- 1二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:06:01
イチカ「スズミさん」ザクザク
スズミ「はい」ザクザク
イチカ「私たち付き合ってるってことでいいんすよね」ザクザク
スズミ「そうですね」ザクザク
イチカ「今私たち何してるんすか?」ザクザク
スズミ「デートのつもりでしたが……」ザクザク
イチカ「あはは、なるほど。1回スズミさんのデートの定義聞いてもいいっすか?」ザクザク
スズミ「……?恋人と、ふたりきりで、出かける」ザクザク
イチカ「んーそうか、そうっすね、それならこれはデートにはいるのかもしれないっすね」ザクザク
スズミ「やけにはっきりしませんね、何かありましたか?……あ、とりあえずここに今日はテントを張りましょうか」ヨイショ
イチカ「んーいや私の常識の中には初デートが泊まりがけのガチ登山っていうのはなかったんでもしかしている世界線間違えたかなーって思っただけっすね、はい」ヨイショ - 2二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:07:58
スズミ「イチカさん……常識は人それぞれですよ」
イチカ「本当にね、本当に人それぞれっすね」
スズミ「ふふふ」
イチカ「あはは」
イチカ「……いや流石に言わしてくださいあんたおかしいよ!!」
スズミ「えっ」キョトン - 3連投制限25/06/17(火) 15:09:18
イチカ「なんすか!やけに服装とか持ち物指定してくるなって思ったけど!これガチ登山じゃね?って思ったけど!それでもこう……私の勘違いなんじゃないかって期待して来た私の純情を返してくださいよ!!!」
スズミ「なんだかんだ来てくれるの優しいですよね」アハハ
イチカ「あれーーもしかして確信犯っすか??これ引かれるなってちょっと自覚あったんすか??それちょっと話変わってくるんすけどねぇ」ガシ
スズミ「……テント張りましょうか、日が暮れてしまいます」
イチカ「おい話逸らすな守月ィ……」ゴゴゴ
スズミ「いや聞いてください。これには深い事情があるんですよ」
イチカ「へえ?」 - 4二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:11:14
スズミ「まず好きな人と共同作業をすると仲が深まると聞きました」ヒト-ツ
イチカ「はあ」
スズミ「そして次に苦労をするとその分絆も深まると聞きました」フタ-ツ
イチカ「はい」
スズミ「あと吊り橋効果ってやつもあるらしいですよね」ミ-ッツ
イチカ「で?」
スズミ「これは登山だなと」
イチカ「なんで?」
スズミ「考えてもみてください。トリニティから離れたミレニアムの外れの山でふたりきりの登山……一緒にテントを張ったり、食事を準備するわけです」
イチカ「うん」
スズミ「絆が深まると思いませんか?」
イチカ「深まるだろうけどそれ初デートでやることじゃないんすよ」
スズミ「そうなんですか?」
イチカ「どっちかって言うと結婚考え始めたときにやるやつっすねそれ。相手がちゃんと自分を大切にしてくれるのか見るやつっすね、何度も言うけど付き合いたてでやることじゃないっすね」
スズミ「け、結婚なんてイチカさんったら……」テレテレ
イチカ「プロポーズしたわけじゃないんすよまだ」
スズミ「まだ?」
イチカ「……とにかく、こういうのはおかしいってことっす。もうここまで来たら登るしかないけど次からはちゃんと相談してください」
スズミ「まだっていうのは?」
イチカ「ほらテント張るっすよー」テクテク
スズミ「あ、ちょっと自分はそういうことするんですかイチカさん」 - 5二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:12:58
イチカ「わかんないっすね」ガチャガチャ
スズミ「むー」
イチカ「(かわいい)」
イチカ「さて、こんなもんっすかね」パンパン
スズミ「いい感じですね。重いのに持ってもらってすみません」
イチカ「いいっすよこれくらい。……というか、テントってひとつしかないんすね」
スズミ「え?まあ……結構広いですし」
イチカ「ここで寝るんすよね」
スズミ「そうですね」
イチカ「……」
スズミ「……」
イチカ「私たちって付き合ってるっすよね」
スズミ「そうですね」
イチカ「……いや、なんでもないっす」
スズミ「…………流石にテントは体を痛めると思いますよ」ボソッ
イチカ「えっ?!」
スズミ「さ、食事の準備でもしましょうか。カレーで大丈夫でしたか?」
イチカ「え、いや、いま」
スズミ「何か?」
イチカ「……い、いや、なんでも」
スズミ「ではイチカさんは調理の準備を。私は火の準備をしてきます」
イチカ「……はーい……うぐぐ、腑に落ちない……結局ガチキャンだし……」トボトボ - 6二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:14:35
スズミ「さて、私は薪を……」
(ガサッ)
スズミ「……」
(ガサガサッ)
スズミ「……ふむ」
イチカ「えーと、野菜と肉と……カット野菜買ってたんすね、抜かりない」
スズミ「イチカさんイチカさん」トントン
イチカ「うわっスズミさん。随分早いっすね」
スズミ「テント行きますよ」グイグイ
イチカ「え、いやまだ明るいっすけど」
スズミ「いいから。それも放置していいので早く行きましょう。もう……我慢できないかもしれないです」グイグイ
イチカ「え」
イチカ(が、我慢って?も、もしかしてそういう?いやでもさっきテントはって言ってたしそれにまだ付き合ってすぐだし早すぎるんじゃ、いや私は全然いいっすけど!そういえばスズミさんどっちなんだろう私としては別にどっちでも)グルグル
スズミ「ほら早く早く」
イチカ「(か、覚悟決めるっす仲正イチカ!)わ、わかりました!」 - 7二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:16:15
スズミ「よし……入りましたね」ジ-ッ
イチカ「は、はい」ソワソワ
スズミ「……」ム-
イチカ「……?あ、あの?スズミさんさっきから入口に耳を当てて何を」
スズミ「先程薪を集めていたら茂みが動いてまして」
イチカ「はあ」
スズミ「音的に割と大きめの生物なんですよね」
イチカ「……」
スズミ「多分熊かなって」
イチカ「ちょっとぉぉ!!それ先に言ってくださいよ!!!」
スズミ「我慢してくれるといいですね、熊が」
イチカ「我慢って熊目線の話だったんすか?!主語!!省略しない!!」
スズミ「逆になんだと思ったんですか?」キョトン
イチカ「そ、それは……秘密ですけど……」
スズミ「ふふ、ドキドキしますね。これが吊り橋効果ってやつなんでしょうか」
イチカ「もしかしてさっき言ってた吊り橋効果ってこれ狙ってたんすか?え?心中でもするつもりだったんすかここで」
スズミ「え、いやどちらかと言えばイチカさんとはこの先も生きていきたいですけど」
イチカ「そ、そうっすか……じゃなくて!ってむぐっ!」
スズミ「しっ、静かに、何か音がします」シ-
イチカ「……むぐぅ」 - 8二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:17:54
(ザク、ザク)
スズミ「こちらに近づいて来ていますね……」
イチカ「へ、ひゃはくはいへふか?(え、やばくないですか?)」
スズミ「一応銃と閃光弾を……」ガチャ
(トントン)
スズミ「!」
イチカ「!」
イチカ「ス、スズミさ」
スズミ「イチカさん……」
イチカ「は、はい」
スズミ「来世もまたよろしくお願いしますね」ニコッ
イチカ「諦めないで!!!てかやっぱり心中じゃないっすかちょっと待って!!」
スズミ「ふふふ」
イチカ「笑ってんじゃねぇぞ守月ィ!」ガクガ
???「ど、どうされました?すみません、開けますね」ジ-ッ
スズミ「え」
イチカ「ん?」 - 9二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:19:36
スミレ「あ、すみません。何やら争う声が聞こえたものですから心配になって……お取り込み中でしたね」
イチカ「あ、ああいや別に……そ、その、熊は?」
スミレ「熊?いえ、私は見かけていませんが」
イチカ「……スーズーミーさーん?」
スズミ「勘違いだったみたいですね。良かったです」
イチカ「……もう!!さっきから振り回しすぎっすよ!私じゃなかったらとっくに帰ってますからねこんなの!」
スズミ「す、すみません」
イチカ「本当にわかってるんすかー?」ムイ-
スズミ「ひゃ、ひゃめてくだひゃい、ほほをひっはらないへ」
スミレ「お、落ち着いてください。ええと、部外者の私が言うのもですが山であまり感情的になるべきではないでしょう」
イチカ「いやまあそれは……というかあなたはどちら様っすか?ミレニアムの人……っすよね、ここには何で?」
スミレ「私は乙花スミレと言います。ここにはトレーニングに来ています」
イチカ「トレーニング」
スミレ「おふたりの事情はよくわかりませんが……なにやら揉めているということなので、ここは私に仲裁を任せていただいてもいいですか?」ムンッ
イチカ「え、いや別にもうだいじょ」
スミレ「ズバリトレーニングです!ふたりで一緒に汗を流せばきっとわだかまりも流れてくれますよ!」ペカ-
イチカ「は?」
スズミ「ほへーにんぐ」 - 10二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:21:11
何故かこの2人アウトドア系が似合う
- 11二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:21:14
スミレ「さあ!行きましょう!まずは準備体操からです!さあこちらへ!」
イチカ「う、うーんと、張り切ってるところ悪いんすけど私たちは」
スミレ「え?(無垢な瞳)」
イチカ「えっ」
スズミ「イチカさん。この人は"本気"です。何故か逃げられる未来が見えません。腹を括って行きましょう」
イチカ「いやどういうことっすか?!行くにしてもトレーニングっすよね?てかこれ一応デートっすよね!」
スミレ「で、デート!?そ、そうだったんですか、それなら……」
イチカ「あ、わかってくれたみたいでうれし」
スミレ「それ用のトレーニングをしないとですね!ちょうど考えていたんです!さ、あなた!こちらへ!(スズミをつかむ)」ガシッ
スズミ「えっ」
イチカ「あー、じゃあスズミさん頑張って」
スズミ「イチカさん」ガシ
イチカ「おっと?」
スズミ「私たち付き合ってますよね?」ジッ
イチカ「…………あーーー!もう!今度ちゃんと埋め合わせしてくださいね!!」
この後めちゃくちゃトレーニングした
筋肉痛で暫く動けなくなった - 12二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:22:47
というわけでゆるいイチスズです
ネタがなくなるまでは続けたいです - 13二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:26:56
わろた
一つだけ突っ込むと山にカット野菜持って行っても暑さで駄目になるぞ(一敗) - 14二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:31:03
そうなんですね……エアプがバレてしまった
- 15二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 16:19:26
付き合って初めて行く場所が山か…
- 16二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 19:22:29
かわいい
- 17二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:10:26
これは神スレ
- 18二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:42:37
イチカ「スズミさん」
スズミ「はい」
イチカ「私たちって付き合ってるってことでいいんすよね」
スズミ「そうですね」
イチカ「今日ってデートでしたよね、この前のお詫びって話でしたよね」
スズミ「はい」
イチカ「今何してるんすか?」
カズサ「宇沢、こっち」
レイサ「ま、待ってください杏山カズサ!」トテトテ
スズミ「かわいい後輩達をスト……見守っています」(茂みの中)
イチカ「本当に何してるんすかね私たち??」(茂みの中) - 19二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:44:06
スズミ「何言ってるんですかイチカさんあの二人は付き合いたてなんですよ!私たちが先輩として見守らないとじゃないですか!」
イチカ「ぶっちゃけ私達も付き合ってそんな経ってないっすけどね」
スズミ「まあ細かいことはいいじゃないですか」
イチカ「細かく見ないとあっちと条件同じなんすよ、カップル的には同級生なんすよ」
カズサ「……」チラチラ
レイサ「〜♪」ユラユラ
スズミ「……どうやらカズサさんは手を繋ぎたいみたいですね」
イチカ「普通につなげばいいんじゃ……」
スズミ「イチカさん静かに!今いいところなんですから!」シッ!
イチカ「うーん腑に落ちない」 - 20二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:45:42
カズサ「あ、あのさ、レ……宇沢」
レイサ「はい!なんですか!」
カズサ「て、手」
レイサ「手?」
カズサ「その、手を……」
スズミ「いいですよ、その調子ですカズサさん!」
イチカ「いやなんすかあのポーズ。雑誌のインタビュー受けてる人みたいになってるじゃないっすか両手だしちゃだめでしょレイサちゃんもよくわかんなくなってるって」
スズミ「イチカさんカズサさんはああ見えて緊張しがちなんです。大目に見てあげてください」
イチカ「随分と詳しいっすね」
スズミ「実は適当に言いました」エヘ
イチカ「何なんすか?」 - 21二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:47:04
レイサ「……?」ジ-
カズサ「ウッ(かわいい)」
スズミ「頑張ってくださいカズサさん……!練習の成果を見せるときですよ……!」グッ
イチカ「え?ちょっと待って練習ってなんすかいつどこで何を練習したんすかねえ」ガシッ
スズミ「あっいえ何でも……カズサさん……頑張ってください!」ダラダラ
イチカ「おいこっち見ろ守月」
レイサ「杏山カズサ?」コテン
カズサ「アッッお手!!!!!!」
レイサ「?!」
スズミ「?!」
イチカ「?!」 - 22二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:48:49
レイサ「……え、えっと、はい?」ポスッ
カズサ「……ありがと」
レイサ「はい……?」キョトン
イチカ「待って待って待って何してるんすかあの子犬じゃないんだから」
スズミ「気持ちはちょっとわかりますけどまさかそうなるとは……」
イチカ「スズミさん普段レイサちゃんのこと犬だと思ってるんすか?」
スズミ「犬『みたい』です。犬だと思っている、犬みたいだと思っている……この違いは大きいです」
イチカ「せめて犬の部分を否定してくれません?」 - 23二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:49:56
カズサ「……」
レイサ「……」
イチカ「どうすんすかこの空気、急にカズサちゃんがそういう趣味見せただけじゃないっすか」
スズミ「うーん、レイサさんは……」
カズサ「……行こうか」ギュッ
レイサ「っ、は、はいっ!」パアア
イチカ「いけた?!手を握ったことで全部水に流した?!心広すぎないっすか?!」
スズミ「流石レイサさんです。些細なことは気にしないんですね」
イチカ「些細かなあ……ほんとに些細だったっすかねぇ……」
レイサ「あ、そういえば杏山カズサってわんちゃん飼ってるんですか?」
カズサ「?!」ビクッ
イチカ「ほらめちゃめちゃ気にしてたじゃないっすかそりゃそうっすよいきなりお手とか言い出したんすから」
スズミ「さあ、ここをどう出るんですかね……」ワクワク
イチカ「ちょっと楽しんでるでしょ」
スズミ「いえ?」パタパタ
イチカ「ご機嫌な羽が隠しきれてないっすよ」
スズミ「これはあれです。イチカさんといるので」
イチカ「調子のいいことを……」
スズミ「これは本当ですよ?」
イチカ「……そっすか」 - 24二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:51:01
カズサ「……この前、犬カフェに行って」
レイサ「え!そうだったんですか!楽しかったですか!」
カズサ「まあまあ……」
レイサ「えへへ、私も行ってみたいんですよね……そ、その……今度私も連れて行っていただいても……」チラチラ
スズミ「!これはチャンスですよ!次のデートのお誘いです!」
イチカ「アツイっすね〜」
スズミ「ちょっとフロア盛り上がってなくないですか?今割とサビですよ?」
イチカ「野次馬精神を説かれてもちょっと」
カズサ「……い、行こう!なんなら1匹連れて帰ろうか!」
レイサ「そんなこと出来るんですか?!や、やめた方がいいんじゃ」
カズサ「ごめん忘れて。来週でいい?」
レイサ「あ、はい」
イチカ「……うん」
スズミ「流れるように予定を抑えられる腕はあるんですけどね……」 - 25二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:53:31
イチカ「まあでも来週も遊べるのいいっすねぇ。今日私も久しぶりに何もない日作れたんすけどねぇ」ジト-
スズミ「……」
イチカ「折角会えたのになーー」ブス-
スズミ「……この後うちに来ませんか?イチカさんが良ければ泊まっていってください」
イチカ「えっ、行きます」ガサッ
スズミ「では決まりで。何食べたいか決めておいてくださいね」
イチカ「……なーんかいいようにしたつもりかもしれないっすけど全然許してはないっすからね」
スズミ「……こ、今週お弁当作りますから」
イチカ「ふーん、まあ、今回はそれで見逃してあげるっす」
スズミ「お優しいですね」
イチカ「優しくならなくてもいいんすよ?」
スズミ「冗談です大天使様。寛容という言葉の擬人化と言えばイチカさんに決まってます」
イチカ「なんかムカつくなぁ」 - 26二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:56:41
カズサ「あ、あのさ」
レイサ「はい」
カズサ「えっと……今日晴れてよかったね」ワタワタ
レイサ「そ、そうですね。あっ暑くないですか、かず、杏山カズサ」ワタワタ
カズサ「だ、大丈夫」ワタワタ
スズミ「くっ焦れったいですね……!私ちょっとやらしい雰囲気にしてきます!」
イチカ「ストップストップ何する気っすか、というかここでやらしい雰囲気にしても仕方ないでしょう真昼間っすよ?」
スズミ「そうは言っても天気の話はこれでもう4回目です……!正直見ていられません……!」
イチカ「会話なくなったらすぐ天気トーク始まるっすよね」
スズミ「これは我々が話題を提供すべきでは?」
イチカ「何をどうやって提供するんすかここで。大道芸でもするつもりなんすか」
スズミ「バク転でもしますか」
イチカ「その回転に意味はあるんすか」
スズミ「こう……回転エネルギーでいい感じに遠心力が……」
イチカ「適当に思いついた言葉並べないでくださいバカみたいだから」
スズミ「酷くないですか?」
イチカ「酷いんすよあんたが」
スズミ「そういえばイチカさんギター弾けましたよね、ここでラブソングを1曲弾いてムードを高めるとか」
イチカ「いやそんな四次元ポケットみたいにギター取り出せませんからね?」 - 27二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:58:22
スズミ「もしくは私がナンパしに行って「こいつ、私のなんで」を引き出すか……」
イチカ「慣れないことはするもんじゃないっすよ」
スズミ「わ、わからないじゃないですか」
イチカ「いーや想像できます。ただ道聞いた人になるのが関の山っす」
スズミ「う、うぐぐ。そう言うイチカさんはできるんですか?」
イチカ「まあ……」
スズミ「……一応言っておきますが、やらなくて結構ですからね」
イチカ「意外っすね。てっきり「イチカさん、GO!」されるかと思ったのに」
スズミ「そんなポケモンじゃないんですから」
イチカ「前に一緒に不良制圧したときやったことあるの忘れてはないっすからね?」
スズミ「あはは、イチカさんは私の大切なパートナーですよ」
イチカ「この文脈だと別の意味に聞こえてくるんすよね……というかあれっすか、やらなくていいって冗談でも私がナンパするの嫌とかっすか?案外かわいいとこあるじゃないっすか」ニヤニヤ
スズミ「……む」
イチカ「あれ?反論しないんすか」
スズミ「……悪いですか、嫉妬しては」ム-
イチカ「(えっ、かわいい)」 - 28二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 20:59:27
スズミ「と、とにかく戻りますよ。カズサさん達は……」
カズサ「何してるんですか、スズミさんにイチカさん」
スズミ「」
イチカ「」
レイサ「おふたりともそんな茂みでどうされたんですか!」
カズサ「……私割と耳がいい方なんだよね。一応詳しく話聞かせもらってもいいですか?先輩方」ゴゴゴ
スズミ「イチカさん」
イチカ「はい」
スズミ「逃げましょう」ダッ
イチカ「言われなくても」ダッ
カズサ「あっこら待て!!うわ速っ待て!!!」ダッ
レイサ「きょ、杏山カズサ?!」
カズサ「宇沢!追いかけっこするよ!」
レイサ「え、ええ?!あっ、ま、待ってくださーい!」ダッ - 29二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 21:00:52
スズミ「ふう、何とか逃げ切れましたね」ハアハア
イチカ「ほーんと、スズミさんといると退屈しないっすね……」ハアハア
スズミ「そうですか?」テレテレ
イチカ「あんまり褒めてはないっすね」
スズミ「まあそれはそれとして、もういい時間なので帰りましょうか」
イチカ「そうっすね……なんだかんだ悪くはなかったけど結局最初の方しかちゃんとデート出来なかったなぁ……それじゃ、私はこっちなんで」
スズミ「ちょっとイチカさん、こっちですよ」グイ
イチカ「うわっと」
スズミ「今日うちに泊まるって話したばかりじゃないですか。何食べたいか決めました?これから一緒にスーパーですよ」
イチカ「……ん、ああそうでしたね」
スズミ「ふふ、変な顔ですね」
イチカ「誰のせいだと……」
スズミ「イチカさん、手を繋いでも?」
イチカ「っ、はい」
スズミ「ふふ、私もまだイチカさんと一緒にいれて嬉しいです」ニコッ
イチカ「……はあ、私もちょろいっすねえ…………私もっすよ、スズミさん」
この後一緒にお風呂入った - 30二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 21:03:36
今日はここまで、このノリが続きます
一応イチスズスレが欲しくなったので建てました。供給が欲しいので良ければここで語ってください。 - 31二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 23:49:56
いいよねイチスズ、公式で絡んで欲しい…
- 32二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 00:51:18
定期的な神イチスズスレは脳に効く、と科学的に証明されています