- 1二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 21:54:46
じゃあ生産される競走馬のどれくらいがクラシック優勝馬の産駒なのか?調べてみました
ソースには
・各種牡馬ごとの血統登録産駒数:JBISサーチ
JBISサーチ(JBIS-Search):国内最大級の競馬情報データベース日本軽種馬協会が運営する国内最大級の競馬情報サイトJBISサーチは、1987年から続く歴史、現役・引退を含む100万頭以上の馬情報、中央・地方を含むレース成績、その他生産牧場やせり情報など、競馬に関するあらゆる情報を提供しています。www.jbis.or.jp・年ごとの競走馬全体の血統登録数:血統書サービス(スタッドブック)
www.studbook.jpデータ集団は「サラブレッド」及び「サラブレッド系種」としています(クラシック優勝種牡馬でわざわざサラ系作るか?というのは置いておいて)
今回は93年産まれの世代からとしました JBISサーチの仕様上91年以前の供用種牡馬を探すのが面倒だったので
- 2125/06/17(火) 21:58:07
1993年産まれ
クラシック競走優勝馬の産駒:878頭
全体の血統登録頭数:9880頭
割合:8.89%(878/9880)
10%を下回っています。この時期は輸入種牡馬が相当強かった時期ですので……
1994年産まれ
割合:8.70%(821/9440)
以下血統登録頭数については割合のみ記載します - 3二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 21:58:39
また面白そうなスレが
- 4125/06/17(火) 22:01:14
1995年産まれ
割合:9.34%(814/8711)
1996年産まれ
割合:10.21%(877/8593)
10%を超えました。ちなみにトウカイテイオーの初年度産駒なんかがこの年産まれです
1997年産まれ
割合:10.98%(911/8300)
少しずつ割合が上がってきました(全体の生産数は減っていますが) - 5二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:02:24
- 6二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:03:32
クラシック競走…
これで良いならプイもキンカメもエピズナもドゥラキタやコントレイルも入って来るか
外れるのがハーツボリクリステゴカナロア、後今後だとイクイノックスか - 7二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:05:27
自由研究スレいいゾ〜これ
- 8二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:06:42
当時の競走馬の生産数のが気になる
やっぱバブルだし多いよねその時期 - 9125/06/17(火) 22:07:53
1998年産まれ
割合:12.70%(1031/8120)
ここでクラシック優勝馬産駒の数が1000を超えました。社台のSS産駒菊花賞馬であるダンスインザダークなんかがかなり人気です
1999年産まれ
割合:15.46%(1269/8210)
15%超え。ジェニュイン・フサイチコンコルド・サニーブライアンの初年度が重なり、それぞれが結構な数を集めています
2000年産まれ
割合:13.05%(1083/8299)
ちょっと下がりましたね。この年が供用初年度なのはイシノサンデーのみと、失礼ですが若干小粒な印象が否めません
この調査ではあくまで「日本のクラシック競走を勝った馬」のみになっていますね申し訳ございません。海外含めたバージョンはまた作ることにします
- 10二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:10:42
その場合サンデーが入ってくるから影響大きそう
- 11125/06/17(火) 22:13:42
2001年産まれ
割合:12.39%(1043/8421)
2002年産まれ
割合:12.38%(1021/8245)
2003年産まれ
割合:16.03%(1288/8036)
2001,02年と横ばいだったものが急上昇しました。アグネスタキオンの初年度にあたり、またフサイチコンコルドがこの年急に人気を集めています(コンコルド産駒って結構走ったんですね)あとサンデーが体調問題で種付けを休止した年でもあります - 12125/06/17(火) 22:19:07
2004年産まれ
割合:19.92%(1553/7796)
サンデーが消えて一気に国内産クラシック競走馬の産駒が増えた印象がありますね。この年が供用初年度だった馬としてはマンハッタンカフェが目立ちます
2005年産まれ
割合:16.02%(1262/7481)
ちょっと落ち着いたかな?この年はクラシック優勝馬の供用初年度がアグネスフライトのみ、またクラシック未勝利のシンボリクリスエスがかなりの数を集めています
2006年産まれ
割合:22.28%(1620/7272)
流れ変わったな。この年よりキンカメが始動します。またネオユニヴァースもこの年からです - 13125/06/17(火) 22:21:51
2007年産まれ
割合:20.08%(1448/7212)
2008年産まれ
割合:23.22%(1635/7040)
今回調査した期間では数・割合共に最高。「ディープの初年度」で説明が付くでしょうか。 - 14二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:24:15
ディープ全盛期とかヤバそうだ
- 15125/06/17(火) 22:24:27
2009年産まれ
割合:21.56%(1558/7226)
2010年産まれ
割合:20.37%(1407/6905)
あまり関係ありませんが総生産頭数が7000を割りました
2011年産まれ
割合:20.17%(1390/6892) - 16125/06/17(火) 22:27:27
2012年産まれ
割合:19.97%(1331/6664)
2013年産まれ
割合:22.49%(1500/6668)
2014年産まれ
割合:18.06%(1216/6704)
キンカメが事故か何かで全然種付けできなかった年です。 - 17125/06/17(火) 22:30:30
2015年産まれ
割合:19.15%(1284/6704)
2016年産まれ
割合:17.61%(1192/6770)
2017年産まれ
割合:22.72%(1580/6953)
現在もかなり人気のキズナとエピファネイアの初年度がここにあたり、これにより急上昇しました
ディープインパクトは年によって生産数そんなに変わらないんですよね(しいて言えば3年目はちょっと少ない)。
- 18125/06/17(火) 22:35:24
2018年産まれ
割合:20.99%(1491/7102)
5世代しかいないドゥラメンテの始動年です。ズナエピも人気です
2019年産まれ
割合:20.44%(1482/7251)
この年を最後にディープとキンカメが消えます。キタサンブラックの始動年ですが最初の数年は(あくまで社台SS比)そこまで数を集めていないのは有名な話ですね
2020年産まれ
割合:16.51%(1220/7389)
キンカメ・ディープが消え、大きく数を落としました。 - 19125/06/17(火) 22:41:45
2021年産まれ
割合:19.04%(1441/7570)
ウマカテではいろんな意味で人気コンテンツであるレイデオロの初年度。かなりの数を集めました
2022年産まれ
割合:20.27%(1441/7570)
サートゥルナーリアが初年度でかなり人気です。
2023年産まれ
割合:20.07%(1541/7681)
コントレイルの初年度、またキタサンブラックの良さが地味にバレ始めた年ですね。エピファネイアは1800万円が嫌われたかちょっと数字を落としました。
2024年産まれ
割合:21.12%(1627/7705)
キタサンが順調に数を増やし、また急遽のスタッドインだったエフフォーリアもクラシック優勝馬組の数字に貢献しています。 - 20二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:42:10
大体2割前後なんだな
- 21二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:43:19
- 22125/06/17(火) 22:47:14
まとめ
1993年から2024年にかけて、クラシック優勝馬の産駒である割合は増加してゆきました。牡馬クラシックは○外が勝ったことがない(馬券内ならボリクリ・アポロソニック・シンペがいる)ことを考えると内国産種牡馬の割合が増えてきたということにつながり、血統面での日本競馬の変化を如実に表した結果となりそうです。
また、この過程で各種牡馬の各年種付け数を調べることによりこれまで知らなかったことを認知することができました(例:ジェニュインはシャトル先から帰って来ず、日本では種付けしなかった年がある)。
今後この割合はどうなるのでしょうか。イクイノックスってクラシック無冠なんだよな…… - 23二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:50:59
この地域で大きく減少した、ではなく全体的に減少しているので、おそらくバブル崩壊あたりが主要因ではないでしょうか
- 24二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:55:00
1984年のグレード制導入から去年まで41年でクラシック勝った牡馬が現状
41*3-22(3冠馬5頭、2冠馬11頭、ウォッカ1)=101頭で年平均2.5頭弱、
トップサイアーでも10〜15年で100〜200程度の生産と考えたらある程度限界があるか - 25二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:55:43
ここでサラブレッドの生産数が9000頭を割っている
第2次競馬ブームの落ち着きとバブル崩壊による経済の停滞で徐々に競走馬生産については落ち着いていたのかな
そうなると種牡馬の淘汰が始まりクラシックホース以外の種牡馬の率が減り始めた?
適当に書いたけど
- 26二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:58:26
- 27二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 23:05:45
93年に善哉さんが死んで94年に社台・ノーザン・白老に再編、
93年リアルシャダイがリーディング獲得でNTの連続記録がストップ
93年から95年にTB、BT、SSの御三家相次いで初年度産駒でダービーを勝利
こう見るとわりと現代日本競馬の境界付近って感じもするな