- 1二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:10:13
広「プロデューサー、見てみて、できちゃった」
そう寝起きの俺に語りかけてくる、弱々しい声は担当アイドルの篠澤広さんだ
P「アイドルを始める上でモビルアーマー開発はしないと約束した筈では？」
広「ごめん、最近火星の動きも活発になってきたからっておじいちゃんから頼まれてた。捨てる気になった？」
P「捨てませんよ」
学園長め…彼女をアイドルにしたくないのだろうか？
広「まあ…後はもう動かさないから安心して、後は格納しておしまい」
P「明日も早いので今日は早めに寝てくださいね」
広「ふふ…お休み」
そう手を振る彼女に、俺は一抹の不安を抱いた - 2二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:11:09
？？？？？？
- 3二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:12:21
ユニコーンに出てきたやつだっけ。なんかガンダムとオーラバトルして道路を吹っ飛ばしたやつ
- 4二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:12:51
シャンブロ！？
- 5二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:13:57
ままならないね…バナナ味
- 6二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:18:42
次の日の朝
P「ふぁーいい朝だ」
まるで藤田ことねさんの髪色のように煌々と輝く太陽、小鳥のさえずり一つ聞こえない無音、昨日の嫌な予感はただの思い過ごしだったのだろう
P「通学する生徒1人見かけないここまで静かでいい朝は早々ありませんね」
俺は學園へ向かう準備を済ませ、扉を出る
その時に鳴り響くスマホ
P「もしもし？」
広「ごめんプロデューサー」
少しバツの悪そうな声が、スマホの向こうから聞こえてくる
P「捨てませんからね？」
広「まだなにも言ってないよ」 - 7二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:33:47
広「格納庫に運ぼうと乗り込んだら暴走した。おじいちゃんがケチってシャンブロのOSを外注したらだね」
P「わかりました。あのじいさんを一発殴ってくればいいんねすね」
広「暴力は何も生まないよ」
P「現在進行系でそちらから破壊音が聞こえますが？」
広「ふふ、何も言い返せない」
広「とりあえず今は倉本家が作った新型MSに乗った千奈のプロデューサーがなんとか抑えてくれてるけど、1人じゃ厳しそう」
プロデューサー「あっ、デルタプラスなんですね、いいなぁカッコいいなぁ」 - 8二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:41:07
広「だから、プロデューサーの手も借りたい」
P「つまり、私の乗る機体もあるということですか？」
広「うん、こんなこともあろうかとおじいちゃんの指示で十王家の私財を使って作っておいたんだ」
P「つまり、俺が角が割れたりするユニコーン的な機体に乗れるんですか！？」
広「ん？ユニコーンが何のことか分からないけど確かに角は2本ある。私の自信作。とにかく速くしないと倉本家に向かって真っすぐ進んでるよ、しかも千奈よりも足が速い」
P「つまり5時間以内には着いてしまうのですね、うかうかしてられません今すぐ格納庫に向かいます！」
広「プロデューサー、なんか嬉しそうだね」
P「ふふ、気の所為ですよ、こんな一大事に喜ぶわけないじゃないですか」 - 9二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:41:37
滅茶苦茶変カオス
- 10二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:42:26
そもそも広がシャンブロ作ってるの草
- 11二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:48:04
P「ユッニコーン♪ユッニコーン♪俺のユッニコーン♪」スキップスキップ
学園長「その声は？君か？」
P「あっ学園長！まさかその機体で1人だけ逃げる気立ったんですか！？」
学園長「そんなわけないだろう！君は篠澤くんから話を聞いてないのか？」
P「皆明日の予定だって、来週の予定だってあった！あんなの！人の死に方じゃありませんよ！」
学園長「誰も死んどらんわ！人聞きの悪い！」
P「ふぅ」満足顔
学園長「えぇ…ヤダこいつ怖い」
広「おじいちゃん、今きっとプロデューサーはバーサーカーなんだよ、戦いに武者震いしてアドレナリンが大量生産されてるから真に受けない方が良い」
学園長「そ、そういうものなのかのう？」
広「そういうものなんだよ、とりあえず調整が終わったらならとっとと乗ってもらって、操作方法はチュートリアルで覚えてもらうから」
学園長「わっわかった。聞いた通りじゃ、早く乗ってくれ」
P「義父さん！」
P「娘はやらん！」 - 12二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:57:14
アイマスカテに現れる謎シャンブロ
- 13二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 20:11:18
P「…………………………………………………」
広「プロデューサー？操縦方法わかったでしょ？早く来て」
P「………………………………………………」
広「どうしたの？」
P「はぁ……………」
広「はぁ？」
P「なんでかこれ？」
広「ジェフティ」
P「…（知らない）」
広「とにかく早く来て、もう千奈の家の庭に入ってる」
P「はい、もういいですわかりました。」 - 14二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 20:26:47
倉本邸
ミチミチガッシャーン
千奈「うえーん角部屋が少し潰れましたわー」
千奈P「危ないからどいててください！」
千奈「私も手伝いますわ！」シャンブロ押し押し
広「ピクリとも動かないね」
千奈「はぁはぁはぁはぁ…もう無理ですわぁ」
千奈P「そこで座り込まないでください」
P「…………あの」
千奈P「貴方も見てないで手伝いなさい駄犬！」
P「駄け…」
広「来たねプロデューサー…とりあえずシャンブロを押して千奈の家から遠ざけて」
P「あっはい」
ズズズズズ
動キマシタワー！私の勝利デスワー
俺は喜ぶ倉本さんを後ろに、燃えたぎらない思いのまま格納庫までシャンブロを押し戻した - 15二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 20:29:17
ジェフティで溜息つくとか許されざるよ
- 16二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 21:02:57
世代がね
- 17二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 21:11:29
倉本邸裏山（通常アークレイ鉱山）
P「それで、このあとは」
広「このままじゃまたシャンブロは勝手に移動する、その前にどうにかしなきゃいけない」
P「つまりOSの書き換えを行うんですね」
広「だから、Pはサブウェポンの《ヴェクターキャノン》を選択してシャンブロに向けていつでも撃てるようにして」
P「名前からして物騒ですね絶対システムに呼びかけるタイプのものじゃありませんね？」
広「うん、ヴェクターキャノンで撃たれたらひとたまりもないよ。今度こそ本当にプロデューサーに捨てられる、ヴェクターキャノンでチリも残らないくらい葬られちゃうかもしれないって思うと、すごく頑張れる気がするから」
P「私の心に大きな傷跡が残ります」
千奈P「撃て！可能性に殺されるぞ！」
P「黙っててください」
広「プロデューサー…ままならないね」
P「撃ちません！」
ジェフティ「いつでも撃てます」
P「うるさい」 - 18二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 21:14:58
ユニコーンしか興味ないP