【SS】【閲覧注意】学P「子供の姿になってしまったらしい」IFルート

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:50:23

    本作は前作『🎲【閲覧注意】学P「子供の姿になってしまったらしい」』のIFルートです。本来書きたかった、おねショタイチャラブデートをここで書いていこうと思います。なお、本作は前作を呼んでいなくても楽しめるようにしていますが簡単な説明は置いておきます

    【注】学Pは本作と前作に限り名前を『だいき』としています。名前があったほうがショタっぼいからね

  • 2二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:53:04

    スレ画貼れてる?表示されてないのは俺だけ?

  • 3二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:53:29

    >>1

    画像が表示されてないや

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:54:02

    なんかスレ画あげとけ
    乗っ取られるぞ

  • 5二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:54:12

    とりあえずなんかはれ。
    乗っ取られるぞ

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:54:39

    >>3

    かわいい

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:55:04

    よかった…なんだか、ホッとしました

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:55:27

    お、きた、見れたよ!

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:55:55
  • 10二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:58:06

    前作の簡単なあらすじ

    学Pが子供になってしまったがそれはリーリヤが仕組んだことだった。リーリヤは学Pを独占しようと周りの人間をバッタバッタなぎ倒しついには学Pを連れて逃走。佑芽たちは学Pを取り戻す事ができるのか──

    なお、本作とは多少設定が共通しているもののあまり関係ありません

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:59:38

    本作の人物紹介

    リーリヤ 学Pの担当の1人。健康で元気いっぱいの可愛いい女の子。物騒なものなんて持ってません

    学P 名前はだいき。子供になる薬で子供になっている。だいたい小学校中学年ほどの身長で記憶はアイドルの顔と名前がわかる程度。特に副作用などはなく元に戻す薬でいつでも戻せる。

    佑芽 学Pの担当では無い。最近はリーリヤにお菓子作りを教わった


    と言う感じの本編をちょっとずらした平和時空です

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:01:48

    学P「葛城さん……ここは、どこですか?」

    リーリヤ「ここはね、ゲームセンター。清夏ちゃんやセンパイとも来たことがあるんだー」

    リーリヤ「さっ、入ろうだいき君」

    学P「はい」

    子供になる薬に小さくなってしまった俺は葛城さんにデートに連れ出された。なんでも、この薬を俺に使ったのは葛城さんらしい。出来るならだいき君とまたデートしたかったからって言ってたけど……

    リーリヤ「何から遊ぼっか、わたし、ゲームには自信があるんだー」

    そう言って葛城さんは俺に向かって微笑んだ。その可愛らしい笑顔になぜだか顔を逸らしてしまう

  • 13二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:10:35

    学P「なら……あれを」

    リーリヤ「あれは……ユーフォーキャッチャー?」

    たまたま目を逸らした先にあったのはユーフォーキャッチャーと言うらしい。たくさんのぬいぐるみが入ってるけど……

    学P「……………………? これ、葛城さんに似てる?」

    リーリヤ「ああ、これはね、ちびぬいって言うんだ。この子は……そうだね、わたしのちびぬい。なんだか恥ずかしいな」

    葛城さんのちびぬい。本物には敵わないけどこれはこれで可愛らしい。よし、これにしよう

    学P「葛城さんのちびぬい…………俺、これ、欲しいです。どうすれば取れますか」

    リーリヤ「だいき君…………うん、やり方を教えあげるね」

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:15:19

    そうしてやり方を教え貰った俺はユーフォーキャッチャーの前に立つ。だけど……

    アームには引っかかる……けど、うまく持ち上がってくれない

    2回、3回……5回。100円玉の戦いは続いていく……俺には難しいのかもしれない

    でも……俺はこれが欲しい。でも、どうしてだろう。……葛城さんのだからかな……

    リーリヤ「頑張って、だいき君」

    学P「はい!」

    100円玉をさらに5枚……無理だった

    15枚目…………だめだ取れない

    俺じゃやっぱり無理なのかな。どうしよう……


    リーリヤ「うーん、アームが弱いのかな?……でも、うまくやったら取れるかも?」

    学P「葛城さん?」

    リーリヤ「一緒にやろう、だいき君!」

    学P「えっ?」

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:17:13

    ぼくだいき、歓喜で待機
    その姿まるで怪奇

  • 16二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:22:30

    100円玉を入れた葛城さんは俺の後ろに立つと俺の手に手を重ねてきた。ぎゅっと体が密着する。

    学P「かっ、葛城さん!?」

    リーリヤ「2人でやればきっと取れるはず、頑張ろう、だいき君」

    学P「……は、はい」///

    葛城さんの手は細いけど大きくて俺の手をしっかりと包んでくれている。それに背中から伝わってくる、葛城さんの感覚……なんだかすごくあったかくて、柔らかい

    ……なんだか胸が、熱い

  • 17二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:33:27

    リーリヤ「こうして……こうして……! そして…………こう!」

    葛城さんは俺に手を重ねてレバーを動かしてボタンを押している。俺は葛城さんに押されるままにボタンを押す。でも……俺は今それどころじゃない

    リーリヤ「うーん、取れなかった……けど、もう一度だよ、だいき君」

    リーリヤ「…………だいき君?」

    学P「……は、はい。頑張りましょう」

    リーリヤ「うん、頑張ろう」

    葛城さんの顔は今、俺の顔の横にある。葛城さんの声が……葛城さんの吐息が俺にかかる……俺の胸が早鐘を打つ。どきどきしすぎてどうにかなりそうだった

  • 18二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:44:33

    アームが動き、ちびぬいを掴み、落とす。その繰り返し。こんな時間が1秒でも続いて欲しいと思うだなんて、きっと、大人の俺でも考えたこともなかっただろう

    リーリヤ「もう一度!」

    100円玉を投入し、葛城さんの手がまた俺の手を覆う。それが、それだけのことがなんだか嬉くてたまらない

  • 19二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:57:03

    気づけばもう3000円ほど入れている気がする。目の前のちびぬいは今だ横たわったまま、微笑んでいる

    リーリヤ「そろそろデレてくれないかなぁ……」

    学P「!!??」

    デレてって……どういうことだ?甘えてほしいってことか?葛城さんって、思ったより積極的な人なんだな…………よし!

    学P「…………リーリヤお姉ちゃん!頑張ろうね」

    リーリヤ「!?…………うん、だいき君!絶対取ろう!」

    そうしてまた100円玉を入れる
    俺の手の上から操作するリーリヤお姉ちゃんの手はとても真剣でとても温かい

    リーリヤ「今度こそ……行くよ!」

    学P「いっ、いっけーー!!」

    2人の叫びと共にアームはちびぬいを掴み……ちびぬいを掴んだままアームは落下口まで動いていった

  • 20二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 00:11:28

    リーリヤ「やったー!取れたよだいき君!」

    リーリヤお姉ちゃんの体が俺の体から完全に離れる。なんだか……とても名残惜しい

    リーリヤ「はい!だいき君、どうぞ」

    目の前に差し出されたは2人で取ったリーリヤお姉ちゃんのちびぬい。その顔は取ってくれたことにとても喜んでいるようにも思えた

    学P「ありがとうございます、リーリヤお姉ちゃん。大切にします」

    リーリヤ「うん、どういたしまして」

    リーリヤ「……じゃあ、次は何して遊ぼうか?」

    リーリヤお姉ちゃんはそう言って自然に俺の手を握ってきた。そのことにまた俺はドキッとしてしまう

    リーリヤ「だいき君?」

    学P「…………何でもないです、行きましょう。リーリヤお姉ちゃん!」

    リーリヤ「うん!」

    そうして俺はリーリヤお姉ちゃんといろいろなゲームで遊んだ。リーリヤお姉ちゃんはゲームの腕がかなりすごくて俺はとても敵わなかったけど……俺はお姉ちゃんと一緒に遊んでるだけで俺は嬉しかった

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 00:16:14

    >>9

    つよすぎるリーリヤと暗すぎるダイスが物語を牽引した怪作だった…

  • 22二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 00:27:20

    リーリヤ「美味しいね、クレープ」

    学P「はい……美味しいです」ハム


    俺とリーリヤお姉ちゃんはゲームセンターを離れ近くの大きな公園に来ていた。キッチンカーからクレープを買いベンチに2人で座って食べている

    左に俺で、右にリーリヤお姉ちゃん。俺はさっき取ったちびぬいを抱えて食べてクレープを食べている

    リーリヤ「だいき君は何のクレープを買ったんだっけ」

    学P「いちごチョコクリームです」

    リーリヤ「へぇー美味しそうだね。わたしはバナナカスタードにしたんだ〜」

    そう言ってリーリヤお姉ちゃんはずずい少し離れて座っていた距離を詰めて来た
    まっ、待たくっついちゃう……やっぱり、近くに来られるとどきどきする

    リーリヤ「ねぇ、食べ比べっこしようよ、だいき君」

    学P「……へっ?」

  • 23二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 00:31:55

    ストックが切れたので続きは明日書きます。公園編はもっと甘々に書きたいなーって思ってます

  • 24二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 00:42:00

    元スレ見て来たけど重すぎて泣いた

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 06:40:29

    今度は誰も傷つかないといいな....

  • 26二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 12:23:35

    >>1

    今さら気づいたけどスレタイと1レス目『子供の姿に戻って』が『子供の姿になって』になっちゃってるな…………えーと……この話は本編のIFなので、タイトルも微妙に違うって感じでお願いします。(誰か誤字脱字を出来るだけ無くす方法を知りませんか?)

  • 27二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 12:50:18

    リーリヤお姉ちゃん概念をずっと待ってた

  • 28二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 18:16:06

    リーリヤ「一口だけだいき君のクレープ食べさせてほしいの。チョコクリームの味も気になって……代わりに、わたしのクレープも一口どうぞ」

    そう言ってリーリヤお姉ちゃんはバナナカスタードのクレープを俺の前に差し出した。そのクレープはリーリヤお姉ちゃんがすで食べていた跡が何個もあり今まさに食べている途中ですと言わんばかりだ

    ……俺にとってその食べかけのクレープは、なんとも蠱惑的な誘惑だった。間接キス……その言葉が脳裏によぎる。リーリヤお姉ちゃんと……キス…………ああ、だめだ、そんなことを考えたら頭が爆発する。例え間接的であってキスは……キスだと思う。そんなものを今、リーリヤお姉ちゃんのものが今、俺の前に差し出されている。俺は……俺は……

  • 29二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 18:35:42

    リーリヤ「食べないの?もしかして……わたしの食べかけ、嫌だったかな」

    学P「そっそんなこと無いです。いただきます!」

    言ってしまった!つい、勢いで……だって仕方ないだろ?だって、あんな……寂しそうな顔されたら断れないじゃないか

    でも……やっぱり緊張する……リーリヤお姉ちゃんの間接キス……もしやったら耐えられない気がする……たぶん、今でさえどきどきがすごいのに、もっとすごいことになってしまいそうだ。……?あっ、このクレープ端っこだけは口をつけていない。

    …………ここにしよう

    学P「はむ………………美味しかったです」モグモグ

    違う、味なんて全然分からない

    リーリヤ「そんな端っこで良かったの?バナナも無いのに」

    口をつけてない場所が端っこしか無かったんだ

    学P「……はい、ここで良かったんです」

    リーリヤ「……ふふ、そっか」

  • 30二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 18:46:47

    リーリヤ「じゃあ、今度はわたしの番だね。だいき君、クレープ、ちょうだい」

    そう言われて、俺は自分で食べていたクレープをリーリヤお姉ちゃんの前に差し出す

    リーリヤ少し緊張した顔でクレープを見て……そして勢い良くクレープにかじりついた。俺の食べていた場所に……ガッツリと……

    学P「おっ、お姉ちゃん!?」

    リーリヤ「ふふ、食べちゃった……間接キスだね、だいき君」

    そう言っているリーリヤお姉ちゃんの顔は少し赤かった。

    ──俺の中のどきどきがさらに強くなった

  • 31二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 18:57:50

    学P「…………………………………」

    俺の目の前には俺のクレープがある。リーリヤお姉ちゃんが口をつけた、クレープが……

    食べようにも食べれない。そんなもどかしさが俺の中で渦巻いている

    リーリヤ「? 食べないの?」

    学P「た、食べます……」

    嘘だ。食べられるはずがない。このクレープを見ているとさっきのリーリヤお姉ちゃんの顔が頭に浮かぶ。でっ、でも食べないと……クレープは無くならない……どうすれば……

    リーリヤ「………………」

    リーリヤ「ねぇ、だいき君。そのクレープ、食べられないなら、一緒に食べよう?」

    学P「一緒に?」

    リーリヤ「そう、一口づつ交互にクレープを食べるんだ。そしたら、早く食べれるよね」

    えっ……一口づつ…………交互に?

  • 32二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:12:39

    リーリヤ「どうかな、だいき君」

    どうかな、って言われてたって……交互に食べる?そんなのは間接バードキスみたいなものだ。絶対に出来ない。

    リーリヤ「それとも、一人で食べる?」

    一人で……このリーリヤお姉ちゃんが口をつけたクレープを……でも、お姉ちゃんと交互で食べるよりは……

    リーリヤ「ひっ、一人で食べます」

    言ってしまった、食べるしかない。俺はもう一度、先ほどまで自分で食べていたクレープを見る。リーリヤお姉ちゃんが食べた跡を……見る

    何度も何度も、お姉ちゃんの顔がフラッシュバックする。……だめだ……俺に、これを食べることは……

    学P「………………」

    リーリヤ「………………」

    ……リーリヤお姉ちゃんが見ている……とても心配そうに、見ている

    その顔を見て、覚悟を決めた。このクレープの続きを食べようと決めた

  • 33二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:28:47

    俺は一度、心を静かにする。何も考えないようにするために

    心を無に、心を静に。これはただのクレープ。そう、『ただのクレープ』だ

    そう思い、もう一度クレープを見る。それはさっきから、形の変わらないクレープである

    学P「……すぅ……………はぁ………………」

    一度息を吐き、息を吸う。またブレそうになった心を落ち着かせる

    こう言うのは勢いだ。がつがつと勢い良く食べればきっと何も感じないはずだ。……よし


    学P「すぅ……………はぁ…………」

    もう一度、息を吐き、息を吸う。そしてクレープに勢い良く口をつけた

    ……それはさっき食べたときと変わらない甘い味……当たり前だ、クレープ自体は何も変わりは無いのだから

    ……でも、どうしてだろう、このクレープはさっき食べたときよりも、とても甘い味がする気がした

  • 34二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:01:22

    食べて、食べて、食べ続けて俺はクレープを完食した。もう、何がなんだか分からない

    リーリヤ「すごい食べっぷりだっだね、だいき君」

    学P「……ありがとう、ございます」

    無我夢中だった。褒められるほどのものでも……

    リーリヤ「だいき君、良く食べきったね。お、お姉ちゃんがなでなでしてあげます」

    リーリヤお姉ちゃんはそう言って俺の頭を撫で始めた

    学P「お、お姉ちゃん!?」

    リーリヤ「ふふ、頑張ったね、だいき君。いい子、いい子、だよ」

    リーリヤお姉ちゃんは俺の頭を撫で続ける

    ……リーリヤお姉ちゃんの手。頭越しでもその温かさは心地よい

    リーリヤ「ねぇ、だいき君」

    学P「なんですか?」

    俺がそう言うとリーリヤお姉ちゃんは顔をそらして、こそっと、俺だけに聞こえるように呟いた

    リーリヤ「…………だいき君も間接キス、しちゃったね」 

    その一言で俺の胸はもう一度、火がついた

  • 35二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:14:10

    リーリヤお姉ちゃんは無言で俺の頭を撫で続ける。なんだかとても楽しそうだ

    俺の方は……今更ながら間接キスをしてしまった衝撃と撫で回される頭部で頭がいっぱいだ

    間接キスしてしまったんだよな……リーリヤお姉ちゃんと……間接キスかぁ……

    食べてしまえばなんてこと無かったけれど……けれど、俺はこんな妄想をしてしまう

    …………リーリヤお姉ちゃんと、本物のキスをしてしまったら、と

    そんなことを考えながら俺は頭を撫でられ続けた

  • 36二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:41:25

    佑芽「あーー、リーリヤちゃんがいる!!」

    俺はリーリヤお姉ちゃんに撫でられるがままになっているとふいに、大きな声が聞こえてきた

    リーリヤ「佑芽ちゃん!?」

    佑芽「うん、こんにちは!……その子は?」

    リーリヤ「こんにちは。……この子はセンパイの親戚だよ。今はわたしが面倒見てるんだ」

    佑芽「へぇー、お名前は?」

    学P「……だいきって言います」

    佑芽「だいき……うん、いい名前だね!」

    佑芽さんはそう、大きな声で返してきた。
    佑芽さんは……天真爛漫な笑顔で元気いっぱい。はつらつとした印象だったが、俺は、ただ一点に目を奪われていた

    ──佑芽さんのその大きな胸に

  • 37二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:04:52

    これはまずいか?

  • 38二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:55:45

    学P ジーーーーー

    とても大きい……目が引き寄せられる。どうしてだろうか……俺の目が虜になっている気がする

    佑芽「ねぇ、リーリヤちゃん。わたしも座っていい?」

    リーリヤ「えっ…………いいよ、座って佑芽ちゃん」

    佑芽「ありがとう!!」

    佑芽さんはそう言うとリーリヤお姉ちゃんの反対側、俺の左隣に座った。でも……このベンチは三人で座るにはやや狭いのか佑芽さんは俺に体を寄せてきた

    学P(!?)

    ピタッと触れる佑芽さんの太もも、そして腕。リーリヤお姉ちゃんとはまた違った引き締まった体は俺に新鮮な胸の高鳴りを与えていた

  • 39二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:20:34

    気づけば佑芽さんのそれも手を伸ばせば触れる場所まで近づいていた

    佑芽「だいき君はどんな食べ物が好き?」

    俺は佑芽さんの顔よりやや下を見て答える

    学P「……いちご、ですね」

    佑芽「いちごかぁー美味しいよね!」

    学P「はい」

    俺の顔は一点を見て動かない

    …………あそこに顔を埋めてみたらどうなるんだろう


    リーリヤ ジーーーーー

  • 40二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:21:47

    しっとリーリヤかわいいね😊

  • 41二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 06:57:00

    リーリヤ「…………だいき君。だいき君は……どこ、見てるのかな?」

    ──その言葉が聞こえた瞬間、俺はすぐに目を逸らす

    学P「…………ドコモミテマセンヨ」

    まさか……見てるのバレた?咄嗟に誤魔化しちゃったけど……

    リーリヤ「……佑芽ちゃんの胸、見てるよね」

    その言葉聞いてそぉーとリーリヤお姉ちゃんの顔を見てみると、じっとりとした目つきをしながら俺を見つめていた
    バレてた……どうしよう……怒ってるかな……

    佑芽「……えっちだね、だいき君!」

    佑芽「もう、見せてあげないよ!」

    そう言うと佑芽さんは両腕で胸を隠す
    ──ちがっ、そんなつもりは……と言おうとしたけれど、俺の口は動かない。天使と悪魔が争うように、俺の理性とどきどきが心のどこかで戦っている感覚があった

  • 42二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 07:13:28

    リーリヤ「……………………」

    リーリヤお姉ちゃんはふと押し黙るとすっ、すっ、と俺との距離を詰めてきた

    学P(…………えっ!?) 

    お姉ちゃんの足が、腕が腕が佑芽さんと同様ぎゅっとくっつく。俺は佑芽さんとリーリヤお姉ちゃんに挟まれサンド状態だ。女の人二人に挟まれ、俺はもう、どうしたら良いのか分からない。
    そしてリーリヤお姉ちゃんはほっぺたをぷくーと膨れながらこう言ってきた

    リーリヤ「……だいき君は胸が好きなのかな?……わ、わたしも佑芽ちゃんには負けるけど……ちゃんとあるんだよ!」

    そう言ってリーリヤお姉ちゃんは俺の方を向き、俺のことを……ぎゅっと抱きしめた

    学P「────────!?????」

    それは、さっきゲーセンで密着したときと同じリーリヤお姉ちゃんの体。だけど、腕から伝わるその感触はそのときの比ではなかった

  • 43二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:15:43

    ほーしゅ

  • 44二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:33:58

    「ど、どうかな、だいき君」

    ど、どうも何も……ムニッとしたこの感覚は俺をそれしか考えられなくさせるには十分すぎる

    ぎゅーと押し付けられたそれによってもう俺の意識はどこかに飛んでいきそうな気がした

    「わわ!わわわわ!えっちだよ!リーリヤちゃん!!だいき君を離して!!」
     
    佑芽さんは手をばたばたしながら顔を赤くする

    リーリヤ「…………………」

    リーリヤ「……もう、佑芽ちゃんの胸は見ないよね?」

    ……リーリヤお姉ちゃんからは少し怒ったような拗ねた声が聞こえた。  
    お姉ちゃんのその可愛らしい声に俺は思わず即座に答え手しまった

    学P「み、見ません!」

    リーリヤ「なら、良かった」

    そう言うとリーリヤお姉ちゃんは俺の体からゆっくりと手を離した

    ……出来れば、もう少しだけ抱きしめてほしかったな

  • 45二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:55:26

    佑芽「…………だいき君とリーリヤちゃんって、どういう関係なの?」

    リーリヤ「……うーん、友達、かな」 

    佑芽「友達って距離感じゃ無かったよ!?」

    体を前に戻したリーリヤお姉ちゃんは佑芽さんの質問に軽く答える。しかし、相変わらず俺は左右からぎゅっと挟まれていることは変わらない

    佑芽「もしかして……リーリヤちゃんって、この子くらいの男の子が好きだったりするの?」

    リーリヤ「そんなことはないよ!だいき君とは友達だって!!」

    佑芽「…………ほんとかなぁ」

    リーリヤ「ほんとだよ!!」

    ……確かに俺はリーリヤお姉ちゃんとは恋人とかでもなんでもない。だから……友達でいいんだけど……いいんだけど…………どうして、俺の心はこんなにももどかしくなってしまうのだろうか

  • 46二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:23:18

    佑芽「じゃ、じゃあ、だいき君は?だいき君はリーリヤちゃんのことが好き?」

    学P「えっ?」
     
    俺がリーリヤお姉ちゃんを……

    学P「……………………」

    俺は俯き、指をもじもじするも口を開けない
    答えられない、恥ずかしい……

    リーリヤ「………………」


    リーリヤ「も、もしかして、やっぱり佑芽ちゃんのほうが好きだったりするのかな?」

    学P「!」

    リーリヤ「……答えてだいき君。だいき君は……わたしと佑芽ちゃんどっちが好きなの?」ジトー

  • 47二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:58:18

    学P「えっ、えーと……」

    もちろん……リーリヤお姉ちゃんのほうが好きだ。だけど……

    学P「………………」

    リーリヤ「……だいき君?」

    好き。……たった二文字だけの言葉なのに口に出せない俺はこんなにもリーリヤお姉ちゃんのことが好きなのに……
    どうにかして、それを伝えられないだろうか……

    何か……何か…………………………! そうだ!

    学P「リーリヤお姉ちゃん!!」

    俺はリーリヤお姉ちゃんの方を向き、一瞬ためらいつつもぎゅっと力いっぱい抱きしめた

    リーリヤ「!?」///

  • 48二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 00:47:14

    思い込めて ギュッと!

  • 49二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 00:51:06

    保守

  • 50二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 08:21:29

    保守

  • 51二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 14:17:50

    保守

  • 52二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 18:39:17

    リーリヤ「だ、だいき君!?」///

    リーリヤお姉ちゃんは慌てたような声を出す

    俺は目を思いっ切り瞑って、リーリヤお姉ちゃんにして貰ったのと同じように、俺の思いが届くように抱きしめ続ける

    これで伝わってください!リーリヤお姉ちゃん!!

    そしてそのリーリヤお姉ちゃんは……目をパチクリした後、何かを得心したように頷くと

    リーリヤ「…………………………ふふっ」

    リーリヤ「本当にありがとう、だいき君」

    ふわりと優しい声で俺の頭を撫でた

    リーリヤ「だいき君の想い、伝わったよ」

    伝わってくれた。例え口に出さなくても……リーリヤお姉ちゃんは分かってくれたんだ
    ……………俺はその言葉に答えるようにもう一度、ぎゅっと力を入れた

    佑芽「……………………」

    そしてその光景を佑芽さんは少し顔を赤くして見ていた

  • 53二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:21:30

    佑芽「……リーリヤちゃん、だいき君。あたしはもう行くよ。なんだかお邪魔みたいだしね」

    そう言って佑芽さんはベンチから立ち上がった
    すでに、リーリヤお姉ちゃんから体を離していた俺は少しぼーとした気持ちで佑芽さんを眺めていた

    リーリヤ「お、お邪魔だなんて、そんなことないよ」

    佑芽「だって、リーリヤちゃんもだいき君もずっとべったりだったよ。あたしはいない方がいいんじゃないかなーって」

    リーリヤ「そ、そんなこと……………ないよ」

    佑芽「あるでしょ!」

    佑芽さんはそう言うとクルッと後ろを向いて走り出す

    佑芽「じゃあ、またね!リーリヤちゃん、だいき君!」

    リーリヤ「またね、佑芽ちゃん」

    学P「さようなら、佑芽さん」

    佑芽さんはその返事に微笑んで手を振りながらどこかへ走って行ってしまった

  • 54二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:50:00

    学P「…………」

    佑芽さんがいなくなってから数分。俺たちは何も話さずただベンチに座っていた。だけどこの静かな風が流れる時間もこれはこれでいいとも感じていた

    リーリヤ「……わたしたちも、そろそろ帰ろっか」

    そして、その時間は終わり告げる。もうすでに空は燃えるような茜色に染まっていた。子供にとっての夢の終わり。帰る時間と言うことだろう

    学P「……はい」

    俺は名残惜しくもそう返事をする、が

    リーリヤ「──あ、だいき君、あそこでカラスが地面に突き刺さってるよ!!」

    学P「どこです───────!?」

    そのとき、俺の頰になにか……そう、くちびるのようなものが──

    リーリヤ「ほっぺたに、キス、しちゃった」///

  • 55二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 20:32:57

    キ、ス…………!?
    突然のこと思考が回らない。
    リーリヤお姉ちゃんが俺に……キ、キス!?
    頰に残る感触は今も残っている
    間接キスどころでは無い本物の……本物のキス。ほっぺたではあったけれどそれは確かにリーリヤお姉ちゃんからの口づけだった

    学P「………………」//////

    やばいやばいやばい、胸が痛い。どきどきしすぎて心臓が飛び出そうだ。顔めちゃくちゃ熱すぎる。きっと頭の上に水を入れたやかんを置いたら沸騰するのではないか、そう思えるほどだ
    お姉ちゃんにキスされるなんて考えて無かった。どうしよう、どうしよう……

    ふと、お姉ちゃんを見ると、赤面しながら後ろ向いている。……リーリヤお姉ちゃんも恥ずかしかったんだ……
    俺はリーリヤお姉ちゃんが好きだ。そして……やっぱり、リーリヤお姉ちゃんも俺のことが……好き、みたいだ。

    だっ、だったら俺は……

    学P「……リーリヤお姉ちゃん…………手っ」

    俺はリーリヤお姉ちゃんの前に手を伸ばす。帰るときくらいは俺が……リードしたい

    リーリヤ「……!」///

    リーリヤ「うん、行こう、だいき君!」

    リーリヤお姉ちゃんは俺の差し出した手を掴む

    そしてリーリヤお姉ちゃんと帰路につく。右手にお姉ちゃんの手、左手にリーリヤお姉ちゃんのちびぬい。胸を焦がすような熱を心に灯して、俺とリーリヤお姉ちゃんはゆっくりと、ゆっくりと歩いて行った

  • 56二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 21:11:19

    1週間後 学Pの自室

    俺は椅子に座りながら葛城さんのちびぬいを手に持ちまじまじと眺めていた

    俺は1週間前の日の記憶があまり無い。葛城さんが言うには俺は机の前で寝ていたらしいが……なんとなく違和感がある。俺が起きたときにあった葛城さんのちびぬい。葛城さんが言うには頑張っている俺にプレゼントと言っていたが……どうしてか、それだけとは思えない

    なにか……そう、なにか、感情が高ぶるような何かが──

    ガチャ

    ん……この音は……

    リーリヤ「こんにちは、センパイ。来ちゃいました」

    食材がたくさん入ったレジ袋とトートバックを手に持った葛城さんが俺の家に入って来た

  • 57二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 21:38:19

    リーリヤ「突然押しかけて、迷惑でしたか?」

    学P「いえ、鍵を葛城さんに渡したのは俺ですから……いつでも来てください」

    葛城さんには俺の部屋にいつでも来ていいように鍵を渡してある。前に……前に……あれ、どうして渡したんだけっけ……まぁ、どうでもいいか

    リーリヤ「ありがとうございます、センパイ!あの……ご飯、食べてないですよね。センパイと食べようと思って、食べ物を持って来てしまったんですけど……」

    そう言って、葛城さんはレジ袋を前に出す
    そういえば今日はまだ何も食べていないな……

    学P「ちょうどお腹が空いていたところです。作って頂けるなら嬉しいですね。手伝いましょう」

    リーリヤ「いえ、大丈夫です。センパイはこれを飲んで座っていてください」

    そう言って葛城さんはトートバックの方から水筒を取り出した

  • 58二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 22:18:21

    学P「それは……」

    リーリヤ「それは、わたしがつくった飲み物です。味は……飲んでからのお楽しみです」

    学P「なるほど……分かりました」

    俺は葛城さんから受け取った水筒を開ける
    色は……ついていないようだ。葛城さんがつくったものだ。まずいものではないだろう
    そう思いながら俺は水筒の飲み物を飲んだ

    学P「ん……これは……」

    不思議な味だ。辛いような甘いような、あっさりとしたようなこってりとしたような……そんな味だ。葛城さんは、どうしてこんなもの俺に………………
     
    あれ、なんだか意識が……遠く…………………………

    リーリヤ「ふふ……一緒にご飯食べようね、だいき君」

    意識が無くなる前、最後に見た葛城さんの笑顔に…………なぜか……俺は、とんでもない胸のトキメキを感じていた

    ……いつから俺は……葛城さん恋をしてしまっていたのだろうか

    そう思いながら、深い奈落に堕ちるように俺は意識を手放した


    【学P「子供の姿に戻ってしまったらしい」IFルート】
    【学P「子供の姿になってしまったらしい」】

    終わり

  • 59二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 22:31:22

    これで今度こそ終わりです。
    SS自体は初書きでかなり文章が稚拙になってしまったので、他の人が読んで面白いと思ってくれる作品になってるかどうかよく分りません。ですが、ある程度書きたいものは書けたので俺は満足しています。
    スレ建てしたときに画像が貼れていないことを心配してくれた人には感謝しかありません。ここには優しい人がたくさんいますね
    さて、このお話を読んでまだダイスの方の本編を読んでいない方はそちらも合わせて読んでいただけると幸いです。
    最後まで読んでいただきありがとうございました

  • 60二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 23:54:39

    甘くて甘くて満たされる😊

  • 61二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 06:51:16

    >>58

    訂正 ……いつから俺は……葛城さんに恋をしてしまっていたのだろうか

     

  • 62二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:19:07

    ブ....ブラックコーヒーを....

  • 63二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:57:24

    乙、よかった。

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています