神輿は軽くてバカが良い編 第十四章 アトラシハース攻略編

  • 1◆VLlUGaOg9c25/06/15(日) 20:36:21

    前スレまでのあらすじ

    遂にアトラ・シハースへと乗り込んだ一行。
    しかし、敵の手によってウトナピシュティムの本船がハッキングされ、自爆シーケンスを起動させられてしまう。
    その上、地上には攻略したはずの虚妄のサンクトゥムまで再び現れ始め、船員たちも地上組も絶体絶命の危機に陥った。

    もはや、残された時間は少ない。
    端末を破壊してアトラ・シハースのハッキングから逃れれば、ウトナピシュティムのシステムを復旧させ、
    アトラ・シハースの管制権を奪い返すべく、少女たちは己の使命を胸に走り出したのであった。

  • 2◆VLlUGaOg9c25/06/15(日) 20:38:09

    代理モブ「こちらが前スレになります」


    神輿は軽くてバカが良い編 第十三章 アトラシハース突入編|あにまん掲示板前スレまでのあらすじ遂に空へと飛び立ったウトナピシュティムの本船。目標であるアトラ・シハースの箱船の「多次元のバリア」を打ち破るべく、勇者アリスの光の剣が放たれたのだった。bbs.animanch.com

    代理モブB「思えば、遠いところまで来ましたね・・・いや、本当に」


    代理モブC「このスレシリーズの物語は一体どうなるのか・・・・・・それは未来の1とみなさんだけが知っています」

  • 3二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:41:02

    たておつ
    14章ですからねぇ

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:45:00

    たておつです

  • 5◆VLlUGaOg9c25/06/15(日) 20:46:01

    前スレ>>194

     ヒナ「・・・」


    ナレーション

     ヒナは戦場を俯瞰しながら、どうするべきか考える。

     殲滅するだけなら・・・出来る。この世に無限という言葉はあっても、本当の無限などありはしないのだ。

     このメンバーなら、この程度の敵は幾らでも殲滅出来る。弾が切れても、拳で殴り潰せるだろう。

     けれど、それは時間を考えずに、殲滅だけを目的にすればの話だ。

     今のヒナたちの目的は一刻も早い状況の解決。その為に、1秒でも早く最西端へと到達すること。しかし・・・


    ヒナ(ネルの武器は殲滅向きじゃ無い。アリスは撃つ度に1度止まらないと反動を抑えられない)


    ナレーション

     間に合わない。このままの侵攻速度では遅すぎる。

     勿論、ヒフミが操るクルセイダーに期待して前線維持に注力するというのも1つの手だが・・・・・・


    ヒナ(幾ら巡航戦車でも、真正面の敵を轢き潰しながら走れるわけじゃない筈・・・)


    ナレーション

     策が必要だ。この際、贅沢は言ってられない。無理でも、無茶でも、何でも良い。状況を好転させる1手を・・・。

     

    ズダダッ!ズダダッ!(銃撃音)

    ネル「おい!突っ立ってねぇで、お前も戦え!」


    ヒナ「・・・・ええ、そうね。でも、その前に2人とも聞いてくれるかしら?

       1つだけ、作戦とも呼べないような無茶だけど、状況を変える方法を思いついたの」

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:01:45

    たておつ
    数に負けてたんだよな

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:09:33

    策在りか

  • 8◆VLlUGaOg9c25/06/15(日) 21:18:06

    >>5

    ネル「・・・お前それ、本気で言ってんのか?」


    ヒナ「無理の1つもせずにいられる状況じゃないでしょう?それで、出来るかしら?アリス」


    ナレーション

     ヒナ自身の言う通り、ヒナの考えた策は「無茶」と呼ぶのに相応しいもの。

     それは、その内容を聞いたネルが「マジで言ってんのか、コイツ?」と眉を顰めるほどのモノだった。 

     その中核を担う、勇者アリスも流石に不安な表情を隠しきれず・・・・・・


    アリス「おお!特別クエストですね!アリス、頑張ります!」


    ナレーション

     ・・・何てこともなく、満面の笑みで承諾した。この勇者、ノリノリである。


    ネル「お前・・・分かってんのか?私が言うのも何だが、正気の沙汰じゃねぇぞ?

       『光の剣の反動をわざと抑えずに推進ロケット代わりに使う』なんてよ」


    アリス「ですが、ヒナ先輩の言う通りです。このままではタイムオーバーになってしまいます!」


    ネル「そりゃあ、そうだけどよ・・・」


    ナレーション

     一見するとヤンキーのような言動と目付きの悪さをしたネルだが、彼女もミレニアムの学生だ。

     安全装置が無い危険性は良く理解している。主にブレーキの足りない学友たちの所為で。

     ・・・兎も角、ネルはアリスが心配なのだ。


    ネル「・・・わーったよ!そこまで言うなら、しっかりやれよ!」


    アリス「もちろんです!チビメイド先輩は大船に乗った気持ちでいて下さい!」

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 22:14:38

    たておつ

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 22:50:13

    たておつ
    無茶苦茶すぎる

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 06:08:02

    それが出来たら確かに早いが…

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 11:52:38

    光の剣が魔女の箒になるのか

  • 13二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 19:27:50

    大船眩しいなぁ

  • 14◆VLlUGaOg9c25/06/16(月) 22:54:34

    >8

    ネル「・・・!だから、それ止めろって言ってんだろうが」


    アリス「ち、チビメイド先輩?どうしましたか?具合でも悪いんですか・・・?」


    ネル「だから、やめろって・・・・・・・・。すまねぇな、身内の恥さらして」


    ヒナ「・・・別に、気にしないで良いわ。元気があっていいじゃない」


    ナレーション

     何時も通りではあるが、罵倒染みた失礼な呼び名に青筋を浮かべながらネルは静かに拳を落とした。

     3年生として、他校生の前で余り取り乱した姿を見せるのは良くない。そのぐらいの分別はついていた。

     ・・・アリスは初めての反応に驚いて、逆に何時もよりも動揺していたが。


    ユウカ(通信)『そう言って貰えると助かるわ。・・・・・・ゲーム開発部にマナー講座とか受けさせた方が良いのかしら?』


    アコ(通信)『いや、そんなこと私に聞かれても・・・・・?』


    ネル「アタシが言うのも何だが、そんな世間話やってる場合かよ。やるんなら早くやらねぇと、時間が・・・」


    ナレーション

     と、いい加減雑談が長くなってきたのでネルが話題の修正に入ろうとした。その時、彼女はやって来た。


    キュラララーーッ!(走行音)


    ヒナ「どうやら、結果的に良い時間潰しになったみたいね」


    ナレーション

     恐れ、讃えよ。エンジン音をかき鳴らし、敵地を駆け巡る鋼鉄の聖騎士(クルセイダー)を。

     最高速の更に先を征きながら、、踊るように敵の隙間を道とするステップの如きドリフト、異次元の操縦術を。

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 22:54:40

    意外と上手くいきそうだけど、どうなるか…

  • 16二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 06:42:40

    来たぜクルセイダー

  • 17二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 16:27:04

    保守

  • 18◆VLlUGaOg9c25/06/17(火) 22:44:40

    >>14

    ナレーション

     幾ら光の剣が大きく、3人が小柄な生徒だとしても、流石に全員がしがみついて飛ぶのは面積的にも無理あった。

     そこに上手いこと合流してくれたのがヒフミである。クルセイダー戦車ならば、4人が乗るスペースもバッチリだ。

     台本は出来た、役者も揃った。ならば、後は始めるだけ。


    ヒフミ「ほ、本当に大丈夫なんでしょうか?この子、学園からお借りしてるレンタル品なんですが・・・・・・」


    ネル「ハッ!この期に及んで、戦車の心配が出来るなら上等だ。安心しろ、ミレニアムの技術で直してやっから」


    アコ(通信)『そういうことでしたら、私たちゲヘナ学園の技術者を紹介しましょう。

           何しろ、物が壊れるなんてしょっちゅうですからね。こと修理となればミレニアムにも負けませんよ』


    ヒフミ「本当ですか!?」


    ナレーション

     軽く雑談をしながらクルセイダーを操り、発射のその時まで敵をやり過ごすヒフミ。彼女の真上では、

     クルセイダー砲塔の裏に陣取った光の剣を構えるアリスを、ネルが支え、ヒナが腕と両翼で包む。

     丁度、某ハンター漫画のドッチボール編のような合体体制で、射撃準備に入っていた。


    ユウカ(通信)『射撃角度、計算できました!データを送信します!』


    ネル「だってよ。いよいよだぜ、アリス。準備は良いか?」

    ヒナ「衝撃は私とネルで抑える。貴女は安心して砲撃に集中して」


    ナレーション

     どんなに強気なことを言っても、全ての不安を振り払えるわけではない。ヒフミも、ヒナも、ネルも怖いのだ。

     しかし、それでも少女たちは疑わず、恐れながらも信じることを選んだ。この、小さな見習い勇者に全てを託した。


    アリス「・・・貫け、バランス崩壊!光よ!!!

  • 19二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 06:46:19

    姿勢で草

  • 20二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 12:37:48

    H×H…

スレッドは6/18 22:37頃に落ちます

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