早瀬ユウカと棗イロハ

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:37:38

    同じ3大校の2年生で生徒会に所属している。

    働き者のユウカとサボり癖のあるイロハは一見相性が良くないように思えるけど
    実はお互い結構苦労人であり共感性があるのと、イロハは周囲に働いている人がいると
    落ち着いてサボれないタイプということもあり、もし同じ立場で忙しくしているユウカがいたら気持ちよくサボるために
    一緒にサボるよう誘惑をする

    ユウカは多分先生よりはお堅いので簡単には乗ってくれず、しょうがなく一緒に仕事を片付けてくれるかもしれない。
    そんな二人の話が見たいのでSSや概念を書いてくれる人はいませんか?

    私も書きます。

  • 2棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 20:40:19

    ユウカとはいつ仲良くなったのか、ですか?
    そうですね……あれはいつも通りシャーレの当番に行くという建前でサボりに行った時ですね。
    丁度コーヒーにあいそうなお菓子があったので、それを持って行ったのを覚えています。

    シャーレの事務室にいったところ、先生はおらず、代わりに一人の女生徒が書類仕事をしていたのです。
    どこかで見たことがあると思ったのですが、その時は思い出せませんでした。

    入室に気づいたその女生徒は困惑している私に話しかけてきました。
    「先生に何かご用ですか? 生成なら急用だと言ってどこかに行ってしまいましたけど…」

    先生が急用ならこの人はいったいなんでここにいるんだろうと思いましたが、一応返事をしました。
    「私は当番……という建前でサボりに来たんですが、」

    「そ、そう。今言ったように、先生なら不在よ。当番の子には連絡するって言ってたんだけど、連絡来てない?」
    私のサボり発言はあえてスルーして、少し困った顔でその女生徒は私教えてくれました。確認すると、先生からの通知を見逃していたことに気づきました。

    「はあ。それは分かりました。それで、貴女はどうしてここで留守番をしているのですか?」
    「私? えーと、私は今日の午前の当番だったんだけど、急用とかで突然出ちゃうからたまってた仕事が全然減ってなかったんです。だから片づけていたんですけど一人では量が多くて……」

    ふぅ、と溜息をついてそう言うその女生徒にどこか風紀委員長のような生真面目さを感じました。

  • 3二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:41:13

    先生に説教中のユウカがイロハが最初に見たユウカの姿だったりするのかもしれない
    最初はどこぞの行政官みたいなタイプかと思ったら、要所要所で可愛げのある真面目ちゃんだったのでイロハも忙しそうにしているユウカをサボらせようとするのだ……

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:41:42

    いい概念だな…

  • 5棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 20:43:35

    「それで、えーと……」
    「棗イロハです。」
    「イロハさん……ってゲヘナの万魔殿の幹部じゃない……。まあいいわ。今日の当番は無しってことみたいだから、帰っても大丈夫よ。待っていても先生は帰ってこないと思うわ」

    私に限らず、当番を先生に会う口実にしている生徒は多い。ただ、私の場合ゲヘナに帰ったらマコト先輩から妙な仕事を押し付けられるのは目に見えているので、帰る気にはなれませんでした。

    「いえ、折角ですし、私はここでサボろうと思います。……コーヒーを自分で淹れなければならないのは面倒ですが…」
    「そ、そう。……好きにしてちょうだい。あ、ごめんなさい。私は早瀬ユウカです。ユウカと呼んでください。同じ2年生ですし」

    早瀬ユウカ。その時私は思い出しました。万魔殿で渡された各学校の要チェック人物がまとめられた資料に載っていたことを。確かミレニアムの生徒会であるセミナーで会計を務めていて、会長不在のミレニアムを実質的に支配しているとかなんとか……まあ情報を盛っているか、偽情報を掴まされている可能性が高いですね。


    その後は、自分でコーヒーを淹れて、しばらくソファで読書していました。でも、何ていうんでしょうか、ちょっと居心地が悪いような気がして、
    ほら、ご存じの通り私はサボるときは何の気兼ねもなくサボりたいので、横で働いている人がいると気になっちゃうんですよ。
    でもまあ、初対面の人にいきなりサボろうと言うのもなんか違うじゃないですか。
    そこで私は策を立てたんです。早瀬ユウカが自然とサボることのできる空間にするための策を。

  • 6棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 20:48:19

    「ユウカさん」
    改めてコーヒーを2人分を用意して、話しかける。彼女のものと思われるカップは空になっていたので、丁度いいと思ったんです。

    「はい? イロハさん。何でしょう」
    「コーヒー、飲みませんか? 苦手じゃなければ」
    「え?」

    ユウカは少し驚いたような顔をして、それから、少しためらった後「ええ、ありがたくいただくわ」と頷きました。
    そのまま仕事を続けそうな雰囲気のユウカに、すかさず「お菓子もありますよ」と冷蔵庫から取り出した箱を見せる。
    とてもじゃないが書類仕事と一緒には食べられなさそうなミルフィーユ。

    「うっ……」
    ユウカの目が狙い通り釘付けになる。

    「あ、あとでいただいてもいいかしら」
    「ダメです。今でないと私が我慢できなくて全部たべてしまいます。」

    ちょっと、いやかなり強引だったかもしれませんが、ユウカはしばらく唸った後、「この1枚だけ終わらせるから、5分だけ待ってもらえるかしら」
    と折れました。

    かくして、小さな女子会(サボり空間)の準備ができたのです。

  • 7棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 20:50:29

    「ごめんなさい。気を使わせちゃったのよね」
    美味しいミルフィーユに目を輝かせていたユウカに、不意にそう謝られました。
    「いえ、私はサボることには一家言ありまして、横で仕事をされていると堂々とサボれないというだけです。」
    私が正直にそういうと「そ、そう……すごいわね」と全然そう思っていない口調でそう言われました。
    そのあとは少し雑談をしました。お互いの学園の話とか、仕事の愚痴とか。

    30分くらいそうして話して、お互いにお菓子も食べ終わり、後片付けをしました。

    「ありがとう、良い気分転換になったわ」
    「はい。ではとっとと仕事を済ませてしまいましょう。まだ手を付けていないのはどれですか?」
    ユウカにお礼を言われた私は、自然とそう答えていました。ユウカにこれ以上サボる意思が芽生えなかった以上、とっとと終わらせるのが最適だという判断です。

    「えっ……て、手伝ってくれるの?」
    「もともとユウカの仕事ではないでしょう。すぐに終わらせて、私は読書にもどりたいんです。」
    「……ええ、そうね! すぐに終わらせましょう」

    私の発言にユウカはとてもやる気が出たようで、やる前は多いように思えた書類もあっという間になくなってしまいました。
    いえ、私は彼女ほど効率よくはできなかったので、だいたい1;3くらいの割合だったと思いますが。

    それでも、私はユウカに結構気に入ってもらえたみたいで、連絡先を交換して、解散ということになりました。
    帰ってからマコト先輩に首尾を聞かれたので、ミレニアムの早瀬ユウカと連絡先を交換したのを伝えると、何故か嬉しそうに交流を続けるよう言われました。
    まあ、私としても吝かではなかったので、それからも結構連絡を取り合ったり、たまに遊んだりしているというわけです。

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:51:29

    とりあえず書いたのはこれだけ
    みんなも書いてくれ

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 20:54:30

    ユウイロとな?
    続けてくれ

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:03:03

    >>3

    生真面目そうでちょっとチョロいユウカと誘惑が得意なイロハの絡みが見たくてスレ立てました!!

    ネタだしてくれたら書くかもです!

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:32:54

    イロハにノセられるユウカ可愛い

  • 12棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 21:59:58

    「イロハって真面目よね」
    私の知り合いの中でもトップクラスの真面目ちゃんであるユウカから、ある日突然そう言われた。
    「いえ、私は相当なサボり魔ですよ」
    なので普通に否定する。

    「そう言いながら今も一緒に書類仕事をしてるじゃない」
    「それはユウカがサボってくれないからですよ」
    「そういうところよ♪」

    今日のユウカはとても機嫌がよさそうだ。横を見ると先生が生暖かい目でこちらを見ている。
    そもそも仕事が終わっていないのはこの人なのだからちゃんと手を進めてほしいと思いながら、作業を続ける。
    ああ、早くサボりたい。そう考えながら


    これはイロハとユウカが仲良くなってお互いの当番の日に普通に一緒に過ごすことに疑問を抱かなくなった概念

  • 13二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 22:06:17

    ユウカを虎丸の中に連れ込んで外の世界を忘れてサボるユウカとイロハとか……

    密室の中で二人っきりっていいよね

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 22:33:02

    相性悪いかと思いきや案外いいコンビかもって思えてきた…不思議だ
    シャーレの当番ってこんな感じで普段あんまり接点のない生徒の絡みが作れそうだからもっと有効活用してほしいよね

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 23:09:35

    たまたま当番についてきたイブキの面倒をみるイロハを見て
    滅茶苦茶ニコニコ顔のユウカとかいるかもしれない

  • 16棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 23:46:42

    >>13

    交流を深める目的として万魔殿への視察に招待され、何とかスケジュールを調整して迎えた当日。

    一通り学園内部をマコト、サツキ、イブキに案内された後、イロハが顔を出す。


    「あの、マコト先輩そろそろいいですか」

    イロハはいつもの調子でマコトに話しかける。

    「キキキッ、ああ。上手くやれよイロハ。我が万魔殿の誇る超無敵鉄甲虎丸の特別整備を見せてやるのだ!」

    「はあ。まあ、適当にやりますよ。行きましょう。ユウカ」


    名残惜しそうにするイブキに手を振り、イロハについていく。

    「ねえ、イロハ。超無敵なんたらって何のこと?」

    「ユウカは私の役職をご存じないですか?」

    「ええと、戦車長だったわよね。あ、ということは戦車?」


    「はい、あれです。」と頷いてイロハが指し示した先には車庫に収まった立派な戦車があった。


    「……変わったネーミングセンスね」

    「言っておきますけど、私が名付けたわけではありませんからね」

  • 17棗イロハはサボりたい25/06/15(日) 23:48:41

    「それで、マコト議長は特別整備と仰っていたけど、何を見せてくれるのかしら?」
    車庫につき、何かごそごそと庫内を漁っているイロハに尋ねる。
    「はい。虎丸はほぼ毎日整備をしているので、基本的に特別何かをしなければならないということはありません。」
    「え?」

    どういうことだろう。言われた言葉の意味を考えるが、よくわからなかった。
    「特別整備は基本的に毎月一回、必ず行われている業務で、基本的に戦車長のみがそれに携わります。」
    「そうなの? でもやることないって……あっ」

    私はイロハの趣味を思い出し、言いたいことが分かってしまった。
    「つまり……サボり時間という訳ね?」
    「ご名答です。このことは他にイブキしか知りません。先生も知りませんからユウカで二人目です。」
    「……光栄ね」

    イロハに招かれて戦車に乗り込む。生まれて初めて入った戦車の中は、イロハが改造したのか意外と快適で、出張で少し気疲れしていた私はしっかりと休息をとることができた。
    ただ、イロハとの距離が思ったより近くて、すこし照れてしまったのは、内緒の話だ。

  • 18二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 23:50:24

    こんな感じでしょうか……
    1か月に1回サボるために毎日マメに虎丸を整備するイロハの話にしました。

  • 19二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 00:22:43

    なんだかんだでイロハに他校の友達ができたことを嬉しく思ってるマコト概念みたいなのを妄想したり…

  • 20二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 01:14:51

    「ふーん…トリニティで戦車の持ち出し事件…」
    ネットニュースを見ながらその内容をふと反復する。
    「トリニティも治安がいいってわけじゃなさそうね…はぁ…」
    窓を開くと、青く輝く空に、蝉時雨が夏の訪れを告げていた。
    7月も終わりがけというところで生徒達は皆休んでいるが、私は会計の仕事のために学校に赴いていた。
    …ノアは夏バテで倒れているし、コユキが来るはずもない。無論、リオ会長も。
    会計仕事をちゃちゃっと終わらせて、早くノアの看病に行こう。そう思っていた時…
    ガチャッ、ドカーン!!!!ブロロロ…と、正門側ですごい音がした。
    「きゃっ!?何!?」
    急いで正門側のほうに目を向けると、そこには「巡回中」という黄色い札を掲げた戦車が。
    「敵襲!?こんな時に!?」
    自慢のサブマシンガン、ロジック&リーズン、に弾を装填する。
    そして戦車に見つからないように…弾をリロード…引き金を…
    あー…、と、少し間の抜けた声。

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 01:16:04

    >>20

    「ゲヘナ学園万魔殿所属、戦車長の棗イロハです…早瀬ユウカさん、いえ、上には調月リオ会長、下には黒崎コユキという2つの爆弾を抱えるしがない中間管理職の早瀬ユウカさん!」

    彼女のメガホン越しの語気は徐々に強くなった。その言い方、内容にドキッとし、同時にカチンとくる。

    言わせておけばっ!!思わず大きな声を張り上げる。

    「あー…そうカリカリしないでください、とりあえず危害を加える気はないので、降りてきてください」

    戦車の下に向かう。同時にぐちゃぐちゃになった校門が後ろに見えた。

    それを咎めるよりも早く、赤い髪を長く伸ばし、右手に本を持ったイロハが言う。

    「私だって、上にはバカ…いえ、羽沼マコト議長を抱えてます。無論、下は貴方達とは違って、可愛い可愛いイブキですけどね。ま、そんな面倒臭い話は置いといて、ミレニアムの中間管理職さん、海に行きませんか」


    「…は?」

    余りの突飛な要求に、開いた口が塞がらない。

    「はは、夏休みも仕事があるほど辛いことないじゃないですか。ぱーっと、忘れちゃいましょうよ、面倒なことは。」

    戦車の上から妖艶に微笑む彼女に、どこかどきっとした。

    「…門壊す必要はなかったでしょ」

    「戦車で来たかったですから。トリニティの戦車強奪事件、犯人は海にただ行きたいがためだったみたいですよ。それに、ちょっとした悪戯、ですよ。こんなことは日頃できませんからね。ミレニアムの中間管理職さんもそうでしょう?」

    「…呼び方。しかも、あなたはそれでいいかもしれないけど、私の仕事が増えるのよ!」

    「…ゲヘナの事じゃないので(ニコッ)」

    「囧(なんでーー!!!!)」

  • 22二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 01:18:01

    >>20

    >>21

    変なとこで区切っちゃったかもごめんなさい

    何気に初SSなので、拙文恐縮です

  • 23二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 01:48:09

    なんかすごい新鮮な関係性な気がする
    ユウカってあんまり気の置けない仲の友人っていない気がするので…

  • 24二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 06:56:47

    >>22

    ありがとうございます!

    外交問題!って怒りながら何だかんだ海を楽しんじゃうユウカもありですね


    >>23

    一応ノアがいるけどノアとの関係って「同僚」って側面が大きい気がするし、ノア以外も交友関係は広いはずですがただの友人ってポジはあんまりいないですよね

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 08:21:57

    髪色のコントラストがなかなか良い

  • 26二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 08:44:56

    シャーレのカフェでイブキと遊んでるイロハを見かけて意外とお姉さんしてるんだとからかっていたらアリスが突進してきてイロハにやりかえされるユウカ

    その後は4人で仲良くゲームする

  • 27125/06/16(月) 13:00:12

    帰ってきたらまた何か書きたいのでネタ出しあったら嬉しいです!

  • 28二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 15:22:19

    お互いの生徒会の書記の話題で盛り上がるとか?
    ノアとチアキ、奇しくも二人と同級生だし

  • 29二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 16:27:31

    160cm台でちゃん付けで贈り物は詩集に一番反応する同級生の生徒会所属書記の話…

  • 30棗イロハはサボりたい25/06/16(月) 22:47:45

    >>26


    ある日のこと、所用でイブキとシャーレに訪れた後、早く終わったのでカフェで二人でのんびりすることにしました。

    実質的にイブキ専用スペースとなっているお絵描き机の横に腰掛け、イブキのお絵描きを眺めながら読書していると、


    「あら、イロハにイブキちゃん。シャーレに来ていたのね」

    最近友人になったミレニアムの女生徒、早瀬ユウカが現れました。


    「あーっ! ユウカ先輩! こんにちはっ!」

    イブキが元気に挨拶する。本当に良い子ですねイブキは。

    「はい。こんにちは、イブキちゃん。視察に行ったとき以来ね。お絵描きしてたの?」

    ユウカが満面の笑みであいさつを返す。正直こんな笑顔は初めて見る。


    「うんっ! イロハ先輩とー、お絵描きしてたの。」

    「へー、そうなんだー。イロハと一緒に」

    「わ、私は描いてませんよ。イブキが描いて、私は見る係です。」

    ユウカからの視線に意図を感じてつい言い訳がましいことを言ってしまう。


    「そうなの! あのね、イロハ先輩はいっつもイブキの絵を褒めてくれるのっ。イブキは天才ですねって」

    イブキが天才なのは事実だ。だけどそう天真爛漫に暴露されると気恥ずかしいというかなんというか。

    ユウカも満面の笑みからなんかニヤニヤ笑いに変わってるし、なんだか顔がとても熱くなってくる。

    「ふーん……」

    「な、何ですか。言いたいことがあるならはっきり言えばいいじゃないですか。面倒くさいですね」

    「いいえ、良いお姉ちゃんをしているんだなーって思っただけよ」


    言葉自体は正直に言ってくれているのが分かり、反論できないのが悔しい。

    私が言葉を探していると、新たな闖入者が現れました。

  • 31棗イロハはサボりたい25/06/16(月) 22:53:18

    「あ、ユウカ! アリスはユウカを発見しました!」z
    「きゃあっ、あ、アリス!? もう、急に抱き着いてきたら危ないでしょ。」

    突然ユウカの背後に女生徒が現れ、飛びつかれていた。
    身長は多分、私と同じくらいで、床に届きそうな程髪が長い。例のごとく、万魔殿の資料で見たことがある。確か、名前は天童アリス。
    ノーマークから突然存在感を出すようになったらしく、詳細は不明、だったと思う。
    見た目以上に幼い雰囲気を出しており、ユウカにとてもなついているようだ。口頭注意しているユウカもまんざらでも無さそうに口元は緩んでいる。
    「お二人は、ユウカのお友達ですか? アリスは、天童アリスといいます!」
    「うんっ! イブキはー、丹花イブキです! ユウカ先輩とはこの間お友達になったの!」
    あっという間に二人の自己紹介が完了する。どちらも素直ですがすがしい挨拶。

    「私は棗イロハといいます。ユウカとは…そうですね、お友達です。」
    私も一応自己紹介に応じる。
    「アリスはユウカの後輩です! でも、ユウカはみんなのお母さんでもあります。」
    「ちょ、ちょっと、アリスちゃん……?」
    ユウカがぎょっとしてアリスを止めようとする。しかしこれはチャンスです。普段あまり聞けない友人の姿を聞く
    「その話を詳しく聞かせてください。」「イブキも聞きたーい!」
    イブキのナイスアシストも決まり、ユウカに「何か間違いましたか?」という顔を見せていたアリスがまた口を開く。

    「ユウカはちょっと厳しい時もあるけど、とても優しいお母さんみたいな人だよねってモモイが言ってました! アリスもそう思います!」
    「へえ、そうなんですね。」
    「はい! みんなもアリスもユウカのことが大好きです!」
    アリスの完璧なシュートが決まり、ユウカのほうを見ると顔を覆って隠している。しかし耳まで赤くなっており、照れているのが明らかだ。
    なんだかさっきのお返しができた気がしてうれしくなっていると、アリスからさらなる言葉が飛び出した。

    「二人も、ユウカのことが大好きですか?」
    「うんっ! イブキもイロハ先輩と仲良しなユウカ先輩のことが大好きだよっ! ねー、イロハ先輩?」
    え? これ私も答えないといけない感じですか?

  • 32棗イロハはサボりたい25/06/16(月) 22:54:49

    という訳でこの辺に照れ顔で告白するイロハがいます。(画像無し)

  • 33棗イロハはサボりたい25/06/16(月) 22:56:35

    >>28

    >>29

    も書きたいですねー

  • 34二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 00:10:57

    おつ
    こんなんニマニマしちまうよ…

  • 35二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 07:08:18

    他校生徒同士の仲良し概念すき

  • 36暑い25/06/17(火) 12:53:13

    ユウカ「おはようイロハ」
    イロハ「……おはようございます」
    ユウカ「いつもに増してダウナーな感じね。お疲れかしら」 イロハ「……暑い」グデー
    ユウカ「まあ……確かに暑いわね、今日は……猛暑日になりそう」
    イロハ「……」ジー
    ユウカ「? どうしたの?」
    イロハ「髪型、変えたんですね。」
    ユウカ「あ、これ? そうなのハーフアップにすればマシになるかと思って」
    イロハ「なるほど……羨ましい」
    ユウカ「……ああ、イロハは毛量凄いもんね。切らないの?」
    イロハ「……検討します」グデー

  • 37羽沼マコト議長って25/06/17(火) 19:12:48

    ユウカ「ねえイロハ」
    イロハ「何でしょう」
    ユウカ「マコト議長ってどんな人なの?」
    イロハ「……それは敵情視察としてですか?」
    ユウカ「あっ、ご、ごめんなさいそんなつもりは」
    イロハ「冗談です。……そうですね一言で言えば」
    ユウカ「……」ゴクリ
    イロハ「バカですね。」
    ユウカ「えっ、えぇー…」
    イロハ「外交問題になるので言えないことは多々ありますが……マコト議長のことは詮索するだけ無駄と言っておきましょう」
    ユウカ「そ、そうなの。でもイロハは部下なんでしょう?」
    イロハ「まあ、一応そうですね、やむを得ず。まあ万魔殿にはイブキがいますし、そこまで不満があるわけでは……いえ、不満ありますね。色々」
    ユウカ「なんか、ごめんね?」

  • 38二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 19:21:38

    >>37

    保守かんしゃあ!!!

  • 39棗イロハはサボりたい25/06/17(火) 22:24:26

    ある日のシャーレ。
    最初は偶然で、マコト議長に後押しされ、先生も歓迎する、となったことで私、棗イロハとミレニアムの会計、早瀬ユウカが
    合同で当番を行うことになってからしばらくのこと。今日はマコト議長から厄介な提案……殆ど思い付きに近いだろうと任務が与えられている。

    丁度仕事がひと段落し、待ちわびた休憩時間。
    ……そもそも私はシャーレにサボりに来ているはずなのに、なぜ休憩を待ちわびねばならないのでしょうか。私が仕事をサボっていても文句を言わず仕事を続ける先生とユウカがいけません。
    話がそれましたが休憩時間になったのですが、今の内に用件を済ませておこうとユウカに話を振る。

    「ユウカ、ウチの議長から提案があるとのことで、こちらを持ってきました。」
    「え? 何?……ゲヘナ・ミレニアム合同イベント開催提案書? 何これ?……って2枚目以降白紙じゃない…」
    そう、分厚い紙束を渡されたと思いきや、表紙があるだけで中身がまだ何もないものだ。本来とても学校のトップが差し出すような代物ではない。

    「……以前、ミレニアムが学園祭にトリニティを招待されていたでしょう?」
    「ああ、EXPOのことね。確かにあったけど、それが?」
    「マコト議長としてはトリニティに対抗心を抱いたみたいで、それでミレニアムとの関係強化を画策しろ、という訳です……まあ、断っていただいても」

  • 40棗イロハはサボりたい25/06/17(火) 22:26:12

    「いいんじゃない? それ」
    「え?」

    思いがけない賛同の言葉に、顔を上げる。ユウカは興味ありげな顔で表紙しかない紙束を眺めている。
    「あ、もちろんあれほど大きなイベントを開催することは難しいし、学校を挙げてってのはちょっとできないかもしれないけど…交流企画としては悪くないと思う」
    「そ、そうですか。思い付きなので断られるかと思いましたが…」
    「できるかはどうかは分からないけど、無下に断るような話じゃないと思うわよ。それに…」
    「それに?」
    何だろうと、ユウカの続きを待つ。少し言葉を選ぶようなそぶりを見せながら
    「多分、私と仲良くしてるからイロハに押し付けられたんでしょう?」
    「あ……まあ、多分そうですね」
    それなら、前向きに検討しましょうとユウカが笑う。
    初めて会ったときから思っていたが、同い年なのに姉と話しているような、そんな気持ちになってしまう。

  • 41棗イロハはサボりたい25/06/17(火) 22:32:39

    「あ、マコト議長からもう一つ言われてまして……計画を進める場合はお互いの学園でもう一人ずつ選出し、中心となって取り組むようにと…」
    「成程ね……まあ、そういうことであればノアに頼むしかないか……コユキに任せるわけにはいかないし……」
    「心当たりがありそうでよかったです。」
    ノアという名前は聞いたことがないが。資料にも載っていたか覚えていない。

    「そっちはどうなの? イブキちゃん?」
    「いえ、残念ですがマコト先輩からはイブキはダメだと言われているので……書記のチアキにお願いしようと思います。」
    断られるつもりでいたので、考えてはいなかったがマコト先輩からの指示なので断ることはないだろう。人当たりも問題ないし、ウチの学校の中ではかなり平和的な部類だ。
    「書記? 奇遇ね。私が頼もうとしているのもセミナーで書記をやってる娘よ。」
    ミレニアムの書記……会計が計算が得意な真面目な子なのできっと書記もそれにふさわしい生徒がやっているのかな……

    「それじゃあ、とりあえずこの話は持ち帰って相談してみるわ。」
    「そうですね。折角のサボりタイムをこれ以上使う訳にはいきません。」
    「休憩時間をサボると呼ぶとなんだか悪いことしてるみたいじゃない…」

  • 42二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:34:41

    書記の話書こうと思ってたらそこまでいかずにミレニアムとゲヘナの合同イベントを2人が中心となって取り組む話になってしまいました…

    思いついたのでこういう方向性で書いていこうと思います。
    筆がめちゃくちゃ遅いのでだらだら進めますが何卒ご容赦を…

  • 43125/06/17(火) 22:36:01

    >>36

    >>37


    ありがとうございます!!

    どんどん書いてください

  • 44二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:41:32


    見てるぜー

  • 45梅雨(また髪の話してる……)25/06/17(火) 23:11:38

    ユウカ「雨ばっかりだと嫌になるわねー」
    イロハ「全くです!本当にこの季節最悪ですよ!」プンスコ
    ユウカ「……珍しく荒れてるわね、どうしたの?」
    イロハ「髪の毛が毎朝爆発してるんで大変なんです」
    ユウカ「ああ、毛量多いもんね。私でもこの時期は結構湿気で大変なことになることあるし」
    イロハ「いっそ坊主にしようかと日々考えてます」ハァ
    ユウカ「そ、それはあんまりオススメできないわね」
    イロハ「毎朝3倍に膨れ上がった髪の毛を処理したことのないユウカにはわかりませんよ」ハァ
    ユウカ「さ、流石に冗談よね」
    イロハ「冗談ではありません。起きたら部屋が髪で埋め尽くされてます」
    ユウカ「……」
    イロハ「……」ドヤ
    ユウカ「……くくっ、あははっ、いきなり何でそんな笑わせに来てるのよ!?」

  • 46二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 23:21:31

    >>45

    |   |  彡⌒ミ

       \ (´・ω・`) ・・・

        (|   |)::::

         (γ /:::::::

          し \:::

           \

  • 47二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 23:44:37
  • 48二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 07:40:00

    保守ー

  • 49二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 08:12:34

    イロハはあんまり後輩と絡む印象はないけどユウカは絡みまくるから
    そんなユウカの姿を見て、こう……イロハの中にやきもきした気持ちが~みたいなのとか
    あるいはミレニアムの後輩に交じってユウカを揶揄うイロハとかみたいなのもできそう

  • 50後輩とイロハとユウカ モモイ編25/06/18(水) 12:59:49

    モモイ「え、何この部屋? お邪魔しま~す」ガラッ
    イロハ「……おや? 珍しいお客さんですね。メイドさんですか。」グデー
    モモイ「なんかすごいリラックスしてる人がいる!?」
    イロハ「ここはサボり部屋です。使われてない部屋を改造させてもらいました。」グデー
    モモイ「サボり部屋!?  何だかんだ魅惑的な響きだね!?」キラキラ
    イロハ「サボるならどうぞご自由に……」ペラ
    モモイ「いいのっ!? それじゃ遠慮なく」ピコーン
    イロハ「ゲームですか、良いですね」
    モモイ「何てったってゲーム開発部だからねっ!」

  • 51後輩とイロハとユウカ モモイ編25/06/18(水) 13:02:47

    〜1時間後〜
    ユウカ「イロハいるー?」
    イロハ「こんにちはユウカ。良い感じにサボってますよ」
    モモイ「……スー」zzz
    ユウカ「あら、モモイもここにいたのね……ん、モモイ?」
    イロハ「今日のサボりメイトです」
    ユウカ「……こらっ、モモイ!」
    モモイ「わひゃあっ!? な、なになに!?」
    ユウカ「今日はシャーレでお掃除するって言ってたの、終わったの!?」
    モモイ「掃除……あ」
    イロハ「なるほど、掃除メイドさんだったんですね」
    モモイ「ごめんなさいおかあさ〜ん!!」
    ユウカ「誰がお母さんですか!? だらけるなら道具片付けてからにしなさい!」
    イロハ「……(お母さんだ)」

  • 52二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 17:34:02

    モモイロだと!?

  • 53数学25/06/18(水) 19:27:01

    イロハ「ユウカ、お願いがあります」ジー
    ユウカ「ど、どうしたの縋るような目をして」
    イロハ「数学を教えてください……」
    ユウカ「いや、あなたゲヘナでも結構勉強できるほうじゃなかった?」
    イロハ「実は…イブキからの数学の質問に答えられなくて」シュン
    ユウカ「えー、それは想定外だけど、確かイブキちゃんって飛び級で入ったのよね」
    イロハ「はい……イブキは天才なんですが、特に数学については卓越していて」
    ユウカ「それは……気になるわね! どういう質問だったの?」
    イロハ「はい……こちらです」 
    ユウカ「どれどれ……ふむ…ねえ、これ本当にイブキちゃんが持ってきたの?」キラキラ
    イロハ「そうですよ」
    ユウカ「少なくとも学校でやるようなレベルではないわよ。私でもちょっと本腰入れないと……」ワクワク
    イロハ「え?」
    ユウカ「ちょっと集中させて……うーん……」ブツブツ
    イロハ「……」ポツーン
    イロハ「仕方ない。サボりますか」

  • 54二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 23:23:05

    確かにイブキとユウカは絡むとイロハだけ置いてけぼりになるな……
    この後滅茶苦茶ユウカに絡んでそう

  • 55反省25/06/19(木) 08:52:20

    ユウカ「ご、ごめんねイロハ」
    イロハ「……」ムスッ
    ユウカ「あ、あの、放ったらかしにした上に終わった瞬間大声で叫んで立ち上がったのは悪かった。」
    イロハ「……」
    ユウカ「……びっくりさせちゃったわよね。」
    イロハ「驚いてません」ムスッ
    ユウカ「そ、そう。でもイロハあのとき『んにゅあっ!?』みたいに言って」
    イロハ「言ってません」
    ユウカ「……ごめんなさい」
    イロハ「……別に怒ってません。ユウカがあんなに夢中になるとは思ってませんでしたが」
    ユウカ「うっ」
    イロハ「……まあ、珍しいものを見れた、と思えば良かったです」
    ユウカ「……はい」
    イロハ「それと、私は驚いてませんし奇声も発してません。」
    ユウカ「はい、肝に銘じます」

  • 56二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:18:04

    かわいいな

  • 57二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:34:58

    このレスは削除されています

  • 58二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:38:36

    >>55

    時と場合で互いを尻に敷き合ってそう



    シャーレの任務か何かで危機に陥ったユウカを虎丸に乗って颯爽に助けにきたイロハとか思いついたけど、その逆が想像できねぇ

    ユウカがイロハを助けるシチュエーションとは……何だ?

  • 59調月リオ会長って25/06/19(木) 21:23:02

    イロハ「先日はウチのバカ議長の話をしましたけど」
    ユウカ「バカ議長って……」
    イロハ「ミレニアムの生徒会長はどんな方なんですか?」
    ユウカ「リオ会長?」
    イロハ「はい。マコト先輩の時と同じで、ユウカから見た人物像が聞きたいです」
    ユウカ「リオ会長かぁ……」ハァ
    イロハ「……」
    ユウカ「一言で言うと、謎多き人物ね」
    イロハ「謎多き人物、ですか?」
    ユウカ「うん。私生徒会役員なのにしばらく会ってないくらなのよ」
    イロハ「そうなんですね」
    ユウカ「色々とあって、本当に色々聞きたいことがたくさんあるんだけど」
    イロハ「……」
    ユウカ「やっぱり、本人から話を聞きたくて、今は我慢してるの」
    イロハ「なるほど……よくわかりませんね」
    ユウカ「ご、ごめんね? ちょっと言いづらい内容も多くて」シュン
    イロハ「いえ、それはこちらも同じなので……。とりあえず、ユウカがリオ会長のことを想っているのは分かりました」
    ユウカ「想っているって……、まあ尊敬しているのは事実だけど」テレ
    イロハ「……ウチのとは大違いですね」ハァ
    ユウカ「気持ちはわかるけど、もうちょっと加減して上げなさいよ」

  • 60棗イロハはサボりたい25/06/19(木) 22:12:37

    >>41

    「話が進めば顔合わせすることになると思うけど、そっちの書記ってどんな子なの?」

    「チアキですか? そうですね、とても活発で社交的なタイプです。一言でいえば陽キャです。でも良い子ですよ。」


    休憩時間に入っても、なんとなく先ほどの話の続きをしてしまう。

    話題はこれから一緒にイベントを実行していくだろう同級生の話だ。


    「活発で社交的……それだけ聞くといわゆる書記っていう感じのキャラではないように聞こえるわね」

    「そうですね。役職名は書記ですが、実際には広報という側面が強いと思います。学内新聞の編集長もやってますし。」

    「そうなのね。ウチのノアとは結構タイプが違うみたい。」


    自然と話がミレニアムのセミナー書記の話になる。

    気にはなっていたので、話を聞く。

  • 61棗イロハはサボりたい25/06/19(木) 22:13:49

    「ノアさんはどういう方なんですか?」
    「ノアはそうね、明るいけどそこまで活発というわけじゃない子よ。でも書記として、というより生徒会役員としての能力は相当高いわ」
    「優秀な方ですか。」
    「うん、頭も良いし、それに記憶力がとてもいいの。ほぼ完全記憶能力といってもいいくらい」

    想像通り、ミレニアムの生徒会だけあって役職に相応しい能力のある生徒が役を担っているようだ。
    ゲヘナはノリと勢いで決められていることが多いので、校風の違いを改めて実感する。

    「でも結構いたずら好きなところもあって、私もよくからかわれているわ。」
    結構厄介な子でもあるのと、何かを思い出したのか溜息をつくユウカ。
    ユウカは隙が多めな真面目ちゃんなので、からかいがいあるだろう、と思う。
    「チアキにも困ったところはありますよ。ウチの議長が出すバカな任務にノリノリで賛同したり、混沌を好んでいるところとか」
    「そ、そう……前から思ってたけどイロハってマコト議長に結構厳しいわね」
    厳しい、そうだろうか。一般的な感想だと思う。

  • 62棗イロハはサボりたい25/06/19(木) 22:16:15

    「でも、同じ書記でも結構得意分野が違いそうなのは、結構いいことでしょうね。」
    「そうね。イベントをやるとなると広報的なポジションがいてくれるのは心強いわ。」
    なんだかんだ結局仕事の話になってしまっているが、ユウカと仕事の話をするのは苦ではない。
    マコト先輩が出す為にならない無理難題をこなすことに比べたら天国だ。


    「まあ、会う機会があればきっとすぐに仲良くなれますよ。友達作りを趣味と自称するくらいの子ですから」
    その後もしばらくお互いの生徒会の話をしていたが、これ以上は、実際に会った時に話した方がいいだろう。そう思い、話を切り上げる。

    「うん。楽しみにしておくわ。ノアもきっと、イロハのことを気に入ると思うわ。」
    「そうなんですか?」
    どうしてそう思ったのだろう。私の疑問の声にユウカは笑顔でこう答えた。
    「うん。だって、イロハって可愛いもの!」
    ……それはお前の好みだろ、とは私には言えなかった。

  • 63125/06/19(木) 22:18:53

    可愛い子に可愛いということを躊躇う必要がないと思ってるユウカでした。

  • 64二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 22:40:22

    おつー
    人少ないけどSS書く人が2人いるおかげで濃厚なスレだ…

  • 65二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 23:45:36

    今までありそうでなかった組み合わせだし良スレだと思う

  • 66後輩とイロハとユウカ イブキ編25/06/20(金) 08:43:54

    ミレニアム
    生徒会室(セミナー)

    モモイ「こんにちはー、ユウカいる?」
    ユウカ「あら、モモイ? 何かあった?」
    モモイ「ユウカあてにお客さーん」
    ユウカ「来客……? どうぞ」
    イブキ「ユウカせんぱーい!」
    ユウカ「イブキちゃん!? どうしたの?」
    イロハ「私もいますよ」
    ユウカ「イロハも! 流石に想定外の来客ね。何かあったの?」
    イブキ「イブキね、ユウカ先輩にお礼が言いたくて会いに来たの!」
    ユウカ「お礼? 何かあったかしら」
    イロハ「先日の数学の質問の件です。わざわざ分かりやすい文章で解説を作ってもらった件です」
    ユウカ「あれ、イロハのために作ったんだけど……」
    イブキ「イロハ先輩に教えてもらったの、ユウカ先輩が作ってくれたって」
    ユウカ「ふーん、それでわざわざ来てくれたんだ。ありがとう。」ナデナデ
    イブキ「うん! えへへー」
    ユウカ「イロハもありがとうね。入校申請とか、どうしたの?」

  • 67後輩とイロハとユウカ イブキ編25/06/20(金) 12:55:01

    投稿し忘れ

    イロハ「入校申請はモモイにお願いしました」
    モモイ「されたよー」
    ユウカ「いつの間に仲良くなったの? というより私に直接頼んでくれたら良かったのに」
    イロハ「いえ、折角なのでサプライズにしたいとイブキが」
    イブキ「えへへー、おどろいたー?」
    ユウカ「とっても驚いたわ」
    イブキ「やったー!」
    モモイ「かんぺきー」キリッ
    ユウカ「モモイ? ……それより、イブキちゃんって数学がとっても得意なのね。問題を見て驚いたわ」 
    イブキ「うんっ! でもこの問題はイブキもお友達も分からなくて、イロハ先輩がユウカ先輩に聞いてくれたの!」
    ユウカ「そうだったの。お役に立てて良かったわ」
    イブキ「イブキ、ユウカ先輩ともっと算数のお話したいなー」
    ユウカ「それは喜んで? ……なんだけど」チラ
    イロハ「?」
    モモイ「??」
    ユウカ「今日はせっかくだし、ミレニアムを案内してあげようか? イブキちゃんは連絡先交換しましょう?」
    イブキ「案内してくれるの? やったー!」ワクワク
    ユウカ「モモイもついてくる?」
    モモイ「いいの? なんか楽しそうだし一緒に案内してしんぜよー」
    イロハ「すみません。忙しいところじゃなかったんですか?」
    ユウカ「良いのよ。私にも優先順位があるもの」
    イロハ「! それなら、よろしくお願いします」

  • 68二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:44:53

    おいユウカしれっと連絡先聞こうとしてんじゃないよ!

  • 69二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 20:22:03

    イブキちゃんファンクラブの会員がまた一人……

  • 70イロハと ユウカの早口25/06/20(金) 22:49:22

    モモイ「まずは我がゲーム開発部にごあんなーい!」
    イブキ「ゲーム作ってるのー!?」キラキラ
    モモイ「おうともさ! ではしゅっぱーつ!」
    イブキ「おー!」

    ユウカ「元気で良いわねー」ニコニコ
    イロハ「……お母さんモードになっているところすみません、ユウカ」
    ユウカ「誰がお母さんよ……どうしたの?」
    イロハ「間違っていたらすみませんが、もしかして私に気を使ってくれました?」
    ユウカ「うっ……何でそう思うの?」
    イロハ「いえ、本当に何となく、案内をしてくれる話をした時に視線を感じたので」
    ユウカ「……気を使ったっていうのも違うのよ? イブキちゃんに算数の話したいって言われた時に、一瞬すぐにでもって思ったの。でも今日はイロハも来てくれてるし、折角だからミレニアムを案内したいなって思ったのも本当。でもほら、前みたいなことになったら申し訳ないとちょっと思うことはあって、それでイロハとモモイの方に視線が行っちゃったの。でも言った通り、優先順位はみんなが楽しめることだって」
    イロハ「ユウカ、ユウカ。わかりましたから落ち着いてください」
    イブキ「……」ポカーン
    モモイ「……??」
    ユウカ「あ……ごめんなさい」シュン
    イロハ「……謝ることはないです。ユウカは良い子ですね」ニコ
    ユウカ「……ありがとう、お姉ちゃん」
    イロハ「私の妹はイブキしかいません」キリッ
    ユウカ「イブキちゃんも違うでしょっ! ふふっ」
    モモイ「何か分からないけど早く行こ! 置いてっちゃうよ!」
    イブキ「そうだよっ! 行こー!」オー

  • 71二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:21:39

    早口ユウカ可愛い

  • 72二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 08:26:35

    >>66

    >>70

    素晴らしい…

  • 73二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 12:28:01

    何か日常系だ…

  • 74二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 13:59:12
  • 75後輩とイロハとユウカ ミドリ編25/06/21(土) 15:38:51

    ゲーム開発部 部室
    モモイ「ただいまー」
    ミドリ「お姉ちゃんっ! 急にお客さん来るから片付けといてって言われ……」
    イブキ「わー、モモイちゃんそっくり!」
    ミドリ「??」
    イブキ「こんにちは! 丹花イブキです!」
    ミドリ「こ、こんにちは。才羽ミドリです。お、お姉ちゃんらこの子どうしたの?」
    モモイ「だから、お客さんだって。どうぞイブキちゃん。入って入って」
    イブキ「お邪魔しま~す!」 
    ミドリ「え、え〜全然訳が分からないんだけど。多分ゲヘナの子だよね」

    ユウカ「あー、やっと追いついたわ。走って行っちゃうんだもの、びっくりした」
    イロハ「あ、モモイさん……ではないですね話に聞く双子の妹さんでしょうか、こんにちは」
    ミドリ「こ、こんにちは。ねえユウカ、これどういうこと?」
    ユウカ「あら、モモイから聞いてない? ゲヘナの万魔殿……生徒会からのお客さんよ」
    イロハ「初めまして。棗イロハといいます。モモイさんにはお世話になっています」
    ミドリ「ええ…お姉ちゃんどういうコネを持ってるの……全然知らなかったんだけど」
    ユウカ「今、モモイと一緒にミレニアムを2人に案内してるの。」
    ミドリ「そうだったんだ。お姉ちゃんがいきなり小さい子連れてきたからまたアリスちゃんの時みたいな事があったのかと思った……」
    ユウカ「? どういうこと?」
    ミドリ「な、なんでもない! そう言うことならどうぞ、イロハさん? も見ていってください。ゲームばっかりですけど……」
    イロハ「では、お邪魔します」

  • 76二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 15:58:38

    アリスとイブキの絡みはほんわかしそうよね

  • 77後輩?とイロハとユウカ ユズ編25/06/21(土) 16:17:52

    ユウカ「お邪魔します。ユズとアリスは?」
    ミドリ「アリスちゃんはまだ来てないよ。ユズは……」チラ
    ロッカー「……!」ガタッ
    イブキ「?」
    イロハ「?」
    ユウカ「なるほど、いつものね。モモイ、何してるの?」
    モモイ「イブキちゃんと一緒にやるゲーム考え中!」
    イブキ「あ、イロハ先輩! 見たことないゲームがいっぱいだよー!」キラキラ
    ユウカ「まだこの後があるんだから程々にしなさいよ。」
    モモイ「はーい…」
    ユウカ「それと…ユズも、紹介したいから出てきてくれないかしら?」
    イロハ「え、誰かいるんですか?」
    ロッカー「………………」ガチャ
    ユズ「……こ、こんにちは」オズ
    イロハ「!?」

  • 78後輩?とイロハとユウカ ユズ編25/06/21(土) 16:19:48

    イブキ「わー!? ロッカーに入ってたの!? どうしてー?」
    モモイ「ユズはロッカーの精霊だからねー」
    イブキ「精霊さん!?」
    ミドリ「お姉ちゃん適当な事言わないで」
    ユズ「……こ、こんにちは」オド
    ユウカ「紹介するわ、ゲーム開発部の部長、花岡ユズよ。」
    ユズ「ゆ、ユズです……隠れててすみません」
    イブキ「イブキです、よろしくお願いしまーす!」
    イロハ「棗イロハです。よろしくお願いします部長さん」
    ユウカ「ユズはこう見えてもゲームプレイヤーとしても超一流なのよ」
    イブキ「そうなの? すごーい!」キラキラ
    ユズ「……ま、まあゲームだけは、ちょっと得意だと思います……」
    モモイ「いやいや、ユズはちょっと得意とかいうレベルじゃないない」フリフリ
    ミドリ「そうだね」コクリ
    ユズ「うっ……」テレテレ

  • 79二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 23:19:51

    イロハにはユズのロッカーがどう見えるのか
    新しいサボり部屋に繋がるのか?

  • 80二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 08:30:19

    ロッカーから出た後イロハの髪型がロッカーに沿った四角になってそう

  • 81二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 14:52:26

    いいなこの関係

  • 82二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 16:55:31

    こういうの永遠に見ていたい

  • 83二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 18:51:52

    水を差すようで悪いと思うのだけれど
    モモイとイロハの呼び方って、お互い呼び捨ての方がしっくりくる気がする。
    サボリ仲間ってのもあるけど、イロハもゲームを嗜む身であるから
    モモイと「ここは」「こう」とか「あそこは」「まぁ」とか「そこは」「いいえ」とか
    そんなこんながあって、「モモイ」「イロハ」と呼び合う仲になるとか。
    ユウカに続き二人目の呼び捨て先輩になるの。
    どうかな?

  • 84モモイロおまけ25/06/22(日) 19:31:12

    >>83

    そういえばイロハ→モモイは呼び捨てのつもりだったけど途中からさん付けになってるわ


    モモトークで

    モモイ『ユウカから聞いたんだけど、イロハさんってゲヘナの偉い人だったの?』

    イロハ『所詮他校の生徒会役員ってだけなので気にしなくていいですよ。モモイさんこそミレニアム生だったのですね。ミレニアムでメイド服だとあの荒事担当部隊だったりするのですか?』

    モモイ『私のことはモモイでいいよー。荒事ってメイド部のこと!? 私は全然ちがうよー!』

    イロハ『では、私もイロハで。違うのですか……ではどうしてメイド服を?』

    モモイ『ただのコスプレだよー。お掃除するにもまず外見からだよ!』

    イロハ『なるほど……』


    イロハはしばらくモモイのことをコスプレ同好会か何かだと思っていた

  • 85二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 00:14:38

    モモイ、もっとコスプレしろ

  • 86二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 05:05:12

    イロハは他校との絡みがほとんどないから(二次含み)こうやって書いてくれるのはありがたい所ですね

  • 87二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 12:21:09

    開発部とイブキだと同学年でもあんま違和感ない不思議

  • 88二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 20:51:18

    保守

  • 89後輩とイロハとユウカ アリス編25/06/23(月) 21:21:52

    モモイ「ここはやっぱりテイルズ・サガ・クロニクルかな」
    ユウカ「それ、せめて2にしない?」
    モモイ「なんでさ!?」
    ユウカ「……に、2が最高傑作だから?」
    モモイ「そ、そんなふうに言ってくれるなら」テヘヘ
    イブキ「最高けっさく! すごそう!」
    イロハ「私はモモイたちが作ったものであれば何でも構いませんよ」

    アリス「ぱんぱかぱーん!アリス、帰還しました! ?あれ、今日はたくさん人がいます。お客さんですか?」
    ユウカ「あら、アリス。お邪魔してるわ」
    アリス「あ、ユウカ! ……とユウカの新しい仲間ですか?」

  • 90後輩とイロハとユウカ アリス編25/06/23(月) 21:54:29

    イロハ「お邪魔しています。ゲヘナ学園の万魔殿の2年生、棗イロハです」
    イブキ「丹花イブキだよー!」フリフリ
    アリス「パンデモニウム……! アリス知ってます! 地獄の街の名前です! ……2人は悪魔ですか?」ヒー
    イロハ「……あながち間違いではありませんが、ただの生徒会役員です。ミレニアムでいうユウカみたいな感じですよ」
    アリス「ユウカと一緒なら安心です!」ペカー
    イブキ「あなたの名前は何ていうの? アリスちゃん?」
    アリス「あわわ、ごめんなさい。アリスは天童アリスといいます! ゲーム開発部の1年生です!」
    イブキ「よろしくー! アリスちゃん。イブキも1年生なんだー!」ワー
    アリス「はい、同い年です!」キラキラ

  • 91二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 22:15:46

    同い年ではないだろ

  • 92二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 06:42:04

    なんなら年齢差で言うと最大値まである

オススメ

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