃつく夫婦を特等席で見守り


    >>51

    『うわぁ....自分、いけずやなぁ?

    くふふ、変なとこばっかり大人やねぇ』


    遠回しにOKと言うケイを揶揄いつつ、

    反対側に移動して腕に抱き付いた

  • 53ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/06(金) 19:46:36
  • 54龍影◆9BZ6kXGcio25/06/06(金) 19:47:25

    >>51

    「いいよ、何回でも。」

    龍影はその暗に示された誘いに快諾する。

    >>52

    台の隣に移動して、コソッと話す

    「ケイは凄いから気をつけてよ?」

    この後に起こることを納得しているため女として友人に忠告した。

  • 55ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 19:54:25

    >>50

    ……フゥー……君がそこまで確信を持っているのなら、君を送った上層部の連中に隠し通したって無駄だろうな……

    それよりも逆に印象が悪くなる……


    【深く息を吐き、アラウンドに向けていた視線を足元に下げる】


    52%だと言っていたが、これで100%だ

    君の予想はちゃんと合っている

    流石に自称参謀の名は伊達じゃないな……?


    【一通り褒め讃えるも、もう1度彼女に見せた眼は、泥に塗れた金塊のように深く澱んでいた】


    だったら、彼女たちは君と同じ上司から言われて、俺を監視していたのか?

    俺は今、何も隠すまいと話している

    君は信頼されたいと言うのなら、相応の対価を払って見せてくれ

  • 56ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/06(金) 19:58:39

    >>52 >>54

    「……かわいい」

     抱きついてきた台にする言葉は、裏表が存在しないもので。

     脱衣所では配慮しているつもりなのかあえて二人を見ずに服を脱いでいく。

     ……祖父との鍛錬で刻まれたものなのか、あるいは出会う以前にあったのか。龍影は見慣れた幾つかの傷つきのある肌が晒されつつ、丁寧にタオルを巻いていた。


    「?」

     二人でヒソヒソ話している中にはあえて参加せず、まずは身体を洗おう……なんて思いつつ先に入っていく。

     付きすぎず、痩せすぎず、しかしGに耐える人としての身体に湯をかけ、泡立てていた。

  • 57アラウンド◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 20:07:24

    >>55

    「私を金龍大佐の元に送るよう命令されたのはグリーン海軍少将です。また、私以前にグリーン少将が金龍大佐の元に監視を送っていたという話は伺っておりません。」

    【澱みを掃うにはこれしかないと速やかに返答する】

    「こちらから少将に会談の話を取り次ぎいたしましょうか?直接話す場を設けられる可能性があります。」

     

    【なぜここで対価の話が出てくるかというのは今一つ分からなかったが、事実を述べ、自分なりに慮って意見を述べる】

    【働きで価値を見せてみろ、ということだと解釈した】

  • 58ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 20:17:34

    >>57

    ……分かった……


    【金龍の中で積もった泥が幾分か拭われ、低かった声は若干ながら戻る】


    メビ


    『お召し物等は既にご用意していますのでいつでも』


    という訳だ

    なるべく早く取り合わせてくれ

    頼んだよ

  • 59東雲 台◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 20:24:59

    >>54

    『義体を落とすテクやからねぇ...』


    龍影のボディの完成度を知っているからこそ

    ここまで落とした男の恐ろしさが良くわかる

    裏表のない言葉も強力なサブウェポンであり、

    夜の撃墜王...と冗談を言おうとしてやめた。


    >>56

    こちらも再び服を脱いでいき、

    龍影となにやらコソコソと話した後で

    ケイのいる風呂場へと突撃していく

  • 60アラウンド◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 20:25:19

    >>58

    「承知しました。では少々報告を……」

    【タブレットを取り出しペコペコとメッセージを送っている】

    【尚、タブレットを取り出す前や弄っている途中に制止すればその言葉に従うし取り上げて精査しても妙な動きは全く見られないだろう】


    「……明日の14:45から45分間、大佐のご都合はいかがでしょう?」

    「場所は旧西方列強連合領第8鎮守府、交通手段はヘリコプターならば手配可能でここから片道2時間程です。」

  • 61ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 20:33:28

    >>60

    ヘリより速いのがある

    どうせならそれに乗れば良いし、1時間会談は増えるはずだ

  • 62アラウンド◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 20:38:02

    >>61

    「移動時間が少なくなることは大変有意義ですが少将の確保できる時間が直近ですと14:45からの45分しかないのです………!!」

    「移動が高速化しても会談の時間は増加しません……」

    【少しでも会談時間はあった方が良い、という心情は推察し、力になれないことを悔やみはするが認識の訂正もする】

  • 63アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 20:42:30
  • 64ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 20:45:19

    >>62

    何だ……残念……


    【金龍から放たれるオーラが分かりやすいまでに萎むも、それはつまり、少しでも信用できると思えばとことん貫くほど純粋でもあった】


    んじゃ、今日はせっかくだからメビの手料理食ってけ

    俺の監視に来たんだろう?

    だったら、対象が毎日何を食っているのかも見るのが普通だろう?

  • 65イルマ◆KPwoT407kA25/06/06(金) 20:46:44

    【ヴァルハラテック・青天市街支部…主に人自連内の傭兵向けに自社製品の小規模販売や広告、ヴァルキリーや近日発売予定の“新型量産機”のある程度の修理まで請け負うヴァルハラの窓口である】
    くぁぁ…今日の備品チェック完了〜っと
    【一仕事を終え、わざとらしく背伸びし欠伸をもらす人物。彼女もまた、試作型ワーグナーモデルを駆るアカデミー選りすぐりの生徒…“イルマ・ヴェステリネン”だ】
    依頼ついでに久々に寄って見たけどここも変わってないようで変わったねぇ〜…前はもうちょい鬱屈した感じだったと思うけどぉ
    【顎に指を当てて唸る。本社帰還までに時間があったのでテキパキと事務方仕事の手伝いをしていたのだが…それも終わり、また時間が出来てしまった】
    …一旦ふらついてみますか。何かあるかもしれないしぃ
    【鼻歌交じりにデスクから立ち上がり市街へと赴く。イルマは、“人生の無駄”をとことん嫌う性分であった】

  • 66アラウンド◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 20:54:11

    >>64

    「はい、勿論です。ありがとうございます。」

    【一礼。礼とは頭を差し出す動きであり、命を預ける行為にも似ている】

  • 67ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 21:07:11

    【後日 第8鎮守府 第2ヘリポート】

    別に会談ならここまで仰々しいお迎えは要らないんじゃないのか!? アラウンドちゃんよぉ!?

    【ヘリのローター音に音が吸い寄せられるも、金龍は隣の監視役に大声を張り上げて対処する】
    【彼の前に見えるのは、厳粛な顔持ちでいる常駐隊員の一糸乱れぬ整列だ】

  • 68ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/06(金) 21:07:37

    >>59

    「ん……っと」

     突撃すれば髪を洗い、先から雫を滴らせながらかけ湯をしているケイがいる。

     相手に恥をかかせないようにと酔いながら思っているのか、布で大事な部分を隠しながら、座って。丁寧に。

     泡が入らないよう薄く瞑っていた目が、墨と青の目が開かれて……台を見据えて、笑顔の代わりと細められていた。

  • 69アラウンド◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 21:15:28

    >>67

    「へあぁ……!!これが格式というものです金龍大佐!!相手は将官ですよ!!」

    「大佐との立場の違いを示すために大仰に迎え入れている可能性が高いですが!!!」

    【大声に片耳を押さえながら叫び返す】


    「失言でしたあ!!」

    【一瞬目を細める案内役の海軍士官にすぐさま謝罪した】


    【特に表情を変えることなく案内役の海軍士官は格式張ってアラウンドと金龍大佐を応接室へと案内するだろう】

    【応接室の前までくれば案内役の士官は立ち止まりアラウンドと金龍大佐を見る】

    【入室してもよろしいでしょうか、という確認の視線だ】

  • 70ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 21:19:19

    >>69

    (いつでも)


    【静かに士官に対して頷く】

  • 71グリーン◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 21:29:02

    >>70

    【確認を取ると士官は扉を3回ノックした】


    《金龍大佐、アラウンド大尉をお連れしました!》

    【凛と張られた声に帰って来たのは嵐の前の海の様に静かな声だった】


    「どうぞ、お入りください。」

    【扉が開かれる。壮年の男がティーテーブルに座し、そちらを見つめていた】

    「ああ、金龍大佐もかけてください。世間話をする時間はありませんが、お茶くらいは。」

  • 72ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 21:40:53

    >>71

    「ご厚意痛み入ります」


    【彼の手に招かれ、金龍は本革が張られた程良い硬さのソファに座る】


    (うん……流石グリーン少将……滅茶苦茶良いインテリアを揃えているな……)


    「ところで、お茶を淹れて頂く間に伺いたいのですが、俺を呼んだ理由にキルケーが関係しているのですね?」


    【昨日のアラウンドとの会話の復唱を始めた】

  • 73ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/06(金) 21:49:09
  • 74グリーン◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 21:56:39

    >>72                           ・・・

    「凡そその通りですが一つ訂正しておきましょう。キルケ―らしき方々が関係しています。」

    「ああ、らしきと言ったのはですね。キルケ―だと認めてしまうと元暗部という立場上厄介なのですよ。建前というものです。」

    【壮年の男の眼は爛々とした活力には満ちておらず、けれど濁ってもいない。普通の眼であった】

    【その態度も、いかにもな紳士。それより上でも下でもない」


    「少し落ち着いたようですしお伝えしましょう。キルケ―らしき方々82名をこちらで保護しています。」


    【ここでアラウンドが淹れたお茶をスコーンと共に差し出す】

    「ご苦労。」

    【少将はアラウンドに声をかけ、その後金龍大佐の胸元辺りを見やる】

    「まずはダージリンをどうぞ。そして言いたいことを言ってください。」

    【そう薦めた】

  • 75ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 22:02:36

    >>74

    ……1つだけしか訂正されないのであれば聞かせてください……


    【ダージリンを一息で飲み干す。毒を飲んでも、場に呑まれる事が無いように】


    ……どうして俺が彼女たちを雇っていたとして、それを知ってて止めなかったのですか……

    ……どうしてあんなにも他者に寄り添ってくれる彼女たちを殺したんですか……


    【ソーサラーに置いたティーカップが、カチャカチャと音を鳴らす】

  • 76アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 22:10:23
  • 77グリーン◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 22:16:57

    >>75

    【こちらも紅茶を一息で飲む。それがポーズが本心からかは分からない】

    「……冷静に努めてくれることに感謝を。だからこそ私も真実を伝えねばなりません。」

    【これは心からの感謝だった。だからこそ残酷なことを伝える、という前振りだった】


    「人自連での内乱とそれに伴う動きの対処に追われ。気付いた時には、キルケ―の全員を助けようとすればクロノスの大部分を敵に回さなければならなくなっていました。」

    「私の対応は後手でした。」

    【謝罪はしなかった。優先順位を間違えたとは思っていないからだ】

    【対応が後手になったことだけは認める。それが真実だった】


    【部屋にはソーサラーとティーカップが振れる音だけが響く】

  • 78ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/06(金) 22:24:17
  • 79ラファエロ◆KPwoT407kA25/06/06(金) 22:25:50

    『​───────DKF-7だと?』
    はい。確かにスレイガンとのコンペディションに敗れた機体ではありますが…皮肉な事に、忌まわしきデスペラード達がその性能の高さを証明してしまいましたからね。
    強奪されたものが全てという訳でもないのでしょう?このまま倉庫で埃を被り続けるのであればプレアデス征団の戦術性と生存性向上の為に何機か融通して貰えないかな〜、と
      ・・・・・・・・・
    『…ただのデスペラードでも、ハッカーチームによる機体強制ジャックまで2機ものアルテミス相手に持ち堪えた。それが根拠という訳か?確かに電子面の脆弱性は対インベイド想定であるなら考慮の余地もない…か

          ・・
    いいだろう。2機だ。ただし…』
    ええ、結果は必ず。彼女達が示してくれるでしょう

  • 80ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 22:26:20

    >>77

    【主張し過ぎず、それでいて誰もを魅入らせる装飾のハンドルに、ピシッと小さなヒビが入る】

    【まだ、これでも冷静を保てていた】


    ……俺が……殺したのか……


    【万物は流転する。善も、悪も、因果も】


    ……何だかバカみたいだな……本当に……バカじゃねぇか……

  • 81グリーン◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 22:40:16

    >>80

    【少将は罅に目をやる】

    【超人的な金龍大佐の握力で、ひびが入る程度で済んでいるということは、まだ耐えているということを理解させた】

    【アンティークの茶器に罅が入る悲しさよりも、その足掻きに目を細めた】


    「……皆が殺したのですよ。後手に回った私。引き留められなかった貴方。直接対峙し引き金を引いた兵士たち。」

    「誰か一人の責任ではありません。しいて言えば、貴方の上官が負うべき責だと思いますが。」

    【やんわりと告げる】

    【大佐一人の責任ではないと。あるいは、大佐一人で負える責任ではないと】


    「とはいえ、馬鹿のまま終わるわけにはいきません。私も、貴方も。」

    「以降、このような事態を未然に防ぐため、参謀を見繕いました。金龍大佐にお預けしようと思います。構いませんか?」

  • 82アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/06(金) 22:45:07
  • 83二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 22:59:09

    このレスは削除されています

  • 84ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 23:02:03

    >>81

    それが最善であるなら……バカで終わらせないためなら……謹んで……


    【少将という地位に居るに相応しく、責任を共に背負うと投げ掛けてやる事で、金龍はゆっくりと指に込めた力を抜かせた】


    ただ、俺からも2つ要求します……

    保護した彼女たちの今後については、しばらくはデスクワークか雑用だけに、心持ち次第では歩兵戦時のアグレッサー部隊として復帰させてあげてください……

    そして"絶対に"子供を殺させないと誓ってください……


    【珠と一緒に居る時の笑顔が、目の前に映る。実に楽しそうで、実に晴れ晴れとしてて……】


    どうか……お願いします……

  • 85ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/06(金) 23:10:57
  • 86グリーン◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 23:18:36

    >>83

    「将官と佐官の間には大きく開きがあることは理解していますね?」

    「そのような格上の相手に2つも要求することがいかに図々しいことかも、理解していますね?」

     ・・・・・

    【当然のことを確認する】

    【万一この事実を理解していなかったらその場で修正しなければならないからだ】


    【少将が2度ティーカップを指で叩く。控えていたアラウンドが少し冷めたお代わりを注ぎ、それをまた一口少将は口に含む】

    「……己惚れないで頂きたい。保護した彼女たちに子供を殺させるようなことをすれば金龍大佐、貴方がどんなことをしでかすか分かったものではない。」

    「だからその程度のことは要求されなくとも考慮し、実行しますよ。我が父祖に誓ってね。」

    【怒り、そして誇りだった】


    「私は負の信頼も大佐に向けています。万一貴方が暴走するようなことがあれば、今度こそ一つの自治区を廃墟にしなければならないでしょう。それはとても……割に合わないものです。」

    「そうならないように、互いに最善を尽くし続けましょう。」

    【そういってスコーンを齧った。シンプルなバターの味がする】

    【金龍大佐の目の前に居るのは聖人ではない。少しばかり穏健だが、その実天秤にモノを乗せ冷静に傾ける大人である】


    「今回、アラウンド大尉を通してこうして直接話す場を設けたことからも分かる通り……私はこれからも金龍大佐の話を伺う用意があります。」

    「直接は難しいとしても、大佐の意見を聞くだけの環境はあるということです」


    「……長くなりましたね。他に質問はありますか?」

  • 87グリーン◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 23:20:32
  • 88ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/06(金) 23:38:15

    >>86

    出過ぎた無礼をお詫びします……


    【グリーンからの刺々しさが増した視線を苦とも思わず、堂々と正面から向かう】


    ですが例え図々しくとも、俺の家族で、珠さんの姉妹なんです……

    少将が父祖の事を誇りに思うように、俺は彼女たちを大切に思っている……

    最初にハニヤの姐さんを失い、そして今回でシャロンの姐御を失った……

    俺は……俺はこれ以上……消えて欲しくないだけなんです……


    【強く堰き止めていただけで、今にも思いが溢れるような表情だった】


    質問は有りません……

    今日は俺に時間を割いていただきありがとうございました……

  • 89グリーン◆fDey8JUvvk25/06/06(金) 23:49:54

    >>88

    「そのカップは持って帰りなさい。金龍大佐の忍耐の勝利の証です。」

    【罅の入ったティーカップを示す】

    【よく耐えたトロフィーだと】


    「では、返礼は結構。」

    【そう言って退出を促す。感情をあふれさせるなら誰もいないところで──少将にも覚えがあったのかもしれない】


    【ヘリコプターに乗れば帰れるだろう】

    【道中、案内役のアラウンドも最低限しか喋らず】

    【必要ならば一人にさせただろう】

  • 90アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 00:01:49
  • 91アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 08:35:57
  • 92ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/07(土) 11:05:46

    >>68

    「凄い……綺麗だよ」

     目の前の女性の姿に、ケイは嘘偽りなく答えた。


    x.gd
  • 93東雲 台◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 11:29:21

    >>68

    『んー、にこにこやねぇ....?

    こないなええサービス受けてしまったら、

    こっちも何かしてあげたなるやないの....』


    >>92

    x.gd
  • 94ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/07(土) 12:25:54
  • 95ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/07(土) 13:13:08

    前198
    「そうですか…」
    【その様子から彼女が何も知らないという事は明確だった。思えばどのような出自で強化手術を受けたのかも自分は知らない。だが、志願した訳ではなそうだ】

    「…体調が優れなかったり苦しかったりはしませんか?何かあればなんでもオレに言ってください」
    【手を握ったまま、真っ直ぐとウルヴィを見る】
    【今の問題は経緯じゃない。過去を詮索したって意味がない】

    【急に身体から違う器官が生えたのだ。少しでも力になれたらと思い、目を伏せた彼女に声をかけた】

  • 96ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/07(土) 13:21:07

    ……メビ

    『予測だともう間もなくです』

    ……そうか

    【友を待っていた。あのテーブルを囲んだ友を。愛する者を殺した友を】
    【公園のベンチに座る金龍の内心に反し、風はそよいでいた】

  • 97東雲 台◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 13:28:05
  • 98アダムス◆C01O2YJoxg25/06/07(土) 13:28:07

    >>96

    【辺りを見回しながら公園に入っていく。】

    【金龍大佐に会って話をしないかと言われ断る理由もない為、承諾したのだ。】

    【そして会う為の公園に来た。】


    「大佐どこだ〜?確かベンチに座ってるって…、いた!」

    【公園に入ってから少し進んだ先のベンチに座っている金龍大佐を見つけ】

    「大佐〜!来ました〜!」

    【友のように思っているからなのか、上司に対する礼儀正しさなどはなく仲良しな友達と待ち合わせしているみたいに手を振って走ってベンチに近づいて行く。】

  • 99ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/07(土) 13:35:45

    >>98

    よぉアダムス


    【呑気に走ってきたアダムスに対し、金龍は穏やかな声で応えた】


    最近なにやら忙しいようだが、調子はどうだ?

  • 100アダムス◆C01O2YJoxg25/06/07(土) 13:43:05

    >>99

    【金龍から穏やかな声で応えられるが、こちらは落ち着いて喋り出すが】

    「こちらは准尉になってから初めての任務でデスペラードにボロボロにやられましたけど!私は元気です!!」

    【途中からテンションが上がっていったのか最後の方では笑顔で返していた。】


    「そういう金龍さんの方はどうです?元気でしたか?」

    【笑顔を少し解き、微笑みながら金龍の顔を見ながら質問する。】

  • 101ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/07(土) 13:43:57

    >>95

    「……熱い、けど、さむくて、苦しい」

    【不安に打たれた頭を上げて、彼と目を合わせる。離さないで握られた手の感触を確かめるように握り返して、身体が訴える情報をそのまま伝えた】


    「怖く、ない?」

    【未知に対しての解答は得られず、原因不明。人ならざるという結果だけがそこにあるのに、ランセルからは微塵も排斥や恐怖も、奇異を訝しむ目も無かった】

    【ましてや知的好奇心と目的意識が道徳を上書きした混沌でもない。ただひたすらにウルヴィを見据える、それだけの瞳】

    【それが不思議に思えたのか、ウルヴィは躊躇うように問いかけた】

  • 102ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/07(土) 13:54:13

    >>100

    俺は……まぁまぁだよ……


    【隣に勢い良く座り込まれ、満面の陰り無き笑みを見せられ、微小の揺れを感じる】


    ただ、そのデスペラードってどんなヤツだったんだ……?


    【自分より青く、自分より数倍早く成長する彼に問い掛けた】

  • 103ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/07(土) 14:04:16

    >>101

    「発熱ですか…」

    (身体変化は負担が大きい、それもこの感じだと免疫細胞の誤作動も当然か)

    【寒気のする熱と聞いて、風邪などによる発熱反応を思い出し、対策を考えるも病などはない為パッとは思いつかない】

    【そう考えている思考に問いが投げかけられた】


    「…?いえ、特には」

    【殆ど反射的に言葉が出た。「怖くないのか」と聞かれれば「怖くない」としか言えない。理屈で考えれば自分も似た経験があるなど様々な理由はある。しかしそれ以上に】


    「ウルヴィさんを怖がったりなんかしませんよ。大事な人ですから」

    【大事な人。どう大事かは自分でもわからないくらい、でも確かに大事な人。その人を怖がったりなどするだろうか?少なくとも自分はしない】

    【変わらない目線でそう答えた】

  • 104アダムス◆C01O2YJoxg25/06/07(土) 14:10:27

    >>102

    【デスペラードに関する事を聞かれるが任務の際に言われた事しか知らず。】

    【どんな性格しているのかなどすら話した事さえない為、分からない。】

    「うーん…相手の素性などは話した事はないからどんな人なのかは分からないんですよね…」

    【目を瞑り思考しながら唸っているが、ふと目を開き】

    「でも強かったですよ!いや〜私が捕まえようと思ったんですけどもボコボコにされましたからね。」

    【あのデスペラードは強者だ。それだけは絶対に揺るがない評価だった。】

  • 105ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/07(土) 14:41:30

    >>103

    「ん…」

    【それなら構わないという事なのか、いつも通りに淡白な返答をして、紅い瞳が少しだけ逸れる】

    【いつもと変化があるとすれば、ぱたぱたと何かが空気を仰ぐような音がすることだろう】

    【それはウルヴィの安堵を示すように、スカートの内側でゆっくりと振られた尾によるものだ】


    「わたし、も───」

    【そうだったら、良いなと思った。なのにまた、ランセルが“美味しそう”に見える。一緒に居たいと思うほど、匂い立つように感じてしまう】

    【だから飢餓感と共に、その先の言葉も飲み込んだ】


    【頬にたまる僅かな痒みは、じくじくとした膿んだ痛みも孕んでいた】

  • 106ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/07(土) 14:44:05

    >>104

    そうか……


    (姐御、滅茶苦茶強いって言われてますよ……そんな場合じゃないけども、俺は誇りに思ってますぜ……)


    【彼女たちに見ているような木漏れ日を仰ぎ見て、金龍はしばらく目を閉じた】


    んじゃ、何かやりたい事はあるか?


    【そして向かい合い、改めて問い掛けた】

  • 107ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/07(土) 14:49:29
  • 108アダムス◆C01O2YJoxg25/06/07(土) 14:54:19

    >>106

    【しばらく目を閉じたいたが向かい合い問い掛けをしてくる大佐を見て】

    「(そのデスペラードの事について何か知りたかったりしたのか?)」

    【などと、思いつつも問い掛けに素直に答える。】

    「今やりたい事はないですね…、大佐の方の用事は大丈夫だったりしますか?もしよろしければ大佐の方を何か手伝ったりしたいです、もちろん無理でしたら構いませんよ。」

    【自分は話に来たので何かしたいとかは今の所ない、そのため金龍に合わせるつもりで応えた。】

  • 109ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/07(土) 15:36:18

    >>108

    ……俺については大丈夫だ 優秀なメイドがいるからな


    【ニヤリと笑い、親指を差す】

    【召し使いは粛々と礼をした】


    ただ強いて言えば、君だけは変わらないでくれ


    【己を取り巻く環境がガラリと転じ、自分と共に歩んでくれる仲間がスルリと消える】

    【彼は、俗に言って疲れていた……】


    取り敢えずはそんだけだ じゃあな

  • 110ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/07(土) 15:41:15
  • 111アダムス◆C01O2YJoxg25/06/07(土) 15:46:59

    >>109

    【金龍とメビがこちらに礼をしたりしていた。】

    「そうですか?なら良いですけど…」

    【確かに手伝いなどはやり慣れてるメビなどに任せた方が良いだろうと頷く。】

    【そして君だけは変わらないでくれと言われ、その意図は分からないが 】

    「任せてください!俺は変わるつもりはないですから!」

    【自分に親指を指して、ドヤ顔をしながら応えている。】


    「あ、もう帰るんですね。それではまた会いましょう!」

    【去っていく二人の背中を見て手を振って、見えなくなった所で自分も帰路につく。】

  • 112ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/07(土) 16:11:07

    >>105

    (尻尾も生えてる…獣性や本能を高めてより好戦的にする処置か?)

    【彼女の内心に気付く事もなく、現状の考察に思考が戻っている】


    (……寒気が続くなら)

    「えぇっと…失礼します!」

    【できる考察を終え、一つ思い浮かんだ案を試す】


    (風邪じゃないならうつらない筈…寒気が続く発熱は体を温めるのがいい筈!)

    【以前、寝ていた時同様に同じ布団に入り…その身体をそっと抱きしめた】

    【まだ幼かった頃熱を出した時の事を思い出してのこと。効く確証はない。それでもやってみる。やれることはやると決めたから】

  • 113アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 16:11:44
  • 114東雲 台◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 17:20:54
  • 115ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/07(土) 17:29:25
  • 116ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/07(土) 17:31:53

    >>112

    「──?」

    【包み込まれる感覚に、意識の空白が生まれる。何が起こったのか、と。その答えは存外すぐに理解できて】


    「…ん」

    【彼の鼓動を求めるように抱き返す。霜が崩れるように、寒気が和らいでいく】

    【高熱時の寒気とは、より体温を高めるための反応から生まれる。それは不足の限り、身体を熱するために】


    「もらって、ばっかり」

    【腕を回したままのウルヴィが呟く】

    【貰うばかり、与えられるばかり。何故、彼が自身のことを大事だと言ったのかは分からずとも、そうしてくれているのは分かる。それなのに、ウルヴィは彼に何もできていないから】

  • 117ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/07(土) 17:44:24

    >>116

    「もらってくれるから嬉しいんです」

    【何かを人にする時、恩を返して貰おうなどとは考えてない】

    【自分の言った言葉が何故、彼女が大事なのかを裏付けた。受け取ってくれるから大事なのだ】


    【自分のしている事は偽善である。それでも誰かの為になれるなら、この人の為になるならば、いつまでもこうしていたい】

    【そう思いつつ、新たに耳の生えた彼女の頭をスッと撫でた】

  • 118アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 18:02:34
  • 119ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/07(土) 18:07:19

    >>117

    「でも…」

    【打算や勝算、リターンを求める厚意。ウルヴィにとってはそれこそが当然だった。相手を思うこと、それだけの好意というのは学べなかったが故に、嬉しいと言われてもそれ以外のリターンが無いのはどうかと思ってしまう】


    「……ん」

    【そうして何か、恐らくは不公平についてでも言いかけていたようだが、頭に手を乗せられれば、撫でられる事に集中するようにウルヴィは瞼を閉じる】

    【善や偽善という認識は関係なく、ただそこにある事実が彼女を癒やす現実なのだろう】


    【硬質そうな灰色は、見た目よりも柔らかくその手を受け入れていた】

  • 120ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/07(土) 18:21:04

    >>119

    「今は、体調が万全ではないのですから休んでください」

    【彼女はまた対価について考えたのだろうか。止めてしまった言葉の先を予想しながら撫でを続ける】


    「……やっぱり好きです」

    【それはそうと、自分はこの髪が好きだ。凛として鋭さも持つ銀色でありながら掬えば流れる柔らかさを持つ髪】


    【後はもう、言葉は不要かもしれない。そう思い彼女の回復を祈るだけにして目を閉じた】

  • 121ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/07(土) 18:38:05
  • 122アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 18:49:44
  • 123ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/07(土) 19:46:01

    >>120

    【ランセルが休むよう勧めたのを受け入れたのか、はたまた既に睡魔に捕まっていたのか。ウルヴィは小さく頷く素振りだけを見せて、静かになっていた】


    【沈むように心地よく、意識が落ちていく最中。彼が何かを伝えようとした気がするものの、その意味を理解するより先に、眠りが意識を落としきった】




    【────翌朝。】

    【覚醒したウルヴィの視界に、未だ寝ている彼が映る。どうやら今日は先だったらしい】

    【ランセルが先に起きた場合は、食事の用意などもあってかウルヴィが起きるまで居ることは少ない。しかしウルヴィが先に起きた場合は、特にすることも思いつかなければ横になったままで居ることが多かった】


    【体温は既に平熱まで落ち着いて、少しの倦怠感を残す以外は悪くない目覚めは、彼のお陰と思った】

    【無防備に眠る彼の肌は、白い方に分類されるだろう。そもそもとしてランセルは全体的に色が薄く、それは澄んだような透明感を感じさせる。…彩度という意味ではウルヴィも似たようなものなのだが、紅い瞳はその点を考えてはいないらしい】


    【ただ惹きつけられるようにじっと見つめて、疼いた渇きを飲み込むように喉を鳴らした】

  • 124ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/07(土) 19:54:51
  • 125アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 20:34:19

    >>124

    x.gd

    【そして、朝】


    『おはよう、リーダー....』


    着替えてシャワーを浴びた二人は、

    同じシャンプーの香りに包まれながら

    隣に座ってコーヒーを飲んでいた。

  • 126ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/07(土) 20:42:29

    >>123

    【起きる素振りも見せず、何の防御手段も見せていない。時折り呼吸音が鳴るだけで寝続けている】


    「……っん、もうちょっとで……できますから……」

    【一瞬、口を開いたかと思えば焦点の合わない言葉を出す。喉の鳴る音に反応したのだろうか、夢の中でも食事を作っているのだろう寝言。ランセルにとって誰かの為に料理を作る事はまさに夢のような事。その相手が大事な人ならば夢に見ても仕方ないだろう】


    【そしてまた寝息を立て始めた。緩みきった微笑みを浮かべながら】

  • 127アオヤマ◆KPwoT407kA25/06/07(土) 21:00:56

    【クロノス・インダストリー管理コロ二ー某所。とある喫茶店にて​───────】

    トゥーゴーギガントアーモンドミルクアドエクストラチョコエクストラキャラメルエクストラチョコソースエクストラパウダーエクストラチョコチップエクストラローストエクストラトッピングブラックモカチップフラッペカプチーノ
    「かしこまりました」
    【強化人間ブルーマウンテンが“いつもの呪文”を唱え、店員もそつなく応じる。プレアデス征団のメンバーにはコーヒー豆の銘柄に因むコードネームが与えられるのが暗黙の了解となっている。再教育直後、右も左も分からなかった頃の彼女が真っ先に興味を持ったのがそのコーヒー豆であった…今となっては、豆よりもコーヒーそのものを嗜むようになってきたが】
    ふんふふ〜ん♪ふふんふ〜…
    【先日の任務に於いて、スカッド・ソルジャーにて1キルが取れていたとモカ伝いに聞いたことで、今の彼女はハッキリ言って浮かれていた。鼻歌交じりにシートに腰掛け、魅惑的な黒い飲料が錬成されるその時を待つ】

  • 128ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/07(土) 21:17:33

    >>125

    はい、おはようございますわ……きゃっ、やっぱり恥ずかしいですわ〜!

    なんだか顔を合わせるだけで昨日のことを思い出すようで……きゃーっ

    わたくし、大人の階段を登ってしまいましたのね……それも、同性同士だなんて……きゃーっ

    わたくし、お婿に行かないかも……その時は、もらっていただけます……?

    【コーヒーをブラックのまま苦味を楽しみ、苦味……昨日のことを思い出して慌てて砂糖を入れて苦味を誤魔化して……それはそれで恥ずかしくなって顔を赤くする】

  • 129アラウンド◆fDey8JUvvk25/06/07(土) 21:26:04

    「ホアアアアーーッ」
    【邸宅の一部屋。持ち込んだ3面モニターの前にてアラウンドは奇声を上げる。流石に周りに配慮して声量は控えめだが】
    「そっか、四面楚歌なんだ……!!」
    【自分の生命どころか人格や思考までクロノスに差し出す、つまりは摘出不可能なバイオ・ニューロ・チップの移植を受けた者にしか扱うことのできない情報網を用いてアラウンドは一つの分析を終えていた】
    「あぁー、「敵」「敵」「敵」「敵」あなた「敵」……!!」
    【金龍大佐に対する脅威度分析。その結果は散々なものである】
    【人類自由連盟軍事戦略部門(含ゴエティア)98%、逆巻重工92%、アズマ工業55%、アブソーバー73%、クロノス理事会88%、etcetc……】
    「わ、私の計算が……金龍大佐の……生命の可能性が……」
    【正直なところ限りなく詰みに近いというのがこの参謀の結論である】

         ・・・・・・
    「も、もう手を打たないことしかありません……」
    【故の策。動けば締まるのならいつまでも動かなければいい、というだけの話】
    【速やかに命令を伝達する】
    『諜報活動は速やかに中止、以降近づくな』
    『証拠、情報はすべて消去せよ』

    「……メビさんにも連絡は入れておきましょう」
    『金龍大佐ものすごく恨まれてるので機が来るまで大人しくしておいた方が良いと思われます、珠様を巻き込まないためにも』
    【メッセージを送信した】

    「へああ……」
    【改めてモニタに目をやる】
                  ・・・・
    【呼び出したのはクロノスでの公式発表、誰にでも知らされる情報だけを精査して──】
    【──そこから動くべき時を見出す。何ともか細い理であるが、それが最善だと判断した】

  • 130アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 21:28:46

    >>128

    『コーヒー、そのままで飲めるのかい?

    私は....甘くしないとどうも飲めなくてね


    ....って甘くするのか.......ふふっ、成程?』


    スティックシュガーを2本ほど入れて、

    マグカップを持ちながらちびちびと飲む


    『いいとも。尤も、リーダーを縛る気はない

    好きな人が出来たら其方に行ってくれたまえ

    私は基本、二の次で構わないさ』


    んー?とラバーの顔を覗き込みながら、

    結いの崩れた銀髪がさらさらと揺れた

  • 131レイナード◆PPyRfvMZl625/06/07(土) 21:50:45

    >>127


    【クロノス・インダストリーのコロニー支配体制にとって最も憂慮すべきことは、労働力であり、兵士でもある、コロニー住民からの反感を招かないことにある】

    【表立った反乱分子はコロニー守備隊やK.I社の諜報を司る“指先”の働きによって清掃が行われるが、それでも、この荒廃した世界にとって不安や恐れといった負の感情は、住民の心に密やかに根を張り、そして主であるK.I社への不満として発露する可能性が否めない】

    【そうした芽を摘み取る為に必要なのが、いわゆるガス抜きの為の一般にも開放された各種娯楽である】


    【────────────例えば飲食、人類にとっての新たなフロンティアを標榜するコロニーの居住区域内には、カフェやレストランなどの飲食店が点在している】

    【価格帯は取り扱っているものによって差はあるが、そのどれもが、普段の栄養補給がメインの合成食品等とは異なる味覚を歓ばせてくれる魅惑的なものであり、更に上手いことに、一般市民でも慎ましやかに暮らしていれば月に一度くらいは無理なく手が届く範囲にある】

    【収入の多いK.I社の正式な社員や軍属の人間ならば猶更、休日の息抜き程度の感覚でそれらを利用可能である】


    (……つくづく、上手く出来たシステムだ)


    【心中、独りごちりながら市民の出入りでもごった返すメインストリートを歩く、暑苦しい軍服は今日は半袖のワイシャツとスラックスというサラリーマンの様な衣装へと変わっているが、眉間に寄って凝り固まった深い皺はどうにも取れる気配が無かった】

    【30代に入ったばかり、まだ老け込むには早い働き盛りを自任していても、その皺のおかげで実年齢より幾らか歳を取って見える、『休日くらいはデスクを離れてみてはどうか』と補佐官の一人に提案をされて、折角だからと棚から消え失せつつあった安価なコーヒー豆の買い足しへと繰り出したのが、数刻前のことだ】


    【自分より幾分も、見た目も、実年齢も若いであろう客の集う喫茶店へと足を運ぶ、K.I社の士官というエリート階級にあっても、レイナードの容姿はどちらかと言えば特徴が無い“凡”なもので、騒ぎにもなりやしない】

    【当然のこと、律儀にカウンターの列へと並びながら、陳列された土産物の売り場で、ラインナップの中でも特に高くも無く安くもない平凡な豆の袋を挟み込む様に手に取った】

  • 132ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/07(土) 21:53:16

    >>126

    【夢を見ているのか、彼はピントの定まっていない言葉を発する。素晴らしい、夢の中でも料理人とは。呆れよりも尊敬に近い念が上回った感想を抱きながら、ウルヴィは緩んでいる頬に触れた】


    【誰に作っているのだろうか。あの服の人か、それとも友人でもいるのか。それが自分だという発想はウルヴィにはないらしく、行き場のない感情は、食い込まない程度にランセルの頬をつつくという方向で発露していた】


    (……やわらかい)

    【柔らかい頬肉は、きっと爪を立てれば裂けて、白紙には真っ赤が溢れるのだろう。けれど顔を壊すのは、勿体ない気がする。寧ろ顔だからこそ、最初につまむべきだろうか?彼のお陰で学べたことだが、食事は存外に順番が大事だ。限られた楽しみをいつ食むべきかという点でもそうだし、濃い味の後は繊細な味を上手く感じられなくなった気がした。ああでも、間で唾液で喉を満たせば、血よりも薄くて丁度いいだろうか?】


    【堰を切るように湧き出した衝動に突き動かされるように、いつの間にか吐息の触れる距離まで、ウルヴィの顔がランセルへと近付いていた】

  • 133アオヤマ◆KPwoT407kA25/06/07(土) 22:08:14

    >>131

    ふふんふふ……………!?!

    【​───────浮ついた気分でフラッペカプチーノを待っていると、とんでもない人物が目に入った。一般市民には凡な人物かもしれないが、自称プレアデスの大黒柱として上司の名前や顔はある程度リサーチしている。故に…】

    (ちょ待てあの皺の寄ったイケメン、軍部でウワサの胃薬少佐じゃんよ…!!人柄が無難過ぎてソンな役回り押し付けられてるっていう!!!)

    ヒュッ…フシュゥゥゥ…………

    【鼻歌が空気を多分に含んだ口笛へと変わっていく。ブルーマウンテンは焦っていた…割とどうでもいい内容で】

    (どうしよどうしよ…この喫茶店にいるって事は休みに来てるってコトっしょ…?“首輪付き”が目に入ったら一発で強化人間ってバレる!軍事思い出さしてしまう!休みにまで胃に穴開けさせん為にもとっととトンズラして会った事実を揉み消さなくては…けどまだフラッペカプチーノがぁ…!)

    【脂汗を垂らしながら早く飲料が完成する事をただひたすらに望む。…かの少佐がこちらに気付いてないか確認せんと、視線が頻繁にレジとレイナードを行き来しているが】

  • 134ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/07(土) 22:13:51

    >>130

    二の次でいいだなんて……そんな悲しいこと言わないでくださいまし……ま、まあ1番がいいと言われましても困ってしまいますが……

    すぅ……美味しいですわね、このコーヒー

    これもNA社の商品だったりするのかしら?

    失礼ながらわたくしは紅茶派ですのでコーヒーには無頓着で……

    そういえば、ポトフ忘れていましたわね

    お偉い様方が訪れるという話もございますし、温めておきませんと……その後は……収穫した後の土を慣らしておいて……

    《事前に指示しておきました》

    まあセバス、偉い子ですわ〜!

    【ラバーの耳飾りからセバスの機械音が響く】

    ならば次にやることは小麦か大豆の手配ですわね

    アントニオ様はどこか相応しい豆の種類はご存知でして?

  • 135アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 22:28:27

    >>134

    『ふふっ、なら"一番にして欲しい"........

    と言った時の反応を見てみるべきだったかな?

    コーヒーは適当に買ったからわからないねぇ

    出来る限り美味しいらしいものにしたけど...』


    コーヒーを飲みながらアントニオは話す

    ニコニコとラバーに笑いかけながら


    『私は普通の大豆で構わないと思うよ』


    セバスへお礼を言いながら意見を話した

  • 136レイナード◆PPyRfvMZl625/06/07(土) 22:36:29

    >>133


    【さて、日々様々な人間の間で苦心し仕事に追われるレイナードには、そうした生活の中で身に着いた癖が一つあった】

    【意識せずとも、いつもそれとなく周囲を観察しているのだ、人々の表情、行動の何某、面倒そうな人間とは関わらぬ様に距離を置くのが精神的な健全を保つためには必要不可欠である】

    【そんな広い彼の視野に、こちらをチラチラと見やりながら挙動不審を重ねる女性の姿が────────────】


    (……なんだ?俺に何か用でもあるのか?)


    【────────────レイナードの片眉を顰めた視線はついに女性の正面を捉えた】

    【彼女の挙動について思惑を巡らせる彼の表情は、遠目には如何にもストレスを抱えた神経質な表情に見えるだろうし】


    (聞いてやる時間はあるが……まぁ待て、ひとまず俺のところまで会計を終えてからだ、……後ろに空いた席があるだろう、座って待っていろ)


    【肩を落として小さく溜息を吐き、コーヒー豆の袋を小脇に抱えた反対の指先が彼女の背後にあるテラス席と、レジと己自身とを繰り返し行き来するのは、何処か苛立ち加減に「待機」を伝えるジェスチャーにも見えることだろう】

  • 137龍影◆9BZ6kXGcio25/06/07(土) 22:38:03
  • 138ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/07(土) 22:48:37

    >>132

    「……ぅん…あじのほうは…」

    【この後に及んでまだ起きない所か未だ夢は続いている。今、自分自身がご馳走になりかけていると言うのにこの男は起きない】

    【肉の質はリラックスしている状態が一番だという。その為に高級な牛肉などは徹底的な施しが牛にはなされ、屠殺の前に酒で酔わせる手法もある。NA社員としては基礎にあたる知識になるが、それを持つ人間が、この有り様なのは単なる偶然か、気の利いた皮肉だろうか】


    【吐息が触れ、体温とは別の凶暴な熱が顔を舐める。普段ではあり得ない感触。だが同居人がいるというよりあり得ない前提が無意識すら鈍らせ、目を覚ます事はない】

    【しかし、意識の覚醒には近付いた。彼女の衝動の方が一足早いだろうが着実に夢は薄れつつある】

    【掻き消えていく食事の夢。それの最後に一言呟いた】


    「おいし……たれすか?…ウルヴィさん……」

    【料理を食べてくれた相手の名前を】

  • 139アオヤマ◆KPwoT407kA25/06/07(土) 22:49:14

    >>136

    ギャピッ

    【視線が合った。合ってしまった。明らかに苛立ちを抱えた眉だ。声にならない声が盛れる】

    (ヤバイヤバイヤバイ気付かれた気付かれた気付かれた休暇休暇休暇休暇休暇休暇休暇休暇休暇休暇休暇妨害妨害妨害妨害妨害妨害妨害妨害妨害妨害軍法会議軍法会議軍法会議軍法会議軍法会議処刑処刑処刑処刑処刑処刑処刑処刑処刑処刑処刑処刑処刑)

    【“テラス席へ向かえ”というジェスチャーだ。完全にロックオンされてしまった。認識されてしまった以上もう終わりだ】

    (…………モカ………………)

    「お待たせしましたー、フラッペカプチーノでーす」

    (…………プレアデスのこと、任したよ…………)




    あ、やっぱりここで飲みます

    【挙動不審な様子から一転、全てを悟った涅槃のような表情でテラス席へと向かう​───────】

  • 140ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/07(土) 22:50:32

    >>135

    あんまり弄ばないでくださいよぉ〜……っ

    とはいえ、1番育ちやすい大豆をご用意したほうがいいでしょうね

    大豆を育てたら今度は売り物にならなかったもので何を食べましょう……?

    まあその時考えますわ

    さぁて、これからまた忙しくなりますわよ

    土を慣らして大豆用に整えて、害虫対策もしっかりしませんと……やってやりますわよー!おー!……なんて

    【右手を掲げて気恥ずかしそうに後頭部を撫でる】

  • 141アントニオ◆5Q4kt6Q.kc25/06/07(土) 23:04:48

    >>140

    『大豆なら活用方法は沢山ある、

    その時で考えたとしても何とかなるさ

    えい、えい、おー!....ふふ、悪くないね


    じゃあ頑張ろ?...ね、リーダー♪』


    顔を赤らめるラバーとハイタッチし、

    その手を取り手の甲へと接吻をして

    改めてこちらも気合を入れたのだった

  • 142ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/07(土) 23:06:33
  • 143レイナード◆PPyRfvMZl625/06/07(土) 23:09:15

    >>139


    (伝わったか、良し)


    【実を言えば全くもって良しではないのだが、彼女の心中に渦巻くこの世の終わりの様な情緒を知りもせず、公務員は牛歩の様相を見せるレジ前の行列にて、レジ上のモニターに表示されたメニューとのにらめっこを開始した】

    【それにしても、若者はよくあんな複雑な……呪文の詠唱にすら思える言葉を羅列させられるものである】

    【例えば街中でも、ああいった文字列に巧みに擬装をされたら、闇取引などを摘発するのも一苦労だなと、嘆息するのだった】


    【ようやく己の順番が回って来て、コーヒー豆と共に購入するレイナードの注文はえらくシンプルである、アイスコーヒー、それとバゲットサンドイッチ】

    【テラス席で悟りを開いている人間がいるのを気にも留めず、暫しの待ち時間を置いて────────────】


    「……全く、たかだかコーヒー一杯と軽食を買うだけに時間を食う、材料を買って自炊をした方が余程節約になるな」


    【────────────ぶつくさと気難しそうな呟きと共に、待ち人対面の椅子へと腰を下ろした】

    【ジャラジャラと氷の粒が渦巻くアイスコーヒーのストローを咥え、ミルクも砂糖も入らぬブラックを吸い上げながらサンドイッチの包装を解く、カリカリに焼き上げたバゲットを横に切り、コロニーのオートファーミング施設で栽培されたトマトとレタス、それから成型肉のハムを挟んだものだ】

    【ガジュリ、乾燥した咀嚼音と共に真正面から齧り付き、丁寧に咀嚼する】


    「それで……俺に何の用だ?」


     ・・・・・・・・・・・

    【用など無いと知りもせず、レイナードはあくまで彼なりの気遣いで以て、しかしどうにも神経質さの拭いきれない声色で問いかけた】

  • 144アオヤマ◆KPwoT407kA25/06/07(土) 23:27:01

    >>143

    【いよいよ処刑人が此方に向かってきた。いや全くもってそんなことはないのだが…ブルーマウンテンの気分は死刑を待つ咎人のそれだ。もしかしたら“再教育前”にもそんな感じだったかなんで思考が脳裏を過ぎるが、そこに関しては考えるだけ無駄なので目の前の状況に集中することにした】

    ア、ハイ上官の休暇妨害罪でこれから裁判所に……ん?



     ・・・・・・

    【ちょっと待て。誤解がある。まるで此方側が少佐に用があるような言い回し………………まさか】

    (目線向け過ぎて逆に用があるって思われたって事!?人生終了ルートとかではなかったしめでたしめで…たくねぇ!!ここで「用はありませんでした」なんて言ってみろ!気まずさでやっぱり胃に穴空くぞこの人!!!なんでもいいからどうにか用事をでっち上げないと…)

    【涅槃の表情が再び青ざめ、焦りを伴う声音でたどたどしく会話を続ける】

    エ、エート私、対インベイド討伐部隊“プレアデス征団”のブルーマウンテン、階級は少尉でございまして……しょっ初対面ではありますがレイナード・バルト少佐どのの顔をたまたまお見かけしたものですから少し興味がと…あ!そういえば先程の口ぶりからあまり喫茶店に慣れておられないご様子ですが普段はこういう施設を利用されてなかったりするのでしょうか!

    【口が回る。というか敢えて回している。会話を跳ねさせて相手に好印象を持ってこの場を収める、それがブルーマウンテンの取った戦術だった】

  • 145東雲 台◆5Q4kt6Q.kc25/06/08(日) 00:18:52
  • 146ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/08(日) 10:11:01

    >>138

    【微睡みに浸る声は相変わらず、その食事を誰かへと振る舞う夢想の中にあるらしい。味、そう、味。考えてだしてからずっと止まらないのだから勘弁して欲しい、そう非難したくなるウルヴィの忍耐などランセルは知らず、またウルヴィもその夢の内容など知りようもない】


    【警戒など微塵も感じさせない腹から、その臓物を引き摺り出したい。洪水のように湧き出る血を浴びるように飲んで、その腕を折って貪り食らいたい。一欠片の人間性が荒くなりそうな息を調律しているようだが、その抵抗も虚しくゆっくりと獣がその顎門を開き───】


    「ぁ……?」

    【その首筋に牙を突き立てる寸前で、呼び止められた人のように止まる。一寸すら無く、頸部には鋭い歯が触れているとすら言える状況で、熱を湛えた息が洩れ出ていた】

  • 147レイナード◆PPyRfvMZl625/06/08(日) 10:48:44

    >>144


    (……裁判所?)


    【己の発する咀嚼音と雑踏の喧噪に紛れて最初の方は聞き取れなかったが、なんだか穏やかではない単語が聞こえた様な】

    【されどそれに首を傾げる仕草は、あくまでも彼女の言葉に耳を傾けようとする仕草と捉えられるだろう】

    【たどたどしい口調を拾い集めようと集中する程に眉間に皺を寄せて】


    「プレアデス、嗚呼、……覚えがある、確か先日も試作機を奪取したデスペラードの討滅に駆り出されていたな、俺の管轄では無かったから仔細は知らされていないが……アルテミスと共闘してよく助けたらしいじゃないか」


     ・・・・・・・・・・・

    【よく働く人員は好ましい、フッと嗤う様に息を吐いて、噛み口からつぅと滴るトマトの果汁を紙ナプキンで拭った】

    【与えられた仕事は確実に果たし、且つ生還出来る程に優秀で生き汚く、休日には自らを癒す手間を惜しまず】

             ・・・・・・・・

    【さらにはこうして上官とのコネ作りにも積極的、まったく理想的な兵士を前にしてレイナードは些か機嫌を良くして】


    「率直だな、嫌いじゃない、俺の様な軍の高官は市井の暮らしにあまり興味が無いと思っていたか?

     生憎だがこの店は比較的利用している方だ、これを買いにな」


    【言いながら傍らで包装されたコーヒー豆の包みをぽんと叩く、カフェインは、欠かせない】


                             ・・

    「君の様に注文に細かなカスタムを施すのは……まぁ、呪文を覚える手間がな」

  • 148アオヤマ◆KPwoT407kA25/06/08(日) 11:48:11

    >>147

    !!!

    【顔に血の気が戻る。どうやら先日の働きを賞賛して貰えているよつで…素直に嬉しい。これまで窓際部隊と称せざるを得なかったプレアデス征団が確実に評価を得ている、という実感が沸いてくる】

    プ…プレアデスを代表してその言葉受け取らせていただきます!

    今後もクロノス・インダストリーの為、邁進する所存です!!!

     ・・・・

    【コネ作りなど端から頭には無かったのだが、どうやら作戦は功を奏したようだ。ブルーマウンテン自身、強化人間の身であろうとこうやって休暇を満喫する程度の自由が与えられるのであれば組織に殉じる事はやぶさかでは無い】

    【勘違いだらけの邂逅ではあるが、レイナード氏の“理想的な兵士”という評は的を得ていた】

    あぁいえ失礼しました…成程、イートインではなくコーヒー豆がお目当て…と

    【なるほど、確かにそれは自炊だ。ということは豆だけ買いに来た上官の貴重な時間を結局奪ってるじゃないかと半ば自罰的な感情が芽生えながらも、実体験を交えて話を続ける】

    自分も自室で焙煎機を使ってコーヒーを淹れていた時期はありましたが…一時期部隊がインベイド討伐に頻繁にスクランブルしていたのを皮切りに手間より手軽さを優先するようになってしまい最近はめっきり…

    カスタムについては自分も最初は何言ってるのかサッパリでしたね、まぁ見栄みたいな所はあります、言えたら言えたでなんだか楽しくなるといいますか

    【厳しい表情は浮かべつつも極めて“真っ当”な上官との談笑にて徐々に余裕が生まれた表れか、会話の合間合間にフラッペカプチーノに口を付け始める。…カプチーノとクラッシュアイスの食感が入り交じり、調和した風味をもたらす。これはこれで自家製コーヒーでは味わい難いものであるとブルーマウンテンは自負しているからこそ、自ら淹れることより呪文を覚えることに傾倒していったのかもしれないと、先程の会話の内容を踏まえて思い返してみながら】

  • 149ラバー◆m3XwMsEekQ25/06/08(日) 12:08:27

    >>141

    ええ……よろしくお願いしますわ、わたくしの騎士《ナイト》♪

    【接吻を受けて淡く微笑み、決意を新たにするのだった】

    【その後、お偉いさん方にポトフを振る舞ったが、それなりにいい評価をもらい、ついでに良い大豆を取り寄せてもらうことができたのだった】

  • 150ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/08(日) 12:48:25

    (本当は埋葬したかったが、遺体は自焼されて原型が無かったらしいな……)

    【空っぽの墓地、"キルケー"と彫られた墓石の前、心残りがまた1つ増えた金龍は、風に当てられていた】
    【それは、気味悪くもどこか触りの良い生暖かい風だった】

    『……金龍様、没名が戻られましたが、ハニヤ様の所在や本社の内探は如何なされます?』

    【まだ乾きっていないで水が滲む地面に、スラックスが汚れる事も厭わずに片膝を付けていた主人へ、黒い礼装の召し使いは後ろから伺う】

    ……俺とのトレーニングに付き合わせるだけで良い
    俺に失望した姐さんに会いたくても、今探した所で本社からの圧が増すだけ
    カルテを見て姐御の脳にあっただろう何かを突き止めたくても、今じゃ何の意味も無い

    【墓石に備わった白い花瓶に、金龍は手元の蓮を1輪挿す】

    それなら時が来るまで、俺がこの目で視て、この耳で聴いて、物事を直接知りに行くよ
    今は、そうあるべきだ……

    【彼が立ち上がって振り向けば、その荒寥とした心にも確かに在る柔らかくも硬い決意を、メビは感じ取る】

    『……承知しました』

    【魂が脚を休める場所、暗くとも明るい場所、2人は静謐の地で言を交わした】

  • 151レイナード◆PPyRfvMZl625/06/08(日) 13:49:19

    >>148


                     ・・・・

    「だがそこはクロノスの為ではなく、人類の為と言ってほしいところだな」


    【気難しい表情は、しかしいつもに比べれば幾分もソフト】

    【クロノス・インダストリーの構築したシステムは素晴らしいものだ、人類の守護者として、これは申し分なく機能していると言える……だが、こと“企業”としての上層部、理事会の姿勢には幾らか、理屈の面ではともかく感情的に迎合し難い部分があるのも確かだった、眼前の女性の様な────────────強化人間、という人理に反しかねない存在を生み出し続けているのも】

    【だからこそレイナードは、社の為では無く人の為と言い聞かせるのだ、それは自分に対してでもある】


                     ・・・・・・

    「うん、複雑な呪文であれ覚えられる記憶力が良いのは美点だ。

     ……軍学校時代は昔から勉強漬け、訓練漬けで、お陰で俺は中々胸を張って趣味と言えるものが無い。

     コーヒーくらいだ、だからせめて、多少なりとも手間をかけてやりたい、休日くらいにしか出来んがな」


    【それだって、銘柄にこだわったりだとか、淹れ方にこだわったりだとかまでは行っていない、あくまでそれらしく道具を揃えて、コーヒー店で豆を買う程度の中途半端な趣味だ】

    【細かな味の違いだって凡庸な舌には分からないことの方が多い、今飲んでいるコーヒーは、なんとなくスッキリとした後味の感覚があるが……単にこの夏のじっとりとした空気に冷えた水気が喉を通りやすいだけかもしれない】


                                       ・・・・・・・

    「……食は重要だ、人間の身体を形作るものであり、旨い食事は仕事に対するモチベーションにもなる。

     不味い軍用食(レーション)では兵士の士気にも差し障るからな、品質向上は、時折上申しているが」

  • 152アオヤマ◆KPwoT407kA25/06/08(日) 14:36:43

    >>151

    人類の為、ですか。勉強になります

    【失念していた。眼前の相手は“組織”そのものではなく“個人”…人に対して模範的なクロノス兵過ぎてもそれはそれで、という事なのだろう。処世術に於いては“使い分け”る必要があると認識を改めて】

    ………それでも、コーヒーを休日の憩いにできる“過去”があるのは良いことだと自分は考えます。自己紹介の通り、自分は強化人間。過去はこの頭から綺麗さっぱり消されました。


    きっとそのような仕打ちを受けるに値する大きな悪事を働いたのでしょう、センターでの“再教育”に対して悔恨はありません。自分と違い、少佐どのは“過去”を持つことが許された…立派な御方です

    【たとえそれがどれだけ灰色のものだったとしても。ブルーマウンテンにとっては取り戻しようのないものであり…それが酷く羨ましく思えた】

    過去のない人間は、それだけではただの人形です。組織に殉じるがあまり自らの命に執着しなかった同僚を、自分は何度も目にしてきました。そしていつしかその同僚たちに嫌悪感を抱くようになって……そうしている間に、気が付いたんです。

    ───​───まだ、自分には“未来”が残っていると。再教育されてからの記憶を、これからの“過去”にしていけば良いと。

    【“強化人間”である自分は、きっとどこまでも眼前の少佐のような境地に至ることは適わないだろう。前提条件が違いすぎる…自分は彼ほど“人間”になりきることはできないが、それでも模倣はできる。憧れることはできる、と】


    …自分で言うのもなんですけどなんか恥ずかしくなってきましたね…あれ?なんでこんなしんみりした話始めてんだろウチ…???

    えーと…食!食の話でしたね!?重要だというのにはめちゃくちゃ共感します!

    というか聞いてくださいよ少佐どの…うち部隊のメンバーってどいつもこいつも高望みしなさ過ぎて寧ろ逆に困ることが多いというか…!そりゃまぁ上にとってはエコノミーなんでしょうから普段は良しとしていますけど。

    アイツら粗末なレーションで満足出来ちゃうせいで自分が割を喰ってるんですよ…いやホント、お勤めご苦労様です

    【改めて自身が所属する部隊の特異さに天を仰ぎながら、ブルーマウンテンは大きく頷いた】

    【…モカのようにコロニーでの息抜きを知れば、欲が出てプレアデスの食環境も改善されるのでは?などという自己中心的な欲求を押し込めながら】

  • 153レイナード◆PPyRfvMZl625/06/08(日) 16:20:20

    >>152


    「兵士としては優秀で良い資質じゃないか?君の部隊と仕事を共にしてみたいものだ」


    【冗談の様に返しながら、しかし実際、どんな場面でも士気を維持出来るのであればそれに越したことは無い】

    【とは言えそうして割り切れる人間はごく限られる、大概は彼女の様に、食事の質は気持ちに影響し、気持ちは戦場での働きに直結するだろう】

    【彼女にとっては死活問題、分かっているから、あくまでも冗談と分かる様なトーンで】


         ・・・・・・・

    「……君は世界数分前仮説を知っているか」


    【パキリ、と、氷の弾ける小さな音がして、レイナードは不意に話題を転換した】

    【コーヒーの薄まった上辺と底とを、ストローをマドラー代わりにして撹拌しながら】


    「“世界は今よりたった数分前に生まれたもので、それまでを生きていた人間の記憶というものは、辻褄合わせに発生した仮初に過ぎないということを否定出来るか”……とな、まぁ、一種の思考実験だ」


    【トロッコ問答、スワンプマン、罪人のジレンマ、……哲学者、数学者というのは些細なことでも論理へと繋げて語る、その論説を知ったのは、確か子供の頃だったか】

    【凡庸な自分には、興味こそ抱けても全てを理解出来るものではなかった、けれど都合が良い部分なら利用も出来る】


                            ・・・・・   ・・

    「この考えにあやかるならば、人にとって大切なのは過去の情報よりも未来ということになり得る、最も、それがこの実験の論旨では無いがな。

     君の過去に何があったのかは俺の関知するところではない、それ故に未来を見据える心掛けは関心を抱くものだ」


    【過去が無いと語った彼女に対する励ましというにはあまりに迂遠で、聞かせる表情は、あいも変わらず皺の寄った威圧的なものだったが】


    「ならば、何よりも“生き残らなくては”な少尉、俺もそうだ、必ずこの五体無事に退役して、何処か平穏な田舎で老後生活を送ってみせる」

  • 154ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/08(日) 17:00:51

    >>146

    「……?ぉ、おはようございます?」

    【そして目を覚ました】

    【何故ウルヴィがこんなにも顔を近づけているのかがわからない。寝惚けた脳が回転し色々な可能性を探るも"これ”と言える答えは出ない】


    【ましてや今目の前の相手が、己が首に歯を突き立てようとしていた等思いつく筈もなく】

  • 155アオヤマ◆KPwoT407kA25/06/08(日) 17:01:12

    >>153

    アハハハ…そう言っていただけて光栄です

    【乾いた笑い声でこちらも冗談らしく返す。冗談交じりとはいえ、そこまでの好感触を初対面から与えられたのは僥倖だ…この邂逅がモカだったなら、あのヤンチャな世間知らずの事だからきっと少佐の胃に穴を空けるような言動をしていただろうという負の信頼がある。つくづく、この場にいるのが自分で良かった】

    世界数分前仮説…初めて聞きました。賢い人間というものは自分には想像もつかないようなものをお考えになるものなんですねー…

    【歴史の学者達に感心しながら、レイナード少佐の薄まり始めたコーヒーに対して、フラッペカプチーノはすっかり残り少なくなってきたことに気付く】

    【強化人間故、脳機能を維持するために常人より多くの糖分摂取が求められているからこその差だろう。普段であればズゾゾゾソ、と一気に吸い込む所であるが上官の前なので一旦飲む手を止めた】

    ・・・・

    当然です。自分はインベイドを相手にするだけの人生で今後を終わらせるつもりはありません…生き残って、生き残って、生き残り続けて…強化人間なりに人生を謳歌してやりますよ

    【したり顔で宣言する。上官の極めて質素かつ贅沢な野望に対し、ブルーマウンテンは酷く共感の意を抱いていた。…こういう人物にこそ、善き人生を歩んで欲しいものであり​───────その為の共通の障害は、やはりインベイドだ】

    お時間を取らせましたね。自分はこの辺りで失礼するとしましょう…………………あ

    【手持ち無沙汰となり、加えてこの談話は相手に予定外の時間を作らせる形のものだ。あまり長引かせても困るだろうと考えまだクリームの残るフラッペカプチーノに蓋をして袋にしまい、席を立とうとする…その前に】


    ・・・・・・・・

    軍用食の品質向上、今後も是非上申し続けて頂けると嬉しいです♪

    【彼女にとっての死活問題を、にこやかな笑顔で念押しした】

  • 156ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/08(日) 17:33:19

    >>154

    「はー……っ…………はーっ……」

    【苦しんで何かを耐えるような呼吸は、その上で抑え切れない熱が吐息に滲んで、彼の首筋に触れる。それは起床の挨拶からも数秒ほど続いて】


    「…ぐ…ぅ……。っ、…お、はよう」

    【ガチン、と歯の噛み合う音。しかしウルヴィの口内にあるのは空気ばかりで、想像していた凄惨に匂い立つ血の味は無い】

    【獣の顎を開かないように歯を食い縛ってから、ウルヴィはようやくランセルに言葉を返す。先程までの密着に近い距離から離れて目を背けて、己を落ち着けようとしていた】

    【今まで痛みも苦痛も訴えなかったというのに、口元を手で覆って呼吸を整えようとする少女は、身を食い破られるのを堪えるように苦しんでいた】

  • 157ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/08(日) 17:54:24

    >>156

    「………??」

    【少し生温かくなった自身の首筋に手を当て、首を傾けた。明らかに様子がおかしい。今までにあった苦痛とは別に見える】


    「……ご飯、作りますね!」

    【今は起きたばかり。彼女は先に起きている。その上で歯を鳴らしていた。それらから導き出した答えがこれだった】

    【覚えてはいないが、心地の良い夢が料理に思考を向けさせたのだろうか。呆れるほど能天気な答えをランセルは正解だと思っている】



    【どちらにせよ。夢を見た時のように和やかな微笑みを向けてしまっていた】

  • 158ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/08(日) 18:13:33

    >>157

    「…違う!」

    【日頃から想像し難い、戦闘中に稀に見せた咆哮に近い声量がウルヴィから飛び出す】


         ランセル

    【それは極上の料理を喰らいたくないというウルヴィからの自身への否定と、『人間の料理』で腹を満たしたいわけではないという獣からのランセルへの否定。真っ向から食い違う内的衝突の流れ弾は、しかし同じ方向に流れてしまった】


    「あ…っいや、ちが、違う違う、違って……」

    【それにハッと気がついて、弁明の機会を求めるように慌て出すも、混ざり合った人と獣の狭間で掻き乱されて錯乱に近いうわ言しか出てこない】

    【ランセルの笑顔から目を背けるように、ウルヴィは頭を抱えて、獣欲を振り払おうとする】

  • 159ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/08(日) 18:31:04

    >>158

    「……すみません」

    【大丈夫、慣れていることだ。これほどの押し付けがましい善意を向けている、それが逸れるのも仕方のないことであり、必然ともいえる】


    【混乱しているであろう彼女へと近づき、そっと抱きしめる】

    【リカバリーなどの計算は頭にない】


    「大丈夫です。落ち着いて」

    【柔らかく、だが確かに芯を通した声で聞く】

    【拒絶されてもいい。違ってもいい。だけど放っておく事はできない。彼女に何があるのか知りたい】


    「オレに何かあるなら、言ってください」

    【だからまた善意を言葉で押し付ける】


    「…貴女の事が知りたいですし」

    【しかし、今回は初めて興味も乗せた】

  • 160ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/08(日) 19:30:48

    >>159

    「らん、せるは……悪く、ない………!」

    【頭を抱えながら、絞り出す。彼は悪くない。いつだってウルヴィの意図を汲み取ろうとして、答えようとしてくれたから。今だってそうなのだろう】

    【それを嫌だと思ったことはウルヴィにはない。寧ろ甘んじて居たいとすら思って、なのに痛いのが消えなくて】

    【人間性と獣性のせめぎ合いで掻き乱される中で、ふとウルヴィは何かに包み込まれる】


    【ふわりと抱きしめられるそれは、確かにウルヴィに落ち着きをもたらしてはいた。スキンシップとは原始的、動物的なコミュニケーション手段であり、その効果はヒトという生物にとって、誰に習わずとも本能的にそうしたいと思わせるものである】


    【────しかし、それ以上に】

    【密着するという行動は、目の前にある御馳走から意識を逸らさんとしていたウルヴィの『食欲』を刺激してしまう】


           ニンゲン

    【興味を示したランセルを、灰色の獣は覆い被さるように乱暴に押し倒す】


    「………だめ…」

    【一瞬だけ自分でも何をしたのか理解していなかった紅い瞳は、瞬きの直後、疑いようもない殺意に濡れた光を宿す。そこに悪意も打算も敵意もなく、あるのは純化された欲求だけ】

    【逃さないと言わんばかりの体勢でありながら、彼をベッドに縫い付ける腕はまるで、自身から突き放して遠ざけるようでもあった】

  • 161ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/08(日) 20:06:30

    >>160

    【しくじった】


    【抱擁は容易く解かれ、答えの代わりに自分は押し倒されている】

    【今にしてわかった。この行為も「違う」という言葉も、ウルヴィ本人の意思ではなく、本能による物だと。耳や尻尾が生えた時に考えた"獣性と本能の強化"を実感する】


    「…………」

    【目を閉じる】

    【抵抗はしない。自分の選んだ選択が人間性を苦しめ、そして本能の暴走という結果で返ってきた】

    【偽善の代償だ。それが原因ならばいつ死んでもいい。人助けの末にはこういう結末しか残されてないのは昔から知っていたから】


    【彼女の狙いは首筋だろうか。太い動脈が通っており、千切れれば良くて致命傷、大抵はそのまま終わりだろう。思えば寝起きの状況もこれに該当する】

    【後悔などはなく、こういう場面だからこそなのか、変に頭がクリアになる】


    【そんな思考を流し見に、再び開いた鈍く黄色いの眼で紅い紅い眼をただ見据えた】

  • 162レイナード◆PPyRfvMZl625/06/08(日) 20:33:20

    >>155


    【やはり、時には表にも出てみるものだ、良い人材との交流は良いリフレッシュになる】

    【近頃はクロノス領内で起きたインベイドの暴走や、天落都市の調査報告、人自連の急激な動向の変容など胃痛のする事案が立て続けに起こり、この間などはペンを握り締めたままデスクに突っ伏していたところを補佐官に発見され軍病院に担ぎ込まれそうになったこともある】

    【五体満足での退役に必要なのは、何より心身の健康である、ストレスで寿命を擦り減らすなど本末転倒も良いところ】


    「いや、有益な意見交換だった、こういう時間はいくらあっても足りん」


    【先に席を立つブルーマウンテンの様子に、不愛想ではあるが、ようやくと皺が心ばかり伸びた表情を返し】

    【次いでの意見具申には、当然、と】


    「無論のことだ、俺もどうせなら旨い飯が食いたい、……ふむ、注文に時間はかかるがここのバゲットサンドは中々だ」


    【零れ落ちるパンくずの一かけらさえ落とすのは勿体ない、手を皿の様にして几帳面に齧り付く姿は、大の男性の仕草としてはなんだか少し、滑稽な様でもあった】

  • 163ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/08(日) 20:46:36

    >>161

    【確実に喰えると本能が囁く。瞼を閉じた彼はしかし無意識とは違う、意識がありながらも諦めたような無抵抗を晒し、皿の上に並べられた料理のように、ただその時を待っている】


       ・・・

    【その好都合を前に、ウルヴィは口を開いて】


    「─────やめて」

    【懇願するように呟いた】

    【少女の手が、ランセルをベッドに押し込む。捕えている癖に、逃がそうとする矛盾の腕】

    【殺意に濡れた血色の瞳は黄色の瞳を見据え、しかしその牙を首に近づけようとはしない。時折痛々しく唸っては、砕けんばかりに歯を軋ませる音が漏れる】


    【こんな終わりを認めたくない、と。ウルヴィの人間性は、彼の『人助け』に、確かに救われていたからこそ】

    【恩を仇で返す事も許さず、また彼という大事な存在を失いたくないと感じさせていた】


    「…食べたく…ない、から」

    【今にも喰らいつきそうな体勢にはそぐわない、チグハグな言葉。欲求からすれば真っ赤な嘘で、虚飾でしかない。けれども果たして嘘とは真実足り得ないだろうか?】


    【そんなことはない。愛した者にこそ情欲や倒錯した愛憎を向け、しかし大事に想うからこそ、建前を並べ尊重し、欲望に嘘をつく】

    【人間性とは、きっとそういうものだ】

  • 164アオヤマ◆KPwoT407kA25/06/08(日) 21:22:03

    >>162

    ご厚意に感謝します。それでは……また

    【席を離れる。元から度々この施設を利用しているのであればまたこのような談笑の機会は意識せずとも訪れるだろう…ゆえの、“また”である】


    ​───────

    ​────

    ​──


    ふふふふんふ〜ん…♪

    【帰りの道すがら、ブルーマウンテンの気分は極めて晴れやかなものであった】

    んや〜思てた以上に親しみやすい人だったわ、なにを怯えとったんだウチは

    【もっと堅苦しく、コーヒー豆に口うるさく、マナーにも厳しい人物かとばかり思っていたが…話してみれば険しいのは眉間の皺だけでだいぶ俗な上司ではないか。噂や第一印象というのは、あまりアテにすべきでは無いのかもしれない】


    【話の分かる人との会話というのは、実にいいものだ】

  • 165ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/08(日) 21:28:44

    >>163

    【内心でハッとする】

    【何を馬鹿な事を考えていたのか。偽善の代償だとか、選択の結果だとか言い訳ばかりでそのまま死んでしまおうと自分はしていた】


    【彼女は抗っている。その努力を無駄にしたいのかと、その思いを無碍にするのかと自分に問う】

    【それは偽善でも独善でもない。何故なら善に思えないからだ】


    【真っ直ぐ見据えた眼に活力を戻す。このまま終わってはならない。何度も何度も自分に言い聞かせてきた言葉があるだろう】


    (やれるだけ、やる)

    「……ウルヴィさん、どうか貴女は貴女自身を恨まないでください」

    【これ以上耐えろと言える訳がない。だからといって彼女の気持ちを無駄にしたくはない】


    「…少しならいいですから」

    【強化人間の力はこうも強いのかと、苦笑いをしながらどうにか袖を捲り、前腕を前に出す】


    【我ながら酷い妥協案だ。もしこれで彼女の中の獣が満足できなければ、それこそより酷い事である。だが何もしない訳にもいかない筈。だから"我慢の練習"と考え自分が耐えることにした】

  • 166ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/08(日) 22:14:48

    >>165

    【動き出した彼に、いっそ逃げ出してくれと願いながら押さえつける】

    【活力を取り戻した眼を覗き続けて、呼吸を崩さないように調律し続ける】


    【そして、喰らいやすく袖を捲くった前腕が、眼前に差し出された】


    「……あ、ぅ」

    【生白い彼の腕から、ウルヴィは目が離せなくなる】

    【何れ程にその嘘が本心からのものだとしても、所詮は建前に過ぎない。飢えも渇きも、建前や感情論で満たせるものではないのだ】

    【だからこそ、妥協案は必要なのかもしれない】


    【それでも】


    「きず……つける…」

    【彼に赦されても、自身がそれを許容し難いのだろう。或いは、獣と成り果ててしまうことへの恐れもあるのかもしれない】


    「わた、し…が……」

    【これまでウルヴィが命を喰らったのは、あくまで傭兵として、人としての建前でのみだ。解体戦争で幾億の命を奪った時も、G-3コロニーでインベイドを狩り続けた時も、バルバトスを殺した時も。均衡が崩れるかけることはあれど、命を喰らう時には常に、人として向き合った】


    【『ウルヴィ』であろうとし続けたのだ】


    「わたし、じゃ……な、く……」

    【獣の衝動を満たす時に『ウルヴィ』でなくなってしまう気がしてならなくて、怖いのだ】

    【ランセルを傷つけることと、同じくらいに】


    「はーっ…はーっ…」

    【それでも身体は獣欲に抗いきれず、気がつけば牙を剥き出して、彼の腕を咥える寸前まで迫っている】

    【炙られた欲求は熱い吐息となって、その腕を焼き溶かさんばかりに吐き出されていた】

  • 167グリゴリー◆5Q4kt6Q.kc25/06/08(日) 22:17:54

    【それは、よく晴れた日の朝の事である】

    『今日は........ああ、そうでしたね。
    久しぶりに孤児院へ行く日だった...』

    先の一件の収拾に駆り出された大尉は、
    早めに朝の礼拝や朝食などを済ませた後
    いつものカソックに足して旅行用鞄を持ち
    部下である准尉と共に予定を確認していた。

    「おとうさ........コホン。グリゴリー大尉、
    何か他に持って行く物などありましたか?」

    『飴か何かを買って行ってやりたいが....』

    「ございます。一瓶だけですけれど」

    『相変わらず痒いところに手が届く。
    荷物は昨日に送っておいたと聞いている、
    なら現地合流という事になりそうか....?』

    「ええ。ほぼサプライズですから、
    あの子達もきっと喜んでくれますよ♪」

    『........ふふ。一番楽しみにしていたのは
    エリナ、お前の方じゃあないのか?』

    【教会の前に止まっている車両へと、
    ゆっくりと二人が歩みを進めていった】

  • 168モカ◆KPwoT407kA25/06/08(日) 22:30:04

    >>167

    【朝方の教会に、2人の“首輪付き”が姿を現した】

    アオヤマ、ここがボクがお世話になった教会ってとこだよ

    「アオヤマゆーなし。…ってかすげーとこ来てたんなモカちー、ここってグリゴリー大尉が神父やっとるとこやん」

    知ってたの?!

    「名前だけねー、コロニーでばったり遭遇したときに粗相がないように…強化人間ってなぁそれだけでジョーチョ不安定だのなんだので礼儀がなってないヤツって思われがちやから」

    へー…考えた事もなかったなぁ

    【そんな会話を続けているうちに、モカが見慣れた人物を見つけたようで】

    あ!神父とエリナさーん!こーんにーちわー!

    「デカいデカいデカい声デカいってナニその態度!?ってかクルマ乗ろうとしとる直前じゃん!?引き止めるべきじゃないてこれ?!」

  • 169龍影◆9BZ6kXGcio25/06/08(日) 22:30:57
  • 170グリゴリー◆5Q4kt6Q.kc25/06/08(日) 22:43:55

    >>168

    『あれは....』


    「モカちゃんにたしか....同僚の子です!

    アオヤマちゃんって呼ばれてたかと!」


    『確かにまた来るとは言っていましたが....

    出掛けるタイミングなのが惜しい所ですね』


    「えー....ここで追い返すんですかー?

    酷いですよ、しょんぼりしちゃいますよ〜

    あの二人も一緒に連れて行きましょう!

    あの子達も人が多い方が楽しいですって!」


    『........まぁ、そこには同意しますが。』


    「じゃあ決まり!二人ともー、こっちへ!」


    救護で鍛えられた健脚は凄まじく、

    あっという間に二人の下へと辿り着いた


    「話は聞くから一緒に来てくれる?

    人手は多い方が助かるから!お願い!」


    『(うんうん、と頷くジェスチャー)』


    まさかの尉官二人の手招きが二人を襲う

    とりあえず痛い目には遭わないであろうが。

  • 171ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/08(日) 22:48:10

    >>166

    「それでもウルヴィさんはウルヴィさんです」

    【獣と人。本来相容れないものが一つになっているのが彼女だ。そのどちらかを否定するという事はきっと難しい事だと思う】


    「オレは怖がったりしませんから」

    【真っ直ぐに見続ける。敵意や恐れのない、初めて彼女を助けた時と変わらない眼で】


    【左腕に熱が当たるが動かさない】

    【彼女にとっても酷な案だとはわかる。傷付けたくないという気持ちも嬉しい。だからこそ自分のやれる事をしたい。逃げたくない】


    「…ちゃんと向き合いたいですから」

    【ウルヴィという存在、そのものに】

  • 172モカ◆KPwoT407kA25/06/08(日) 22:56:03

    >>170

    うん!わかった!

    「わ!こっち来t…いや返答早いなまだなんも聞いてねぇよウチら!?」

    なにがどうであれ、コレって人助けでしょ?だったら断る理由はないよ

    「いやあんたはそうかもしんないけどウチはモカちーに誘われてくつろぎに…はぁ、まあいいか。付き合うよ」

    【やる気満々のモカに渋々のアオヤマ。2人のは何も聞かずに車に乗り込もうとする】


    …で、ボク達はなにをすればいい?

  • 173グリゴリー◆5Q4kt6Q.kc25/06/08(日) 23:04:31

    >>172

    『癒し、という点ではアリだと思いますよ』


    「今から行くのはクロノスの管轄区域にある

    孤児院兼修道院....的な場所よ、二人とも』


    『紆余曲折あってサプライズ気味に行く事に

    なりましてね....それなら新顔である二人を

    連れて行ったら更に喜んでくれるのでは、と』


    「少しだけどお野菜とかも食べられるわ!

    ある程度自給自足をしている所だから!」


    『あとはワインも造っていますね』


    運転を開始させながら、二人は事情を説明する

  • 174ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/08(日) 23:19:22
  • 175モカ◆KPwoT407kA25/06/08(日) 23:26:08

    >>173

    へー…………ねぇアオヤマ

    「野菜ってな〜に?とか言い出さんよな?そこまで無知じゃねぇよなモカちー???」

    ……………

    【モカは答えない。気まずそうな顔で無言を貫く】

    「無知やないか…まとりあえずウチらがついてけばそれだけで助けになるて話ですね?それに癒されもすると」

    さすがアオヤマ!話がわっかる〜!

    「あんたみたいなのをあと5人も面倒見てたら嫌でも分かるよーなるわな…あ、ウチらお酒の方上に止められてるんでそこんとこご理解おなしゃーす」

    確か何歳から飲んでいいんだったっけ…そのサケ?ってやつ

    「はたちー。永遠に年齢不詳のウチらには一生飲めまへーん」

    ちぇー…

    【漫才のようなやり取りを交えながら、2人とも事態を把握したようだ】

  • 176ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/08(日) 23:27:00

    >>171

    【ランセルはウルヴィのことを『ウルヴィ』だと肯定し、記憶してくれると言葉にした。そして恐れず、敵意もなく、直面してくれると彼は示す】

    【他者の認識とは、縁であり楔だ。視点で認識し、解釈する者が居て、存在とは定義づけられる】


    「……っ」

    【『向き合いたい』という言葉へと頷き返すように一度その瞼を閉じてから、彼の左腕に唇を当てた】

    【硬い歯が皮膚に触れて、ほんの少しだけ力が込められる。かぷ、かぷ、と。歯型すら残りもしないだろう甘噛みを繰り返す姿は何処か扇情的で。『本当にいいの?』かと、悩まし気に歯を立てる少女は、情欲に駆られているようにも映るだろうか】

  • 177ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/08(日) 23:42:27

    >>176

    「……多少血が出ても大丈夫ですよ」

    【実際、身体変化を繰り返したことで自分の体は普通よりも再生速度が速い。勿論、大怪我を負えば関係ないが、こう腕くらないならまだ大丈夫】


    【それはそうとしても、噛み付いているその姿に何か心が揺さぶれる感触を覚える】

  • 178東雲 台◆5Q4kt6Q.kc25/06/08(日) 23:57:25
  • 179グリゴリー◆5Q4kt6Q.kc25/06/09(月) 00:13:10

    >>175

    『分かりました。無理を言って申し訳ない

    お詫びと言ってはなんですが、確かあちらに

    醸造前に作るブドウジュースがありますので

    ワインを飲む時にはそちらを出しましょう』


    「うんうん、皆喜んでくれそう!

    ある意味では休暇みたいなものだし、

    二人も聞きたい事があったら聞いてね!」


    『ええ。私からも是非お願いします』


    【車は都市部を抜け、自然が整備された

    人工的な森林地帯へと駆けて行く】


    『このような場所は初めてですか?

    あまりクロノスの士官が来る機会が

    ないので...そうだとは思いますがね』


    「んー、故郷の景色....」


    青々とした木々がざわめく中を、

    ほぼ対向車のいない道路を突っ切って

    ひたすらに突き進んでいく

  • 180ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/09(月) 00:19:10

    >>177

    「ん……」

    【咥えたままの彼の腕に、声を発する振動が伝わる。それから数度、恐らくは迷いからなのだろうが、形を確かめるような焦れったい甘噛みを続けてから、ようやく咬筋に力を込める】


    【鋭利な牙のようなウルヴィの歯が、ランセルの雪白い肌へと躊躇いながらも食い込んでいく】

    【肉を押し潰して、硬い骨の感触に突き当たったところで、一際強く、牙を刺すように力を込めれば──】


    【つぷり、と。外皮は突き破られて、小さく空いた穴から滲み押し出されるように、とぷとぷと彼の一部が流れ出して、それを舌先で歓迎するように舐め取る】


    【途端に味蕾から、毒々しい程に甘く煮えた痺れが走る。後に残る塩気すら、その甘露を引き立てるためにあるかのようで、より多くそれを求めたくて仕方なくなってしまう】


    【もっと、もっと、もっともっともっともっと】


    【無我夢中という様子の少女は、より溢れさせるように緩急をつけて顎を動かし、血液を押し出させんとする。そうして漏れ出た血を喉で吸い上げ、舌で傷口を舐めとっていた】

  • 181ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/09(月) 00:35:58
  • 182ランセル◆hFOUpFQqt.25/06/09(月) 00:54:38

    >>180

    「………っ」

    【わかっていたとはいえ、流石に注射などとは比べ物にならない痛み。遅れて来るのは、裂けた肉に熱い唾液が触れ、焼けるような痛み】

    【顔は顰めない。声も出さない。きっと今まで味わってきた彼女の痛みと比べればどうって事はないはずだから】


    「…………」

    【何か言おうかと考えたがやめにした。今は彼女の好きにして欲しい。これほど夢中になっているのだ邪魔をしたくない】


    【血。前に髪を洗った時の事を思い出す】



    【この人には赤が似合う】

  • 183ウルヴィ◆xZJxX8ZGsA25/06/09(月) 01:28:50

    >>182

    【痛みが無い…ということは無いだろう。血肉に牙を立てられ、骨身を噛まれているのだから】

    【それでも彼は、振り払う素振りも、ましてや苦痛を感じさせる仕草すらもなく、ただ此方を見ていた】


    「ぷぁ……は…っ……。…もう、少し……だけ……」

    【普段のとらえどころの無い、どこか希薄さを感じさせる姿が嘘のように、ウルヴィは煮え立つ衝動を隠し切れないまま、申し訳無さそうに彼を求める】


    「…れぇぅ……」

    【それどころか、口を離した隙に垂れ落ちる一筋の雫、その軌跡へ勿体無いと言わんばかりに唾液で濡れた舌を這わせてから、返答も待ちきれないのか傷口を啄むようにつつく】

    【ちゅ、ちゅっ…と。花の蕾にも似た唇は、口付けを繰り返すように触れては離れる】

  • 184モカ◆KPwoT407kA25/06/09(月) 09:51:11

    >>179

    ブドウ…ジュース?

    「発酵してないワインみたいなもんだよ。酒じゃないからウチらも頂けんね」

    そんな気の利く飲み物もあるんだね…っと


    わぁ…!

    【モカとアオヤマの眼前に広がるのは一面の緑。そもそもこのような“景観を楽しむ”乗り物自体に縁がない2人にとっては新鮮さの多い体験である】

    ボクは初めて!

    「ウチも〜、いつも見てるのはコロニーの外の荒れ果てまくった平野ばっかすからねぇ…」

    【質問をする余裕すらなく…故郷という概念すら持ちえない2人の強化人間は、草木の生い茂る景色を目に焼き付けんとただただ窓の外を眺めていた】

  • 185ラルト◆C01O2YJoxg25/06/09(月) 10:17:56

    「んん…寝ちゃってたか」
    【時間が経ってから目を覚まし、布団から這い出て立ち上がる】
    【眠気を完全には消せず欠伸をして目を閉じたままロビーへ歩き出す】

    【温泉から上がったあと何も飲まずそのまま寝てしまったため喉が渇いており、寝る前の自分に少し怒りが湧きそうになるが眠かったんだからしょうがないと納得する】
    【そしてロビーで飲み物を三本程購入し、そのひとつをその場で飲み喉を潤す】
    「…はぁー、水分補給はしっかりしないとダメだな」
    【その場でひとつ飲みきりゴミとして捨て、残り二本を両手に持ち欠伸をしていた】

  • 186グリゴリー◆5Q4kt6Q.kc25/06/09(月) 11:05:07

    >>184

    「........うん、やっぱり連れて来てよかった」


    『下士官の息抜きも上司の勤めです、

    気に入ってくれたなら此方も嬉しいですね』


    森林地帯を抜けると、開けた土地があり

    低い木々が等間隔に植えられている場所や

    耕されているであろう小さな畑が見えた。


    『そろそろですね。孤児院の名前ですが....

    その名を"χαρά(カラー)"と言います。』


    「歓喜、とかそういう意味があるのよ

    子供達の人生に喜びが常にあるようにって 

    先代の責任者がそう名付けてくれたの」


    車は進み、やがて門へと辿り着く

    四人を下ろすと車は車庫へ入って行った

    どうやら自動運転というやつらしい。


    『さて、行きましょうか』


    聞こえてくるのは微かな騒めき。

    穏やかな陽光の差す素朴な建物からは、

    ふつふつと歓声が湧き上がりかけていた

  • 187モカ◆KPwoT407kA25/06/09(月) 13:05:31

    >>186

    ふーん…

    「喜びねー………いー名前だと思います。うん」

    【両者とも思うところはあれど、それは重要な事ではないと胸中に思いを押し込めて歓声の方向へと向かっていく】

  • 188極東方面軍◆9BZ6kXGcio25/06/09(月) 13:26:30

    クロノス軸、大規模掃討戦。「明星作戦」
    プロローグ

    極東列島の南西部しか奪還出来ていないクロノスにとって太平洋方面への進出はリスクのあるものであった。
    しかしその戦線は列島の東部地域と大陸の極東半島から流れ込んでくるインベイドにより膠着を余儀なくされている。これを打開するために本社は、新型ストラクチャーとアルテミスの派兵を決定。半島を奪還して極東列島での戦闘を優位に進めようと考えたのだ。

    クロノスにとっての「ネストの攻略」は小規模なものを粒子炸裂弾を初めとする戦略兵器で吹き飛ばすだけであったが、今回のような地下構造が存在しているようなネストの制圧は初の試みである。
    以前に行われた内部探査により大まかな地図を手に入れているとはいえ、どれほどの被害となるかは未知数である。だがこれが人類による全地域の奪還の足がかりになると信じて、この作戦が始まるのだ。
    準備は丁寧に行われた。人員の移送や兵站の確保。わざわざ列強地域から大規模な対地砲撃艦隊も用意した。動きは当然人自連にも漏れるが、相手にできるほど小さいものでは無かった。
    そして決戦の前、ちょうど今である。
    「この極東半島奪還は、極東地域の奪還、いや!強いては、南部開拓大陸奪還へも繋がるとても重要なものだ!失敗は断じてあってはならない!コレは全ての人類に笑顔を取り戻すために!故郷の大地をもう一度踏みしめるために、人類史を取り戻す為にその力(BF)を持って悪しき外生物を滅殺せよ!クロノスに栄光あれ!」
    数千、いやそれよりも多いクロノスの兵士は皆、拳を掲げて「クロノスに栄光あれ」と復唱した。大地はその雄叫びにビリビリと震え、集団という暴を1つの生き物としてまとめた。
    『数は力である。』これこそがクロノスを怪物に仕立てた要因である。

  • 189グリゴリー◆5Q4kt6Q.kc25/06/09(月) 13:41:04

    >>187

    『(....一応、後で尋ねておきましょうか)』


    「みんなー!ひっさしぶりーー!!!」


    二人の微かな表情の変化に大尉は気が付く。

    が、今はまだ聞かない事にした事を尻目に

    エリナは建物の扉を勢い良く開けたのであった


    〈あーー!しんぷさまー!〉

    [あのねあのねっ、わたしね、わたし....]

    {エリナおねーちゃん、うしろのひとは?}

    《だれ!だれー!?おねーさんたちだれー?》


    『説明、説明するから....ね、脚から離れて....』


    「あはは....いつもの感じになっちゃいました」


    黒髪、金髪、銀髪....肌の色も眼の色も、

    色とりどりに様々な子供達が駆け寄って

    四人をあっという間に取り囲んでしまう

    年齢もバラバラだが、皆揃って笑顔だ。

  • 190ミューザ◆PPyRfvMZl625/06/09(月) 13:51:05

    >>188


    【テンバランスとの神経接続を果たす端子は問題無く機能している、網膜に投影された荒野の形跡は、そこが嘗て整然と構築されたインベイドに抗する前哨基地であったことを点在する残骸の姿にて報せていた】

    【赤い大地には人の血が染みている、それは紛れも無く戦った命の証であり、ミューザ・バレアレスにとって死地とは己の命すらも賭すに値する戦場に外ならない】

    【無風である筈のコックピットで座す腕に、生温い風が吹き付けて来る様な感覚がある】

    【結んだ髪が、獣が垂らす尾の様に揺れた】


    ────────────とん、た、た、とん


    「……」


    【指先がリズミカルに桿を跳ねる、パイロットスーツは身に着けていない、剥き出しの地肌こそがミューザの闘志を発露させる】

    【……己の血筋のルーツは周りに聞くところイルベリアにあるらしい、アウトサイドで育った自分には、記憶の片隅にすら存在しないインベイドによって陥落した西方のあの半島、遠く離れた極東半島の奪還作戦はつまるところミューザにとって魂の故郷を奪還するテストケースと同義だった】

    【だが、それ以上に】


    「……オレを、殺してみろよ、エイリアン」


    【死地にて、偏に、命が滾る】


    【ミューザは天を仰いだ、神経で繋がったテンバランスもまた、ゆっくりと首元より駆動音を響かせて】

    【────────────青い、青い、空である】

  • 191ゴルドラ◆ncKvmqq0Bs25/06/09(月) 13:52:04

    『大佐、依頼です』

    【とある倉庫にて、整備士と共にタイガーの定期メンテナンスをしていた金龍に、コックピット内でUIの調整をしていたメビが伝達する】

    内容はぁ!?

    『場所は極東半島、そこに巣食うインベイドの殲滅と、私たちが産み出した浄化装置"大空転塊"の配備です』

    だったら俺が1番近いな……
    野郎共! 時間を10分繰り上げるぞ!
    メビ!

    『既に本家へ装置の要請を済ませました。1時間後には各輸送機に納められているかと』

    流石!
    それじゃ分かった所でテキパキ行くぞ!

    「「「応!!!」」」

  • 192モカ◆KPwoT407kA25/06/09(月) 13:59:30

    >>189

    すげー!ボクの足くらいしかない人たちばっかだ!

    「やっぱ俗世知らなすぎんよモカちー…にしても元気さパねぇな」

    【こちらも物珍しい様子を隠さず、駆け寄る子供たちに応答していく】

    ボクはモカ!こっちはアオヤマって言うんだ!よろしくね

    「ちょっモカちー!?人の正式名称の前に通称を名乗るなし!?」

    だって8文字で覚えにくいじゃん、ブルーリバーって

    「違うし6文字だしそれだとアオカワなんだが…!?」

  • 193グリゴリー◆5Q4kt6Q.kc25/06/09(月) 14:46:08

    >>192

    [もかちー!あおやま!]

    {おねーちゃんたちもしんぷさまのぶか?}

    〈よろしくねー!〉


    「はいはい、困らせない困らせない

    後でたくさん遊んでもらいましょーね」


    『すまないが、登らないでくれ....やめて』


    《しんぷさまとうちょうせいこーー!!!》

    〔おれもー!まってーー!!!〕


    剥がしても集ってくる子供達と一旦別れ、

    四人はとりあえず外へと出た。


    『今日は....常にこんな感じですよ』


    一部しわしわになったカソックの皺を

    伸ばしつつ、神父は微かに笑いながら言う

  • 194シンカイ◆9BZ6kXGcio25/06/09(月) 15:00:56

    「え?極東?!」

    《イラストリア少尉を含め、アルテミス3名が参加する事になってます。かなり大規模な作戦になると思いますよ。》

    「で、でも極東ではこのあいだにアルテミス2名を派遣した対デスペラード戦をしたばかりで!《だからなんだと思います。ネスト内部への侵攻も作戦計画に含まれます。過剰戦力という訳でもありません。》

    オペレーターさんの言う通り、クロノスが本気でネストを攻略するつもりなのだろう。

    「参加するのは?」

    《オイゲン少佐とバレアレス少尉ですね。おふたりとはまだお話なされていないんでしたよね?この機会に話されてみては?》

    「うぐっ…関わりが少ないとはいえ、先任少尉殿にも、少佐殿にも話しかけづらいというか…」

    言い訳である。単純に女性との会話経験が母、候補生時代の教官、オペレーターの3人しかないから話題が見つからないだけである。

    《会話は緊張緩和に繋がります。頑張って下さいね。》

    オペレーターは助言をしてから通信を切った。


    次スレ
    【R-18】ここだけ3勢力入り乱れ惑星外性生物と戦うリアルロボットSFな世界【part28】|あにまん掲示板襲来した異星人!侵略されるエネルギー資源!存亡の危機に晒されてなお人類は……未だ一つになり切れず、壮大な内ゲバを繰り広げ続けていた!!【出来れば読んでいただきたい世界観および初期設定集(テレグラフ)(…bbs.animanch.com
  • 195モカ◆KPwoT407kA25/06/09(月) 15:24:36

    >>193

    「ワンパクにも程があんねぇ!!!あっちょっあんま引っ張んなし…つーかここでもアオヤマ呼びかいな」

    いいじゃん、呼びやすいんだからさ。じゃあまた後でねー!!!

    【子供たちと一旦別れ、しわくちゃになったカソックに苦笑いしながら】

    体力勝負ならボクも負けないよ!強化人間としてあの子達に負ける訳にはいかないからね!

    「ヒョロガリの真っ白い肌でよくそんな自信満々やねー。ま、ウチもやるからにはやったりますか」

  • 196逆巻カンナ◆ECPjTIh3Iw25/06/09(月) 15:33:15

    「それじゃあ、ユズハ」
    『はい。甲断を含めたアウローラ用試験兵装はヴァルハラテックにお送りしますが……よろしいので?』
     賢人会議との話し合いを終えてから。カンナは旅館の入口でユズハに通信を取っていた。
     旧愛卿からもたらされたハイエンドモデル……それを自社の技術の中に組み込むため、試験兵装を含めた装備類をヴァルハラテックへ送るための判断。

     もっとも、試作兵装に関しては既に幾つか案が出されていたものがある。
     ――――他社製品と自社製品を組み合わせることを前提にした装備や、機体パーツの試作というものを現在の逆巻重工は模索していた。

    「構わないさ。もともと重シグドニッド合金による武装作製技術はいずれやるべき課題……やるのが遅すぎたくらいだ」
    『かしこまりました。では輸送費モロモロはこちら持ちで、ヴァルハラテック側への受け入れ日時を調整します』
     頼むよ、とカンナが笑ったのち、通信が切れる。

    「あとは……」
     旅館でできることはあまりないだろう。せいぜいが羽根を伸ばしながら、業務や諸々の調整を済ませることだけだ。
     UNBFの配備についても既に合意が入っている。

    「縁作りかな」
     次の手を、着実に。逆巻カンナはそういう人種だった。

  • 197東雲 台◆5Q4kt6Q.kc25/06/09(月) 15:50:49
  • 198グリゴリー◆5Q4kt6Q.kc25/06/09(月) 16:09:18

    >>195

    『今日は....ああ、シュミレーター訓練か

    全く、前者はともかく後者は....規則とはいえ

    子供にやらせるには余り好ましくないと........』


    「大尉、こればっかりは仕方ないです

    本部的には人材の育成も兼ねてますから

    今回は良いパイロットのお二人もいますし、

    実践的な訓練が可能なのではありませんか?」


    『....それは、そうだが』


    「というわけで!モカちゃんたちと私たち

    あとは子供達の中で良い成績を出した子での

    混合訓練を行おうと思います!」

  • 199ケイ◆ECPjTIh3Iw25/06/09(月) 16:15:20
  • 200モカ◆KPwoT407kA25/06/09(月) 16:46:26

    >>198

    【“人材の育成”。それを耳にした瞬間、モカとアオヤマの緩んだ顔つきが少し引き締まる】

    「(なるほど、タダのお遊び施設ってワケじゃないのか)」

    BF勝負ってことなら受けて立つよ。ボクの一番得意な分野だ

    「コア粒子探るやつはシュミレーターじゃ機能しないってのによくゆーよ…ま、ただ遊ぶよかオモシロソーだしやる気出てきたかな、ウチも」

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