- 1culak”e25/06/25(水) 03:25:05
- 2culak”e25/06/25(水) 03:27:06
「…んっ、ん〜」
…ちょっと疲れたな
『…大丈夫です?プロデューサー』
「…大丈夫ですよ」
『いやいやいやいや…!
明らか大丈夫じゃないですって!
クマ酷いですよ…?』
「…」
『…』
「…これくらいのこと、なんてことありません
すいません、心配をかけてしまい
すぐ仕事に戻りますね!」
『えちょっ、ダメですよプロデューサー!
ちゃんと休まないとですって』
「…まだ…仕事が残ってるので
それに俺は大丈b…」
…あ
これ…マズい…体が…
『プ、プロデューサー!?』 - 3culak”e25/06/25(水) 03:28:13
「…あれ、ここは…」
『プロデューサー!大丈夫ですか!?』
「ふ、藤田さん…
…あの、ここは…」
『保健室です!
プロデューサー倒れちゃって、あたしがここまで運んできたんです』
「…なるほど、ありがとうございます藤田さん
では俺はこれで、仕事がまだあるので…」
『待って下さい』
「は、はい」
『プロデューサー』
「…はい」
『…最後に寝たの、何日前ですか』
「…」
『答えて下さい!』
「…一週間は超えてないと思いますけど」
『…はぁ』
「ふ、藤田さん…?
顔が怖いですよ…?」
『プロデューサー』
「はい…」
『今すぐ寝て下さい』
「えいやでも仕事g」
『聞こえませんでした?
ね・て・く・だ・さい!!』
「はい…」 - 4culak”e25/06/25(水) 03:29:24
『はぁ…クマでなんとなく察してましたケド、まさか一週間とは…』
「すみません、藤田さん
ご迷惑をおかけして…」
『担当アイドルなんですから、もっと頼って下さい
それに、咲季や手毬も居るんですから』
「…そうですね、次からは気を付けます」
『まったくもう、あたしに休むコト教えたのはプロデューサーですよ〜?』
「…おっしゃる通りです」
『…まぁ、あたし達のために頑張ってくれてることは知ってるので
ホント、いつもありがとうございます
でもとりあえず今日は休んでください』
「…有り難くそうさせていただきます」
『もし必要だったらぁ〜、あたしが子守唄歌ってあげましょうか?♡』
「流石に大丈夫ですよ」
『ちぇ〜、つまんないの〜』
「自分はもう大丈夫なので、藤田さんも戻って良いですよ」
『ダメです!どうせプロデューサー、あたしが居なくなったら
しれっと抜け出して、まだ仕事するつもりですよね!』
「うっ…」
『ふふ♡
プロデューサーの考えることなんて、ことねちゃんには丸分かりなんですから!』
「…分かりました、今日は大人しく寝ます」
『そうしてください、いつも頑張ってるんですから』
「それでは、おやすみなさい」
『おやすみなさい♡プロデューサー♡』 - 5culak”e25/06/25(水) 03:30:44
藤田さん、ちょ、どこ行くんですか!
ちょっ、ちょっと待って下さい藤田さん!
落ち着いて、そんな所に居たら危ないです
俺の話を聞いてください!
落ち着いて…落ち着いて下さい藤田s…
あ…
…藤田さん、顔を上げてください藤田さん
俺は大丈夫ですから
また一緒に頑張って、トップアイドルを目指しましょう?
ね…?
…え?
……藤田…さん…え…?
…藤田さん…!
藤田さん!
なんで…なんでだよ…
なんで…どうしてだよ… - 6culak”e25/06/25(水) 03:33:10
…ここは
『…あ、プロデューサー』
そんな所危ないですよ藤田さん
『ちょうど良かった』
ほら早く戻りますよ
『あたし…今から』
ほら、早く
『タヒのうと思って…』
…は? - 7culak”e25/06/25(水) 03:34:10
『最期の…挨拶…したくて…』
…何、言ってるんですか
『今まで本当にありがとうございました』
やめてくださいよそんな冗談
『プロデューサーのおかげで』
やめてください藤田さん
『あたし…ホント楽しくて』
やめてください
『なんか毎日が…』
やめて
『夢…みたいで』
やめろ
『きっとプロデューサーがいたから』
やめろやめろやめろ
『あたし、ここまで来れたんだと思います』
やめろ…やめてくれ…
『でももう』
嫌だ…
『なんか、疲れちゃって』
嫌だ…ことね…
『なんでここから、飛び降りちゃおうカナ〜って…』
嫌だ…嫌だ!
『…じゃあね、』
待ってくれ…!ことね…!
『プロデューサー…』
ことね…!ことね…! - 8culak”e25/06/25(水) 03:35:18
「ことね!!!」
『うぅうわぁ〜!?
なな、な、なんですかもう!』
「…え」
『もう〜…びっくりするじゃないですか!』
「…え」
『てか、あたしのコト、夢でも見てたってこと…!?
も、もう〜♡
ぷろでゅーしゃあ〜♡』
「こと…ね…」
『ん…?今名前で…』
「ことね!!!」
『んんん〜〜〜!?!?
へ…?
ちょ
ちょちょ、え、きゅっ急にどうしたんですか!?』
「ことね…ことねぇ…!
良かったよ…ことねぇ〜!」
『そ、そんなに強く抱きしめないでください〜♡』
「ことねぇ…うわぁぁぁぁぁん!!!」
『おーよしよし…♡
大丈夫ですよ〜、ことねちゃんはちゃーんとここに居ますから!
安心してください』 - 9culak”e25/06/25(水) 03:36:18
「…すいません、藤田さん
少々取り乱してしまいました」
『どしたんです?プロデューサー
悪夢でも見たんですか?』
「悪夢…どころじゃないですね」
『え、何それ』
「実は…」 - 10culak”e25/06/25(水) 03:37:31
『なるほどね〜…』
「…ちょっと流石に…怖かったです」
『いやぁ〜…まぁ、そうでしょうねぇ…
…でも、なんか嬉しいです』
「え?」
『そこまで大切に思ってくれてたんだナ〜って』
「当たり前じゃないですか
大切な担当アイドルの1人です」
『ふーーーん…
…さっき散々ことねって名前で呼んでたのになぁ〜』
「…忘れてください」
『嫌で〜っす♡
ちゃんと説明してくれるまで忘れませ〜ん♡』
「ちょ、ちょっと」 - 11culak”e25/06/25(水) 03:38:37
『何よ、人が心配してるのにイチャイチャしてるわよ?手毬』
『べ、別に私は心配なんて…』
「あ、咲季さんに月村さん」
『げ、咲季に手毬…良いところだったのに…』
『げって何よげって、心配しに来たんだけど?』
「あの…2人はいつから…」
『プロデューサーが泣き出した所から聞いてましたけど』
「え…恥…」
『まぁ泣き止んだと思ったらイチャイチャしだしたけどね』
『そうだぞお前ら〜!
せっかく良いところだったのによ〜!』
「藤田さん、誤解を生むような発言はやめてください」
『というか2人とも!
プロデューサーが元気ならレッスンに戻るわよ!』
『えぇ〜…今日はもう良くな〜い?』
『ダメよ!
3人でトップアイドルを目指すんでしょ?』
『レッスン頑張るのは良いけど、衣剥がすのはもうやめてよ』
『それもダメよ』
『は?最低
咲季って人の心無いんじゃないの?』
『な、なぁぁんですってぇ〜!!!』
『おーいおい、2人とも落ち着けってぇ』
「…」
…逆に安心するな - 12culak”e25/06/25(水) 03:40:09
『…あの、プロデューサー』
「なんですか?藤田さん」
『その、まだ怖いかもしれませんけど、安心してください!
プロデューサーが居れば、あたしは大丈夫なんで!』
「…そう、ですね
信じます」
「これからもよろしくお願いします、藤田さん」
『こちらこそ、ヨロシクです!
プロデューサー!』 - 13culak”e25/06/25(水) 03:44:04
以上となります
初めて自作ssを投稿したのでとても緊張してます…w
感想などございましたら、是非送ってもらいたいです
今後のss作りの参考になるので
また、最初に言った通り途中の悪夢の所は元ネタとなったssがあるので
そちらの関係者の方で何か問題がありましたらお伝えください - 14二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 03:45:35
初めてでこれはすごい
- 15culak”e25/06/25(水) 03:50:57
最後に少し自分語りをば
普段からつべで学マスのssの動画をよく見ていたりしたんです
そこで見る度に「自分が書いたのを載せても、みんなこんなに褒めてくれるのかな」という
淡い期待がありました
ですがあんまり自信が無くて、いつも見るだけで終わってたんです
でも今日そのことねの曇らせを見て
「…あ、これこのままだと明日学校行けなくなる」
と思って自分の脳を癒すためにも書きました
それと同時に、最近曇らせが多い気がして
自分のように苦しんでる人もそこそこいるのでは?と思い
今回このように投稿させていただきました
1プロデューサーとして、少しでも多くの同僚の脳を
救えていたら嬉しいです - 16culak”e25/06/25(水) 03:52:47
もし好評だったら今後も時間がある時に
こんな感じでss書こうと思うので
良かったら皆さん感想をお願いします!
(あまり強い言葉を使うなよ…泣くぞ…) - 17culak”e25/06/25(水) 03:54:03
最後に一言
明日からテストなのにこんなド深夜まで何やってんだろうね!!! - 18二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 04:38:41
あんたと同じように思っている人はちゃんとここにいるぞ
応援しているよ - 19二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 04:49:31
曇らせ多くて息苦しいから助かった。テスト頑張れ