早瀬ユウカと棗イロハ

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:37:38

    同じ3大校の2年生で生徒会に所属している。

    働き者のユウカとサボり癖のあるイロハは一見相性が良くないように思えるけど
    実はお互い結構苦労人であり共感性があるのと、イロハは周囲に働いている人がいると
    落ち着いてサボれないタイプということもあり、もし同じ立場で忙しくしているユウカがいたら気持ちよくサボるために
    一緒にサボるよう誘惑をする

    ユウカは多分先生よりはお堅いので簡単には乗ってくれず、しょうがなく一緒に仕事を片付けてくれるかもしれない。
    そんな二人の話が見たいのでSSや概念を書いてくれる人はいませんか?

    私も書きます。

  • 2棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 20:40:19

    ユウカとはいつ仲良くなったのか、ですか?
    そうですね……あれはいつも通りシャーレの当番に行くという建前でサボりに行った時ですね。
    丁度コーヒーにあいそうなお菓子があったので、それを持って行ったのを覚えています。

    シャーレの事務室にいったところ、先生はおらず、代わりに一人の女生徒が書類仕事をしていたのです。
    どこかで見たことがあると思ったのですが、その時は思い出せませんでした。

    入室に気づいたその女生徒は困惑している私に話しかけてきました。
    「先生に何かご用ですか? 生成なら急用だと言ってどこかに行ってしまいましたけど…」

    先生が急用ならこの人はいったいなんでここにいるんだろうと思いましたが、一応返事をしました。
    「私は当番……という建前でサボりに来たんですが、」

    「そ、そう。今言ったように、先生なら不在よ。当番の子には連絡するって言ってたんだけど、連絡来てない?」
    私のサボり発言はあえてスルーして、少し困った顔でその女生徒は私教えてくれました。確認すると、先生からの通知を見逃していたことに気づきました。

    「はあ。それは分かりました。それで、貴女はどうしてここで留守番をしているのですか?」
    「私? えーと、私は今日の午前の当番だったんだけど、急用とかで突然出ちゃうからたまってた仕事が全然減ってなかったんです。だから片づけていたんですけど一人では量が多くて……」

    ふぅ、と溜息をついてそう言うその女生徒にどこか風紀委員長のような生真面目さを感じました。

  • 3二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:41:13

    先生に説教中のユウカがイロハが最初に見たユウカの姿だったりするのかもしれない
    最初はどこぞの行政官みたいなタイプかと思ったら、要所要所で可愛げのある真面目ちゃんだったのでイロハも忙しそうにしているユウカをサボらせようとするのだ……

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:41:42

    いい概念だな…

  • 5棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 20:43:35

    「それで、えーと……」
    「棗イロハです。」
    「イロハさん……ってゲヘナの万魔殿の幹部じゃない……。まあいいわ。今日の当番は無しってことみたいだから、帰っても大丈夫よ。待っていても先生は帰ってこないと思うわ」

    私に限らず、当番を先生に会う口実にしている生徒は多い。ただ、私の場合ゲヘナに帰ったらマコト先輩から妙な仕事を押し付けられるのは目に見えているので、帰る気にはなれませんでした。

    「いえ、折角ですし、私はここでサボろうと思います。……コーヒーを自分で淹れなければならないのは面倒ですが…」
    「そ、そう。……好きにしてちょうだい。あ、ごめんなさい。私は早瀬ユウカです。ユウカと呼んでください。同じ2年生ですし」

    早瀬ユウカ。その時私は思い出しました。万魔殿で渡された各学校の要チェック人物がまとめられた資料に載っていたことを。確かミレニアムの生徒会であるセミナーで会計を務めていて、会長不在のミレニアムを実質的に支配しているとかなんとか……まあ情報を盛っているか、偽情報を掴まされている可能性が高いですね。


    その後は、自分でコーヒーを淹れて、しばらくソファで読書していました。でも、何ていうんでしょうか、ちょっと居心地が悪いような気がして、
    ほら、ご存じの通り私はサボるときは何の気兼ねもなくサボりたいので、横で働いている人がいると気になっちゃうんですよ。
    でもまあ、初対面の人にいきなりサボろうと言うのもなんか違うじゃないですか。
    そこで私は策を立てたんです。早瀬ユウカが自然とサボることのできる空間にするための策を。

  • 6棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 20:48:19

    「ユウカさん」
    改めてコーヒーを2人分を用意して、話しかける。彼女のものと思われるカップは空になっていたので、丁度いいと思ったんです。

    「はい? イロハさん。何でしょう」
    「コーヒー、飲みませんか? 苦手じゃなければ」
    「え?」

    ユウカは少し驚いたような顔をして、それから、少しためらった後「ええ、ありがたくいただくわ」と頷きました。
    そのまま仕事を続けそうな雰囲気のユウカに、すかさず「お菓子もありますよ」と冷蔵庫から取り出した箱を見せる。
    とてもじゃないが書類仕事と一緒には食べられなさそうなミルフィーユ。

    「うっ……」
    ユウカの目が狙い通り釘付けになる。

    「あ、あとでいただいてもいいかしら」
    「ダメです。今でないと私が我慢できなくて全部たべてしまいます。」

    ちょっと、いやかなり強引だったかもしれませんが、ユウカはしばらく唸った後、「この1枚だけ終わらせるから、5分だけ待ってもらえるかしら」
    と折れました。

    かくして、小さな女子会(サボり空間)の準備ができたのです。

  • 7棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 20:50:29

    「ごめんなさい。気を使わせちゃったのよね」
    美味しいミルフィーユに目を輝かせていたユウカに、不意にそう謝られました。
    「いえ、私はサボることには一家言ありまして、横で仕事をされていると堂々とサボれないというだけです。」
    私が正直にそういうと「そ、そう……すごいわね」と全然そう思っていない口調でそう言われました。
    そのあとは少し雑談をしました。お互いの学園の話とか、仕事の愚痴とか。

    30分くらいそうして話して、お互いにお菓子も食べ終わり、後片付けをしました。

    「ありがとう、良い気分転換になったわ」
    「はい。ではとっとと仕事を済ませてしまいましょう。まだ手を付けていないのはどれですか?」
    ユウカにお礼を言われた私は、自然とそう答えていました。ユウカにこれ以上サボる意思が芽生えなかった以上、とっとと終わらせるのが最適だという判断です。

    「えっ……て、手伝ってくれるの?」
    「もともとユウカの仕事ではないでしょう。すぐに終わらせて、私は読書にもどりたいんです。」
    「……ええ、そうね! すぐに終わらせましょう」

    私の発言にユウカはとてもやる気が出たようで、やる前は多いように思えた書類もあっという間になくなってしまいました。
    いえ、私は彼女ほど効率よくはできなかったので、だいたい1;3くらいの割合だったと思いますが。

    それでも、私はユウカに結構気に入ってもらえたみたいで、連絡先を交換して、解散ということになりました。
    帰ってからマコト先輩に首尾を聞かれたので、ミレニアムの早瀬ユウカと連絡先を交換したのを伝えると、何故か嬉しそうに交流を続けるよう言われました。
    まあ、私としても吝かではなかったので、それからも結構連絡を取り合ったり、たまに遊んだりしているというわけです。

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:51:29

    とりあえず書いたのはこれだけ
    みんなも書いてくれ

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:54:30

    ユウイロとな?
    続けてくれ

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:03:03

    >>3

    生真面目そうでちょっとチョロいユウカと誘惑が得意なイロハの絡みが見たくてスレ立てました!!

    ネタだしてくれたら書くかもです!

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:32:54

    イロハにノセられるユウカ可愛い

  • 12棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 21:59:58

    「イロハって真面目よね」
    私の知り合いの中でもトップクラスの真面目ちゃんであるユウカから、ある日突然そう言われた。
    「いえ、私は相当なサボり魔ですよ」
    なので普通に否定する。

    「そう言いながら今も一緒に書類仕事をしてるじゃない」
    「それはユウカがサボってくれないからですよ」
    「そういうところよ♪」

    今日のユウカはとても機嫌がよさそうだ。横を見ると先生が生暖かい目でこちらを見ている。
    そもそも仕事が終わっていないのはこの人なのだからちゃんと手を進めてほしいと思いながら、作業を続ける。
    ああ、早くサボりたい。そう考えながら


    これはイロハとユウカが仲良くなってお互いの当番の日に普通に一緒に過ごすことに疑問を抱かなくなった概念

  • 13二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 22:06:17

    ユウカを虎丸の中に連れ込んで外の世界を忘れてサボるユウカとイロハとか……

    密室の中で二人っきりっていいよね

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 22:33:02

    相性悪いかと思いきや案外いいコンビかもって思えてきた…不思議だ
    シャーレの当番ってこんな感じで普段あんまり接点のない生徒の絡みが作れそうだからもっと有効活用してほしいよね

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 23:09:35

    たまたま当番についてきたイブキの面倒をみるイロハを見て
    滅茶苦茶ニコニコ顔のユウカとかいるかもしれない

  • 16棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 23:46:42

    >>13

    交流を深める目的として万魔殿への視察に招待され、何とかスケジュールを調整して迎えた当日。

    一通り学園内部をマコト、サツキ、イブキに案内された後、イロハが顔を出す。


    「あの、マコト先輩そろそろいいですか」

    イロハはいつもの調子でマコトに話しかける。

    「キキキッ、ああ。上手くやれよイロハ。我が万魔殿の誇る超無敵鉄甲虎丸の特別整備を見せてやるのだ!」

    「はあ。まあ、適当にやりますよ。行きましょう。ユウカ」


    名残惜しそうにするイブキに手を振り、イロハについていく。

    「ねえ、イロハ。超無敵なんたらって何のこと?」

    「ユウカは私の役職をご存じないですか?」

    「ええと、戦車長だったわよね。あ、ということは戦車?」


    「はい、あれです。」と頷いてイロハが指し示した先には車庫に収まった立派な戦車があった。


    「……変わったネーミングセンスね」

    「言っておきますけど、私が名付けたわけではありませんからね」

  • 17棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 23:48:41

    「それで、マコト議長は特別整備と仰っていたけど、何を見せてくれるのかしら?」
    車庫につき、何かごそごそと庫内を漁っているイロハに尋ねる。
    「はい。虎丸はほぼ毎日整備をしているので、基本的に特別何かをしなければならないということはありません。」
    「え?」

    どういうことだろう。言われた言葉の意味を考えるが、よくわからなかった。
    「特別整備は基本的に毎月一回、必ず行われている業務で、基本的に戦車長のみがそれに携わります。」
    「そうなの? でもやることないって……あっ」

    私はイロハの趣味を思い出し、言いたいことが分かってしまった。
    「つまり……サボり時間という訳ね?」
    「ご名答です。このことは他にイブキしか知りません。先生も知りませんからユウカで二人目です。」
    「……光栄ね」

    イロハに招かれて戦車に乗り込む。生まれて初めて入った戦車の中は、イロハが改造したのか意外と快適で、出張で少し気疲れしていた私はしっかりと休息をとることができた。
    ただ、イロハとの距離が思ったより近くて、すこし照れてしまったのは、内緒の話だ。

  • 18二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 23:50:24

    こんな感じでしょうか……
    1か月に1回サボるために毎日マメに虎丸を整備するイロハの話にしました。

  • 19二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 00:22:43

    なんだかんだでイロハに他校の友達ができたことを嬉しく思ってるマコト概念みたいなのを妄想したり…

  • 20二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 01:14:51

    「ふーん…トリニティで戦車の持ち出し事件…」
    ネットニュースを見ながらその内容をふと反復する。
    「トリニティも治安がいいってわけじゃなさそうね…はぁ…」
    窓を開くと、青く輝く空に、蝉時雨が夏の訪れを告げていた。
    7月も終わりがけというところで生徒達は皆休んでいるが、私は会計の仕事のために学校に赴いていた。
    …ノアは夏バテで倒れているし、コユキが来るはずもない。無論、リオ会長も。
    会計仕事をちゃちゃっと終わらせて、早くノアの看病に行こう。そう思っていた時…
    ガチャッ、ドカーン!!!!ブロロロ…と、正門側ですごい音がした。
    「きゃっ!?何!?」
    急いで正門側のほうに目を向けると、そこには「巡回中」という黄色い札を掲げた戦車が。
    「敵襲!?こんな時に!?」
    自慢のサブマシンガン、ロジック&リーズン、に弾を装填する。
    そして戦車に見つからないように…弾をリロード…引き金を…
    あー…、と、少し間の抜けた声。

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 01:16:04

    >>20

    「ゲヘナ学園万魔殿所属、戦車長の棗イロハです…早瀬ユウカさん、いえ、上には調月リオ会長、下には黒崎コユキという2つの爆弾を抱えるしがない中間管理職の早瀬ユウカさん!」

    彼女のメガホン越しの語気は徐々に強くなった。その言い方、内容にドキッとし、同時にカチンとくる。

    言わせておけばっ!!思わず大きな声を張り上げる。

    「あー…そうカリカリしないでください、とりあえず危害を加える気はないので、降りてきてください」

    戦車の下に向かう。同時にぐちゃぐちゃになった校門が後ろに見えた。

    それを咎めるよりも早く、赤い髪を長く伸ばし、右手に本を持ったイロハが言う。

    「私だって、上にはバカ…いえ、羽沼マコト議長を抱えてます。無論、下は貴方達とは違って、可愛い可愛いイブキですけどね。ま、そんな面倒臭い話は置いといて、ミレニアムの中間管理職さん、海に行きませんか」


    「…は?」

    余りの突飛な要求に、開いた口が塞がらない。

    「はは、夏休みも仕事があるほど辛いことないじゃないですか。ぱーっと、忘れちゃいましょうよ、面倒なことは。」

    戦車の上から妖艶に微笑む彼女に、どこかどきっとした。

    「…門壊す必要はなかったでしょ」

    「戦車で来たかったですから。トリニティの戦車強奪事件、犯人は海にただ行きたいがためだったみたいですよ。それに、ちょっとした悪戯、ですよ。こんなことは日頃できませんからね。ミレニアムの中間管理職さんもそうでしょう?」

    「…呼び方。しかも、あなたはそれでいいかもしれないけど、私の仕事が増えるのよ!」

    「…ゲヘナの事じゃないので(ニコッ)」

    「囧(なんでーー!!!!)」

  • 22二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 01:18:01

    >>20

    >>21

    変なとこで区切っちゃったかもごめんなさい

    何気に初SSなので、拙文恐縮です

  • 23二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 01:48:09

    なんかすごい新鮮な関係性な気がする
    ユウカってあんまり気の置けない仲の友人っていない気がするので…

  • 24二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 06:56:47

    >>22

    ありがとうございます!

    外交問題!って怒りながら何だかんだ海を楽しんじゃうユウカもありですね


    >>23

    一応ノアがいるけどノアとの関係って「同僚」って側面が大きい気がするし、ノア以外も交友関係は広いはずですがただの友人ってポジはあんまりいないですよね

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 08:21:57

    髪色のコントラストがなかなか良い

  • 26二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 08:44:56

    シャーレのカフェでイブキと遊んでるイロハを見かけて意外とお姉さんしてるんだとからかっていたらアリスが突進してきてイロハにやりかえされるユウカ

    その後は4人で仲良くゲームする

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