- 1二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 18:30:08
- 2二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 18:31:22
このレスは削除されています
- 3二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 18:33:08
このレスは削除されています
- 4二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 18:34:26
このレスは削除されています
- 5二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 18:40:51ここだけシングレ世界のオグリが|あにまん掲示板レースの世界に足を踏み入れていなかった世界線幼少期に足の調子云々言ってたから脚の治りが遅かったり治らなかった場合はレースの世界に来る可能性がちょっと減りそうbbs.animanch.com【part2】【IF】ここだけシングレ世界のオグリがレースの世界に足を踏み入れていなかった世界線|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/4969156/立って歩く それだけでも奇跡だったbbs.animanch.com【part3】【IF】ここだけシングレ世界のオグリがレースの世界に足を踏み入れていなかった世界線|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/4977270/魔法の時間は…これからはじまる? 来ない? 遅れてやってくる? もうおしまい?bbs.animanch.com
これまでのスレ。初めてのスレ立てです
- 6二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 18:59:03
たておつです
なんか連続投稿云々出てきてレスが投稿できない - 7二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 19:01:37
- 8二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 19:04:38
- 9二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 19:06:43
- 10二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 19:08:02
SS面白いし世界線の妄想捗るから結構助かります!
- 11二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 19:53:27
この世界線でも藤井記者は彼女に振られそう
- 12二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 21:13:16
オグリ以外にもデート中に似たようなことやりそうだもんなぁ···
- 13二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 23:04:31
第2R……能力試験!!
4月4日。1時限目はとっても大事な試験だった。レース等の関係上、トレセン学園の入学式始業式は早い。そして、それは才能あるウマ娘を振り分ける検査も早い事を意味する。
「眠ぃ。…あっいた。昨日は大丈夫だった?」
「とても快適だった!」ハツラツ!
(物置部屋で寝たんじゃ……?)
「えぇ、みなさんー、今日は第1回目の”能力試験”ですぅ。この試験は、皆さんの走りを見ます。このクラスは800M走って貰います。56秒タイム以内にゴールすれば合格です。4人ずつ、ゲートへ―――」
今日は特別重要な日だ。周りのウマ娘の気配がピリピリしている。そうして、4人がゲートに入って、走る!
ドッドッドッドッ!!!!
「うわわ、トレーナーさん達が見てる。オグリちゃんっ、緊張しちゃうね」
「……走るだけじゃないのか?」
「それが怖いんだよぉ……」
怯えるベルノ、喜びの感情が盛れるオグリ。
その2人の出番はそろそろだ。
(ふふっ、見ていてくれ。キタハラ!)
―――――――――――――――
「今回の新入生は……やはりフジマサマーチか」
「えっ、それ俺のドラフト1位!?」
「ええアンタ達も!?やめてよ!入学前から目ぇつけてたんだから!」
「………………」
各トレーナーがお目当てのウマ娘を見定めている。この能力試験で出走するウマ娘について載せられたレポートを見ながら、特にフジマサマーチについて話している。そうして、彼女が見事な走りを見せつける。
『タイム50秒8』
歓声が湧き上がる。次々と彼女をスカウトしに向かうトレーナ達。しかし、帽子を被ったあるトレーナだけは、何度も何度もレポートを覗いていた。それは…………
(なんでだ???…………どのページにも『ハツラツ』の名前がないぞ。もしかしてだが、今日は休んでんのか???)
熱烈な視線が彼に向けられていることに、彼自身が気づかないままだ。 - 14二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 00:06:54
第2R二週目…入学式前日、2つの話
これは入学式より少し前の話だ。早朝、2人はいつものベンチに座って、余った時間内で話していた。
「入学式がそろそろなんだ。…キタハラも入学式にいるのか?」
「俺か。トレーナーは厳密には教職員じゃないから、出席は基本しない。だから、入学式には俺はいないかもな。」
「………」
「ははは……そうしょぼくれるな、ハツラツ」
卒業式の時は、元気いっぱいに教えてくれたと言うのに、今回はむすぅーとご機嫌ななめである。おじさんである彼には、少女のご機嫌を取る方法がよく分からない。
「ハツラツも、中学生かぁー。出会った時は小3…だったか?。おっきくなったもんだ。」
「……うん。キタハラには感謝しかないよ。だから、入学式を見て欲しかった。」
「おお…ごめんな」
まだ少女が今よりも遙かに脚が悪かったころ、年齢不相応に小さかった。弱っちくて、細かったと言うのに……
(ぁぁ……これ言わないといけないんだよなぁ)
「ハツラツ、その、な……もう一個言っておかないといけない事があるんだが」
「……むぅ。まだ何かあるのか?」
言い淀むキタハラに、じっと見つめる芦毛の少女。ポリポリと頬をかいて、眼を泳がせている。
そして
「今日からは、トレーニングを見られない」
「は?」
芦毛のウマ娘の少女の耳が、一気に絞られる。ドスの効いた声が、少女からしたとは、少女自身にも信じられないことだった。
弁明が、今始まる!! - 15二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 00:09:25
入学式についてのお話、後は一緒にトレーニングを出来ないかもと言う話。
キタハラは何を懸念しているのだろう…… - 16二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 01:01:38
結構想像に任せて書いてるから、変な事になるかもしれません
- 17二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 01:02:17
そういえばこの世界線のキタハラとオグリって付き合い長いのか
- 18二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 01:26:56
そうですね。相当長いですね
- 19二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 07:53:01
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 08:00:10
制度上の制約か…?
- 21二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 13:54:37
野球のプロアマ協定的なやつかな?
- 22二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 21:58:43
第2R三週目……弁明せよっ!!
「は?」
「ハ、ハツラツ落ち着いて聞いてくれ。なっ?」
これまで数年付き合ってきたが、ここまで不機嫌な姿は見た事がない。怒気は感じないが、相当な不安を感じているのがわかる。
(私が何か悪い事をしたのだろうか……)
(耳を絞っている。…何とか落ち着かせないとな)
こちらの都合に巻き込むようだが、もしもがあっては自分もハツラツも大変になるかもしれないのだ。しっかり伝えないと不味い……と言うか、これまでずっと、グレーゾーンを歩いていたのだ。
「ハツラツはトレセン入学が確定なんだよな。」
「…そうだよ。」
「トレーナー間の暗黙の了解みたいなもんでな。簡単に言うと、青田買い禁止…なんだ。」
「?」
(あ、わかってないな。これ。)
これまで問題がなかったのは、トレセンに入学が決まってなかったからだ。それなら幾ら教えても、普通の学校に行くと言い訳ができる。
そう、唾を付けてた訳じゃないと。
「例えば、特待生の娘を入学前から指導して、関係を持っていたら、入学後のチーム勧誘でソイツだけ有利になる。そうすれば、他のトレーナーは何て思う?」
「……ズルい」
「だろ。だから暗黙の了解として、入学前のウマ娘となるべく関係を持つのはダメなんだ。今までは、入学が決まってなかったからな、グレーゾーンだったんだが……」
だが実の所、既に危うい所に片足どころか両足を突っ込んでいる。結果論だが、今現在はグレーを超えてブラックゾーン。完全アウト…な事は、伝えられない。
「そうなのか。……キタハラに迷惑を掛けてしまったな。…ごめんなさい」
「ハツラツが謝る事じゃない。それに、この数年間の関係は……その、仕方なかったって言うものさ。なっ?」
今度は両耳を小刻みにクルクル動かしている。どうすればいいのか分からないのだろう。
「少しの間だけ、ハツラツには1人でやって貰う。これまでずっとやって来たメニューのままだ。安心してくれ」
「……わかった。」 - 23二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 22:00:51
なるほど、そんな決まりがあるのか
- 24二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 22:05:26
適当に考えたけど、ありそうと思って書いた
- 25二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 22:13:31
ハツラツの成長が楽しみですね…本気でね
- 26二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 00:09:26
第2R四週目……ゲートの向こう
「そろそろか」
キタハラと離れた時間は、そこまで長い訳じゃない。でも、数年間一緒に早朝のトレーニングを一緒にやっていたからか、凄く新鮮な感じだった。
「では、次の4人は入ってください」
「よーし!頑張ろうね!」
「あぁ、頑張ろう」
(見ていてくれ、キタハラ!)
私の出番だ。緊張よりも興奮していると分かる。やっぱり、私は走るのが大好きなのだ。ベルノも緊張を解いたみたいだ。
爽やかな風邪が頬を撫でて、ゲートの閉塞感は熱を与えてくれる。トレセン学園に入学したと実感を持てた。…………何か大事な事を忘れている。
あっ…いや、キタハラなら分かってくれるよね。
―――――――――――――――
「泥うさぎに負けんなよー」
「負けるわけねーだろ!」
―――――――――――――――
「まぁ、名簿に名前がないなら……見るか」
(みんなフジマサマーチを誘いに行ったか、俺も行けば良かったかねぇ。…さて、次走る娘はと)
”ハツラツ”の名前を探したが、何処を探してもいないので、諦めて名簿をしまう。フジマサマーチの次の4人の姿を見るべく、ゲートに目を向ける
「……あの芦毛のウマ娘、まさかな」
遠目に見えるウマ娘が、何故かハツラツに似ているように見えた。4人がゲートに入って、能力試験が始まった。 - 27二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 00:21:12
キタハラはまだ気づいていないので頑張ってくれると思います
- 28二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 08:09:15
キタハラはようやく名前を知れます
- 29二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 16:59:32
このレスは削除されています
- 30二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 17:06:29
北原の反応が楽しみやね
- 31二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:03:07
第2R五週目……ゲートの向こう2
ゲートの入口が閉まる音がする。身体のうちからは心臓がゆっくりと跳ねる音がして、軽めの武者震いがする。
(落ち着かない……)
なんかさわさわする。気のせいだろう。ここでいい成績を残してみせると意気込む。集中…集中
「何やってんだお前?」
「ヒヒッ」
「よーい……スタート!!」
ガシャンッ!!!
開かれたと同時に、貯められた力を解き放つ。キタハラから教わった、走り方、フォーム、正しい姿勢、足の着き方、回し方……何も変わらない。
一斉に走り出す!!!!
ドドドッ
「…… ?」
4人が一斉にゲートを抜けて走っていく。この瞬間だけ、ウマ娘は風に成る権利を得られるのだ。しかし、権利を得たのは、そのうちの3人だけ。『芦毛のウマ娘は走らない』
いや、走れない。
「えっ!?」
誰の一言だろうか。それは驚愕にも、悲鳴にも似ていた。その子は3人の中で最も後ろを走っていた為、視界の端に芦毛の友達が沈む姿を見た。
ドシャッ、と鈍い音が鳴る。彼女は大地に倒れたのだ。それは恐ろしい事を想像させたが、幸いな事に速度が出ていなかった為、負傷はなかった。
「くっ…………」
(靴紐を踏んだっ、直ぐに結べば)
評価に大いに関係するのだ。合格したいのにラインの56秒は超えてしまうかもしれない。しゃがんで、直ぐに靴紐を結ぶ。
(頭の中が真っ白だ―――どうすれば)
その瞬間、心臓の鼓動が信じられないほどに、重低音を響かせて、視界に映る全てがゆっくりになり、世界が灰色に染まる。
『走って』 - 32二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:07:16
Prat2、レス176…衝動と同じみたいなもんです。或いは歪みが齎した何か