- 1二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:28:03
「ああ、アリウスの人間はみな彼女を恐れ、同時に尊敬もしていた」
”尊敬されてたの?”
「彼女は力をもってして、アリウス内戦を終息に向かわせた功労者だったからな」
”内戦を終わらせたのはベアトリーチェって聞いた事があるんだけど”
「それはある意味正しい、でも違う、マダムは彼女よりも強かった、だから彼女を打ち倒し…………〇したんだ。
そしてマダムは私に従わなければこうなるぞと皆を脅し、アリウスを掌握した」
”………そっか、それで、その話を聞かせてくれた理由も聞いていいかな?”
「ああ、むしろここからが本題なんだ」
”本題?”
「彼女はベアトリーチェに頭を何度も殴られて、カタコンベに通じる川捨てられ、流された。
でもそのあと本当に死んだことを確認した者は誰もいなかった。
…………………エデン条約調印の日までは」
”どういうこと?”
「見間違いじゃないのなら………彼女は…あの死神は━━━━」
「クシュン」
「うへ〜、風邪引いた?」
「ん…誰か私の噂をしてる…」
ここだけ元アリウス生徒のシロコ、記憶が無いのはマダムに頭を何度も殴られたからであり、川を通じて偶然にもカタコンベを抜けた結果、アビドスにたどり着いたものとする。
- 2二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:32:03
- 3二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:34:05
これにて私は失礼するのであとはよろしく
- 4二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:34:59
- 5二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:37:01
- 6二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:38:07
言ったな?
- 7二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:38:26
伸ばすしかねぇよなぁ!
- 8二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:38:43
シロコの体力と技術力の根源は紛争地帯だったがゆえの物だったのか
- 9二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:38:55
やあああああってやるぜっ!!
- 10二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:39:25
伸びないわけないんだよなぁ
- 11二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:39:36
- 12二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:40:04
- 13二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:40:44
さて…伸びちゃったねぇ?
- 14二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:41:51
これだけ素晴らしい概念投下して早々撤退、な訳ないよな?
書けよ!書くんだよ!おら! - 15二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:42:43
オラッ!書け!
- 16二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:43:01
- 17二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:50:43
- 18二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:51:22
もう助からないゾ♡
- 19二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:52:51
- 20二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:55:38
- 21二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:56:28
大丈夫だ、問題ない
- 22二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:57:55
(遅くていいから)一番いいのを頼む
- 23二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 12:59:08
チビシロコの時点で何歳だった事になる
- 24二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 13:41:45
アリウスシロオオカミってことか
- 25二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 13:50:37
データキャラ始めちまえ
- 26二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 14:06:36
- 27二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 14:13:21
- 28二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 14:19:45
- 29二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 16:00:41
世間的に中学生の頃(12〜14歳?)にアリウスの内戦を終息させた実力者であり功労者。しかしベアトリーチェに始末されたはずが巡り巡ってアビドスの駐輪場でホシノとノノミに発見されて本編ルートに。という感じかな。
アズサが知ってるならスクワットの四人や他の生徒たちにも語り継がれてそう。ただしシロコ自身は記憶喪失と。
- 30二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:16:17
- 31二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:17:32
- 32二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:17:42
発 想 の 勝 利
- 33二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:18:18
クッソwwwそう来たかwww
- 34二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:18:45
- 35二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:18:45
- 36二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:19:55
- 37二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:20:03
なwwwんwwwだwwwこwwwいwwwつwww
- 38二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:20:56
笑いが止まらねぇwwwww
おい、あまりワクワクさせんなよ? - 39二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:32:33
バケモンおるって
- 40二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 18:04:37
鬼才現る
- 41二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 18:07:21
そうきたか…!天才め…!
- 42二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 18:32:56
- 43二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 18:35:03
息してないで書け
- 44二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:10:44
硝煙の香り、血生臭さ、全身の痛み、高揚感。
今日も誰かを撃って、誰かに撃たれる。
誰かを傷つけ、誰かに傷つけられる。
怒り、祈り、悲しみ、願い、奪い、奪われる。
ぐちゃぐちゃに混ざり合った感情をぶつけ合うだけの空虚な場所。
戦場。
私達はただ、戦い続ける。
………何故?
それって、なんの意味があるの?
私はただ、みんなに━━━ - 45二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:13:17
「ん…朝……」
ずっと同じ夢を見る、戦場にいて、戦い続ける、それだけの夢…でも…
「…………私は…何を…」
これまではその夢に、その戦場になんの疑問も持たなかった、それがあたりまえだと思っていた。
なのに、今回は確かな疑問を抱いていた、戦い続けてなんの意味がある?と。
「………ん、遅刻する」
考えてもわからないし、時間だけが無駄に過ぎていく、だから今は目の前のことに集中するだけ。
「ん、行ってきます」
誰もいない部屋に挨拶をして、扉の鍵を閉めた。 - 46二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:24:32
このレスは削除されています
- 47二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 20:35:53
「ふぁ…ぁ……みんなおはよ〜」
「ん、おはよう」
「遅いわよ!なにしてたの!?」
「いや〜、ちょっと色々あってね〜?」
「………?」
一瞬、私を見たホシノ先輩の表情が変わった気がする。
「ホシノ先輩、私の顔に何かついてる?」
「髪留めとマフラーかなぁ?」
「ん、お気に入り」
「そういえばシロコ先輩っていつもマフラーつけてますよね、熱くないんですか?」
「平気、ホシノ先輩から貰った宝物だから」
「う、うへぇ〜」
これは本当に大切なもの、誰にも渡せない、それこそ”私”にも渡せない。
「シロコちゃん、髪留めは何処で買ったんですか?」
「髪留めは………?」
何処で買った?いや、そもそもこれは買ったものなの?どこで手に入れたのか、一切記憶がない。
それこそ、ホシノ先輩とノノミと出会ったあの時からずっと付けてた、だとしたら…
「………ん、ごめん、思い出そうとしたけど…わからない」
「わからないって…そういえばシロコ先輩って記憶がないんだっけ?」
「ん…記憶が途切れる寸前……確か、川から上ってきたところではまだ身に付けてた」
「川、ですか?」
「ん、そこまでは覚えてる……でも、流された理由は、その前のことは何もわからない」
「………」 - 48二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 21:24:21
保守
- 49二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 21:35:45
大丈夫?スレ主プレッシャーで足の小指が爆発してない?
- 50二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 22:05:25
「それじゃ、今日の活動報告しよっか〜」
「ん、ホシノ先輩がサボって寝てた」
「ちょ、ちょっとシロコちゃん!?」
「じゃあ次は私、新しくバイト始めるつもり、内容は新薬の治験……確か、ゲマなんたらっていう組織の人が━━━」
「却下」
「なんで!?一回辺り500万円の超高額バイトなのよ?!」
「………直接会ったりはした?」
「え?うん、なんかこう…全身黒くてひび割れた肌の━━━」
「なおのこと却下」
「だからなんでよ!?」
「おじさんの知り合いだからだよ」
「知り合いなの?なら良いじゃん!」
「悪い意味での知り合いだよ、信用できないという事実が一番信じられる存在、だから却下」
「セリカ、ホシノ先輩がそこまで言うならやめるべき」
「そうですよ、セリカちゃんはよく詐欺に合いかけたりするんですから」
「ちょ、ちょっと!」
「あ、あはは…」 - 51二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 22:06:28
- 52二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 22:10:23
👍
- 53二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 22:11:47
その調子で明日からもよろしくお願いします。
- 54二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 22:26:39
おもろいな
続きたのしみや - 55二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 23:01:32
2が描かれてて爆笑したわ
- 56二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 08:43:48
あぶね
- 57二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 12:10:03
続きを待機
- 58二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 16:53:00
”ん…ああ………やっと終わった…”
目の前の書類の束、その最後の1枚が片付いたことへの達成感を堪能しながら背を伸ばしていると、モモトークが鳴った。
”お相手は…ホシノか”
「…もしもし〜?先生〜?」
”こんばんは、ホシノ”
「うへ〜、こんばんは」
”ホシノの方から連絡ってことは何か困りごと?”
「違うよ〜?今回連絡したのは昼に話してもらったことの報告」
昼間の話…ということは、アズサから聞いたあの件だろう。
”展開が早いね?何かわかったの?”
「うん、例の”死神”の遺体は川に放り込まれたんだよね?」
”そうだね、私はそう聞いてるよ”
「………シロコちゃん、川から上ってきたところまでは覚えてるみたいなんだけど、それより前は覚えてないって言っててさ〜」
”話したの!?”
流石に予定外にも程がある、まだ真偽不明な情報だし、直接確かめたあと違いました、となればあの子は落ち込むかもしれない。
失った過去を、記憶を、それらを辿る糸口というのはそれだけの希望が詰まっている。
「違うよ〜?色々あって、髪留めの話をした時に、その髪留めどこで買ったんですか?ってノノミちゃんが質問したら、シロコちゃんが記憶が途切れてる川のところではまだ身に付けてた、って」
ただし、それは知りたくもない、ずっと忘れていたかった絶望へと通じているかもしれない。 - 59二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 16:54:23
”……髪留め、あの十字の青い髪留めだよね?”
「そうだねぇ………どうする?もう少し踏み込んでみる?」
”ううん、こっちで調べてみるよ、できればシロコの過去の写真なんかがあれば送ってほしいかな”
「それなら入学式の写真があるよ、後で送っておくね」
”ありがとう、ホシノ ”
「あ、別件なんだけどもう1つ良いかな?」
ホシノの声色が若干変化し、別案件ながらも重要なことだと伝わってくる。
”何かな?”
「黒服がまた動き出したかもしれない」 - 60二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 17:44:25
髪留め誰が作ったんだ?
- 61二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 17:48:45
このレスは削除されています
- 62二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:03:13
ホシノとの連絡を終えた私は、アズサへとモモトークで質問を送る。
”死神は十字の髪留めを付けていたの?”
返事はない、時間が時間なので仕方ないことなのだが、すごく気になってしまってはやく知りたいと好奇心が急かしてくる。
10分、20分と時間が流れ、ソシャゲなどをしながらもモモトークの画面を何度も開いて確かめてしまう。
そうこうしていると、結局2時間程が経ち、そろそろ就寝するかとスマホの画面を消そうとした時、返事が届いた。
”……………なるほど”
返事は簡潔なもので、こう書かれていた。
”付けていた…ね………明日、直接話せる?……と”
直ぐに返事を送ると、向こうからも直ぐに返事があり、明日の予定が2つ決まった。 - 63二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:27:13
- 64二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:36:15
- 65二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:07:51
- 66二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:09:52
お労しやスレ主
- 67二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:15:35
- 68二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:16:49
翌日、私は喫茶店でアズサと待ち合わせ、真相を確かめることにした。
「先生」
”こんにちは、アズサ”
「話というのは昨日のことで良いんだな?」
”そうだね、例の”死神”についてだよ”
アリウスの死神、アズサが話してくれたかつての英雄。
アリウス内戦を力を持ってして終息に向かわせた功労者。
恐ろしく強く、そして誰よりも優しかった少女、その正体は…
「アビドスの生徒、砂狼シロコに確認したのか?」
”まだだよ、シロコには過去の記憶が無いから”
死神とシロコの外見的な特徴はいくつか存在する、とはいえ他人の空似という可能性も残っている以上、まだ慎重に調べる必要があったのだが。
青い十字の髪留めという物品的な特徴まで一致したとなれば、空似では済まなくなる。
あの髪留めは、どこにも売っていない個人制作の物だから。 - 69二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:19:39
「…あの髪留めはアツコが作ったものだ」
”アツコが?”
「ああ、他にもいくつかアクセサリーを作ってる、ミサキのピアス、ヒヨリの帽子のピンバッジ…私の頭についてるリボン、これもそうだな」
アズサの頭の左側にある黒いリボンだが、よく見ると少し模様が入っている。
アリウスという極限環境で長い間身に付けていたことでくすんだのだろう。
「元々は紺色のリボンで、廃墟と化したアリウスの校舎にあったボロボロのカーテンを素材にしている。
まぁ、戦場では血と煤で汚れるし、まともに洗濯できる環境がなくてこうなったが」
”それでも、今も身に付けてるんだね?”
「ああ、宝物だからな、ヒフミに貰ったスカルマンの人形、みんなで海に行った時の写真と同じくらい大事にしてるつもりだ」
”…トリニティなら修復できる技師もいると思うけど”
「このままでいい…いや、このままが良いんだ、この汚れもあの日々の想い出だから」
そう言って、アズサはリボンを撫でた。
「話が反れた、あの髪留めはアツコから死神に送られたものだ」
”送った経緯は?”
「さぁ?そこまではわからない、死神は基本的に一人で行動してた、弱みを作れば付け込まれるって言ってた。
それこそ、自分の名前さえ伏せてた」
”なのに、アツコからの贈り物は受け取ったと”
「あの死神と唯一まともに会話できたのはアツコくらいで、他は一言二言だった………でも、正直、有言不実行だったと思う」
アズサは語ってくれた、あの日々の記憶を、自身が見た、死神という存在を。 - 70二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:21:14
ごめんて
- 71二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:29:06
あなたはよく頑張っています。これからも無理せずスレが落ちない程度によろしくお願いします。
- 72二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 07:28:09
朝だよ
- 73二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 08:08:41
「武器の準備ができた」
「ん」
「また、大勢を傷つけるのか?」
「ん」
「また、大勢から奪うのか?」
「ん」
「……また、傷だらけになるのか?」
「ん」
「虚しく………ないのか?」
「それはやめる理由にはならない」
「それは………どういう……」
「自分で考えて」
武器を手にし、立ち上がる。
私よりも小さな身体、私よりも小さな手、それなのに…
「死神、帰ってくるよね?」
「………」
ずっと大きな背中がそこにあって、誰もがその背中を見つめてた。 - 74二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 10:09:00
アリウススナオオカミか……
ハーメルンにもあったな……アビドススナオオカミと同時に存在していた別個体としてだから、このスレとは厳密には違うが…… - 75二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 18:34:46
死神の戦う理由、一体何なんだろうな
- 76二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:17:58
帰還した死神は傷だらけで、ボロボロだった。
「………」
かき集めた物資を床に放り投げたあと、ふらふらとした足取りで寝床へと向かって歩いていく。
ここにいる人数分の物資、それこそ、死神の傘下に入ると言ってきた者達の分まで確保してた。
「あの…大丈夫?」
仲間のうちの一人が、彼女を心配して近づいた。
その人はアリウスでは貴重な、医術の心得を持ってた、きっと死神のことを治療しようとしてたんだと思う、でも…
「近寄らないで」
死神はそれを拒絶した、他人の優しさを全くと言っていいほどに受け入れようとしなかった。
「ご…ごめん……なさい…」
「………私に触ったら汚れる」
「……え?」
「治療をするなら汚れてない方がいい、だから、近寄らないで」
「あ……うん…」
「寝る」
死神は誰よりも優しかったから、自分に向けられる優しさでさえ、別の誰かに与えようとしてた。
だからみんな思ってた、この人なら、彼女なら、死神なら…
アリウスを、戦況を、今を変えられる、この人に付いていけばみんな助かる。
もしその時が来たら、今度は自分がこの人を支えよう、誰もがそう思っていた。 - 77二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:23:16
それから、死神の元へと来る人間は増えていって、その度に銃声を聞く機会が減っていった。
一部は死神を倒して、自分の方が強いと力を示そうと何度もちょっかいをかけてきて、挙句の果てには誘拐された子もいた…それがミサキだった。
その辺りの詳しい話はミサキから聞いてほしい、私が話して良いことかはわからないから。
ただ言えるのは、死神は圧倒的な武力で敵をなぎ倒して、黙らせたと言うこと。
それがきっかけで、ついに内戦が終わるきっかけを得たこと。
誰もが死神を恐れ、誰もが死神に感謝した、彼女こそがアリウスの英雄。
彼女こそが、導きの灯火だと…でも…
「見なさい、死神は今、ここに平伏しました、私に、大人に逆らった結果がこれです」
マダムが、ベアトリーチェが全てを奪った。 - 78二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:24:31
おのれベアトリーチェ
- 79二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 07:28:53
許せねぇ
- 80二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 10:55:20
ベアトリーチェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!
- 81二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:10:48
「うそ…」
「死神が…負けた…?」
髪を掴まれ、引きずられてくる死神を見て、みんな動揺してた。
あの人が負けた、私達の英雄が負けた。
導きの灯火が失われた。
「貴女達に選択肢を与えます、私の元で働くか、この者のように無残な姿となるか」
その情報は通信網も何もないアリウス内でも、直ぐに伝播した。
それほどのショックだった、敵対してた者達でさえ動揺していた。
一部は死神のためだと言ってマダムに挑んだ、でも駄目だった。
「あっ…がぁ…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
誰かが挑む度、死神はみんなの前で拷問された、お前たちの英雄をこれ以上苦しめるのかと。
でも、それでも死神を解放しようとする者達が絶えなくて…マダムはやり方を変えた。
「さて…今回は貴女ですか」
「………」
「……その目、気に入りませんね、抉り取ってしまいましょうか?」
「っ…」
今度は、死神のシンパに手を出そうとし始めた、でも…死神はそれを許さなかった。 - 82二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:22:50
「ベアトリーチェッ!」
木片をナイフ代わりにして、マダムへと突きつけた。
でも、腹に蹴りを入れられて後ろに吹き飛んだ。
「っ…この駄犬め!どれだけ躾ければわかるのですか!」
「あが…っ……ぅぅ…」
でも、死神は蹴り飛ばされても、それでも反抗的な目でマダムを見据えてた、ずっと変わらず、そこにあり続けた。
「そうですか、貴女は、貴女だけは光を失わない、ここまで来てもなお……だからその光に虫達が集まってくるのですね?」
「……虫じゃない」
「虫ですよ、街灯の明りに群がる汚らしい虫……であれば、虫が集まらぬように、光は消してしまいましょう」
その日の拷問は酷かった…いや、あれは拷問なんかじゃなかった。
いままでは死ぬか死なないかとギリギリを攻めてたのに、今回は確実に〇しに来てた。
何度も、何度も、いつもは狙わない顔を集中的に狙って、意識が朦朧としてきたらやめるはずなのに。
手を止めず、叫び声が消えて、マダムを掴もうとする手が動かなくなっても、何度も、何度も、杖を叩きつけた。
「………」
「死にましたか…埋葬すれば墓参りでもするでしょうし、燃やせば遺灰を回収されて崇められる…川にでも流してしまいましょう」
動かなくなった死神を、マダムは冬の冷たい川に雑に放り投げた。
例え意識を失っていただけだったとしても、あれだけ衰弱していれば凍死するのは明白だった。
誰もが絶望し、そのほとんどが、マダムへの服従を誓った……私と、アツコ以外は。 - 83二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:26:10
すごいスレだ
アリウスの内戦勃発とベアトリーチェの登場は10年前だが、こっちはせいぜい5年ってところか - 84二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:36:13
このレスは削除されています
- 85二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:55:42
この世界線だと何年も前から内戦やってて、2年くらい前にベアおば襲来、じゃないかな?そして死神と呼ばれた少女は川にどんぶらこしておじさんが拾い、拾われた子犬は「ん!私の方が強い!」と言ってやんちゃしだすと…
幸せにしなきゃ(父性) - 86二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:02:06
- 87二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:44:21
そういえば最終編とか一通り終わった感じなのかしら?この時空って
- 88二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:47:36
アビドス三章の後を想定してます、何故アズサが今更打ち明けたの?という疑問についてはただのガバです()
- 89二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:54:16
- 90二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:58:27
- 918925/06/28(土) 18:59:03
ありがたや
- 92二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:59:18
………▢リコンに目覚めそうだよ
- 93二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:00:35
- 94二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:05:27
- 95二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:30:16
………嬉しい
- 96二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:06:56
- 97二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 22:28:39
そういや当時のシロコって武器は何使ってたんだろ、WHITE FANG 465/BLACK FANG 465の元ネタのSIG556は同じ分類の銃の中では高級品。
ババアによる統治前のアリウス生が持ってる可能性は低そうなんだよね、盗んだとかならわかるけどカタコンベ抜けられるか?という疑問もある。
ただ、ミニガンとかいう高級品とかそういう次元ではないものでさえお金のないスケバンモブが所持してるからキヴォトス基準では安物の可能性もあるけど。
それはそれとしてアリウス時代は別の武器使ってましたは普通にあり得ると思うんだ。 - 98二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 22:52:11
あっそっかぁ...じゃあ地下生活者を代わりに〇しに行くか
- 99二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 23:21:55
実は銃ではなくナイフを使ってたとかだとすっごく癖
- 100二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 07:45:10
「それが、私の知っているアリウスの死神の姿、アリウスの解放者となるはずだった、英雄の最期」
そう言って、アズサは何かに祈るように目を閉じた。
”アズサは、どうして服従しなかったの?”
「…彼女が教えてくれたんだ、例え虚しくとも、例え敵わぬ相手だったとしても、それは決して諦める理由にはならない。
最期まで、血が枯れるまで、鼓動が止まるその時まで、戦い、抗い続けるべきだと。
どれほど惨めで、汚くて、滑稽だったとしても、歩みを止めることの方が愚かだと」
”アズサのその考えは、彼女が教えてくれたことだったんだね”
「ああ、私はあの人の意志を継ぐ、そう決めた……そのつもりだったが、セイア襲撃の際に迷ってしまった」
”でも、そのおかげでセイアは助かった”
「……彼女だったら、どうしていたんだろうな、アリウスのためにセイアを排除していたのか、それとも…」
”アズサは正しい選択をしたよ”
「どうしてそう言える?それはただの結果論だろう?」
実際、これはただの結果論に過ぎない、でも、必要なのは事実ではなく、当人がどう解釈するか、どう受け入れるのか、それだけ。
”迷った結果出した答え、それはきっと正しいことだよ、戦闘では直ぐに判断するべきだと思う、でも悩んだということはそれだけ真剣に考えたということなんだ、だから、その判断は正しかったって、言えるんじゃないかな”
そもそも、何がどうなるのかなんて完璧な予測は誰にもできない、だからこそ解釈はいくつも存在することになる…七つの古則のように。
「……なるほど、理解した」
”っと、そろそろ時間か……今度アツコとミサキとも話してみるよ”
「ああ、みんなにもよろしく伝えておいてくれ」
会計を済ませてお店を出る、次に向かうべきは…
”ブラックマーケット…” - 101二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:06:46
圧倒的な武力で敵を薙ぎ倒して、と言ってるわりにはボロボロになって帰ってきてたりするし、それでも諦める理由にはならないというのを教えてもらったと言ってるし、アズサの話では色々と補正かかってるんかな?
- 102二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:18:50
このあとミサキとアツコと話すフラグ?は立ってる感じがするし、特にミサキは誘拐されたあと助けられた経歴がある。
ということは戦ってるところを見てたかもしれないし、死神の戦闘描写が見れたらいいな。 - 103二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:56:15
うおっ…この経緯があってのこのスチルと考えるともう
- 104二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 15:19:26
ブラックマーケットの一角にあるテナントビルの一室、薄暗い部屋の奥、窓際に異形の大人が存在していた。
「クックックッ、お久しぶりですね、先生、お待ちしておりました」
”黒服”
生徒達に宿る神秘を研究している組織、ゲマトリアの一員であり、私がゲマトリアという存在を知るきっかけとなった存在。
初めて会った、自分以外のキヴォトスの外から来た存在。
”セリカに何をしたの?”
ホシノを苦しめた元凶であり、何度も私に色々な忠告し、そして…
”彼”と”シロコ”、そして”A.R.O.N.A.”を色彩、引いては無名の司祭から解放し、キヴォトスの滅亡を阻止する為に協力した存在。
「風俗店と知らずにバイトをしようとしていましたので、より良い仕事がありますよと勧誘する形で止めました」
”……え”
もし、黒服が居なかったらアトラ=ハシースの箱舟への行き方、そしてウトナピシュティムの本船の位置もわからなかったかもしれない。
「まぁ、その場しのぎの話でしたので、本格的に契約をするつもりはありませんでしたがね、そもそも、治験をする薬品さえ、今は開発していませんので。
加えてあなたと敵対したくはないというのもありますが、先生にお話ししたいことがありましたので、こちらに来て下さるように仕向けました」
”………”
黒服とは、敵ではないが味方でもない、信用できない事が最も信用できる、そういう存在。 - 105二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 15:20:27
「さて、本題に入りましょう、単刀直入に申しますと、マダム…ベアトリーチェが生きている可能性があります」
”ベアトリーチェが?”
アリウスの死神の次はベアトリーチェか…こっちには帰ってきてほしくないんだけど…
「はい、こちらでも彼女という存在は危険だとわかっていますし、あのような事態が起きたのも彼女がいたからこそ…完全に我々の不手際でございます」
”………その情報は確かなの?”
「今はまだ、調査中とだけ…しかしながら、彼女は先生に対し強い憎悪………復讐心を持っているのは明白でしょう、自身の計画を破綻させ、追い詰め、顔に泥を塗った存在であるとよく話していましたので」
”忠告ありがとう、肝に銘じておくよ”
「それと、アリウスの死神についてお調べのようですが?」
”………”
「ククク、そう身構えないでください…彼女の写真は、当事者にお見せになったのですか?」
”……あ”
ホシノに送ってもらったのに、見せるのを完全に忘れていた。
とはいえ、ミサキとアツコも直接会った事があるというのは確実、先に二人に見せても良いだろう。
「あなたにもミスはあるのですね」
”私だって完璧じゃないからね?”
「では、今一度申しますが、どうかお気を付けて、マダムに関する情報が入りましたらまたご連絡いたします」
”…ありがとう、黒服”
本当に、信頼できないことが一番信頼できる…気を許したら付け込まれそうで怖いのがコイツの欠点だろう。 - 106二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 15:38:54
この世界線ではボッシュートされたベアおばは生きてる(かもしれない)のか…厄介だな。
あとスレ主ご愁傷さま(別のスレ見ながら) - 1079425/06/29(日) 18:22:42
ベアトリーチェしばきに行ける可能性が出てきたぁ!?
- 108二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 20:36:03
今日の更新はありませんので、保守の協力をよろしくお願いします
- 109二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 21:19:09
まかせろ!!!
- 110二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 22:05:42
ベアトリーチェの話に埋もれてみんな見逃してるけどさ、ワンチャンセリカが風の店で働いてたんだよ?先生は後でセリカに指導しないとまずいのでは?意味深とかじゃなく本来の意味で
- 111二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 22:25:27
それ指導するのはおじさんに任せた方が良いんじゃないかな?セクハラで訴えられ………
ごめん今更だった - 112二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 04:25:00
保守
- 113二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:04:45
「………先生?ここで何をしてるんだ?」
”サオリ?え?いや、サオリこそ何をしてるの?”
黒服が借りているテナントビルを出たところで、サオリと会った。
「仕事だ、詳しいことは言えないが、契約がしっかりとしている、多少胡散臭い部分もあったが、もしも契約の解釈をねじけてきたらその時は潰す、そう伝えている」
”そっか…無茶しないようにね?”
「ああ」
”っと、そうだ、今から時間あるかな?今度でも良いんだけど”
サオリは少し待ってくれと言い、ちょっと変わった端末で連絡を取りはじめた。
「私だ、報告はすぐの方がいいか?少し野暮用ができそうなんだ……………
そうか、助かる、遅れた分は報酬から引いておいてくれ……………………
いいのか?そういう契約だろう?まぁ、そちらがそれで構わないのであれば、こちらも断る理由もない……………………
ああ、わかった…先生、待たせた」
”大丈夫だよ、それでサオリの方は?”
「報告は後からでも構わないと言われた、それで、話というのは?」
”この子に見覚えはあるかな?”
スマホを取り出して、入学当初のシロコの写真を見せると、サオリは過剰に反応した。
「どこでこれをっ!アイツは生きているのか!なぁ!」
”お、落ち着いて!サオリ!”
「ッ!す、すまない……だが…本当に……どこでこれを?」
”………場所を変えようか” - 114二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 18:10:47
守るぞー
- 115二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 18:14:33
保守
- 116二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 18:17:08
あぁ、サオリも心配してたんだな
- 117二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 18:35:51
あれ?エデン条約編の時一応シロコの顔見てるよね?サオリ達ってアズサも含めて
- 118二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 18:39:25
1.精神状態的に見てる余裕がなかった
2.覆面付けててわからなかった、ついでに外した時にはもうその場に居なかった
3.ポンコツ故に気付いてなかっただけ
4.成長しててわからなかった
5.スレ主のガバ
6.↑を色彩がどうにかして頑張って揉み消そうとしてる
- 119二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 18:52:32
スレ主です、正解は
7.コーラをキメてなぐり書きしてるので整合性は後から取ってる、でした。
ガバジャナイ、イイネ? - 120二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:03:01
了解であります先生殿!
- 121二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:09:22
アッハイ
- 122二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:49:24
路地裏に入り、自販機で買った缶ジュースをサオリに渡す。
ちなみに、ブラックマーケットの自販機は他よりも高かったり安かったりするが、これは盗難品か正規品かの違いである。
盗難品はいくらで売っても利益が上がるため安く、正規品は壊される可能性のある場所にリスクを承知で設置しているため高い。
ここではそんなものがいくらでも存在する、それこそ金欠の学生では買えような品物が盗難品として売られることもあるくらいだ。
「アリウスの死神について調べている?」
”そうだね、それでさっきのことなんだけど…”
「……もう一度見せてもらえるか?」
”いいよ”
「………見間違いじゃない、そうか…アイツは……生きていたのか…そうか……なら、それでいい」
”サオリ?”
「これ以上は調べるべきじゃない、アイツはもうアリウスとは関係無い、アイツは十分に偉業を成し遂げた、これ以上関わらせても苦しめるだけだ。
アイツのためにも放っておいてやるべきだろう」
確かにそうかもしれない、しかしそれを決めるのは私じゃない。
”………そうだね、本人に確認しないと”
「話を聞いていたか?」
”………あの子は……今、記憶がないんだ”
「ならなおのことそのままにするべきだろう、辛い過去を思い出させてなんの意味がある?」
”それはそうだけど、でも、最後は本人が決めることなんだ、私はシロコに判断してもらうつもりだよ。
ふとした拍子に思い出して、手の届かないところで暴走するのが一番怖いからね”
「………そうか、わかった、その時は呼んでほしい、私も立ち会おう」 - 123二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:03:41
そういや原作シロコって自分の過去に対してどう考えてるかって言及あったっけ?
- 124二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:42:31
- 125二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 06:41:16
ほー
- 126二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:05:34
自室で寛いでいると、呼び鈴が鳴った。
「今いく」
念のために拳銃を持っておく、呼び鈴を鳴らして、扉が開いたら直接乗り込んでくるという強盗事件が頻発してる。
だから警戒は必要…
「でかシロコ?」
「太ってない」
「でぶとは言ってない」
目を反らした、もしかして本当に…
「ん、こっちを見て」
「………」
「今度、サイクリングにいこう、長距離のやつ」
「………ん」
「それで、何しにきたの?」
「それは…」
腹の虫が鳴った、私のじゃない。
「………」
「………」
とりあえず上がってもらう。 - 127二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 12:27:42
- 128二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 18:48:44
- 129二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 18:52:08
囲んで棒で叩け
- 130二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 19:21:43
「ん、できた」
「ありがとう」
”シロコ”にありあわせのもので作った料理を出すと、勢いよく食べ始め…
「んっ!……んんっ!」
「そんなにがっつくから」
喉を詰まらせた。
「………ごめん、最近、食べる暇がなくて」
「何かあったの?」
「……………」
別世界から来てこっちの世界を滅ぼそうとしたとはいえ、”シロコ”は私、他人じゃない。
………変な話かもしれないけど、ある意味家族に近い存在。
唯一、私と血が繋がった存在とも言えるから。
力になれるのなら、なりたい、そう思ってる………でも…
「…記憶は取り戻した?」
質問に質問で返すのは流石に駄目だと思う - 131二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 20:44:29
あまり食べる時間が無いのに太るって、レーションで食いつないでたりしない?
- 132二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:53:35
この発言、シロコ*テラーは記憶あるのかな?それはそうとゆっくりお食べˆˆ
- 133二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 22:17:19
- 134二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 22:54:55
- 135二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 07:11:41
やめて差し上げろ
- 136二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 10:16:20
今のシロコ*テラーの精神状態ならそうはならない、やるとしても「言うべき相手が違うのはわかってる……でも…言わせてほしい」とかそんな感じで一言謝るくらいじゃないかな?
- 137二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 12:27:33
「質問に質問で返すはよくない」
「質問に答えていいかの確認」
「…私の過去に関わること?」
「ん」
「………なら仕方ない」
私自身、未だに昔のことを思い出せないまま、そもそも思い出したいのかどうか、私自身もよくわからないままここ(アビドス)にいる。
「…”シロコ”は覚えてるの?」
「ん、色彩に触れた時に、全部思い出した」
「楽しい過去だった?それとも辛い過去?」
「それは本人次第、私は”シロコ”だけど貴女じゃない。
私達はこれまでの経験が違う、ほんの少しの違いが大きく運命を変えるように、考え方も変わってくる。
どう受け止め、どう考えるかはシロコ次第」
「ん…」
「でも、結論は急いだ方が良いかもしれない」
「………どういうこと?」
”シロコ”は少し言い淀むけど、それでも教えてくれた。
「過去の因果が動き出した」 - 138二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 19:31:45
守るよー!
- 139二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:09:29
保守
- 140二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:06:38
”シロコ”が帰ったあと、あの言葉の意味を考える。
「過去の因果…」
私は過去に何かをした、それは良いことだったのか、悪いことだったのかはわからない。
でも、これからよくないことが起きるという意味なのはわかる。
過去に何かをしたせいで、自分に火の粉が降りかかるのなら払いのける。
でも、その火の粉が必ずしも自分にくるとは限らない
「…ん、過去と向き合うべき」
なら過去と向き合って、決着をつけてスッキリさせた方が良い、知らないところで何かがおきて、そのせいでノノミ、セリカ、アヤネが傷付くのは嫌。
………ホシノ先輩は別、むしろ、ちょっかいかけた側に同情する。
「……先生からのモモトーク………内容は…ん」
これもまた、因果なのかもしれない。
「…明日の予定は……ない」
先生に「大丈夫」と返信をし、加えて「過去を知りたい」と送信した。 - 141二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:50:37
ついにシロコがアリウス生徒と会話を…
- 142二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 06:56:30
どうなることやら
- 143二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:30:30
ここのシロコ*テラーなんというか、ちょっとお馬鹿な大型犬みたいな感じがする、これはこれで可愛いので良き。
- 144二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:34
このレスは削除されています
- 145二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:27:21
スレを間違えたので消しときます(気づくのが遅い)
- 146二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 13:02:43
翌朝、アビドス高校に先生と一緒に、私と過去に会ったことがあるという生徒が来た。
”紹介するね、アリウス分校のサオリだよ”
「…アリウス分校の錠前サオリだ」
「ん、よろしく」
緊張する、昔のことを聞くのって、結構怖い。
でも、サオリも緊張してる?少し震えてるし、深呼吸だけで息してるような状態に見える。
「何処かで見たような…」
「アヤネちゃん、知り合い?」
「いえ…ただ……」
「………エデン条約の時じゃないかな?」
「っ!」
ホシノ先輩の言葉に、サオリが身構える、エデン条約に関すること………確かヒフ…ファウストに呼ばれたのは覚えてる。
「エデン条約…確か、トリニティとゲヘナの平和条約でしたよね?それで大規模な襲撃があったとか」
「襲撃者達の名前……えーと…たしか…」
「………襲撃したのはアリウス分校、そして、最前線にいたのが私だ」
その場の空気が凍った。 - 147二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:50:04
今日の更新はここまでです、保守協力をお願いします
- 148二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 15:08:45
了解
- 149二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:42:27
ほしゅ
- 150二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 22:24:12
トリニティでもゲヘナでもましてや連邦生徒会でもない、友人に呼ばれただけで立場的には完全に部外者。
だから興味ねえよというスタンスなのかね? - 151二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 06:07:12
でも撃たれたことは知っているはず…
- 152二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 07:45:27
どうなんだろ?先生が撃たれたって大々的に公表された描写が無いから、だいたいの二次創作だとその場にいた人達が先生の意思で隠蔽したってことになってるし
- 153二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 08:06:01
このレスは削除されています
- 154二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 08:09:25
”サオリ?”
「構わない、どんな理由であれやったことは事実だ………それで罰せられるのなら、私は甘んじて受け入れる。
それもまた償いの一部だ」
サオリが目を瞑る、身体が震えてる……きっと、何を言われるかと恐怖してるんだと思う……でも…
「うへ〜、そういうのはおじさん達の役目じゃないかな〜?」
「………?」
「はい、私達はアビドスであって、トリニティでもゲヘナでもありませんので」
「だが…」
「いつまでも気にしてたら駄目、ほら前を向いて」
「セリカちゃんの言うとおりです、後ろばかり見ていても何も解決しません」
4人がサオリを励ます、私も同じように考えてる、いつまでも後ろを見てられない、見てたところでアビドスの過去は変わらないから。
「サオリ、過去に向き合うことは大事、でも、それが過去にしがみつく理由にはならない」
「それは…」
「何があっても、私達は進み続ける、でないと借金の返済が終わらないから」
「借金?」
「ん、だからこそ、やるべきことがある」
サオリに新しい覆面を渡し、やるべきことを告げる。
「一緒に銀行を襲う」 - 155二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 09:56:07
銀 行 を 襲 う
- 156二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 10:51:17
ど う し て そ う な っ た (白目)
- 157二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 12:06:14
シロコがこんなこと言うわけが………言うわけ…
………
対策委員会1/2章での前科があるんだよな… - 158二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 12:31:14
なんでそーなるのっ!
- 159二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 14:57:05
まぁこいつならそんぐらいの事はするわな。流石はメインヒロイン。やる事が前向きだ。
- 160二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 19:03:54
「………これは?」
「覆面、銀行を襲うなら顔は見られない方が良い」
「なるほど、なら私の分は問題ない」
そう言って、サオリがヘルメットを取り出して被った、まさか持ってるとは。
「ん、この6は私が使う」
「では、今から私はアイドルのクリスティーナだお☆」
「ほ、ホシノ先輩止めなくていいの!?」
「んも〜仕方ないな〜」
「ってもう被ってるじゃない!」
「あ、あはは…」
DUの地図を広げ、みんなに標的を伝える。
「標的は連邦生徒会の公立銀行、連邦生徒会直営だけあって警備はキヴォトス中の銀行の中でもトップクラス。
前に襲ったブラックマーケットの闇銀行とは全く比較にならない。
だから、今回は夜間に襲撃して、金庫から有り金を詰めるだけ詰めて頂く、アヤ……0号」
「は、はい!」
「0号は先…Sと一緒に逃走用の車両に待機、Sはそこで指揮を取る、1号は二人の護衛」
「うへ?前線はどうするの?手強いんでしょ?」
「ん、確かに手強い、でも逃走車両と運転手を確実に守りきれる存在は一番重要、ここが潰されるとみんな捕まる。
前線に出るのは私、4号、クリスティーナ、ヘルメット」
「ヘルメット…私か」
「ん、クリスティーナの面制圧力で抑え込み、私達の機動力で素早く金庫に到達後、持てるだけ持ってく、欲張っては駄目、到達から1分以内にできるだけ袋に詰め込んで」
みんなが頷いたのを確認し、覆面を外す。 - 161二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 20:25:22
あれ、何しに集まったんだっけ?
- 162二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 20:33:28
強盗でしょ
- 163二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 21:45:30
違う、そうじゃない
- 164二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 21:50:25
ホシノが止めないってことはただのおふざけかな?原作でもそういう悪ノリはやってたし。
- 165二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:13:50
流石に連邦生徒会の銀行はまずいだろ
ちゃんとした闇銀行にしなさい - 166二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:27:18
ああ、それなら…いやだめでしょう
- 167二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 06:15:32
保守
- 168二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:02:40
「満足した?」
「ん、満足」
「……行かないのか?」
「本当に襲ったらアビドスはお取り潰しになる、そもそも、こういうのは計画するのが楽しいのであって、実行するのは駄目」
「前にやったとも言っていたが…」
「あれはお金が目的じゃない」
カイザーローンの怪しい金の動き、それを確かめるために証拠書類を奪いに行っただけ、お金については何故か向こうから押し付けられたもの。
その後は一度便利屋を経由して、柴大将の元に行った………大将には申し訳なく思う。
「ともかく、私達は無闇に襲ったりしない、明確な理由がない限りは」
そう告げると、サオリがヘルメットを外し、苦笑してた。
「変わったな、死神」 - 169二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:05:34
柴大将の手元に渡ったお金は便利屋ロンダリングされた後のお金だから……悪いのは陸八魔アルだよ
- 170二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 10:12:40
- 171二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 13:09:24
- 172二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 13:31:57
連邦生徒会の銀行なら襲ってもいいんじゃないか?とちょっとだけ思ったw
- 173二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 19:28:05
「死神?」
「ああ、覚えてないか?かつてのお前の名前…通り名と言うべきか?」
「………全然」
「そうか…だが、本当にあの頃から変わったんだな。
仲間のためなら一切手段を選ばず、敵と見なせば徹底的に潰しにかかる…かつてはそういう存在だった」
確かに、アビドス高校に入ったばかりの時は悪いやつから物資を奪ってきたことはある、でも怒られた。
「ん、やり過ぎるのはよくないってホシノ先輩から教わった」
「うへ〜、出会った頃は狂犬の子犬みたいな感じでよく噛みついてたからね〜、まあそれ含めて可愛かったんだけど」
「ん、私は今も可愛い、最終的には美人になる」
「よくそんな恥ずかしいことが言えるわね」
「でかシロコという答えがある」
「確かに、大きい方のシロコちゃんは大人びていて美人ですからね♧」
「でか……シロコ?誰だ?」
そういえば、アトラ=ハシースに乗り込んだ人以外は、でかシロコの存在を知らない。
知っていてもそんなのいるわけがないと否定的だったりするから、あまり表立って話しに出すことがなかった………どう説明しよう。
「ん、呼んだ?」
「ッ!」
「でかシロコ」
「こ、コイツが……死神とそっくりだな……だが…全く気配がしなかった、どうなっている?」
私が死神と呼ばれていたとは言うけど、こっちは本物の死の神。
悔しいけど、力量も格も違う…でも、いつか追いついて━━━
「はじめまして、私はシロコの姉です」
「前言撤回、でぶシロコは帰って」
「太ってない」 - 174二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 19:47:04
で ぶ シ ロ コ
- 175二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 20:15:31
- 176二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 21:23:45
もちもちしてても俺は好きだよ?でぶシロコ
- 177二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 22:05:52
もっといっぱい食べようね
でぶシロコ - 178二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 22:10:48
- 179二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 01:59:35
ん、もみもみしたい
- 180二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 07:55:37
ヴァルキューレさーん
- 181二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 08:16:26
確かに、ある意味家族に近い存在で、唯一私と血が繋がった存在だと思ってる。
でもそれはそれとして、コレが姉になるのは嫌。
「お前、姉がいたんだな…そうか……そうか…家族に会えて良かったじゃないか」
「ん」
「でぶシロコは姉じゃない」
「ん、よわシロコのくせに生意気」
「こらこら、ここで暴れちゃだめですよ」
「いや〜若いっていいね〜、おじさんついていけないよ〜」
「歳そんな変わんないでしょ!」
「あ、あはは…」
「……先生、いつもこうなのか?」
”そうだね、アビドスの子たちはだいたいこんな感じだよ?でも仲が悪いなんてこともない、あの二人の場合は喧嘩するほど仲が良い、ってところ”
「「仲は良くない」」
”ね?”
「ん、まずは決着をつける、話はその後で聞く」
「ん、私が勝つ」 - 182二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 09:06:20
シロコvsシロコ、俺はシロコが勝つと思うね
- 183二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 09:30:06
は?シロコが負けるわけがないだろ?シロコが勝つ
- 184二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 10:00:40
喧嘩するなよ、どのみちシロコが勝つんだから
- 185二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 12:34:30
- 186二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 13:07:36
- 187二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 13:15:28
公認だったかぁ…
- 188二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 14:01:12
こっちどうする?
- 189二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 14:32:58
産めます
- 190二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 14:40:05
- 191二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 16:11:52
スレの宣伝するなと言おうとしたら同じスレ主なのかよ
- 192二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 16:24:00
見つけた、これだこれ
— 2025年01月24日
- 193二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 16:42:35
英語読めぬ…
- 194二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 17:18:11
埋め
- 195二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 17:19:15
- 196二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 17:38:44
で ぶ シ ロ コ
- 197二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 17:50:19
こうしてシロコは太ったのか
- 198二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 18:03:38
うーんこれはでぶシロコ
- 199二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 19:14:44
200ならシロコが勝つ
- 200二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 19:15:31
ネタバレをするとシロコが負けます