- 1佐藤カガリ ◆IEd0n050V225/06/11(水) 04:55:21
- 2佐藤カガリ ◆IEd0n050V225/06/11(水) 04:56:32
情報まとめ
天童アリスのストーカー佐藤カガリのまとめ ver2telegra.ph1スレ目
【オリキャラ🎲】天童アリスのストーカーです、通して下さい|あにまん掲示板はぁ…………今日もかわいい……………………(スレ画は一番好きな表情)戦闘 dice1d100=@57 (57)@知性 dice1d100=@12 (12)@運動 dice1d100=@67 (67)@…bbs.animanch.com前スレ
【オリキャラ🎲ss】天童アリスのストーカーです、通して下さい【佐藤カガリ】Part11.1|あにまん掲示板すごく気合いを入れて臨んでるけど、それはそれとして楽しい! インスピレーションも湧いてきそう……佐藤カガリ 16歳(2年生)出身校:百鬼夜行連合学院身長 130+40 (40) cm胸 3 (3) 1…bbs.animanch.com前回のあらすじ
C&Cとの合宿を終えたことで、トキとの距離が少し縮まったかもしれないカガリ 土産に持ち帰った山菜をゲーム開発部を交えてみんなで食べるために調理していた途中、またもや眠っていた記憶が突然発火する それは以前、シャーレの先生からも関係性が指摘されていた『レッドウィンター連邦学園』での生活だった
料理の恩返しと称して同行を提案するトキに、突然名乗りを上げてついてくることになったユズ、先生とカガリを合わせて4人パーティが成立 駅を出てすぐのファストフード店で腹ごしらえをしていたところ、事務局の生徒「トモエ」からのアプローチを受ける
語られたのは、過去に事務局がカガリへ下した不遇な処断と、彼女がそれを必要と考え実行に移した理由のすべてだった 少し急展開ながらもこの事実を受け入れることにしたカガリは、レッドウィンターの生徒会長「チェリノ」との面会の約束を取り付けつつ、先生たちと一緒に次なる目的地である『227号特別クラス』へ向かうのであった どうなるカガリ
- 3佐藤カガリ ◆IEd0n050V225/06/11(水) 05:33:10
地図アプリと睨めっこ。ああ、懐かしいなこの感じ……どこに行くにも距離の単位が大きくて圧倒されたっけ……
えっと、多分あっち。と言って空の向こうを指差し、「……どこですか?」と返される。その、あっちなんですよ。上半分くらい空の色と一体化しちゃってる山あるでしょ? あの中に入っていくと校舎があって。
「………………」バタン
"ユズーーーー!!!!!!"
だ、大丈夫、頂上まで登る必要はないから!!! 麓から数えて1時間ちょっとで済むよ!!!!
「山の中に校舎。昔のレッドウィンター生は、何を思ってそんな場所に生活圏を設けたのでしょうか」
わかんない。今より政治闘争が激しかった頃の名残だとか言われてるけど、記録もないらしい……
「……が、がんばります。歩くことになるのは知ってたので、あらかじめ筋トレも……」
"そうなの!?"
はい! ここ数日、寝る前に軽く足の運動してて……
「うう……動けなくなったらごめんなさい……」
安心して!!そうなったら背負っていくよ!!!と力強く答える先生。た、たのもしい。
dice1d100=50 (50) 運動ステータス(75)以下で成功
- 4二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 06:11:05
たておつ
- 5佐藤カガリ ◆IEd0n050V225/06/11(水) 06:24:24
……先生が教えてくれた、なるべく勾配が緩やかなルートに沿って、ひたすら山を登っていく。
足が冷たい。後ろ側に滑って転ばないためには、雪の塊に爪先を突っ込んでぐりぐりして、ダーツみたく靴が刺さった部分に体重を掛けて踏み越えるのが一番……それをやってると足が冷たい。ひーーーー。
「しかし、先生は意外とフィジカルが優れていますよね。見た目からはあまり想像できませんが」
"まあ、シャーレの先生ってのは体力仕事だからね。今日寝る時、ちょっと疲れてるか、すごく疲れてるかの違いだよ"
……見た目に対してフィジカルすごいのはトキちゃんも同じじゃない?????
「暇な時間は訓練に当てていますので。この作戦に向けては先日、巨大冷蔵室の中の一画をお借りして、縄跳びを数時間ほど。なので並みの寒さに感じるものはあまりありません」
ええ……
「やってみれば楽しいものですよ。今度お誘いしましょうか」
ほ、本気で言ってる。トキちゃんおそろしい子。
ところで、天気には恵まれているかも。空気が冷たすぎないから呼吸しやすい……僕が特別クラス送りにされた時は吹雪いてたので酷かったのを急に思い出す。今日のこの感じなら、ユズちゃんも風邪ひかないで済みそう……
「……きゃあっ!!?」すてん
うおおおおおおおおキャッチ!!!
「ひゃっ!? あ、ありがとうございます……」
ふ、ふふん。この為に真後ろを歩いていたんです僕は。
「ナイスです、カガリ先輩。まるで少女漫画さながらですね」
今回僕の用事だからね。それでユズちゃんに怪我させたら帰った後なぶり殺されちゃう。
「そんなことないと思いますよ????」
はい。……とにかく、ある程度はこっちでカバーするから! 怖がり過ぎなくて大丈夫!
「わ、わかりました!」 - 6二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 06:28:31
雪の中ってつらいね
- 7二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 06:35:26
たておつ
そうか移動しなきゃなんだった - 8二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 06:49:51
たておつ
- 9二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 06:58:29
たておつです
- 10二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 07:26:12
カガリちゃんナイスゥ
- 11二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 15:09:26
さむそう
- 12二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 22:38:32
保守
- 13二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 02:16:04
たておつです
ストイックに訓練してるように見えて、訓練方法がなんかズレてるトキ
体力や持久力って意味でのタフネスは強い先生
寒さと過酷さで蒼ざめて、カガリの天然タラシムーヴで赤くなってと忙しいユズ
記憶から消えていただけで、あっちこっちに痕跡というか思い出があるカガリ
愉快な遠足のはじまりだー! - 14佐藤カガリ ◆IEd0n050V225/06/12(木) 07:44:58
慣れからか、後半は少しペースが上がった気がする。雪を登り、針葉樹をかき分け、死角に隠れた段差を避け……トキちゃんのサポートが無かったら2倍掛かっていたかもしれない。
それで……太陽が真上を少し過ぎたころ。稜線を少し回り込んだ先に、なにやら懐かしいような建物の影が。
"つ、着いた!!!!!"
うおおおやったーーーー!!!!! うわーんやっぱり遠いよここ……
「お疲れ様です、皆さん。怪我はありませんか?」
「はいっ! おかげで……」
……これ、中に誰かいるのかな。ここまで来て留守だったらどうしよう。
「そうですね……先生、モモトークなどで連絡を取ってみることは可能でしょうか?」
"それならもっと手っ取り早い方法があるよ。おーーーーーい!!!!!!ノドカーーーーーーーー!!!!!!!"
「ち、力業ですね……」
目論見は当たり、鉄筋コンクリートの塊である校舎の中から駆ける足音が響いてくる。……ノドカ……どんな人だったっけ?
(好感度を相互に決定します どちらも最低保証40)
カガリ→ノドカ dice1d100=33 (33)
ノドカ→カガリ dice1d100=30 (30)
- 15二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 11:47:01
フラットな関係
- 16二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 18:06:44
ノドカとはフラット。
シグレの反応が気になるところ。
今までの交友関係の傾向的に、自分をあんまり出さない、出せない子にぶっ刺さってる感があるからなー。
ユズやリオ、トキやトモエとか。 - 17二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 22:35:56
悪くはなさそう
- 18佐藤カガリ ◆IEd0n050V225/06/13(金) 05:48:21
「こんにちは、先生!!!!来てくれたんですね!!!!!」
"こんにちは、ノドカ。元気だった?"
「もう忘れちゃいましたよ。先生をこんなに近くで目撃できた喜びで日々の疲れが全部上書きされます……うぇへへへ……」
…………………
「……はっ!?」
……思い出した。僕から先生に対する最初のイメージ、これのせいで『いつもノドカちゃんに覗かれてる人』だったんだ。
「……じーっ。じろじろ」
わ、わざわざ口に出さなくても。どうしたの?
「足元が透けてたりもしない……ってことは、本当に生きてたんだ……」
「!?」
死んでると思われてたの??????
「だって、私の記憶が正しければ、本当の本当に何も言わないで居なくなったじゃないですか!!! てっきり私たち、どこかへ不用意に出歩いて、落雪とかに飲まれて、そのままって感じに……」
「成程。それはカガリ先輩が悪いですね」
ご、ごめんなさい。その、いろいろ事情がありまして……
「……とにかく、上がってください。奥の方には冷気があまり入ってこない場所もありますから」 - 19佐藤カガリ ◆IEd0n050V225/06/13(金) 06:18:14
「――改めて、227号特別クラスへようこそ。歓迎するよ」
「こ、こんにちは……その、お邪魔します……」
「あはは、そんなに畏まらなくていいよ。見ての通り大した場所じゃないし」
年季の入った薪ストーブで暖を取りながら、来客用の席として置かれている毛布に並んで腰かけ、ここまで酷使してきた脚を労る。……この毛布、シグレさんが寝るのに使ってるやつじゃないっけ???? なんか申し訳ない……
「訊きたいことは沢山あるけど……まず、ここにはどんな用事で来たの?」
"少し前、そっちから連絡があったことの続きなんだけど"
"この子……カガリが、ちょっと記憶を無くしてるみたいで。それを思い出す一環で来たって感じ"
「なるほど。だからずっときょろきょろしてるんですね」
う、うん。実際、さっきから色々思い出してるよ、言う暇もないくらい……
「カガリ先輩が挙動不審なのはいつものことだとも思いますが」
「それなら、私たちも手伝うよ。と言っても、具体的に何が手伝いになるのかわからないけど」
"ありがとう! 今度どこかでお礼させて"
「いいのいいの、先生にはいつもお世話になってるからね。……それに……」
……?
(またもや好感度を相互に決定します どちらも最低保証40)
カガリ→シグレ dice1d100=48 (48)
シグレ→カガリ dice1d100=91 (91)
- 20佐藤カガリ ◆IEd0n050V225/06/13(金) 06:23:20
(君やっぱりお姉さん系キャラから濃い矢印向けられる神秘とか持ってるんじゃないの????????????)
- 21佐藤カガリ ◆IEd0n050V225/06/13(金) 07:19:56
「……無事でよかった。ごめんね、もっと早くに思い出せればよかったんだけど」
! い、いえ、それは……わりと、僕自身の問題であるところが大きいっていうか……
「とにかく、また会えて嬉しい。ここに居る間は、もう1つの家だと思ってくつろいでくれていいよ」
シグレさん自身がけっこう世話焼きな性分っていうのもあるんだろうけど、いろいろと理由が重なったのか、僕は特に面倒を見てもらっちゃっていた記憶がある。ここでの暮らしのノウハウもそうだし、火の起こし方、方角を確認する方法……もっと漠然と、『生き方』みたいな、哲学的な話もした。かも。
「……シグレちゃん、結構気にしてたんですよ。一言もなくお別れってだけならまだしも……私もそうだったけど、先生から言われるまで、存在すら思い出せなくて――」
「多分、だけど。事情があったんだよね? 弁解できるけど、敢えてしないだけ、みたいなさ。そういう人でしょ」
……はい。どうだろ、弁解……できないかもしれないです。
「それでいいよ。無理に聞くつもりないし……無理に聞かせるつもりもない。思い出すのは、自分のペースでね」
「むうううう……シグレちゃんがそう言うなら、私も気にしない、けど……」
僕のイメージの中にあるシグレさんの像とは少し違うやり取りだった。言い方悪いけど、もっと軽薄な感じっていうか……色々あったことを踏まえて、慎重に話してくれてるのかも。
……そして、滅多に変わらないシグレさんの様子がこうも違うっていうことは、幼馴染のノドカちゃんにとって、僕が想像する以上に大きな意味を持つものなのかもしれない。さっきから僕を見る時、少しむすっとした表情になるのがそういうことの表れだろうか。
「あ、あの。せっかくですし、仲良くなるために……おやつの時間、しませんか?」 - 22二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 12:26:03
この人タラシめ…
- 23二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:25:07
仲良かったんだなぁ
- 24二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:45:17
シグカガ来てる…
- 25二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 06:19:31
保守
- 26佐藤カガリ ◆IEd0n050V225/06/14(土) 07:13:50
「こ、これっ、全部ここまで背負って登ってきたんですか!?」
何を隠そう、今日ここに持ってきた荷物は殆どが保存食類。とにかく物資が少なく、どんなに少ない食料でも宝石くらい尊いものに見える過酷な生活が記憶にこびりついていたので、一番大きい鞄にこれでもかと詰めてある……運ぶ時には"重力変調"が大きい助けになった。合宿の成果さまさま。
特に『カンポット』は、最初に作った1つだけじゃ足りないと思い、新しく仕入れた果物たちを砂糖水と一緒にぎゅうぎゅうに漬けてきた。これも保存食だから、いちおう慎重に消費すべきかもだけど……仲良くなるためなら、ちょっとくらいは?
「「"「「「いただきます!」」」"」」
「……ん~~~~! おいしいっ、甘みの加減が最高!」
「疲れが取れる、優しい味ですね……頑張ってよかった……」
ど、どうですかシグレさん。僕としては教わった通りに作ったつもりなんですけど。
「バッチリだよ。結構前だった筈だけど、よく覚えてたね?」
「えっ、これシグレちゃんが教えたの? いっつもあんなに甘いの作るのに??」
「私のスタイルはアレだけど。あのレシピ教えて、カガリがうっかりアルコール作っちゃったら大変でしょ?」
「……そう思ってるなら普段から自制してもいいんじゃないの!!?」
まあまあ、あれも美味しいから。というか果物が美味しいよね。
"ありがとね、カガリ。227号、立ち寄ることも物資の補給もあまり強く助けてあげられてなかったから……私からしても助かったよ"
えへへ、いやあ全然。なにか考えがあってやったっていうか本当になんとなくで――
「あの、お伺いしたいのですが。このクラス、お二人以外にも生徒がいるのですか?」 - 27佐藤カガリ ◆IEd0n050V225/06/14(土) 07:39:25
「……生徒? 今は私とノドカ以外いない筈だけど……どうかしたの?」
トキちゃんはその答えを聞き、かすかに深刻そうな表情をとった。みんなもそれが分かったのか、和気藹々としたムードが少し醒め、薪ストーブのぱちぱちという音が大きく聞こえる。
「足音がするんです。聞こえませんか? ……近づいてきています、もう直ぐそこに」
ええっ?? そんなお化けみたいなことあるの???
「ひ、ひい……」
「……足音? それなら、多分――」
シグレさんの声に被さるくらいの瞬間、僕の正面……ノドカちゃんの背後で、つっかえ気味のがららっという音と共に扉が開いた。
人間と見紛うくらいのくらいの器用さで扉を開けた"それ"は、いま僕と目が合っている。
「あ、やっぱり」
「!?」
"……!"
……そっか、そうだった……
「ひいっ……!!!!」
直立して、僕と同じかそれ以上の体長をもってそこに佇むツキノワグマ。悲鳴を叫びそうになったユズちゃんの口をトキちゃんが塞ぎ、同時に後ろ手で暴れないよう制する。『なるべく刺激しないように』という熊に遭遇した時の鉄則……僕も確か教わったことがある。
ほとんど誰も、何もできずにいると、熊が部屋にのしのしと入ってきた。事態に対応して、目を開けたまま眠っているかのごとく静かになったノドカちゃんの肩の上から前足を伸ばし、カンポットを1瓶握り取り、中のフルーツをつまんで食べ始めた……
ど、どうする? トキちゃんも、シグレさんも、答えに窮してるみたいで。とりあえず、このままでいれば、危険はない、のか? ……本当に?
dice1d100=63 (63) 目安は精神力ステータス(85)
dice1d100=29 (29) 目安は神秘ステータス(89)