- 1二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 21:32:02
- 2二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 21:43:06
ふふ……おやつがないならイタズラしますよ……♡
- 3二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 21:44:41
ドーベルじゃなくて?
- 4二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:03:08
↓ここら辺に詠唱
- 5二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:04:07
- 6二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:04:55
トプロは絶対行かないんだろうな…
- 7二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:08:35
トレセン学戦に入学したスティルインラブ。同期にはメジロドーベル、ナリタトップロード等の8人がいた。彼女らとはすぐ意気投合した。だが、それが災いを呼ぶ。
「まだ子供じゃないですか。お菓子が食べたくなるんですよね」
15~16歳の食べ盛りだ。節制の日々は厳しいものがある。特にお菓子に対しての気持ちは、憧れに近いものがあった。最初のひと月は毎週日曜の外出も許されない。外の世界への憧れも強くなる。学校の敷地を抜けた、すぐそばにお菓子を売っている商店がある。スティルたちには、そこが砂上の楼閣ラスベガスのように、希望や自由の象徴のように見えていたのだろう。夜な夜な同期たちとあらぬ相談をした。
「お菓子を買いに抜け出そう」
誰が言い出したわけではなく、皆の思いがひとつだった。大好きなお菓子を食べたいだけではない。悪いことをするスリルの共有が、年頃のスティルたちを突き動かした。ところが、すでに「トプちゃん」の呼称で仲間の信頼を得ていたトプロだけが「行かない」と言った。
たづなさんに見つかった時に叱られる、罰則があるといったことを恐れているのではない。トプロは考えにそぐわないことはやらなかった。スティルたちにはまだ確立していない“自分”というものが、すでにトップロードにはあるようだった。スティルは言う。
「普通ならのけ者にされても不思議ないじゃないですか。でも、誰もトプちゃんを非難したりしないんです。さすが、トプちゃんだ、みたいな感じでした」
〜中略〜
スティルたち8人はただひとり、バ場で練習に励むトプロの姿を見ていた。罰則は走れないことに加え、外出も3か月禁じられた。さらに朝、昼の授業中、トプロが走る姿を正座して見学させられていた。もちろん、走れなくてもレースに対する勉強はしないといけない。そんな日が数週間続いた。それでも誰もトップロードを責めようとはしなかった。
「今も変わらない優しさと芯の強さがある。ナベちゃんは初めて会ったときから人格者だった」
英明たちにとってあの日、自分たちの誘いを断った渡辺の行動はともすれば、小心者やひきょう者と思われがちだが、逆に大人の装いに見えてある意味、神格化されていったのだ。今なお、その思いには揺らぎはない。 - 8二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:09:38
- 9二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:10:11
よく見ろガイアフォースの語りじゃないぞ