- 1二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 14:39:50
幼馴染チヨちゃんと眠れない夜に電話しながら眠気が来るのを待ちたい。夜中だから二人とも自然と声が小さくないのが何だか面白くって笑いあうのも良い。その時、今後の目標とか最近気になった出来事とかを話して盛り上がっているのも良い。
そろそろ瞼が重くなってきて、お開きにしようとなって通話を終えた後に「またあしたね」っていうメッセージが携帯に送られてきて、良い気分になりながら眠りにつきたい。
贅沢を言います|あにまん掲示板三が日に幼馴染チヨちゃんと一緒にファミレスで駄弁って、服屋で2人の服選びして、カラオケ行って、どっちかの家にお邪魔して炬燵でぬくぬくしてお夕飯も頂いて「昔みたいに泊まっていく?」って御両親に言われるけ…bbs.animanch.comちょっとした贅沢を言います|あにまん掲示板幼馴染チヨちゃんと一緒にファミレスで課題をやりたい。課題をやりながらポテト注文したりお昼ごはん食べたりドリンクバーでオリジナルドリンク作って楽しみたい。課題が終わったらラウンドワン行ったりして遊びたい…bbs.animanch.comそこそこの贅沢を言います|あにまん掲示板幼馴染のチヨちゃんと細やかな誕生日会を開きたい。それぞれの家でも良いけれど、やっぱりいつものファミレスで過ごすのも良い。実は2人の誕生日が近かったりして、プレゼントを贈りあってみたりしても良い。夕方に…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 14:40:06
待ってた
- 3二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 14:44:52
幼チヨええぞ
花見はしないのかな? - 4二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 14:48:38
この二人にはさ
桜の木の下で桜餅食べたりお団子食べたりして待ったりしてほしいんだよね
チヨちゃんの口の中にお団子が吸い込まれていくのをじっと見ている幼馴染サブトレの目線に気付いたチヨちゃんには赤面してほしいんだよね
幼馴染トレにチヨちゃんは照れ隠しも兼ねて、あーんしてって言うんだよね
まあ何が言いたいたと言うと、この二人には幸せになって貰いたいんだよね - 5二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 14:50:58
この概念好き 待ってた
- 6二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 14:52:44
チヨちゃんと幼馴染君はチームの備品を補充するという名目で、デートに行かされてほしい
周りからの後押しとか、いつ正式にお付き合いするのかなとか色々言われるんだけど、この二人は二人きりになると通常の三倍のAMZP(あまずっぺー)ポイントのキャリーオーバーでアオハル爆発なんだよね
初々しいカップルは脳が回復されて…良き… - 7二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 14:57:12
この二人にはスタバに行って欲しいんだ
例の呪文をメモして持ってきたチヨちゃんが「私に任せて!(フンス)」してるのを横にさらっと注文する幼馴染くんにムスッとしながらフラペチーノをズーズー吸ってるチヨちゃんは可愛いと思わんかね - 8二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 15:00:06
- 9二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 15:06:01
ダービー後の世界の話も見てみたい…が、お辛いんだろうなぁ…
- 10二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 15:09:29
この二人が曇らせの対象になるのかは分からない
けど、チヨちゃんの走る姿に魅せられた幼馴染君は…どうなるかな? - 11二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 16:24:29
この二人のような関係を間近で見守りたかったなぁ
- 12二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 18:25:19
都内、某所のコーヒーショップ。
穏やかな空間の角の方で、若い男女のカップルが何やら揉めていた。
「なあチヨ、機嫌直してくれないか…」
「ふーんだ」
青年はむくれる少女を宥めようとしきりに謝っているが、ウマ娘の少女はそっぽを向き、話題のフラペチーノを啜っている。
「あのさ……俺も悪かったとは思うけど、そんなに怒ることないだろ? 」
「……別に怒ってなんかないし。ただ、ちょっと納得いかないだけだもん」
青年の言葉に少女は少し不貞腐れたようにそう返すと、またストローを口に含む。
青年は申し訳なさそうに頭を掻くと、少女に対して口を開いた。 - 13二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 18:25:37
「…チヨが俺のためにここの注文の仕方をメモしてくれたのはありがたかったよ」
「だからまあ…ごめん。そんなことも知らずに、勝手に注文しちゃって」
頭を軽く下げる青年。
少女は耳をひょこひょこと動かし、横目でチラリと青年を見た後、はぁっとため息を吐いて、青年に向き直る。
「…いいよ、許してあげる。その代わり、今日の夕食は○○くんが作ること!」
ニコっと笑い、青年の手を取る少女。
青年の方はというと、顔を赤らめて「分かった」と呟くばかりであった。
暫くしてカップルは退店したのだが、それから少しの間、ブラックが飛ぶように売れたとか、売れなかったとか…
真相はそこに居合わせた人々のみぞ知るところである。 - 14122/04/05(火) 18:26:33
はい、なんとか書いてみました
うーん、スランプですねぇ… - 15二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 18:59:49
幼馴染から恋人にステップアップするのってちょっと緊張したりするんだよね
だから幼馴染くんはチヨちゃんに距離感を一気に詰められると弱かったりするのです - 16二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 20:13:07
チヨちゃんと一緒にお泊まりした経験もあるんだろうな…羨ましい
- 17二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 20:23:48
このレスは削除されています
- 18二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 20:52:35
- 19二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 21:35:48
- 20二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 22:40:49
乙女なチヨちゃん良いよね…でも幼馴染くんはチヨちゃんの犬耳がないと落ち着かなかったりするんだ
- 21二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 00:47:31
二人きりで久々に留守番することになって、二人してソワソワしているの可愛いよね
- 22二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 06:24:11
やはり尊いな…
- 23二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 07:08:38
うとうとしだしたチヨちゃんを膝枕する幼馴染くんと言うんは女々か
- 24二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 07:20:56
恋人以前に幼馴染として接するチヨちゃんと、幼馴染だけど恋人でもあるとして接する幼馴染くん
やっぱりこの辺りでチヨちゃん遠慮することがなくなるから距離感が凄いと思うの
クラブの集まりでバクちゃんローレルにその辺り突っつかれたりするのかなと思ってみたり - 25二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 09:03:41
ローレルはそういう恋バナ好きそう
- 26二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 11:12:36
「暫くお団子は禁止!」ってなってもチヨちゃんの無自覚上目遣いで食べさせてしまう幼馴染トレーナー
丸善&マルゼンもこれには苦笑い - 27二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 14:19:34
丸善トレーナーって最初の人が書いた中にいた人か
- 28二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 17:29:18
この二人はね
つい最近まで関係が切れてたから、互いに距離を埋め合わせている最中なの
でも距離感って難しくて、思いの外グイグイくるチヨちゃんに幼馴染くんは何だか恥ずかしくなって>>13みたいになるの
でもチヨちゃんは自覚すると恥ずかしくなってしまって二人して付き合い立てのカップルみたいになってしまうんだ
面白いね、普段は熟年夫婦みたいな連帯もできるのに…って言われたりもしてるんだ
- 29二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 22:05:59
チヨちゃんと幼馴染くんにはキャッチボールをしてほしい
選手引退後はそうやって穏やかに過ごす二人が見たいんだ - 30二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 22:48:18
2人は恋人になってしばらく経っても手を繋いだらちょっと顔赤くしてそう
でも幼なじみくんから手を繋いでくるからチヨちゃんはすごい嬉しそうにニコって笑うんだ - 31二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 23:48:56
- 32二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 07:02:32
ときどきチヨちゃんのお兄ちゃん二人と妹が幼馴染君にアドバイスするんだよね
- 33二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 07:16:10
ふと、気付けば明け方だった。
横の布団では、幼馴染の少女がすやすやと寝息をたてている。
時折、頭の上の耳が揺れているので、恐らく夢を見ているのだろう。
起こしてしまわないよう、そっと寝床から抜け出して、部屋を出た。
がらんとした相撲部屋の廊下に、ぎしりぎしりと足音が響く。
春の訪れが近いとはいえ、早朝の空気は冷たい。冷やされた床を踏み締めながら、玄関へ向かった。
靴を素足で引っ掛け、表へ出た後、大きく伸びをする。ソファで寝ていたからか体が固まってしまったらしく、節々から小気味良く音が鳴る。
そのまま、深呼吸をしながら空を見上げた。
朝焼けに染まる東雲色の空は、これからのチヨを暗示しているかのような色合いをしている。
クラシック路線GⅠ開始まで、あと二週間。
皐月のトロフィを掴みとるのは、果たして誰なのだろうか。 - 34二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 13:27:36
お泊まり…お泊まり…!?
- 35二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 15:23:01
なんならプロポーズまで済ましているぞ。
- 36二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 21:09:15
クラシック…チヨノオー…あっ…
- 37二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 00:56:00
学生の内に将来を誓い合った中だぜ
一緒の部屋で寝るくらいで留まってるのはそれっぽく見える - 38二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 01:44:13
チヨちゃんと幼馴染君は、なんだかんだと通じあってるようにみえて、実はお互いの内心は結構すれ違ってるんだ。お互いにお互いが好き過ぎてちゃんと相手と自分が見えてないんだ。
チヨちゃんは周りのウマ娘達の影響で、精神お子様な割に性的な興味自体は強く、虎視眈々と想い人の唇を狙っている。だけどそれは焦りの裏返しで、どんどん大人びていく幼馴染に釣り合う"大人な女性"に対する憧れが強くある。チヨちゃんが想い描くイメージはもちろんマルゼンスキー。彼女のように強く、色っぽくなれば彼はもっと自分を好きになってくれるに違いないと信じているんだ。
それに対して幼馴染君は、チヨちゃんに対しては性的なものより、支えになりたい、必要とされたいといった精神的なモノになりがち。表に出さないけど自己評価は大分低く、自分はチヨに釣り合わないと思っており、内心は強い焦燥感で塗れている。自分は未だ"観客席で彼女の活躍を観ているだけの子供"のままだと卑下しているんだ。寝惚けたプロポーズも心に巣くった焦燥感がなんとか自分に彼女を縛り付けようとして言った世迷言なんだ。
こういうのダメ?曇らせになっちゃう?前回相撲回の最後でつい勢いでプロポーズさせちゃったせいで続き思い付かなくなったので何とかリカバーしたい。 - 39二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 06:49:11
私はいいと思う
何かの拍子でお互いの本音を暴露しちゃうのもセットで - 40二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 06:49:48
アリだけれども、性的興味というのは抜きでチヨちゃん本人はそれを無意識で行っているというのが良いとも思う
…けど、性的興味(意味深)ではなく幼馴染くんに対する異性への感心、つまり生物としての本能という意味でというのもあり
どちらにせよ比較対象は丸マルコンビ - 41二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 16:20:00
- 42二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 16:31:29
明言はされてないけど多分同い年
- 43二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 17:00:57
- 44二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 22:26:27
チヨちゃんにはプライベートで伊達メガネをかけてほしい
やっぱ黒縁眼鏡とか似合いそう - 45二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 07:33:15
なぜ幼馴染君はチヨちゃんの家にいるんだ…
- 46二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 09:16:10
「昔はお泊まり会よくやっていたじゃない」ってチヨちゃんのお母さんにお呼ばれしたとか?
婿入りか嫁入りかは別として将来は決まっているだろうし、その辺りも多分気にしてない
なお二人は意識しまくりでどぎまぎ
- 47二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 18:46:07
でも一線だけは越えてはならんのです
幼チヨは健全でなければならぬ - 48二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 19:16:06
キスはOKですか?(無知)
- 49二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 19:43:12
- 50二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 20:12:40
卒業・引退してもずっと健全にイチャイチャしてそうではあるんだ
- 51二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 21:06:38
チヨちゃんが寝相悪くて隣の幼なじみくんの布団に潜り込んじゃって朝起きたらすぐ横に幼なじみくんの顔があってすごく顔が赤くなるけど、もうちょっとだけ…ってわざと寝ちゃうのって無いかな…?無いか…
- 52二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 23:31:10
まず間違いが起きないように、同じ空間で寝ても幼馴染くんの寝床とは離してあるだろうから…
- 53二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 01:37:27
アリ
ウマ娘も馬と同じで体温が高いとしたら、チヨちゃんを湯たんぽだと思って無意識に抱えてしまう幼馴染くんはいるかもしれない - 54二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 02:26:30
すいませーん
この間発売した、トレーニング研修に来た幼馴染君が研修グループ別けで一緒になった後輩ウマ娘ちゃんと楽しそうに喋ってるのを遠巻きに見てソワソワしてるチヨちゃん置いてますか? - 55二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 03:56:41
やきもちやいてるチヨちゃんは可愛い(確信)
- 56二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 08:25:20
- 57二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 08:29:15
ぷくーっ!って擬音が入ってるチヨちゃん可愛いよね分かる
チヨちゃんは口で擬音言ったりするっけ - 58二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 08:31:19
せっかくなので書きました。
遊園地デートからしばらくしたある夜。
サクラチヨノオーとメジロアルダンはある会話を交わしていた。
「大丈夫です。チヨノオーさん。その内容でメールを送りましょう。」
「送信します!」
2人はサクラチヨノオーの幼馴染にデートに行こうと言う提案の趣旨のメールの文章を考えていたのだ。
『今週の週末に一緒にメジロ水族館に行きませんか?』
初めはもっとたくさん書いていたが、凝りすぎて長くなるのは良くないという結論になってこのメール内容になった。
ピコンッ
「!返信が来ました!」
『今週末なら空いてるから大丈夫』
「やった〜!」
「やりましたねチヨノオーさん。しかし勝負はこれからですよ?」
「はっはい!」
それからサクラチヨノオーは当日を心待ちにしながらトレーニングに励んだ。
そして当日
「行ってきます。アルダンさん。」
「楽しんできて下さいね。」
「はい!」
メジロアルダンは手を振り見送る。
「さぁ!ヤエノさんついていきましょう♪」
尾行しながら2人は話す。
「どうしてまた尾行する必要が?」
「あのチケットを渡したのは私です。見守る責任があります。」
「ただ見たいだけではなく?」
メジロ水族館は最寄りの駅から電車に乗って十数分くらいのところにある最近できた水族館だ。アルダンさんからチケットをもらったときから、この日のために私はチヨノートを使って色々と計画を立ててきたのだ。
休日ということもあり家族連れやカップルが多くいた。そんな中、私は幼馴染を見るとつい走り出してしまった。
「〇〇君!お待たせ!」 - 59二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 08:58:46
「じゃあ行くか」
「うん」
駅のホームへ向かった。
「追いかけましょう!お二人の行く末を見守るために!」
(自分が見たいだけでは)
そうしてつけてきた二人も後を追うようにホームへ行き、電車に乗った。
「メジロ水族館って何があるんだ?」
「いろいろあるから調べてきたんだ〜」
「そうなのか」
「たとえばイルカショーとか」
「あんまりチヨノートを見るなよ。酔うぞ」
「あっそうだった。ありがとう。」
駅につき、少し歩くと水族館が見えてきた。
「でかいな」
「思ってたより大きい…」
「どこから行くんだ?」
「イルカショーから順番に回るのがおすすめなの」
「ありがとな調べてきてくれて」
「えへへ♪どういたしまして」
席に着くとちょうど始まるところだった。
トレーナーの指示のもとイルカたちが芸を披露する。
『みんな〜見ててね〜』
トレーナーの声に合わせてジャンプしたり輪くぐりをしたりボールを使ったりと様々なパフォーマンスを見せた。 - 60二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 08:59:53
「すご〜い!!」
「可愛いな」
「◯◯君、私達もこれやってみない?」
「いや、それはちょっと……」
「お願い!」
「仕方がないな」
そして俺達の番になった。
「ではお二人さん、前へどうぞ」
「行くぞチヨ」
「うん」
すると2頭のイルカはこちらに向かって飛んできた。そして俺達の前で止まる。
「かわいい!」
「だな」
「よしよし」ナデナデ
「キュイィ」スリスリ
「可愛すぎる…」
そう言いながら彼はイルカの頭を撫で続ける。羨ましい…私も彼にナデナデされたい。
「むぅ…」ナデナデ
「ほら、次はペンギンだぞ?」
「あっうん!」
そして二人の目の前に3匹のペンギンが現れた。
『ペタッペタッ』
「めちゃくちゃ可愛い」
「そうだね」
「さっきからなんで不機嫌なんだよ?」ヒョイッ
「クェェ」パクパク
彼は買っていた餌をペンギンにあげる。
そうしてイルカショーは終了した。 - 61二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 18:34:24
チヨちゃんの嫉妬可愛いなおい
- 62二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 18:52:44
ペンギンに嫉妬するチヨちゃんはそれでええんか…?
- 63二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 00:11:35
でも可愛いだろ?
- 64二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 07:17:51
「とりあえず次のコーナーに行くぞ」
その後、クラゲのコーナーで「きれい……」と言ってみたり、チンアナゴを見つめて「かわいい……」と言ったりしていた。私なりにそれとないボディタッチも心掛けたつもりだが全然反応がない。
「これで最後のコーナーか」
「そろそろつくよね」
「見えてきたな」
目の前には巨大な水槽があった。魚達が泳いでおり、まるで海の中にいるような錯覚に陥る。
「わあ…綺麗……」
「ねえ◯◯君、見て」
私は指を指しながら言う。見るとそこにはジンベエザメがいた。迫力満点だ。
「大きいな」
「うん……」
「しゃっ、写真撮ろ?」
「ん」
一通り回ると最後にお土産屋さんに入った。私は2つのキーホルダーを手に取った。
「これかわいくていいかも」
「それ買うか?」
「うーん迷っちゃうけど、やっぱりこれにしようかな」
私たちはレジに向かった。
「同じキーホルダー2つもいるか?」
「おそろいでつけるの」
そう言いながらイルカのキーホルダーを渡す。
「俺からはこれ。」
「イルカのぬいぐるみ?」
「水族館だからな」
「可愛い…」
そう言いながら私達は歩き始めた。
「君の名前はねー…うーん……今日から君はサクライルカオーだよ」
「まんまだけどいい名前だな」 - 65二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 07:26:35
「午後からトレーニングだからそろそろ帰った方がいいだろ?」
「まだまだ時間あるから散歩しようよ」
「いいけど…どこに?」
「いいから」
チヨは俺の服の袖を掴んで歩く。
「なぁチヨどこまで行くんだ?」
「もうちょっと先だよ」
「疲れてきたんだが」
「頑張って」
「休憩したい」
「着いたよ」
そこは公園だった。ブランコと小さな滑り台しか無い寂れた公園。しかしその周りには桜が咲いている。
「ブランコ乗ろうよ」
「いいぞ」
2人で並んで座る。
「懐かしいな。2人でブランコなんて」
「そうだね」
「チヨは小さい頃から変わってないな」
「どういうこと?」
「そのままの意味」
「なにそれ〜」
しばらく沈黙が続いた。でもその沈黙は決して嫌なものじゃない。むしろ心地よいものだった。私は早く大人になりたい。早くひらひらと舞う桜の花びらが顔につく。
「私もっともっと頑張る」
「急にどうした?」
「もっと頑張ってマルゼンさんみたいになるの」
彼は私の頭に手を置く。頭に触れた瞬間、心臓が激しく脈打つ。
「大丈夫。きっとなれる。」
「嬉しい……」
私は彼に抱きつく。 - 66二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 07:27:34
「大好き」
「俺も好きだぞ」
「じゃあキスして」
「は!?」
「いいじゃん減るもんじゃないし」
「そういう問題か……」
「…ダメ?」
「一回だけ…」
2人は見つめ合い、顔を近づけていく。その時ガサッと大きな音がした。
「は、破廉恥ですッ!!!婚前の男女が!!!」
おしまい! - 67二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 10:46:39
良いねぇ
- 68二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 20:16:23
幼馴染だっていうのがファンにバレたらどうなるんだろう…
- 69二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 20:47:32
そりゃもう幼なじみくんのファン激増よ
- 70二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:02:18
通りすがりの勇者が尊味を感じて死んだ!
- 71二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 06:56:00
保守
- 72二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 07:19:17
多分幼チヨてえてえ…ってなるファンがいっぱい出て来る
パパラッチした記者はまあそのはい - 73二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 14:50:23
ここの概念いいね…
- 74二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 20:44:01
- 75二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 22:35:07
- 76二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 22:52:36
止めに入るヤエノ好き
- 77二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 22:59:53
- 78二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 06:57:21
- 79二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 08:37:10
- 80二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 19:47:44
チヨちゃんのファンはトレーナーの幼なじみくんのことどう思ってるんだろ
- 81二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 19:48:15
33のSSの続きに期待保守
- 82二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 20:53:20
保守だけではネタにはならぬ
そういえばお花見をやっていなかった気がする
桜の木の下で三色団子をもくもく食べてるチヨちゃんはどうかな…桜の季節終わりそうだけども - 83二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 07:37:29
お花見なら他のウマ娘達も混じえてやって欲しいね
- 84二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 07:52:58
アルダンとかムテキとかと一緒にお花見へ
↓
腰を落ち着けて話す機会は久しぶりなので色々と話すことに
↓
幼馴染くんの話題に
↓
色々根掘り葉掘り聞かれることに
まあこんな感じの流れでしょうか - 85二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 07:58:35
あの世界トレーナーも纏めて推しにするファンが少なからずいるので、幼チヨもそういう感じになるかと
婚約発表のタイミングがどこになるかは不明だけれども、発表した瞬間ウマッターのトレンドが大変なことになるしumach(某巨大ネット掲示板)は鯖落ちする
- 86二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 18:20:43
そうか…
- 87二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 20:15:53
一部のファンは最古参で「最初からこのCP推してた」面できるぞ
まあしないんですけどね - 88二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 20:37:40
この二人にはずっとイチャイチャしてほしい
でも一回喧嘩して、暫く会話もなくなって欲しい…
心が二つある… - 89二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 22:50:55
この二人は大喧嘩しても一日二日で元通りになりそう
その分たっぷりといちゃつきそう - 90二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 03:48:02
───○○君……婚約したなら………いいよね?
彼女の柔らかい唇が俺の額に落ちる。
次に瞼、頬、鼻、そして唇。俺はされるがままだ。彼女は俺の顔を嘗め回すように舌を這わせる。次第に荒くなる彼女の吐息。
それに合わせるように激しくなる彼女の舌使い。激しく執拗に俺の唇や鼻を蹂躙する。執拗に、乱暴に、口の中や鼻の穴をベロベロベロベロ
「……ぶわっぷ……やめっ…!やめろワンコオー!」
何とか自分の顔に覆い被さる影を押し退けて解放される。
「わっふ」
影は不服そうに小さく吠えると俺の寝ている布団の横に行儀よく座る。この毛むくじゃらの大きな影はワンコオー。チヨの家で飼われているゴールデンレトリバーでチヨとは姉妹のように育った犬だ。
いつまでも眠っている俺を心配してくれたのだろうか?俺が頭を撫でてやると今度は満足そうに一吠えして部屋から出ていった。
「……なんつー夢見てんだ俺は……」
目が覚めた時には、既に日はどっぷりと暮れていた。随分寝入ってしまったようだ。
「っ……!」
身体を起こそうとして、全身の筋肉という筋肉が悲鳴を上げる。
筋肉痛は慣れっこだったが、少々無理をしてしまった様で腕も足も思うように力が入らない。それでも何とか身を起こした。 - 91二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 03:49:34
灯りの点いていない客間は薄暗く、中庭側の廊下から射し込む月明かりが、開いた襖の分だけ部屋を照らしていた。
自分の姿に視線を落とす。眠る前に一応は土を落として甚平に着替えていたが、シャワーも浴びずに寝ていたので気持ち悪い。
少し離れた母屋の方から賑やかな声が聞こえる。宴会はもう始まって居るようだ。
チヨの誕生会は、昼間にチヨの友人達と食事会をして、夜は後援会の人達が大勢集まって宴会を開くのだ。今年は俺も宴会の手伝いをする筈だったのだが、どうやら完全に寝坊の様だ。
「腹減ったな……」
昼食も食べずに寝ていたので、かなりの空腹だ。
身体も痛いし、腹も減った。だがそれ以上に気力がない。
「やっちまったなぁ……」
後悔というモヤが溜まった肺を絞り出すようにため息を吐く。
寝惚けて自分が発した言葉。今さら取り消せないだろう。すぐに眠ってしまったので、返事は聴いていない。
夢だったら良かったのだが、あいにくだった。
俺の脳裏には彼女の困り顔がしっかり焼き付いていた。 - 92二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 03:50:24
18歳になったら俺は何になっている?
一人前の大人の男か?
違う、まだ学生だ。そんなヤツが結婚しよう、だなんてどこまで頭がお花畑なんだ。
そもそも最短で中央ライセンスを取れたとしても、トレセンに就職が決まるわけでもない。
何時もそうだ。何時も突っ走っては後になって壁にぶつかって、ぐずぐず足踏みをする。
自分では計画を持ってるつもりなのにその実やってることは毎度行き当たりばったりだ。
俺はどんな顔をしてチヨに会えば良いんだろう?
「わっふ」
ワンコオーが廊下で小さく吠えた。
「……おはよう?」
可愛らしく首をかしげる幼馴染の少女が此方の様子を窺っていた。 - 93二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 03:51:03
「おはよう、……もう夜だけどな」
僅かな気まずさと若干の照れ隠しに、面白くもない皮肉めいた言葉がでる。しかし俺の意識は既に彼女の姿に釘付けだった。
月明かりに背中を照らされている彼女は、淡いさくら色の美しい着物に身を包み、俺のことを見つめていた。
「それ……」
何がそれなのか。まともな語彙も失って、俺はうめき声の様な声を出す。
「えへへ……どう?お母さんからのお誕生日プレゼント。折角だから着付けもして貰っちゃった」
彼女は俺に自分の姿を見せつけるように、上機嫌にくるりとその場で振り返って見せた。
辺りはもう日が暮れて帳が落ちたように暗いのに、俺には月明かりに照らされた彼女だけが輝いて見えた。
「綺麗だ」
何も装飾されていない言葉がスルリと俺の口から出た。油断していた俺は自分の言葉が急に恥ずかしくなって視線をそらした。
そらした先ではワンコオーが興味なさげに大あくびをしていた。 - 94二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 03:53:34
「……」
チヨからの返事はない。所在なさげに俺の視線が暗い客間を泳ぐ。心臓が脈打つ度に視線があちらこちらにぶれる。
かすかに彼女の呼吸音が聴こえる。何かを言おうとしては、飲み込む様な吐息。
しばらく彼女の呼吸音を聞いていると、意を決したのか、スゥっと音が変わった。
「あのねっ」
必死に訴えかけるような声。
「……ごめんなさい」
次に気落ちしたような声。
「お昼の事……どうして良いか判らなくて……その、お母さんに相談、したの……」
言葉を選ぶように。迷うように。
「そしたら……お母さん、『駄目』だって……」
とても言葉にするのが辛そうに、苦しそうに。
「その、………あ、……あ、」
「『赤ちゃん出来たら走れなくなるから卒業してからにしなさい』ってっ!」
顔から火が出たかと思った。 - 95二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 07:03:03
お義母さん…!直球過ぎらぁ…!
佐々木朗希じゃないんだから…! - 96二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 15:31:02
結婚式は白無垢だねぇ…ドレスも悪くないけどもねぇ
- 97二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 18:28:38
ヨシッ!
ワンコオーのお陰でスレの健全さは保たれたな - 98二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 06:26:32
もうそんなところまで…
- 99二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 07:47:16
疲れている時の夢って変な夢を見たりするよねって
- 100二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 09:25:26
いいな…
- 101二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 15:46:28
婿入りなのか嫁入りなのか
そこが重要だ - 102二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 20:53:38
- 103二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 22:46:47
丸善トレーナー(part1参照)から温泉旅行券を貰うのと福引きで引くの、どっちがそれっぽいかな
- 104二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 23:10:54
チヨちゃんが謎格言いいながら一緒に引いて当たるのが似合う気がする
- 105二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 10:21:11
保守
- 106二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 12:15:48
チヨちゃんのレースを書くときは上がり3ハロンを"千秋楽"って実況に言わせたい
- 107二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 12:19:36
温泉旅行券引いた後の二人はちょっと赤くなってもじもじしていると良い
初々しい感じになってほしいよねって - 108二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:34:02
- 109二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:39:38
チヨちゃんって本とかで顔少し隠す癖あるのかな
- 110二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 19:18:40
- 111二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 23:26:17
でも幼馴染みくんや色々な人達のサポートを受けて掴み取ったダービーって良いよね…
さて、皐月賞はジオグリフだったわけだが…喉鳴りでG1勝利とかダイワメジャーかな? - 112二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 23:37:05
「運なんかじゃないよ。桜くん(Part2参照)のお陰だから…」って勝利の興奮と恥ずかしさで赤くなりながら笑顔を作るチヨちゃんは女々か
- 113二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 02:27:49
- 114二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 06:30:29
幼馴染君とチヨちゃんの馴れ初め書こうと思うんだけどどんなのがいいかな?
- 115二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 10:58:35
- 116二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 12:18:23
チヨちゃん、サッ…ディクタと「ワン モア!」やってて笑った
- 117二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 13:04:37
ホーガン、ハンセンってチヨノオーと活躍時期重なってんのか
- 118二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 19:42:34
ほ
- 119二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 19:51:35
自分の名前が大嫌いだった。この名前のせいで女みたいな名前だの何だのですぐに馬鹿にされる。馬鹿にした奴を殴って親に怒られて、泣く。そんな自分が嫌で、また泣いていた。小学校に入学してすぐ、両親の都合で引っ越すことになった。特に思い入れのない街に別れを告げ、新居に着いた。
「お父さんとお母さんこれからお隣にご挨拶と新しい学校に行ってるよ」
「はーい」
両親が家を出た後しばらくしてインターホンが鳴った。扉を開けるとそこには見知らぬ少女が立っていた。
「あの…これ…」その少女は、手に持っていた袋を押しつけてきた。
「サ…サクラチヨノオー…です」そう言ってすぐに何処かに行ってしまった。綺麗な声だったな。少女の姿を思い出す。
両親が帰って来るまでずっと考えていた。
「ただいまー今ご飯作るねーってそれどうしたの?」
「…あっこれ貰ったやつ」
「誰に?」
「わかんない」
袋の中には桜餅が入っていた。
「まぁ、これってお隣の…」
「お隣の?」
「明日の新しい学校でわかるわよ」 - 120二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 21:57:03
馴れ初め編ダァ…
- 121二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 07:08:05
次の日、緊張しながら新しい学校の教室で自己紹介をしていると、昨日の少女がこっちを見ていた。
「はい〇〇君自己紹介ありがとう。席は…あそこの席に座って」
先生が示したのは少女の隣の席だった。席に座るとこっちをチラチラ見てきた。
「あっ…あの」
「え?」
「美味しかった…ですか?」
「はい…?」
袋に入っていた桜餅のことだろうか。
「よかった〜あっ私サクラチヨノオーです!よろしくお願いします!」
そう言って握手をする。色々なことを話し、学校が終わって帰ろうとすると声をかけてきた。
「〇〇君一緒に帰ろう?」
「けど方向とか分からないし…」
「おうち、お隣だよ?」
「そうなの?」
「うん」
「じゃあ一緒に帰ろう!」
そう言い手を繋ぐ。
「〇〇君はどうして引っ越してきたの?」
「お父さんがーなんとかかんとかって」
「なにそれ」
2人で笑い合う。
「バイバーイ」
チヨは隣の家に入っていった。 - 122二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 18:43:00
なるほどダービーだからか
- 123二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 19:34:02
ヤエちゃんも可愛かった…引けてないけど…
- 124二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 21:40:25
- 125二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 23:06:15
ところでスレ主チヨちゃん引けたのかな…引けてないって言ってたけど
- 126二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 23:53:03
ウイポの二つ名が「その走り、千代に刻む」なのエモエモ
- 127二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 06:52:24
それから毎日、朝からずっとチヨと一緒にいるようになった。朝一緒に登校して、一緒に授業を受けて、下らない話をして、一緒に下校して、時々寄り道する。きっと中学生になっても同じなんだろうなと小学生の浅はかな考えで勝手に思っていた。チヨはいて当たり前で、もはや意識すらしていなかった。5年生のあの時までは。
「今日は作文を書いてもらいます。みんなの将来の夢がテーマです」
「将来の夢〜?チヨはなんかある?」
「私は決めてるよ。マルゼンスキーさんみたいなすっごく強くて早いウマ娘になりたいの!」
「…ふーん」
前は俺より遅かったくせによく言うな。俺は別段何になりたいとかなかったので適当に書いたが、チヨは熱心に作文を書き綴っていた。
「私の将来の夢はトウィンクルシリーズで一着を取ることです!」
チヨが発表し終えた時一斉に拍手がおきた。
先生と女子たちが口々にチヨを褒めていた。
俺は何か気に入らなくて聞き流していた。
その日の放課後、いつものように下駄箱でチヨを待っていてもなかなか降りてこないので様子を見に行ったら、クラスのめんどくさい男子メンバーに絡まれていた。 - 128二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 09:36:21
このワンコオーがよ…
- 129二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 20:45:56
追加されてたなそういえば
- 130二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 21:57:30
もっとイチャイチャが見たい…誰か書いて❤️
- 131122/04/20(水) 22:04:48
- 132二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 22:09:37
きっと書いたら出てくるよ…多分
- 133二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 06:36:19
「お前みたいなやつじゃ絶対に1番にはなれないだろ」
「さっさと帰って愛しの旦那様の〇〇の所にでも行ってくれば?」
「そんなこと言わないで…」
チヨは泣いていた。俺は気付けば相手を殴っていた。
「なにすんだよ!?」
「うるせぇ!チヨが1番早いから一着なんだよ!」
「意味わかんねーよ!」
大声で叫んで殴りあっていると、先生が止めに入ってきた。
「なんで殴ったの?お互い謝りなさい!」
「こいつがいきなり殴ってきたんです!」
チヨはずっと泣いている。
「どうしたの?チヨちゃん。なにがあったのか教えてくれない?」
「ビビって泣いただけだ!女子なんて関係ない!」
「なんでそんなことばっかり言うの!」
そのあと先生にこっぴどく怒られて帰ったあと親にも散々怒られていた。
「なんで理由もなく人を傷つけるの?」
「……別に」
「別にじゃないでしょ」
かれこれ二時間くらい説教されてる時にインターホンが鳴り、両親が開けに行った。
「はーい!あら、どうも」
ちょっとこっちに来なさーいという声が響く。一体何事だろうかと、急いで玄関に行くとチヨとその両親がいた。チヨの両親と俺の両親が何か話してる。声は聞こえていないがきっと今日のことだろう。
「〇〇君ごめんなさい。私のせいで…」
「お前なんか関係ない!俺が勝手にやっただけだ!」
チヨは黙って俺の手を取る。
「私絶対に1番になるからね!○○くんを嘘つきにしないからね!」
「ッ…!」
真っ赤に染まっているチヨの顔を見た瞬間、
俺はチヨが大好きなんだとようやく気づいた。 - 134二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 06:48:39
「別に俺には関係ない」
「あら〜?トレーナーになるって言って本をねだってたのに?」
「母さん!」
「そうなんですか!?おばさん!?」
「そうそう。トレーナーになるって聞かなくて」
俺は全てを暴露されて顔が真っ赤になるのが自分でもわかった。
「ちがう!今のは……」
「大丈夫!私が〇〇君の夢叶えてあげるから!」
「……本当か?」
「うん。だから……私と一緒に頑張ろう?」
そう言って手を差し伸べてくるチヨを見て、この手を離したくないと思った。
終わり - 135二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 08:03:10
ありがとうございます!!
- 136二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 11:56:52
この頃のツンツンした態度を「出会ったばかりの頃はあんな感じだったのにねぇ」ってお母様方にほじくられる幼馴染くん
チヨちゃんはちょっとツボに入ったのかヒイヒイ言ってる - 137二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 19:45:47
チヨちゃんの私服が幼馴染くんの好みだと嬉しいと思う今日この頃
「どこで知ったんだ…?」となる幼馴染くんにチヨちゃん「お義母さんが教えてくれたの!」 - 138二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 23:25:02
幼馴染くん、慣れない内はトレーナー寮の自室に戻って泥のように眠りそう
朝、懐かしい匂いを感じて目を開けると、キッチンに制服を着たチヨが… - 139二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 07:15:17
そのあと仲直りするけど二人には一度大げんかしてほしい
- 140二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 14:08:31
そんなSSが見たいねぇ(チラッ)
- 141二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 22:19:23
- 142二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 22:25:31
ほんとかなぁ?
- 143二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:42:13
- 144二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:51:11
観衆の慟哭の様な歓声が競技場を震わせた。
『───お聞き下さい!この割れんばかりの歓声を……!』
───ターフを踏み締めるその脚は、その身すら焦がす灼熱。
『それもその筈…!無敗王者……マルゼンスキーが……!ターフに、このジャパンカップという大舞台に帰ってきましたっ!』
───身を包む勝負服は、その内に秘めた焔に似た真紅。
『足の故障で無期限の休養から引退が囁かれていた彼女ですが、堂々の一番人気での出走です!』
───見据える瞳は、己の進む先を射貫く閃光。 - 145二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:52:08
- 146二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:52:52
『しかし本日出走のウマ娘達はその無敗神話に土を着けんと虎視眈々と狙っています!』
故郷にその輝きを届かせるため、遮るものを全てを喰らい尽くさんとする、地方出身の一番星(かいぶつ)。
『2番人気とはなりましたが彼女は間違いなく新時代を作ったスーパーウマ娘!オグリキャップ!』
怪物を討つ為に、世界に証明する為に、魔王が再びターフに降臨する。
『3番人気は彼女!無尽蔵のスタミナでレースを支配する彼女こそ菊花賞ウマ娘、スーパークリーク!』
差し出した物はガラスの脚。得たものはウマ娘として走る誉れ。
『不屈の闘志は深窓の令嬢に翼をもたらした!4番人気は彼女、メジロアルダン!』
受け継いだ戒めは自らの内なる獣性を極限まで育んだ。
『この評価に不満を隠しきれない!5番人気は皐月賞ウマ娘ヤエノムテキ!』 - 147二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:53:40
風が纏うは桜吹雪。その美しい桜は全てを焼き尽くすような業火を前にしても僅かな陰りも見せない。
『このジャパンカップで、季節外れの桜は咲くのか!?6番人気は彼女、サクラチヨノオー!』 - 148二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:55:13
「トレーナーさん、手を、握って下さい」
東京競技場。出走ウマ娘の控え室。
俺の正面に差し出された両手を、優しく包むように握る。止まらない震えを上から押さえ付けるように。怯える心を隠してやるように。
自分が"トレーナー"に成ってから僅かな回数しか行っていないレース前のルーティーン。
コンディションはとても万全とは言えない。本当なら出走を取り消すべきなのかもしれない。だけど彼女の意思は走る事を選んだ。
彼女の震えを止めてレースに送り出す、ただそれだけが今の自分に出来ることだ。
俺がトレーナーとして初めて彼女を送り出したレース、彼女の"復帰レース"に選んだのは安田記念。G1初勝利の朝日杯と同じ1600mマイルだった。しかし、高速バ場となったレース運びに着いていけず結果は17人出走の16着。
彼女は"これからだ"と笑っていたが、思うように動かない身体は、彼女の心に大きな陰を落としたに違いなかった。
続けて出走した宝塚記念。健闘したが、レース中に屈腱炎が再び発症。激痛に見舞われながらも彼女は何とか2000mを走り切ったが、再び療養が必要となった。
『もう走れないダービーウマ娘に鞭討つ道理の判らぬ新人トレーナー』
リハビリ中に見た三流雑誌の見出しのセンセーショナルな文字に怒りが沸いた。だがそれが今の世間の評価だ。確かに彼女が苦しんだのは、トレーナー(おれ)が選択を誤ったせいだ。
だけど許せる筈がなかった。
チヨは、まだ走る事を諦めていない - 149二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:55:55
「もう…大丈夫」
俺の思考を中断させるように、彼女が囁く。
彼女の言葉に俺は頷いて、ゆっくりと手を離す。その温もりを名残惜しむ様に。
所在無さげの宙を漂う俺の両手、その手を今度は彼女の両手がその胸にかき抱く。
「大丈夫」
その言葉は、怯え、震える、俺への言葉。
「今日、証明して見せます」
「私が貴方の最高のウマ娘だってことを」
「そして」
「貴方が私の最高のトレーナーだってことを!」
『───各ウマ娘、出走準備整いました』
『スタートです!』 - 150二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:57:20
『各ウマ娘ドンっとキレイに飛び出した、まずハナに立ったのは当然このウマ娘マルゼンスキー!そしてまず彼女に勝負を仕掛けたのはバンブーメモリー!』
『これはいきなりの波乱ですよ!彼女は本来スプリントで活躍しているウマ娘、2400の距離では後ろに控えて足を溜めると思われましたが、これは作戦でしょうか!?彼女達がハナの奪い合いをする場合、全体がハイペースな高速バ場になりそうです!』
『その後ろに続くのはスーパークリーク!それを見るようにオグリキャップが続きます!』
『先頭争いに参戦するつもりは無さそうですが明らかにペースが速いですよ!先行策のウマ娘達には些か厳しい状況でしょうか!』 - 151二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:58:02
『第一コーナー抜けて第二コーナー、イナリワン、ヤエノムテキ、サクラチヨノオーらでポジション争いしながらも中団が形成されました、その後方からメジロアルダン、ライトニングフロー、ウィンターハウスが追います!』
『第二コーナー抜けて向正面!以前先頭はマルゼンスキー!食い下がるバンブーメモリーが距離を詰める!しかし!ここでマルゼンスキー更に突き放す!バンブーメモリー持たない!ここまでか!バンブーメモリー、中団に飲み込まれる!』
『奇しくも1400m付近、ジャパンカップで有り得ないと思いますが、彼女達だけスプリント勝負をしていたかのように見えましたね!』
『しかし尚も飛ばすマルゼンスキー!彼女にはスタミナ切れが無いのか!?依然ペースダウンしない!だがここで来た!来たのはやはりこの二人のウマ娘!スーパークリーク、そしてオグリキャップが動いた!』 - 152二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:58:49
『この二人が中団を牽引するようにマルゼンスキーとの差を詰める!更に中団後方からメジロアルダンがペースを上げる!中団は大混戦だ!!』
『そして第三コーナーでスーパークリークがマルゼンスキーに迫る!オグリキャップそれを負けじと追います!あまりのハイペースに中団のコーナリングが大きく膨らんだ!オグリキャップ!スーパークリーク!入れ替わる!オグリキャップが来た!マルゼンスキーを捕まえたか!?スーパークリーク苦しい!』 - 153二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:59:37
『第四コーナー前で団子状の中団から一人抜ける!ヤエノムテキか!?メジロアルダンか!?来たのはサクラだ!サクラが咲いた!サクラチヨノオー前に出た!サクラチヨノオー、オグリキャップの内をついて並ぶ!抜いた!最終直線前でマルゼンスキーを捉えたのはサクラチヨノオー!!』
『残り400!マルゼンスキー尚も加速!サクラチヨノオー食らい付く!オグリキャップ、スーパークリーク追い縋るが届かないか!?』 - 154二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 02:00:57
───かくん
『マ、マルゼンスキー……失速っ!マルゼンスキー200m前で沈んだ!?先頭サクラチヨノオーっ!続いてスーパークリーク!オグリキャップ!そしてメジロアルダンが通過してマルゼンスキーが…!5着ヤエノムテキの後ろでマルゼンスキー……6着……!』
『ジャパンカップを征したのは、サクラチヨノオーっ!秋空の東京競技場にサクラが……!サクラが咲きましたっ!季節外れの大桜ですっ!』
『しかし!ゴール直前のマルゼンスキーの突然の失速に場内騒然としております…!』
『これはいけません!マルゼンスキー今にも転倒しそうです!サクラチヨノオー、コース内を逆走!?マルゼンスキーの元へ向かいます!』
『この異常事態に救護班が向かいます。マルゼンスキーの元へ今、救護班が向かっております……』
『あのスピードでしたからね、これは心配ですね』
『容態が気になりますが、ここで順位を振り返って行きましょう。1着、サクラチヨノオー。2着スーパークリーク1馬身差。3着オグリキャップ、4着………』 - 155二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 02:02:42
『───完全に折れてますね。それはもうキレイに』
医者の言葉に茫然として、前後不覚になりながらもふらふらと担当の居る病室へ向かった。
「やっちゃったテヘペロ☆」
「……っ!マルゼンスキー……!」
「あ~あ……初めて負けちゃったぁ~」
「……」
「メンゴメンゴ♪無理言って走らせて貰ったのに負けちゃってごめんね?トレーナー君」
「……」
「もぅ~負けたからってそんなに怒らなくったって良いじゃない~」
「勝ち負けなんてどうでもいいっ!」
「良くないわっ!」
「……っ!」
マルゼンスキーの瞳から大粒の涙がポロポロと取り留めなく落ちる。 - 156二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 02:05:05
「足が折れてなかったら…!絶対に!絶対に私が勝ってたっ!私の方がみんなより絶対に速かったわ!」
丸取トレーナーの胸元にマルゼンスキーががしがみつく。ウマ娘の腕力、は鳴りを潜め、普通の女の子の力加減で。
「マルゼンスキー……」
「"やっぱり最高のウマ娘はマルゼンスキーだ、丸取トレーナーは世界一のトレーナーだ"って言われる筈だったのに!」
「……」
「くやしい!くやしい!くやしいくやしいくやしい!!負けるのって何でこんなに苦しいの!?何でこんなに辛いの!?」
「……レースはどうだった?」
「怪我して負けて傷付いた担当ウマ娘に今それを聞くの!?」
「…あぁ」
「最っ高~~に楽しかったわっ!」
「……だろうな」
「もう!何笑ってるのよ!貴方の可愛いウマ娘が泣いてるのよ!」
「君は泣き顔も綺麗だ」
「……もう!ズルいヒト!」
……。 - 157二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 07:54:11
お辛ぁい…けどとってもトレンディ…
- 158二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:22:22
……。
「あ~あ、どうせならちゃんと負けてあげれば良かったわ。それなら、"最強のマルゼンスキーを破り奇跡の復活!陰で支えたのは幼馴染のトレーナー!?"なーんて見出しも素敵じゃない?」
「……」
「もう、じょーだんよ!わざと負けたりしないわ。そんなに怖い顔しないで」
「いや、サクラチヨノオーなんだが…」
「レースが完全に終わる前に、コースを逆走した危険行為で降着処分となった」
「な……!」
マルゼンスキーはショックを受けた表情をした後、意を決した様にベッドから降りようとする。
「……何するつもりだマルゼンスキー」
「こうしちゃ居られないわ!URAのお偉いさん方に文句言いに行くのよ!私のせいでチヨちゃんが降着なんて納得出来ないわ!」
「落ち着け!……もう俺達の出る幕はないよ」
「……え?」 - 159二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:22:59
「繰り上がりで、スーパークリーク、オグリキャップ、メジロアルダンが入賞となったが………全員辞退した」
そう言いながら丸取トレーナーは、タブレットを取り出しマルゼンスキーに1つの動画を見せた。
それは、レース後のウマ娘達へのインタビュー映像だった。
『えぇ~チヨちゃんが降着ですか~?…そうですね~ルールですものねぇ~仕方ないですね~…でもでも~私は勝っていませんし~はい~そうですねぇ~ルールはルールですものね~でも私は勝っていませんから~、負けたのに1着になるなんて変ですよね~?えぇそうですねぇ~ウフフ……』
『あぁ!彼女達は凄かった。あれはどっちが勝ってもおかしくなかった!……ん?こうちゃく?どういう意味だ?なぁトレーナー、こうちゃくって何だ?』
『えぇ……あれは正しく愛の成せる業です…。チヨノオーさんも負傷されていたのでしょう?激痛の中、同チームとはいえ負傷したライバルを救うため掟破りのコース逆走……私、同じウマ娘として感服致しました。……えぇ、ですので……謹んで辞退致します。』
『───このように繰り上がり上位入賞のウマ娘達が、ことごとく辞退してしまい、URA委員会は騒然としております。またファンの間でもサクラチヨノオーの降着処分取り消すように署名活動が行われているとの事です。』 - 160二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:23:54
「ちょ、ちょっと待って……!チヨちゃんも怪我したの!?」
「落ち着け、君より軽傷だ………ただ屈腱炎がまた再発した」
「そんな……!」
「"お互い治したら決着を着けましょう"だ、そうだ」
「え……?」
「チヨノオーと、彼からだ。……フッ、まだしばらくは引退出来ないな」 - 161二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 21:08:47
「『お互い治したら決着を着けましょう。それと、リハビリ用トレーニングの事ならアドバイス出来るかも知れませんので先輩後輩気にせずお気軽にどうぞ。』っと……」
丸取に皮肉マシマシのUMAINを送る。こちとら正トレーナーになってからリハビリトレーニングの勉強ばかりしていたのだ。この分野ならそこらのトレーナーに負ける気は無い。
「またそんなメッセージ送って~。あとで知らないんだから」
俺の肩に頭を預けながらスマホを覗き込んでいるチヨが苦言を呈する。
「いいんだよ、ちょっとぐらい煽ってやる方が。あの男は直ぐに一人で抱え込んでウジウジするし、それを周りにバレてないと思ってるのが質が悪い」
「…誰かさんとそっくり」
「何か言ったかー?」
「べーつにー?」
こんなに密着しているのに聴こえない訳がない。チヨが不満そうな俺の顔を見上げながらクスクスと笑う。
右足には痛々しくも真新しい簡易ギブスを取り付けられているが、当の本人はいやに上機嫌だ。
「痛くないか?」
「ちょー痛いよ?でも3回目だもん、慣れちゃった」
そう言ってチヨはまたクスクス笑った。 - 162二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 22:46:39
トレーナー二人がそっくりなの良いよね…
- 163二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 23:48:03
互いに敬意を持ってるけどソリが合わない。顔を合わせれば意見の食い違いなんかですぐに熱くなって口論になったり。自分に似ているから苦手。無意識に同族嫌悪。こういう関係性はとても好き。
チヨちゃんもマル姉も分かってて微笑ましく観てたらなおヨシ
- 164二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 09:24:32
何かここのチヨちゃんならダービー後も普通に走ってそうな感じがある
ヤエちゃんとアルダン以外シングレ組が殆んど出てこないのも別世界感があってこれも良いね - 165二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 17:43:02
デートで初めて手を繋いだ時、何故か暫く見つめ会う二人というんは女々か
- 166二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 18:10:33
- 167二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 21:30:54
チヨちゃんのちっちゃな手と幼馴染くんの大きな手が重なって、互いの手の平の温度が分かる…みたいなのが私は好きだ
恋人繋ぎじゃなくて、指先で繋ぐような感じだと初々しくて更に好きだ - 168二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:45:50
チヨいわく、屈腱炎の痛みは”剣山を踵に刺して金槌で叩かれる様な痛み”だそうだ。
そんな痛みに慣れる訳がないと思っていたが、彼女が言うには痛みを耐えるというよりも、どう向き合うか、どう付き合うかが肝要らしい。
時間を掛けて治療しても、レースを走れば再び発症するだろうこの激痛に、チヨは走る事を諦めるのではなく、痛みと付き合って行く事を選んだ。
「チヨは強いな」
痛みに耐えて走っても今回の様に報われない事だってある。今回のレース俺の見立てでは、負傷が無くてもほぼ100%チヨがマルゼンスキーを差し切って勝っていた筈だ。…などとたらればを語っても仕方がないので口には出さない。
「そうかなぁ~」
「…そうだよ」
「そっか~…じゃあそれはきっと誰かさんが支えてくれてるからだね~」
そう彼女は呟く様に答えて、握っていた俺の手にきゅっと力を入れる。お互いの体温を交換するように俺も彼女の手を握り返した。
きっと彼女はこの先何度も何度も、ままならない事に突き当たって、その度に苦しんで、悩んで、悲しんで、耐えて、それでも前に進むんだろう。
なら俺はそれと同じだけ、彼女が笑って居られる様に、幸福で居られる様に、隣で支えて居られるようにと、彼女の小さな手のひらに想いを込めた。 - 169二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:46:58
ぐうううううううう~……
2人の腹の虫が重なった。緊張が切れて身体が空腹を思い出したようで、俺とチヨはお互いに顔を見合わせた。
「ぷっ」
どちらからともなく、俺たちは吹きだしてケラケラと笑いあった。
「飯食いに行くか」
「ガスト!ガストいこう!」
「じゃあ車椅子に乗ってくださいますかお姫様?」
「うむ、よきにはからえ~」
慣れたもので俺は手際よくチヨを抱き上げて、スッと優しくソファーの隣の車椅子にチヨを乗せる。
「…チヨ、首の手離さないと車椅子押せないんだけど…」
抱き上げた時に俺の首に回された腕をチヨが解かない。
「フッフッフ~離してほしくば…」
チュッ
「よし、行くぞ~タクシー勿体ないから歩いてだ!」
「……」
「どうしたチヨ?元気が無いぞ?出発進行!」
「お、おぉ~…」
真っ赤に染まったチヨの顔をよそに、俺はチヨの車椅子を押して”病院のロビー”の自動ドアをくぐりぬけた。
言っちゃなんだが、周囲に見られているなんて今更なのだ。 - 170二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 07:21:22
正規のトレーナーとその担当っていう関係は好きだけどトレーナーになろうと奮闘する幼馴染君とその彼にふさわしい走りをするために頑張るって関係もいいよね
- 171二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 08:08:17
この二人は結果にすぐ行けなくもないけど、過程をゆっくり楽しんでるタイプなのだ
すぐにでも担当になる!っていうのはそうだけども、卒業するまではプラトニック関係で甘々いちゃいちゃしてるのは2人の意思だよねっていう - 172二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 10:56:17
これチヨちゃんの育成で出てきたジャパンカップのバグってマル姉かw
- 173二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 21:31:04
将来が約束されているからこその余裕ね
- 174二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 06:44:12
チヨちゃんのお味噌汁は懐かしい味がするんだよね
でも実家の味そのままってわけじゃなくて、チヨちゃんのお家の味噌汁の味もして既に両家が繋がっていることが分かるんだよね
ところで幼馴染くんの同期達の反応なんですけどね
さっきから砂糖吐きまくってますね - 175二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 16:08:56
幼馴染としての特権といえばそう
朝起こしに来てくれることだね! - 176二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 21:45:07
喧嘩になりそうな時はセーフティワード的な事を2人で決めていそうな感じ
喧嘩しそうになったら、いつもは交代で作るご飯を二人で作るとかだと良いね
外から見ればただ抜群のコンビネーションだけど、ストレスをハンバーグにぶつけていたりとかそんなんで - 177二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 22:20:37
思い出の人参ハンバーグとか良いよね…
アレ、自作できるのか分からないけども - 178二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 23:07:17
チヨちゃんと幼馴染くんがケンカする話が見てぇ…
でもこの二人にはケンカしてほしくねぇ… - 179二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 07:08:31
喧嘩したら幼馴染君はパート2の先輩が、チヨちゃんは激マブが諭しそう
- 180二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 08:18:12
多分喧嘩の内容は些細なことだったりするんだ
ただ二人とも間が悪くてむしゃくしゃしていたところで爆発して…みたいな感じかな - 181二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 15:19:51
仲直りの切欠は練習後の備品整理中に二人きりになった瞬間だと思うのだ
つい話し掛けようとしても喧嘩中だから側にいなかったりして、今までどれだけ一緒にいたのかというのを考えてしまったりするんだ
ここから仲直りの証で二人の好物を作りあうお話を誰か書いてください(懇願) - 182二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 00:15:03
幼馴染いい...
- 183二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 08:01:26
喧嘩するときだけ声を荒げててほしい
- 184二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 17:06:58
擬音で「ギャーギャー!」みたいな感じかも
- 185二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 22:33:18
取っておいたお団子を幼馴染くんに食べられて怒るチヨちゃんとな?
- 186二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 22:54:26
喧嘩の原因として考えられるのは
団子を取られた
格言がよくわからないと言われた
マルゼンさんのトレンディなセンスを古いよな?と聞かれた
他の娘と仲良さそうにはなしてた
全然構ってくれない
さぁどれだ? - 187二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 08:02:55
他の子と話す+構ってくれないで、チヨちゃんの好きなものをこっそりリサーチしていた幼馴染くんにチヨがキレる
こんなん - 188二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 18:55:15
しかしそのSSを出すにはレスが足りない…次のスレを待つしかないのか
- 189二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 23:17:34
チヨちゃんのぶっすぅ~みたいな拗ね顔が見たいという欲望は女々か…
- 190二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 01:54:10
小学生時代に大喧嘩(2スレ目)してるから、それがある意味トラウマになっててお互いにネガティブな本音は言えずに、今一歩踏み込めないでいる関係性と言うのもいい。
ぶっちゃけバレンタインとお誕生日が近すぎて時系列渋滞してるせいもあって、お互いアクセルベタ踏みで距離縮めてるから今更なんやけどな。
👉️幼馴染君がチヨちゃんに何かしらアドバイスする。→チヨちゃんは幼馴染君が丸取トレーナーと同じアドバイスをした事を純粋に褒める。→幼馴染君無意識に不機嫌になる。→チヨちゃんも意味が解らず不機嫌になる。→なんか軽く言い合いになって気まずくなる。→マル姉参上ズバッと解決!バッチグー!
マルゼンスキーへの負担がでかい - 191二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 08:31:29
でもマルおねは『運命的な何か』を感じる子が悲しむのは見たくないかも…1スレ目から背中バンバン押してるしね
- 192二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 19:22:28
チヨちゃんがマルおねに、幼馴染くんが丸取トレに相談をしに行く展開ってのはベタだけどそれが良いんだよなぁ
- 193二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 19:36:42
幼馴染君はなんか気に入らなくて最初は丸取トレに相談せずにアルダンとか自分の先輩とかに相談しそうそれもどうしてもわからない時に渋々相談しそう
- 194二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 07:18:59
なんか完走しそう...
- 195二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 08:04:12
- 196二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 18:53:45
スレ主よ…もっと幼チヨを供給してくれ
- 197二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 20:49:34
チヨちゃんと幼馴染みくんにはしっとりゆっくりと仲を深めて欲しいんだ
もちろん健全にな!二人はどうしたいのかは知らん! - 198二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 22:53:10
「今日の私は「悪い子」だから…」って言って、幼馴染君と夜更かしするチヨちゃん
ヨザクラって良いよね…さて、誰が吹き込んだのかな? - 199二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 23:00:37
もうこのスレも終わりね……
幼馴染✕チヨちゃん、めちゃイケ概念だったわ
思い返せば色々あったわね……。最初はスレ主のチヨコラ画像に釣られてやって来たんだけど、すっかり住み着いちゃったわね。その時だって1レスで完成してたから伸びないって書き込んだら、強烈な概念で殴り返せってレスされて、私ったらムキになっちゃって長文書き込んじゃったのも良い思い出ね。だいたいチヨちゃんのこと書き込むつもりが幼馴染くんのお話ばっかりしてたし、チヨちゃん実装前でキャラの性格も掴みかねてたし、未だにチヨちゃん引けてないし、敬語キャラをくだけた口調にしたらもう誰か分かんなかったり、トレーナー君なんてちょっとイヤな奴だったし、時系列設定もグダグダだし、チヨちゃんと私の年齢差もなんか随分怪しくて中等部チヨちゃん時点ですでに活躍済みで有名人の私ってもう成人してない?まだギリセーフかしら?とか……、ふふっ、そうね……4スレ目だものね……
ああ~何だかドライブに行きたい気分ね!トレーナーくん付き合ってくれるわよね?
え?明日仕事だから無理?明日日曜日でしょ!ちょっとなんで逃げるのよ!私から逃げようったってそうは問屋が卸さないんだから♥️ - 200二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 23:00:59
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