- 1スレ主25/06/24(火) 21:32:12
久しぶりの人も初めましての人もよろしく
色々あって前スレは更新が途絶えてましたが今スレはなるべく1日1レスぐらいの更新頻度にしてみようと思う
頑張る
今度こそ、このスレで全て終わらせます
前スレ
【オリキャラ】先生は塞翁が馬という言葉を知っているかな? 外2|あにまん掲示板とりあえず色々言いたいことあるけど先に言わせてくれないか?前スレ落とさなくてありがとう……!!!この感謝だけは本当に伝えたかった残留死別…この最後の物語をしっかりとここで終わらせます保守してくれた前ス…bbs.animanch.com - 2スレ主25/06/24(火) 21:34:32
初代
【SS】先生は塞翁が馬という言葉を知っているかな?|あにまん掲示板その言葉は中国発祥でね、簡単に言うと人生不幸か幸か未来のことは予測できないというものさなんでこんな状況でこれを喋ったのかって?簡単な話さ予測できないものが予測できた私にとってこの言葉は意味の成さないも…bbs.animanch.com本編完結編
【オリキャラ注意】先生は塞翁が馬という言葉を知っているかな? 終|あにまん掲示板今、どれだけの人がこのスレを見てるか分からない別にこの話は完結しなくてもいい面白くない話かもしれない今、もう誰も見ないかもしれないそれでも落ちてしまったこの話を完結させようと思います落ちた前スレhtt…bbs.animanch.com外伝1
【オリキャラ注意】先生は塞翁が馬という言葉を知っているかな? 外|あにまん掲示板先生の話は終わったけど、まだ彼女達の話が終わってないだから今度こそ、最後まで終わらせようと思います落ちたらその時はその時、立て直しはしませんだからこそ、このスレに全て包みます落ちた前スレhttps:/…bbs.animanch.com - 3二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 21:35:22
たておつ
- 4スレ主25/06/24(火) 21:40:27
前スレの簡単な内容
1エミコ目が覚めると知らない場所に居る
2先生達とイノルが交戦
3ギリギリだが先生達の勝利
4イノル、根に飲み込まれ生死不明
5世界が原始の大地に戻る
6世界の中心の塔が『叫ぶ』
7場面は戻りエミコ、知らない『自分』と会話し、静止崩壊しかける
8何故かエミコの中の『』が目覚め、昔話を語る
だいたいこんな感じです、詳しくは前スレ参照 - 5スレ主25/06/24(火) 21:47:15
- 6スレ主25/06/24(火) 21:54:47
今日は更新が無理なので明日の私に回します
- 7二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 22:45:37
これこのまま落ちるんじゃね?
- 8二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 22:54:21
たておつ
- 9二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 23:23:13
たておつです
- 10二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 23:33:46
このスレも長いよなって思う
- 11二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 00:28:07
危ねぇ。
- 12二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 00:29:54
マジで危なかった。十スレ消費してくれた人たち、本当にありがとうございます。
- 13イズナ25/06/25(水) 00:35:12
せめて十まで消費してから我々に任せて去ってくださいあるじどの…。
- 14二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 03:22:43
このレスは削除されています
- 15二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 10:52:33
待機フォックスですまない。
- 16二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 15:13:02
前スレのエミコがおいたわしかった……
- 17残留死別25/06/25(水) 17:53:27
酷く昔の話だが、確かにあった話があった
それを思い出すことはできないと思ってた
彼女が古い友人のように語りかけてくる意味も、酷い事をされたのに彼女を恨み切れなかった心の在り方も
知らずに、ずっと思い出せない泡沫の夢のように思ってた
「―――もうそれを語る彼女は居ないんだけど」
独り言を呟く、誰かに言い聞かせたかったはずの言葉はもう既にない
どんな奇跡が起きて、どんな巡り合わせをしたとしても意味がない
なぜならそんなIFの幻想を抱いてとしても
―――もう既に遅いのだから
「そうだよ、確かに私の記憶は粉々に、まるでミキサーにかけられたようにボロボロのぐちゃぐちゃだ」
「なら、どうやって」
「わかるだろう?なにしろ貴方自身が『それ』なんだから」
「―――」
沈黙が『』の世界に落ちる
酷く不快な沈黙だ
まるで腐りきった肉の纏わり、鼻につく
「いつから……」
「?」
「わたしたちの正体に気付いんだ?」
切り裂くような言葉の圧
さっきまでの憔悴しきった様子はどこへやらといった感じだが、そっちもそっちで私のように諦めがついたのだろう
―――自分を殻で偽ることへの諦めが - 18二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 23:09:52
うぉ、空気が重い…
- 19二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 02:00:05
待機フォックスですまない。
- 20二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 10:22:46
待機フォックスですまない。
- 21残留死別25/06/26(木) 16:39:56
「さぁ?」
わざと相手を煽るような対応をする
「―――」
背中合わせ、背中越しでもわかる獰猛なオーラ
油断すれば噛みつき、食らいつき、引きちぎる、獣のようなドス黒い衝動を背中に感じながらも私はただ軽く薄く笑うだけだ
―――こんな衝動を感じてもなにも感じない時点できっと私も壊れてしまっているんだろう
「質問を変えよう、なぜ私たちのことが分かったんだ?」
「いいよ、それがここから出る為の方法なら」
まず、と指を一つ立てる
「セイアとの話……夢境の原理について」
「ほう……」
「セイアは『夢境とは人の願いから生まれ、創られた空間だ……人が願い生まれたイノルが正にその証明であり証人だろう』と言っていた」
「それから『人が願い創られたのがイノリならば、記憶を所持するようになった私たちがまた祈ればイノリと相まみえることもできるかもしれない』と」
「それで?それがなにか?」
「いちいち話の腰を折らないでくれる?」
「いやすまねぇ……俺たちはこういうもんでな」
一人称がコロコロとまるで二重人格のように変わっている……こいつの事を考えたら納得はするが気持ち悪いことこの上ない
―――早く会話を終わらせたい
言葉を無視し、話して脳内を整理することだけに集中する
「この時点で私は今回の神隠しも前のイノリの祀り上げも全てあるものが関与していることが分かった」
「それは、『人の願い』だ」 - 22二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 16:43:09
このレスは削除されています
- 23二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 17:06:21
待機フォックスですまない。
- 24スレ主25/06/26(木) 17:10:55
- 25残留死別25/06/26(木) 19:53:45
指をもう一つ立てる
「次に、彼女……なんだっけ」
「イノルだよ、全く彼女も彼女で厄介だね…名前を自分で決めたのにそれを言うことすらなかった……まだ『昔の自分』に執着でもしてたんだろかねぇ」
こいつが教授のように講釈を垂れるのはイラつくが、言っていること自体は的を射たものだと思う
無視し、構わず話を続けるように集中する
「イノルの不可解な行動と言動」
「あの蛇を殺して回ってた犯人は…私には確かなことは言えないけど、イノリのことを知ってしまったイノルだ」
あの夜、セイアとの話を聞いてしまった彼女には私と同じように頭に耐え難い苦痛と記憶が流れ込んでいっているはずだ
セイアはあの頭痛は、夢境という知らないはずの怪電波を脳が受信してしまった悪影響だと言っていた
あの言葉を信じるなら…あんな風に発狂しても仕方ないのだろう
―――あの時、最後みたイノルの狂乱の眼、それは正気を失ったというよりも正気から逃げていて逃げ切れなかった目だ
正気から現実から、何もかもが煩わしく、逃げて、逃げて、逃げ延びれなかった病魔の眼
荒れ果て、壊れついた果ての氷河の大地のような凍える程に冷たく、耐え難い眼だ
彼女はそうして正気に侵され正気は狂気に変容した
「だけど……彼女は、イノルは、初めて会った時はそんなんじゃなかった、至って普通の子だった」
なにか思うところはあった、それでも彼女はあそこまで堕ちる子ではなかった
それは彼女を理解できなかった私がそれでもなお、理解していたところだった
「なにかの影響を受けた……そう思った」
その疑念が、背中合わせのこいつに出会って真実に変わった - 26二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:41:18
更新乙です。
- 27二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 02:27:57
タイミング悪くてすまない。
- 28二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 10:12:37
待機フォックスですまない。
- 29二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 13:29:35
どうなるんだろう……
- 30二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 16:51:35
こんなときに頼れる人…いるかなぁ…
- 31残留死別25/06/27(金) 22:00:02
疑念の確証、真実の凝固、肌に纏わりついてきた日常とはかけ離れた違和感の正体
―――それがこの夢の発端であり、イノリとの出会いであり、私が私として存在してしまっている意味だ
「会話をしてて思った、お前は『わたしを受け入れろ』とは言うが全く私のことを知らない……つまり、上辺だけ私で埋めた薄っぺらい紙なんだろう」
「それは失策だった、わたしを受け入れろなんて言って君を揺るがそうとした私たちの失敗だ」
「ああそうさ、失策、失敗、とんでもない失態だよ」
「そうさ、僕たちは失敗した、だけどそれは我々の先を変える程の事態ではない」
「―――」
「わかるだろう?我々は個ではなく群である」
「神の座に至る道はもう既に創られた」
「我々の勝利だ」
悠々と、自信を込めて、かの敵は己が勝利を確信している
だったら私は―――
「そうはならないよ、絶対に」
否定しなければならない、必ず
もう二度とこんなことが起きないように
「だからこそ」
否定を続ける
この敵に対して
この世に対しても
この世界が彼女を望み、生み出したならば―――
「お前の正体を言おう、これでこの話は最後だ」
それが私が友が遺した夢への最後の後始末だ - 32二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 04:30:25
待機フォックスですまない。
- 33二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:59:12
キメるねぇ
- 34二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 17:43:32
いいキメ台詞だ
- 35スレ主25/06/28(土) 22:17:40
すいません今日は更新厳しいです……
明日また更新します - 36二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 02:07:19
お疲れ様です。
- 37二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 09:35:33
待機フォックスですまない。
- 38二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 17:12:48
待機フォックスですまない。
- 39スレ主25/06/29(日) 23:19:16
今日も更新厳しいです
- 40二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 00:19:00
お疲れ様です。
- 41二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:04:36
待機フォックスですまない。
- 42二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 17:39:17
待機フォックスですまない。
- 43スレ主25/06/30(月) 21:23:21
ちょっっと今週は更新が難しいです
なぜって?
バリバリの学生でテストしているから………
そういうわけで今週は厳しそうです
土日で……いける……かも
遅筆スレ主ですまない - 44二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:54:25
おお、学生じゃったか………
存分に頑張ってください。 - 45二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 03:53:11
それまで待機フォックスですまない。
- 46二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:37:16
待機フォックスですまない。
- 47二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 14:31:32
勉強もそうだが青春もしていけよ!
- 48二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 17:25:23
ひぃん、こっちもテスト頑張らなきゃだヨォ…
- 49二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 01:08:36
このレスは削除されています
- 50二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 09:27:00
待機フォックスですまない。
- 51二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 17:02:57
少し早めの待機フォックスですまない。
- 52スレ主25/07/02(水) 23:46:31
突然ですがキャラdiceします
そういえば全然決め手なかったなと……
メンチカツ部の面々とイノル、イノリはある程度脳内で決まったるんですが他キャラは決めてないので……
あとこのdiceは某総合スレから持ってきました
まずはハクノ先輩から
髪色 dice1d8=2 (2)
1.黒 2.茶 3.金 4.銀 5.青 6.水色 7.紫 8.薄紫
長さ dice1d100=69 (69) 1で肩につかないくらい100で足元
身長 140+dice1d50=35 (35) cm
胸 dice1d5=2 (2)
1.絶壁 2.小盛 3.並盛 4.大盛 5.メガ盛
腹 dice1d5=4 (4)
1.ガリガリ 2.細 3.中 4.中太 5.もっちり
尻 dice1d5=5 (5)
1.キュッ 2.小さめ 3.やわらか 4.もちっ 5.ドーン
- 53二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 23:50:33
このレスは削除されています
- 54スレ主25/07/02(水) 23:52:01
振りミスったのでもう一度カナさんdice
髪色 dice1d8=7 (7)
1.黒 2.茶 3.金 4.銀 5.青 6.水色 7.紫 8.薄紫
長さ dice1d100=99 (99) 1で肩につかないくらい100で足元
身長 140+dice1d50=50 (50)
胸 dice1d5=1 (1)
1.絶壁 2.小盛 3.並盛 4.大盛 5.メガ盛
腹 dice1d5=1 (1)
1.ガリガリ 2.細 3.中 4.中太 5.もっちり
尻 dice1d5=4 (4)
1.キュッ 2.小さめ 3.やわらか 4.もちっ 5.ドーン
- 55スレ主25/07/02(水) 23:54:02
高身長で体は細いのに尻がでかいのか……
次はセノちゃんdice
髪色 dice1d8=8 (8)
1.黒 2.茶 3.金 4.銀 5.青 6.水色 7.紫 8.薄紫
長さ dice1d100=79 (79) 1で肩につかないくらい100で足元
身長 140+dice1d50=46 (46)
胸 dice1d5=3 (3)
1.絶壁 2.小盛 3.並盛 4.大盛 5.メガ盛
腹 dice1d5=1 (1)
1.ガリガリ 2.細 3.中 4.中太 5.もっちり
尻 dice1d5=2 (2)
1.キュッ 2.小さめ 3.やわらか 4.もちっ 5.ドーン
- 56スレ主25/07/02(水) 23:57:13
- 57二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 03:56:26
- 58二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 11:10:54
待機フォックスですまない。
- 59二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:24:17
ブルアカも背がおっきくておっぱいがおっきい子は多いから背がおっきくてもおっぱいがちっちゃいのは何人いてもいいからね……
- 60二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 00:18:55
このレスは削除されています
- 61二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 04:20:35
- 62二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 12:36:31
待機フォックスですまない。
- 63二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 17:05:10
- 64二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 01:01:20
待機フォックスですまない。
- 65二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 04:48:11
背の順で並べて一番胸なさそうなウイでやっと165だよ……
- 66二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 10:01:41
二次元って頭身が高いせいで身長感覚バグりがち
- 67残留死別25/07/05(土) 16:26:37
「お前の正体は―――」
この夢の発端、日常の違和感、イノルの異変
その元凶
「願いの集大……いわば願いの残留思念だ」
『正体』を明かした瞬間、世界が黒が怨嗟の声を締め上げるように歪んだ
黒が歪み、平衡感覚もなくなる
その中でただ唯一の存在としてあった白の椅子が捻じ切れるように壊れた
「終わったな」
椅子から解放されるように佇み、揺れる世界を俯瞰する
こんな答え合わせ、なんの歓びもない
ただ私は知っていることを話しただけだ、それだけの行為に何を歓ぶのだろう?
「まだだ…………mだ!!」
―――ほんとうに、諦めが悪い
「まだ俺rたちにはイnルがいる……彼女sえいれば!我々の願いh全てかnう、あの不完全紛い物ではない!!完璧な神によってだ!!」
「………その為にキヴォトスを養分としてもか?」
「そuだとも」
この敵にはほとほと呆れる、こいつから発せられる言葉が可哀想な程だ
「お前は!!エmコ!!aの紛いmのから与えらrたはずd!!力を!!!」
「イノrは地の支配権を!!貴sまは肉体性能の向zょうを!それでおまeは肉nうつwになり、イノルは地のkしnとなるはずだっt!」 - 68残留死別25/07/05(土) 16:28:25
生き汚いにも程がある
「……そ、sうか!そうか!ふふはっははあはっはははhh!!」
「kみは記憶がよmがえってiるんじyないな?」
何かに気付いたように敵は嗤った
「おまeの記憶hもとmと圧しゅkされてたnだ!!我々はsの可能性を見oとしてた!!」
「肉体の向上とtもにnうの一部n容量がhえた、だかr記憶がいtじ的にもdったのか……」
―――それだけは唯一、この敵の発言の中で記憶するべきものだった
これからも亡くしていく記憶を運命を嘆くことは私はない、それでも……この言葉は私が私として在る最後の砂時計を知るために必要だった
「おmえはどうやらdう足搔いてもsぬ運命らsい」
「我々をこbんだ結果がkれだ、この先、kみはどうやっtも生き残rない、たd消えるだけd」
平衡感覚が狂う黒の極彩色
「……最後に一つだけ手本を見せようか」
膝をつき、『それ』を凝視し、銃を構える
「―――?」
か細く、弱く、惨めで矮小この上ない『線』……『それ』は私を中心に広がっている
『線』は温かく、綺麗な十人十色の色をしていた
その中心、自身の足元にある真白な、宙に浮かぶ冷たい月のようにぽかんとある渦のような『点』
敵は何も気づいていない、何も知らない、ならば敵を目視する程の必要もなく……この引き金を引いたとしても何も気づかないだろう
「―――セカイの変容を教えてやる」 - 69二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 20:19:54
更新乙
- 70二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 03:08:42
待機フォックスですまない。
- 71二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 08:58:14
台詞バグってるなぁ
- 72スレ主25/07/06(日) 11:40:48
んぁーー!!!見返してたら>>67の敵の説明に普通に文を入れ忘れてました!!!
すいません!!
補足としてここに書きます
願いとは純粋なモノだ
願いとは欲深いモノだ
願いとは渇きのそのものだ
人は願いが叶ったら次の願いを生み出す、それは生命としての命題、生きるためのプロセスだからだ
人は願いを目標と言いそれを叶えるために奔走する
―――だがもしも、その願いを祈るだけで叶えられたら?
人は欲深い生き物だ、目先の願いが叶っても次と次と果てのない渇きを潤すように足掻く者だ
満たされぬ欲、尽きぬ渇き
彼等は人ではなく、彼等は個ではなく、彼等は個の名もなく、彼等は各々の願いすら違う
だが
どうしようもないほどに人間だった
渇く願いの渇きを潤す為だけに目先の神を使うこの地の呪い
それが彼等だった
- 73二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 19:49:56
なるほど
なるほど? - 74残留死別25/07/06(日) 20:04:43
カチンと撃鉄が下ろされる音を聞いた
それは終わりだった
黒の世界は塗りつぶされるように、食いつぶされるように『線』に侵される
一瞬の出来事、敵は何も発する暇もなくただ終わりが訪れた
―――今度こそ終わった
これを私は知らない/知っている
点を中心に線は広がり世界は変化したこの瞬間を
瞬きの間に黒の世界は教室へと変わるこの情景を
何故だろう、酷く懐かしい
この記憶は既に無いような気がする、この感情は失われた気がする、この思い出を私は知らない
敵の正体を暴いた瞬間からあったはずのモノは消えていった
―――はずなのに
「なんとなく……わかる」
わかりきった回答
身体は既に衰え始めている
ただ、この焼き焦げる程に抱いた過去の憧憬の残滓がまだ遺っているから
「きっと、私は何回も何回も貴方を思い出そうとした……そんな気がする」
懐かしい友を呼ぶように
過去を追想するように
「でもどうしても私は思い出せない……だけど、最後に貴方に、友達に言いたい」
「ありがとう、ばいばいイノリ」 - 75残留死別25/07/06(日) 20:06:15
―――窓に居た影法師が笑った気がした
- 76残留死別25/07/06(日) 20:14:21
眩い、人工的な光によって瞼を開ける
「……どうやら、起きたらしいな」
「―――え?」
機械の部屋
初めの印象はそれだった
金属に覆われ、よくわからない機械が乱雑に床に置いてある
だがそんな部屋よりも異質な存在を放つ
「ハクノ……先輩?」
「ハーハッハッハッハーハァーー!!良く気が付いたなエミコくん!!!」
謎の機械を身にまとっている彼女……ハクノ先輩が私の前に居た - 77神祖生誕25/07/06(日) 20:35:26
座は整えられ、キヴォトスを養分とし、願いを叶える『神』が生誕する
ヒトの願い、欲望、渇き
この先には何もなく故に破滅するのが運命
終焉の警鐘が産声を上げる
―――境界線が崩落する
人のカタチに収まることに
私は何故、拘っていたのだろう - 78二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 03:04:32
待機フォックスですまない。
- 79二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 09:58:56
待機フォックスですまない。
- 80スレ主25/07/07(月) 15:01:21
色々ありましたがめっちゃ長かった残留死別が終わりました
残留死別どうでしたか?
残留死別はエミコにフォーカスした話であり、伝奇物のような話に仕立ててみました
神祖生誕は先生の目線の話になります
感想をくれると嬉しいです - 81二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 17:41:46
お疲れ様でした。楽しかったです。本編は終了していたとはいえ、別視点でのお話はとても気になっていたので、こうして保守し続けてその終わりを見届けることができたことが何よりの喜びです。こころより感謝申し上げます。
- 82二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 17:48:11
神祖生誕、楽しみだぜ!
- 83神祖生誕25/07/07(月) 21:22:41
「せ―――s―――い」
あたまが、いたい
「せn―――s―――い」
ぐわんぐわん、体がまわっているようだ
「せんせ―――い」
誰かの声がきこえる、たしか……
「先生!!!」
”あろ……な?”
「先生!!しっかりしてくれ!!!先生!!」
眼に光が灯る
かちかちと視界が安定していく
目の前には………
”セ―――イア?”
「先生!!!」
”ぐぇ!?”
視界が安定してきたと思った矢先に強くセイアに抱きしめられる
強すぎて思わず背骨が折れたと思ったよ
「生きててよかった……本当に…!!」
なんて、気を紛らわす気軽なジョークは彼女の顔をみて霧散した - 84二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 05:08:29
待機フォックスですまない。
- 85二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 12:26:29
その状態で言っとる場合か!
- 86二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 12:32:04
待機フォックスですまない。
- 87神祖生誕25/07/08(火) 16:45:13
”おはよう、せい……”
呆れる程に平和な挨拶をして空気を和ませようとする
―――彼女の、セイアの泣いている顔を見たくない
立ち上がり、そんな事を思いながら声をかけようとする
だが、そんな状況ではないと、そんな場合ではないと目の前の現実は残酷に私が知らない世界を突き付けてくる
”な………どうな……て?”
意味が分からない、景色とそして目の前の現実を理解できない
有り得ない、有り得ない、有り得ない、あってはならない
あの異常な原始の大地は理解できた
なぜならば、それは森林などの緑の延長線上にあるものだからだ
では?
では、これはなんだ?
この、眩暈を覚える程の現実はなんだ?
私は知らない、私は分からない、私は理解できない
森は天蓋を鳥籠のように覆い闇を下ろし
人類の文明は星のように宙へ浮かび塵へと還り最後の命を放つが如く光を放つ
ある所は嵐が起き、またある所は雪が降っている
太陽系のように此処は、ゆったりと緩慢にだが回転している
その奔流のなか、ただ一つ太陽のように佇むモノがある
それは―――
視るな、視てはいけない
今、『これ』を理解しようとして視てはいけない - 88神祖生誕25/07/08(火) 16:46:36
『それ』に目を通そうとした瞬間、身体が硬直した
本能で理解する
『それ』は剝き出しのモノだ、フィルターを、この世の摂理のテクスチャをかけてない
故にそれを視ようものならば、この身体が焼き切れても仕方ない……と
ごくりと唾を飲み込む
心臓が別の生き物のようにバクバクと躍動する
眼球がカラカラと奥の底から乾いていくような感覚がある
錯覚か?錯覚だろう
そうであってしまわないと気が狂ってしまう
知りたくない、視たくない、理解できない
諦念、絶望、失望、諦観、絶念
ぐにゃぐにゃと視界がゆがむ
こきゅうがうまくできない
”か―――ひゅ”
なんていうごうまんだったんだろう?
わたしたちは『それ』をしんにりかいしてなかった
これにあらがうのはひとのかんがえではない
しかいがまたてんめつして―――
「先生!!あぶ……あ」
”が!?”
ドンとハンマーで打たれたような強い衝撃を後頭部に受ける
視た景色が非現実的すぎて思わず後ろに倒れこんでしまったらしい……それも頭から
だが幸い、それで点滅していた視界が正常に戻った
―――まだ、正気は保てる - 89二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 18:09:16
ひぇ、大丈夫か先生…
- 90神祖生誕25/07/08(火) 19:00:18
- 91END 「紅い視界」25/07/08(火) 19:28:29
―――居ても立っても居られない
こんな現実を突き付けられて我慢なんて出来るか、出来るわけない
セイアが心配する声に適当に相槌をうち、即座にこの場から離れようとする
「先生、まだ話を!ここはまだ……」
”ごめんセイア!また話はあとで聞くから!!”
セイアを背にし走る
今更ながらだが私が立っている足場は木の根のようなものらしい
走る分には問題ないが巨大な木の根で走れる、その事実が余計にそれがこの世界の滅亡を暗示しているようで―――
”まだ……きっとまだ”
あの場にはセイアと私しか居なかった
だけどセイアが他の人を見殺しにするはずはない
だから……きっと
”まだ……あ?”
少しの違和感、走っていたとはいえ暑い
夏だからだろうか?いや、それはおかしいと自分の考えを否定する
だって
私自身が燃えているんだから
暑さの正体を知って思わず笑ってしまう、燃えているから暑い
なんて単純な答えだろう?私が燃えているから暑いなんて気がつかなかった
なんだそんなことかと納得しまた走る
身体がだんたんと赤く、紅くなっているが構わず走る、それが先生としてやるべきことだろう
走る、走る、走る、ハシる、ハシる、はしる、hしる、hsる、h - 92アロナちゃんねる 特別編25/07/08(火) 20:43:07
おーと!デットエ――ンド!!
そこの先生!スピード違反です!!
はい!先生久しぶりです!アロナちゃんねるのお時間です!
今回は特別編!
デットエンドの解説などをしていきます!
気合いはばっちり!なにしろ本編でないせっかくの私の出b
ごほんごほん
活躍なので!
まあ……その話は一旦置いて……
ほお~ほお~(エンド新聞ペラペラ)
なるほどなるほど……このエンドは先生がBBQになってしまったようですね~…
ここはダイスの目が悪かったですね……セイアさんと話をせずに走ってしまったのが悪かったでしょうか……
でも安心してください!次はしっかりとセイアさんと話をしてくれると思います!
今回の安価はアロナちゃんねる顔見せの可能性で少し特殊ですが……
こんな運ばっかりのダイスではありません!基本的に>>5に書いてある内容でダイスをします!
まだまだ神祖生誕も序盤です!この話は安価が多くなる予定ですから備えてみるものいいと思います!
もしも失敗してもこの超高性能AIアロナちゃんがしっかりとアドバイスしてみせます!!
- 93神祖生誕25/07/08(火) 20:47:51
- 94二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 22:33:40
- 95二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 22:37:50
世界はどうなってしまったの?
- 96二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 00:11:11
その状態で言っとる場合か!
- 97二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 04:12:42
言いそびれたジョークをここで言うか!!?
- 98二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 12:04:00
待機フォックスですまない。
- 99二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 15:09:44
何言ってんだお前ェ!?
- 100二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 17:40:41
どうしよう、これがダイスで選ばれることを望んでしまう俺がいる……
- 101二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 22:33:14
このレスは削除されています
- 102神祖生誕25/07/09(水) 23:36:12
こんな状況だ……聞く事といえば
”セイア、バストサイズを教えてほしい”
「ああ、こんな状況だ混乱するのは分かる、まずは状況の確認を………………………………え?」
”セイア、バストサイズを教えてほしい”
セイアが銅像のように固まる
ピーーンとあんまりにも綺麗に固まっている
可愛いので頭を撫でてみた
「ひゃい!?」
”あ、動いた”
石のように固まっていたセイアが飛び跳ねる
セイアは一挙手一投足が可愛いな………
「先生………」
”はい”
「一応聞くけど、なんて言ったのかな?」
”セイアのバストサイズを教えてほしい”
「―――」
”ぶぇ!?”
殴れた、グーだった…………まだ顔面ではなく腹だったところに温情を感じる
―――だがこれでは本当にセイアのバストサイズを聞けない………………どうしよう
いや…聞く手段………そうか!!! - 103二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 02:37:18
いかん、先生が壊れた。
- 104二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 10:47:38
まあ先生だし。
- 105二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 17:26:18
>>あっそうだ!
これ以上何を聞くというのだ……?
- 106スレ主25/07/10(木) 19:34:49
今日は更新難しいのでちょっとした小ネタを
エミコのヘイローは二重丸みたいな感じですが内側だけボロボロで外は綺麗なのは
ボロボロの中身を綺麗な殻で覆っているという意味があります - 107二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 00:39:17
そういう
崩れたわけじゃないのね - 108二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 00:39:17
つまり、取り繕ったエミコの本心を聞き出せる人は僅かであると言えるのか……
- 109二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 03:47:29
もし先生がヘイローの形の意味に気づけたとしたら、それはそれですごい救いになるのではないだろうか?
- 110二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 11:09:21
待機フォックスですまない。
- 111二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 13:36:51
ヘイローの細かい形を認識できるのは先生だけだもんね
- 112二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:11:57
アロナもドン引きしてるよ!バストサイズ聞くなんて!
- 113スレ主25/07/11(金) 22:25:47
今日も更新が難しいので>>106の補足を
残留死別編最後の記憶戻った&殻を被らないエミコのヘイローは完璧な一つの円ですが色が黄色ではなく『』の黒に変色します
人格そのものが変わったようなものなのでヘイロー自体がめっちゃ変わります
- 114二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 03:40:08
興味深い……
- 115二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 05:36:21
実際反転以外でヘイローの色変わるとキヴォトス人ってどうなるんだろ。本編でもそういうの出るんかな?
- 116二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 10:51:34
わからんけど、続き楽しみ。
- 117二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 16:07:10
保守
- 118神祖生誕25/07/12(土) 22:38:16
両手を地面につける
膝を曲げる
息を吸え、それが最後の覚悟の仕方だ
そのまま―――
”お願いします!!セイアさんのバストサイズを教えてください!!”
土下座した
一寸の狂いもない完璧なフォームから繰り出される大人の土下座だった
「―――え?」
あんまりにも急な土下座だったのかそれともあまりにも美しい土下座だったからなのかセイアは宇宙猫のように固まってしまった
―――だが構わない、この人生最高のパフォーマンスの土下座でこの思いを伝える!
”セイアは可愛い!!正直言って凄くエッチだと思う!!普通の制服とは違うあの横乳ドスケベ服にしか出せない魅力と慎ましい胸とのコラボレーションの威力が凄まじすぎて目のやり場に困っていた!!”
「せ、んせ……い?」
”あとあの狐耳!!ドスケベフォックスすぎるだろ!?キヴォトスの仕事はいつも忙しいし色々発散する場面もなかったからセイアの一挙手一投足でドキドキしてた!!!”
「いや…少し待っ」”いいや待てない!!”
この迸るリビドーは抑えられない、溜めきった欲はここぞとばかりに暴走する
”まずセイアのあの可愛いさなんなんだ!?萌え袖でセクシーで横乳服で脇丸出しでダウナーな感じもするあのエロスインパクトはなんだ!?”
”というか本当にセイアが可愛すぎる…こんなにも可愛い子がいる世界ってどういうことだ?私の夢なのか?マジで実装してくれてありがとうヨースター様、これからもセクシーセイアをよろしくさせて頂きます”
「え………………と」
”セイアが可愛すぎるて正直胸を触りたいけどそれはもう先生ではないただの変態なのでセイアのバストサイズが知りたいです”
「………………」
あ、セイアがあまりの情報量にフリーズした - 119二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 23:54:02
このレスは削除されています
- 120二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 00:47:41
もしもしヴァルキューレ?
- 121二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 08:23:00
セクシーフォックスですまない。
- 122二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 15:45:42
困った。セイアのえっちさ(萌え袖でセクシーで横乳服で脇丸出しでダウナー)に関しては理解できるところがあるから強くいえねえ。
- 123神祖生誕25/07/13(日) 19:23:17
はぁと大きなため息をつくセイアに緊張してしまう
今更ながらだが自らの行いに反省する………流石に言い過ぎた
”セイア、ごめんさっきの言葉は……”
「先生………一旦顔を上げてくれないか?」
”―――?いいけど…”
「―――ん」
なに……が起こっている?
いま、セイアが目の前に居て、なんか匂いとか凄くて、なんだ?今体に押し付けられているこの感触は
「そこまで言われてはね、少し照れ臭いが教えてあげるよ」
セイアの声が響く、言葉として脳は咀嚼出来ているのに意味が全く分からない
声が、匂いが、体温が、感触が、五感全てがセイアに包まれているようだ
まるで織姫と彦星のようだ、この二人だけの世界での逢瀬では呼吸すら忘れてただ目の前にいる少女に見惚れてしまう
「私のバストサイズは■だよ」
聞こえた、知った、理解した
でもそれ以上に、私はセイアに魅力された
「―――やはり少し照れ臭いな」
離れていく体温、熱に浮かされたようにまだぼんやりとしていて意識がはっきりとしない
でもそんな事を忘れるほどに
林檎のように頬が染まった彼女の顔が美しくて
一目惚れのようにただ見ていることしか出来なかった - 124二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 02:00:17
おぉ…
- 125二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 07:00:07
雰囲気だけ良い感じになってる…
やってる事イオリの足舐め並のセクハラなのに… - 126二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 11:27:59
セイアはえっちだな……
- 127二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 19:42:03
えっちなフォックスですまない。
- 128神祖生誕25/07/14(月) 23:21:29
「さて……そろそろ真面目に話をしようか」
”そ………そうだね…”
さっきの出来事のせいか緊張してセイアへ真面目に返事ができない
―――まだ、セイアの匂いや感触が残っている
「先生?」
”う、うん!?真面目な話だよね!”
いかんいかん、頭が茹ってまともに思考ができない
ここは深呼吸をして気持ちを落ち着かせる……
”よし、落ち着いた。セイア、さっき聞きそびれたことなんだけど――”
「なんだい?」
こんな状況だ……聞きそびれたが聞く事といえば
”この世界の状況を教えてほしい。明らかにまともじゃないイカれているって言ってもいい程に……”
―――そうだ、こんな状況ならば聞くことなんてこれしかない
何をトチ狂ったかセイアのバストサイズを聞いてしまったが本来聞くべきことはこういう真面目な事のはずだ
「―――」
セイアは少し考え込むような仕草をとったあと
「急に真面目になった……先生、悪い物でも食べたのかい?」
本気で心配している様子で聞いてきた
―――私はどうやら生徒に本気で心配されるほど気が狂った行動をしていたようだ - 129二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 03:33:22
>>本気で心配している様子で聞いてきた
>>―――私はどうやら生徒に本気で心配されるほど気が狂った行動をしていたようだ
その通りだよ!!!!
- 130二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 09:52:06
むしろ欠片でもバストサイズを聞くタイミングだと思ったのかよ
- 131二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 12:03:39
平時でも緊急時でも聞くものじゃないんよwww
- 132二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 18:34:24
待機フォックスですまない。
- 133スレ主25/07/15(火) 22:10:32
スレ主はとあるゲームで急性尊死不全になった事により今日の更新が不可能な状態へと陥りました
明日も更新が出来るか不明確な状態になった事をお詫び申し上げます - 134二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 01:55:05
どんなゲームやったんだろう………
- 135二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 05:05:42
スレ主さん、最近話題の寄生実況に気をつけてほしいっす……
- 136二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 12:55:21
>急性尊死不全
草
- 137二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 14:36:58
もし被害に遭ってもめげずに次スレ立ててほしいっす。完結するまで保守しますよ。これまで続けてきた自分たちが言うんだから間違いない。
- 138二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 17:08:23
ここぐらいのレス数が危ないんだっけな?
- 139神祖生誕25/07/16(水) 22:59:16
「ま、まあとりあえずこの世界の状況を説明しようか」
コホンと咳をして話を始める
「―――最初に言っておきたいが私もこの事象のことは詳しく理解出来てない」
”わかった”
「素直で有り難い限りだ……それではまず確定していることを話そう」
「一つ、周りを見渡せば分かるかも知れないが…ここは既に人智を超越した場所だ、あらゆる常識が通用しない、一寸先は闇どころか丸焼けになる可能性すらある」
”それは……どういう?”
「一歩先の世界の常識は事は違うということだよ、数メートル先は目視では同じ世界に見えるだろうがそこは摂氏3000の……人の理解が及ばない灼熱の世界かも知れないということだよ」
なんだ……それは?
「次に二つ、この世界はどうやら色々と重力が歪んでいるということだね、これは少し説明するのが難しいが……まあ、簡単に言えば一歩先が無重力状態の可能性を秘めている不確実性な現実だという事かな?」
なんだ……それは?
「それと三つこれが最後だね、あの『巨人』を中心にして私たちの足場でもある木やコンクリート…あとはビルもだね。それらが太陽系のように周りを廻っているということかな?まあ太陽系のように足場が自転はしていないようだけど」
「なんとかわかった事はそれぐらいかな…これ以上のことは外を歩かないとわからないけど…先生?」
茹っていた思考が氷水に突っ込まれる
今、自分がどれほどの事態にいるのか、どれほどこの世界を見えていなかったのかをセイヤの言葉を通して自覚する
私は間違えていた
世界が、まだなんとかなる状態だと無意識のうちに思い上がっていた
なんとい浅はかで愚かしい思考だったのだろう
ここからは世界をどうにかする戦いではなく、あと数時間後の破滅を眺めるモノだということを丸っきり私は理解していなかった
キヴォトスは、世界は滅亡した
そんなこと、ほんの少し前にこの世界を目にした時に分かっていたはずなのに――― - 140二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 03:01:16
うお、重い……
- 141二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 10:31:02
待機フォックスですまない。
- 142二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 17:15:40
待機フォックスですまない。
- 143神祖生誕25/07/17(木) 22:12:26
「先生…大丈夫かい?顔色が優れない様子だが」
”あ、ああ大丈夫だよセイア”
呼吸をする
大丈夫だ、息は出来る
まだ手も足も動く
ならまだ出来る事がある
眼が眩みそうな程の状況でも目の前に生徒がいる
だったら
”まだなんとかなるかもしれない、それが生きている私たちが出来ることだ”
終わる世界で何に抗うのか、どうすればいいのか
そんなことはまだわからないけど、このまま死ぬのだけはダメだということを私は知っているから
「うん、そうだね」
そんな私の様子を朝焼け色の少女が笑って見てた
「あ、そういえばなんだけど…先生これ忘れ物」
”うお!?あ……これ”
セイアから渡されたのは一見すると棒のような物だ
だが……
”お、しっかりナイフが出る!ありがとうセイア!”
カチッと少し突起してる所を押すと切れ味抜群の鋭いナイフが出てくる
仕込みナイフ、というか飛び出しナイフがこの棒の正体だ
――ミレニアムの人に無理を言って作ってもらったサバイバル用の仕込みナイフ、戦闘用ではなく森などを探索する為に造られた私専用のナイフだった - 144二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 05:13:09
待機フォックスですまない。
- 145二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 08:09:58
かっこいい
- 146二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 13:15:33
ナイフ持ち先生は新鮮だなぁ。
- 147神祖生誕25/07/18(金) 15:52:19
「ここに留まっていても仕方ないしね、少し歩こうか」
セイアの何気ない一言に驚く
”歩くって……大丈夫なの?さっき言っててけど環境が不安定でこの一歩先が摂氏3000の世界の可能性があるんだよね?”
「それに関しては大丈夫だよ先生。摂氏3000の可能性があるって言いはしたが要はフライパンのような物でね、その場所に近づくと少しだが熱を感じるんだ」
「余程焦ってない限りその場所には突っ込まないと思うよ」とセイアは付け足して歩き始める
セイアが言うならそうなんだろう遅れないように慌ててセイアへついていった
━━━━━━━━━━━━━━━
熱された体温は呼吸をするたびに水分を奪う
つまるところ喉が渇いていた
”歩いてから何分経った……?”
「もう数十分だね……そろそろ休憩しようか」
流石に暑い
この世界でも夏ということは変わらないのだろうか、ただただ暑かった
少し休憩できそうな木陰を見つけ座り込む
世界の緑のベールは剝がれるどころか更に深くなる
ナイフで切り進みながら何か手掛かりになるものを捜すがその行為を無駄だと嘲笑うように世界は変わらない
この状態でもう既に数十分が進んでしまったこと自体が私を焦らせた
”―――もう、休憩は十分だ”
「先生?まだ一分も休憩してないけど…大丈夫かい?」
”ああ大丈夫だよ、熱中症対策も水分補給して十分だしね”
この先、何もなくただ世界が私の知らないうちに終わってしまうことが何よりの恐怖だった - 148神祖生誕25/07/18(金) 16:14:40
草を擦る音が聞こえる
”―――”
「―――」
セイアと顔を見合わせる
音は止まらない
ザッザッ
音は止まらない
空気が重くなる
呼吸をするという行為自体にリスクが孕む
ザッザッ
音は止まらない
好奇心、恐怖心、二律背反の感情が混ざり合う
緊張で眩暈がする
ザッザッ
音は止まらない
鬼が出るか蛇が出るかそれとも更に予測のつかないものが出るか
どちらにしろ逃げ道はない………この場所には、もう
”―――!!”
『それ』を認識する前に既に身体は反射的に横に飛ぶことを選択をしていた - 149二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 20:15:29
おお、何がおきたんだ?
- 150二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 02:58:26
待機フォックスですまない。
- 151二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 10:23:32
なんだなんだ、何が出たんだ
- 152神祖生誕25/07/19(土) 15:19:15
”なん……!!”
姿が見える前に身体が反射的に行動した、それはつまり相手が私の警戒すべき何かである事を示している
背中の衝撃を受け流しながら相手を捕捉しようとする
ガサガサ
草が擦れる音、相手はまだ姿を表さない
呼吸が乱れる、息が不確かになる
生きているという感覚の消失
ここは既に安全圏などではない一寸先に死が埋まっている地雷原だ
「先生!?」
一泊遅れてセイアが反応する
遅い
その行動をする事態は既に過ぎている
草の擦れる音がセイアへと近づく
ここは見えざる相手を警戒をすべきだったのに―――!!
”セイア!!伏せて!!”
だから死ぬ
油断して他人の心配をする善人から死ぬ
ここは安全圏ではないのだと認識が遅れる者から死ぬ
”―――!!”
遅い
間に合うか考えるよりも先に身体が動くが余りにも肉体は愚鈍だった - 153神祖生誕25/07/19(土) 15:39:32
音がした
それがナイフが飛び出た音なのか頭の中の何かが落とされた音なのか私には判別がつかない
ただ
カチッと
何かが決定的な音がした
”―――ッ!!”
息を絞る
蛇のように地を這いずる
思考が白熱してまっさらになる
届く
何に届くのか、何をしているのか、今どうしてこうなっているのか
わからない、わからないけど
ただ相手を捕捉出来た事だけは分かった
ならそれで十分だ
「くっ!」
パンッと軽い音がする
奴にそんな弾丸は効かないようだった
ただ獲物を舐めまわすように私の生徒に近づく
遅い
そんな獲物にかまけてしまうからお前は殺される
私に殺される
スッと
綺麗に、見惚れる程鮮やかに奴の背後に回った私はナイフで奴の虫体を切断した - 154二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:02:13
虫体!? 虫みたいな体つきをしている怪物なのだろうか? 読んだ感じかなり巨体に見えるが、まさか古代の昆虫が現れたとでも?
- 155二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 20:41:56
- 156二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 22:40:34
遅い→セイアが死ぬヤバい!!
遅い→お前を殺す
先生の殺意高すぎるんよ〜 - 157二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 01:03:22
まぁ、先生だし…
- 158二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 03:42:06
オオキバヘビトンボとかそれっぽいかもね。
- 159二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 10:32:49
待機フォックスですまない。
- 160神祖生誕25/07/20(日) 12:19:07
”っ……はぁ……”
酸欠になりそうになる脳に酸素を取り込む
息を切らしながら酸素を求め喘ぐ
視点を下に向ける
―――そこには死骸があった
よく見るとそれは蜘蛛の形をしていた。特徴的な六足の足、ゴワゴワし弾丸すら安易に貫けない剛毛、敵を捕捉する為の無数の目玉、鋭くクワガタの角のような触肢
だが蜘蛛にしてはデカい、そいつは一mは優に超えている程のデカさがある
今、その姿を俯瞰している私を蜘蛛の眼が焼き付けるように見ている
息が……苦しい
死骸の死因は明確だ、身体を二分割したナイフによる切断によるモノ
傷口は荒々しくなく綺麗に切れている、だがこれはただ単にナイフの切れ味が良く綺麗に切れただけだ
なんで
なんでこんなにも綺麗に切れているんだ
なんで私の手にはナイフがあってその手が無色の液体が付いているんだ
おかしい、有り得ない、分からない、理解できない
何よりもそれに疑問に思わずただ受け入れている自分がいることがいることが理解できない
そもそもなんであんなにも簡単に背後をつけたのだろう?
そんなの疑問に思う程でもない
地に蛇のように沿い、姿を眩ませ息を絞り思考すらも消し去り気配を殺したからだ
ただ殺すという事だけに意識を絞り、点ではなく面を見ながら相手を捕捉した
生徒に意識を持っていかれ外敵に注意しなかったがら空きの背中を切断するのに何を躊躇うことがある?
躊躇っていては彼女は死んでいた。それをわかっていながらも背中に津たる悪寒が止まらない
あの時、ただ単純に相手を殺すことだけを考えていた。けれどそれは本当に『私』の思考なのだろうか? - 161二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 15:19:52
先生、落ち着け。あんたは今できる最善をやったんだ。
- 162スレ主25/07/20(日) 16:10:00
- 163二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 18:31:34
お疲れ様ですー
- 164二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 01:20:35
待機フォックスですまない。
- 165二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 10:53:55
まっとるやで
- 166二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 10:54:08
待機フォックスですまない。
- 167二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 12:36:36
このレスは削除されています
- 168神祖生誕25/07/21(月) 12:41:35
頭に染み込む様な頭痛がする
痛い
ゆっくりとゆっくりと脳に根を張るように痛みがする
イタイ
まるでノイズのようだ。脳の奥から染み込み浸食するノイズ
嗚呼……本当に頭が痛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいたったったたったたいいいいいいいたいたいたいたたたたたたいいいたいたいいたいt
「先生!!」
”!?……あ、ああセイアか。大丈夫だった?”
「――先生の方こそ大丈夫かい?さっきからずっと呼びかけていたのに全然反応しなかったじゃないか」
”私は……大丈夫だよ”
「はあ……」
やれやれといった様子のセイア
私は何かおかしな事を言ったんだろうか?
全く身に覚えがない
「そんな青い顔されても信憑性がないよ先生。君は少し無理をしすぎだ……一旦無理にでも休ませるしかなさそうだね」
”セイア……それは”
「先生は繋馬に鞭を打つという言葉を知らないのかい?繋馬に鞭を打っても動きはしない。私は確かにこの状況の打破をしたいがそれはを君には強要はしていない。何事も趨勢する物だというのにそれに対しての体力がない状態では流れに追いつけずに倒れてしまう。そんな状況で先生は無理をするのは余りにも非効率的で危険だ。だから先生、今回はこういう物だと思って納得して一回しっかりと休んでくれないか?」
……セイアにここまで言われてしまっては仕方ない
大人しくセイアの言う通り一回しっかりと休むのが良さそうだ
”うん、分かったよセイア一回しっかりと休もう。実のところさっきから頭痛が酷かったんだ”
ああそうだ私は生徒を助けたんだ。なら今はそれだけでいいじゃないかほかに考える事なんて今はない
ない……はずだ - 169神祖生誕25/07/21(月) 13:08:29
”ねえセイア……”
「なんだい?先生」
”いや~少し近いような……”
「そうかい?私はいつ危険が訪れてもいいように先生の近くに居るだけなんだがね」
”そ、そっか~”
まずい
セイアが近い
もう本当に近い
隣で一緒に座っているけどもう少しで肩と肩がぶつかり合いそうになるレベルで近い!!
ヤバい
何がヤバい?いやそんなの決まっているけどそれを言語化してはいけない気がする……!!
「ねえ先生」
”ひゃい!?”
「だ、大丈夫かい……?」
”いや大丈夫だよ、多分急なサプライズセイアに驚いてしまったとかじゃないから!?”
「う、うん……?」
まずい更に混乱させてしまっているようだ
ここはまずは自分の心を落ち着かせるのがいい!
煩悩滅殺!煩悩滅殺!煩悩滅殺!
ふう……落ち着いた
「先生?」
”ひゃおん!?”
ダメだった - 170神祖生誕25/07/21(月) 13:59:15
- 171二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 17:44:42
まぁ、まず警戒しながら逃げるよね。
- 172二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:50:31
逃げるがすでに候補に上がっているからこっちは立ち向かう用意をする。で。
- 173二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 01:52:40
ええ、二つも潰されているからわからんなぁ。じゃあこの後くるセイアの合図に従うって感じで彼女に一任。
- 174神祖生誕25/07/22(火) 08:34:29
ここはこれで決まりでいいだろう
さあ、これでどうなるかだ……
dice1d3=2 (2)
1.警戒しながら逃げる
2.こっちは立ち向かう用意をする
3.セイアの合図に従う
- 175END 「戌の餌」25/07/22(火) 09:10:28
”ここは一緒に立ち向かおうセイア”
「先生…いいのかい?私の直感では恐らく先ほどよりも強大な敵が出ると思うんだが……」
”それでも大丈夫だよ、二人だったらなんとかなる”
「先生………。!!来るよ!!」
セイアの
顔が緊張で強張る
空気が重く身体が息苦しさを感じる
ザッ
草をかき分ける音が急接近する
反射的に私の身体は外敵に対して攻撃を選択していた
草から飛ぶように放たれるは獣の歯
遅い
狼のカタチをしていた『それ』は私の首を齧ろうと涎を垂らす
嗚呼なんて解りやすい
知能も本能もその程度だ、人がいなくなったからお前たちはそこまで肥えた。だが根本的にお前たちは忘れている
人はこの世を一度は勝ち取ってしまったこの世で一番罪深い生命だと云う事を
「―――」
”―――”
視線の交差は刹那
だがそれでいいここは既に死が存在する世の地獄そこに善悪は既に亡く故に誰もが平等だ
首を掻いたナイフから血が噴き出る
犬の頭部はゴロンと無様に転がっていく
だがそれが唯一にして一番の間違いだという事を私は認識しきれなかった
充満する血の匂い
それは - 176END 「戌の餌」25/07/22(火) 09:11:29
更なる獣を呼ぶ笛だということに
”しくじった!!!”
今更ながらに己の選択ミスに気付く
遅かった
既にそこには己の同胞を討った輩を始末する為に周囲を囲む犬が―――
「先生!こっち!!」
セイアの声で振り向く
どうやら奴らは蜘蛛程の進化は遂げてないらしい
容易く銃弾は通る!
「■■■■ーーーーー!!!」
”―――っ!!”
溢れんばかりの獣の咆哮
耳を劈く鳴き声は身体を鈍らせる
それが
致命的だった
”が―――”
先ずは足を齧られる―――獲物を逃がさないように
次に腕を齧られる―――同胞を殺した物を使えないようにする為に
次に喉、次に頭、次に股関部、次に、次に、次に、次に、次ににににににににににににに――――――
血で染みる視界の中で
最後に誰かが私の名を呼んだ気がした - 177二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 10:17:19
やっちまったー!
- 178二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 14:22:19
じゃあ次は別の選択肢をダイスするんですね。どっちかが生存に繋がると。
- 179二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 14:50:25
このレスは削除されています
- 180アロナちゃんねる 特別編25/07/22(火) 14:51:37
へいへいバッチコーイ!どんな野球ボールでも飛ばしてやりますよ!
あいた!?
いたた……
は!?もうアロナちゃんねるの時間ですか!?
先生こんにちは!アロナちゃんねるのお時間です!
え?さっきの野球ボールはなんだって…?
いや~もう夏のいい感じに夏してきたのでアロナちゃんねる野球編という事をしかったのです!
まあその計画は頓挫してしまったんですけど……いえいえ!!そういう話ではなく!?
か、関係ない話はここまで!今回も気合いを入れてデットエンドの解説をしていきます!
はいはい(エンド絵本ペラペラ)
なるほど、このエンドは先生がワンちゃんのエサになってしまったんですね……
今回セイアさんが感じとった直感はいわゆる『数の力』というものかもしれません
普段のセイアさんなら恐らく逃げを選択してたと思いますが……先生と一緒に立ち向かってしまったのは恐らくですけど……その……先生に頼られて嬉しかったのが原因ですね……
先ほどのセイアさんはいい所が少なくていつもより先生の役に立ちたい気持ちが強かったのも理由の一つだと思います
ま、まあこの話は置いといて今回のデットエンドから分かる教訓は『数の力には勝てない』ということですね
この神祖生誕編は基本的に(多分)セイアさんと先生のマンツーマンですから数の力には勝てません!
ここは大人しく逃げるか……そうですね
犬は鼻が強いとも言いますし何か匂いが強い物をその場に残したりして匂いを囮にするのもいいかもしれないです!
以上アロナちゃんねるからでした! - 181神祖生誕25/07/22(火) 14:53:11
- 182スレ主25/07/22(火) 14:57:21
(間違えて安価三つしちった……埋めますね、あとそろそろ次スレだなこれ……)
- 183二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 17:23:28
- 184二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 00:36:22
- 185二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 03:30:27
それなんか胡椒や唐辛子、催涙ガスみたいな刺激物質があるといいね。
- 186二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 12:04:14
待機フォックスですまない。
- 187神祖生誕25/07/23(水) 15:30:38
周りやセイアのことをよく見れば何か分かるかもしれない……
ここは……
dice1d2=1 (1)
1.周りを観察する
2.セイアと話してみる
- 188神祖生誕25/07/23(水) 15:42:57
”―――マジか”
周りを観察してみたら何かあった
これは……なにかの缶?
に、匂いが酷いがとりあえずセイアに見せてみようか
「う……先生、それを持って近づかないでくれあと絶っっ対に私の目の前でそれを開けないでほしい」
”う、うん……”
セイアが、ものすごい形相でこっちを睨んでる……
おおよそこれの正体に感づいたんだろう
「いや…そうか、しかし……うーん」
”せ、セイア……?”
何か嫌な予感がする
「先生」
”はい…”
神妙な面持ちでセイアがこちらを向く
正に覚悟の決まった眼だ、強い意志を感じる
「―――ナイフでそれを開けてくれないか?」
”…………う……ん”
数秒後に起こる悲劇をなんとなく予測しながらも腹をくくるしかない現実に絶望しそうになった
しかしこうするしか助かる道はない
打てる手があるなら躊躇うことなく実行するべきだ
―――いやでもやっぱり少し嫌だった - 189二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 15:51:58
本場じゃ水の中で開けるらしい。この場なら土に埋めた状態で開ければ汁が飛び散ることは無くなると思うで。シュールストレミングの匂いは土に埋めた時点でそう簡単に減衰しないだろうし。
- 190神祖生誕25/07/23(水) 16:14:52
”う……うぅ……もお嫁さんにいけない…………”
「せ、先生……」
めそめそ泣いてる大人とそれを慰める高校生の姿
これ以上惨めな姿を拝見することはそうそうないだろう
というかその姿は私だった
―――土に埋め、草で飛沫を防ぐような形にして満を持してシュールストレミング(名前はあとでセイアが教えてくれた)を開けた所までは良かったものの
臭いがやばかった
急にくる肺を殺す悪臭
私は一瞬にしてのけぞり泡を吹き気絶(記憶はない)
起きた時には既に事は終わり、生徒に醜態を晒した人間としてなんかこれ以上ない尊厳破壊を遂げた
「だ、大丈夫だよ先生…開けてくれないかと言ってしまったのは私だしね。そのおかげで私は生きているんだ……その……元気を出してくれないか……?」
”う……うぅ”
もうなんか色々悲しい
セイアに慰めてもらっているこの状況事態も悲しい
やめてくれセイア、その慰めは私に効く
……こうして数分間なんともいえない時間が過ぎていった - 191二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 17:22:47
犬の怪異、気を逸らすどころか匂いにドン引きしてそう。
- 192二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 00:41:51
よくもまぁそんな兵器を
- 193二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 03:33:23
次スレ待機フォックスですまない。
- 194二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 12:39:20
次スレ待機フォックスですまない。
- 195二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 17:26:34
主さん、常在民ですが多分次スレ立つ頃に居合わせることできないので、立てたらせめて十スレ消費してから去ってください……
- 196二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:17:33
- 197二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 08:15:12
おつおつ
- 198二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 08:19:19
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