- 1二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 09:49:59
シャーレでのんびりとしています。
いつもと違うことといえば
「ちょっとトキ、どいてよ〜!」
掃除機で脇腹を突っつかれる。
視線を向けると何故かメイド服を着た才羽モモイが不満気な表情でこちらを見下ろしていた。
「いやです」
「も〜!!!」
すると遠くから妹の才羽ミドリがやってきた。
こちらもメイド服を着ている。
「お姉ちゃん、もう諦めようよ...その人てこでも動かないよ」
「う〜!でももうここだけなんだよ!?ここまで珍しく真面目にやったのに〜!!!」
...また掃除機で突っつかれている。
でも私は今日はここでのんびりすると決めたので、もう動きませ...
「もう!どいてよ『お母さん』!」
ん...?今なんと?
モモイの方を見るとモモイは自分がなんと言ったのか気がついたらしく、顔を真っ赤にしながら変な踊りをしている。
...いま、モモイは私のことを...確か『お母さん』と...?
その時、飛鳥馬トキに電流が走る。
脳内に溢れ出す存在しない記憶...
病院のベッドの上で、モモイとミドリに似た赤子を抱き上げる私、2人に順番にご飯を食べさせる私、母の日に2人で1輪ずつカーネーションをプレゼントされる私...
ガバリと立ち上がる。
「うぅ〜!ま、間違ったァ...わ、忘れて...と、トキ?」
まだ顔を赤くしているモモイを抱きしめる。
そのまま近くにいるミドリも一緒に抱き寄せる。
「わっ!?トキさん!?」
「お母さん...いや、私が2人のママです。間違いありません、2人は私が産みました」
「せ、先生助けてぇ!!」
- 2二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 09:51:47
エチエチですね♪
- 3二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 09:52:36
お父さん誰だよ
- 4二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 09:53:09
勿論先生だろ?
- 5二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 09:54:12
知らんのか?東方の島国では腹に海風を当てると子を宿すという
- 6二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 09:54:13
素晴らしい、続け給へ
- 7二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:03:48
今日は1日シャーレで仕事をする日だ。
朝からずっと仕事をしていると、オフィスの入口が開いて2人の生徒が入ってきた。
「やっほー先生!お掃除に来たよー!」
「先生、おはようございます。」
ミレニアムに通う双子の少女達、才羽モモイとミドリだ。
"おはよう2人とも...なんでメイド服?"
2人はいつもの制服にパーカーではなくメイド服を着ていた。
いつかの事件の時のものだろうか?
「掃除してたらこれが出てきてさー!せっかくだからこれを着てシャーレをお掃除しようって思って!」
「すみません、お姉ちゃん言い出したら聞かなくて...」
なるほど?まぁ掃除してくれると言うなら大歓迎だ。
"ううん大丈夫だよ、それじゃあお掃除お願いしちゃってもいいかな?"
「まっかせて!さぁ行くよミドリ!」
許可を出すとモモイは嬉しそうにミドリを連れて別の部屋に向かった。
さて、私も仕事仕事...
それからしばらく、またオフィスの扉が開いて今度は3人の生徒が入ってきた。
「先生、私はママでした」
"...なんだって?" - 8二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:18:27
珍しくふんすふんすと鼻息を荒らげているトキをとりあえず置いておいて、モモイとミドリから事情を聞いた。
その間もトキは2人を抱きしめたままだった。
"えーっと、トキ?"
「はい、なんですかパパ」
"パパ!?"
「私が子供を産むとしたら、相手は間違いなく先生でしょう」
"違うからね!?"
頭が痛くなりそうだ。
「むぅ、認知しないというのですか、パパ?」
"人聞きが悪すぎるよ!?"
結局夕方、帰る時間になるまでトキはこのままだった。
私はまだ仕事があるからシャーレに残ったけど、トキとモモイとミドリは一緒にミレニアムの方に帰っていった。
"2人とも、頑張って"
私はそう応援をして仕事に戻った。
俺に出来るのはここまでだ、あとは頼む...!! - 9二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:23:47
モモイとアリスっていい人だな
- 10二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:27:17
- 11二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:27:57
ミドリだった
- 12二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:29:50
髪の色はお母さん譲りだったんだなー()
- 13二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:32:05
母性と庇護欲限界突破はいいぞぉ
- 14二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 10:51:40
「ネル。聞いてちょうだい。トキが双子を産んだわ」
「そうか。よかったな。晴れておばあちゃんだ。んじゃあ帰るわ」
「落ち着いてちょうだい。トキを産んだ覚えは無いわ」
「そうか。そこまで頭が冷静なら、もう少し落ち着けよ」