- 1二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 18:43:20
……いつの頃から、そんな関係になったのかはあまり覚えていない。
少なくとも"彼女"との出会いは、キヴォトス中の空が赤く染まり、手酷くやられたあの日以降。私が、SRTの一件で公安局長の任を解かれていた頃の時期だった筈だと思う。
「……ん、もう出るの?」
気づかれないよう、ベッドから起きて身支度を整えていたが、やはり彼女に気づかれた。一糸纏わぬ、シーツ一枚の姿で、制服に着替えている私に抱きついてきたが、私はあえて振り返らない。振り返ればきっと、私はまた彼女を押し倒して、再びこの惰眠のような快楽を貪る羽目になるだろう。
「……公安局長に復帰した。暫くまた会えない日が続くだろう。お前も、ここではかなりデリケートな存在だ。私なんかと付き合い続けていたら、あまり良くないだろう。お互いの今後を考えると、そろそろ潮時かもしれないな……」
「私はそうは思わない」
「お前は良くても、私の立場がそれを許さない。それに……、お前には、帰るべき場所がある。そろそろ、戻ってもいいんじゃないのか?ツーリングしたいんだろう?お前の言う、"彼女"と……」
「……私にはまだ、その資格はないと思ってる。今まで自分のしてきたことを考えたら、致し方のないことだと思う」
「だとしても……、んっ………」
不意をつかれた。素早く正面に回り込まれ、両腕を掴まれて取り押さえられて壁に磔にされ、唇を奪われる。歯も、舌も、吐く息さえも彼女に吸い取られそうになる。
……どれほど時間が経ったのだろう。やがて、私の唇から唾液の橋を作りながら口を離した彼女は、上気した顔で口の端に絡みついた髪の毛を払いながら言った。
「………まだ、有給残ってるんだよね?だったら、今日一日はそれを消化してもバチは当たらないと思う。今日一日を使って、私たちの今後について考えよう?それが、そうする方が、ずっといいと思う」 - 2二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 18:46:33
どちらも大好きで、ふと思い立って立ててみたスレです。
ぱっと思いついただけのSSだから、長続きしないかもです。
他にも書いてくれる人がいましたら、大歓迎です! - 3>>125/06/08(日) 18:51:55
ちなみに、今のところは>>1までが限界ッス。勘弁してくれッス〜。
- 4二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 18:59:55
ほう…魔狼x狂犬ですか…興味深い
- 5二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 19:08:11
このレスは削除されています
- 6>>125/06/08(日) 19:10:26
- 7二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 19:24:32
かたやキヴォトスを救った一人、かたやキヴォトスを滅ぼした一人、か……
- 8>>125/06/08(日) 19:40:35
ちなみに、インスピレーションを得たのはこの2スレです。
【CP・閲覧注意】「どうして…あの人は……」【ナギナグ】|あにまん掲示板「私を……友達だと言ってくれるんだろう……。あの人が友達だと言っているのは、百花繚乱紛争調停委員会の副委員長としての『御陵ナグサ』? それとも……」「……駄目……怖いよ……。知りたい……けど、知りたく…bbs.animanch.com【エ駄死、幻覚CP】「シロコさん、貴女は私の事どう思っていますの?」|あにまん掲示板何時ものようにお互いの服を脱がせ合っていると、ワカモからそう尋ねられた「ん、どういう意味?」「別に、ふと気になっただけです。このふざけた部屋のせいとはいえ、何度も交わった仲ですから」「ふーん……」ふざ…bbs.animanch.com - 9二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 20:11:30
仕方なかったとはいえ、カイザーに協力していたって過去で曇らせも出来そう……
- 10二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 20:14:44
このレスは削除されています
- 11二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 20:15:54
しっとり…好き
- 12二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 23:07:14
いいよね……
- 13二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 23:33:02
このままゴールインするより、刹那的な関係であって欲しい……
- 14二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 08:18:00
あ、アレって、確かヴァルキューレ公安局の局長さんじゃない?誰かと待ち合わせかしら……?
あ、クロコさんじゃない……。ん?局長さんと会ってる?待ち合わせはあの人……、えっ⁉︎
き、キキキキキ、キスしたぁ⁉︎今キスしなかった⁉︎ウソぉ⁉︎あの二人、そういう関係だったの⁉︎い、いつの間に⁉︎
……なんだか見てはいけない光景を目にした気がするわ。黙っていた方がいいんでしょうけど……、ちょっとだけ気になるわね……。バレないように、後をつけてみようかしら……。
- 15二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 08:50:47
キマシタワー?
- 16二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 10:46:31
- 17二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 13:47:05
- 18二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 19:18:56
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- 19二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 19:19:57
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- 20二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 19:22:37
このレスは削除されています
- 21二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 19:24:52
- 22二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 20:02:58
- 23二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 23:16:26
(少しだけ参考にしてみた)
どれくらい前だったかは覚えていない。
ただ、その日はひどい雨の降る夜だったことは覚えている。
その日は、偶々行きつけだった屋台が休みだったことで、別の屋台で食事を取ろうと、その屋台に入った。
そこで、「彼女」……、かつてキヴォトスを滅ぼそうと別の世界からやってきた、アビドスの「もう一人の砂狼シロコ」と出会った。
「ん、大将?やってる?」
「いらっしゃい。やってるが、あんま席ねえぞ?大丈夫か?」
「そ、それなら私の隣で良ければ、いかがですか?」
今思えば、他にも空いている席があるのだから、別に声をかける必要はなかったはずだった。
だが、どう見ても彼女はシャーレや連邦生徒会の報告にあった女性の姿に瓜二つだったうえに、何より、その哀しく儚げな雰囲気が、どうしても気になった。だから私は、彼女に私の隣に来ないか聞いたのだ。
「……ん、ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えて」
それから、食事をしながら彼女とたわいも無い話をした。どんな内容だったかはうまく思い出せないが、どこから来たとか、今日は何してたとか、そんな内容だったような気はしている。
だがそれから先は、途中から記憶が完全に抜け落ちている。
何故なら次に目を覚ますと、私はアビドスの廃墟にある彼女の隠れ家のベッドの上で、二人で全裸になって四肢を絡めあって眠っていたからだ。
- 24二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 23:40:30
しっとりしてて、ちょっとドロドロしてそうだな。
- 25二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 08:17:56
- 26二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 13:34:19
カンナの入れたコーヒーしか飲まなくなったり、お宝を盗もうとしてカンナに咎められるクロコはいる。
- 27二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 22:07:15
起きてすぐには、私と彼女ー仮に名前を「クロコ」としておくーは、一言も発さなかった。
確かに、先程「何も覚えていない」とは言ったが、厳密には少しだけ違う。言おうにも言えない、情けなくて気恥ずかしい、あまりにも下世話な理由があったからだ。
何故なら、どういうわけか彼女との行為だけを、鮮明に覚えていたからだ。興奮して汗ばみ、赤みかかった雪のように白い肌、艶やかで月光のように輝く銀髪、青空と夜空を思わせる瞳、行為による絶頂の度に漏れる艶やかな吐息、桜色の二つの胸の頂、洪水のように濡れた秘所……。
美しい彼女との交わりの一つ一つを思い出す度、私は耳まで顔が真っ赤になっているのが、側から見てもわかったはずだろう。現に、その時にクロコが作ってくれた料理やコーヒーの味は、全く分からなかった。
「……ねえ?」
思わず、私は上擦った声で答えてしまった。
「なっ、なんだ⁉︎」
私がそういうと、彼女はこう答えた。
「狂犬とも言われてるヴァルキューレの鬼の公安局長でも、あんなに凄い声をあげるんだ。ちょっと意外」
「うっ、うるさい!お、お前を強制性交等罪で、連行したっていいんだぞっ⁉︎」
私がそういうと、彼女はキョトンとした顔でこう言った。
「ん?でも、最初に誘ってきたのは貴女の方だし、そっちの方が積極的だったし……。今回の場合、むしろ私が被害者になると思う。一応証拠もあるし……、ただ昨日の夜のはすごく良かった。また一緒にヤる?」
それを聞いた私は、ショックのあまり暫くの間何一つ喋ることが出来なかったうえに、彼女の作った朝食がなんだったか、それどころか当時役職を失っていたとはいえ、急いで登校自体はしなければならないという事実すら、忘れてしまっていた。
- 28二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 22:27:12
保守
- 29二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:16:24
公安局長がクロコにレイサしただとぅ⁉︎
- 30二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:35:41
……というわけで、なし崩し的に今に至っている。
公務と学業が終わり、二人で屋台で食事を取り、その後は一緒に過ごす。
週末や有給ともなれば、朝まで交わり続けることなんてザラだ。
…だが、これがあまり健全でない付き合いでないのは間違いないだろう。そもそもが、私の犯した過ちから全てが始まっている。私自身の罪は私自らの手で清算せねばならないだろう。
だが、それなのに、クロコはなかなか私から離れようとしない。何故だ?何故、こんな罪深い私に、こうまで付き合ってくれるのだろう?
……また今度、何故なのか聞いてみるか。
しかし、それはそうと彼女の体力と◯欲はすさまじいな……。日頃の疲れもあるが、終わる頃にはお互い気絶していることなどしょっちゅうだ。良くついていけてるな、私……。
- 31二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 13:46:31
コハル「エ駄死‼︎」
- 32二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 17:15:13
保守
- 33二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 20:24:24
オホ声なんてない、衣擦れと息遣いと、ちょっとだけ唸り声が漏れるだけの上品な交わりなんだ……
- 34二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 23:28:20
- 35二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 23:45:20
良いな、この爛れてるまでは行かなくともお互いの傷を埋めるような、投げやりで献身的な交わり…好き過ぎる…
- 36二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:17:28
犯した罪の度合いが違いすぎて、それがきっかけでより二人で傷を舐め合っていくんだろうな…
- 37二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:36:39
- 38二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 13:28:47
多分事後はなんだかしんみりした感じに話したりするんだ…
- 39二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 14:22:02
無名の司祭?「チッ—駄犬に狂犬か」
- 40二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 15:18:25
- 41二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 19:06:19
多分いつもより調子の良さげな局長の姿を見たヴァルキューレは全員、「何があったんだろ?」と一度は考えるかも
- 42二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 23:26:15
「はあっ……、はあっ……。んんぅっ……はあっ!」
「うっ、くぅっ…!はあっ、はっ、うあっ……!ああっ、あっ……………‼︎」
「あっ…………⁉︎ああっ、んあっ、あああああぁっ、あっ…………………⁉︎はあ、はあ、はあ、はあっ…………」
その日の週末の夜も、明け方近くまで汗や愛液などでシーツをずぶ濡れにするほど交わってから漸く終わりを告げた。
組み敷いていた体勢を解いて、仰向けや俯せなど、思い思いの楽な寝相になって息を整えたところで、お互い珍しくまだ余力がありそうだと考えた私は、息を少し弾ませながらクロコに聞いた。
「……なあ、どうしてまだ、私に付き合おうとするんだ?」
「……前に、話した通り」
「それだけじゃないだろう。……話したくないなら別に構わないが、お前、まだ何か、わたに隠してる、ように見えるぞ?」
「………気になる?と、いうか、そう、見える?」
「残念、ながら、そう見える、な…。はあ、なあ、そろそろ、本当のこと、話してくれ。私だけなんて、不公平だろう……」
腕を額に当てたまま、目線だけを彼女に見やる。枕の下に両腕を入れて、俯せになった彼女の姿は正に官能的で、身体とベッドの間に押しつぶされた豊かな胸が、再び私の中の獣性に火をつけそうになったが、彼女の悲しく、苦しげな表情が、その気持ちを吹き飛ばした。
その状態から暫くして、意を結したようにベッドの上で寝転んだまま、身体ごと私に向き合ってから彼女は言った。
「………少し、聞いてくれる?信じられない話だとは、思うけど……」
私も一言、「ああ」とだけ言って、彼女の話に耳を傾けようと、体の向きを変えて、彼女の目を見ながら彼女を引き寄せた。
その時はまだ、まさか彼女の口からあんなにも信じられず、悍ましくも悲しい話を聞かせるとは思わなかった。
正直今でも、半端な覚悟で聞くべき内容でなかったと思っている。そのことは、彼女を誘ったあの日と同じく、今でも少し後悔している
だが、それと同時に、何故彼女が私に惹かれているのか、何故私も彼女に惹かれているのか、なんとなく、分かった気がした……。 - 43二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 00:00:02
大人な肉体関係すぎる……