- 1二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:08:17
百鬼夜行では度々、自己像幻視(どっぺるげんがあ)が現れるそうです。よく巷で聞くものとは違って、本人が見ても死に至るなんてことはないらしいです。問題はむしろ他の人がどっぺるげんがあを見ることにあると言われていまして、どっぺるげんがあは本人を真似た言動を取ります。口調、一人称、その他諸々。多少の違いはあるそうですが……まあ見分けるのは至難の業だそうです。少なくとも見た目には本人ですら、見分けがつかないほどの偽物(ふぇいく)というわけでございます。そんな偽物に知り合いが会ったとき、見破ることが出来なければソレはその人の立場を乗っ取るだとか……いやはや実に恐ろしいことですね。手前のような怪談家(すとおりいてらあ)からすれば、偽物が蔓延るだなんて商売上がったりですよ。
……あれぇ、ナグサちゃぁん?もしかして恐ろしくて泣きそうになってるんですかあ?手前の怪談は本当に恐ろしいでしょう?普段より顔を強張らせて……折角の美人が台無しですねぇ!もっと笑顔ですよ笑顔!
怪異には弱点、対処法が「つきもの」でしょう?勿論、無知なナグサちゃんにはそこまでセットで教えてあげますよぉ。そのほうがナグサちゃんをおちょくれますからねえ!一つ目に知り合いが見破って宣言すること。二つ目にそのどっぺるげんがあの対象になった人がそのどっぺるげんがあを始末すること、これはまぁ暴力的というかそもそも間違っていたときが恐ろしいのでおすすめしません。最後は、そうです。ナグサちゃんのその銃で撃つことですねぇ。そうすればどっぺるげんがあなんぞは雲散霧消、忽ちにひとたまりもなく消えてしまうことでしょう。もし成り代わられても対処された時点で元通りらしいですから、安全と言えば安全かもしれませんね。尤も、気付かない期間が長ければ長いほどお友達じゃなくなっていきますけどね……。
おっと手前を撃とうとするだなんて怖いですねぇ。手前の仕業じゃあありませんよ。これは全て、極めて自然に発生しているんですから。何?手前が、偽物?
……なんだバレてたのか。ふふふ、ナグサちゃん、精々頑張ってくださいね。遊びは始まったばかりなんですから。
ここだけドッペルゲンガー的な怪異が発生した百鬼夜行概念。続きは他の人に任せた。 - 2二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:11:02
- 3二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:12:54
うーんあと原稿用紙30枚分くらい書いてくれないと難しいな
- 4二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:15:04
まだネタあるだろ?おらジャンプしてみろ
- 5二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:20:07
- 6二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:27:08
自分の対処法を教えるあたり本当に遊び感覚でやってきてるんだなって
はた迷惑な怪異… - 7二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:32:08
- 8二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 16:36:49
やけに饒舌だなと思っていたらそういうことかよ!
口調とか結構エミュが上手いところまで含めて厄介だな - 9二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 17:26:16
何気に一番最初に被害に遭っているのがシュロなの面白くて好き
- 10二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 17:46:20
それパターン増えそうでいいな
- 11二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 17:48:41
地の果てまで追いかけて小説を書かせようとしてくるタイプの魎魑魑魍魅魍魅
- 12二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 18:08:13
- 13二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 18:31:49
本物のポンコツさを受け継いだせいでうっかり自白したとか?
- 14二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 19:35:22
魑魅一座の子分たちの勘がめちゃくちゃ良かったのかもしれない
- 15二次元好きの匿名さん25/06/29(日) 23:45:48
私は偽物のシュロを撃ち抜くと、すぐにキキョウに連絡をして事の顛末をキキョウに伝えた。百鬼夜行全体に百花繚乱のパトロール網が敷かれた。
しばらくすると、何件もの同一人物の同時刻別箇所における目撃報告が上がった。しかし、どちらが本物かは分からない。
百花繚乱の一同は頭を悩ませていた。
「下手に刺激すれば被害を拡大しかねない。」
とは我らが参謀キキョウの言だ。偽シュロの発言を信じるならば、偽物を本物と断定することがトリガーとなっている。つまり、二分の一を決め打ちして賭けに負ければ犠牲になる人を増やすということだ。間違えたときの本物の消え方と合っていたときの偽物の消え方の違いがわからない以上、百蓮で両方ともを撃って消すのが唯一の対処法となっていた。しかし、これもまた問題があった。百蓮は一丁しかなく、ナグサは一人しかいないということだ。百鬼夜行全体に最終的な処理を一人でするとなると追いつかない。しかも、さらに悪いことに「偽物」の目撃件数が段々増加していた。