- 1二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 21:45:12
- 2二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:00:28
魔法の線路・通称TATMR
記念すべき長編第1作でありながらクセが強く賛否両論の作品
ハリウッド向けにした為にトーマス達が実写の人間と共演していること(トーマス達側もある意味実写とは言え)やエドワードの未登場、理由もなく喋る転がり草が不自然に感じられるのが原因だろうか
悪役のP・T・ブーマーの出番やスチームローラーのジョージの登場のカットなど当初の予定と脚本が大幅に変更されており、そのせいかストーリー的に腑に落ちない部分が多い
話も子供向けアニメにしては難しいところもあるが個人的にはレディやディーゼル10のキャラもあって好きな一作
原作に女性の蒸気機関車が登場しないのは不自然ではあったが、お陰で初の女性機関車を初の長編作品のヒロインという特別で重要なポジションに充られた為結果的には良かったのかもしれない
レディがカププラで頑なに復活しない辺り公式的には黒歴史らしい(何故かスプロッヂは許されてるが) - 3二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:11:12
みんなあつまれ! しゅっぱつしんごう
声優一新後初の映画で蒸気vsディーゼルの抗争を描いた作品
今作のゴードンとジェームスはディーゼル機関車という共通の敵がいることもあって急行引いてる自慢や赤いボディ自慢は一切しない
仕事をほっぽり出してボディをぶつけ合う蒸気とディーゼル、唯一それに参加せずに真面目に自分の仕事をしているのがよりにもよってディーゼル10
夢の中で何故かラスティと共に働いているレディに助言を受け、ディーゼルと力を合わせるべきだと気付くトーマス。前作のヒロインの助言で目覚めるのは確かにエモいけど気付くの遅ぇよ!
蒸気とディーゼルが人種のメタファーで、「人種が違っても分かり合える」がテーマだとしたら良い作品………なのか?
ちなみにヒット期のデイジーの唯一の出番がこれ - 4二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:20:34
トーマスをすくえ! ミステリーマウンテン
3作目にして最後の模型期の長編映画
内容は徹底的なトーマス曇らせ
大きなプロジェクトのリーダーになるも画像左の新入りの白い機関車が良い奴過ぎて友達も居場所も奪われ、負けずと頑張るも空回りして事故り新入りにリーダーの座も奪われ、修理されて帰ってきてから腹いせにした嫌がらせ(後述)が裏目に出て信用を失い、それを取り戻そうとサビ残したところうっかり洞窟に迷い込んでしまう
トーマス達のソドー鉄道、スカーロイ達の高山鉄道、ジャック達の建設会社という3つの勢力? が集結しているところは好き
トーマスが腹いせにした嫌がらせだが、内容は新入りに明らかに引けない量の石炭の貨車を引かせると言うもの
結果的に登り坂で連結が切れて貨車が暴走し大事故となった
示唆したトーマスは当然怒られたが、理由こそ不明なものの最終的にそれを引くと決めた新入りには何故かお咎めなし(新人だから甘く見てもらえた?) - 5二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:30:46
- 6二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:33:47
みんなあつまれ! しゅっぱつしんごうの欄で書き忘れたが、筆者はこの作品においてメイビスが蒸気とディーゼルの仲介役なのが好きだ
心優しく親切なディーゼル機関車なら当時の時点でもボコやソルティーなどがいるが、何故か不思議とこの役割はメイビスだからこそ務まる気がする - 7二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 22:50:55
ミスティアイランド レスキュー大作戦!! 通称MIR
船に繋がれたイカダに乗ってメインランドを目指すトーマス、だが船とイカダを繋ぐ鎖が経年劣化で切れたことでイカダがトーマスを乗せて漂流し、「偶然」ミスティアイランドの線路のある桟橋に漂着した、イカダに意思があるとしか思えない偶然だ
そこで出会った3台の機関車バッシュ・ダッシュ・ファーディナンド。このうちバッシュとダッシュの声優は原作者の名前にちなみ芸人のオードリーコンビが担当。結構上手かった
ファーディナンドの口癖「その通り〜!!」はちょっと頑張れば流行語大賞行けたかもしれない(別に流行らなくてよかったけど)
ミスティアイランドにあるグラグラ揺れまくる橋は機関車の重みに耐えられるのが不思議なほど脆そうで、後の回でここを通るのを臆する機関車が憶病者扱いされるのが不思議なくらい。誰だって怖いわあんなん!!
そしてそれよりもっと怖いのは人格があるのかないのか曖昧なクレーンオールドウィージー
顔はないが叫び声のようなものをあげ(ちゃんと担当声優もいる)、明確に機関車を狙っているかのような動きで丸太を投げたりする怖すぎる存在
自分ならあんなのと仕事をしたくはないがバッシュ達的には好評なようで安心した
ジョビの木が実在すると思っていた幼少期 - 8二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:02:18
ディーゼル10の逆襲 通称DOTD
前作のラストに登場し不穏な言葉を残したディーゼル10が敵役として帰ってきた
CAE(みんなあつまれ!)以来の、そしてそれ以上に過酷な蒸気とディーゼルのバチバチ抗争
今作のディーゼル10は初登場時のポンコツさやCAEで見せた優しさは一切なく、徹底的な悪として描かれている(尚ハット卿には逆らえない模様)
ディーゼル機関車達にカチコミに行く仲間を見て、ちょっと怯えながらも頑張ってついて行くトビー好き
このパンフではメイビスがD10陣にいるように見えるが、ご存じの通り彼女はディーゼルの善玉で蒸気を馬鹿にしたり悪事に加担はしないのでご安心を
今作で初登場したベルに「放水銃のついた機関車など非現実的だ」と批判する人もいたが、一応そういう機関車は実在したらしいので大目に見てあげよう
パーシー「君達は僕より愚かなんだね」←まあ愚かなんて言葉使えるぐらいなら確かに賢いな……
悪事には当然ダメだと言った上で、相手の言い分もしっかり聞いて要望を叶えてあげるのほんと好き - 9二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:05:37
最近カププラトーマスでPBMSシリーズなるものがあるり、10年前に公開された映画の内容を順番に再びピックアップしているのだが、この企画がスタートしたのがDOTDの次作BMMから10年後の2023年でDOTD以前の映画のPBMSは存在しない
PBMS DOTDはノーマンがカププラデビューするおそらく最後のチャンスであったが故に残念 - 10二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:20:46
ブルーマウンテンの謎、通称BMM
高山鉄道の機関車にスポットが当てられ、ダンカン以外の高山勢が再登場し(当時ダンカンのモデル機が修理中で3Dモデルの為の取材ができなかったらしい)、新たな高山鉄道の仲間ルークが登場
内容は「誤って広まってしまった話を間違っていると証明する」という僕の非常に大好きなもの
トーマスがスカーロイ達を安心させようとして言ったことのせいで誤解を受け、嘘つきと非難されるシーンが見ていて非常に辛くなる
ダンカンはキャラとしては好きだが、今回は「黄色い機関車がいないこと」がキーになっているのと性格的にルークのことをすぐにバラしそうなので今作に限ってはいなくて良かったように思える
今作でビクターがソドー島に来た経緯が語られるが、登場から3年が経過してから過去が掘り下げられるのは本コンテンツ全体で見ても非常に珍しい
終盤のビクターとルークの再会、ルークが皆の前でも安心して走れるようになるシーンは涙なしで見ることは不可
ルークの汽笛がすごく好き - 11二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:22:46
小さな機関車だって、大きなことができる!(TATMR)
帽子の代わりはいくらでもあるが、トーマスの代わりはどこにもないからな。(MIR)
この2つの名言ほんと好き - 12二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:43:14
キング・オブ・ザ・レイルウェイ トーマスと失われた王冠 通称KOTR
「トーマスと〜」の前に原題を持ってくるのがすごくおしゃれなタイトル
原作未翻訳巻にも登場した世界最古の機関車ロケット号がまさかのCGでキャラ化され、原作時点で言及のみ存在が示唆されていたウルフステッド城にまさかのスポットが当たる
存在だけで歴史的価値があるのに、それに飽き足らず仕事を探そうとするスティーブンが役に立つ存在を目指す機関車の本能? を忘れてなくて好き
高山に閉じ込められたスティーブンをトーマス達が頑張って助けたが、そもそもその状況になったのはトーマスが原因であるという
スティーブンのディーゼルに対する「オイルまみれさん」発言には笑った
今回流線型の機関車コナーとケイトリンが登場したが、仮に今後絵本などでE5系とE6系がキャラ化される場合、赤と青緑、圧倒的スピード、例によって片方が男子で片方が女子にされそうなのでコナケイとキャラが被りそう - 13二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 23:58:27
勇者とソドー島の怪物 通称TOTB
この作品におけるジェームス性格悪すぎ、パーシー臆病すぎ
「パーシーが怖がるのが面白いから」という理由だけでスクラップでモンスターを作りパーシーを脅かそうとするジェームス、そしてパーシーもパーシーで友達になったゲイターがソドー島を去るのが寂しいからという理由だけでクランキーに嘘をついてまで皆に無断でゲイターと一緒の船に乗る
ムスの機関士もムスが本線上にスクラップを放置することについて何か疑問を持て………
原作には存在しないジェームスとパーシーの友情物語という点においては自分は好き
普段問題を起こすと思われがちなビルとベンが真っ当に活躍する「やったねビルとベン」を彷彿とさせる序盤の救出劇も好き
そして倒れそうになってまで船にフックを引っ掛けてパーシーを必死に引き戻そうとしてくれるクランキーの好感度もめちゃくちゃ上がる - 14二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 00:00:29
トーマスと仲良くするベルとフリンに嫉妬するパーシーに対し、パーシーと仲良くするゲイターに別に嫉妬しないトーマスは意図しているかは分からないが性格の違いが出ていると思う
パーシー→トーマスは若干の独占欲がある - 15二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 00:01:42
なんか見たことある気がするなあこれ
金色の粉入れた笛でテレポートみたいなことしてたような
初代劇場版だった上に色々と特殊な感じの作品だったんだな、言われてみれば実写の人間写ってるのだいぶ特殊だなってのはそうなんだが
- 16二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 00:16:28
トーマスのはじめて物語 通称TAB
汽車のえほん70周年を記念して作られた第1シーズン1〜7話の原作では描かれなかったソドー島に来島したばかりのトーマスの姿と、模型期では再現されなかった黒いジェームスの姿が初めて公式で謁見できる作品
特にトーマスの塗装は、オードリー牧師の製作し息子に贈った玩具に基づいており、ハット卿が重役と呼ばれていることや原作に設定のみ登場していたコーヒーポッド機関車グリンの本格登場もあって原作へのリスペクトを感じられる
内容は邦題のbegins(ビギンズ)が示す通りトーマスがまだソドー島に来た頃の時期を描いており、まさにトーマスの始まりを描いたストーリーである。
原作から存在していた深緑のクレーン車に人格が与えられたことや、「出てこいヘンリー」リメイクシーンでトーマスにヘンリーに助言をするシーンを入れたことは良改変だと思っている
この作品は傑作ではあったが、「今後の長編はもう新キャラなど出さず8話以降のリメイクを続ければいい」というファンの意見は流石に無茶だと思われる
「やくにたつきかんしゃ」「やっかいなかしゃたち」のリプライズは必聴
Xでパーシーの声優さんが「トーマスの映画なのに私出ないんですか!?」って驚いていたのが印象的だった - 17二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 00:19:47
- 18二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 00:23:49
- 19二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 00:39:15
探せ!!謎の海賊船と失われた宝物 通称SLOTLT
デイジーが復活し、模型期には技術の都合で出番のなかったちんまり鉄道が登場し、初期はレギュラーだったものの最近は出番が減ってしまったダック、ドナルド、ダグラス、オリバーに見せ場が作られたことで古参ファンを大喜びさせた作品
オリバーと言う名前のキャラが蒸気機関車と重機で2人いることがついに公式からイジられる
本作のトップハム・ハット卿は(序盤でトーマスがイタズラで事故を起こしたのもあって)あまりトーマスの話を聞こうとせず、彼が爆発しそうなダイナマイトから皆を救った時ですらイタズラと早とちりして怒号を上げるなどやたらと辛辣
ただ彼の最後のセリフ「私の鉄道の機関車達はどんな宝よりずっと大切」は心にグッとくるものがあった
ライアンはトーマスに似たタンク機関車で、それでいてトーマスと違ってイタズラをせず問題を起こさない優等生で彼の立場を脅かしかねないスタンリーに似た存在だが、原作に出てきても違和感ないデザインなのもあって古参ファンでも彼のことだけは好きな人が多い模様
長編でキャラによる挿入歌が入るのは今作から
没となったP.T.ブーマーを除けば人間の悪役が登場するのも今作が初で、ちんまりや仲間達も協力する追跡劇は必見 - 20二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 01:04:21
走れ! 世界の仲間たち 通称TGR
新キャラ数は驚異の12。しかしヒロインのアシマ、悪役のヴィニーを除いたそのほとんどはモブ。ヨンバオやジーナは後の長編で見せ場があるもののその大半は今後もモブ。せっかくモデリングしたのに………
そして模型期は予算の都合で炭水車しか作ってもらえなかったフライング・スコッツマンがまさかの登場
実機が公開の前年に現役復帰したからという理由だが、素晴らしいファンサービスと言えよう
彼は単なるファンサービスではなくしっかりとした役割を持っており、ゴードンよりも格上の存在と描かれていることで「ゴードン如きを勝つべき存在としてしまっているトーマスの見えている世界の狭さ」を表現している
「あなたはあなたのままで素晴らしいのだから、自分を誇ろう」というテーマは素晴らしかった。努力してより良い自分になろうとすることは大切だけど、自分を過剰に卑下する必要はないのだと
着飾ったゴードンやジェームス達は勝てず、ありのままの姿でいたトーマスが優勝したことがそのメッセージを裏付けていると言えよう(同じようにありのままの姿でいたヘンリーは力自慢大会で最下位だったが)
前回の「ハット卿からの評価」に対し、今回は「世間から見た評価」をトーマスが重視するのがポイント
序盤のレイルウェイショーのことを知った機関車達が出場したい気持ちを歌にする「レイルウェイショーにつれてって」が可愛かった。出場したがる機関車の中にはあのエドワードまでいる
ディーゼルが力自慢レースに出たがったのは「せかいさいきょうのきかんしゃ」でヘンリーに恥をかかされたことを根に持っているから説がある。だとしたらなんか可愛いなww
ゴードンが流線型に改造された姿シューティング・スターと、トーマスが妄想の中で流線型になった姿は劇場公開からだいぶ経ったにも関わらず今でもプラレールで販売されており相当な人気を持つと見られる(前者への古参ファンの反応はイマイチだが………) - 21二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 01:23:14
飛び出せ! 友情の大冒険
前作に引き続きメインランドへと飛び出すトーマス
MIRではメインランドへの渡航に失敗していたが、この辺りで長編でトーマスがメインランドに行く流れが確立されて行く
前作ではトーマスの憧れの対象が世界の機関車及び彼らが住むメインランド、そしてそこに行くことのできるゴードンやヘンリーなどのベテラン機関車でそれらと自分を比べて自分はだめだと思い込むトーマスだったが、今作はそんなトーマスよりも更にポンコツな実験用機関車が出てきており、前作のテーマ「ありのままの自分を愛そう」に対する「じゃあ、ありのままがダメダメだったら?」という問いへのアンサーとなっている
またこれまでの長編ではディーゼル車達やスペンサーと言った共通の敵が出てきたことで比較的トーマスに親切だったジェームスだが、彼らが友好的な一面を見せ始めた代わりにジェームスは自惚れ屋な嫌な奴に戻っており、そんなトーマスとジェームスの関係を改めて見つめ直す内容となっている
故に今作で製鉄所に閉じ込められるトーマスを助ける役割はパーシーでもエドワードでもゴードンでも駄目で、ジェームスだからこそ成り立つ物語と言えよう
今作のテーマは「ありのままがダメダメだったら? そんな時は友達を頼ろう!」だが、もう一つのテーマは「大人の甘い言葉を易々と信じて騙されてはいけない」。
今作ではトーマスでは製鉄所で働く二人組の機関車ハリケーンとフランキーに惑わされたせいで大変なことになってしまうが、自分も騙されやすく褒められるとすぐいい気になってしまうタイプなので、甘い言葉に惑わされそうになった時はこの映画を思い出そうと思う
ハリケーンとフランキーは純粋悪でこそないもののディーゼル10などと違いコミカルさのないヴィランで、彼らがトーマスを誘い込む手口は随分と手慣れているように見え、前にもそのような手段で他の機関車をまんまと騙して連れ込んだ可能性があることにゾッとする - 22二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 01:47:09
Go!Go!地球まるごとアドベンチャー 通称BWBA
前作と前々作でソドー島を出ることに成功したトーマスだが、今度はいきなり地球を一周する大冒険に出ることを決意
そして単なる長編映画ではなく、この映画で初登場する女の子の機関車ニア(右のオレンジ)がエドワードに代わってレギュラーを意味するティドマス機関庫のメンバーに入る非常に重要な映画である
本作のテーマは「友達をよく選ぶこと」
トーマスが旅先で出会ったニア、レーシングカーのエースと共に5大陸を横断するのだが、旅の最中にエースに「ニアに黙って別れ、後で合流してビックリさせよう」というイタズラを提案され面白そうだと乗るトーマス
しかしそれが原因でニアとはぐれてしまい、最終的に中国の雪山で再開するもニアは当然怒っていた
トーマスがニアとはぐれるようなイタズラを提案するエースは「悪い友達」であり、ディズニー映画のピノキオで言うところのキツネとネコの役割を持つ
前々作のテーマに対し、「ありのままがダメダメなら友達を頼ろう」というアンチテーゼを提示した前作であったが、今作ではそこから更に「でも友達はよく選ぼうね」というアンチテーゼを展開しており、単体でも子供に良い教訓となっている
これまで長編のトーマスは友情をテーマにしてきたことが多かったが、本作はこの番組において初めて「悪い友情の在り方」を描いたことで本格的に友情について一歩踏み込んだ内容となっている
またトーマスはアフリカやブラジル、アメリカ、中国など様々な国を巡るが、それぞれの現地では実在する文化や動物が描かれており、そういった世界の文化を学ぶと言う点においても素晴らしいものであったと言えよう
本作終盤においてトーマスは中国の雪山ではぐれたニアと再開するが、そのシーンをよく見るとニアを引き留めるために鳴らした汽笛と叫び声のせいで雪崩が起き、ニアがトーマスに気付いて止まってしまったせいで雪崩を逃れられなかったという悲壮感溢れる描写がある(最終的に現地にいたTGR初出の機関車ヨンバオが助けてくれたが。救助シーンはとても迫力があるので必見)
ニアを連れて帰還したトーマスをソドー島の仲間達は暖かく出迎えてくれたが、肝心のハット卿はトーマスを探す旅に出たまま終盤まで帰ることができず、トーマスとの再会が敵わなかったのが残念
(無断で仕事を放り海外渡航したことは叱られるべきなので) - 23二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 02:12:38
チャオ! とんでうたってディスカバリー
ニアとレベッカにとってはレギュラー入り後初めての長編
前半はディーゼル機関車達が揃って動けなくなったことで大忙しになった港を、トーマスがティドマス機関庫のメンバーと「スチーム・チーム」を結成して助けに行く話、後半はイタリアに行ったトーマスが消えた機関車についての謎を追う話
個人的にはジーナ役のゲスト声優山口もえさんの演技は申し訳ないがあまり上手くなかったように感じる
タイトルは明らかに後半のイタリア編のことを指しているのだが、大人になった今では前半のソドー島での話はかなりグッとくるものがある。助け合える励まし合える仲間って年齢に関係なく最高に大切。
オチはあまりよろしくなかったけど………まあそれ以外はかなり良かったんじゃないかと思う
後半のイタリア編でのテーマは「知ったかぶり」
トーマスがイタリアについて適当を言う度にジーナが怒っていたように、マウントや見栄を目的にいい加減な知識を披露することは相手をイライラさせて友情が崩壊する。これは子供のみならず大人も知っておくべき教訓で子供向けアニメで取り扱うのは適切だろう
またトーマスが消えた機関車について聞いた時に「可哀想」と言ったのが印象だった
デュークやレディ、ヒロ、グリンのことを知っていたので感情注入してしまったのだろうか、それは定かでないが多くの人達に「好奇心に自業自得」と見做されている消えた機関車の失踪を可哀想に思うところに彼の優しさが垣間見えていた - 24二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 02:31:03
おいでよ!未来の発明ショー!
久々にソドー島内で完結する長編。
新幹線や巨大なロボットに空飛ぶ車が登場することについて世界観を考えろと批判する人もいたが、ロボはともかく空飛ぶ車は50年代から開発が進んでおり、新幹線も原作最終巻付近では作中年代が2011年まで進んでいるので0系どころかE5系が存在してもおかしくないほどなので問題はない
またそれらは昭和の日本人が憧れたものの代表格であり、トーマス達を感激させるアイテムとしては理に適っている
この映画の序盤では未来の機関車について皆が空想するシーンが入るが、レベッカの空想が1番実現が容易いものなのが彼女の謙虚さを表しており、また久々にハーヴィーに役割が与えられたのも良かった。
近年威張ってばかりなイメージのゴードンが頼れる兄貴分としての姿を見せたのも素晴らしかったし、発明家のルースは女の子も発明家など自分がなりたいものになれる事が出来るという事を女の子の視聴者に教える役目があるほか、女の子も機関車が好きでいていいというメッセージが含まれていると感じていてとても良かった。
彼女がトーマスの女性キャラに多い「〇〇よ」「〇〇だわ」という女性口調を使わないのもジェンダー平等を感じて素晴らしかった。
暴走するケンジを追跡するシーンも、カメラワークも合間って迫力とアクションをとても感じられた - 25二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 02:39:20
すまん、AEG以降は興味なくて映画見てないからレビューできない
じゃあね、見てくれてありがとう
楽しかったよ - 26二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 02:45:17
海賊を追跡!
世界の機関車とバトル!
地球一周!
新幹線を追いかける!
もうこれすごいのトーマスよりトーマスの機関士と帰還助手だろ - 27二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 07:36:45
オールスターパレードもなしとは…にしてもよく興味のないAEGをサムネにできたな
- 28二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 07:46:36
歴代映画全レビューというタイトルでありながらAEG以降は興味なくては草生えた