- 1二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:24:15
- 2二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:25:50
いくら翌日の仕事が早出だろうと流石に寝るには早すぎるだろ
もっと書いていけ - 3二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:26:53
しゃーない
起きてからでもいいから書いてくれよ - 4二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:29:55
莉波お姉ちゃんはいくら幸せになってもイイですからね
- 5二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:30:23
実際アイドルだから駄目って言われたらどうすんだろ姫崎さん
親愛度10までの頃だとそのために引退しそうな危うさすらちょっと感じてたんだけど - 6二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:36:20
しゃーないなー明日からテスト勉だけど書くかー
- 7二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:37:25
そんな時期にあにまんやめろ(手のひら返し)
- 8二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:37:56
このレスは削除されています
- 9二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:54:46
ss書くの初めてだからお手柔らかに…
〈莉波視点〉
「わ…私と付き合ってください!」
私…姫崎莉波は最大の勝負に出た。HIFが終わった後、私はプロデューサー君に告白した。思い返せば、2人で一緒に歩いてきた、3年生になって、もうアイドルなんて無理かもと諦めかけていたときにプロデューサーくんが手を差し伸べてくれた…お姉ちゃんキャラを確立し、初めて一位になれた"初"も、一緒に乗り越えて、強敵を共に倒せた"NIA"も、それが終わった後の夏祭りも、そして三年間の集大成として臨み、プリマステラの座を手にした"HIF"も…プロデューサー君が一緒に居てくれた。そのおかげで私は強くなれた。一緒に付いてきてくれたプロデューサーを好きにならないなんて、少なくとも私には無理だった。でも、これ以上好きという気持ちを隠し通すのも私には無理だった。
だから今日、ここで、気持ちを伝える。いままで抱えていた思いを。 - 10二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 19:12:46
〈学p視点〉
思えば、一目惚れに近いものだったのかもしれない。
幼少期に出会ってからずっと追いかけてきた"お姉ちゃん"の姿を学園に入学する前からずっと追いかけてきた。ただ、そんな邪な一目惚れの感情を担当アイドルに向けるなんてもっての外だ。巷ではどうやら30秒だけ向けたような者もいたそうだがそんなのは風の噂だろう。しかし、毎日出会うたびにその可憐な姿に心を躍らせてしまうのも事実としてあった。今まで一緒に臨んできた様々な大会、俺はそのたびに、担当アイドルに惹き込まれていっていた。あの夏祭り、あの言葉は、花火だけに向けたものではなかった。
姫崎さんから呼び出され、屋上へ向かう。何か大変なことでもあったのかと、少し小走りで。
「はぁ…はぁ…どうしました?姫崎さん?」
「あ…プ、プロデューサー君!わ…私と付き合ってください!」
屋上に着いたも束の間こんなことを言われた、それも、担当アイドルから。正直少し嬉しさが勝ったものの、冷静に考えれば、アイドルとプロデューサーの間柄である。付き合うなんて、そんなことは許されない。もし、姫崎さんとプロデューサーとアイドルの間柄でなかったら、そんな事を考えてしまうがその考えに心のなかで首をふり、一目惚れしたお姉さんをふる心苦しさを感じながら冷静に、言った
「……すみません。アイドルとプロデューサーの間柄ですので応えることはできません…。」 - 11二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 19:26:55
〈莉波視点〉
「……すみません。アイドルとプロデューサーの間柄ですので応えることはできません…。」
冷静に考えればそうだ。1人で舞い上がりすぎていたのかもしれない、アイドルとプロデューサーの間柄だ付き合う、そんな事は許されない。しかも、相手が好きでいてくれるなんては限らない。だから自分を納得させ、諦めよう考えていても、自然と涙が出てきてしまう。こんなに好きな相手に振られてしまったショックだろうか?後ろを向いて、少し気まずそうに去ろうとするプロデューサー君。諦めようとしても、諦められるわけがない。行って欲しくない、そう思ったときには私より背の高い彼のスーツの袖を掴んで、
「だめ…なの?」と燻っていた"あの頃"より自然な感じで少し恥ずかしいような言葉を言ってしまった。 - 12二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 19:51:01
〈学p視点〉
心苦しさを感じつつ、去ろうとしていた矢先、担当アイドルに袖を掴まれ、こんなことを言われてしまった。百戦錬磨の先輩プロデューサーたちはこんなことを言われて耐えてきたのだろうが?普段はみんなのお姉さんな美少女がこんな仕草を俺にだけ見せてきて耐えられるのだろうか?いや、おれはプロデューサーだぞ?たえないと…なんて思っていたとき追撃が来た
「プロデューサー君のことわたし、こんなに好きなのになぁ…(涙目)」
その時、俺の理性は音を出して崩れ落ちた
「くぅぅ…姫崎さん。いや、莉波?」
「???♡♡♡」
「もう、僕も理性の限界だし全部吐き出させてもらうね?まず君の食べるときのその幸せそうな姿が大好き、ご飯を前に楽しそうに話す君が好き。そして後輩の面倒をみてくれるお姉さんな君が好き。たまに出す
妹っぽい姿も好き。笑顔が好き。一緒にいると安心感をくれるところも大好き。さっきは間柄とか言って振っちゃってごめん。でも、こんな僕でもいいなら、付き合ってくれる?プロデューサーと付き合ってるアイドルなんて居ないとおもうけど、僕が、頑張るから//」
「♡♡〜////もう、プロデューサー君?2人で一緒に頑張るんだよね?こちらこそ、宜しく!//」
こうして僕は姫崎さ…いや莉波と恋人になった。これからきっと多くの苦難が訪れるだろう。プロデューサーと付き合っているアイドルなんて前例にない?でも、僕と、莉波なら、きっとトップアイドルになれるはず。2人で一緒にどんな壁も乗り越えていこう! - 13二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 19:58:47
後日談
「プロデューサー君?人前では相変わらず敬語だし姫崎さん呼びなんだね?」
「ええ、いずれバレると思いますが、生憎まだそれに対応できるほどの能力を持ち合わせていませんのでね…嫌でしたか?」
「ううん、むしろ違うプロデューサー君の姿が見れていいかも♡」
「////〜♡姫崎さん帰ったらたくさん可愛がってあげますから覚悟しててくださいね?」
「うん!///」
終わり
途中でプロデューサーの一人称が俺から僕になっているのはなんか莉波お姉ちゃんのまえならこれが自然かもなぁと思ったからです!
初めてのssでしたが気に入ってもらえると嬉しいです! - 14二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 20:07:29
非常に良い純愛でした。浄化された
- 15二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 20:09:23
ありがとう、ドキドキしてたからコメントもらえて嬉しい
- 16二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 20:12:15
あとスレタイはこれ投げたいだけの口実
最近莉波お姉ちゃんの純愛あんま見ないからみんなもっと軽率にかいて… - 17二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 20:49:20
- 18通りすがりの莉波P25/06/13(金) 23:41:48
- 19二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 06:47:03
莉波「プロデューサー君。大好きです。付き合ってください///」
学P「駄目ですよ姫崎さん」
唐突に流れるClumsy trick
莉波「はみ出したい♪」
学P「いやだからだm」 - 20二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 13:51:31
続きの二回目の夏祭り編思いついたんだけど欲しい?
- 21二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 13:57:40
くれ
下さい - 22二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 14:19:02
このレスは削除されています
- 23二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 14:29:03
このレスは削除されています
- 24二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 14:50:37
〈莉波視点〉
HIFが終わって、私はプロデューサー君と恋人になった。人生最大の勝負。一度は振られたけど、もう一押ししたことが功を奏し、成功した。しかも、今思い返しても顔が赤くなるぐらい、愛の言葉を囁いてくれた。季節は過ぎ、初星学園を卒業し、私達は100プロに所属した。"元"会長の星南ちゃんや、麻央、燕ちゃん、そしてずっと私のそばにいてくれるプロデューサー君。彼らと一緒にトップアイドルとして4月から走り続けてきた。ただ、最近不満なことがある。学園を卒業してから恋人らしいことをできていないし、それどころか一ヶ月前くらいからは顔すらあまり合わせられていない。忙しいし仕方ない。仕方ないのだが、寂しい。そんな事を考えながらスマホを見ていると、ふと、天川夏祭り開催の知らせが目に入った。
(これだ!)
そう思い、ちょうど良く事務所に来たプロデューサー君に話しかける。
「ねぇプロデューサー君?去年、NIAが終わった後、夏祭りに行ったよね?」
私がそう言うとプロデューサーは少し周りを見渡して誰もいないことを確認し、言った。
「うん。まだ1年しかたっていないのに懐かしく感じるね。それでどうしたの?」
「また、一緒に…花火大会に行きたいなぁ、って」 - 25二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 15:28:10
〈学p視点〉
七月某日、僕と莉波は天川市の夏祭り会場に来ていた。正直、忙しかったのだが、こんなことを恋人から言われて、断る男がいるのか?しかも"あの時"みたいにいつもとのギャップがすごかったぞ?……まぁそういうことで、なんとかスケジュールを合わせ、その日だけは予定を開けた。そうして、会場に着き、莉波を待っていると、
「少しまたせちゃったかな?〇〇君?」
「ぜ、全然待ってないよ(可愛すぎだろ)可愛すぎない?」
「へ?ええ?//も〜う♡照れちゃうよー♡//」
いつも可愛いのだが、いつもと違う浴衣姿によって可愛さが引き出され、思わず心の声が漏れてしまう。ああ、なんて可愛いんだろう。そんな彼女と手を繋ぎ、
「じゃぁ、行こうか。僕から離れちゃだめだよ?」
「こっちのセリフだよ、プロデューサー君?」
そうして手を繋ぎつつ、いろんなところを回った
「ねぇプロデューサー君、あの人形可愛くない?」
「本当だ!少し挑戦してみるね」
「バン バン ドタッ」
「おー!兄ちゃん上手いねぇ、ほれ、賞品の人形だよ。」
「わ〜プロデューサー君すごーい!!」
(本当に可愛いな)「本当に可愛いね」
「///〜♡も、もーう」
「グゥーあ、お腹すいちゃった//」
「う~ん…あ、イカ焼きでも食べる?」
「ん〜♡やっぱりお醤油の香りがたまら〜ないの〜」
(やっぱり莉波の笑顔は人を幸せにするなぁ)
「あ、金魚すくいだ!莉波!やってみようよ!」
「やってみようか、〇〇君」
「今度は僕が全然取れなかった…莉波は…3匹かすごいなぁ、莉波お姉ちゃん///」
「も〜!ずるいなぁプロデューサー君///♡」
楽しい時間はあっという間に過ぎ、気づけば花火大会30分前になった - 26二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 15:44:05
〈莉波視点〉
「ごめん、少しトイレに行ってくるからまってて」
「うん、わかった」
そうしてもうすぐ始まる花火と、プロデューサー君を待つ間、今日のプロデューサーくんを思い返していた、(今日のプロデューサー君、可愛いかったし、かっこよかったなぁ…)そんな事を考えていると、つい顔が赤くなってしまう。そんなふうにしながらスマホを触って待っていると、声をかけられた。
「あれ?アイドルの莉波ちゃんじゃね?」
「絶対そうだわ〜」「ラッキー」
チャラチャラした男三人組、嫌でもわかる、ナンパだ。
「ねぇ、僕らと一緒に話そうよー」
「そうだよ〜彼氏なんて居ないんでしょ?」
「い、いや、すみません…友達と待ち合わせしているので」
「ほらほら〜そんなこと言ってこんなイケメンに話しかけられて嬉しいんでしょ?」
そんな事を言われて強引に手を引かれる。明らかに女子を連れて行くような強さではない。
(助けて、プロデューサー君!)
そう願っても、まだプロデューサー君は来てくれない。 - 27二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 16:00:53
〈学p視点〉
トイレから帰ってきて莉波を探すが、いない。それどころか、連絡もつながらない、何かおかしいと思い、全速力で走って莉波を探す、すると、誰かに手を引かれ、(というか強引に引っ張られ)歩いている莉波を見つけた。
「すみません、うちの姫崎がどうかしましたでしょうか?」
「ん?ああプロデューサー?俺、莉波ちゃんと仲良くなったから。ちょっと借りてくよ」
(違うの!プロデューサー君、気づいて!)
「なぁ、そうだよなお前?」「ああ」
見たところ仲間は1人か?
「ほら〜莉波ちゃんも頷いてるし〜」いや、2人か。1人が後ろから莉波を無理やり頷かせているようだ
「すみません、アイドルですので、そういうのはご遠慮させて頂きたいのですが?」抑えようとしても怒気が溢れる。
「あー?別にいーじゃ〜ん?いいっていってるだろおらっ!」1人が殴りかかってくるが、余りにも弱い、反吐が出る
「グハッ?!」「なんだこの!」
もう一人も殴りかかってくるが全然さっきと変わらない、本当に強いと思ってんのかこいつら?そうして"俺"は莉波の手を掴むそいつの目の前に立つ
(な、なんだこの大男?まるで龍や虎のようで…今すぐ鷲みたいに掴まれて持っていかれそうだ…ガクブル)
「なぁ!お前ら!俺はこいつの彼女だ、俺の女に手ェだしてんじゃねぇーぞ!わかったら俺の視界から消えろ!」
「あ、あ、」「ひぃ…」「く、クソが」
負け惜しみの言葉だけを言うと、あいつらは視界から消えていった - 28二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 16:36:10
〈莉波視点〉
恐怖から解放されたが、いまだ心臓が煩い、ただ、これは恐怖の感情だけではなかった。私を守る為に、戦ってくれたプロデューサー君に、いつもとは様子の違うプロデューサー君に、どきどきしてしまっていたのだ。花火大会はもう始まってしまっていて、今は花火のインターバルの時間だった。しかし、2人の間には、気まずい雰囲気が渦巻いていた。そんな雰囲気を打ち破ったのは、プロデューサー君だった。
「ごめん、手を離しちゃって。」涙を流すプロデューサー君。そんなプロデューサー君を、気づいたら抱きしめていた。
「大丈夫、大丈夫。ありがとう、助けてくれて」
「でも、僕が近くにいれば…」まだ責任を感じている。そんな彼に私から話を切り出す
「ねぇ…プロデューサー君?去年、夏祭りに来たとき、小さい頃に迷っちゃったときの話、したよね?」
「……うん。」
「あのときは、思い出せなかったんだけど、思い出したんだ。小さい頃、手を引いてくれたのは、きみでも、私でもなく、一緒に、手を繋いで、お互いに励まし合いながら進んでいったんだよ?」
「…そうだっけ」
「いまも、あの時と同じ。プロデューサー君が背負いっぱなしじゃ、だめだよ?今日は、プロデューサー君が助けてくれた、だからお返しさせて?」
そこまで言うと、プロデューサー君の頭を膝に乗せる。すると花火が再び上がってきた
「…綺麗な花火だね、プロデューサー君」
「うん……ありがとう」そう言うと、プロデューサー君は、再び泣き出してしまった。
「もう、泣いてたら花火が見えないよ?」そう言いつつ、彼の頭を撫でる
「こんな僕でも、隣にいてくれて、ありがとう。その優しさで何回も救ってくれて、ありがとう。」
そんな事を彼が言うが、
「きみだから、隣りにいるんだよ?」
「ふふ、嬉しいな//」
そう、ようやく彼が笑顔を浮かべると、続けて言った
「去年…去年来たとき、最後の花火を見て、綺麗ですねって言ったよね?」
「うん、言ってたね」
「あれ、勿論花火にも言ったけど、花火だけに言ったわけではなかってたんだよ?」
「え~!…って気づいてたよ〜?」
「やっぱり、莉波お姉ちゃんにはお見通しか」
「じゃぁ改めて、さ。言わせて」
彼が言ったとき、花火が上がる。同時に彼が、私の方に向き直って、言葉を紡ぐ。
「綺麗だね」
終わり - 29二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 16:56:45
おまけ
とある日のsns
(くそ、やつら俺をコケにしやがって…ただ、見ろこの写真!アイドルとプロデューサーが手を繋いでいる写真を流せば終わりだろwざまみそww)
「え?付き合ってるって知らなかったん?」
「ファンはその関係を知ってて推してるんだけどね〜」
(???…あ、でも十王社長が引用してる!これは勝っただろ!)
「この件に関してですが、事実はとうに娘を通して把握済みですし、ファンの皆様もそれを容認されているとのことで事務所としては特に対応はしない次第です。」
(まじかよ)
〈学p視点〉
(まじかよ)
他の人にはバレてないと思っていたのだが、とっくにバレてしまっていたようだ。なら仕方がない。そうして、事務所に莉波を呼び出す
「ど、ど、どうしたのかなプ、プロデューサー君?」
「動揺してるね莉波?」
「だって、だってぇ〜まさかこんなみんなにバレてるとは思わないじゃん!しかもここに来るまでに燕ちゃんに若干叱られて星南ちゃんと麻央に温かい目で見られたんだよ〜?!」
「そのことなんだけど、もうみんなにバレちゃったしさ、この際、い、一緒に暮らさない?//」
「ええ〜?!///」
「そ、それで返答はどうなの?」
まずい、いつもより緊張して莉波を急かしちゃってる
「も、勿論!これからも、いやこれから一緒によろしくね!!」
本当に終わり
エミュ下手だったらごめん
なんとか純愛を書こうとしてベタな展開になっちゃった… - 30二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 17:16:45
最高
- 31二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 21:45:14
- 32二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 21:59:28
このレスは削除されています
- 33二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 22:13:47
『我が校が誇る一番星は……姫崎莉波!!』
会場が熱い声援に包まれる。その日私は、ずっと憧れていた夢を、成し遂げた。諦めて……また立ち直った夢を、最後まで叶え切る事が出来た。実感が湧かない。嘘みたいで信じられない。私が、まさか一番星になるなんて。
「姫崎さん!おめでとう、ございます」
「プロデューサーくん、ありがとう!私ちゃんと……叶えたよ。君との、夢」
「叶えて、くれましたね。ですが……まだ、これで終わりじゃありませんよ。俺はあなたであればもっともっと上へ、誰にも手の届かない場所へ行けると確信してますから」
「……一番星になっても、やる事は変わらないね。これからもずっと、君の期待に応えるよ。お姉ちゃんとして、ね」
楽屋へ戻るとすぐにプロデューサーくんが駆け寄ってくる。……嬉しいな。こうして大好きな彼から、おめでとう、って言って貰えるのが。君と夢を叶えられた達成感、とっても気持ちいいんだ。
「そういえば……プロデューサーくん。あの時話したこと、覚えてる?ほら。一番星になったら、伝えたいことがあるって」
「そういえば言っていましたね、そんなこと。……聞かせてくれませんか」
「場所、変えてもいい?ここだとちょっと恥ずかしい、から」
場所を変えて、講堂前の誰もいないベンチに座る。蛍光灯が私達を優しく照らしてくれて……暖かいなぁ。
「えっと……ね。プロデューサーくん。私、私……ずっと前から、きみのことが大好きでした!だから……私を、きみの彼女にしてください!」
「姫崎さん……お気持ちは、大変嬉しいです。ですが俺達はアイドルとプロデューサーの間柄ですよ?」
「うぅ……それでも、ダメ……かなぁ?」
「っ!」
諦めたくない。この恋は。だってきみは……私の、初恋相手なんだから。
「はぁ……敵いませんね、あなたには。ずっとずっと、関係性をはみ出さないように気持ちを抑えてきたというのに。こうなったら歯止めが聞きませんからね、俺は」
「えっ……きゃっ!?」
えっ……えっ!?きゅ、急にプロデューサーくんに抱き寄せられちゃったよ!?
- 34通りすがりの莉波P25/06/14(土) 22:21:11
- 35二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 22:21:32
「俺もですよ。俺も、あなたが大好きです」
「プロデューサーくん。きみも、色んなアイドルの先輩達が恋愛してるのは知ってるよね。だから……いいんじゃないかな、はみ出しちゃっても」
「……何も言いませんよ。これが答えですから」
「ふふ、そっか。じゃあこれからよろしくね……私の大切な彼氏くんっ」
あっ照れた。可愛い~!!ほんとに今日は良いことづくしだなぁ。今日の事は例え何があっても、覚えていよっと。
「あの、姫崎さん……」
「違うよ、プロデューサーくん」
「違う、とは」
「名前で呼んでよ。莉波、って。きみが呼んでくれると私の名前をもっと好きになれるから」
「……莉波さん」
「うーん……いいよ、それでも。なにかな、プロデューサーくん」
「俺は恋愛経験がないので……まだ、何もわからない事ばかりですが。できる全てであなたを幸せにしていきたいと思ってます。ですから、何か不快に感じた事などあれば……」
「そんなこと、無いよ。きみに対して不快に思うことなんてないよ。私、それは確信してるんだ」
「それは……信頼、ですか?」
「依存、かな。狂気的な信頼って言えばわかりやすい?」
「ありがたい、ですね」
そっと、手を繋ぐ。久しぶりに繋いだきみの手、今までで一番暖かいな。手だけじゃなくて、心もずっとぽかぽかしてる。
「莉波さん」
「なぁに?」
「愛してます」
「うん、私も」
- 36二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 22:23:20
- 37通りすがりの莉波P25/06/14(土) 22:34:01
†┏┛墓┗┓†
- 38二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 22:58:55
- 39二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 23:07:04
- 40二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 23:52:27
お口にあったようで何よりです