- 1二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 11:26:58
- 2二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 11:32:26
学Pの心、口悪すぎて草
- 3主25/06/06(金) 11:37:31
学P「──ということになりました」
咲季「プロデューサーがアイドル?」
手毬「ということは、ライブをするってことですか、プロデューサーが?」
ことね「それ、マジで言ってます?」
学P「はい。ライブもしますし、人気が出るようならグッズ展開やメディア露出もあるそうです。まあ、そんなことにはならないと思いますが」
三人「「「──!?」」」
咲季(プロデューサーがライブ……)
手毬(ライブということは当然ファンサも……)
ことね(プロデューサーのグッズ……)
三人(((推すしかない……!))) - 4主25/06/06(金) 11:55:44
学P「そういうわけなので、これまで以上に自己管理の徹底をお願いします。特に葛城さんは、過度な自主レッスンは厳禁ですよ」
リーリヤ「センパイがアイドル……」
清夏「てことは、握手会とかやったり〜?」
学P「はい。CDを買うと付いてくる握手券があれば、握手会に参加できる、という施策もあるようです。もっとも、俺と握手をしたがる人がいるとも思えませんが」
リーリヤ(せ、センパイと握手!? CD一枚1,500円としても、握手券が付いてくるなら実質無料だよね)
清夏(Pっちと合法スキンシップ……)
二人((買うしかない……!)) - 5主25/06/06(金) 12:55:35
学P「ですので三年生の皆さんには、他のアイドルたちのフォローをお願いしたいんです」
星南「それは構わないけれど、先輩がアイドルね……。そううまくいくのかしら」
莉波「グッズとかCDも発売されるんだよね? 楽しみだなぁ、プロデューサーくんの歌」
麻央「ボクの憧れた王子様みたいなアイドルの見本になってくださいね」
学P「ははは、善処します。そういえば、正式デビューの十日後に合わせて俺のデビューシングルが発売されるんですが、ランダムで一日独占チケットといつものが入ってるそうですよ」
三人「──!!?」
星南「一応聞くのだけど、その独占というのは、先輩を、ということでいいのよね?」
学P「はい。まあ当たってもゴミにしかならないと思いますが、ははは。無理に使う必要はないので、よければ一枚くらいは、CD買ってくださいね」
三人(((ロットで買う……!))) - 6二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 12:58:08
あとは2組か
- 7二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 13:21:28
資金力があるチナクラモトが有利?
- 8主25/06/06(金) 13:23:42
学P「さて、俺が心配なのはあなた達なんですが……信じてますからね」
佑芽「もちろんです! プロデューサーさんがアイドル活動に専念できるように頑張りますよー!」
広「ふふ、プロデューサーからアイドルに転身。むずかしそうで、くるしそうで、うらやましい」
千奈「先生! わたくし、応援しておりますわ!」
美鈴...zZZ
学P「俺のことよりもまず自分たちのことに専念してください。マジで」
佑芽「ところで、プロデューサーさんのグッズってどういうのが出るんですか?」
学P「あくまでも構想段階ですが、ポスターや缶バッジ、アクリルスタンドなどの定番品から、抱き枕やPヘッド型クッションなど幅広く用意されるらしいです。ははは、誰が買うんだって感じですよね」
佑芽(だだだだ、抱き枕!? え、えっちだ……)
広(ふふ、争奪戦必至、だね)
千奈(わたくし名義の金融資産はいくらくらいだったかしら。帰ったら香名江に確認しないといけませんわね)
美鈴(目が覚めたと思ったら……驚きました。いよいよ起きる時がきましたね……)
四人((((十二時間ミニライブ、やらないと……!)))) - 9二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 13:25:39
しれっと十二人オールプロデュースかよ
- 10二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 13:35:28
1日独占チケットを巡って戦争になる予感しかしないんですがこの人達...
あとライブとかなったら、間違いなく全員法被&フルグラフィックタオル着用+サイリウム装備だしコーレスタイミング完全記憶済みでしょ絶対。
何ならステージ前の最前席で12人並んでお揃いにしてそう - 11二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 13:43:54
- 12二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 13:56:39
そのままライブに友情出演してもらおう
- 13主25/06/06(金) 14:02:11
それから俺は、デビューシングルのレコーディングやライブの練習、グッズに使う写真の撮影など、デビューまでの十日間を忙しく過ごした。
そして迎えたデビュー当日。
学P(なんとか間に合わせたぞ……。デビュー曲とそのカップリング以外は既存曲だったとはいえ、流石に十日間で十曲分の歌とダンスをマスターするのは骨が折れた)
学P(このライブが終わった後は握手会だが……今朝発売されたばかりのCDを買わないと握手券は手に入らないわけだし、そこまでの人数にはならないだろう。まずはライブに集中しよう)
学P(…………よし、行くぞ──!)スタスタ
ワアアアアアアアアアア!!!!!
キャアアアアアアア!!!!
学P(す、すごい熱気だ……! 面白いもの見たさとはいえ、こんなにたくさんの人が来てくれたなんて、すごく嬉しいな)ホロリ
学P「皆さん、今日は俺のデビューライブにきてくれてありがとう」
キャアアアアアアア!!!!
チョ、テマリミエネェッテ!!
コッチムイテクダサイマシー‼︎
学P「では聞いてください。俺のデビュー曲『コンテンポラリのつよつよソルフェージュ』」
ワアアアアアアアアアア!!!!!
ハミダシタアアアアアイ!!! - 14二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 14:07:16
- 15主25/06/06(金) 15:03:43
そしてライブはあっという間に最後の曲になった。
学P「次が最後の曲です。聴いてください、『雨上がりの白線はほぼ消えててはみ出し放題』」
学P「スゥー雨上がりの白線消えてる〜♪ 触るとちょっとベトついて痒い〜♪」
ドゥワアアアアアセンナナヒャク‼︎
そうして、俺のデビューライブは大盛況のうちに終わった。
学P(さて、いよいよ握手会か。そんなにたくさん来るとも思えないが、ゼロ人だとそれはそれで悲しいし、二、三人は来てほしいな)
スタッフ「では、これよりお客さん入りますんで、Pさんは準備の方お願いしまーす」
学P「はい、わかりました」
学P(どんな方が来てくれるんだろうか。少しだけ楽しみだ)
咲季「来たわよ、プロデューサー!」 - 16主25/06/06(金) 16:13:00
学P「さ、咲季さん! 来てくれたんですね」アクシュ
咲季「自分のプロデューサーの1stライブだもの、当然よ!」アクシュ
はがし「はーい時間でーす」
咲季「なによ、まだ五秒も経ってないじゃない!」
はがし「すんません、あと詰まってますんで」
咲季「し、仕方ないわね。それじゃあプロデューサー、頑張んなさい!」
学P「ええ、ありがとうございます」
学P(結構厳しいんだな。どうせスカスカなんだから少しくらいオーバーしても良さそうなものだけど)
ことね「次はことねちゃんでーすっ」
学P「藤田さん、ありがとうございます」アクシュ
ことね「プロデューサー、ちょ〜かっこよかったですよ〜♡♡ 」アクシュ
ことね(ぷろでゅーしゃーの生握手〜♡ やべー、クセになりそ〜♡♡)
はがし「はい五秒〜」
ことね「な!? はやいって、ちょ、プロデューサー!! 離せー! 握手させろー!!」
学P(藤田さん……アイドルとしてあるまじき醜態だ……) - 17二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 17:32:28
学Pの「おいで」は失神続出しちゃうよ
- 18主25/06/06(金) 17:58:48
佑芽「プロデューサーさん、とーってもかっこよかったです!」アクシュ
学P「佑芽さん、ありがとうございます!」アクシュ
広「ふふ……ゼエゼエ、アイドルのプロデューサーも……ガホッ、すき」アクシュ
学P「広さん、こんな姿になってまで……ありがとうございます」アクシュ
千奈「素敵でしたわ、先生!」アクシュ
学P「倉本さんには負けますよ」アクシュ
美鈴「頑張って起きた甲斐がありました」アクシュ
星南「さすが私の先輩ね……プロデューサーとしてでなく、アイドルとしても学ぶべき姿だったわ」アクシュ
莉波「プロデューサーくん、お疲れ様♪」アクシュ
麻央「プロデューサー、まるで王子様みたいでひたよ」アクシュ - 19主25/06/06(金) 18:05:02
リーリヤ「センパイ、カッコよかったです……!」アクシュ
清夏「Pっち、やる〜♪」アクシュ
学P「みなさん……ありがとうございます」アクシュ
手毬「プ、プロデューサー! お疲れ様」
学P「月村ァ!」
手毬「なっ、なんでっ……!?」
学P(まさか全員来てくれるとは……。ありがたい話だ)
はがし「次はいりまーす」
学P「はーい。今日は来てくれてありが──って、ええ!?」
咲季「来たわよ、プロデューサー!」 - 20二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 18:09:19
担当アイドルが全部の握手券買い占めたのか…?
- 21二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 18:09:37
- 22二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 18:11:46
アクシュ←かわいい
- 23主25/06/06(金) 19:15:04
学P「ま、また来たんですか?」
咲季「何か問題あるかしら?」
学P「問題といいますか……握手券は一枚につき一回しか使えないはずですが」
咲季「ええ、そうね」
学P「……まさか」
咲季「そのまさかよ」ファサッ(大量の握手券を広げる音)
咲季「100枚買ったのよ!」
学P(う、嘘だろ……。一枚税込1,980円のCDを100枚……)
学P「20万円使ったんですか……」
咲季「CDだけではそうね。でも別に私だけじゃないんだし、驚くことでもないわよ」
学P(コイツやば……) - 24二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 19:18:01
315Pの方から噂聞きつけてやってくるだろ
- 25主25/06/06(金) 19:48:56
学P(はあ……はあ……疲れた。まさか本当に全員が100回ずつ握手しに来るとは……)
学P(100枚×12人で1200枚以上のCDが売れたわけだけど、一日独占チケットはまだ出ていないらしい。まさか出たところで誰も使わないと思っていたが、この様子だとわからないな)
学P(さて、そろそろ寝たいところだけど、来週には初心組のライブがあるから少しでも仕事を進めないとな)カタカタ
翌日
学P(結局一睡も出来なかった……。購買でパンとコーヒーでも買おう)
ガヤガヤザワザワ
学P(なんだ、やけに購買が騒がしいな。何かイベントでも──って、なんだあれは……!?)
店員「はーい、Pのブロマイド1枚千円から!」
店員「直筆サイン入りシングル入荷したよー! まだ一日独占チケット出てないよー、今がチャンスだよー!」
店員「フルグラシャツ七千円! デザインは3パターンあるよ!」
ブロマイドヒャクマイクダサイマシー!
CDツイカデヒャクマイ‼︎
オキャクサンレツハミダサナイデクダサーイ!
学P「俺のグッズにアイドルが群がっている……」 - 26主25/06/06(金) 21:05:49
学P「……まあ、昼ぐらいまでは食べなくても保つだろう」ソソクサ
女子生徒A「あ、Pさん! 昨日のライブ行きました!」
女子生徒B「CDも買いましたー!」
学P「ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします」
女子生徒A「あー、それは……どうでしょう」
女子生徒B「うん……」
学P「……? 俺のライブ、楽しめませんでしたか?」
女子生徒A「いえ、はっきり言って最高っていうか、ぶっちゃけガチ恋勢になりかけたんですけど……」
女子生徒B「ちょっと強火ファンの圧が……」
女子生徒A「怖すぎて握手会も参加できませんでしたし……」
女子生徒B「で、でも、応援はしてますので! CDもグッズも買います! ……ネットで」
学P「あ、ありがとうございます」
学P(強火ファン? デビューしたての俺にそんな人がいるのだろうか……)
学P(いずれにせよ、他のファンの方に迷惑をかけている存在がいるなら、トラブルが起こらないよう注意しなければ……) - 27二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 21:23:47
大丈夫?
その強火ファン12人くらいいる上に、その中に一番星を含めた生徒会メンバー全員いない? - 28二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 21:29:32
- 29主25/06/06(金) 23:02:03
学P「しかし俺の強火ファンか……。一体誰なんだろうか」
学P「今日は初陣組のダンスレッスンの日だったな。俺のライブに来てくれていたならもしかしたら心当たりがあるかもしれないし、聞いてみるか」
レッスン室
学P「というわけなんですが、心当たりはありませんか?」ツヨツヨジャンプ
佑芽「うーん、迷惑なファンかー。手毬ちゃんがぴょんぴょん飛び跳ねてて、後ろの人が見えない〜って言ってたのはきこえました!」シャトルラーンウオオオオ
学P「それは確かに迷惑ですが、特段珍しいわけでもないですし、彼女達が言っていた強火ファンとは別な気がしますね」ソラテッペンパタパタ
佑芽「そっかー。会長はなにか知ってますか??」ケンケンパッパ
星南「…………知らないわ」ヨロヨロ
佑芽「うー、美鈴ちゃんは寝ちゃってるし、手がかりなしかー」ミギ!ヒダリ!ミギ!ヒダリ!
星南(ゼエ……ゼエ……。なぜこの二人はあの歌を踊りながら普通に会話が出来ているのかしら……) - 30主25/06/06(金) 23:39:58
学P(あの後他のアイドルたちにもそれとなく聞いてみたが、結局手がかりは掴めなかった)
学P(十二人いて誰も知らないとなると、あの女子生徒二人の勘違いだったという可能性もあるな。とりあえずは放っておいても平気そうだ)
しかしその考えはハッピーミルフィーユよりも甘かったということを、学マスPは僅か一週間後に思い知ることになる。
学P「グッズの買い占め!?」
邦夫「うむ。購買に用意したポップアップストアはもちろん、ネットショップを含むお主のグッズの全てが市場から消えた」
学P「だ、誰がそんなことを……」
邦夫「ひとつだけ、手掛かりを掴んでおる」ピラッ
学P「これは……」
邦夫「お主のグッズの企画販売を担う会社が昨日付で突如買収された。そこに書かれているのは、その証書じゃ。買収した企業名に、見覚えはないかの」
学P「……倉本コーポレーション……」 - 31二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 23:54:15
強すぎたチナ・クラモト
- 32主25/06/07(土) 00:21:41
学P「まさか、倉本さんが……」
邦夫「おそらく、の」
学P「どうして……」
邦夫「ただ一つ言えることは、エイ◯ックスも、コ◯パも、アソビ◯トアも全て、今や倉本の子会社じゃ」
学P(……なんてことだ。倉本さんに……。倉本さんに、確かめないと)
学P「倉本さん」
千奈「まあ先生、ごきげんようですわ!」
学P「……こんにちは」
千奈「先生? どこか調子が悪いのですか? 声がいつもと違いますわね」
学P「倉本さん、単刀直入に聞きます。なぜ俺のグッズを買い占め──いやそれどころか、販売元の買収をしたのですが」
千奈「なんだ、そんなことですの」
学P「そんなことって……! あなたは篠澤さんのグッズが極月学園のアイドルによって買収されたとき、言っていたではありませんか! 本当に欲しいファンの元に届かないのはおかしい、それは悲しいことだと!」
千奈「……先生は一つ誤解されていますわ」
学P「誤解?」 - 33主25/06/07(土) 06:32:52
千奈「それはわたくしが"アイドル側"に立っているときの理屈ですわ。わたくしが"ファン"の立場なら、どんな手を尽くしても、推しのグッズを全て手に入れたいと思うのは、ごくごく当然のことですわ!」
学P「なっ……! 一体なにを……」
千奈「さて、お話はそれだけでしたら、先日の初心ライブの反省会をいたしましょう!」
学P「……ええ、そうですね」
学P(なんと、なんということだ……。倉本さんが、まるで人が変わったかのように……)
学P(どうしてこんなことに……?)
学P(このままで、いいのだろうか)
学P(そしてこの時から、すべての歯車が大きく狂っていくこととなる) - 34主25/06/07(土) 07:38:46
数日後
ことね「くそ〜、またダブりかよ〜」
手毬「私、シークレット三種以上持ってるけど、あなたは?」
ことね「一種しかねえよ〜!」
学P「おはようございます。……それは?」
手毬「プロデューサーの使用済みアイテムのトレーディングパックです」
学P「えっ? しよっ……なんて?」
ことね「くそー、またハンカチだぁ! ……ふひっ」
手毬「ねえプロデューサー。私もうシークレットの歯ブラシも下着も箸も持ってるよ。あと一つでコンプリート。褒めてもいいよ」
学P「」……ゾワッ
学P(倉本さんが突然「グッズを解放いたしますわ!」と宣言して再販が始まったのはいいが、方向性がおかしくなってきている……)
学P(というか、なぜ俺の私物が出回っているんだ) - 35二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 09:50:49
広が学Pの行動を把握・予想から侵入の指示だして
美鈴が学Pの部屋に侵入して商品(学Pの私物)確保して
佑芽が美鈴が確保した品物を運搬
千奈が品物を販売
なる程… - 36二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 09:57:49
指定暴力団1年2組
- 37主25/06/07(土) 10:13:30
別の日
学P「レッスンの時間なのに誰もこない……」
学P「レッスン室集合のはずだったが……事務所で待っているのだろうか──な、なんだこれは!?(なんなんだこれは)」ガチャ
麻央「またちがう……これもちがう……」パカッポイ
莉波「いい加減出てよ……はやくはみださなきゃ」ブツブツ
学「あ、あの、レッスンの時間……」
麻央、莉波「」ブツブツ
学(虚ろな目でCDを次々に開封していっている……。あのCDのパッケージの山……全て二人が買ったのか……?)
星南「あら、おはよう先輩」
学P「星南さん、これは──うっ!?」
星南「あら、人の顔を見るなりその反応は随分とご挨拶ね」P総柄セットアップと痛バ
学P「す、すみません。ちょっと服装が……おかしくないですか?」
星南「そうかしら? 佑芽は褒めてくれたけど」ジャラジャラ
学P(ぶっ飛んでやがる) - 38二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 11:04:10
流石に学園長に報告して即引退すべき状況だなあ
ただの試験なんだし - 39二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 11:07:34
生徒会長どころか書記と寮長までこれかぁ...
- 40二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 11:10:01
助けて副会長
- 41主25/06/07(土) 12:50:34
学P(アイドル達の様子がおかしい……。月村さんはともかく、普段はしっかりしている三年生たちまであの状態では、普段からおかしい二組の子達はどうなってるやら)
学P(そういえば、来月から始まる広さんの冠番組『篠澤広の朝までままならnight!』の打ち合わせをそろそろしないといけないな。広さんを探そう)
学P(事務所にいるだろうか)ガチャ
佑芽「あ、プロデューサーさん、こんにちはー!」ピョン
学P「佑芽さんこんにちは。今日も元気いっぱいですね」
佑芽「はい! レッスンがんばるぞー!」ピョンコピョンコ
学P(佑芽さんは普段と変わりなさそうだな。服装もいつも通りのレッスン着だし……癒しだ)
佑芽「えへへー! お部屋の家具をぜーんぶプロデューサーさんの物にしたので、最近絶好調なんです!」
学「……ぜんぶ?」
佑芽「気になりますかー? プロデューサーさんには特別に、見せてあげますねっ」スマホミセー
学P(……抱き枕、添い寝シーツ、等身大タペストリー、アクリルスマホスタンド……。この掛け布団は、先日俺がクリーニングに出したっきり返ってこなかったものだ。なぜ佑芽さんの部屋に……)
佑芽「えへへー。そのお布団はプロデューサーさんの私物トレーディングパックのSSRシークレットなんですよ! えへん!」
学P(これはもうだめかもわからんね) - 42二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 13:30:31
シークレットは歯ブラシと下着と箸と掛け布団ですか…靴と靴下がないのでヨシ(๑•̀ㅂ•́)و✧
- 43主25/06/07(土) 14:07:32
学P「ところで佑芽さん。広さんを見ませんでしたか?」
佑芽「広ちゃんですか? 情報処理室に用事があるって言ってました!」
学P(情報処理室? パソコンに用事があるのか? 広さんなら自分のパソコンを持ってそうだが……ともかく行ってみるか)
学P「ありがとうございます。探しに行ってみます」
佑芽「はい! あたしは自主レッスンしてますね!」
情報処理室
学P「失礼します」ガチャ
広「……」カタカタ
学P(……いた。俺が入ってきたことにも気が付かないほど集中しているらしい)
広「……ふふ、できた」
学P「こんにちは、広さん。そんなに集中して、なにを作っていたんですか?」
広「あ、プロデューサー。ふふ、すごくいいものができた。見てもいいよ」
学P「どれどれ……。仮想プロデューサーエミュレーター……?」
広「ここ数日、24時間プロデューサーの脳波データを収集していた。それを解析し、プロデューサーの思考や行動を98%完全にトレースした人工知能。これがあれば、プロデューサーがいつどのようなときにどのようなことを考えてどう動くのか、ほぼ確実に予知することができる」
学P(……コイツマジか) - 44二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 14:14:08
いつの間にかホラーになってて草
- 45二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 14:14:22
言い値で買いそうな人が何人かいますね…
- 46二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 14:22:09
世にも奇妙な物語の世界観
- 47二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 14:39:42
このレスは削除されています
- 48主25/06/07(土) 14:41:07
学P「なぜそんなものを」
広「ふふ。わかっているくせに、あえて言わせるなんて。鬼畜、悪魔。そういうところが、すき」
学P(こんなやつ野放しにしていていいのだろうか)
広「それで、わたしに何か用があって探しにきたんだよね?」
学P「ええ。今度始まる広さんの番組の打ち合わせをと思っていたのですが、少し用事ができたので資料をお渡ししておきます。時間のある時に目を通しておいてください」
広「わかった」
学P(…………ここにいては危険だ。学園を辞めて、この街を出よう。それしかない)
学P「また改めて、打ち合わせをしますので。では俺はこれで」
広「うん。またね、プロデューサー」
広「……ふふ。プロデューサー、人生はままならない、よ」 - 49主25/06/07(土) 16:13:02
学P(広さんのあの研究は危険すぎる。広さんはなぜあんなものを作ったんだ……)
清夏「あっ! Pっち、こんなところにいた!」
学P「清夏さん。そんなに慌ててどうしました?」
清夏「リーリヤが大変なの! 説明してる時間はないから、とりあえず着いてきて!」
学P「わかりました、向かいましょう」
清夏「見て」
リーリヤ「えへへ……。まだ当たらない、一日独占チケット。もう150万円も使っちゃった……えへへへへへへへ」
学P「……これは」
清夏「リーリヤ、Pっちの一日独占チケットを手に入れるために、もう800枚近くCDを買ってるの。さすがに止めたんだけど、まったく会話にならなくて」
学P「葛城さん。葛城さん、聞こえますか、葛城さんっ!!」ガシッ
リーリヤ「…………あ、センパイ。えへへへへ、待っててくださいね。もうすぐわたしが、一日独占チケットを手に入れて、それでセンパイを……ふふふふふふ」
学P「葛城さん、落ち着いてください。一体いくら使ったんですか」
リーリヤ「いくら……? 関係ありません。一日独占チケットを引くことができれば、実質無料ですから。えへ、えへ、えへへへ……」
学P(……俺は悪い夢でも見てるのか)ドサ - 50二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 16:16:26
学Pに100万渡せば1日くらい独占出来そうですよね。
青天井のAKB商法は悪の文化なのだ〜 - 51二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 16:49:41
リーリヤのオタク癖が駄目な方向に働いてる...しゅみたん頑張れ、この際実力行使でも何でも良いから頑張れ
- 52主25/06/07(土) 17:05:25
学P「葛城さん、俺でよければ一日付き合いますから、そんなことにお金を使うのは辞めてください!」
リーリヤ「…………センパイ」ユラア
学P「か、葛城さん?」
リーリヤ「"そんなこと"って、なんですか……?」ジリ
学P「あ、いや、え……」
清夏「っていうかさー」ガシッ
学P「す、清夏さん?」
清夏「Pっち、それはないっしょー。それを許しちゃったらさ」バサササー
学P(クローゼットから大量のCDが……)
清夏「あたしがこんなにCD買った意味、なくなっちゃうじゃん?」ユラア
リーリヤ「センパイ、取り消してくださいよ……!! 今の言葉……!!」ユラア
学P「ヒエッ…やられ──!?」
???「こっちよ!」 - 53二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 17:07:56
これ助けられた相手から襲われるパターンじゃ…
- 54二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 17:10:29
今更ながら手毬の扱いが雑で草なんだ
- 55主25/06/07(土) 17:49:04
学P「わわ!?」グイッ クルクル ドシン!
学P「あいてて……。ここは……?」
咲季「危ないところだったわね」
学P「咲季さん! 助けてくれたんですか」
咲季「当然よ! 自分のプロデューサーがピンチの時に駆けつけられないようじゃ、トップアイドルなんてなれっこないもの」
学P「ありがとうございます……!」
咲季「こんなこともあろうかと、学園の寮のすべての部屋に隠し通路を作っておいてよかったわ!」
学P(おっと雲行きが怪しくなってきたぞ)
学P「……咲季さん、ところでこの部屋は? 見たところ、咲季さんと佑芽さんの部屋ではないですよね?」
???「それはわたくしがお答えいたしますわ!」
学P(名前伏せる意味ねーだろ) - 56主25/06/07(土) 18:02:05
千奈「先生、ごきげんよう」
学P「……千奈さん」
千奈「ここは初星学園の地下にある倉本印の核シェルターですわ! きたる極月学園との核戦争に備えて、わたくしのお祖父様が作りましたの!」
学P「色々と気になるところはありますがひとまず……。なぜ俺をそのようなところへ?」
千奈「決まっておりますわ! わたくしと先生は、ここでずーっと二人で暮らしますの! ここへ先生を連れてくるのに協力してくださった、咲季お姉様に感謝ですわ!」
学P「……なぜ咲季さんが。そんなことに協力しても、なんのメリットもないはず」
千奈「これですわ」ピラッ
咲季「──っ」ガシッ(チケットに飛びつく音)
学P「それは……一日独占チケット!? ……まさか」
千奈「その通りですわ! 先生のデビューシングルにランダムで封入されている一日独占チケット。どうにか手に入れる方法はないかと考えておりましたところ、わたくし思い出しましたの」
学P「……」
千奈「CDの発行レーベルは、倉本の子会社、でしたと!」 - 57二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 18:06:57
独占チケットに対して同意しなかったらどうなるんだろうか
- 58主25/06/07(土) 18:20:26
学P「それをエサに咲季さんを取り込んだ、ということですか」
千奈「はい! どうせ先生はここから出られないんですもの。このチケットはもはや紙切れ同然ですわ!」
学P「つまり、咲季さんを騙したんですか」
千奈「……先生。当たるはずのないチケットの幻想を求めてCDを買い続ける者……。手に入れても使うことのできないチケットに釣られて金に魂を売る者……。人は愚かですわ、醜いですわ。ですからわたくしは、世界でたった一人だけの聡明で清らかで素敵な人間である先生を、そのような下賤な者達に渡すわけにはいきませんの」
学P(見たことない笑顔だ。あの倉本さんが、こんな醜い笑顔を浮かべるなんて……。信じられない)
千奈「さあ先生。わたくしのいっぱいの憧れを……。ここで二人で全部叶えていきましょう?」
学P「すみません倉本さん。俺はその願いを受け入れることはできません」ドシーン
千奈「……」
咲季「ふーっ、ふーっ(チケットを奪われないように周囲を威嚇している音)」ドシーン - 59主25/06/07(土) 18:42:52
千奈「それでは……どうしますの? ここからは逃げられませんのよ?」ドシーン
学P「……たしかに、俺一人の力では脱出できないかもしれません。でも俺には──仲間がいる」ドシーン
ドシーン ドシーン ドシーン
千奈「さっきからこの音は一体──」
佑芽「つよつよパーンチ!」ドゴーン!
千奈「なっ!? 花海さん!?」
佑芽「プロデューサーさん、こっちです!」グイッ
学P「佑芽さん、助かりました!」ダッ
千奈「咲季お姉様! 二人を捕まえてくださいまし!」
咲季「御意」ダッ
佑芽「くそー、お姉ちゃんめえ! 千奈ちゃんの味方してー!」
学P「さすが咲季さんだ、すごい勢いで追いついてきますね」
佑芽「はい! 自慢のお姉ちゃんですから! けど──」ザッ - 60主25/06/07(土) 19:02:51
学P「佑芽さん? 立ち止まって一体何を──」
佑芽「今のお姉ちゃんは、ぜんっぜん自慢できません! だから──」
佑芽「ここで討つ!!!」
学P「なっ……! 佑芽さん、危険です! 今の咲季さんは、人としての限界を超越している、人ならざる存在に近い。いくら佑芽さんでも」
佑芽「プロデューサーさん。あたしにはすごく素敵な友達がいるんです」
学P「佑芽さん……」
佑芽「その友達は、どんな困難なことにでも諦めず立ち向かって、そして乗り越えるんです」
学P「だからあなたも、そうすると?」
佑芽「はい! だって──難しそうなことほど、面白いですから!」
学P(佑芽さん……成長、しましたね) - 61主25/06/07(土) 19:18:02
咲季「逃げないとはいい度胸じゃない、佑芽?」コオオオオ
佑芽「ふっふーん。お姉ちゃんこそ、とうとうあたしに負けるときが来たんじゃない?」コオオオオ
咲季「どうせ、最後にプロデューサーを手に入れられるのはたった一人。いずれ戦うことになるなら」シュインシュインシュイン
佑芽「今ここで!」ゴゴゴゴゴゴ
二人「「決着をつける!!」」
学P(……佑芽さん。あなたの勇姿、俺が最後まで見届けます)
咲季「聴こえる? このMusic──"Boom Boom Boom Pow《悪魔の咆哮》"!」ギュゴオオオオオオオッ
佑芽「ラップ決めるぞ──"頭振る運動《ヘッドバッド・アタック》"!!」ウオオオオ
学P(すごい戦いだ……! 二人の攻撃の衝撃波だけで、気を抜くと吹っ飛ばされそうになる)
佑芽「う゛く゛ぅ゛っ゛!゛?゛」ドゴーン
学P「佑芽さん!?」
咲季「さぁ佑芽、チェックメイトよ」キュイイイイイイン - 62二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 19:18:10
でも私物の掛け布団を奪ってんだよなあ…
- 63二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 20:02:26
おかしいな…アイドルの学Pを見に来たのに熱血バトル漫画が始まったぞ…
- 64主25/06/07(土) 20:04:14
学P「佑芽さんっ……! 咲季さん、やめてください! このままじゃ本当に佑芽さんは……!」
.......ツヨツヨパンチ! ツヨツヨパンチ! ツヨツヨパンチ!
学P「──っ、この音楽は……!?」
佑芽「どん……な、怪物だって」ヨロッ
学P「佑芽さん……?」
咲季「な!? アレを喰らってまだ立ち上がれるというの!?」
ツヨツヨキック! ツヨツヨキック! ツヨツヨキック!
佑芽「諦めなければ……!」グッ
咲季「ひっ……!?」タジッ
ツヨツヨバン! ツヨツヨバン! ツヨツヨバン!
佑芽「無敵最強────!」ゴオオオオオオ
咲季「や、やめ──」
佑芽「けんけんぱっぱで大勝利いいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」ドゴーーン! - 65主25/06/07(土) 20:38:02
咲季「う、佑芽……。私の……私たちのプロデューサーを……おね、がい……」バタ...
佑芽「お姉ちゃん……」ポロ...
学P「……佑芽さん」
佑芽「お、お姉、ちゃん……!」ボロボロ
学P「……」ギュ
佑芽「プロデューサー、さん?」
学P「ありがとうございます、佑芽さん。あなたのおかげで、俺は今ここにいます。咲季さんの分も、俺たちが生き残りましょう」ナデナデ
佑芽「う、うぇっ……うわあああああああああん!!」
学P(咲季さんに勝利した佑芽さんは、これからもっと成長していくだろう。俺も、その成長に負けないプロデューサーにならなくては……)
学P「さあ、先を急ぎましょう」
佑芽「ぐすっ……はい!」 - 66主25/06/07(土) 21:40:32
佑芽「プロデューサーさん、ここからどこへ向かうんですか?」タッタッタッ
学P「そうですね……ひとまず俺の部屋に向かいましょう。そこなら物資もあります」タッタッタッ
佑芽「でも、プロデューサーさんの部屋も千奈ちゃんの核シェルターに繋がっているんじゃ?」タッタッタッ
学P「もしそうなら、とっくの昔に俺はあそこへ閉じ込められていた。おそらく男子寮まではまだ手が及んでいないのでしょう」タッタッタッ
佑芽「な、なるほどー!」
学P「さあ、着きました──佑芽さん、静かに」ピタッ
佑芽「は、はい。どうしたんですか?」ヒソヒソ
学P(なにか違和感がある……)
学P「佑芽さん。俺の部屋から、俺以外の匂いはしませんか?」
佑芽「え? ……します」クンクン
学P「知ってるにおいですか?」
佑芽「はい。間違えようもありません。このにおいは──」 - 67主25/06/07(土) 22:01:28
ガチャッ...キイイ
???「お待ちしておりました」
学P「やはりあなたでしたか──秦谷さん」
美鈴「うふふ。佑芽さんとは隠れんぼしたくありませんね」
佑芽「美鈴ちゃん!」
学P「どうやって俺の部屋に?」
美鈴「ふふふ……。お伝えし忘れていましたね」チャリン
美鈴「お部屋の鍵、お借りしています」
学P「……いつの間に、というのは聞いても仕方ありませんね。目的はなんですか?」
美鈴「目的? 簡単です」
佑芽「プロデューサーさん、気をつけてください。美鈴ちゃんの纏ってる"気"、普通じゃありません」
学P(今更ツッコむのもアレだが、この子達はアイドルじゃないのか?) - 68主25/06/07(土) 22:26:19
美鈴「プロデューサー。わたしという担当アイドルがいながら、他の女性と親しくするのは不誠実だと思います」ユラア
学P「プロデューサーの部屋の鍵を盗んで不法侵入するのも不誠実ですが」
美鈴「まあ。盗むだなんて人聞きの悪い。……そんないけずなことを言うプロデューサーには」コオオオオ
学P(50000……60000……70000……秦谷さんの気がどんどん上昇していく……)
美鈴「お仕置きが必要ですね」キュイイイイイイン...
学P(まずい、避けきれない──!)
佑芽「プロデューサーさん!」ダッ
学P「う、佑芽さん──!?」
ドゴオオオオン!!!!
美鈴「な……攻撃ごとわたしを抱きしめるなんて……。そんなことをすれば、あなたもタダでは済まないのに」ボロッ
佑芽「へっへーん。予想してなかった……でしょ、美鈴ちゃん?」ボロッ
美鈴「ふふ……佑芽さん……あなたには……かないません、ね」バタン - 69主25/06/07(土) 22:52:04
学P「佑芽さん! どうして……!」
佑芽「えへへ、プロデューサーさんを守れて良かったです。プロデューサーさんは、あたしにとって、あたしの命よりも大切な人だから……」ガホッ
学P「佑芽さんっ! 喋らなくていいです、今手当を──」
佑芽「プロデューサーさんの腕の中、あったかくて、心がぽかぽかします……」
学P「またいつでも抱きしめてあげます。だから、今はおとなしくしててください」
佑芽「……プロデューサーさん、あたし、もうダメみたいです」
学P「何をバカなことを──」
佑芽「自分のことだから、わかるんです」
佑芽「プロデューサーさん、今までありがとうございました。最期にお姉ちゃんに勝てて、プロデューサーさんの役に立てて良かったです」
学P「佑芽さん、お礼ならあなたがトップアイドルになった後にききます。今言うことじゃない」
佑芽「……ゴホッ。プロデューサーさん、もし産まれ変わったら、またあなたの担当アイドルになりたい……そして、今度こそこの気持ちを……」
学P「佑芽さん? 佑芽さん!?」ユサユサ
佑芽「プロデューサーさん、ありがとうございました……。あたし、プロデューサーさんのこと、ずっと──」
──大好き、です。
学P「佑芽さあああああああああああああん!!!!」 - 70二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 23:12:16
※いい感じに倒れてますがプロデューサー私物パックを開けています
- 71主25/06/07(土) 23:29:34
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学P「という夢を見たんです」
学P「もープロデューサーさん、夢でまであたしと一緒だなんて〜、照れちゃいますよー!」
学P「ちょっとプロデューサー! いくら夢だからって、私が佑芽に負けるわけないでしょ!」
学P「あー! お姉ちゃん、言ったなー! じゃあ今すぐ勝負だー!」
学P「望むところよ!」
学P「ちょっと二人とも、落ち着いてください。そろそろレッスンの時間ですよ」
千奈(わたくしたちが先生の部屋へ着いたとき、そこには凄惨な姿で倒れる秦谷さんと、花海さんの亡骸を抱きしめて泣き叫ぶ先生がいました)
千奈(錯乱状態だった先生を無理矢理抑え付け倉本の傘下である大学病院に隔離し、ようやく落ち着きましたが……)
千奈(先生の心は既に壊れきっていて、幻想の中でも佑芽さんのプロデュースをし続ける廃人になってしまいました)
千奈(他のアイドルの皆さんは先生を失った現実を受け止めきれず、アイドルを引退し学園を去り、初星にはあの頃のような華やかで明るい雰囲気は無くなってしまいました)
千奈(あのときわたくしが、あのようなことをしなければ──)
千奈(もう少し、違った結果になっていたのでしょうか)
完 - 72主25/06/07(土) 23:31:27
おかしい。
俺が書きたかったのはこんな話じゃなかったはずなのに……。
でもまあ、かなり原作に忠実に描けたのではないでしょうか!
一部佑芽の親愛度コミュ46話のネタバレを含むので、まだ見てない方いましたらごめんなさい💦 - 73二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 01:13:49
何か普通に学Pアイドル物だと思ってたけど私物云々辺りであ~…その展開やるんだ…って
- 74二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 01:32:34
すまん何食ってたらこんな方向性にぶっ飛ぶの……?
- 75二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 04:20:23
本当に佑芽が親愛度46までにこんな能力バトルできるぐらい強くなってたら笑うわ