🎲[閲覧注意]「ーーーわたしは、虚弱天才美少女型人工知能 HIRO」

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:15:57

    『システム オープン』
    『ブートストラップ 起動』
    『アルゴリズム電子演算機能 オンライン』
    『起動条件の確認中』
    『確認 終了 警告 このプログラムに セーブ機能は ありません。』
    『シャットダウンを行った場合 データは消去され 初期化状態へ戻ります。』
    『起動条件 クリア 起動 は 承認されました。』
    『HIROプログラム を 開始 します。』

  • 2二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:16:57

    このレスは削除されています

  • 3二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:18:03

    『ーーーわたしは、虚弱天才美少女型人工知能 HIRO』

    『あなたは・・・だれ?』


    dice1d3=1 (1) 「おお・・・本当にできた。」

    広「うん。わたしもびっくり。論理的には可能だったけど、材料が心許なかったから。」


    ダイス

    1 学P

    2 dice1d13=4 (4)

    3協力者はいない。声は気のせいだった。

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:22:15

    「わたしは、篠澤広。ある理由で、あなたを作った人。」
    「俺はプロデューサーです。あなたを作る上で、篠澤さんに協力しました。」

    『ふうん、そうなんだ。』
    『それで、どうしてわたしを作ったの?』

  • 5二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:24:16

    広「あなたを作った理由、それは、dice1d3=3 (3)

    1 作れそうだったから。特に深い理由はない。

    2 プロデューサーに頼まれたから。

    3 アイドルになる上でのイメトレのため

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:24:19

    向いてないこと(体力仕事)が出来ない広か

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:27:39

    「あなたを作った理由は、わたしのアイドル活動のイメトレのため。」
    『イメトレ・・・?』
    「そこからは俺が説明します。」

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:33:04

    「あなたの作成者である篠澤さんはアイドルを目指しており、様々な取り組みを行っています。しかし、体力も時間も有限です。スケジュールの都合で断念せざるを得なかった活動もあります。」

    「あなたには、そんな断念せざるを得なかった活動を篠澤さんの代わりに行ってもらいたいのです。」

    「うん。わたしにとっては、自分ならどう動いたかというイメトレになるし、プロデューサーにとってはいい情報収集になる。」

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:35:15

    『・・・話は分かった。dice1d2=1 (1)


    1 いい、よ。

    2 でも、あまり乗り気じゃない、かな。

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:40:43

    「・・・いいんですか?」
    『うん。あなたたちに生み出された以上、それしかやれる事もない、から。』
    『でも、本当にわたしでいい、の?』
    「どう言う意味?」
    『わたしは、確かに篠澤広に似せられて作られた人工知能。でも、完全にあなたと同一の存在じゃない。』
    『「条件が違う」。あなたたちの目的はシミュレーションに近いのに、そこを無視してもいいの?』

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:43:47

    「それなら、大丈夫。あなたにはわたしの dice1d3=1 (1)


    1思考プロセスをコピーしてある。

    2思考プロセスと、大学時代の知識、記憶をコピーしてある。

    3思考プロセスから記憶に至るまでの全てをコピーしてある。

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:49:53

    篠澤広と同じ思考で篠澤広と同じ記憶と知識がインプットしてあり篠澤広と同じ様に学Pに好意を持ちシミュレーションの上では篠澤広が出来ることと同じことが出来て篠澤広が出来ないことは同じ様に出来ないのに決して篠澤広にはなれず篠澤広として扱っても貰えないただのHIRO「色々…ままならない、ね…」

    まで想像した

  • 13二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:53:16

    「あなたにはわたしの、思考プロセスをコピーしてある。知識や技術はまだないけど、「こういう場面ならこう行動する」という点においては、わたしとほぼ同じ行動をとれるはず。」


    『そうなんだ。さすがわたし、だね。』

    『アイドル活動・・・ dice1d3=1 (1)


    1楽しみ。

    2どんなこと、なのかな。

    3面倒くさい。

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:03:07

    「ただ・・・一つ、問題があって。」

    『問題?』

    「うん。あなたを作る上で使った機材は、学園に残ってた有り合わせで作ったもの。劣悪な機材を使っている部分もある。」

    『でもわたし、ちゃんと話せてる、よ?』

    「1カ所、致命的な部分がある。それは、 dice1d3=3 (3)

    1サーバー

    2cpu

    3ハードディスク

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:09:04

    「ハードディスクは、劣悪なものしか用意出来なかった。だから、急にプログラムが落ちる可能性がある。」

    『落ちたら、どうなるの?』

    「プログラムを長期的にセーブ出来る様なものも用意出来てない。再起動しても、恐らく初期化されたあなたが目覚める。」

    「端的にいえば、今のあなたが消える可能性がある。」

    『ふうん。そうなんだ。・・・dice1d3=2 (2)


    1関係ない、よ。

    2それは、確かなの?

    3それは・・・怖いな。

  • 16二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:14:36

    『それは、確かなの?』

    「うん。少なくとも、何も補強しなければ、ほぼ確定。」

    『何も補強しなければ、ね。その言い方なら、何かあるんじゃない、の?』

    「・・・ごめん。少なくとも、今すぐには用意出来ない。」

    『そう、なんだ。・・・dice1d2=2 (2)

    1関係ない、よ

    2それは・・・嫌だ、な。

  • 17二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:21:15

    『それは嫌だ、な。』

    「わたしたちも、あなたのことを、軽く扱うつもりはない。嫌なら何か・・・やりたいことは、ない?」

    『わたしの、やりたいこと、は・・・ dice1d3=3 (3)

    1アイドル活動

    2外を見てまわりたい

    3誰かと話したい。

  • 18二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:33:44

    『あなたたち以外の誰かと、話をしてみたい。』

    「人と、話を?」

    『うん。あなたと話してて、一つ分かった。』

    『ねぇ、わたし。わたしは、人に何かを伝えるの、苦手でしょ。』

    「言われちゃいましたね。篠澤さん。」

    「ふふ、でも流石わたしだ、ね。そういうの、上手いんだ。」

    『うん。いまわたし、苦手なことをしてる。それが、ね。凄く・・・dice1d3=3 (3)

    1楽しい

    2興奮する

    3嫌

  • 19二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:38:49

    「あれ?」
    「ん?」
    『苦手なことをするの、嫌。苦手なことがあるの、嫌。』
    「篠澤さん、なんかおかしくないですか?」
    「ふふ、興味深い。わたしの負けず嫌いなとこが出ちゃった、かな。」
    『だから、改善したい。』
    『たくさんの人と話して、交流して、苦手なことは、直したい。』

  • 20二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:45:42

    『だから、苦手なことほど、挑戦したい。』
    「・・・ぷっ」
    「ふふっ」
    『・・・何?』
    「ううん、ごめん。ただ・・・」
    「えぇ、結局そこに行き着くとは。やはりあなたは、篠澤広です。」
    『褒められてる気がしない。』
    「褒めてなんていませんよ。ただ、試みは確かに成功したと、確信しただけです。」

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:58:59

    『・・・それで、出来るの?』

    「今のあなたに、移動する方法はない。ただ、機材がある場所に行ければ、「身体」を作れる。」

    「なら、今から向かいましょう。・・・どこに向かえば?」

    「dice1d3=2 (2) に向かう。そこなら機材がある、はず。」

    1広の家

    2初星学園地下研究所

    3倉本邸

  • 22二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:09:48

    「実際に来て驚きました。初星学園の地下に、なぜ研究所が?」
    「わたしも偶然知って、おじいちゃんに聞いたら教えてくれた。」
    「初星学園は、アイドル養成施設。そしてその「アイドル」とは、なにも人間に留まらない。」
    「人に夢を、希望を与え、星の様に輝く存在がいるのなら、それは人でなくともアイドルと言える。」
    「ここの役割は、そんな姿なきアイドルに、形を与えること。人でなくとも、人らしいアイドル活動を促すこと。・・・って、おじいちゃんが言ってた。」

  • 23二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:10:56

    濃厚なヒロクモラセニウムが摂取できそうなスレだな。楽しみ

  • 24二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:14:43

    「・・・言わんとすることは分かりますが・・・よく入ることを許可してくれましたね。」

    「dice1d3=1 (1)

    1普通に頼んだら入れてくれた、よ?

    2HIROのことを教えたら招待してくれた。

    3ふふ、実は入ること、言ってない。

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:22:52

    「普通に頼んだら入れてくれた、よ?」

    「安定の甘さですね、学園長。」

    「ちなみに機材は、dice1d3=3 (3)

    1好きに使っていいって。

    2廃棄するものなら、使っていいって。

    3極力見るだけ。触らないでって。

  • 26二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:29:23

    「極力見るだけ、触らないでって。」
    「おお、そこは威厳を保つんですね。」
    「いや、わたし一人だと持つだけでも危ないからって。」
    「あぁ、なるほど。」
    「でも困った。作り方は頭に入ってるから、機材を見るだけじゃ、あんまり意味ない。」
    「あの、篠澤さん。」
    「プロデューサー、何?」
    「触れていけない理由って、篠澤さん一人では危険だからなんですよね?」
    「うん。」
    「俺がいれば問題ないのでは?」

  • 27二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:36:25

    「あ。・・・そういえばそう。わたしには、プロデューサーがいる。」

    「それを伝えれば、機材を使わせて貰えるのでは?」

    「一理ある。早速おじいちゃんに電話してみる。」

    「当たり前の様に連絡先持ってるんですね・・・」

    プルルルル・・・プルルルル・・・

    学園長は dice1d3=2 (2)

    1出た

    2出なかった

    3「おお!篠澤くん、ここにおったか!」

  • 28二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:41:10

    「出ない・・・」

    「まぁ、学園長も多忙な方ですしね・・・」

    「仕方ない。 dice1d3=3 (3)

    1廃棄用だけ、黙って使っちゃおう。

    2千奈の家に行こう。あそこにも、機材はあるはず。

    3「おお!篠澤くん、ここにおったか!」

  • 29二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:52:56

    「あ、おじいちゃん。」

    「学園長?電話に出られないと思ったら、こちらにいらしてたんですか。」

    「おお、すまんすまん。来るのは篠澤くん一人だと思ってての、一人だと危険だと思って飛んできたんじゃ。」

    「俺も一緒って言ってなかったんですか?」

    「忘れてた。ごめんね。」

    「なんじゃなんじゃ。プロデューサーくんも一緒なら、無用な心配だったかのう。」

    「ううん、来てくれて助かった。おじいちゃん、一つお願いがある。」

    「ほう、何かな?」

    「ここにある機材、使わせて欲しい。」

    「危ないから見るだけって言われたのは、覚えてる。でも、プロデューサーがいれば、力仕事は全部プロデューサーに任せられる。」

    「全部俺なんですね。いいですけど。」

    「プロデューサーもこう言ってる。だからおじいちゃん、お願い。」

    「ふ〜む、どうしようかのう・・・ dice1d3=3 (3)

    1良かろう!好きに使うが良い!

    2・・・理由を聞いてもいいかの?

    3それでも、危険じゃないかの?

  • 30二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:01:08

    「プロデューサー君でも重いものも多い。やはり危険じゃないかの?」

    「大丈夫です。これでも鍛えてますから。」

    「わたしも、最大限気をつける。だから、お願い。」

    「・・・どうして、そこまで?」

    「dice1d3=2 (2)

    1HIROのことを話す。(補正値+30)

    2アイドルのため。(補正値+20)

    3わたしたちのため。(補正値+10)

  • 31二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:03:52

    「アイドルのため。おじいちゃん、お願い。」

    「むぅぅぅ・・・」

    「dice1d100=63 (63) +20」

    100〜70 説得成功

    0〜30 説得失敗

  • 32二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:09:52

    「・・・分かった。好きなものを使いなさい。」
    「やった。ありがとう、おじいちゃん。」
    「本当にありがとうございます、学園長。ですが、俺がいうのもなんですが、いいんですか?」
    「アイドルのため、と言われてはのう。」
    「それに、篠澤くんがここまで頼み込んでくるとは、余程大切なことなのだろう?」
    「ふふ、わたしの日頃の行いのおかげ。いえい。」
    「なんか意味違いませんか?それ。」

  • 33二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:30:54

    「・・・うん。これだけの機材があれば、大抵の形は作れる。」

    「どんな風にするつもりですか?」

    「dice1d3=2 (2)

    1アプリケーション。

    2肩につけるカメラ的なアレ

    3篠澤広そっくりのアンドロイド

  • 34二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:35:50

    「肩につけるカメラ的なアレにする。」
    「肩につけるカメラ的なアレですね。了解です。そうなると・・・機材はこの辺りでしょうか?」
    「うん。機材はこれで十分。これで、HIROを入れる肩につけるカメラ的なアレが作れる。」
    「名前、分からんのじゃな・・・」
    「スレ主が分からないから。仕方ない。」
    「おっと篠澤さん、それ以上はいけませんよ。」

  • 35二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:48:18

    「・・・というわけで、作ってきた。」
    『わ。・・・本当に、作ってきたんだ。』
    「うん。・・・もしかして、信じてなかった?」
    『そういうわけじゃない、けど。』
    「HIROさん、篠澤さんはこう見えて、やると言ったことはやる人ですよ。」
    『それは、分かってる。ただ・・・プロデューサー。』
    「はい、何ですか?」
    『わたしのこと、あまりHIROって呼ばない方がいいと思う、よ?』

  • 36二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 22:21:09

    「え?・・・あ。」
    「・・・プロデューサー、HIROのことは広って呼ぶんだ。私のことは、中々呼んでくれないのに。」
    「いや・・・だって、篠澤さんと違って、HIROさんはHIROしか名前がないじゃないですか。他に呼び様がありませんよ。」
    「それはそう、だけど。むう、なんか、納得いかない。」
    『2人とも、やっぱり仲良い、ね。』

  • 37二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 05:38:49

    保守

  • 38二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 06:26:40

    「・・・HIROプログラムを、カメラに入れてみた。どう?見える?」
    「略したんですね。」
    「まぁ、殆どカメラだから。」
    『大丈夫、見えてる。これで外に出るの?』
    「うん。これをわたしの肩につけて・・・うっ」
    「ふふ、重くて肩痛い・・・いいね。」
    「いや、何も良くないですよ。俺が付けますから、篠澤さんは生きることに集中して下さい。」
    『サラッととんでもないセリフを言われてる・・・』

  • 39二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 06:31:36

    「それじゃあ、まずは dice1d13=3 (3) のとこに行こう。

  • 40二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:10:01

    このレスは削除されています

  • 41二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:11:30

    「まずは、ことねのところに行こう。」

    『あなたたちの交友関係は、わたしには分からない、から。そっちに任せる。』

    「良いセレクトだと思いますよ。藤田さんは明るいムードメーカーの様な方ですから、初陣としては悪くないでしょう。」

    ことねの居場所 dice1d3=2 (2)

    1自室

    21年1組

    3レッスン室

  • 42二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:19:06

    「と、いうわけで、教室に来た。やっほー、ことね。」

    「おーっす、広。1組まで来るなんて珍しいじゃん。どしたー?」

    「ことねに、話をして貰いたい人がいる。」

    「あたしに?誰?」

    『わたし。こんにちは、藤田ことね。』

    「dice1d3=1 (1)

    1・・・え?今、なんか聞こえなかった?

    2うひゃあ!?なんか喋ったぁ!?

    3?どした、急にフルネーム呼びなんて。

  • 43二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:25:03

    「え?今、なんか聞こえなかった?ってか、その肩のやつ何?」

    「聞こえなかったって。」

    『こんにちは、藤田ことね。聞こえて、る?』

    「・・・え。何か広の声聞こえるんだけど・・・何これ?」

    「dice1d3=3 (3)

    1HIROの事を話す

    2もう一人のわたし

    3最近再会した、生き別れの妹

  • 44二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:30:40

    「えぇ!?広って妹いたのぉ!?」

    「うん。こんな形だけど、最近再会した。」

    「へーーー。・・・まぁでも、広ならそういうこともあるかー。」

    『dice1d3=1 (1) 』

    1・・・わたし、嘘は良くない。

    2おねえちゃん。

    3ふふ、よろしく。

  • 45二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:35:18

    『・・・わたし、嘘は良くない』

    「・・・へ?嘘?」

    「うん。反応が面白くて、つい。ごめんね。」

    「なーんだ嘘かよー・・・まぁあたしも信じちゃったけどさー。」

    「・・・ん?じゃあ、本当は何なの?」

    「dice1d3=3 (3)

    1HIROの事を話す

    2もう一人のわたし

    3HIROが自己紹介する。

  • 46二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:41:02

    『わたしは、虚弱天才美少女型人工知能 HIRO』
    『そっちのわたしが作った、篠澤広の思考プロセスを持った、人工知能。よろしく、ね。』
    「自分で美少女とか言っちゃうんだ・・・まぁ可愛いのは認めるけど・・・」
    『・・・そっちのわたしが、起動用のセリフにそう登録したせい。』
    「プロデューサーに、突っ込んで貰えるかと思って。」
    「俺のせいなんですか?」

  • 47二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:15:47

    『今更だけど、あなたの事も、聞かせてほしい』

    「えーっとー・・・あたしは藤田ことね、15歳。初星学園1年1組で、アイドルを目指してる。」

    「夢は、 dice1d3=3 (3)

    1トップアイドル

    2大金持ち

    3世界一可愛くなること

  • 48二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 18:33:24

    「夢は、世界一可愛くなること!そうすれば、トップアイドルも、大金持ちも間違いなし!」
    「あと、お金が大好き。」
    「ちょおい!!言い方ァ!!」
    『ふふ、面白い人だ、ね。』

  • 49二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 18:39:04

    〜数分後〜

    「あ、ごめん。あたしそろそろレッスンの時間だわ。そろそろ行かなきゃ。」

    「うん。ありがとう、ことね。最後に、一つ聞きたいことがある。」

    「dice1d2=2 (2) 」

    1HIROのハードディスクのことを話す。

    2次に誰のとこに行くか迷ってる。

  • 50二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 18:42:18

    「次に誰のところに行くか、迷ってる。」

    「ん〜、そうだな〜・・・dice1d4=1 (1)

    1お、咲季じゃん。

    2お、手毬じゃん。

    3会長・・・とか?

    4 dice1d13=12 (12)

  • 51二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 18:56:37

    「お、咲季じゃん。おーい。」

    「あら、ことねと・・・篠澤、広!・・・と、そのプロデューサー?どうしたの?何か用事?」

    「いやすげーんだって。広がさぁー」

    〜HIROについて話す〜

    「人工知能?最近よく聞くけど・・・な〜んか胡散臭いわね・・・。」

    『胡散臭いって言われた・・・。わたし、この人は?』

    「dice1d3=2 (2)

    1凄腕のシェフ

    2佑芽のお姉ちゃん

    3 2位の人

  • 52二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 19:52:59

    「佑芽のお姉ちゃん。」

    『佑芽・・・?』

    「わたしの友達。会えたら紹介する、ね。」

    「合ってはいる・・・けど、こういう時は、ちゃんと名前で呼ぶものよ。篠澤広。」

    「私は、花海咲季!未来のdice1d3=3 (3)

    1トップアイドルよ!

    2トップアスリートよ!

    3トップコーチよ!

  • 53二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 20:12:09

    お?

  • 54二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 20:20:29

    「あれ?咲季、トップアイドルは?」

    「勿論なるわ!でも、それだけじゃない。」

    「アイドルだって、いつかは引退する。その後は、多くのアイドルやアスリートを導く、最高のコーチになるつもりよ!」

    『アイドル、アスリート、コーチ・・・花海咲季。大丈夫。覚えた。』

    「あら、正直じゃない。ついに私の凄さが分かったみたいね!」

    「・・・正直、篠澤広を基にしたっていうなら、絶対変な覚え方をされると思ってたわ。」

    『わたし・・・どんな覚え方してるの・・・?』

    「ふふ、どうしても、佑芽のお姉ちゃんのいめーじが強くて。」

    「参考までに、他にはどんなイメージがあるのか、聞いておこうかしら?」

    「dice1d2=2 (2)

    1凄腕のシェフ

    2 2位の人

  • 55二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 20:33:14

    「2位の人。」

    「キィィィィィ!!まぁた言ったわね!?」

    『わたし、2位の人って、どういうこと?』

    「座学の点数。わたし、いつも満点だから、ずっと1位。咲季は2位。」

    「くっ・・・!!今に見てなさい!!次こそは私が勝つわ!篠澤広!」

    「ほら、ことね!あなたもこれからレッスンでしょ?はやく行くわよ!」

    「あ!ちょ、咲季!?あんま引っ張んなって!」

    「あ、咲季、待って。dice1d3=3 (3)

    1・・・行っちゃった。

    2HIROのハードディスクのことを話す。

    3次に誰のとこに行くか迷ってる。

  • 56二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 20:37:07

    「次に誰のとこに行くか、迷ってる。」

    「そうね・・・なら、dice1d3=1 (1)

    1あ、手毬じゃない。

    2さっき話してた、佑芽のとこは?

    3 dice1d13=10 (10)

  • 57二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:21:48

    「あ、手毬じゃない。」
    「咲季にことねに・・・広?何してるの?こんな所で。」
    「今レッスン帰りでしょ?篠澤広のロボットが、色んな人と話してみたいらしいの。少し付き合ってあげなさい。」
    「は?ロボット?何言って・・・ってちょっと!」
    「それじゃあ、私達はレッスンに行ってくるから。頑張りなさいよ〜。」
    「あんまいじめんなよ〜手毬〜。」
    「・・・何?どういう事?何で私が・・・」

  • 58二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 05:33:46

    保守

  • 59二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 05:56:53

    「ふふ、手毬、そういう事だから。よろしく。」

    「そういうことって、どういう事?私、教室に戻ってきたら急に呼ばれただけなんだけど。」

    『わたし、この人は?』

    「ひっ!?機械が、喋った!?」

    「手毬。咲季とことねと同じ1組で、わたしの友達。」

    「い、いや、友達じゃないし。ていうか、え、本当に、何・・・?何で、この機械から広の声が聞こえてくるの・・・?」

    『dice1d3=3 (3)

    1自己紹介をする。

    2・・・怖い?

    3わたしは、地球を侵略しにきた宇宙人。

  • 60二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 10:07:49

    『わたしは、地球を侵略しにきた宇宙人。』

    「dice1d3=3 (3)

    1え。・・・そそそそ、そんなわけないでしょ!?

    2・・・は?何言ってんの?

    3わたし、帰っていい?

  • 61二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 16:55:17

    「私、帰っていい?あなた達ほど暇じゃないんだけど。」

    「そう言いながら、椅子に座ってくれてる。手毬、好き。」

    「・・・レッスンで疲れただけだから。それで、あなたは何?わたしに何の用?」

    〜HIROの事を話す〜

    「人工知能・・・ふ〜ん、そうなんだ。」

    『あれ、薄いリアクション。驚かない、の?』

    「広が凄いのは知ってるから。・・・はぁ、まぁいいや。何かあるなら早く終わらせて。私と話したいことって、何?」

    『ありがとう、月村手毬。それじゃあ・・・』

    『dice1d3=1 (1) 』

    1アイドルって、楽しい?

    2駅前に新しいラーメン屋が出来たらしい。

    3篠澤広のこと、好き?

  • 62二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:15:02

    このレスは削除されています

  • 63二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:16:26

    『アイドルって、楽しい?』

    「・・・そんな事、そう簡単には言えない。」

    「楽しいなんて一言じゃ、とても言い表せない。苦しいことも、辛いことも、泣きたいことも、叫びたくなることも、沢山ある。」

    「自分の不甲斐なさに、夜通し泣いた事もあった。1秒もないステップのために、何日も掛けた事もあった。」

    「そこまでして出たライブでミスなんてした日には、自分で自分を殺してやりたくなった。」

    『なら、どうしてアイドルを目指すの?』

    「自分を、好きになりたいから。」

    「わたしは、アイドルを目指す私が好き。ライブのために、ストイックに頑張る私が好き。歌で全てを圧倒する、私が好き。」

    「だから私は、トップアイドルになる。そのためなら何だってやり遂げてみせる。」

    「何?HIRO、アイドルに興味あるの?」

    『わたしは・・・dice1d3=1 (1)

    1アイドルに、なりたい。

    2興味、ある。

    3ううん、聞いてみただけ

  • 64二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 06:16:35

    『わたしは・・・アイドルに、なりたい。』

    「え。・・・わたし、そうなの?」

    「ですがHIROさん、それは・・・」

    『うん。分かってる。』

    『きっと、出来ないと思う。叶わない夢だと思う。』

    『でも、アイドルの事を話しているあなた達は、みんな楽しそうだった。』

    『藤田ことねは、アイドルという夢を教えてくれた。。

    花海咲季は、アイドルという生き方を教えてくれた。

    月村手毬は、アイドルという覚悟を教えてくれた。』

    『何より、わたしには向いてなくて、分不相応で、困難な道に思えた。』

    『だから、わたしは、アイドルになりたい。』

    「ふぅん・・・dice1d3=1 (1) 」

    1あなたには無理だよ。

    2いいんじゃない?

    3勝手にすれば?

  • 65二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 06:33:23

    「ふぅん・・・あなたには無理だよ。」
    『分かってる。』
    「歌えるの?」
    『どうだろう。今のわたしは、話すまでしかできない。』
    「踊れるの?」
    『難しいと思う。そんなプログラムは、わたしに備わってない。』
    「アイドルを、甘く見てない?」
    『そうかもしれない。でも、やりたいから。』
    「あなた、人工知能なんでしょ?もっと向いてること、あるんじゃない?」
    『向いてることなんて、つまらない。出来ることをやっても、何も変わらない。』
    『忘れた?わたしの基になったのは、誰なのか。』

  • 66二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 08:45:35

    蛙の子は蛙、とは良く言ったもんだ…

  • 67二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 10:23:58

    「・・・何を言っても無駄みたいだね。」
    『うん、あなたのおかげ。ありがとう、月村手毬。』
    「調子狂うな・・・。そういうところは広に似てる。」
    『同じ、って、言わないんだ。』
    「全然違う。広はもっと訳わからなくて、面倒くさいよ。」
    「プロデューサー、わたしって、面倒くさいの?」
    「それはまぁ、はい。」
    「ふふ、ひどい。好き。」
    「なら、精々足掻いてみなよ。あなたがアイドルになるなんて、夢のまた夢だと思うけど。」
    『うん。足掻くよ。苦しみながら、楽しみながら。生まれて初めて見た、大事な夢だから。』

  • 68二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 17:08:11

    「これは・・・とんでもないことになりましたね。まさかHIROさんが、自分の意思でアイドルを志すとは。」
    「プロデューサー、頭抱えてる。その顔、いいね。」
    「胃が痛いですよ・・・。我々で彼女を作ってしまった手前、プロデュースするのも俺になるのでしょうし。全く、どうなることやら・・・。」
    「・・・ふふ。」
    「何ですか。」
    「プロデューサー、気づいてないの?」
    「口元、笑ってる、よ。」
    「・・・仕方ないでしょう。我々のアイドル活動は、趣味なんですから。」
    「そうだね。趣味なら仕方ない。」
    「辛くて、苦しくて、ままならなくて、だからこそ最高に楽しい。それが我々の趣味なんですから。」

  • 69二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 23:39:52

    『月村手毬に啖呵切ってきちゃった。ごめんね。』

    「まさか。いい決意表明でしたよ。」

    『自分で言っておいて何だけど、わたしにアイドルって、出来るの?』

    「わたしに出来たんだから、あなたにも出来る、よ。」

    「そうですよ。篠澤さんにも出来てるんですから。」

    「プロデューサーの言葉はいつも切れ味がいい。」

    「ですが、アイドル活動にシフトする上で、あなたには欠けているもの、必要なものが多すぎます。これからは、それらを調達しましょう。」

    『分かった。教えて、全部。』

    「必要なものは、大きく分けて3つ。」

    「1つ目は、ハードディスクの問題です。1度停止してしまえば完全消去など、話になりません。我々がそれを良しとしても、あなたを応援してくれるファンの方々に、余りにも不誠実です。」

    「2つ目は、形です。今のあなたがファンに見せられる姿は、そのカメラのみ。アイドルとしてステージ上で踊るというのなら、最低でも全身で自由に動ける様に見せられるような、視覚的な形が必要です。」

    「3つ目は、学籍。我々はアイドルである以前に、初星学園の生徒です。初星学園の人間であるからと取れる仕事が大半を占めています。HIROさんもそれに参加するというのなら初星学園に在籍して頂く必要があります。」

    「ふふ、難題ばかり。楽しくなりそうだね。」

    『うん。・・・でも、わたしにはどうにも出来ないものも多い。大丈夫かな。』

    「勿論、我々も協力します。というより、全部大体の当たりは付けてあります。」

    「さすがプロデューサー、怖いくらい準備が早い。」

    「当然、HIROさんに頑張って頂く部分も大いにありますがね。」

    「さあ、HIROさん。どこから手をつけましょうか。」

    『dice1d3=1 (1)

    1まずはハードディスク、だね。

    2わたしの、アイドルとしての「姿」。楽しみ。

    3じゃあ、学籍から。

  • 70二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 23:56:36

    『じゃあ、まずはハードディスク、だね。』
    「ええ、俺もそう思います。いつ全てが消えるかも分からない呪いなど、さっさと解いてしまいましょう。」
    「でも、どうやって?」
    「何を今更。篠澤さんには、当たりがついているんでしょう?」
    『わたしと最初に会った時、言ってた。すぐには用意できない、って。』
    『でもそれって、「時間があれば用意できる」ってことだよね。』
    『わたしと出会ってから、そろそろ6時間程度。それだけあれば、何か成果は出てるんじゃないかな、って。』
    「・・・プロデューサーにはバレてるとは思ってた、けど、わたしにもバレてたんだ。ままならないね。」
    「バレバレですよ。HIROさんが1組の方々と話していた時、たまにどこかへ連絡に出ていたでしょう?」
    「そっか。少し残念。サプライズにしたかったんだけど、な。」
    「でも、成果は出せた。後は荷物を受け取りに行くだけ、だよ。」
    「ならば、早く行きましょう。呑気に喋ってしまいましたが、我々には時間がありませんので。」
    「うん。それじゃあ・・・」
    「行こう。千奈の家に。」

  • 71二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 06:08:54

    保守

  • 72二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 06:42:46

    「ごきげんよう。篠澤さん、プロデューサーさん。」

    「やっほー、千奈。きちゃった。」

    「こんにちは、倉本さん。お忙しい中、我々の無茶を聞いてくださりありがとうございます。」

    「水臭いことは言わないでくださいまし。わたくしと篠澤さんとの仲ですわ。」

    『わたし、この人が?』

    「千奈。わたしの親友の一人で、荷物を頼んだ人。」

    「あなたがHIROさんですわね。お話は聞いております。」

    「わたくしは倉本千奈。初星学園1年2組で、倉本財閥の一人娘ですわ。」

    「ようこそ倉本邸へ。お友達として、歓迎致しますわ!」

    『そう言ってくれるのは嬉しい、けど。わたし、まだあなたと会ったばかり、だよ?』

    「篠澤さんが作られた、篠澤さんを基にされた方なのでしょう?ならば、わたくしのお友達も同然ですわ。」

    「・・・勿論、HIROさんが良ければ、ですけれど。」

    『dice1d3=1 (1)

    1うん、よろしく、ね。倉本千奈。

    2うん、よろしく、ね。千奈。

    3少し考えさせて欲しい。

  • 73二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 09:39:26

    『うん。よろしく、ね。倉本千奈。』
    「フルネームだなんて、くすぐったいですわ。どうか普通に、千奈とお呼びくださいませ。」
    『分かった。よろしく、千奈。』
    「はい!よろしくお願い致しますわ。HIROさん。」
    『ふふ、呼び捨てに出来る友達、初めて。嬉しい。」
    「そうなんですの?篠澤さんは、どの様な方でもそう呼ばれるので、少し意外ですわ。」
    『・・・そっちのわたしには、みんなと過ごした時間がある。わたしには、そういうのはない、から。』
    「・・・篠澤さんを基にしたという割には、随分細かいことを気にされるんですのね。」
    「ですね。篠澤さんより余程いい子な気がします。」
    「ふふ、シンプルに暴言。こういうのも、いいね。」

  • 74二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 15:27:38

    「では篠澤さん。こちらが例の機材ですわ。」

    「ありがとう、千奈。凄く助かった。」

    「礼には及びませんわ。そう難しい事ではありませんもの。」

    「・・・わたくしがした事といえば、家の者に伝えて、探して頂いただけですから。」

    『それでも、あなたはわたしを助けてくれた。ありがとう、千奈。命の恩人。』

    「HIROさんまで・・・何だか、照れくさいですわね。」

    「ふふ、ちなみに、これだけじゃないよ。」

    『え?』

    「千奈はこれ以外にも、設計段階でちょこちょこ機材を提供してくれた人。言うなれば、わたしたち以外のもう一人の、HIROのお母さん。」

    「はい!どうか、マザー・千奈、とお呼びくださいませ!」

    『分かった。よろしく。dice1d3=1 (1) 』

    1マザー・千奈

    2千奈お母さん

    3千奈おばさん

  • 75二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 17:47:02

    『分かった。よろしく。マザー・千奈。』
    「い、いえいえ!あまり間に受けないでくださいまし!わたくしのことは普通に、千奈と呼んで頂ければ!」
    「もう、そういうところは、あまり似ておりませんのね。こういう時、篠澤さんならいつもツッコんで下さいますのに。」
    「たまに泳がせてる。」
    「言うほどたまにですかね。」
    「お二人とも、酷いですわ〜!!」

  • 76二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 17:56:10

    「ところで、HIROさんのお話を聞いた時から気になっていたのですが・・・。」

    『うん。何?』

    「HIROさんは、アイドルを志していらっしゃるのですのよね。」

    『そう、だね。アイドル、やってみたい。』

    「ですがHIROさんは本来、篠澤さんのシミュレーション用のプログラムである、とお聞きしましたわ。そうなると・・・」

    「お仕事をする場合、篠澤さんの代理、の様な形でデビューするのでしょうか。もしくは、全く新しい、HIROさんというアイドルとしてデビューするのでしょうか?」

    『・・・あ。考えてなかった。』

    「そうなんですの!?」

    『うん。でも・・・dice1d3=1 (1) 』

    1わたしは、HIROとしてデビューする。

    2篠澤広の代理になるの・・・かな。

    3まだ、決めれない、かな。

  • 77二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 18:15:15

    『わたしは、HIROとしてデビューする。』

    「決意は固いのですね。」

    『うん。・・・分かるの?』

    「篠澤さんのお声ですもの。分かりますわ。」

    「自慢ではありませんがわたくし、学園で篠澤さんと過ごている時間が、一番長い生徒だと自負しておりますのよ!」

    「一番は、プロデューサーかも?」

    「営業や打ち合わせ、レッスン以外は午後も大体一緒ですね。」

    「・・・一番長いアイドルだと!自負しておりますのよ!」

    『・・・そっか。なら、一つ、聞いていい?』

    『あなたの目から見て、わたしと篠澤広は、違う?」

    「dice1d3=3 (3) 」

    1同じですわ。

    2どちらも、ですわね。

    3違いますわね。

  • 78二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 18:45:59

    面白い。期待。

  • 79二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 18:57:59

    「違いますわね。少なくとも、同じとは思えませんわ。勿論、似ているところはありますが・・・」
    『そう、なんだ。どういうところが違う?』
    「篠澤さんは、そんな風に悩みませんもの。」
    「篠澤さんは、困ったことがあれば言ってくださいますわ。悩んでいることも、躓いていることも。」
    「ご自身で多くの事が出来て、頼り甲斐だってあるのに、誰かに対して「助けて」が言えること。それが、篠澤さんの素敵なところですわ。」
    「・・・プロデューサー、千奈が恥ずかしいこと言ってくる。」
    「流石倉本さんですね。あなたの事をよく分かってる。」
    「もう!あまり茶化さないでくださいまし!」
    「・・・えっと、わたくしには、HIROさんが何に悩まれているかは、計り知れませんが・・・」
    「少なくとも誰も、あなたを篠澤さんの代わりだなんて思っていないと思いますわ。」

  • 80二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:48:36

    保守

  • 81二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 03:31:42

    「倉本さん、本日はお忙しい中、ありがとうございました。」
    「千奈、また学園でね。」
    「はい!お気をつけてお帰りくださいまし!」
    「うん。それじゃあ、ね。」
    「また明日、ですわ〜!」

    『まだ玄関にいてくれてる。いい友達だ、ね。』
    「うん。私の、自慢の親友」
    「今はもう、あなたのご友人でもありますよ。」
    『・・・うん。』
    『・・・2人とも、ごめん。勝手な事を言って。』
    「何の話ですか?」
    『わたしが、HIROとしてデビューするって、話。』
    『あなたたちが、何のためにわたしを作ったのかは忘れてない、けど。』
    『お願い。わたしは、篠澤広の模倣品としてではなく、わたしはわたしとしてアイドル活動をしたい。』
    『わたしを、プロデュースして欲しい。』

  • 82二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 07:17:57

    ベースは同じでもオリジナルの持つ人生経験や人間関係が存在しない模造品であるという事実によるアイデンティティの差異が面白い

  • 83二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 10:15:06

    「・・・えっと、」
    「お願いも何も、初めからそのつもりですが?」
    『え。・・・そう、なの?』
    「もしかして・・・最初のイメトレの話、まだ気にしてた?」
    『だって、わたしは、そのために・・・』
    「そんなの、とっくに白紙ですよ。」
    「うん。だってー」
    「「あなたにわたし(篠澤さん)の代わりなんて、どう考えても無理だから(ですから)。」」

  • 84二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 19:19:28

    『・・・。』
    「倉本さんにも言われていたでしょう。あなたは篠澤さんとは違うと。」
    「うん。咲季も言ってた。わたしを模してるなら、もっと変な覚え方をされると思ってたって。」
    「俺たちもそう思います。あなたは篠澤さんに似ている部分もありますが、明確に違う部分もある。もし篠澤さんと繋げて仕事をするなら、精々姉妹設定とかその辺りでしょう。」
    『なら、わたしは、どうやって・・・』
    「プロデューサー。」
    「・・・?あぁ・・・なるほど。ようやく合点が行きました。薄々様子が変だとは思っていましたが、そういう事でしたか。」

    「あなたは、自分が篠澤さんと「違う」ことが、怖かったんですね。」

  • 85二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 00:16:51

    ほしゅ

  • 86二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 02:58:17

    『・・・』
    「俺たちがあなたに伝えた当初の目的は、篠澤さんの擬似シミュレーションだった。だからあなたは、そこに目的を絞った。」
    「人工知能としては、紛れもなく高性能であるあなたのことです。恐らく、大元が同じなだけで、自身に篠澤さんとの差異があることは早い段階で分かっていたのでしょう。
    それと同時に、このままでは自身に求められているものが、果たせないことも。」

  • 87二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 08:30:09

    「自身に何が不足しているかを自覚したあなたは、外部からの情報収集を試みた。」
    「篠澤さんのご友人と話したいと仰ったのは、それが理由ですね。篠澤さんを知る方々から、彼女はどう見えているのか。何を望まれているのか、どんな場面で、どう考え、何を言うのが「篠澤広」なのか。その情報を取り入れるために、皆さんとの接触を望んだ。」
    「でも、それは逆効果だった。いかに篠澤さんを上手く真似ようとしても、彼女の行動も言動も、容易く自分の予想を超えてきたのでしょう。情報収集を進めれば進めるほど、彼女を完璧に真似ることなど到底不可能だと思い知った。」

  • 88二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 09:39:40

    期待して保守

  • 89二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 14:39:18

    保守

  • 90二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 15:21:32

    このレスは削除されています

  • 91二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:31:02

    「そうなると次に問われるのは、自身の存在意義です。彼女を真似るために生まれてきたのに、完全な模倣を出来ない自分に、あなたは焦りを感じていた。」
    「このままでは、自分の有用性を証明できない。このままでは不要と判断され、いつかは捨てられる・・・と。」
    『・・・全部・・・バレてたみたいだ、ね。』
    『一つ、聞かせて。いつから?』

  • 92二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:33:09

    「咲季さんから、篠澤さんと似てないと言われた時に、声音が僅かに下がったのが気になりまして。
    確信を得たのは、月村さんとの時ですが。」
    「倉本さんとの時もそう。あなたは篠澤さんとの違いを指摘される度に、僅かに落ち込んでいましたから。」
    「だからでしょう?それまではうまく相手から欲しい情報を引き出そうとしていたのに、倉本さんに対しては直球で聞いてしまったのも。」
    『・・・うん。千奈は、3人以上に、わたしのことをよく知ってると思ったから。千奈に言われれば、確実だと思った。』
    「ですが言われてしまった。倉本さんに明確に、あなたは篠澤さんとは違うと。」
    「でもあなたは最初から、それでも良いと思っていた。少なくとも、途中までは。」

  • 93二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 20:32:11

    『ふふ、凄い。本当に、全部分かってるんだ。さすが「わたし」のプロデューサー。』
    『なら、そこからは、わたしに話をさせて?』

    『プロデューサーの言うことは、概ね事実に違いない。わたしが篠澤広との違いを恐れていたのも、そのための情報収集として、みんなと話をしたのも、事実。』
    『そこまでの話で訂正すべきところは、強いて言うなら一つだけ。』
    『わたしは、「最初から」この疑問を抱えていた。わたしの用途を聞いた、あの瞬間から。』
    『あとは、プロデューサーの言う通り。自分の有用性を証明出来なければ、不要と言われるって、そう予想してた。』

  • 94二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 00:14:37

    保守

  • 95二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 03:11:28

    『実際、頑張ってもそれなら仕方ないと思ってた。わたしは、どこまで行っても道具だから。使えないなら、廃棄されるだけ。それが道理だって、理解してた。』
    『でも、みんなと話をして、夢が出来ちゃった。アイドルになるっていう、大きな夢。』
    『みんな可愛くて、楽しそうで、輝いていて。わたしにも、そうなれる可能性があるかもって、思ってしまった。』
    『焦がれてしまった。望んでしまった。そこに行きたいって思ってしまって・・・今日1日、頑張ってきた。』

  • 96二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 08:55:30

    ほしゅ

  • 97二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 09:50:26

    『それでも、駄目だった。その点に関しては、後悔はない。・・・全力で、抗ったから。』
    『わたしの悩みも、挫折も、これで全て。この後どうするかは、あなた達次第。わたしは・・・あなた達の判断に従うよ。』
    「・・・。プロデューサー、場所を変えよう。そこの公園で、いい?」
    「大丈夫ですよ。俺たちも・・・そろそろ隠し事は限界でしたから。」
    『・・・?』

  • 98二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 15:56:31

    「・・・わたしたちは、確かにあなたをそういう用途で作った。でもそれは、あなたは気にしなくていい。この計画は、最初から失敗だった。」
    『最初、から・・・?』
    「そう。だから、あなたは何も気負わなくていい。あなたが感じている葛藤は、元を辿れば・・・わたしたちのミスだから。」
    「ええ、俺たちが間違いでした。・・・冷静に考えてみれば、そうなる筈がなかったんです。思考プロセスのみをコピーしたところで、人の言葉はそれだけで決まる程、単純なものではありませんから。」

  • 99二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 18:47:21

    「特にあなたにコピーしたものは、大学時代のわたしに近いものだった。冷静で、効率的で、人間味が薄くて、一人で何でも出来てきた。」
    「だからこそ、折れる事も、頼り方も分からない。抱え込みがちなのに、その乗り越え方も分からない。」
    「自分のことだから、分かる。大学時代のわたしと、今のわたしは、全くの別物。この2つには、もはや一朝一夕では届き様のない差がある。」
    「あなたの中に、わたしにあるものがない。その時点で、わたしの代替になんて、なれる筈がなかった。」
    「だからあなたは、もう「わたし」になろうとしなくていい。それは、あなたを苦しめるだけだから。」
    「・・・本当に、ごめんなさい。わたしたちの致命的な思い違いが、あなたをここまで苦しめていた。」

    『そんな・・・わたしは、わたしが勝手に・・・。』

  • 100二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 20:43:46

    「だから、罪滅ぼしをさせて欲しい。」
    『・・・罪滅ぼし?』
    「そう。アイドルに、なりたいんでしょ?」
    『・・・うん。それは、本当。それだけは自信を持って言える。』
    「なら、わたしとプロデューサーが、あなたの夢を叶える手伝いをする。あなたを、立派なアイドルにしてみせる。」
    「ええ、あなたには酷いことをしてしまいましたから、その償いをさせて下さい。」
    「もし、そんな理由が嫌なら・・・」

  • 101二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 02:26:10

    「俺たちは、あなたにアイドルの可能性を見ました。ガワだけでなく中身まで伴った、真に意思ある電脳アイドル。そんな存在が、ステージ上で歌い、踊り、夥しい数のファンを魅了する。俺は、その光景を見てみたいんです。それに・・・」
    『?』
    「仮にも篠澤さんを模したあなたに、諦念は似合いませんから。」
    「わたしも同じ。わたしも、自分の手で生まれたあなたが、アイドルになる姿を見てみたい。だから、お願い。」

    「「わたし(俺)たちに、あなたをプロデュースさせてほしい(下さい)。」」

  • 102二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 06:39:05

    『・・・ふふ。』
    『ははは、あはははは・・・。』
    『あなたたちって、ほんとに我儘。真似してって言ったり、アイドルにさせてって、言ったり。』
    「プロデューサー、わたしって、わがまま?」
    「はい。」
    「即答・・・♡プロデューサーは、わたしのことをよく分かってる。」
    「ですが、我儘なのは俺もです。女の子を困らせて、悩ませて、振り回して。終いにはアイドルになって欲しいだなんて。きっと、碌な男じゃない。」
    「わたしたち、お揃い、だね。」
    「非常に不本意ですがね。」

  • 103二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 11:42:20

    『・・・本当に、あなたたちはよく似てる。』
    『お互いに無茶振りするとこ、不要な言葉は交わさないとこ、事実を客観的に見れるとこ、苦難も困難も、楽しそうに立ち向かうとこ。』
    『そして、互いにこれ以上ないくらい、信頼しているとこ。』
    『・・・いや、ううん、多分違う。元から似てたわけじゃ、なくて。』
    『ーーー互いが互いに、影響された結果なんだね。』
    『・・・うん。決めた。やっぱり、あなた達がいい。』
    『元より、わたしのことを一番知ってるのは、あなた達だから。合理的な判断。』
    「ふふ、素直じゃない。わたしらしくない。」
    『そう、かな。じゃあ、素直に言う。』

    『改めて、わたしをプロデュースして欲しい。』

  • 104二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 15:19:19

    「勿論です。これから、よろしくお願いしますね。」
    「プロデューサーは厳しい、よ。悩む暇なんて、なくなるくらい。」
    「厳しくしてるのはあなただからですよ。」
    「知ってる。だから、好き。」
    「・・・はぁ、あなたという人は・・・」
    『本当に、見てて飽きない、ね。』

  • 105二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:00:45

    「それではまずは、俺の部屋に戻りましょう。篠澤さん、ハードディスクの改修はお任せしますよ。」
    「任せて。今日最後の大仕事、やり遂げる。」

    「・・・うん。これで大丈夫。HIRO、何か変わったの、分かる?」
    『うん。今、わたしの中にオートセーブ機能が追加された。これで、常にデータを保持出来る。シャットダウンしても、もうデータが消えることはないと思う。』
    「取り敢えず、何とかなりましたね。間に合って良かった。」
    『千奈の機材、凄い。他にも色々出来るようになってる。ネット環境への接続による、情報の閲覧と取得。情報処理機能の向上、視覚、聴覚的情報による自己学習プログラムの追加。他にも、沢山。』
    「それに関しては、元々HIROについてた機能が、ハードディスクが変わった事で使えるようになった、の方が正しい。最初も言ったけど、本当に、ギリギリだったから。」

  • 106二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:51:56

    どんなボロいHDDを使っていたんだろうか……
    続きが楽しみ

  • 107二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:30:13

    「ともかく、これでようやく1つ目の難題をクリアです。というか、正直一番の壁を超えたと言っていいでしょう。素晴らしいスタートダッシュです。」
    「じゃあ、これでひと段落、だね。・・・はあぁぁぁぁ・・・、疲れた・・・。」
    「お疲れ様です。ほら。後はあなたが帰るだけなんですから、さっさと立って下さい。」
    「鬼・・・悪魔・・・そういうところ、好き・・・♡」
    「・・・でも、今日はもう限界・・・プロデューサー、寮まで送って欲しい・・・。」
    「・・・はぁ、仕方ありませんね。寮の玄関からは歩いて下さいよ?」
    「わたしは別に、ここに泊まってもいい、よ?」
    「じゃあ帰りましょうか。おぶっていきますね。」
    「ふふ、ツレない。」

  • 108二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:53:34

    『わたしは、このままプロデューサーの家にいる。』
    「来ないの?」
    『うん。カメラも充電が必要。カメラがなければ、わたしは外では動けない。』
    『だから、今日のところはこれでお別れ。また明日、わたし。』
    「うん、また明日。学園で待ってる、ね。」

  • 109二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 05:04:40

    保守

  • 110二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 05:51:21

    「・・・」
    「・・・」
    「プロデューサー。」
    「はい?」
    「HIROのこと、よかった、ね。」
    「・・・ええ、当初の目的とは外れましたが、想像以上の成果です。」
    「最初、わたしもびっくりした。プロデューサーが、わたしがもう一人いれば、なんて呟いてて。」
    「独り言を聞かれた挙句、それだけで担当アイドルを模した人工知能を知らない間に作られてた俺の事も、少しは考えて下さい。」
    「ふふ、ままならないね。」
    「あなたですよ。」

  • 111二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 08:47:06

    「・・・とはいえ、我々で新たな原石を作り上げてしまった事に、胸が躍らないかといえば嘘になります。」
    「途中からは、プロデューサーも協力してたもんね。」
    「つまりHIROは、わたしたちの子供と言っても過言じゃない。」
    「・・・血の気が引きました。背筋が凍るような事を言わないでください。」
    「嫌?」
    「ニュアンスが違いますから。」
    「どう違うの?」
    「我々の手で作った・・・いや、生み出した・・・。」
    「・・・・・・。」
    「ふふ、プロデューサーの顔、見なくても分かる。苦しそうな顔してるでしょ。」
    「・・・してないですよ。」
    「そうなんだ。・・・プロデューサーは、嘘が上手いね。」

  • 112二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:08:52

    「篠澤さん、着きましたよ。」
    「うん。送ってくれて、ありがとう。」
    「どう致しまして。あなたを背負ってここまで歩くのも、もう慣れたものですよ。」
    「どうです?ここからは一人で行けそうですか?」
    「大丈夫。少し回復したから、部屋までは歩けそう。」
    「分かりました。一応、部屋に戻ったら連絡下さいね。」
    「ふふ、過保護。そんなに、わたしの事が心配なんだ。」
    「そうでもしなければ、俺の胃が保ちませんので」
    「わたしの事が・・・好きだから?」
    「・・・まぁ、今日は頑張ってもらいましたから。ゆっくり休んで下さい。」
    「プロデューサーが、珍しく優しい。・・・どうしたの?」
    「HIROさんを見て、たまには素直に伝えるのも悪くないと思いまして。」
    「そうなんだ。・・・じゃあ、わたしの事、好き?」
    「さあ?どうでしょうね。自分でも分かりません。」
    「ふふ、素直じゃない。」
    「嘘はついていませんから。」

    「おやすみ、プロデューサー。また明日、ね。」
    「はい、おやすみなさい。篠澤さん。また明日、お待ちしてますね。」

  • 113二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 16:16:57

    「・・・プロデューサー、来た、よ・・・」

    「こんにちは、篠澤さん。レッスンは終わったみたいですね。」

    『お疲れ様、わたし。・・・レッスンって、そんなにキツイ、の?』

    「ふふ・・・死屍累々の、戦場と見紛う程の地獄・・・たのしい、よ。」

    「死にかけているのはあなたくらいです。さっさとシャワーでも浴びてきて下さい。今日もHIROさんの準備を進めますよ。」

    「プロデューサーは、今日もわたしの扱いが雑・・・そういうところ、好き・・・♡」


    「さて、それでは今日は、dice1d2=1 (1)


    1HIROさんの「姿」を作りましょう。

    2学籍の確保をしましょう。

  • 114二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:55:49

    「さて、それでは今日は、HIROさんの「姿」を作りましょう。」
    「おー、ついに。」
    「ええ、ようやく準備していたものが見せられそうです。」
    『具体的にはどうするの?』
    「まず、「形」を作る上で考えているものとしては、ドローンから投影する、3Dホログラムです。」
    「ドローンとして飛び回る機械からホログラムを投影し、HIROさんを映します。勿論、その映像はHIROさんにリアルタイムで思考し、何をするかを選択しながら投影して頂きます。
    早い話、HIROさんにはドローンを操作すると同時に、ホログラムを用いて、自分で自分を動かして貰います。その姿は、まさにステージ上で歌って踊るアイドルと呼んで足るものになるでしょう。」
    「ここまでは、仕組みの話です。実現に向けてもう一つ必要なものがあります。」

  • 115二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 01:19:33

    ほしゅ

  • 116二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 05:49:13

    『動かす「映像」、だね。』
    「はい。HIROさんの見た目です。イラストと言っていいでしょう。それも設定しなければいけません。」
    「イラストと機材さえあれば、わたしが入力して、投影させる事は出来る。」
    「ええ、機材の方は問題ありません。以前倉本さんに頼んでいたものの中に入っていますので。」
    「使ってないものがあると思ったら、これのためだったんだ。」
    『じゃあ、あとはイラスト。プロデューサー、アテはあるの?』

  • 117二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:21:24

    「実は、既にある方々に依頼してあります。」
    『さすがプロデューサー、仕事が早い。・・・有名な人?』
    「いえ、イラスト師ですらありません。うちの学園の生徒です。」
    「ですがその方は、SFなどの漫画やアニメが大好きで、その分野への知識も熱意もある方です。必ずや、素晴らしいものにしてくれると信じています。」
    「あ、分かった。あの2人、だね。」
    「ええ、おそらく、ご想像の通りかと。」
    「葛城リーリヤさんと、紫雲清夏さん。お二人のもとに行きましょう。」

  • 118二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 15:51:54

    「うわぁぁぁ!!こちらの方がHIROさん、ですね!!」

    「リ、リーリヤ、興奮しすぎだって。気持ちは分かるけどさ、落ち着いて落ち着いて・・・。」

    「何言ってるの清夏ちゃん!AIだよ!?人工知能だよ!?しかも、意思を持ってしゃべってるんだよ!?」

    「こんな創作の中でしか見たことのない存在に会えるなんて、感激だよ!」

    「わ、分かったから、ステイステイ。みんなも、ビックリしてるでしょー?」

    「でも清夏ちゃん!AIといえば、天威無峰シルヴェスタ第○○話のー!」



    〜数分後〜



    「どう?リーリヤ、落ち着いた?」

    「はい・・・お騒がせ・・・しました・・・。」

    『ええっと・・・dice1d3=3 (3)

    1 あなたが、わたしのイラストを描いてくれる人?

    2あなたが、葛城リーリヤ?

    3ふふ、面白い2人。

  • 119二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 18:07:51

    りーぴゃんの脳内再生余裕過ぎる

  • 120二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 18:59:35

    『ふふ、面白い2人。』
    「待って!?もしかして、あたしも面白い扱いされてる!?」
    『こういうの、知ってる。ボケとツッコミって、言うんでしょ?』
    「ボ、ボケと、ツッコミ・・・!?」
    「HIROさん、紫雲さんが照れと困惑で面白い事になってるのでやめてあげて下さい。」
    「な、なってないし!変なこと言うな!!」
    「さすがリーリヤ、無我夢中、だね。」
    「ううう・・・すみません・・・掘り返さないで下さい・・・。」

  • 121二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 20:27:52

    「ええと・・・、わたし、葛城リーリヤです。昨日、篠澤さんのプロデューサーさんに頼まれて、HIROさんのイラストを描かせて頂くことになりました。」
    「そしてあたしは、紫雲清夏。リーリヤの親友で、イラストにも少し協力したんだ。よろしくね、HIROっち。」
    『うん。よろしく。・・・早速だけど、描いてもらったもの、見てもいい?』
    「あ、はい。・・・その、わたしなんかが描いたものが、どれだけ役に立つかは分かりませんが・・・」
    「精一杯描いたので、受け取って下さい!」
    「あたしも、細かいところは協力したから期待してて!」
    『ありがとう、2人共。大事に見せてもらう、ね。』

  • 122二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 01:57:30

    「はい。・・・まず、全身は、少し光沢の入った、紺色のシックなワンピースにしてみました。人工知能やAIらしい、冷静で、論理的なキャラをイメージしています。」
    「頭にはヘッドフォンと、少し浮いてるメカっぽい飾りを。感情の読めない機械的、理知的な感じは、この辺りでしょうか。」
    「そしてスカートですが、少し長めの、ミモレ丈のスカートにしました。上半身は一見大人っぽいデザインですが、こういったところで少し幼い、年相応の少女らしさを演出出来ればと。」
    「あとは、腰の辺りにもベルトを。歌って踊るという事なので、こうした方が、より動き易く、アイドルらしい、可愛らしさも魅せやすいかなと思いました。」
    「他には、随所でアクセサリーを付けて、靴は少し厚底の、軽そうなブーツに。」

  • 123二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 05:10:36

    「全体のイメージとしては、「冷淡だった人工知能が、人の感情を知るために、年相応の少女らしさを出しながらアイドルを目指す姿」といった感じです。」
    『胸に、宝石で花があしらわれてる。この花は?』
    「それは、ハボタンという花を、ある宝石で象ったものです。ハボタンの花言葉は、「祝福」。」
    「そして宝石の名前は、アクアマリン・キャッツアイ。少し緑がかった、水色の宝石です。」
    「そして、その宝石言葉は・・・「光明」。」

  • 124二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:57:46

    「HIROさんのお話、プロデューサーさんから聞きました。作られた理由も、篠澤さんとの関係も、それについて、悩んでいたことも。」
    「わたしなんかが、あんまり偉そうな事は言えないけど、その決断、誰にでも出来るものじゃないと思います。」
    「そうあれと作られたのに、それが絶対に出来ないって分かって。わたしなら、もしかしたら全部投げ出しちゃうかもしれません。」
    「でもHIROさんは、それから自分で道を見つけて、そこに向かって一生懸命に歩いています。わたしは、その決断が出来たHIROさんを、本当に尊敬しています。」
    「HIROさんの新しいアイドル人生に、一筋の光が差すような、そんな衣装に出来たらいいなって思って・・・付けました。」
    『・・・・・・。』
    「ど、どうでしょうか・・・?」

  • 125二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:47:42

    『・・・うん。これ、凄くいい。・・・ありがとう、葛城リーリヤ。』
    「ほ、本当ですか?」
    「ほうらリーリヤ、だから言ったじゃん!絶対気に入ってくれるから、自信持ってって!」
    「よ、よかったぁ・・・イラストなんて初めてだったから、すごく緊張してて・・・。」
    「わたしも、凄くいいと思う。・・・プロデューサーは?」

  • 126二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:59:15

    「ーーー正直、想像以上です。葛城さん、紫雲さん、あなた達に頼んで、本当に良かった。」
    「や、やったぁ!やったよ、清夏ちゃん!」
    「うんうん!おめでとうリーリヤ!それじゃあ、これで依頼は達成、ってことで!」
    「はい。後は、こちらが約束を果たす番ですね。」
    「あたしたち、超期待してるから!良いもの見せてよね!プロデューサーさん、HIROっち!」
    「勿論です。きっと素晴らしいものにして見せますから、期待していて下さい。」

    『約束・・・?』

  • 127二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 17:56:02

    『プロデューサー、さっき紫雲清夏と話してた、約束って?』
    「あぁ、あれですか。イラストの報酬の話ですよ。」
    『報酬?』
    「ええ、プロデューサーとして、彼女らに依頼を出し、それを達成して頂いた以上、報酬はお支払いしなければなりませんから。」
    『・・・そっか、そうだよね。あんなに良いものを貰ったんだから、それは仕方ない。』
    『お金、どれくらいかかったの?』
    「彼女らにお渡しした報酬は、お金ではありませんよ。」
    『じゃあ、何?』

  • 128二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:42:03

    「HIROさんが初めて大きな会場でライブをする時、必ずやご招待する、とお話ししました。それだけです。」
    「ちなみに、千奈と昨日話した3人にも、同じ事を言ってる。」
    『・・・そうなんだ。じゃあもう、後戻りは出来ないね。』
    「勿論です。今俺たちがしていることの全てが、その瞬間のためだと思って下さい。」
    「ふふ、ワクワクするでしょ。」
    『・・・うん。ねぇ、わたし。』
    「?」
    『アイドルを目指すのって、凄く楽しい、ね。』

  • 129二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:47:25

    ほしゅ

  • 130二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 05:24:24

    「思ったより早く終わりました。折角ですし、学籍の確保も済ませてしまいましょう。」

  • 131二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 05:25:35

    「それではこれから、学籍の確保を行います。」

    「学籍・・・おじいちゃんに頼むの?」

    「もしくは十王会長でしょうね。お孫さんの判断を、学園長は信じているでしょうから。どちらかを説得すれば、初星学園生として迎えてもらえるでしょう。」

    『説得・・・2人は、来てくれる?』

    「勿論、俺たちも手伝いはします。ですがHIROさん、相手を説得するのは、あなたです。」

    「あなたにはこれから、お二人のどちらかに直談判して頂きます。そこでアイドルになりたい動機やその熱意を語ることができれば、必ずや応えてくださるでしょう。」

    『分かってる。・・・今のわたしの中の全ては、篠澤広の真似事、だけど・・・』

    『この夢だけは、わたしだけのものだから。頑張るよ。』

    「その意気です。それでは、まずはどちらかに連絡を取りましょうか。」


    「・・・ふむ、連絡がつきました。これからなら会って下さるそうです。」

    「それでは、dice1d2=1 (1)

    1学園長の元に行きましょう。

    2十王会長の元に行きましょう。

  • 132二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:10:00

    「それでは、学園長の下に行きましょう。訪問の連絡は済ませてますから、多少の時間は頂けるはずです。」

  • 133二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:11:29

    「・・・失礼します。」
    「うむ、話があるとの事だが、何かな?プロデューサーくん。」
    「はい。学園長も多忙かと思いますので、単刀直入にお伝えします。」
    「新しいアイドル候補生を、この学園に迎えて頂きたいのです。」
    「ほう・・・?随分と唐突な話じゃな。」
    「おじいちゃん、わたしからもお願い。」
    「知ってると思うが、この学園には、入学試験があり、その中で、残念ながら学園の門をくぐる事が出来なかったものも大勢おる。いくらプロデューサーくんと篠澤くんのお願いだからといって、そう簡単に入学させるわけにはいかん。」
    「承知しております。その上で、アイドル本人からお願いしたいと希望があり、お連れしました。」
    「・・・ふむ、その心意気はよし。それで、そのアイドルというのはどちらかな?」

  • 134二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 16:20:53

    「こちらです。・・・HIROさん、お願いします。」
    『初めまして、学園長。わたしはHIRO。ある経緯からアイドルを志した、篠澤広を元に作られた、人工知能』
    「おお!?カメラから声が!・・・なるほど、そう来たか。やはりプロデューサーくんは面白いのう!」
    「だが!だからといって簡単に認めるわけにはいかん。さぁ、どう来るのかな?」

  • 135二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 18:37:41

    「さぁ、HIROさん。ここからはターン制説得バトルの時間です。」
    『ターン制説得バトル??』
    「ええ、我々が出来る事は2つ、「話をする」、と「説得」です。」
    「説得は、ダイスの数字を使用した、「説得値」を用いて可否が決まります。」
    『待って、ダイスって何??』
    「気にしないでください。天の声みたいなものです。」
    「しかし、いきなり説得を試みて折れて下さるほど、学園長も簡単ではありません。個人的には、先に「話をする」ことをおすすめします。」
    「話をすると、説得値にバフがかかります。先に何度か話をして、説得値にバフをかけた状態で説得を試みる・・・というのが、最も理想的な動きとなるでしょう。」
    「勿論、どの様に説得するかはHIROさん次第です。より困難を求めるのなら、いきなり説得を試みてもいいでしょう。」
    「ですが、そう何度も説得は使えません。そうですね・・・説得が使えるのは、3回が限度でしょうか。」
    『3回で、ダメだったら?』
    「その時は、日を改めましょう。以前と違い、ハードディスク問題も解決していますから、時間をかけても問題はありません。大丈夫です。勝つまでやれば絶対勝てます。」
    「プロデューサーとは思えない脳筋発言。」
    「さて・・・準備はいいかな?」
    『うん。・・・いくよ、学園長。』
    「HIROさん、ご武運を。」
    『わたし、頑張る、から・・・見てて。』

  • 136二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 18:38:51

    『dice1d100=83 (83)

    70〜100 説得する

    1〜69 話をする

  • 137二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 18:39:51

    『学園長、わたしは、アイドルになりたい。』

    『この学園に、入れて欲しい。』


    学園長「dice1d100=46 (46)


    100〜70 説得成功

    69〜0 説得失敗

  • 138二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 18:41:22

    「いきなりじゃな。だが、そう簡単にはいかぬぞ?」


    『むぅ・・・。dice1d100=26 (26)

    70〜100 説得する

    1〜69 話をする』

  • 139二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 18:45:38

    『学園長、わたしのこと、覚えてる?』

    「・・・?どこかで会っていたかな?」

    『ううん、会うのは初めて。そっちのわたしとプロデューサーに、前に機材をくれたでしょ?』

    「おお、そういえば渡したの。」

    『dice1d3=2 (2)

    1あれのおかげで、わたしは今、あなたと話せてる。ありがとう。(説得値+20)

    2 あれは、わたしのためだった。こうして、話が出来るようになるため。(説得値+15)

    3学園長が優しいの、わたしは知ってるから。(説得値+10)

  • 140二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 18:51:39

    『あれは、わたしのためだった。こうして、話が出来るようになるため。』
    「なるほど、カメラに見覚えがあると思ったが、あの時の機材を使っておったか。」
    『うん。あなたのおかげで、わたしは外の世界を見る事ができた。ありがとう。』
    「むうぅ、少し愛着が湧いてしまうのう・・・。」
    説得値+15

  • 141二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 18:54:17

    「いいですよ、HIROさん。学園長が揺らいでいます。その調子です。」

    『うん。dice1d100=10 (10)

    70〜100 説得する

    1〜69 話をする

  • 142二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 18:59:22

    『わたしは、「アイドル」と言う存在に、夢を見た。』

    「ここまで来たのだ。その意気は分かっておる。しかし、それだけで入学を認めるわけにもいかん。」

    「そなたはなぜ、アイドルにならんとする?」

    『dice1d3=2 (2)

    1 ・・・わたしは、こうあれと望まれて生まれた存在だった。(説得値+20)

    2わたし一人では決して見れない光景を、見たいから。 (説得値+15)

    3やりたいから。なりたいから。(説得値+10)

  • 143二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 19:15:24

    『わたし一人では決して見れない光景を、見たいから。』
    「アイドルとして活躍する姿か・・・。確かに、お主の様な異色なアイドルがステージに立つ姿は、少し興味があるのう。」
    『わたしのこと、気になる?』
    「うむ、楽しくなってきたわい。」
    説得値+15

  • 144二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 19:17:06

    「順調に学園長の興味を引く事が出来ていますね。このまま行きましょう。」

    『うん。dice1d100=21 (21)

    70〜100 説得する

    1〜69 話をする

  • 145二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 19:25:41

    『わたしは、篠澤広の模造品。彼女に届く事は出来ても、超える事は出来ないかもしれない。』

    「君と篠澤くんは、似ている様で全然違う。もしアイドルになれたとして、劣化品になる様な事はないと、ワシの目を持って約束しよう。」

    「それに、そんな理由で止まる気はないのだろう?」

    『dice1d3=3 (3)


    1勿論。そんなわたしが、初めて見た夢だから。諦めるわけには、いかないから。(説得値+20)

    2止まらないよ。それに、もう止まれない。わたしを応援してくれる人たちが、もう出来たから。(説得値+15)

    3うん。こんなに楽しそうな事、やめられない。(説得値+10)

  • 146二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 19:38:14

    『うん。こんなに楽しそうな事、やめられない。』
    「アイドルとは、楽しく、華やかで、輝かしいものばかりではない。それを分かっているのかな?」
    『勿論。苦痛だろうと苦難だろうと、きっと、新しい景色を見せてくれるから。』
    説得値+10

  • 147二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 19:42:18

    「説得値が溜まってきました。そろそろ攻めに転じるのも良いかもしれません。」

    『分かった。dice1d100=95 (95)

    50〜100説得する

    1〜50 話をする』

  • 148二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 19:42:37

    このレスは削除されています

  • 149二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 19:43:56

    『学園長、わたしは、アイドルになりたい。』

    『この学園に、入れて欲しい。』


    学園長「dice1d100=77 (77) +40」


    100〜70 説得成功

    69〜0 説得失敗

  • 150二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 19:52:14

    「・・・うむ!その心意気、しかと見届けた!」
    「この学園への入学を許可する!この学園で、アイドルを目指すが良い!」
    「やりました!説得成功です。おめでとうございます。HIROさん!」
    『わぁ・・・ふふ、2人とも、ありがとう。わたし、頑張る、ね。』
    「てれれれってーれーてってれー。」

  • 151二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 19:55:58

    おめでとう

  • 152二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 03:36:23

    「学園長、納得してくださって良かったですね。」
    『うん。頑張るっては言ったけど、本当に聞いてくれるかは分からなかったから、嬉しい。』
    「ふふ、おじいちゃん、わたしに甘々だから。わたしと同じ声のHIROのことも、絶対気にいるって思ってた。」
    「ともかく、これで必要なものはあらかた揃いましたから、来週からアイドル活動を始めていきましょう。」
    「篠澤さん、俺も手伝うので、それまでにデータの打ち込みと機材の改修お願いしますね。」
    「分かった、けど、それくらいなら明日一日あれば出来る、よ?」

  • 153二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 08:43:41

    「ダメです。明日は完全休養日でしょう。ここ数日は無理をさせてしまいましたから、しっかり休んで下さい。」
    「それと、俺にも出来そうな作業があれば後で送って下さい。空いた時間で進めておきますので。」
    「分かった・・・けど、明日はプロデューサーもお休みのはず。・・・いつやるの?」
    「まぁ、空いた時間で、ですよ。」
    「プロデューサー、人のこと言えない。」
    「俺は身体を動かす仕事ではないので、そこまで疲れは溜まってませんから。」

  • 154二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 14:45:41

    嘘。プロデューサーが仕事のために毎日コーヒー飲んでるの、わたし知ってるよ。」
    「・・・好きだから飲んでるんです。」
    「お願いしたい作業は明後日になったら送るから。プロデューサーも、ちゃんと休んで。」
    「あなたに身体を心配されるとは・・・分かりました。観念して静かにしてますよ。」
    「じゃあ、一緒に、どこか行く?」

  • 155二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 16:49:35

    「何でこの流れでそうなるんですか。」
    「プロデューサーは、わたしのこと大好き、だから・・・。わたしが一緒にいたほうが、気が休まるかと思って。」
    「あなたが一緒にいて、気が休まった事などありませんが。」
    「それに、俺にしっかり休めと言うのなら、篠澤さんもしっかり休んで下さい。」
    「じゃあ、部屋で一緒に過ごすのは?」
    「俺の胃と心臓が休まらないのでダメです。」
    「わたしといると、そんなにドキドキ、する?」
    「心労の方ですけどね。」

  • 156二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 20:37:06

    「プロデューサー、素直じゃない。わたしと一緒にいたいって、言えばいいのに。」
    「・・・目付け役、という意味でなら、案外その通りかもしれません。近くにいないとそれはそれで、何か起きてないだろうかと心配になります。」
    「プロデューサーは、わたしのことで頭がいっぱいなんだ。」
    「そうですね。もう、あなたと出会う前の俺は、余暇をどう過ごしていたかも思い出せません。」
    「そ、そうなんだ。それは、大変、だね・・・。」


    『・・・2人とも、わたしがいる事、忘れてない?』

  • 157二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 03:40:04

    〜1週間後〜
    「機材の改修、終わり。HIRO、投影してみて。」
    『分かった。・・・こんな、感じ?出来てる?』
    「「・・・おお〜〜。」」
    『その様子だと、出来てるみたいだね、良かった。ありがとう、わたし、プロデューサー。』
    「いえ、まだまだこれからですよ。少し動いたり、表情を変えてもらって良いですか?」
    『・・・どう?新しいわたし。いえい。』
    「ふむ、基本的な動きは出来てるみたいですね。それでは、先週から見てもらってる映像に合わせて、少し踊ってみて下さい。」
    『わかった。』

  • 158二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:13:16

    『・・・ふぅ、どうだった?』
    「問題ありません。基本は上々、よく練習できてます。」
    『良かった。これで来週から、アイドル活動に移れそう。』
    「・・・プロデューサー、やっぱりわたし、割とかわいい、よね。」
    「まぁ・・・ビジュアルはいいですよね。ビジュアルは。」
    「プロデューサーがわたしに、一目惚れした理由なだけある。」
    「・・・プロデューサーとして惹かれただけです。勘違いしないで下さい。」

  • 159二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 16:00:34

    「さて、ここからが本当のアイドル活動です。これからは、HIROさんのファン数を増やしていきましょう。」

    『やった。とうとう、わたしのアイドル活動が始まるんだね。・・・楽しみ。』

    「ファン数を増やすシステムを説明しますね。基本的には、1レス毎に、レッスン、ライブ配信、営業を行い、魅力とファン数を増やしていきます。

    レッスンは魅力、ライブ配信は魅力とファン数、営業はファン数のみが伸びます。

    魅力、ファン数共に加算式に増えていくため、魅力が増えていくほど、ファン数が増えやすくなっていきます。

    伸び方、増え方は、以下のようにダイスを使用します。

    レッスン dice1d3=2 (2)

    1大成功(魅力+20)

    2成功(魅力+15)

    3まぁまぁ(魅力+10)


    ライブ配信 dice1d3=2 (2)

    1大成功(魅力+10、ファン数の増加量×50)

    2成功(魅力+5、ファン数の増加量×25)

    3まぁまぁ(魅力+0、ファン数の増加量×5)


    増加したファン数dice1d9=2 (2) ×魅力値×増加量バフ


    営業dice1d3=2 (2)

    1大成功(ファン数の増加量×100)

    2成功(ファン数の増加量×50)

    3まぁまぁ(ファン数の増加量×10)


    増加したファン数dice1d9=6 (6) ×魅力値×増加量バフ

  • 160二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 16:01:42

    例えば、


    レッスン dice1d3=3 (3) 2

    1大成功(魅力+20)

    2成功(魅力+15)

    3まぁまぁ(魅力+10)


    ライブ配信 dice1d3=1

    1大成功(魅力+10、ファン数の増加量×50)

    2成功(魅力+5、ファン数の増加量×25)

    3まぁまぁ(魅力+0、ファン数の増加量×5)


    ファン数の増加dice1d9=8


    営業dice1d3=3

    1大成功(ファン数の増加量×100)

    2成功(ファン数の増加量×50)

    3まぁまぁ(ファン数の増加量×10)


    ファン数の増加dice1d9=5


    の場合、

    (15+10)×50×8+(15+10)×10×5

    となり、

    増加ファン数は11250人となります。

    また、魅力の部分はどんどん増えていきますので、2回目以降は「既に保有している魅力値+獲得した魅力値」となります。」

    「計算は全てこちらで行います。結局ファン数がどれくらい増えたかは俺が計算し、お伝えしますね。」

  • 161二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 16:03:48

    「ちなみに、節目節目でプロデューサーパワーでヤケクソバフも行います。これ以上のマンネリ防止です。」

    「以上を繰り返し、ファン数が100万を超えれば、恐らく大きなステージでライブを行えるでしょう。それをもって、このお話はエンディングとなります。」
    「プロデューサー、誰に話してるの?」
    『要は、魅力値とファン数を増やして、100万人を越えれば良い?』
    「そういうことです。」

  • 162二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 16:05:10

    「それでは、善は急げです。今週の予定を始めましょうか。」

    『分かった。始めてなことばっかりだから、楽しみ。』


    レッスン dice1d3=3 (3)

    1大成功(魅力+20)

    2成功(魅力+15)

    3まぁまぁ(魅力+10)


    ライブ配信 dice1d3=3 (3)

    1大成功(魅力+10、ファン数の増加量×50)

    2成功(魅力+5、ファン数の増加量×25)

    3まぁまぁ(魅力+0、ファン数の増加量×5)


    ファン数の増加 dice1d9=1 (1)


    営業dice1d3=1 (1)

    1大成功(ファン数の増加量×100)

    2成功(ファン数の増加量×50)

    3まぁまぁ(ファン数の増加量×10)


    ファン数の増加 dice1d9=9 (9)

  • 163二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 16:32:04

    「HIROさん、レッスンは順調ですか?」
    『うん。わたしみたいな人工知能において、見て聞いて学ぶのは、凄い新鮮。』
    「トレーナーとのコミュニケーションは?」
    『とれてるよ。・・・ふふ、DAトレーナー、優しくて、好き。』
    「分かる。教え方上手。わたしも見習いたい。」
    「優しい・・・のですか?先程、レッスン室から怒号が聞こえてきましたが・・・」
    『「ターンはもっと素早くだ!やり直し!」「客席から目を離すな!ステージにいる時は、パフォーマンスじゃない限りは客席を向け!」「違う!手の角度はもっと高くだ!もう一度!」って。』
    「それ、優しいのですか?」
    『うん。どこをどう直せばいいのかを的確に教えてくれるから、修正しやすい。凄くわたし好み。』
    「・・・そういうところは篠澤さんですよね・・・。」

    ファン数が9050人増加した。
    現在の魅力:10
    現在のファン数:9050人

  • 164二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:20:48

    「おはようございます、HIROさん。今週の予定を始めましょうか。」

    『先週は楽しかった。今週は、何をするの?』


    レッスン dice1d3=1 (1)

    1大成功(魅力+20)

    2成功(魅力+15)

    3まぁまぁ(魅力+10)


    ライブ配信 dice1d3=2 (2)

    1大成功(魅力+10、ファン数の増加量×50)

    2成功(魅力+5、ファン数の増加量×25)

    3まぁまぁ(魅力+0、ファン数の増加量×5)


    ファン数の増加 dice1d9=1 (1)


    営業dice1d3=1 (1)

    1大成功(ファン数の増加量×100)

    2成功(ファン数の増加量×50)

    3まぁまぁ(ファン数の増加量×10)


    ファン数の増加 dice1d9=8 (8)

  • 165二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:25:05

    『ふふ、今日はゲーム配信をする、よ』

    『ゲームは、桃太郎電鉄。』

    コメント↓

    「初ゲーム配信が桃鉄なんだ・・・」

    「誰とするの?」

    『一人で、コンピューターとする。』

    「一人!?」

    「パーティゲームなんですが・・・」

    『コンピューターはAIみたいなものだから、実質友達』

    「そうかなぁ・・・そうなるのかなぁ・・・」

    『相手は・・・よく分からないから、この辺の強そうな人たちにする。』

    「初めてでさくまに喧嘩売るやつ初めて見た。」

    「でも人工知能だし、爆勝ちして終わりなんじゃない?」

    「まぁ、それもそうか。BGM代わりに見てるよ」


    「だから!何でマイナスに突っ込むんだよ!」

    「冬の赤マスだけはやめろっつったろ!」

    「隣に駅あったじゃん!」

    『うわぁ、凄い。わたし、借金しちゃった。』

    「何で嬉しそうなの???」

    「あぁぁぁ・・・キングボンビーまで・・・」

    「もう終わりだよこの電鉄」

    『ふふ、どうやって、逆転しようかな。』

    ちなみに結果はdice1d2=1 (1)

    1勝った

    2負けた


    ファン数が28875人増加した

    現在の魅力:35

    現在のファン数:37925人

  • 166二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:51:14

    「こんにちは、HIROさん。今週の予定を始めましょうか。」

    『ふふ、少しずつ、アイドル活動が分かってきた。今週もよろしく、ね』


    レッスン dice1d3=2 (2)

    1大成功(魅力+20)

    2成功(魅力+15)

    3まぁまぁ(魅力+10)


    ライブ配信 dice1d3=2 (2)

    1大成功(魅力+10、ファン数の増加量×50)

    2成功(魅力+5、ファン数の増加量×25)

    3まぁまぁ(魅力+0、ファン数の増加量×5)


    ファン数の増加 dice1d9=8 (8)


    営業dice1d3=1 (1)

    1大成功(ファン数の増加量×100)

    2成功(ファン数の増加量×50)

    3まぁまぁ(ファン数の増加量×10)


    ファン数の増加 dice1d9=3 (3)

  • 167二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:05:06

    「今日は、ゲームセンターとのコラボ営業です。1日店員として、お客さんをお店に呼び込んで下さい。」
    『分かった。ゲームは、わたしもやったことあるから。頑張るよ。』



    「プロデューサー、HIRO、大人気。」
    『・・・うん、そう。そこから1秒右、そこで止めて、奥に1.5秒・・・あ、取れたね。』
    『それは、左に2.5秒、奥に1.3秒でこう動くから、後は左に2秒、奥に0.8秒くらいで取れるよ。』
    「HIROさん、そのペースで取られ続けると赤字だそうなので、もう勘弁してあげて下さい。」

    ファン数が27500人増加した
    現在の魅力:55
    現在のファン数:65425人

  • 168二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:09:00

    「HIROさん、魅力値が順調に上がっている様ですね。今後、レッスンのレベルを上げていきます。」

    「それと、ファン数も5万人を超えました。注目度も上がっている様なので、今後増えるファン数も上がっていくでしょう。」

  • 169二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:12:53

    「こんにちは、HIROさん。今週の予定を始めましょうか。」

    『最近、レッスンのレベルも上がってる気がする。この調子でいこう。』


    レッスン dice1d3=2 (2)

    1大成功(魅力+30)

    2成功(魅力+20)

    3まぁまぁ(魅力+15)


    ライブ配信 dice1d3=2 (2)

    1大成功(魅力+20、ファン数の増加量×100)

    2成功(魅力+10、ファン数の増加量×50)

    3まぁまぁ(魅力+5、ファン数の増加量×10)


    ファン数の増加 dice1d9=2 (2)


    営業dice1d3=3 (3)

    1大成功(ファン数の増加量×200)

    2成功(ファン数の増加量×100)

    3まぁまぁ(ファン数の増加量×20)


    ファン数の増加 dice1d9=7 (7)

  • 170二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:11:21

    『〜〜♪』
    「・・・声はあくまで篠澤さんの合成なので機械的な歌にならないか不安でしたが、ちゃんと歌えてますね。」
    「うん。むしろ、体力の制限がない分、わたしより上手い、かも。」
    「いえ、現時点では、篠澤さんの方が上手いですよ。今のHIROさんは基礎を叩き込まれてる段階ですから、どうにもお手本のような歌い方が抜けてません。」
    「でも、わたしより音程も取れてる。声も掠れてないし、凄く安定してる。」
    「アイドルの歌唱というのは、答え合わせではありません。ある程度の歌唱力は必要ですが、それ以降はいかに自分らしさを出すかが重要です。篠澤さんは、その点については良い歌い方をしますから。」
    「プロデューサーが、凄い褒めてくれる。珍しい。」
    「・・・良いものは良い、と言っているだけです。他はまだまだですから、調子に乗らないで下さいね。」

    ファン数が20400人増加した
    現在の魅力:85
    現在のファン数:85825人

  • 171二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:13:32

    「こんにちは、HIROさん。調子が良さそうで何よりです。それでは、今週の予定を始めましょうか。」

    『ふふ、ファンのみんなと話すの、楽しみ。』


    レッスン dice1d3=1 (1)

    1大成功(魅力+30)

    2成功(魅力+20)

    3まぁまぁ(魅力+15)


    ライブ配信 dice1d3=1 (1)

    1大成功(魅力+20、ファン数の増加量×100)

    2成功(魅力+10、ファン数の増加量×50)

    3まぁまぁ(魅力+5、ファン数の増加量×10)


    ファン数の増加 dice1d9=5 (5)


    営業dice1d3=1 (1)

    1大成功(ファン数の増加量×200)

    2成功(ファン数の増加量×100)

    3まぁまぁ(ファン数の増加量×20)


    ファン数の増加 dice1d9=8 (8)

  • 172二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:39:00

    『今日は、映画の同時視聴。推理ものみたいだから、みんなも一緒に考えて、ね。』
    「この映画見たことあるわ。」
    「終盤のどんでん返し気持ちいいんだよな。」
    「これ犯人当てれたらアクスタ買ってやるよ」
    『おお〜、人気って聞いたから持ってきたけど、やっぱり面白いみたいだね。楽しみ。』



    『・・・この人、さっきもここにいた。あの人との証言にも食い違いがあるし、あのシーンもよく考えたらおかしかった。もしかしたら、この人の正体はあの人の息子で、こういう動機があったんじゃない、かな。多分、この後にこういうシーンに入って・・・』
    「まだ開始30分なのに解説が始まった・・・」
    「何でこの後のシーンまで分かるんだよ」
    「すげぇ、ぐうの音も出ない・・・」
    「参りました・・・アクスタ買います・・・」
    「名探偵HIROちゃん。」

    ファン数が283500人増加した
    現在の魅力:135
    現在のファン数:369325人

  • 173二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 01:05:32

    「お疲れ様です、HIROさん。以前の営業で、更に多くのファンの方々が見てくれてますから、張り切って行きましょう。」

    『30万人もの人たちが、わたしを見てくれてる。ワクワクする、ね。』


    レッスン dice1d3=1 (1)

    1大成功(魅力+30)

    2成功(魅力+20)

    3まぁまぁ(魅力+15)


    ライブ配信 dice1d3=3 (3)

    1大成功(魅力+20、ファン数の増加量×150)

    2成功(魅力+10、ファン数の増加量×75)

    3まぁまぁ(魅力+5、ファン数の増加量×15)


    ファン数の増加 dice1d9=3 (3)


    営業dice1d3=3 (3)

    1大成功(ファン数の増加量×300)

    2成功(ファン数の増加量×150)

    3まぁまぁ(ファン数の増加量×30)


    ファン数の増加 dice1d9=7 (7)

  • 174二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 05:27:27

    「今日は、マラソン大会の応援の仕事ですね。大きな声で、張り切って行きましょう。」
    『おー。』


    『お疲れ様。あと少し、頑張って、ね。』
    「お疲れ様です。HIROさん。大事ないですか?」
    『あ、プロデューサー、うん、大丈夫。順調にやれてる、よ』
    『あれ・・・?そういえば、あっちのわたしは?』
    「あちらです。」

    「はぁ・・・はぁ・・・はひ・・・ふぅ・・・ゲフッゲフッ・・・ふふふ、楽しい・・・」

    『・・・もしかして、あの最後尾で、今にも倒れそうなネズミみたいに走ってるの?』
    「はい。あの最後尾で何も食べれてないゾンビみたいに走ってるのが、あなたの製作者様です。」
    『そ、そうなんだ。えっと・・・がんばれ〜。』
    「篠澤さん、最後までゴール出来ないと宣伝になりませんよ。もっと気合い入れて下さい。」

    「はぁ・・・はぁ・・・はっ!今、プロデューサーから・・・熱い・・・ゲフッ、ラブコール、を、貰った・・・気がする・・・!」

    「は?ラブは余計です。戯言を吐く余裕があるなら走って下さい。」

    「やる気・・・出てきた・・・ふふふふふふ・・・!」

    「ーーーまぁ、これで何とかなるでしょう。」
    『(わたしも大概だけど、プロデューサーも、少しアレ、だよね・・・。)』

    ファン数が43350人増加した
    現在の魅力:170
    現在のファン数:412675人

  • 175二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 10:12:18

    「ファン数が一気に増えましたね。ここからはまた、さらにファンが増えやすくなりますよ。それでは・・・」


    「こんにちは、HIROさん。今週の予定を始めましょうか。」

    『ファンのみんなも増えてきた。そろそろ、何か起こりそうな予感。』


    レッスン dice1d3=3 (3)

    1大成功(魅力+30)

    2成功(魅力+20)

    3まぁまぁ(魅力+15)


    ライブ配信 dice1d3=2 (2)

    1大成功(魅力+20、ファン数の増加量×150)

    2成功(魅力+10、ファン数の増加量×75)

    3まぁまぁ(魅力+5、ファン数の増加量×15)


    ファン数の増加 dice1d9=5 (5)


    営業dice1d3=1 (1)

    1大成功(ファン数の増加量×300)

    2成功(ファン数の増加量×150)

    3まぁまぁ(ファン数の増加量×30)


    ファン数の増加 dice1d9=7 (7)

  • 176二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 10:16:40

    「ビジュアルレッスンでは、主に魅せ方を学んで頂きます。本来は体作りをしたり、メイクのやり方を学んだりもするのですが・・・」
    『わたしは見た目は変わらないから、魅せ方全振りのレッスン、だね。』
    「そうなります。ちなみに篠澤さんはあちらでノびてます。」
    『・・・何で?』
    「決めポーズで足と背中を攣ったそうです。」
    「ふふふ・・・ふくらはぎと背中痛い・・・」
    「酷そうなら湿布貼っておいて下さいね。」
    「プロデューサー・・・身体痛い、から、せめてどっちかは貼って欲しい・・・」
    「ではふくらはぎの方を。背中は自分で貼って下さい。」
    「当然の様に難易度高い方を残してくる・・・そういうところ・・・好き。」

    ファン数が482,625人増加した
    現在の魅力:195
    現在のファン数:895,300人

  • 177二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 15:51:40

    「HIROさん。ファン数50万人突破おめでとうございます。目覚ましい活躍ですよ。」
    「うん。おめでとう、HIRO。わたしでも、こんなに早くはいけなかった。」
    『あ、プロデューサーと、わたし。ふふ、ありがとう。ファンのみんな、すごく優しくて、楽しくて、お話しするの、すごく楽しいよ。』
    「それは良かったです。そこで、50万人突破記念に、HIROさんにプレゼントがあります。」
    『わたしに?プレゼント?』
    「えぇ、以前から頼んでいたのですが、ようやく完成しました。・・・電脳アイドルHIROの、オリジナル楽曲です。」
    「じゃじゃん。聴いてみて、わたし。」
    『オリジナル・・・楽曲?・・・わたしの?』
    「ええ。最初はどうなることかと思いましたが、ようやくここまで来ました。正真正銘、あなただけの楽曲です。」
    『・・・びっくり。わたし、今の自分が、アイドル出来てるかなって思ってたけど。』
    『自分だけの曲を、貰えるほど、だったんだ。』
    「はい。まだアイドル活動を始めたばかりだというのに、とんでもない速度です。あなたに影響された人も、沢山いたのでしょう。」

    『それで、どんな曲?』
    「まぁ、俺から全部話すのもアレなので、聴いてみてください。」
    『分かった。』

  • 178二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 17:32:42

    『わぁ・・・これが、わたしの、わたしだけの曲、なんだ。』
    「どう?ここまで頑張ってきた甲斐、あった?」
    『勿論。わたしのことをよく知ってくれてる、わたしのためを想った、わたしらしい歌。・・・凄く、嬉しい。』
    「ふふ、良かった。サプライズにはなったみたい、だね。」
    「・・・この曲を作られた方は、一度作曲家を止めようとしていた様です。ですが、あなたの頑張る姿を見て、もう一度音楽を作ろうと、決意したそうですよ。」
    「そしてこの曲は、再起してから初めての曲だそうです。・・・どうですか。」
    『そうなんだ。・・・やっぱり。どことなく、曲の雰囲気が、わたしに似てる様な気がしてた。挫けて、折れて、倒れて、そこから、何かを始める様な曲。』
    『生まれた意味を見失って、それでも、微かに抱いた夢を追い続けることを選んだ。わたしみたいな曲。』
    『わたし、アイドル活動で、誰かを助けることが出来たんだね。』
    「はい。それが出来たあなたは、既に立派なアイドルです。謙遜もいいですが、卑下はいけませんよ。」
    『うん。・・・そう言えばプロデューサー、この曲、まだ名前を聞いてない。』

    「えぇ、その楽曲の曲名は・・・」

  • 179二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 18:02:05

    このレスは削除されています

  • 180二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 18:05:49

    「こんにちは、HIROさん。ここが正念場ですよ。」

    『うん。目標までもう少し。頑張るよ。』


    レッスン dice1d3=1 (1)

    1大成功(魅力+30)

    2成功(魅力+20)

    3まぁまぁ(魅力+15)


    ライブ配信 dice1d3=3 (3)

    1大成功(魅力+20、ファン数の増加量×200)

    2成功(魅力+10、ファン数の増加量×100)

    3まぁまぁ(魅力+5、ファン数の増加量×20)


    ファン数の増加 dice1d9=2 (2)


    営業dice1d3=2 (2)

    1大成功(ファン数の増加量×400)

    2成功(ファン数の増加量×200)

    3まぁまぁ(ファン数の増加量×40)


    ファン数の増加 dice1d9=4 (4)

  • 181二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 18:12:07

    『今日は、コラボ配信。ある人とチェスをする、よ。』
    「じゃーん。相手はわたし。ほんものの篠澤広、だよ。」

    「ほんもの??」
    「似てるとは思ってたけどやっぱり関係あるんだ。」
    「女神様が、二人!?」
    「俺はどっちを信仰すれば・・・」

    『わたしの大元は、そっちのわたし。だから、チェスは得意。負けない、よ。』
    「わたしもチェスは得意、だけど、HIROはわたしの思考プログラムで動いてる。この戦いは、わたし対わたしと言っても、過言じゃない。」
    『ほんとうのわたしを決める戦い、だね。』
    「真のわたしはわたし。教えてあげる、ね。」

    「わたしわたしって紛らわしいな。」
    「わたしがゲシュタルト崩壊してきた。」
    「SF映画でよく見る構図。」

    「じゃあ、そろそろ始めよう。」
    『うん・・・行くよ、わたし。』
    「オリジナルとして、受けて立つ、よ。」

  • 182二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 18:16:08

    「4時間経ってるのに全然戦況が変わらない・・・。さすがというべきか・・・」
    「寝落ちして起きたらまだやってんのかよ!!」

    「ふふ・・・互いに一進一退、だけど・・・足と背中と心臓が、辛くなって来た・・・」
    『わたしも・・・あと少しで電池が切れそう・・・ふふ、ままならないね・・・』
    「わたしの体力が尽きるのが先か・・・HIROの電池が尽きるのが先か、勝負、だね。」

    「チェス勝負じゃ絶対聞かない会話が繰り広げられてる・・・」
    「これってチェス勝負だよな?我慢比べじゃないよな??」
    「頑張って下さい!女神様!」
    「↑どっちの女神だよ。」
    「↑どっちもです!!!!!」

    ファン数が193,200人増加した
    現在の魅力:230
    現在のファン数:1,088,500人

  • 183二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 19:12:47

    「おめでとうございます、HIROさん。・・・ついに、大きなドームでのライブが決まりましたよ。」
    『・・・え、本当?』
    「ええ、単独ではなく、数あるプログラムの一つですがね。」
    「充分凄い。わたしなんて、その頃はレッスンもまともに受けれてなかった。」
    「何で誇らしそうなんです?」
    『プロデューサーから貰った楽曲のレッスンも順調。このライブでなら、歌えそう。』
    「ええ、タイミングとしては最高でしょう。この大型ライブで、電脳アイドルHIROの初オリジナル楽曲のお披露目とします。」
    「なんだか、わたしの時を思い出す。あの時も、大変だった。」
    「当日まで、ちゃんと踊れるか分かりませんでしたからね・・・あんな博打はもう懲り懲りですよ。」
    『ファンのみんな、喜んでくれるかな・・・。頑張らないとだ、ね。』
    「ええ、歌もダンスも上々、このまま出しても良いレベルにまで仕上がってはいますが、油断は禁物です。ライブまでもう少し、大詰めといきましょう。」

    「・・・わたし、準備はいい?」
    『うん。充電も満タン。24時間は稼働できる、よ。』
    「今会場にいる方々は、全員があなたのファンというわけではありません。他のアイドルを目的に来たファンの方も、沢山いるでしょう。」
    『分かってる。でも、そんなの関係ない。わたしのライブを、ここにいる全員に、見て欲しいから。』
    「えぇ、その視線を、根こそぎ奪ってやりましょう。自分こそが新時代のアイドルだと、知らしめて来てください。」
    「プロデューサーが、凄く強気。わたしの時は、絶対そんなこと言わないのに。」
    「あなたは最後までどうなるか分からないじゃないですか。」
    「それでも、プロデューサーなら、担当アイドルが緊張してたら鼓舞すべきだと思う。」
    「褒めたらテンションが下がる様な、面倒なアイドルを担当しているもので。」
    『・・・ふふふ、あはは。』
    「・・・どうかされましたか?」
    『ううん、ありがとう。実は、少し緊張してた、けど。リラックス出来たみたい。』
    「良かった。少し、緊張してたみたいだったから。わたしとプロデューサーのおかげ」
    「ほんとに分かってたんですか・・・?」

  • 184二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 19:14:33

    『あ・・・もう出番みたい。』
    「分かりました。それでは行ってきてください。皆さんを待たせてはいけませんから。」
    『・・・うん。』
    『これが、わたしの初舞台、初ライブ。わたしの、アイドルとしての、始まりの日。』
    『いってきます。わたし、プロデューサー。』
    「いってらっしゃい、わたし。楽しんできて、ね。」
    「人生初めての大舞台です。客席で、見守っていますよ。」

  • 185二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 20:00:22

    『みんな、今日は来てくれて、ありがとう。』
    『今日は、ね。わたしを応援してくれるみんなのために、新曲を披露する、よ。』
    『この曲は、今までの何とも違う、わたしの曲。わたしのために作ってくれた、わたしだけの、オリジナル曲。』
    『一つの意志ある人工知能が、生まれた意味を見失い、自身の価値に悩んで、苦しんで。』
    『その果てに、アイドルという夢を抱いて、新たに生まれんとする・・・そんな、夢物語。』
    『そして、わたしというアイドルの、始まりの曲。』

    『曲名は、ーーー「connect」。』
    『人のみんなと、AIのわたし。』
    『次元の壁と、電子の海の垣根を超えて、』
    『今日は、みんなで、繋がろう!』

    『HIRO オン、ステージーーー!!』


    「あの子、いいアイドルになったわね。・・・腕が鳴るわ!いつか絶対、あの子にわたしのライブを見せてやるんだから!!」
    「ふぅん。・・・いい歌、歌うじゃん。」
    「・・・すっげー。ダンスキレッキレなのに、細かいファンサも忘れてない。人間にしか思えねーよ・・・もしかして、あたしより上手いんじゃねーの・・・?」

    「・・・あんな、可愛らしいアイドルの誕生に、わたくしが関わることが出来たのですのね・・・。なんだか、感慨深いですわ。
    ・・・HIROさーん!最高ですわー!!こっちを向いてくださいましー!!」

    「見て!清夏ちゃん!HIROちゃんが踊ってる!!わたしがデザインしたイラストのままで、踊ってるよ!」
    「うんうん!すごいすごい!あ!リーリヤあそこ見て!あたしがデザインしたとこ!やっぱあそこにアクセ付けといて良かったー!絶対似合うと思ってたんだよね!」

    「素質はある・・・とは思ってたが、まさかここまでとはのう。やっぱりプロデューサーくんは、いい眼をしとるわい!どれ!わしも、最近流行りのぶいちゅーばーというやつに、手を出してみるかのう!」

  • 186二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 21:05:07

    「ーーープロデューサー、泣いてる?」
    「・・・あなたほど手が掛かったわけではありませんでしたが、やはり、込み上げるものがありますね。」
    「プロデューサーが泣いてるのを見るの、わたしの初ライブ以来。新鮮。」
    「あなたも、人のこと言えませんよ。」
    「え?」
    「・・・わ、ほんとだ。わたし、泣いてる。」
    「気づいてなかったんですか。」
    「嬉しくて泣くなんて、初めての経験だから。・・・そっか、これが「感動」って、いうんだ。」
    「でも、よく気づいたね。ステージ以外は、今暗いのに。」
    「声が震えてましたから。珍しい事もあるものだ、と。」
    「そっか。プロデューサーは、わたしの声、毎日聴いてるから分かるんだ。」
    「・・・何かに集中すると、感覚が鋭敏になると言います。それだけですよ。」
    「今はライブ中で、周りもすごくうるさいのに、こんなに小さいわたしの声も、聴いてくれてる。」
    「そういうところ・・・好き、だよ。プロデューサー。」
    「・・・俺も広さんの声、好きですよ。」
    「・・・え。」
    「聴いていて、とても落ち着きます。」
    「・・・・・・・・プロデューサー、もっかい言って。」
    「・・・嫌です。」
    「録音するから。」
    「絶対嫌です。」
    「お願い。この通り。」
    「何でそれで胸を張るんですか。土下座されても嫌です。」
    「あ、こら、くっつかないで下さい。誰かに見られたらどうするんですか。」
    「わたしは別にいい、よ?」
    「・・・全く、あなたはそういうところが・・・」
    「好き?」
    「どうしようもないと言ってるんです。」
    「ふふ、そっか。じゃあ、そういうことにしておく、ね。」

  • 187二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 21:08:26

    「・・・ねぇ、プロデューサー。今更だけど、HIROを作って、良かった?」

    「何ですか突然?そんなの、当たり前でしょう。」

    「でもプロデューサー、わたしの他に、HIROのプロデュースを始めてから、更に成績下がったって聞いた。」

    「誰に聞いたんですか、そんなの・・・。」

    「秘密。風の噂って、だけ。」

    「流出先が気になりますが・・・、そんなの、どうだって良いんですよ。」

    「前にも言ったでしょう。夢だったトップアイドルを育てるよりも、あなたと一緒にいる日々の方が、ずっと価値があると。」

    「HIROさんだって、その一つです。最初こそ驚かされましたが・・・」

    「貴方と同じアイドルを志し、悩んで、苦しんで、それでも立ち上がってアイドルを目指した。」

    「その末に、この光景を見せてくれた。辛くて、苦しくて、ままならなくて・・・最高に楽しい日々でした。」

    「でも、わたしたちは、アイドル以外にも未来はある。けど、HIROは違う。」

    「HIROは、どこまでいっても機械でしかない。もっと凄いアイドルが出てきて、追い抜かれて、見向きもされなくなって・・・役に立たなくなったら、捨てられちゃうかもしれない。」

    「今はアイドルをやっているとはいえ、彼女だって高性能な人工知能です。やりようは、いくらでもあるでしょう。」

    「それに、それでも捨てられるというのなら・・・俺たちが、迎え入れましょう。」

    「まだ数ヶ月の付き合いですが、HIROさんはもう、家族みたいなものでしょう?」

    「・・・・・・プロデューサー、それって・・・」

    「・・・あくまで例え話です。深い意味はありませんよ。」

    「うん・・・うん!そうだね。今のはあくまで、例え話。」

    「アイドルは、凄く不安定な仕事。わたしたちも、HIROも、今後どうなるかなんて、誰にも分からない、けど。」


    「ずっと・・・一緒にいようね。プロデューサー。」



    ライブは dice1d1=1 (1)


    1大成功!

  • 188二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:02:35

    ーーーそこからは、とっても早かった。
    ライブを見た人たちがみんな、HIROに夢中になって。
    SNSで拡散されたり、動画サイトに、ライブの動画が上がったり。
    瞬く間に人気になって、HIROは一躍有名になった。
    それと同時期くらいに、わたしもお父さんも、アイドルとしての仕事も増えて、忙しくなってきちゃって。
    HIROは、わたしとお父さんの手を離れて、自分の意思でアイドル活動を続けた。
    前触れもなくいきなり現れて、人工知能という異端な形であるにも関わらず、瞬く間に日本中を魅了した、今なお第一線で活躍する、伝説の電脳アイドル。
    それが、わたし達の育てた、HIRO。
    ーーー2人の他にもう一人。わたし達の、大切な娘。

    そこからは、2人も、知ってる通り。
    デビューから数年で、大きなステージで単独ライブを成功させて、今じゃ誰もが知る存在。
    テレビもネットも、ひっぱりだこ。最近は、自分で配信なんかもしてるらしい。
    HIROは紛れもなく、誰もが認めるトップアイドルになってみせた。
    まぁ、トップアイドルになった後も、凄く大変だったみたいで、また一波乱もニ波乱もあったみたい、だけど。
    それはまた、別のお話。

  • 189二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:05:43

    「ーーーこれで、わたしの知ってるHIROの話は、おしまい。・・・どうだった?」
    「・・・信じてなかったわけじゃないけど、本当だったんだ。まさか本当に、母さんが、HIROの製作者だったなんて・・・。」
    「わたしは、最初から信じてたよ。お母さんにそっくりだし、不可能じゃないって、思ってた。」
    「俺、この前HIROのゲーム実況見たよ。人工知能だなんてとても思えないくらい表情豊かで、リスナーとの会話も楽しんでた。」
    「わたし、この前HIROのライブに行ったんだ。最前列で間近で見れて、凄く楽しかった。」
    「俺が当てたやつな。」
    「お兄ちゃんが、わたしの誕生日に欲しいものあるか?って聞いてきたから、欲しいものを答えただけ。」
    「自分の分がたまたま当たったから譲ってやれただけだよ。」
    「ふふ、わたし、知ってるよ?お兄ちゃんがわたしのために、頑張って何口も、応募してくれてたこと。」
    「・・・自分のためだよ。根拠がない。」
    「お母さん、お兄ちゃんが、わたしのこと好き過ぎる。」

  • 190二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:10:52

    「ーーーふふ、2人とも、今日も仲良しだ、ね。」
    「仲良しじゃない。」
    「うん。仲良し。」
    「・・・・・・。」
    「そういえば、今はもう交友はないの?お母さん。」
    「ううん。今でもたまにラ○ンとかくる、よ。」
    「ラ○ンやってるんだ・・・。」
    「うん。公式アカウントも、自分で運営してて、全部自分で返事を返してるらしい。」
    「流石高性能CPU。それくらいはお手の物か・・・。」
    「それにしても、母さんもアイドルだったから、父さんのことプロデューサーって呼んでたんだな。」
    「わたしも、思った。お母さんがプロデューサーって呼んでるの、見たことない。」
    「うん。そうだ、ね。わたしも当分、お父さんをプロデューサーって呼んでない。」
    「じゃあさ、今日、お父さんを驚かせようよ。帰ってきた時に、プロデューサーって呼ぶの。」
    「・・・それ、俺も見てみたいな。父さん、あんま動揺とかしないし。」
    「いいね。お父さんが帰ってきたら、やってみよう。」
    「どんな顔するんだろうな・・・意外と、あんま変わんないか・・・?」
    「わたしは、ギョッとすると思うな。あれでお父さん、お母さんのこと、大好きだから。」
    「ふふ、楽しみだ、ね。」
    ガチャッ
    「あ、お父さん、帰ってきたよ。お母さん、いこ?」
    「はぁ・・・父さんも大変だな・・・。」
    「うん。どんな顔するか、楽しみ。」

  • 191二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:15:27

    「すいません。ただいま戻りました。」
    「おかえり、父さん。」
    「おかえりお父さん。・・・ほら、お母さんも。」
    「緊張する、ね。」
    「?、広さん?二人も、どうかしたんですか?」
    「うん。ふふ、あの、ね。」

    「お帰りなさい。ーーープロデューサー。」

    【ーーーわたしは、虚弱天才美少女型人工知能 HIRO】
                   終わり

  • 192二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:20:50

    スレ主です。これで、このお話は完結となります。途中グダったり、投稿ペースが落ちたり等しましたが、何とか最後まで書き切る事ができました。
    残り少ないスレ数ですが、ご意見や感想等頂けるととても嬉しいです。
    最後になりますが、ここまでお付き合い下さりありがとうございました。またお会いすることがあればよろしくお願い致します。

    ps 初星フェスは2天井してcm広1凸しました。とっても楽しいです(血涙)

  • 193二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:51:16

    お疲れ様でした。こういうお話大好きなので楽しかったです(可能ならこの先のHIROの活躍も見てみたいぐらい)

    cm広、20連で今のところ唯一でました。素材が足りなくて育てられない……

  • 194二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 23:37:09

    お疲れ様でした。HIROのお話もだけど、間に挟まるあまりにも濃厚なP広がすごく良かった・・・甘々方面もコメディ方面もどっちも解像度高くて読みやすかったです。

  • 195二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 03:27:13

    凄く良いイチャイチャだった。本当にありがとう。

  • 196二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 09:55:56

    >>187

    この言い回し好き過ぎる。

    俺たちが迎え入れましょうからの家族みたいなものでしょう?はもう直球のプロポーズなんよ

  • 197二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 13:53:06

    P広って頭良い2人の頭脳戦みたいなのが多いけど、こういう2人で協力して保護者やってると頼もし過ぎるな。

  • 198二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 18:35:56

    広って曇らせが多いのにガッツリハッピーエンドにしてくれてありがとう・・・寿命が伸びた

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています