- 1GM25/06/14(土) 19:53:48
ここは「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」の番外編みたいなスレです。
書き込みの方針は以下でお願いします。
何もなし→メタ会話
「」→セリフ
()→心情など
【】→状況描写
※ 難易度ほどほどの、ダンジョン深奥部に突入して悪党を殴り倒せ!なイベントです。
※ スタート時、龍特効から身を隠すアイテムを配布するので、龍系冒険者の方もお気軽にどうぞ!
※ 途中参加者は、転移と同時に討伐隊(の持つ銀色の松明)付近にスポーンします。
※ 進行開始は20:30より、それまでは集合時間となります。
※ クエスト概要は >>2 に!
- 2GM25/06/14(土) 19:54:52
【クエスト名】幼竜の心に巣食うは無慙無愧
【完遂条件】『"無愧龍レグナ・アペドナ"の残滓』の討滅
【出発時刻】06/14(土)20:30 ~
【依頼者】天津蛇 凝(あまつかがち こごり)
【危険度】A+(依頼者要望により参加制限解除)
【目的地】天津蛇 吹雪の内的領域 ・ 中心部 『海の原点』
【報酬金】30万G + 追加報酬
【概要】
フブキの母です。
この度はウチの馬鹿娘の精進が足りないばかりに、このような事態を引き起こし、
皆さんに大変なお手間を取らせる形となってしまい、申し訳ありません。
さて、 件の呪い……"無愧龍レグナ・アペドナ"の残滓は、フブキの内的領域に座しており、
これを外部からの攻撃で、フブキに影響を与えず撃ち滅ぼすのは、困難な事態になっております。
そこで、冒険者の皆様にはフブキの内的領域に精神体となって突入して頂き、
"無愧龍レグナ・アペドナ"の残滓を発見、直接撃破して頂く……と言うのが依頼内容です。
敵の性質から考えて、龍の因子を持たぬ方への危険性はそれほど高くないと思われます。
もし、龍の因子を持つ冒険者の方が参加される場合は、事前に申し出て頂けると幸いです。
尚、フブキの内的領域の案内役として、島の忍びを一名遣わしております。
現地ではそちらの案内に従いますよう、くれぐれもお願い申し上げます。 - 3GM25/06/14(土) 19:56:15
【冒険者達が転移ゲートを潜ると、そこは冒険者ギルドに程近い宿屋の大部屋に繋がっていた。】
【部屋には多くの布団が敷かれ、部屋の四隅に置かれた香炉から煙が立ち昇り、甘い匂いを漂わせている。】
海竜「いらっしゃい、今回はウチのクエストを受けてくれてありがとう。感謝するわぁ!」
【部屋の中央には大きな燭台が置かれ、銀色の炎が明々と灯っていた。】
【そのすぐ傍には、銀色のくねくねと踊る小さな鍵を首に下げた海竜の巫女が、座っている。】
海竜「まず最初に、龍の因子を持つ方や、龍属性の武器を使う方があったら、この護符を持って行ってね!」
海竜「龍の力を覆い隠して見つかり辛くする護符よ、ああ、力は封じないから安心してね!」
【そう言いつつ、海竜の巫女は近くに置かれている三方を指し示す。】
【その上には、目を象った魔術紋様と、極東の呪言が記されたお札が何枚も置かれていた。】
海竜「次に、『あっち側』への突入方法について説明させて貰おうかしら?」
海竜「お布団に横になってリラックスし、部屋の炎に意識を向ける感じ……あんな風にね!」
【説明をしながら、海竜の巫女は部屋の一角を指指す。】
【その先では、狸耳の亜人が自身の荷物と刀、そして大き目の松明を抱き、目を閉じていた。】
海竜「ああすれば、手荷物ぐらいは『あっち側』に持ち込める……って事は確認済みよぉ!」
海竜「ちなみに生物学的に寝る必要は無いけど、『あっち側』に行ってる間はああなるから……ヨロシク!」
【そこまでの説明を終えると、海竜の巫女は冒険者達に、布団に入る事を勧めてくる。】
【布団に入った君たちが、そっと意識を銀の炎に向けると……吸い寄せられるような感覚を覚え、】
【 ―― 次の瞬間には、見知らぬ島の浜辺に立っていた。】
(※ H/MIX GALLERY様より アメノフトツハシラ)
【Free BGM】神秘的な和風BGM【アメノフトツハシラ】
- 4GM25/06/14(土) 19:57:19
狸耳「ドーモ、お待ちしておりました。冒険者の皆様方ですね?」
狸耳「国津大島の主様より遣わされたヘイジーシカーダと申します、皆さまの案内をさせて頂きます」
【やがて、浜辺に居る君達へウェーブの掛かった赤毛ショートボブの狸耳が近づき、声を掛けてくる。】
【その手には銀色の炎が灯った松明を掲げ、その身には極東近辺の文化と思しき忍者装束を纏っていた。】
狸耳「これなる松明は、先程宿屋の大部屋中央に灯っていたものと同じ、銀の炎……」
狸耳「総領娘様 ―― ええと、『海竜の巫女』の内的領域と、外を繋ぐ転移門のようなものです」
【狸耳の忍者はそう言って、島の方へと視線を移す。】
【周囲はあまり発展しているとは言えないが、所々に極東に程近い文化の建築物が何件か建っており、】
【近くにある太い道の周囲には、鳥居、地蔵、トーテムポールが幾重にも建ち並んでいた。】
狸耳「そして、これこそが天津蛇の惣領娘様の内的領域 ―― 平たく言うなら『心象世界』ですね」
狸耳「ここの最奥部に、今回の討伐目標"無愧龍レグナ・アペドナ"の残滓は巣食っております」
【狸耳の忍者は、そう言いつつ太い道の行く先を指さした。】
【そちらに目線をやるなら、街道沿いに連なる鳥居の奥に、洞窟の入り口が見える。】
狸耳「あの洞窟が、総領娘様の生まれた地である《水脈龍の尻尾》と呼ばれるダンジョンです」
狸耳「この心象世界においては、総領娘様の魂の中心部へと繋がる道になっておりますね」
【……遠目に洞窟を見続けた場合、霊視が可能な者には、立ち昇る邪悪なオーラがはっきりと見える。】
【……時折風に混ざる黄緑色の火の粉も、この水の力の強い地に置いて、特に異質に感じられる。】
狸耳「討伐隊は2030を持って出立します、それまではどうぞごゆるりとお過ごしください」
【狸耳の忍者そう語ると、次の冒険者を案内する為、持ち場に戻る。】
【君は時間まで、周囲を観光しても良いし、狸耳の忍者に話しかけても良い。】 - 5〈不死身の黒百合〉25/06/14(土) 20:12:33
- 6重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 20:16:34
- 7ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/14(土) 20:16:37
- 8紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/14(土) 20:18:27
- 9GM25/06/14(土) 20:23:02
「天津七津島は極東の南方、近いような遠いような場所にあり、かつ鎖国しておりますので」
「文化も極東由来のものとそれ以外のものが混ざり、余所者には珍奇に見える事もあるかと」
【そう答え、丁寧にお辞儀する面頬付きニンジャ。純極東風からは結構ズレた文化圏のようだ】
(※ 注意を引いても良いですし、別にそんな事無くてもOKです、相談なんでもOKの方針で!)
「そこは試した事が無いので分かりかねます、島の物には龍素材の武器は馴染みが無いもので」
「……それと、申し訳ないのですが、飲食品は自身で用意した物しか許されないので、すみません」
【慇懃に応答しつつ、金平糖はスッと断り、身を引く忍者】
「よろしくお願いします、文献によれば本体は七国大戦の折りに既に滅しているとか……」
「よろしくお願いします……私も総領娘様の、いえ、他者の内的領域を覗くのは初めてでして」
「案外……セントラリアの冒険者の皆様方も、総領娘様に劣らぬ奇麗な心をお持ちかと思います」
【真剣な眼差しでそう述べている、総領娘への評価がやや低いようだ】
- 10表我術師25/06/14(土) 20:25:05
- 11GM25/06/14(土) 20:28:15
- 12転生者×225/06/14(土) 20:28:32
- 13GM25/06/14(土) 20:30:52
狸耳「……作戦開始時刻となりました、これより出立いたします」
【冒険者用のスクロールで時刻を確認していた狸耳の忍者は、時間が来ると君達にそう告げる。】
【極東の一部で見られるツアー・ガイドの持つ旗めいて、銀の松明を片手に掲げ、道に沿って歩き出す。】
狸耳「一応申しておきますが、島の環境は出来る限り荒らさぬようお願いいたします」
狸耳「何しろここは、惣領娘様の心象世界なので……地形ダメージは惣領娘様のダメージとなります」
【声色を変えず、歩く速度も一切乱さずに、狸耳の忍者は洞窟の入り口に向けて歩き続ける。】
【後を追って洞窟内部に踏み込むと、内部は川になっており、その上に木で足場が組まれていた。】
【その川からは常に超自然の青い光が放たれていて、明かりを付けずとも周囲がハッキリと見える。】
狸耳「ここ、《水脈龍の尻尾》は、天津七津島と呼ばれる島々を流れる龍脈の交差点にして、心臓部」
狸耳「本来なら極東神道の文脈における『禁足地』であり、島の神官しか入る事を許されぬのですが」
【まるで迷路の如く、幾重にも枝分かれする木道の上を、案内に沿って進んで行く一行。】
【時折、洞窟の奥から吹いてくる風に混ざる黄緑色の火の粉の数は、進むにつれてどんどん増えて行く。】
狸耳「……現在ではご覧の通り、古の邪龍の怨念、その一欠片に浸食され、厄介な事になっております」
狸耳「この先、更に構造が複雑になりますので、どうかはぐれる様な事が無きよう」
【青く光る川と、その上にかかる茶色い木道、木道の上に立つ赤鳥居。
【それらが織りなすトリコロールを幾つも越えて、冒険者達は奥へ、奥へと進んでいく。】
(※次の描写は20:40になります)
「極東出身の方がたまに島に来られるのですが、皆さん面食らっておりますね」
「特に竜騎侍衆の流鏑馬や、島の相撲取りのシコ・オーケストラ等は驚かれる傾向があります」
- 14〈不死身の黒百合〉25/06/14(土) 20:31:16
- 15重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 20:32:10
「なるほど…了解ですー」
「そして金平糖の方も了解です!忍者…やっぱり忍ぶものとして厳しい規律もあるのですね…!」
【うんうんと頷いている】
【その後、揺らめく霊気と異色の火の粉を半蛇神の面をつけて眺めながらゆで卵をむしゃり、自宅の妹ちゃんからのお弁当だ】
- 16紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/14(土) 20:33:47
- 17重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 20:34:11
- 18転生者×225/06/14(土) 20:34:27
- 19重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 20:35:45
「気をつけます…」【基本戦い方が地形を気にしないタイプ】
- 20No.14◆wwRUO8jqsY25/06/14(土) 20:35:49
- 21〈不死身の黒百合〉25/06/14(土) 20:36:46
- 22ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/14(土) 20:38:28
- 23表我術師25/06/14(土) 20:39:28
「ふるさとは遠くにありて思うもの……そう詠ったのも、たしか極東の詩人だったか」
『へぇ、これが心象風景か。すごいね。幽霊の目にもちゃんと世界が見える……それも、物質界とほとんど変わらないように。不思議なものだ』
【その背後でふよふよ浮いている半透明の少女】
「了解した。となると、あまり派手に炎だの爆発だの死竜召喚だのはしない方がよさそうだ」
「ああ。こいつは……話すと長くなるんだが……」
『部分的記憶喪失の元冒険者、と少なくとも自認している幽霊。今はディーノに取り憑いてる。目的は私の死体を探して生き返ること……端的に言うとこんなところ』
【ふよふよとナイトリリーの周りを回るように飛んでいる】
「……かなり古い遺跡の中で遭遇してな。おそらく数百年以上前の人物だ」
「ああ、久しぶり。古い遺跡とか神代の影響が強いダンジョンなんかだと、スクロールが使えないことも多くてさ……」
【幽霊の少女はそれぞれの近くまで飛んでいき無遠慮に見分している】
【武器や鎧を見て興味深そうな顔をして頷いたりなんだり】
- 24GM25/06/14(土) 20:39:29
- 25GM25/06/14(土) 20:40:35
狸耳「 ―― むっ?」
【洞窟の奥、やや開けた空間に冒険者達が差し掛かった瞬間!】
【ゴウ、と一際強い風が吹き抜け ―― それと同時に、黄緑色の影が幾つか立ち上がる。】
狸耳「敵襲でございます……皆様、迎撃の御準備を」
【現れた敵へと注意を払いつつ、狸耳の忍者は手にした銀の松明を庇う様に、後方へと下がる。】
【銀の炎が消えれば、外界と心象世界との接続に、不測の事態が生じかねないからだ!】
狸耳「見た所、敵共の強度は左程でも無いようですが……数はそれなりに多いようです」
【黄緑色の呪炎によって、武器を持つ人間サイズのサメ魔物の影が、多数現れる。】
【また、その中央には体の一部をソワスレラ的機械構造に置換した科学者の影が、立ち上がる。】
狸耳「こやつらは ―― 以前、総領娘様に一杯喰わせた連中の、『もどき』であるようです」
狸耳「恐らくは、"無愧龍"の残滓めが、総領娘様のトラウマを元に形作った敵でしょう」
【サメ達は、斧やトライデントと言った雑多な近接武器を掲げ、】
【身体機械置換(サイボーグ)科学者は、両手に炎の短刀を持ち、腹からは電動丸鋸を飛び出させ、】
【冒険者達に向けて、襲い掛かって来た!】
【アブラ・サメ兵士の残滓 × 30匹が現れた!(推定危険度:D+)】
【シークリーナーの残滓 × 1匹が現れた!(推定危険度:B)】
(※中ボス1体、ザコ敵30体との戦闘です、襲撃を捌いて1ターンで倒しちゃってください!)
(※次の描写は21:00近辺になります)
(※ H/MIX GALLERY様より 華志の舞)
- 26ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/14(土) 20:44:16
- 27〈不死身の黒百合〉25/06/14(土) 20:48:56
- 28重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 20:49:12
- 29表我術師25/06/14(土) 20:53:15
「3000年?となると、ギルドが出来た頃なんかよりも遥かに前か……それはまた、途方もないな」
【苦笑しつつ】
「その辺りの話も、また後でゆっくり聞かせてくれ」
『戦闘だね。頑張って』
「まるで身の入ってない応援、どーも……!」
【空中に魔文を綴り、その軌跡が弓形の光となって手から伸びる】
【そして矢をつがえ、弦を引き絞るように魔力の"弓"を引き……】
「俺は……まず雑魚から片付けていくか」
【──放つ。すると5本の"矢"が扇状に放たれ、それぞれに狙った敵へと飛翔。兵士たちは手にした武器で防御を試みるものの……】
【着弾した矢は魔力の爆発を起こし、その武器ごと兵士たちの身体を粉砕した】
- 30No.14◆wwRUO8jqsY25/06/14(土) 20:53:45
「軽めのスタンピードってとこか、まー何であれ古龍の残滓がお見えするまで凌いでやるわ」
「任せときなってタヌキっち、これでも実力派エリート系クールビューティ冒険者と名高い(自称)、おれが蹴散らしてやるっての!」
「てな訳で……『影槍陣』!そして『影鎖縛』!」
【こちらに噛み付いてきた鮫擬きの、更にそれを真似たような偽物の偽物に対して、手慣れたように影の中から『槍』を創り出して穿ち抜いていく】
「無限牢獄に鍛え上げられた冒険者を舐めんじゃないわよ小魚ちゃん、あとデカい図体でこっちを見てるお偉方?も、そのツラ地面に叩きつけてやるわ!」
【そしてサイボーグ科学者の方には「影縫い」の技術の要領で足元に『影の鎖』を潜り込ませ、一気に足首を絡め取って転倒させて、味方が攻撃しやすいように隙を作ろうとする】
- 31紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/14(土) 20:53:52
纏「早速お出ましか!クシャミ、前任せた」
一衛「了解」
【サメ魔人に相対し、薙刀を構える一護一衛とその後方で牛の角の付いた面を装着した水精纏が影を展開し式神を召喚し始める】
一衛「ガス欠に気ぃつけろよ」
纏「言わないでもわかるよ……後ろに三歩!」
【3匹のサメ魔人が息を合わせて一気に武器を構え飛びかかる…がそれを弊甲ノ面によって2秒早く察知した水精纏の指示でバックステップで回避
そのまま薙刀の先端をサメ達の視線の先に突き出し一瞬だけ強力な光を放って目潰しを行う
行動がストップせざるを得ないサメたちの手足や首は斬り飛ばされ、無力化される】
【取り敢えず近くのサメ魔人を倒せたか?と油断した一護一衛に対し、奇襲を仕掛けるサメ魔人がいたが
そのサメの脚を登るネズミがいる
眩い光を放ちネズミが自爆、サメは哀れ爆発四散した】
【ほかのサメを討伐するため、二人は協力して行動を続ける】
- 32転生者×225/06/14(土) 20:54:20
「なるほど……
確かに遺体さえ見つかれば、この世界の蘇生技術なら……」
「(数百年前、っていうのがどうなるか分からない点だけどね……)」
「フロロ、ブラウ
行って」
【召喚師の少女の元から、風を纏う翠の梟と電光を宿す黒犬の二匹が飛び出し、サメ兵士達へと向かっていく】
【体の周囲にフロロは鎌風を発生させすれ違うサメ兵士を切り刻み、ブラウは目にも留まらぬ速度で駆け抜けつつ雷を纏った牙で喰らいついていく】
「《道化師 ーコルロー》!」
【少年の体を呪怨の魔力が覆い、異形の外骨格を持った恐怖の化身へと転身する】
「いく、ぞ!」
【《道化師》は心臓から迸る魔力を最大化し、シークリーナーの元へ100メートルを1.8秒程度の速度で一気に距離を詰める】
【そして、勢いのまま呪怨の烈風を纏った黒剣を振り抜いた】
- 33ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/14(土) 20:57:39
- 34二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 20:59:16
- 35祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/14(土) 21:01:48
立て乙です!!!おのれ外界神!!!参加希望します!!!
「ごきげんよう…。
了解したよ、切り札の女神化は封印した方がよさそうだね…」
【ふわりと着地した】
「さて、精神潜入も久しぶりだ…普段ならば弱体化するのだが、自力ではない場合は大丈夫ということが検証されたね?」
【討伐隊(の持つ銀色の松明)付近にスポーンした】
「サメにはノコギリが効くね……と思っていたら敵にも居たとはな…」
【怪異回復増強ポーションN.E.O.を呷ると怪異面を活性化。陶器人形の如き肌になるゴスロリ。両肩から魔導丸ノコギリ付きアームを展開し起動、自在に動き回転するそれが近づくサメ兵士を銛ごと袈裟斬りにしていく】
「さて、いきなりですまないが其処の御仁、ちょっとハートを射止めさせたまえよ?」
【伸縮自在の包帯をサイボーグの首に引っ掛け急接近。腰を入れた突きのような動作で肘から下がぱかりと開き、肘の断面からの赤熱するパイルバンカーが心臓へと突き刺さり爆音とともにぶち抜いた!】
【その余波で広がった延焼が、周囲のサメ兵士に炎のスリップダメージを与えている】
- 36GM25/06/14(土) 21:03:43
【アブラ・サメ兵士達は、仮面の二人組の突然の叫び声に驚き、そちらへ武器を向けて身構える】
【そこへナイトリリーの放つ二筋の矢が飛び来り、幾匹かのサメを貫いた時点で、陣形は混乱し】
【続いてサメ兵士達の武器を通さぬ重装甲の敵に襲われ、戦意の高い者から倒れ始める】
【そこへ、更なる追い打ちとして放たれた魔力の矢により、戦線は文字通り爆発四散】
【大将目掛けて走り来た冒険者を足止めしようとするも、影に防がれそれも叶わず】
【残った中で、練度の高い者が覚悟を決めて前進するも、予知と連携の前に爆発四散】
【残兵は最早まともな抵抗も出来ず、鎌風に切り刻まれ、飛び来る魔法の射撃と魔道ノコギリアームの前に全て斃れた】
- 37GM25/06/14(土) 21:06:19
人影『ガァァ!?』
【戦線の中央で、仁王立ちしていたサイボーグ研究員は、迂闊だったと言って良いだろう】
【影縫の矢に、武骨なサメ・トライデントが襲い掛かり、たたらを踏んだところへ『影の鎖』が襲来】
【その状態で《道化師》の高速突撃、元神のパイルバンカーに抵抗できるはずも無く……】
人影『ウ……海ノ……ゴミ共、一層スルマデデ ―― デッデデッ……ピー、ガガッ!』
【恨みを吐ききる間もなく粗大ごみめいた姿になると、地に落ち、小さな爆発を起こして粉々に砕け散った。】
【辺りに舞った黄緑色の火の粉は、もはや新しい形を作る事も無く、潮風に吹かれてかき消えていく。】
狸耳「流石にございます、それでは先を急ぐとしましょう」
【狸耳の忍者は、倒れた敵が消え失せるのを確認した後、一行の先頭へと歩み出ると、】
【銀色の松明を掲げて、更に奥へと歩き出す。】
狸耳「この洞窟の終わりも近うございます……ほら、出口はあれに」 - 38GM25/06/14(土) 21:07:29
【冒険者達が光の射す方向へ向かうと、そこには、幻想的な光景の海が広がっていた。】
【海中には、川の中を様々な魚、水の亜竜、或いは水精の類が泳ぎ、時折水面で跳ねるのが見える。】
【海底には、銀鉱石や大振りの翡翠が多数転がっており、青と緑のイルミネーションを織りなしていた。】
狸耳「ここが、島の心臓部……が、総領娘様の心象風景に映し出された姿、ですね」
狸耳「海中の魔物についてはご心配無く。許しを得て踏み込んでいる我々を襲う事は、ありませんので」
【そう言いながら、狸耳の忍者は眼前に広がる海へ向けて進み、懐から一枚の紙を取り出し、掲げた。】
【すると、その中から中原・極東の伝承に謳われる巨亀 ―― 玄武の絵が現れ、ゆったりと海に浮く。】
狸耳「総領娘様の解呪にご協力頂いた神格様より預りしものに御座います」
狸耳「本来、このような使い方をする物かは分かりかねますが、心象世界なので、このような事も」
【そう語りながら、狸耳の忍者は島の様に大きな玄武の背に足を乗せると、その上に登る。】
【そして、冒険者達の方へと振り向いて手招きをし、後に続くよう促した。】
狸耳「この先は、水中行動が苦手な種族にとっては険しい道のりになる為、こちらへどうぞ」
狸耳「目指す討伐対象は、この海をしばらく行った先の、小さな島の上に居座っております」
【促されるままに玄武の背に登ると、思いの外安定しており、足場として申し分ない事が分かる。】
【もしもこの上で戦闘を行うような事になっても、地上に居るのと変わらぬ力が出せるだろう。】
狸耳「皆様、お乗りになられましたね?……それでは、出航させて頂きます」
【一行の動きを確認してから、狸耳の忍者はそっと指笛を吹く。】
【すると、玄武がその音に反応し、一瞬首を持ち上げた後……ゆっくりと沖合へ向け、泳ぎ出した。】
(※次の描写は21:10になります) - 39〈不死身の黒百合〉25/06/14(土) 21:09:18
- 40GM25/06/14(土) 21:10:19
【玄武がゆっくりと進むにつれて、周囲の海の様子が変わり始める。】
【青く澄んでいた海に、黄緑色の悍ましき色彩が混ざり始め、時折、超自然のひび割れが見える。】
狸耳「……どうやら、呪いの根源が近づいてきたようですね、あれに見える黄緑色の炎が、そうです」
【徐々に黄緑色の濃度が増し、邪悪異界めいた風景になりつつある中を玄武が進んでいくと、】
【その遥か先に ―― 小さな島と、その上で薄桃色の糸で編まれた網に包まれた、巨大な呪炎が見えた。】
狸耳「七国大戦の折、大衝合にてこの世界に訪れ、この世界の全てを敵とし、暴れまわった大邪龍」
狸耳「その遺骸に焼き付いた怨念の……成れの果てにございます」
【見上げる程に巨大な、黄緑色の呪炎の塊は、心臓が脈打つように、時折拡大・縮小を繰り返しており、】
【それを、暖かな光を放つ薄桃色の糸で編まれた網が包み込み、周囲に燃え広がるのを防いでいた。】
狸耳「今は、ラピス神殿に仕える騎士様の術により、活動が抑え込まれた状態にあるのですが」
狸耳「施術を受けた時には、既に魂の奥深くにまで焼き付いていた為……完全消滅には至っておりません」
【呪炎の端を目で追う狸耳の忍者。薄桃色の網の目からは、たまに僅かばかりの黄緑色の火の粉が舞い、】
【それらは巨大呪炎の下にある小島に集まり、ある程度、大きな塊を形成しつつあった。】
狸耳「今回の依頼は、『アレ』を叩きのめしてその活動を ―― んっ!?」
【直後、大きな呪炎の塊が跳ね、玄武に向かって飛来すると、空中で幾つにも分裂し、降り注ぐ!】
【明らかに玄武と、その背に乗る冒険者達を狙った攻撃行動だ!】
狸耳「マズい ―― !?」
(※自身の身や玄武くんを呪炎から守ろう!バフや回復もアリよ!)
(※次の描写は21:30から、ボス登場 ⇒ 開戦の流れになります) - 41重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 21:10:30
- 42ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/14(土) 21:11:17
- 43No.14◆wwRUO8jqsY25/06/14(土) 21:12:44
- 44GM25/06/14(土) 21:14:28
(※すみません、次アクションより多少スローダウンします、ちょっと進行早すぎました、すみません!!)
- 45表我術師25/06/14(土) 21:15:24
- 46転生者×225/06/14(土) 21:16:19
- 47ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/14(土) 21:17:06
- 48紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/14(土) 21:18:16
- 49〈不死身の黒百合〉25/06/14(土) 21:18:24
「またこう面倒なことを
そら、あんたの大嫌いな竜だよ!」
【そう言って取り出したのはリヴァイアサン=クレイドルという強力な海竜種を素材とした大盾、クレイドルバーストだ】
【ナイトリリーはそれを上空へ投げ飛ばす。この敵が竜を殺す呪いであると言うならば、攻撃を引き付けられるかもしれないと】 - 50GM25/06/14(土) 21:18:42
- 51重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 21:20:34
- 52No.14◆wwRUO8jqsY25/06/14(土) 21:22:49
- 53祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/14(土) 21:27:06
「望む世界に、生まれ変わらんことを……
さて、先に進もうか…」
【残心をとって祈り、先に進んだ】
「ほう……これはとても綺麗な景色だ…かの龍宮城を彷彿とさせる…
【ふよよよと進んでいくゴスロリは歓声を上げる】
おぉ、玄武が……神格から賜ったものか、心強い…!!私には呼吸は必要ないが…この貴重な機会だ、ありがたく乗らせてもらうよ…!」
【失礼します…と礼をして、ふわりと乗った】
「おや、ごきげんよう…ムゥ殿にジェーン殿!
貴公たちも受けていたのだね?今日はよろしく頼むよ…!」
【微笑ましげな眼差しを向けて微笑んでいるゴスロリ】
「おっと、その亀さんは神様の贈り物なんだ、あまり失礼のないように……まあ、大丈夫だとは思うがね…」
【ふふ、と無邪気な様子に頬を緩ませた】
いえいえ、こちらこそレスが遅くてすみません…!!!
そして了解しました…!!!
「ほう……見るからに禍々しい、厄の気配がここまで香って────!?」
【顔色が変わった】
「くっ、不定形の範囲攻撃、それに炎とはな…これで行けるか、〈闇の縛鎖〉────!?」
【猟銃型改造魔杖アラウンド・ヘルパー改(仮)から闇色の魔弾が放たれた】
【その着弾点からは闇属性の吸収と衰退の概念を用い、捕らえた対象の活力(呪炎にあるかは分からないが)を奪い、強制的に発散させる鎖が何本も呪炎へと迫り巻き付く!】
- 54重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 21:27:44
- 55GM25/06/14(土) 21:32:11
【玄武の頭部、一番の弱点に、古代神殿建築めいたゴリラ柱が建ち、守りを固める。】
【玄武の周囲に魔術の障壁や、呪怨の竜巻、樹木の柵が展開され、不浄の炎は退けられていく。】
【魔術、呪詛、聖術と、十人十色の力が合わさり、その強固な防御が崩れる気配は、無い。】
【合間を縫うように飛来する炎弾も、白い炎弾と仮面の二人組に遮られ、玄武へは届かない。】
【続けて来襲した第二波は、より強度を増した氷壁と、その他障壁の前に歯が立たず。】
【その後に続く炎も、石礫に撃たれて爆散し、火の粉はエネルギー・キューブ防壁に遮られ、】
【それらを潜り抜けた幸運(?)な炎も、闇に呑まれて発散……やがて、消えた。】
【続く第三波は、玄武の上に放り投げられた大盾に引き寄せられ、その表面を叩くのみに終わる】
【……一連の攻防が終わると同時に、今や頭上にある巨大呪炎から、怒りにも似た、怨念の波動が伝わって来る。】
狸耳「……封じられて尚、ここまで抵抗するとは ―― 総領娘様の精霊術では歯が立たぬ訳ですね」
狸耳「やはり、この依頼に踏み切ったのは英断だったと言えるでしょう……皆様、よろしくお願いします」
【狸耳の忍者が、銀の松明を護りつつ、そっと後退したその直後 ―― 】
【頭上の呪炎から、巨大な咆哮と思われる音が響くと、網目より幾本かの長大な腕が伸びて来る!】
(※ H/MIX GALLERY様より 星の言葉)
- 56GM25/06/14(土) 21:33:12
【無慙無愧(むざんむき)とは、極東の宗教用語で、自らの犯した罪を恥じぬ事を言う。】
【その名を冠して呼ばれたこの邪龍は、正にその言葉を体現したような存在であったと伝わっている。】
狸耳「周囲全てを支配しようとし、それを当然の権利として、妨げるもの全てを敵視し、攻撃し」
狸耳「和平の申し出も交渉の申し出も、命乞いすら耳を貸さず、我意のままに振る舞い続けた害悪」
狸耳「そしてそれ故、周囲全てから袋叩きにされて滅んだ邪悪……」
【その残り火の腕が、遥か頭上から冒険者達が乗る玄武を目掛けて、迫り来る。】
【細い網の目を抜ける都合上、一本一本の太さは左程でも無いが、とにかく数が多い。】
狸耳「容赦は無用にございます、語り掛けて改心するような相手なら、このような事態になってはいません」
狸耳「奴を上回る武力を持って、排除あるのみでございます」
【伸び来る腕は、或いは近くの島を掴み、或いは玄武の頭に掴みかかろうとし、或いは握り拳を作り。】
【欲深者が財貨を貪るが如き動きにて、眼下の存在全てを掴み、毟り取り、貪ろうとしていた。】
呪炎『ヲヲ……無知蒙昧ニシテ鼻持チナラヌ、成リ上ガリ者共ト、ソノ協力者共カ……!』
呪炎『天地万物ノ主ニシテ全世界ニ只独リ正統タル裁定者ノ、コノ儂ヲ……斯様ナ姿ニ……!』
【同時に、頭上の炎から憎悪と増長に満ち満ちた思念波が発せられ、眼下の全存在に降り注ぐ。】
【それは強烈な威圧感を放ちつつも、どこか壊れ、狂った様にも感じられるものである。】
狸耳「耳を傾けるのは止しておくべきでしょう、『あれ』は既に粉々に砕けた憎悪の一欠片に過ぎません」
狸耳「本体の憎悪を千年増幅し、振り撒き続ける、ただそれだけの存在なのですから」
【狸耳の忍者の言う通り、伸び来る腕の動きに知性らしきものは感じられない。】
【恐るべき呪いと凄まじい熱を帯びている点にさえ気を付ければ、凌げぬ相手では無いだろう……!】
(※残り4ターン、伸びて来る腕を迎撃し、反撃してダメージを与えて行こう!)
(※次の描写は22:10からになります) - 57表我術師25/06/14(土) 21:41:30
- 58〈不死身の黒百合〉25/06/14(土) 21:42:16
- 59ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/14(土) 21:45:49
- 60紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/14(土) 21:46:45
- 61No.14◆wwRUO8jqsY25/06/14(土) 21:47:00
「むーむーむーむーうるさいわけね、ガキか!古龍ってヤツが情けねー……裁定者?ここが裁判所なワケないでしょうが」
「逆恨みもそこまでだっての!」
【槍と籠手をしまい、腰に携えていた双剣を引き抜いて襲ってくる腕に斬り返す】
【太陽の剣『日煌』、太陰の剣『月洸』】
【陰陽の剣二つを重ね合わせると、光と闇の力が相乗的に跳ね上がっていく】
「つーか1000年経つならさっさと成仏しろよ!おれン中にも1000年物の呪物が埋め込まれてるけどさ、現代まで禍根残しすぎだってーの!」
【再度こちらを鷲掴みにしようと伸びて来た腕に対して、双剣を突き刺して練り上げられた光と闇の魔力を打ち込む】
【敵を内部から切り裂くような鋭い魔力斬撃が、卑しくも世に留まる『龍の残滓』に向かっていく!】
- 62重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 21:48:45
- 63転生者×225/06/14(土) 21:53:18
- 64転生者×225/06/14(土) 21:55:19
バイトマンと並べると高梨の口撃力が際立つという説が有力です
- 65GM25/06/14(土) 22:09:33
呪炎『シャァァァァァ!ソノ物言イ不遜!我ガ手ニテ素ッ首ヲ跳ネ獄門ニ処ス……!』
【発言に対し、放射される思念は激昂の色を見せるが、呪炎の手の動きは緩慢。大剣に切り刻まれる】
【迫る手に幾つもの傷が走ると、その手が動きを鈍らせる。まるで、何かに怯えるかの様に……】
呪炎『在リ得ヌ!在リ得ヌ!在リ得ヌ!在リ得ヌ!』【……そして、動きを止めた腕は、他の腕に潰されていった】
呪炎『事実ダ、真理ダ、受ケ入レヌ者ガ我儘ナノダ……!!』
【電撃と赤黒い光に腕が打ち砕かれるのを見ていた巨大な呪炎に、まるで青筋が立ったかのように、黄緑色のフレアが走った】
呪炎『死ニカケ……?違ウ違ウ違ウ違ウ違ウ違ウ違ウ違ウ違ウ違ウ……』
【冒険者達の攻勢により、手の殆どが切り落とされていくのを見て、流石の呪炎の毒も、その冴えが失われていく】
呪炎『僅カニ1000年ガドウシタ、我ガ恨ミハ未来永劫……世界ニ正統戻ルマデハ消エヌ……!』
【幾多の手を切り裂いて飛び来た斬撃が、呪炎の一角を切り裂くと……そこに目玉が生まれ、№14を睨み返した】
呪炎『GRAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!』
【その呪炎が特大の咆哮を上げたのは、氷塊に腕を潰されたからか、或いは図星でも突かれたのだろうか?】
呪炎『弱者ノ寄リ合イ!真ナル頂点ハ只独龍頂点ニアリテ……GAAAAAAA!』
【投げかけられた竜巻を迎撃し、言葉に反論する最中、横合いから聖なる炎条と鋭い口撃が刺さり、炎は再び絶叫する】
- 66祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/14(土) 22:09:50
- 67GM25/06/14(土) 22:12:32
呪炎『ヲヲヲヲヲ……小癪!シカシ我ハ不滅……オオ不滅!不滅ゥゥ!』
【青い炎を帯びたエネルギー刃の攻撃を受け、遂に伸ばしていた手が全て消え、攻撃の手段を失った呪炎】
【しかし、呪炎の動きは止まらない。封印の網の中で震え始めると、徐々にその形態を変化させていく。】
【蠢きながら表面に無数の裂け目が現れ、あるものは眼になり、あるものは口になり……!】
呪炎『下郎ォォ……手討チニシテクレルワァァァァァァ!!』
【その眼からはレーザー光線めいた魔力の放出を行い、口からは呪炎で形作られた無数の毒虫を吐き出し、】
【眼下の冒険者達をあくまで滅ぼさんと、尚も攻撃を続ける……!】
(※残り3ターン、レーザーに対処しつつ毒虫を迎撃し、反撃を!)
(※次の描写は22:45からになります)
- 68表我術師25/06/14(土) 22:27:21
- 69〈不死身の黒百合〉25/06/14(土) 22:28:14
- 70転生者×225/06/14(土) 22:29:34
「……生憎、俺は素人だ
ドラゴン業界のことは分からねーけどな」
【《道化師》はふわりと宙に浮かせた黒剣に飛び乗り、魔力光線の飛び交う空中へと漕ぎ出す。『太刀乗り』である】
「少なくとも、その『真なる頂点』ってのがお前じゃないのは確かだよ」
【乱れ飛ぶ魔力光線の中を、《道化師》は軽やかに飛んでいく。黒剣の核となった『吹緑のロングソード・覇』の高密度の風属性により、《道化師》は従来を大きく上回る空中速度を得た】
「お前は、"器"じゃない」
【そして無数に広がった『眼』の前で、『邪視』を発動する。幻覚の呪いで以て、その行動を妨害せんとする】
【そう言う《道化師》脳裏には、白銀の体を持つ小さな──しかして偉大なる大地の主の姿があった】
「手討ち……あくまで自分が裁定者のつもりなのかな
とっくの昔にこの世からレッドカード貰ってると思うんだけど」
【イグンと、グリーと交代したフロロが比翼の竜鳥となって空へ羽搏き、炎の竜巻を成して毒虫達を蹴散らしていく】
- 71紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/14(土) 22:30:30
- 72No.14◆wwRUO8jqsY25/06/14(土) 22:30:45
「気色悪ッ、拝見料500億Gだスケベジジィ!」
「って……目からビームとかそんなんアリ!?腐っても古龍ってのが、コイツだとムカつく要素にしかならないわ!」
【再度四角状のエネルギーを生成し防護、だがこれだけでは不足と感じ、一旦レーザー攻撃を回避しようと躱わす】
【……が、回避先に呪炎から放たれた毒虫が待ち構えており、No.14は虫に少し噛まれてしまった】
「ッ……テェな、ガードスーツのおかげで毒こそ無力化できてるけど……呪いの方がじんわり効いてくるわね、痛みがずっと残ってるみたいな」
【ボディスーツの一部に焼け爛れたような傷痕が残され、軽度とは言え呪炎由来の痛みがNo.14を蝕む】
「ついでに籠手も寿命が来たのかオーバーヒート……下級からの付き合いだったケド、ついにぶっ壊れちゃったかぁ……」
「ま、名誉の損傷ってことで……古龍狩りらしくなって来たところじゃん?やり返しは倍でお返ししてやるわ!」
【冒険者は痛みを抱えたまま『影槍陣』を再度発動】
【背負っている槍をオリジナルに、何本にも複製された『影の槍』を宙に浮かせて、ダメ押しに襲い掛かろうとして来た毒虫たちを、逆に槍で串刺しにして返り討ちにする】
「図々しくもカッ開いた目と口……今からおれの槍で塞いでやるわ!」
【無愧龍レグナ・アペドナの体表に出現した無数の目と口に対して、こちらも物量で応戦するかの如く影から創られた『黒い槍の雨』を操り、それらを穿ち抜いて一気に畳み掛けようとする!】
- 73ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/14(土) 22:33:04
ムゥ
『……可哀想』
【幾ら虫に集られようと…呪いで出来ているならば吸収していく…】
【逆恨みのような怒りも、晴らせない怨念も、受け入れられない悲哀も】
【魂霊術に《受けた感情》を乗せた叫びを上げて白炎の衝撃が虫を業火で焼き払い、網の内にいる怨嗟の塊にも少しだけダメージを与える】
【魂霊術の大技を打った反動で、眼のレーザーに命中し身を焦がす】
ジェーン
『ムゥ!!』
【玄武の甲羅の上、素早くフック付きの鎖を取り出すと、戦鎚で殴って打ち出す】
【焼け焦げながらもムゥは飛んできたフックを掴み】
【ムゥはジェーンが鎖を収納する勢いに任せて玄武の上に戻る】
ジェーン
『任せて』
ムゥ
『ん』
【ジェーンがムウの前に立ち、玄武に向かうレーザーを闇魔法でレーザーの光線を飲み込んでいく、魔力の消費がかなり激しいが、虫がジェーンに触れれば魔力が回復する為気にせず闇魔法を使い続ける】
【ムゥは魂霊術の《正のエネルギー》を消費してレーザーで抉れて傷ついた体を急速に再生していく、傷が治りきり、手足に不調が無いのを確かめる】
ムゥ
『行って くる』
ジェーン
『ん!』
【闇魔法をとめると、ジェーンの戦鎚の上にムゥが乗り、ジェーンは勢い良く戦鎚の上にいるムゥを打ち出し、ムゥは重力魔法で自分を無重力状態にして勢いのままに飛び出し空中戦を再開する】
- 74表我術師25/06/14(土) 22:34:30
交友関係の広いアデプトの直弟子なので師匠の縁で他のアデプトからも教えを受けられたりしているとかいう恵まれた境遇の男
- 75重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 22:38:26
- 76祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/14(土) 22:41:25
「不滅も消えることのあるのがこの世なのだよ……
ちィッ彼奴め、範囲攻撃と物量で攻める気か!」
【思わず舌打ちをし、降り注ぐレーザーを浮遊でギリギリで躱し続けるゴスロリ】
【長髪が焦げつま先が吹き飛ぶも、怪異形態ではあまりダメージは食らわない+根性で耐えている】
「だが目と口を開いたのが運の尽きだ…《夜の澱たる暗黒よ 我が手に集いて刃となれ》」
「「「「「〈闇の刃〉───ッ!」」」」」
【完全詠唱とともに、懐から取り出した者も含めて"2丁の"猟銃型魔杖から】
【圧縮された、傷口の組織の活性を奪い再生を遅延させる闇の弾丸が雨あられと放たれ】
【毒虫を的確に撃ち潰し、古龍の目と耳にも向かっていく!】
「そして…目からビームは貴公の専売特許ではないのだよ!!!」
【さらに両の翠眼から極太の魔力光線を放った!】
- 77GM25/06/14(土) 22:54:33
【眼から放たれた魔力のレーザーは、鏡で見事に反射され、周囲に群がる毒虫を焼き潰しながら、】
呪炎『GOAAAAARAAAAAAAA!?』【幾つかの眼にも当たり、瞼を閉じさせた。】
【毒虫達は、鞭で打たれるとその大半は弾けて消え、残りは怯え、逃げ出そうとした結果……海へ落ち、消えた。】
呪炎『オノレ鏡トハコ……GOAAAAARAAAAAAAA!?』【瞼を閉じた目が、ようやく開いた所へ……再度、反射光が襲う!】
呪炎『ハイ……ドナ……?ハイドナァァ!!何故アヤツヲ崇メテ我ヲ崇メヌゥゥ!!GRURUAAAAAAAAA!!』
【幻覚の先に小さな龍王の気配を感じ、いきり立って多数の毒虫を差し向けるが……飛んで炎の竜巻に入る結果となった】
呪炎『何故ダ……何故倒レヌ……!』【毒虫を差し向けても、レーザーを撃ち込んでも、状況が改善せぬ事に苛立ち】
呪炎『ヲヲヲヲ……追イ詰メテ殺ス……!』【僅かでも攻撃の通る側を押し切ろうと、視線を集めるが】
呪炎『OGURAAAAAAAAAAA!』【それが災いし、視線を向けた眼の瞳には、影の槍が突き刺さる】
呪炎『自ラ近ヅイテクルトハ褒メテ使ワス……褒美ヲ受ケ取レ……!』【更に急接近する影に視線を向けるが】
【その体格故に鈍重な呪炎の視線では、重力を自在に操るムゥを捉えきる事は出来ず】
呪炎『殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス……!』【最重点抹殺対象(!)には毒虫もレーザーも通じず、怒りの炎だけが勢いを増す】
呪炎『SHEEEEAAAAAAA!!』【全ての冒険者を相手しようとしているが故に、個々の冒険者達への攻撃は遅れ気味の様だ】
【銃弾の雨にも極太ビームにも対応できず、遂に呪炎に付いた眼が全て、血涙を流しつつ、震えだす】
- 78GM25/06/14(土) 22:55:34
呪炎『不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜不遜ンン!』
【ダメージを受けた多数の呪炎の眼が、眼窩からこぼれ落ち、ゆっくりと落下を始める。】
【しかし、残された口から発せられる呪言が目玉に届くと、目玉は……瞳孔を冒険者らに向けた。】
呪炎『蹲エ』『自裁セヨ』『輩ヲ喰ラエ』『我ニ仕エヨ』『魂ヲ捧ゲヨ』『身ヲ投ゲヨ』『呪ワレヨ』
【更に、口は一斉に冒険者らに『力ある』悪罵を放ち、その精神・思考に悪影響を及ぼそうとする!】
【動きを止め、自害させ、同士討ちさせた所に、接近した目玉が止めを刺す算段の様だ!】
(※残り2ターン、目玉を迎撃しつつ、口から発せられる妨害魔術や呪いに対処し、反撃を!)
(※次の描写は23:20からになります) - 79表我術師25/06/14(土) 23:06:49
「……ぐっ!?」
【頭を抑え思わず体勢を崩す】
「くそっ、呪詛か……!対抗術式、を……!」
『やれやれ、予想できていただろうに。情けないな』
【震える手を抑えつつ魔文を記そうとするディーノの眼前に、幽霊の少女が顔を出す】
【そして、ディーノの頭を挟み込むように手を差し出した】
「……呪いの影響が……」
『今の私は君に取り憑いているだけの霊。物質界には基本的に干渉できない……けど、"君自身"になら多少は干渉できる』
【呪いにより乱された精神が整えられていくのを感じつつ、しかしディーノは「呪いそのもの」の存在は依然として感じていた】
『今の君は、いつもより少しだけ鈍感だ。呪いが消えたわけじゃない、"呪いで増幅させられた悪意"が失せてるだけ。今のうちに解呪を急いで』
「……ありがとう、助かった!」
【手早く解呪の術式を発動し呪いの影響を根本的に排除。さらに対抗術式を即興で織り込んだ障壁を展開し、悪罵をシャットアウトする一角を形成】
【さらに浮遊剣の魔術を展開し、接近する攻撃を迎撃する陣を築いた】
「自力で解けなければこっちへ!」
【ちなみに幽霊の少女はまた姿を消した。『悪罵も浄化の類も浴びすぎるとヤバそうだし』とのことだ】
- 80〈不死身の黒百合〉25/06/14(土) 23:12:05
持ち物見返したけど目立った対抗手段がなくこのままだとコミック主人公補正で跳ね返すっていう身も蓋もない結果になるんだけど誰か助けてもらえますかー!?
個人ストーリーはともかく人様のイベントでそれはやりたくないっ! - 81GM25/06/14(土) 23:14:33
(※ウワッ、対抗手段の件すみませんー!表我術師さんが素早い対応して下さったので、そちらに立て籠もり迎撃とかで!)
- 82ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/14(土) 23:17:11
【より強まる憎悪、怨念が呪いとなるがムゥとジェーンは呪いを受けても魔力が回復するだけだ】
ムゥ
『ざんねん ムゥ たち 呪い 効かない よ』
【ムゥは外套からフック付きの鎖を重力魔法で飛ばし、レグナ・アペドナの空になった眼孔に突き刺し、凄まじい重力で抜けなくするとそのまま鎖にぶら下がりながら魂霊術の白炎を大砲の如く打ち出し眼球も本体も白炎で焼いていく】
ジェーン
『ジェーン も!!』
【玄武の甲羅の上でフック付きの鎖を勢い良く回し、怪力でぶん投げ、レグナ・アペドナにぶっ刺さると勢い良く外套の内に鎖を回収してアペドナに張り付き、そのままアペドナの上にフックを使って反撃を受ける前に登り上がる】
ジェーン
『よし!』
【怨念の塊の上に乗ると一度高く跳び、魂霊術を用いた自身を弾丸として隕石用に落とす技を用いる】
【一度技を放つだけで白炎の衝撃波が怨念の塊を震わせるダメージを与える】
ジェーン
『まだまだ!』
【アペドナも反撃を試みるが、白炎の衝撃波で反撃の攻撃も打ち消してしまう程の威力だ、アペドナが動き周るのなら一撃当たればいい方の技だが動けないので有ればただの的でしかない】
- 83転生者×225/06/14(土) 23:17:13
「……なんで、てめーを崇めないか……だと?」
【呪詛の類に対する高い耐性によって呪炎の呪言を正面から受け止め、《道化師》は答える】
「てめーみたいな奴は、ちっとも尊敬できないからだよ!」
【空中に跳躍し、魔力を充填した黒剣の柄を蹴り飛ばす。黒剣はプロペラのように高速回転しながら飛び回り、迫る目玉を斬り刻んで回る】
「さっきからぐちゃぐちゃ五月蝿いな
泥でも食べて黙っててくれない?」
【召喚師の少女は今一度召喚獣を交代させ、生きた泥マドローと水霊魚フィシュルを喚び出す】
【2体の連携によって泥の奔流を生み出し、幾筋にも分かれたそれらを残された口にねじ込むことでその呪言を封じにかかる】
【"怨鬼の念"。少女の中に在る消えることのない憎悪は、他者からの呪詛に対する強力な耐性として機能する】
- 84No.14◆wwRUO8jqsY25/06/14(土) 23:17:16
「不遜結構!こちとら生まれてこの方不遜で生きて来てんだよ!殲魔に人滅、悪ィ奴らに対しちゃ傲岸不遜で通してるんだ!」
「1000年ボケのジジィからしたら、おれはさぞ生意気に見えるだろうなァ!」
【憎悪・侮蔑・罵倒・悪態、殲魔や人滅の実験体として生まれたNo.14の悪感情は、全て『悪意』によって向けられている】
【そんな者に、悪の増幅など無駄でしかない】
【冒険者は吼え、『悪意』を差し向ける邪龍に全力で攻撃を与えていく】
【引き抜かれた双剣が織り成す白黒の剣閃は、先程槍で穿ち抜いた目玉を悉く斬り飛ばさんと暴れ回った】
(※悪感情を逆に利用したバーサク状態での暴走です、これがダメなら表音さんの方に匿ってもらう形で……)
- 85紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/14(土) 23:18:00
- 86転生者×225/06/14(土) 23:21:00
Q.(憎悪が)デカすぎんだろ……
A.そのクソデカ憎しみが形になったのがつよつよ召喚獣カットスローター君なので押して測るべしというか…… - 87〈不死身の黒百合〉25/06/14(土) 23:22:34
- 88重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 23:25:02
- 89祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/14(土) 23:29:23
「不味いッ流石は古龍nが………ァ…………
【命令に従って蹲るが、生と死の矛盾する性質により呪いを妨害する血が手から飛び散り額に触れ正気に戻る】
「ふゥ────どうやら、九死に一生を得たようだね…『楽園の舌-パライゾ・タン-』ッッッ!!!」
【そのまま解呪するまでは行かなかったものの、対策を練るには十分な隙。そして彼女は『システムを自らの意思により外部からハックする』改造によって】
「『カートリッジを魔導錬金炉に装填させよ』ッ!」
"IDEA NIXIE!!!" "LANGUAGE"
[不明なガジェットが接続されました]【思わず膝を付きながらも、ニキシー管のような円筒型の装置を取り出し】
「────動けないうちにトドメを刺す寸断だったようだが…
【魔導錬金炉がある胸元に、円筒がカチリと嵌め込まれると視界と言葉に酷いノイズが走り、ガクリと首が垂れ】【背部から飛び出した配管が上下左右前後からゴスロリを囲み、噴き出す血煙が凝集】【首から下には赤黒いアンダースーツ、周囲には鎧のパーツが形成されていく】
「残念ながら…その目論見は上手くいかないらしい……」
[IROHA-SYSTEM]
[GOSSICPANK GODDESS]
"ANSWERS────START!!!"
【鎧は合着しリベットで留められ、翡翠の双眸は紅に染まる。漆黒のつるりとした仮面が額から肌を焼き焦がすように形成され、三本の角が生えて、紅く大きな複眼が灯り────ヒロイックな般若の面を被った血染めのゴスロリメイド蒸気機鎧、といった姿への変身は完了した】
「中級用光魔剣、《麗閃 -れいせん- 》────130,000Gの重み、しかと受け取るがいい…ッ!」
【背部の配管から熱された血液を噴き出し、爆発的な高速移動と呪詛の妨害を同時に行う。
そして、光属性の魔剣を高速で振り回して周囲の目玉を焼き払っていく!】
【5回ほどしか使えないので、1回でできるだけ切ろうという魂胆なのだ!】
「助かったよ!正直言ってかなりやばかったからね…………!」【ひとしきり近くの目玉を迎撃してから飛び込んだ】
「ほう…彼の呪言も彼女には利に働いたようだね……?ふむ、ひょっとしたら私もそうなって…いや、やめておこう」【ふむ、と呟くゴスロリ。一応助けに行けるように伸縮自在の包帯を構えている】
- 90表我術師25/06/14(土) 23:30:01
- 91転生者×225/06/14(土) 23:34:19
- 92GM25/06/14(土) 23:36:24
【無数の口から、無差別に撒き散らされる悪罵の呪いを弾く障壁が、玄武の背の一角に生まれたのを見て、】
【浮遊する目玉の群れは、術者を抹殺し呪詛を行き渡らせようと殺到するも、浮遊剣に阻まれ思う様に近づけず。】
【接近し、激しい攻撃を加える仮面の二人組に対し、口は呪言の合唱と、炎の吐息で引き剥がさんと試みるが、】
【呪いが効かず、更に吐息もかき消してくる二人組には対処出来ない……目玉達は遥か下方に残らず出張中だ!】
【呪詛の効かぬ敵、それは、この呪炎にとっては正に天敵と呼ぶべき存在だったのだろう……!】
【『目玉』の幾つかが、恐るべき牙を、なんと物理的に剥きだし潰しにかかるが ―― 黒剣に阻まれゆでたまごめいて輪切り切断!】
呪炎『跪ケ』『屈セヨ』『従エ』『道具メ……何故!?』【精神的な影響を確認し、更に呪言の集中を試みるが、】
【それは、『悪に悪意を向けた』狂戦士の力を増幅する結果に終わり、それに対し呪炎は最早、戸惑うしか無かった!】
【玄武の一角の安全地帯をひき潰すべく、目玉の群れが集結する!この障壁を許せば呪炎の策は無に帰すからだ ―― しかし!】
【障壁を護る浮遊剣を避けようとしても、障壁内から飛び来る正確無比のレーザーに貫かれ、どうしても突破できない!】
【怒りに満ちた眼差しで、安全地帯に駆け込む者らを睨み続けながら、目玉は視線を集中し、遠距離から焼こうと試みるが】
【そこへ"龍讐断ち"を振りかざす二匹目のバーサーカーがエントリーを果たし、集結中の目玉達を蹴散らしていく!】
【更にもう一人のバーサーカーも加わり、最早どちらが襲う側なのかも分からぬ光景が繰り広げられた末 ―― 】
【血染めのスチームパンク・メイドの攻撃により、遂に全ての目玉は落ち、口も仮面の二人や狂戦士達の攻撃により塞がる!】
【全ての目玉を落とし終えたメイドが安全地帯へ退避する姿を、呪炎は目撃する手段を最早、持たぬのだ……!!】
- 93表我術師25/06/14(土) 23:37:35
- 94GM25/06/14(土) 23:38:39
呪炎(オ……オオ……認メヌ認メヌ認メヌ認メヌ認メヌ認メヌ認メヌ認メヌ認メヌ認メヌ認メヌ……)
【放った攻撃を悉く打ち砕かれた呪炎は、冒険者達の目には、先程までよりも随分と小さく映る。】
【先程までの戦いで力を消耗し、弱っているのだ……と、戦闘感覚に優れた者なら実感できるだろう。】
【実際、叫ぶ口を失った今、その意志は弱弱しい思念波として周囲に垂れ流されるだけとなっていた。】
呪炎(オ……オオ……!)
【呪言は一度、全ての眼窩と口の残骸を閉じると……中央に巨大な裂け目が現れ、冒険者達に牙を剥く!】
【更に、周囲の空間に走るひび割れから、黄緑色の火の粉が集まって来ては、口へと吸い込まれて行く!】
狸耳「これは……総領娘様の体内に撒いていた呪詛をかき集めて、一矢報いんと言う事でしょうか?」
狸耳「しかし、遅きに失したと言わざるを得ませんね……見てください、あの顎(あぎと)を!」
【呪炎の中心に開かれた巨大な口の奥には、火の粉が集まり、強烈な呪いが渦を巻き、練られているが、】
【しかしその収束は明らかに遅い ―― 最早、最後のドラゴン・ブレスを撃つ力が足りていないのだ!】
狸耳「相手の力の終結を座して待つ必要などありませぬ……今こそあの喉奥に、必殺を一撃をッ!」
(※ラストターン、呪炎の中心部に向けて、必殺の一撃を叩き込もう!!)
(※次の描写は24:20以降になります……!!) - 95紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/14(土) 23:39:13
一衛「了解!紫黒、大丈夫か?」
纏「なんとか……迎撃、協力します
「《影と体で我は成る》」
【いまままで召喚した式神の数からして魔力にはまだ余裕がある
その余裕をすべてこの式神に注ぎ込み始める】
「《一の体と一の影》」
【足元の影が大きく広がるがそれに対して水精纏とつながっている部分が細くなってゆく】
「《影は我超え、獣と成る》」
【完全に影は水精纏いと分離してそれは二足歩行の名状しがたい獣の姿と変化した】
「《正体不明の人食い獣−ジェヴォーダン−》」
「全部、喰らい尽くせ!」
【水精纏の魂の半分で生み出された獣、ジェヴォーダンは明確な自我を持たない
それ故に呪詛に操られず、迎撃に走り出す】
- 96祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/14(土) 23:46:09
すみません、今日はたぶん0:00付近で広域規制されます、付近と以降のレスはすぐには返せなさそうです…!!!
「ありがとう…ッ!無論、できるだけ手伝うよ……!」
【自由を取り戻した腕で魔力ポーションを数本呷ると】
【活力を奪う〈闇の刃〉と、捉え活力を霧散させる〈闇の縛鎖〉を弾丸状に圧縮して弾幕のように放っていく】
「ふぅ………どうやら凌げたようだが……
【未だに微かに痛む気がする頭を掻いて怪異回復増強ポーションN.E.O.を飲んで回復する】
…さて、仮にも《天地万物ノ主ニシテ全世界ニ只独リ正統タル裁定者》を名乗るなら、まだ或るんだろう?」
「やはり、あったようだね…………ならばその野望、顎ごと私たち冒険者が打ち砕いてみせようじゃあないか!」
"LANGUAGE!!!"
"ANSWERS FINISH!!!"
【背中の配管からのブーストで超速で接近し、喉へと紅く鈍く輝く血で延長された貫手を放つ!】
- 97〈不死身の黒百合〉25/06/14(土) 23:50:33
「なるほど、最後にお片付けをするとは引き際がわかってる敵役じゃないか」
【カチン、と音を立てて亀甲模様に彫り込まれた金の台座に色とりどりの宝石が配置されたロケットペンダントを開く。
宝亀炉のロケット、内部で炎の燃えるそれは内部の炉に宝石を入れることでそれを燃やして魔法を発動させることができるものだ】
【ナイトリリーがそこに放り込んだのは水晶。浄化の力を持ち石言葉は神聖。
それによって生み出された透明な光がクロスボウに繋がれた矢に宿る】
「このクロスボウはどちらかと言うと闇属性だが、闇があれば光はまたいっそう強く映るだろう?
メリハリが大事なんだよ、何事も―――恨み一辺倒のあんたにはなかったようだけどさ!」
【影縫のゼクス・シュヴァルべの闇を矢ではなく全て光の強化と消費して、放たれた透明な光が喉奥を貫いた!】
- 98ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/14(土) 23:52:02
- 99GM25/06/14(土) 23:54:07
(※了解です、規制された場合は明日以降でも描写置いといてくれれば、可能な限り返します!)
- 100重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/14(土) 23:58:02
- 101紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/14(土) 23:59:18
纏「了解です、引導を」
一衛「渡してやるか」
【呪言の力が弱まったことを眼にし、勢いよく一護一衛は飛び出してゆく
その背中に炎を背負うように水精纏いが炎を作り出し前方に影を生み出した】
【その影にジェヴォーダンが潜り込み一護一衛のスピードはどんどん上がってゆく
また、一直線に突進するだけでなく周囲に障害物を生み出し体を隠しながら呪詛の竜に近づいてゆく】
【その最中でジェヴォーダンは一護一衛の脚や腕を伝い薙刀の先端に宿る】
「「『シャドウ・バルーンバースト』!!!」」
【竜の顎の真上に飛んでゆき薙刀を勢いよく突き刺す
薙刀に宿ったジェヴォーダンは不定形で大きさの制限も影故に存在しない
竜に突き刺された瞬間に水精纏いが指示を出し体内に潜り込ませ、内側から様々な生物の爪や牙、針などの器官を突き出させ破裂させようとする】
- 102転生者×225/06/15(日) 00:00:21
【ゆらり、と。召喚師の少女の周囲の空間がぶれた。足元に現れた大魔法陣から、異様にして強大な魔力と共に"それ"は飛び出す】
【巨大な、脚持たぬ幽鬼。血の滲んだ襤褸布の外套に、血錆びた刃の両腕と身体に垂れる幾本もの鎖。召喚獣、『カットスローター』】
「じゃあね、『天地万物の主にして全世界に只独り正統たる裁定者』さん
──続きは地獄でやってろ」
【その言葉と共に空中に展開された、血錆びた長大な刃。凄まじい速度で呪炎の喉奥に飛び込んだそれは一瞬にして無数の塵状の刃となり、内側から呪炎の頸を細胞レベルで斬り刻む】
「《冒険者 ーワイルダーー》!!」
【《道化師》の体を古の神秘溢れる魔力が駆け抜け、その姿を野生の魂を宿す異形の魔法剣士へと変転させる】
【《冒険者》は黒剣から変じた白銀剣を地面に立てて腰を落とし、前に屈んだ体勢を取った。さながら、獲物に牙を剥かんとする餓えた狼のように】
「好き勝手もこれまでだ
俺達の仲間を、お前の呪いから解き放ってやる!!」
【《冒険者》の姿がその場から消失した刹那の後、呪炎の喉奥に超音速の連斬が叩き込まれた】
- 103表我術師25/06/15(日) 00:06:24
「了解、叩き込む!」
【綴る魔術は決まった。ならば次は適した触媒だ】
【リヴァイアサン=クレイドルの帯電血。彗星イカのインク。霊木炭の溶液。そして銀剣により刻まれた裂傷からの流血……それらを混ぜ合わせたインクを用い、"映らぬ鏡"の破片に文字を記す】
【それは、雷を畏れる物語/英雄を称える物語。二篇の異なる文を改変し、一つにまとめ上げた"異譚"。古き神秘を、新しき手腕によって編纂し生まれる魔術】
【それは、ディーノ・アマルツィオが探求する"新たな魔術"。その萌芽となり得る技法であり、現時点の彼が有する"切り札"である】
「"Fulgur validum factus est ensis coruscans, qui mala dissecuit(雷は力強く/その剣閃は悪しきを断ち切った)"……名付けて『雷神の剣』、ってとこか」
【ディーノが指差す先──即ち、呪炎の中心部に】
【"白銀の斬撃"と化した雷が、轟いた】
- 104No.14◆wwRUO8jqsY25/06/15(日) 00:09:11
「なまっちょろい熱を出してんじゃねェ……!ッ、痛みに響くだろうが……!」
【痛みで正気を取り戻したが、呪炎の溜まりに呼応して身体に刻まれた炎の傷が共鳴する】
【回りくどい熱に浮かされ、意識が遠のきそうにもなりかけた隨に、ハッキリと魂と同化した『異物』の力を実感する】
「………ハハハッ!良いなぁ『天使』サマ!」
「冒険者を、ギルドを恨んでようが……ああいう穢れを許せねェのは変わらねぇってワケかよ!」
「なら今は……おれに力を貸してもらおうか!」
【手に持った『雷蝕の脅槍』に、No.14の心臓から飛び出た『旧遺物』の槍の欠片が纏わり付き、心臓が弾き出された身体の方には「煌々と輝く翼」が生えていた】
【異端の力との同化、それが今まで以上に強く結び付くことになったが、冒険者自身は正気を保ったままだった】
「力を貸せよ『No.14』!この“フリード”が器ン中の魂を完全にコントロールして、あのバケモンをぶっ倒してやるからよ!」
【空を飛翔する異形の天使が槍を構える、するとその周囲には影で象られた時と同じように鋭い槍の複製が浮かび上がる、だがそれは先程の比にならないレベルの、天使がいる空の周りを埋め尽くすほどの槍が邪龍に向けられている】
【『槍の欠片』は器たるフリードの心臓の血を贄にしながらも、脅槍に天使を由来とする「聖なる力」を付与し、破邪の力を限界まで練り上げていく】
【そして】
「『シージ・ペリロス・ロンギヌス』……!」
【冒険者フリードの一声で槍は放たれた】
【天に座する輝翼の使いが悪しき邪龍の頭蓋を穿たんと、一極に集中された『聖槍』の波濤を浴びせる】
- 105ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/15(日) 00:12:14
【上位級の強さの冒険者達からの強烈な一撃がはいる度にアペドナから飛び散る負の情念の魂は、ムゥとジェーンが水を吸い込む様に奪い取っていく】
『『《バーバ・ヤーガ(有るべき場所に還ろう)》』』
【もはや、逃れる事はできない……ただただ彼を形作る怨念は喰われ消えゆくのみ】 - 106〈不死身の黒百合〉25/06/15(日) 00:15:44
この人武器の扱いとかで戦ってて必殺技的なものがないので毎回ラストシーンの説得力に苦労するところある
- 107GM25/06/15(日) 00:24:25
【紅く鈍く輝く、目にも止まらぬ速度の一閃が、呪炎の大口へと飛び込み、そのままの勢いで反対側へと突き抜ける。】
【闇の中を力強く照らし出す、清らかで透明な光が喉奥を貫き、呪炎が口内で練っていた呪詛に綻びが生じる。】
【受けた傷を塞ぐべく、呪炎に憎悪の燃料を注ぎ火勢を増さんとするも、その怨念は炎にくべられる事無く吸い取られていき、】
【口内に飛び込んで来た相手を噛み砕く力すら出せぬままに、中枢部を装甲の乱反射でズタズタにされた呪炎は、】
呪炎(赦スマジ人間……)【古の戦いで、自身を追い詰めた人間達を呪い。】
呪炎(赦スマジ龍種……)【古の戦いで、人間達に味方した風の龍を呪い。】
呪炎(赦スマジ雑種……)【古の戦いで、自身に敵対した全種族を呪い。】
呪炎(赦スマジ世界……)【自身を、唯一絶対の龍王として受け入れなかった世界を呪い。】
呪炎(赦スマジ衝合……)【そのような世界に自分を招いた、全ての始まりを呪い。】
- 108GM25/06/15(日) 00:25:47
【潜り込んだ人食い獣により、更にその傷の内部から爪、牙、針といった器官が生じ、破裂寸前にまで膨れ上がる。】
【その表面に、無数の筋が入る。召喚獣と太古の冒険者が織りなす刃の協奏曲により、再生の限界はとうに超えており、】
【白銀の斬撃が内部で轟くと同時に、無数の傷が雷雲の中を走る稲妻めいて走り、広がり、分かち、断ち切り……!】
呪炎(赦……スマ……ジ……)
【最後に眼前の冒険者達を呪おうとして、遂に果たせず。】
【魔を殲滅する『天使』の力が、その頭蓋に触れると同時に ―― 風船の割れるように、花火の飛び散る様に、爆ぜ飛んだ!】
狸耳「……彼奴の核は滅びました、これで一番厄介な箇所は片付いたと言えるでしょう。」
【呪炎が弾け飛んだ後に残る、残滓の、そのまた残滓を、薄桃色の糸が絡め捕り浄化して行くのを見ながら、】
【狸耳の忍者は、懐から更に一枚の紙を取り出す。】
- 109GM25/06/15(日) 00:26:59
(※24:40に進行し、そこから報酬提示までノンストップでムービータイムに入りますー!)
- 110〈不死身の黒百合〉25/06/15(日) 00:30:19
- 111紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/15(日) 00:32:23
- 112No.14◆wwRUO8jqsY25/06/15(日) 00:34:29
- 113転生者×225/06/15(日) 00:35:05
- 114表我術師25/06/15(日) 00:37:09
- 115重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/15(日) 00:39:09
【仰向けに海に浮かんでいる】
「あー…終わった…みたい…ですね…」
【色々と尽き果てたようでぼーっと浮かんでいる】 - 116GM25/06/15(日) 00:42:12
狸耳「……割と居ると聞きます、敗北を悟ると、証拠隠滅を兼ねて居城を爆破する悪党」
【ちなみに海竜の巫女に呪いを与えた殲魔の科学者が、正にそうだったらしいよ!】
狸耳「基本的に、肉体に戻れば傷は残らないそうなので、ご安心を……」
狸耳「ただ、負傷が酷いと精神的に影響が出る可能性もゼロでは無いとの事、どうかご自愛を」
【その戦いぶりを思い出し、そっと尊敬の念を込めて会釈した】
狸耳「そろそろ帰還のお時間となりますー」
【懐からフック付きロープを取り出し、鎧の出っ張りに引っ掛けて引き寄せ、玄武の上に引き上げた】
狸耳「後は、散らばった"残滓"の残滓……を片付ける必要がありますが、その手段は別に用意してあります」
狸耳「……火取り魔さん、後はよろしくお願いします」
【そう呟くと、紙の中から着流し姿の下半身に、燃え盛る上半身を持つ妖怪の姿が現れる。】
【極東の伝承にある、火の力を吸い取り弱めてしまう妖怪である。】
【その妖怪が、玄武の甲羅の上を練り歩くと、甲羅の上に落ちて来た火の粉が見る見る弱まり、消える。】
【海中に落ちた火の粉や燃えさしは、イルカ、イカ、チョウチンアンコウ、タチウオ男などが海に潜り、】
【それらを玄武の甲羅に放り投げては、火取り魔が消していく体制で、消火活動が進んでいく。】
狸耳「ここまで弱らせれば大丈夫、後はラピス神の祝福と火取り魔さんに任せておけば解決するでしょう。」
狸耳「それでは、依頼の達成を確認致しましたので……『あちら側』へ戻る事にしましょうか……!」
(※ H/MIX GALLERY様より 夜桜小路)
- 117GM25/06/15(日) 00:43:13
【事態の収束を見て取った狸耳の忍者は、冒険者達に声を掛け、手招きして自身の近くに集めると、】
【銀色の松明を掲げ、その炎に向かって呼びかける。】
狸耳「ヘイジーシカーダより総領娘様へ、こちら対象の無力化を確認、帰還の手順実行を願います」
【……それから暫くすると、松明に灯っている銀の炎が、脈動するかのように幾度か動いた後、】
【突如として鮮烈な光を放ちつつ、一気に膨張、冒険者達を飲み込んで行き……!】
~~~~~~~~~
~~~~~~
~~~
海竜「みんな、お帰りー!さっきちょっと胸の辺りでドンッて爆発があったのを感じてぇ」
海竜「それから呪いの気配が急速に引いていくのを感じてたわぁ……やってくれたのねぇ!」
【気が付くと、冒険者達は宿屋の大部屋に戻っていた。部屋の隅に、狸耳の……清掃業者も居る。】
【部屋の中央に座っていた海竜の巫女は、皆の顔を見回し、嬉しそうに頷いた。】
狸耳「……では、総領娘様」
海竜「……ん、じゃあちょっと報酬の受け取りに付いて説明させて貰うねー!」
【そう言うと、海竜の巫女は自分の魔法の雑嚢に手を突っ込むと、幾つもの巻物を取り出した。】
【巻物を広げると、中には報酬の目録と、その横に四角い空欄が書いてある。】
海竜「報酬の30万Gについてはギルド酒場に預けてあるから、そちらで受け取って頂戴!」
海竜「追加報酬については、この目録に書かれたものを、『どれか一つ』お渡しするわぁ!」
【そう言いながら、海竜の巫女は別に用意していた説明用のパネルを取り出し、話を続ける】 - 118GM25/06/15(日) 00:44:32
海竜「この巻物の四角い欄に、こう……✔を入れる事で、報酬を選ぶ事が出来るの」
海竜「報酬を選択すると、巻物は煙になって消えて、選んだ報酬が転送されて来るってワケ!」
【一通り説明を終えると、海竜の巫女は冒険者達に、巻物を手に取る用に促す。】
海竜「読んで見て分からない事があったら、何でも気軽に尋ねて欲しいかしらぁ!」
《海渡りの護符》
極東の神社で『お守り』として販売されている形式の、柊の枝を加えた蛇龍の紋が描かれた護符。
所持していると水の上を歩ける他、祈りを捧げると鰓が生えてきて水中呼吸が出来るようになる。
効果発動中は常にMPを消費し、MPが切れると効果も消える点にはご注意を。
《水脈龍の紋様石》
永き時を生きた龍種の体内に生成される、不思議な紋様が描かれた小さな石の破片。
体内に取り込むと魔術炉心として働き、常時僅かに魔力が回復するようになり、水と氷の適性が上がる。
適性が上がるだけで新技習得は本人の努力次第なのと、龍の眷属としてドラゴンキラーに弱くなる点に注意。
《水脈龍銀》のインゴッド(5本)
洞窟ダンジョン『水脈龍の尻尾』にて産出された霊銀(ミスリル)の一種を特殊な方法で精錬したもの。
通常のミスリルの持つ特性に加え、『水』『氷』『龍』属性への強い適性を示し、特殊能力を乗せやすい。
武器防具への加工オプションは付いていない為、説明書と一緒に鍛冶屋さんへ持ち込もう!
《偉大にして強大なる水脈龍コゴリ様の黄金象牙像》
天津蛇 凝(龍形態で全長333m)が天に登る姿を象って作られた、1/100サイズの像。
純白の体毛部分は象牙で、燃えるオレンジの鬣部分は純金で作られた、大変贅沢な一品。
自宅に飾れば大変リッチな気分になれるだろう……売却すれば 1,000,000G 相当にはなる。
(※ひとまず12:55まで質疑応答&会話タイムです!) - 119No.14◆wwRUO8jqsY25/06/15(日) 00:51:21
- 120表我術師25/06/15(日) 00:53:03
- 121転生者×225/06/15(日) 00:55:48
- 122紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/15(日) 00:58:18
- 123GM25/06/15(日) 01:01:28
海竜「……えっ、そこまでハードな激戦になってたの!?」【心臓が飛び出たと聞いて、驚く巫女】
狸耳「……ハイ、総領娘様の精霊術の練度では、とてもとても……」【狸耳の方も、想定を上回る戦いだったようだ】
狸耳「単体未加工では術式の複雑さ次第、ですかね?水の龍種の加護があるとはいえ、インゴッドのままではちょっと」
狸耳「……逆に、腕利きの鍛冶屋に適切な式を組み込んで貰えれば、かなり高度な操作も可能になるでしょう」
【懐から資料を取り出し、読み上げる狸耳】
狸耳「そのような前例はあまり聞いた事がありません……島では、それを与えられる事は名誉であり、外そうとする方はあまり」
海竜「アレって、島のお偉方には割と配られてるんだよねー?不適合が出たって話は聞かないけど、でも外の人の体質とかもあるし?」
【顔を突き合わせて、色々相談した後、向き直る】
狸耳「取り込んだ後も物質的な形で体内に残るものですので、それを除去して頂ければ解除は可能かと」
狸耳「その場合は、ギルドの医務室に頼んで外科手術をして頂く事になるかと思います……」
- 124〈不死身の黒百合〉25/06/15(日) 01:01:30
- 125重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg25/06/15(日) 01:02:40
- 126〈不死身の黒百合〉25/06/15(日) 01:03:52
- 127ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/15(日) 01:03:59
【ムクリと起き上がった2人】
【その容姿は、討伐に向かう前よりも明らかに成長していた】
ムゥ
『………?』
【自分の変化に戸惑うムゥ、今まで成長する事がなく創造された時の要素を保ち続けていたのに、何故か急に背が伸びるとは…】
ジェーン
『ムゥ!?なんで!?』
【ジェーンは成長していない、まだナニカたりない要素があったのだろうか?】
【報酬の話が出ると、ジェーンは《偉大にして強大なる水脈龍コゴリ様の黄金象牙像》を欲しがった】
ジェーン
『これ を 銀行 の 担保 に して お家 買う!』
ムゥ
『ちょっとジェーン?報酬を渡した人のまえだよ?』
ジェーン
『…!!ムゥ!!ずるい!!』
【しゃべりまで改善されておりショックを受けるジェーン】
※すいません、落ちます
- 128No.14◆wwRUO8jqsY25/06/15(日) 01:06:51
- 129GM25/06/15(日) 01:07:31
海竜「そうねぇ……闘技場で無茶して燃え尽きた事は何度かあるけど、どれも気分のいいものでは無かったしぃ?」
海竜「その心配が無くなったってだけで、心の奥底が今までより大分軽くなったのは本当……ありがとう、ねっ!」
【いつもよりも更に軽いノリでくるくる回った後、ウインクを二人に向けた】
海竜「……ゴールドは大切、本当にね……必要なら遠慮なく換金しちゃいなさいなぁ?」
海竜「ウチの一族で出せる報酬と言うと、どうしても適性が偏るからねぇ……アレがある意味、一番偏りが無いと思うわぁ」
海竜「何せ象牙と黄金ですもの、極東でも大陸でもウチの島でも、きっとフォドラでだって一定の価値があると思うわぁ」
海竜「ちなみにアレ、ウチの母上様が島で功績を上げた者へ進呈するトロフィーの一種みたいなモンなのよ」
海竜「……相手に贈るべきものに、あーんな自我丸出しのモノ造るんだから……母上様にも困った物よねぇ?」
- 130表我術師25/06/15(日) 01:07:39
- 131転生者×225/06/15(日) 01:07:53
- 132No.14◆wwRUO8jqsY25/06/15(日) 01:09:14
三ツ首の竜……キングコゴリギドラ……
- 133転生者×225/06/15(日) 01:11:21
青眼の究極コゴリ様……?
攻4500/守3000……?(もっとありそう) - 134転生者×225/06/15(日) 01:12:24
- 135GM25/06/15(日) 01:13:04
※ それでは、本イベントはこれで完結となります!参加してくれた皆々様、本当にありがとうございます!!
※ 自信で提示した進行時間に度々遅刻してしまった点、申し訳なく思っています、ここは先人方を見習いたい所……!
※ それでは、寝る方はおやすみなさいです!
※ これ以降も描写を書いていただければ、返信させて頂きますー!
海竜「ハイハーイ!ウチの島の特産の一つで、島の偉めの軍人さんはこれで作った刀を下賜される、そういう代物よぉ!」
海竜「武器新造なり強化なりに、なんかこー、うまーく使って上げてねぇ!」
海竜「……アレッ?依頼に来た時と雰囲気が違うような?」
狸耳「総領娘様、雰囲気だけじゃなく明らかに見た目から変化しているじゃないですか、恐らくは、トドメの時に……!?」
【報酬売却の話よりも、その姿の変化に驚き戸惑い、あまりうまく受け答えの出来ない二人であった】
狸耳「これも忍務の内なので……おっと」【忍びである事を思わず口走り、そっと口を押えた狸】
- 136〈不死身の黒百合〉25/06/15(日) 01:14:41
- 137表我術師25/06/15(日) 01:16:05
- 138No.14◆wwRUO8jqsY25/06/15(日) 01:16:24
- 139紫がかった黒◆kTvl07K2zU25/06/15(日) 01:17:11
- 140転生者×225/06/15(日) 01:18:11
- 141GM25/06/15(日) 01:26:15
※ 3.3mはあるデカブツなのでお店に三体並べたらかなりの威圧感がありそう……!
※ そして地味に象牙製、まさかのマンモスの墓場内蔵式……!?
【仲が良いわねぇ?という視線を送る巫女であった】
海竜「ハーイ!お魚さんなら水適正はあり過ぎて困るって事は無いかしら?」
海竜「何なら滝を登って龍に成るのを目指しても良いかしらぁ?……ま、そんな効果は無いけれど!」
【極東の滝登り伝説を思い出し、ツルッと口を滑らせた後……慌てて訂正する巫女であった】
海竜「ええ?母上様は色々細かいし煩いしネチネチしてるし、とても……」【と口を尖らせる巫女を制し】
狸耳「ええ、お分かりですか……結構似ておられると島でも評判なのですよ」【と答える狸耳であった】
海竜「基本的にはお酒と一緒に呑み込めば、自然と体に取り込まれるハズよぉ、あ、多分水で飲んでも平気!」
狸耳「医学的には、一度体内に吸収された後、多くは心臓の付近で再結晶化し、効果を発揮するとの事です」
海竜「それはね、そうね……資源的な意味では間違いなくねぇ」【……芸術的面については、口を閉ざした】
海竜「ワイルドねぇ、まぁ喜んでもらえて良かったかしらぁ!命の恩人ですもの、感謝してるかしらぁ!」
- 142表我術師25/06/15(日) 01:31:58
『か弱い幽霊だからね、取り憑いた人間に話しかけておちょくるぐらいしか楽しみがないの』
【はーやれやれみたいな大袈裟な動きをしてみせる幽霊】
【寂しがり屋の子供に付き合ってやってる兄ちゃんの顔をしているディーノ】
「酒か水と一緒に、か。念のため酒……極東ので飲んどこうかな。寝る前に飲めば平気だろうし……」
【紋様石はひとまず格納の首環に入れた】
- 143祀り香◆UwIgwzgB6.25/06/15(日) 09:29:30
返信了解しました!!!ありがとうございます!!!
お疲れ様でした!!!巫女 さんの呪いを解く瞬間に立ち会えて、また手伝えてとても嬉しかったです!!!
そして普段あまり使わない魔術を活用できて、とても楽しかったです!!!ありがとうございました!!!
「カヒュー……ゼヒュー…………ふ、ぅ……どうやら、倒せたようだね…良かった…」
【仰向けに海面に寝転がっているゴスロリ…変身は解除してある】【魔力ポーションと怪異回復増強ポーションN.E.O.を飲み、玄武の背へと上がった】
「やはり、手際が良いね……皆、お疲れ様だよ…」
【布団で目覚めたゴスロリ……暑かったのか、掛け布団は剥いでいた】
「さて、蒐集家としては石かインゴットか像が気になるところだが……石はドラゴンキラーに弱くなってしまうのか。ならば…像で!」
【《偉大にして強大なる水脈龍コゴリ様の黄金象牙像》の欄に✓を入れた】
「なるほどトロフィー相当の品…やはり選んで正解だったようだ…!!!」
【後日、彼女がいた街の彼女たちの記念館に飾られることになるだろう…!】
- 144ムゥ◆AUy27RMtoo25/06/15(日) 10:23:33
- 145GM25/06/15(日) 12:06:59
海竜「あら、割とトロフィーの類に興味があるタイプかしら?確かに見た目は派手だからねぇ」
海竜「天津七津島の大きな会館や何かの事務所なんかにも置かれてたりするし、やっぱみんな派手なの好きよねぇ!」
【上機嫌で笑いながら話す巫女を横目に、狸耳は複雑な表情である。島に置ける像設置の意味を知るからだ。】
【それは即ち島主コゴリの覚え目出度き事を示す、ある種の島内社会的ステータス誇示の一種であると言える。】
【勿論、これは鎖国中の島内のみで通用するルールであり、島外では何らの政治的意味も持たぬ品でしかない。】
海竜「今日はどうもありがとねぇ!またどこかの大規模依頼でお会いしたら、その時はよろしくぅ!」
海竜「んー……まぁ、ムゥさんの方がこっちに来て長いし、色々経験も積んでるし、その差かしらねぇ?」
海竜「でもそうなら、ジェーンさんも経験を積んで行けばいつかの段階で大きくなれるかも……ね!」
【そう言いつつ、『慌てない、慌てない』とそっと小さい方の仮面を諭そうとする巫女】
【……そして話が立ち回りの話になるや、狸耳の視線が巫女の背中に突き刺さる】
狸耳「大規模依頼の乱戦は難しいものです、それも、数をこなせばいずれは慣れて行くでしょう」
狸耳「ちなみにそこの」【巫女の背中を指さす】「……も幾度か失敗した事があるので、あまり気に病まない事です」