- 1二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 06:12:35
- 2二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 06:14:30
- 3二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 06:25:19
とりあえず10まで埋め用簡易あらすじ
なんてこった!先生が死んじゃった!この人でなしー!
なんか目が覚めたらキヴォトス基準の肉体になって……え?モデルがいる?
ユウカと書類を片付けてたらなぜか食事方面の指摘を受けてた。あんまり食べれないからちょうどいいんだけどなぁ、ゼリー飲料とカロリーバー。
なんかアビドスってとこから大変そうな案件が来た!向かったら遭難して干からびかけた。ところでマップは……?
アビドスからの要請された案件が片付いたかと思ったら地獄みたいな問題が隠れてて思わず苦虫を噛み潰したような顔になってしまった
これは一体、どうなっちゃうんだ〜!?
「ダメ〜」
"やかましい" - 4二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 06:38:03
とりあえず10まで埋め用とーじょーじんぶつこぅなぁ
・歳川ミズキ(先生)
連邦生徒会長に連れてこられたらしい外の世界の女性の大人。
初日初出動である「シャーレ奪還作成」にて手榴弾に巻き込まれたことによりほぼ先/生になり死亡しかける
謎の生徒"L"によってこちらの世界基準の身体に魂を移させられたことにより、新生体で蘇った
キヴォトス基準の身体に加えておまけにぶちこまれた神秘性の影響で並大抵のダメージは受け付けない(ただし痛い)超防御力を持ってしまった
実質的な「死」を経験したことにより神秘性との相性が非常に良く、防御力の向上の一端にもなってるそうだけど、それは誰も知らねーようだ
元々180超えのモデル体型だった。現在の身体との差異が大きすぎてしばらくの間四苦八苦していた
身体が軽くてテンション上がるらしい - 5二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 06:45:12
・"L"
実質的に先生の命の恩人であり、所属秘匿中の生徒
ひたすらに気まぐれで、やる気の幅が極端
そのため話を聞いてる時、聞いてない時があったり、仕事の処理能力に数倍の差が出る時とかあるとか
こちらの世界からしてみても物珍しい力を使ってたり、本当になにがなんだかよくわからん。外の人かぁ?いやでもヘイローあるしなぁ。ほなキヴォトスの人かぁ
なんかゲーセンによく居るらしい
あとは「必要とあらば服を脱ぐことすら厭わない!」だそうだ
「待ってくれ誤解d(( - 6二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 07:21:25
・ユウカ
ミレニアムサイエンススクール、セミナー所属の我らがオオフトモモであり、ぼくらのユウカママ
新生体の先生の姿に頭を抱えたものの、お近付きになれないかも思ってたりするとか
・リン
連邦生徒会の首席行政管で、連邦生徒会長代理
いつもお疲れ様です - 7二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 07:38:48
・シロコ
ん、干からびかけてた先生を助けた。先生は私に感謝すべき
・アヤネ
シャーレに届いた手紙を書いた1年生。オペレーターを担当しており、しっかりした印象を受ける
・セリカ
アヤネと同じく1年生。ツンデレ。借金問題に関して神経質になりすぎて先生に反抗心を向けてしまった
・ノノミ
私、なんだかあんまり目立ってない気がしますね
・ホシノ
うへ〜、おじさんのことはいいんだよー。それよりほら、天気もいいしお昼寝しようよー。ぐー。 - 8二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 07:40:06
・連邦生徒会長
優しさだけでは人は救えません、罪も汚れも消えませんから……それでも……『それでも』と言い続けてください。どうか、自分を見失わないように - 9二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 07:41:38
よくみたら10踏んでないのにスレ落ち猶予が2時間じゃなくて10時間になってる……
- 10二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 07:44:20
とりあえず10踏み踏み。おやすみんみ
- 11二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 10:00:02
おはようございます
本編の写本みたいになってるのを流石などうにかした方がいいなと考えて思ったことですが
原作が俯瞰した視野から見る「生徒を知る」物語だとするなら、これは「先生」の物語になるので、基本的に先生を主軸にした構成にしようと思います
具体的に言うなら、先生が関与しない場面は基本的には描写しない、説明事で描写が長くなるところ(近いところで借金問題のこと)を話を聞いた先生が纏めた事項を記述するなどにしようかと思いました
ただし、先生以外の視点を描写する場合(主に原作描写というのがないオリ生徒を中心)や、先生の変化に伴い、どうしても原作でゴリ押し出来ない明確に差し替えが必要な場面とか出てきたら一方その頃、とか、幕間、とか、〇〇の視点ではみたいな感じでやろうとは思ってます
まあもちろん、こんなこと書いておいて堂々と無視する場合もあるでしょう。最終的には気分とノリと勢いですのでね。計画性なんて寝床に捨ててきた - 12二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 14:14:22
ここまで大真面目に書き込んできてるからキチゲが溜まりまくってるのに吐き出せなくてもどかしい気分
とりあえず保守しゅしゅ - 13二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 22:57:06
保守
- 14二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:10:11
(スレタイをもう少し短くするのだ…)
- 15二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:12:44
えー!?(アグネスタキオン)
- 16二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 07:25:39
協力する。端的に言えばそういう事を伝えるとみんなは少し驚いたような表情を見せる
「そ、それって……あ、はい!よろしくお願いします、先生!」
「へえ、先生も変わり者だねー。こんな面倒なことに自分から首を突っ込もうなんて」
"正直、今私に何が出来るのかは分からないけど…それでも出来ることがあるのだったら私は私の出来る限りの支援をしたいよ"
「そっか。そこまで言われたらこれ以上私から言うことはなにもないかなー」
「「シャーレ」が力になってくれるというだけで少なくとも私たちは希望が持てます!」
「うん、少なくとも先生が居るか、居ないかだけでも大きく違うよ。だからそこまで謙遜しなくていい」
しかし、あくまでも「シャーレ」の大人として在れているだけなのも事実だ。私自身大したことは出来ない。私に出来るのはせいぜい生徒達を支えて背中を押してあげるくらいだ。 - 17二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 07:47:54
次の日、私なりに何か出来ることはないだろうかと考えながらアビドスの住宅街を歩いていたら知ってる顔に出会った。
"おはよう"
「な、何っ…!?何が「おはよう」よ!馴れ馴れしくしないでくれる?まったく、朝からのんびりうろついちゃって。いいご身分だこと」
わかりやすく突っぱねてくる。少し微笑ましく思う
「なによその「分かってるよ」って顔。むかつく」
"セリカちゃんはこれから学校?"
「何でちゃん付けで呼んでんのよ!それに私が何しようと先生には関係ないでしょ?」
"まあそれはそうなんだけど…"
「朝っぱらからこんなところをうろちょろしてたら、ダメな大人の見本みたいに思われるわよ?じゃあね!せいぜいのんびりしてれば?私は忙しいの!」
"学校行くなら一緒に行かない?"
「はぁ!?なんで私があんたと仲良く学校に行かなきゃならないわけ?それに悪いけど今日は自由登校日だから、学校に行かなくてもいいんだけど?」
"ならこれからどこへ行くの?"
「……別にどこだっていいじゃない。教える義理なんてないわよ。じゃあね、バイバイ」
そのままセリカは逃げるように去って行く
…本人的には「こんな大人になんか」みたいに思ってるんだろうけど、言葉の端々に優しさが垣間見えてるの気づいてるのかな。
"……うーん"
学校でもないのに忙しい…か。何か変なことに巻き込まれてないだろうか。ちょっと心配だし追いかけてみようか - 18二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:00:24
「ひゃあっ!?な、なんでついてくるの!?」
"ついて行けば、どこに行くのかわかるから…?"
「何言ってんの!?ついてこないでよ!やってることストーカーじゃないのっ!!」
"変なことに巻き込まれてないか心配なだけだよ"
「べ、別に巻き込まれてなんかないわよ!」
"どうしても言えないことなの?"
「…わかった!わかったわよ!行先教えればいいんでしょ?」
ようやく観念して話し始める
「……バイトよ。あ、あんたみたいにのんびりしてられないのよ、こっちは。少しでも稼がなきゃ!」
"なるほど……"
あの時聞いた話の通りに「大人」を信用してない以上、自分で出来ることを自分なりに頑張っていたってことね……
「もういいでしょ?ついてこないで!」
セリカはまた逃げるように去って行く
……これ以上は本当にしつこくなるなと思って、私は学校の方へ向かった - 19二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 14:53:05
アビドス高等学校にて
"ってことがあって"
「なるほど、ここ最近セリカちゃんが居ない日があると思ったらそういうことだったんですね☆」
「ん、水くさい」
「ですがどうして私達に相談してくれなかったのでしょう」
"恥ずかしいから、とか?"
「…うん、セリカならありえる」
「むにゃ……セリカちゃんがどこでバイトしてるかおじさん知ってるかも?」
「ホシノ先輩!それは本当ですか?」
「いやー本当かは分からないよー?ただバイトしてるって言うならあそこかな、って思っただけだよー」
「ならみんなで行ってみませんか?セリカちゃんのバイトしてる姿見てみたいです☆」
"迷惑にならない?"
「何も言ってないセリカも悪い」
こうして、ホシノの案内で、セリカのバイト先と思われるところへ向かうことになった - 20二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 23:44:01
保守
- 21二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:24:01
そして───柴関ラーメンにて
「いらっしゃいませ!柴関ラーメンで……わわっ!?」
「あの〜☆5人なんですけど〜!」
「あ、あはは…セリカちゃん、お疲れ……」
「お疲れ」
「み、みんな……どうしてここを……!?」
「うへ〜やっぱここだと思った」
"あ、どうも。朝方ぶり"
「先生!?はっ、まさかとは思うけど…」
「うへ、先生は悪くないよー。セリカちゃんのバイト先といえば、やっぱりここしかないじゃん?だから着てみたの」
「ホシノ先輩かっ……!!ううっ……!」
絶妙な顔してしまっている。少し申し訳なさを感じた
「アビドスの生徒さんか。セリカちゃん、おしゃべりはそれくらいにして、注文受けてくれな」
「あ、うう…はい、大将。それでは、広い席にご案内します……こちらへどうぞ……」
"スマイルは大事だよ"
「う、うっさいわね!元はといえば先生のせいでしょう!?」
"……一応止めはしたよ?"
「一応じゃなくて!大人なんでしょ!?」
耳が痛い話である - 22二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:53:04
「はい、先生はこちらへ!私の隣、空いてます!」
「……ん、私の隣も空いてる」
これは……究極の二択というやつでは?
「うへ、先生モテモテだねぇ〜」
"……モテてるわけじゃあないと思うんだけど"
「先生困ってるじゃないの!他にも空いてる席あるんだからみんなちゃんと座って!」
「あはは……はぁい☆」
「わ、分かった…」
すまないセリカ……もう色々とすまない……
ちゃんと席に着いてからというものの、セリカのユニフォーム姿が良いとか、バイトは何時から始めたのか、とか些細な会話が挟まり、注文を決めて行く
……ラーメンかぁ、いつ頃から食べてないんだっけ…
「先生も遠慮しないで、ジャンジャン頼んでねー。この店、めちゃくちゃ美味しいんだよー!アビドス名物、柴関ラーメン!」
"ほほう?"
地元の子がそう言うくらいなんだからそれほどいいラーメンなんだろう。でもまあ、しかし……
"……半ラーメンってある?"
そう、胃が小さいのであんまり食べられないのである
「……ところで、みんなお金は大丈夫なの?もしかして、またノノミ先輩に奢ってもらうつもり?」
「私はそれでも大丈夫ですよ☆このカードなら、限度額までまだありますし」
「いやいや、またご馳走になるわけにはいかないよー。きっと先生が奢ってくれるはず。だよね、先生?」
"……初耳なんだけど……さては謀ったな!?"
「気にしない気にしない〜。それに、協力してくれるって言ったでしょー?生徒のモチベーションを維持するための出費ってことで、ね?」
"別に最初からそうだって言ってくれれば断らなかったのに"
「ありゃ?これは予想外の答えだねー。もうちょっと渋るかと思ってたんだけどねー」
正直なところを言うならお給料貰ってもあんまり使い道ないから断る理由はないんだけどね - 23二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 09:30:43
はっはっは…と苦笑いしてると、ノノミがこそっと
(先生、こっそりこれで支払ってください)
スッ…とカードを差し出してくれた
("気にしないでいいよ、それにさっきホシノに言ったように奢ること前提ならば全然いいからね")
(本当に大丈夫ですか?でも……)
("それにあんなこと言って結局生徒に支払わせた、なんてかっこ悪いこと出来ないよ。少しはカッコつけさせて")
(…はい、ありがとうございます☆)
そしてみんなでラーメンを食べて、支払いを済ませた
「いやぁー!ゴチでしたー、先生!」
「ご馳走様でした」
「うん、お陰様でお腹いっぱい」
「早く出てって!二度と来ないで!仕事の邪魔だから!」
「あ、あはは……セリカちゃん、また明日ね……」
「ホント嫌い!!みんな死んじゃえー!!」
"そこまで言う!?"
「あはは、元気そうで何よりだー」
「気にしなくていい、セリカはいつもあんな感じ」
「それに昨日のこともありますし、少し当たりが強くなってしまうのも仕方ないかもしれません」
"悪い子……ではないんだよなぁ"
それだけは確信してる。言葉の端々から垣間見える優しさはやっぱり隠せていないのである
「お?先生見る目あるねー?もしかして本命はセリカちゃんかなー?」
"なんでそんなおじさんみたいなこと言うの…?"
「私達とそんな歳変わんないんですけどね…」
「そういえば先生っていくつなの?」
「そういえば気になりますね。容姿から推定……は難しいですね☆」
"黙秘権を行使します"
「あー!先生が逃げたぞー!大人の責任を果たせー!」
"うるさい!こっちも花の乙女なんだ!年齢なんて忘れさせろー!"
「ん、先生が壊れた。というよりは見た目相応になった」 - 24二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 09:54:40
スレタイ短くするのだ…と言われましたが脳が死んでるので何も思いつかんぞ。水と色とドラムンベースとかしか思いつかねー
雪と、共に消えてゆく〜 - 25二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 14:58:49
この後しばらく来れないし保守れる内に保守
- 26二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 23:28:37
保守
- 27二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 04:09:53
あれから数時間後、セリカが電話に出ない、とのことでアヤネがセリカの家に向かったところ、家にも帰ってないとのことで流石に怪しいと思い、それぞれ調査を開始した。私はホシノと、ある目的のためシャーレへ来た
「で、先生。何か調べる方法があるって言ってたけどどうするの?」
"「シャーレ」の先生としての権限を使って、連邦生徒会のセントラルネットワークにアクセスして、セリカちゃんの端末の位置を調べる"
「うわぁ、凄いこと言ってるけどそれってバレたらヤバいやつじゃないの?」
"バレたら始末書もいいとこだね。でも今はそんな悠長なこと言ってられないよ"
「そうだね、ありがとう先生〜」
"さてと……"
端末を操作し、ネットワークへ接続……よし、問題なさそうだ
「どう?」
"ちょっと待ってね……位置情報、端末が落ちる直前の位置データは…と………あった、ここだ"
「…こんな市街地の端の、人も居ないような場所に…何かに巻き込まれてるのは確かだね」
"データのコピーと、接続の解除に偽装、隠滅…"
「うへ、なんか見ちゃいけないようなもの見てる気がする」
"…別に日頃から悪用とかしてないからね?誤解しないでね?"
「わざわざ否定しちゃうとなると余計怪しいな〜?」
"はは…"
「うそうそ、冗談だって、本気にしないでねー」
とりあえず、欲しい情報は手に入った。シャーレを出て早くアビドスに…
「…先生」
その瞬間、ホシノが私を呼び止めた。 - 28二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 13:00:38
アヤシクナイヨー
- 29二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 14:28:00
「ねぇ、先生。一つ教えて欲しいんだけど」
空気が変わる。今まで見てきたホシノらしからぬ雰囲気を感じ、少し気が引き締まる
"……どうしたの?"
「先生ってさ、「外」から来たんだよね」
"うん"
「ちょっと困らせるようなこと聞いちゃうんだけど、先生さ、人を撃つ覚悟とかって、ある?」
"……どうしてそんなことを…?"
「先生も一応武器持ってるんでしょ?」
"まあ…あるけど…"
連邦生徒会から支給された銃が一丁ある。元の姿の私でも使えたであろうハンドガンだ
「ヘルメット団のアジト襲撃した時のこと覚えてる?」
"みんなが活躍してくれてアジトを壊せて、ようやく一息つけれるようになったって言ってたね"
「そうだねー」
"でも…それが何?"
「ねぇ先生、自分で気づいてない?あの日先生がどんな動きしてたか」
"え…?"
「先生は指揮とって私たちの力になってくれた、先生の指揮でこっちの方が少数ながらも終始優位になれた。だからみんなは気づいてないだろうけど、先生、あの日さ、自分の武器を触りながら、ちょっと悲しい顔してたんだよ?」
"……そう…だった…?"
たしかに、指揮以外で何も出来なかったと、そう思ったりしたけど……無意識の内にこれを触ってたり、そんな悲しそうな顔してたなんて…
「正直今、こんなこと聞いてる暇じゃないってのは分かってるけど、今の内に、先生と二人でいる今の内に聞いておきたいなって思って」
"……"
「だから先生、もう一度聞くよ」
「先生は、いざと言う時、どうしようもないって時、そんな時が来たら、人を撃てる覚悟、ある?」 - 30二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:11:49
"……正直に言うと、その問に対して答えを出せるほどまだよく分かってない"
そもそも武器なんてもの、ましてや銃なんて持ったのすら初めてなのだ
"この引き金の重さとか、相手を撃ったって言う現実だとか、それを想定でどうこう言えるほど、私も強くないし"
「…………」
思いの丈をただ伝えてみる。ホシノは静かに聞いてくれている
"それでも、ただそれでも、「覚悟」という意味なら、一つだけ確かなことはある"
「それは?」
"甘えかもしれないし、綺麗事かもしれない。でも、それでも、たとえどんな時でもどんな場合だったとしても、「生徒」を撃たないという覚悟。それだけは確かに私のここにある"
「……相手がどんなに悪い生徒でも?」
"それでも"
「……もしそれで先生が死んじゃうことになったとしても?」
"それでも"
"どんな理由があったとしても、どんな事情があったとしても、私が「先生」である以上「生徒」に手を掛けていい理由にはならないんだよ"
"これは、私が「先生」で在ると決めた、その覚悟だよ" - 31二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 02:02:10
「……そっか……」
"ホシノの質問の答えとはちょっとズレてるかもしれないけど、今私が答えられる限りの答えで……"
「うへ、大丈夫だよ、分かってる分かってる。ホントごめんね?急にこんなこと聞いて」
"いいよ、どうしても気になって、みんなの前で聞けなかったことなんでしょ?だったら私はホシノの気持ちを尊重するよ"
「うへ〜、ありがと先生ー。それじゃあみんなのとこ、戻ろっか」
"よし、行こう!"
こうして私達は急いでアビドスに戻り、みんなと情報を共有する
「このエリア、以前危険要素の分析をした際にカタカタヘルメット団の主力が集まってると確認できた場所です。ということは……やはりカタカタヘルメット団の仕業……!!」
「なるほどねー、帰宅中のセリカちゃんを拉致して、自分たちのアジトに連れて行ったってことかー」
「学校を襲うくらいじゃ物足りなくて、人質を取って脅迫しようってことかな」
"バイト終わりの疲れているだろう頃を襲撃、さらに人質として脅迫を狙う……やり方が狡い……"
「考えていても仕方ありません!急いでセリカちゃんを助けに行きましょう!」
「うん、もちろん」
「よっしゃー、そんじゃ行ってみよー!」
"アビドス対策委員会、出発!!"
「「「「おー!」」」」
──────移動中──────
「先生」
"ホシノ?"
「先生の思いは分かったからさ……交戦するのは私達が引き受ける。だから先生は指揮することだけ考えて。戦えないことを気に病まないでね」
"…………ごめん"
「うへ、そこはありがとうって言って欲しかったかなー!じゃあお願いね、先生!」
抜けているように見せて、周りを、人をよく見ている。ちゃんと最高学年の先輩をやっている。普段こそあんな感じだけど、それこそがホシノという生徒なんだろう、と。今の私はそう思った - 32二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 07:50:32
『先生!セリカさんの反応確認しました!あのトラックです!』
"シロコ!あのトラックだ!"
「了解!」
シロコがトラックに爆撃を加える、爆発によってトラックは横転する
"めっちゃ派手にやってるけど大丈夫なの!?"
「この程度なら問題ない。それより早く確認に行く!」
みんなでトラックを確認しに行く
煙を巻き上げているトラックから人影を確認する
みんながセリカに集まり、無事の確認、半泣きになっていたことを茶化したりしている
"アロナ、状況分析!"
『はい先生!前方から多数の反応を確認しています!恐らくセリカさんを乗せたトラックが破壊されたことによって集まったカタカタヘルメット団と思われます!』
"了解、交戦準備、引き続き戦闘サポートシステムに動力を回して"
『防御に関してはどうしましょう!』
"シッテムの箱自身を防御するくらいの最低限で問題ないよ!"
『わかりました!先生の指示に従います!』
"みんな、セリカちゃんは無事そう?"
「だ、だから何でちゃん付けなのよ!ぶん殴られたいの!?」
「うへ、見てのとおり元気そうだよー」
"よかった……アヤネちゃん、近況は把握してる?"
『あ、はい!前方にカタカタヘルメット団の兵力を多数確認しています!さらに巨大な銃火器も多数確認しました!徐々に包囲網を構築しています!』
「敵ながらあっぱれ……それじゃー、せっかくだから包囲網を突破して帰りますかねー」
「……気をつけて。奴ら、改造した重戦車持ってるわよ」
「知ってる。Flak41改良型」
「それじゃ……行こうか?」
"交戦……開始!" - 33二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 14:46:48
-保守備忘録-
「昨日タイステまで久しぶりに徒歩で歩いていったら全身筋肉痛になった。貧弱かぁ?」
「日頃からちゃんと運動してないあなたのせいだよー!」
「(軍資金が)雪と、共に消えてゆく〜」 - 34二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 23:11:30
保守