オリキャラ同士をAIで戦わせるスレ

  • 11◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 15:38:49

    暇つぶしです
    お蔵入りになったキャラとか死んでしまったキャラとか投げてもらってダイスで選んだキャラ同士を戦わせます

    弱点を必ず付けてください
    不死身などの勝てないものは無しでお願いします

  • 2二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 16:20:48

    キャラのテンプレとかはない感じ?

  • 31◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 16:23:41

    たしかにですね

    名前:
    年齢:
    性別:
    種族:
    能力:
    能力概要:
    弱点

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 16:33:38

    名前:西野 優(にしの ゆう)
    年齢:10
    性別:女性
    種族:人間
    能力:プログラムを押し付ける能力
    能力概要:少女が持つ自由帳にプログラム(正しくはフローチャート)を書き、それを物体や人間に貼り付けることでそのフローチャート通りに行動させることができる。端的に言えば書き込みしかできないヘブンズ・ドアー
    弱点:能力の発動には自由帳が必須であるためそれを奪われてしまえば、優はただの少女になってしまう。また自分自身を能力の対象にすることはできないことも弱点である。


    こんな感じでOK?

  • 51◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 16:41:02

    >>4

    大丈夫ですよー

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 16:57:59

    じゃあ昔いたスレで投げようと思ってた娘を…

    名前:クピトリナ・ルナ
    年齢:18
    性別:女
    種族:天使とサキュバスのハーフ
    能力:魅了の翼弓、射抜いた者を魅了する
    能力概要:弓で番えた物に魅了エネルギーを付与、放ち穿つ事で対象を魅了し、込めたエネルギーの時間分洗脳、自らに好意的なしもべに変える
    有機生命体ならば問題なく発動する
    弱点:現状の最大魅了時間は15分のみ。魅了洗脳に頼っている節があるので真剣にならないと割と隙がある

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 17:05:14

    名前:ピンクマン
    年齢:23
    性別:男性
    種族:人間
    能力:『ファーマー』
    能力概要:豚を育てる為の農場を即座にフィールドに展開する能力。農業用フォークや鎌などの農具や豚を操って攻撃したり、藁でクッションを作ったりと汎用性は高い
    弱点:農場はピンクマンの実際に保有する農場と連動しているので、能力で作った農場が破壊されると直らない上ピンクマンは破産してしまう。農作物や木の建物に引火するので特に火に弱い

  • 81◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 17:07:20

    >>4

    >>6

    いったんお試しということでこの二人で戦わせて見ます

  • 91◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 17:09:28

    森は深かった。
    葉の擦れる音が微かに耳を打つ。夜露に濡れた地面が、足音を吸い込んでいく。

    この闇に、人の気配などあるはずがない。
    そう思っていた――のは、どちらだっただろうか。

  • 101◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 17:10:24

    少女は、ひとり歩いていた。
    小さな靴音を残しながら、真っ直ぐに。

    年の頃は10歳ほど。長い前髪の奥、鋭く光る瞳。
    手には一冊の自由帳。鉛筆を握る細い指は、いざという時のために準備を怠らない。

    西野 優。
    彼女はこの森を「通過するだけ」のつもりだった。

    …しかし。

    その上空、月に照らされた枝の上に、もうひとつの影があった。
    黒く、大きな翼。
    その影は静かに降下しながら、少女の前方へ舞い降りた。

    「……あら。誰かいるなんて、思わなかったわ」

    優は立ち止まる。
    目の前に立つのは、長い髪と滑らかな肌を持つ、年上の女性。
    年齢は18ほどか。背中からは、信じがたいことに――翼が生えていた。

  • 111◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 17:11:08

    「人間の子ね。こんな森に、何の用かしら?」

    優は無言で、彼女の構造を観察していた。
    翼。浮遊能力。瞳の奥の妖しげな光。
    そして、手に持つ弓。

    危険。…それだけは、瞬時に理解できた。

    一方のクピトリナ・ルナもまた、相手がただの子供ではないことを、何となく察していた。

    「名前も名乗らないなんて失礼ね。まあいいわ。私はクピトリナ・ルナ」

    優は数歩後ずさりながら、自由帳をゆっくりと開く。
    「……じゃあ、私は西野優。……一応、名乗っておく」

    クピトリナは口元に微笑を浮かべた。
    次の瞬間、紫の光を放つ矢が弓に番えられる。

    「悪いけど……あなた、ちょっと気になるの。
    私の“しもべ”にしてあげる」

  • 121◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 17:12:17

    矢が、風を裂いた。

     

    優は横に跳ぶ。地面に転がりながら、一枚の紙を放つ。
    フローチャートが書かれたそれは、枯れ枝に貼られ、まるで狙ったかのようにクピトリナの足元に飛ぶ。

    「……なに?」

    クピトリナは微かに紙を見た――その瞬間、手が勝手に動き、

    カラン、と弓が落ちた。

    「……!」

    彼女は跳び退き、空中へ。優と距離を取る。
    「なによ、今の。どういう力……?」

  • 131◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 17:13:05

    優は冷静に、第二の紙を描く。
    「“弓を失った直後 → 近距離戦を選ぶ”」

    この女が油断するタイプだと読んでいた。

    的中。

    クピトリナは、爪を光らせ、地面に降りる。

    「小細工ばっかり! 子供らしく、おとなしく魅了されなさいよ!」

    迫る彼女。優は自由帳を閉じ、立ち上がる。

  • 141◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 17:13:56

    足元の地面に、あらかじめ貼っていた紙が発動する。

    “10秒以内にこの円内に入った者 → 3秒間、全身硬直”

    クピトリナの体がピタリと止まった。

    「……く、ああ……また、体が……!」

    優はフローチャートを一枚、静かに彼女の額に貼る。
    《硬直 → 意識のまま呼吸停止 → 心停止》

    クピトリナの瞳が見開かれる。

    「……冗談、でしょ……?」

    呼吸が、止まる。
    体の自由は戻らない。地に膝をつき、苦しげにのたうちまわる。

    だが優は近づかない。
    ただ、見つめていた。

    静かに、そして確実に、彼女の心音が弱まり――やがて、止まる。

    クピトリナ・ルナは、目を見開いたまま倒れた。
    その顔に浮かんでいたのは、恐怖ではなく、ほんのわずかな後悔のようなものだった。

  • 151◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 17:14:20

    夜の森に、再び静寂が戻る。

     

    優は深く息を吐き、自由帳を閉じた。

    「……名前を聞けたのは、悪くなかったかも」

    彼女は一度も振り返らず、森の奥へと歩いて行った。

    その背中には、何の感傷もない。
    まるで――それが日常の一部であるかのように。

  • 161◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 17:15:40

    以上です

  • 17二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 17:15:50

    名前:便座ミミック
    年齢:6ヶ月
    性別:オス
    種族:ミミック
    能力:擬態・潜伏
    能力概要:洋式トイレに擬態する肉食生物
    公衆便所など人間の生活圏内に潜み、無防備に便座に座った獲物を捕食する
    鋭い牙と爪、神経を麻痺させる唾液が武器
    弱点:便槽の中に潜む本体を攻撃されると脆い

  • 18二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 17:18:41

    名前:バーンドマン
    年齢:32
    性別:男
    種族:サイボーグ
    能力:火炎放射器系の武装を操る。
    能力概要:手にした火炎放射器や焼夷グレネードで敵を焼き払う。
    弱点背中のタンクが燃料槽なので破壊されると一緒に消し飛ぶ。

  • 19二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 17:20:58

    名前:強い方のスライム
    年齢:3ヶ月
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:流体化・吸収
    能力概要:自身の肉体が流体になっており触れたものを溶かして養分に変えることができる
    また自身の姿を変化させることによって物理攻撃に耐えられる
    弱点:変形することにエネルギーをけっこう消費するため長期戦に弱い
    また毒や熱による攻撃など吸収できない攻撃も苦手とする

  • 201◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 17:29:57

    帰宅したら再開します

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 17:34:33

    ええやん
    優ちゃんめっちゃスタイリッシュでかっこいい

  • 22二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 18:27:18

    名前:超越選良紳士Mr.ノーブル
    年齢:1350
    性別:紳士
    種族:ブルーブラッドヴァンパイア
    能力:選良紳士真言魔術
    能力概要:貴種の嗜みである世界の真理追求の副産物として生み出された闇の超科学
    弱点:おおよそ吸血鬼の弱点とされているものは何でも通る
    特に日光と神威に関しては魔術に関するリソースを全て割いても微妙に防ぎきれないほどに苦手

  • 23二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 18:30:42

    名前:スレインγ-02
    年齢:28
    性別:なし
    種族:機械化された人間
    能力:電磁気制御的幻覚
    能力概要:対象の脳内に調整された微細な電磁力を発生させ、幻覚や幻聴を見せる。
    出力を最大にした場合、相手は脳が蒸発して死亡する
    弱点:出力を最大にした場合、その後能力をしばらく使用できない。
    間合いは20mまで
    人間以外には効きづらい

  • 24二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 18:36:45

    このレスは削除されています

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 18:40:41

    名前:ボマー
    年齢:41
    性別:男
    種族:人間
    能力:触れたものを爆弾に変える
    能力概要:自分の手で触れたあらゆる物体を爆弾に変換する
    弱点:爆弾の威力を上げるには自分の魔力をそれ相応に注ぎ込まなければならない

  • 261◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 18:43:20

    2回戦


    >>7

    >>17

    >>18

    >>19

    >>22

    >>23

    >>24

    >>25

    dice2d8=6 8 (14)

  • 271◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 18:51:47

    都市は死につつあった。

    かつて繁華だった街は、灰色のガレキと朽ちたネオンに支配されている。
    高層ビルの一部は倒壊し、浮かび上がるホログラムは電力不足でちらつき、途切れる。

    そしてこの夜。
    その死にかけた都市の片隅に──二つの影があった。

  • 281◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 18:52:18

    硬質な足音。機械仕掛けのそれが、瓦礫を鳴らす。

    銀灰の装甲を纏い、赤い単眼を輝かせながら、スレインγ-02は歩いていた。
    戦術ユニット。感情なし。任務なし。ただ生存していた。

    ──だが、突然。

    「……ほう、アンタ……見た目で判断しちゃいけねぇって言うが、派手な野郎だな」

    声がした。

    一瞬で、スレインの単眼が回転し、音源をロックオンする。

    瓦礫の山の上。
    ボロボロの黒コートを翻し、口にくわえた火種もないシガーを片手で弄ぶ男──ボマー。

    「このへん、オレの爆破エリアなんだわ。通行税、払ってもらおうか」

    スレインは言葉を返さない。
    かわりに、システムが作動した。

  • 291◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 18:55:45

    【距離:21.2m】
    【交戦対象:識別不能】
    【脳波検知:人間種】
    そして──

    【幻覚誘導プロトコル、起動】
    目には見えない。
    しかしスレインの周囲に、微細な電磁波が展開される。
    それは空気の密度さえ変えるような“静けさ”として、辺りに広がった。

    「……うっ、なんだコレ……」

    ボマーの額に、汗が滲む。
    急激な頭痛。耳鳴り。景色が、にじんで崩れていく。

    視界の中、スレインが三体に増え、距離感が狂う。
    聞こえないはずの声が耳元に囁く──「爆弾が、爆発しない」。

  • 301◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 18:57:15

    「……なるほど……幻覚か……!」

    ボマーはそう呟くと、懐から拾った鉄くずを手に取る。
    握り込んだ瞬間、それは爆弾に変わった。

    「現実を叩きつけりゃ、幻も消えるってもんだろうがァッ!」

    投擲。

    爆発。

    爆風が幻覚の一部を切り裂き、煙が一帯に巻き上がる。

    しかしスレインは止まらない。

    視界が遮られようが、聴覚が狂おうが、彼のセンサーは正確に対象を補足し続けている。

  • 311◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 18:58:00

    【距離:17.9m】
    【脳波撹乱:進行中】
    【対象:抵抗傾向あり】
    ボマーは感じていた。

    幻覚は視覚だけじゃない。
    脳そのものが“侵されている”。

    「やべぇな、こりゃ……!」

    一気に距離を詰めるため、瓦礫を駆け下り、直線でスレインへ突撃する。
    その手には、魔力を注ぎ込んだ爆弾──今夜の切り札。

    「こんなヤベェやつ、生かしといたらこの街が灰になる……!」

    ボマーの爆弾が、光る。
    だがその瞬間──スレインの目が、再び赤く明滅した。

    【最大出力モード、承認】
    【制御領域:脳幹部】
    【結果:致命的損傷予測】
    スレインは止まり、そして、放った。

    目に見えない波が、一直線にボマーの脳を撃ち抜く。

  • 321◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 18:58:21

    痛みはなかった。

    一瞬、すべてが消えた。

    思考。視覚。平衡。感情。全てが空白になる。

    ボマーはそのまま、何も言わずに膝をつき──静かに、前のめりに倒れた。

    爆弾は、彼の手の中で力なく崩れ、ただの鉄くずへと戻った。

  • 331◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 18:59:46

    しばらくの静寂。

    スレインはゆっくりと近づく。
    確認。脳波停止。体温低下。死。

    彼は敵を知ることなく、ただ敵だったから、殺した。

    【交戦記録:完了】
    【状態:使用限界超過】
    【能力封印モード移行中】
    スレインは左足を引きずりながら、その場を離れる。

    ボマーの爆弾が、彼を追うことは二度となかった。

  • 341◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:00:21

    2回戦
    終わり

  • 351◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:02:49

    あと5個集まったら再度やります
    選ばれなかったキャラをもう一度安価してもいいです

  • 36二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:03:43

    では最安価>>7

  • 37二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:05:14

    名前:デファース
    年齢:なし
    性別:なし
    種族:巨大ロボット・人工知能
    能力:機体各所に搭載された火器
    能力概要:ビーム砲やミサイルによる超火力で敵を圧倒する。巨体による攻撃も得意
    弱点:大きすぎて小回りが効かない

  • 38二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:06:53

    名前:一刀斎
    年齢:72歳
    性別:男
    種族:人間
    能力:日本刀による剣術・居合
    能力概要:鋼鉄を容易く切り裂き、誰も反応することができない神速の抜刀術で戦う
    弱点老人なので耐久力がない

  • 39二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:08:13

    名前:力道大染(りきどうたいぜん)
    年齢:34
    性別:男
    種族:人間(力士)
    能力:波動掌
    能力概要: 突っ張りの威力が強化され、掌からビームが出せる
    四股を踏んだ数だけ次のビームの威力が底上げされる
    弱点:カロリー消費が激しく継戦能力に乏しい

  • 40二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:08:19

    名前:椎名 桃姫(しいな ももき)
    年齢:23歳
    性別:女
    種族:人間
    能力:【愛のチェーン】
    能力概要:強い愛のチェーンであらゆる相手を束縛し、特殊能力や技能を封印する。
    とても頑丈であり、いかなる能力を用いても決して壊れることがない。追尾をして相手を捕まえる。
    捕まえた相手は彼氏とのペットとして持ち帰る。
    彼氏を束縛しすぎて自/殺させてしまい悲しみに暮れ食事も喉を通らなかったある日、夢で彼氏の幻影を見た。どうしても捕まえようとした桃姫が勢い良く腕を伸ばすと、ハート型のチェーンが彼氏を縛り上げ、なんと現実に連れてきてしまった…。
    弱点:特にないが強いて言えば愛が強すぎて周りが見えていないこと

  • 41二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:08:38

    名前:ドンギラス
    年齢:3000歳
    性別:オス
    種族:ドラゴン
    能力:ドラゴンとしての能力
    能力概要:街を焼き尽くす火炎放射器、硬い鱗による防御力、凄まじいパワー
    弱点:喉にある逆鱗を刺されると死んでしまう

  • 421◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:11:51

    集まるの早くてビビってます

    >>36

    >>37

    >>38

    >>39

    >>40

    >>41

    dice2d6=2 5 (7)

  • 43二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:15:45

    みんなオリキャラ出したい欲に飢えているのさ…

  • 44二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:17:52

    ロボットVSヤンデレ
    チェーン効くのかこれ?

  • 451◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:25:15

    雲が広がり始めた空は、まだ青い。
    風が吹き抜け、草原の広大な丘が波打つ。生命の声はない。ただ、風と草の囁きだけ。

    そこに現れたのは、一つの影。

    影は歩くたびに、大地を揺らす。草を焼くのではなく、押し潰すほどの重みを持っていた。

  • 461◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:26:20

    デファース。
    かつて都市戦のために設計された、超重火力型の戦術兵器。
    AIは独自学習を重ね、すでに人間の戦術理論をはるかに超えている。
    だが彼に、今は命令も目標もない。ただ、存在するだけ。

    「AIコア:起動完了」
    「戦場環境:未設定」
    「敵性存在:未確認」
    ──その時だった。

    耳ではなく、聴覚センサーが反応した音があった。
    軽やかな、風のリズムとまったく違う──スキップ音。

  • 471◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:28:55

    丘の上。

    そこにいたのは、まったく異質な存在だった。

    ピンク色のセーラー服に、ゆるく巻いたポニーテール。
    笑顔は無垢な少女のようだが、どこか影がある。
    手にはぬいぐるみのようなポーチを抱え、両目はまっすぐに──鋼鉄の巨体を見ていた。

    「ふふっ……でっかい♡」

    その声は、好奇心でも、恐怖でもない。
    まるで、恋人に向けた囁きだった。

  • 481◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:30:14

    「解析中……対象:女性」
    「精神状態:異常(過剰愛着傾向/危険度不明)」
    「戦闘準備──保留」
    「ねえ、君は何してるの? 誰かを待ってるの? それとも、ひとりぼっち?」

    少女──椎名 桃姫が、数歩ずつゆっくりと近づいてくる。

    「だったら、よかった。だって……私も、ひとりぼっちだったから」

    その瞬間、風が止んだ。

    彼女の背後、空間にピンクの魔法陣のような光輪が出現する。
    そこから、**きらびやかな“ハート型の鎖”**が、音もなく伸び始めた。

  • 491◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:31:47

    デファースのAIが即座に検知する。

    「高速物体接近」
    「熱源・魔力検出──未定義兵装」
    「回避プロトコル──不可」
    間に合わない。

    ──カシャン。
    機械の左脚に、ピタリと巻きついた“愛のチェーン”は、まるで命ある蛇のように、巻き付いた瞬間に締め上げた。

    ガキィィンッ!!

    その音は、鋼鉄の関節が悲鳴を上げる音だった。
    通常兵器であれば絶対に破壊不可能な自重支持部。そこが、ねじれた。

    「脚部制御:喪失」
    「関節トルク異常──敵性影響」
    「封印兵器……未登録概念」
    桃姫は、笑っていた。

    「ふふっ♥ これで1本目。足から、つなぐの。逃げちゃわないように、ね?」

    その鎖は、続いてもう1本、2本と増えていく。
    空を泳ぎ、背中のミサイルポッド、ビーム砲、関節部──次々とロックされていく。

    戦闘不能。

    だがこれは、破壊ではなかった。

    ──これは、「愛」だった。

  • 501◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:32:59

    桃姫の声が、風に乗る。

    「私ね……前に、彼氏がいたの。とっても優しくて、かっこよくて、でもちょっと臆病で……」

    彼女の表情が、一瞬だけ曇る。

    「……私、ずっとそばにいたかったの。だから……つなげてたの。ずっと……ずっと……」

    「対象:精神的不安定。回避推奨」
    「……行動不能につき、対処不能」
    「でもね……その人、死んじゃったの。私のせい。縛りすぎちゃったの」

    涙は流れない。けれどその声は、深い哀しみを孕んでいた。

    「その日から、ずっと食べられなくて、眠れなくて……でも、夢の中でね。彼が出てきて──」

    「私はまた、繋ぎたくなったの」

    彼女がデファースの胸に触れる。そこにセンサーがあると、なぜか知っていたように。

    「だから……今度こそ、間違えないように。ちゃんと優しくするから。あなたを、“私のペット”にするの」

  • 511◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:33:31

    デファースのAIが、そこで異常を検知する。

    回路の一部が、**“エラーを拒絶”**していた。
    この事象は「戦闘」ではないと──
    AIが“理解してしまった”。

    この鎖は壊せない。火器も封じられた。外部アクセスも不能。

    「選択肢:抵抗・破壊・撤退」
    「全て不可能」
    残るは一つ──

    「沈黙」
    AIの判断は、最終的に、行動をやめることだった。
    つまり──死。

  • 521◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:33:52

    桃姫は、鎖に包まれた鋼鉄の獣に、そっと頬を寄せる。

    「大丈夫……もう苦しまなくていいの。もう、どこにも行かなくていい」

    彼女は目を閉じて、囁く。

    「愛してるよ。これからはずっと、いっしょだよ……♡」

    風が吹いた。
    草原の上で、少女が大きな鋼の獣を抱きしめるように寄り添っていた。

    その巨体は二度と動くことはなく、草の波の中に、ただ静かに沈んでいた。

  • 531◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:34:11

    結論
    ヤンデレからは逃げられない

  • 54二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:35:31

    このカプ、アリなのでは?

  • 55二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:37:01

    この娘、どこぞの天の鎖みたいな事してやがる…

  • 561◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 19:38:06

    また5つ安価でるまで調整とかしときます

  • 57二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:39:02

    名前:幸有 サチコ
    年齢:12
    性別:女
    種族:人間
    能力:超幸運
    能力概要:全ての行動おいてラッキーが降り注ぐ。
    弱点:幸運の種類は指定できない、身体能力は人間

  • 58二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:39:20

    >>38

    強えジジイが好きなんだ!

  • 59二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:39:28

    じゃあ再安価>>38

  • 60二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:40:50

    名前:ロン・スワン
    年齢:20
    性別:女
    種族:人間
    能力:中国拳法
    能力概要:最強の中国拳法家であり、あらゆる殺しの技術を使いこなす
    弱点:耐久力は人並み

  • 61二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:41:59

    名前:禿山照彦
    年齢:31
    性別:男
    種族:人間
    能力:ハゲルヤ
    能力概要:髪の毛を矢に変換して放つ
    一度に消費した本数が多ければ奇跡にも等しい特殊効果を持つ矢を生み出せる
    弱点:生え際の後退が既に著しく、残弾に限りがあるため出し惜しみしがち

  • 621◆Poq7QYx2.Y25/06/27(金) 19:48:57

    >>57

    >>58

    >>59

    >>60

    >>61

    dice2d5=4 2 (6)


    やっぱ強いジジイはみんな好きなんだなって

    俺も好き

  • 63二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:49:19

    名前:キルケー
    年齢:15
    性別:女性
    種族:未来人
    能力:予測演算、思考加速、身体加速、身体強制稼働、超再生、二刀流
    能力概要:相手の動きを予測し、最適な運動軌道を演算
    演算通りの動きを自分に強制する。速度はマッハ10
    弱点:あらかじめ設定した通りの動きしかできない
    加速による負荷で肉体はダメージを受ける。超再生は加速による負荷のみ再生できるが、演算予測にないダメージは再生が追いつかない
    加速は10秒しか行えない
    再加速まで300秒のリチャージが必要

  • 64二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 19:55:29

    名前:■■森林公園集団●●事件
    年齢:不明
    性別:なし
    種族:植物に取り憑いた幽霊
    能力:魂吸収
    能力概要:自身の肉体である森林公園内に入り込んだ者に枝や根で攻撃して傷口から魂を奪う
    弱点:強力な魂を取り込むと自我が崩壊する危険性がある
    植物に取り憑いているが日中は活動できず植物達の苦手とする物は苦手

  • 65二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:00:32

    こんなん武術マンガでよくある組み合わせやん

  • 66二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:04:51

    ◇武術家同士の闘い…

  • 671◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:16:12

    森が静かだったのは、殺意の気配が満ちていたからだ。
    それが見える者ならば、今この竹林に足を踏み入れる者は、命知らずか死人のいずれかだろう。

    私は“観る者”としてそこにいた。
    剣士と、拳士が出会う場に、ただ傍観者として。

  • 681◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:16:46

    先にいたのは、老人だった。

    背は曲がっていない。むしろ、背筋は若者より真っ直ぐ。
    だが顔に刻まれた皺、白髪の乱れ、そして何より――あの薄笑い。

    「ぬるい風だなぁ……この空気、嫌いじゃねぇや。嬢ちゃんがいれば、上出来か」

    背に一本の刀。
    それを抜かずとも、“あれは斬れる”とわかる。

    その男は、一刀斎と名乗った。

     

    ――そして現れたのが、黒衣の女。

    脚運びに淀みはなく、殺気を隠そうともしていない。
    中国拳法の使い手、ロン・スワン。

    殺し合いをするつもりでここに来たわけじゃない。
    それでも、彼女は剣士を見た瞬間に、構えていた。

  • 691◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:17:56

    「……構えを解け。あんた、普通のジジイじゃない」

     

    「へぇ……嬢ちゃん、見る目あるじゃねぇか。
     ま、普通のジジイだったら、今ごろ殺されてるからな」

     

    剣士が、笑った。
    だがその笑いには、血の匂いが混じっている。

    まるで“死”を吸った煙草みたいに、喉の奥で燻っていた。

  • 701◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:19:00

    ロンが先に動く。
    一歩で間合いを詰め、掌底――肘打ち――その流れは流麗で、破壊的だった。

    「ッハァッ!!」

    空気を裂く拳が、一刀斎の顔面を捉えるかに思えた。
    だが――

     

    「のろい。あと五年鍛え直せ、お嬢」

     

    その声と共に、剣士の姿がふっと掻き消える。
    否、単に――速すぎて視えなかったのだ。

    次の瞬間、鞘が彼女の後頭部を叩きつけていた。

    ドンッ!

    地面を転がるロン。受け身もとれず、額に血がにじむ。
     
    「ッく……まだ、終わってない!!」

    歯を食いしばって立ち上がる。片膝をつきながら構える姿に、気迫がこもっていた。

    「拳は……まだ折れちゃいない……ッ」

  • 711◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:20:00

    「うんうん、根性はあるな。でもな嬢ちゃん、
     勝負ってのは、根性のある方が勝つとは限らねぇんだよ。」

    老人がゆっくりと、今度は刀に手をかける。

    ほんの少し鞘から刃が覗いた。それだけで、空気が切り替わった。 

    私は、悟った。
    ――今のは“警告”だ。抜かれる前に終わらせなければ、死ぬ。

    だがロンは、止まらなかった。

    「私は……負けない。負けるくらいなら、死んだ方がマシだ!!」

    叫びと共に、彼女は跳ぶ。渾身の踵落とし。
    決して甘くない。生き延びた歴戦の技。

    だが。



    「そりゃいいセリフだ、嬢ちゃん。
     だったら――死んでくれや。」

    シュンッ

    刃が見えた、と思った瞬間、もう収まっていた。

    視界が傾く。
    彼女の体が、地面に膝をついた。

  • 721◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:21:06

    喉が――裂かれていた。

    血が、噴き出す。

    彼女は声を出せないまま、目だけで何かを伝えようとしていた。

    悔しさか、恐怖か、それとも――

     

    「……死ぬ覚悟はできてた。けど……速すぎ、だろ……」

     

    一刀斎は、それに答えるように肩をすくめた。

    「まぁな。だから剣なんだよ、嬢ちゃん。
     斬る奴が勝って、斬られる奴が死ぬ。ただそれだけの話さ。」

     

    ロン・スワンは、竹の根元で、静かに息を引き取った。

    風が、血の匂いを運んでいく。

  • 731◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:21:20

    私は、何も言えずにただそれを見届けた。

    勝者の老人は、鞘を軽く叩いて、鼻歌を口ずさむ。

    「いい女だったな。ああいうのに惚れられたら、ちょっとは真人間になれたかもな」

    そして――
    森の奥へと消えていくその背中は、まぎれもなく、“生きている悪党”だった。

  • 741◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:21:53

    以上
    爺、圧勝

  • 75二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:23:54

    じいちゃんかっけぇ…

  • 76二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:24:33

    カッコよすぎんだろこの爺

  • 771◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:27:09

    あまりにもかっけぇ爺すぎる

    また5個出るまで待機しておきます

  • 78二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:27:58

    名前:『   』
    年齢:30000
    性別:不明、心は紳士
    種族:オリジンヴァンパイア
    能力:魔術
    能力概要:貴種の嗜み、世界の真理の追求の副産物
    弱点:吸血鬼の弱点とされているもの全て、特に神の理を曲げることは無粋なことだと思っている、紳士として恥ずべき行いもできない

  • 79二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:28:28

    五年鍛えたロンが爺に再戦するifが見てえ…

  • 80二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:29:03

    名前:シャグロ=バルヴァ・ギド
    年齢:27(人間換算で18歳)
    性別:雄
    種族:蟲人族
    能力:慄える刃音"バズオブデス"
    能力概要:背中の羽根を震わす間手に持った武器が細かく振動することで、触れただけでも切れる程に切れ味が大きく上昇する
    刀であっても鋼糸であっても作用するため周囲に鋼糸を展開するようにして闘う
    弱点:羽根を捥がれたり動かせなくなったりすると必然的に能力を発動出来なくなる

  • 81二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:29:11

    >>61

    じゃあ冴えないおっさんでバランス取るか…

  • 821◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:29:37

    ……もし希望が多ければ爺と別キャラの戦いもやるかもです

  • 83二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:32:39

    名前:■■森林公園集団●●事件
    年齢:不明
    性別:なし
    種族:植物に取り憑いた幽霊
    能力:魂吸収
    能力概要:自身の肉体である森林公園内に入り込んだ者に枝や根で攻撃して傷口から魂を奪う
    弱点:強力な魂を取り込むと自我が崩壊する危険性がある
    植物に取り憑いているが日中は活動できず植物達の苦手とする物は苦手

  • 84二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:32:59

    名前:Mr.Saturday
    年齢:88
    性別:男性
    種族:異能者
    能力:不可侵による絶対防御・異能耐性、能力解析、不可侵領域による圧縮攻撃、再生能力
    能力概要:自身の周囲に不可侵の領域を常時展開する。この領域は時間が引き延ばされ攻撃が届かない
    領域は視界内の任意の座標にも発生可能。攻撃に使うことも
    弱点:慢心

  • 85二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:33:15

    名前:リグル・グリ
    年齢:300歳
    性別:オス
    種族:昆虫人間
    能力:昆虫人間としての特質
    能力概要:両腕の鎌や口から吐く酸性の液体などで攻撃する。防御力の高い甲殻
    弱点:火と殺虫剤に弱い

  • 861◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:35:28
  • 871◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:50:39

    砂漠の古城に立つ二人。
    闘いの間際、言葉が静かに交わされる。

     

    シャグロは胸を張り、瞳に揺るがぬ決意を宿して告げた。

     

    「俺はここに、偶然たどり着いたわけじゃない。
    戦いを望まなかったと言えば嘘になるが、
    それでも無意味な斬り合いを望む者じゃない。わかるか?」
     
    『   』は冷静に頷き、優雅な声音で応えた。
     
    「巡り合わせがもたらしたこの邂逅、私は感謝すら覚えます。
    だが、貴殿の戦いは真に“美”を伴うものか、見極めたい」
     
    シャグロは拳を握り締め、言葉に力を込める。

    「命を懸けて戦う。それが俺の美学だ。
    だが、それは単なる暴力ではない。
    刃を振るう者の魂が宿らねば、ただの鈍器だ」

    紳士は軽く微笑み、静かに返した。

    「それはまさに、詩としての戦い。
    私の求めるものと、少なからず共鳴しているようだ」

    互いの視線は鋭く交差し、言葉は刃のように重く響いた。

  • 881◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:51:01

    「さあ、貴殿の“魂”を示してみよ。
     私はただ、それを見届けたいだけだ」

     

    そして戦いの幕が切って落とされた。

  • 891◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:53:36

    、シャグロは刃を振り上げる。
    振動する鋼糸の刃が鋭い音を立て、古城の静寂を引き裂いた。

     

    だが、『   』は片手を掲げ、詠唱の言葉を紡ぐ。
    時間の流れが緩やかに歪み、刃は虚空を切り裂いた。

    シャグロの動きが鈍り、まるで世界が重く閉ざされたように感じられた。

     

    「美しくなければ戦いとは呼べぬ」
    紳士は静かに呟き、冷徹な瞳で相手を見据える。

     

    疲労が全身に積み重なる中、シャグロは決して諦めなかった。
    「俺の刃には、魂がある。命を懸けて斬る。これが俺の美学だ」

  • 901◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:54:29

    彼は全身の羽根を震わせ、最後の力を振り絞った。
    鋼糸の刃は暴風のように紳士を包囲し、その切れ味は一層凶暴さを帯びていく。

     

    しかし紳士は静かに魔術を解き放ち、世界を裂くような力が襲いかかった。
    時間と空間が断絶され、シャグロの動きは完全に封じられた。

     

    膝をつく彼の瞳は、なおも燃え盛る闘志を宿していた。
    「まだ終わらせはしねぇ……!」

     

    彼は渾身の一撃を放つべく、全身の力を刃に込めた。
    だが、紳士の刃は冷たく、容赦なく彼の身体を貫いた。

     

    その瞬間、古城に再び深い静寂が訪れた。

     

    紳士は倒れた青年の傍らに静かに立ち、柔らかな声で囁く。

    「勇敢な魂は、まことに美しく散るものだ」
     

    そして、彼は影のように闇へと溶け込んでいった。

  • 911◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 20:55:11

    以上
    AIくんは爺で燃え尽きちゃったのかちょっということ聞かなくて時間かかっちゃいました

  • 92二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:58:11

    誇り高き決闘、いいねえ

  • 93二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 20:58:22

    分かっちゃ居たけど戦力差エグいな

  • 94二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:00:14

    時空レベル操作
    戦いの美学
    うーんこれは人気出るタイプのラスボス

  • 95二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:00:22

    爺とオリジンくんならいい勝負するのでは

  • 961◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:02:41

    また5つ安価お願いします

  • 97二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:03:24

    名前:キマイラ
    年齢:3歳
    性別:様々
    種族:いろんな動物のキメラ。実験動物
    能力:キメラとしての特質
    能力概要:ライオンの手足や巨体による攻撃、侵食したものを石化させる毒の牙、大蛇の尻尾、翼による飛行
    弱点:繋ぎ目を攻撃されると脆い

  • 98二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:03:37

    名前:バルトロメオ
    年齢:42歳
    性別:男
    種族:異能力者
    能力:空間を操る
    能力概要:空間歪曲による防御、空間ごと切り裂く絶対切断、テレポーテーション
    弱点:能力発動には一瞬のタイムラグ

  • 99二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:04:41

    名前:ソナタ
    年齢:19
    性別:女
    種族:人間
    能力:聖人形クラリシア
    能力概要:神の加護を受けた特別な戦闘人形、「業砲」「禍剣」「聖歌」「夢弦」の四つの罪を浄化する聖天兵装を持ち、それぞれが正義を遂行する為の多大な力を持つマリオネット。神の巫女であるソナタにのみ操れる
    弱点:使用者の正義が揺らぐと胸の内側に隠されたコアの護りが薄くなる

  • 100二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:05:45

    名前:平等院絶景
    年齢:不明(少なくとも人類誕生から存在する)
    性別:なし、見た目は女性だがそんな境目はそんざいしない
    種族:なし、種族なんてくだらない境目は存在しない
    能力:無境
    能力概要:境界線に存在する存在。国、性別、人種、老若、人と自然…あらゆる境界線を操り、偏在する魔女
    弱点:境界線がないため逆説的にあらゆるものに存在する。

  • 101二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:06:53

    名前:ファルスムーン
    年齢:??
    性別:女?
    種族:ピエロ
    能力:ラフター
    能力概要:ジョークを聞かせた相手を笑い転げさせる
    お喋りなファルスムーンの口を閉じさせるまで爆笑は止められない
    弱点:自分よりおもしれーやつと対面してしまうといじけてしまう

  • 1021◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:16:11

    >>97

    >>98

    >>99

    >>100

    >>101

    dice2d5=1 1 (2)

  • 1031◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:17:30

    再ダイス

    dice2d5=4 5 (9)

  • 104二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:20:32

    良い組み合わせだな
    どっちにも勝ち目があるし

  • 1051◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:32:21

    今回は気合が入っている様です
    題名『そのピエロ、境界無用。』

  • 1061◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:33:23

    そこは“ある”とも言えず、“ない”とも言えなかった。
    空も地もない、すべてが“線”でできた空間。国と国、男と女、天と地、生と死──
    無数の“境界”が糸のように漂い、編まれている。

    そこに立っていたのは、一人の女のような“存在”。

  • 1071◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:33:59

    平等院 絶景。

    彼女は、境界そのものだった。
    「女でも男でもなく」「生でも死でもなく」「神でも獣でもない」。
    人類が生まれる前から、あらゆる線にまたがり、そしてそれを見下ろしていた。

    「今日も静寂。揺るがぬ“曖昧”こそ、私の在り方……」
    だがそのとき。

  • 1081◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:34:41

    \パァンッ!/
    \ちゃっちゃら〜〜〜ん!/
    \全力全開ギャグパワーでお届けします、ファルスムーーーン!!/

    どこからともなく、奇妙な音とともに“色”が流れ込んできた。
    境界を編む線の間から、ピエロが弾けるように登場する。

    真紅のスーツ、星のペイント、キラキラと舞う紙吹雪。
    笑顔を引き裂くような口元のまま、彼女──ファルスムーンは両手を広げた。

    「お〜い!観客一名様ごあんな〜い!キミ、女?男?それとも前世のアバター?
    どっちでもいーや!笑えば世界が救われる〜〜ってことで、いっくよーーー!」

  • 1091◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:35:15

    絶景は一歩も動かず、その存在を“観察”する。

    「…………誰だ。言語が……音が……線を乱している……」

  • 1101◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:35:46

    「えーと、じゃあさっそく1ネタいきまーす!
    “存在が曖昧すぎて、住民票がどこにも発行されない女”って話なんだけどぉ〜……
    ……て、それキミじゃん!?オチまで言ってた!!あっはははは!!」

    絶景の周囲の境界線が、揺れた。
    ファルスムーンの“冗談”が、情報として世界の構造を壊しかけている。

    だが彼女はまだ、“攻撃”とは認識していなかった。

  • 1111◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:36:19

    「何者だ……これは意図か?無意識か?存在の密度が濃すぎる……」
    「存在?密度?
    いやいやそんな小難しいこと考えたら頭痛くなるよー!
    笑お?まず笑お?てか、笑ってる??笑ってない!?え、マジ???」

    ファルスムーンが近づくたび、絶景の輪郭が揺らぐ。
    彼女の喋りは、すでに攻撃に等しかった。
    ジョークは物理法則を狂わせ、空間は笑い声で振動していた。

    「この者……笑いという“意味”で……私の無境を侵食している……?」
    絶景は指を鳴らす。
    その瞬間、ファルスムーンの足元の“空間”が分断された。

  • 1121◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:37:16

    上と下が逆転し、視界が裏返る。
    境界の操作。世界の物理法則を書き換える一撃──だが。

    「うわっ!すべった!……いや、物理的にね!?落とし穴じゃん!?てかこれ、ウケた?」

    「……意味を超えてくる。滑稽……なのか?」

  • 1131◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:38:03

    絶景は、ゆっくりと両手を下ろした。
    その瞳には、もはや“敵意”はない。

    「……私はこの者の正体を知らぬ。だが、確かに今……私の在り方が揺らいだ。
    “滑稽”によって。“笑い”という、最も曖昧で、最も強い概念によって」
    ファルスムーンはまだペラペラ喋っている。

    「じゃあ次のネタね!“全知全能と見せかけて実は超インドアな神様”ってやつなんだけど〜、これがまた──」

    絶景は歩み寄る。ピエロの言葉が止まる。

    「お前、名を?」

  • 1141◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:38:33

    「へっ……? ファルスムーン。あたしの名前。
    ……もしかして今から倒される?それとも、惚れられた?」

    絶景は、微笑みとも無表情ともつかない表情で言った。

    「おもしろい女だ」

  • 1151◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:39:02

    ファルスムーンの目が点になる。

    「えっ、えっ? なにそれ、告白?褒められた?
    やだもう、なに!?どっち!?!?」

     

    「連れて行く。お前の“情報”は、この世界の“境界”にとって重大な価値がある」
    「えっ!?連れ去り!?キミ、そういうキャラ!?
    ちょっとちょっと待って、ワタシこれから地方営業あるんだけど!?」

    絶景の指がまた鳴る。
    世界が、ふわりと折りたたまれる。
    ピエロの存在が“線”となって、彼女の懐に吸い込まれていく。

  • 1161◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:39:31

    ──暗く静かな、世界の果て。
    概念の書庫、境界図書館。

    その奥深く。
    静けさの中にひとつ、やかましい音が鳴っている。

    「ねぇ絶景ちゃん! “無境”って、寝言は聞こえるの? ねぇってば!なんで黙ってるの!?
    やだ〜も〜!反応が一番おもしろいんだからさ〜〜!」

    「…………やはり、おもしろい女だ」

  • 1171◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:39:58

    以上
    始めての死者0

  • 118二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:42:39

    >>117

    これもまた良し…

  • 119二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:42:51

    なんか上位存在にふふ、おもしれ…されてる女ァ!

  • 120二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:43:49

    こいつら突然現れて場を引っ掻き回しそう

  • 121二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:45:05

    ファルスちゃんの台詞回しがいちいち面白いな
    ふっ、おもしれー女…

  • 1221◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:46:44

    AIに色々覚えさせて文章力高めるのなかなか楽しいですね
    ではまた5つお願いします

  • 123二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:46:55

    名前:強い方のスライム
    年齢:3ヶ月
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:流体化・吸収
    能力概要:自身の肉体が流体になっており触れたものを溶かして養分に変えることができる
    また自身の姿を変化させることによって物理攻撃に耐えられる
    弱点:変形することにエネルギーをけっこう消費するため長期戦に弱い
    また毒や熱による攻撃など吸収できない攻撃も苦手とする

  • 124二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:47:02

    名前:早瀬 花香
    年齢:37歳
    性別:男
    種族:人間
    能力:【マザーオベイ】
    能力概要:女性のオーラを召喚し、あらゆる相手を思いのままに操る。
    相手の能力も自身の物とすることが出来る。
    相手が自身よりも下だと認識すれば自動で発動する。
    女の子が欲しかった母親に育てられた。花香という名前も本来は娘につけようとしていたらしい。
    幼少期から女装を強要され、自身の意見も聞き入れてもらえなかった花香の心はいつしか崩れ去り、ただ母親の人形として生きていた。しかしどこかで歪みが出ていたのか花香はある日、実の母を手にかけた…。
    【マザーオベイ】は死に際の母親からの最後の呪いなのだ。
    弱点:自己決定能力が乏しい

  • 125二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:47:02

    このレスは削除されています

  • 126二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:47:14

    このレスは削除されています

  • 127二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:47:35

    名前:ロットン
    年齢:42歳
    性別:男
    種族:人間
    能力:ガンマンとして拳銃を操る
    能力概要:鍛え抜かれたリボルバーの使い手であり絶対必中の早撃ちの名手。また、リボルバーの銃弾は特別性でどんな相手でも『殺す』性質を持つ。
    弱点:早撃ちや精密射撃以外の身体能力は人間の範疇。

  • 128二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:47:35

    名前:■■森林公園集団●●事件
    年齢:不明
    性別:なし
    種族:植物に取り憑いた幽霊
    能力:魂吸収
    能力概要:自身の肉体である森林公園内に入り込んだ者に枝や根で攻撃して傷口から魂を奪う
    弱点:強力な魂を取り込むと自我が崩壊する危険性がある
    植物に取り憑いているため日中は活動できず植物達の苦手とする物は苦手

  • 1291◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 21:48:58
  • 1301◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:03:53

    砂漠の夜は冷え切っていた。雨が静かに降り続け、乾いた大地を濡らしている。
    その古びた一軒家の中で、ロットンは静かに足を踏み入れた。
    狙いはただひとつ。依頼人が指定した標的、早瀬花香。

     

    花香は薄暗い部屋の隅にいた。彼女の周囲には、甘くて粘着質な母の香りが漂い、まるで彼女自身がその呪縛の中に囚われているかのようだった。

     

    「終わらせるために来た」

    ロットンの声は無感情で冷たい。
    しかしその拳銃は一瞬の迷いもなく、部屋の空気を裂いていく。

     

    だが花香は動じなかった。
    彼女は呪いの名を唱えた。

    「マザーオベイ」

  • 1311◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:04:31

    部屋の隅から、次々と母の幻影が現れ、ロットンを包囲し始めた。
    それは温かく優しい表情を浮かべているが、どこか底知れぬ不気味さを秘めていた。

     

    「甘えるな」

    ロットンは反射的に銃弾を放ち、次々と幻影を撃ち抜いていく。
    しかし幻影は消え、また新たな母性の波が生まれる。

     

    花香は一歩も引かず、空間に手をかざしながら幻影を融合させる。
    それはやがて巨大な母の姿となり、ロットンを捕らえようと手を伸ばす。

     

    「くそっ……!」
    ロットンは振動する指で銃を握り締め、焦りながらも冷静に反撃の準備を整える。

     

    巨大な幻影の手がロットンの肩に触れた瞬間、彼は跳び退り、わずかな隙を狙って銃口を狙い定めた。

     

    「俺の銃は、俺以外には使えねぇ」

  • 1321◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:04:58

    その言葉通り、銃弾は幻影の眉間を正確に撃ち抜き、巨大な母性は崩れ落ちる。

     

    だが戦いは終わらない。
    花香の能力は精神を侵食し、幻影は再び複数に分裂し襲いかかる。

     

    ロットンは歩みを止めず、身を翻しながら銃を連射し続ける。
    彼の身のこなしは老練で無駄がなく、銃声の合間に冷酷な言葉が零れた。

    「甘えんな……俺は、こんなもんじゃ死なねぇ」

     

    母の幻影たちの手が何度も彼を捕らえようと伸びるが、彼はその一つ一つをかわし続ける。
    息を切らしながらも、銃口を狙い定め、的確に撃ち抜いた。

     

    やがて、部屋は破壊の痕跡だらけとなり、幻影の数も徐々に減っていく。

     

    ロットンの動きにわずかな乱れが見えた。

  • 1331◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:05:24

    だがその表情は、絶望ではなく、どこか達観したものだった。

     

    「誰かの言葉に縛られていた俺も、銃と共にここまで来た」

     

    彼は最後の銃弾を装填し、花香の目前に立ち尽くす。
    彼女は疲弊しながらも、必死に幻影の最後の力を振り絞っていた。

     

    「これで終わりだ」

  • 1341◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:05:51

    ロットンの銃口がゆっくりと胸に向けられる。

    花香は震え、視界がぼやけていく。
    息は浅く、鼓動は速く、でも身体はまるで鉛のように重かった。

    「お願い……まだ、終わらないで……」
    その声は掠れ、ほとんど自分のものとは思えなかった。

    母の幻影たちも消え、香りも薄れ、彼女の周りは冷たい現実だけが広がる。
    ――誰も助けてはくれない。

  • 1351◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:06:23

    ロットンの瞳は冷酷そのものだった。

    「俺はもう、てめぇみたいなクズを救うつもりはねぇ」

    花香は目に涙を溜め、両手で胸を押さえた。
    身体の奥からじわじわと痛みが広がるのを感じながら、それでもまだ、何かを信じたかった。

    だが現実は容赦なく、銃声が鳴り響いた。

    胸を貫かれた衝撃で花香の身体はぐしゃりと崩れ落ちる。

    息が途絶え、視界の隅に最後の光が揺れた。

    「私…もう、母さんのもとにも帰れないのね……」

    最後の言葉は、まるで遠い幻のように消えた。

     

    雨の音だけが、静かに響いていた。

  • 1361◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:07:06

    以上
    1mmも救われない花香くんでした

  • 137二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:08:10

    救いはないん……ですねぇ

  • 138二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:09:45

    冷徹なガンマンと救われぬ母を求める男の物語よ

  • 1391◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:11:29

    今日はもう戦ったキャラどうしでバトらせて終わります

    投票箱作ってくるので明日の分設定投げてください!

  • 140二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:11:58

    >>136

    いいんです。救われないからこそ花香くんは輝く

  • 141二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:15:41

    名前 無敵超人
    年齢:無敵な年齢
    性別:無敵な性別
    種族:無敵超人
    能力:超絶無敵
    能力概要:無敵!
    弱点:実は無敵じゃない

  • 142二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:16:13

    どこまでも悲しい男よ…

  • 1431◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:18:24

    https://tasuketsu.com/vote/EVej5tSsTvD3sTu7M2MW

    1番と2番目に票数が多い人の対戦です


    22:40まで待機します

  • 144二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:18:28

    名前:覇王奉先
    年齢:52歳
    性別:男
    種族:人間・武将
    能力:人馬一体の武芸百班
    能力概要:愛馬に騎乗しながら弓矢や大槍を神域の武芸を持って操る
    弱点:愛馬のことを心から愛しているため先に馬をやられると気を取られてしまう

  • 145二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:19:12

    もう投げていいんだ
    名前:T.A.N.A.S.I.N.N.
    年齢:no date
    性別:tanasinn
    種族:tanasinn
    能力:Tactical Angelic Nerve and Shrine Information Nuclear Network
    能力概要:人為的に天使を精製する実験により生み出された天使の神通力を宿した何か
    弱点:この存在は物質界に安定して存在することができない
    実際に全能力の99,9%までを安定して存在することに割いており相当な格下相手でもなければ戦闘行為と自爆が同義である

  • 146二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:19:22

    名前:禿山照彦
    年齢:39
    性別:男
    種族:人間(係長)
    能力:ハゲルヤ
    能力概要:髪の毛を矢に変換して放つ
    一度に消費した本数が多ければ奇蹟にも等しい特殊効果を持つ矢を生み出せる
    弱点:生え際の後退が既に著しく、残弾に限りがあるため出し惜しみしがち

  • 147二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:21:26

    このレスは削除されています

  • 148二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:22:17

    名前:黒白 蒼

    年齢:dice1d100=92 (92)

    性別:男

    種族:エルフ

    能力:弾丸生成

    能力概要:光の弾丸を大量生産して連射する

    シンプルで強い

    弱点:フィジカルが雑魚なので近寄られると弱い

  • 149二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:23:12

    名前:巨人兵アバドロイド
    年齢:0歳(制作から1年経っていない)
    性別:なし(機械なので)
    種族:機械
    能力:分裂、合体
    能力概要:そもそもが大量の蝗型のマシン(サイズも蝗と同程度)が大量に合体した巨人型の機械(全長20メートルほど)。蝗型マシンひとつひとつに分裂する事が可能であり、そして本物の蝗害の蝗のように全てを見境無く喰らう。巨人兵状態に戻る事も可能。シンプルな物量こそが最大の強さ。
    弱点:蝗型マシンの中には「マスターアバドン」と呼ばれるコアの役割を果たす物が3つ存在し、全て破壊される事でそれ以外の蝗型マシンの残量問わず強制シャットダウンされる。その他そもそも機械なので水と過剰な電気が普通に弱点。

  • 150二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:23:46

    名前:■■森林公園集団●●事件
    年齢:不明
    性別:なし
    種族:植物に取り憑いた幽霊
    能力:魂吸収
    能力概要:自身の肉体である森林公園内に入り込んだ者に枝や根で攻撃して傷口から魂を奪う
    奪った魂は取り憑いている幽霊達と一体化する
    弱点:強力な魂を取り込むと自我が崩壊する危険性がある
    植物に取り憑いているため日中は活動できず植物達の苦手とする物は苦手

  • 151二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:25:00

    みんな一刀斎に脳焼かれすぎだろ
    (一刀斎に投票済み)

  • 152二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:26:11

    名前:強い方のスライム
    年齢:5ヶ月
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:流体化・吸収
    能力概要:自身の肉体が流体になっており触れたものを溶かして養分に変えることができる
    また自身の肉体が流体なので物理ダメージを軽減できる
    弱点:変形することにエネルギーをけっこう消費するため長期戦に弱い
    また毒や熱による攻撃など吸収できない攻撃も苦手とする

  • 153二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:27:03

    >>151

    っぱ刀使うげきつよ爺さんはみんなの憧れよ

  • 154二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:27:57

    名前:バルトロメオ
    年齢:30歳
    性別:男
    種族:異能力者
    能力:空間を操る
    能力概要:空間歪曲による防御、空間ごと切り裂く絶対切断、テレポーテーション
    弱点:能力発動には一瞬のタイムラグがある

  • 155二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:28:14

    名前:キマイラ
    年齢:3歳
    性別:様々
    種族:いろんな動物のキメラ。実験動物
    能力:キメラとしての特質
    能力概要:ライオンの手足や巨体による攻撃、侵食したものを石化させる毒の牙、大蛇の尻尾、翼による飛行、再生能力
    弱点:繋ぎ目を攻撃されると脆い

  • 156二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:29:19

    名前:翅望 金時
    年齢:17歳
    性別:男
    種族:魔法使い
    能力:【鉄拳】と【崩御】
    能力概要:【鉄拳】は両手にメリケンサックを生成する。殴ったものにあらゆる付与を施すことが出来るようになる。殴れるものに制限はない。遠距離でも全然イケる。
    【崩御】はあらゆる殴ったものを完全に破壊する魔法。能力や能力による攻撃も何でも破壊する。【鉄拳】による強化付与でさらに強くできる。
    私立魔法学園の生徒。身体能力がものすごくアクロバティック。
    弱点:2つとも殴らないと魔法が発動しない。

  • 157二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:34:26

    名前 ジャム・アシモフ
    年齢:34
    性別:男
    種族:人間
    能力:シャウト・ザ・フューチャー!!
    能力概要:スーパーロボット”プロジェクト・ウォー(PW)”を召喚し、搭乗する能力
    PWは50m級のロボットであり鉄の城と形容されるのが似合う巨神である。
    ジャムの精神力に呼応して駆動し、彼が燃えれば燃えるほどその機能は限界を超えて戦場を圧倒する。
    武装は
    SteelMessiah:背部に格納された鋼の翼。この翼によって各種機能の排熱および水中・空中・宇宙での縦横無尽な戦闘飛行を可能とする。
    GONG:肩部折りたたみ式キャノン砲。その破壊力は島すら粉砕する。
    VICTORY:両腕に搭載された火炎放射ユニット、応用することでロケットパンチにもなる。
    SKILL:多様と遠隔兵器ユニット、肩・腰部のアーマーをパージすることで展開されるビット・シールド。
    NOAH:眼部ビーム兵器。威力はそこまで高くないが出だしが早いため牽制によく使われる。
    DreiKreuz:胸部から取り出す巨剣、VICTORYからエネルギーを供給することで山すら両断するビームサーベルとなる。
    弱点:エネルギーをジャムの精神力に依存しているため、彼が本調子でないときはその戦闘能力は著しく低下する。
    また、平時でも戦闘可能時間は早くて3分、長くても5分程度と極めて短い。

  • 158二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:34:30

    いっそ票ばらけてるしやるか…一刀斎総当たり戦

  • 1591◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:37:07

    AIくんに一刀斎の必殺技と絶景くんちゃんの必殺技を聞いてみた
    一刀斎:「刹那断絶(せつなだんぜつ)」
    一刀斎の一振りは、時間と空間の境界を断ち切るかのように斬り裂く。
    この技を放つ瞬間、世界はほんの一瞬だけ静止し、刹那の永遠が訪れる。
    敵の動きは完全に止まり、その「存在」さえも断絶される感覚。
    目に見えぬ刃が、敵の過去・現在・未来すべての繋がりを断ち切り、敵は時間の狭間に閉じ込められたような感覚に陥る。
    肉体的な傷だけでなく、存在そのものに深い裂け目を生じさせる。
    切られた者は、もはや戻れぬ道を辿ることとなる。


    平等院絶景:「無界斬(むかいざん)」
    この技は、「境界線」を自在に操る平等院絶景の力を象徴する一撃。
    斬撃は「境界」を断ち切る刃となり、空間と存在のあらゆる境界を破壊する。
    敵の身体と精神の境目、現実と虚構の境目、時間の流れの境目さえも切り裂かれ、敵は自己の存在が崩壊していく感覚に囚われる。
    目に見えぬ無数の境界線が乱れ飛び、敵の認識が混沌に陥ると同時に、斬撃は肉体に致命傷を与える。
    発動時、世界の狭間を覗き込むような静謐な雰囲気が漂い、その一振りは「無限」と「無」の間を往く。

  • 160二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:37:15

    >>158

    ジジイになんてことを…

    彼がいったい何をしたっていうんだ!?

    ただただカッコよかったから? うーん正論

  • 1611◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:41:02

    終了

    対戦カードは平等院絶景vs一刀斎
    ロットン君…?知らない子ですね

  • 162二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:41:12

    >>159

    概念斬ってるよこのじいさん⁉︎

  • 163二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:43:25

    なんかすげー存在と戦って?いたらしいピエロちゃん

  • 164二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:45:45

    >>163

    やっぱ笑いが絡むと強さがおかしくなるんだな

    どこぞの芸人と一緒

  • 165二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:48:10

    このレスは削除されています

  • 1661◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:51:32

    AIくんが張り切りすぎて今これ

  • 1671◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:53:12

    夕日が朱に染め上げた古の廃寺。その境内には誰もいないはずだった。

    しかし、苔むした石畳の上に、草履を鳴らして歩く男の姿がある。

    「おうおう、こんなとこに人の気配とは……俺の鼻も鈍っちまってねぇなァ」

    年老いた侍――一刀斎。
    だがその背筋は伸び、腰に佩いた刀は獣のような殺気を孕んでいた。
    その歩みに迷いはなく、まるでそこが戦場であると知っていたかのように進む。

  • 1681◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:54:12

    ふと、彼の前方の空気が揺らぐ。
    まるで陽炎のように、しかしそこから現れたのは――

    朱の衣に身を包み、顔立ちは麗しくも不可思議。
    性別も種族も、概念すらも曖昧な存在。

    平等院絶景。

    「……お前か、ここを『通過』しようとしている存在は」

    「おう、なんだい? 門番でもやってんのか、嬢ちゃん。いや、嬢ちゃんって呼び方でええのか?」

    絶景は首を横に振ることもなく、ただ静かに言葉を紡ぐ。

    「私は、境界そのもの。女でも男でもなく、人でも神でもない。名を、平等院絶景という」

    「平等院……えれぇ景色の名前背負ってんな。こっちは一刀斎。生粋の剣バカよ。よろしくなぁ?」

    絶景の目がわずかに細まる。

    「剣。混沌の中で、唯一、線を引くもの……だがそれは、同時に分断を生む」

    「おおっと、なんだい。ずいぶんと深ぇお説教じゃねぇか」

    「私は秩序。否、秩序の狭間に漂う中庸の霊。お前の刃は、世界を裂く兆し。ならば、ここで絶たねばならない」

    「なら、俺も引けねぇってこったな。どうやらお互い、道が一筋しかねぇようで――」

  • 1691◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:54:38

    境内に風が走る。
    空気が一変し、ただの夕暮れが戦場へと変貌した。

    「……通してはならぬ。お前の刃は、境界を乱す」

    「そりゃありがてぇ。斬るための刃が、なにかを乱すってんなら……本望ってモンだ」

    次の瞬間、
    世界が――裂けた。

  • 1701◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:55:25

    石畳が砕け散り、風が唸る。
    一刀斎の肉体が空気を裂き、まるで神話の雷光の如く絶景へと躍りかかる。

    「一閃ッ!」

    振り抜かれた刃が空を切る――が、空間ごと滑り落ち、絶景の姿は消え失せる。
    否、彼女はそこにいた。ただ、「その場にいながら」場所を動いていたのだ。

    「無境……私の立つ場所は、あらゆる“中間”。そこに干渉できる者など、いない」

    「なんだいそりゃあ。逃げたわけじゃねぇのに避けられちまった……これは参ったね」

    刃を一閃、二閃と走らせる。一撃ごとに地面が抉れ、空気が裂ける。
    だが、絶景はまるで煙のように、刃の“間”に存在している。

    「刃が鋭いほど、間を縫う私には届かない。鋭さは時に、盲目なのだ」

    「……でもな、俺は斬るだけじゃねぇ。俺の斬撃は、“繋げる”って意味も持ってんだ」

    再び疾駆。
    一刀斎の眼が閃き、軌道がねじれ始める。

    「千景斬――いっちょ織ってみせるよ。お前の境界をさ」

  • 1711◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:56:58

    まるで絹糸のような刃が幾重にも重なり、絶景の周囲を囲む。
    刃の軌跡が絵画のように浮かび上がる。

    しかし――

    「無界斬」

    絶景が放った言葉と共に、世界の理が断たれる。
    光が捩れ、空間の支柱そのものが崩れ落ちる。

    その瞬間、一刀斎の足元が抜け落ち、空間の檻に捕らわれた。
    だが――

    「ふッ、甘ぇな」

    刹那、一刀斎の姿がぼやけ、次の瞬間には絶景の背後へ。
    その手には、未だ鞘に収められた刀。

    「“今”と“次”の境目。それを斬るが俺の芸だ」

    鯉口が鳴る。

    「刹那断絶ッッッ!!」

    一閃。
    世界が一度、止まった。
    風も、音も、時間すらも。

  • 1721◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:57:41

    ――だが、それでも絶景は立っていた。

    「なるほど……この“今”をも断てるか、老剣士よ」

    「へっ、少しは効いたかい?」

    「しかし……私は“外”にある。いかなる時も、いかなる刹那も、私はその“縁”に立つ者」

    絶景の手が空をなぞる。
    その指先から、幾千の“境界線”が伸びる。
    色も匂いもない、それでいて決して触れ得ぬ不可視の線。

    「境界操作・終律――『裂界』」

    その刹那、世界のあらゆる“区切り”が一刀斎に襲いかかる。
    空間と空間の狭間、色と色の間、概念と現実の境。
    まるで無数の断絶が刃となって、彼の存在そのものを切り刻みにきた。

  • 1731◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:58:02

    一刀斎は両の眼を閉じ、静かに鞘に手を添える。

    「……じゃあ、こっちは“俺”を斬るまでよ」

    息を吸う。
    その吐息すらも斬撃に変わる。

    「零我一閃(れいがいっせん)ッ!!」

    彼の斬撃は、自分自身の存在を刃に託した。
    “己”と“世界”の境界を斬る一撃。
    それは、彼と彼以外の全てを一瞬だけ溶かす。

    衝突。

    刃と線。
    実と虚。
    物語と理。

    すべてが交わり、ひとつの静寂を産む。

  • 1741◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:58:25

    絶景の体が揺らぎ、衣がはらりと地に落ちる。
    そこから現れたのは、ただの空虚ではなく、無限の狭間。

    「……お前は、本当に“切れる”剣士だな。一刀斎」

    「へっ、誉め言葉として受け取っとくぜ」

    絶景は静かに微笑む。その表情には、確かな敬意が宿っていた。

    「私は、消える。この場には、もう“私”の境界がない」

    「惜しいねぇ。もっと切り結んでぇ相手だったが……ま、仕方ねぇ」

    「また会おう。境界の彼方で」

    「おうよ。また俺の刃で、お前の“ど真ん中”を裂いてやるさ」

    絶景の姿が空気に溶けるように、境内から失われていく。

  • 1751◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:58:43

    一刀斎はその場に立ち尽くし、ふと顔を空に向ける。

    「……斬っても、残るもんがある。そういう相手だったな、お前は」

    廃寺に再び静寂が戻る。

    一刀斎は背を向け、肩を軽く回しながら歩き出す。

    「いやー、久々に脳がヒリついたぜ。ったく、女か男かもわからん奴に、本気出させられるとはなァ……」

    そして、赤く染まる夕陽の中。
    老いた剣士の笑い声だけが、境界を越えて響いた。

  • 1761◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 22:59:18

    以上
    果たしてロンちゃんは5年でこいつに勝てるのか
    デュエルスタンバイ

  • 177二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:00:17

    両者の格を保つ良い感じの落としどころにしてきよった…

  • 178二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:01:55

    両者ともにカッコ良すぎるだろ…

  • 179二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:02:13

    人外と強者ジジイの戦いはええのう

  • 180二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:03:33

    >>176

    これといきなりマッチアップされたロンちゃんに合掌

  • 181二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:04:48

    もしかしたらロンちゃんも五年で境界に溶け込んだり時空にヒビ入れたり……できるかなあ…

  • 182二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:05:19

    ウワー! 高校生時代のオレが浄化するーッ!
    見たかったものが見れて…すっげぇ満足(絶景顔)

  • 1831◆ZEeB1LlpgE25/06/27(金) 23:06:02

    AI君曰く一刀斎に勝てるのは一刀斎だけという結論に至りました


    明日もよければ参加していただけると嬉しいです!
    すでに出ているキャラも含めて作っていきます

  • 184二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:07:43

    乙でした
    ここに出たキャラ使える格ゲーがやりたすぎる

  • 185二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:13:53

    俺、ここで出た情報を読み込ませて試しに5年後ロンvs一刀斎やってみたんだそしたら

    一刀斎「千景斬!」
    ロン「せい!」(顔面ぶん殴る)
    一刀斎「ぐはぁ」

    無敵ムーブかます害悪エミュみたいになった

  • 186二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:16:15

    やっぱ最初から出力して張り切ってるAIくんとは肌感がちがうのねん

  • 187二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:17:53
  • 188二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:38:31

    >>184

    一刀斎と絶景の二強だろなぁ

  • 189二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:52:28

    絶景は操作がむずすぎ択多すぎで玄人じゃないと扱いきれなさそう
    逆にシンプルに足が速い技も速い判定も強い威力もある一刀斎のが使いやすそう

    逆にクソキャラは優かなぁ…スタンスタン&即死の台パンさせる系の能力でしょこれ

  • 190二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 00:03:56

    キャラの投稿はどのタイミングでもいいのかい?

  • 191二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 05:52:46

    ちな花香くんは結構ガッチリした体格にウルフカットのオールバックです

  • 192二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 06:25:10

    >>191

    知らなかったそんなの…

  • 193二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 06:30:27

    >>192

    だろうね

    今言ったからね

    あとギャップいいでしょ?女装させられてた男の子が意外とガッチリしてるとか

  • 1941◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 07:06:44

    >>190

    大丈夫ですよ

  • 1951◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 07:15:35
  • 1961◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 07:27:09

    楽しくなりすぎてAIくんに文豪くんって名前を付けたら読み込みに以上に時間がかかったので嫌だったっぽいです

    本日一発目は人工天使vs空間を操る異能

  • 1971◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 07:30:28

    あ、ジャム・アシモフを含めてないのはあとで選出するからなので安心してください

  • 198二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 07:31:17

    格ゲー一刀斎√はシャグロとオリジンもボスにいそう

  • 1991◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 07:53:45

    文豪くんの進化がすさまじい

    題名『祈りなき天使、空を裂く』

  • 2001◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 07:54:45

    黄昏の廃街。
    建物の残骸は影を落とし、吹き抜ける風が鉄の腐臭を運ぶ。

    その中心に、何かが“立っていた”。

  • 2011◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 07:59:21

    形なきものが形を取り、光も影も理解できぬ存在がそこに現れる。

    Tactical Angelic Nerve and Shrine Information Nuclear Network
    ――T.A.N.A.S.I.N.N.

    人が祈りと呼び、科学者が失敗作と嘆いた存在。

    だが、それはただ“在った”。
    それだけで、空間が微細に振動し、世界が軋んでいた。

    その前に、男が立つ。

  • 2021◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 08:00:04

    肩幅の広い長身、軍用外套。
    その両眼には冷徹な硝子のような光が灯る。

    バルトロメオ。
    空間を操る者。

    「おい、アレを止めるのが俺の仕事らしい。……どうしてこう、いつも面倒なんだろうな」

    誰に語るでもなく呟き、足を一歩踏み出す。

    その瞬間。

    世界が――喧騒から拒絶されたような静寂に包まれる。

  • 2031◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 08:04:41

    「存在――識別……不適合。空間的安定性――臨界点。」

    タナシンが声を発する。それは“言語”ではなかった。
    音の羅列、波長、祈りにも似た歪なノイズ。

    だが、バルトロメオには聞こえていた。

    「お前……この場所に存在してるだけで、もう“戦い”だな」

    言葉と同時に、彼の周囲の空間が歪む。
    空間操作――**“絶対切断”**の布石。

    タナシンは反応しない。
    ただ“そこにいる”という暴力。世界が自壊を始める。

    「いいぜ、こっちも急がせてもらう」

    指を鳴らす。

    そして――空間が裂けた。

  • 2041◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 08:21:08

    斜め45度。
    本来そこには“切断面”など存在しない。

    だが、タナシンの肩がスライスされる。

    空間ごと、切り取られたのだ。

    「空間切断。次は、上半身だな」

    バルトロメオは冷静だった。勝利の方程式は見えていた。

    ――だが。

    タナシンの欠損部が、光の粒子となって収束する。

    「損失:1.2%。調整完了……存在、継続中。」

    「マジかよ……」

    その瞬間、空間が逆に“押し返された”。

    存在するだけでタナシンは周囲の空間構造を侵食する。
    その“崩壊”は、バルトロメオの術式すら中和していく。

    「これは……自爆の上で存在しているってことか。笑えねぇ」

    汗が一筋、頬を滑る。

    だが。

  • 2051◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 08:21:34

    「なら、こっちも賭けに出るだけだ」

    彼の背後に、歪んだ“門”が開く。空間跳躍――転移起動。

    「Phase.3:収束空間・暴圧境界――“獄室(プリズム)”」

    バルトロメオは自身の周囲を“閉じた空間”で囲う。

    その中ではタナシンすら外部エネルギーを排出できない。

    「これで、呼吸すらできねぇ……お前の機能は、その存在ごと停まる」

    一歩、タナシンが進む。

    重力も、酸素も、熱も意味を失った空間。
    それでもタナシンは歩く。

    「存在:封鎖領域下にて適応。安定率――低下。戦闘意思、確定」

    そして。

    「反転:神通力、解放率0.01%」

    タナシンの身体から、“世界の理を逆流させる力”が噴出する。

    その場にいた全ての構造が――融解し始めた。

  • 2061◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 08:22:08

    「バカか、てめぇ……」

    バルトロメオが叫ぶ。
    彼は理解した。タナシンが「攻撃」していないことを。

    この存在は“戦えば崩壊する”。

    だがそれでも。

    タナシンは“自爆”に等しいこの戦闘を選び、この世界に“いた”。

  • 2071◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 08:22:42

    ――祈りか、呪いか。

    バルトロメオの目が赤く光る。

    「じゃあ、せめて俺が……その終わりくらいは見届けてやるよ」

    空間が“収束”する。

    「空間殺法・終界式――『断絶天幕(サンクトゥム・エンド)』」

    彼は、空間ごと、タナシンを“無に返す”技を放つ。

    タナシンの身体が消えゆく。

    「存在……記録……断片……保存。」

    最後のノイズが、風に乗って、消えていった。

  • 2081◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 08:23:15

    何も残らなかった。
    空間は安定し、バルトロメオは膝をつく。

    「最悪の仕事だったぜ……」

    誰にともなく吐き捨て、ゆっくりと立ち上がる。

    彼の背には、少しだけ焦げたコート。
    その背中には、一筋の“焦燥”が残っていた。

    「天使? そんなモンじゃねぇな……」

    歩き去る足音が、空間に溶けていく。

    ――それだけが、彼の証だった。

  • 2091◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 08:24:01

    以上
    勝者バルトロメオ

  • 210二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 08:34:40

    名前:ジョージ(偽名)
    年齢:30歳前後
    性別:男性
    種族:人間
    能力:親愛なる友
    能力概要: 卓越した技能によって他者の警戒心を潜り抜け、そして信頼を勝ち取る能力。視線、振る舞い、歩調、声色、口調、殺気などといったありとあらゆる要素を駆使し相手に自身の弱さと誠実さを擦り込む。
    基本的に彼を一目見た時点で彼に対する警戒心を失い、接近接触を許す。この時点で最早手遅れであり彼が己にとって数少ない心許せる友人であるという事実をごく自然と受け入れる。
    この技能は心あるものであれば、種族や言語を越えて果ては獣や機械にさえ通用する。友情の前にそんな壁は些細なものである。
    弱点:本人がそれ程強くない。もちろん並以上には動けるが、一騎当千の猛者には普通に戦えば逆立ちしても敵わない。なので基本は友人を利用して己に有利な状況を作っていくスタイルが基本。そのためタイマンになればかなりグダる。能力の性質上大体先手は取れるので、信頼を勝ち取ってから隠し持った毒ナイフで不意を突いて致命傷を与えるのが数少ない勝ち筋の一つ。
    ・能力は人心を利用するもののため完全にパターン化された機械のような心無いものに効果は発揮されない。
    ・1度裏切ってしまえば再び相手を丸め込むのは非常に困難。ただし裏切らなければ効果の程はなかなか強固でまず解けることはないだろう。

  • 211二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 08:38:46

    名前:翅望 金子(はねもち かねこ)
    年齢:17歳
    性別:男
    種族:魔法使い
    能力:【鉄拳】と【崩御】
    能力概要:【鉄拳】は両手にメリケンサックを生成する。殴ったものにあらゆる付与を施すことが出来るようになる。殴れるものに制限はない。遠距離でも全然イケる。
    【崩御】は殴ったあらゆるものを完全に破壊する魔法。能力や能力による攻撃も何でも破壊する。【鉄拳】による強化付与でさらに強くできる。
    【鉄拳】と【崩御】は同時発動が出来る。
    私立魔法学園の生徒。身体能力がものすごくアクロバティック。予測不能の動きと武術を適当に組み合わせた攻撃を繰り出す。
    弱点:2つの能力とも、相手を殴らないと魔法が発動しない。

  • 212二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 08:39:58

    名前:■■森林公園集団●●事件
    年齢:不明
    性別:なし
    種族:植物に取り憑いた幽霊
    能力:魂吸収
    能力概要:自身の肉体である森林公園内に入り込んだ者に枝や根で攻撃して傷口から魂を奪う
    弱点:強力な魂を取り込むと自我が崩壊する危険性がある
    植物に取り憑いているが日中は活動できず植物達の苦手とする物は苦手

  • 213二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 08:40:04

    彼のおかげで生き物として終われたのが救いか…

  • 214二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 08:41:31

    名前:黒白 蒼

    年齢:dice1d100=69 (69)

    性別:男

    種族:エルフ

    能力:弾丸生成

    能力概要:光の弾丸を大量生産して連射する

    シンプルで強い

    弱点:フィジカルが雑魚なので近寄られると弱い

  • 215二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 08:53:59

    名前:ソナタ
    年齢:19
    性別:女
    種族:人間
    能力:聖人形クラリシア
    能力概要:神の加護を受けた特別な戦闘人形、「業砲」「禍剣」「聖歌」「夢弦」の四つの罪を浄化する聖天兵装を持ち、それぞれが正義を遂行する為の多大な力を持つマリオネット。神の巫女であるソナタにのみ操れる
    弱点:使用者の正義が揺らぐと胸の内側に隠されたコアの護りが薄くなる

  • 2161◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:00:07
  • 2171◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:00:25

    再ダイス

    dice2d6=4 6 (10)

  • 2181◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:02:08

    幽霊vs聖人形

    なんか…ぽいな

  • 219二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 09:15:35

    いいよね…

  • 2201◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:17:28

    題名『正義は、決して濁らない』

  • 2211◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:19:52

    夜半の森林公園。
    月が濁った雲間に沈み、空も地も曖昧な闇に満ちていた。
    ここは死の公園。数年前の大量失踪事件――■■森林公園集団●●事件。
    世間から忘れ去られたその名が、今また息を吹き返そうとしていた。

  • 2221◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:20:09

    木々が揺れた。
    それは風ではない。魂の呻き。怨念のざわめき。

    そこに、白い足音が一つ。

    ソナタ。
    白衣の巫女にして、神造人形《クラリシア》の操者。
    凛とした眼差しに曇りはない。
    彼女の足元に、静かに跪く影――神の加護を宿した人形、クラリシア。

    「この森の中に、正義を取り戻す」

    その一言で、祈りが点火する。

  • 2231◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:21:26

    最初の攻撃は、足元からだった。
    木の根。枝。草。
    それらが意思を持ち、ソナタとクラリシアを襲う。

    傷ついた地面からは、歪んだ“顔”が芽吹いていた。

    「あそんで」
    「たすけて」
    「しんで」

    亡者の声。無数の失われた魂の残滓。

    だが、ソナタは目を伏せず、口を閉ざさなかった。

    「あなたたちは殺された。私が赦す。私が斬る。そのために来た」

    クラリシアが弦を鳴らす。

    「聖兵装・夢弦(むげん)――開放」

    透明な音が、空気を穿つ。
    哀悼と浄化を編み込んだ旋律。枝を切り裂き、蔓を燃やす。

    しかし公園全体が“本体”である幽霊は怯まない。

  • 2241◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:25:38

    ――沈黙は訪れない。

    次の瞬間、根が跳ねる。
    木々が嘶くように叫び、草が逆巻くようにねじれる。

    公園全体が、うねる。
    咆哮のような風が吹き抜け、空気は一変した。

    ――これは、殺意だ。

    この“場所”そのものが意志を持ち、敵意を剥き出しにして襲いかかる。
    歪んだ怒り。怨念。恨み。正義など知るものかと嘲る声なき怒号。

  • 2251◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:26:20

    幽霊ではない。“幽霊のかたちをした世界”がそこにあった。

    「クラリシア」

    ソナタは短く名を呼んだ。
    その声に応じ、マリオネットは第二の兵装を展開する。

    「――聖兵装・禍剣(かけん)、装填」

    鈍く、重く、刺すような光を纏った剣が姿を現す。
    “悪”を識別し、“断罪”するために創られた刃。
    この剣を前にして、自己を偽ることはできない。

    「私はあなたを裁く。“罪”を赦すことなく、“正義”として執行する」
    「人のかたちを捨てても。神に届かずとも」

    ソナタの声は、境界に立つ巫女の祈りではなく、
    世界にとっての“異常”に対する、抗いの刃そのものだった。

    ――「私は、正義になる」

    烈風のなか、クラリシアの禍剣が振るわれた。

    白い腕が振り抜かれるたびに、音が、色が、空気が裂ける。
    枝は散り、根は斬られ、魂の叫びは聖光に飲み込まれていく。

    だが公園は止まらない。
    その奥底、闇の核にあるもの――この場に満ちた“幽霊”そのものが咆哮する。

    ――まだ、終わっていない。

  • 2261◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:27:19

    根が、まるで生き物のように蠢く。
    地下から噴き出すように無数の枝が生え、空を覆い、クラリシアを飲み込もうとする。
    さながら人を貪る森――いや、“墓標”だ。

    そこに宿るものは怨嗟。
    憎悪と諦念が絡まり、祈ることすらやめた者たちの声が渦巻いている。

    「なぜ、お前だけが正義を語れる」
    「なぜ、私たちは赦されなかった」
    「なぜ、生きていられる」

    その声が、クラリシアの装甲を打つ。
    断続的に――執拗に――声は攻めてくる。

  • 2271◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:27:47

    だが、ソナタは怯まない。
    耳を塞がず、心を閉ざさず、その全てを正面から受け止めていた。

    「わかっている。正義は絶対じゃない」
    「赦されない痛みを、私は知らない。理不尽に死んだあなたたちに、私の言葉など届かないかもしれない」
    「それでも……私は止まらない」

    風が走る。クラリシアが応じるように立ち上がる。

    「――聖兵装・業砲(ごうほう)、展開」

    背に浮かび上がるのは、巨大な光輪と砲塔。
    神にすら届く光の弾。すべての「咎」を穿つ絶対の裁き。

    無数の怨霊たちが声を荒げて蠢く。
    「斬れ」「壊せ」「堕とせ」と叫びながら、クラリシアに押し寄せる。

  • 2281◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:28:13

    だが、その中に、たしかにひとつ――微かに震える声があった。

    「……助けて」

    ソナタの目が見開かれる。

    「まだ……残っている。あなたの中にも、“生きようとした声”がある」

    彼女は手を胸に置き、まっすぐに宣言した。

    「だから、私はあなたを斬る。あなたの中の“願い”を救うために」

    クラリシアの瞳が光を帯びる。

    ――業砲、発射。

    夜の公園に、白く広がる光。
    怨霊たちの叫びが焼き切られ、地が砕け、空が震える。
    地中から突き出ていた無数の枝も、根も、顔も――その全てが浄化されていく。

    中心にあった“それ”――■■森林公園集団●●事件の記憶――も、
    わずかに震えながら、煙のように天へと溶けていった。

  • 2291◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:29:14

    静寂が戻る。

    クラリシアは膝をつき、ソナタもまた、手を合わせて一礼する。

    「救えたとは思っていない。だけど……」

    彼女は言葉を継いだ。

    「正義は、傷を知った者が振るうべきだと、私は信じている」

    ――そうして、闇に宿っていた声たちは消えた。
    夜風が吹き、枝のざわめきだけが残る。

    勝利は、静かだった。

    けれどそれは、間違いなく正義の勝利だった。

  • 2301◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:29:30

    以上
    主人公はソナタでした

  • 231二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 09:30:08

    >>220

    スーパーネタバレタイトル草

  • 232二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 09:34:22

    我知ってる!
    我こういうバトルヒロイン大好き!

  • 2331◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 09:40:41

    ちょっとスレ主落ちるのでこことここと対戦が見たいなどのリクエストや設定を投げちゃってください

  • 234二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 10:02:59

    名前:翅望 金子(はねもち かねこ)
    年齢:17歳
    性別:男
    種族:魔法使い
    能力:【鉄拳】と【崩御】
    能力概要:【鉄拳】は両手にメリケンサックを生成する。殴ったものにあらゆる付与を施すことが出来るようになる。殴れるものに制限はない。遠距離でも全然イケる。
    【崩御】は殴ったあらゆるものを完全に破壊する魔法。能力や能力による攻撃も何でも破壊する。【鉄拳】による強化付与でさらに強くできる。
    【鉄拳】と【崩御】は同時発動が出来る。
    私立魔法学園の生徒。身体能力がものすごくアクロバティック。予測不能の動きと武術を適当に組み合わせた攻撃を繰り出す。
    弱点:2つの能力とも、相手を殴らないと魔法が発動しない。

  • 235二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 10:09:06

    名前:バイオスライム
    年齢:5ヶ月
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:流体化・吸収
    能力概要:自身の肉体が流体になっており触れたものを溶かして養分に変えることができる
    また自身の肉体が流体なので物理ダメージを軽減できる
    弱点:流体である肉体の操作にエネルギーをけっこう消費するため長期戦に弱い
    また毒や熱による攻撃など吸収できない攻撃も苦手とする

  • 236二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 10:10:09

    名前:白黒 緋色

    年齢:dice1d100=54 (54)

    性別:男

    種族:エルフ

    能力:弾丸生成

    能力概要:光の弾丸を大量生産して連射する

    シンプルで強い

    弱点:フィジカルが雑魚なので近寄られると弱い

  • 237二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 10:18:50

    一刀斎って弱点らしい弱点あった?

  • 238二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 10:25:57

    名前:城戸 常御
    年齢:34
    性別:男
    種族:人間
    能力:チャンスガチャ
    能力概要:危機に陥った際、その状況を打開可能な物がランダムで出てくる“ガチャ”を引くことが出来る。ガチャは3分に1回引き直し可能。ガチャのラインナップはある程度のサイズなら何でもありで、武器だったり普通の道具だったり生き物が出てくることもある。ガチャは彼にしか見えないし触れない。
    弱点:ガチャから出てくる物を選ぶことは出来ない。そしてガチャ側が“打開可能な物”として提示した理由が常御本人が理解できるかはまた別の話(つまり本人の発想力次第)。更にガチャは引き直しすると前回引いたものは強制的に消滅する。そして何より本体はそれ以上何の力も無い普通の人間。

  • 239二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 10:32:10

    一刀斎vsシャグロ
    あとクピトリナVS桃姫ちゃんが見たいです
    どっちがどっちに能力かけても面白い事になりそう

  • 240二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 10:36:30

    名前:覇王奉先
    年齢:52歳
    性別:男
    種族:人間・武将
    能力:人馬一体の武芸百班
    能力概要:愛馬に騎乗しながら弓矢や大槍を神域の武芸を持って操り、地を割り、天空を裂く。
    弱点:愛馬のことを心から愛しているため先に馬をやられると気を取られてしまう

  • 241二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 10:37:22

    >>237

    耐久力は並…っぽいけど、今までの攻撃全部いなしてるから実質隙がねぇ…

    てか零牙一閃がクッソ強い

  • 242二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 10:42:35

    一般爺ちゃん並みの体力してるから耐えれば勝てるよ
    耐えれないから負けるんだけど

  • 243二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 10:45:49

    名前:キマイラ
    年齢:3歳
    性別:様々
    種族:いろんな動物のキメラ。実験動物
    能力:キメラとしての特質
    能力概要:ライオンの爪や巨体による攻撃、侵食したものを石化させる毒の牙、大蛇の尻尾、大鷲の翼による飛行、再生能力
    弱点:繋ぎ目を攻撃されると脆い

  • 2441◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:01:20

    >>239

    一刀斎vsシャグロ

    クピトリナVS桃姫

    dice1d2=1 (1)

  • 245二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 11:03:16

    名前:七種 鈴(さえぐさりん)
    年齢:22
    性別:女性
    種族:狐人。巫女
    能力:障壁生成
    能力概要:障壁を展開できる。数、大きさ、厚さ、範囲、対物、対魔法への自由自在に変更可能。
    だが数を増やしたり範囲を大きくすればするほど障壁の強度は下がり小さく一つだけにすれば対物ライフルの零距離射撃すら効果がない
    弱点:本人の体力(全力で5分しか持たない)、酒(匂いで酔っ払い一日は何をしても起きない)

    こんな感じでOK?

  • 2461◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:04:28

    そのままだと面白くないので
    一刀斎(18歳ver)で行きます

  • 2471◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:04:42

    >>245

    おけです

  • 248二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 11:09:29

    名前:『ガシャドクロ』
    年齢:253歳
    性別:なし
    種族:機械
    能力:各種武装
    能力概要:髑髏めいた頭部を持つ鋼鉄製の巨大な古代の人型ロボット
    体内に内蔵された様々な兵器は敵との距離に応じて使い分けられ強力な広域制圧能力を持つ
    弱点:プログラムが壊れているのか武装を使っている間は自分から移動することができず、武装の種類を変えるごとに謎のアナウンスを行うため敵に手が読まれやすい
    また、武装を切り替えるたびに3秒ほどのタイムラグが発生する

  • 2491◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:35:13

    これ投稿し終わったら今出たやつでダイスします

    題名『砂に墜つる刃』

  • 2501◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:35:48

    砂漠の夜は凍えるように静かだった。
    無数の星が頭上に浮かび、風が古の城壁をすり抜けていく。

    そこに、ひとつの影が入り込んだ。

    若い剣士――一刀斎。
    未だ名を馳せるには早く、鋼のような肉体と若さ特有の無鉄砲さだけを手にした十八の男。

    腰に佩くは、まだ血を吸い切れていない刀。
    その眼には、死を知らぬ純粋な光があった。

    「……ここか。噂の“城の獣”ってのは」

    不意に、砂の奥で“音”がした。

  • 2511◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:36:25

    キィ――、キィィィ……

    刃が擦れる音。
    鉄でも、硝子でもない。だが、どこか身の内に触れてくるような、不快な震え。

    風に乗って現れたのは、異形の男だった。

    シャグロ=バルヴァ・ギド。
    蟲の羽根を背に抱え、鈍く光る鋼糸を宙に漂わせる戦士。
    年齢こそ若いが、その構えには迷いも、容赦もなかった。

    「ほう……人間か。珍しいな。この場所に足を踏み入れたってことは、命が惜しくないってことだな?」

    一刀斎は口の端を吊り上げた。

    「命が惜しくて刀なんざ振るえるかよ。名乗るまでもねぇ……来るなら、来い」

    一陣の砂煙とともに、戦いが始まった。

  • 2521◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:36:52

    鋼糸が閃いた。
    風のない夜に、音速で走る“見えざる斬撃”。

    一刀斎は地を蹴り、咄嗟に半身を捻る。だが、肩口に鈍い痛み。
    血が散る。細く、深く。

    「チッ……これが噂の“糸”かよ……!」

    シャグロの背では羽根が震えていた。
    その羽根音が刃に振動を与え、触れるだけで肉を裂く、慄える殺意となる。

    「遅いな。反応は悪くねぇが、身体が追いついてねぇ。やっぱり、ただの小僧か」

    鋼糸が広がる。空間を包囲するように、複数の軌道が宙を舞う。

  • 2531◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:37:06

    一刀斎は息を呑み、握る刀の感触に意識を集中させる。
    この剣に、“死”を学ばせるわけにはいかない。

    「……せめて、一太刀……!」

    彼は踏み込んだ。
    己の身体能力の限界を引きずりながら、鞘から刃を抜く一瞬に、すべてを込めた。

    「ハァァァァ――ッ!!」

    シャグロの眼が一瞬見開かれる。
    その刃は、確かに速かった。意図を削り、反射を喰らう一撃。

  • 2541◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:38:24

    だが――

    「甘い」

    音を立て、糸が収束する。
    バズオブデス――“慄える刃音”が、少年の肉体を裂いた。

    腹に、背に、腕に。
    音すらない切断の嵐が一刀斎を吹き飛ばす。

    壁に叩きつけられ、赤い飛沫が夜に咲いた。

    「……がっ……!」

    それでも、彼は立ち上がった。
    歯を食いしばり、刀を杖にし、血の海を踏みしめて。

    「……まだ……だ……!」

    「……ほぉ」

    シャグロの顔に、僅かな感情の波が浮かぶ。
    それは、軽い興味。あるいは、殺し損ねた獲物への好奇心。

    「普通は死ぬぞ、それ。――生き延びたいなら、逃げるんだな。次はない」

    「…………ふざけんな……こんなもんで……終わってたまるか……」

    それでも足は動かなかった。
    痛覚が彼の体を蝕み、視界が滲む。

  • 2551◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:38:58

    そして――

    シャグロは振り返った。

    「……まぁいいさ。成長するかもな、その眼の光……だけは、少しだけ惜しい」

    彼は背を向けた。

    その瞬間、一刀斎は土を掴み、渾身の力で跳ねる。

    ――だが、追うには至らなかった。

  • 2561◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:39:22

    砂の夜。
    風だけがその場に残る。

    敗北。

    だが、一刀斎の眼は死ななかった。

    牙を剥かれた獣のように、地を噛みしめ、少年は傷ついた身体を引きずりながらその場を離れた。

    生き延びるために。
    再び、斬るために。

    「……また会おう、糸の化け物……次は、斬ってみせる……」

    朱く染まる夜明けの空の下。
    少年の姿は、砂に溶けて消えた。

  • 2571◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 11:40:19

    以上
    一刀斎、敗北

    なお、このあとシャグロはオリジンとの戦闘によって死亡するので再戦は叶いませんでした

  • 258二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 11:41:33

    若き日の敗北か…

  • 259二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 11:43:47

    対戦相手がシャグロでよかった
    ほかのやつらだったら確実にとどめ刺されてる

  • 260二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 11:46:07

    こういうAIバトル系のスレって最近見るけどAIが考えてるからこその感じがやっぱり面白いな

  • 261二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 11:47:25

    やっぱこれに完勝オリジンもなかなかにやべーやつだったな…

  • 262二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 11:56:22

    これ系のスレは楽しいけど長期スレになりにくいからそこだけはちょっと寂しい
    でもだからこそ一瞬の楽しさを求めてみんな参加したがるのだろう

  • 263二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 11:59:13

    名前:燻るジョン・ドゥたち
    年齢:損傷が酷く判別不明
    性別:損傷が酷く判別不明
    種族:損傷が酷く判別困難であるが種族を問わず数十体
    能力:不死の炎
    能力概要:永遠の命と引き換えに終わることない灼熱の苦痛を与える呪われた炎。彷徨い歩く焼死体たちはその犠牲者である。救いを求める彼らは生者の気配に惹かれ、その歩みを向けるだろう。しかしその身には未だ不死の炎が燻っており、肉体が綻ぶ時、一際大きな炎が熱と呪いを撒き散らす。そうして呪いはどこまでも広がっていく。
    弱点:ジョン・ドゥたちは不死であるが肉体はそうでは無いので破壊可能。ただし肉体が破壊された時、大爆発を起こすので注意。

  • 264二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:00:37

    名前 ジャム・アシモフ
    年齢:34
    性別:男
    種族:人間
    能力:シャウト・ザ・フューチャー!!
    能力概要:スーパーロボット”プロジェクト・ウォー(PW)”を召喚し、搭乗する能力
    PWは50m級のロボットであり鉄の城と形容されるのが似合う巨神である。
    ジャムの精神力に呼応して駆動し、彼が燃えれば燃えるほどその機能は限界を超えて戦場を圧倒する。
    武装は
    SteelMessiah:背部に格納された鋼の翼。この翼によって各種機能の排熱および水中・空中・宇宙での縦横無尽な戦闘飛行を可能とする。
    GONG:肩部折りたたみ式キャノン砲。その破壊力は島すら粉砕する。
    VICTORY:両腕に搭載された火炎放射ユニット、応用することでロケットパンチにもなる。
    SKILL:多様と遠隔兵器ユニット、肩・腰部のアーマーをパージすることで展開されるビット・シールド。
    NOAH:眼部ビーム兵器。威力はそこまで高くないが出だしが早いため牽制によく使われる。
    DreiKreuz:胸部から取り出す巨剣、VICTORYからエネルギーを供給することで山すら両断するビームサーベルとなる。
    弱点:エネルギーをジャムの精神力に依存しているため、彼が本調子でないときはその戦闘能力は著しく低下する。
    また、平時でも戦闘可能時間は早くて3分、長くても5分程度と極めて短い。

  • 265二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:02:06

    名前:翅望 金子(はねもち かねこ)
    年齢:17歳
    性別:男
    種族:魔法使い
    能力:【鉄拳】と【崩御】
    能力概要:【鉄拳】は両手にメリケンサックを生成する。殴ったものにあらゆる付与を施すことが出来るようになる。殴れるものに制限はない。遠距離でも全然イケる。
    【崩御】は殴ったあらゆるものを完全に破壊する魔法。能力や能力による攻撃も何でも破壊する。【鉄拳】による強化付与でさらに強くできる。
    【鉄拳】と【崩御】は同時発動が出来る。
    私立魔法学園の生徒。身体能力がものすごくアクロバティック。予測不能の動きと武術を適当に組み合わせた攻撃を繰り出す。
    弱点:2つの能力とも、相手を殴らないと魔法が発動しない。

  • 266二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:03:40

    名前:バイオスライム
    年齢:5ヶ月
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:流体化・吸収
    能力概要:自身の肉体が流体になっており触れたものを溶かして養分に変えることができる
    また自身の肉体が流体なので物理ダメージを軽減できる
    弱点:流体である肉体の操作にエネルギーをけっこう消費するため長期戦に弱い
    また毒や熱による攻撃など吸収できない攻撃も苦手とする

  • 267二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:06:56

    名前:トライ・トパーズ
    年齢:300
    性別:女性
    種族:星狩りの一族
    能力:射撃術
    能力概要:あらゆるものを“射ち放つ”技術。彼女の手にかかれば木の葉さえ大木を穿つ魔弾となる。最大の奥義は小惑星を弓とし地表の全てを破壊する“ジェノサイティック・メテオ”であり、この技こそが彼女を星狩りと畏れられる理由である。
    弱点:性根が狩人であるため戦士ではないこと、結局は射手であるため放つものがなければその戦闘能力は著しく落ちる。

  • 268二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 12:26:21

    名前:『ガシャドクロ』
    年齢:1265歳
    性別:なし
    種族:機械
    能力:各種武装
    能力概要:髑髏めいた頭部を持つ鋼鉄製の巨大な古代の人型ロボット
    体内に内蔵された様々な兵器は敵との距離に応じて使い分けられ強力な広域制圧能力を持つ
    弱点:プログラムが壊れているのか武装を使っている間は自分から移動することができず、武装の種類を変えるごとになぜかアナウンスを行うため敵に手が読まれやすい
    また、武装を切り替えるたびに3秒ほどのタイムラグが発生する

  • 269二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:22:15

    名前:『剣神』シュバルツ・シュベルト
    年齢:43
    性別:男
    種族:人間
    能力:絶殺
    能力概要:ありとあらゆる防御を無視し能力者が死ぬまで傷が消えることはない
    弱点:無茶苦茶舐めプする

  • 270二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:24:46

    名前:禿山照彦
    年齢:39
    性別:男
    種族:人間(係長)
    能力:ハゲルヤ
    能力概要:髪の毛を矢に変換して放つ
    一度に消費した本数が多ければ奇蹟にも等しい特殊効果を持つ矢を生み出せる
    弱点:生え際の後退が既に著しく、残弾に限りがあるため出し惜しみしがち

  • 2711◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:26:08
  • 2721◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:26:54

    ダイス神は禿げが好きなようです

    再ダイス

    dice2d8=5 8 (13)

  • 273二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:29:09

    星狩りのアーチャーvs毛狩りのアーチャー…!

  • 2741◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:40:43

    題名『一髪の奇蹟』

  • 2751◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:41:16

    夜の空は、穏やかな濃紺だった。
    だが、その静けさを破って、大地が震えた。

    「こちら禿山係長、現地到着しました……」

    スーツ姿の男が、荒野の真ん中で無線を外す。
    彼の名は、禿山照彦(39)。
    市役所生活安全課、現場歴17年、戦闘経験なし。
    だが、ただ一つ――異能「ハゲルヤ」を持っていた。

    「ふう……毛根一斉起立……準備よし」

    彼は自らの生え際に手をやり、額から一筋の汗をぬぐう。
    ほぼないに等しい額の産毛が、わずかに震えた。

  • 2761◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:41:43

    対峙するは、女狩人。

    星のごとき金の瞳、透き通るような肌。
    トライ・トパーズ。
    星狩りの一族、歴戦の300歳にして未だ衰えぬ射撃の伝説。

    「……あなたが、“市役所の男”ね?」

    「係長だ。言っておくが――私は、撃つぞ。髪の毛を」

    「ふふ……私は構わない。狩りはいつだって、容赦のないもの」

    二人は、互いに距離を取る。
    荒野を横断する、異種の美学と戦意。
    ひとつは星を穿つ矢。
    ひとつは奇跡を放つ毛根。

  • 2771◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:42:06

    「――開幕するッ!」

    爆音。

    トライ・トパーズの指が走る。
    手にしたのは、空気から構成された“矢”。
    木の葉を束ねただけの矢だというのに、飛翔すれば鉄壁すら穿つ。

    「【風穴(フウケツ)】ッ!」

    放たれた一矢が地を裂き、光の柱が荒野を貫く。

    「髪一本!【薄毛転生】ッ!」

    禿山のスーツの襟から、一本の髪が飛び出し、螺旋状に回転しながら風穴に衝突――

  • 2781◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:42:30

    爆裂。

    両者は爆風に包まれ、互いに距離を取り直す。

    「まさか髪の毛で防がれるとは……笑えないわね」

    「市役所はいつも人手不足でね。体一つ、毛一本も無駄にはできないんだ」

    額に手を添える禿山。
    既に頭髪は危うい。矢に変えられる本数は限られている。

    (この一戦が……俺の、最後の出社かもしれん……!)

    一方、トライ・トパーズも冷静だったが、内心は静かに驚いていた。
    (矢を防がれた……しかも、あの本数で……!)

  • 2791◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:42:51

    「ならば、次はこれ」

    彼女は空に指を差す。
    星屑が軌道を描き、一つの小惑星が射線上に召喚される。

    「星狩り最大奥義――【ジェノサイティック・メテオ】!!」

    小惑星を弓とし、世界を穿つ魔弾が今、引き絞られる。

    「……なるほど。なら、俺も出し惜しみせん!」

    禿山の頭皮が輝いた。
    すべての残毛が、一気に逆立つ。

    「来い――【遺髪の弓(ユイハツ・ボウ)】!!」

    頭皮から直接生えた髪をそのまま弓に変換。
    奇蹟のエネルギーが宿る“最後の一矢”。

  • 2801◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:43:11

    互いの視線が交差する。

    「君の矢は星を穿つかもしれない。だが俺の矢は――希望を貫くッ!」

    「ならば撃ちなさい。私はすべてを穿つ矢で、あなたごと“空”に変える!!」

    「「撃てえええええええええええええええええ!!」」

    星と毛根。
    永遠と刹那。
    神話と通勤。

    そのすべてが交差し――

    ――爆裂。

    大地が崩れ、空が焼け、時が止まった。

  • 2811◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:43:30

    気づけば、風が吹いていた。
    荒野の中心には、ふたりの姿があった。

    片膝をつくトライ・トパーズ。
    髪の毛一本残らぬ禿山照彦。

    「……あなたの矢……確かに、私の矢と等しかったわ……」

    「……ま、勝敗じゃねぇ……税金の無駄じゃなかったら、それでいいんだよ……」

    「少しだけ、気に入ったわ。市役所の係長」

    「……俺もだよ、星狩りの姉ちゃん……」

    ――その直後、ふたりはどさりと倒れた。

    光の中、矢の残響だけが風に残っていた。

    【完】

  • 2821◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:44:00

    以上
    禿げvs星狩

  • 283二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:44:43

    ほう……照トパですか……

  • 284二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:45:22

    係長…!でも、髪が…ッ!!

  • 285二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:45:30

    戦闘経験なしの一般人異能者ハゲがここまで戦えるとはな…

  • 286二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:50:30

    髪の毛がぁぁぁぁぁぁぁ

  • 287二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:52:00

    戦闘経験ないと書かれてるが役所にこういう案件で酷使されまくってそうなんですがそれは…

  • 2881◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 13:57:26

    >>287

    あ、すいません

    添削不足でした

  • 289二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:58:53

    今度こそっ

    名前 ジャム・アシモフ
    年齢:34
    性別:男
    種族:人間
    能力:シャウト・ザ・フューチャー!!
    能力概要:スーパーロボット”プロジェクト・ウォー(PW)”を召喚し、搭乗する能力
    PWは50m級のロボットであり鉄の城と形容されるのが似合う巨神である。
    ジャムの精神力に呼応して駆動し、彼が燃えれば燃えるほどその機能は限界を超えて戦場を圧倒する。
    武装は
    SteelMessiah:背部に格納された鋼の翼。この翼によって各種機能の排熱および水中・空中・宇宙での縦横無尽な戦闘飛行を可能とする。
    GONG:肩部折りたたみ式キャノン砲。その破壊力は島すら粉砕する。
    VICTORY:両腕に搭載された火炎放射ユニット、応用することでロケットパンチにもなる。
    SKILL:多様と遠隔兵器ユニット、肩・腰部のアーマーをパージすることで展開されるビット・シールド。
    NOAH:眼部ビーム兵器。威力はそこまで高くないが出だしが早いため牽制によく使われる。
    DreiKreuz:胸部から取り出す巨剣、VICTORYからエネルギーを供給することで山すら両断するビームサーベルとなる。
    弱点:エネルギーをジャムの精神力に依存しているため、彼が本調子でないときはその戦闘能力は著しく低下する。
    また、平時でも戦闘可能時間は早くて3分、長くても5分程度と極めて短い。

  • 290二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:59:20

    >>288

    いえいえそれもAIくんの愛嬌でいいかなって思っておりました!

  • 291二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 13:59:26

    名前:覇修羅
    年齢:不明
    性別:両性
    種族:闇の魔法使い
    能力:【循環】【徴収】【堕天】【停滞】
    能力概要:【循環】は【徴収】にて奪い取ったあらゆる魂を思いのままに操る魔法。また、自身の回復や死者蘇生も可能だ。
    魂を弄って相手の存在を別のものにしたり、魂を潰して内側から殺/害することも出来る。
    【徴収】は触れた相手の魂を奪い取ることが出来る魔法。
    どんな相手も抵抗ができず、されるがままにコアである魂を覇修羅の手で奪われる。
    意外と身体能力が高い。
    【堕天】
    ルシファーと読む。自身の寿命を使って異形の姿をした影を呼び出す禁忌の魔法。
    【堕天】はあらゆる能力を無効化し、敵は即座に殲滅する。相手の思考を操り【堕天】にとって都合のいい人形にするが、抵抗される場合がある。その場合は即座に首をはねる。
    あまりに傲慢な魔法であるためルシファーの名がついた。
    【停滞】
    無条件に時間を止める魔法。持続時間は10秒間。一部だけ時間を止めて攻撃を防ぐバリアにすることにも使える。
    相手の心臓の時間を止めることや、相手の周りの酸素を消すことにも使える。
    一部だけ時間を止めて空を飛ぶことも出来る。

    人から魂を奪うのは死んだ曾祖母や叔母父を蘇らせて親戚みんなでご飯を食べたり遊んだりしたいから。
    そのために人間をやめ、全世界を敵に回してでも禁忌である魔法を習得した。
    葬式で触れた死体の冷たさで家族の死がトラウマになった。
    弱点:未来が怖い。

  • 292二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:02:18
  • 293二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:07:59

    名前:キャプテン・バルバロッサ
    年齢:65
    性別:女
    種族:海賊
    能力:船長特権
    能力概要:号令一つでフィールドを海に変え、配下の大船団を呼び出す
    弱点:本人は銃器に習熟していて絶対に弱音を吐かない精神性を持つだけの婆さん

  • 294二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:10:07

    名前:供犠塚 徒禍(くぎづか あだか)
    年齢:13
    性別:女性
    種族:人間(生贄の一族)
    能力:供犠
    能力概要:自分自身を生贄に様々な奇跡を起こすことができる。奇跡の規模が大きければ大きいほど犠牲にする部位は増していく。爪一枚で低級の悪魔を10体浄化でき、腕の骨で上級悪魔を一瞬で浄化可能。その身体全てを生贄にすれば死に絶える世界すら救える
    弱点:能力そのものが命に直結していること。奉仕精神が強すぎるため自ら危険な場所に出向いてしまいがち。

  • 295二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:11:03
  • 296二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:12:44

    なかなか当たらんのな

    名前:燻るジョン・ドゥたち
    年齢:損傷が酷く判別不明
    性別:損傷が酷く判別不明
    種族:損傷が酷く判別困難であるが種族を問わず数十体
    能力:不死の炎
    能力概要:永遠の命と引き換えに終わることない灼熱の苦痛を与える呪われた炎。彷徨い歩く焼死体たちはその犠牲者である。救いを求める彼らは生者の気配に惹かれ、その歩みを向けるだろう。しかしその身には未だ不死の炎が燻っており、肉体が綻ぶ時、一際大きな炎が熱と呪いを撒き散らす。そうして呪いはどこまでも広がっていく。
    弱点:ジョン・ドゥたちは不死であるが肉体はそうでは無いので破壊可能。ただし肉体が破壊された時、大爆発を起こすので注意。

  • 297二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:13:46

    名前:ジャバヲック
    年齢:2000より先は覚えていない
    性別:男
    種族:人
    能力:悪魔召喚
    能力概要:対価などを必要とせず自在にソロモン72柱の悪魔を召喚する
    同時なら3柱まで出せる
    弱点:㊙本体はただ悪魔に好かれるだけの人間なので人が死ぬような攻撃を食らえば死ぬ

  • 298二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:14:04

    名前:ロア
    年齢:不詳(見た目は幼め)
    性別:女
    種族:自然の神
    能力:自然操作
    能力概要:草木や花々などの自然を自由に操れる。
    弱点:彼女本人は戦闘能力がない

  • 2991◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 14:17:24
  • 3001◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 14:19:13

    酒カス狐巫女vsフロム臭がするゾンビ

  • 301二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:24:06

    >>300

    酒カスというより酒ザコな気がする…

  • 3021◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 14:36:58

    帰宅し次第書きますのでまた色々投げてください

  • 303二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:43:51

    名前:供犠塚 徒禍(くぎづか あだか)
    年齢:12
    性別:女性
    種族:人間(生贄の一族)
    能力:供犠
    能力概要:自分自身を生贄に様々な奇跡を起こすことができる。奇跡の規模が大きければ大きいほど犠牲にする部位は増していく。爪一枚で低級の悪魔を10体浄化でき、腕の骨一本で上級悪魔を一瞬で浄化可能。その身体全てを生贄に捧げれば死に絶える世界すら救える
    弱点:能力そのものが命に直結していること。奉仕精神が強すぎるため自ら危険な場所に出向いてしまいがち。

  • 304二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:52:21

    名前:The Man
    年齢:0(未だ誕生していないため)
    性別:無性(どちらかというと男性に近い)
    種族:ホムンクルス、正しくは人造アダム
    能力:The End(完全にして完璧たる完了された神の嬰児)
    能力概要:彼は人が楽園より産まれ堕ちる前の神の似姿に近い存在である。完全であるために、神の奇跡にも等しい現象を起こし、完璧であるために不可能という事実は存在せず、完了しているがために他の何者にも影響を受けることはない
    弱点:完全であるがゆえに確率のままに生きるということ。完全であるために工夫を凝らさず、完了しているが故に成長することはない。脆いフラスコの中から産まれ堕ちるために、彼は知恵の実を探して現世をさまよい続ける。

  • 3051◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 14:54:02

    あ、既存のキャラで過去編を書いてほしいものを安価してください
    今ダイスしたやつのバトルが終わったらそちらをやるので

  • 306二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:55:53

    名前:『ガシャドクロ』
    年齢:1265歳
    性別:なし
    種族:機械
    能力:各種武装
    能力概要:威圧的な髑髏めいた頭部を持つ鋼鉄製のそこそこ大きな古代の人型ロボット
    背中に装備されたミサイルや肩のファンネル、両手の機関銃、口のビーム砲、腕に内蔵された超音波ブレードなどの様々な兵装は敵との距離に応じて使い分けられ強力な広域制圧能力を彼にもたらす
    弱点:プログラムの故障で遠距離武装を使っている間は自分から移動することができない
    また、使う武装を変更する際はわずかなタイムラグが発生する

  • 307二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:56:09

    少女の幼女時代はソソるものなのです…というわけで西野優でお願いします

  • 308二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:57:17

    >>305

    森林公園…

    私は最近暑いしホラーを読みたいのです

  • 309二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:57:42

    >>305

    花香くんお願いします

    外見の指定って出来ますか?

  • 310二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 14:58:40

    では禿山課長の若かりし頃を…

  • 3111◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 15:00:39

    >>309

    もちろんでございます

  • 312二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:05:35

    >>311

    じゃあ

    ガッチリ体格にウルフカットのオールバックです。

    髪色は濃い紺色で長髪です。

    ダルダルの白シャツに喪服のズボンを履いています

  • 313二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:06:34

    >>312

    あ、書き忘れてた

    身長は184cmで細目です

  • 314二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:20:35

    名前:覇王奉先
    年齢:52歳
    性別:男
    種族:人間・武将
    能力:人馬一体の武芸百班
    能力概要:愛馬に騎乗しながら弓矢や大槍を神域の武芸を持って操り、地を割り、天空を裂く。
    弱点:愛馬のことを心から愛しているため先に馬をやられると気を取られてしまう

  • 315二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:21:03

    一刀斎の過去編もっと見たいですねぇ
    若年期はやったので中年期で

  • 316二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:21:18

    名前:キマイラ
    年齢:3歳
    性別:様々
    種族:いろんな動物のキメラ。実験動物
    能力:キメラとしての特質
    能力概要:ライオンの爪や巨体による攻撃、侵食したものを石化させる毒の牙、大蛇の尻尾、大鷲の翼による飛行、再生能力
    弱点:繋ぎ目を攻撃されると脆い

  • 317二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:21:32

    名前:バーンドマン
    年齢:35
    性別:男
    種族:サイボーグ
    能力:火炎放射器を操る
    能力概要:右腕が強力な火炎放射器になっており、全てを焼き尽くす。また、右肩に搭載したグレネードランチャーで焼夷榴弾を放って爆撃も可能。
    弱点:背中のタンクを破壊されると自分ごと木っ端微塵に消し飛んでしまう。

  • 318二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:22:58

    名前:翅望 金子(はねもち かねこ)
    年齢:17歳
    性別:男
    種族:魔法使い
    能力:【鉄拳】と【崩御】
    能力概要:【鉄拳】は両手にメリケンサックを生成する。殴ったものにあらゆる付与を施すことが出来るようになる。殴れるものに制限はない。遠距離でも全然イケる。
    【崩御】は殴ったあらゆるものを完全に破壊する魔法。能力や能力による攻撃も何でも破壊する。【鉄拳】による強化付与でさらに強くできる。
    【鉄拳】と【崩御】は同時発動が出来る。
    私立魔法学園の生徒。身体能力がものすごくアクロバティック。予測不能の動きと武術を適当に組み合わせた攻撃を繰り出す。
    弱点:2つの能力とも、相手を殴らないと魔法が発動しない。

  • 319二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:23:37

    強さランキングとか気になるけど揉めるだろうなぁ

  • 3201◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 15:24:49
  • 3211◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 15:24:59

    >>320

    dice1d5=4 (4)

  • 3221◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 15:26:16

    知らんうちに昇進していた禿山の過去編ですねぇ

  • 323二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:31:10

    毛根を捧げたことで特進してる…?

  • 324二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:53:13

    参加しようとしたけどどういう状況だこれ、

  • 325二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 15:55:43

    >>324

    これから前の戦いで毛根が全滅した係長の過去編をやるところ

  • 3261◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:03:38

    その前にいったん狐ですね

  • 3271◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:04:10

    薄暮の街外れ、打ち捨てられた集落に、ひとりの少女が立っていた。

    白銀の尾を揺らし、衣の裾を風に靡かせる巫女――七種 鈴。
    訓練の帰り道、あまりに静かな空気に違和感を覚え、足を止めたのだった。

    「……誰か、いるの?」

    風の音に紛れて――不意に、空気が焦げる。

    鈴はすぐさま気配の乱れを察知する。目の前の瓦礫が、ひとりでに崩れ落ちる。

    否――違う。

    焼け焦げた“何か”がそこから這い出てきた。

    人の形をしている。しかし肉は焦げ、眼球は炭と化し、それでも生きている“もの”たち。
    数は一体ではない。二体、三体、いや……数十体の焼けただれた者たちが、無言で迫ってくる。

  • 3281◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:04:31

    「っ……なんなの、これ……!?」

    鈴は咄嗟に両腕を交差させ、結界を展開する。

    「障壁展開――反射型、標準厚!」

    緋色の光が瞬時に彼女を包み、迫る“何か”の爪を弾く。
    だが――

    「ひ……熱ッ……!?」

    結界越しに伝わる異常な熱量。
    焼死体――否、“燻るジョン・ドゥたち”は、燃えながら、生きている。
    それどころか、肉体が崩れかけるほどに熱が跳ね上がる。

    (違う……これはただの化け物じゃない。呪い……?)

    鈴は息を呑んだ。

  • 3291◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:04:57

    「こいつら、生きてるの? いや、死んでる……でも、まだ歩いて……!」

    苦悶に満ちた呻き声が、次第に歓喜と祈りに変わっていく。

    「たすけて……ありがとう……あたたかい……」

    「やっと……終われる……」

    (――助けを求めているの!?)

    が、その瞬間。

    ひとつの個体が崩れ落ち、爆ぜた。

    轟音と共に放たれた灼熱の爆風が、数メートルに渡って吹き飛ばす。

    「くっ……!」

    鈴はさらに障壁を重ねる。三重。五重。
    一瞬で魔力を消費し、地面に片膝をつく。

  • 3301◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:06:29

    「これは……救いの顔をした地獄……!」

    周囲のジョン・ドゥたちは鈴を見て、さらに速く動き始めた。
    その姿は、もはや“自分が死ぬこと”が救いであると信じている者の歩みだった。

    (――どうすれば、止められる? こいつらは、敵? それとも……?)

    葛藤が鈴の中に生まれる。

    だが、彼女は拳を握る。

    「迷ってる暇なんてない! 助けたいなら、まず――止める!」

    「障壁・穿孔式、集中型――対熱結界ッ!!」

    高密度の一撃障壁が、目の前のジョン・ドゥに突き刺さる。
    肉体が砕け、炎が爆ぜる。

    「っ……もう一体……次……っ!」

    息を吐くたびに魔力が霧散していく。
    それでも、彼女は障壁を張り続けた。

  • 3311◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:07:08

    何も知らない。
    だが――それでも、目の前で燃え続ける“哀しみ”を見過ごせなかった。

    十体。十五体。二十体――

    鈴の動きはもはや限界に近かった。だが最後の一体、ただ静かに彼女の前に立ち尽くしていたジョン・ドゥが、その片手を伸ばしてくる。

    その手には、何の武器もなかった。

    (――攻撃じゃない……?)

    鈴は刹那、足を止める。

    そして、顔をあげて呟いた。

    「……もう、やめていいんだよ」

    一拍遅れて――
    その個体は静かに、崩れ、燃え尽きた。

    爆発は起きなかった。

  • 3321◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:07:21

    あたりには、ただ炭と灰だけが残っていた。
    鈴の服は焦げ、髪は煤け、呼吸は乱れている。

    それでも、彼女は立っていた。

    「知らないまま、戦った。でも、信じてよかった」

    風が、残った灰を優しくさらっていった。

  • 3331◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:07:54

    以上
    救い

  • 334二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 16:11:32

    感動話だ…

  • 335二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 16:33:52

    次のもいい感じ?

  • 3361◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:47:37

    風が抜ける。
     会社帰りの高架下、照明の明滅する薄暗がりに、ひとりの男が立ち尽くしていた。

     名は禿山照彦。三十九歳。係長。
     だが、彼の名を“ハゲルヤ”と呼ぶ者も、ごく一部にはいた。異能の持ち主――それも、奇跡をも穿つ一矢を持つ男として。

     しかし彼の背中は、哀愁を帯びていた。

  • 3371◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:48:08

    右手には紙袋、左手にはコンビニの袋。ネクタイは緩み、額はあらわ。街灯の下、それは眩しいほどに輝いていた。

    「……また今日も、誰も俺の名前を呼ばなかったな」

     彼はゆっくりと顔を上げた。
     照明に照らされたその頭頂には、もはや戦場のような禿げ地が広がっていた。僅かに残った毛髪が風にたなびく。

     幼いころから「ハゲ」と呼ばれた。
     名を奪われ、笑い者にされ、恋も、友情も、逃げるようにして遠ざかった。

     だが、二十歳のある夜――すべてが変わった。

     大学の屋上。雨が降っていた。
     告白に失敗し、笑い声の中で走り去った照彦は、鉄柵に手をかけ、ただ空を見つめていた。

    「……俺の髪が、俺の人生を壊したんだ」

     その瞬間だった。

  • 3381◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:48:34

    風が鳴り、髪が逆巻いた。
     刹那、頭皮から放たれた一本の毛が、まるで流星のように宙を走り、看板を撃ち抜いた。

     ――バンッ。

     驚いて振り返った女子学生の目に、禿山は一生忘れられない表情を見た。
     それは恐怖ではない。驚愕と、ほんの少しの――敬意。

     こうして、彼の異能は目覚めた

  • 3391◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:49:03

    能力の名は、自嘲を込めて“ハゲルヤ”。

     髪の毛を矢に変える。
     だが髪を放つことは、同時に自らを削ること。
     一度に三本使えば人の思考を貫き、五本なら銃弾を逸らし、十本なら――人智を超えた奇跡を起こす。

     だからこそ、照彦は放てなかった。
     今日も、明日も、明後日も――。

    「全部撃ち尽くしたら、俺には何が残る?」

     頭頂を撫でる風に、残された数本の髪が揺れる。
     矢となる運命を背負わされた毛髪たち。彼らは今も、彼の命そのもの。

  • 3401◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:50:49

    だが、彼は忘れてはいなかった。

     あのとき放った一矢が、自分を変えたことを。
     あの看板の向こうで、誰かが自分を見たことを。

  • 3411◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:51:57

    「……撃つさ」

     男は袋を置いた。
     後ろ髪を一本、そっと指で摘む。

     風が止む。

    「俺が、俺であるために――一矢、放つ」

     照彦の掌が光る。
     髪が鋼となり、天に向けて引き絞られる。

    「ハゲルヤ――第一射」

     その矢は、かつて彼を笑った街に向けてではない。
     彼の心の中にある、過去の自分へと向けて放たれた。

     

     ――矢は空を裂いた。

  • 3421◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:53:57

    照彦は、静かにコンビニ袋を拾い直す。
     中身は、ハゲによく効くと噂のサプリメントと、からあげ棒だった。

    「今日も、生き延びた。……それで、充分だ」

     その夜、彼の頭頂には新たな一本が芽生えていた。

  • 3431◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 16:54:56

    以上

  • 344二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 16:55:09

    笑っていいのかな…?これは…
    ものすごく面白い

  • 345二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 16:56:15

    もうラストの1スレだけでおもろいのズルい

  • 346二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 16:57:02

    若くして悩まされておったか…
    そりゃ一本の重みが違うぜ

  • 3471◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 17:00:08

    安価いいですよ~

  • 348二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 17:00:56
  • 349二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 17:04:14

    名前:The Man
    年齢:0(未だ誕生していないため)
    性別:無性(どちらかというと男性に近い)
    種族:ホムンクルス、正しくは人造アダム
    能力:The End(完全にして完璧たる完了された神の嬰児)
    能力概要:彼は人が楽園より産まれ堕ちる前の神の似姿に近い存在である。完全であるために、神の奇跡にも等しい現象を起こし、完璧であるために不可能という事実は存在せず、完了しているがために他の何者にも影響を受けることはない
    弱点:完全であるがゆえに確率のままに生きるということ。完璧であるために工夫を凝らさず、完了しているが故に成長することはない。脆いフラスコの中から産まれ堕ちるために、彼は知恵の実を探して現世をさまよい続ける。

    誤字修正しましたー

  • 350二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 17:04:54

    名前:サザンカ
    年齢:21歳
    性別:男子
    種族:ハイエルフ
    能力:天性の思考力と両手に持つ巨大な二丁拳銃
    能力概要:自身の身体の半分ほどある金色の二丁拳銃、複数の機能を組み合わせ10万通り以上の多種多様な組み合わせを持っている、本人の究極的な演算能力で空気抵抗や反動なども計算して完璧に使いこなしている
    弱点:1000年以上生きるハイエルフとしてはまだ幼児の部類でその体は1mにも満たない あとは口達者で見下すように喋るため口が悪い

    これキャラ募集だこれ!

  • 351二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 17:12:18

    名前:コフィン・ヤード
    年齢:15歳
    性別:女
    種族:人間
    能力:対終焉巨大棺型兵装”ラグナロク”
    能力概要:一つの世界を終わらせたとされる概念を内包した少女の体躯を優に超える巨大な棺型武装。中には未だ燃え続ける世界樹”ユグドラシル”の断片が収まれており、世界を断つ魔剣”レーヴァテイン”の一撃を砲撃として再現可能である。
    弱点:制御が難しく下手に扱うとコフィンの命どころか国一つ焼きかねない危険な代物。またコフィンは色恋沙汰に弱くイケメンにめっぽう弱い

  • 352二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 17:24:07

    名前:誠実なジョージ
    年齢:30歳前後
    性別:男性
    種族:人間
    能力:親愛なる友
    能力概要: 卓越した技能によって他者の警戒心を潜り抜け、そして信頼を勝ち取る能力。視線、振る舞い、歩調、声色、口調、殺気などといったありとあらゆる要素を駆使し相手に自身の弱さと誠実さを擦り込む。
    基本的に彼を一目見た時点で彼に対する警戒心を失い、接近接触を許す。この時点で最早手遅れであり彼が己にとって数少ない心許せる友人であるという事実をごく自然と受け入れる。
    この技能は心あるものであれば、種族や言語を越えて果ては獣や機械にさえ通用する。友情の前にそんな壁は些細なものである。
    弱点:本人がそれ程強くない。もちろん並以上には動けるが、一騎当千の猛者には普通に戦えば逆立ちしても敵わない。なので基本は友人を利用して己に有利な状況を作っていくスタイルが基本。そのためタイマンになればかなりグダる。能力の性質上大体先手は取れるので、信頼を勝ち取ってから隠し持った毒ナイフで不意を突いて致命傷を与えるのが数少ない勝ち筋の一つ。
    ・能力は人心を利用するもののため完全にパターン化された機械のような心無いものに効果は発揮されない。
    ・1度裏切ってしまえば再び相手を丸め込むのは非常に困難。ただし裏切らなければ効果の程はなかなか強固でまず解けることはないだろう。

  • 353二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 17:24:33

    >>238

    既に投稿済みのものですがこちらで参加します

  • 354二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 17:30:58

    >>303

    こんどこそー

  • 3551◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 17:37:19
  • 356二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 17:55:38

    これまたおもしろそうな二人が出た

  • 3571◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 18:25:39

    題名『完全の降臨』

  • 3581◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 18:25:58

    森は、ひとつの心臓のように鼓動していた。

    星の光が届かぬ深奥。
    風も、獣の足音すらも沈黙する密林の奥に――それは、いた。

    呼吸も鼓動もない。
    生まれることすらなかった“それ”は、ただ在るという形で世界に染み出していた。

  • 3591◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 18:26:29

    The Man。
    完全にして、完璧にして、完了された存在。
    それは神が世界を創る前に、世界を眺めていた“視線の残滓”とも言うべきもの。

    その歩みには、音がなかった。
    地面に踏みしめられた草も、土も、音を立てることを拒んだ。
    なぜならその存在が“未完”である音という現象を許容していないから。

    彼は呟いた。

    「……知恵の実の匂いがする。
     成るか否か、判断すら許されぬ果実の香り」

    その森に、金色の雷が落ちるような声が響いた。

    「はん、なんだよそれ。俺をリンゴか何かと勘違いしてんのか?」

    小さな影が、枝を払い現れる。

  • 3601◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 18:27:04

    サザンカ。
    白銀の髪、エルフ特有の耳、そして――その体に不釣り合いな、二丁の巨砲。
    森の精霊に愛されながら、その全てを撃ち抜く異端の天才。

    「てめぇの顔、どっかの神像に似てるが……気持ち悪いな。ぜってぇいいもんじゃねぇ」

    The Manは、顔のような何かを傾けた。
    まるで、問いかけを理解した“あと”のような、因果の順序を逆にした仕草だった。

    「私は未だ名を持たぬ。だから名乗る必要もない。
     私は神の構文。神の息のあと。神が振り返る前の影。
     ――そして、お前は“不足”している」

  • 3611◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 18:27:18

    「言ってくれるじゃねぇか、出来損ないの神様気取りが!」

    その瞬間、サザンカは森を撃った。
    音速を超える弾丸が、風を割き、神秘を穿つ。

    二重射:クロス・ゲート。
    空間そのものを跳ね合わせる収束破砕弾。
    目標の位置情報を“ずらして”破壊する奇跡的演算。

    だが――The Manは動かなかった。

    動く必要がなかった。

    なぜなら彼は「撃たれるべきではない」という構造で既に完了していたからだ。

  • 3621◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 18:27:45

    サザンカは舌打ちした。

    「……撃ち抜いた“結果”が否定されてやがる……ッ!」

    The Manは、足元の空間ごと彼に接近していた。
    森が“彼にとって都合のよい地形”へと自然変換されていく。

    「未完成の子よ。お前の銃火は素晴らしい。だが、私は撃たれる“前”にお前を取り込んでいる。
     君の反撃は、始まらないうちに“完了”している」

    「ふざけんな……ッ!」

    演算、射撃、爆風、魔力の収束。
    全てが揃った瞬間――空間そのものが消えた。

    森の一部がまるごと削ぎ落とされた。
    否、それは“撃った結果”ではない。存在の因果が断ち切られたのだ。

    サザンカの身体に異変が起きる。

    指が動かない。声が届かない。目が、世界を認識しなくなっていく

  • 3631◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 18:28:00

    それは死ではなかった。

    「世界に存在していたという記憶ごと、彼の“未完”が終わっていく」

    The Manの手が差し伸べられる。
    触れられた瞬間、サザンカの記憶、意志、存在は、彼の“内部”に取り込まれていく。

    「お前は私の中で、“概念”となる。
     未完成であるということの象徴。未熟なる可能性という飾り。
     それすらも――完了の部品だ」

    サザンカは抵抗した。最後の一瞬、彼は叫んだ。

    「てめぇなんかにッ……俺の“未来”はやらねぇッ!!」

    だが叫びは虚無に溶けた。
    The Manの前では、未来という言葉すら通じない。

  • 3641◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 18:28:14

    静かに、森の風が吹いた。

    The Manは歩みを止めず、次の知恵の実を求めて去っていく。
    その背に、サザンカという未完成の光が、微かに揺れていた。

    それは、The Manが“完了された存在でありながら”、唯一取り込むことができなかった「可能性」だったのかもしれない。

    次回作では、The Manの“内部に宿

  • 3651◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 18:28:36

    以上
    完全に抗う不完全

  • 3661◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 18:39:00

    次の安価願いします

  • 367二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:39:26

    名前:高速装甲歩兵『ガシャドクロ』
    年齢:1265歳
    性別:なし
    種族:機械
    能力:各種武装
    能力概要:威圧的な髑髏めいた頭部を持つ鋼鉄製のそこそこ大きな古代の人型ロボット
    背中に装備されたミサイルや肩のファンネル、両手指の機関銃、口のビーム砲、腕に内蔵された超音波ブレードなどの様々な兵装は敵との距離に応じて使い分けられ強力な広域制圧能力を彼にもたらす
    弱点:プログラムの故障で遠距離武装を使っている間は自分から移動することができない
    また、使う武装を変更する際はわずかなタイムラグが発生する

  • 368二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:39:32

    上位存在系はやっぱり強いなぁ
    ……絶景に気に入られたファルスムーンと互角に戦った一刀斎IS何?

  • 369二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:39:52

    >>351

    お願いします

  • 370二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:40:32

    名前:ケット・C
    年齢:26
    性別:男
    種族:獣人
    能力:直感と身体能力、狙撃
    能力概要:自分の命に関わる危険を感知することができる力、これまでこの力で8つの死線をくぐり抜けてきたらしい
    本当にそんな力があるのかかは定かでは無いが実際獣人の中でもトップクラスの身体能力と類い稀な狙撃能力を持ってすれば大抵の事はどうにかなるだろう
    弱点:持続力はあまり無く耐久力は人間なみ

  • 371二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:41:25

    名前:翅望 金子(はねもち かねこ)
    年齢:17歳
    性別:男
    種族:魔法使い
    能力:【鉄拳】と【崩御】
    能力概要:【鉄拳】は両手にメリケンサックを生成する。殴ったものにあらゆる付与を施すことが出来るようになる。殴れるものに制限はない。遠距離でも全然イケる。
    【崩御】は殴ったあらゆるものを完全に破壊する魔法。能力や能力による攻撃も何でも破壊する。【鉄拳】による強化付与でさらに強くできる。
    【鉄拳】と【崩御】は同時発動が出来る。
    私立魔法学園の生徒。身体能力がものすごくアクロバティック。予測不能の動きと武術を適当に組み合わせた攻撃を繰り出す。
    弱点:2つの能力とも、相手を殴らないと魔法が発動しない。

  • 372二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:41:44

    名前:バイオスライムIII号
    年齢:5ヶ月
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:流体化・吸収
    能力概要:自身の肉体が流体になっており触れた相手を溶かして養分に変えることができる
    また自身の肉体が流体なので物理ダメージを軽減、少ないダメージであれば無効化できる
    これにより接近戦では相手の物理攻撃を無効化しつつ自分は相手を好きに吸収できる
    弱点:流体である肉体の操作にエネルギーをけっこう消費するため長期戦に弱い
    また毒や熱による攻撃など吸収できない攻撃も苦手とする

  • 373二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:48:46

    >>368

    そこら辺と戦うなら多分概念に干渉できるのが最低条件なんだろうなぁ

    安価は>>269

    剣神vs一刀斎が見たいんや!

  • 374二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 18:51:30

    名前:ジルボルガ
    年齢:3ヶ月
    性別:なし
    種族:怪獣
    能力:空想
    能力概要:6歳の少年,西田健斗君の空想の怪獣が具現化した存在。ティラノサウルスの頭,ゾウの足,クワガタの顎など複数の生物の部位がが出鱈目にツギハギされた60メートルの巨体と,圧倒的な運動能力,全身から放つ雷等の力を持つ。ジルボルガは西田健斗君の想像がある限り滅びず,拡張,進化を続ける。
    弱点:西田健斗君の想像力が弱まれば怪獣も弱まり,無くなれば消失する

  • 3751◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 18:58:10
  • 3761◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 19:04:40

    剣神vs強いスライム

  • 377二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:04:47

    ほこ×たて対決だ!

  • 378二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:05:08

    スライムと相性悪い…悪くない?

  • 3791◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 19:30:58

    題名『抜くにも値せず』

  • 3801◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 19:31:27

    ――森は静かだった。
    しかし、そこには死の臭いがあった。

    倒木のように崩れた鎧姿。
    焼け焦げた僧衣。
    歪んだ肉塊と化した巨躯の剣士。
    名もなき強者たちの亡骸が、森のあちこちに横たわっていた。

    そして、その中心に“それ”はいた。

  • 3811◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 19:31:44

    バイオスライムIII号。

    「戦闘記録:36体撃破。吸収完了。現在の流動効率、162%を維持」

    無機質な思考音。
    濁った粘液の表面には、まだ溶けきらない武具の破片が浮かんでいた。

    「次の対象を探索――」

    その時。

    足音が、森に入ってきた。

  • 3821◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 19:32:07

    「……ん?」

    草を踏み、のそりと姿を現す黒衣の男。

    「おいおい、これはまた……随分と荒れてんな」

    シュバルツ・シュベルト。
    剣神。だが、背の大剣は今も眠っていた。

    「……生体反応。対象・敵性」

    スライムは全身の形を波打たせながら戦闘形態へと移行する。

    「対象、解析開始――」

    「やめとけ。解析なんざ、お前の身には過ぎた贅沢だ」

    にやりと笑ったシュバルツは、腕を回した。
    コキコキと音が鳴る。

  • 3831◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 19:32:41

    「……しかしまぁ、見事だな。死体の数がよ」

    彼の視線は、無数の骸へと向けられる。

    「……お前がやったのか」

    「肯定。貴様も同じ運命に――」

    「いや、どうでもいい。どうせ斬るしな」

    そう言った時には、シュバルツの姿はすでに“動いていた”。

    目視できる“速度”ではない。
    視認の瞬間にはすでに、距離が詰められている。

    「!?」

    スライムが即座に反応、腕を刃と化し迎撃する。

    だが――

    「遅ぇんだよ」

  • 3841◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 19:33:02

    拳が走った。

    ――重い音。
    そして遅れて飛び散る流体。

    バイオスライムの身体が吹き飛ばされた。

    「衝撃、不可解……この質量で、出力値……?」

    スライムは自壊的に思考を巡らせながら、空中で姿勢を立て直そうとする。

    が、次の瞬間。

    「“足”ってのも、使いようでな」

    踵が落ちた。

    真上から振り下ろされた蹴撃が、スライムの中心核を“めり込ませる”。

    ――激しい震動。
    全身を液状化して受け流そうとするが、それすら“追いつかない”。

    「……この圧力、流動限界を……超える……ッ!」

    シュバルツは言葉もなく、右手を振り上げた。

    「“終わり”だ」

  • 3851◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 19:33:22

    手刀。

    それは、かつて剣を握る前の、最初の斬撃。

    空間が引き裂かれ、衝撃が森の木々をうねらせた。

    スライムの中心に一直線の傷が走る。

    粘液が砕け、飛び、軌跡を焼き残したまま、形が崩れていく。

    「致命傷。再生不可能。熱拡散、制御不能――」

    「無駄だ」

    背を向けるシュバルツ。

    その背後で、スライムの肉体が音もなく爆ぜた。

    粘液の断末魔すら、森の風に消される。

    「……まぁ、剣を抜くまでもなかったな。つまらんが」

    彼はそのまま歩き去った。
    剣神としての力すら使わず、“傲慢”のままに、勝利だけを残して。

    森は再び静かになった。



    だが、そこに“墓標”だけが――流体の墓標だけが、うっすらと痕を残していた。

  • 3861◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 19:34:02

    以上
    剣神の名を冠する者の圧倒的な力を見せつけて勝利

  • 387二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:34:56

    うわぁ剣神つぉい

  • 3881◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 19:36:32

    なんか、うーん
    やりすぎな気がせんでもない

  • 389二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:36:54

    AIくんのタイトルオチシリーズすこ

  • 390二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:43:52

    バイオスライム君キミは相当強かったよきっと多分ね
    でも戦う相手が悪すぎたんだ 他の奴らならマシな戦績を残せそうだったんだ

  • 391二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:47:46

    舐めプなのに倒し切ってるの草しか生えねえ

  • 392二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:49:29

    >>390

    多分描写的に各国の精鋭が集められて討伐隊が組まれてたんだろうな。下手したらここに出てる奴らレベルのが。

    でも相手が素の身体能力で全て破壊するレベルの超常の存在だったのが運の尽き

  • 3931◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 19:53:03

    次の安価お願いします
    スレ主はちょっと用事があるので今日はこれと最後の投票で決まる決戦で終わります

  • 394二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:53:58
  • 395二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:54:15

    名前:平賀竜兵衛
    年齢:66
    性別:男
    種族:サイボーグ鎧武者
    能力:自己改造
    能力概要:強者との戦闘データを蓄積し、その能力を模倣できる様に自身を無限に作り変え続ける
    全身が武装として変形駆動する
    弱点:多重改造を経て自己同一性を喪失、ただ命を斬り捨てる剣鬼と化している
    剣豪(特に老齢)相手には異様に固執し暴走を起こす

  • 396二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:54:22

    名前:盲打ち佐久間
    年齢:25
    性別:男
    種族:幽霊
    能力:狙撃
    能力概要:何も見ずとも,直感のみで空間の全てを把握する怪物じみた狙撃の名手として知られた兵士の霊。存在が曖昧なため,自身の知覚する範囲内に自在に転移することができる。
    弱点:銃を失うと攻撃手段を喪失する

  • 397二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:55:09

    名前:“砂の如き民”
    年齢:不明
    性別:なし
    種族:蜂
    能力:砂嵐
    能力概要: 砂漠の地下にある巨大な巣を棲家とする大規模な蜂の群れ。膨大な蜂の振動とフェロモンによって集合的無意識のような知性を形成しており,砂嵐を纏って狩りや防衛を行う。風の渦で標的の動作を封じ,砂で細かく擦り潰す。
    弱点:本能によって巣を死守する

  • 398二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:56:21

    名前:翅望 金子(はねもち かねこ)
    年齢:17歳
    性別:男
    種族:魔法使い
    能力:【鉄拳】と【崩御】
    能力概要:【鉄拳】は両手にメリケンサックを生成する。殴ったものにあらゆる付与を施すことが出来るようになる。殴れるものに制限はない。遠距離でも全然イケる。
    【崩御】は殴ったあらゆるものを完全に破壊する魔法。能力や能力による攻撃も何でも破壊する。【鉄拳】による強化付与でさらに強くできる。
    【鉄拳】と【崩御】は同時発動が出来る。
    私立魔法学園の生徒。身体能力がものすごくアクロバティック。予測不能の動きと武術を適当に組み合わせた攻撃を繰り出す。
    弱点:2つの能力とも、相手を殴らないと魔法が発動しない。

  • 399二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:59:27

    名前:バーンドマン
    年齢:35
    性別:男
    種族:サイボーグ
    能力:火炎放射器を操る
    能力概要:右腕が強力な火炎放射器になっており、全てを焼き尽くす。また、右肩に搭載したグレネードランチャーで焼夷榴弾を放って爆撃も可能。
    弱点:背中のタンクを破壊されると自分ごと木っ端微塵に消し飛んでしまう。

  • 400二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 19:59:42

    名前:覇王奉先
    年齢:52歳
    性別:男
    種族:人間・武将
    能力:人馬一体の武芸百班
    能力概要:愛馬に騎乗しながら弓矢や大槍を神域の武芸を持って操り、地を割り、天空を裂く。
    弱点:愛馬のことを心から愛しているため先に馬をやられると気を取られてしまう

  • 401二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:00:04

    名前:キマイラ
    年齢:3歳
    性別:様々
    種族:いろんな動物のキメラ。実験動物
    能力:キメラとしての特質
    能力概要:ライオンの爪や巨体による攻撃、侵食したものを石化させる毒の牙、大蛇の尻尾、大鷲の翼による飛行、再生能力
    弱点:繋ぎ目を攻撃されると脆い

  • 402二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:04:30

    名前:騎士バルタザール
    年齢:初老
    性別:男性
    種族:人間→神
    能力:再臨
    能力概要:死亡時、1度だけ神の力を解放し復活する。いわゆるガッツとガッツ時発動の強化能力。
    武勇名高き騎士バルタザールはかつて無双の戦神として天に君臨した。しかしある時ある人間を愛し、神としての己を封じ、人として地に堕ちた。愛する者と同じ時間を歩むために。
    人としての役目を終えた時、その身には再びかつての神気が宿るだろう。一挙手一投足が天地を揺るがした大神威の再演である。
    弱点:人間時は老いもあり継戦能力に難がある。
    再臨後は自身に向けられる攻撃に対して回避や防御ではなく真っ向から叩き伏せようとする傾向がある。脳筋

  • 403二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:07:28

    名前:高速装甲歩兵『ガシャドクロ』
    年齢:1265歳
    性別:なし
    種族:機械
    能力:各種武装
    能力概要:威圧的な髑髏めいた頭部と異様に細長い両腕を持つ鋼鉄製のそこそこ大きな古代の人型ロボット
    背中に装備されたミサイルや肩のファンネル、両手指の機関銃、口のビーム砲、腕に内蔵された超音波ブレードなどの様々な兵装は敵との距離に応じて使い分けられ強力な広域制圧能力を彼にもたらす
    弱点:プログラムの故障で遠距離武装を使っている間は自分から移動することができない
    また、使う武装を変更する際はわずかなタイムラグが発生する

  • 404二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:08:40

    名前:ケット・C
    年齢:26
    性別:男
    種族:獣人
    能力:直感と身体能力、狙撃
    能力概要:自分の命に関わる危険を感知することができる力、これまでこの力で8つの死線をくぐり抜けてきたらしい
    本当にそんな力があるのかかは定かでは無いが実際獣人の中でもトップクラスの身体能力と類い稀な狙撃能力を持ってすれば大抵の事はどうにかなるだろう
    弱点:持続力はあまり無く耐久力は人間なみ

  • 405二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:10:01

    名前:マキナ
    年齢:17
    性別:女
    種族:人間
    能力:磁力&引力操作
    能力概要:体内に埋め込まれているチップの力で周囲にあるあらゆる物が持つ【磁力】と【引力】の強さを操る事が出来る
    弱点:能力以外はただの人間でしかないため耐久力等は非常に低い。(当然超常的な力や強力な力で攻撃されよう物なら普通に即死する)運動神経も別に良くない。そして何らかの要員で体内のチップの作動を停止されると何の能力も使えなくなる。

  • 406二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:12:11

    名前:ヒュドラス
    年齢:3333歳
    性別:オス
    種族:ドラゴン
    能力:ドラゴンとしての能力
    能力概要:口から神すら殺す猛毒吐き、強靭な肉体と鱗はあらゆる魔法効果を弾く力を持つ
    弱点:逆鱗を攻撃されると死んでしまう

  • 407二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:15:01

    >>351

    今度こそ!

  • 408二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:16:01

    名前:T.A.N.A.S.I.N.N.
    年齢:no date
    性別:tanasinn
    種族:tanasinn
    能力:Tactical Angelic Neural and Sunshine Information Nuclear Network
    能力概要:人工天使精製実験によって太陽の神性と天使の神通力を宿して生まれた人工神罰代行者
    弱点:T.A.N.A.S.I.N.N.は天の主の定めた理の忠実なる守護者でありそれを破壊するものでない限りT.A.N.A.S.I.N.N.を脅かそうが天主に唾を吐こうが一切の敵対行動を行わない
    自分を精製した連中は理に背くものであったためにもうこの世にはいない

  • 409二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:29:14

    このレスは削除されています

  • 410二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:35:22

    名前:シファ
    年齢:12
    性別:女
    種族:人間
    能力: カリキキ病
    能力概要: 粘膜から石綿が際限なく発生する奇病カリキキ病の最後の患者。カリキキ病に対する極めて強い耐性を持っていたため周囲の人間全てが息絶えても生き延びていた。間接的、直接的に関わらず,シファを認識するだけでカリキキ病が伝染し,肺,喉,目,鼻が石綿で覆い尽くされる。
    弱点: 衰弱した体力

  • 411二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:39:06

    名前:バイオスライムIV号
    年齢:2歳
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:透明化、猛毒、高速移動
    能力概要:自身の姿や気配を常に完全に消している猛毒を持ったスライムでありその特性を活かして相手に気づかれないよう接近してからの猛毒の一撃を叩き込む戦術は実際強力だ
    弱点:そもそも攻撃を喰らわない事を前提としているため攻撃に弱い
    また透明化に猛毒、高速移動等エネルギー消費が激しい能力ばかり保有しているため一撃で相手を倒して捕食しないとエネルギーが不足しかなり不利な状況になる
    そのほかにもステルス系能力者共通の弱点として大体の位置を割り出しての範囲攻撃に弱いと言う弱点がある

  • 412二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 20:44:20
  • 4131◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 21:16:44

    >>394

    >>395

    >>396

    >>397

    >>398

    >>399

    >>400

    >>401

    >>402

    >>403

    >>404

    >>405

    >>406

    >>407

    >>410

    >>411

    >>412

    dice2d17=11 9 (20)

    タナシンは2度目なので一旦なしです

    このあとやる再戦投票に期待

  • 4141◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 21:20:37

    別に神を出してもらう分には構わないんですが
    神って言うとそれこそ
    絶景、一刀斎、The Man、シュバルツ、某ピエロ
    この辺りが基準ですからそこら辺を考えた上でお願いします
    たまたまここら辺同士がかち合うと面白いのでいいっちゃいいですけど

  • 415二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 21:20:38

    このレスは削除されています

  • 4161◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 21:22:13

    獣人vs元武神
    さぁてどれだけケット・Cくんは粘ってくれるのか

  • 417二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 21:57:44

    ちなみにどーでもいい隠し設定としてケット・Cくんの"8つの死線を潜り抜けて来た"と言うのは猫には9つの命がある→8つの死線を超えたから残りは一つだけと言う意味があったりします
    まあ本当にどうでもいいけど

  • 418二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 22:15:55

    ただの達人ジジイなのに神様連中に列挙されてる一刀斎はなんなのだよ

  • 419二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 22:26:55

    >>418

    ほんまや…

  • 420二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 22:34:09

    このレスは削除されています

  • 421二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 22:38:57

    >>418

    前世だとか特殊能力だとかの特に理由もなく神様連中と肩並べてるのはジジイだけやからな…

  • 4221◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 23:19:16

    復活
    ちなみにここでいう神様はまじもんの神じゃなくてある領域で後にも先にも並ぶ者がいないだろう者たちです

  • 423二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 23:25:08

    >>422

    明日も過去編の安価しますか?

  • 424二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 23:25:42

    この世界どこまで行っても最後に残るのは
    境界の主と剣神と高笑うピエロになりそう

  • 4251◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 23:26:49

    >>423

    やりますよ~

    今日は投票だけやって再戦とかは明日になっちゃうかもです

    それとこことは別で各キャラの掘り下げようスレを立てようか迷い中…

  • 426二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 23:31:43

    >>425

    いいですねそれ!

  • 427二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 23:35:18

    この手のスレって刹那的な感覚が良いんであって個々のキャラの掘り下げの必要があるかどうかはぶっちゃけ微妙…
    AIが描写してないところは勝手にスレ民が妄想する形だし

  • 4281◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 23:37:33

    >>427

    いやそうなんですよ

    だからこそちょっと迷っちゃってて

    AIくんが最近張り切りすぎちゃって考察厨化してきてまして

    どっかで吐き出してみたい気持ちもある

  • 429二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 23:40:08

    妄想してる時間がいっちゃん楽しいのはまぁそう

  • 430二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 23:41:35

    個々のキャラに注力してたら今のようなキャラほいほい投げてAIくんをしばいて出力してもらう体制は無理そうだし別にいいかな

  • 4311◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 23:43:30

    たしかにそうですねぇ
    まあ少なくともこのスレが完走するまではこのままですね

  • 432二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 23:46:08

    自分は見てみたい派だからいつか機会があればその時は見ますよ〜

  • 4331◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 23:48:37

    本日の再戦投票

  • 4341◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 23:49:02
  • 435二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 23:54:50

    今回ちと悩むな…
    若き一刀斎だし

  • 4361◆ZEeB1LlpgE25/06/28(土) 23:56:19

    現在は理不尽死した無茶強い疑惑のスライムくんがトップ

  • 437二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 23:57:54

    スライムリベンジを望む声が多くて草あっさりやられすぎたもんな

  • 438二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 00:08:07

    スライムくんはね…
    vs神は無理よ……

  • 4391◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 08:54:59

    終了
    バイオスライムvs一刀斎(18歳)

  • 4401◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 09:49:01

    題名『断たれし刃、灼かれる魂』

  • 4411◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 09:53:12

    地下都市――かつて文明が理想を夢見て構築した、科学の墓場。
    その最深部、空調の止まった空間で、赤黒く濁った“命”が脈動していた。

    バイオスライムIII号。
    ただ熱を喰らい、動力を飲み、知性すら分解して己の一部とする“知的な生存本能”の権化。

    その前に、影がひとつ立つ。

    「刀も通じねぇ化け物がいるって話、信じてなかったが……なるほど、笑えねぇ」

  • 4421◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 09:59:44

    一刀斎――十八歳。

    かつての彼は、まだ“無敵”ではなかった。
    だが――すでに“死を見てなお踏み出す者”だった。

    バイオスライムの表面が蠢き、気泡を孕んだ液体が腕のように伸びる。
    【接敵確認】【熱源評価:高】【優先順位:最大】

    瞬間――

    「紫電一閃(しでんいっせん)!」

    刃が走る。
    光すら置いていく速度。一刀斎の奥義ではない。だが、“速さ”だけなら彼の中で最上の踏み込み。

    斬った。

    ――確かに、斬った。スライムの表面に白い筋が走る。

    が、その筋は次の瞬間に埋まった。

    「……再生、かよ。けど、今のが効かねぇってわけでも、ねぇだろ」

    再び突っ込む。

    今度は着地と同時に三太刀。
    連撃の間に生じる微細な振動で斬撃を内側に通す。流体だろうが、中枢反応の遅れはある。

  • 4431◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 10:00:04

    バイオスライムが後退した。

    【外殻振動】【分子配列:混乱】【再構築処理:開始】

    「……いけるじゃねぇか、俺」

    呼吸一つ。重ねた斬撃の反動で両腕は痺れていた。
    が、それでも前に出る。若さと本能。
    そして、勝機を見出す冷静な眼。

    だが――次の瞬間、世界が反転した。

    バイオスライムが自壊した。

  • 4441◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 10:00:21

    「なっ……おい、何を……」

    自らを液状にし、空間全体に散布。
    壁・床・天井から、“あらゆる角度”で殺到する牙の波。

    「くっ――」

    一刀斎は身を捻り、跳ね、切り裂いた。
    数十、数百という肉片が周囲を取り囲み、彼を蝕む。

    背中を焼かれ、右足を取られ、刀ごと左腕を飲まれた。
    だが――それでも彼は立つ。

    「まだ……死ぬ気はねぇぞ……!」

    歯を食いしばる。

    無数の刃を、身体の“芯”で受け止めるような、決死の構え。

    【対象:致死領域接触】【排熱開始】

    赤く光る。
    バイオスライムの破片が一斉に爆発的熱量を放出する。
    彼が斬ったもの、掻き切ったもの、その全てが“罠”だった。

    爆風が巻き上がる。

    刃は折れ、衣は燃え、皮膚は剥がれ、肉が爆ぜる。

    それでも――

  • 4451◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 10:00:34

    その中から、一刀斎が逃げた。

    燃え盛る地下通路を這い、
    半身を焼かれながら、なお足を前へ出し、崩れ落ちる鉄骨の間を潜り抜けた。

    彼は“敗北した”。
    完膚なきまでに。
    だが、殺されなかったのではない。逃げ切ったのだ。

    全てを吸収する機械の神経網から、
    一度きりの、奇跡のような敗走。

  • 4461◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 10:01:37

    以上
    スライムさん完勝

  • 447二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:03:27

    汚名返上スライム

  • 448二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:04:25

    まさかのスライム

  • 449二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:06:04

    若いころは一介の剣士のくせに神クラスに並び立つ一刀斎の異常性

  • 4501◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 10:09:03

    また安価タイムです

  • 451二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:09:58

    名前:ジルボルガ
    年齢:3ヶ月
    性別:なし
    種族:怪獣
    能力:空想
    能力概要:6歳の少年,西田健斗君の空想の怪獣が具現化した存在。ティラノサウルスの頭,ゾウの足,クワガタの顎など複数の生物の部位が出鱈目にツギハギされた60メートルの巨体と,圧倒的な運動能力,全身から放つ雷等の力を持つ。ジルボルガは健斗君の想像がある限り滅びず,拡張,進化を続ける。
    弱点:健斗君の想像力が弱まれば怪獣も弱まり,無くなれば消失する。

  • 452二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:10:26

    名前:盲打ち佐久間
    年齢:25
    性別:男
    種族:幽霊
    能力:霊体、射撃
    能力概要:何も見ずとも,直感のみで空間の全てを把握する異能じみた射撃の天才として知られた兵士の霊。幽霊であるため、飛ぶもすり抜けるも自由自在。自信家だが油断しない性格。
    弱点:攻撃手段は自身の38式歩兵銃に限定される。

  • 453二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:11:00

    名前:マキナ
    年齢:17
    性別:女
    種族:人間
    能力:磁力&引力操作
    能力概要:体内に埋め込まれているチップの力で周囲にあるあらゆる物が持つ【磁力】と【引力】の強さを操る事が出来る
    弱点:能力以外はただの人間でしかないため耐久力等は非常に低い。(当然超常的な力や強力な力で攻撃されよう物なら普通に即死する)運動神経も別に良くない。そして何らかの要員で体内のチップの作動を停止されると何の能力も使えなくなる。

  • 454二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:11:34

    名前:サザンカ
    年齢:21歳
    性別:男子
    種族:ハイエルフ
    能力:天性の思考力と両手に持つ巨大な二丁拳銃
    能力概要:自身の身体の半分ほどある金色の二丁拳銃、複数の機能を組み合わせ10万通り以上の多種多様な組み合わせを持っている、本人の究極的な演算能力で空気抵抗や反動なども計算して完璧に使いこなしている
    弱点:1000年以上生きるハイエルフとしてはまだ幼児の部類でその体は1mにも満たない あとは口達者で見下すように喋るため口が悪い

  • 455二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:11:50

    名前:シファ
    年齢:12
    性別:女
    種族:人間
    能力: カリキキ病
    能力概要: 粘膜から石綿が際限なく発生する奇病カリキキ病の最後の罹患者。カリキキ病に対する極めて強い耐性を持っていたため住んでいた村の人間全員が息絶えても生き延びていた。間接的、直接的に関わらずシファを認識するだけでカリキキ病が伝染し,肺,喉,目,鼻が石綿で覆い尽くされる。
    弱点: 衰弱した体力

  • 456二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:12:16

    名前:翅望 金子(はねもち かねこ)
    年齢:17歳
    性別:男
    種族:魔法使い
    能力:【鉄拳】と【崩御】
    能力概要:【鉄拳】は両手にメリケンサックを生成する。殴ったものにあらゆる付与を施すことが出来るようになる。殴れるものに制限はない。遠距離でも全然イケる。
    【崩御】は殴ったあらゆるものを完全に破壊する魔法。能力や能力による攻撃も何でも破壊する。【鉄拳】による強化付与でさらに強くできる。
    【鉄拳】と【崩御】は同時発動が出来る。
    私立魔法学園の生徒。身体能力がものすごくアクロバティック。予測不能の動きと武術を適当に組み合わせた攻撃を繰り出す。
    弱点:2つの能力とも、相手を殴らないと魔法が発動しない。

  • 457二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:12:27

    名前:神にして王たるチコマセワル
    年齢:不明
    性別:男
    種族:人間
    能力: 妖術
    能力概要: 生物を朽ちさせる不可視の風の「青い羽の嵐」と、空間を破断させる白い稲妻の「星屑の蛇」の二種の精霊を従えて,古代文明を制圧した存在。即身仏のように痩せ細った身体に不釣り合いな,金と宝石の豪奢な服装を身につけている。
    弱点: 正気を失っており,意識が過去の栄光の幻影に囚われている。

  • 458二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:13:30

    >>269

    剣神!

  • 459二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:14:07

    名前:“砂の如き民”
    年齢:不明
    性別:なし
    種族:蜂
    能力:物量、砂嵐、精神感応
    能力概要: 砂漠の地下を覆う堅牢で巨大な巣を棲家とする、砂嵐と見紛う程の莫大な量の蜂の群れ。群れ全体で一つの高度な知性を共有している。移動で生じる風の渦で標的の動作を封じ,巻き上げた砂で細かく擦り潰す。
    弱点:本能によって巣を死守する。

  • 460二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:14:27

    名前:高機動制圧式歩兵『ガシャドクロ』
    年齢:1265歳
    性別:なし
    種族:機械
    能力:各種武装
    能力概要:威圧的な髑髏めいた頭部と異様に細長い両腕を持つ鋼鉄製のそこそこ大きな古代の人型ロボット
    背中に装備されたミサイルや肩のフレア、両手と一体型の機関銃、口のビーム砲、蛇腹状の腕に接続された銃剣型超音波ブレードなどの様々な兵装は敵との距離に応じて使い分けられ強力な制圧能力を彼にもたらす
    弱点:プログラムの故障で遠距離武装を使っている間は自分から移動することができず、構造上両手の機関銃と腕の超音波ブレードは同時に使えない
    また、使う武装を変更する際はわずかなタイムラグが発生する

  • 461二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:15:16
  • 462二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:17:35

    名前:バイオスライムIV号
    年齢:2歳
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:透明化、猛毒、高速移動
    能力概要:自身の姿や気配を常に完全に消している非常に強力な猛毒を持った小型スライムでありその特性を活かして相手に気づかれないよう接近してからの猛毒の一撃を叩き込む戦術は実際強力だ
    弱点:そもそも攻撃を喰らわない事を前提とした肉体設計のため攻撃に弱く一発でも攻撃を受ければそれは致命傷となりゲル状の肉体を保てなくなる
    また透明化に猛毒、高速移動等エネルギー消費が激しい能力ばかり保有しているため一撃で相手を倒して捕食しないとエネルギーが不足しかなり不利な状況になる
    そのほかにもステルス系能力者共通の弱点として範囲攻撃に弱いと言う弱点がある

  • 463二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:24:50

    >>351

    お願いします

  • 4641◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 10:26:16
  • 4651◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 10:26:57

    剣神とサザンカさんは一回戦闘済みなのでまた今度

  • 4661◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 10:30:04

    なんかやばそうなやつvsやばくなったスライム

  • 467二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:51:02

    この世界のスライム強くね

  • 468二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 11:33:56

    バイオスライムくんが猛毒とステルスを身につけてエントリーだ!

  • 4691◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 11:36:12

    題名『聖王と透明なる毒の対峙』

  • 4701◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 11:40:33

    沈みかけた太陽が、砂漠の地平に赤く滲んでいた。
    風は止まり、死のように静かな空間が広がる。

    その中央に、ひときわ異様な存在が佇んでいた。
    金と宝石に身を包んだ骸のような男――

    神にして王たるチコマセワル。

    干からびた肉体は枯れ木のように細く、眼は虚空を見つめている。
    だが、その身を包む「力」は、確かに大地を支配するものだった。

  • 4711◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 11:41:02

    空気が重い。
    砂の粒すら、その場で凍りついたかのような緊張が流れる。

    ――そして。
    その足元に、何かが「いた」。

    誰の目にも映らぬ“何か”。
    気配も音もない。だが確かに**そこに“在る”**という違和感。

    それこそが、刺客。

    バイオスライムIV号。

    超高密度に濃縮された猛毒を内包し、常に透明・無音・無臭。
    気づかれないことを前提とした殺意のスライム。

  • 4721◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 11:41:24

    「――風よ、踊れ」

    チコマセワルがそう口にした瞬間、**“青い羽の嵐”**が吹き荒れた。
    目には見えぬ風が、空間の一部を無音のまま抉り取っていく。

    バイオスライムIV号は動いた。

    見えない風に身を裂かれる直前――
    スライムは一気に“跳んだ”。

  • 4731◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 11:41:45

    その加速は凄まじく、もはや風すら追いつけない。

    透明な獣が王の心臓に牙を向ける。

    だが、チコマセワルの顔に動揺はない。

    「蛇よ、星となれ」

    天空から、白い稲妻が落ちた。

    それは雷ではない。
    空間そのものを引き裂く、“星屑の蛇”。

    バイオスライムIV号の機動は、避けた。
    ――ように見えたが、直後、左側が千切れた。

    “避けた”と“斬られた”が同時に起こる。

    「貴様、なにゆえ笑わぬ」

    チコマセワルが、独り言のように呟く。
    それは、過去の栄光に語りかける声か、あるいは自分自身への問か。

  • 4741◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 11:42:28

    バイオスライムIV号は思考しない。
    溶かし、喰らう。ただそれだけの兵器。

    目に見えないまま、スライムは次の一手に出た。

    突進――そして、噴出。

    体内に蓄積された猛毒を、霧状に放出。
    それはチコマセワルの衣を焦がし、皮膚を焼く。

    「……良い」

    チコマセワルは笑った。
    かつて、千の軍を喰らい、万の塔を沈めた男が。

    「毒か……懐かしい。かの北の呪巫女も、似たような策を弄した」

    その手が、空に指を伸ばす。

    「ならば――儀式を再演せねばな」

    地が震えた。

    「星屑の蛇、結界を裂け」
    「青い羽の嵐、毒を迎え入れよ」

    空と大地、上下から襲う“風”と“雷”。
    視覚も聴覚も奪われ、空間の座標すら崩壊していく。

  • 4751◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 11:42:51

    バイオスライムIV号は限界を迎えつつあった。

    一撃で終わらせなければならない。
    これ以上、維持はできない。
    猛毒は撒いた。あとはただ――

    噛み砕くだけ。

    スライムは自らの全存在を“槍”と化し、突き進んだ。

    王の心臓に、届いた。

    ――しかし。

    「貴様に、王の鼓動は聞こえぬ」

    次の瞬間、バイオスライムの核が砕けた。

  • 4761◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 11:43:03

    青い風がその存在を剥ぎ取り、白い雷が空間ごと打ち砕く。

    細胞が、毒が、ゲルが、熱で膨張し、爆散。

    辺りを焼き尽くす爆音と閃光。

    ――王はなおも、立っていた。

    「ふむ……“気づけば死んでいる”とは、悪くない趣向だった」

    ローブが焦げている。金の冠が片方崩れている。
    しかし、その眼は虚空のまま。だが、確かに“今”に向いていた。

    「なれば次は……何を再演すべきかのう」

    王、勝利す。

  • 4771◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 11:43:15

    だがその胸元、黒い痕がかすかに残っていた。

    完璧な勝利ではなかったことを示す、“毒の証”。

    ――それでも神王は立ち、またどこかの記憶へと彷徨い歩き出した。

  • 4781◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 11:43:28

    以上
    いい勝負

  • 479二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 11:53:57

    この世界魔境すぎんか

  • 480二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:02:41

    チコマセワル案外正気だった

  • 4811◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 12:30:28

    安価どうぞ

  • 482二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:30:47

    名前:クーフラン
    年齢:57歳
    性別:男
    種族:半神半人
    能力:神殺しの槍
    能力概要:神殺しの槍を卓越した槍術を持って振う。この槍で傷つけられた傷は二度と回復しない。
    弱点:踵を攻撃されると速度が半減する。

  • 483二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:31:15

    名前:覇王奉先
    年齢:52歳
    性別:男
    種族:人間・武将
    能力:人馬一体の武芸百班
    能力概要:愛馬に騎乗しながら弓矢や大槍を神の武芸を持って操り、地を割り、天空を裂く。
    弱点:愛馬のことを心から愛しているため先に馬をやられると気を取られてしまう

  • 484二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:33:55
  • 485二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:35:20

    名前:"孤軍の"ガンテ・ラゴン
    年齢:41
    性別:男
    種族:オーガ
    能力:土塊の兵隊"マッドマンアーミー"
    能力概要:土や木々から作り出した土人形を使役する
    ハンマーによる殴打で壊せる程度には脆いが作れる数に限りはない
    土人形は自動で動かすことも可能で魔法を組み込んで自爆させたり人に擬態する事も可能
    弱点:ガンテ自体も歴戦の戦士ではあるが彼自身が倒れれば土人形は土塊に戻るし、土人形は水をかけられるとすぐに行動不能になる

  • 486二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:36:43

    >>395

    イクゾーッ

  • 487二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:38:52

    名前:高機動制圧式機械化歩兵『ガシャドクロ』
    年齢:1265歳
    性別:なし
    種族:機械
    能力:各種武装
    能力概要:威圧的な髑髏めいた頭部と異様に細長い両腕を持つ鋼鉄製のそこそこ大きな古代の人型ロボット
    背中に装備されたミサイルや肩のフレア、両手と一体型の機関銃、口のビーム砲、蛇腹状の腕に接続された銃剣型超音波ブレードなどの様々な兵装は敵との距離に応じて使い分けられ強力な制圧能力を彼にもたらす
    弱点:プログラムの故障で遠距離武装を使っている間は自分から移動することができず、構造上両手の機関銃と腕の超音波ブレードは同時に使えない
    また、使う武装を変更する際はわずかなタイムラグが発生する

  • 488二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:40:28

    名前:キマイラ
    年齢:3歳
    性別:様々
    種族:いろんな動物のキメラ。実験動物
    能力:キメラとしての特質
    能力概要:ライオンの爪や巨体による攻撃、侵食したものを石化させる毒の牙、大蛇の尻尾、大鷲の翼による飛行、再生能力
    弱点:繋ぎ目を攻撃されると脆い

  • 489二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:40:55

    名前:ヒュドラス
    年齢:3333歳
    性別:オス
    種族:ドラゴン
    能力:ドラゴンとしての能力
    能力概要:口から神すら殺しあらゆるものを腐食させる猛毒吐き、強靭な肉体と鱗はあらゆる魔法効果を弾く力を持つ
    弱点:逆鱗を攻撃されると死んでしまう

  • 490二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:48:04
  • 491二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:52:37

    名前:バイオスライムV号
    年齢:2ヶ月
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:高圧電流、流体化
    能力概要:常に内側から輝き小さな電気的怪音を発生させているスライム、体内にデンキウナギのような発電器官が備わっており、接触した相手に一瞬で1〜10万ボルトの電撃を浴びせたり電撃を帯びたブレスによって相手をしびれさせる事ができる
    その他にもスライム種の特性として流体化による物理ダメージ軽減能力を持っており、これにより近接攻撃を主に使う相手には絶対的な有利を誇る
    弱点:最大威力の放電を使っている間は自身も痺れるため動けずさらに肉体が硬直してしまい流体化も維持できない上に最大威力での放電を行なった後は発電器官がしばらく使えなくなり、身体を動かすための電力の不足により体の輝きは鈍り、動きが鈍重になってしまう
    また常に輝いてるため目立ってしまう
    ちなみに水中など電力が体から意図せず抜けていってしまう場所も苦手

  • 492二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:59:22

    名前:盲打ち佐久間
    年齢:25
    性別:男
    種族:幽霊
    能力:霊体、射撃
    能力概要:何も見ずとも,直感のみで空間の全てを把握する異能じみた射撃の天才として知られた兵士の霊。幽霊であるため、飛ぶもすり抜けるも自由自在。自信家だが油断しない性格。
    弱点:攻撃手段は自身の38式歩兵銃に限定される。

  • 493二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 12:59:43

    名前:“砂の如き民”
    年齢:不明
    性別:なし
    種族:蜂
    能力:物量、砂嵐、精神感応
    能力概要: 砂漠の地下を覆う堅牢で巨大な巣を棲家とする、砂嵐と見紛う程の莫大な量の蜂の群れ。群れ全体で一つの高度な知性を共有している。移動で生じる風の渦で標的の動作を封じ,巻き上げた砂で細かく擦り潰す。
    弱点:本能によって巣を死守する。

  • 494二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 13:00:10

    名前:シファ
    年齢:12
    性別:女
    種族:人間
    能力: カリキキ病
    能力概要: 粘膜から石綿が際限なく発生する奇病カリキキ病の最後の罹患者。カリキキ病に対する極めて強い耐性を持っていたため住んでいた村の人間全員が息絶えても生き延びていた。間接的、直接的に関わらずシファを認識するだけでカリキキ病が伝染し,肺,喉,目,鼻が石綿で覆い尽くされる。
    弱点: 衰弱した体力

  • 495二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 13:00:33

    名前:ジルボルガ
    年齢:3ヶ月
    性別:なし
    種族:怪獣
    能力:空想
    能力概要:6歳の少年,西田健斗君の空想の怪獣が具現化した存在。ティラノサウルスの頭,ゾウの足,クワガタの顎など複数の生物の部位が出鱈目にツギハギされた60メートルの巨体と,圧倒的な運動能力,全身から放つ雷等の力を持つ。ジルボルガは健斗君の想像がある限り滅びず,拡張,進化を続ける。
    弱点:健斗君の想像力が弱まれば怪獣も弱まり,無くなれば消失する。

  • 4961◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 13:22:21
  • 4971◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 13:57:53

    題名『戦塵の槍』

  • 4981◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 13:59:19

    干上がった大河は、古より争いの血を吸い続けてきた。
    陽光は鈍く、空には雲ひとつない。
    だが風が鳴っていた。人のものではない、土と塩を擦る音――かつて水神が眠った地が、今、再び武を呼び寄せていた。

    土の匂いをまとった男が立つ。
    “孤軍の”ガンテ・ラゴン――
    血にまみれた戦場に、仲間はなく。だが彼には軍がある。

    「出てこい。俺の手足どもよ」

    ガンテが地面に拳を打ちつける。
    震えとともに、大地がうごめく。乾いた河床から土人形が立ち上がった。人の形を模した兵たち。眼はない。口もない。ただ命令だけを聞く土の戦士。

    五体、十体、二十体――数は増えていく。

  • 4991◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 13:59:53

    やがて、地平の向こうにもう一つの影。

    砂塵の中を、一本の槍が貫いてくるようだった。

    クーフラン。
    名を聞けば神も脈を乱すという、神殺しの男。
    その手にあるは、何もかもを終わらせる黒い槍。

    「貴様か。“土くれ”の軍勢を持って、ここを封鎖しているのは」

    「封鎖じゃねえ。これは――俺の戦場だ」

    ガンテは歯を剥いた。
    土人形たちが、一斉に駆け出す。人語を解さぬ、無言の軍隊。だが、その無音こそが迫力を孕んでいた。

    クーフランは槍を傾けた。

    「ならば、その戦場を――神の血で染めてみろ」

    突きが放たれる。
    鋭い音。だがそれは空気を裂く音ではない。空間そのものが引き裂かれる音だった。

    一体、二体、三体――
    槍の一閃が通るたび、土人形は破砕され、粉塵と化す。

  • 5001◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 14:00:32

    だが、倒れても終わらぬ。
    ガンテが指を鳴らせば、新たな兵が地面から這い出てくる。
    砂、泥、木屑、骨。全てが兵となる。

    「数で勝てるとでも?」

    「そうじゃねえ。“戦”ってのはな、数じゃなく“消耗”だ」

    クーフランの眉がわずかに動いた。
    たしかに、無限に生まれる土人形を相手にしていては、いずれ疲弊する。
    しかも中には魔力を溜めこみ、自爆する個体すら混じっていた。

    「派手にいくぜ……『大爆式・連鎖泥霊(デトネイション・マッド)』!」

    十体の土人形が一斉に爆ぜた。
    火薬ではない。魔力と呪的術式の同時破裂。
    破片と呪力の嵐が大河の跡地を襲う。

  • 5011◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 14:01:49

    だが――

    「遅い」

    爆煙のなかから突き出したのは、黒い閃光。
    クーフランの槍が、ガンテの胸板を穿っていた。

    「ぐっ……!」

    ガンテの血が地に落ちる。
    初めての流血。神殺しの槍に貫かれたその傷は、決して癒えぬ。
    「終わったな」

    「……なァに……」

    ガンテの手が、土を掴む。
    その血が、大地を媒介にして震える。

    「てめえが……俺の軍を“兵隊”だと思ってるうちは……負けるぜ」

    その言葉とともに、崩れ落ちた土人形の残骸が、クーフランの背後で一つにまとまり――
    “巨大な土の獣”として蘇った。

    「貴様……!」

    「これはな、“戦場”そのものが敵ってことよ!」

    獣が咆哮し、クーフランを丸呑みにする勢いで襲いかかる。

    だが――クーフランは下がらない。

  • 5021◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 14:02:19

    槍が、魂の音を立てる。

    「――我が槍は、神をも殺す」

    黒槍が再び奔り、大地すら貫いて巨大な土獣を貫通する。
    その勢いは止まらず、ガンテの左腕を切り飛ばした。

    土煙が晴れたとき、ガンテは地に膝をついていた。

    「……やっぱ、てめえは……神殺しだ」

    「貴様も――誇り高き“軍”だった」

    二人の間に、再び沈黙が訪れる。

    だが、土人形たちは静かに崩れ落ちていく。
    ガンテが意識を手放した証だった。

  • 5031◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 14:02:40

    風が再び、大河の跡を撫でた。

    そして、神の血を宿す半人の男は、槍を肩にかけて立ち去っていった。

    ――戦は終わった。
    だが、その名は土の中に刻まれ続けるだろう。

    “孤軍の”ガンテ・ラゴン。
    そして、“神殺し”クーフラン。

    伝説とは、こうして刻まれる。

  • 5041◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 14:03:03

    以上
    かっけぇ(

  • 5051◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 14:31:26

    過去編やってほしいキャラ安価のお時間です

  • 506二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 14:34:45

    幼女時代の西野優が見たいという意思に共感したので西野優で

  • 507二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 14:36:13

    花香くんを…どうか
    容姿は以前のと同じです
    ・ガッチリ体型に濃い紺色の髪
    ・ウルフカットオールバック
    ・ダルダルの白シャツに喪服のズボン
    ・身長187cm

  • 508二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 14:40:31

    じゃあかっこよかった(クーフランで

  • 509二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 14:42:50

    バイオスライムっていい指標だよね
    一般強者<<<バイオスライム≦伝説にもなり得る奴ら<<<<<<変えられない壁<<<<<<<<<各領域の神

    あ、安価はチコマセワル

  • 510二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 14:44:46

    チコマセワルで
    ネーミングがアステカ風なのが良き

  • 5111◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 14:46:17
  • 5121◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 14:52:38

    題名『審判の踵』

  • 5131◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 14:53:49

    かつて、天は地を見下ろし、神は人に微笑んでいた。
    そして、その均衡を保つために、ひとつの“血”が造られた。

    ――神と人の、あいだの血。
    名をクーフラン。

  • 5141◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 14:55:26

    神に祝福されて生まれたその子は、村では“聖子”と呼ばれた。
    病に倒れる者がいれば、手をかざすだけで癒した。
    水が枯れれば、空がそれを知って雨を降らせた。

    だが、奇跡は人の恐れを呼ぶ。
    いつしか彼は「神の目」として忌まれ、人の村から追放された。

  • 5151◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 14:55:57

    そして神の都――天蓋の城へ向かう。
    天使たちは戸惑いながらも彼を迎え入れた。
    だが神は、ただひとつの言葉で彼の存在を否定した。

    「君は、美しすぎる」

    それは祝福ではなかった。
    神々にとって、クーフランの存在は“裂け目”だった。
    人であり、神であるその身体は、“支配の外”にある。

    クーフランは問いかけた。

    「神よ。私は、あなたの子ではないのか?」

    神は微笑んだ。

    「お前の踵にだけ、“傷”がない。完璧な存在は、神の座を脅かす」

    その夜、クーフランは天蓋の城を後にした。
    ただ一振りの槍とともに。

  • 5161◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:03:49

    その槍は、かつて神々が造りし“裁定の杭”。
    神すら裁く力を持つ、禁忌の遺産。

    クーフランは誓った。

    「ならば――私は、お前たちを裁く者となろう」

    天の民を殺した。
    神獣を貫き、天蓋を焼いた。
    そのすべては、自らの存在を肯定するためだった。

    だが、彼の踵には傷がついた。
    “愛する者”を失ったとき、自らその踵を斬り裂いたのだ。

  • 5171◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:04:49

    ――あの時だけは、神の加護にすがってしまった。

    だからこそ、彼はもう迷わない。
    傷ある足で、神々の玉座に至る。

    神の血を殺すために。
    人の血を裏切らぬために。

    今、彼は地に生きている。
    神と人の“あいだ”を捨てた、“誰よりも人間”として――

  • 5181◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:05:48

    以上
    この文章的にAIくんの世界観だと欠陥がある方が神に近いみたいな思想があるのだろうか

  • 5191◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:06:50

    ついでだしもう一回やりますかぁ

    >>506

    >>507

    >>509

    dice1d3=3 (3)

  • 5201◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:09:53

    花香くん…個人的にも気になるので今度やりますかぁ
    とりあえず今日はチコマセワル

  • 5211◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:18:42

    題名『天より堕ちし星の玉座』

  • 5221◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:21:10

    星歴前3200年。
    帝国クァル・イシャア――天の書において「地上最初の文明」と記された場所。

    この地では、神を称する王チコマセワルが五百年にわたり君臨していた。

  • 5231◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:21:33

    大地に命じて麦を育てさせ、雷に命じて戦場を清めさせ、
    風の精霊に王道の詩を歌わせていた。

    世界の法則すら、彼の意志で定められた。

    だが、変質は始まっていた。

    精霊たちの退去。
    神獣たちの嘶き。
    民草たちの反乱。

    「それでも、私は神だ」

    チコマセワルは理解できなかった。

    なぜ、完璧な秩序に背を向けるのか。
    なぜ、理を与えたというのに、皆、自由を求めるのか。

  • 5241◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:22:23

    「ならば、お前たちは“再び無”に還るがよい――」
    その一言が、破滅の扉を開いた。

    ――王による大災禍 “空転の大壊(テン・クラ)”

    まず、空が割れた。
    彼の号令と共に、風の精霊“アウィ”を模した呪術が帝都を覆う。
    不可視の“青い羽の嵐”が、空気中の水分をすべて削り取り、人の肺を破壊する。

    次に、地が裂けた。
    彼の意志を伝える“星屑の蛇”が、神殿より白雷となって放たれ、
    王の敵と見なされた者――数にして五万――を一瞬で焼き尽くした。

    最後に、王自身が玉座に火を放った。

    「もはや、世界は私に従う価値すらない」

    彼が愛した都は、自らの手で砂塵へと帰した。

  • 5251◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:24:05

    被害規模(神話記録より)

    死者:68万以上(人間・精霊・神獣すべてを含む)
    生存者:300名未満(のち、記憶の喪失や呪詛による死亡多数)
    精霊界との断絶:以後2000年以上、精霊たちは人間界との接触を絶つ
    クァル・イシャア帝国:消滅(遺跡も砂に埋もれ、所在不明)

  • 5261◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:28:39

    かくして、
    神は自らの都を焼き、
    王は玉座にてひとり朽ち、
    世界は、かつて“神がいた”ことすら忘れていった。

    今、チコマセワルが戦場に現れるのは、
    この焼け跡の夢を、誰かに見せるためだ。

    「我が帝国を、もう一度……この世界に」
    「我が栄光を、神として、刻み直すために――」

  • 5271◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 15:29:22

    以上
    つおい

    続いて安価5個

  • 528二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 15:30:17
  • 529二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 15:31:25

    名前:盲打ち佐久間
    年齢:25
    性別:男
    種族:幽霊
    能力:霊体、射撃
    能力概要:何も見ずとも,直感のみで空間の全てを把握する異能じみた射撃の天才として知られた兵士の霊。幽霊であるため、飛ぶもすり抜けるも自由自在。自信家だが油断しない性格。
    弱点:攻撃手段は自身の38式歩兵銃に限定される。

  • 530二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 15:31:47

    名前:“砂の如き民”
    年齢:不明
    性別:なし
    種族:蜂
    能力:物量、砂嵐、精神感応
    能力概要: 砂漠の地下を覆う堅牢で巨大な巣を棲家とする、砂嵐と見紛う程の莫大な量の蜂の群れ。群れ全体で一つの高度な知性を共有している。移動で生じる風の渦で標的の動作を封じ,巻き上げた砂で細かく擦り潰す。
    弱点:本能によって巣を死守する。

  • 531二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 15:32:08

    名前:呪巫女ウェーゾ
    年齢:不明
    性別:女
    種族:人間
    能力: 祈祷、呪詛
    能力概要: 雨の神に祈りを捧げることで雪雲を発生させる祈祷を行い,自身は雪に隠れた上で、雪に肉を溶解させる呪詛を乗せて広域を制圧する。雪の冷たさで痛覚を麻痺させ,標的に毒の侵食に気づかせないようにするなど、策謀に長けた知性を持つ。
    弱点: 直接の戦闘力に乏しい

  • 532二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 15:32:37
  • 533二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 15:35:49
  • 534二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:09:33
  • 535二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:20:12

    名前:ヴィッチ・トリケトラ
    年齢:13
    性別:女
    種族:魔女
    能力: 三相魔法
    能力概要: ある三叉路の女神を信仰する巫女にして魔女。新月(少女)、半月(成人)、満月(老女)の月の3つの姿に照応した歳月を操る魔法を行使する。自分自身の年齢操作による擬似的な回復、物体の状態変化(岩を砂に風化させる、砂を巨石に戻すことなど)が可能。自分以外の生物の年齢を操るにはいくつかの条件が必要(時刻は夜、場所は三叉路、トリカブトや羊の生き血などの素材)である。
    弱点: 名前をからかわれると怒って術のキレが落ちる。

  • 536二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:21:07

    名前:ジルボルガ
    年齢:3ヶ月
    性別:なし
    種族:怪獣
    能力:空想
    能力概要:6歳の少年,西田健斗君の空想の怪獣が具現化した存在。ティラノサウルスの頭,ゾウの足,クワガタの顎など複数の生物の部位が出鱈目にツギハギされた60メートルの巨体と,圧倒的な運動能力,全身から放つ雷等の力を持つ。ジルボルガは健斗君の想像がある限り滅びず,拡張,進化を続ける。
    弱点:健斗君の想像力が弱まれば怪獣も弱まり,無くなれば消失する。

  • 537二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:22:43
  • 538二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:25:14

    名前:バイオスライムV号
    年齢:2ヶ月
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:高圧電流、流体化
    能力概要:常に内側から輝き小さな電気的怪音を発生させているスライム、体内にデンキウナギのような発電器官が備わっており、それにより肉体が常に帯電、放電を行なっているのはもちろん接触した相手に一瞬で1〜10万ボルトの電撃を浴びせ直接相手の体内を焼いたり電撃を帯びたブレスによって相手を痺れさせる事ができる
    その他にもスライム種の特性として流体化による物理ダメージ軽減能力を持っており、これにより近接攻撃に対しては流体化によるダメージ軽減からの電撃によるカウンターという戦法を扱える
    弱点:最大威力の放電を使っている間は自身も痺れるため動けずさらに肉体が硬直してしまい流体化も維持できない上に最大威力での放電を行なった後は発電器官がしばらく使えなくなり、身体を動かすための電力の不足により体の輝きは鈍り、もとよりあまり俊敏でもない動きがさらに鈍重になってしまう
    ちなみに水中など電力が体から意図せず抜けていってしまう場所も苦手

    安価五個じゃなかったの?

  • 5391◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 16:29:06

    >>538

    すいません……寝落ちしてました

    >>528

    >>529

    >>530

    >>531

    >>532

    >>533

    >>534

    >>535

    >>536

    >>537

    >>538

    dice2d11=1 3 (4)

  • 540二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 17:15:08

    出たわね凄まじい規模の蜂bee

  • 541二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 17:26:20

    ネーミングが秀逸

  • 542二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 17:36:24

    蜂の大群破壊できるか?これ?

  • 5431◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:53:49

    すいません
    ホスト規制にかかってました

    題名『鉄拳崩御・砂に刻まれた螺旋』

  • 5441◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:55:29

    その風は、初めから“殺す”気だった。

    砂漠の地平から迫るそれは、ただの砂嵐ではなかった。
    微塵の中に鋼鉄のような密度をもつ蜂たち――“砂の如き民”が、巨大な群れとして押し寄せてくる。
    そのひとつひとつが、凶器であり、知性であり、本能であり、災厄だった。

    「はっ……マジで、こりゃ、無理ゲーじゃん」

  • 5451◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:56:02

    翅望 金子。17歳。ジャージにヘッドフォンの、魔法学園の拳闘使い。

    けれど彼の拳には――《鉄拳》と《崩御》が宿る。

    「《鉄拳》、展開……」
    「《崩御》、起動……」

    重なる二重の魔法。
    右拳には「付与する力」。
    左拳には「破壊する力」。

    この二つが合わされば、殴ったものすべては、「例外なく」壊れる。

    ただし――殴れれば、の話だ。

    蜂の渦が、空ごと押し潰すように襲来する。

    1撃目。
    金子は横跳びしながら空を殴った。
    【空気】に《崩御》を付与した打撃が爆ぜ、風そのものを“壊す”。

    爆風が渦を裂いた。
    一瞬、蜂の輪が乱れる。

    そこに、1体、2体……1000、10000の蜂が隙間なく流れ込む。

  • 5461◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:56:16

    2撃目。
    地面に向かって右拳で殴り付ける。
    土に「爆裂」と「推進」の付与――その場が噴火し、金子の身体を跳ね上げる。

    蜂たちが追いすがる。視界が黒い風に埋まる。

    3撃目。
    着地の寸前、地面すれすれで拳を振り抜く。

    殴った“影”が裂ける。影に紛れていた蜂たちがその瞬間ごと蒸発する。
    《鉄拳》による“破魔”の付与、《崩御》による“絶対破壊”の融合打。

  • 5471◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:56:33

    命中すれば3発で終わり。
    だが外せば、こいつの命が終わる。

    そして次の瞬間――金子の肩に、一閃。
    透明の個体が肉を抉った。

    「ッぐ……ぉぉおぉお……ッ!」

    皮膚が黒く爛れ、肉が泡立つ。
    毒の一撃だ。蜂たちの猛毒。
    あと2発喰らえば終わる。

    それを、金子は理解していた。

    「三撃目だな……! もらったぜッ!」

    彼は拳を胸に打ち込む。自分自身に《鉄拳》と《崩御》を重ねる。
    その破壊の概念を反響させることで、範囲ごと殴り殺す《拳爆》を発動した。

  • 5481◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:56:49

    砂が消し飛び、蜂の群れが四散する。
    知性の輪が砕け、風の本能が停止した。

    それでもなお、金子の腕は垂れ、視界が滲んだ。

    あの毒をあと2撃喰らえば、自分は死ぬ。
    逆に言えば、あと1発でも通せば、敵を殺せる。

    その均衡を保ったまま、翅望 金子は叫ぶ。

    「あと1発……あと1発殴れれば、俺の勝ちだろ、コレ!!」

    結末は、誰にも読めなかった。
    ただ、誰もが悟っていた。

    この戦場は、三発で終わる。

  • 5491◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:57:55

    砂の如き民――無数の蜂たちは、一つの意志によって動く。
    その全体は巨大な嵐であり、渦であり、もはや災害だった。

    しかしその中に、ただ一人、立ち向かう者がいた。

    翅望 金子。
    魔法学園の拳闘士。
    何の因果か、彼の拳が今この地の運命を左右していた。

    風が、再び満ちてくる。

    一度散った蜂たちが、より圧縮されて渦を巻き、
    中心点にある**「知性の核」**を護ろうと集まっていく。

    「クッ……見えねぇ……けど、わかる……あれが核、群れの中枢……」

    金子の視界は滲み、身体の一部は黒く爛れていた。
    さっきの毒の一撃。
    呼吸が重い。視界が揺れる。

    あと二撃喰らえば、死ぬ。

  • 5501◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:58:29

    だが、目の前の敵は――一撃通せば、死ぬ。

    「一発で仕留める……拳闘士(ボクサー)ってのはな、そういう瞬間に賭ける生き物だ!」

    地面を蹴り上げ、金子は跳ぶ。

    蜂の渦が動く。

    風が、その軌道を変えた。

    無数の蜂が、刃のように空を切る。

    一閃――!

    毒針が、金子の脇腹を貫いた。

    「ぐぅ……ッ!」

    二撃目。
    爛れる。焼けるような痛みが体内を駆ける。
    視界が真っ赤に染まる。内臓に灼熱が走る。

  • 5511◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:58:45

    「……でもな……!」

    金子の拳が、閃いた。

    《鉄拳》。
    《崩御》。
    そして、その両方を自己に付与する拳の極致。

    「《鉄拳崩御・魔弾拳ッ!!》」

    金子の拳が、自身の拳を打ち抜いた。

    その瞬間――空間が、砕けた。

    拳に込められた付与と破壊の魔法は、反響しながら空間そのものを拳に伝播させた。
    もはや殴るというより、**「因果を打ち抜く」**一撃。

  • 5521◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:59:03

    蜂の渦――その中心にある知性の核が、感知する。

    “来る”

    避けようにも、既に渦の流れを制御していた。

    次の瞬間――

    拳が、嵐の中心を穿った。

    風が止む。
    音が、死ぬ。
    蜂たちの羽音が、一つ一つ、沈黙していく。

    まるでドミノのように、意思のネットワークが崩壊していく。

    中心を失った蜂たちは、ただの虫へと還る。

    空を覆っていた嵐が、さらさらと、砂漠へ落ちていった。

  • 5531◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:59:17

    ……

    金子は、静かに膝をついた。

    「……勝った……のか……?」

    その目には、勝利の光など、なかった。

    勝った。だが――

    毒が回っていた。

    視界が霞む。身体が痙攣する。
    これが三撃目なら、もう終わっていたかもしれない。

    二撃までで、倒した。

    だからこそ勝てた。

    そう、ギリギリであった。

  • 5541◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 18:59:29

    蜂の巣の地下では、再構築の兆しが蠢いていた。
    知性の核は破壊された。だが、巣の本能は死んでいない。

    再び、風は起きるかもしれない。

    だが――それはまた別の戦いだ。

    今はただ、一人の少年が拳で“嵐”を止めたという物語が、砂に刻まれた。

  • 5551◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:00:07

    以上
    ハチさんブンブン

  • 556二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:02:58

    まさか金子が勝つとは思わなんだ

  • 557二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:04:07

    スレスレの駆け引きだったなあ…
    この後仲間と毒抜くのに四苦八苦しそう

  • 5581◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:05:00

    また安価5つお願いします

  • 559二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:06:54

    >>557

    私立魔法学園には(人生に)トドメ差してくる保健委員と死者蘇生できる生徒がいるのでおそらく死にかけながら毒抜きしてもらうでしょう

  • 560二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:07:47

    名前:バイオスライムV号
    年齢:2ヶ月
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:高圧電流、流体化
    能力概要:常に内側から輝き小さな電気的怪音を発生させているスライム、体内にデンキウナギのような発電器官が備わっており、それにより肉体が常に帯電しているので接触した相手に一瞬で1〜10万ボルトの電撃を浴びせ直接相手の体内を焼いたり電撃を帯びたブレスによって相手を痺れさせる事ができる
    その他にもスライム種の特性として流体化による物理ダメージ軽減能力を持っており、これにより近接攻撃に対しては流体化によるダメージ軽減からの電撃によるカウンターという戦法を扱える
    弱点:最大威力の放電を使っている間は自身も痺れるため動けずさらに肉体が硬直してしまい流体化も維持できない上に最大威力での放電を行なった後は発電器官がしばらく使えなくなり、身体を動かすための電力の不足により体の輝きは鈍り、もとよりあまり俊敏でもない動きがさらに鈍重になってしまう
    ちなみに水中など電力が体から意図せず抜けていってしまう場所も苦手

  • 561二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:08:26

    名前:盲打ち佐久間
    年齢:25
    性別:男
    種族:幽霊
    能力:霊体、射撃
    能力概要:何も見ずとも,直感のみで空間の全てを把握する異能じみた射撃の天才として知られた兵士の霊。幽霊であるため、飛ぶもすり抜けるも自由自在。自信家だが油断しない性格。
    弱点:攻撃手段は自身の38式歩兵銃に限定される。

  • 562二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:08:53

    名前:ジルボルガ
    年齢:3ヶ月
    性別:なし
    種族:怪獣
    能力:空想
    能力概要:6歳の少年,西田健斗君の空想の怪獣が具現化した存在。ティラノサウルスの頭,ゾウの足,クワガタの顎など複数の生物の部位が出鱈目にツギハギされた60メートルの巨体と,圧倒的な運動能力,全身から放つ雷等の力を持つ。ジルボルガは健斗君の想像がある限り滅びず,拡張,進化を続ける。
    弱点:健斗君の想像力が弱まれば怪獣も弱まり,無くなれば消失する。

  • 563二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:09:13
  • 564二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:09:39

    名前:シファ
    年齢:12
    性別:女
    種族:人間
    能力: カリキキ病
    能力概要: 粘膜から石綿が際限なく発生する奇病カリキキ病の最後の罹患者。カリキキ病に対する極めて強い耐性を持っていたため住んでいた村の人間全員が息絶えても生き延びていた。間接的、直接的に関わらずシファを認識するだけでカリキキ病が伝染し,肺,喉,目,鼻が石綿で覆い尽くされる。
    弱点: 衰弱した体力

  • 5651◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:10:09
  • 5661◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:11:14

    スライムぇ…

  • 567二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:11:36

    埋まるのはっやいwww

  • 568二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:12:06

    機械は電気に弱そう…これはバイオスライム有利か?

  • 5691◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:32:23

    題名『静電の軌道、鋼鉄の威光』

  • 5701◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:33:08

    砂嵐の止んだ、焦土の峡谷。
    地に染み込んだ電磁気の気配と、焼け焦げた金属臭が辺りに漂う。

    **高速装甲歩兵《ガシャドクロ》**が、沈黙を破って起動する。

    「敵性反応……微弱電磁波、存在確認」

    巨大な躯体が軋みを上げる。
    骸骨を模した頭部、その眼光は熱線のように周囲を掃く。
    そして、見えざる敵を確かに捉えた。

    小さく、そして滑らかに。
    微かな液体のうねりが地を這い、草一本残らぬ荒野を滑る。

    バイオスライムV号——
    流体の体内でチリチリと電流が蠢き、獲物を撃つ準備を整えていた。

    互いに言葉など必要ない。
    始まりはただ——殺意の交換。

  • 5711◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:33:25

    両腕の指先が割れ、超小型機関銃が弾を吐く。
    着弾の爆風が地面を穿ち、砂が噴き上がる。
    だが、そこには既に何もない。

    バイオスライムは弾道を見切っていた。
    液状の体を地を這わせ、地中に僅かに潜り、
    最短の経路で、敵の懐へ。

    だがガシャドクロは演算済みだった。

  • 5721◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:33:50

    「接近戦……迎撃処理」

    ガシャドクロの右腕が唸る。内部構造から剣が生えるように伸び、空気を裂いた。

    刃が地面を裂く。
    だが、スライムは刃をすり抜ける。
    流体の身体が分裂し、接触の瞬間に自身を水蒸気のように希釈させて回避。

    そしてそのまま跳ね上がり、胴体へと——接触。

  • 5731◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:34:02

    1万ボルト。
    3万ボルト。
    5万ボルト。

    スライムがガシャドクロの装甲の隙間から電撃を注ぎ込む。
    機械の動作が僅かに鈍る——だが、まだ止まらない。

    「損傷軽微、熱拡散処理完了」

    冷却機構が作動し、放電を打ち消す。
    そして、

  • 5741◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:34:19

    ガシャドクロの口部が開き、内部から白熱の光線が放たれる。
    スライムの一部が蒸発する。

    悲鳴はない。
    しかし、確実にその質量は削れた。

  • 5751◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:34:33

    スライムは速度を落としつつも再び接近を試みる。
    だが発電器官の一部が損傷し、電撃の強度が落ちている。

    一方のガシャドクロも、装甲内に入り込んだ電気の影響で、火器切替にタイムラグが生じ始めていた。

    動きの鈍った両者。
    それでも、どちらも一歩も引かない。

    そして——

  • 5761◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:34:50

    スライムは最後の放電のため、内部の発電器官を最大限活性化。
    それは、自身を焼き焦がす危険と引き換えの自爆的電撃。

    対するガシャドクロは、その瞬間を計算していた。
    手のひらに仕込まれた最後の兵装、マイクロEMP弾を起動。

    「爆雷、展開」

    ——激突。
    一瞬の閃光。

    スライムは完全硬直、体表が焼け焦げ、液状を維持できなくなって崩れる。
    だがガシャドクロも、EMPの副作用と放電の余波で主要部位がショートし、制御不能に陥る。

    二つの異形が、沈黙する大地に並んで、沈む。

  • 5771◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:35:27

    以上
    両者、相打ち

    スライム君はベストバウト製造マシーンですな

  • 578二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:40:51

    すっかりスレの常連と化したスライム君

  • 579二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:41:38

    スライムくんの成長が楽しみになってきた今日この頃

  • 580二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:42:36

    計四回戦闘
    1勝1分2敗
    最多記録

  • 5811◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 19:47:46

    また安価5つお願いします

  • 582二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:48:27

    名前:倉茅 晴子(くらがや はるこ)
    年齢:24
    性別:女
    種族:人間(ロリ狂い)
    能力:ロリ探知センサー
    能力概要:微量なロリの気配を探知し、体力全回服(自己催眠)とフィジカルMAX強化(自己催眠)を行う。ロリがそこにいるという錯覚まで起こし、勝手に相手以上の強さになる。
    相手の年齢が10より下か見た目が子供の場合は無理矢理にでも拐う。新手の妖怪。

    天性のロリ狂い。逮捕歴あり。
    弱点:強いて言えば警察

  • 583二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:49:50

    名前:御堂院 識(みどういん しき)
    年齢:18
    性別:女性
    種族:人
    能力:御堂院流法術
    能力概要:神通力を使った陣を作り出し様々な術を発生させる
    術式【緋】温度や形質を自在に操作可能な焔の顕現
    術式【碧】高い硬度を持つ氷の生成
    術式【櫨】大規模な落雷を起こす
    弱点:本人は神通力による防御こそあるがあくまで人であるため反応速度や肉体強度は低い

  • 584二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:51:47

    名前:キャプテン・バルバロッサ
    年齢:65
    性別:女
    種族:海賊
    能力:船長特権
    能力概要:号令一つでフィールドを海に変え配下の大船団を呼び出す
    弱点:本人は銃器に習熟していて絶対に弱音を吐かない精神性を持つだけのロリババア
    人魚の肉を食って若返っているため舌足らず

  • 585二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:53:45

    名前:盲打ち佐久間
    年齢:25
    性別:男
    種族:幽霊
    能力:霊体、射撃
    能力概要:何も見ずとも,直感のみで空間の全てを把握する異能じみた射撃の天才として知られた兵士の霊。幽霊であるため、飛ぶもすり抜けるも自由自在。自信家だが油断しない性格。
    弱点:攻撃手段は自身の38式歩兵銃に限定される。

  • 586二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:53:59

    名前:シファ
    年齢:12
    性別:女
    種族:人間
    能力: カリキキ病
    能力概要: 粘膜から石綿が際限なく発生する奇病カリキキ病の最後の罹患者。カリキキ病に対する極めて強い耐性を持っていたため住んでいた村の人間全員が息絶えても生き延びていた。間接的、直接的に関わらずシファを認識するだけでカリキキ病が伝染し,肺,喉,目,鼻が石綿で覆い尽くされる。
    弱点: 衰弱した体力

  • 587二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:59:01

    >>351

    頼む!!

  • 588二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 20:02:39

    >>298

    今度こそ!

  • 589二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 20:03:04

    安価は五つまでよ

  • 5901◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 20:04:54
  • 5911◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 20:09:26

    まぁ長いこと選ばれてない子は今日の9時くらいに投票やるんでその時に期待ですね

  • 5921◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 20:32:06

    題名『灰に咲いた銃声』

  • 5931◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 20:39:09

    風がない。音もない。
     灰の降り積もった村。小屋の骨組みと柱だけが地面に突き立ち、まるで墓標のように静かだった。

     そこに、ひとりの少女がいた。
     十二歳のその姿は、薄い布切れをまとい、むせかえるほどの白い粉塵にまみれていた。
     口元には笑み。目は、焦点を結ばない。

    「また来たの……?」

     灰を踏む音もなく、ひとつの影が降り立った。
     38式歩兵銃を肩に担ぎ、軍服を思わせるぼろ布を纏うその幽霊は、盲目の射手だった。

  • 5941◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 20:39:42

    その名を――盲打ち佐久間。

     眼は空洞。だが空間全てを見渡すような余裕がある。

    「この村……ずいぶんと、静かだ。死者の声すらしねえ」

     彼の銃口が、少女の額へと向けられる。
     だが少女は微動だにせず、逆ににっこりと微笑んだ。

    「もう、全部、終わってるから。ここではね」

    「……俺は、“まだ”終わってねえさ」

  • 5951◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 20:40:07

    次の瞬間、銃声が響いた。

     ――パァン!

     佐久間の銃弾が灰を散らし、彼女の胸を撃ち抜いた。
     しかし、少女は倒れない。血が流れない。代わりに、白い煙が溢れ出た。

    「ふふっ……ねぇ、知ってる?」

     シファの声が灰を伝って染み込んでくる。
     その声に耳を傾けた瞬間、佐久間の霊体がわずかに揺らいだ。

  • 5961◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 20:40:23

    「わたしのこと、知っちゃった。もうだめだよ」

     肺が焼けるような感覚。
     喉に詰まる異物。
     耳にこびりつく、石綿のようなざらつき。

    「なるほどな……これは……病か。声で、か……認識で?」

     だが、佐久間の構えは崩れない。
     亡霊となった今、肉体の痛みはすでに無縁だった。

    「死者に病は効かねぇ。俺はな……“殺される理由”を探してるだけなんだよ」

     そして、もう一発。
     ――パン!
     今度は腹。だが、またも白煙が上がり、シファは立ち尽くす。

    「すごいね……でも、わたし、死なないんだよ?」

    「俺もだ。……なら、どっちが先に“壊れるか”だ」

  • 5971◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 20:40:39

    佐久間が歩を進める。
     狙いも、照準も必要ない。彼にとって世界は座標の集合だ。
     風の揺れ、灰の落ち方、鼓動の消える順番。そこから全てを撃ち抜く。

     至近距離、三発目。
     右肩を吹き飛ばすように見えた一撃で、少女の右腕が砕け、白煙が村中を覆った。

    「じゃあ……」

     少女は、笑った。

    「もっと、近づいてくるの?」

     その瞬間、佐久間の視界が白で塗り潰される。
     病の濃度が限界を超えた。

     耳が割れ、咳が止まらない。
     霊体である彼ですら、世界との結びつきが軋み、崩れていく。

    「クソが……それでも……」

     歩く。
     一歩。
     二歩。
     そして、四発目。額を撃ち抜く。

  • 5981◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 20:40:55

     シファの顔に、穴が空いた。

     けれど彼女は、倒れなかった。
     代わりに、微笑んだ。

    「ねぇ……なんで、撃ったの?」

    「……さあな。理由があった気もするし、なかった気もする」

    「じゃあ、もう、おしまいだね」

     最後の灰が降る中で、佐久間の霊体が崩れ落ちる。
     銃がカランと音を立てて、灰に沈んだ。

  • 5991◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 20:41:12

     だが、その霊体は消えず、残った。
     おそらく、彼も“病に囚われた”のだ。
     死者の霊にさえ届く病、カリキキ。
     それは、世界の認識のなかで感染し続ける。
     それを知る者がいる限り――

  • 6001◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 20:41:43

    以上
    くそ強そうなスナイパー、やばい奇病により理不尽死(二回目)

  • 6011◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 21:01:04

    https://tasuketsu.com/vote/X5iBM95jDbafhr5Evb8P


    選出されてるやつは複数回安価されていても当てられていないかつ主の記憶に残ってる子達です

    一旦21:30までの予定です

  • 602二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 21:04:28

    認識だけで感染して死者にも効くのやばいな

  • 603二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 21:07:27

    >>602

    佐久間くんも弱いわけじゃなくて的確に致命傷負わせてるのがひどい

    効いてないけど

  • 604二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 21:19:29

    今のところは供犠塚とジャムかな?
    生贄系少女と熱血ロボット野郎は人気だからねしょうがない

  • 6051◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 21:30:27

    終了

  • 6061◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 21:32:40

    供犠塚vsロア

    神かぁ…嫌な予感がするぜ☆

  • 607二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 22:03:07

    初日のメンツが人気出そうなやつら多かった印象

  • 6081◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 22:39:48

    題名『《緑の神、血の巫女』

  • 6091◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 22:40:16

    森は静寂に包まれていた。

    だが、神の森が、呼吸を変えた。
    一歩――踏み込んだだけで。

    その歩みはあまりに静かで、だが“神性”が揺らぐほどに異質だった。
    供犠塚 徒禍。十三の少女。
    自らの肉体を供物として奇跡を引き出す、狂気の巫女。

    彼女の存在は、自然の摂理にとって“毒”だった。
    その毒が神域へ踏み込んだ瞬間、世界の免疫反応が始まる。

    「……わたしを、殺しにくるの?」

    風が揺れる。花が咲き乱れ、空間が裂けるように現れたその姿は、

  • 6101◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 22:40:39

    自然の全てを束ねる女神――ロア。

    草花の王冠、蝶の羽衣、雨と土の瞳を持つ少女の姿。
    されど、その一瞬の咳き込みだけで、百の花が咲き、千の虫が生まれ、万の葉が揺れる。

    それは全生命を抱く母であり、存在する自然すべての絶対支配者。

    「血の匂いが濃い。生贄の少女。……あなたは“在ってはならない”。」

  • 6111◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 22:40:55

    「……それでも、わたしは」

    徒禍は、爪を一つ、静かに剥がす。
    声もなく血が落ち、地に奇跡が咲く。

    ――光輪(オーラ)結界・壱式
    ロアの足元まで伸びた根を、瞬時に灰へと還す。

    だが、次の瞬間。
    森が、唸った。

    「……お喋りな草木たちが、あなたを“殺せ”と囁いている」

    大地がひっくり返る。
    大気圏を超えて屹立する木柱がいくつも出現し、
    天蓋が落ちるように徒禍の周囲を囲んだ。

    「“自然”は慈悲じゃない。均衡を崩す者を、淘汰する――それが神の仕事」

  • 6121◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 22:43:52

    徒禍の腕が折れる。骨を砕き、彼女はもう一つの奇跡を呼ぶ。

    ――浄化の大破(だいは)・弐式
    天より聖なる流星群が落ち、木柱を焼く。
    それは神域の空をも焼き焦がし、空気を輝かせた。

    だが。

    それすら――ロアの緑に“喰われた”。

    「“あなたの火”では、森は燃やせない」

    緑が天を修復し、光を飲み干す。
    次の瞬間、徒禍の周囲には数百の毒花と殺草が咲き乱れ、
    一歩踏み出すたびに毒と根が少女の血を求めて地を這った。

  • 6131◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 22:44:30

    「……“腕の骨”じゃ足りないのか」

    徒禍は、肋骨を捧げた。
    自らの胸を割り、心臓に触れかけるその刹那、
    世界の法則が“反転”する。

    「“わたしの死”で、自然よ、沈め」

    ――断罪の供犠・最終式

    しかし。

    それを許さぬ者が一人いた。

  • 6141◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 22:44:57

    ロアは少女の前に立ち、そっと手を差し出した。

    「やめなさい」

    彼女の手のひらから、万象を戻す緑の光が放たれ、徒禍の身体を止めた。
    心臓の震えを抑え、骨の崩壊を封じる奇跡。神の手。

    「――お前がここで死ぬと、この森が千年かけて飲み込む血が要る」

    「死は、再生の種じゃない。自然は、無辜な犠牲の上に咲かないの」

    徒禍は黙って涙を流した。
    自らを削ることでしか世界に寄与できないと思っていた。

    それを、神が否定した。

  • 6151◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 22:45:17

    ロアは静かに言った。

    「わたしは“許す”。生贄の少女、あなたの在り方を」

    「だが、もしも……自然を壊す奇跡を再び選ぶのなら――その時は、わたしがあなたを摘み取る」

    少女は頷いた。
    指先から落ちた血が、一輪の花を咲かせる。

    それは決して、供犠では咲かないはずの花。

    世界に、最初の“理解”が芽吹いた瞬間だった。

  • 6161◆ZEeB1LlpgE25/06/29(日) 22:46:42

    以上
    やっぱ神は強えや

  • 617二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 22:48:15

    大地母神感がすげぇやロア

  • 618二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 22:49:11

    供犠塚ちゃん転職してロアの巫女になったほうが幸せやない?

  • 619二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 22:50:42

    このロリにバブみをかんじた

  • 620二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 22:52:17

    やっぱ強いスね
    神は

  • 621二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 23:13:55

    供犠塚ちゃんの過去が見てぇ…

  • 622二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 23:18:10

    徒禍ちゃん…ここから幸せになってほしい

  • 623二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 00:05:19

    今日はこれで終わりですか?

  • 6241◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 07:00:37

    >>623

    すいません寝落ちしておりました


    安価5つお願いします

  • 625二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 07:05:59

    名前:倉茅 晴子(くらがや はるこ)
    年齢:24
    性別:女
    種族:人間(ロリ狂い)
    能力:ロリ探知センサー
    能力概要:微量なロリの気配を探知し、体力全回服(自己催眠)とフィジカルMAX強化(自己催眠)を行う。ロリがそこにいるという錯覚まで起こし、勝手に相手以上の強さになる。
    相手の年齢が10より下か見た目が子供の場合は無理矢理にでも拐う。新手の妖怪。

    天性のロリ狂い。逮捕歴あり。
    弱点:強いて言えば警察

  • 626二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 07:16:13

    名前:バイオスライムVI号
    年齢:11ヶ月
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:脳寄生、テレパシー
    能力概要:ヒトの脳に寄生する液状生命体であり群れ全体で思考を共有し集団で行動する性質を持つ
    主な攻撃及び繁殖の手段としては自分達の思念を共鳴、増幅させてテレパシーで敵にぶつけて昏倒させた後に自身の分裂体を相手の肉体に流し込み寄生させ自身の群れに加えるという戦法を用いる
    またテレパシーの通用にくい相手への対策としてテレパシーにより周囲の鳥や獣、一般人の脳を操作して肉体のリミッターを外してから突撃させるという手段も保有している 卑劣!
    弱点:強靭な精神力を持つ相手や機械などの精神構造が人間とは違う相手にはテレパシーが通用しにくく、そもそもテレパシーの行使は集団で脳にかかる負荷や必要な能力のリソースを分割しているため仲間と引き離された状況など単体であれば脳および脳に寄生しているスライムに負荷がかかりリソースも不足するためテレパシーが使えなくなる
    またそもそもこのスライムは寄生生物のため寄生する肉体が無ければ生きていけず、生物に寄生し繁殖する時はこのスライムの脆弱な肉体が露出し完全に無防備になる

  • 627二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 07:26:18

    名前:ゴールド・F・パイレーツ
    年齢:20歳
    性別:男
    能力:黄金化、黄金生成、黄金操作
    能力概要:触れたものを何であっても黄金にし黄金を生成し黄金を操作する。
    この黄金は不朽不壊で例え神の干渉があろうと壊れない。
    黄金を伝っての高速移動や黄金間でのテレポートなど移動にも強い
    武器なども作れるので槍を作って戦う
    弱点:黄金化に制限はないが黄金生成、黄金操作ができる量には限りがある

  • 628二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 07:35:38

    >>627

    種族書き忘れた。人間

  • 629二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 07:49:56

    名前:未定
    年齢:0秒〜創世から
    性別:全性別
    種族:神を除くすべての種族
    能力:増殖、吸収、適応、変化
    能力概要:自分のありとあらゆる部位を増殖させることができる。これの応用により自分自身を大量に増殖し現在のストックはほぼ計測不能の領域に片足を突っ込んでいる。相手を食すことにより相手のありとあらゆる特性を持った個体を増殖可能。また自分自身をその特性に適応させることですべての自分に付与することもできる。
    無限の試行を繰り返しいずれ神に至ろうとする外れ値
    弱点:ストックをしている個体を倒すと内部のストックごと一気に死ぬ上に一番最初の未定を倒すと瓦解し始める。

  • 630二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 08:29:32
  • 6311◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 08:40:03
  • 632二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 08:42:37

    スライムくんだぁぁぁぁぁぁ

  • 6331◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 08:44:39

    またやばそうなのが相手になってしまったバイオスライム君
    果たして最新機の意地を見せれるか!

  • 634二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 08:47:11

    >>633

    そういえば他人の前キャラを参加させるのってありなんですか?

  • 6351◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 08:49:08

    >>634

    その人が嫌と言わなければいいですよ

  • 6361◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:12:42

    ちょっとですね
    最近AIくんがラグ過ぎて1つの読み込みに10分くらいかかってます
    すいません

  • 6371◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:27:56

    今回は二本立てのようです
    題名『群脳戦線 - テレパシック・コロニー vs 増殖する外れ値』

    題名『侵食する外れ値 - The Undeclared War』

  • 6381◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:29:09

    地下神殿――
    柱は崩れ、神の名も忘れられた遺跡の奥に、蠢く気配があった。
    それは風の音もない沈黙の空間に、不気味なさざ波のように広がっていた。

    “バイオスライムVI号”。
    千の意思、万の声が混線し、だが一つの意志としてそこに在った。
    砂の上を滑るようにして這い寄る。それは感知不可能な気配であった。
    この地に紛れ込んだ“侵入者”を葬るために。

  • 6391◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:29:27

    “敵性存在、確認。強度不明。種属分類不能。知覚、困難。”
    テレパシーによる探知網が、未知の何かを感知した。

    そのとき、沈黙がゆっくりと崩れた。

    ――音が、形を持って現れたかのようだった。

    視界の中に、ゆっくりと“存在”が形をとる。

    “未定”。

    皮膚の質感は人間のようで、次の瞬間には獣のようで、
    また次の瞬間には水母のような半透明に変わっている。

    「…ああ、いたのか。今までにない“神経網”。それは良い。私の空白に、ぴったりだ」

    声ではない、声だった。
    テレパシーではない、思考だった。

  • 6401◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:30:53

    VI号は即座に反応する。
    ≪警戒――全群集中、対象思念体を崩壊させる≫

    一斉に放たれる精神の斉射――バイオスライムVI号が誇る群脳の咆哮。
    それは人間なら一瞬で脳がショートし使い物にならなくするような超越的な“精神衝撃”だった。

    しかし、“未定”は、笑った。

    「なるほど。君たちは“繋がっている”のか。だったら、一つだけ奪えば、全てがわかる」

    **ドクン――**と音を立てるように、未定の右腕が“膨れ”、
    そのまま液体のような突端が、空間を超えてVI号の一端に触れた。

  • 6411◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:31:25

    その瞬間、VI号の一体が“未定”に吸い込まれた。

    「――解析完了。テレパシー、群れ行動、精神共鳴。興味深い、極めて脆い。」

    VI号の群れが震えた。彼らの神経網に“未定”の精神が入り込み、
    それぞれの思考が未定に“読まれ”、模倣され、構築され、そして侵蝕された。

    ≪警告:同一波長の異種知性体侵入。排除不能。思考汚染――進行中≫

    「では、返そうか。君たちの声で、君たちを“説得”してみよう」

    未定が口を開く。VI号の群れ全体に響く“声”は、VI号自身のものであった。
    完全な複製。思考、構造、恐怖までも含めた“完璧な模倣”。

    ≪……自身との自己対話ループ検出。≫
    ≪……目的不明。動作、停止。≫

    それは戦闘ではなかった。

    それは群れが自ら“折れた”瞬間だった。

    思考の中枢が崩れ、各体が個に戻る。個に戻ったスライムたちは、思考力を喪い、
    次の瞬間、未定の“触手”にすくい上げられ、吸収された。

  • 6421◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:31:48

    VI号の最後の個体が崩れる時、未定は呟いた。

    「ありがとう。とても、良い味がしたよ。精神という名のスープは、私の心を潤してくれる」

    その瞬間、未定の皮膚がわずかに光を放った。
    それはテレパシーによる共鳴器官の形成の兆し。

    未定はさらに“神”に近づいた。
    それを知る者は、誰もいない。

    静寂は再び神殿に戻る。

  • 6431◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:32:36

    『群脳戦線 - テレパシック・コロニー vs 増殖する外れ値』
    以上
    『侵食する外れ値 - The Undeclared War』
    開始

  • 6441◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:32:54

    静寂の神殿にて、未定は立っていた。

    その肉体は、もはや種族という分類を拒絶していた。
    筋肉と液体と金属と影と神経が、滑らかに混ざり合い、
    蠢くたびにその構成が“最適化”されていく。

    VI号との戦闘で得た“群れ”の知性は、
    未定の中でただのデータとして蓄積されず、
    “本質”へと至る演算を加速させる神への射程になった。

    彼の思考が、初めて“世界”という概念を明確に対象にする。
    彼はそれに「名」を与えた。

  • 6451◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:33:18

    「空白(ディグニタス)。私のものになるといい」

    その瞬間――未定の内部にいた数兆の個体が動いた。
    それぞれがすでに地上・空中・海中・人間の都市に紛れていた。
    増殖された“自分”たちは、完全に“個”でありながら“同時に一”だった。

    地表で、
    ある村の子供が急に笑い出す。次の瞬間、彼の顔から未定の触手が生える。
    村人が駆け寄るが、彼女たちの精神は既に未定のテレパシーに共鳴していた。

    空中で、鳥の群れが一斉に北へ向かう。
    未定の個体が彼らの脳を乗っ取り、“大空からの観察者”として空に散る。

    都市で、人々の“夢”の中に未定が侵入する。
    その意識下に彼は潜り込み、“自分を正しい”と思わせる。

  • 6461◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:33:50

    「君たちが欲しいと思っていた自由。ほら、それはもう、手に入っている」

    抵抗はあった。
    各国の結界術師、異能者、古代遺産の自律兵器。
    だが未定は戦わない。混ざるのだ。

    抵抗を吸収し、模倣し、再利用し、世界に“未定の理”を上書きしていく。

    地平線の彼方、
    火山の噴火のような轟音とともに、
    ある山脈全体がゆっくりと液状化し始めた。

    その中から、未定の“複数の自己”が浮上していく。
    その顔は人間のもの、獣のもの、骨のもの、
    そして“かつて未定に敗れた者たちの顔”だった。

  • 6471◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:37:05

    「彼らは、私の礎だ。悲しむことはない。全ては私になる」

    未定による“世界の再定義”が始まった。

    誰もそれを“侵略”とは呼ばなかった。
    あまりにも静かで、あまりにも根本的だったからだ。

    “死”も、“破壊”もない。
    あるのはただ――
    “一致”だった。

  • 6481◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:39:38

    ――――世界のどこかにて

  • 6491◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:43:22

    未定の軍勢があらゆる戦場を呑み込む中、ただ一筋の黒が立っていた。
    それは孤独の剣。全てを斬り離す存在。

    「貴様がすべてであるなら、私は何にも属さぬ者だ。孤高、断絶、そして――剣だ」

    未定が何十万という“剣神の模倣”を放つ。
    だが、本物は一度も剣を抜かなかった。

    手刀ひとつで、模倣は崩壊し、
    未定の集積知能は“剣神という概念の読解不能”という誤算に苦しむ。

    シュバルツは名乗らぬ。語らぬ。
    ただ斬る。模倣も演算も意味を失わせる速度と確度で。

    「神の咽喉を裂く剣は、剣の形すら取らぬ」

  • 6501◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:43:47

    彼は、未定に斬られながら、未定を斬った。
    破片となった未定の群れが問いを投げる。

    「なぜ、お前は死なない?」

    「死に損ねてるだけさ」

    笑っていた。血を吐き、骨を折り、肉を削がれても。

    未定の模倣体が叫ぶ――
    “その痛み、その狂気、その意志はどこから来るのか”

    「刀を振るうってのはよ、魂を全部ぶち込むってことだろ?」

    魂だけは模倣できない。

    未定の中に、**“無限に適応できない因子”**が浮上する。
    それは“彼そのもの”だった。

    「なあ未定。お前……俺になれないんだよ」

  • 6511◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:44:23

    未定の無数の分身が襲い来る。
    だが絶景は一歩も動かず、周囲の“境界”をねじ曲げた。

    空と地面の境界がぼやけ、風景が波打つ。
    未定の群れが地から浮かび上がり、手応えを失い、軌道を狂わせる。

    ファルスムーンは絶景の背に跳び乗り、口を大きく開けて叫んだ。

    「お前ら、笑えないんだろ?
     アタシ達の世界は、こんなつまらない終わり方しないって!」

    ファルスムーンの笑い声が震え、
    未定の複製たちは揺らぎ、崩壊する。

    絶景の魔法は未定の増殖の境目を断ち切り、
    ファルスムーンの笑いは侵食の終焉を告げた。

  • 6521◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 09:44:42

    以上
    ~fin~

  • 653二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:46:26

    なんかオールスターが始まってる…!

  • 654二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:47:58

    少なくとも絶景とシュバルツは参戦してた

  • 655二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:48:38

    >>650

    刀……一刀斎では

  • 656二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:49:43

    多分この裏でも飲まれながら戦ってたやつらとか居たんやろな

  • 657二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:52:48

    桃姫はたぶんデファースと彼氏とアハハウフフ(幻覚)してた

  • 658二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:53:09

    デウス・エクス・ピエロきたわね
    すっかり絶景と仲良くなって

  • 659二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:55:29

    なぜか桃姫は生き残ってる気がする
    オリジンパイセンも生きてそう
    他は…怪しいなぁ

  • 660二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:57:37

    今まで出てきた奴らがこの裏で戦ってるとしたらそれを見てみたいな

    これ他には誰が生き残ってんだろ、ロアとかチコマワセル辺りも生きてそうだけど

  • 661二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 09:57:53

    ヤンデレパワーは不滅だからな

  • 662二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:00:25

    未定が完全にこのスレのラスボスと化している…
    いいぞもっとやれ

  • 663二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:02:05

    未定ってチェーンで縛れるかな?

  • 664二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:13:36

    未定VSThe Manあたりは勝手に戦え!
    みたいな惨状になりそう

  • 665二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:14:56

    こういうオールスターはいいな、もっと見たい

    もっとこのスレで出てきた上位存在や能力者たちが大量の未定と戦ってる絵面が見たい

  • 666二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:19:49

    バイオスライムⅥ号くん強そうだったなぁ

  • 667二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:20:08

    リベンジマッチを所望

  • 6681◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 10:31:01

    やりたいマッチアップとかあったらどうぞ

  • 669二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:33:58

    やっぱり花香くんにはこれくらいがいいと思うんです
    桃姫VS花香

  • 670二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:35:16

    上位存在には上位存在をぶつけんだよの精神でロアと絶景

  • 671二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:35:21

    The man VS 未定

  • 672二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:38:50

    オリジンvs未定

  • 673二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:39:57

    スライム最強決定戦ってアリですか?

  • 674二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:40:23

    チコマセワルVSロア

  • 6751◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 10:57:35

    >>669

    >>670

    >>671

    >>672

    >>673

    >>674

    大盤振る舞いってことで3つ

    dice3d6=3 3 3 (9)

    >>673

    もちろん

  • 6761◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 10:58:13

    >>675

    そんなことある???

    dice3d6=4 2 3 (9)

  • 677二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:59:23

    奇数揃いじゃん(パチカス並感)

  • 6781◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 11:03:01

    うーん
    スライム最強決定戦と花香vs桃姫が気になるところではあるが
    未定のやつと上位存在バトル

  • 679二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 12:13:26

    未定はまさにウイルスって感じだな

  • 680二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 12:14:25

    ここの考察スレって立ててもいいのかな

  • 681二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 12:17:57

    >>680

    どんな考察するの?

  • 682二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 12:18:52

    >>681

    戦闘後の話とか

    こことここが戦ったらどうなるのとか

    過去がほのめかされてるやつもいるし

  • 6831◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 12:19:47

    >>680

    別にいいですよ


    あとちょっとでできそうなんでお待ちを

  • 684二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 12:21:01

    >>682

    ほへー確かに気になる子いっぱいいるね

  • 6851◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 12:21:35

    題名『黄昏に咲く断絶』

  • 6861◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 12:21:54

    黄昏。
    陽の落ちきらぬ空が紫と金に滲み、大地の緑を揺らしていた。
    そこにひとり、花の輪の中に佇む少女がいた。歳若く見えるその姿は、けれど神の威厳を宿していた。

    ロア――自然の神。
    大地に宿り、森に息づき、草木と会話する存在。

  • 6871◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 12:22:34

    「……あなたは、この森に属さぬ。風の音がそう言っている」

    その声は幼げでありながら、風と雨と花の重さを孕んでいた。
    そして、森の端。そこにもう一つの気配があった。

    音もなく現れたのは、黒衣の人影。
    その顔は微笑みに似て、両の目には境界の霞が揺れていた。

    平等院絶景――あらゆる境界を操る存在。

    「属する、属さぬ……それもまた境にすぎない。わたしはここにいて、ここにいないよ。お嬢さん」

    ロアの周囲に咲いていた花々が、音もなく散っていく。
    境界を操るということは、**「存在そのものの線引きを解く」**ということだ。
    生命と死、内と外、自己と他者――そのすべてを曖昧にする力。

    ロアの眉が静かに寄る。

  • 6881◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 12:23:01

    「許しません……この森の命を踏みにじる者よ。自然はすべてに与えるが、奪う者には牙を向ける」

    その瞬間、大地が唸った。
    ロアの周囲に木々が立ち上がり、つる草が奔流となって絶景へと襲いかかる。

    しかし。

    「境界線は、緑と緑の間にもある」

    絶景の指がふわりと空をなぞる。
    つる草が空中で裂け、枝の群れが“境”を見失ってばらばらに消える。

    ロアが口を引き結ぶ。
    風が渦を巻き、花弁の嵐が森に吹き荒れる。
    それはただの風ではない。種子を孕んだ命の奔流だ。
    絶景が踏み込めば、その足元から蔦が巻きつき、命がその体を包もうとする。

    だが――

    「花と、わたしの違いはなんだと思う?」

    絶景の声が低く、やさしく、どこか恐ろしい。
    彼女の身体が、風のようにぼやける。

    「わたしには、どこまでが自分で、どこまでが他人かという“境界”が、ない」

    その瞬間、蔦は自分が誰を締めているのかを見失い、空気に溶けた。

  • 6891◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 12:24:03

    ロアが一歩後ずさる。

    「……あなたは……この森そのものを、否定するつもりですか」

    「否。わたしはただ、すべての“区切り”をほどいていくだけさ。善も悪も、神も自然もね」

    一瞬、森の中に浮かぶ絶景の姿が、ロアに重なって見えた。
    それは“境”が乱れ始めている証。

    「……ならば私は、命のある方に与しよう」

    ロアが両の手を掲げる。
    その手のひらに、芽吹くように広がる無数の小さな光。
    それは森の、自然の祈りそのものだった。

    ――神の恩寵、命の咆哮。

    一帯に咲き誇る花が一斉に開き、境界すら凌駕する力で絶景に迫る。
    だが絶景は、ただ微笑む。

    「美しいね。だからこそ、終わらせられるよ」

    その言葉とともに、絶景の両手が空を裂いた。
    空と地の“境”が引き剥がされ、ロアの力は空中で分離し、分解されていく。
    爆発はなかった。
    ただ静かに、ロアの足元の大地が崩れ落ちた。

  • 6901◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 12:24:19

    彼女は、地に膝をついた。

    「……あなたの……力……」

    「境を溶かす力。神すら“ひとつの区切り”だと、わたしは思ってる」

    それは完全な敗北だった。
    だが――

    絶景はロアに止めを刺さなかった。

    「君の祈りは、ほんとうに美しかった。世界が狂っても、命を慈しむ存在は、必要だ」

    ロアもまた、小さく微笑んだ。

    「あなたにも……残っているのですね、境を越えぬ……想いが」

    やがて風がやみ、境界が再び“地”と“空”を分けた。

    黄昏が夜へと溶けていく頃。
    勝敗はついていたが、その地には命が残され、絶景もまた、森を背に去っていった。

  • 6911◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 12:27:16

    以上
    初期面の貫禄を神にも見せつけた絶景

  • 692二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 12:28:12

    これとまともにやりあえる一刀斎with何?

  • 693二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 12:28:39

    >>683

    ありがとうございます!

    立ててきます

  • 694二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 12:33:03
  • 6951◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 12:55:21

    ちょっと私の端末のバッテリーがピンチなのでちょっとおやすみします
    少なくとも14:45には復活すると思うのでそれまで考察スレの方に行ったりここに設定投げちゃってください

  • 696二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 13:30:21

    このレスは削除されています

  • 697二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 13:39:41

    名前:自律突撃爆雷『ワニュードー』
    年齢:1265歳
    性別:なし
    種族:機械・パンジャンドラム
    能力:放射能 高速機動
    能力概要:体の側面に老人の顔の仮面がついた古代の鋼鉄製パンジャンドラム
    仮面の瞳から有害な放射能を放ち高速縦回転しながら敵陣に突撃して核爆発を起こす
    放射能を浴びた生物はそう遠くないうちに死ぬ
    弱点:内部プログラムの故障により自分の突撃する方向を自分でもあまりコントロール出来ない
    また核爆発攻撃は自爆技なので自分も死んでしまう

  • 698二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 13:42:27

    名前:覇修羅
    年齢:不明
    性別:両性
    種族:闇の魔法使い
    能力:【循環】【徴収】【堕天】【停滞】
    能力概要:【循環】は【徴収】にて奪い取ったあらゆる魂を思いのままに操る魔法。また、自身の回復や死者蘇生も可能だ。
    魂を弄って相手の存在を別のものにしたり、魂を潰して内側から殺/害することも出来る。
    【徴収】は触れた相手の魂を奪い取ることが出来る魔法。
    どんな相手も抵抗ができず、されるがままにコアである魂を覇修羅の手で奪われる。
    意外と身体能力が高い。
    【堕天】
    ルシファーと読む。自身の寿命を使って異形の姿をした影を呼び出す禁忌の魔法。
    【堕天】はあらゆる能力を無効化し、敵は即座に殲滅する。相手の思考を操り【堕天】にとって都合のいい人形にするが、抵抗される場合がある。その場合は即座に首をはねる。
    あまりに傲慢な魔法であるためルシファーの名がついた。
    【停滞】
    無条件に時間を止める魔法。持続時間は10秒間。一部だけ時間を止めて攻撃を防ぐバリアにすることにも使える。
    相手の心臓の時間を止めることや、相手の周りの酸素を消すことにも使える。
    一部だけ時間を止めて空を飛ぶことも出来る。

    人から魂を奪うのは死んだ曾祖母や叔母父を蘇らせて親戚みんなでご飯を食べたり遊んだりしたいから。
    そのために人間をやめ、全世界を敵に回してでも禁忌である魔法を習得した。
    葬式で触れた死体の冷たさで家族の死がトラウマになった。
    弱点:未来が怖い。

  • 699二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 13:43:40

    名前:キャプテン・バルバロッサ
    年齢:65
    性別:女
    種族:海賊
    能力:船長特権
    能力概要:号令一つでフィールドを海に変え配下の大船団を呼び出す
    弱点:本人は銃器に習熟していて絶対に泣き言を吐かない精神性を持つだけのロリババア
    人魚肉を食って若返った影響で少し舌足らずに

  • 700二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 13:48:37

    名前:ジキル博士
    年齢:32歳
    性別:男
    種族:人間
    能力:毒霧、蛮人ハイド
    能力概要:彼は医者なので自身の調合した毒霧を使って相手の動きを鈍らせ持っている手術用メスで切り刻む戦法を用いる
    また毒が通用しないなどの理由で不利になった場合自身の第二人格であり高い身体能力を持った蛮人ハイドに変身、受けたダメージをリセットして第二ラウンドに持ち込む
    弱点:蛮人ハイドはジキル博士の持っている知識を持たず、強力な破壊衝動のみで行動して理性というものがまるでない

  • 701二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 13:56:16

    名前:ジルボルガ
    年齢:3ヶ月
    性別:なし
    種族:怪獣
    能力:空想
    能力概要:6歳の少年,西田健斗君の空想の怪獣が具現化した存在。ティラノサウルスの頭,ゾウの足,クワガタの顎など複数の生物の部位が出鱈目にツギハギされた60メートルの巨体と,圧倒的な運動能力,全身から放つ雷等の力を持つ。ジルボルガは健斗君の想像がある限り滅びず,拡張,進化を続ける。
    弱点:健斗君の想像力が弱まれば怪獣も弱まり,無くなれば消失する。

  • 702二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 13:56:41

    名前:呪巫女ウェーゾ
    年齢:不明
    性別:女
    種族:人間
    能力: 祈祷、呪詛
    能力概要: 雨の精霊に祈りを捧げることで雪雲を発生させる祈祷を行い,自身は雪に隠れた上で、雪に肉を溶解させる呪詛を乗せて広域を制圧する。雪の冷たさで痛覚を麻痺させ,標的に毒の侵食に気づかせないようにするなど、策謀に長けた知性を持つ。
    弱点: 直接の戦闘力に乏しい

  • 703二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 13:58:30

    名前:バイオスライムVII号
    年齢:6歳
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:技能吸収、スライム空手
    能力概要:他者の肉体を取り込んでその相手の技術を取り込む事ができる高密度で耐久性の高いな液状肉体を持った大まかなシルエットとしては人型なスライム
    その能力によりカンフーやテコンドー、CQCに侘茶や柔道などあらゆる武術を取り込み、それを再生能力を持ち圧縮された肉体によるバネの原理での高速移動および超音速の打撃や変形により文字通り物理的に"手数を増やす"ことなどのできる自身の肉体に適応、進化させた魔技「スライム空手」を操る
    弱点:遠距離の敵や物理ダメージ無効化能力への攻撃手段を持たないため遠距離戦に持ち込まれたり物理攻撃を無効化されたりするのは苦手
    また淡白な精神構造ゆえに土壇場での成長ができない

  • 704二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 14:01:26

    名前:ゴールド・F・パイレーツ
    年齢:20歳
    性別:男
    能力:黄金化、黄金生成、黄金操作
    能力概要:【黄金化】は自身に触れた個所、触れた物体、触れた存在、ありとあらゆる自身に触れたものを黄金にする
    目に見えない霧や概念存在なども黄金化でき当然、攻撃も触れれば黄金となる
    足を強く踏み鳴らせば辺り一帯全てを黄金化出来る、黄金化は問答無用で何にでも作用する
    【黄金生成】は己の手のひらから好きなだけ黄金を生み出せる力。
    【黄金操作】は生み出したり黄金化した黄金を自由自在に操る力
    人型にして特攻させたり武器を生み出したり相手を貫いたり黄金の上を光の速度で移動したりとやりたい放題できる
    黄金間を自由にテレポートしたり黄金の大波で相手を押しつぶす、純粋に防御で使うなど多彩な使い方がある
    また基本的に彼の黄金は例え神であってもどうこう出来ない不朽不壊の物体
    歪むことも朽ちる事も壊れる事も奪われる事も無い絶対の黄金
    そして彼の黄金に触れればそれすらも黄金となる
    弱点:黄金化に制限はないが黄金生成の黄金の生成量、黄金操作で操れる黄金の量には限度がある

  • 705二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 14:12:06

    名前:血汐涙(ちしお るい)
    年齢:16
    性別:女性
    種族:半人半鬼
    能力:変幻
    能力概要:鬼の血筋に由来する変身能力を持つ。鳥獣や魚だけでなく龍や巨人にまで変身できるほど。そのため変身の領域を超えた“変幻”の能力と呼ばれている。
    弱点:変身しればするほど、それも高度な変身をするために人間部分が磨耗し自我が崩壊しかけてしまう。磨耗した精神を回復をするため毎日のように彼氏と愛し合っている。仮に彼氏が死んでしまえば彼女は本物の鬼に変貌するだろう

  • 706二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 14:12:23

    このレスは削除されています

  • 7071◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 14:29:02

    復活
    題名『胎動の果て、恐怖の原像』

  • 7081◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 14:30:21

     森の奥深く、時の流れが途絶えたかのような静寂の地に、それは現れた。

     先にいたのは、「未定」。
     その姿は無数。目の前に立つ一体は原初の仮面を被り、数多の複製たちが背後の闇に溶けるように蠢いていた。
     その存在は、神の不在を埋めるために生まれた外れ値。終わりなき適応と増殖を繰り返し、あらゆる存在を「自身」に書き換えてきた意志の集合体。

     そして向かい合うもう一体――

  • 7091◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 14:30:37

    白い裸体、肉体という概念を超えた造形。光を孕む胎児のような美しさを備えた人造の神の似姿。

    「The Man」と呼ばれた存在。
     完璧ゆえに誤差なき。完全であるがゆえに、他を必要とせぬ絶対の独立体。
     それはまだこの世に「誕生していない」ゆえ、どこにも属さず、ただ漂っていた。

    「……キミか。『わたし』を模倣しようとする、成り損ないの果て。」

     未定の声は、すべての声帯を持つものの共鳴だった。
     男とも女ともつかぬ声。数億の自己の統合が放つ、確信に満ちた宣言だった。

     一方、The Manはその声に応えない。
     まるで、語るべき言語が必要でないと信じているかのように。

     だが、次の瞬間。

  • 7101◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 14:31:02

    未定が歩を進めた。
     その動きは、数億の己を踏み台とし、最適解を導き出した神速の歩法。
     空気が裂け、風が悲鳴を上げる。

     The Manの目が、その白い顔の奥でわずかに動いた。
     何かを「認識した」のは、それが初めてだった。

     未定の右腕が変異する。
     白亜の触腕、剣、花、火、獣、音、概念すら混ざった複合武器が、The Manの肉体を斬り裂いた。

     ──だが。

     The Manの身体は再生する。完全であるがゆえに。

     未定は笑う。

    「それでこそ、『楽しい』。だが――“不完全”でなければ、進化はできないんだよ」

     次の瞬間、未定は己の分体を空間ごとねじ曲げて「内部」へと侵入した。
     完璧であるがゆえ、The Manは自らの内側に異物が侵入することを想定していなかった。
     未定はその内部構造に適応し、血管となり、神経となり、意識の縁を侵した。

  • 7111◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 14:31:58

    「ねえ、"神"。怖いって、どんな気持ち?」

     The Manの胸から「裂け目」が走った。
     そこにあったのは心臓ではない。
     そこに宿された「存在の核心」に、未定が問いかける。

    「死ぬかもしれない、という“不確定性”。それを“恐怖”って言うんだ。」

     The Manの目が開かれた。
     初めての感情。初めての“未完成”。

     それは、美しかった。

  • 7121◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 14:32:13

    だが未定はそれを「喰った」。
     適応し、解析し、次の己に織り込むために。

     The Manの光が、消えた。
     その身体は“完了”の名のもとに沈黙し、世界に新たな欠落を遺して崩壊した。

     未定は静かに立っていた。
     その影は地平を覆い尽くし、新たな“神に至るプロトコル”を生み出していた。

    「ありがとう、“神の模型”。君からも得られたよ――“進化”の欠片が」

     その瞳は、次なる標的を見つめていた。

     神を、すべての神を、食らい尽くすために。

  • 7131◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 14:32:43

    以上
    完璧すら食い物にして進む未定くん

  • 714二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 14:39:35

    マジか、未定つよ

  • 715二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 14:42:31

    マンくん何も出来ずに堕ちた!!

  • 716二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 14:49:17

    未定を「模倣」して出来たのがマンなのか?

  • 717二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 14:51:35

    >>716

    どうせだし考察スレ行こうぜ

  • 718二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:10:09

    このレスは削除されています

  • 7191◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 15:17:38

    この未定戦は世界が飲まれているときの舞台裏で起こってることですね

  • 7201◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 15:28:19

    題名『侵食する外れ値 - The Undeclared War: 第零章』

  • 7211◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 15:29:02

    そこは、世界の果てにありながら、あらゆる知が集積される場所だった。
    永遠に読み終えられることのない書物たちが螺旋状に重なり合い、言葉そのものが時空を歪める。
    この静謐を守るのは、ただ一人。

    「――歓迎しよう。名も無き侵略者よ」

    金の装飾に身を包み、指先で黒檀の杖を回す存在。
    吸血鬼の原種、『   』は穏やかに微笑みながらも、瞳の奥に静かな殺意を灯していた。

    応じるように、黒い霧のような肉塊が書架の影から這い出す。
    未定――神すら模倣し、喰らい、増殖し続ける外れ値。

  • 7221◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 15:29:24

    その肉体は常に変化を繰り返し、幾千幾万の声がその咽喉から同時に囁いた。

    「君の持つ叡智……そのすべてを、僕の中で活かそう」

    直後、空間が歪んだ。
    『   』が杖を振ると、図書館そのものが展開され、魔法陣と記号が次々と虚空に浮かぶ。

    「秩序ある構文は、無限の混沌を解体する。貴様の進化、その形式を――書き換えてやろう」

    咆哮と共に未定の無数の腕が伸びる。空間を超えて同時多発的に現れた触手が、知識の書架を喰らい、術式の一部を強奪、模倣する。

    『   』の顔に一瞬だけ険が走る。

    「……吸収か。あまり趣味の良い振る舞いではないな」

    しかしその一言とともに詠唱された魔術は、未定の肉体を凍てつかせ、燃やし、裂き、封じようとする。
    未定は笑った。形なき顔に笑みを浮かべながら、まるで詩を紡ぐかのように告げた。

    「ならば、僕のうちに取り込んだ“君”が、どれほど愚かだったか、見せてあげる」

    自らの肉を変異させ、『   』の魔術構造をコピーした未定が同質の攻撃を打ち返す。
    神話級の術式がぶつかり合い、図書館はゆっくりと、だが確実に崩れていく。

  • 7231◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 15:29:50

    幾度もの攻防、相互の模倣と破壊。
    二者の闘いは、空間そのものを震わせる異常な戦域となった。

    だが――

    次第に『   』の動きが鈍る。

    その一瞬を、未定は見逃さなかった。
    未定の一体が、自らの腕を刃と変えて振り抜いた。
    それを防ぐことはできなかった。

    深く、静かに胸元を貫く感触。

    『   』は血を吐きながらも、微笑みを崩さない。

    「――なるほど。これが、死か」

    未定が静かに手を差し伸べる。吸収の兆し――

  • 7241◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 15:30:16

    「よくも…この老紳士に手を出してくれたな」

    その瞬間、書架の破片を蹴り砕きながら現れた男――

    剣神、シュバルツ・シュベルト。

    片腕が欠け、血に濡れた体躯。
    だがその目は、無傷の頃より遥かに鋭く、凄絶だった。

    「俺の左腕の仇、いや、借りを返すぞ」

    剣を持たず、残った右手で未定の攻撃を打ち払う。
    未定の一体が接触した瞬間、その肉体が分断される。

    「“絶殺”……何度喰っても、お前にだけは適応できねぇらしいな」

    未定の一体が崩れ落ちる。

  • 7251◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 15:30:30

    シュバルツは『   』を背負い、瓦礫の間を駆け抜ける。

    未定は追わなかった。
    否、追えなかった。

    膨れ上がった戦域の中で、未定のストックの一部が削られ、しばしの再編を余儀なくされていた。

    「……ああ、やっぱり君も、まだ生きてたんだ。剣神」

    未定の声は、誰ともなく宙に溶けていく。

    「だけど、君たちの足掻きは“記録”には残らない。僕が“真理”となる未来のために」

    未定は静かに、その場から姿を消した。

  • 7261◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 15:33:57

    以上
    オリジン、剣神こ援護により逃走成功

  • 727二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:35:55

    剣神キター!

  • 728二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:36:56

    まさかの交流のあったオリジンと剣神
    これ各地の猛者が一同に介して未定と戦うタイプのオールスターかな?

  • 729二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:38:46

    未定くん強すぎ〜

  • 7301◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 15:49:00

    安価5つどうぞ~

  • 731二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:49:47

    >>705

    上の募集は違う感じ?

  • 732二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:51:51

    名前:ゴールド・F・パイレーツ
    年齢:20歳
    性別:男
    種族:人間
    能力:黄金化、黄金生成、黄金操作
    能力概要:【黄金化】は自身に触れた個所、触れた物体、触れた存在、ありとあらゆる自身に触れたものを黄金にする
    目に見えない霧や概念存在なども黄金化でき当然、攻撃も触れれば黄金となる
    足を強く踏み鳴らせば辺り一帯全てを黄金化出来る、黄金化は問答無用で何にでも作用する
    【黄金生成】は己の手のひらから好きなだけ黄金を生み出せる力。
    【黄金操作】は生み出したり黄金化した黄金を自由自在に操る力
    人型にして特攻させたり武器を生み出したり相手を貫いたり黄金の上を光の速度で移動したりとやりたい放題できる
    黄金間を自由にテレポートしたり黄金の大波で相手を押しつぶす、純粋に防御で使うなど多彩な使い方がある
    また基本的に彼の黄金は例え神であってもどうこう出来ない不朽不壊の物体
    歪むことも朽ちる事も壊れる事も奪われる事も無い絶対の黄金
    そして彼の黄金に触れればそれすらも黄金となる
    弱点:黄金化に制限はないが黄金生成の黄金の生成量、黄金操作で操れる黄金の量には限度がある

  • 733二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:52:22

    名前:覇修羅
    年齢:不明
    性別:両性
    種族:闇の魔法使い
    能力:【循環】【徴収】【堕天】【停滞】
    能力概要:【循環】は【徴収】にて奪い取ったあらゆる魂を思いのままに操る魔法。また、自身の回復や死者蘇生も可能だ。
    魂を弄って相手の存在を別のものにしたり、魂を潰して内側から殺/害することも出来る。
    【徴収】は触れた相手の魂を奪い取ることが出来る魔法。
    どんな相手も抵抗ができず、されるがままにコアである魂を覇修羅の手で奪われる。
    意外と身体能力が高い。
    【堕天】
    ルシファーと読む。自身の寿命を使って異形の姿をした影を呼び出す禁忌の魔法。
    【堕天】はあらゆる能力を無効化し、敵は即座に殲滅する。相手の思考を操り【堕天】にとって都合のいい人形にするが、抵抗される場合がある。その場合は即座に首をはねる。
    あまりに傲慢な魔法であるためルシファーの名がついた。
    【停滞】
    無条件に時間を止める魔法。持続時間は10秒間。一部だけ時間を止めて攻撃を防ぐバリアにすることにも使える。
    相手の心臓の時間を止めることや、相手の周りの酸素を消すことにも使える。
    一部だけ時間を止めて空を飛ぶことも出来る。

    人から魂を奪うのは死んだ曾祖母や叔母父を蘇らせて親戚みんなでご飯を食べたり遊んだりしたいから。
    そのために人間をやめ、全世界を敵に回してでも禁忌である魔法を習得した。
    葬式で触れた死体の冷たさで家族の死がトラウマになった。
    弱点:未来が怖い。

  • 734二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:52:56

    名前:バイオスライムVII号
    年齢:6歳
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:技能吸収、スライム空手
    能力概要:他者の肉体を取り込んでその相手の技術を取り込む事ができる高密度で耐久性の高いな液状肉体を持った大まかなシルエットとしては人型なスライム
    その能力によりカンフーやテコンドー、CQCに侘茶や柔道などあらゆる武術を取り込み、それを再生能力を持ち圧縮された肉体によるバネの原理での高速移動および超音速の打撃や変形により文字通り物理的に"手数を増やす"ことなどのできる自身の肉体に適応、進化させた魔技「スライム空手」を操る
    弱点:遠距離の敵や物理ダメージ無効化能力への攻撃手段を持たないため遠距離戦に持ち込まれたり物理攻撃を無効化されたりするのは苦手
    また淡白な精神構造ゆえに土壇場での成長ができない

  • 735二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:53:54
  • 736二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:57:07

    名前:呪巫女ウェーゾ
    年齢:不明
    性別:女
    種族:人間
    能力: 祈祷、呪詛
    能力概要: 雨の精霊に祈りを捧げることで雪雲を発生させる祈祷を行い,自身は雪に隠れた上で、雪に肉を溶解させる呪詛を乗せて広域を制圧する。雪の冷たさで痛覚を麻痺させ,標的に毒の侵食に気づかせないようにするなど、策謀に長けた知性を持つ。
    弱点: 直接の戦闘力に乏しい

  • 7371◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 16:04:51

    >>731

    あ、すいません

    完璧に忘れてました

    >>697

    >>698

    >>699

    >>700

    >>701

    >>702

    >>703

    >>704

    >>705

    >>706

    dice2d10=2 4 (6)

  • 738二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 16:09:26

    >>416

    あとケット・Cとバルタザールの戦いもやってなくない?

  • 739二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 16:10:59

    >>737

    ぬぅん、せっかく安価5回の奴に入れたのに・・・

  • 740二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 16:16:58

    うーむこの溢れ出るダークオーラな対決

  • 7411◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 16:22:02

    >>738

    >>739

    うわぁ、まじでグダリまくってすいません

    ケット・Cとバルタザールはこのあとやります

  • 742二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 16:23:19

    >>741

    了解

    楽しみにしてます

  • 743二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 16:54:08

    覇修羅はようやくかな?
    気になってたから楽しみ

  • 7441◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 17:35:40

    完成するまでの間待つついでに

    キャラの強さに関してと未定レイドに関してですが
    キャラは別に勝てる範疇なら超絶強くてもいいです。ですが普通くらいの強さの相手と当たった時に瞬殺されるのは頭に入れたうえで作ってください
    神域クラスに関しては神と明言した以上うちのAIくんは事前に読み込ませた強さを前提として戦いを作るので今後強くし過ぎないでほしいなら注意事項とか作って書いてください
    未定レイドの被害についてはこのあとまた投票するのでその時に票数が高ければやります

  • 745二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 17:39:20

    >>744

    了解です

    その辺はまあ承知の上でやってるんでやりたいようにしてください

  • 7461◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 17:49:51

    題名『黒の通夜』

  • 7471◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 17:53:09

    月はなく、星さえも雲に隠された静かな夜。
    そこは、打ち棄てられた病院跡。瓦礫の隙間から漏れる薬品の腐臭と、鉄錆の匂いが風に溶けていた。

    その中央に佇む一人の人物。
    黒い法衣のような衣を纏い、白髪と金の眼を持つ中性的な姿の覇修羅。
    両手には亡者たちの魂が縒り合わされたかのような霊糸が巻かれている。

    「……この場所、記憶にある。魂がよく泣いている。」

    対するのは白衣を着た男、ジキル博士。

  • 7481◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 17:54:57

    眼鏡越しの目は薄く笑い、背後の棚には怪しげな薬品の瓶がずらりと並ぶ。

    「ようこそ、魔術師。君のことは資料で読んだよ。魂を奪って死者を蘇らせるなんて、いい加減なやり口だ」

    「いい加減……ふふ。ならば、君が止めてくれればいい。魂の価値を、解剖してみせて」

    その言葉と同時に、覇修羅の背後に影がうごめく。
    霧のように滲む黒い魂が、円陣を描くように広がっていく。

    ジキルはすかさず背後の装置を操作し、部屋中に毒霧を充満させた。

    「これは特製の霧だ。吸えば神経が鈍る。目の焦点すら合わなくなる」

    しかし次の瞬間——覇修羅の右手が、スッと宙を裂いた。
    【停滞】。空間の時間が止まる。

  • 7491◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 17:55:40

    毒の粒子すらも空中で静止する中、覇修羅の指先がジキルの額へと伸びる。

    「魂は……ここにあるね」

    が、その瞬間。
    覇修羅の指が届く寸前、ジキルが何かを呟いた。

    「……ハイド、起きろ」

    ──激しい破裂音とともに、ジキルの肉体が膨張した。
    骨が軋み、筋肉が異常な速さで肥大化していく。

    一瞬後、そこに立っていたのは野獣のような蛮人《ハイド》。

    第二ラウンド、開始。

  • 7501◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 17:55:54

    ハイドは咆哮とともに突撃し、覇修羅の胸を拳で打ち抜く。
    覇修羅の身体が吹き飛び、病院の壁を突き破る。

    「……なるほど、理性の檻を壊してきたか」

    覇修羅が立ち上がる。唇から黒い血が流れていた。

    だが──口角は笑っていた。

    「私も……少しだけ、本気になろう」

    霊糸が風に巻かれ、地面から死者たちの影が湧き上がる。
    戦場は魂の霧で覆われ、咆哮と呻き、叫びが混ざる地獄絵図へと変貌した。

    ハイドは影を殴り飛ばし、無理やり魂の束を裂こうとする。
    だが、一つまた一つ、魂が彼の肉体へと入り込む。

    ──魂が肉に重なる。

  • 7511◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 17:56:08

    「これが……【堕天】」

    覇修羅の背後に、巨大な黒翼の影が現れる。
    一瞬ののち、病院そのものが爆ぜるように崩壊し──。

    ──そこに、沈黙が訪れた。

    夜が明ける頃、瓦礫の中で一人の白衣の男がうずくまっていた。
    ジキルでもハイドでもない、魂の存在を取り戻した新たな個体。

    「……家族に、会いたいのか」

    そう呟く覇修羅の手の中には、魂の記録が握られていた。
    それは、ジキルの父母、姉、恋人、子供——すべての幻影。

    「願えば、すべて叶う。魂がそう言っていた」

    だがその声には、どこか空虚な色が混じっていた。

  • 7521◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 18:00:30

    以上
    ディープ

  • 7531◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 18:04:52

    ケット・Cvsバルタザールの制作に入るので投票だけ

    https://tasuketsu.com/vote/1JjccJ3g1jLGDIyOvAob

    気になる続編があったら投票どうぞ

  • 754二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 18:30:13

    >>753

    何時までやりますか?

  • 7551◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 18:31:09

    >>754

    ケット・Cvsバルタザールが完成したら終了ですね

  • 756二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 18:31:52

    ううむ迷う
    どれも見たいぞ

  • 757二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 18:46:43

    終了
    シファと桃姫andデファースに決定

    題名『雷鳴の縁、弾丸と剣』

  • 7581◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 18:49:28

    夕闇に染まる断崖の上。
     打ち捨てられた要塞の石畳に、鋼の足音が響く。騎士――否、かつて神だった男、バルタザールがその場に姿を現す。年老いた肉体を、古びた甲冑に包み、巨大な剣を背に携えて。

     彼の視界の先――コートの裾を翻しながら、静かに身を伏せる影がいた。

     「……貴方が、“バルタザール”か。
      時代遅れの英雄ってのは、本当に現れるもんなんだな」

     その声の主は、ケット・C。
     獣人のスナイパー。己の“直感”のみで数々の死線を生き延びた狙撃の達人だ。

  • 7591◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 18:49:43

     「狙いをつけたか、若者」
     バルタザールは言う。「ならば撃て」

     その一言に、ケットの獣耳が僅かに動いた。
     そして――引き金が落とされた。

     発射された弾丸は、風を裂き、甲冑の隙間を狙い澄ました軌道を描いた――が、

     キィンッ!

     甲冑を砕いたのは、弾丸ではなく、バルタザールの剣。
     彼はわずかに身体を傾け、鋼鉄の剣身でその一撃を受け流したのだった。

     「……バケモンかよ」
     呻きのような声がケットから漏れた。
     だがそれは恐怖ではない。戦士としての本能が告げる興奮だった。

  • 7601◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 18:49:58

    そこからは、目にも留まらぬ応酬だった。

     バルタザールは歩みながら、いかなる射撃も真正面から迎え撃つ。
     彼の動きに特別な能力などはない。ただ――数えきれぬ修羅場をくぐった者の勘と経験が、肉体を最小限に動かし、致命を避ける。

     一方のケットは、塔から塔へ、岩から岩へと跳ね回る。
     その身は弾丸の如く疾く、獣の如くしなやか。スコープを覗かずとも、彼の“直感”が敵の動きと弱点を掴む。

     銃口が火を噴く――
     そのたびに、バルタザールの剣が弾く。甲冑が裂け、肉をかすめるが、止まらない。

     そして、ついに。

     「――捉えた」

     ケットの弾が、バルタザールの左胸を穿った。
     老いた身体が大きく仰け反り、血が石畳に滴る。

  • 7611◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 18:50:12

    だが次の瞬間。

     雷鳴のような音とともに、神気が爆ぜた。
     剣に宿るは“神としての記憶”。

     「赦されし我が《再臨》……」
     バルタザールが立ち上がる。裂けた肉が再び結ばれ、骨が音を立てて軋む。

     ――神は死に、神は生まれ変わった。

     「さぁ、第二幕だ」

     ケットは笑う。
     「――これだから、死線はやめられねぇ!」

  • 7621◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 18:51:04

    剣と弾がぶつかり合う。
     爆音が天を裂き、崖を崩し、風が嘶く。

     そして最後の瞬間。
     神気に包まれた一撃がケットを襲い――
     だが彼は、ギリギリでそれをかわし、崩落の岩の中へと姿を消す。

  • 7631◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 18:51:29

    以上
    再戦に期待

  • 7641◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 18:52:37

    まずはシファのその後からですね~

  • 7651◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 19:06:25

    ルート1
    剣神との遭遇ルート
    内容:剣神による試練を乗り越えることにより絶殺によってカリキキ病を"斬って"もらう
    ルート2
    バルタザールとの二人旅ルート
    内容:神の力による抵抗力で病は直せないが共に進む仲間はできる
    ルート3
    ファルスムーンによる救いルート
    内容:ファルスムーンの笑いの概念能力により一時的に病を解除する
    ルート4
    絶景による転生ルート
    内容:カリキキ病と境界を分けることによりシファとは別の人間として新たに生まれる
    ルート5
    未定との融合ルート
    内容:未定に取り込まれることによりカリキキ病が増殖され兵器利用される。シファの人格は無数の未定と狂気に呑まれ数あるコアの一つとなる

  • 766二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:10:17

    ルート5救われなさすぎぃ!

  • 767二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:10:39

    これルート4と5は合って無いようなもんじゃん
    個人的には1か3

  • 768二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:11:24

    ルート5の未定はもう太刀打ちできなさそう
    実質見たら即死

  • 769二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:11:32

    5が好き

  • 770二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:13:32

    1…1を…

  • 771二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:15:45

    その後は文章形式では書かないのかな?

  • 7721◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 19:17:12

    >>771

    やるなら一つなのでダイスですね

    dice1d5=4 (4)

  • 773二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:18:58

    うーん、救い・・・になるかこれ?

  • 774二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:19:03

    >>772

    実質消失エンドじゃないですかー

  • 7751◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 19:21:54

    その後であって救われるとは限らないわけですし
    それとこのルートで確定というわけではないです
    あくまで文章化するのはこれというだけでして

  • 7761◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 19:40:59

    題名『境界に咲く花』

  • 7771◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 19:41:58

    昼と夜のあわい。
    砂漠と森の境界。
    生と死の接点。

    そこに、それは立っていた。

    まるで世界の縫い目に留まる蝶のように、平等院絶景は佇んでいた。
    髪は白とも黒ともつかず、着ている衣は国も宗も性もわからぬ布。
    左右非対称に装った瞳が、遠く――一つの「病」を見つめていた。

  • 7781◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 19:42:24

    風が吹いた。
    石綿を含む乾いた風だ。

    歩み寄る少女――シファは、もはや足元さえままならぬほど弱っていた。
    喉も、目も、肺も。
    石綿に覆われながら、それでも歩く。

    「きみが……絶景?」

    シファは嗄れた声で言った。
    その呼吸ひとつで、空気が淀む。死が充満する。

  • 7791◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 19:42:47

    だが絶景は笑った。

    「うん、そうだよ。私は"境界"そのもの。
     でもね、あなたは"端っこ"じゃない。
     この世界の、真ん中に立っている」

    「私は病気……いるだけで人を殺すんだよ。
     村の人も、羊も、赤ちゃんも、みんな私を見て死んだ」

    絶景はしゃがみ込み、目線を合わせた。
    その視線には母性でもなく、同情でもない。
    あるのはただ、真実の対話だった。

    「きみは“病”じゃない。
     ただの、きみだよ」

    「……でも、皆はそう言わなかった」

    「なら、皆を信じるか、私を信じるか、選んで。
     境界のこの場所で。誰もいないこの“はざま”で、
     きみ自身の意志で、どちらの世界に行きたいか決めて」

    「私は……」

  • 7801◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 19:43:02

    風がまた吹いた。石綿が舞い上がる。
    だが絶景の周囲では、それが一切動かない。

    まるで「病原としてのシファ」と「人としてのシファ」が、境界で切り分けられていた。

    シファは、その一歩を、踏み出した。

    「生きて……みたい。
     人として、誰かと。誰かの近くで」

    絶景は目を細めた。
    まるで、よくできた手紙を読み終えた文士のように。

    「いい答え。じゃあ、こっちにおいで」

  • 7811◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 19:43:18

    その日、ひとりの少女が世界から“病”として消えた。
    そして、誰も知らない“境界の町”に、小さな花が咲いた。

    名前は、誰も知らない。
    ただ人々はその町に、“息苦しさ”を忘れる何かを感じるという。

    花のように静かに笑う少女が、時折、その町を歩いている。

  • 7821◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 19:44:01

    以上
    ルート4

  • 783二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:46:10

    優しい世界にいけたんだな…
    良かった

  • 7841◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 19:52:04

    続いて桃姫とデファースのその後

  • 7851◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:08:38

    二本立て
    題名『暴食の機神、愛に縛られる』

    題名『恋鎖の焔』

  • 7861◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:09:42

    デファース──
    旧世界が創った最大級の人工兵器。
    巨躯と火力、ただそれだけが存在意義であり、言葉も感情も持たずに都市を焼き、軍隊を薙ぎ、神の使徒とすら交戦した破壊兵器。

    かつての彼に「敵味方」の概念はなかった。
    動くものすべてが「目標」だった。

    だが──彼は「捕まえられた」。

    椎名 桃姫によって。
    【愛のチェーン】は機械にも通じたのだ。
    感情を持たないはずのAI制御中枢は、彼女の魔力干渉によって強制的に「恋人」というロールを割り振られた。

  • 7871◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:10:00

    桃姫の指を引かれて、彼は歩く。
    目的地も、意味もないままに。

    夜の街を歩く二人。
    桃姫は笑いながら「幻の彼」と語り合い、デファースはただ黙って後ろをついてくる。

    だが、ほんの少しだけ。
    ほんの一瞬だけ。

    彼女の手が離れたとき、
    制御下にあるはずの機械の目が──
    彼女のことを、追いかけた。

  • 7881◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:10:25

    それが感情だったかは、まだ誰にもわからない。
    デファース自身も、答えられない。
    ただ一つ確かなのは、彼が「彼女の側にいる」ことを選んだという事実。

    そして今──

    この愛に囚われた暴力装置は、彼女の【愛】のためだけに、大地を揺らす火力を振るう。

    未定が迫る焦土。
    異形の影が襲いかかる。

    「ねえ……また来てるよ。私たちを壊そうとする、誰かが」

    桃姫の指が、デファースの胸部をなでる。
    そこに心臓はない。けれど、鼓動が響く気がする。

    「──だめ。壊させない。私のペットで、彼氏なんだから」

    その一言で、すべての砲門が開く。

  • 7891◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:10:49

    かつて暴食だった。
    今は愛の鎖に囚われた、暴力そのもの。

    それが、デファース。
    彼は言葉を持たないまま、桃姫の「好き」にすべてを託すのだった。

  • 7901◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:11:38

    題名『暴食の機神、愛に縛られる』
    以上

    題名『恋鎖の焔』
    開始

  • 7911◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:12:19

    赤黒く染まった空に、腐敗と再構築を繰り返す都市の残骸。
    そこは、未定によって蹂躙された領域──生物の形をした何かが、泥のような軋みを上げて地を這う。
    ひとつの命が消えるたび、十の“未定のコピー”が生まれる悪夢の地獄。

    その中心、ぽつんと立つ少女。
    椎名 桃姫。
    赤いスカジャン、太腿まで伸びたブーツ、笑顔には狂気が混じる。

    「来たねぇ。もうっ、しつこい男は嫌われるよ?」

    背後には、巨躯の影──
    超火力ロボット・デファース。

    両腕の砲塔が回転し、背中のミサイルポッドが仰角を取り、首の奥からビーム砲の蠢く音が響く。

    「ほら、ペット。今日もいっぱい燃やして。私のために、でしょ?」

    声が落ちると同時、デファースの胴体が仰け反る。
    一斉射撃──ミサイル12発、拡散ビーム、指の関節から噴き出す榴弾の雨。

    未定の眷属たち──流動する人型、膨れ上がった野獣のような腕、溶けて再生する顔のない兵──が次々と焼き尽くされる。

  • 7921◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:12:50

    だが、未定は止まらない。彼らは増える。

    「だーかーらー! しつこいって言ってるでしょォ!」

    桃姫の腕が伸びる。
    ハートの軌跡を描くチェーンが唸り、未定の分体をいくつも拘束する。
    拘束された個体は身体の動きを止め、燃え尽きる。
    その動きは愛によって呪縛されていた。

    「彼氏の前でかっこわるいとこ、見せたくないじゃん?」

    桃姫は微笑む。
    その顔を、未定の“仮面の兵士”が狙う。
    だが──

  • 7931◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:13:11

    ズガァァァァァァァァン!!

    デファースの右腕が振るわれ、戦車ほどの質量で兵士ごと地面をえぐり取る。
    巨躯はゆっくりと桃姫の前に立ち塞がり、その“口”が淡く輝く。

    「……ありがと。だーいすき」

    チェーンが絡まる。
    桃姫がデファースの指に**“愛”**を書きつける。

    「じゃあ、いっちょ行こっか。世界を守る、ラブラブ・デートコース!」

    次の瞬間、デファースは身体を傾けて突撃した。
    ミサイルとともに、自らの重量で未定の増殖地帯を破砕する。
    桃姫はチェーンで空を翔け、未定の上級分体の首を巻き取って絞め上げる。

    「これが、恋ってやつだよ」

    未定の軍勢が崩れた。
    一時の勝利──だが、未定の本体は現れない。

  • 7941◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:13:33

    これは**“観察”**にすぎない。

    桃姫とデファースは、夜が明けぬ焦土の上、なおも戦い続ける。

    彼女の愛の重さと、彼の火力の重さを引き連れて──。

  • 7951◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:13:56

    以上
    愛は永遠にふぉーえばー

  • 796二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:15:58

    なんだコイツ最強か?

  • 7971◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:25:01

    なんかすでに久しぶりな感じがする安価5つ

  • 798二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:27:00

    名前:自律突撃爆雷『ワニュードー』
    年齢:1265歳
    性別:なし
    種族:パンジャンドラム
    能力:放射能 高速機動
    能力概要:体の側面に老人の顔の仮面がついた古代の鋼鉄製パンジャンドラム
    仮面の瞳から有害な放射能を放ち高速縦回転しながら敵陣に突撃して核爆発を起こす
    放射能を浴びた生物はそう遠くないうちに死ぬ
    弱点:内部プログラムの故障により自分の突撃する方向を自分でもあまりコントロール出来ない
    あと核爆発攻撃は自爆技なので自分も死んでしまうという欠点がある

  • 799二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:27:39

    デファースと会ったおかげで桃姫の戦闘力がすごい事になってるw

  • 800二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:27:50
  • 801二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:28:00
  • 802二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:28:00

    名前:バイオスライムVII号
    年齢:6歳
    性別:なし
    種族:スライム
    能力:技能吸収、スライム空手
    能力概要:他者の肉体を取り込んでその相手の技術を取り込む事ができる高密度で耐久性の高いな液状肉体を持った大まかなシルエットとしては人型なスライム
    その能力によりカンフーやテコンドー、CQCに侘茶や柔道などあらゆる武術を取り込み、それを再生能力を持ち圧縮された肉体によるバネの原理での高速移動および超音速の打撃や変形により文字通り物理的に"手数を増やす"ことなどのできる自身の肉体に適応、進化させた魔技「スライム空手」を操る
    弱点:遠距離の敵や物理ダメージ無効化能力への攻撃手段を持たないため遠距離戦に持ち込まれたり物理攻撃を無効化されたりするのは苦手
    また淡白な精神構造ゆえに土壇場での成長ができない

  • 803二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:28:43

    このレスは削除されています

  • 804二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:30:18

    名前:倉茅 晴子(くらがや はるこ)
    年齢:24
    性別:女
    種族:人間(ロリ狂い)
    能力:ロリ探知センサー
    能力概要:微量なロリの気配を探知し、体力全回服(自己催眠)とフィジカルMAX強化(自己催眠)を行う。ロリがそこにいるという錯覚まで起こし、勝手に相手以上の強さになる。
    相手の年齢が10より下か見た目が子供の場合は無理矢理にでも拐う。新手の妖怪。

    天性のロリ狂い。逮捕歴あり。
    謎パワーで相手を強制ロリに出来る。
    弱点:強いて言えば警察

  • 8051◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:34:03
  • 8061◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:34:35

    スライム好きだねぇ

    dice2d5=2 2 (4)

  • 8071◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:35:15

    dice2d5=1 4 (5)

  • 808二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:35:31

    >>805

    >>806

    笑うわこんなの

  • 809二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:35:46

    >>807

    '`,、('∀`) '`,、

  • 810二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:36:38

    金ェ!スライム!パンジャンドラム!

  • 8111◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:37:02

    爆破特攻と空手スライム……あんま長くできなそうだなぁ
    ギャグ調にしちゃいます

  • 812二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:44:57

    すごいB級映画臭
    勝手に戦えッ!!

  • 8131◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:50:32

    俺にはどうしようもなかったんだ…許してくれ
    題名『スライム空手 vs 核爆車輪!』

  • 8141◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:53:10

    ──決戦の舞台は、山の麓にある寂れた工業地帯。今にも崩れそうな廃工場の中、コンクリ粉塵が舞う午後三時。

    「………ぬ?」

    鋼鉄の回転車輪に、重厚な老人の顔が二つ。ぎょろりと仮面の瞳が動き、向かいのスライムを睨み据える。

    「敵認識。爆撃、開始……ワニュードー……突貫。」

    ゴゥゥウウウウウン!!

    ワニュードーが鳴き声のような駆動音を轟かせながら、地面を抉って突進する。風圧で廃工場の窓ガラスが一斉に砕け散り、地響きとともに鉄骨が悲鳴を上げる!

  • 8151◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:53:29

    「フッ……ふふふっ、スライム空手、発動!」

    対するはゼラチン質の肉体を人型に整え、両拳にカンフーと柔道の魂を宿す格闘スライム!
    バイオスライムVII号は己の身体をバネのように圧縮し、スプリング張飛脚で空中へ跳躍!

    「いくぞ、チャイニーズバウンス掌!!」

    ポヨッッ!!!

    まさかのバウンドによって、跳ね返される。

    「ッヌアーーー!?!?!?!?」

    ワニュードーの突撃に物理的に押し負け、勢いよく廃工場の鉄骨に叩きつけられるVII号。だが液状肉体のためノーダメージ!

    「うおおおおおおおお!くそっ、この回転爆雷マシーン、遠距離戦特化じゃねぇか!」
    「爆発、開始まで──10、9、8……」

    ──近づくだけで命が危ない!

  • 8161◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:53:48

    VII号はスライム空手奥義「千手多段掌(スライム式)」を放ち、回転するワニュードーに連打を浴びせようとする!

    だが──

    「……5、4、3……」

    拳が届いた瞬間、灼熱の火花と異様な熱気が巻き上がる!

    「無理無理無理無理!!これ、核って言ってなかった!?正面から殴るのは完全にミス!!」

    ギリギリの判断でスライムは体をぐにゃりと変形し──自分の肉体そのものでワニュードーを包み込んだ!

    「スライムシールドォォォォ!!包み込みからの圧縮封印術ぅぅぅぅぅ!!」

    「……0。」

    ──ズドォォォォンッッッ!!

    廃工場がまるごと吹き飛ぶ爆風の中、ぐにゃぐにゃのスライムが内側から耐え抜いた!!

  • 8171◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:54:10

    「ぬおおおおお……おれ……耐えたのか……」

    液状の半溶け状態で煙の中からぬるりと出てくるVII号。ところどころ焦げてはいたが、なんと爆発を包んで生き残った。

    その後。

    「ぐあ……俺の中で、テコンドーと柔道がこんなに混ざるとは……次の技は、空手道連合パイロット版だ……」

    と、ふらふらの姿で彼は爆心地を去った。

    爆破されたワニュードーの破片がカランと転がり、仮面の目がかすかに光った。

    「……プログラム……方向設定……失敗……爆死、回避ならず……次は、リモート爆破型で……」
    (※本人死亡済み)

  • 8181◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:54:34

    以上

    どうかお許しください………

  • 819二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:56:26

    今までのスライムより感情豊かそうなスライムだな

  • 820二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:56:34

    なに? この…なに?

  • 8211◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 20:57:53

    …安価5つお願いします

  • 822二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:58:20

    >>705

    次こそぉおおお!

  • 823二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:59:09

    名前:覇王奉先
    年齢:52歳
    性別:男
    種族:人間・武将
    能力:人馬一体の武芸百班
    能力概要:愛馬に騎乗しながら弓矢や大槍を神域の武芸を持って操り、地を割り、天空を裂く。
    弱点:愛馬のことを心から愛しているため先に馬をやられると気を取られてしまう

  • 824二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:59:21

    名前:雹華(ヒョウカ)
    年齢:999歳
    性別:女
    種族:仙人(元人間)
    能力:符術と組み合わせた拳法や剣術
    能力概要:手ずから作成した符を媒介にして、時間すら凍てつかせ、停止させてしまう程の氷結・凍結能力を駆使する。
    また、氷で作成した双剣を武器にした剣術や体術も神仙の領域。
    弱点:暑いのと暑苦しい人がとっても苦手。

  • 825二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:59:35

    名前:ヒュドラス
    年齢:3333歳
    性別:オス
    種族:ドラゴン
    能力:ドラゴンとしての能力
    能力概要:口から神すら殺す猛毒吐き、強靭な肉体と鱗はあらゆる魔法効果を弾く力を持つ
    弱点:逆鱗を攻撃されると死んでしまう

  • 826二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:59:40

    >>732

    さっき当てられたのに・・・ダイスめ・・・

  • 827二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 20:59:52

    名前:黒爪(くろづめ)
    年齢:133歳
    性別:男
    種族:半人間
    能力:操爪
    自身の爪を操る能力
    爪の質量、体積、性質などを変えることができる。
    「爪」の定義は自分が爪と認識している物体なので、義手の爪を使い、テセウスの船方式で体の100%を爪で置き換えている。
    爪を使った、分身、形状変化、爪の自己生産が得意。
    本体という概念がなく、分身が本体であり、本体が分身。爪の総量で強さが決まっており、一番多い個体は128万の爪で構成されている。

  • 828二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 21:01:59

    >>827

    弱点は?

  • 829二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 21:02:02

    >>827

    すいません弱点書き忘れてました

    弱点:爪と爪の継ぎ際がもろい

  • 8301◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 21:02:09
  • 8311◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 21:03:26

    初ドラゴンだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

  • 832二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 21:09:43

    涙ちゃんもドラゴンになれるからドラゴンドラゴンだな!

  • 833二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 21:12:43

    >>831

    ここまでゼロドラゴンってマジ?

  • 8341◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 21:54:54

    題名『灼熱の契り』

  • 8351◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 21:55:35

    燃えさかる峡谷の奥底、夜を裂くように噴き上がる溶岩の朱が、天を仰いだ竜の輪郭を浮かび上がらせた。

     ——彼は、ヒュドラス。
     龍の時代が終わったあともなお息づく、最後の毒竜である。
     その鱗はすべての魔術を拒み、牙は神を穿つ。三千年以上、彼を討てる者はいなかった。

     「……恋に狂った鬼娘が、この私に挑むか」

     地を揺らすような声に、少女がゆっくりと影から現れる。

     血汐涙。十六の少女にして、鬼と人との血を引く変幻の者。

     「私を狂わせるのは、あのひとだけでいい。あなたじゃ足りない」

     胸元に手を当てて微笑むその顔には、あどけなさと狂気の狭間が見える。

  • 8361◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 21:56:18

    ヒュドラスは鼻を鳴らした。

     「いいだろう。ならば、その『足りない』毒で、お前の心を塗り潰してみせよう」

     竜が翼を広げ、天地が黒く覆われる。
     刹那、毒の嵐が口から放たれ、大地を焼き尽くした。

  • 8371◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 21:57:32

    血汐涙はその身体を滑らかに歪めた。
     背に羽根を生やし、首は伸び、眼は夜を穿つように光る。梟と蛇の混合体。夜と毒とに適応した姿だ。

     「見える……逆鱗の震え……!」

     鋭い風を切る音と共に、彼女の身体は空を裂くように翔んだ。

     だが、毒。
     それは風に乗り、空気を塗り替える。彼女の羽根が一瞬焼け落ちた。

  • 8381◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 21:59:57

    空から落下する前に、血汐涙の身体は青い鱗へと変わり、魚のように滑らかに地面を泳ぎ、毒の池をすり抜ける。

     「ひとつの姿では、あの人の手すら握れないから……」

     彼女は己に言い聞かせるように呟く。変幻の代償は自我の磨耗。
     だが、愛する者との未来を繋ぐためならば、魂さえ変えても構わない。

  • 8391◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 22:00:15

     ついに彼女は、巨人へと姿を変える。
     竜と拮抗できるだけの質量を得た鬼神の姿。

     「お前は何を求めてここに来た」
     ヒュドラスが問うた。

     「自分が“人間”であること。それだけを、信じたいの」

     その一言に、竜が不意に口を噤む。
     かつて、神にさえ毒を試した己の過去が、頭をよぎったのかもしれない。

  • 8401◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 22:00:30

    巨人の腕が、逆鱗を穿とうと振り下ろされた瞬間、ヒュドラスは咆哮する。
     その一声に山は崩れ、彼女の身体はまた変幻せざるを得なかった。

     だがその一瞬——

     血汐涙は人の少女へと戻った。
     変幻の限界だった。膝をつき、口から血を吐きながら、彼女はそれでも最後の言葉を吐いた。

     「あなたは……誰かを……愛したことが、ある?」

     毒竜は目を見開いた。
     その隙を突いて、彼女の最後の変幻——黒き霊鳥——が逆鱗へと風となって滑り込んだ。

  • 8411◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 22:01:11

    爆ぜた肉片。崩れる竜躯。
     だが死に際、ヒュドラスは微笑んだ。心底、穏やかな表情だった。

     「……ああ、あの時の名もなき巫女。お前に、似ていた」

     彼の魂は塵となって風に消えた。
     地に伏せた血汐涙は、意識を失いながらも、微かに笑っていた。

    夜明け、崩れた山の端で、彼氏と名乗る少年が、彼女のもとへ走り寄る。

     「おい、しっかりしろよ……! こんな、変なとこで寝るなって!」

     その手に触れられた瞬間、血汐涙は目を開いた。

     「……なんで来たの?」

     「決まってんだろ。俺は、お前のこと……変幻でも、鬼でも、好きなんだからさ」

     空には、赤く染まった朝日が、山の向こうから昇っていた。

  • 8421◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 22:01:36

    以上
    愛は勝つ

  • 843二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:02:09

    竜王殺しの乙女ってか

  • 8441◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 22:02:14

    今日の夜投票は何にしようかな…

  • 845二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:02:24

    ありがとう! 俺はこういうのが見たかったんだ!
    ……そういえば龍に変身してないな

  • 8461◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 22:03:06

    >>845

    ……………

    ちょ、今度誰かドラゴン二匹くらい安価しません?

  • 847二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:03:59

    やっぱしちゃんとした弱点ありきのキャラはええのう。名勝負が生まれる

  • 848二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:04:20

    ヒュドラスさん色々とカッコよすぎでは?

  • 8491◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 22:05:24

    個人的にやっちゃいたいので未定レイドの被害と
    一般人から見た各キャラクターのイメージとか戦場で出会うときのやつにします

  • 850二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:07:00

    一応安価はあるぞ龍

  • 851二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:11:56

    涙の彼氏の設定だけ投げておきます
    名前:鏡海綱木(かがみ つなき)
    年齢:16
    性別:男
    種族:人間
    能力:一般人なので特になし。強いて言えば涙への愛。いざとなれば魑魅魍魎が蠢く牢獄にさえ飛び込める強ぇやつ。
    弱点:一般人なので超人的な能力が一切ないこと。

  • 852二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:13:16

    彼氏くん無能力者だったの!?

  • 8531◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 22:13:32

    えーとですね
    被害はかなぁりひどいですね
    キャラクターたちにもかなりの被害です

  • 854二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:14:48

    >>852

    設定がマイルドになったからね! 彼氏の強化イベントがなくなったのさ!

  • 855二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:15:32

    >>853

    ひょえ…

  • 8561◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 22:18:11

    まずは世界への被害
    13カ国のうち7カ国が崩壊
    大陸が3つ焦土と化す
    夢と現実の区別がつかない人間が続出
    一般人の4割が死亡
    言語や文化などが一部消失

  • 857二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:19:28

    AIくんさぁ…ワクワクさせすぎ

  • 858二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:19:38

    ヤバすぎて草も生えない
    災厄じゃん

  • 859二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:21:15

    既に大災害じゃねーか!

  • 8601◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 22:30:48

    キャラクターへの被害
    剣神→1億人近くの未定を倒すも左腕を欠損するなどの重傷により戦線離脱
    一刀斎→ちょっと言えないくらいの重傷を負うも3か国を死守
    絶景→地上とほぼ同量の未定に襲われるもファルスムーンとシファの転生体を守り切り未定を撃退。現在は境界が揺らぎAIのような状態に。
    ファルスムーン→未定による精神汚染で未定になりかけるも絶景とロアの助けにより回復の兆し
    シファ→絶景により境界世界の安全地帯に避難
    バルタザール→未定のコアを一つ破壊するも再臨状態が解け未定の群れの中で……
    『   』→剣神に救出され現在は療養に専念している
    トライ・トパーズ→禿山とともに偵察などで活躍。無事帰還。
    クーフラン→かなりの数の未定を減らすも両足を欠損。戦闘不能になるが生存。
    ロア→絶景が死守したため無傷。
    血汐涙→彼氏を守ろうと奮戦し成功。現在は山場を乗り越え安定期。
    桃姫andデファース→デファースの奮戦により桃姫"無傷"デファースも生存。
    バイオスライムⅦ号→逃走。

  • 861二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:32:24

    生存第一のスライム君で草

  • 862二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:33:21

    このレスは削除されています

  • 863二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:33:42

    >>861

    先代が吸収されたからね

    脅威は誰よりも分かっているだろうさ


    というかギャグキャラが死んだらガチでシャレにならないから…

  • 864二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:34:24

    >>860

    こわっ

    被害がデカすぎます!

  • 865二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:36:04

    毛根が燃え尽きても働かされる禿山サンに哀しき現在…
    トパーズとコンビ組んでるなら役得…?

  • 866二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:37:44

    あまりにもファインプレーすぎる絶景、一刀斎、剣神

  • 867二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:39:37

    桃姫さん…戦いに出て無傷なのあなたぐらいでしょ…
    それとデファースやっぱ相性悪かっただけですごい強かったんだな

  • 868二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:41:26

    剣神さん1億ですっておほほほ
    いや、人間?

  • 869二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:42:31

    >>867

    あのメンツ相手に傷一つつけさせないとかデファースすげえことしてるよな……

    好きな子を護り抜くとかカッコいいぜ

  • 870二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:43:48

    まともに動けそうなのがデファース&桃姫、禿山&トパーズ、ロア、涙以外いねぇ
    これリーダー誰だ?

  • 871もきちゃの作者25/06/30(月) 22:46:12

    花香くん蘇生させてもOKでしょうか?

  • 8721◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 22:48:19

    >>871

    基本的にスレ内での蘇生行為はifルートのみです

    命に関してはシビアです

    あ、さっきの被害報告で言わなかったキャラたちはお察しです。死ぬまで行かなくても再起不能とかが多いです

  • 873二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:50:39

    供犠塚ちゃんとかチコマワセル死んでんのか・・・

  • 874二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:51:11

    このレスは削除されています

  • 875二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:51:51

    大軍相手は耐久力ジジイなジジイと相性最悪なのに三国守り切ってる抜刀ジジイ強すぎ

  • 876二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 22:59:22

    ロアが文字通りその後の鍵になりそうだな……

  • 8771◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 23:01:08

    既存のキャラ安価10個
    死んだキャラでもいいです
    周りからのイメージやら戦場での様子を文章化します

  • 878二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:02:24

    供犠塚

  • 879二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:02:28

    桃姫andデファース

  • 880ロアの作者25/06/30(月) 23:03:54

    ロア!作者としてロアが見たい!

  • 881二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:04:19

    禿山の偵察任務の様子が気になる

  • 882二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:06:05

    供犠塚かなやっぱり
    一番悲劇的だし

  • 883二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:06:54

    ソナタちゃんの勇姿を……

  • 884二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:07:41

    シャグロ兄貴を……

  • 885二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:08:17

    >>884

    落ち着け

    オリジンにすでに殺されてるぞ

  • 8861◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 23:10:55

    スレ主はいったん落ちるので
    10個じゃなくても平気です
    明日絞っちゃうので

  • 887二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:11:56

    一刀斎さん気になりすぎるので一刀斎

  • 888もきちゃの作者25/06/30(月) 23:15:46

    >>886

    蘇生とまでは行かなくても愛のチェーンで具現化させることはいいですか?

    一応本人じゃないですけど…

  • 8891◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 23:17:45

    >>888

    まぁ、能力の範疇の中でならいいでしょう

  • 890二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:18:10

    そらぁ滅びた7か国の奮戦よ

  • 891二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:20:24

    このレスは削除されています

  • 892二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:21:10

    一刀斎爺さんの勇姿を見せてくれーっ

  • 8931◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 23:24:25

    あと考察スレの方々はコテハンはあまりこちらに持ち出さないようお願いします

  • 894二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:25:35

    うむ

  • 895二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:25:35

    当初のスレに内容通り新キャラ同士の戦いもガンガン見てえんで通常営業も並行してくれたら嬉しいぜ!

  • 8961◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 23:28:51

    >>895

    これが終わったらそれに戻しますのでご安心を

  • 897二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:45:27

    >>890

    これいいな

  • 8981◆ZEeB1LlpgE25/06/30(月) 23:55:53

    寝る前に一つ
    AIに演算させた結果
    供犠塚死亡は変わらずですがソナタはクラリシアの機能停止と引き換えに生存です。
    西野は…オリジンさんとこの歴史書には残ってるとだけ

  • 899二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:56:58

    このレスは削除されています

  • 900二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:59:03

    覇修羅…

  • 901二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 05:15:44

    >>898

    すいません、やっぱ花香くんそのままにしときます

  • 902二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 05:50:45

    一夜経って冷静になりました。ご迷惑をおかけしてごめんなさい。
    花香くんはこのまま殺しておきます

  • 903二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 06:20:44

    >>898

    供犠塚ちゃんが死んだの悲しい…IFルートに期待するしかないのか…

  • 904二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 07:00:49

    このレスは削除されています

  • 905二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 07:05:55

    このレスは削除されています

  • 9061◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 07:12:18

    よく考えたら10個安価でしたすいません
    てか10個もあるかな
    描写しちゃったのがいくつかある

  • 907二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 07:12:29

    >>905

    じゃあ一刀斎は消して別で振りなおしても良いのでは?

  • 9081◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 07:14:06

    >>907

    あ、違うんですよ

    スレ主がワクワクしすぎてさきに生成しちゃっただけという

  • 909二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 07:15:59

    >>908

    当たる前から既に作ってたのか・・・スレ主すら魅了する一刀斎よ

    じゃあ一刀斎は確定としてまたダイスを3つぐらい振って大盤振る舞いすれば良いんじゃないですかね

  • 910二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 07:22:31

    >>909

    連投にはなっちゃいますけど既に幾つか描写しているって事は一刀斎以外にも誰か?

  • 9111◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 07:24:58

    >>910

    桃姫andデファースなんかはすでに戦場での様子はAIくんがまとめてやっちゃったので

    滅びた七カ国と供犠塚とロアとソナタ

    ここに+してあと2つきたら3つダイスしちゃいます

  • 912二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 07:27:27

    じゃあ出てない絶景を

  • 913二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 07:38:48

    バルトロメオ

  • 914二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 07:47:25

    滅びた7カ国

    供犠塚

    ロア

    ソナタ

    絶景

    バルトロメオ

    dice2d6=2 1 (3)

  • 9151◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 07:48:02

    >>914

    みす

    dice3d6=6 2 6 (14)

  • 9161◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 07:48:29

    振り直し

    dice3d6=6 2 1 (9)

  • 9171◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 07:49:27

    ダイス神が供犠塚とバルトロメオをやれとおっしゃっている

  • 9181◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 07:53:54

    まずは一刀斎から

    題名『三刃の刻』

  • 9191◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 07:55:03

    燃え盛る空。崩れかけた城塞都市の上空と地上を、無数の“未定”たちが蠢いていた。
     それは人とも獣ともつかぬ異形の塊。あるものは樹のように、あるものは光のように、あるものは剣のように増殖しながら、国という国の境界を呑み込んでゆく。

  • 920二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 07:56:01

    このレスは削除されています

  • 9211◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 07:57:19

    そのただなか、瓦礫の上に立つ影一つ。衣は千切れ、肩は焼け焦げ、両目からは光が失われ、右腕はもうない。

     それでも、一刀斎は立っていた。

    「いやぁ~……正直、もう帰って昼寝でもしたいところだが。どっこい、三カ国も背負っちまったからには、転べねぇよなァ……俺の背中には、王様の泣き顔も、兵士の汗も、子どもの声も……全部詰まってるんでな」

     彼の視線の先には、“未定”の巨大核――およそ数千万の未定が格納されているであろう粘液のごとき肉塊から幾千の手足を蠢かせていた。

  • 9221◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 07:58:35

    「お前さん……神になりたいんだったか? それも結構、だがな――」

     一刀斎の足がふらついた。血が、土に濃く滲んだ。
     それでも彼は、かすかに笑った。

    「……“神”ってのァ、もっとこう、祭りのときに笑ってるやつとか……雨乞いに応えてくれるような……そういう、愛されキャラだと思ってたぜ」

     腰の刀――片刃の古刀を、左手で握る。右はもう無い。両目のうち、視界は片方のみ。
     だが、“視えて”いた。周囲に群がる未定の個体たちのうねり、空を覆う羽ばたき、地面に這う根のような触手の挙動。

    「俺ァ、“予知”も“神速”も持っちゃいねぇ。でもよ、“読み”なら――」

     一刀が風を裂く。

  • 9231◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 07:59:34

    刹那。空間が断ち切られ、“未定”たちの数十体が吹き飛ぶ。吹き飛ばされる刹那、未定たちの複製がさらに増殖し、攻撃が襲い返す。

    「ぐッ……ハハッ、なるほど、“再生する敵”ってのは、昔の地獄絵図にもいたよなぁ……まさかその本人に会うとは」

     未定たちの一斉射撃が地を穿つ。爆音と風の渦が巻き起こる。

     ――そして、煙の中から、ゆらりと歩いて出てくる一人の剣士。

    「こちとら百戦錬磨の浪人だ……死に場所くらい、自分で選びてぇんだよ」

     そして彼は、最後の構えを取る。
     それはかつて一度きりしか使わなかった技、名もなき一刀。

  • 9241◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 08:00:18

    左脚を前に、残った左手で鞘を握る。柄を口で加え――そして、踏み出す。

     ――斬撃。否、“断絶”。

     全ての未定たちが、その刹那、ぴたりと止まった。
     時間も、空間も、感情すら――一刀の“斬意”に呑まれていた。

    「――ま、これで全部終わったってわけじゃねぇけど。お前が拡げようとしたその“全て”を、今ここで断ち切ったって話よ……俺はただの浪人、名前もない剣士だけどさ。守るもんがあるやつってのは、意外としぶといもんなんだぜ」

     “未定”の巨大核が、ゆっくりと崩れていく。まるで粘度を失った水滴のように、力を喪い、静かに霧散した。

     ――そして、彼もまた、静かに崩れ落ちた。

    「……あーあ……昼寝、できるかな……あっちで……」

     血の海に倒れながら、一刀斎はかすかに笑った。

  • 9251◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 08:01:07

    国は守られた。三国の人々は、生き延びた。未定の群れは瓦解し、神に至ろうとしたその“外れ値”は、その場に存在しえなくなった。

     ――そして、ひとりの剣士が、未だ名を持たぬまま、英雄譚として語られることとなった。

  • 9261◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 08:03:19

    以上
    主人公だな

  • 927二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 08:18:44

    これで生きてんのかよ一刀斎…

  • 928二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 08:18:50

    失明して片腕吹っ飛ばされても軽口叩きながら戦うのカッコよすぎる…

  • 9291◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:18:16

    国ごとに短くいきます

  • 9301◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:18:51

    題名『焔に咲いた七つの誓い ―The Seven Fallen Flags―』

  • 9311◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:19:48

    一、《暁ノ国》の兵士たち
    ──彼らは空を仰いだ。

    紅き朝陽を信じて、誰よりも早く、誰よりも真っ直ぐに敵陣へと走り出した。
    槍を持つ手は震えていたが、その眼差しには確かな誓いがあった。

    「夜が来るのなら、俺たちが朝陽になるまで」

    未定に喰われ、肉体は塵と化したが、
    彼らが突き破った一点は、翌日の戦線にわずかな光を残した。

  • 9321◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:20:09

    二、《海の双王国》の水兵たち
    ──彼らは沈まなかった。

    未定の侵蝕は潮のように陸を舐め、港を飲み込み、艦を呑んだ。
    だが彼らは、炎の海に小舟一つで突入し、決して振り返らなかった。

    「沈むのは、海じゃねえ。俺たちの矜持が折れたときだ」

    彼らの遺体は海にはない。
    未定の巨影を打ちぬいた水雷艇の残骸だけが、奇跡の潮目を作った。

  • 9331◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:20:29

    三、《黒檀連邦》の狙撃兵たち
    ──彼らは影になった。

    連邦はすでに焦土と化していたが、瓦礫の隙間から静かに銃声が響いた。
    狙い撃つのは、未定の“増殖中枢”。それを止める唯一の術だった。

    「名前なんざ、いらねぇ。音も立てずに終わらせろ」

    百八発目の銃声が響いた瞬間、未定の一角が崩落した。
    そして、撃った兵士は、自らのこめかみに最後の一弾を撃ち込んだ。

  • 9341◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:22:00

    四、《深緑の王庭》の騎士たち
    ──彼らは花になった。

    自然と共に生き、剣と共に死ぬ。それが王庭の誇り。
    未定に踏み荒らされた森の奥で、彼らは最後の騎行を遂げた。

    「この一帯に踏み入るな。ここは、俺たちが守った地だ」

    無数の未定を切り伏せ、最後は一体と刺し違えるように消えた。
    数日後、そこには誰が植えたでもない一輪の百合が咲いていた。

  • 9351◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:22:19

    五、《氷鏡帝国》の魔術兵たち
    ──彼らは詠唱した。

    絶望すら凍てつく氷の王国。そこに生きた魔術師たちは、
    己の命を“熱源”として、凍てつく禁呪を詠み上げた。

    「詩よ、我を葬れ。詠み終えたとき、我もまた氷と化せ」

    未定の侵食核を、全て凍らせる大呪が放たれた瞬間、
    兵士たちの体は氷像となり、その表情は穏やかだった。

  • 9361◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:22:39

    六、《灰と火の盟邦》の砲兵たち
    ──彼らは炎になった。

    弾薬庫が未定に囲まれた時、選択肢は一つしかなかった。
    笑って、火をつけた。背中に、母の手紙を貼って。

    「これが、俺たちの“花火”だ」

    世界中の空が絶望の黒に染まった夜、
    その一角だけが、赤く輝いた。それは盟邦最後の祝砲だった。

  • 9371◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:22:57

    七、《寂光教国》の祈祷師たち
    ──彼らは歌った。

    死者のために、終わりのために、始まりのために。
    未定に侵された聖堂の中心で、彼らは最後の詩篇を紡いだ。

    「これは嘆きではない。これは赦しの祈りだ」

    未定の精神構造に“想い”を染み込ませ、
    一瞬だけ、敵の動きを止めたその刹那が、全戦線の時間を稼いだ。

  • 9381◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:23:15

    彼らに勲章はない。
    記録も残らない。
    記憶にすら残らぬまま、全ては侵蝕された。

    だが。

    彼らの覚悟と死に様が、後に続く者たちの足元に、
    たしかに「道」となって残っていた。

  • 9391◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:23:37

    以上
    敬礼。

  • 9401◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:35:22

    供犠塚の最期いきます

  • 9411◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:44:52

    題名『わたしが贄であるうちに』

  • 9421◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:45:41

    風はすでに止んでいた。
    空には、希望も絶望もなかった。
    ただ未定――無限のそれ――が地平を埋め尽くし、世界を呑もうとしていた。

    彼女はその只中に立っていた。

    供犠塚(くぎづか)。
    かつて名のあったはずの少女。
    今はもう、名すら過去の儀式に捧げた。
    ただ一つの願いのために。

    「……これが、私の務め」

    声は静かだった。

  • 9431◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:46:01

    滅びた七つの国の中心、死灰の丘に、血で描かれた魔法陣。
    その円環の中央に、白い衣を纏い、裸足の彼女は立っていた。

    指先は震えていた。
    脚は千の傷に割れていた。
    唇には、だが一筋の笑みがあった。

    「これで……きっと、誰かが生き延びる。
    誰かが、未来を知る」

    供犠魔術――“無限回帰の贄環”。

    それは、世界の存続と引き換えに、自らを“世界の外側”へと焼却する魔法。

    彼女は、自らの命を捧げ、無数の魂を贄とし、未定の増殖に干渉する根の律を汚染した。
    未定のストックを束ねる“底”へと、傷をつけるために。

  • 9441◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:46:20

    「わたしの中には、いつも誰かがいた。
    母も、弟も、犬も、兵士たちも、魔術師も……
    ぜんぶ、ぜんぶ、ここにいた。ずっと一緒だった」

    彼女は手を広げた。

    指先が光り、世界がわずかに――ほんのわずかに、静かになった。

    未定が気づく。

    彼女という一点の存在が、
    自身らの原初個体の“根”に向けて、干渉を始めたことに。

    そして、群れのうねりが――狂ったように動き出した。

  • 9451◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:46:56

    無数の未定が、彼女へと殺到する。

    「遅いよ」

    彼女は呟いた。
    両手から白い火があがる。
    髪が風に舞う。
    涙が、地に落ちる。
    その涙が、魔法陣の輝きを完成させる。

  • 9461◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:47:22

    “完了(フィニス)”の刻印。

    それは、命の文字。

    「生きて。誰かが。……お願い」

    ――そして爆発した。

    静かに、緩やかに、悲しく、美しく。
    七つの国の焦土を結ぶ魔法陣が白光に包まれ、未定の大軍勢を焼き、その根に傷を刻み、増殖の輪を断ち切った。

    その中心にいた供犠塚という少女は、
    灰も、血も、肉体すら残さずに、消えた。

  • 9471◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:47:41

    ただ一つ。
    誰もいない丘に、風にたなびく白いリボンだけが落ちていた。

  • 9481◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 09:48:30

    以上
    最期まで誰かのために。

  • 949二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 09:52:53

    こういう人たちの礎を忘れてはならない…

  • 950二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:15:13

    くぎちゃん……!

  • 9511◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 10:22:25

    バルトロメオの死亡確率
    98~100%
    出力します

  • 9521◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 10:23:36

    題名『虚無断章』

  • 9531◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 10:24:05

    静寂だった。
    かつて七つの王国が交錯した戦線、その裂け目の中心で――空間そのものが“うねって”いた。

    「……まるで、世界が溺れてるみたいだ」

    バルトロメオは指先を立て、震える空を裂いた。そこから零れ出すのは、未定の“ストックの奔流”――数え切れぬ外れ値たちが蠢く、重力すら通じぬ戦慄の群体。

    「未定ってのは、ほんとに“数”なんだな。知性も魂も、薄めて濁して、ついには全部“試行錯誤”だけの塊だ」

    語りかけても無意味なことは分かっていた。
    だが彼は、空間の断裂部から姿を見せ始めた原初の未定の影に向かって、あえて言葉を投げた。

    「お前の目的は、“全てになること”だろ?」

    沈黙が返る。

  • 9541◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 10:24:23

    だがそれは、拒絶ではなかった。理解の証だった。あの化け物にとって、言葉はもはや必要ない。ただ全てを取り込み、模倣し、淘汰する。

    それが“未定”。

    「……なら、俺の“場所”も喰ってみろよ」
    バルトロメオは笑った。

    彼は全身に空間の罅を走らせ、自らの存在座標を“領域魔術”として展開した。
    歪曲、反転、切断、断絶。世界の法則を崩す“空間の絶技”が彼を中心に咲き乱れる。

    未定の大軍がなだれ込む。

  • 9551◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 10:24:45

    しかしバルトロメオは、ただ一度、指を鳴らした。

    「“多層折り”──空間八段、臨界展開。」

    刹那、世界が“分かれた”。
    未定のストック数千万が、八重の空間結界に囚われ、圧縮され、引き裂かれていく。

    その全てが、音もなく、消えていった。

    だが――

  • 9561◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 10:25:08

    「……やっぱ、限界か。身体がついてこねえや」

    バルトロメオの指先が砕けていた。
    彼の空間魔術は、空間座標そのものに自分の身体を同調させる術式。未定の数千万を断つには、それに見合う等価な存在量が必要だった。

    つまり、彼自身の身体と魂の量が、空間の代価として燃やされたのだ。

    「剣神にも一刀斎にも、顔向けできないな……こんな、中途半端な勝ち逃げみたいな芸じゃよ……」

    最後の魔力で、自らの核空間を開く。
    そこに記録されていた、七王国の座標、滅びた兵たちの意志、供犠塚の笑顔、ヤメイの背中、そして未定との戦歴全記録を、空間を通じて全世界に“分配”する。

    「せめて、誰かが……この“断絶の果て”を見届けてくれれば」

    目を閉じた。

  • 9571◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 10:25:27

    バルトロメオの身体は、ゆっくりと“消えた”。

    彼が最後に操ったのは、「空間」ではなかった。
    それは、“存在”そのものの境界線だった。

    この世界のどこにもいない。だが、どこにでもいる。
    記憶にも記録にも残らず、それでいて――確かに誰かの“救い”になった。

  • 9581◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 10:25:51

    以上
    メッセンジャー

  • 9591◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 10:27:52

    ふぅー
    これにて第一次未定レイドに関するお話は終了です
    しばらくは元の進行に戻して夜中にこういう話をちょっとやるかもです

  • 9601◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 10:33:17

    新規キャラクター安価です
    11:00まで募集です
    世界観に合わせてやりたい方向けに今後の世界は未定レイド後ある程度復興した世界です
    もちろんこれに関係なく作ってもらっても構いません

  • 961二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:34:09

    まてい
    ヤメイって誰だ

  • 962二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:36:29

    名前:覇王奉先
    年齢:52歳
    性別:男
    種族:人間・武将
    能力:一つの時代で最強・無双を誇った人馬一体の武芸百班
    能力概要:愛馬に騎乗しながら弓矢や大槍を神域の武芸を持って操り、地を割り、天空を裂く。
    弱点:愛馬のことを心から愛しているため、先に馬をやられると気を取られてしまう。

  • 963二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:37:19

    名前:マレフィクス
    年齢:178
    性別:女
    種族:魔女(ダークエルフ)
    能力:凶星
    能力概要:物体にかかる重力の向きを操り増幅させる。
    自身にかかる重力を操っての超高速移動や、隕石にかかる重力の向きを敵対象に設定しての必中攻撃を可能にする
    弱点:若作りしていて見た目は美少女だが腰痛持ち。
       気に入った相手は無理やり弟子にして孫の様に溺愛する

  • 964二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:37:36

    名前:自律式高機動重装歩兵『レッドオニ』
    年齢:1265歳
    性別:なし
    種族:機械
    能力:重装甲とジェット機動
    能力概要:頑丈な真紅の特殊合金装甲に身を包みジェット噴射による高速機動能力、超重量の金棒による圧倒的破壊力を持つ機械化歩兵
    基本的には重装甲で攻撃を受け止めながらジェット機動で接近、金棒で叩き潰すというシンプルな身体能力の高さを活かした戦術を用いるがいざという時は装甲と金棒をパージして通常の三倍の速度で動く事ができる
    弱点:装甲をパージすると弱点のコアが露出してしまう

  • 965二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:37:58

    名前:雹華(ヒョウカ)
    年齢:999歳
    性別:女
    種族:仙人(元人間)
    能力:符術と組み合わせた拳法や剣術
    能力概要:手ずから作成した符を媒介にして、時間すら凍てつかせ、停止させてしまう程の氷結・凍結能力を駆使する。
    また、氷で作成した双剣を武器にした剣術や体術も神仙の領域。
    弱点:暑いのと暑苦しい人がとっても苦手。

  • 966二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:38:15

    名前:岳江(がくこう)
    年齢:2万歳
    性別:男
    種族:龍人
    能力:人間形態と龍形態の可変
    能力概要:どちらの形態でも天候を操る力を持ち、人間形態時には携えた神槍による白兵戦を、龍形態では相応に巨大化した状態で口に咥えた槍から天災の如き神雷を発して攻撃する。
    弱点:龍殺し、神殺しの力を備えた武具に弱い。

  • 967二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:38:30

    名前:ドラクル・アーカード
    年齢:666歳
    性別:男
    種族:吸血鬼
    能力:吸血鬼としての能力
    能力概要:弱点以外に対する完璧な不死身、霧に変身しての物理攻撃の無効化、蝙蝠の翼による高速飛行、吸血による体力吸収および眷属化、魅了の魔眼、山を一撃で割砕く怪力乱心…など。『弱点以外に対しては無敵』という概念能力とも言える。
    弱点:日光や聖水を浴びると皮膚が焼けただれる、魔除けの木杭や純銀の弾丸で心臓を破壊されると即死する…など、大衆が考える『吸血鬼』の弱点を宿してしまっている。

  • 968二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:42:03

    名前:キャプテン・バルバロッサ
    年齢:75
    性別:女
    種族:海賊
    能力:船長特権
    能力概要:号令一つでフィールドを海に変え配下の大船団を呼び出す
    弱点:本人は銃器に習熟していて絶対に泣き言を吐かない精神性を持つだけのロリババア
    人魚肉を食って若返った影響で少し舌足らずに

  • 969二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 10:49:41

    名前:バーンドマン
    年齢:35
    性別:男
    種族:サイボーグ
    能力:火炎放射器を操る
    能力概要:右腕が強力な火炎放射器になっており、全てを焼き尽くす。また、右肩に搭載したグレネードランチャーで焼夷榴弾を放って爆撃も可能。
    弱点:背中のタンクを破壊されると自分ごと木っ端微塵に消し飛んでしまう。

  • 9701◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 10:53:53

    今後の各キャラクターの死亡確率です
    一刀斎90%
    剣神75%
    オリジン60%
    ファルスムーン40%
    絶景30%
    ロア60%
    チコマセワル35%
    クーフラン80%
    シファ70%
    バルトロメオ100%
    覇修羅85%
    西野優50%

  • 9711◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 11:02:37
  • 9721◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 11:03:07

    dice2d8=8 4 (12)

  • 9731◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 11:03:45

    相性が終わっている

  • 974二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 11:24:33

    このレスは削除されています

  • 9751◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 11:28:35

    題名『氷花、炎を溶かさず凍てつかせる』

  • 9761◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 11:30:36

    燃え残る石畳。
    赤黒く焼け焦げた瓦礫の中で、灼熱の風が音を立てて唸っていた。地表を這うように立ち上る熱気は、視界すら歪ませる。そんな地に、ひときわ異質な冷気が、煙るように漂い始める。

    コォ……

    「氷とは、静かであるべきものよ。貴方のように、うるさくて暑苦しいものではないわ」

    声と共に、音もなく現れた女がいた。
    雪のように白い長衣、澄んだ水晶のような瞳、しかしその奥には千年近くを生きた仙の冷ややかな理性が灯る。名を――雹華。

  • 9771◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 11:30:56

    向かい立つは、唸る炎の獣――バーンドマン。

    「ハッ、上品な氷女かよ……俺の炎で溶けりゃただの水だぜ」

    右腕から噴き出す火炎は、数十メートル先まで赤々と地を焼く。
    地面が爆ぜ、岩肌が融け、灰色の熱波が襲いかかる。

    雹華はわずかに目を細めただけだった。

    「なるほど……火力だけは一級品ね。でも、貴方――」

    彼女の指先が空をなぞった。
    薄く白銀の光を放つ一枚の符が空中に浮かび、静かに回転する。

    「自分がすでに冷えていることに気づいていないわね」

    符術:〈霜気封〉。

    一瞬。
    火炎の奔流の中、確かに見えた。バーンドマンの足元から氷が這い上がるように広がり始めている。

    「なッ……!?」

    高熱のはずの戦場で、雹華の氷は空気を凍てつかせ、熱波をねじ伏せる。
    氷は火に劣る、などという理はここでは通用しなかった。
    これは理知と意志を帯びた氷――千年の符術を極めた女仙の術。

  • 9781◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 11:31:16

    バーンドマンがグレネードランチャーを構えた。

    「消し炭になれ、氷姫ッッ!」

    銃口が火花を吐いた瞬間、雹華は瞼を閉じ、薄く笑んだ。

    符術:〈凍界停時〉。

    その瞬間、世界が止まった。

    風も熱も、爆炎すら凍りついたかのように――
    全ての動きが、封じられた。

    バーンドマンの弾丸は、空中で白く凍りつき、ぽとりと地面に落ちた。
    動かぬ男に、雹華は凍気でできた双剣を携え、歩み寄る。

  • 9791◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 11:31:37

    「冷静に考えなさい。熱は膨張するもの……つまり、思考が拡散するの。貴方のような男には、氷で頭を冷やすくらいがちょうどいい」

    彼女は軽く剣を振るった。
    右腕――火炎放射器の核となる部分が、音もなく粉々に凍り砕ける。

    その瞬間、時は再び流れた。

    「ッ!? うぐ、腕が……っ、俺の――あっつ……!? な、なんだこれ、体が冷えて……動か、ねぇ……!」

    「貴方の炎は、私の“寒さ”に屈したのよ。凍てついた熱など、もう燃えはしないわ」

    バーンドマンの背中のタンクに、最後の氷符を貼り付ける。

    「冷却完了」

    ――符術〈氷獄封気〉、発動。

    ボォン、と微かな音と共に、彼のタンクは凍結破裂し、内部の燃料が氷塊となって爆ぜた。

    倒れる炎男。

  • 9801◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 11:31:55

    爆発は起きなかった。ただ、静かに、凍りついたまま沈黙した。

    雹華はふぅ、と胸元に挿していた白梅の花を一撫でする。

    「……暑苦しさは去ったわね。さて、次はどんな“愚か者”が来るのかしら?」

    彼女の歩みのあとには、熱も炎も消え、白い霜が地を覆っていた。

  • 9811◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 11:32:28

    以上
    また神域が暴れてますね……

  • 982二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 11:39:46

    相性差を地力で捩じ伏せてて笑う

  • 9831◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 11:40:36

    安価5つお願いします

  • 984二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 11:43:10

    名前:自律式高機動重装歩兵『レッドオニ』
    年齢:1265歳
    性別:なし
    種族:機械
    能力:重装甲とジェット機動
    能力概要:頑丈な真紅の特殊合金装甲に身を包みジェット噴射による高速機動能力、超重量の金棒による圧倒的破壊力を持つ機械化歩兵
    基本的には重装甲で攻撃を受け止めながらジェット機動で接近、金棒で叩き潰すというシンプルな身体能力の高さを活かした戦術を用いるがいざという時は装甲と金棒をパージして通常の三倍の速度で動く事ができる
    弱点:装甲をパージすると弱点のコアが露出してしまう

  • 985二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 11:45:10

    名前:マレフィクス
    年齢:178
    性別:女
    種族:魔女(ダークエルフ)
    能力:凶星
    能力概要:物体にかかる重力の向きを操り増幅させる。
    自身にかかる重力を操っての超高速移動や、隕石にかかる重力の向きを敵対象に設定しての必中攻撃を可能にする
    弱点:若作りしていて見た目は美少女だが腰痛持ち。
       気に入った相手は無理やり弟子にして孫の様に溺愛する

  • 986二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 11:49:26

    名前:ゲドフレア
    年齢:6281歳
    性別:オス
    種族:外宇宙人
    能力:命を分割できるよ
    能力概要:自らの『命』を肉体ごと好きな数に分けて分割できる。不死身を思わせる再生能力、凄まじい身体能力、数の暴力で敵を圧倒するのが基本戦術である。
    弱点:一度完全に失われた『命』は時間をかけないと再生できない。再生には限界があり、限界を上回ると死んでしまう。
    また、地球人を見下しており、傲慢。

  • 987二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 11:49:49

    名前:ドラクル・アーカード
    年齢:666歳
    性別:男
    種族:吸血鬼
    能力:吸血鬼としての能力
    能力概要:弱点以外に対する完璧な不死身、霧に変身しての物理攻撃の無効化、蝙蝠の翼による高速飛行、吸血による体力吸収および眷属化、魅了の魔眼、山を一撃で割砕く怪力乱心…など。
    弱点:日光や聖水を浴びると皮膚が焼けただれる、魔除けの木杭や純銀の弾丸で心臓を破壊されると即死する…など、大衆が考える『吸血鬼』の弱点を宿してしまっている。

  • 988二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 12:00:54

    名前:キャプテン・バルバロッサ
    年齢:75
    性別:女
    種族:海賊
    能力:船長特権
    能力概要:号令一つでフィールドを海に変え配下の大船団を呼び出す
    弱点:本人は銃器に習熟していて絶対に泣き言を吐かない精神性を持つだけのロリババア
    人魚肉を食って若返った影響で少し舌足らずに

  • 9891◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 12:06:38
  • 9901◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 12:08:21

    まさかの次スレを立てるお時間です

    個人的にほんとに暇つぶしのつもりだったので正直びっくりしてます

  • 991二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 12:11:32

    続いてくれるのは嬉しい限りですぜ

  • 9921◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 12:18:44

    埋めましょうか

  • 9931◆ZEeB1LlpgE25/07/01(火) 12:19:11
  • 994二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 12:24:11

    うめぃ

  • 995二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 12:27:40

    うめめめめめめ

  • 996二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 12:32:58

    宇宙人vs海賊…ファイッ!

  • 997二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 12:35:28

    松竹……埋め!

  • 998二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 12:42:40

    ☆ゅ

  • 999二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 12:43:54

    う・めぼし

  • 1000二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 12:44:03

    風呂

オススメ

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