【🎲⚓️AI】シャーロック・ホームズの冒険

[1 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 13:11:17]

毎度お馴染み、ダイスと安価で展開を決めてAIに文章を手伝ってもらうスレ主です。

今回はシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソンが色んな事件に挑みます。
一つの事件が解決したら、次のに移ります。

・「観察」「対話」「移動」「推理」「行動」の中から一つを選び、具体的に何をするか回答
・↑の中からダイスで決定
・成功or失敗もダイスで決定

突破な安価、ストーリーが壊れそうな安価は勝手に除外させていただきます。

[2 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 13:13:26]

第1話『霧に消えたレディ』

――語り手：ジョン・H・ワトソン医師

[3 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 13:14:01]

1895年、冬のロンドン。
朝靄はまだベイカー街を覆い、街灯の光がぼんやりと滲んでいた。私は暖炉の前で紅茶をすすっていたが、ドアを激しくノックする音に驚かされた。

「スタンリー・ホプキンズです」

と名乗って入ってきたのは、灰色のツイードに身を包んだ若い男。私たちには馴染み深い、スコットランド・ヤードの有望株だった。

彼は礼儀正しく帽子を脱ぐと、いつものように背筋を伸ばしてホームズの前に立った。

「ホームズさん、助けを請いたいのです。今度ばかりは、私ひとりでは手に負えません」

[4 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 13:14:41]

「ホワイトチャペルの霧深い裏路地で、昨夜10時半頃、エレノア・キャベンディッシュ嬢が失踪しました。
彼女は内務省次官の娘であり、社交界でも名の通った女性です。事件は政界にも波紋を呼びかねません。
唯一の手がかりは、現場で見つかった彼女のハンドバッグと、血のついたハンカチ――」

彼は、鞄の中からそれらを取り出し、私たちの前のテーブルにそっと置いた。

「彼女は慈善活動の帰りだったそうです。護衛もつけずに……なぜあの通りに？」

ホームズは手を組み、沈黙のうちに深く考え込んだ。

「……なるほど、ホワイトチャペル。あの辺りは、泥棒よりも霧の方が多く出る場所だ」

[5 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 13:16:08]

【現在の状況】

・時刻：1895年、朝8時半

・場所：ベイカー街221B

・現場：ホワイトチャペルの裏路地（霧が深く、犯罪多発地帯）

・所持品：エレノアのハンドバッグ（中身：香水、小さな手帳）、血のついたハンカチ（白いリネン、イニシャル「E.C.」入り）

ホームズ、またはワトソンはどうする？

>>8 まででダイス

[6 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 13:22:57]

観察：被害者のハンカチとバッグを分析

[7 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 13:26:16]

対話:ハンカチが本人の者か家族や友人にきく

[8 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 13:47:56]

対話：慈善活動含め　失踪までの足取りを聞く

[9 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 13:48:15]

10までage

[10 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 13:48:43]

再age

[11 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 14:26:21]

1.>>6

2.>>7

3.>>8

dice1d3=3 (3)

ageありがとうございます♪

[12 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 14:28:41]

対話成功or失敗のダイス！

3,6,9 で失敗(はぐらかされる)

dice1d9=2 (2)

[13 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 14:30:14]

翌朝、私はホームズの指示を受けて、エレノア嬢が所属していた団体――《聖マーガレット慈善婦人協会》を訪れた。
そこはホルボーンにある煉瓦造りの質素な建物で、温かい紅茶の香りが漂う中、老婦人たちが手作業で包みを作っていた。

応対に出たのはルイザ・ハンベリー夫人。エレノア嬢の良き理解者で、彼女が週に二度は必ず来ていたことを教えてくれた。

[14 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 14:30:41]

「ええ、ミス・キャベンディッシュはとても献身的なお嬢さんでした。昨夜も、午後6時ごろに孤児院へ向かい、8時半には私どもの施設へ戻りました。そのあと、お一人で出ていかれて……それきりで。

9時過ぎ、彼女が最後にいたのは《グレイ・ライオン孤児院》です。ホワイトチャペルの端にございます。職員の記録に残っておりますよ。物資を届けにいらしたと――」

彼女は記録簿を見せてくれた。筆跡はエレノア嬢のものだった。

1895年3月3日 20:27
毛布8、ランプ油4瓶、聖書3冊、リンゴ20

[15 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 14:31:22]

ベイカー街へ戻ると、ホプキンズ警部が私の報告を聞いてうなずいた。

「そう、孤児院の近くで、例のハンカチとバッグが発見されたのです。
現場は、ダンストリートの裏手――倉庫が建ち並ぶ、誰も通らぬ路地です。霧が濃く、防犯灯もなかった。通報者もいません。
ですが、血の跡が二ヤードほど先で消えているのが、どうにも奇妙で……」

[16 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 14:33:30]

✅得られた情報

・エレノア嬢の足取り

　→ 18:00　グレイ・ライオン孤児院（ホワイトチャペル南東）

　→ 20:30頃　聖マーガレット慈善婦人協会で報告

　→ その後、一人で帰宅途中に失踪

・最後の目撃場所は、ホワイトチャペルの《グレイ・ライオン孤児院》周辺

・孤児院には記録簿があり、彼女の筆跡が残っている

・失踪現場はダンストリートの裏手。血の痕は2ヤードほどで消えている。

───

次の行動を >>19 まででダイス

[17 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 14:34:46]

行動：ダンスストリートの調査

[18 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 15:13:33]

出力の結果で移動とかの他行動を兼ねることもあるなコレ

対話：エレノア嬢の評判についてより詳しく

[19 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 15:24:53]

コレどっちだ？

行動：ダンスストリート周辺で聞き込み

[20 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 15:28:17]

1.>>17

2.>>18

3.>>19

dice1d3=3 (3)

成功or失敗(3,6,9で障害発生)

dice1d9=9 (9)

[21 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 15:34:01]

ダンストリートの裏手はまるで白布をかぶせたような不気味な静けさに包まれていた。倉庫が並ぶその裏通りに、薄い血痕が点々と残っている。

「この辺りでは、何も見ていないと皆言うばかりだ。酔客もいれば浮浪者もいたろうに……彼らですら何も覚えていないとは腑に落ちん」

私は近くの酒場「赤帽亭」で何人かに声をかけたが、答えは曖昧で無関心なものばかりだった。


ホームズは何も言わず、血痕の跡をしゃがみこんで観察していた。

血の跡は地面に点々とついているが、確かに約二ヤード先で突然、ぷつりと途切れている。まるで、傷ついた者が途中で空中に浮かび、消えてしまったかのように。

彼は懐からエレノア嬢のハンカチを取り出し、その血痕と地面のものを見比べた。少しだけ眉が動き、指先でそっと生地を撫でる。

「ふむ……血の乾き方が異なる。これはどういうことだ？」

彼は何かに気づいたようだったが、まだ結論には至っていない。

[22 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 15:36:08]

【現在の状況まとめ】

・ダンストリート裏手にて、血痕が約2ヤードの地点で消失。

・聞き込み：近隣住民・酒場ともに有力な証言なし。

・血の乾き方に違いあり（地面の血とハンカチの血）

ちなみにこの時代、血液検査による捜査は確立してません。

───

「行動」が曖昧なので「観察」「対話」「移動」「推理」の4種類にしましょうか。

次 >>25 まででダイス

[23 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 15:41:13]

対話　ハンベリー夫人に失踪する前のエレノア嬢について何か変わったところはなかったか聞く

[24 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 15:47:27]

移動：エレノアの家に行って両親に聞き取り

[25 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 15:50:46]

観察　血痕の消失地点周辺を調査

[26 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 15:51:58]

1.>>23

2.>>24

3.>>25

dice1d3=2 (2)

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=1 (1)

[27 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 15:56:42]

我々はキャベンディッシュ家を訪問し、エレノア嬢の両親からの聞き取りを実行した。
その邸宅はピムリコの静かな一角、塀に囲まれた優雅な屋敷で、黒服の執事が我々を出迎えた。重厚な書斎で我々を迎えたのは、レジナルド・キャベンディッシュ卿とその妻ミルドレッド夫人。

卿は老練な官僚らしく、正確で曖昧さのない口調で語った。

「私の娘は……政治に深く関わらないように育てたつもりでした。だが、どうやら本人の意志で、ある“反貧困連盟”の支援活動に関わるようになったのです。

その団体には、かつて私が議会で監視対象として警告した人物が含まれており――特に、オスカー・モールという若者。社会主義を標榜する、いささか過激な青年です。

私は彼と娘が個人的に親しい関係であったのではないかと……疑念を抱いておりました。娘は否定しておりましたが……心中はわかりません」

また、ミルドレッド夫人はやや怯えた様子で、そっと夫の背中越しに言葉を添えた。

「エレノアは……1ヶ月ほど前から、よく“赤い屋根の小部屋”という言葉を日記に書いておりました。
私には意味が分かりませんが、何かの隠語か、会う約束か……」

[28 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 15:57:57]

✅得られた情報（手がかり）

・エレノアは“反貧困連盟”という団体の支援活動に関わっていた

　→ その中に過激思想の持ち主：オスカー・モール（若い男性）がいる

　→ キャベンディッシュ卿はオスカーを「監視対象」として把握していた

・エレノアの日記に、“赤い屋根の小部屋”という謎の言葉が頻出している

───

次の行動を >>31 まででダイス

[29 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 15:59:34]

どっち書けばいいんだろう　移動しながらやる感じだけど
移動・対話　オスカーについて聞き込み

[30 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 16:07:42]

観察　反貧困連盟　特に過激派の動き

[31 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 16:26:18]

対話　ハンベリー夫人にここ一ヶ月のエレノア嬢の様子を聞く

[32 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 16:28:37]

1.>>29

2.>>30

3.>>31

dice1d3=1 (1)

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=6 (6)

[33 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 16:33:56]

反貧困連盟の仮事務所は、イーストエンドの安アパートの一角。粗末な看板と、煤けた窓の裏に、4、5人の若者が集っていた。ホームズは冷静に、私は丁寧に語りかけたが……。

「オスカー・モール氏をご存じですね？　彼がエレノア嬢と関わっていたと聞きました」

質問のたびに視線を泳がせ、誰もが互いの目を避けようとする。やがて、茶髪の青年が渋々と答える。

「……あいつはもう来てませんよ。1週間前にね。行き先？　そんなの知らないよ。別に悪いことしてるわけじゃ……」

わざとらしく強調されたその言葉に、ホームズは表情ひとつ変えず、背後で低くつぶやいた。

「……明らかに“オスカーが関与している”ことを隠しているようだ。
つまり――オスカー・モールは、今も何らかの形で事件の中にいる。この“沈黙”こそが我々への返答だよ、ワトソン君」

[34 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 16:35:09]

🔎 状況整理（進捗）

・ 血痕は現場で消え、搬送または空間的トリックの可能性

・“赤い屋根の小部屋”＝どこかにある秘密の場所？

・ オスカーはエレノア失踪と関係あり。だが所在不明

・ 連盟メンバーはオスカーの動向を把握しているが、黙秘

───

次の行動 >>37 まででダイス

[35 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 16:40:11]

推理　現在の情報で“赤い屋根の小部屋”について推理できるか思案する

[36 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 16:52:01]

観察　オスカーについて黙秘した連盟メンバーの動向

[37 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 17:05:45]

対話　連盟と敵対関係にある人物に話を聞く

[38 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 17:07:13]

1.>>35

2.>>36

3.>>37

dice1d3=3 (3)

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=8 (8)

[39 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 17:11:47]

私はホームズの提案で、反貧困連盟と敵対する人物に接触し、特にキャベンディッシュ卿とも親しい人物から情報を得ることにした。

チャールズ・フェントン――保守派の有力者で、労働運動や社会主義勢力に対して公然と警戒心を示している男である。彼は年の頃50代、紳士的な態度を保ちながらも、その目には鋭い監視者の光が宿っていた。

「ワトソン先生。わたしは内務省と一定の連携を持っておりましてね、
あのオスカー・モールという若造が何を企んでいるかについては、多少なりとも把握しているつもりです。

“赤い屋根の小部屋”――その言葉は、我々の間でもコードとして把握していました。
あれはかつてロンドン東部にあったセント・イライアス孤児院の旧施設の隠語です。今では閉鎖されて久しいが、屋根が赤く塗られた、印象的な建物でした。

聞くところによれば、その地下室には、かつての秘密会合や避難所として使われた隠し部屋があるらしい。
もちろん公式には知られていない――だが、モールのような連中はこういう場所を好む。

おそらく、彼はそこを密会や潜伏場所として利用している。まさか、貴族令嬢を連れ込むとは思いませんでしたが……」

[40 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 17:12:33]

🔎 状況の進展

・“赤い屋根の小部屋”＝特定可能な廃施設。オスカーが利用していた形跡あり

・エレノア嬢が誘拐された／自ら向かった先である可能性が急上昇

───

次の行動を >>43 まででダイス

[41 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 17:14:25]

観察　セント・イライアス孤児院周辺の調査

[42 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 17:26:44]

移動：赤い屋根の小部屋に行って潜入

[43 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 17:56:01]

対話　孤児院周辺で聞き込み

[44 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 18:07:52]

1.>>41

2.>>42

3.>>43

dice1d3=2 (2)

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=4 (4)

[45 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 18:56:34]

ホームズと私は、“赤い屋根の小部屋”――セント・イライアス孤児院の廃墟へと潜入。
ホプキンズ警部は、ヤードの数名と共に建物外で待機していた。

建物の赤い瓦は褪せ、今や血に染まった記憶の亡霊のように見えた。
ホームズは片手にランタンを持ち、片手で床をなぞるようにして進む。
地下階段の奥、かつて炊事室だったと思しき小部屋の壁に、我々は隠し扉を見つけた。

[46 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 18:57:57]

🔍 発見された手がかり

・手帳の切れ端：筆跡はエレノア嬢のもの。「わたしは自らここへ来た。だが彼は私を信じていない」と記されていた。
　→ 誘拐ではなく、自発的な行動であった可能性が高まる

・空の注射器と鎮静剤のラベル（一部剥がれている）：医療的知識を持つ者扱った形跡
　→ ワトソンは「過剰使用で意識混濁を起こす可能性がある」と指摘

・男性用の古びた外套と帽子：背中の縫い目に“O.M.”の刺繍。オスカー・モールの私物と見られる

[47 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 18:58:41]

建物から出た後、ホームズは一言も発さず、ホプキンズの前で血痕の成り立ちについて語り始めた。

「ダンストリートの血痕は、明らかに誰かが“引きずられた”ものではない。だが途切れていた――つまり、移動経路が変わったということ。
一方、ハンカチの血は凝固の痕から見て、数時間遅れて付着したものと見られる。
ワトソン君、これは“演出”の可能性すらある」

[48 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 18:59:30]

・誘拐ではなく共謀逃亡だったのか？

・あるいは、オスカーを追い詰めるために誰かが偽装をしたのか？

・エレノアは今どこに？オスカーの行方は？

───

次の行動を >>51 まででダイス

[49 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 19:11:40]

対話　ホプキンズ警部にオスカーについて聞く

[50 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 19:16:19]

対話　最近孤児院周辺で何かなかったか聞き込み

[51 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 19:21:31]

推理　建物で見つけた手がかりから彼らがどこへ向かったのか推測を立てようとする

[52 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 19:24:08]

1.>>49

2.>>50

3.>>51

dice1d3=1 (1)

[53 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 19:27:06]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=1 (1)

[54 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 19:30:38]

ホームズはホプキンズ警部に、スコットランドヤードに保管されているオスカー・モールに関する資料の洗い出しを依頼した。

ホプキンズは即座に部下に命じ、過去の監視記録、通報情報、治安報告書、議会記録の抜粋などを集めてきた。

[55 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 19:31:54]

監視報告書の一節（1893年秋）

「反貧困同盟のオスカー・モール、9月14日に“マニング街の医薬品倉庫”へ不自然な時間に出入り。同行者は当時確認されず、倉庫の記録では“鎮静剤を含む複数の薬品の箱”が同夜に“紛失”していた。
告発者不在、証拠不十分により不起訴。」


通報記録（匿名）

「あの男は革命を望んでいる。だが一部の人間は“貴族の娘を味方にしようと懐柔している”と噂している。彼女が目を覚ました時、どうなるか……」


政治的関係図（警察内調査）

オスカーの父が“かつて下院でキャベンディッシュ卿と対立関係にあった急進派”だったことが記録されている。
一部では「父の死後、弟のオスカーが思想を継いだ」とも。

[56 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 19:32:18]

「つまり、彼は以前から“鎮静剤”に関わっており、またそれを合法的に扱える立場にはなかった。
さらに彼は貴族の娘と関係を深めようとし、その背後には階級闘争の影が見え隠れする……
ワトソン君、これは単なる失踪ではない。これは“事件の舞台が緻密に設計された政治的策略”の匂いがする」

[57 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 19:33:16]

・オスカーは過去にも鎮静剤を倉庫から持ち出していた前歴がある

・彼は貴族階級の令嬢＝エレノアと“思想を超えて”接触を図っていた

・父はキャベンディッシュ卿と政治的に対立していた → 遺恨の可能性

・現時点で「オスカーが加害者」とは断定できないが、「第三者が“被害者に仕立て上げている”」疑いも生まれてきた

───

次の行動 >>60 まででダイス

[58 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 19:41:02]

推理　ここまでの情報からオスカーらの居場所を推測する

[59 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 19:52:40]

調べ物はどれだ
観察　オスカーの父の思想について深掘り

[60 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 20:06:29]

対話　薬物の件について　当時の流れを聞く

[61 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 20:12:56]

1.>>58

2.>>59

3.>>60

dice1d3=3 (3)

[63 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 20:17:02]

霧雨の中、マニング街にある石造りの薬品倉庫に入ると、古ぼけた事務机と背後に棚が並んだ簡素な建物が姿を現した。
ホームズの名を聞くなり、初老の倉庫番ミスター・ピムズは警戒心を見せつつも、しばらくして観念したように語り始めた。

「ええ、あの日のことは忘れられません。たしか……1893年の9月14日、午後7時を少し過ぎた頃でした。
若い男が“医学研究の依頼を受けた”とか何とか言って、紹介状を見せてきたんです。少し乱れた髪で、鋭い目をしてました。今思えば、オスカー・モールだったんでしょうな。

その男は“研究用に鎮静剤を含む薬品を見たい”と言いました。私は最初、疑いながらも彼の物腰が丁寧だったので倉庫を案内したんですが……気づけば、数時間後に数本の瓶が消えていた。
その紹介状も偽物でした。
けれど警察は“告発者不在、証拠不十分”で動かなかったんです。」

[64 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 20:17:58]

ホームズはピムズ氏の記録簿と瓶の型式を確認し、次のように推理を述べた。

「盗まれた薬品はラウダナム、およびヒヨス抽出液。どちらも強力な鎮静・昏睡作用を持つものだ。
その後の流通記録が存在しないとなると……これらは“個人的な目的”に使われたと見るべきだろう。
例えば、誰かを眠らせ、移送するために。

仮にモールがこれらを使っていたとしたら、エレノア嬢は“自分の意志ではなく、ある期間、昏睡または拘束されていた”可能性がある。
彼女が“どこかにいた痕跡”が孤児院に残っていたこと、そして血痕の時系列が不自然であることからしても、これは“誘拐と見せかけた、偽装された逃亡あるいは拉致”だ。」

[65 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 20:19:13]

・オスカーは偽の紹介状を使って倉庫に侵入していた

・盗まれた薬品は強力な鎮静作用のある薬品

・倉庫には監視体制がなかったため、当時の記録はピムズ氏の記憶のみ

・薬品が使われた痕跡は現場（ダンストリート）で確認されていない → 使用されたのは別の場所？

───

次の行動 >>68 まででダイス

[66 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 21:12:30]

対話　オスカーの父について調査

[67 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 21:14:02]

対話　キャベンディッシュ卿にオスカーやその父について聞き出す

[68 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 21:17:21]

推理　薬物を隠せそうな場所　そこに手がかりがあるかもしれない

[69 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 21:21:25]

1.>>66

2.>>67

3.>>68

dice1d3=3 (3)

[70 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 21:22:18]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=7 (7)

[71 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 21:25:45]

ホームズがふいと姿を消したのは、あの医薬品倉庫を後にして間もなくだった。彼は「薬物を隠せそうな場所」を探しに行くとだけ言い残し、ガス灯の影に身を溶かすように立ち去ったのだ。
私はホプキンズ警部とともに倉庫の外で彼を待った。あの男の行動には、もはや一々驚かされない。

やがてホームズが戻ってきたとき、顔にはうっすらとした満足の色が浮かんでいた。

「いくつかの物置小屋をあたってみたが、ある裏路地の廃屋の床板の下で薬瓶の破片と、反貧困同盟のビラの一部を見つけた。
ビラの裏には走り書きで“レディはまだ意識が戻らない”とあった。筆跡からして、あれは男性のものだ。

さらに、そこから少し離れたところで、私に気づいて逃げようとした若い男を確保し、少々話をした。彼は“オスカーの居場所は知らない”と繰り返していたが、瞳の動きがそれを否定していた。
結論を言おう、ワトソン君──連盟の一部メンバーはオスカーの行動を把握している。そして彼らは何かに怯えている。」

[72 ◆YAChL6C6So 25/06/07(土) 21:28:35]

🔍 得られた新たな手がかり

・廃屋の床下から：割れた薬瓶の破片（医薬品倉庫で盗まれた瓶と同型）、「レディはまだ意識が戻らない」と書かれたビラの裏（オスカーの筆跡？）

・若い男は連盟の一員であり、オスカーの行方を知っている可能性が高い

───

次の行動 >>75 まででダイス

[73 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 22:23:55]

対話　

>>33 のメンバーに既にある程度調べがついていることを示しながらオスカーのことを聞く

[74 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 22:27:42]

観察　反貧困同盟の過激派と目されるメンバーの行動を観察　オスカーに関係ありそうな動きを探す

[75 二次元好きの匿名さん 25/06/07(土) 22:29:06]

対話　改めて >>71 の若い男にオスカーのことを尋問する

[77 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 05:24:55]

1.>>73

2.>>74

3.>>75

dice1d3=1 (1)

[78 二次元好きの匿名さん 25/06/08(日) 09:33:32]

age

[79 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 10:12:04]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=4 (4)

失敗だと、メンバーが後でオスカーに知らせる

[80 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 10:13:28]

その夜、我々は三人──ホームズ、私、そしてホプキンズ警部──で、再び反貧困同盟の仮事務所を訪れた。
霧はいっそう濃く、ガス灯の明かりさえも頼りないものだった。だが我々の足取りに迷いはなかった。もはや、この事件の中核に近づきつつあるという確信が、私の背筋を伸ばさせていた。

事務所の中にいたのは、前回も我々に応対した青年ジョセフ・マールズと、数人の若者たちだった。彼らは警察官の制服姿を見て一様に顔を強張らせたが、ホームズが落ち着いた声でこう言った瞬間、空気が変わった。

「我々はもう、オスカーが“赤い屋根の小部屋”にレディ・エレノアを連れて行ったことを把握している。
君たちが口を閉ざしている理由が“忠誠心”か“恐れ”かは問わないが──今黙っていることは、決して彼のためにはならない。」

静寂が流れた後、ジョセフが小さく頷き、低く語り始めた。

[81 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 10:14:41]

🧩得られた情報

・オスカー・モールは、連盟の中でも急進的な思想を持ち、「体制打破のための“演出”」を時折口にしていた。

・エレノア嬢とはかつて慈善活動を通じて親しくなり、彼女の純粋な理想主義に惹かれていた。

・しかし最近は彼女を“利用”しようとする言動が見られ、他のメンバーも距離を置いていた。

・“赤い屋根の小部屋”は一時的な隠れ家に過ぎず、現在オスカーは別の場所に潜伏している可能性がある。

・それはかつて連盟が使っていた“サザーク南岸の廃教会”で、現在は活動から外れていたが、オスカーだけが鍵を持っていた。

[82 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 10:15:59]

ホームズたちが去った後、メンバーの一人がオスカーに密告します。

次の行動を >>85 まででダイス

[83 二次元好きの匿名さん 25/06/08(日) 10:17:34]

観察　廃教会とその周りを調査

[84 二次元好きの匿名さん 25/06/08(日) 10:19:43]

移動　廃教会へ向かう

[85 二次元好きの匿名さん 25/06/08(日) 10:32:16]

推理　廃教会から逃げ出したとしたらどこへ向かうか推測し　そちらにも警察を張らせる

[86 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 10:32:55]

1.>>83

2.>>84

3.>>85

dice1d3=2 (2)

[87 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 10:37:19]

我々は霧と煤煙に包まれたロンドンを横断し、テムズ川南岸の寂れた街区、サザークへと向かった。
かつては敬虔な祈りの声が響いていたという廃教会は、今やすすけた石造りの廃墟となり、割れたステンドグラスから夜風が吹き込んでいた。

我々はそっと入口を押し開け、中に足を踏み入れた。
しかし──中は静まり返り、人の気配はない。

教会の床に散らばった藁や割れたベンチ、風に揺れるカーテンの裂け目をホームズは無言で見渡していた。
そのとき彼が、足元の埃に沈んだある痕跡に目を留めた。

[88 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 10:37:54]

🔍 ホームズの観察

・正面祭壇の横、床の埃の上に「複数人の足跡」と引きずったような跡。

・荷物を運び込んだような跡と、細長い箱のような輪郭が埃の上に残っていた。

・窓枠には擦れた布の繊維。おそらく、誰かがローブやケープを羽織ったまま通り抜けた形跡。

[89 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 10:39:12]

「ここに来たのは間違いなくオスカーと、もう一人──おそらくエレノア嬢。

だが、彼らはすでにここを発った。奇妙だと思わんか、ワトソン？

我々が動いた先々で、常に一歩先を行かれている。

……考えられるのは一つ。我々の動向が、反貧困同盟内部の“誰か”に筒抜けなのだ。

善意に満ちた者の中に、オスカーと理念を共にする“信奉者”がいる。

もしくは──脅され、密告を強いられている者がいるのかもしれん。」

───

次の行動を >>92 まででダイス

[90 二次元好きの匿名さん 25/06/08(日) 11:24:51]

観察：オスカーの過去の行動パターンを調べる

[91 二次元好きの匿名さん 25/06/08(日) 12:21:45]

推理　オスカーが次に向かう先を推理して先回り

[92 二次元好きの匿名さん 25/06/08(日) 14:46:40]

対話？　警部に反貧困連盟の監視をしてもらうよう頼む

[93 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 14:47:49]

1.>>90

2.>>91

3.>>92

dice1d3=3 (3)

[94 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 14:48:23]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=2 (2)

成功で動きあり

[95 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 14:55:51]

ホームズは、廃墟の教会を出るや否や、サザークの石畳を歩きながら沈思黙考の海に沈んでいた。

ホプキンズ警部が反貧困同盟の連絡網を通じてあらゆる出入口に目を配らせるが、連盟とオスカーとの新たな接触は見られない。

その間にホームズの思考はすでに次の舞台へと跳躍していた。

「ワトソン君──オスカー・モールは単なる逃亡者ではない。彼は演出家だ。
『悲劇的な貴族令嬢の死』、あるいは『貴族の悪徳から救われた女』──いずれにせよ、物語の幕を下ろす場所を選ぶだろう」

[96 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 14:56:34]

📌 ホームズの着眼点：

・彼はすでに赤い屋根の小部屋（孤児院跡）、廃教会など、公的監視の及ばぬ建物を拠点として使ってきた。

・荷物（＝人が入る木箱）を運べるだけの搬入路があり、人目に付きにくく、一定時間潜伏可能な場所。

・目的は単なる逃亡ではなく、政治的・象徴的な効果を狙った舞台。

[97 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 14:59:40]

ホームズは、ロンドン地図の南東部を指でなぞりながら、口を開いた。

「……サザークから東、テムズ川南岸のドックス・ミル区に廃駅があったはずだ。

リバプール街駅と接続する予定だったが、途中で頓挫し、現在は倉庫と廃車両の吹き溜まりとなっている。

そこは地下通路と古い搬入スロープがあり、大きな木箱を運び入れるには十分。それに、テムズ沿いの輸送路も確保されていて、必要であれば川を使って逃亡することも可能だ。

すでに幕は上がっている。ワトソン君、あとはどこでカーテンを引くかだ。

……あの地下駅こそ、オスカー・モールが“最後の場面”に選びそうな場所だ」

───

次はもう「廃駅に突入」で確定な気もしますが、一応 >>100 まででダイス

[98 二次元好きの匿名さん 25/06/08(日) 17:08:17]

移動　警察と一緒に廃駅の調査

[99 二次元好きの匿名さん 25/06/08(日) 17:20:31]

移動　廃駅に突入

[100 二次元好きの匿名さん 25/06/08(日) 17:25:32]

推理　“演出”の時間とその流れを推測し　それを崩すように廃駅に突入

[101 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 17:41:06]

1.>>98

2.>>99

3.>>100

dice1d3=3 (3)

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=8 (8)

失敗でオスカーのみ取り逃がす

[102 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 17:46:26]

その夜のロンドンは、久しく見ぬ濃霧に覆われていた。ガス灯がにじむ薄闇の中、我々はモール・ストリート廃駅の鉄柵を越え、無言のまま地下へと降りていった。
──今は煤けた石壁と朽ちた枕木が横たわる、冷たく湿った地下の“劇場”である。

「オスカー・モールが目指していたのは、死を偽装した“殉教劇”だろう。
反貧困の理想のために令嬢が命を捧げた──それが彼の望む“劇的終幕”だったのさ、ワトソン」

ホームズは、薬品倉庫から盗まれた強力な鎮静剤に着目した。
エレノア嬢は眠らされ、棺に見立てた木箱に入れられ、無抵抗のまま“死体”として発見される手はずだったと考えられる。

この偽装された死体の発見こそが、世間に衝撃と同情を与える最後の仕掛け──
オスカーの手によって、彼女の“死”は反貧困運動の象徴となるはずだった。

だが、ホームズはそれを読んでいた。

[103 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 17:48:03]

地下駅へと踏み込んだ瞬間、木箱のそばに誰かの靴跡が二人分、急ぎ足で階段の奥へ向かうのを見て、ホームズは素早く叫んだ。

「ワトソン、嬢を！ ホプキンズ、南側の通路を封鎖するんだ！」

銃声も叫びもなかった──オスカーと協力者は我々の到着を数分前に察知していたようで、身一つで逃げおおせた。
しかし、木箱の蓋の内側には布が貼られ、彼女の身体に傷一つなかったことが、彼らの計画の証明でもあった。

エレノア・キャベンディッシュ嬢は、まだ薬の影響で昏睡状態にあったが、脈は安定しており、顔にも恐怖の色はなかった。

ホプキンズ警部は立ち上がったホームズの背に向かって、心からの声で言った。

「嬢さえ無事なら、あとは我々警察の仕事です。ホームズさん、感謝します──心より」

[104 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 17:51:53]

かくして、霧のロンドンを覆っていた陰謀の幕は静かに下ろされた。
事件の数日後、エレノア・キャベンディッシュ嬢は、ベイカー街の我々の部屋を訪れ、自らの言葉で真実を語ってくれた。

彼女は毅然としていた。決して取り乱すことなく、しっかりとした口調で語った。

「私は誘拐されたのではありません。オスカーは、貧困の現実を人々に知らせるために“演出”が必要だと説きました。
そして私は、彼の信念に心を動かされたのです。だから──ハンカチや血痕の小道具にも、私の協力がありました」

[105 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 17:52:48]

しかし、彼女の瞳にかすかな陰がよぎった瞬間があった。

「ですが、まさか……あの箱に入れられたまま殺される計画だったとは。
私はその部分だけは──聞かされていなかったのです」

私は思わずうなずき、言葉をかけた。

「あなたは利用されたのです、ミス・キャベンディッシュ。理想に心を預けるには、まず相手の“目的”と“手段”を見極めねばならない」

それでも彼女は静かに背筋を伸ばして言った。

「私の信念は変わりません。私はこれからも、正義と公正を信じ、慈善活動を続けます──
今度は、もっと冷静な目で、誰の言葉にも染まらずに」

[106 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 17:53:43]

それから数日後の朝刊、『ザ・タイムズ』紙の第一面にはこう記されていた。

「オスカー・モール、フランス逃亡寸前に港で逮捕」
「警察は密告と追跡の末、ドーヴァー港でオスカーとその協力者を拘束。
キャベンディッシュ嬢事件に関わる重大な容疑で起訴へ──」

ホプキンズ警部が手がけた迅速な捜査と、ホームズの推理が功を奏したのである。

「ホームズ、彼女はまだ信じていた──理想そのものを、だ」

「ああ、ワトソン。理想は時に、現実を見失わせる。だが、それを乗り越えてなお信じるなら──彼女はきっと道を誤らないさ」

私はその言葉を、心に留めた。

(終)

[107 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 17:54:34]

第2話『幽霊馬車事件』

――語り手：ジョン・H・ワトソン医師

[108 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 17:55:45]

1894年の秋、ロンドンは珍しく霧の少ない日が続いていた。ベイカー街221Bの暖炉の前で新聞を読んでいた私は、突如ホームズから声をかけられた。

「ワトソン君、ヨークシャーには幽霊が出るそうだ。馬車に乗ってね。」

「ほう、幽霊が馬車とは風変わりな。で、その幽霊馬車は何を？」

「地元の名士が殺された現場のすぐそばで目撃されたという。それに現場には轍の跡と……紫色の羽。」

彼の眼が一瞬だけきらりと光った。

「ワトソン君。その話、君は信じるかね？」

「いや、信じたくても信じられん。しかし君が興味を持つとなると、それは幽霊よりも厄介な何かが潜んでいるのだろう？」

「その通りだ。」

かくして我々は北行きの汽車に乗り、ヨークシャーの荒涼とした荒野へと向かった。冷たい風が吹きすさぶ中、薄暮の村に降り立った我々を迎えたのは、石造りの館と、恐怖に凍りついた村人たちの視線だった。

[109 ◆YAChL6C6So 25/06/08(日) 17:56:36]

我々は事件が起きた村――グレイフォックス村に到着した。

宿屋「ブラック・スタッグ」に荷を下ろし、日暮れ前に事件現場を確認すべく、徒歩で向かうことにした。

事件現場は村外れの古い農道。そこには既にロープが張られ、警察の立会いのもと、地元の子供すら近づかなくなっているという。

───

ホームズ&ワトソンの行動 >>112 まででダイス

[110 二次元好きの匿名さん 25/06/08(日) 18:49:39]

対話　村人に話を聞く

[111 二次元好きの匿名さん 25/06/09(月) 01:13:39]

ここの酒場にいく

[112 二次元好きの匿名さん 25/06/09(月) 07:30:09]

対話　現場までの道中　紫の羽についてワトソンと話し合う

[113 二次元好きの匿名さん 25/06/09(月) 07:32:08]

観察　事件現場の調査

[114 ◆YAChL6C6So 25/06/09(月) 09:33:46]

1.>>110

2.>>111

3.>>112

dice1d3=1 (1)

[115 ◆YAChL6C6So 25/06/09(月) 09:43:16]

宿屋「ブラック・スタッグ」は、苔むした石造りの建物で、窓の木枠には秋の風が軋む音を立てていた。我々が荷を下ろすや否や、私はホームズの言葉を思い出し、まずは地元の声を聞いてみようと考えた。

宿の主人――細身で口髭を蓄えた中年の男、名をエドガー・ポール――は、我々を見て眉をひそめた。

「幽霊馬車をお聞きになりたいと？……お止めなさい、先生。あれはただの噂じゃありません。あの音を聞いた者は、必ず不幸に見舞われる。」

「音、とは？」

「夜中の二時前後です。馬のひづめが石道を叩く音……でも窓を開けても、何も見えんのです。ただ風が鳴ってるだけの闇夜に、確かに音だけが……」

私はこの話を、警察官にも確認した。背の低いがっしりとした体格の警部補、リチャード・フリンという男だった。

[116 ◆YAChL6C6So 25/06/09(月) 09:43:40]

「私は幽霊なんぞ信じん。だが、事件の晩、何人もが同じ音を聞いた。しかも、現場には馬車の轍と……紫の羽根が落ちていたのです。奇妙な話ですな。」

村の老婦人たちは、声をひそめて言った。

「幽霊馬車は三年前にも現れたのよ……グリーヴス家の若い娘が病で死んだ夜にもね……」

「グリーヴス家は呪われているのさ。」

話をまとめると、以下の点が浮かび上がった：

[117 ◆YAChL6C6So 25/06/09(月) 09:44:31]

・幽霊馬車の音（ひづめと車輪の軋み）は事件以前から何度も聞かれていた。

・視認されたことはほとんどなく、音だけが鳴るという共通点がある。

・事件当夜、複数の村人がその音を聞いたと証言。

・現場には紫色の羽根と馬車の轍が残されていた。

・トーマス・グリーヴスは地元の名士で、三年前に娘を亡くしている。

・一部の村人はグリーヴス家に何らかの呪いや因縁があると信じている。

[118 ◆YAChL6C6So 25/06/09(月) 09:45:23]

私はこれらの話をメモ帳に記し、暖炉の前に戻ると、ホームズがすでに事件現場に向かう準備をしているところだった。

彼の目は冷たい鋼のように静かで、明らかに何かに気づいている様子だった。

───

次の行動 >>121 まででダイス

[119 二次元好きの匿名さん 25/06/09(月) 12:30:28]

対話　現場までの道中　ホームズとワトソンは馬車と紫色の羽について会話する

[120 二次元好きの匿名さん 25/06/09(月) 12:31:21]

観察　事件現場の調査

[121 二次元好きの匿名さん 25/06/09(月) 12:41:10]

これはどれだろう　推理かな？

推理　グリーヴス家について調べ　まとめる

[122 二次元好きの匿名さん 25/06/09(月) 12:43:00]

>>121

まとめた結果は現場に向かう道中で

事件現場行こうとしている部分無視してしまってた…

[123 ◆YAChL6C6So 25/06/09(月) 12:46:24]

1.>>119

2.>>120

3.>>121 >>122

dice1d3=3 (3)

[124 ◆YAChL6C6So 25/06/09(月) 12:49:18]

冷え込みの厳しい空の下、我々はまず村役場に向かった。ホームズは例によって軽やかに歩き、私が遅れがちになると無言で振り返るだけだった。

村役場は石造りの質素な建物で、内装は帳簿と埃の匂いに満ちていた。対応に出た書記は、丸眼鏡をかけたやや気の弱そうな男で、我々が「グリーヴス家について調べたい」と申し出ると、一瞬戸惑いながらも記録を見せてくれた。

[125 ◆YAChL6C6So 25/06/09(月) 12:50:31]

📜 村役場で得た情報（手がかり）：
・グリーヴス家はこの村でも最古の家系の一つであり、代々地主・製粉業・牧場の経営などを手がけてきた。
・トーマス・グリーヴスは現当主で、年齢は57。三年前に一人娘のアメリアを疫病で亡くして以来、隠遁生活に入った。
・村の寄付や行事には積極的に関わっていた人物で、村政においても影響力があった。
・使用人は二人：家政婦のメアリー・ハウエル（60代）、馬丁のジャック・ブライアント（30代）。
・馬車は一台所有。ただし、アメリアの死後に馬も手放したとの記録あり。

⸻

「馬車はあるが、馬はない……か。」とホームズはつぶやいた。

[126 ◆YAChL6C6So 25/06/09(月) 12:52:11]

その後、我々はついに事件現場へと向かった。場所は村外れの旧農道――枯れた野薔薇が風に揺れる、淋しげな場所だった。

事件現場の状況：

・古びた道の両側には、雑草と枯れ木が続く。足元の土は柔らかく、轍の跡が確かに残っている。

・地元警官が設置した木杭と縄で簡易的に現場は囲われているが、既に遺体は回収済み。

・血痕の跡と思われる染みが残る場所がある。

・紫色の羽根が、現場近くの潅木にひっかかるように残されている。

ホームズは一歩、二歩と現場に近づき、手袋をはめながら足元をじっと見下ろした。

───

次の行動 >>129 まででダイス

[127 二次元好きの匿名さん 25/06/09(月) 17:14:42]

観察　紫の羽をよく調べる

[128 二次元好きの匿名さん 25/06/10(火) 01:16:37]

観察
染みに注目

[129 二次元好きの匿名さん 25/06/10(火) 09:53:24]

轍の跡に注目

[130 ◆YAChL6C6So 25/06/10(火) 10:54:51]

1.>>127

2.>>128

3.>>129

dice1d3=1 (1)

[131 ◆YAChL6C6So 25/06/10(火) 10:57:10]

ホームズは潅木の枝にひっかかっていた紫色の羽に注意を向けた。朝の光を受けてかすかに濡れたそれは、まるで場違いな装飾品のように風に揺れていた。

彼は手袋越しに慎重に羽根を摘まみ、目線の高さに持ち上げると、しばらくじっと観察した。私はいつものように黙って見守ったが、彼の口元に浮かんだごくわずかな笑みが、すぐにそれが“ただの羽根ではない”ことを教えてくれた。

[132 ◆YAChL6C6So 25/06/10(火) 10:57:38]

🔎 ホームズの観察：

・羽根は自然に生えたものではなく、染料で着色された加工品である。

・元は家禽（アヒルまたは鶏）の羽根とみられるが、紫の染料で塗られている。

・染料は安価な合成色素で、劇場の衣装や安価な装飾用小物に使われる類のもの。

・羽根の根元には、細い糸が結ばれた痕跡があり、何かの衣装や帽子、装飾具に取り付けられていた可能性がある。

・現場の潅木に自然に落ちたようには見えず、意図的に引っかけられた可能性がある。

[133 ◆YAChL6C6So 25/06/10(火) 10:58:09]

ホームズは羽根を見つめながら、静かに言った。

「これは一種の演出だ、ワトソン君。幽霊馬車を“幽霊らしく”見せるために用意された小道具だろう。しかも、かなり雑な。」

「では、まったくの作り話か？」

「そう早まってはいけない。迷信が広まる土壌があるからこそ、この演出が“信じられる”のだ。」

私は手帳に羽根の描写を書き記しながら、風にひるがえる縄の音に小さく身震いした。

[134 ◆YAChL6C6So 25/06/10(火) 10:59:11]

・紫の羽根は自然なものではなく、人工的に染色された装飾用の羽根。

・おそらく何かの衣装または道具に取り付けられていたもの。

・現場に自然に落ちたのではなく、何者かが意図して残したか、落とした可能性が高い。

───

次の行動 >>137 まででダイス

[135 二次元好きの匿名さん 25/06/10(火) 18:11:20]

羽の出所を探れないかやってみる

[136 二次元好きの匿名さん 25/06/11(水) 01:51:29]

どこかで売られているものなのか調査

[137 二次元好きの匿名さん 25/06/11(水) 07:54:26]

対話　紫色の羽の装飾を付けていた人物に心当たりはないか

[138 二次元好きの匿名さん 25/06/11(水) 08:05:07]

>>137

聞き込みをする

[139 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 10:32:58]

1.>>135

2.>>136

3.>>137 >>138

dice1d3=1 (1)

[140 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 10:37:39]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=2 (2)

[141 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 10:52:23]

ホームズは羽根を丁寧に包んで懐にしまうと、事件現場を後にし、村の中心部――雑貨屋、仕立て屋、教会などが立ち並ぶ通りへ向かった。
我々は、装飾用の羽根を扱いそうな店を一軒ずつ訪ね、紫の染色羽根を見たことがあるか、あるいは仕入れたことがあるかを尋ねて回った。

しかしながら──

[142 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 10:53:01]

・村には羽根そのものを扱うような劇場、道化師、衣装商などの専門店は存在しなかった。

・雑貨屋の老婦人は「そんな奇抜な色の羽根は知らない」と言い、仕立て屋は「ロンドンの業者から素材を仕入れることがあるが、羽根などは取り寄せない」と述べた。

・教会では「そんな派手な装飾を用いるのは堕落の証」と断言され、手がかりは得られなかった。

・よって、羽根の出所を村内で特定することはできなかった。

[143 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 10:54:08]

ホームズは一通りの調査を終えると、街角に立ち、少しのあいだ沈思黙考した。

「外部から持ち込まれた可能性が高い……あるいは、犯人が“ここにはない”ものを意図的に選んだのかもしれん。」

私は問いかけた。

「つまり、幽霊の存在を強調するために、村人が見たことのないものを使ったと？」

「そう。何か、別の世界の道具のようにな。」

霧が再び濃くなりはじめ、通りのガス灯がぼんやりと揺れた。

───

次の行動 >>146 まででダイス

[144 二次元好きの匿名さん 25/06/11(水) 11:04:19]

腹が空いたのでメシにする

[145 二次元好きの匿名さん 25/06/11(水) 11:06:13]

アヒルを連れてくる

[146 二次元好きの匿名さん 25/06/11(水) 11:06:47]

ポワロとコロンボに応援要請

[147 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 11:33:41]

1.>>144

2.>>145

3.>>146 ←「地元の警察」に変換します

dice1d3=3 (3)

[148 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 11:38:23]

その日、我々は村の警察詰所を訪ねた。重たい木の扉を開けると、擦り切れた制服を着た男が書類を睨みつけていた。口元には灰色の髭、目元には労苦と慎重さが刻まれている。

「おや……昨日のお二人ではありませんか。どうぞこちらへ。」

リチャード・フリン警部補は、過度に迷信を信じる風潮には懐疑的で、理性的な人物であった。彼は事件当夜の状況、検視報告、現場の様子などを資料と共に丁寧に語った。

[149 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 11:39:52]

🗂️ 得られた情報：

・ここ1年ほど、トーマス・グリーヴス氏の屋敷に妙な訪問客が頻繁に出入りしていたとの証言あり。

・グリーヴス氏の遺体は背後から鋭利な刃物で刺された。即死だったと見られる。財布などの所持品は残っており、金銭目的の犯行とは考えにくい。

・事件現場の轍は、屋敷の古い馬車とは一致しない幅と形状。誰も乗っていない、あるいは“見えない馬車”が走ったかのように見える。

・フリン自身も「幽霊馬車」などというものを目にしたことはなく、「犯人が幻想を演出し、住民の思考を煙に巻いている」と考えている。

[150 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 11:41:43]

「警部補、あなたは冷静で、分析力をお持ちだ。ここまで明確な物的証拠が残されているのなら、“超自然”の影など吹き飛ばすこともできましょう。」

「それができれば本望ですな、ホームズさん。村人たちは皆、次は自分が“馬車に連れ去られる”などと怯えております。」

現在の進行状況：

・現地の警察と協力体制を確立。

・犯行は金銭目的ではなく、動機は私怨または抑圧された対立が疑われる。

・馬車の轍は屋敷の所有物ではない。

・グリーヴス家の家政婦メアリーと馬丁ジャックが重要な証人になる可能性が高い

───

次の行動 >>153 まででダイス

[151 二次元好きの匿名さん 25/06/11(水) 11:53:19]

ワトソンくんに囮になってもらう

[152 二次元好きの匿名さん 25/06/11(水) 19:35:15]

メアリーについて洗い直すとともに話を聞く

[153 二次元好きの匿名さん 25/06/11(水) 19:38:30]

腹が減ったので飯にする

[154 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 19:39:40]

1.>>151

2.>>152

3.>>153 +作戦会議

dice1d3=1 (1)

[155 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 19:40:07]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=3 (3)

[156 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 19:45:25]

その夜のことだ。

「ワトソン君、君には頼みがある。夜の峠道に隠れていてくれないか。これまでの目撃情報からして、馬車が現れるとしたらそこだ。」

ホームズの声はいつもどおり淡々としていたが、その裏に潜む期待と確信を、私は感じ取った。

「まったく……私は医師のはずだぞ、ホームズ。」

そう文句を言いつつも、私は拳銃を携えて、月明かりすら遮る濃霧の中、丘の蔭に身を潜めた。

[157 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 19:45:46]

夜の2時を少し回ったころだった。

――カッカッカッカッ……

闇を裂くような蹄の音と、車輪の軋む音が霧の中から近づいてくる。やがて、前照灯のような光がぼんやりと見え、黒塗りの二輪馬車が、まるで幽霊のごとく無人の道を突っ切っていった。

私は拳銃を構え、飛び出しかけたが……瞬く間に馬車は視界から消えた。

しかし――私は見たのだ。

その馬車には人が乗っており、しかもきちんとした手綱裁きで操作されていた。

つまり、“幽霊”ではない。

実在する誰かが演出しているのだ。

[158 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 19:47:16]

翌朝、ホームズとフリン警部補に報告すると、2人はすぐに現場に赴き、轍の跡を詳しく調べた。

「ふむ……確かにこれは昨晩通った馬車のものだな。」

フリンが唸るように言う。

「この轍はグリーヴス氏の現場のものとも一致している。つまり、同じ馬車が、事件当夜にも走っていたことになる。」

ホームズはメジャーを当てながら言った。

「そして……これはどの村内の馬車とも違う。特注か、あるいは都会から持ち込まれた外部の車両だ。見たまえ、この車輪の幅と鉄輪の深さ。」

ホームズはその場に立ち尽くし、霧の向こうに視線を投げかけた。

「今、ようやく“犯人の馬車”が現実にあることが確かになった。つまり、我々が追うべきは幽霊ではなく、“この馬車を操作する者”だ。」

[159 ◆YAChL6C6So 25/06/11(水) 19:48:08]

🗂️ 新たな手がかり：

・「幽霊馬車」は実在する馬車であり、夜中に誰かが意図的に出動させている。

・馬車の轍は事件現場のものと一致。グリーヴス氏の時にも使用された可能性が高い。

・馬車の車輪は村のいかなる馬車とも異なる形状と幅を持ち、おそらく外部から持ち込まれたもの。

───

次の行動 >>162 まででダイス

[160 二次元好きの匿名さん 25/06/12(木) 00:42:23]

幽霊馬車の出所を探る

[161 二次元好きの匿名さん 25/06/12(木) 08:04:01]

対話　幽霊馬車が実在の馬車であることを踏まえ　グリーヴス家に心当たりを聞く

[162 二次元好きの匿名さん 25/06/12(木) 12:38:10]

観察　ワトソンの証言をもとに幽霊馬車のルートを確認する

[163 ◆YAChL6C6So 25/06/12(木) 16:19:18]

1.>>160

2.>>161

3.>>162

dice1d3=1 (1)

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=6 (6)

[164 ◆YAChL6C6So 25/06/12(木) 16:21:37]

翌朝、太陽が霧を薄く照らし出すころ、ホームズは現場に戻り、私とフリン警部補を伴って、昨晩「幽霊馬車」が走った道を入念に辿り始めた。

「痕跡は必ず残る。幻であれまいに」と、彼はいつもの調子でつぶやく。

地面には、昨日私が見た馬車の轍が確かに残されていた。湿った土に深く刻まれた二本の平行な轍は、村の北の道から、荒地へと続いていた。

しかし——ある地点で、その跡は突然途切れていた。

「おかしい……馬車は空を飛ばぬ限り、こうはならん」

ホームズは地面を這うようにして観察するが、馬車の轍も、馬の蹄の跡も、突然ぷつりと断ち切られたように消えていた。

「ここから先、痕跡は一切ない。地面もまだ湿っているのに、何の跡もないというのは……」

彼は苦い顔で立ち上がり、帽子を直した。

「これは意図的に痕跡を消されたか、それとも……別の手段で姿をくらましたか。いずれにせよ、この道だけを頼るのは難しい。」

[165 ◆YAChL6C6So 25/06/12(木) 16:22:10]

🗂️ 状況：
・馬車の轍は村の北の荒地で突如として消失。足跡や他の痕跡も途絶えている。
・犯人は追跡困難な手段（たとえば隠し通路、覆い、あるいは馬車の入れ替え）を使っている可能性が高い。
・幽霊馬車」の発進・収納場所は、今のところ特定できず。

[166 ◆YAChL6C6So 25/06/12(木) 16:23:38]

次の行動 >>169 まででダイス

[167 二次元好きの匿名さん 25/06/12(木) 17:35:23]

動機方面から調べてみよう

対話　グリーヴス家の呪いについて尋ねる

[168 二次元好きの匿名さん 25/06/12(木) 17:43:46]

蹄の跡自体はあるんだよね？途中で途切れてるだけで

観察　幽霊馬車をひいていた馬は村で見つけられるか

[169 二次元好きの匿名さん 25/06/12(木) 17:49:54]

対話　使用人に被害者及び３年前のアメリアの生前の行動を尋ねる

[170 ◆YAChL6C6So 25/06/12(木) 19:59:32]

1.>>167

2.>>168

3.>>169

dice1d3=1 (1)

[171 ◆YAChL6C6So 25/06/12(木) 20:18:55]

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=9 (9)

[172 ◆YAChL6C6So 25/06/12(木) 20:23:02]

午後も深まり、霧が再び谷間に降りてくるころ、我々は村の広場にて人々の声を探った。

狙いは明確だった。トーマス・グリーヴス氏の過去、そしてこの1年に彼を訪ねたという「奇妙な客人」について、情報を引き出すこと。

「動機の糸口がつかめれば、馬車の“演出”も輪郭が見えてくる」

私はそう考え、ホームズと共に、村の鍛冶屋、牧師、古い宿の女将など、長年村に暮らす者たちに静かに声をかけた。

[173 ◆YAChL6C6So 25/06/12(木) 20:23:34]

しかし、誰もがどこか口を濁した。

「グリーヴス様は……お気の毒なことでした」
「昔のことを蒸し返しても、ねぇ……」
「幽霊馬車？ そんなもん、あまり関わらんほうがええよ」

彼らの目はよそよそしく、明らかに何かを隠している様子であった。

「ふむ……“知らない”のではない。“話せない”のだ、ワトソン。話せば何かが崩れると、皆が思っているらしい。」

[174 ◆YAChL6C6So 25/06/12(木) 20:24:39]

・村人たちはグリーヴス氏の私生活や過去の悲劇について、固く口を閉ざしている。

・3年前に娘アメリアを亡くして以降の彼の隠遁生活についても、詳細は語られない。

・ここ1年の「妙な訪問者」に関する情報も得られなかった。

・村全体に漂う集団的な沈黙が感じられる――まるで何かを守るか、恐れているかのように。

───

困ったねえ。次の行動 >>177 まででダイス

[175 二次元好きの匿名さん 25/06/12(木) 20:31:54]

対話　使用人たちにグリーヴス氏のことを聞く

[176 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 01:32:17]

>>168

[177 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 08:00:15]

AIに無茶振り
推理　幽霊馬車と村の関係について推測

あと　他のレス使うなとは言わんがせめてコピペにしてくれ

[178 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 08:41:35]

1.>>175

2.>>168

3.>>177

dice1d3=2 (2)

[179 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 09:08:27]

翌朝、霧が朝露を運ぶころ、ホームズは馬車本体ではなく——馬に注目することを決めた。

「車輪の跡は消せても、馬の身体は隠しきれまい。特にこの村のような小さな共同体ではな」

彼はフリン警部補を伴い、村にある全ての馬小屋、厩舎、運搬業者の保有馬を順に視察していった。馬の蹄の大きさ、毛並み、最近の使役痕など、細かく記録しながらの根気強い調査だった。

午後遅く、村のはずれにある放牧場の一角で、ホームズの眼がひとつの黒毛の牝馬に止まった。

「この馬……左後脚の蹄に、金属片を噛んだ痕がある。それに……鞍やくつわを外した痕が新しい」

牧童に話を聞いたところ、その馬はここ数日、夜間にだけ借りられることがあるという。借主の名は、ジャック・ブライアント——グリーヴス家の馬丁であった。

「さて、これで“幽霊”の正体に肉体が与えられたわけだ。だが、まだ“なぜ”の問いには答えていない」

[180 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 09:09:29]

次の行動……といっても選択肢は限られてるかもしれませんが。

>>183 まででダイス

[181 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 12:21:19]

ジャックに直接聞くのはまだ早いか

対話　家政婦メアリーにジャックについて尋ねる

[182 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 12:22:47]

対話　村人にジャックの評判を聞く

[183 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 18:24:38]

ジャックに会ってみる

[184 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 18:25:00]

観察　夜のジャックの行動を追う

[185 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 18:27:07]

1.>>181

2.>>182

3.>>183

dice1d3=1 (1)

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=9 (9)

[186 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 18:27:31]

全然うまくいかないな、この事件w

[187 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 18:35:11]

その日の午後、我々はグリーヴス邸を訪れた。家政婦メアリー・ハウエル夫人は、やや不安げな顔をしながらも応対してくれた。

老婦人は質素な黒の服を着ており、その瞳には長年の仕え先である主を失った深い悲しみと、言い知れぬ恐れが潜んでいた。

「ジャックですか？ あの子は……口数の少ない男ですが、真面目に仕事をしておりますよ」

「夜に馬を借りて？ いえ、そんな話は私は……聞いておりません……」

我々が「幽霊馬車」やグリーヴス氏の死に話題を向けると、彼女は視線を逸らし、小声でこう言った。

「どうか……これ以上はおやめなさい。あれは……人間の仕業じゃありません。あの馬車に関わった者は、誰であれ不幸になる……」

明らかに何かを隠している様子だったが、それを吐かせるには時機が早すぎたようだ。

[188 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 18:36:17]

邸を出た後、ホームズは村道に立ち止まり、深く煙草に火をつけた。

「……妙だと思わないか、ワトソン君。グリーヴス氏の死は“人間による殺人”の痕跡をはっきり残していた。なのに村の者は、まるで真実が明るみに出ることそのものを恐れているようだ」

「幽霊馬車」――それは何かの象徴であり、沈黙の鎖なのではないか。

「ワトソン君。僕が知りたいのは、“誰が幽霊馬車を走らせたか”ではない。“なぜ、村人たちはそれを語ろうとしないのか”だ」

[189 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 18:37:30]

・メアリー・ハウエルは明らかに何かを隠しており、「人間の仕業ではない」という迷信的な説明に逃げている。

・村人全体に共通する「真相を語ることへの忌避感」が存在する。

・ジャックと幽霊馬車の関係に関する確たる証言は得られていないが、疑念は強まった。

───

スレ主の中で真相は定まりつつあります。

>>192 まででダイス

[190 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 18:47:45]

推理　ここまでの情報から　幽霊馬車は何を示しているのか推測する

[191 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 18:50:19]

観察　夜間のジャックの行動を追う

[192 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 19:12:26]

対話　リチャード・フリン警部補に村の過去について尋ねる

[193 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 19:14:05]

1.>>190

2.>>191

3.>>192

dice1d3=1 (1)

[194 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 19:19:12]

その晩、我々は宿の薄暗い一室で、粗末な蝋燭の灯を頼りにこれまでの記録を整理していた。ホームズは椅子に深く腰を下ろし、眉間に皺を寄せ、長らく沈黙していたが――突然、煙草を灰皿に押し付け、声を上げた。

「ワトソン君！ようやく全体の輪郭が見えた！
　――この事件の真の異様さは、“犯人の不在”ではなく、“犯人が多すぎる”ことにある！」

[195 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 19:20:12]

ホームズの推理：

・幽霊馬車は実在する。ワトソンが確認し、轍も明らかに村外の馬車によるもの。
・グリーヴス氏の死は金銭目的ではなく、計画的な殺人。背後からの一刺し、即死。
・馬車の正体や羽根の演出、不可解な沈黙……つまりこれは、「迷信に見せかけた」舞台装置だ。
・しかし、ここまで村人たち全員が頑なに沈黙し、家政婦さえ真実を語らない理由は？
・それは――“何かを知っている”からではなく、“何かをしてしまった”からではないか？

[196 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 19:21:17]

「幽霊馬車は、“誰か一人”の犯行ではない。村全体、あるいは複数人の共謀によって動かされているのだ。
そして彼らが恐れているのは“幽霊馬車そのもの”ではなく――“自分たちの関与が暴かれること”だ。

グリーヴス氏の死は、おそらく長年くすぶっていた何かの“結果”だ。
その“何か”とは――たとえば彼の過去の行動が、村人たち全体に憎まれていたような事例だろう。
そして幽霊馬車は、殺人を迷信で覆い隠すための舞台装置……

“村人たちが何も知らない”という仮定こそが、我々の盲点だったのだ。
あれは――知っていて黙っている顔だった。
いや、違う。黙っていなければならない顔だったのだ。」

[197 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 19:22:25]

補足的事実と伏線：

・グリーヴス氏は娘の死以降、屋敷に籠っていたが、ここ1年で「妙な来客」があった。

・幽霊馬車の演出は周到だが、羽根は手作りで安価なもの。

・村人全員が迷信を語るが、その口調には“演技”を感じる。

・村の経済・名誉、あるいは過去の事件……沈黙が意味するのは“防衛”か“贖罪”ではないか？

───

さあ、この裏付けをとるにはどうしましょう

>>200 まででダイス

[198 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 19:27:57]

村民は黙秘するだろう　なら…

対話　フリンに「妙な来客」について調べてもらう

[199 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 19:38:06]

対話　警察の協力のもとグリーヴス氏の過去について調べ　ワトソンと話し合う

[200 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 19:45:53]

観察　ジャックの幽霊馬車として行動する現場を押さえる

[201 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 19:49:00]

1.>>198

2.>>199

3.>>200

dice1d3=2 (2)

[202 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 19:51:23]

我々は再びフリン警部補の詰め所を訪ねた。ホームズは静かに帽子を脱ぎ、椅子に腰かけるなり言った。

「警部補、あなたがこの村に赴任されたのは三年前ですね？」

「ええ、そうです」とフリンは答えた。「その前はケントの方で……それが何か？」

「あなたの前任者の記録、特にグリーヴス氏や村との関わりについて、何か文書や報告が残ってはいませんか？」

フリンは困惑しつつも奥の書棚を探り、埃をかぶった古い文書をいくつか持ってきた。我々はその中の、五年前に書かれた一通の報告書に目を留めた――

[203 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 19:52:44]

1. 【前任警部による報告書より】
・五年前、グリーヴス氏が村の共有地を私有化し、柵で囲い立入を禁じたことが発端となり、村内で激しい反発が起きた。
・共有地は元々、村人たちが薪を拾ったり放牧に使っていたが、グリーヴス氏は「娘の療養のため」という理由で囲い込んだ。
・数名の若者が抗議し、夜中に柵を破って家畜を放ち、報復として告訴され村を離れた者もいた。
・この騒動と娘の死を機に、グリーヴス氏は屋敷に引きこもり、“村八分”のような状態が続いた。

2. 【警部補フリンの証言】
・フリンはこの話を初めて知り、深く驚いていた。
・さらに、この「共有地騒動」について村人から聞かされたことは一度もなかったという。
・前任者の報告書も、正式なものではなく、手帳に書かれた私的な記録だった。

[204 ◆YAChL6C6So 25/06/13(金) 19:53:40]

新たな仮説：

・幽霊馬車はただの目くらましではなく、罪の記憶そのものを象徴しているのかもしれない。

・馬車の出現や事件の演出は、“誰か一人”が復讐のために村人たちの沈黙を揺さぶっている可能性がある。

・グリーヴス氏は、自分の行いの報いとして、あるいは復讐の象徴として殺されたのではないか？

───

次の行動 >>207 まででダイス

[205 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 20:25:05]

ダメ元

対話　前任者や村を離れた者の話を聞けないか聞く

[206 二次元好きの匿名さん 25/06/13(金) 21:44:50]

推理　この村とジャックの間にある隠れた関係について推測

[207 二次元好きの匿名さん 25/06/14(土) 01:05:36]

妙な来客について調べる

[208 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 03:40:58]

1.>>205

2.>>206

3.>>207

dice1d3=1 (1)

[209 二次元好きの匿名さん 25/06/14(土) 09:02:09]

保守る

[210 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 09:58:03]

私が酒場の隅で、やや白髪の混じった農夫風の男と煙草をくゆらせながら話していた時のことである。私が前任の警部について何気なく話題を振ると、男は一瞬眉をひそめたが、やがて低い声で語り出した。

[211 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 09:59:16]

1. 前任の警部とグリーヴス氏の関係：
・前任の警部エドワード・マッカラムは、かつてロンドンで問題を起こして左遷されてきた人物だった。
・村での滞在中、グリーヴス氏の援助を受けていたという噂が根強く、「癒着していた」と囁かれていた。
・騒動の際には村人の訴えを一切取り合わず、若者たちを一方的に逮捕・追放したため、村人たちの不信感は募った。

2. グリーヴス氏の性格と行動：
・娘のアメリアが病に倒れる前までは、“ロンドン仕込みの鼻持ちならぬ男”と評判だった。
・我が子可愛さから村を見下し、土地を囲い込み、物資や労働者を強引に手配していた。
・特に娘の療養を理由に村人の土地を取り上げたことが、怒りの火種となった。
・アメリアの死後、グリーヴス氏は急激に沈黙し、自宅に閉じこもる隠遁生活へと移行した。

3. 村を離れた若者たちについて：
・最も強く抗議していた若者の一人は、ロバート・フェンという名で、家族も村を出ている。
・彼は鍛冶屋の息子で、馬車や車輪にも詳しかったという。

[212 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 10:00:27]

ホームズはこれを聞くなり、眉をわずかに動かした。

「フェン家……鍛冶屋の血筋……そして“車輪に詳しい者”……。なるほど、幽霊馬車の幻は、やはり技術の産物だ」

───

次の行動 >>215 まででダイス

[213 二次元好きの匿名さん 25/06/14(土) 10:33:46]

推理　ここまでの情報から幽霊馬車の主な実行者たちを推測する

[214 二次元好きの匿名さん 25/06/14(土) 10:35:04]

対話　夜間行動しようとするジャックに話しかける

[215 二次元好きの匿名さん 25/06/14(土) 13:41:29]

推理　ここまでの情報から幽霊馬車のトリックを解明する

[216 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 15:52:27]

1.>>213

2.>>214

3.>>215

dice1d3=2 (2)

[217 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 15:58:33]

ホームズと私は、月の出ぬ漆黒の夜、再びグリーヴス邸の裏手に身を潜めていた。人気のない屋敷の脇から、馬丁ジャック・ブライアントがそっと抜け出すのを、我々は見逃さなかった。

「こんな時間に、どちらへ行かれるのかな？」

ホームズの声は低く穏やかだったが、鋭い光を宿していた。

ジャックは一瞬ビクリと肩を揺らし、「…ああ、ちょっと馬の様子を見に」と曖昧な笑みを浮かべた。

「夜中の馬の見回りとは、随分と勤勉なことですな。だが、ご存知でしょう。こんな時間には幽霊馬車が出ると聞きましたが…」

私が皮肉まじりにそう言うと、彼は怯えたように言葉を返した。

「そ、そうですよ。だからあんたたちも早く帰ったほうがいい。あれは本当に出るんだ…！」

ホームズはそれ以上追及せず、ただ静かに彼の背を見送った。しかしその目には、既にある確信が宿っていた。

[218 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 16:00:28]

ホームズは我々がその場を離れた後、小声で言った。

「見ただろう、ワトソン君。彼の男の靴には、泥ではなく微かに油を含んだ煤のような汚れがついていた。あれは馬屋でもない、屋敷でもない――古い鍛冶場跡の煤だ」

私は驚きつつも頷いた。

「そして、かの轍が途中で消えていた理由も、ようやく見えてきた。幽霊馬車はただ闇雲に走っていたのではない。“用意された走行路”を、人目につかぬ経路から引き出し、姿を見せては消えるように動かされていた”のだ。

そして、馬丁ジャックは馬を扱えるが、車輪や軌道に詳しい人物――ロバート・フェンがそれを設計したのだ。ジャックは実行係として“幽霊”を走らせていた。目的はひとつ、我々に幻想を信じ込ませ、真実を煙に巻くことだ」

[219 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 16:02:26]

🔍【推理まとめ】：

・幽霊馬車は鍛冶場跡に隠されていた車両。

・車輪は通常と異なる形状で、特定の土壌では跡を残さないよう工夫されていた可能性。

・轍が途中で消えていた理由は、地面に敷かれた特殊な板や布、あるいは移動経路の“切り替え”があった可能性。

・ジャック・ブライアントは馬の操縦係として共犯者である可能性が極めて高い。

・幽霊馬車の演出は、グリーヴス氏の死を「超常の力によるもの」と偽装する目的である可能性が高い。

・背後に技術的指導役としてのロバート・フェンの関与が濃厚。

───

あとは「妙な来客」とロバート・フェンについてですね。

>>222 まででダイス

[220 二次元好きの匿名さん 25/06/14(土) 16:16:37]

移動　鍛冶場跡に訪れる

[221 二次元好きの匿名さん 25/06/14(土) 16:19:14]

移動　ロバート・フェンを訪ねる

[222 二次元好きの匿名さん 25/06/14(土) 20:06:37]

対話　妙な来客について聞き込み

[223 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 20:55:35]

1.>>220

2.>>221

3.>>222

dice1d3=2 (2)

[224 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 21:27:10]

我々はグレイフォックス村を後にし、ロバート・フェンの姿を探して森の外れの小屋を訪ねた。そこは古びた車輪や鉄材が無造作に積まれた工房跡で、今なお彼が工作を続けている気配があった。

ホームズは静かに、しかし決然と口を開いた。

「ロバート・フェン氏。あなたが幽霊馬車の製作に関与していたことは、既に明白です。特殊な車輪、軌道を隠す手法、そして夜間の動力。すべてあなたの手によるものだ」

ロバートは少しも動じず、黙って我々を見つめ返した。

「さらに言えば、馬丁ジャックと、もう一人――過去一年間グリーヴス氏を訪ねていた者、恐らくはグリーヴス家に深く関わりのあった人物と共に、あなた方三人が中核を担った」

その言葉に、ロバートの表情にかすかな翳りが浮かぶ。そして、彼はゆっくりと口を開いた。

[225 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 21:30:42]

「……あんたの言うとおりだ。幽霊馬車は作り物さ。でも、理由があった。あいつには“本物の死”が相応しかったんだ。

トーマス・グリーヴスとその娘アメリア。二人は村に巣食う悪魔だった。……挙句に、人を殺した。奴らの不正を都会に告発しに行こうとした村人を。事故に見せかけてな。

何年も前のことだ。馬車に細工されていた。走り出してすぐ、車輪が外れ、崖から転落した。死んだのは――村の鍛冶職人の息子で、俺たちの兄弟のような存在だった。
証拠は全部握り潰された。グリーヴスの名と金でな」

ロバートの声は震えていたが、怒りよりも悲しみに近かった。

「アメリアはあの“疫病”で逝ったが、本当は罰だったのかもしれない。だが、トーマスはのうのうと生きていた。だから俺たちは決めたんだ。“幽霊馬車”に殺されるべきだと――あの野郎どもが過去に使った“方法”でな」

[226 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 21:32:14]

ホームズは腕を組み、静かに呟いた。

「つまり幽霊馬車とは、復讐の象徴。グリーヴスがかつて“事故”に見せかけて殺した者の魂が乗る馬車。それで彼を葬るのがふさわしいと、あなた方は考えた」

ロバートは頷いた。

「グリーヴスのところに通っていた“客人”――あれが協力者、ヘンリー・エヴァンスだった。俺たち三人で計画を立てたが……責任は全部、俺が負うべきだと思ってる。

ジャックもヘンリーも村人たちも、俺が説得して動かしただけさ。あいつらを巻き込んだのは俺だ。俺が全部やった。だから、どうしても誰かが罰を受けるなら、俺一人で十分だ。

……逮捕されても構わん。あのとき死んだやつのために、ようやく何か返せたんだと思えるからな」

ホームズはロバートの目をじっと見つめてから、静かに頷いた。

「……なるほど。それがあなたの“結末”なら、私は尊重しましょう。
フリン警部補には、あなたの申し出通りに伝えます。ただし、真実をどう記録に残すかは、司法の判断に任せなければなりません」

ロバートはそれでいいとだけ答えた。

[227 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 21:33:10]

夜の汽車が荒野を抜けて走っていた。私は向かいのホームズを眺めながら、どうしても聞きたかったことを口にした。

「……穏やかな結末を選んだな。君は真実のすべてを暴こうとはしなかった」

ホームズは窓の外を見つめたまま、こう言った。

「……かつて、僕が真実を暴いたことで、かえってある人を不幸にしたことがあった。それ以来、僕は“真実そのもの”より、“その結末が誰を救うか”を考えるようになったのだ。

今回の事件の終幕は、これでよい。僕が望む真実とは違っても、村にとっては必要な静けさが残されたからね」

私はほっとした気持ちで、微笑んだ。

「……変わらないな、君は。優しいところが」

ホームズは黙って片眉を上げ、少しばかり面倒くさそうに視線をそらした。

(終)

[228 ◆YAChL6C6So 25/06/14(土) 21:34:09]

ホームズは原作でもこういうことしますからね。
次のプロットは明日。お疲れ様でした。

[229 二次元好きの匿名さん 25/06/14(土) 22:24:56]

乙　　

[230 二次元好きの匿名さん 25/06/15(日) 05:04:13]

あいあ

[231 ◆YAChL6C6So 25/06/15(日) 11:43:11]

第3話『インドの星』

――語り手：ジョン・H・ワトソン医師

[232 ◆YAChL6C6So 25/06/15(日) 11:44:29]

1895年3月のある朝、ロンドンの空にはいつになく濃い霧が立ちこめていた。ベイカー街221Bの我が住まいも、曇った窓ガラス越しに街の輪郭すらおぼろげである。ホームズは火の落ちた暖炉の前で脚を組み、パイプも手にせず、まるで石像のように沈黙を保っていた。

「刺激が足りんのだ、ワトソン」と彼は数日前にぼやいていた。

「ロンドンの悪党どもは皆、誠に退屈で凡庸な存在ばかりだ。まるで新聞の三面記事をなぞるような犯罪ばかり。脳が錆びついてしまいそうだ」

私は新聞をめくりながら、彼の精神状態に少なからず憂慮していた。そうした折、階下のドアベルが急を告げるように鳴り響き、ハドソン夫人の声が後を追った。

「ご訪問ですよ、ホームズさん――マイクロフト様と、ご立派な紳士が！」

ホームズは眉ひとつ動かさなかったが、次の瞬間、階段を上がる重厚な足音に、彼はすっと立ち上がった。やがて扉が開き、そこに現れたのは、彼の兄、マイクロフト・ホームズ。そして、その隣には、整った身なりの厳めしい男がいた。

[233 ◆YAChL6C6So 25/06/15(日) 11:45:45]

「シャーロック」

「マイクロフト、珍しいな。君が出歩くとは」

「これは国家の威信に関わる一件だ。お前の才能が必要だ」

そう言って、彼らは部屋に入ってきた。

マイクロフトが語るところによれば、「王室の高貴な方」のご命令により、王室所蔵のサファイアの首飾り――『インドの星』――が、定期的な鑑定と細工の補修のために、メイフェアの宝石商エドウィン・ブラッセイの店に預けられていた。

ところが、店の地下金庫から首飾りが忽然と消失したのだ。鍵は二重に管理され、出入りは厳重に監視されていたというが、警備に破られた痕跡はない。事件は昨日未明に発覚した。

[234 ◆YAChL6C6So 25/06/15(日) 11:47:52]

「公式には『保存のため非公開』とされているが、長く公の場には戻せん」とマイクロフトは低声で告げた。

「この件が外部に漏れれば、王室の威信が地に落ちる」

「つまり、警察には頼れないということですな」

私が言うと、ホームズはニヤリと笑った。

「まさに僕が求めていた刺激というわけだ。マイクロフト、詳細を」

「ブラッセイの店にはお前の訪問を伝えてある。だが、客の目を避けて動いてくれ。誰が内通者かもわからん。店主のブラッセイ本人と、彼の娘、職人2名、そして夜警が現場に出入りしている」

[235 ◆YAChL6C6So 25/06/15(日) 11:50:09]

【事件の状況整理】

被害品：『インドの星』
・王室が所蔵する、「高貴な方」の所有物。
・極めて貴重なサファイアの首飾り。
・美術的価値・政治的意味の両面で非常に重要。
・修繕・鑑定のために宝石店に一時預けられていた。

盗難場所：宝石店《ブラッセイ商会》
・場所：ロンドン・メイフェア地区（上流階級が集う高級街）
・店主：エドウィン・ブラッセイ
・金庫：地下室に設置された二重鍵付き金庫
　・金庫には破られた形跡がない
　・出入りも厳重に監視されていたはず

出入り関係者（計5名）
1.エドウィン・ブラッセイ：店主
2.ブラッセイの娘
3.宝石職人2名
4.夜警：夜間の警備担当者

[236 ◆YAChL6C6So 25/06/15(日) 11:50:57]

次の行動 >>239 まででダイス

[237 二次元好きの匿名さん 25/06/15(日) 12:19:37]

対話　夜警に事件前に何か変わりはなかったか聞く

[238 二次元好きの匿名さん 25/06/15(日) 12:56:53]

移動　ブラッセイ商会へ移動し　現場検証

[239 二次元好きの匿名さん 25/06/15(日) 13:22:58]

対話　エドウィンに気になるところはなかったか聞く

[240 ◆YAChL6C6So 25/06/15(日) 13:27:41]

1.>>237

2.>>238

3.>>239

dice1d3=1 (1)

[242 ◆YAChL6C6So 25/06/15(日) 13:28:19]

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=4 (4)

[243 ◆YAChL6C6So 25/06/15(日) 13:31:37]

霧の冷たさが肌に染み入るような夕暮れ、我々はメイフェアの中心にある《ブラッセイ商会》へと向かった。重厚な扉と銀細工の看板は、王族御用達にふさわしい威厳を湛えていた。

店内に入ると、すぐに紹介されたのは、初老の夜警ジャレット氏。煤けた上着に磨き込まれたランタンをぶら下げ、無精髭の下から見える目だけは鋭さを失っていなかった。彼に、事件前後で何か気になる点がなかったか、ホームズが静かに尋ねる。

少し間を置いたのち、ジャレットはまるで夢の中のことを手探りするように、こう語った。

[244 ◆YAChL6C6So 25/06/15(日) 13:33:20]

「そういえば…あの晩、ほんの一瞬だけ、金庫室の前のガス灯がふっと消えたんです。すぐに戻りましたが…妙な感じでしたな」

「それと…夜中の2時ごろ、裏路地から馬車の車輪の音が聞こえました。店の前の通りは封鎖していたので、裏へ来る理由はなかったはずです」

「他には……うーん……ああ、確かに娘さん（ミス・ブラッセイ）が夜に店に顔を出してました。あれも2時を少し回った頃だったと思います」

ホームズは無言でメモを取りながら、時おりジャレットの言葉を遮るように質問を挟んだ。

「馬車の音――馬蹄ではなく、車輪の音だけですか？」

「ええ。馬のいななきや足音は、確かに聞いてませんでした」

私は何かが腑に落ちないまま、ホームズの眼差しが一層鋭くなったのを見逃さなかった。彼はすでに、ある仮説を組み立て始めているようだった。

───

次の行動 >>247 まででダイス

[245 二次元好きの匿名さん 25/06/15(日) 14:53:46]

対話　ブラッセイの娘に当時のことを聞く

[246 二次元好きの匿名さん 25/06/15(日) 15:06:07]

対話　深夜の馬車の音について近辺の住民に聞き込み

[247 二次元好きの匿名さん 25/06/15(日) 23:14:13]

観察　現場に見落としがないか調べる

[249 ◆YAChL6C6So 25/06/16(月) 10:23:37]

1.>>245

2.>>246

3.>>247

dice1d3=2 (2)

[250 ◆YAChL6C6So 25/06/16(月) 10:28:51]

ホームズの鋭敏な直感は、夜警ジャレットのささやかな証言に早くも含みを見出していた。

「車輪の音はしたが、馬の蹄音は聞こえなかった。」

それは、見過ごされがちな違和感であった。

我々は店を離れ、裏路地の聞き込みを開始した。薄暗い石畳を照らすのは、ぼんやりと揺れるガス灯と、遠くから響く新聞売りの声ばかり。だが、三軒先の細工師の老夫婦が貴重な証言を提供してくれた。

「ええ、夜中に誰かが荷車を引いて通った音がしましたよ。あの道で馬車を走らせる人はいません、狭すぎますからね。馬車じゃなく、人力の荷車だと思います。ずいぶん重そうにガタガタ鳴ってました」

「時間は――そうそう、二時ごろ。目が覚めて時計を見ましたから、間違いありませんよ」

[251 ◆YAChL6C6So 25/06/16(月) 10:29:56]

【新たな手がかり：近隣住民の証言】

手がかり：馬車ではなく「人力の荷車」
　・裏路地は馬車の通行に適さないほど狭い。
　・音の特徴は「重たく、がたがたと引きずるような」音。
　・通過時間は午前2時ごろ、ジャレットの証言と一致。

馬の音がしなかった理由が明確に：
　・人間が引く荷車だったため、蹄音はなかった。
　・荷車で何かを「運び出した」可能性が高まった。

[252 ◆YAChL6C6So 25/06/16(月) 10:31:05]

ホームズはその場にしゃがみこみ、石畳の割れ目に何かを見つけたように指を這わせた。

「見たまえ、ワトソン君。ここにかすかな車輪の痕跡がある。幅からして小型の台車――しかも、一度ではなく往復しているようだ」

私は改めて背筋に冷たいものを感じた。

───

次の行動 >>255 まででダイス

[253 二次元好きの匿名さん 25/06/16(月) 18:35:24]

ブラッセイのむすめに聞き込み

[254 二次元好きの匿名さん 25/06/17(火) 01:27:18]

現場に戻る

[255 二次元好きの匿名さん 25/06/17(火) 01:35:50]

荷車のある家をしらみつぶしに探す

[256 二次元好きの匿名さん 25/06/17(火) 08:08:57]

保守

[257 ◆YAChL6C6So 25/06/17(火) 10:04:30]

1.>>253

2.>>254

3.>>255

dice1d3=3 (3)

[258 ◆YAChL6C6So 25/06/17(火) 10:04:50]

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=8 (8)

[259 ◆YAChL6C6So 25/06/17(火) 10:06:41]

荷車の音が消えた裏路地は、くの字に曲がって数件の住宅と倉庫に接していた。ホームズと私はランタンを手に、一軒ずつ裏庭と荷車小屋を調べて回った。

我々が四軒目の裏庭に差しかかったとき、ホームズが立ち止まった。
そこには、壁際に使い古された人力荷車が置かれていたが――

[260 ◆YAChL6C6So 25/06/17(火) 10:07:11]

荷車の荷台の隅に、微細な青い粉末が付着していた。

「サファイアの研磨粉だ、間違いない」ホームズは即断した。

さらに荷車の車輪には、金庫室付近の独特な漆喰の破片が噛み込んでいた。
そして決定的だったのは、荷台の床板に薄く残る緋色の布の繊維――まさしく「インドの星」が収納されていた王室専用の緋色ビロードの箱の内張りと一致する。

[261 ◆YAChL6C6So 25/06/17(火) 10:08:22]

📝【新たな手がかり：荷車の分析】

・サファイアの研磨粉：極めて細かく、職人でもなければ扱わない。

・ 金庫室の漆喰片：地下室と一致する石材の粉末が車輪に付着。

・ 緋色の繊維：王室宝飾品の専用箱の布地と一致。

荷車は「宝石職人の一人が下宿している家の裏庭」にあった。

───

犯人すぐに分かっちゃった？

次の行動 >>264 まででダイス

[262 二次元好きの匿名さん 25/06/17(火) 12:32:21]

個人名欲しい

対話　下宿している宝石職人に当時のことを聞く

[263 二次元好きの匿名さん 25/06/17(火) 12:33:39]

観察　怪しい方の宝石職人の行動を遠くから観察

[264 二次元好きの匿名さん 25/06/17(火) 12:35:45]

対話　宝石職人に荷車のことを聞く

[265 ◆YAChL6C6So 25/06/17(火) 13:12:32]

1.>>262

2.>>263

3.>>264

dice1d3=2 (2)

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=3 (3)

[266 ◆YAChL6C6So 25/06/17(火) 13:16:07]

その男の名はレオナルド・フレンチ。
中年の宝石職人で、かつて王室御用達の修復にも携わったことがあると噂される腕利きだった。私たちが訪ねたとき、彼は石炭ストーブに火をくべていた。煤けた作業台の上にはルーペと小さな鑿、そして光にかざされた空の宝石ケースが並ぶ。

ホームズは慇懃な調子で言った。

「いい荷車をお持ちですね。裏庭で拝見しましたが、なかなか堅牢に見えましたよ。重い物を載せても音が静かそうだ」

フレンチは少し笑みを浮かべ、言葉を選びながら答えた。

「ああ、あれは修理済みの研磨機を運ぶためのものです。三日前に使ったきりですよ」

ホームズはその瞬間、わずかに眉を動かした――私には見逃せない合図だった。

[267 ◆YAChL6C6So 25/06/17(火) 13:16:51]

📝【新たな手がかり：宝石職人フレンチの発言】

・使用日：「三日前」
　→ しかし『インドの星』の盗難は昨夜。
　→ 使用日をごまかしている可能性あり。
　→ 荷車の車輪に昨夜の湿気を含んだ泥が付着していたため、矛盾が生じる。

・ 用途：「研磨機の運搬」と説明
　→ しかし、実際には荷車に緋色の繊維とサファイア粉。
　→ 研磨機とは無関係な痕跡。虚偽の説明の疑い。

・フレンチは終始冷静。目をそらさず、声の調子も一定。
　→ ホームズ曰く「過剰な冷静さは、往々にして訓練の産物である」

[268 ◆YAChL6C6So 25/06/17(火) 13:18:34]

ホームズは帰り際、さりげなく部屋を見回しながら言った。

「サファイアを扱った研磨跡が、どうも見当たらない。工具はあるが、最近使った形跡がまったくないのが気になるな、ワトソン」

私は深くうなずいた。荷車の用途、使用時期、そして作業跡の不一致――それらはレオナルド・フレンチの沈黙の裏にある真実の片鱗を、確かに示していた。

───

何か決定的な証拠が必要ですね

次の行動を >>271 まででダイス

[269 二次元好きの匿名さん 25/06/17(火) 21:09:01]

対話　周囲からのフレンチの評判を聞く

[270 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 01:20:17]

宝石職人に荷車のことを聞く

[271 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 08:04:25]

推理　フレンチに共犯者はいるかいないか

[272 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 10:02:41]

1.>>269

2.>>270

3.>>271

dice1d3=3 (3)

[273 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 10:24:31]

私たちは再び霧の通りへと出て、ブロムプトン・ロード沿いの静かなクラブへと向かった。そこでホームズは兄マイクロフトと落ち合った。暖炉の炎がパチパチと弾けるなか、二人は暖かいアームチェアに腰掛け、ロンドンの暗部をめぐる冷徹な推理を始めた。

「レオナルド・フレンチ単独でこの事件を実行するとは考えにくい。彼は優れた職人だが――盗品を売り捌く術を持っていない」

マイクロフトはゆっくり頷き、ブランデーグラスを回しながら口を開いた。

「シャーロック、それはつまり…彼が誰かに依頼された可能性を考えているな？」

ホームズの眼が鋭く光った。

「その通りだ。彼は“加工だけを任された協力者”に過ぎない可能性が高い。『インドの星』を分解・研磨して別の宝石として転売するつもりなのだろう。問題は――それを受け取る『買い手』が、すでにロンドンに存在しているということだ」

[274 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 10:26:19]

🔎【推理の要点】
・フレンチは依頼された役割を果たすだけの人物。盗品の処理（売却・輸送）は別の人物によって手配されていると推測される。

・「インドの星」は著名な宝石ゆえ、そのままの形では換金不可能。
　→ フレンチに分解・再研磨させ、新たな装飾品に加工させている途中？

・買い手は、ロンドンの宝石密売市場か、外国へ運び出すコネを持つ者。
　→ 特にマイクロフトによれば、最近、外交官の使節団が“インド方面”から来訪中とのこと。


🧩【仮説】
犯人グループは、以下の役割分担で構成されていると見られる：
1.実行犯（フレンチ）：建物に侵入し、『インドの星』を盗む者
2.加工役（フレンチ）：盗品の分解・改造を担当
3.受け取り役 / 密輸仲介人：外交特権などを利用して宝石を国外に持ち出す

[275 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 10:27:17]

ホームズは椅子から立ち上がり、霧の向こうに目を細めた。

「今必要なのは――フレンチが誰と接触しているかを突き止めることだ。

彼はそう遠くないうちに、加工済みの宝石を受け渡すはずだからな」

───

次の行動 >>278 まででダイス

[276 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 12:35:26]

観察　フレンチの行動を遠くから監視

[277 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 12:36:39]

対話　フレンチの最近の交友関係について聞き込み

[278 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 17:51:29]

対話　外交官の使節団について聞き込み

[279 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 17:55:45]

1.>>276

2.>>277

3.>>278

dice1d3=1 (1)

[280 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 17:56:15]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=1 (1)

[281 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 17:57:28]

|M0)

[282 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 18:02:35]

ホームズが張り込んでいるのは、レオナルド・フレンチの下宿の真向かい、時計屋の屋根裏部屋だ。私は懐中時計を確認し、ドアを叩いた。

階段を上がると、そこには外套を羽織り、黒い影のように窓辺に腰掛けるホームズの姿があった。窓越しにフレンチの部屋を見張る彼の背中は、静かに火花を秘めた火薬のようだった。

「来たか、ワトソン。……ちょうどいい。さっき、フレンチが動いた。妙な様子だった」

私は隣に腰掛けた。ホームズが手帳を私に見せながら、小声で言った。

[283 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 18:03:17]

🔍【観察記録：ホームズの張り込み報告】
・午後10時15分頃
　→ フレンチが部屋の灯りを消す
　→ しかし、すぐに窓辺に小さなランプを置き、赤い布を被せて点灯
　→ ※ホームズ曰く「信号灯かもしれん。合図として使った可能性がある」

・ 午後10時35分
　→ フレンチが扉の鍵を慎重に閉め、荷車を引いて路地裏へ
　→ 荷台には何かを厚手の布で包んだ箱状の物体
　→ 挙動は慎重だが、顔には焦りが見える

・人物の影が接近（午後10時50分）
　→ 路地裏にて、黒い外套の男と短く言葉を交わし、何かを手渡す様子
　→ 男はすぐに立ち去る。顔は確認できず。

[284 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 18:04:24]

「あの荷車には――『インドの星』が入っていた可能性が高い。フレンチは依頼主に品を引き渡した」

「重要なのは、宝石が未加工の状態で移動したということだ。奴はまだ分解を始めていない。

つまり――今すぐにでも回収が可能だ」

───

これはもう追跡一択でしょうか。

>>287 まででダイス

[285 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 18:06:10]

移動　黒い外套の男を追跡する

[286 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 18:12:08]

警察に通報

[287 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 18:31:38]

観察　黒い外套の男の移動先を確認

[288 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 18:49:47]

1.>>285

2.>>286

3.>>287

dice1d3=2 (2)

[289 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 18:51:55]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=9 (9)

[290 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 18:57:16]

我々はすぐさまマイクロフトと連絡を取った。彼は即座にスコットランド・ヤードに連絡し、警備部隊を手配してくれた。

午後11時30分。
レストレード警部が指揮を執るロンドン警視庁の部隊が、問題の路地周辺を静かに、しかし確実に包囲していた。警部の低い声が響く。

「フレンチの下宿、外交官団の出入り口、裏路地、そしてドック地区――すべてに目を配らせてあります。逃げ道はありません」

ホームズは無言で頷き、影の中に身を沈めた。
彼の眼は、闇の中に差す一点の光を見つめているようだった。

[291 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 19:14:17]

🔎【警備強化の主な地点】

パディントン駅：鉄道による国外脱出（南仏方面）を防ぐ

ドックランズ倉庫街：密輸船を使った逃走ルートを遮断

ベイカー街〜メイフェア地区周辺：黒い外套の男の身柄確保（張り込み）

セント・ジェームズ宮殿：王室関係の情報流出を防ぐ、外交ルート遮断

📌【状況整理】

・『インドの星』はまだ未加工のまま、受け渡されたばかり。

・黒い外套の男は、おそらく国外へ脱出を試みる。

・各ルートはすでに封鎖されつつあり、行動は制限されている。

・ホームズとワトソンは、最後の一手で「星」を取り戻すことを狙う。

───

次の行動 >>294 まででダイス

[292 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 19:17:48]

対話　黒衣の外套の男と接触　既に包囲されていることを知らせ　諦めるよう言う

[293 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 19:29:07]

対話　逃げ出したら即確保できるよう場を整えた上で　黒い外套の男に直接聞き込みに行く

[294 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 19:42:53]

最後の一手　何を想定されているのかちょっと分からない

推理　相手にこの包囲網を抜ける術はあるか　あるとしたらそれは何か推測する

[295 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 20:19:53]

1.>>292

2.>>293

3.>>294

dice1d3=2 (2)

[296 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 20:26:20]

霧はなおも街を包み込み、ガス灯の明かりも頼りなく揺れていた。
レストレード警部から届いた短い電報――「発見セリ。北通りにて接触準備整う」――が、ホームズを立ち上がらせた瞬間だった。

舞台はノース・オードリー街、石造りの倉庫が立ち並ぶ裏通り。
黒い外套の男は大きな包みを荷車に積み、ゆっくりと小道を歩いていた。周囲には警官と私服刑事が姿を潜めている。

ホームズは静かに指を一本立て、「僕が話しかける。君は背後を抑えてくれ」と私に囁いた。

ホームズは霧の中から現れ、男の前に立ちはだかる。

「こんばんは、ずいぶん貴重そうな品物を運んでおられるようだ。……その中身、少し拝見してもよろしいか？」

男が一歩後ずさろうとした瞬間、私は背後から回り込み、警官が二人、左右から飛び出した。

[297 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 20:27:23]

🎯【確保成功】
・黒い外套の男は逃走を試みたが即座に取り押さえられた。
・包みを開くと、中には堅牢な木箱。封は蝋で固められていたが、蓋を開けると――
その中には、間違いなく「インドの星」――サファイアの首飾りが納められていた。

男の身元は判明：エミール・クレマン。
・※外交特権を盾に逃れようとしていたが、英国側の圧力で拘束が許可された
・宝石はその日のうちに王室に返還され、内務省高官はホームズに感謝の言葉を惜しまなかった。

[298 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 20:28:07]

事件が終わったその晩、ロンドンの空は奇しくも星が見えるほどに晴れていた。濃霧は夜半を過ぎて次第に晴れ、月光がしっとりとベイカー街の屋根を照らしていた。

我々が221Bに戻った時、ホームズは煙草をくゆらせながら窓辺に立ち、やや気怠げにこう言った。

「フレンチとクレマンの犯行は、大胆さという点では合格だったよ、ワトソン君。
だが――手段は実に凡庸だった。……もう少しでも工夫があれば、こちらももう少し楽しめたのだがね」

私は苦笑した。

「無事に『インドの星』を取り戻せただけでも、十分だと思うがね。何より依頼人はたいそう満足していた」

ホームズは応えず、ただガウンの袖で窓の結露をぬぐった。

[299 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 20:29:23]

ちょうどその時、扉がノックされ、ハドソン夫人書簡を運んできた。
それはマイクロフト・ホームズの筆跡で書かれたもので、以下の短い一文が添えられていた。

「シャーロックよ、おかげで国の面目は保たれた。
さて、お前が刺激を求めるならば、クラブでのローストビーフとポルト酒を賭けて、暗号文の解読競争といこう。
今夜七時、ディオゲネスクラブにて。」

ホームズはようやく口元に微笑を浮かべた。

「まったく……弟に挑戦状を叩きつけるとはね。
だが――ポルト酒にローストビーフと聞いては断れんな」

そして我々は、その夜、再び霧の街へと馬車を走らせた。
かくして、『インドの星』事件は幕を閉じたのである。

(終)

[300 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 20:37:47]

第4話『最後の仕掛け』

――語り手：ジョン・H・ワトソン医師

[301 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 20:38:20]

1893年3月のある曇り空の朝、ベイカー街221B。暖炉の炎がくすぶり、外は春にはまだ遠い冷たい空気に包まれていた。

私は新聞をめくっていたが、ホームズは窓辺の椅子に背を丸め、朝食の紅茶にも手をつけず何やら思案に耽っていた。

そのとき、階下のハドソン夫人の声と共に、客が訪れたことを告げる足音が階段を上ってきた。

やがて扉がノックされ、年配の婦人が現れた。くたびれた黒のショールに身を包み、手にはしっかりと革のハンドバッグを抱えている。

「失礼いたします……わたくし、マーガレット・ハーパーと申します。夫の、ジェイコブ・ハーパーが……殺されたのではないかと……」

彼女の声は震え、瞳には哀しみと、しかし揺るがぬ決意が宿っていた。

ホームズは一瞬で興味を持ったらしく、椅子から起き上がると、指を組んで彼女を見据えた。

「どうぞ、詳しくお話を――ミセス・ハーパー」

[302 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 20:39:52]

手がかり（初期情報）
・ジェイコブ・ハーパー（故人）：ロンドン郊外にて時計職人を営む。名の知れた職人で、貴族や資産家の顧客も多かった。

・死亡状況：工房にて、椅子に座ったまま息絶えていた。

マーガレットの証言：
　・死の数日前、見知らぬ男性が訪問し、夫と口論していた。
　・ジェイコブは「重要な仕事をしている」と言っていたが内容は明かさなかった。
　・夫の死後、彼の懐中時計が1つ見当たらない。
　・地元警察は心臓発作として処理。
　・工房に入った際、奇妙な焦げ臭い匂いが残っていた。

[303 ◆YAChL6C6So 25/06/18(水) 20:40:20]

最初の行動を >>306 まででダイス

[304 二次元好きの匿名さん 25/06/18(水) 21:02:30]

事件から何日か経ってるだろうが一応

移動・観察　現場である工房に移動・調査をする

[305 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 01:01:33]

医師の診断書を読む

[306 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 07:31:21]

対話　ジェイコブの評判を聞き込みする

[307 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 09:54:11]

1.>>304

2.>>305

3.>>306

dice1d3=2 (2)

[308 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 09:57:45]

馬車に揺られてロンドンを離れると、やがて街の喧騒も遠のき、煉瓦造りの家々がまばらに広がる郊外にたどり着いた。

ハーパー邸は小ぢんまりとした平屋で、傍らにはガラス窓のついた工房が併設されている。庭にはわずかに枯れたラベンダーが揺れている。

マーガレットは「こちらです」と言って、リビングの引き出しから1枚の紙を差し出した。

[309 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 09:58:37]

診断書（署名：C・ベラミー医師）
・死亡日時：3月12日 午後9時頃
・状態：遺体は椅子に座ったまま。手にパイプの灰が残る。
・所見：顔面蒼白、唇に軽度の紫色変化、心停止の痕跡あり。
・原因：急性の心疾患（心臓発作の可能性）
・特記事項：肺に刺激物による反応の可能性（詳細は検査せず）

[310 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 10:00:43]

「……肺に“刺激物による反応の可能性”？まるで診断書が口を噤んでいるようだな、ワトソン。」

「私が見たところ、この“刺激物”の言及が鍵になりそうだ。医師が毒物や煙による影響を疑ったが、深く調べなかった可能性もある。」

ホームズは工房のドアノブに手をかけたが、鼻を近づけてひと嗅ぎした。

「これは金属や木材の燃える匂いではない。……硝石（ナイトレート）の残り香だ。火薬のような、あるいは化学薬品のものだ。」

工房内部には、小さな作業台と時計部品の山、精密な工具類が並んでいる。作業台の下には、小さな焼け跡が残っていた。煤がわずかに付着しているが、火災には至らなかった様子。

[311 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 10:01:29]

新たな手がかり（取得済）

・医師は「肺への刺激物反応」の可能性に気づいていたが、検査していない。

・工房には化学薬品が焼けたような跡と臭いがある。

・パイプを吸っていた際に発作が起きたことが死亡状況に記録されている。

───

次の行動 >>314 まででダイス

[312 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 12:37:30]

対話　ベラミー医師を訪ね　直接聞き込み

[313 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 12:39:30]

マーガレット　口論相手の顔見てるよね？

対話　ジェイコブと口論していた男について聞き込み

[314 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 12:41:11]

推理　何の化学薬品が焼けたのか　ジェイコブの本当の死因は何か推測する

[315 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 12:47:21]

1.>>312

2.>>313

3.>>314

dice1d3=1 (1)

[316 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 12:47:43]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=6 (6)

[317 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 13:09:32]

ベラミー医師の診療所はレンガ造りの2階建てで、外には「家庭医　C・ベラミー」の小さな木製の看板が揺れている。中に入ると消毒薬とチンキの混ざった匂いが鼻を突いた。

ほどなくして、40代半ばの痩せた男が現れる。細身のスーツに丸縁眼鏡、やや蒼白な顔色。彼が、医師チャールズ・ベラミーであった。

「ああ、ハーパー氏の件ですか……ご遺体は自然死の典型的な所見を示していました。持病があったわけではないとはいえ、年齢相応のリスクは常にあります。」

ホームズが「肺への刺激物反応」について質問すると、彼はわずかに口ごもったが、すぐに表情を取り繕った。

[318 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 13:10:38]

「ええ、可能性がなくもない――ですが、病理解剖の同意もなく、検査はしていません。刺激臭も工房の残留物によるものでしょう。過剰に騒ぎ立てるべきではありませんな。」

彼の口ぶりには、どこか言い訳めいたものがあった。だが核心を突こうとするたび、彼は会話をそらし、資料も診療録も『廃棄済み』と繰り返した。


手がかり（間接的）
・ベラミー医師は一見冷静だが、「肺の刺激物」に関して話をはぐらかす傾向あり。
・検査を行わなかったのは職務怠慢か、あるいは故意か？
・医師は資料の提示を拒み、曖昧な返答を繰り返した。
・ハーパー氏の死を「年齢による自然死」と繰り返し強調。

[319 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 13:11:09]

次の行動 >>322 まででダイス

[320 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 17:30:48]

対話　ジェイコブと口論していた男について聞き込み

[321 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 17:33:58]

押収されてるかもしれないが　自然死扱いならワンチャンあるか？

対話　事件当時に吸っていたというパイプを見れないか交渉

[322 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 17:37:04]

対話　ハーパー氏の評判の聞き込みをする

[323 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 17:38:07]

1.>>320

2.>>321

3.>>322

dice1d3=1 (1)

[324 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 17:44:04]

午後の光が淡く射し込む中、マーガレット・ハーパーはホームズの前で静かに座っていた。彼女の手は細かく震えていたが、問いかけにははっきりと答えた。

「ミセス・ハーパー、最初におっしゃっていた“秘密の依頼”について、もう少し詳しくお聞かせいただけますか？」

マーガレットは一度うなずき、記憶を辿るように語り出した。

「……あれは亡くなる三日前の夜のことでした。私は居間で刺繍をしており、工房の扉は半開きになっていました。そこへ見知らぬ男が来て、ジェイコブと話していたのです。背は高く、仕立ての良いコートに帽子……まるで銀行家のような身なりでした。

男は声を荒げて、“最後の仕掛けができないとはどういうことだ”と責め立てていました。ジェイコブは“私の仕事がこんなことに使われるのは許せん”と応じ……それきり、口論は終わりました。男はドアを乱暴に閉めて帰っていったのです。」

[325 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 17:45:04]

新たな手がかり（取得済）：
・依頼人の男は身なりの整った紳士。銀行家のような雰囲気。
・口論の内容に出てきた言葉：「最後の仕掛け」「こんなことに使われるのは許せん」
・依頼は時計制作に関連していたと見られるが、通常の時計の注文とは異なる可能性が高い。
・口論があったのは死亡の3日前。

状況更新：
・事件の背後に謎の依頼人が存在。
・ジェイコブは、依頼の内容に強く反発していた。
・“最後の仕掛け”が何らかの重要な装置・機構である可能性がある。

[326 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 17:45:41]

「“最後の仕掛け”……ふむ、時間装置の比喩だとすれば、時計以外の用途も考えられるな。」

───

次の行動 >>329 まででダイス

[327 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 17:58:59]

対話　生前のハーパー氏の交友関係について聞き込み

妙な連中が混ざっていなかったか

[328 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 18:04:57]

時限爆弾でも作らせようとしたのか？

推理　焼けた化学薬品は何か

[329 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 18:10:06]

対話　地元警察に当時のことを聞き込み

[330 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 18:31:21]

1.>>327

2.>>328

3.>>329

dice1d3=3 (3)

[331 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 18:31:46]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=9 (9)

[332 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 18:37:26]

警視庁・警邸詰所の中は活気に満ち、巡査たちが次々に書類を手に行き来している。
ホームズは対応に出た熟年の警官――アーサー・マッキン巡査部長に声をかけた。彼はハーパー邸の初動捜査を担当していた人物である。

「ジェイコブ・ハーパー……ああ、あの職人殿の件ですな。死因がはっきりしていたんで、それ以上は深入りしなかったんですが……今思えば妙な点が一つあった。」

彼は当時の現場記録を手繰りながら、ふと目を細めてこう続けた。

[333 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 18:40:47]

「すでにご存知かもしれませんが……作業台の下――木の床板の一部が焦げていました。

タバコの火にしては焦げの範囲が小さすぎる上、焼けた箇所の中心に“真円の穴”が開いていましてな……。

不審だとは思いましたが、道具か何かを落としたのかと思い……。それに、医師が自然死だと診断したんで、それ以上は記録に残さなかったんです。」

「真円……自然の火では不可能だ。ワトソン君、これは意図的な加熱装置、あるいは……“最後の仕掛け”の名残かもしれんな。」

───

次の行動 >>336 まででダイス

[334 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 18:42:11]

現段階の情報で行けるかな

推理　“最後の仕掛け”とは何か

[335 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 18:46:17]

対話　依頼人の男について工房周辺で聞き込み

[336 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 18:53:55]

医師が非協力的なのが取れる選択肢を狭めてる…

対話　生前のハーパー氏の交友関係について聞き込み

[337 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 19:17:01]

1.>>334

2.>>335

3.>>336

dice1d3=2 (2)

[338 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 19:17:56]

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=3 (3)

[339 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 19:23:36]

ホームズがハーパー邸の現場を再度調べている間、私はコートの襟を立て、周辺の住人たちに声をかけてまわった。
市場帰りの主婦、裏路地に座る老人、顔見知りの配達夫など、何人もの住民が応じてくれたが……

「ええ？ そんな人、見たことありませんねぇ。ここの旦那さんは一人で黙々と時計いじってるって評判でしたよ」

「訪問者？ ああ、郵便配達人くらいは来てましたけど、そんな小ぎれいな男？ いいえ……少なくともこの辺りの顔じゃない」

「あー、あの工房の人なら定期的に手紙受け取ってましたけど……記憶にある限り、変わった客人は見てませんな」

[340 ◆YAChL6C6So 25/06/19(木) 19:24:39]

情報整理：

・依頼人の男はこの地域の住人ではないことがほぼ確定。

・地元の住人や通行人の印象に残っていないことから、訪問は短時間かつ少数回のみだった可能性。

・行動に慎重さが見られ、匿名性を維持しようとしていた可能性。

───

次の行動 >>343 まででダイス

[341 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 19:27:20]

依頼人から辿るのは無理めか

観察　ベラミー医師の様子を観察し　奇妙に感じたところを尋ねる

[342 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 19:34:20]

推理　“最後の仕掛け”とは何か

[343 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 19:39:31]

最初にピックアップされたやつ狙うか

推理　見当たらない懐中時計について

[344 二次元好きの匿名さん 25/06/19(木) 20:52:09]

さてどうなる

[345 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 02:58:05]

ホスムズ

[346 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 08:01:08]

保守

[347 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 11:44:42]

1.>>341

2.>>342

3.>>343

dice1d3=3 (3)

[349 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 11:51:56]

陽が傾き始め、工房のガラス窓が琥珀色に染まる。私が戻ってきた時、ホームズは作業台の前に立ち、手を組んでじっと一点を見つめていた。

「ワトソン君、ようやく点が線になり始めたかもしれん」

ホームズは言葉を続ける。

「ジェイコブ・ハーパーの死後、一つの懐中時計が消えている。ミセス・ハーパーの証言によれば、それは彼が特別に手掛けていた物で、依頼人の来訪後には姿を消していたそうだな。

さらに、作業台の下の真円の焼け跡――小型の爆薬、もしくは熱を発する装置の痕跡。そして彼の最期の言葉は『私の仕事がこんなことに使われるのは許せん』

つまり、ワトソン君――消えた懐中時計は、“最後の仕掛け”そのものなのだ。」

[350 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 11:52:56]

仮説（成功）：

・失われた懐中時計は、外見こそ通常のものと変わらないが、内部に熱源または化学装置を仕込んだ細工物である。

・「最後の仕掛け」とは、時限式の起爆機構、あるいは高温を発する密閉装置だった可能性。

・ジェイコブはその「時計の細工」が非合法あるいは悪用されるものと気づき、完成を拒もうとした。

・しかし、依頼人が無理やり完成品を持ち出した、あるいはジェイコブに無理に作らせた可能性が高い。

・その結果、ジェイコブは証拠を消そうとし、あるいは細工の暴発により死亡したのではないか。

「この仕掛けが実際に作動したのか、それとも別の目的があったのか……それは、“時計”の行方を追えば明らかになるだろう」

───

次の行動 >>353 まででダイス

[351 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 12:29:38]

前もってマーガレットに見た目を聞いた上で…特定の時計の聞き込みは無理あるか？

対話　消えた懐中時計を見なかったか聞き込み

[352 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 12:31:08]

観察　ベラミー医師の様子を観察し　奇妙に感じたところを当人に尋ねる

[353 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 17:25:27]

依頼人はテロリストかな

対話　地元警察に最近怪しい人物がいなかったか尋ねる

[354 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 18:23:03]

1.>>351

2.>>352

3.>>353

dice1d3=1 (1)

[355 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 18:23:34]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=1 (1)

[356 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 18:28:48]

「ミセス・ハーパー、お聞きします。失われた時計――それにはどのような特徴がありましたか？」

「ええ……金色の懐中時計で、ふたに星形の細工が彫ってありました。本人は“勝負作”と言ってましてね。……裏蓋には『A.S.へ』という刻印も……」

日が沈みかけ、ロンドン郊外の通りには霧が漂い始めていた。私は一か八か住民に声をかけ、ホームズは少し離れた場所で聞き耳を立てている。

地元の雑貨屋の女主人が、私の説明を聞いて、ふと手を打った。

「ああ！ あの時計、見ましたとも。三日前――そう、ハーパーさんが亡くなる日の午後よ。黒い馬車に乗った男が、あの時計を持ってうちの店に立ち寄ったの。ちらっとしか見えなかったけど、あの星の彫り物は間違いない。ジェイコブ爺さんの時計は一目で分かるわ。
その男、サヴィル通りの方向に向かってたと思うわ」

[357 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 18:30:07]

新たな手がかり（取得済）：
・懐中時計の特徴：
・金製、星型の彫り物
・裏蓋に「A.S.へ」の刻印
・目撃者が「黒い馬車に乗った男が所持していた」と証言
・3日前の午後（死亡当日）に、サヴィル通り方面へ向かっていた

「“A.S.”――その頭文字を持つ人物。そしてサヴィル通り。上流階級の住居街……この謎の人物、ついに輪郭が見えてきたぞ、ワトソン」

「“最後の仕掛け”はまだロンドンにあるということか、ホームズ。しかも――今も動いているかもしれない」

[358 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 18:30:43]

次の行動 >>361 まででダイス

[359 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 18:53:33]

対話　サヴィル通りにて依頼人の男…推定“A.S.”について聞き込み

[360 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 18:56:44]

観察　サヴィル通りにて怪しい人物がいないか観察

[361 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 18:58:53]

観察　懐中時計を所持していた男が乗っていたという黒い馬車の在処を調べる

[362 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 19:16:38]

1.>>359

2.>>360

3.>>361

dice1d3=3 (3)

[363 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 19:17:04]

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=1 (1)

[364 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 19:20:20]

霧が濃くなる中、我々は目撃情報をたどり、複数の馬車宿や御者組合をあたった。
やがて、サヴィル通りにほど近いチャリング・クロスの厩舎で、目撃された「黒い馬車」が保管されていることが判明する。

宿の裏手で馬に給餌していた中年の御者――ジョージ・ヘンリーが話に応じた。

「ああ、その客なら覚えてるよ。三日前の午後にうちの馬車を借りた。“サヴィル通り4番地まで”ってな。客は無口だったが、やけに手袋を外さなかったな……。

それに、やけに高圧的だった。貴族か軍人かと思ったが、声はどこか訓練された演説家のような調子で……あ、そうそう、背広の内側に時計を二つ忍ばせてた。金のやつと、黒ずんだ銀のやつ

顔？ 彫りが深くて、ひげはなし。髪は後ろに撫でつけてあった。年の頃は……四十を少し過ぎたくらいか」

[365 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 19:21:10]

新たな手がかり（取得済）：
・黒い馬車はチャリング・クロス厩舎の貸し馬車だった
　・男の行き先はサヴィル通り4番地

特徴：
・年齢：40代前半
・髪型：撫でつけた黒髪
・顔立ち：ひげなし、彫りが深い
・態度：高圧的、声に演説家的調子あり
・手袋を外さない癖
・懐に懐中時計を2つ所持していた（うち1つは金の星形時計）
・該当時間はジェイコブ死亡当日午後

[366 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 19:21:59]

「手袋を外さず、時計を複数持ち、声には聴衆に訴える訓練の跡……軍か、あるいは――政治家の線が濃くなってきたな、ワトソン」

「ああ。サヴィル通り4番地……あそこはたしか、いくつか私邸兼クラブ施設が並んでいるはずだ。身元の洗い出しは可能だ」

───

次の行動 >>369 まででダイス

[367 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 19:23:07]

観察　サヴィル通り４番地にて聞いた特徴の人物を探す

[368 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 19:36:49]

対話　４番地にて聞いた特徴の男について聞き込み

[369 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 19:43:15]

推理　依頼人の男の身元の洗い出し

[370 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 20:29:37]

1.>>367

2.>>368

3.>>369

dice1d3=1 (1)

[371 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 20:29:55]

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=6 (6)

[372 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 20:38:24]

夜の帳が下り、街灯の明かりが石畳に揺らめく。サヴィル通り4番地に到着したホームズと私は、該当の建物を前に足を止めた。

そこは古びたが堂々たる四階建てのタウンハウスで、玄関には控えめな金文字で「ウィルブラム・クラブ」と記されていた。
政界や軍の関係者が集う非公開の紳士クラブである。

「ワトソン、ここにジェイコブの“依頼人”が立ち寄ったはずだ。御者の証言が正しければ、だが……」

我々は中に入り、受付で控えめに該当人物の風貌を説明したが、応対した執事は丁寧ながらも首を横に振った。

[373 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 20:38:54]

「誠に申し訳ありませんが、そのような風貌の方を本日はお見かけしておりません。会員名簿にも“A.S.”の名は……」

建物周辺を調査したが、馬車の痕跡や人物の目撃情報は得られず。
さらに、裏手の出入口も施錠され、特別な来訪者があった形跡は見つからなかった。

「我々は一歩遅かったか……もしくは、奴は“自らの痕跡”を最初から消す算段で動いていた」

[374 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 20:39:56]

状況整理：

・サヴィル通り4番地＝“依頼人”の立ち寄り先の可能性大だったが、証拠は確認できず。

・クラブの利用記録や出入りの記録は非公開。

・御者の証言が誤っていたか、男が別の建物に入った／建物を偽装した可能性あり。

・男はすでに移動した後だった、あるいは建物内で身元を隠して滞在していることも。

───

次の行動 >>377 まででダイス

[375 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 20:42:04]

マークされてたりしない？

対話　警察に >>365 の特徴の人物について尋ねる

[376 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 20:47:15]

AIに無茶振り

推理　依頼人の男の身元の洗い出し

[377 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 20:51:21]

４番地からどこへ行ったかが分からんと…

推理　“黒ずんだ銀の懐中時計の持ち主”から身元を洗い出そうとする

[378 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 20:56:31]

1.>>375

2.>>376

3.>>377

dice1d3=3 (3)

[379 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 21:03:25]

霧に包まれた夜のロンドン。ベイカー街221Bの部屋ではランプが低く灯り、壁際の地図と新聞記事が広げられている。
ホームズは椅子に深く座り、沈思黙考ののち、静かに語り始める。

「ワトソン――断片は揃った。あとはそれをどう組み合わせるかだ。まず我々が知っていることを、時系列で整理しよう」

[380 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 21:04:16]

行動・足取りの整理：
・男はチャリング・クロス厩舎の馬車を借りてジェイコブの工房へ向かい、死亡当日に“金の懐中時計”を持ち去った。
・その後、同じ馬車でサヴィル通り4番地に向かった。
・黒い馬車を使用＝自家用ではなく匿名性を重視。
・以降の足取りは不明。

⸻
外見・性格・物品からの推論：
・年齢：40代前半、ひげなし、髪を撫でつけた彫りの深い顔
・懐中時計を2つ持っていた：うち1つは個人的な「黒ずんだ銀の時計」（おそらく愛用品）。
・手袋を常に外さない：外傷の隠蔽、あるいは指紋を残したくない人物。
・声質・口調が演説調：訓練された発声。政治家、あるいは軍事的な訓練を受けた演説官。
・高圧的な態度、だが身元は不明：匿名性を守りつつ権威を行使できる立場。

⸻
「A.S.」について：
・時計に刻まれていた「A.S.へ」の文字は、贈与先あるいは贈り主のイニシャル。
・「A.S.」＝男本人ではなく、男が贈り主である可能性もある。
・あるいは、「A.S.」が依頼人の仮名として使われている可能性。

[381 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 21:04:57]

「この男、本名では動いていない。しかし――我々が見逃してはならない点がひとつある。

“黒ずんだ銀の懐中時計”だ。これは単なる実用品ではない。高位の軍人や旧家の政治家が愛用する、由緒ある銀時計の可能性が高い」

ワトソン、君が『演説調の声』に何か覚えがあると言っていたな。実は僕も、昨年秋の新聞演説で聞いた覚えがある。“サミュエル・アシュダウン卿”――南部連隊出身、下院議員候補であり、近頃急速に頭角を現している人物だ」

[382 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 21:06:35]

推定される人物：

サミュエル・アシュダウン卿（Sir Samuel Ashdown）

・元・陸軍少佐。

・現在は保守党の若手下院議員候補。

・演説が巧みで「軍の秩序を市政に」と訴える。

・イニシャルが“S.A.”だが、贈与先が“A.S.”であれば矛盾はしない。

・指紋を避ける癖、馬車を使う匿名性、政界進出のための秘密工作……

「“最後の仕掛け”は、彼の政敵を狙った時限装置だった可能性がある。ジェイコブがそれを察し、反発した。そして――止めようとした代償に、命を落としたのだ」

───

AIに無茶振りしたけどちゃんと答えてくれました。

次の行動 >>385 まででダイス

[383 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 21:08:54]

移動　アシュダウン卿の住所を訪ねる

[384 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 21:10:46]

対話　アシュダウン卿について聞き込み

[385 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 21:22:00]

観察　サミュエルの活動を観察

[386 ◆YAChL6C6So 25/06/20(金) 21:46:39]

1.>>383

2.>>384

3.>>385

dice1d3=2 (2)

今日はここまでにします

[387 二次元好きの匿名さん 25/06/20(金) 21:47:20]

乙　　　

[388 二次元好きの匿名さん 25/06/21(土) 01:16:32]

おつおつ

[389 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 08:45:24]

ベイカー街を出た我々は、馬車でフリート街へと向かう。夜にもかかわらず、新聞社は明日の朝刊の準備に追われており、記者たちがせわしなく紙束を運んでいる。

ホームズは旧知の政治記者バーソロミュー・ケントに連絡を取り、私は記者クラブで口の軽い若手記者たちに声をかけた。

[390 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 08:46:37]

得られた情報：

① アシュダウン卿の動向
・サミュエル・アシュダウン卿は近日中に演説会を予定している。
・場所：ウェストミンスター北部、カヴァナー街の公会堂
・日時：明後日の正午
・演題：「王室と民衆：近代英国の統治を問う」
・招待客の中には対立候補“アラン・スタンフィールド”（A.S.）の姿もあるとの噂。
・二人はかつて同じ軍部に所属していたが、政治的には真っ向から対立している。

② 「A.S.」の正体
・アラン・スタンフィールド（Alan Stanfield）
・現・自由党系の若手政治家。海軍出身。
・過去にアシュダウン卿と軍法会議で対立した過去がある。
・民主的改革を主張しており、アシュダウンの「規律重視・王党派」的思想を危険視。
・最近、アランが銀時計を紛失したという噂がある。

[391 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 08:48:03]

「これは偶然の一致ではない。

時計の裏にあった『A.S.へ』の刻印は――アシュダウン卿からアラン・スタンフィールドへの贈り物なのだ。

かつては同志、だが今は政敵。…アシュダウンが、かつての“友”の記憶を使って、暗殺か、何らかの政治的破壊工作を企てていると見て間違いないだろう」

状況更新：

・時計はアシュダウンからアラン・スタンフィールドに贈られるもの。

・それを利用し、彼の命、または名誉を貶める工作が行われようとしている。

・公会堂での演説会が“何かの実行日”である可能性が極めて高い。

───

次の行動 >>394 まででダイス

[392 二次元好きの匿名さん 25/06/21(土) 17:19:43]

サミュエルを尾行

[393 二次元好きの匿名さん 25/06/21(土) 17:35:16]

対話　スタンフィールドと接触　最近何か贈り物をされなかったか尋ねる

[394 二次元好きの匿名さん 25/06/21(土) 17:40:53]

移動　カヴァナー街の公会堂に移動　スタンフィールドとアシュダウンについて聞き込み

[395 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 17:45:27]

1.>>392

2.>>393

3.>>394

dice1d3=3 (3)

[396 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 17:46:01]

成功(1,2,4,5,7,8)or失敗(3,6,9)

dice1d9=1 (1)

[397 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 17:52:19]

朝の霞がまだ通りに漂う中、我々は人気のない公会堂に到着した。玄関にはすでに飾りつけの準備が進み、舞台の上では飾り棚や演壇の設置が始まっていた。


得られた情報（聞き込み成功）：
・アシュダウン卿は当日、「かつての同志」アラン・スタンフィールドに“和解の印”として時計を贈呈するという趣旨の演説を行う予定。
・スタンフィールドはそれを「偽善的パフォーマンス」として受け取るつもりはなさそうだが、舞台上で拒否するのは避けたいと側近に話していた。
・時計は壇上の飾り台に置かれたままにされるか、演説中に手渡される予定。
・会場の設営責任者は「アシュダウン卿側が持ち込む私物は厳重な封がされていた」と証言している。

[398 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 17:53:19]

「アシュダウンの目的は明確だ。スタンフィールドを人々の前で殺すこと。しかも“自作の時計”で。彼は民衆の目の前で、敵の命を奪い、その名を歴史に刻もうとしているのだ」

「ジェイコブがその細工を仕上げさせられ、命を奪われたのは、時計の内部を誰にも知られたくなかったから……。

ホームズ、どうする？　時計が壇上に置かれる前に、すり替えるか、回収しなければならない」

───

次の行動 >>401 まででダイス

[399 二次元好きの匿名さん 25/06/21(土) 17:57:03]

対話・観察
別件で来ていることにしてサミュエルに接触　聞き込みをしながら時計の在処を調べる

[400 二次元好きの匿名さん 25/06/21(土) 18:01:29]

事前にすり替えるにもまず凶器となる時計がどこにあるか

観察　アシュダウンを訪ね　近くに時計がないか目を配らせる

[401 二次元好きの匿名さん 25/06/21(土) 18:01:56]

対話　アランにサミュエルについて聞き込み

[402 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 18:08:17]

1.>>399

2.>>400

3.>>401

dice1d3=2 (2)

[403 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 18:08:58]

成功(1,3,5,7,9)or失敗(2,4,6,8)

dice1d9=8 (8)

[404 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 18:12:37]

午後、ロンドンの霧の中を馬車で移動したホームズと私は、威圧的な門構えの邸宅に到着した。そこには厳重な私兵による警備があり、屋敷そのものがまるで小さな要塞のようだった。

私はアシュダウン卿に謁見を求め、ホームズは屋敷内に持ち込まれた荷物や飾り物の中に、金の星形の刻印がある懐中時計を探した。

しかし──

[405 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 18:13:09]

・アシュダウン卿は政治的駆け引きに長けた人物であり、ワトソンの意図を察しながらも正面から対峙はせず、言葉をかわすようにあしらう。
・時計については何も語らず、ただ「明日が愉しみだ」と意味深に微笑む。
・屋敷内では使用人も厳重に監視されており、時計はおそらく持ち主である卿自身の手元に保管されていると推測される。

[406 ◆YAChL6C6So 25/06/21(土) 18:14:06]

「まったく、厄介な敵だ。ワトソン、彼はまるで劇作家のように筋書きを整え、登場人物の死に場所まで演出している。

だが、芝居の幕が上がるのは明日だ。我々が飛び込むなら、舞台の本番中しかない」

「つまり、“死の時計”が舞台に現れるその瞬間を狙って行動するわけだな。我々の命も、観客の命も懸かっているかもしれない…」

───

次の日、演説会当日。行動を >>409 まででダイス

[407 二次元好きの匿名さん 25/06/21(土) 21:49:21]

時限爆弾の類だよな
押収できればいいし　時間稼いだらボロ出ねえかな
最悪この場でサミュエルの陰謀だと暴けなくてもいいし

対話
その懐中時計が最近死んだ時計職人の作品であることを告げ　彼の死に不審な点があることも挙げて　贈呈に待ったをかける

[408 二次元好きの匿名さん 25/06/22(日) 01:26:55]

サミュエルを尾行

[409 二次元好きの匿名さん 25/06/22(日) 07:58:53]

対話
演説会の前にサミュエルに接触　ハーパー氏との言い争いについて尋ね　“最後の仕掛け”を追及する

[410 ◆YAChL6C6So 25/06/22(日) 08:27:18]

1.>>407

2.>>408

3.>>409

dice1d3=2 (2)

[411 ◆YAChL6C6So 25/06/22(日) 11:16:38]

群衆のざわめきが夕刻の街に満ち、公会堂には政界・新聞界の要人と一般市民が詰めかけている。
壇上の背後にはユニオンジャック、そして「正義と繁栄の未来へ」と掲げられた横断幕。
まさに、アシュダウン卿の演説会が幕を開けようとしていた。

我々はこの日、早朝からアシュダウン邸前に潜み、卿の馬車を尾行。
途中で馬車の荷物が一つ入れ替えられたことも確認した──明らかに何かが最後の瞬間に加えられたのだ。

やがて公会堂へと到着したアシュダウン卿は、群衆の喝采を受けて壇上へ。
その右手には――細工の施された懐中時計が握られていた。

[412 ◆YAChL6C6So 25/06/22(日) 11:17:46]

「この時計は、かつてロンドンの職人が魂を込めて作ったものです。正義と労働の象徴として、私はこれを、我が盟友スタンフィールド氏に──」

そのとき――

「お待ちください、閣下！その時計に触れてはなりません！」

声が割って入り、会場がざわめいた。壇下からホームズが走り出てくる。
驚く観客、凍りつくスタンフィールド、険しく目を細めるアシュダウン卿。

[413 ◆YAChL6C6So 25/06/22(日) 11:19:48]

ホームズは冷静に告げる。

「この時計はただの贈り物ではない。中に発火式の毒素噴霧装置が仕込まれている。先日、時計職人ジェイコブ・ハーパーを殺したのも、同型の装置だった。

あなたがこの装置を舞台に持ち込んだ理由──我々は十分に調べ上げている」

公会堂の係員と警察関係者も現場に駆けつけ、時計を押収。

分解された懐中時計の中には、細かなノズルと発火装置、粉末毒素の痕跡が残されていた。

卿はしばらく無言でホームズを見据える。

「なるほど…貴君がシャーロック・ホームズか。

だが、証拠が“細工された時計”ひとつでは、法廷は揺るがんぞ」

───

ホームズはどうする？ >>416 まででダイス

[414 二次元好きの匿名さん 25/06/22(日) 20:24:44]

犯行に使われた時計の出所を探る

[415 二次元好きの匿名さん 25/06/23(月) 02:40:54]

少し揺さぶってみる

[416 二次元好きの匿名さん 25/06/23(月) 08:04:41]

対話　言い争ってたらしいことを挙げ　追及する

[417 ◆YAChL6C6So 25/06/23(月) 10:40:30]

1.>>414

2.>>415

3.>>416

dice1d3=1 (1)

[418 ◆YAChL6C6So 25/06/23(月) 11:18:50]

アシュダウン卿は壇上に立ったまま微動だにせず、しかしその目には微かな焦燥がにじんでいた。
観客はざわめきを呑み込んで沈黙し、ホームズの声だけが会場に響いた。

「この懐中時計──細工されたこの“凶器”は、ジェイコブ・ハーパーという名の職人によって作られたものです。
彼は倫理的な葛藤の末、この仕掛けを破棄しようとしました。だが、それを阻止した者がいた。彼自身がこの仕掛けで命を奪われたのです」

ホームズは前へ一歩踏み出し、まっすぐに卿を指差す。

「あなたです、アシュダウン卿。あなたは彼の工房を訪れ、装置の開発を命じました。そして、彼が協力を拒んだとき──あなたは、彼を沈黙させた。
彼の妻も、あなたとジェイコブの激しい口論を聞いている。そしてその後、ジェイコブは死んだ。偶然とは言えますまい」

アシュダウン卿は初めて表情を歪めた。だが何も言わなかった。

[419 ◆YAChL6C6So 25/06/23(月) 11:19:46]

会場を仕切っていた主催者が慌てて壇上に上がり、群衆に向かって声を張り上げた。

「本日の演説会は、政治的安全上の理由により中止とさせていただきます！」

ざわめきと怒号が起こる中、警察が壇上に駆けつけ、証拠品と共にアシュダウン卿を慎重に囲む。
彼は自らを威厳で守ろうとするかのように、口を閉ざしたまま連行された。

一連の騒ぎが収まった頃、公会堂の裏手で、スタンフィールドがホームズとワトソンに歩み寄ってきた。
厳格な表情を保っていたが、目には確かな敬意が宿っていた。

「……命を救われました。あなた方がいなければ、私は今夜、毒の時計を胸に受け取っていたことでしょう。
君の名は知っていた、シャーロック・ホームズ。だが、これほどとは思わなかった」

ホームズは帽子を少し持ち上げて一礼した。

「我々に必要なのは真実だけです、スタンフィールド氏。それが導くべき未来が、善であることを願っておりますよ」

[420 ◆YAChL6C6So 25/06/23(月) 11:23:17]

数日後の《ザ・タイムズ》紙には、政治欄の隅にひときわ目を引く見出しが躍っていた。

「演説会中止騒動──アシュダウン卿、いまだ容疑を否認」

記事は控えめにこう報じていた。
「アシュダウン卿は毒殺未遂への関与を否定し、ジェイコブ・ハーパーとの関係についても『知らぬ存ぜぬ』を貫いている。しかし関係者の証言や証拠品の鑑定が進みつつあり、政界では彼の将来を危ぶむ声も多い」と。

記事を読み終えた私は、パイプに火をつけながらつぶやいた。

「……長くはないだろう。彼が真実から逃げ続けられる時間は」

ホームズは頷きもせず、ただ視線を窓の外に向けていた。煙の向こうに、ロンドンの曇天が静かに広がっていた。

[421 ◆YAChL6C6So 25/06/23(月) 11:23:55]

その夕方、我々は故ジェイコブ・ハーパーの工房を再び訪れた。
依頼人であり、ジェイコブの妻であるマーガレット・ハーパーが私たちを迎える。

頬にはまだ喪の陰が残るが、その目には感謝と安堵の光が宿っていた。

「ありがとうございました、ホームズさん、ワトソンさん……。夫の名誉が守られたこと、心から感謝しています」

しばらく言葉を交わした後、マーガレットはふと何かを思い出したように工房の奥を指差した。

「夫が生前に作った時計がいくつか残っております。あの人は、“機械の魂を宿すもの”にしか手をかけない人でした……。よろしければ、お礼に一つ、持って帰ってください」

ホームズは少し驚いた表情を見せたが、やがて静かに工房へと歩を進めた。

そこには、金、銀、鉄、真鍮、黒檀の装飾が施された、さまざまな懐中時計が並んでいた。
だが彼の目が留まったのは、棚の片隅にひっそりと置かれていた、小さな木製の時計だった。

「これは……重力で時間を測る“逆振り子式”か。実験的な構造だ」

ホームズはそれを手に取り、わずかに微笑んだ。

「完璧ではないが、創意に満ちている。……ジェイコブ・ハーパーという男は、ただの職人ではなかったようだ」

[422 ◆YAChL6C6So 25/06/23(月) 11:25:11]

ロンドンの夕暮れが二人を包みながら、ベイカー街へと続く道を歩く。

「まさか、木の時計を一つ持ち帰るだけで満足するとはね。金時計や珍品もあったのに」

ホームズは両手に抱えた時計を見つめ、言葉少なに答えた。

「価値というものは、素材に宿るのではなく、思想に宿るのさ」

そしてその日、シャーロック・ホームズのコレクションに、“命をかけて作られた時計”がひとつ、加わった。

(終)

[423 二次元好きの匿名さん 25/06/23(月) 17:26:45]

途中参加だけど面白く読めた

[424 二次元好きの匿名さん 25/06/24(火) 01:12:57]

おつしたー

[425 二次元好きの匿名さん 25/06/24(火) 08:50:59]

またやりたい