【閲注+SSスレ】レ◯プされたと勘違いされる飛鳥馬トキ概念 part4

  • 1ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:31:53

    (解釈不一致あり不自然な点もあるかも?)

    皆さんこんにちは、私は完全無欠の超絶美少女系メイドの飛鳥馬トキです


    あらすじはここからどうぞ↓

    【閲覧注意】(ssスレ)レ◯プされたと勘違いされる飛鳥馬トキ概念 part3|あにまん掲示板(解釈不一致あり不自然な点もあるかも?)皆さんこんにちは、私は完全無欠の超絶美少女系メイドの飛鳥馬トキです…はい?今のはヒマリ先輩の受け売りです、ぶいぶい今から話すのは私がある日の任務での出来事です私…bbs.animanch.com

    …私がド天然系無知パーフェクトメイドであったばかりにまさかあのような勘違いをされていたとは…

    そのせいで、普段から困惑させる側だった私が困っています


    part4では急遽作ってきた続編とはいえ、結構”そうはならんやろ“と言った違和感があるかもしれません

    その際に指摘してくれれば訂正版を時間がある限り作ってお持ちしようと考えています


    また、余談ですが浮上が最近難しいので完結までは結構遅めかもしれませんね


    では二週間ぶりとはなりますが、遅くなりました事をお詫びします

  • 2ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:33:01

    トキ「…ふぁ…んっ………」
    翌朝の9時頃に早起きしました(棒)
    ちなみに休学中なので問題ありません、ぶい✌️
    トキ「(うーん…まだ頭がぼやけます…)」
    体調は昨日よりすこぶるマシになりました、さてアスナ先輩は居るのか帰っ…
    アカネ「おはようございます、トキちゃん」
    トキ「………」
    トキ「???」
    目を細めた状態でしたが思いっきり二度見しました
    トキ「あ、アカネ先輩?」
    起き上がって声が聞こえた方には寝室の掃除をしている普段通りのアカネ先輩が居ました
    トキ「どうして私の自宅に…?」
    アカネ「アスナ先輩からトキちゃんのお世話をお願いされまして」
    唐突過ぎて相槌を打つしか出来ません
    トキ「そ、そうですか。はい」
    トキ「…ちなみに今アスナ先輩は一体何をしているんですか?」
    それはさておき重要で気になった事があるので私は聞いてみました
    アカネ「…三年生はレポート提出がありまして、最近出された課題とはいえ部活動と平行して色々あった事もあり忙しかったので手をつけられていなかったんです」
    アカネ「期限が残り一週間なので、私が今朝に一応アスナ先輩に連絡を入れてみたら…と言った感じです」
    要はアスナ先輩は課題提出に時間を使う為に一旦私の看病をアカネ先輩に託した入れ替わりという事でしょう、色々が少し気になりますが…

  • 3ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:34:13

    アカネ「とりあえず、朝食でも食べませんか?」
    トキ「そうですね…分かりました」
    とりあえず起き上がり、用意されているであろうリビングへ少し気怠い身体を動かして向かおうとしました
    ドサッ…と、何故かお姫様抱っこでアカネ先輩に持ち上げられる私
    トキ「…アカネ先輩?」
    アカネ「まだ、夜からずっと具合が悪いんですよね?」
    トキ「………」
    はっ、まさか…私が体調不良だったのを隠していた事に対して怒っているのでしょうか
    心なしかアカネ先輩の表情に笑顔はありませんし
    トキ「ち、違いまして…陣痛剤を飲んでいて、それの副作用で体調が少し悪くなっただけで…ほ、本当です」
    急いで変な弁明する私、頭があまり回っていないのでおかしな返事をしていたかもしれません
    アカネ「…いえ、理由を聞きたい訳では…なくて…」
    アカネ「…ただ、心配なだけで聞いたので。ですが一応、体に障るかもしれないのでこのまま運びますね」
    と、言いつつ…寝起きでは無い私であればメガネ越しでも分かるくらいには表情が曇るアカネ先輩
    トキ「は、はい」
    何か言ったりするのは辞めておきます、頭がまだぼんやりしていていたので
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  • 4ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:36:06

    トキ「(どうしてこうなったんですか……)」
    そろそろ目が覚めて、この状況を受け入れ出した私
    アカネ「はい、あーんですよ♡」
    トキ「あ、あーん。」
    パクパク…と、今私はアカネ先輩に朝食を食べさせられています
    ちなみにシチューと柑橘系のフルーツ、ヨーグルトといった組み合わせです
    トキ「…やっぱり恥ずかしいので、自分で食べます」
    いや最初は一人で食べようとしたのですが
    椅子に座ってテーブルの置かれている一人分の朝食と食器に向かい合ったら気づいた頃に私の隣の椅子に座って居たんですよ。アカネ先輩が
    そして食器を使って朝食を食べさせようとしてきたり、さりげなく何度もボディタッチをしたり…
    アカネ「遠慮しないでいいですから、ほら」
    トキ「むぐっ…まあ、悪い気はしま…ぱくっ…しまちぇんが…」
    まるで赤ちゃんです、今の私は全裸お漏らし以下略という黒歴史を乗り越えて”ほぼ“誰とでも話せるようになったのですが
    これはこれで恥ずかしいとしか…
    トキ「…むぐ…もむ…」
    とは言え、ここまでよくお世話をしてくれるアカネ先輩の人柄には感謝しなければですね
    朝食を用意して、私のやる気がなくて珍しくポテチの袋とコーラが散乱していた寝室の掃除に、私が動く時の補佐までしてくれるとは
    トキ「…まあ、ありがとう…ございます、アカネ先輩」
    アカネ「気にしないで下さい♪今日は…私がつきっきりでお世話をしますからね」
    意味深にそう呟くアカネ先輩、私はその言葉の意味を理解する事になります
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  • 5ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:37:15

    朝食を食べ終え、とりあえず私はシャワーを浴びようと思いました

    昨日は口以外とくに洗っていませんので…という訳でお風呂場に行こうと思いアカネ先輩に一言言いました

    アカネ「はい、ではお着替えとタオルを準備しますね」

    トキ「ありがとうございます、それと私は一人で動けるので運ばなくても大丈夫です」

    そう言ってむふーと表情を作る私、アカネ先輩は無論その言葉を信じてくれました

    アカネ「分かりました、体調が悪くなったら教えて下さい」

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    そういうこったで私はアカネ先輩が朝食の食器を洗って着替え等の準備をしている中、風呂場のシャワーを浴びていた訳でしたが…

    トキ「背中がベトベトしますね…こっちも」

    アカネ「では、私がお背中流します」

    トキ「………」

    トキ「!?!?!?!?!?!?」

  • 6ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:38:43

    (微エ駄死?(そこまで卑猥な表現は入れてない)
    思いっきり二度見しました
    私は全裸で身体を洗っていましたが、何故か背後にはもう一人全裸のアカネ先輩が居ました
    トキ「…いやいやいや、何をしてるんですか?」
    棒読みではなくガチの素が出てしまいました
    至近距離で、私の近くに既に居たアカネ先輩
    アカネ「お世話です♪」
    アカネ「ほら、私に身を委ねて力を抜いて下さい。それにお背中以外の箇所も私が洗いますよ」
    トキ「!?」
    むにゅっと柔らかい物が押し付けられ、身動きがあまりとれずシャンプーで隅々の所をきっちり洗われた私
    トキ「んあっ…あ、アカネせんぱっ…」
    しかも身体を少しだけ擦りつけ、スキンシップを仕掛けたり私をバスチェアに座らせて足の裏や脇、色んな箇所を洗ってくる
    トキ「…んっ!?あ、アカネせんっ…ぱいっ股は自分でぇっ……………///」
    いや待ってどうしてそこだけ念入りに洗ってくるんですか穢らわしい物なんてついてませんよ
    アカネ「………全部。洗ってあげますから、ね」
    トキ「あぁぁぁ……」
    本当の意味で、私の全身をシャンプーや石鹸を使って洗ったアカネ先輩
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  • 7ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:39:51

    アカネ「スッキリしましたね♪では私がタオルでお拭きしますよ」
    トキ「じ、自分で拭けます、大丈夫です」
    私は少し意外でした、アカネ先輩のメイドとしてのご奉仕がこんなに過激でえっちだったとは
    はっ、まさか先生にもこんな事を…!?
    トキ「(これは由々しき事態です、後で先生に問い詰めておきましょう)」
    …ちなみに普段通りのアカネ先輩ならもっと健全だったご奉仕をすると知るのは別の話になります
    アカネ「あら、拭き終わりましたか?」
    背後から声をかけて聞いて来たアカネ先輩
    トキ「全部拭き終わりまし…いやあのアカネ先輩?」
    アカネ「………」
    どうして私の前に立って色々チェックしてるんですか、しかもどうしてお腹を凝視し…
    アカネ「このお腹の痣、どうしましたか?私が”今日初めて見た物“の様ですが……」
    トキ「(……あ)」
    そういえばアスナ先輩の看病もあってもう腫れてはいないと言っても、よく見ると気づく程度には痣はまだ残っている事を完全に忘れていました
    トキ「…昨日、ショッピングモールの“雑貨屋”でヘルメット団とトラブルがありまして。その時に、ついた物です」
    私は昨日と同じく正直に話しました
    アスナ先輩はそれで悲しそうな表情を見せませんでしたから、
    …よく考えるとなんでこれをアカネ先輩と私が全裸の時に話す事になったのでしょうか

  • 8ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:40:56

    アカネ「っ……………」
    アカネ先輩はしばし目を見開いて硬直したまま動きません、それと少し額に汗が漂っています
    トキ「(…アカネ先輩?)」
    そして数秒の時間を置き、私が“余計な”情報を言った事で何かを悟ったアカネ先輩は…言います
    アカネ「そのヘルメット団、一体誰でしょうか。」
    今まで見たことが無い程に凍りついた声質と私が初めて見る絶対零度の無表情で、そう呟くアカネ先輩
    少しまた背筋に悪寒が走ります
    トキ「…ネル先輩が知っています。それと…」
    私は察しが良いわけではありませんが…
    アカネ先輩がそれを聞いてどうしたいのかくらい、分かっています
    トキ「もう、そのヘルメット団はネル先輩が成敗しました。なのでご安心を」
    アカネ「…そう、ですか」
    相槌を打って少し一呼吸置き、微妙な間がありましたが次にアカネ先輩はこう言いました
    アカネ「…変な事を聞いて、申し訳ありません」
    トキ「そんな事は…」
    そしてアカネ先輩は普段の表情に戻って平然とこう述べました
    アカネ「では着替えさせますね、立ったままでも大丈夫なので私に身体を預けてください」
    突拍子も無くそう言ったアカネ先輩
    トキ「え?」

  • 9ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:42:23

    その前にアカネ先輩は全裸のままですよ?

    タオルで拭いたとはいえ身体を預けるって…え、いや流石に恥ずかしいです

    トキ「じ、自分で着替えられます!」

    アカネ「あら…」

    強引にアカネ先輩が用意してくれた部屋着(一応制服っぽい服)を一人で着た私

    トキ「…善意なのは分かりますが恥ずかしいです!」

    アカネ「そ、そうでしたか」

    アカネ先輩も何故かしょんぼりしつつ先程着ていたメイド服にすぐ着替えました

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  • 10ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:43:27

    寝室で私はベットに座り、床に立って何故か私を見守っているアカネ先輩に言いました
    トキ「…アカネ先輩、とりあえずもう帰って大丈夫です。昼食も夕食も冷蔵庫にありますし」
    本音としてはアカネ先輩に迷惑をかけるのは嫌というのもありますが、やっぱりこういうお世話には慣れないんです
    トキ「あ、ちゃんと感謝はしていますよ。ありがとうございます、アカネ先輩」
    流石にさっきだけだと無愛想過ぎて酷いので付け加える様に言っておきました
    アカネ「…嫌です、今日はトキちゃんのお世話をずっとすると決めました」
    えぇ…
    どことなく寂しそうに雰囲気を醸し出すアカネ先輩
    トキ「で、ですが。アカネ先輩も疲れてはいませんか?」
    アカネ先輩は昨日、昼寝にしても数時間以上寝ていましたから
    夜はあまり寝れていなかったのではないでしょうか…ネル先輩みたく、そして無理をさせているかもしれません
    アカネ「私は、大丈夫です。それに…」
    アカネ「……贅沢は言わないので、今日はトキちゃんと、いっぱい一緒に居たいです……」
    トキ「仕方ありませんねアカネ先輩。今日は私の側にいれる事とお世話をする事を許可します」(即答)
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  • 11ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:44:46

    ああ言われちゃったら絶対に断れませんよ、そういうこったでアカネ先輩は今日一日中私のお世話をする事になりました
    それで私、まだ身体は気怠いので寝室のベットで寝ようとしたのですが
    ベットの中にアカネ先輩が潜り込んできました
    アカネ「………」
    えぇ…(困惑二回目)
    トキ「…い、意外ですね。その、これはお世話とか関係なく…」
    私は先生とラブラブ添い寝する為に理由を考えてお布団に潜らせてもらった事がありましたが
    それにしても何も言わないでそれは堂々とし過ぎでは…?
    アカネ「?」
    アカネ「お布団とトキちゃんをあっためているだけです、ちゃんとお世話をしてますよ」
    トキ「!?」
    …なるほど、その手がありましたか。今度会ったら先生に試してみましょう
    それはそうと、むぎゅっ…っとアカネ先輩のぼっきゅんぼんの大きい胸が私の腕に絡みついたり、結局は抱きつかれる形になります
    まあこれを独占できるなんて滅多にありませんし良いですね
    トキ「…………?」
    ほんのり、アカネ先輩のお腹。土手っ腹あたりに当たっていた腕に違和感を感じました
    …ですがその違和感に関しては一度気にしないでおきましょう
    トキ「(うっ…とは言えこれは中々の睡魔が…)」
    結局時間が経つと私はアカネ先輩の抱擁力に負け、寝てしまいました
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  • 12ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:45:50

    それで次起きた時は昼の時間帯、12時です
    アカネ先輩はずっと私が寝ている間にも何故か起きていたそうです
    いや、流石に私よりも抜けているというか、それを通り越して怖いですね
    また朝の時同様にアカネ先輩にあーんして食べさせてもらい、食後の歯磨きもアカネ先輩手動で行いました
    その後、熱を測ったり体調が良好で腹の痛みも対して気にならなくなったのでアカネ先輩から自宅内でのみ自由に動いて良い権限を貰いました
    まあ厳密に言えばアカネ先輩の動く際の補佐が無くなったと言うべきですね、ついてきますけど
    トキ「………」
    それで私はリビングに行き、外に出る気分でもありませんし先生が本当におすすめしてくれた恋愛ドラマでも見ようと思いました
    DVDも貰ってきたので、テレビの電源をつけ、DVDプレイヤーにDVDを入れ、ソファーにぐったりと座ります
    トキ「…あの。アカネ先輩?」
    アカネ「なんでしょうか」
    で、いつのまにか右には私の腕に自身の腕を絡めて離さないアカネ先輩
    いやこれ恋人とするシチュエーションでは?
    トキ「…暇なんですか?」
    アカネ「はい、昼に使った食器の皿洗いも終わったので」
    え、真面目に答えて来ました
    というかもうこれはお世話ではない明らかな私情ですよね、ちょっと嬉しいですけど
    トキ「(うーむ、慣れません)」
    初めて見るアカネ先輩の姿でもありますし、ちょっと慣れないと言いますか
    トキ「ですが…これはなんというか変ではありませんか?」
    おそらくこれがアカネ先輩流のご奉仕なのかもしれませんが多少違和感を抱きつつ言葉を濁していると
    アカネ「変ではありませんよ、それよりドラマ鑑賞なら一人より二人の方が楽しくないでしょうか?」
    トキ「なるほど、確かにそうですね」(納得)
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  • 13ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:46:55

    それで数十分後…
    ナデナデ…と、今は私の所望でアカネ先輩に膝枕してもらいつつ撫でてもらってドラマ鑑賞中です
    アカネ「♪」
    アカネ先輩は少し安堵して表情で私を愛でてくれています
    初めての体験でしたが良いですね、こういうのは言葉に言い表すのは難しいですが
    …それとドラマの内容に関して、自分語りの様ですが喋らせてもらいますね
    なんかピンポイントに言えば学園生活で男性になったリオ様にヒロイン版のヒマリ部長が恋愛頭脳戦を仕掛けるみたいな感じですね
    トキ「(あと姿が本家に地味に似ていますし…)」
    ちなみに今は当時足を骨折しており、その箇所を蹴られて複数人から虐められている怖くて泣いていたヒロイン版ヒマリ部長を男版リオ様は恐怖でただ陰から見ている事しか出来ていない過去の回想シーンです
    流石先生、初めてドラマに悪い意味と良い意味で感情移入できたなと思いました
    トキ「あ、コーラを取ってきてください。私はここ…」
    アカネ「もう持って来ていますよ、どうぞ」
    トキ「(既に準備を……!?)」
    アカネ「ですが半分までです、病み上がりなんですからね?」
    トキ「はい」
    エイミをパシって入手したコーラを片手に飲みつつ、そのままアカネ先輩に愛でられている私はドラマ鑑賞に勤しみました
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  • 14ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:48:12

    そして十分後…ドラマで二人が所属していた生徒会の会議終了後
    外の屋台に昼食を取ろうとツンデレしつつヒマリ部長がさりげなく男版リオ様を誘ってボディタッチ
    ちょっと男版リオ様が無自覚に頬を赤らめてるの良い描写ですね
    ですが。ですがですよ
    トキ「アカネ先輩、流石に反吐が出ます」
    アカネ「同意ですね。私だったら爆弾で吹き飛ばします」
    何やってるんですか、またヒロイン版ヒマリ部長が遠回しに男版リオ様を褒めているのに当の本人が皮肉だと思い込んでいたり
    それで道中、ヒロイン版ヒマリ部長が昔から今も関係を持ってしまって虐めてきた外道が
    無理矢理男版リオ様と引き離してまたヒロイン版ヒマリ部長の事をストレス発散の道具に使うかパシらせたりするか
    ヒロイン版ヒマリ部長はトラウマなのか気弱に萎縮してるし細かい描写含め絶妙にリアリティがある分納得はしますが展開がウザいですね
    …それと奥深いのがヒロイン版ヒマリ部長は変数であった外道との遭遇を想定してなかったのは無意識に怖くて考えたくなかったんでしょう
    男版リオ様と違ってヒロイン版ヒマリ部長は回想や現在に渡り過去についての言及が殆どが無かったんですし、避けている素振りをしています
    トキ「…!?」
    アカネ「…(嬉)」

  • 15ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:49:14

    男版リオ様がヒロイン版ヒマリ部長を奪い返しました
    まさかさっきの回想との対比という事ですか、今度は男版リオ様から動く様になったとは
    トキ「…驚きました。」
    アカネ「なるほど…」
    なんと男版リオ様は防犯ブザーを取り出して、怖がりつつ「鳴らす」と脅したのです。場所が場所なのもあって外道もうまく動けません
    男版リオ様は身体が弱いというか貧弱なので、賢いという本家リオ様のような長所を生かした守り方
    そして男版リオ様が無理矢理ヒロイン版ヒマリ部長を連れ出しました
    トキ「さっきから主人公(男版リオ様)が自己否定が多かった様に見えてネガティブか気弱だと見受けられましたが、それはブラフ…」
    アカネ「…悲観的な思考をしていたという先入観で行動力までが過去回想にリンクしていると無意識に思わせていた、という事ですね」
    トキ「あ、アカネ先輩。撫でる手が止まっているので至急続行をお願いします」
    アカネ「はい♪」
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  • 16ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:50:28

    見終わりました、割と洒落にならない胸糞展開と曇らせが多めでしたが最終的に…いや、ネタバレになるので言うのは控えときます

    トキ「ふむ、一人で見るよりアカネ先輩がいて良かったです」

    アカネ「そうでしょう?思った事や感想を言い合える事が出来るなんて一人だったら無理でした」

    ちなみに結構長くて5時間くらい視聴していました

    それと意外にアカネ先輩もドラマにのめり込んでいました、決して私の事に意識を逸らす事はしてませんでしたが

    アカネ「では、夕食にしましょう。こんな事もあろうかと買い出しは朝に済ましています」

    トキ「わーい、楽しみです」

    そして夕食を…またアカネ先輩にあーんして食べさせてもらいました

    その頃には慣れてきて、ちょっと腑に落ちませんがこういう日もたまには良いと思いました

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  • 17ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:51:41

    就寝時間までの間であった出来事でも、話しておきますか
    お風呂タイムでのお話です
    …ところで、私は一人でお風呂に入るつもりだったんですけどね
    トキ「………」
    アカネ「♪」
    アカネ先輩が堂々と乱入して来ました、もう慣れたのでどうでも良いですが()
    バスルームで、私達は身体を洗った後一緒にお風呂に入っていました
    ちなみにアカネ先輩はそっと私の手だけを握って落ち着いているような…ちょっとよく分かりません
    その手は、力が込められていないにも関わらず放そうとは到底思えませんでした
    トキ「…あ、アカネ先輩」
    リラックスしているだけで特に会話が弾まなかったのですが、何も言わないままだと少し気まずいと言いますか
    アカネ「はい、どうしましたか?」
    今日一日で聞きそびれていた事を聞きます
    トキ「…もしかして先生にもこういう事、してるんですか?」
    アカネ「っ…!?」
    面食らった後に少し恥ずかしがり、まんざらでもなさそうなアカネ先輩
    アカネ「いやいや、流石にしていませんよ…///」
    トキ「(良かったです、アカネ先輩が敵ではなくて)」
    アカネ「……ただ、いえ。今日はたまたま、こうしたかった、気分なんです」
    トキ「?」
    ぎこちなく喋るアカネ先輩に違和感を覚えつつ
    トキ「…そうですか、安心しました」
    相槌を打った私、それ以降は軽く世間話でも交えた後にお風呂から出ました
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  • 18ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:52:43

    就寝時間、明かりを照らしていた照明を消してそろそろ寝る準備を完了させました
    今日は時間が過ぎるのが結構早かった気がします
    ベットではまた同じく私とアカネ先輩で一緒に寝る事になりました
    ちなみに今度は抱きつかれる形では無くシングルベットですが横に並んで寝ています
    普通ならアカネ先輩は帰ると思っていたのですが…今日は私の自宅で寝泊まりするらしいです
    トキ「やっぱり一緒に寝るんですね…」
    アカネ「…嫌でしょうか?」
    トキ「嫌とは言っていません。私が熟睡できる様にお世話してください」(即答)
    アカネ「…そう言ってくれて、ありがとうございます」
    アカネ先輩は何故か、弱い声質でそう答えました
    トキ「…少し、お話でもしませんか?」
    アカネ「?はい」
    アカネ先輩は少し表情に疑問を浮かべましたが、とりあえず了承してくれました
    トキ「今までは、こんな事ってあまり無かったですよね」
    アカネ「…そうですね」
    トキ「ちなみに私は、楽しかったです。アカネ先輩とのお家デート」
    ちょっと揶揄うつもりで言ってみました、昨日のアスナ先輩のような笑いが飛んで来ると思いましたが
    アカネ「……こんな情けない私が、ですか?」
    私が想像していた返し方とは斜め上の返答
    自然と本音が漏れ出してくるアカネ先輩、その意味は…また知る事になります
    トキ「情けない、ですか。私はそうは思いませんよ、アカネ先輩程優しくて後輩想いな人は私が知る限りいません」
    アカネ「………迷惑だとか、ちょっと変だとかは思ったりしませんでしたか?」
    トキ「そんなまさか。迷惑どころか、新鮮で意外にも良かったですよ」
    トキ「…入院した病院でずっと一人だったり、無気力に自宅で籠ったり、退屈だったあの日々とは比較にならない程今日は楽しかったです」
    アカネ「…………それは、良かったです」
    精一杯褒めてみたつもりでしたが、反応がぎこちないです
    トキ「……もう、寝ましょうか」
    アカネ「はい、おやすみなさい…」
    静寂が辺りを包み込み、一人の少女は眠りに落ちました
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  • 19ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:54:12

    (アカネ視点)
    「たずげっっ……ああぁっっでぇっ……せんぱぁあ…あああっ……ぃぃ……ひぐっ…ごほっ…」
    「ごべっ…ひっぐ…なざぁ…ああっ…いっ…ねるぜんっ……ぁば…ぁぃ……わだじっ…わるぐっ…ぅぅ…ぁぁぁぁ…」
    「ぁぁっ…い…だがっ………らっ…はぁ…あぁぁぁあっっぁ…」
    「ひっぐ…ごっほ…だれでっ…ごほっっ…わだっぁぁ……はぁぁ…あっ…あぁぁっぁ…」
    「だずっ…ひぐっ……あぁっぁぁ……やだぁ…ごえっごほっごほ…ひっぐ…ぁぁぁ
    光を放っていた機械の電源が急に落ち、まるで先程までの光源は暗がりに置き換わって、生き物に例えたら生気が感じられない
    そんな風に、冷たく聴こえたくる
    昨日は、何も無かったのに。
    ————————————なんで、今日に限って。また、出てくるんだろう
    受け入れたくない、怖くて、そして”もしも“そうなっていたかもしれないあの姿
    冷たくて、取り返しがつかなくて、穢れていて、もう会えない事を明白にさせるあの姿
    目に入るだけでどうにもならない事を、あの日に見送って返してくれた笑顔が、本当に最後なんだって、悟った
    そんな悪夢
    それと平行して、”今回“の生き地獄と化した結果も、思い出したく無い私に見せてきた
    いつもの余裕そうな態度が崩れ落ち、恐怖で泣いて、嫌な結末を迎えそうになって、暗く汚い路地裏で一人で、死を待ち続けて。
    だけど最後まで自分がボロボロになっても大切な物とヒマリ先輩が託した物を無駄にはしない様に、傷ついたという言葉だけでは語れない体で無理をし続けたあの姿

  • 20ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:55:35

    …今回は結果的に、アスナ先輩が可愛い後輩の命を救ってくれた
    それに比べて、あの時、私は頑張ったけど、何も出来なかった。
    ただ見当もつかずに探し回って空回りしただけ
    それで時間が経って。やっと部室に顔を出してくれた後輩にあった心のヒビを、最初に出会った部員である私が深刻化させた
    …私はトキちゃんにあの日みたいに普段通りの表情を見せれずに、しかも私のせいで謝らせた
    一方の私は堪え切れずに泣いて、どうにもならないのに謝った
    しかももっと情けない事に、一番辛いはずのトキちゃんに慰められてしまった
    それに応えようと…あんな姿で、もう遅かったけど褒めたり労おうと言葉を搾り出して言った…私が自覚するくらい説得力なんて全くないのに
    そして、酷い事に。
    最初の再会で抱きついた時は、確かにトキちゃんを安心させたいが為に優しく抱きついたつもりでした
    でもそれ以上に生きている、私も安心したい、それを実感したかったのもありました
    これ以上私を押し潰してくる恐怖を紛らわせたかったのもありますが…
    …本当に、怖かった
    初めての経験だったんです
    私達の日常にいつまでも変わりなく居ると思っていて、とても強くて信頼していた可愛い後輩が……
    …あの日にそのまま普段みたいに送り出して。

  • 21ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:56:38

    その次に聞いた声が、泣き叫び、必死に私達に助けを求め、そうして最後に不安と悲劇を予感させた銃声でそれが遮られた
    私はそれを聞いてしまった時、しばらくの間これが単なる夢ではないと理解しつつも状況を受け入れるという事が理解できませんでした
    そして見送ったあの時以降の物理的な再会、私は見てしまったその姿から見える結末を察して…
    不甲斐なさや怒りよりも先に…絶望と罪悪感が混合した申し訳なさが勝ったと同時
    …あの瞬間、私がいつも通り過ごしていた時に、数時間前に誰かが手を差し伸べられて助けられるはずだった範囲で、死にも等しい恐怖を味わっていた後輩が居たという事実
    それを心に味わってしまった
    …それから私は、もしも友人や、特に…トキちゃんが私から離れたら
    また、次に会う”時“があの傷ついた姿での再会になってしまうんじゃないかって、あり得ないのに考えてしまうんです
    …私は、お世話と称した自分の身勝手を突き通しました
    重い感情だし、言い訳になるかもしれませんが、本当に…トキちゃんと居る時間は、笑ってくれるトキちゃんの姿が今の私にとって一番安心するんです
    その時間は、私が唯一普通に話せて…心配したり、気遣ったり、普段通りに当たり前の事をできました
    …本当は昨日だって、本当はずっとトキちゃんと一緒に居たかったし…でも、私自身のせいで迷っていたんです

  • 22ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:57:54

    寝る前に溢れかけた本音が、その答えでもありましたが…

    …だから、今日…またこんなに酷い夢を見てしまったのでしょうか


    ”…どうして、私はこんなに…頼りに、ならないんですか……“


    過去を振り返れば、私は。トキちゃんにとって頼れる先輩では…無いのかもしれません

    優しいだけで、怖がってしまって、そして後輩には全て、これからの事を抱え込ませてしまう

    …それにあの時、善意を込めて差し伸べたあの手を、振り払われてしまったという事実があるから。自信がもう…無いんです

    もっと私が頼り甲斐がある先輩だったら…あんな未来を、回避出来たかもしれないのに

    後悔と、嫌に残ったあの声と、姿が。記憶と私の心に残るなんて、絶対に……ないのに……

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • 23ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:58:54

    …自身の身体の内部から心拍数が急激に上がって、受け入れなければならない現実を感じ、現世に戻ってきました
    「はぁ……はぁ……ひぐっ………はぁ…はぁ…」
    深夜に目を覚まし、反射的に上半身を飛び上がらせました
    トキちゃんが近くで寝ているかもしれないというのに、漏れ出す声という本音を必死に抑えた
    これで何回目だろうか、こんな夜を迎えるのは、全く慣れない
    …だから、なるべく寝たくない
    またこんな気持ちを仕事や掃除で紛らわせるのが、あれ以降の私だった
    気分を落ち着かせる、何度も言い聞かせます
    「…はぁ…ヒグッ…ごほっ……はぁ…」
    「…はぁ…………………はぁ………」
    何度も振り返ってきた感情でした、受け入れる自信が無かったから…逃げていたから、それを自覚してしまって…
    また、あんな悪夢を見てしまったんですかね
    「…はぁ……………」
    少し、頭でも冷やそうと動く為に周囲に意識を配ります
    それが、また先程の恐怖を植え付けられるとは…思いもしませんでした
    「…………………ぇ…………」
    トキちゃんが、居ない。隣に居たはずの、トキちゃんが
    また、違うかもしれないのに浮かんでくるあの姿が私に冷静という感情を失わせます
    「……………!」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • 24ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 12:59:58

    (トキ視点に戻る)
    トキ「ごくっ…深夜のコーラは格別に美味しいです」
    私は寝室からアカネ先輩が起きない様にこっそり抜け出し、暗いリビングでコーラを飲みつつソファで寛いでました
    昼寝をしたので眠くなかった、というのもありますが殆ど今日の時間は一人でダラダラする機会がなかったというのも関係しています
    トキ「……ふぅ」
    少しひと段落してため息をついた私、少し考え事をしていました
    単位は大丈夫とはいえ学園生活に関してはもうそろそろ復帰しようと思っていますが…
    あ、やっぱりまだ休学期間残り一週間はセミナーに通っている状態なのでその間はシャーレとゲーム開発部の部室で遊び尽くしましょうか
    トキ「……そろそろ戻りますか、別に寝れなくても先生とのモモトークという…」
    次の刹那、私は寝室の扉が開かれたことを察知しました
    「っ…………………………?」
    私は一瞬見えたベージュ色のサラサラな髪ですぐに分かりました
    トキ「(…あ、まずいですね)」
    多分アカネ先輩です、そして今の私はコーラの糖分で頭の回転率が通常の数十倍までに膨れ上がっています
    そう、今の状況…深夜にコーラを飲んでるなんてアカネ先輩にバレたら普通に説教されますね
    寝室に居ない時点で怪しいかもですけど
    シュッ……
    こういう時は潜伏に限ります、咄嗟に私はソファーに隠れてコーラも机の下に隠しました
    トキ「(…さて、このまま何もなかったように寝室へ戻って…)」

  • 25ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:01:51

    そのままこっそり隙を見計らって寝室へ戻ろうと思いましたが…
    「……………ちゃ……どこ…に………」
    トキ「…?」
    聞き覚えのある声質にか細い声が聞こえてきました、それも只事ではない…
    チラッと美少女フェイスをソファーから出してみます
    トキ「……!?」
    おどおどした様子で、暗くて表情はぼんやりとしか見えませんが…
    震えた声質で明らかに泣いていたアカネ先輩
    「…ど……こに…ひっぐ…いるん……ですっ…か…?」
    トキ「あ、アカネ先輩!?」
    私はソファーから飛び出してすぐにアカネ先輩の元へ近寄りました
    アカネ「と、トキ…ちゃ…?」
    至近距離だからこそ分かる、ぐちゃぐちゃに泣き腫らして見るに耐えない酷い表情
    ただ私を見た瞬間、少し和らぎます
    トキ「あ、ちょっと寝れなくてソファーでくつろいでいただけで…と、とりあえずソファーにでも座ってリラックスしましょう」
    しれっとコーラに関しては隠蔽しつつ、変な言い方になってしまいましたがアカネ先輩を一旦ソファーに移動させようと思います
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • 26ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:03:07

    そういうこったで泣き止む事はなかったアカネ先輩ですが、少し喋れる程度には回復しまあいた
    そして私と一緒に横に並んでソファーに座っています
    トキ「…何が、あったのですか?」
    私はアカネ先輩になにがあったのかを問います、状況を理解したかったので
    アカネ「…そ、そ……の……ぐすっ……ひぐっ……」
    トキ「(…どど、どうしましょう)」
    …ハッ、そうですねとりあえず抱きついてあげましょう(?)
    以前の経験談からそう思考が働く私、それくらい私はアカネ先輩の泣く姿はもう見たくなかったのもあります
    トキ「あ、アカネ先輩の大好きなパーフェクトボディを持つトキちゃんのスキンシップですよなので泣き止みましょう?」
    また、私は半ば強引に変な言い方をしつつ二日前と同じくアカネ先輩に抱きつこうとしてそういう素振りを見せた時
    アカネ「だ、だい、じょう……ぅ…ぐすっ…ぶ……で…ひっぐ………です…」
    そう言うとアカネ先輩は申し訳なさそうな素振りをして、弱い力で優しく私を突き放して私から距離を取ります
    …それには私のお腹の傷を含めた気遣い、自分を取り繕うとしていた事の表れだったそうです
    トキ「!?」
    トキ「………」
    私はそんな想いも知らずに面食らって、少しの間アカネ先輩の前で黙ってしまい、どうするべきか思考を働かせるのに時間が掛かります
    トキ「……あの…」
    そして私が何か言う前に、アカネ先輩はこう言いました

  • 27ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:04:19

    アカネ「……しん、ぱい……で…私は………ただ……っ……それで…ぇ……ひぐっ………ぃぇ…」
    トキ「え………?」
    …私は焦りを浮かべました、無意識に何故かあの大嫌いな予感が感じたんです
    アカネ「……気にし、ないでっ………下さぃ…ただ……私が、心細いせいで…っ……なので……」
    少しだけ支離滅裂ですが必死に言葉選びを迷った上でアカネ先輩そう発言しているのでしょうか
    トキ「…ど、どう言う事ですか? 私は…よく分からないです…教えて下さい、何か…あるなら…」
    いつのまにか聞き返してしまった、私は納得できなかったと同時に絶対見過ごせないと思ったんです
    アカネ「…わ、私が……情け無いから…勝手に、不安で…泣きっ……だして…だから…ぁ…」
    トキ「……………」
    それを聞いても私には分かりません、でも唯一分かったのは…
    自分一人で抱え込んで我慢していると言う事だけ
    トキ「(……まるで、ネル先輩みたいな)」
    その一瞬、私は思い出しました
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    「…ごめん………守ってやれなかった、あたしが…………弱いから……」
    弱音を吐いたんです、そんな事言ってもどうにもならない事を悟っていると言うのに
    泣いてる姿だなんて、飛鳥馬トキに見せる姿ではないのに、でも精神的に耐え切れなかったんです
    先輩も、負い目があったから。私と同じく、漏れ出してしまった
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • 28ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:05:20

    …もしかしたら、同じかもしれない
    トキ「っ…!」
    何故今になって泣くのかは分かりませんが…それを考えるのは後です
    トキ「…アカネ先輩」
    アカネ先輩が泣く事に直結した理由、それは…
    負い目があって、その要因は自身の情けなさや申し訳なさがあるからこそ泣いて、漏れ出した
    弱音は吐かなくとも、あの優しい先輩は言葉に出さないだけで強がっているだけかもしれません
    …または、不完全に取り繕っているだけ。
    トキ「…聞いてください、アカネ先輩」
    アカネ「…?」
    アカネ先輩は自身の情け無い顔は見せようとせず、俯いたまま私の言葉に意識だけを向けます
    ゆさっ…と、今度は何の了承を得ず、無言でアカネ先輩を私に抱き寄せました
    そして感じたのは、朝に感じた違和感の正体…激しい心拍音
    ですが私が触れ合ったおかげか、段々と緩やかに落ち着いてきます
    アカネ「え、あ………」
    弱々しい声質なのは変わらないまま、素っ頓狂な声を出すアカネ先輩
    ですが抵抗をする訳でもない
    トキ「……一人で抱え込んだり、無意識だとしても無理をするのは…とても辛いですし、良い事なんてありませんよ」
    アカネ「…ぐすっ…で、でも……」
    自身に納得はできなさそうなアカネ先輩、それに対して私は抱きつつ優しく頭を撫でました

  • 29ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:07:38

    トキ「…私は、アカネ先輩以外にも無理をして誰かを泣かせ、故意ではないにしろ傷つけた事があります……」
    それを聞いたアカネ先輩は一瞬目を見開きます
    トキ「それが苦しくて、私自身を蔑んで卑下したこともあります。それを誰かに暴露するのも…」
    アカネ「っ…!」
    トキ「これ、打ち明けるのはアカネ先輩が初めてなんです。本当は誰にも言いたくなくて、隠していました」
    実際にはこんな状況でなければ言う必要が無かっただけですが…
    トキ「こんな情け無い私を、受け入れてくれますか?」
    アカネ「…わっ……だじ……は……」
    トキ「…受け入れるなら、あの時みたいに私に抱きついてください。私は、それが一番嬉しくて安心します」
    それに応答したかのように、ぎゅっ…とアカネ先輩は私を抱きしめ返しました
    言われるがまま、と言えばそれ以下でしかありませんが…だとしても、遠慮はありません
    そして私は…アカネ先輩に、言います
    「…普段通りとは行かなくても、自分を曝け出して接していいんですよ」
    「それがどんな形であれ、私にとって、一番安心できる事ですから」
    私を何度も救ってくれた言葉を、今度はアカネ先輩にあげました

  • 30ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:08:43

    トキ「…今度はアカネ先輩の番です、ゆっくりで良いですから…今の私を頼って、アカネ先輩の悩みを…教えてください」
    それが合図のように、アカネ先輩はもっと泣き出して、私に心を打ち明けてくれました
    「ごわぐでっ…ゆめっみで…ごほっごほ…わたじ…トキぢゃんが…ぁ…ううっぐすっ……もうぅっぐす…」
    トキ「………」
    …夢、ですか。最近アカネ先輩は寝不足だったのは…いえ、よっぽど嫌な夢でしたよね
    何も言わずに私はアカネ先輩の頭を撫で、強く抱きしめました
    「いっじょにっいたっ…あぁぁぁ…でずっ……もうっいやでっ…ぇぇえっ…めをばなじったら…まだぁぁぁ…あぁ…ごほっごほっ…」
    「…いなぐっならないで…くだざぃ…うぅぅぅ……だよりにならなぐでっ……でも…おねがいでずがらぁ…ぁぁ…わだじを…ひぐっ…たよっで…くだざい…」
    トキ「(…これからは、心配をかけませんし絶対に頼ります)」
    …アカネ先輩は本当に優しいですね、だから私は情け無いです
    その優しさをアカネ先輩が自分自身で苦しめ、ここまで放置していたんですから
    トキ「…もう大丈夫ですよ」
    アカネ先輩が泣き疲れて、安眠するまで私はずっとアカネ先輩のそばに居ました
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ん、ここで一旦区切って昼ご飯食べてきます

    じゃ、またね。感想とかくれたら嬉しい

  • 31二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 13:13:35

    おかえり…それと

  • 32ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:18:05

    保守(一旦40まで定期的に)

  • 33ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:19:16

    >>31

    ただいま

  • 34ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:20:21

    保守

  • 35ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:25:05

    保守

  • 36ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:27:20

    保守

  • 37ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:29:51

    保守

  • 38ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:34:47

    保守

  • 39ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:37:07

    保守

  • 40ブラックシャツ(誤字あるかも)25/06/22(日) 13:41:00

    では、夜か明日に浮上します

  • 41二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 13:51:30

    思ったんだけど、これ別にトキがレ◯プされたって勘違い無しで単に重症で死にかけただけでも展開的には変わらん説ない?多分違うだろうけど

  • 42二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 14:11:23

    >>41

    トキの精神面の考慮っていう重要な要素があるからね

    だからそういうレイサされたって事実(勘違い)があるから曇ったりする

  • 43二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 14:45:49

    >>42

    あーね

  • 44二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 16:30:47

    保守

  • 45二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 17:15:11

    保守

  • 46二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 18:21:38

    保守

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