【SS・エ駄死】出来たぞカリン!身体が勝手に踊り出す衣装だ!!

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 00:05:45

    エンジニア部の部長白石ウタハ。凄腕のエンジニアであると同時に珍妙なものを作る発明家でもある。そんな彼女の"新発明"の被験者として、C&Cの角楯カリンが招かれた───。

  • 2二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 00:06:47

    「待たせたなウタハ。一体どんな変な物を作ったんだ?」
    「カリン君!忙しい中来てくれて本当に感謝する!ではさっそく……」
    そう言うとウタハは"新発明"を取り出した。
    「これはもしかして、サンバの衣装……?」
    カリンは困惑していた。突然露出度の高い衣装が目の前に現れたからだ。
    煌びやかな装飾と豪快な羽根飾りが特徴のビキニ型の際どい衣装で、更には同部員の猫塚ヒビキの意向でラテックス製の長手袋とハイソックスまで付属している。

  • 3二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 00:07:51

    「ただのサンバ衣装ではない。着ると遠隔操作で勝手に踊れる"リモートサンバ衣装"だ!」
    「説明しましょう!この衣装は特殊なセンサーを搭載しており、専用のタブレットを操作することで着用した者を自在に踊らせることができるのです!数百種類以上のモーションパターンを実装しているので誰でも簡単にさまざまなダンスを踊れちゃいます!プロとアマの境界を超える夢のような製品でしょう?そのほかこんな機能が───」
    「とんでもない代物であることは理解した。それを私に着せようと言うのだな?」
    同じくエンジニア部である豊見コトリが解説するも、カリンに遮られた。

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 00:08:52

    「もちろんだとも。私たちはあまり身体に自信がないからな。そこでサンバ衣装が映えそうな君を呼んだわけだ。」
    「……どこを見ている?」
    「け、決して君のお尻が大きいからというわけではないぞ!!」
    こう言いつつも、ウタハの目線はカリンの下半身を向いていた。
    「まあいい。とにかく手短に終わらせてくれ。何時間もこの恥ずかしい衣装を着たくないからな。」
    この後カリンは更衣室でサンバ衣装に着替えたものの、その顔はほのかに赤かった。

  • 5二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 00:10:05

    「これより新発明の実験を開始する!!恥ずかしいかもしれないが、しばらくの間我慢してくれ!」
    ウタハは専用タブレットを操作し、サンバ衣装と同期させた。すると、カリンの身体に変化が起きた。
    「んんんっ……!?何だか身体が軽くなったような、変な感覚だ……!!」
    「テザリング確認……いけるぞ!!」
    続けてウタハはモーションデータを選択し、衣装側に送信した。
    「な、なんだこれは……!?身体が、勝手に……!!!」
    カリンは自分の意思とは無関係に踊らされていた。本場サンバカーニバルのダンサーが如き激しいダンスだ。彼女の黒い肌や大きな乳房と臀部も相まって扇情的で、周りで見守っていたエンジニア部の部員たちも思わず釘付けになっていた。
    「やった!!上手くいったぞ!!」
    あまりの嬉しさにウタハは思わず大喜びした。しかし、ここから彼女の暴走が始まるのであった───

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 00:11:16

    「次はこれだ!!」
    「お、おい!!何だこれは!?」
    カリンの次のダンスは「ガニ股で天を仰ぎながら往復でカニ歩きを繰り返す」というものだった。良妻賢母を目指す彼女にとって、穴があったら入りたいほど恥ずかしいものであった。
    「これは本当にサンバなのか!?おかしいだろう!!」
    「固定観念を捨てることこそ、ミレニアムの要なのだよ!」
    ウタハはこう言うが、カリンは納得できなかった。
    「更なる機能をお披露目しよう!ミュージックスタート!!」
    「何だこの音楽は……!?」
    衣装のスピーカーから音楽が流れ始めた。打楽器の音色が特徴的な、エキゾチックな音楽だ。
    「音楽プレイヤーを兼ねたサンバ衣装、実に画期的だろう?」
    「からかっているのか私を!!」
    それはまさに囃し立てられているようで、カリンの羞恥はますます止まらない。

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 00:12:09

    「ではお待ちかね最後の機能だ!!見て驚くなよ!」
    ウタハがいかがわしいアイコンのボタンを押すとカリンはその場で止まり、頭に違和感を覚えた。
    「サ……サ……サ……」
    「サンバッ!!サンバッ!!サンバッ!!アミーゴッ!!」
    (何だこれは!?こんなこと叫びたくないのに、止まらない……!!)
    カリンはガニ股踊りを再開したと同時に、気が狂ったように特定の言葉を連呼し始めた。当然これもウタハの操作によるものであり、カリン本人の意思とは全く関係がない。
    「説明しましょう!これは製作協力に来てくれたゲーム開発部の方々のアイデアです!確か開発中のゲームの没要素から着想を得たのだとか!」
    「サンバッ!!サンバッ!!サンバッ!!アミーゴッ!!」
    (そんなこと語っている場合か……!!)
    何気なく裏話を語るコトリだが、カリンはそれどころではなかった。
    「サンバッ!!サンバッ!!サンバッ!!アミーゴッ!!」
    (もう止めてくれ……!!)
    「実験終了!!」
    「サンバッ!!サンバッ!!サン……あれっ?」
    ウタハはタブレットの電源を落とし、カリンも元の状態に戻った。

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 00:13:14

    「実験は大成功だった!これも君の協力のおかげだ!本当に感謝しているぞ!!だから今日はゆっくり休んで……あれ?どこに行った?」
    「私を誰だと思っている?」
    ウタハの後ろにカリンが回り込んだ。それもそのはず、彼女はC&Cの鍛えられたエージェントだ。
    「さっきまでの仕返しをさせてもらうぞ。」
    「ま、待ってくれ!話せば分かる!!」
    カリンはウタハを取り押さえると自分が着ていたサンバ衣装を着せ、タブレットを操作し始めた。
    「サンバッ!!サンバッ!!サンバッ!!アミーゴッ!!」
    (やりすぎたのは反省している!!だから止めてくれ!!)
    そこには先ほどまでのカリンと同じように踊らされているウタハの姿があった。
    「でもカリン先輩はもっと恥ずかしい格好してるよね。」
    ……と猫塚ヒビキが言うと、丸裸のカリンはまたも顔を赤くするのであった。

    おわり

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 00:14:25

    以上です お目汚し失礼しました
    夜のテンションでつい書いてしまいました

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 06:33:04

    変態洗脳かな

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 06:36:05

    リアルMMDって興奮するよね

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