- 1二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:08:00
どこかのグラードンさんに感化されて曇らせSSを書くことになりました。
どうしようもない曇らせなので本当に見ない方が良いです。ただ、今書いてある所までは救いようのないバドエンですが要望があったらハピエンの続きを書くかも知れません。
バドエンのままが良い!!!って方は
そこで見るのをやめて貰えば…
───ずっと、後悔している。
「Pっち~今日のデートも楽しかったね?」
「だからデートじゃないですって。」
「も~そんな冷たい事言って~」
「清夏さんはアイドルなんですよ。何かがあってからでは遅いんです。」
「あはは、でも、ほんとに今日は楽しかったでしょ?」
「まぁ、それは…」
───あの時の選択を間違えてさえいかなければ…
「あのさ、Pっち…」
───あの時、清夏さんの…
「あたし、Pっちの事好きなんだよね~………その、男性として」
「………っ!」
「だからさ、Pっち、あたしと………付き合ってくれない…?」
───告白を、断っていなければ… - 2二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:29:47
既に胸が苦しい
- 3二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:39:16
「プロデューサーさん、今日のレッスンの予定って…」
「Daレッスンの後に、Voレッスンがあります。それが終わったら休憩ですね。」
「ありがとうございます」
あれから、清夏さん…いや、紫雲さんは俺に遠慮をするようになった。
「じゃあ、早速行ってきますね。」
「………はい」
「もうすぐ、卒業、か…」
彼女と出会って3年の月日が経った。彼女はあれから瞬く間に成長し、一番星になり、そしてトップアイドルになった。
「………ん?、なんだこのメール………大手プロダクションからの…スカウト…?」 - 4二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:48:16
清夏が自分を隠さずにいられる場所を自分で奪っちゃったのかPっち…
- 5二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 20:03:59
彼女はまず、俺の事をPっちと呼ばなくなった。そして次に、俺に対して敬語になった。
「えーと…『前回のライブの紫雲清夏の活躍を拝見させて頂きました。つきましては、彼女をうちのプロダクションにスカウトをしようと思いまして、このメールを送らせて頂いております。』…」
…最後に、俺に対して、隠し事をするようになった。
「…ここ、確かあの世界に羽ばたくトップアイドルを育てたプロデューサーがいるプロダクションだよな…?」
最初はまた話してくれるだろうと思っていた。…けど、彼女はもう他人に秘密を打ち明ける事に対して恐怖を感じていた。
「…現状は、俺が紫雲さんの足を引っ張っているとしか考えれない。」
彼女の期待を裏切ったのは俺だ。彼女の夢を壊したのは俺だ。そんな後悔で頭がいっぱいになる。
「───俺なんて、居ない方が良いんじゃないのか?」
そんな考えが頭に浮かんでしまってからは、もう何も考えられなくなってしまった。 - 6二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 20:22:46
「プロデューサーさん、レッスン終わりました。………あの、大切な話って何ですか?」
レッスンの後、彼女にすぐ相談した。このプロダクションのスカウトを受けないかと。
「………それって、プロデューサーさんと離れる事になるってことですか…?」
「………貴方は、紫雲さんはもっと大きなアイドルになれます。このスカウトを受けたら、尚更。」
「………でも、あたしは…」
そんなことを言わないでくれ。彼女はもっと高い所まで進むことが出来る。………それを、俺のせいで成し遂げられなかったなんてことは、俺が耐えられない。
「紫雲さんの魅力を、このプロデューサーは俺と同じぐらい…いや、俺以上に引き出してくれます。必ず。」
そんな綺麗事を言ったってしょうがない。結局は我が身可愛さに行動してるだけだ。彼女を高い所まで連れて行かせたいなら俺が上手にプロデュースすればいい、そうしないのは、“紫雲清夏が俺のせいで羽ばたけなかった”という未来を避けたいからだ。
「でも、あたしは………いや、ごめんなさい。プロデューサーさんにとってあたしは迷惑な存在でしたよね………この、スカウト、………受けます。」
辞めてくれ。迷惑なんて言わないでくれ。俺は今もなお紫雲さんの事を愛し続けている。それは…親愛の感情とは異なる、また別の感情で。
「………そうして下さい。」
───3月中旬、俺はもう“彼女のプロデューサーですらなくなった。” - 7二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 20:37:46
- 8二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 20:48:50
一回拒否された側がもう一度踏み出すにはかなりの強さが必要だけど、しゅみたんは無理だよね…
しかも気を遣いすぎるからこうなるわな
打破するにはPっち側からアクション起こさないとダメだけど、最悪の手しか打っていないからダメだわ
そりゃバッドエンド行くわ - 9二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 20:50:28
確変起こせるのがリーリヤビンタ以外ないあたり本格的に詰み、やね
- 10二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 20:51:25
「おい後輩、なんだそのアイドル…あぁ、今大バズりしてる紫雲清夏か、というかお前、アイドルとか見るんだな。」
それから2年後、彼女はもう、日本一のアイドルになっていた。テレビでも、スマホでも、街中の広告ですら彼女が映っていた。
「………最初期の方から、追っていたんですよ。…俺が、一番の古参だと思います。」
「ふーん…まあ、休憩時間だし、好きにしてて良いけど…休憩時間が終わったらちゃんと資料作れよ?」
「はい、分かってます。」
あれから、清夏さんのプロデューサーではなくなった俺は、学業もプロデューサー業も成し遂げれず、中退という形でプロデューサー科を辞め、普通の会社に勤める事になった。
「休憩時間、後3分か…もう戻らないとな…」
彼女の事はもうよく分からない。確か、俺じゃないプロデューサーが、俺よりも的確な判断をして、色んな仕事を取ってきて、成長していった。そんな感じのことをインタビューで話していた気がする。
「…今日も間に合わなさそうだな…サビ残、するか………」
もう彼女は遠い存在になってしまった。あの頃から俺は、ずっと止まった時間で、暗闇の広い空間を彷徨い続けている。
「………清夏さん、今頃、何してるかな」 - 11二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 20:51:46
バッドエンドでもドンと来いと強がってたけどやっぱりハッピーエンドもお願いします
想像以上にキツかった - 12二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 20:59:31
まあでもしゅみたんはトップアイドルとして輝けているし、ビターだね
- 13二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:05:09
One more time, One more chanceが似合うなぁ…
- 14二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:08:39
新しいプロデューサーと信頼関係は築けるけど、どちらかが親愛を持ってしまった時、清夏は過去のトラウマから契約解除して別のプロデューサーや事務所に乗り換えていくとかどうっすか?!
- 15二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:11:17
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- 16二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:14:13
清夏っちが、正規の手段でメディアに出ているならばまだ良いんですけどね…
グラ担の意思を継いでるとなると…ねぇ… - 17二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:14:26
最後にルート分岐するなら>>6の「………でも、あたしは…」に対してカクシタオレの親愛以外の感情ぶちまけるしかないよなあ
どんなに情けなくてもいいから本音で行かないと厳しい
- 18二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:16:59
「…Pっち、今、何してるんだろ」
あたしはPっちに振られた後、このプロダクションのプロデューサーにスカウトされ、そしてトップアイドルへとなった。
「紫雲、良いか、今日の仕事先はこれからお世話になる大事な方だ。くれぐれも下手な真似はするなよ。」
「………分かってます。」
新しいプロデューサーは、“プロデューサーとしては有能”だった。だけど、Pっち見たいな優しさは一切なく、まるで私を『モノ』として扱っているようだった。
「はぁ…前の仕事、笑顔がしっかり出来てなかったぞ…今回は本当に、頼むからな。」
Pっちは………ダメだな、あたし…振られた事を一生引きずって、塞ぎ込んでるようじゃ、“アイドル”なんて夢のまた夢だ。
「あ、そうだ。今度の日曜、新しい仕事を取ってきてやったぞ。喜べ。」
「え…その日って、あたし、オフのはずじゃ…」
「はぁ…トップアイドルにオフなんてねぇんだよ、良いから黙って仕事にいけ」
「………わかり、ました。」
………リーリヤと、1年振りに遊べるはずだったのにな…リーリヤは、彼女の言う“センパイ”とトップアイドルへ進んで行った。…それはもう、あたしと同じくらいの有名な。
「以上だ。お前にもう用はないからさっさとレッスンに行け」
「………はい。」
………どこで間違えちゃったんだろ。あたし。リーリヤと同じように、優しいプロデューサーと共に、トップアイドルになれるはずだったのに、な… - 19二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:18:33
どうしてわざわざもっと悪いエンディングにしてしまったのか
- 20二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:18:42
───ずっと、後悔している。
「「これから、どうしよ。」」
───あの時、選択を間違えてさえいなければ…
「Pっちは…」
───あの時、告白をしなければ…
「清夏さんは…」
───あの時、告白を受けていれば…
「「今頃、何をしてるんだろ。」」
───こんな結末には、ならなかったのに。
END - 21二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:19:19
これが没になったというあのZエンドですか…
- 22二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:20:08
この後再開してハッピーエンドになるんですよね😭
- 23葛城リーリヤ25/06/21(土) 21:20:23
短いけどしっかりした曇らせでした……!お見事です……!
- 24二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:21:13
そりゃバッドコミュニケーション続けたらなあ…
- 25二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:21:46
でもプロデューサー科の教えや時期を考えると受けないのも納得なんだよね…
でも告白する気持ちは抑えられないだろうし仕方ない
その後だよなぁ - 26二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:23:00
プロデューサーとしては正しい選択ではあったんだよな
Pっちとしては最悪の選択なだけで - 27二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:23:47
と言うことで元々書いていた分はこれで終了です。………誰だよこんなの書いた奴!!!
ここからHAPPY END行くのは
大きく分けて3パターンくらいかな?
1.告白成立END
2.スカウト拒否END
3.再会END
1番から順に書いて行きますか…
どのENDでもスレタイ回収が
出来るような展開を作れそうな
スレタイにしたので頑張ります - 28二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:24:54
よし、勝った
服脱いでくる - 29葛城リーリヤ25/06/21(土) 21:25:25
やりました!お風呂食べてきます!
- 30二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:30:59
りーぴゃん…
- 31二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:47:55
お願いしますスレ主、Pっちと清夏さんに救いを...ハッピーエンドを...
- 32二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:49:21
帰ってきたらなんか風呂食ってるリーリヤがいる…
取り敢えず告白成立ENDが完成したのでもって来ました。残り二つは明日になるかも?
「Pっち~今日のデートも楽しかったね?」
「だからデートじゃないですって。」
「も~そんな冷たい事言って~」
「清夏さんはアイドルなんですよ。何かがあってからでは遅いんです。」
「あはは、でも、ほんとに今日は楽しかったでしょ?」
「まぁ、それは…」
「あのさ、Pっち…」
「あたし、Pっちの事好きなんだよね~………その、男性として」
「………っ!」
「だからさ、Pっち、あたしと………付き合ってくれない…?」
「………そう………ですね…
ごめんなさい…と言うのが正しいのでしょう。」
「…あはは、ごめんね、Pっち…その…」
「ですが、これはあくまで建前です。」
「…え?」
「今からプロデューサーとしてあるまじき事を言います。」
「え、えーと…」
「清夏さんのその気持ちは嬉しいです。…そして、俺も同じ気持ちです。」
「…!」
「………こんな事を言うのはプロデューサーとして間違っていると思いますが………俺と、付き合って下さい。」
「…はい!」
こうして、俺と清夏さんは恋人になった。
- 33二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:50:41
「Pっち~!今回のライブどう!?めっちゃ良かったくない?」
「最高の出来でしたね。」
「あたしも自身あったんだよね~!!」
「………その、ご褒美に、デート、行きますか?」
「…!!!勿論!!!…Pっちの方から誘ってくるの初じゃない?」
「俺だって男ですよ。そりゃ好きな人とデートにだって行きたいものです。」
「…好きな人って…」
「俺が幸せにするって誓いましたからね。」
「~~~///」
これが本当に正しい選択だったのかはわからない。
「Pっち~!デート場所はどこにする~?」
「そうですね…水族館とかどうですか?」
「水族館って駅近くのあそこ?私気になってだよね~」
「良かったです。」
それでも、これだけは胸を張って言える。
「清夏さん、好きですよ。」
「!?…きゅ、急にどうしたのPっち!?」
「唐突に言いたくなったので。」
「あ~もう!Pっちずるい!!…勿論、あたしも、好きだよ?」
───この選択に、後悔はないと。
HAPPY END1 告白成立 - 34二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:53:15
- 35二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:53:28
今思わずガッツポーズしてる
- 36二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:53:32
やったぜ。
- 37二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:55:25
く〜パパラッチになってアイドルとプロデューサーの熱愛を激写して〜
- 38二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:55:25
- 39二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:56:14
脳がギチュギチュと回復していく
- 40葛城リーリヤ25/06/21(土) 21:59:12
- 41二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 22:28:34
なんでこうも完璧なリーリヤの画像があるかなぁ…
取り敢えず2パターン目も完成したので供養。
3パターン目は流石に明日の朝か…?
「………それって、プロデューサーさんと離れる事になるってことですか…?」
「………貴方は、紫雲さんはもっと大きなアイドルになれます。このスカウトを受けたら、尚更。」
「………でも、あたしは…」
「紫雲さんの魅力を、このプロデューサーは俺と同じぐらい…いや、俺以上に引き出してくれます。必ず。」
「でも、あたしは………嫌です。………プロデューサーさんには、嫌われちゃってると思いますが、それでも…離れることだけは、したくありません。」
「…紫雲…さん…」
「あ、あの…どうして、あたしじゃダメ…だったんですか…?…まだ、教えてくれませんか?」
「…俺は、プロデューサー失格ですね。」
「…え?」
「すみません。隠してた事を全部伝えます。なので今なら言うことを良く聞いていて下さい。」
「…」
「まず、告白を断った理由ですが…プロデューサーとアイドルが恋愛をするのはまずいと思ったからです。」
「…それ、は…」
「俺が退学になるだけなら良いんです。問題はそこじゃない。紫雲さん…いや、清夏さん。貴方が俺のせいで夢を諦める事になって欲しくなったからです。」
「…今、清夏さんって…」
「あの時期はHIF間近で大事な時期でした。そんな時にアイドルのスキャンダルなどが出てしまったら、アイドル活動だけじゃなくその後まで問題になるかも知れません。その状態で交際をするのはリスキーだと、そう判断したんです。」
「…P…っち…」
「本当にすみませんでした。………ですが。…今の清夏さんが俺の事をどう思ってるかはわかりませんが…」
「今のあたしが、Pっちをどう思ってるかなんて…それは…」
「俺は、今でも清夏さんの事が好きです。」
「…え?」
「しかし、今はまだアイドルです。ですので、貴方がトップアイドルになって、アイドルを卒業したその時、今度は俺から、その言葉を伝えます。」
「…そっか。」
「その時まで、清夏さんの気持ちが変わっていなければ…いえ、この話は卒業したその時、また話しましょうか。」
「…うん!」 - 42二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 22:29:56
人間、誰しも選択を間違えることはある。
「Pっち!仲直り記念にデート行こうよ!」
「ちょ、清夏さん、さっきの話聞いてましたか!?」
でも、その選択をした後、どうするかが重要なんだと思う。
「よ~く聞いてたよ?Pっちがあたしの事大好きって事でしょ?」
「ですから!!」
あの時の選択は、間違いだった。
でも、そんな時は…
「Pっち、今度こそ、裏切ったら許さないから、ね?」
「…裏切りませんよ。もう二度と」
───もう一度、選択し直して進む事が大切なんだ、と。
HAPPY END2 スカウト拒否END - 43二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 22:31:52
スカウト拒否エンド綺麗で良いわ…
というかしゅみたんから勇気出したのマジで偉い… - 44二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 22:40:09
えっ!?今日は仲直りした反動で確執以前よりイチャイチャしちゃったのを寮or家に帰ってから枕抱えながら悶えるP清を食って良いのか!?
- 45二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 23:17:25
やっぱ曇らせから晴れねえとな
- 46二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 00:10:08
バッドエンドもあるからこそ晴らせが輝きグッドエンドがあるからこそ曇らせが輝く。
マルチエンディング、神…