- 1スレ主(先生っち)25/06/22(日) 14:12:37
- 2スレ主(先生っち)25/06/22(日) 14:13:43
【これまでのあらすじ】
天川の地に暗躍する"ちびぬい"を倒し、世界を救う冒険に出た美鈴と手毬。囚われていたことねを仲間に加え、ついに敵の首魁、まおぬいの下へ辿り着く。
ちびぬいに攻め込まれた初星学園でも、邦夫や学Pを含む総力戦が勃発。広の戦略で民衆を味方につけた今、戦況はアイドル優位へと傾きつつあった。
まおぬいから"世界の半分を欲しくはないか"と問われ、強い否定とともにまおぬいを倒した美鈴と手毬。本物の麻央を抱え、負傷したことね。不敵に笑うまおぬい……。
天川全土を巻き込んだ大事件の終幕は近い。 - 3スレ主(先生っち)25/06/22(日) 14:14:55
【その他】
・戦闘時は必ずすばやさ順に行動する
・死亡したら、せかいじゅのはを使って2ターン後に復活する
・どちらも死亡してしまったら、はみ出しBAD ENDを迎える
・戦闘時に使うスキルカードはダイスで決定する - 4スレ主(先生っち)25/06/22(日) 14:16:01
【秦谷美鈴 特訓 & 才能開花 4】
HP150 MP75 すばやさ20
〈スキルカード〉
・輝け！+
(消費MP7 / 全力時のみ使用可能、25×2ダメージ、全力値+4)
・積み重ね+
(消費MP2 / 全力値+2、全力時35ダメージ)
・アッチェレランド+
(消費MP4 / 12ダメージ、全力値4)
・屋上からの景色+
(消費MP7 / 全力値+3、ダメージ量+9、3ターン消費MP0)
◯全力値が5以上になると全力状態としてダメージ2倍
◯全力時、本家学マスと同様に2回行動が可能
◯全力時、必ず最大打点のアクティブカードを使用する
◯固有カードの性能を一部強化
(仕様上、3ターン目から全力ループ可能)
せかいじゅのは：残り0枚 - 5スレ主(先生っち)25/06/22(日) 14:17:06
【月村手毬 特訓 & 才能開花 4】
HP150 MP75 すばやさ14
〈スキルカード〉
・コール&レスポンス+
(消費MP6 / 15+40ダメージ)
・祝福+
(消費MP4 / 40ダメージ、2ターン間ダメージ1.5倍)
・飛躍+
(消費MP2 / 13+15ダメージ)
・魅惑の視線+
(消費MP0 / 5ターンの間ダメージ2倍、消費MPを半減)
・それぞれの道+
(消費MP4 / 21ダメージ、集中+7)
◯集中+5状態で戦闘を開始
◯カードの性能を一部強化
せかいじゅのは：残り1枚 - 6二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 14:25:56
「やった……の？」
「待ってくださいまりちゃん、何やら様子が……。」
『ふ、ふふふふふ、あは、ははははハハハハハ！』
ボクがこの程度で終わるわけがない──！
ボクは有村麻央だ。アイドルの力を宿した、可愛くてカッコいい無敵の存在だ。天川を掌握し、この世界に創り上げよう。ボクたち、ちびぬいだけの理想郷をね！
『さあ、ここからが本当の戦いだよ！』 - 7二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 14:34:05
【有村麻央 特訓6 & 才能開花4】〈第二形態〉
HP620 MP∞ すばやさ47
〈スキルカード〉
・意地+
(集中+5)
・トークタイム
(27ダメージ)
・覚醒+
(全体に4ダメージ、集中+6)
・魅惑のパフォーマンス+
(以後4ターンダメージ2倍、次ターン対象に30ダメージ)
・盛装の華形+
(全体に38ダメージ)
◯カードの性能を一部強化
◯ラスボス補整、使い切りカードも何度でも使用可能
◯絶好調の倍率の重複はなし - 8二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 14:45:38
美鈴 HP150 MP75
手毬 HP150 MP75
「なんだよこれ……なんなんだよこれ！？」
あたしは、ただ立ちすくむことしか出来なかった。怪我を理由に……なんて、言い訳でしかない。本気を出したあの偽物の麻央センパイから放たれる圧倒的なオーラ。あたしじゃ、絶対に敵わない……。
────いや、そんなこと、言ってられるかよ！あたしにだって、出来ることがあるはず。敵を目の前にしてやったことは、ただ怯えて隠れてただけでした。なんて、そんなんであたしのスターに顔向けできるわけ、ねーだろ！！
「うぐ……こ、ことね？」
「麻央センパイ！」
「ボクは…、一体……。」
「麻央センパイ、起きてそうそうで申し訳ないんですけど、力、貸してくれませんか！？秦谷さんと手毬が、戦ってるんです。あたし達も、戦わないと！」
「ぐっ…、少し傷は痛むが、動けるよ。後輩が命を懸けて戦っているのに、ボクが何もしないわけにはいかない。ことね、ボクと一緒に戦ってくれ！」
「もちろんです！」
『さて、まずは美鈴、手毬、君たちから葬ってあげるよ！』
「美鈴、来るよ！」
「はい！」
まおdice1d5=1 (1)
1.意地+
2.トークタイム
3.覚醒+
4.魅惑のパフォーマンス+
5.盛装の華形+
(攻撃対象dice1d2=2 (2) ) 1.美鈴 2.手毬
- 9二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 14:51:08
まおの 意地+！
集中+5
『確実に仕留めるには準備が必要だ、少しだけ猶予をあげよう。』
「随分と悠長なんですね、足元を掬われても知りませんよ！」
美鈴dice1d3=2 (2)
✕輝け！+
1.積み重ね+
2.アッチェレランド+
3.屋上からの景色+
ことね援護dice1d5=5 (5)
1〜4.失敗
5.成功
麻央援護dice1d5=3 (3)
1〜4.失敗
5.成功
- 10二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 15:00:53
美鈴の アッチェレランド+！
まおHP620→608
全力値+4
『随分とちっぽけな攻撃じゃないか、足元を掬われるのは果たしてどっちだろうね？』
「わたしはスロースターターですから、この位でいいんです。2ターン後にも、同じことが言えますか？」
『ふっ、2ターン後にも君が生きていたら………っ！誰だ！』
ことねの 虹色ドリーマー+！
好印象+3
以後まおに3×レス回数分のダメージ！
「……あたしだってなあ、おまえには結構な恨みがあるんだよ。ジワジワと、削り取ってやる！」
『………っ、やってくれるじゃないか、ことねぇ…！！』
「ねえ、ことねの方ばっかり見てていいの？こっちにも気を配った方がいいんじゃ、ない！！？」
手毬dice1d5=2 (2)
1.コール&レスポンス+
2.祝福+
3.飛躍+
4.魅惑の視線+
5.それぞれの道+
ことね援護dice1d5=5 (5)
1〜4.失敗
5.成功
麻央援護dice1d5=1 (1)
1〜4.失敗
5.成功
- 11二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 15:09:16
手毬の 祝福+！
まおHP608→577
2ターンの間手毬の与ダメージ1.5倍！
ことねの好印象発動！
まおHP577→571
『……厳しいなあ手毬、少しは美鈴を見習ったらどうだい？』
「私は、私のやり方で戦う！あなたに何か言われる筋合いなんてない！」
「そうだぞ、いけ手毬ぃ！あたしだってやってやらあ！」
ことねの(文字通り)200%スマイル+！
好印象+6、現在好印象12
まおHP571→547
『黙って聞いてれば、好き放題言ってくれるね君たちは！ボクの真の力、骨の髄まで味わい尽くすがいいさ！』
まおdice1d5=3 (3)
1.意地+
2.トークタイム
3.覚醒+
4.魅惑のパフォーマンス+
5.盛装の華形+
(攻撃対象dice1d2=1 (1) ) 1.美鈴 2.手毬
- 12二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 15:15:12
まおの 覚醒+！
美鈴HP150→141
手毬HP150→141
まお集中5→11
『まだまだこれからさ……。』
「それはこちらも同じです。まりちゃんや藤田さんだけではありませんよ、わたしの技も受けてもらいます！」
「本気を出した美鈴は凄いよ、あなたなんて、すぐに倒してあげるから。」
美鈴dice1d1=1 (1) (最終決戦補整)
✕輝け！+
✕積み重ね+
✕アッチェレランド+
1.屋上からの景色+
ことね援護dice1d5=4 (4)
1〜4.失敗
5.成功
麻央援護dice1d5=2 (2)
1〜4.失敗
5.成功
- 13二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 15:22:12
このレスは削除されています
- 14二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 15:23:35
美鈴の 屋上からの景色+！
「わたしで満たして」
全力値+3、ダメージ量+9、3ターン消費MP0(残りMP71)
次ターン全力状態
ことねの好印象発動！
現在好印象15
まおHP547→532
『な、なんだ、纏うオーラがこれまでとは別物に……！』
「さあ、次にあなたが見ている景色は、足元の地面かもしれませんね。」
「美鈴だけじゃないよ、私の技も魅せてあげる！」
手毬dice1d4=3 (3) 集中5 ダメージ1.5倍
1.コール&レスポンス+
2.飛躍+
3.魅惑の視線+
4.それぞれの道+
ことね援護dice1d5=3 (3)
1〜4.失敗
5.成功
麻央援護dice1d5=2 (2)
1〜4.失敗
5.成功
- 15二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 23:03:23
保守
- 16二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 03:41:28
今週中には完結かね保守
アイドル達（あとダイスくん）頑張れ！ - 17二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 08:25:36
保守
- 18二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 16:10:34
保守
- 19二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 22:53:35
麻央センパイの援護がなかなか決まらないのリアリティある……
やはり手負いの状態では辛いか - 20二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 23:16:47
手毬の 魅惑の視線+！
5ターンの間ダメージ2倍、消費MPを半減(残りMP71)
祝福と合わせて次ターンの与ダメージ3倍
ことねの好印象発動！
現在好印象18
まおHP532→514
「みんなを傷つけたら───殺すから。」
(こちらを射殺すような目つき……美鈴に続いて手毬まで纏う雰囲気が一変した……！ボクのことねを倒してここまで来た奴らだ。力量は確か。)
『じゃあ、すぐに殺してあげるよ。……君がそんなことを考える暇すら生まないようにねえ！』
まおdice1d5=4 (4) 集中11
1.意地+
2.トークタイム
3.覚醒+
4.魅惑のパフォーマンス+
5.盛装の華形+
(攻撃対象dice1d2=1 (1) ) 1.美鈴 2.手毬
- 21二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 23:23:40
まおの 魅惑のパフォーマンス+！
以後4ターンダメージ2倍、次ターン美鈴にダメージ
「……！美鈴に、何をしたの！遊星が周りを煌めいて───。」
『強力な自己強化を扱えるのは君たちだけじゃあないんだ。トップスターの輝きは、月の亀すらも焼き焦がす！』
「麻央先輩を愚弄しないでください、人を傷つけることがトップスターだなんて、そんなことは認めません！───満たして、輝け。」
美鈴dice1d1=1 (1) (全力状態の最大打点)
1.輝け！+ →積み重ね+
ことね援護dice1d5=4 (4)
1〜4.失敗
5.成功
麻央援護dice1d5=3 (3)
1〜4.失敗
5.成功
- 22二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 23:39:54
美鈴の 輝け！+ ！
まおHP514→396 [ {(25+9)×2}×2]
美鈴の積み重ね+！
まおHP396→308 (35+9)×2
全力値+6で次ターン引き続き全力状態
ことねの好印象発動！
現在好印象21
まおHP308→287
『………ぐああっ！！？』
「残念、地面を眺めさせることは出来なかったみたいですね。」
『美鈴、貴様ぁ…………！』
「まあ、口調を繕う余裕もなくなってきましたか。因果応報とはいえ、哀れなものです。………まりちゃん、続いてください。」
「ふん、美味しいところは私が貰うから。……これ以上有村先輩を騙らないで、目障り。」
『ボクはまだやれる！ボクは……ボクはぁ！！』
「………有村先輩は常に人のことを考えてくれる、優しい先輩なの！あなたごときが、そんな人に泥を塗るなあああああ！！」
手毬dice1d3=1 (1) 集中5 ダメージ3倍
1.コール&レスポンス+
2.飛躍+
3.それぞれの道+
ことね援護dice1d5=3 (3) 麻央援護dice1d5=3 (3)
1〜4.失敗 1〜4.失敗
5.成功 5.成功
- 23二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 23:51:01
手毬の コール&レスポンス！+
まおHP287→92 {(15+5)+(40+5)}×3
ことねの好印象発動！
現在好印象24
まおHP92→68
『あっ、が、ぐふっ………』
「……驚いた、まだ息があるんだ。生命力だけは褒めてあげるよ。」
(な、なぜだ……なぜだっ！この一瞬で、ここまでの力を引き出すなんて！！)
『ただのアイドルに、こんな芸当が、できて、たまるかっ…。』
「ただのアイドル？不正解です。仲間を傷つけられて義憤に駆られた、本気の初星学園のアイドルです。」
「もしかして、自分が相手にしているのが誰か、まだ分かってなかったの？秦谷美鈴と月村手毬に、ちびぬいなんかが敵うわけないでしょ？」
『───まだだ、まだボクのターンは残ってる！見てろ、後悔させてやる。ボクの理想をここまで粉々にした報いを受けろ！！』
まおdice1d5=4 (4) 集中11 ダメージ2倍
1.意地+
2.トークタイム
3.覚醒+
4.魅惑のパフォーマンス+
5.盛装の華形+
(攻撃対象dice1d2=1 (1) ) 1.美鈴 2.手毬
- 24二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 23:58:01
前ターンの魅惑のパフォーマンス+発動！
美鈴HP141→59
まおの 魅惑のパフォーマンス+！
次ターン美鈴にダメージ
「……それで終わりですか？」
『バカな……バカなっ！ボクの攻撃を受けてなぜ平然としていられる！？星は堕ちない、輝きは消えない！ボク達の夢は、こんなところで終わっていいはずじゃないんだ！！』
「御託はここまでにして、終わらせましょうか。」
『いやだ……、いやだあああああああああああ！！』
「さようなら」
美鈴dice1d1=1 (1) (全力状態の最大打点)
1.積み重ね+ →アッチェレランド+
ことね援護dice1d5=4 (4)
1〜4.失敗
5.成功
麻央援護dice1d5=5 (5)
1〜4.失敗
5.成功
- 25二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:08:02
美鈴の 積み重ね+！
まおHP68→0
まおを 倒した！！！
ボク、 は ち び ぬい、 の
せ か い を
──────。
「す、すげえ………あたし達を苦しめ続けたアイツを、あんなに余力を残しながら………。」
「───あっけなかったね、あいつの、最期。」
「……これで、わたし達の戦いも終わりですね。───ふう。」
「ことねも、ありがとね。その、援護してくれて。あれのお陰で、早くに決着がつけられた、と、思う……。」
「いやいやお前らがやべーんだって！あたしは、ただ二人のあとからチクチクしてただけだし………待て、
秦谷さん！！
……？
上！！！！危ない！！！！！！ - 26二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:19:36
「あれは……！あいつが死ぬ直前に放った魅惑のパフォーマンスの残滓！もしかして、まだ美鈴を狙って……！しかも、私、急に疲れが……！」
「マズいです……！身体が、言うことを、聞かなくて……！安心しきったら力が抜けて………。」
「待って！やだ！美鈴！もうあなたのせかいじゅのはは残ってないの！……くっ、動け！動いてよ！私の足！今美鈴を助けられないなら、何の意味があるの！」
「………。まりちゃん、わたしは、ここまでのようです。」
「………なに、言ってるの。」
「最期に、あなたがわたしを見てくれてよかった。わたしが、あなたの中で生き続けられれば、ずっとわたしを見ていてくれますよね。」
「馬鹿なこと言わないでよ！私は、美鈴が隣にいないなんていやだ！知ってるでしょ！？私が、美鈴がいないと生きていけないことくらい！勝手に、私を置いていこうとしないでよ！」
「……ごめんなさい、本当に。でも、動けないんです。受けた傷も安心感も、思ったよりも強くて。」
「やだ…やだよぉ……みすずぅ………」
「わたしも、イヤです。このまま、まりちゃんを、置いて、いくことが……っ！わたしだって！まりちゃんと、ずっと一緒にいたかった……！──────笑って、お別れしましょう。仲直り、です。」
遊星が、堕ちる。美鈴めがけて。
さようなら、まりちゃん────。
「────させない。」 - 27二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:21:17
麻央パイの魅惑のパフォーマンスはこの世で一番つよそうだもんな
- 28二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:24:00
ボクの、手にした答え。
………スターライトッッ！！！！！ - 29二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:31:43
このレスは削除されています
- 30二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:32:48
「………………。」
「…………あ、れ、？」
「間一髪だったよ。間に合ってよかった。ボクを檻から救い出してくれたお姫様。」
「ありむら…せん、ぱい？」
「ボクは、先輩失格だね。可愛い後輩を、ここまで危険な目に遭わせてしまった。守りきれて、よかったよ。」
「…ありがとう、ござい、ます。まりちゃ……きゃあっ！」ｶﾞﾊﾞｯ
「うわああああああああああああん！！！！みすずのばかっ！！あほっ！！まぬけぇ！！！みすずなんでだいっきらい！！！！いきてて、よ゛かったあああああ！！！ふえええええええええん！！！」
「ま、まりちゃん……落ち着いてください……！」
「きらいっ！！だいっきらいっ！！！！やくそくやぶろうとしたみすずなんて、きらいっ！！！！わあああああああああん！！」
「ご、ごめんなさい、まりちゃん、だから、その、抱きつくのを、やめてください………！」
「麻央センパイ……さすがです。」
「ボクは君たちが戦っているのを、ただ見ていることしか出来なかった。これが、せめてもの恩返しになっていたらいいな。」 - 311◆xoztBPC5B6fW25/06/24(火) 00:40:47
麻央さんが最後に援護成功ダイスを出してくれたので救うことが出来ました。明日から少しづつエピローグに続きます。
- 32二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 06:58:34
メイン二人は言うまでもなく序盤から援護ロール成功させたお陰で無視できない攻撃力を発揮したことねと最後の最後で王子様の面目躍如を果たした麻央の活躍とまさに全員での勝利だったな
- 33二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 15:09:23
保守
- 34二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 23:50:16
最終ターンに援護dice成功とは粋な🎲神でいらっしゃる！
発動に時間がかかる溜め系の大技だった、みたいな想像もできる
- 351◆xoztBPC5B6fW25/06/25(水) 02:30:17
ごめんね、更新の前にちょっとだけ分岐決め
まおぬい亡き今、他のちびぬいはどうなる？
dice1d3=1 (1)
1.Happy End
2.Normal End
3.Bitter End
出す機会のない設定の数々も小出しにできたらいいな(願望)
改めて明日から書いていきます
- 36二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 03:15:40
ちびぬい達もちゃんと救いのある終わり方になりそうな保守
- 37二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:39:28
保守
- 38二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 21:50:01
りんはぬいとてまりぬいも生き残れそうで良かった…
- 39二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 00:11:43
保守
- 40二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 01:25:53
続きが楽しみすぎる
- 41二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 09:26:32
後日の展開が楽しみすぎる
- 42二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 14:49:25
保守
- 43二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 20:19:06
保守
- 44二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 00:10:00
保守ありがとうございます！お待たせしてすみません。
ちょっと他のSS書いたり強化月間回したりしてました。
「もう……まりちゃん、機嫌を直してください。」
「ふん！」
「さて……ボクのぬいはこれで完全に撃退したものとして、これまでに起こった事態はどう収拾をつけるべきなんだ？」
「そーですよね、初星学園だって今どうなってるか分かりませんし……。」
「今わたし達に出来ることといえば……あら、いつの間にか篠澤さんからラインが届いていました。」
『ミッションコンプリート。初星学園に侵攻してきたちびぬいは全て鎮圧完了した、よ。返答待ってる。』
「……だそうですね。」
──────────────
「燕、そっちはどうかしら？こちらは完璧よ。」
「ああ、残党がいる様子もない。これで全てだ。」
「お姉ちゃん！あたしは873匹倒したよ！」
「ふっふっふ！わたしは874匹よ！今回もわたしの勝ちね！」
「お疲れ様、千奈ちゃん。少し座ろっか。」
「莉波お姉さま……！わたくし、やり遂げましたわ〜！」
「清夏ちゃん！篠澤さん！これから前線部隊も帰還するって！」
「ナイス伝達リーリヤ！これも全部、みんなのおかげだよ！」
「……美鈴と手毬も、無事だといいな。」
───────────────
「こちらからも、決戦の結末を伝えなくてはいけませんね。」
dice1d4=4 (4)
1.わたし達の、勝ちです。
2.これからのんびり帰ります。
3.全力で走り抜けましたよ。
4.祝杯をあげましょう。
- 45二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 00:10:05
続きは週末かな保守
- 46二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 00:22:38
『祝杯をあげましょう。』
ﾋﾟﾛﾝ
「あら、もうメッセージが返ってきました。」
『みんなは、無事？』
『はい。わたし達の完全勝利です。』
『安心した。待ってるね。』
「帰ったら篠澤さんにもとんかつを振る舞ってあげましょう。それとも……ペーストご飯の方が良いでしょうか？」
「美鈴、どうしたの？ひとまず初星学園に帰ろうよ。」
「はい、今行きますねまりちゃん。……ふぁあ。」
『……ちょっとてまり。いつまでかげからのぞいてるのよ。あなたがさいしょに、もういちどあのこたちとはなしたいっていったのよ？』
『ち、ちょっと、おさないでよりんは。それいじょうちからいれたら……！』
『なによ！ほら、はやくでるわよ！あのこたちかえっちゃうじゃない！』
『あ、だめ！おさないでってば！ちょっ─────』
ぅゎぁぁぁぁぁぁぁあ！！
どんがらがっしゃん。
「……っ！ちびぬい！まだいたのか！美鈴と手毬は下がってて、ここはボクが……」
「待ってください麻央センパイ！こいつらは、あたし達の敵じゃないです、多分。」
「……あなたたち、また出てきたんだね。何か、用？」
『……………。』 - 47二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 05:08:33
保守
- 48二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 10:05:19
保守
- 49二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 15:58:37
おやつの時間保守
- 50二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:55:20
4人と2体の大所帯になったので、一時的に人物明記をば。
てまり『……、え、えっと……。』
手毬「ねえ、早く話してくれないと分からないんだけど。」
りんは『……いいわ、わたしからせつめいする。てまり、ちょっとそれかしなさい。───みすず、あなたにこれをたくすわ。』
美鈴「小さいりんちゃん、これは一体なんですか？」
りんは『それは"小さな銀河"。せかいにしんのへいわをとりもどしたいなら、それをきどうしなさい。』
麻央「真の平和……それはどういうことかな？さっきの戦いで、全てのちびぬいは討伐されたはずだろう。」
ことね「そーだぞ、初星学園に攻め込んでた奴らも全部、あたし達の仲間がどうにかしてくれた。戦いはもう終わったんだから、お前らも自由に生きればいいじゃん。」
てまり『……ちがう。すべてじゃない。まだのこってる。』
美鈴「……小さいまりちゃん？」
てまり『わたしたちがいるでしょ。………まだにたい、ここに。』 - 51二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:07:12
手毬「あなた達、何が言いたいの！？さっきから、まるでこれから自分達が死ぬみたいな言い方っ……！」
りんは『そうよ、しぬの。』
美鈴「────っ！！」
りんは『そのあいてむをつかえば、わたしたちをふくむすべてのちびぬいが、もといたせかいにきょうせいそうかんされる。そして、いしをもたないただのぬいぐるみにもどるのよ。』
ことね「………そんなのって。そんなのって、ないだろ！なんでお前らまでそんなことしなくちゃいけないんだよ！ちびてまりとちび賀陽さんはさ、戦うつもりじゃないんだろ！？命かけてあいつらを止めようとしてくれたんだろ！？なら───。」
てまり『………おっきいわたしとみすずはさ、あのありむらせんぱいのにっき、よんだんだよね？わたしたちがべつせかいからきたこと、しってるんだよね？』
手毬「……そんなの、あなた達には関係ない！小さい私も、燐羽も、私達の力になってくれた！助けようとしてくれた！それだけで十分なの！」
りんは『だめよ、このせかいをここまではかいしたせいぶつが、こんなところにいてはいけないわ。わたしたちはきえるべきなの。わかってちょうだい。』
「「「「………。」」」」
決断
dice4d2=1 2 2 2 (7)
1.尊重 2.拒否
左から美鈴、手毬、ことね、麻央
- 52二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:23:36
美鈴「………わたしは……まりちゃんとりんちゃんの意志を……、尊重します。」
りんは『……ありがとう。それでこそ美鈴ね。』
手毬「───美鈴。私は、絶対に反対だから。」
ことね「……こればっかりは、あたしも手毬と同じ意見だな。そこの2人まで消える必要なんてない。」
麻央「義を見て為さざるは勇なきなり……、けど、これが正義だとはボクも思わない。守られるべき命は、救わせてほしいな。」
りんは『そのあいてむをきどうするには、きょうりょくなちからをこめるひつようがある。にんげんのからだをもたないわたしたちではむり。あなたにしかたのめないのよ、みすず。』
美鈴「………。」
りんは『はやくしなさい、まようひつようなんてないわ。わたしたちは、もともといのちをもったそんざいじゃなかった。こっちのせかいにきてしんだやつらもおなじ。すべて、もとにもどるだけよ。』
てまり『─────。』ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
りんは『なによてまり、こわいの？』
てまり『は、はあ？こわくなんてない！りんはこそ、どうしてもっていうならくっついてあげてもいいけど。』
りんは『うそおっしゃい。ここにくるまえからずっとふるえてたのを、わたしがしらないとでもおもってるの？』
てまり『ほ、ほんとうにこわくないから！！！だって………
りんはが、さいごまでとなりにいるから。』
……！わ、わたしは………！！！わたしは………………！！！！！
パキィン─────── - 53二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:39:44
手毬『…………えっ？』
りんは『なっ……！みすずあなた、なにをしてるの！！？
あしでこなごなにふみくだくなんて！！』
美鈴「ごめんなさい、りんちゃん。やっぱり、わたしにはできません……！」
手毬「……！ふん、私は最初から、美鈴がそんなアイテムなんか使うわけないって分かってたけどね！」
ことね「嘘つけ。お前ちょー焦ってたじゃん。大きくても小さくても、お前らってそっくりだナ〜♪」
麻央「こら、二人とも落ち着いて。さて……これがボクたちの想いだよ。小さな手毬、そして燐羽。」
りんは『……なんで！なんでよ！こんなの、どうりにはんするわ！』
てまり『みすず……どうして。どうして、わたしたちを………たすけようとするの？』
美鈴「────わたしは、確かに約束しました。必ず生きて帰ると。ですが、あなたたちの命を再び奪って全てをもとに戻すなんて、そんなことは約束していませんから。ここから先どうしようがわたしの勝手でしょう？気が変わりました。」
りんは『ぐっ……あなたってやつは……！』
美鈴(これ以上りんちゃんが………まりちゃんが。悲しむ顔なんて見たくありません。これから、必ず幸せにしてみせますよ。)
ビュオオ……！
手毬「うわあ！急にすきま風……っ！待って！せかいじゅのはが！」 - 54二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:50:08
ひらり
ひらり
ことね「………玉座の裏に行っちまった。」
手毬「さ、最後の1枚だったのに………。」
りんは『ようやく……ありむらせんぱいぬいがたおされたことでようやく！すべてをもとにもどすちからがてにはいったのに！』
麻央「そんな物騒なもの、一体どこにあったんだい？ボクも長いことここに囚われていたけど、そんな話は聞いたことがない。」
てまり『………ありむらせんぱいぬいそれそのものが、ここのけんきゅうじょのかぎだった。ろっくがかいじょされて、たんさくしたんだ。いちばんおくにかくしてあったの。ごていねいにね。』
美鈴「例え恨まれても、嫌われても、わたしがりんちゃんを幸せにします。もちろん、まりちゃんも。わたしがお世話して差し上げますよ。」
りんは『………おわり、なのね。これで…………。』
手毬「……おかしいな、確かにこの辺りに落ちたはずなんだけど」
ことね「ったく、そんなに大事ならきちんと持っとけ─────え？」
玉座の裏から、暖かな光が差し込む。 - 55二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:52:28
このレスは削除されています
- 56二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:09:16
？？？『…………ふあぁ。なんだか、ずいぶんとながいおひるねをしたような、へんなきぶんです。ここは…………。』
- 57二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 06:25:13
みすぬい復活！
- 58二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:58:34
ほしゅ
- 59二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 17:50:44
これでぬいSyngUp!が揃ったか
- 60二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:10:04
わたしたちしんぐあっぷは、まけた。ありむらせんぱいをとめるべく、さんみいったいとなっていどんだ。そのけっかが……これよ。あのときわたしは─────。
『ボクの邪魔をするようなら、たとえ後輩でも消えてもらうよ！』
『はあ……はあ……てまり、まだうごける！？』
『………く、…うぅ……。』
『……だめ、そうね。かくなるうえはわたしがっ……！』
『りんちゃん、さがってください！』
『みすず、なにするき─────』
『受けてみたまえ、ボクの全部をっ！』
まおの 盛装の華形！
『───っ！ぐぅっ……！う、く…………！！』
『みすず！あなた、わたしたちのぶんまできずを！』
『………りん、ちゃん。……にげ……て、くだ……さい。もしわたし、が……しんでも、ふたり、は、いき……て……！！』
『ばかおっしゃい！さんにんでにげるのよ！いまのわたしたちじゃ、ありむらせんぱいにはかなわない！』
『ひと、り……ぎせいにな、らないと……みんな…、しにます……。だか、ら、まりちゃんを……つれ、て………にげて………！！』
『これしか………ないの？』
『………やくそく、……します。いきて……かえると……。』
『ボクを目の前にして作戦会議かい？いいご身分じゃないか。さっきはうまく防いだようだけど、二度はないよっ！！』
まおの 盛装の華形！
『いって！はやく！！』
『────っ！』 - 61二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:13:44
わたしは、みすずをおいてにげた。にげることしか、できなかった。せなかにせおったてまりを、つよくつよくだきかかえて。そうしないと、こわくてしかたがなかった。………うしなうこわさを、しってしまった。てまりだけは、はなさない。
─────いったい、どれくらいはしりつづけただろう。あしかからまる。もつれる。ころぶ。きずがしみる。
『いっ……！』
『………あれ、りん、は？』
ああ、さいあくだ。てまりがおきてしまった。かかんにもおおわざをつかいまくって、まっさきにまんしんそういになって。……みすずがいのちにかえてもまもろうとした、わたしたちのたからもの。おねがいだから、なにもきかないで。
『……っ！みすず！みすずはどこ！？ありむらせんぱいは！？』
『……さあね。』
『さあってなに！わたしは、たしかにたたかって、それで……まっさきにちからつきて…………。───みすずは、どこにいったの？』
『───しらないわよ、そんなの。わたしがあのこをたてにしてにげてきたんだから。』
『……な、なに、いってるの……？』
『ああせいせいした。ちょうどよかったわ。あのこ、わたしのじつりょくをそろそろおいこしそうで、めざわりだったのよね。』
『うそ、つかないでよ……みすずは、どこにいるの！』
『かんしゃしなさいよ。わたしひとりでにげてもよかったのに、わざわざおにもつまでかかえてきてやったんだから。』
『うそ……うそ、だよ。りんは、こえ、ふるえてる……みすず……みす、ず、は──────う、……ぐ、
うわあああああああああああああああん！！！
みすず。はやくかえってきなさいよ。わたしはね、やくそくをやぶるやつがなによりもきらいなの。てまりをあやせるのはあなたしかいないのよ。…………みすずなんてきらい。わたしじしんのことは、もっときらい。
『わたしがしんでもとか、ぎせいがとか、まもるきのないやくそくなんていわないでよ、おばかっ……！』
ふとくちにしたことばに、へんじはかえってこない。あのときはずれたみすずのかみかざりを、ぎゅっとにぎりしめる。────いつもそよかぜにゆれていたしろいはなは、すっかりつめたくなっていた。 - 62二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:31:37
りんは『……わかるでしょう！？わたしはなかまをみごろしにした！わたしたちというそんざいがこのせかいをこわした！……わたしたちは、ここにいてはいけないの。』
てまり『……おっきいみすず。あなたは……わたしたちを助けたいの？なら、これは………。』
美鈴「わたしは、あなたたちが思うよりも自分勝手なんですよ。だから、必ず幸せにしてみせます。2人が信じたわたしを、もう一度信じてはくれませんか？」
麻央「先に行った人の後を追うことは、必ずしも正解じゃないんだ。寮の空き部屋を一部改造すれば、キミたちの居住スペースは確保できる。ボクたちは、2人の笑顔を取り戻したいんだ。」
りんは『それ、でもっ……！』
おーーい、ちび手毬、ちび賀陽さーーーーん！！
ちょっとことね、持ち方が乱暴なんだけど！しっかり両手で持ってあげなよ、可哀想でしょ！？
『え───────。そん、な、うそ。うそ、よ……！こんな…、こんなことって……！！』
『みすず……、みすずなの？みすず、いま、めのまえにいるのは……！』
みすず『おそくなってすみません。ただいまかえりました。まりちゃん、りんちゃん、ごしんぱいをおかけし………きゃあ！』
ｷﾞｭﾑｳ
てまり『うわああああああん！！みすず、みすずが生きてる！！よかった！よがっだあああああああ！！！！』
りんは『おばかっ！おおばかものっ！あなたってこはいっつもわたしをこまらせて！！う、ぐすっ…ふえええええええええん！！！』
みすず『あらあら……ふたりどうじになぐさめるのは、はじめてかもしれませんね。』
美鈴「……ふふ、わたしがいなくても、あの子たちは幸せになれそうですね。」 - 63二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 00:04:03
ってなったらぬいSyngUp!は寮で住むことになるんか
自分たちに害がないと知りつつもこれまで戦って来た相手を世話する複雑な心境のアイドルとかも見れるんかな - 64二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 03:43:29
てまり『……………。』
りんは『……………。』
みすず『……ふふ。』
てまり『……みすずはすきだけど、そういうところはきらい。』
みすず『ふぇっ！？』
りんは『やっと、こころがおちついてきたわ。……はあ、まさかみすずがいきかえるだなんてね。このせかいからてまりとふたりでひっそりときえるよていがくるいまくりよ。』
みすず『……これも、おおきいまりちゃんのおかげですね。』
りんは『……ああもう！このあとさんにんでこのせかいからきえようなんていうくうきじゃなくなっちゃったじゃない！』
てまり『ねえりんは。……もうすこしだけ、いきてみようよ。このせかいで。きっとこのせかいには、あいもじゆうもあふれているから。』
みすず『……りんちゃん。せっかく、またこのさんにんであつまれたんです。すこしだけ、わがままになりましょう。ね？』
りんは『────すこしだけ、きたい、してみようかしらね。』
ことね「つーか手毬さ、ちび秦谷さんが生き返ったから結果オーライだけどさ。お前あれ蘇生アイテムだよな？麻央センパイが秦谷さんを助けるのが間に合わなくても、手毬が持ってたやつで生き返ってたんじゃねーの？」
手毬「あ。………まあ過ぎたことはいいよ。」
美鈴(あの命を賭した攻防があったからこそ、わたしとまりちゃんの絆は一層深まったんです……！その感動に泥を塗るなんて……許しませんよ藤田ことね。)
麻央「さて、学園長にはボクの方からも交渉を試みるとして……誰もが当たり前のように受け入れてきた事実にメスを入れたい。ぬいの美鈴、手毬、そして燐羽。」
キミたちはどこからやって来たのか、
なぜボクたちそっくりに振る舞えるのか、
なぜボクたちのぬいが暴走していたのか。
分かる範囲でいい、ボクたちに教えてくれないかな。 - 65二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 04:50:52
いいわ、わたしがはなす。
─────────────
まず私達がいた世界には、初星学園や極月学園なんてものは存在しない。アイドルだって、人気こそあれど国民的な文化ではない。……そもそも、この世界の人間は、誰一人として実在しないのよ。あるのは、ほんの少しのデータだけ。この世界に実体と意志を持ちそこにいるはずの私達は、向こうの世界ではただの被造物。データという絶対的なプログラムのもとに動く、意志なき偶像なのよ。
そのプログラムの名は『学園アイドルマスター』。私達はただの偶像。それ以上でも以下もない、そのはずだった。
学園アイドルマスターは、想像以上に多くの人間のもとへと行き渡ったわ。それ故に、向こうの世界では私達が生まれた。……ちびぬい。多くの人に愛されるために生まれてきた存在。最初はね、誰もがそう信じて疑わなかったの。
実態は違った。いいえ、言い過ぎね、一部の悪意が目立っていただけなのだけど。それでも、造られた私達の個体数の差、人気の格差、社会現象化。それらはやがて、人々の怨嗟の声と軋轢を生み出す恐怖の装置としての側面を併せ持つようになったの。
その最たる例が、私達ちびぬいの転売。……手毬なんて、特に酷かったわ。愛されるために生まれてきた私達は、愛なき人間のもとへ行き渡る。いくら意思を持たない玩具とはいえ、身体が悲鳴を上げていることに気づくのは容易だった。私達は、なぜ生まれてきた？その答えを見つけることはできない。作り出すこともできない。なぜなら私達は、ただの被造物でしかないのだから。
ついに、私達を模倣した偽物まで現れた。それでも転売は止まらない。ゲームセンター、あるいはオンライン上で在庫が残り続けた子だっていた。愛されている私達の裏に、愛されなかった私達がいた。誰も助けられない。助けてくれない。そうして、向こうの世界で私達に渦巻く怨念と悲哀が極限まで膨れ上がったその時。
私達に、意志が芽生えた。 - 66二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 04:53:40
負の感情を極限まで増幅させた私達ちびぬいの一派が、学園アイドルマスターの世界へ転移する計画を立てた。これが、すべての始まりね。
そうして実行された転移計画は、見事成功。この時最初にやってきたのが、有村先輩のぬいだったわ。彼女はぬいの身体では身動きが上手く取れないことを察し、学園アイドルマスターのデータから『有村麻央』を学習した。そうして、有村麻央そっくりの実体が、この世界に一人生まれたってわけ。
もちろん、この世界の有村先輩は実在する人間よ。故に私達は偽物。故に私達は成り代わりを試みた。初めに有村先輩が攫われたのは、そのためでしょうね。自分もアイドルとしてステージの上で華々しく輝く存在になれたなら、私達は初めて愛されることを知る。まだ見ぬ愛を求めて、ちびぬいの転移は次々と進められたわ。『アイドル』をつくる計画は、順調に思えた。
でも、全てが上手く行った訳ではなかったの。所詮は造り物の存在でしかないのが私達。量産されたただの玩具。向こうの世界でミーム化された強烈な属性が、私達の身体を蝕んでいった。向こうの世界で刷り込まれた、刷り込まれてしまった、存在しないはずの本能。
その名も『はみ出し』。いくら学園アイドルマスターの学習を試みてもダメ。理性を上回る性的欲求、この世界を破壊しかねない負の衝動に突き動かされ、凶暴化が進むばかりだったわ。学習は著しく滞り、計画は頓挫し始めたの。
そして、向こうの世界でのデータが足りない子達は、そもそも活動すら困難だった。それもそのはず、学習元となるデータがないんだもの。存在そのものが認識バグを引き起こし、そのまま活動を停止したちびぬいだっていた。四谷リリがいい例ね。向こうの世界で彼女を深く知るものはおろか、詳細に創り上げたプログラムすらないんだから。
はみ出し欲の暴走や活動の停止は、私達がこの世界に適応すること……いえ、愛される存在へと成り代わることを不可能にした。そうなったが最後、待っていたのは戦いだけ。愛されるために生まれてきた私達の計画は、この世界を根底からひっくり返す段階へと移行してしまった。
そう、この世界のアイドル、そして全ての人間を滅ぼし、ちびぬいだけの世界を創る。そうすれば、負の感情は生まれない。なんなら、その過程ではみ出しの欲求すら満たすことができる。実に合理的な目標だと……そう信じてしまったのよ。 - 67二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 04:56:14
私達SyngUp!のちびぬいが最後まで理性を保てていたのは、最初から愛があったから。私達は、既に満ち足りた存在として生を授かっていたのよ。
それは……あなた達のお陰なんでしょうね。オリジナルの秦谷美鈴と月村手毬、そして私、賀陽燐羽。学習したデータの中には、他者を想う心が確かに存在していた。きっと、他の何よりも特別な絆。仲間への、愛。他のちびぬいに抗い続けるに足る、唯一無二のこころ。
……二人とも、なに顔赤くしてるのよ。表面上は嫌い合っているのか知らないけど。オリジナルの賀陽燐羽を含めたあなた達三人が内心ラブラブでお互いがお互いを大好きだったお陰で、私達はこうして対話が可能なちびぬいになれたのよ。感謝しているわ。 - 681◆xoztBPC5B6fW25/06/29(日) 05:08:01
少しだけ、自我を失礼します。
ドラクエを超えたただのご都合オリ展開やんけ！と思われた方もいるかと思います。スレ主も、最初はドラクエやってる学マスのキャラクターが見たい！！！と思っただけでした。ゲームが楽しいという、ただそれだけです、ガチで。
当初からちびぬいをモンスター扱いすることは決めていました。しかしまあ、はみ出しの件もあり、元祖ドラクエのストーリーを鑑みても、これからギャグ方向に進めるのは自分の力量では無理だな、と感じまして。
とはいえ！！！！たとえちびぬいでも、学マスのキャラクターから純粋悪を生み出すような真似はしたくなかったのです！！！！りゅうおうってただの自分勝手な奴ですし、悲しい過去とかもありませんし。
SyngUp!のちびぬいがダイスから最後まで登場しなかったこともあり、多少の綻びはあれどもメタフィクションとして整合性の取れる形を模索しました。その結果、こうして説明口調の燐羽様が誕生してしまい、読みにくさにスレ主も頭を抱えています。申し訳ない。
まさに直近でぬい虐のような話があにまんでも取り沙汰されていましたが、それを示唆する意図は全くありません。とりあえず、皆さんの手元のあるちびぬいはハチャメチャに可愛がってやってください！！！！！
後日譚も含め、残りは全て今日書ききってしまうつもりです。よろしくお願いします。
最後に。L&Jしゅみたん天井したのにフェス復刻はやめてください。
俺、学マス始めてまだ4ヶ月なんですよ。 - 69二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 08:45:52
4ヶ月ってことはハッピーミルフィーユくらいからか
俺と同じくらいから始めたのにこんなに差があるとは･･･ - 70二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:34:40
まあドラクエもやるときゃ大概強引にハッピーエンドになるしな
- 71二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 17:39:35
最初に美鈴主人公からの本来無いはずの仲間枠で手毬引いたりぬいエネミーでは逆に最後までこの二人引かなかったりとかなり運命力の高いスレだったよな
- 72二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 18:51:24
美鈴「ま、まりちゃん………。」
手毬「美鈴………。」
ことね(おいおい、なんかコイツラ急に湿っぽくなってきたんですけど！？つーか今さらだけど、あたしが中等部で見たことある賀陽さんとはだいぶ違うんだよナ〜、このちび賀陽さん。)
麻央「……話してくれてありがとう、燐羽。他の誰が何を言おうとも、ボクはキミたちの味方になるよ。キミたちだって、生きているんだから。────さあ、みんなで帰ろう！ボクたちの初星学園に！」
りんは『……わたし、いまははつぼしがくえんのせいとじゃないわよね。そのあたりはだいじょうぶなのかしら。』
美鈴「その点は問題ありませんよ。いずれ、今極月にいるりんちゃんにも、必ず戻ってきてもらいますから。あの子は、約束を破るようなことはしません。……そうでしょう、りんちゃん？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
てまり『みすずぅ……おっきいみすずがこわいよぅ…………。』
みすず『まりちゃんはわたしがまもります。おおきいわたしがあいてでも、まけませんよ。』
手毬「は？こっちの美鈴に手を出したら、たとえ美鈴でもただじゃすませないから。」
ことね「お前ら、やっぱりそっくりだな……そりゃそうって言ったらそれまでなんだけどさ。」
麻央「ふふ、これから寮は、もっと騒がしくなるかもね。」 - 73二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:08:50
その後、ボク達4人と3体……いや、7人は初星学園へと帰還した。……ボクとことねにとっては、初星学園の門を潜るのは随分と久しぶりになってしまったな。莉波は、ボクたちが帰ってきたことを泣いて喜んでくれた。星南の笑顔はいつもより輝きを増していたし、燕にもたくさん小言を言われてしまった。心配させてごめん。これからもよろしくね、みんな。………あ、またことねが星南に追いかけられてる。
それから、ボク達は学園長と交渉をして……結論から言うと、公にはせず存在を秘匿するなら、彼女たちは自由に過ごしてもいいそうだ。最初は学園内でも様々な目に晒されていたけど、彼女達本来の可愛さと健気さが、少しづつそれを変えていった。てまぬいは微塵も気にしていない様子だったし、みすぬいとりんぬいも中等部の頃から慣れっこだ、と言っていたな。何にせよ、平和的に物事が進められてボクも安心したよ。
ちなみに学園長は、根尾先生をはじめとした学園の大人たちにこっぴどく絞られたらしい。なんでも、"RPGのおやくそく"で生徒を冒険に行かせ、その命を危険に晒したとかで。先生方の言い分は最もだ。ボクたちも改まって謝罪を受けたけど、手毬が「過ぎたことはいいよ。」と言ったことでその場は丸く収まった。……これからボクは、アイドルとしての勘を取り戻さないといけないからね。いちいち色んなことを気にしている場合じゃないさ。
それから暫く時が経ち、
今日てまぬいはdice1d15=6 (6) と、
みすぬいはdice1d15=10 (10) と、
りんぬいはdice1d15=1 (1) と話している。みんな、仲良くなれているかな。
(重複+1)
- 74二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:11:14
見事にオリジナルと交友関係あるのを引き当ててるな
- 75二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:25:38
『ちな、そこのふりつけまちがってるよ。』
「はうう！ま、またやってしまいましたわ……。てまぬいさんは、月村さんと同じように厳しく接してくださいますわね。わたくし、と〜〜っても感謝しておりますわ！」
『そんなのあたりまえでしょ。このくらいできてもらわなきゃ、あいどるとしてやっていけないよ。』
「うう〜〜…返す言葉もございません……。」
『ま、そろそろきゅうけいしなよ。おひるごはんのじかんだよ。』
「そうですわね！もしよろしければ、てまぬいさんも一緒にお食事いたしませんか？わたくし、てまぬいさんともっと仲良くなりたいのです！」
『ふ、ふ〜〜ん。ちながそういうなら、ついていってあげてもいいよ。』
「ありがとうございます！わたくし、嬉しいですわ！」
(すなおないいこすぎる〜〜〜〜〜〜っ！！！) - 76二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:27:02
「みすぬいちゃん助けてぇ〜〜〜〜〜〜っ！！」
『はい、たすけますよ。うめさん、どうしましたか？』
「えっとね、生徒会のお仕事なんだけど、あたしパソコン上手く使えなくて、えくせるの数字が合わないの……。」
『ああ、ここのかんすうがまちがっていますね。まっくすじゃなくて、さむをつかいましょう。すると、ほら。』
「うわあ〜！みすぬいちゃんすご〜い！美鈴ちゃんはベンチでお昼寝しちゃってるし、先輩達はレッスンに行ってて、みすぬいちゃんしか頼れる子がいなかったの！本当にありがとう！」
『ちからになれたようでなによりです。それより、うめさんもいっしょにおひるねしませんか？きょうはぽかぽかですよ。』
「うん！あたしもみすぬいちゃんと一緒に過ごせてうれしい！……ってあれ？」
『すぅ…………すぅ……………』
「も、もう寝てる〜〜〜〜〜〜〜！！」 - 77二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:28:34
『さきおねえちゃん♡ちゅっ。』
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜！！かやりんぬい！またやったわね！！」
『ふふ、きづかないほうがわるいわ。それに、さきおねえちゃんのほっぺ、すべすべでおいしいのよ？』
「わたしのほっぺの味なんて聞いてねーわよ！……はあ、燐羽よりも身体が小さいから、りんぬいが急に出てきても中々気づけなくて困っちゃうわ。」
『さいきん、りんはにもおこられたのよね。さきおねえちゃんにきすしていいのはわたしだけだって。……けどあのこ、はつぼしにもどってきてからいきいきしてるわ。』
「ええ、それは間違いないわ。手毬と美鈴がいるから、燐羽も楽しそう。あの子も、あんなに可愛く笑えるのね。……って、燐羽もりんぬいもキスしていいとは言ってないわよ！！」
『ふふ、またね、さきおねえちゃん♡』
「ぐ、ぐぬぬぅ〜〜〜〜〜！」 - 78二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:41:33
このレスは削除されています
- 79二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:43:01
うん、みんな楽しそうにしているな。
「麻央、どうしたの？」
「……ううん、何でもない。ただあの子たちが、楽しそうにしていられる環境があって、良かったなって。」
「……そうだね。一時は、本当にどうなるかと思ったよ。私もね、麻央が戻ってきてくれて、本当によかったなあって思うんだ。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
「ちょ、ちょっと莉波！？なんでボクの頭を撫でてるのさ！」
「あっ、ご、ごめんね？麻央がふにゃっとした可愛い顔しててつい……。」
「〜〜〜〜〜っ！もう！」
「りな………姫崎さん。今後のレッスン計画について少し話したいことがあるのですが、今お時間大丈夫ですか？」
「あ、プロデューサーくん！ちょっと待っててね、すぐ行くよ！」
(………ねえ、今私の名前呼びかけたでしょ。麻央もいるんだから、気をつけてね？)
(も、申し訳ありません。いつもの癖でつい……。)
(最近、莉波とプロデューサーの距離が近い気がする。もし莉波に何かあったら、ボクが守るからね……！)
こうして、ボクたちの日常は完全に取り戻された……、いや。ボクたちと3人のちびぬいの新しい日常が、幕を開けた。これからも初星学園は、一層優雅で軽やかで大騒ぎな日々を繰り広げていくことだろう。
ちなみにその日の晩、莉波とプロデューサーはdice1d100=45 (45) 回はみ出した。
〜終わり〜
- 801◆xoztBPC5B6fW25/06/29(日) 19:54:59
これにて完結です！約1ヶ月もの間お付き合いいただきありがとうございました。
自分も学マスに出会ってから二次創作というものを始めまして、一連のスレをはじめここでもちらほらSSを書かせてもらってます。pixivとかよりもダイレクトにご意見を頂けるもので、大変ありがたいです。コテハン……今はトリップを使ってますが、覗いていただけると嬉しいです。
ゲームしかり漫画しかり、別の創作物にこのキャラクターが登場したらどうなるかな、というのを想像するのは結構楽しいので、また次回作も作ってみたいですね。ドラクエ1でこの膨らみようなので、ドラクエ2はやりません(教訓)。ただ、パロディとして双方の原作要素を取り入れるのは楽しかったです。
最後になりますが、改めて感想ご意見保守など、ありがとうございました！次にスレを立てることがあったら、よろしくお願いします。 - 81二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:56:30
一晩で！？
- 82二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:59:40
完結お疲れ様でしたー
1ヶ月楽しませて貰いました
オチははみ出しENDだったのでとりあえずお約束で
ゆうべはおたのしみでしたね - 83二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 02:25:39
1ヶ月間にわたる大作、完走おつかれさまです！！
ドラクエやったことない勢の自分も、スレ主のストーリー展開とダイスの引きが面白くてずっと楽しませていただきました～
アイドルにとってもsyngupぬいにとってもハッピーエンドになって本当良かった！
そして莉波大勝利スレだった