- 1◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 21:28:36
1スレ目
🎲【閲覧注意】学園長「君たちにはゲームをしてもらおう……。」|あにまん掲示板dice1d13=@5 (5)@ 「あれ、ここは……?」目を覚ますと、講堂にいた。周りには見知った顔ぶれのアイドルたちがいて、全員自分のように目を覚ましつつある。どうやら自分の他に、12人のアイドルが…bbs.animanch.com2スレ目
🎲【閲覧注意】学園長「君たちにはゲームをしてもらおう……。」2|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/5043195/次回は千奈ちゃんパートです。甘口の予定。bbs.animanch.com3スレ目
【閲覧注意】学園長「君たちにはゲームをしてもらおう……。」3|あにまん掲示板1スレ目https://bbs.animanch.com/board/5043195/2スレ目https://bbs.animanch.com/board/5058881/bbs.animanch.com - 2◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 21:36:35
現状のまとめ
ゲーム開始は10:00。1時間ごとにゴールが出現し、15:00にゲーム終了。
・体育館前 → グラウンド
咲季<2> 手毬<2>
・体育館前 → 特別教育棟
ことね<3> 星南<2>
・中庭(特別教育棟/アイドル科教室/プロデューサー科教室前)
リーリヤ<1> 広<1> 莉波<1> 佑芽<1>
・体育館
はつみちゃん<-1>
★ゴール済★
清夏<3> 燐羽<1>
千奈<3> 美鈴<1>
★脱落済★
麻央<1>
- 3二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 21:37:45
たておつ
ここから先どうなるのか楽しみ - 4◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 21:57:22
ことね『う~い、ちびども~。お姉ちゃん帰ってきたぞ~っと。』
ことね『……どしたの、なんか。』
ことね『雰囲気、暗くない?』
ことね『……え。』
大切な人は、いなくならない、なんて。
そんなのは、まやかしだ。
怖いんだ。
その手を離したら、また離れていってしまいそうで。
前回は帰ってきてくれた。
じゃあ、今回は?
またヒーローみたいな誰かが助けに行ってくれて、あたしのところに連れ戻してくれる?
ことね『誰かじゃ、ない。』
あたしが、やるんだ。
たくさんの幸せをもらったあたしが、プロデューサーを助けに行く。
あたしが今、ここに立っている理由。
ようやく、思い出せたから。 - 5◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 22:01:21
ことね「星南会長。走りましょう。」
星南「さっき足を怪我したばかりでしょう? あまり無理はせず……」
ことね「思い出したんです。少しでも早く、みんなに伝えなきゃ。」
星南「……よほどのことなのね。わかったわ。」
ことね「ありがとう、ございます。」 - 6二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 22:03:34
デスゲームの最中って状況だからな
みんなに信じてもらえるか - 7◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 22:04:28
広たちは記憶の取り戻し方の検討がついて
dice1d3=1 (1)
1 いる
2~3 いない
- 8二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 22:10:39
なんとか全員で団結出来ればいいんだけど
一人でも脱落者が出たら
さらなる脱落者が出ることが確定するからその生き残りの枠をかけた争いに突入する可能性が出てくるし - 9◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 22:15:44
広「佑芽とリーリヤのはなしをきいて、ひとつ結論が出たことがある。」
佑芽「……。」
佑芽は無言でうなずく。
広「ふたりによると、不自然なデジャヴを覚えることがあるみたい。聞き取り調査の結果……リーリヤがいちばんそのデジャヴの中身をつよく記憶していた。」
莉波「ええっと……。それはわかったんだけど……。」
広「仮説その1。精神の衰弱具合に応じて記憶がもどる可能性。」
リーリヤ「そ……それでわたしはどうしてポーチの紐で目隠しをされて佑芽ちゃんの拡声器を耳元に当てられているんですか?」
広「失った記憶を取り戻せたら、おじいちゃんがこんなゲームをはじめた理由もわかるかもしれない。申し訳ないけど、これはひつようなこと。」
広「dice1d3=2 (2) 」
1 それじゃあ叫ぶ、ね。
2 莉波、よろしく。
3 佑芽、たのんだ。
- 10◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 22:23:27
莉波「ええっ、わ、わたし?」
広「わたしは声量不足。佑芽だとひとがしぬ。莉波が適任。」
莉波「え、えっと……コホン、じゃあ失礼して……。」
莉波「リ、リーリヤちゃん? 莉波お姉さんですよー……?」
リーリヤ「……。」
佑芽「……。」
広「なにか思い出した?」
リーリヤ「い、いえ……。」
佑芽「dice1d3=1 (1) 」
1 あたしもやってみるね! 出力 dice1d100=49 (49) %で!
2 やっぱりやり方変えた方がいいんじゃない?
3 莉波先輩、もっと頑張ってください!
- 11◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 22:26:25
佑芽「……。」
リーリヤ「……?」
佑芽「わっ!」
リーリヤ「ひゃっ!?」
今回の話のリーリヤの正気度喪失
dice1d3=2 (2)
1 dice1d15=10 (10)
2 dice1d20=20 (20)
3 dice1d30=26 (26)
- 12◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 22:33:08
莉波「リ、リーリヤちゃん、大丈夫!?」
リーリヤ「心臓が……飛び出るかと思いました……。」
広「なにかおもいだした?」
リーリヤ「ええっと。特に……」
佑芽「そっかあ……。」
リーリヤ「――え……あっ……いや……。」
佑芽「リーリヤちゃん!?」
リーリヤ「――思い出した。こんなこと、してる場合じゃない。」
莉波「えっ……?」
リーリヤが記憶を取り戻したことにより崩壊が起こる場所
dice1d7=1 (1)
1 野外ステージ
2 アイドル科教室
3 プロデューサー科教室
4 特別教育棟
5 グラウンド
6 プール
7 体育館
- 13◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 22:48:06
リーリヤ「……つまりわたしたちは、センパイを助けるために、ここに来ていたんです。」
佑芽「え、えええええええ!? こ、ここがプロデューサーさんの頭の中!?」
莉波「そんなことって、本当にできるの……!?」
広「実現可能か不可能かで言えば、ワープよりは遥かに可能性アリ。確かに、矛盾はない、かも。」
広(だけど、リーリヤが最近疲れ気味なプロデューサーに責任を感じているのは知ってる。憔悴した心が、その責任感から逃避する筋書きを無意識に思い込んでいる可能性も……。)
佑芽「……まって、なにか、きこえる。」
莉波「え?」
佑芽「こっちに誰か来てるよ!」
ことね「あっ、お前ら無事!? 聞いてほしい話、あんだけど!」
星南「……どうやら咲季と手毬が探しに行った二人もいるようね。」 - 14二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 22:54:36
ことねからも話聞けるからこれで今起きている事は把握出来そうだな
- 15◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 23:15:40
佑芽「ことねちゃんも、リーリヤちゃんと同じことを言ってる……!」
広「二人が言うのなら、信憑性は高い。まちがいなさそう。」
莉波「そうだね……。こんな大事なこと、忘れたままなのが悔しい。」
ことね「別に……思い出したからって、誇るようなもんじゃないって。」
佑芽「ことね、ちゃん……?」
ことね「思い出したときのあたしさ……とにかく悔しかったんだ。ここにきてから、何もできてない。みんなの足、引っ張ってばっかで……。そんな無力感がキャパオーバーしちゃったときにさ、ぷつんって、糸が切れたみたいに……」
リーリヤ(あっ……。ことねちゃんも……わたしと同じだ。)
ことね「あたしのせいなんだ。」
星南「違う、違うわことね。あなたのせいじゃない。」
ことね「違わないですよ。またあたしは、大好きな人たちの輪を――」
星南「違うわ、ことね。あなたのご家族のことも、今は関係ない。麻央が死んだのは――」
莉波「……え?」 - 16◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 23:26:20
莉波「今、なんて……?」
その場の時間が止まったかに思えた。
思わず口をつぐむような素振りを見せた星南先輩の仕草は、こんな形で暴露するつもりはなかったのだと雄弁に語っていた。
もっと段階を踏んで、全員の心の準備が整った上で。
そうして、告げられるべき言葉だった。
星南「ごめんなさい。配慮が足りなかったわ。」
違う。
星南先輩の言葉を引き出したのは――あたしだ。
dice1d100=82 (82) (現在の正気度<50>以上の値が出たら、この場から逃げ出す。)
- 17◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 23:34:08
あたしが、やらなきゃ。
何も返せていない。
何もできていない。
これまで何もやってこなかったツケを払わずにいていいわけがない。
誰かじゃない、あたしが。
プロデューサーを、助けなきゃ。
慌てた声を背に受けては、その声が遠ざかっていく。
麻央先輩の――莉波先輩の大切な友達の死の直接的な原因になったあたしは、その声の中にいちゃいけない。
リーリヤ dice1d100=24 (24) 現在の正気度の値<45>以上で成功
- 18◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 23:42:48
リーリヤ「ことねちゃん、待っ――」
予見できていたはずだった。
一瞬見えたことねちゃんの表情は――あの時のわたしと同じだったから。
レッスンに逃げるように。
走っているという事実に縋るように。
そこに存在してもいいと己を許せる理由は、自分を追い込むことだけだった。
きっとことねちゃんは、独りではつみちゃんのところに――
わたしだけが、今のことねちゃんにかけられる言葉を持っていた。
それなのにわたしは、躊躇してしまった。
センパイにプロデュースされている人たちの中で、いちばん新人だから。
レッスンの遅れから、いちばん結果を出せていないことに負い目があるから。
様々な”原因”のどれもこれも、ここで動けなかった理由として取るに足らないものだ。
いちばんは――”勇気”が、足りなかった。 - 19◆YYjiOMVygQ25/06/09(月) 23:49:18
佑芽「待って! ことねちゃん!」
真っ先に反応して駆け出していったのは、佑芽だった。
広「……ほんとうはゆっくり計画を練ってからの方が望ましかった、けど。」
広「もちろん、ことねを見殺しにはできない。みんな、動ける?」
星南 dice1d3=2 (2)
1 動ける
2 怪我と疲労に鞭打って動く
3 怪我と疲労で動けない
莉波 dice1d3=2 (2)
1 動ける
2~3 精神的ショックで腰が抜けて動けない
- 20◆YYjiOMVygQ25/06/10(火) 00:01:13
リーリヤ「す、すぐ向かいます!」
星南「這ってでも向かうわ。ことねが……危険なんだもの。」
莉波「ご、ごめんなさい。腰が抜けて……すぐには……」
広「……わたしもなるべく急いで向かう。みんなも、なるはやでよろしく。」 - 21◆YYjiOMVygQ25/06/10(火) 00:07:47
【グラウンド】
それぞれがグラウンド周りを散策し、戻って来る。
しかし、誰かの気配は特になかった。
咲季「手毬、莉波先輩とリーリヤは見つかった?」
手毬「いいや、いない。もしかしたら、広たちと合流しているのかも。」
咲季「最初のゴールも次のゴールもグラウンド側じゃないし、そうかもね。散策を切り上げて戻りましょう。」
手毬「うん。いったん皆で集まって、方針を決めよう。」
咲季「疲れてない?」
手毬「dice1d3=1 (1) 」
1 誰に言ってるの? 咲季こそ、バテても置いてくからね。
2 まさか。微塵も疲れてないよ。
3 だとしてもそんなこと言ってる場合じゃないでしょ。
- 22◆YYjiOMVygQ25/06/10(火) 00:13:26
咲季「その様子だと、大丈夫そうね。」
手毬「……でも体育館前、通るよね。」
咲季「もちろん!」
手毬(……うう、咲季と二人の時にはつみちゃんと遭遇しませんように。)
咲季「あら? 誰か……体育館に走って行ってない?」
手毬「っ……あれ、ことねだ。一体何を……。」
咲季「まずいわ。体育館の中には……。」
はつみちゃんがグラウンド側に移動していれば、自分たちと出会っているはず。
逆に反対側に移動していれば、こちら側に向かってきていることねと出会っているはず。
そのどちらでもないということは――はつみちゃんは未だ、体育館の中にいるのだ。
そして、焦った様子でそこに駆け込んでいくことね。
ただ事ではないと理解できない咲季ではない。 - 23◆YYjiOMVygQ25/06/10(火) 00:17:15
体育館の扉を開くと、変わらぬ様子ではつみちゃんはそこに立っていた。
ことね「プロデューサー。」
はつみちゃん「……。」
ことね「プロデューサーが今どーゆー顔してるのか、あたしには見えないですよ。」
ことね「でも、分かるんです。」
ことね「泣いてるんですよね。」
ことね「だってプロデューサーは、人生の、限られた僅かな時間を」
ことね「家族とか、友達とかじゃなくって」
ことね「あたしたちと過ごすことを選んだくらい……」
ことね「担当アイドルのこと、好きすぎですもんね。」 - 24二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 00:18:26
これは信号機vsはつみちゃんの流れか…?
- 25◆YYjiOMVygQ25/06/10(火) 00:19:57
ことね「――絶対、助ける。」
- 26◆YYjiOMVygQ25/06/10(火) 00:29:17
咲季「こら、ことね! 何先走ってるのよ!」
手毬「こんな着ぐるみ相手にカッコつけないでくれる?」
ことね「っ……お前ら。何で……。帰って。これは、あたしがやらなきゃいけないんだ。」
咲季「アンッタねえ……そういうとこ、ほんっとよくないわ!!」
手毬「死ぬよ。普通に。」
ことね(なんなんだ、コイツら。アレがなんなのかもわかってないくせに――)
ことね(――いや、わかってないならなおさら。コイツら、こんなあたしのために……。)
咲季「手毬、dice1d2=1 (1) 、わたしに渡しなさい!」
1 そのバールのようなもの
2 燐羽が持ってた金属バット
手毬「ほら。これでちゃんと身を守ってよ。」
- 27◆YYjiOMVygQ25/06/10(火) 00:41:13
咲季『なら、秘密の話は中でしましょ。』
咲季『そう、わたしたちふたりの”事務所”でねっ!』
教室の扉が開く。
中には、にこやかな少女と、不機嫌そうな少女が一様にこちらを見つめていた。
ことね『あ! プロデューサー! お疲れ様でぇ~~っす♪』
手毬『――遅い。いつまで待たせるつもりですか? プロデューサー。』
今や随分と賑やかになってしまったが、あの日、3人しかいなかった頃も、負けず劣らず騒がしい毎日だった。
一年前、俺たちのアイドル事務所は――このメンバーから始まった。
最後の戦いが、幕を開ける。
ああ、今ここが――世界の真ん中。 - 28◆YYjiOMVygQ25/06/10(火) 00:45:07
佑芽の到着まで dice1d3=3 (3) ターン
リーリヤの到着まで dice1d3=2 (2) +2 ターン
星南の到着まで dice1d5=3 (3) + 2 ターン
広の到着まで dice2d3=1 2 (3) + 2 ターン
莉波の到着まで dice3d3=3 3 3 (9) ターン
次に出現するゴール
dice1d5=2 (2)
1 アイドル科教室
2 特別教育棟
3 グラウンド
4 プール
5 体育館
- 29二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 00:49:42
ここ最近の楽しみだったこのスレも遂に最終決戦まで来たか、、!
- 30◆YYjiOMVygQ25/06/10(火) 00:57:12
<2>【花海咲季】体育館
状態:無傷
正気度:75
持ち物:ポーチ(中身 SSD)、ポーチ(中身 バトン)、バールのようなもの、タブレット
<2>【月村手毬】体育館
状態:無傷
正気度:69
持ち物:ポーチ(中身 金属バット)、タブレット
<3>【藤田ことね】体育館
状態:無傷
正気度:50 - dice1d10
持ち物:ポーチ(中身 金塊)、タブレット
<-1>【はつみちゃん】体育館
状態:HP110
正気度:???
持ち物:手斧
(書いている話数が多いので、リーリヤ、広、莉波、佑芽以外には時間経過による正気度減少は起こりません。)
- 31◆YYjiOMVygQ25/06/10(火) 01:04:56
ダイスミス
<3>【藤田ことね】体育館
状態:無傷
正気度:50 - dice1d10=8 (8)
持ち物:ポーチ(中身 金塊)、タブレット
――――――――――――――――――――――――
<1>【篠澤広】体育館まで5ターン
状態:無傷
正気度:86 - dice1d25=8 (8)
持ち物:ポーチ(中身 拳銃)、タブレット
<1>【葛城リーリヤ】体育館まで4ターン
状態:無傷
正気度:45 (話中にて正気度減少済み)
持ち物:ポーチ(中身 プラモデル)、タブレット
<1>【姫崎莉波】体育館まで9ターン
状態:無傷
正気度:71 - dice1d35=19 (19)
持ち物:ポーチ(中身 ハンマー)、タブレット
<1>【花海佑芽】体育館まで3ターン
状態:無傷
正気度:86 - dice1d25=8 (8)
持ち物:ポーチ(中身 拡声器)、タブレット
<2>【十王星南】体育館まで5ターン
状態:左腕に裂傷
正気度:59
持ち物:ポーチ(中身 旗)、タブレット
- 32◆YYjiOMVygQ25/06/10(火) 01:08:48
本日分終了です。
明日は忙しめなので書けない可能性もありますが、とても続きを書きたいです。 - 33二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 01:16:25
いつも楽しみにしてます