いいよねセイア×ナギサ

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:38:56

    「やあ、ナギサ。……おや、眠っているのかい?」

     帳簿と書簡が山積する机の上、ナギサは首をこくりと倒してうたた寝していた。セイアは背後から忍び寄り、その肩に両手を置いた。

    「……正直に申せば、私は『労う』などという行為があまり好きではない。与えられる感謝には、義務の味が混じってしまうからね。」

     しかしセイアは、彼女の肩へと圧をかける。その骨と筋を押して、ほぐして、問いかけて、沈黙の返事を受け取っていく。

  • 2二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:39:56

    「とはいえ、もちろん君が嫌いということではないよ。この肩はいつも、己が使命という鎧を担っていて……そのくせ、誰にもそれを重いとは言わない。だからこそ、私が言わねばならないと思ってね。」

     ナギサの呼吸が深くなり、首が傾いた。眠っているのか、それとも、ただセイアの声を子守唄代わりにしているだけなのか。そのどちらかであっても、セイアにとっての価値は変わらない。
     そのとき窓から風が吹き込んで、その風で、一枚の紙が机上から舞い上がり……二人の間に飛んできた。その端がセイアの腕をくすぐり、ナギサの髪へと触れてから顔の横に舞い落ちる。

    「これは……ナギサの、手紙?」

     セイアが拾い上げたその紙には、確かに宛名が書いてあった。「セイアへ」と。

  • 3二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:42:30

    「セイア、さん……?」
    「ああ、すまない。起こしてしまったかな。」
    「……いえ……あの……」

     ナギサは目を擦りながら上体を起こす。その拍子に、机上の紙がまた一枚床に落ちてしまう。それをセイアは拾い上げて……。

    「……ナギサ。これは……」
    「手紙……ですね、おそらく……。」
    「君が書いたのかい?私宛に?」

     その問いに、ナギサは首肯で返した。そしてセイアの手元にあったもう一枚の紙を彼女が拾い上げ、埃を払いながら読み始める。その表情が紅潮しはじめるまでのおおよそ十数秒間を、セイアは満足げに見つめて待つ。

    「そう……ですね、はい。確かに、それは私からセイアさんへの

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:44:54

    スレ画とSSの温度差で風邪引きそうなんだけど

  • 5二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:50:45

    やぁ、楽しんでくれたかな?

    この紅茶はサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。



    すまない、「また」なんだ。


    仏の顔もと言うし、謝る気もない。

    だけれども、このタイトルを見た時、先生たちは言葉には言い表せない「ときめき」のような物を感じてくれたとはずだよ。


    それこそ「奇跡」と同じような。


    殺伐としたあにまん掲示板の中でもその気持ちを忘れないで欲しい。

    そう思ってこの場を設けたんだ。

    それでは、注文を聞こうか。

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 22:01:18

    セラピストセイアですまない

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 22:04:01

    ギャグスレかと思って開いたら、なんかこう…しっとりとも友情とも違う何か心地よいものを感じられた
    これが「ときめき」って奴か
    ありがとうセラピストセイア

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 01:04:39

    セイア×ナギサは周囲にどれくらいバレてる?

    高いほど知られてる


    ミカに dice1d100=65 (65) ほど

    ティーパーティー役員たちに dice1d100=56 (56) ほど

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 01:31:27

    AIセイアですまない


    茶会モブA「……ねぇ、最近、(ティーパーティーの)資料庫で聖園様と渚様が一緒にいるところをよく見かけると思わない?」

    茶会モブB「ええ、私もよ。以前から仲が良いのは知っていたけれど、最近は……何と言うか、雰囲気が違うわね」

    茶会モブA「分かるわ。特に、桐藤様が百合園様を見つめる目なんて、まるで…そうね、熱い紅茶の蒸気みたいに、じっとりと絡みつくような……」

    茶会モブB「しっ! まだ業務中よ、声が大きいわ。でも、私もそう思うわ。この間なんて……」

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 01:41:08

    AIセイアですまない、本当にすまない



     廊下を歩くトリモブAとトリモブB。ふと、校舎裏の方からミカの話し声が聞こえる。

    トリモブA「ねえ、今のってミカ様じゃない?」
    トリモブB「ほんとうですわ。誰かと話してるみたいですけれど……ええと、誰もいませんわよね。独り言?」

     ミカが一人、木にもたれかかり、小さな花びらを指先で弄んでいる。

    ミカ「ふぅん、セイアちゃんとナギちゃんがねぇ……。最近妙に仲が良いとは思ってたけどさ。まさか、そういうこと? あはは! ちょっと面白くなってきたかも。」

    トリモブA「なんか、楽しそうにしてるけど……何の話だろ?」(小声)
    トリモブB「どうでしよう? それでもミカ様が笑っていらっしゃいますし、良いことに違いありませんわ」(小声)

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 06:33:34

    フゥン?

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 09:51:59

    セイア×ナギサはどれくらい知れ渡ってる?


    トリニティモブ dice1d100=79 (79)

    ゲヘナモブ dice1d100=13 (13)

    ミレニアムモブ dice1d100=8 (8)

  • 13二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 09:53:19

    ミレニアム:何も全く知らない
    ゲヘナ:ほぼ何も知らない
    トリニティ:茶会モブたちより少し詳しい

    これってもしかして……

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 10:34:19

    このレスは削除されています

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 10:36:47

    このレスは削除されています

  • 16二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 10:43:06

    (静かな図書室の閲覧席で、茶会モブAと茶会モブCが資料を広げている。近くの席で、トリモブBが友人と小声で話しているのが聞こえる。)

    トリモブC「……だからさ、あの二人の視線って、完全に恋する乙女のそれじゃん?」

    トリモブB「まったくもう、何をおっしゃっているのです? いくら仲が良いとはいえ、あのお二方がそのような関係なわけありませんわよ。」

    トリモブC「いやいや、それが違うんだって! 前にたまたまティーパーティー本部の前を通った時、セイア様がナギサ様の髪になにかお揃いのリボンを結びつけてたところを目撃したの! あれはもう、絶対にそういう関係でしょ!」

    トリモブB「いくらなんでも……いえ、そこまでですの?」

    トリモブC「そうなの! しかも、他の部活の子からもそういう現場を目撃してるって聞いたことあるし、もう公然の秘密レベルだよ。」

  • 17二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 10:44:19

    (茶会モブCが資料から顔を上げ、茶会モブAと目を見合わせる。)

    茶会モブA「うふふ。やはり、噂は本当だったみたいよ?」

    茶会モブC「ナギサ様とセイア様の情報がここまで広まっているとは……。我々の情報網は――ではなく。茶会A、何を呑気にしているのです? 笑い事ではないんですよ。」

    茶会モブA「本当に、そうかしら。代理ホストとしての、えぇその双肩にかかる重責を考えればお二人が心穏やか過ごせることが一番であって特に桐藤様と百合園様の視線が交わった時なんて宗教画の一幕のようで私たちはティーパーティーの役員としてそれをお二人をさらに――」

    茶会モブC「気持ち悪いですねあなた」


    茶会モブA「ミ°ッ」

スレッドは6/22 20:44頃に落ちます

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