【ホラー注意】森の中、二人だけの展覧会【ブルーロック】

  • 1スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 21:39:16

    ここは、森の奥にぽつんと建つ彫刻館。

    夜になると彫刻たちが動き出すとか、
    迷い込んだ人が消えるとか──

    いろんな噂があるらしい。

    静まり返った森の中。
    誰もいない展示室を進む二人は、何を思うのか。

    ※登場人物:御影玲王?・凪誠士郎?

  • 2二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 21:40:55

    スレ主感謝!楽しみ

  • 3スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 21:44:56

    このスレは、ブルーロックの登場人物による参加型謎解きホラーSSです。

    舞台は、とある山の中にある“彫刻美術館”。
    不気味な彫刻達からの出題に、二人は頭を悩ませます。


    ※プレイヤーの選択(安価)によって、ストーリーの視点が変化します
    ※ロスト/発狂/SAN値管理/戦闘なし

  • 4スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 21:46:33
  • 5スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 21:47:46

    ■キャラヘイトを目的とするものではありません

    ■キャラsage、腐発言、アンチコメはお控えください

    ■荒らしはスルーします

    ■基本的にゆっくり進行(社畜なので平日は特に)ですのでご容赦ください

    ■感想、質問、イラスト等頂けるとスレ主が大変喜びます

    ■広域ホスト規制に巻き込まれがちです。保守して頂けると幸いです

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 21:47:47

    >不気味な彫刻達からの出題

    謎解き系かな?

    それなら白宝のふたりはかなり強そう

    期待期待

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 21:49:11

    スレ主ありがとう ワクワク

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 21:50:16

    ギャグの方落としちゃってごめんスレ主!
    面白くて続き楽しみにしてたんだけど保守漏れてしまった
    前々から予告されてた白宝の話楽しみにしてたから嬉しい〜!

  • 9スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 21:57:45

    >>2 こちらこそ引き続きありがとうございます!


    (なんか……ちょっと、マガカテピリピリしてる……?スレ主のせいか………)


    >>6 二人とも頭が良いですからね!最終決断は読者の皆様に投げますが!笑


    >>7 いえいえ!移行ありがとうございます!


    >>8 とんでもないです!お付き合い下さいましてありがとうございました!ギャグセンスをレベルアップさせてからまた挑戦します!!リクエスト頂いていたので、お待たせしてしまいましたがやっとスタートです!

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 22:00:47

    ピリピリしてるのはスレ主のせいじゃないから大丈夫だよ
    トリップのアドバイスも多分万が一に備えてってことだと思うし

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 22:04:03

    スレ主のせいじゃないと思うよ大丈夫
    スレ主のスレいつも平和進行だからありがたいんだよね

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 22:22:11

    名前の横に?が付いてるのが気になる…ドキドキ
    前スレ落としちゃって申し訳ない…!でもスレ主のホラー好きだから今回のも楽しみにしてます!

  • 13スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 22:26:02

    皆様フォローありがとうございます…!おおよそ察しがつきました…。


    >>10 トリップ付けたことなかったので、一人でわちゃちゃしてました…親切からということであれば、真摯に受け止めなければ!


    >>11 争い事は好かないので……戦ったりするのは物語の中だけで十分です……笑


    >>12 ふふふ、最後まで秘密です!読んでいただけていたということが何より嬉しいので大丈夫ですよ!ホラーも気合い入れていきますので、どうぞよろしくお願いします!


    さて、皆様のお陰で不安も解消できましたので、早速始めていきます!

    平和かつ長く投稿を続けられるのは皆様のお陰です。この場を借りて感謝申し上げます。

    ホスト規制さえかからなければ日付変わるくらいまでは頑張ります!

  • 14スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 22:30:59

    暗く湿った森の中。
    小さな道を進むと、黒々とした外壁の建物が現れた。

    その前に、二人の少年が立っている。


    「……ここがそう、なんだよな?」

    「うん」

    「でかいな。思ったより……古いし。雨が降ったらすぐ崩れそうだ」

    「レオってさ、こういう場所、怖い?」

    「怖いっていうか……暗くて足元わかんないのがイヤだな」

    「だよね。俺も、なんか……落ち着かない」

    風が吹き抜けるたび、
    周囲の木々がざわりと音を立てる。

    耳元で誰かが囁いているように聞こえた。


    「……風、冷たいね」

    「森だからな。音も響くし」

    二人は足元の石畳を踏みしめながら、
    一歩ずつ扉へ近づいていった。

  • 15スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 22:38:28

    「誰もいないのかな。こんな時間に開いてるはずないけど……」

    「……でも開いてるだろ?鍵、かかってない」

    ドアノブを回すと、
    金属音が鳴ってわずかに扉が軋む。


    「やっぱり、ほら。……でもさ、凪、ほんとに入るのか?」

    「……レオは嫌?」

    「別に。凪が行くなら、俺も行く」

    「じゃ、決まりだね」

    扉に刻まれた紋様が目に入った。
    雨垂れで黒ずんだ模様が、どこか人の顔に見えた。

  • 16スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 22:40:34

    「……今、顔に見えた」

    「レオも?俺も、そう思った」

    二人は顔を見合わせると、
    どちらからともなく笑い合った。


    「行こう」

    「うん」

    扉がゆっくりと開く。

    湿った森の冷気が背中を押すように吹き込み、
    二人を暗い館の中へ誘った。

  • 17スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 22:45:50

    扉が音を立てて完全に開ききると、
    微かな埃と石の匂いが流れ出した。

    中はほの暗く、
    細いランプの明かりが床をぼんやり照らしている。


    「……暗いな」

    「大丈夫。足元、見えてる」

    二人は静かに靴音を響かせながら、
    ひんやりとした空気の中へ足を踏み入れた。

    入ってすぐに、大きなホールが広がっていた。
    壁や天井は深い色の石で作られ、
    冷たく音を吸い込むように静かだ。

    見上げると、頭上に吊るされた金属製のランプが、
    歪んだ影を床に投げかけている。


    「……誰も、いないな」

    「うん。でも、開いてたからいいんじゃない?」

  • 18スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 22:50:56

    奥の壁には大理石のカウンターがあり、
    そこには古いモニターと、
    電子チケット用の端末が置かれていた。

    画面には「WELCOME」とだけ表示され、
    名前を入力する欄が点滅している。


    「これ、俺たちの名前入れた方がいいのかな」

    「やってみるか」

    細い指で端末を操作する。

    文字を打ち込んだはずなのに、画面には一瞬ノイズが走り、名前が表示されないまま、元の入力画面に戻ってしまった。


    「……消えた?」

    「もう一回やってみる」

    再度入力を試みるも、
    やはりノイズが走り、名前は映らない。


    「……まあ、入れなくても大丈夫だろ」

    「レオって、こういうとき適当だよね」

    「凪が細かすぎるんだって」

  • 19スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 22:54:15

    二人の会話だけが、広いホールに反響していた。

    その音が、まるで誰かの話し声のように壁に跳ね返り、背後から聞こえてくる気がする。


    「……今、後ろで誰か喋った?」

    「……玲王が喋ったんでしょ」

    「俺は喋ってない」

    「……そっか」

    ホール奥には、
    展示室へ続く長い廊下が伸びていた。

    壁には「ENTRANCE HALL」と彫られたプレートがかかっているが、かすれた文字は読めそうで読めない。


    「……行こう」

    「うん」

    二人は互いを見て小さくうなずくと、
    廊下の中へと歩みを進めた。

  • 20スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 22:59:50

    長い廊下を進むと、重い鉄の扉が現れた。

    押し開けると、
    そこには屋根の高い広い展示室が広がっていた。

    石造りの床の中央に、
    巨大な黒い彫刻が4体並んでいる。


    「……なんだこれ」

    「全部、人の形……剣を持ってるのもいる」

    四体は互いに少しずつ向きを変えて立ち、
    あたかもこちらを囲むように並んでいる。

    光の届かないはずの顔だけが、
    微かに濡れたように輝いている。


    「不気味だな……」

    「でも、かっくいーね」

    展示室の壁際には、古びたプレートが置かれていた。

    □「勝利の幻影」
    □「自由の幻影」
    □「声なき英雄」
    □「縛られた勇者」

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 23:02:49

    台詞の前に名前がないの不穏やなぁ

  • 22スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 23:07:50

    「……幻影ばっかりだ」

    二人が彫刻に近づこうとしたとき、
    唐突に四体のうち一体が、
    石の軋む音とともに首をこちらに向けた。


    「……今、動いたよな?」

    「……動いた」

    誰も触れていないのに、彫刻の目が開き、
    黒い瞳の奥から小さな声が響いた。


    『選ばれし者よ──答えよ』

    空気が冷たく張り詰め、
    二人は思わず互いの袖をつかむ。


    『世界にとって本当の“自由”とは何か?』

    石の唇は微かに動き、音を紡ぐ。


    「……質問してるのか?」

    「自由……?」

  • 23スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 23:10:16

    >>21 その答えが、この物語の醍醐味だったりします。明かされる時まで、どうぞお楽しみに!

  • 24スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 23:17:40

    彫刻は再び喋った。


    『一つは、他者を傷つけてでも自分の望みを叶える力』

    『もう一つは、誰にも縛られないけれど何も得られない権利』

    『お前たちは、どちらを自由と呼ぶのか?』

    二人は沈黙し、視線を交わした。


    「レオは……どっちが自由だと思う?」

    「凪は?」

    床に目を落とすと、
    黒い石に覆われた床板の隙間に、
    小さな紙切れが挟まっているのが見えた。


    「……メモ?」

    「拾ってみよう」

    かがんで紙を取ると、
    汚れた手書きの文字が滲んで読みにくい。


    “正しい自由を選ばねば、辿り着けない”

  • 25スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 23:28:46

    《探索説明:CoC基準(スレ主は初心者)》


    ■目星(30以下で成功)

    dice1d100=29 (29)

    dice1d100=57 (57)


    ■聞き耳

    dice1d100=74 (74) (25以下で成功)

    dice1d100=28 (28) (35以下で成功)

  • 26スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 23:43:55

    二人は展示室中央で視線を交わすと、
    互いに別々の方向へと動き出した。


    「……俺、これ読んでみる」

    一人、手にした紙片を光にかざし、
    滲んだ文字を必死に追い始めた。


    『自由は選択であり、選択は責任である』

    『選び取る者が、己を縛る』

    『力を手にした者は力に縛られ、奪わずにいる者は無力に縛られる』


    「責任……自由に責任があるってことか……」

    文字は断片的ながらも、
    自由と責任を強く結びつけているように読めた。

  • 27スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 23:49:45

    一方、残りの三体の銅像に、
    一人は視線を向けていた。

    一体は剣を振り上げたまま止まり、何かを切り裂こうとするような荒々しい姿をしていた。

    もう一体は両腕を大きく広げ、誰かを守ろうとするようにも見えるが、よく見ると肩に深い裂け目が走っていた。

    最後の一体は両手を後ろで縛られたポーズのまま、顔を伏せて膝を折っている。


    「……攻撃、束縛、そして……守ろうとして傷を負った……?」

    冷気が漂う展示室の中で、
    三体のポーズは沈黙のまま語りかけているようだった。


    「レオ……こっちは何となくわかってきたかも」

    「こっちも……でも、選べってことなんだろ?」

    再び二人は中央で向き合い、
    互いの視線を交わした。


    「責任を背負って自由を選ぶか、縛られずに無力でいるか……」

    「自由って……何なんだろうな」

    展示室には再び沈黙が落ち、
    遠くで機械の鳴動音が響いた。

  • 28スレ主◆jCG/LXEbdA25/06/28(土) 23:52:22

    【選択肢:――どちらが自由なのか】   


    【1】他を犠牲にしてでも欲を満たす自由

    【2】何も持たずに誰からも縛られない自由


    >>29

  • 29二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 00:14:06

    自由は責任を伴う
    1で

  • 30二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 03:26:26

    これからが楽しみ

スレッドは6/29 13:26頃に落ちます

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