【腐向け閲覧注意】足利直義受けスレ part94

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:06:07

    直義受け専用スレです


    感想・考察・妄想・パロ・創作等、直義受けであればなんでもOK!

    直義受け以外のBL・NLカップリングは禁止

    リバ・直義以外のキャラも受けになるネタや直義受け関連以外の歴史考察はNGです

    性行為・カップリングは一行目に注意書き&ワンクッション置いて下さい

    女体化・グロネタ・パロ・公式NL前提ネタ等人を選ぶ内容も同様にお願いします


    逃げ若以外の足利作品も大歓迎ですがジャンプカテのため基本的に逃げ若中心を各自心がけましょう


    逃げ若以外の作品の場合、最初に何の作品か明記してください


    直リンクは禁止(テレグラフ等を挟むかhttpのhを抜く)、存命中の人物名とその著作物名は伏せ字等で検索避けをして下さい


    ただし当スレ内で作者本人から事前紹介があった同人作品へのリンク・感想は可とします(その旨を一行目に明記して下さい)


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  • 2二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:12:37
  • 3二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:13:51

    スレ立て乙です!

    しばらくは本誌の話題が尽きなさそうだ

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:18:04

    保守&たておつです!

    まだ期待してもいいですか…?史実や他作品を置き去りにする尊直を…
    (「史実を超える」のハードルが高い)

  • 5二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:18:31

    ほしゅ

    スレ画の「兄上の意思は既に決定されている」って
    それって兄上本人の意思なのか、鬼の望みなのか……

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:25:46

    ほしゅほしゅ

    兄弟の漢詩
    助け合って 頼む

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:29:54

    ほしゅ

    がたよしほんと好きで好きで

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:32:49

    立て乙です!
    一時期の全く出番がなかった頃に比べたら本誌に直義がちょくちょく出て来てくれて夢のよう
    これからの歴史の流れが怖いけど最後まで見届けるよ

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:35:11

    スレ立て乙です
    ここ最近ずっと月曜日は寝不足だよ
    直義様、罪なお人やで

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:38:08

    ほしゅ


    ここがなかったら怖くて本誌を読めていないと思うので
    ほんとありがたい
    全然消化できてなくて月曜もう来たの!?という感じなんだけれども、連載中の醍醐味だと思って駆け抜けていきたいと思います
    辛いけど楽しい、辛いけど

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 00:03:35

    立て乙です

    月曜の感想に書き忘れたけど継直?(頼継×直義)も楽しみになりました

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 00:06:21

    立て乙です


    >>4

    正直なところを言うとブラコン度合ではまだまだ史実や極楽の足元にも及んでないからね…

    いや史実のハードルが高すぎるだけなんですが!!!

    無自覚の極悪度合では群像、訳の分からなさではねこねこという先輩達も控えているので逃げ若の兄上にはぜひ頑張っていただきたい

  • 13二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 00:06:45

    スレ立て乙です!
    ほしゅがてらの憲直 大好きネタをこすり倒したい



    幼少期から
    「直義様は勉学に熱心で覚えも早くて素晴らしいですねぇ大好きです」
    「直義様の瞳は澄んだ翡翠のようにうつくしゅうございますねぇとても大好きです」
    「ええ特別な武芸の才がなくてもいいのですよ。出来る者にさせればいいのです。そういう直義様も大好きです」
    と言い続けてきた憲顕
    しかし直義は立場があるから褒めてくれているのだろう憲顕は他の者にも大好きと言うのだろうと全然伝わってなかった
    最近になってそういえば憲顕がほかの者に大好きと言うところなど見たことないと気づいたり

    または別パターンで憲顕から愛されてるの自覚してる末っ子気質もあり
    「憲顕は私のことを愛しているからな」
    「ええ大好きです♡」

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 01:35:17

    TSHパロ 
    主要人物:直義・足利千寿王・岩松経家
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#15~

    鎌倉で、政務がおわった直義は、4歳の甥(千寿王)をひざの上にのせていた。平仄のあかりのもと、甥は、まだぷくぷくした手で、『蘭亭序』の本をひらいている。
    「この段はなんとよむのだったかな。千寿王。もういちど、この叔父にきかせておくれ」
    叔父は、甥にやさしく促してやる。その言葉に奮起したのか、甥は、澄んだかわいらしい声をはりあげる。
    「永和9年、歳は癸丑(きちゅう)に在(あ)り。暮春(ぼしゅん)の初(はじめ)……」
    だが、すぐ自信がなさそうに、その言葉がつっかえてしまった。なんと読むのか、忘れてしまったのだろう。
    「け、け」
    直義は、甥に助け船をだしてやる。
    「禊事(けいじ)を」
    「禊事を修する也(なり)」
    直義は、甥のこどもらしくまろい頬に、白い顔をすりよせる。
    「もうそんなによめるようになったのだな。ほんとうに、兄上に似て、頭のよい子だ」
    叔父の誉め言葉に、甥は照れくさくはあるが、うれしそうな顔になった。そこに、低い男の声がした。
    「お勉強ですかい」
    叔父と甥は、声のしたほうをみあげた。それは、筋骨たくましい飛騨守護(岩松経家)だった。
    よく参った。と、直義は、関東庇番の二番組筆頭に声をかける。だが、めずらしく、いまは、若くみえるだけの美女たちを引き連れていない。
    ふたりの前で膝をおり、「学びすぎると、目も頭も悪くなりますぜ。坊ちゃん」とからかってきた。その腕のなかのものを大きな手に抱え、ひょい、と甥にわたしてくる。
    「カナ!」
    甥ははしゃぐ。半年以上前に、禁制の商いに関わった寺から譲り受けた子猫だった。いまはすっかり成猫になっている。
    直義は、甥にやさしくほほ笑む。
    「わたしは、しばらく飛騨守護と話がある。あちらで、その仔といっしょに遊んでいなさい」

    甥が猫と立ち去ったあと、酒肴の用意をさせた直義は、さて。と、褐色の肌をした男にむかって向きを変える。
    「おまえを呼び出した理由は、わかっていよう」
    足利と新田の共同作戦の件ですかね。と言い、男は、にやり。と笑う。

    ★単行本派なのでよくわかりませんが、本誌でも憲直(?)のようで、嬉しいです!

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 07:57:41

    >>199

    本誌 にょいまるくん



    今回のにょいまる君の死が兄弟決別の決定打になってしまうのかな…まだ兄上が関連していると決まったわけではないけど

    直義様には兄上と幸せになってほしいけど、子どもより何より兄上を優先する直義様が見たいかというと違う!という難儀なオタク状態です。子を失って後に引けなくなってる可能性もあるよね…ほんとに来週が楽しみで恐ろしい!

  • 16二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 14:39:08

    若「聞いてくれ皆!上杉殿が直義のことを好きらしい!皆で密かに助太刀しよう!」

  • 17二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 14:50:14

    本誌 憲直

    数値的にはそれほど忠義高くない憲顕がはたから見たら忠臣のような動きをするのは『大好きな人が主君だったから』ということでいいんですか
    大好きな人が主君だからマッドサイエンティストでも忠臣でいられたってことでいいんですか

  • 18二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 14:56:28

    他作品話



    信シェフの先生の新作が室町時代の話でワクワクして読んできた
    足利幕府成立から何世代経っても武家が戦闘民族バンド-人のままで吉良さん生えまくった
    あの世から覗いてた弟君が「明国の…正式な接見の場で…なんたる不祥事…」と卒倒してそうだと思った

  • 19二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 20:39:30

    >>14

    TSHパロ レス


    久しぶりの仲睦まじい直義と千寿王くんに癒されました

    詰まったら助け舟を出してくれる直義優しい…こんな叔父上大好きになっちゃう

    直義の存在が我が子にあまり関心を向けない兄上の分のフォローにもなってますね

    直義から見ても兄上似の甥っ子は本当に可愛い存在だろうしこの平和な時間ができるだけ長く続いてほしい

    このお話では戦闘以外でも有能そうな岩松が見られるのも嬉しいです

  • 20二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 23:44:16

    >>16 憲直


    そういえば若は恋バナ大好きっ子だったw

    密かにと言いつつ北条党全体に知れ渡ってしまう憲直の噂

    ダークエルフは慌てず騒がず「皆様のご厚意まことにありがたく。でも直義様には常日頃から大好きな気持ちをお伝えしていますので大丈夫ですよ」

    とか何とかはんなり微笑んでいてほしい

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 01:46:43

    TSHパロ レス へのレス

    >>19


    「仲睦まじい直義と千寿王くんに癒されました」とおっしゃっていただき、嬉しいです。

    両親の愛に恵まれているとは言いにくいTSH千寿王くんなので、なおさら直義に夢中になっているのかもしれません。

    この叔父と甥の関係は、『中先代の乱』の後、兄上と直義が足利軍を率いて、みやこに向けて進軍するまで、続きます。なのであと1~2年くらいでしょうか。案外長いですね。

    そして、「戦闘以外でも有能そうな岩松」どのにも注目いただいてよかったです。おなご好きで、けっして善人ではないのですが、有能であり、人間としてはバランスのとれた、けっこう苦労人の大人の男です。

    新田と足利の混血の家に生まれた、彼の立ち位置がもたらすものかもしれません。両方の勢力に顔つなぎできる利点はありますが、コウモリ的というか、どちらの一族にも、心底からは信用されない、という微妙な位置からうまれた性格だと思います。

    このパロでは、岩松どのは、思いがけない形での、重要なキーパーソンとなります。それをこれから書く予定です。お楽しみに!

  • 22二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 01:58:58

    TSHパロ 
    主要人物:直義・岩松経家
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#16~

    この男は、昨年の7月19日に飛騨守護となっていた。倒幕戦での主役を演じた兄や、男の同族の新田義貞より、1か月も早い任官だった。それにみあうだけの大功をたてた。と、兄が認めたのだ。でなければ、兄が推薦するはずがない。
    表向きの理由としては、同じ源氏でありながら、必ずしも仲がよいとはいえない足利と新田、両方に属する立場の岩松家が、いくさが円滑にいくよう、仲介の労をとったため。ということになっている。しかし、ひとつの国を『守護』として手に入れる代償が、単なる仲介であるわけがない。
    「兄上からおまえへの密書。なにが書かれていたのだ」
    ご存じないんですかい。と、男は、すこし意外そうな顔になる。武家にしてはまれなほど、仲のよい兄弟だときいていたが。という表情だった。
    男の盃に、酒をついでやった直義は、わずかに苦笑する。
    「兄上のされることを、すべてわたしが知っているというわけではない」
    いくさに関わることでは、とくにそうだ。また、知らないからといって、いままでは聞く必要性もなかった。兄が弟に、悪しきことをするはずがないからだ。
    すでにおわったことですがね。と前置きし、「大きくは3つ」と、男は話し始めた。

    新田一族は、はじめ、旧幕府とことを構える気まではなかった。それを、臨時の戦時税の額を、10倍以上の6万貫文(1貫文=5万円としても約30億円相当になる)に水増しして、一族の怒りをあおりたてたのだ。
    だが、そもそも、払えない額を課したところで、旧幕府には何の意味もない。課されたほんとうの税額は、生活はますますきびしくなるが、土地を担保に、東国中の富裕層から借金しまくれば、まかなえなくはないていどだ。
    そのあと、死人には口なし。とばかりに、旧幕府の徴税吏を、暴発した新田一族が消すようにしむけさせたことも含まれている。

    ふたつめは、若君(千寿王)にも関係してくることだ。と男は言った。
    倒幕に加わった武士たちは、後日の恩賞の査定に影響してくる、『着到状』の上申を行った。だが、彼らがこぞって申告したのは、足利の総大将である、当時3歳の甥だった。現地の最高司令官だった上野介(新田義貞)ではない。それまで無位無官だった上野介と、兄とでは、じっさいに恩賞がもらえるかどうかの信用度が段違いなのである。

  • 23二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:05:02

    本誌の引退後尊直

    直義様を見てると、可愛い弟である才能とヒモ男製造機の才能って両立できるんだなという新たな発見がある。いや弟のヒモやってる兄が容易に想像できる兄上側にも素質があるんだけど。しかもこの兄上、おそらく自分で稼ごうと思えばがっぽがっぽと稼いでくるのがスゲーよ
    現パロでワーカホリック気味の直義様を家で甘やかす兄上や時には休息も必要!って高級リゾートや海外への旅行を楽しむ尊直がいて欲しい

  • 24二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 17:45:52

    重直

    重能にいやんがお別れ後もちょこちょこ本誌に出てくれるので、もっと生前見たかったなあ…というロスがじわじわ来てる
    ngwkの良父は間違いなく重直の二人だよね
    兄上と憲顕は反省しなさいね

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 17:47:16

    現パロ グレてしまった直義

    モロちゃんから衝撃の報告を受ける兄上
    「直義様がグレてしまわれました」
    「どういうことだ!?」
    「先ほど私をお呼び出しになり、変形学生服をオーダーメイドしたいがどのようなデザインにしたらよいかとご相談を。
    俺の勧めで、純白の長ランの胸側には白椿と蛇、背中側には二つ引き紋の刺繍を施し『多堕夜死』の名入れをするデザインに決定しました」
    「お前もなんで普通にアドバイスしてるんだ!?」
    「師泰が見た時はヤンキー座りの練習をしながらYouTubeの動画を参考にフーセンガムを膨らませようとなさっていたそうです」
    「そんな…!」
    そこへモッチが心配そうな顔をしてやってきた
    「兄者ちょっといい?さっき直義様のお部屋を覗いたら、子供時代のぬいぐるみを段ボールから抱き上げてタオルをかけてやりながら
    『お前もひとりぼっちなのか?』って優しく語りかけてらしたんだけど…大丈夫かな」
    「重症ですな」
    「ああああ!!直義~~~~~~!!」
    グレても形から入る真面目な直義
    常人のグレ方しかできないからきっとすぐ熱が冷めるから大丈夫…多分

  • 26二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 19:19:02

    本誌

    引っかかっているのが、次回論功の時に尊氏が神力でフラァを発動した場合
    直義様は一緒にフラァされてしまうのか、それともひっかからないで周りの変化に呆然とするのか
    もし後者だった場合、直義様と護良親王は同じ性質(立場)であることになる

    フラァを発動させるのかどうかもわからないけれど
    今週護良親王の夢を見たとわざわざ言った意味が太平記のにょいちゃん関連だけなのかどうか
    続きが全然読めないわ…

  • 27二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 20:22:18

    >>26

    あっ…兄上と書くところが尊氏となっていた💦

    ごめん兄上!


    でも来週は手加減してください…

  • 28二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 21:45:08

    TSHパロ 
    主要人物:直義・岩松経家
    ~1334年11月 前征夷大将軍の配流#17~

    だが、血を流し、汗をかいた新田一族は、当然おもしろくなかった。その不満は甥に向くことになる。その身に危険がおよぶ恐れがあったため、新田一族でもある男は、穏健派の長老(船田入道)に働きかけ、『異心異図をさしはさまず候』と、誓紙をさしださせたのである。『家宰』でもある長老が書いたのだ。総領とはいえ、上野介も書かざるをえなかった。甥のほうが立場が上ということになる。それに反感を抱くものも多かった。
    ここに、鉄の団結を誇った新田一族にも、わずかなひび割れがうまれてきていたのである。

    ここから先を、自分は知る覚悟があるのか。闇から黒い手がのびてくるのを感じる。いや、知らなければならない。

    3つめは、鎌倉が滅びた日、北条一族、とくに得宗家が逃亡できぬよう、岩松水軍を率いて海上を封鎖したことだ。陸の上では、上野介率いる陸軍が、蟻のはいでる隙間もないほどだった。北条一族もよく防戦していたが、しだいにその包囲は狭められ、虐殺の様相を呈しつつあった。

    そして、鎌倉の復興にたずさわってきた直義は、違和感に気づいていた。
    『あまりにも、きれいに、焼けていすぎる』のだ。
    住宅の密集地や貧民街など、人が多く、不衛生で、権利関係が複雑な場所ほど、徹底的に焼き尽くされていた。
    「火のまわりに、不自然なところはなかったか」
    男は、つねに余裕を失わない目を、数度、瞬かせた。だが、とぼけもできない。と悟ったのだろう。

    海上で、戦場を俯瞰する形で眺めていた男がみたのは『すでに戦闘がおわったか、戦闘とは関係のない場所』から、火が次々にあがっていっている情景だ。
    こんな指示を上野介はくだしていない。戦後の統治がむずかしくなるからだ。
    かといって、北条一族でもない。炎に取り巻かれては、逃げようにも逃げられなくなる。
    では、だれが火をつけたのか。それを命じる立場にあるものは。
    ーーー新田でも、北条でもない。なら、残るは、足利だけだ。
    絶望した北条一族は、東勝寺に駆け込み、壮絶な集団自害においこまれた。それは、近江 番場の宿での、六波羅探題たちの凄惨な最期とあまりに似ていた。
    日の本の東西でおきた、そっくり同じ末路。そこまで彼らを追い込み、それを演出したのはだれなのか。

    「命じたのは、『坊ちゃんではない』ですぜ」

  • 29二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 22:09:24

    養子に出した子ですがちょっと里帰りいただいて


    「上杉、あれは…能憲と憲将か。どうしたというのか、あの様に荒れて…」

    直義の視線の先に、若の両肩にガブガブと噛み付いている二人の姿がある。

    「いつもはとても畏まった、礼儀正しい、大人しい子達だというのに…」

    (それは直義様に対してだけです)

    道中こちらもガブガブ噛まれまくった毒という言葉だけでは生温い程の毒親ダークエルフ憲顕が、どうしたものかと瞳を伏せ視線を逸らした。

    「…能憲、憲将、こちらへ」

    呼び掛ける直義の声に、能憲と憲将は若の肩を噛んでいた顔をバッと上げ直義を見る。

    「直義様!」

    危険ですと、狼に育てさせた張本人で全く懐かれる事の無い実父のダークエルフ憲顕が叫んだ。

    能憲と憲将は四つ足で駆け寄ると、普段とは違う荒んだ顔つきの直義を見上げ戸惑う。

    いつもの直義サマではない、でも母上の優しい匂いがする。

    おかしいと警戒し、咽喉を鳴らす二人の様子に、険しかった直義の表情が歪んだ。

    「…私が不甲斐ないばかりに、お前達の父を守れなかった。すまない」

    噛み付くなら私を噛めば良いと、直義は能憲と憲将の肩に両腕を廻し抱き寄せる。

    「…ガゥ、直義サマ」

    いつもの優しい直義の声、安心できる優しい匂いに包まれ、無意識に能憲と憲将の手が直義の鎧に包まれた胸元を這った。

    カリカリと、能憲と憲将の指が直義の鎧の胸元を掻く音が聞こえてくる。

    ((良い匂い、母上の匂い、母上、お乳、お乳))


    「何だ、アレ?」

    「…なんか直義の胸?揉もうとしてねぇか?」

    「何してるんだろう、アレ」

    遠巻きにヒソヒソする若達。

    直義の後ろで、どうしようチーンとなって冷や汗かきつつも、私はわかってますよ顔して後方理解者ヅラをしているダークエルフ憲顕。

    子犬は母犬のお乳が出ない時に足で揉む仕草をするそうです。もみもみ。


    最新号での妄想

    重能が「これ」しか言ってない | Writening直義に待望の嫡男・如意丸が生まれ、重能は能憲・憲将兄弟を連れ、祝いを述べに三条邸へと赴いた。 如意丸の誕生に、執事である師直を筆頭とした荒らくれ者の婆娑羅共との政での不穏も忘れて、邸の中は明るく…writening.net
  • 30二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 23:50:12

    >>29

    最新号での妄想 レス


    幸せな思い出の一コマをありがとうございます!

    狼兄弟と母上と思われてる直義と乳臭くて可愛いおとうとの如意丸くん

    疑似家族のように寄り添う4人の描写が幸福感に溢れていてめっちゃ好きです

    実父や若のことはガジガジしちゃう兄弟だけど、生まれたばかりの小さなまたいとこを守るべき存在と感じてるの尊い…

    重能が亡くなった後、直義の見た目や雰囲気が大きく変わってしまっても狼兄弟から見れば変わらない匂いと優しさを持つ存在なんだなというのもほろっと来ました

  • 31二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 07:49:13

    本誌 来週への願望


    今週も直義にとってつらい展開だったのに、おそらく来週もつらい展開になるのがわかっていてこっちもつらい
    憲顕の理由はわからないけどめちゃくちゃ強固な愛が確かめられたのはよかった。でもその憲顕も関東に戻っちゃうし(関東を抑えるのも直義の助けになるのはわかっている)🐺兄弟は流罪だし、直冬が史実突破して会いに来る可能性は低そうだし、基氏とも離れ離れどころかここまで絡みなし
    頼子様は悲しみを分かち合うことはできても政治的な支えにはなれないし自分もつらいだろう
    だから来週の直義派の面々には頑張ってほしい…モブはともかくネームドはフラァに負けないで…何なら石塔弟や斯波父が加勢に来て
    兄上は少しくらい弟のBIG LOVEに報いて…このままじゃ憲直ルートだよ(史実から目を逸らし)

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