- 1二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:24:09
- 2二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:25:28
- 3二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:27:06
- 4二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:31:23
シュウジ…ループで擦り切れて変な性癖に…
- 5二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:31:46
- 6二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:34:21
- 7二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:36:54
- 8二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:39:49
- 9二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:42:15
- 10二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:43:23
- 11二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:45:13
何気に失礼なこと言っとる…w
- 12二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:46:41
- 13二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:47:37
- 14二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:50:04
- 15二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:51:40
- 16二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:52:01
- 17二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:53:44
- 18二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 00:57:04
ふわふわ系男子のガチの目つきで得られる栄養素はあるよね・・・
- 19二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 01:02:56
- 20二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 01:12:00
- 21二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 01:25:27
- 22二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 02:31:30
- 23二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 02:43:26
- 24二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 08:25:02
お前そういう所がシャアに似てるって言われるんやぞ
- 25二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 14:09:04
- 26二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 15:47:39
- 27二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 15:49:18
- 28二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:02:52
- 29二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:09:48
- 30二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:12:10
キレると饒舌になるタイプのシュウジ…
- 31二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:12:23
- 32二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:20:15
泣いちゃった!
- 33二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:25:30
シュウジはマチュとニャアンに蔑んだ目で見られたいのに
マチュとニャアンはシュウジの怒った顔がカッコいいと思ってるのに
3人がお互いに甘すぎて各々の欲求が満たされないというすれ違いが発生していますね… - 34二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:46:37
- 35二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:49:57
- 36二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:54:37
- 37二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:58:26
- 38二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:59:00
- 39二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 04:47:18
ギュネイが大佐に謝るレベル
- 40二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 06:09:07
ギュネイは大人だなあ…
サンコイチは若さ故の暴走を抑えなさい - 41二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 11:07:17
- 42二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 18:13:38
- 43二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 18:22:25
どういう感情なんだシュウちゃんや…
- 44二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 18:22:34
- 45二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 18:26:06
- 46二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 18:33:59
このレスは削除されています
- 47二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 18:35:48
- 48二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 19:01:18
- 49二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 19:03:25
- 50二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 04:43:55
- 51二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:12:24
やっちゃいなよ!マチュ!ニャアン!
- 52二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:07:11
- 53二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:11:19
- 54二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:13:22
- 55二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 01:26:01
- 56二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 02:21:32
変な癖がついたらどうすんだ!
もう遅いかもしれんが… - 57二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 09:51:19
マチュニャア罵りASMRは需要がある
- 58二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 12:42:52
- 59二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:33:44
- 60二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 04:00:07
そのうちエスカレートして踏んでくれとか言い出しそうだな…
- 61二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 07:21:58
- 62二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 16:30:11
- 63二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 16:39:28
うわぁ!いきなり重くなるな!
- 64二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 21:39:37
流石に物理的に傷つけて欲しいとか言い出したらマチュニャアは全力で止めると思う…
- 65二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 04:57:55
- 66二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 13:56:39
ちょっと前までシリアス感出てたのにこれだよ
- 67二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 22:58:54
- 68二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 23:00:49
- 69二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 05:58:24
- 70二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 15:29:55
- 71二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 21:07:17
- 72二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 01:11:25
(マチュ、いいこと思いついた) ヒソヒソ
(なになに……なるほど?……シュウジ、納得してくれるかなぁ) ヒソヒソ
「ほ~らシュウちゃん、気持ちいい?」
「はい………気持ちいいです………2人から踏んで貰えて………嬉しい………」
「凝ってるねぇ、肩。いっつもグラフィティばっかり描いて、腕を酷使してるからだぞ~」
「はい………気を付けます………」
(足を使って肩のマッサージをするなんて、さすがニャアン!頭いい!) ヒソヒソ
(うん。これならシュウちゃんのためになるから罪悪感もそこまでないし、シュウちゃんの欲求も満たせると思って) ヒソヒソ
(絵面はだいぶすごいことになってるけど………) ヒソヒソ
(他の人にはちょっと見せられないね………) ヒソヒソ - 73二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 02:14:03
お労しいのに興奮してしまう…
- 74二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 05:34:05
足ツボマッサージとか平和的に痛がらせようぜ
- 75二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 09:26:35
もちろん素足で踏んでるよな!?
ありがとうございます - 76二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 12:07:50
シュウちゃん踏み踏み職人の朝は早い─。
- 77二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 19:16:33
- 78二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 22:58:47
楽しそうでなによりです
- 79二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 23:05:03
使えるのか使えないのかわからない罵倒集
私はかざま隊ではなく35Pなのでそのへんは知らん
【新ホロ鯖】ござるさんを道徳崩壊トラップに招いた結果天罰を受け号泣するおかゆん【AZKi/猫又おかゆ/風真いろは/ホロライブ切り抜き】
- 80二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 23:07:42
- 81二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 23:29:51
もし誰かに見られても大丈夫だよ
台湾式足踏みマッサージと言えばいい - 82二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 05:27:26
- 83二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 05:29:53
そっちにまで罪悪感感じ始めてんのかよお労しい…
- 84二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 07:16:56
またお労しくなってる…
- 85二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 07:22:35
保守
- 86二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 07:46:52
特殊性癖に目覚めたシュウジと、シュウジの性癖になんとか付き合おうとする2人組というのが、新鮮で安心感があるんだよね
保守 - 87二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 16:18:33
これは変態性癖に見せかけた純愛だな…
- 88二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 16:20:52
- 89二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 17:54:46
早まるな、若者よ
- 90二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:49:31
冗談はよせ
- 91二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 22:15:02
一度2人にブン殴られろ
いやご褒美にしかならないなコイツ! - 92二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 22:36:07
モウヤメルンダッ!
- 93二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 05:49:35
- 94二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 07:46:58
そんなことしたら4人が悲しんじゃうだろ!
- 95二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 16:32:47
- 96二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 17:22:13
飛び出してけ宇宙の彼方編期待
- 97二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:18:38
無事に帰って来てくれ
- 98二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 02:13:27
「結局、1日使って島中を探したけどシュウちゃんは見つからなかった………
シュウちゃんがマチュのこと嫌いになるハズがないし、やっぱり私が何かシュウちゃんに嫌なことしちゃったのかな………
またワケワカになって、知らない間に大切な人を傷つけていたのかな………」
「ニャアン。ニャアンはシュウジのこと傷つけてなんかないよ。私が保証する」ギュッ
「ごめん…………マチュ……………」
「謝らないの。ニャアンが悪いことなんて何もないんだから。ほら、一緒にお風呂入ろう」
「うん…………」
(シュウジがいなくなる前、確かに少し様子がおかしかったような気がする。なんというか、そういう要求もエスカレートしていたような気がするし………
一応ヒゲマンにも訊いてみたけど、ソロモン諸島周辺でのゼクノヴァは観測されていないらしい。つまりそこまで遠くには行けないはず………一体どこに?)
- 99二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 09:26:40
何やってんだよォシュウジィ!!
- 100二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 14:34:17
イチャラブネタスレかと思ったらいつの間にかシリアス路線に…
やっと再会できたってのによぉ… - 101二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 20:31:53
今度こそGPS埋め込まれるぞお前…
- 102二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 23:31:54
近所で隠れて2人を見守ってるんだろ?
そうだと言ってくれ… - 103二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 06:14:26
次の日の朝…………
ピンポーン
「!!! シュウちゃん帰ってきたのかも!!!」
「本当にシュウジだったら引っ叩いてやる………」
ガチャ
「あなたは………!!」
「突然ごめんなさい。お久しぶりね、アマテさん。そっちはニャアンさんね。初めまして」
「わ、私の名前を………?」
「はい………!お久しぶりです!ニャアン、この人が前に話したララァさんだよ」
「あなたが………!初めましてララァさん。ごめんなさい、今ちょっとドタバタしてて何も歓迎する準備とかできてなくて………」
「そうですよ、事前に連絡くれたら色々準備できたのに!」
「こっちが勝手に押し掛けたのだから、気にしなくていいのよ。それに、今はそんな場合じゃないのでしょ?
とりあえず手短に要件を伝えさせてもらうわね。今日はシュウジ・イトウ君のことで来たの」
「「シュウジ(シュウちゃん)のことで……!?」」 - 104二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 13:38:14
おっ
- 105二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 21:49:41
続きを待機…
- 106二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 03:30:57
ララァで事態が動くのかな?
- 107二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 06:47:33
「そう…………一足遅かったのね。ゴメンなさい」
「そんな、ララァさんが謝ることなんて何も………!でも、どうしてここに?なんでシュウジがいなくなるかもって気づけたの?」
「『シャロンの薔薇』は、今もこの世界のことを見守っているわ」
「シャロンの薔薇…………向こう側のララァ?」
「ええ。この世界の創造主としての責任……そして、シュウジ君を長い事自らの欲望に巻き込み続けてきたことへの贖罪。これ以上彼が心を壊すことがないように………」
「ララァが、今も………」
「以前のように、こちら側への干渉はできないのだけどね。でも、「並行同位体」に何らかの影響を伝えることは可能なの。
私は直接何かを伝えられたわけではないけど、昨日あたりから無性にシュウジ君のことが気がかりになったわ。
向こう側の私はシュウジ君の様子に変化が起きたことを感じ取って、きっと私にここまで来るよう誘導したのよ」 - 108二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 13:47:12
話が壮大になってきたな…
- 109二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 20:53:49
死守
- 110二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 03:01:23
「あ、あの…………ララァさん。シュウちゃんがいなくなっちゃったのって、私がシュウちゃんに何か嫌な思いをさせちゃったのかなって…………」
「それは違うわ、ニャアンさん。むしろ彼はあなたたちに救われていたのよ。彼は世界をリセットするために向こう側の私を殺し、その世界に住む人々を消し続けてきたことに対して強い罪の意識を感じていたわ………全ては向こう側の私から始まっていることなのにね。
その罪の意識を少しでも解消したいという彼の欲求が、被虐願望として表に現れだしていたはずよ。シュウジ君、あなたたちに"汚い言葉で罵ってほしい"とか、"踏んで欲しい"みたいなことを言っていなかったかしら?」
「うっ、全部バレてる…………は、はい。そうです…………」
「そ、その………シュウちゃんもの凄く喜ぶから、つい…………」
「いいのよ、それで。合意のうえであれば、悪いことだとは思わないわ。カバスの館にも、そういうことを求める"恋人さん"は少なくはなかったもの」
「えっ、ララァさんもそういうことを?」
「うふふ…………秘密、よ」 - 111二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 09:59:08
まあそういうこともあるよな……
- 112二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 18:54:54
保守ゥちゃん
- 113二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 19:18:01
ララァは高級娼婦だからね
- 114二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 02:39:26
「それはそうと………ここってヒゲマンが用意した秘密の隠れ家なのに、よく探し出せましたね」
「あなたたちの住まいの場所は夢の中で大体掴んだわ。具体的な地名はわからなかったけど………大佐に夢で見たことを事細かに伝えたら、ソロモン諸島のマキラ島じゃないかって………ビンゴだったわ。"キラキラ"、いい名前ね」
「はい……私とマチュと2人でここに住もうって決めたんです」
「海が目の前にあって、地名が"キラキラ"って もう運命だと思ったもんね。あっ、シャアさんはインドで留守番なの?」
「ええ。孤児院をあけるわけにはいかないから……大佐は私に護衛をつけようとしたけど、あなたたちを警戒させたくないから断ったわ」
「ほ、本当に1人でここまで来たんだ………」
「あの、ララァさん。ダメもとで訊いてみるんですけど、シュウちゃんがどこに行っちゃったか心当たりってありますか………?」
「そうね………確証を持てるわけじゃないけど、恐らく彼は日本にいるわ」
「「に、ニホン!?」」
- 115二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 10:06:02
シュウちゃんの地元?か………
- 116二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 10:48:42
この世界のニホンというとアマラカマラ商会が廃ビルに入ってたりして(電話線しかないけど)
治安とか大丈夫なんだろうか…? - 117二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 17:39:11
風雲急を告げる展開に期待
- 118二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 00:47:21
さーてあのクソボケどうやってこっちに釣り上げるかだな
- 119二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 07:10:55
「えぇ。向こう側の私は出来る限りのヒントを残していってくれたわ。夢の中で私は緑に囲まれたお寺を見たの」
「お寺………"ワット"ですか?」
「ワットとはちょっと違うわね。旧世紀のニホンの建築様式で建てられたお寺………イズマ生まれのアマテさんはわかるかしら?」
「実際に見たことはないですけど……木造で全体的に茶色っぽくて、屋根が瓦でできてるイメージです」
「まさにそれよ。昨日、記憶を頼りに大佐に協力してもらってそのお寺を探したの。ニホンにはお寺がたくさんあるから絞り込むのは大変かと思ってたけど、大佐は簡単に見つけ出してくれたわ。
キョートの南の方にあるお寺で、先代の住職さんの名前が"イトウ"だったのよ」
「イ、イトウ…………!!」
「シュウちゃんの苗字って、確か…………!!」
「ええ。向こう側の私がどういう意図でそのお寺を見せてきたのかはわからないけど、イトウという苗字はニホンでも珍しいらしいから、シュウジ君に関係がある建物であることは間違いないわ。今の住職はイトウさんとは違う人みたいだけれどね」
「…………そこにシュウジがいるかどうかはわからないけど、どうせそれ以外に手がかりは無いんだ。行くしかない………!」
「そうだね、マチュ……!でも、今からニホンってどうやって?」
「うーん、ジークアクスはヒゲマンに預けちゃってるし………ガダルカナル島の空港まで行けば、たぶん………」
「それじゃあ日が暮れちゃうわ。2人とも安心して、大佐からいいものを借りてきてるの。ちょっとこっちに来てちょうだい……………
ほら、アレ。今ちょっと整備のおじ様たちに見てもらっているけれど、この島にもアレで来たのよ」
「あれって、赤いガンダムの…………!!?」
「コアファイター!??」 - 120二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 09:59:26
修行僧にでもなってるのかシュウジ
- 121二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 10:18:19
確かに宗教的な苦行の中には絶食したり過酷な環境に身を置いたりして自分を追い込むことで悟りを得ようとするものはあるが…
- 122二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 10:19:53
是空の場を開いてる…
- 123二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 13:01:50
ついったでよくえちい漫画描いてる人のネタでもあったな。
えちい誘惑された白ハゲが誘惑に勝つために出家するの。 - 124二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 16:27:10
シュウジなら断食道場が一番辛そう
- 125二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 20:15:51
ハラペコに耐えれず帰宅とかいうギャグオチでもいいのよ…
- 126二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 22:29:49
精進料理食いながら腹鳴らしてそうだ…
- 127二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 05:29:25
締まらねえ修行僧だな
それとも今まで2人に餌付けされてたのが効いてるのか? - 128二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 06:29:20
一方その頃、ニホンはキョートにて………
ザーーーーーーーーザーーーーーーーー
(……………やっと着いた。この大きな門………あの頃と何も変わっていない……………)
ピンポーン
「何か御用か?」
「………………(声が違う?お父さんでもお母さんでもない……困ったな…………)」
「………イタズラか………?参拝であれば、庫裡ではなく本堂の方へ………ん?」
「(出直すかな………)」
「き、君!待ちなさい。よく見ればずぶ濡れではないか!風邪をひいてしまうぞ!
そこで待っていたまえ、中に入れてやろう」
ガラララララッ
「待たせたな。しかし、この季節のニホンで折り畳み傘すら持ち歩いていないとは迂闊だな」
「(ニホン語を喋っているけど、ニホン人じゃない?) …………おじさんがここの住職なの?」
「ん?ああ、そういうことになるな。とにかく中に入れ。今年の風邪は罹ると長いと聞く。ほら、タオルだ」
「うん、ありがとう……………おじさん、名前はなんていうの?」
「私か?アナベル・ガトーだ。私が名乗ったのだから、君の名前も教えてもらおうではないか」
「………僕はシュウジ。シュウジ・イトウ」
「シュウジ………?シュウジ・イトウだと!?まさか………それでは君は、もしやイトウ住職の………!!」
- 129二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 07:04:07
イトウが珍しい……?となったけど地域の問題かあるいは漢字の問題だろうか……と思ったら突然のガトーよ
- 130二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 07:39:56
いきなり登場したアナベル住職に笑いが止まらない
- 131二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 11:00:01
クソ笑った
ただガトーなら居ても不思議じゃない謎の信頼感がある - 132二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 18:50:59
寺生まれのIさんだったのかシュウジ…
- 133二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 02:26:27
「今、風呂を沸かしているところだ。居間で待っていたまえ」
「アナベル。あなたは僕の両親の知り合いなの?いつからここの住職に?」
「ああ…………そうだな。特に君の御父上には、大変世話になった。私がここの住職となったのは、2年ほど前のことだ。
……………シュウジ君。ここに来てしまった以上、私は君に見せなければいけないものがある。いずれは知ることであろうからな。
………雨足が弱まってきたか?少し外に出ようか。すぐそこだ、ついてきたまえ。傘を忘れるなよ」
『伊藤家之墓』
「イトウ住職。イトウ夫人。あなた方の御子息は息災であります。どうか安心して、御眠りください」
「………………!」
「………君の御父上は2年前に肺炎で、御母上様は4年前に癌で亡くなられた。せっかくこうして我が家に戻られたというのに、良い知らせができず申し訳ない」
「……………いいんだ。2人とも、もうそれほど若くはなかったし…………心のどこかでは、わかっていたことだから」
「……………そろそろ風呂の沸く頃だな。庫裡に戻ろう。お互い話したいことや聞きたいことは山ほどあるだろうが、話は風呂で身体を温めて、食事を済ませた後だ。夕飯はカレーライスでよいかな?」
「うん。カレーは好きだ。ありがとう、アナベル」
- 134二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 03:38:20
地球の日本出身だったのかシュウジ……!!
「海を泳ぐ魚のように」で地球育ちだろう説は出てたな - 135二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 11:29:18
どんどん話が大きく…
マゾオスプレイで興奮してた時が嘘みたいだ - 136二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 16:50:46
期待
- 137二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 19:54:12
リベリオンで剣道?やってたしスターシステムにはうってつけか
- 138二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 02:08:37
まともなアナベル久々に見た(小声)
- 139二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 07:24:35
「カレーライスは美味だったか?」
「うん。おいしかった」
「それはよかった。ああそうだ、見せたいものがある。来なさい」
「……………!」
「よい写真だ。右がイトウ住職、左がイトウ夫人。そして中央に映るのが君だな。小学校高学年ほどと見た。大人になったのだな」
「…………僕はこの時から、ちっとも成長できていないよ」
「イトウ住職はそうは言わぬだろうな」
「…………アナベル。あなたのことを色々教えてほしい。どのようにして、僕のお父さんと知り合ったのか」
「……………少し長くなるが、良いかな」
「うん。話してほしい」
「……………………私は、アナベル・ガトーはかつてジオンの兵だった。一年戦争の頃の私は、まさに理想ばかり追い続けていた青二才であった。すべてはジオン・ダイクンの掲げる理念の実現のため、スペースノイドの独立のため……………ソロモンで殿を務めた時には、もうここで死んでもいいと思った。ここで命を散らし、それがジオンのためになるならと……………
そして、私は生き残った。赤い彗星の尽力により連邦軍は苦し紛れのグラナダへのソロモン落としすら叶わず、休戦協定は結ばれた。事実上の我々の大勝利であった。
ジオンの理念は守られた。スペースノイドは独立を勝ち取ったのだ。……………そしてその瞬間、私は理想の限界と言うものを否が応でも感じさせられた。
ジオン軍が生み出したハッテやルウムの難民たちを救済する政策の目途は何時まで経っても立たぬ。デギン公王、ドズル中将亡きあとのジオン公国は戦勝国としての役割も満足に果たせぬまま、「"誰が"宇宙を手に入れるのか」という話に主軸が移ってしまったのだ。
戦後、私はサイド3にて士官学校の教官として任命された。後進を育てることこそが私の第二の人生だと考えた………………しかし、私は一年戦争の終わりを境目に、空虚な人間になってしまっていた。何も残っていなかったのだ。ソロモン撤退戦の時に抱いていたような、雄心勃々と沸き立ち燃えるような心はどこかへ消え失せてしまっていた。
そのような状態で、夢を抱く若者たちを導く者としての役割など持てるはずがなかった…………何より、候補生たちに失礼だった。一年戦争終結から1年後、私は軍を辞めることにした」 - 140二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 14:49:30
空っぽの男がここにも一人…
もうアナベル住職の外伝ssだけでスレ立てて欲しい - 141二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 22:45:31
保守
- 142二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 06:49:48
完結期待してるぞ
- 143二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 07:03:30
「ジオンを辞めたはいいものの、結局軍人としての生き方しか知らぬ身であった私は、これから自分が何をするべきなのかを見出すことはできなかった。そこで、私が生まれ育ったサイド3のアマテラス・コロニーの設計モデルとなった日本に赴き、各地の仏教寺院を巡礼することにした。仏の力でも借りなければ、この状況は打開できないと感じたからだ。
しかし、生粋のスペースノイドであった私は実物の日本のことをあまりに知らなすぎた。独特な高温多湿の気候は地球に来たばかりの私にとってあまりに過酷で、気が付けば私は寺の前で倒れこんでしまった。後で知ったのだが、あれは熱中症というものだったらしい。
私は目の前の寺の住職に助けられた。その住職こそが君の御父上、イトウ住職だった」
「その時にはもう、お母さんは………?」
「ああ………既に亡くなられていた」
「そっか………ごめん、続けて」
「こちらこそすまない。住職は救急車を呼んだ後、病院までわざわざついてきてくれては甲斐甲斐しく世話を焼いてくれた。病床にあり精神が不安定だった私は、一年戦争が終わったと共に自らの中に感じた虚無について、彼に長々と打ち明かした。本来は単なる他人であったのに、私は動く口を止められず、住職は聞き流すこともせず私の話に耳を傾け続けてくれた。
今でもハッキリと覚えている…………彼は私に『今すぐ答えを導き出すことは難しいかもしれない。今、君は君自身にとって最大の自己性の象徴を捨て、路頭に迷っている。しかし、君はまだ若い。ジオンの軍人としての君が、君にとっての人生の全てとは限らない。悩める時間はたくさんある………これは非常に良い時間の使い方だ』と言ってくれたよ。私は彼の人柄に惚れ込んだ………ダメもとで、住み込みで働かせてくれないかと尋ねてみたのだ」
「それで、お父さんと暮らすことになったんだ」
「ああ。二つ返事で了承された時はひっくり返るかと思ったよ」 - 144二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 10:44:21
アナベル住職が面白すぎて最初からこういう話だったような気さえしてきたな…
- 145二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:37:14
何にでも染まれるアナベル
- 146二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 21:04:36
最初と今の温度差で風邪ひきそうなスレ…
- 147二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 03:07:31
「住み込みを始めてからすぐに君のことを教えてもらった。この写真が目に入ったのでな」
「………似てないでしょ?」
「ハハハ………それはある意味当然と言えるな。しかし、こうして直接話してみると君はやはりイトウ夫妻の子だと感じるよ。………君は、連邦軍の少年兵として志願するために寄港していたサラミス級に潜り込んだのだろう?」
「うん。そしてMSのパイロットになった。ソロモンの戦いにも、ア・バオア・クーの戦いにも参加した」
「もしかしたら、私と君はどこかで剣を交えたことがあったのかもしれないな。当時の君の年齢を考えれば、それは驚異的なことだ………しかし、住職は君の生存を決して疑わず、現に今君は五体満足の身でここにいる。心根の部分で繋がっているのだよ、君と御両親は」
「…………お父さんは、アナベルと出会った頃には既に体調を崩していたの?」
「いや、当時は非常に健康そうに見えたな。トレーニングジムへ通うことを日課としていた。しかし、住職は他人からは決して認識できぬ自らの死に際というものを理解していたことは間違いないだろう………
私はあくまでこの寺で雑用として働き、彼の下で生き方というものを学べればそれでよいと考えていた。そのような身分で1年が過ぎた時、イトウ住職は私をこの寺を護る後継者として任命してくださった。たかだか仏道の身に入って1年の者がそのような立場に推薦して頂くわけにもいかないと思ったが、住職の決心は堅かった。
そこで私は、シュウジ君が生きてこの家に戻ってきて、そしてこの寺を継ぐという意志を持っていた場合、君に住職の座を譲るということを条件に、この寺を護る者としての修行を受けることとなった。住職は御自身が培った仏道の道を進む者としての全てを私に託され、0083年の冬に亡くなられた。病魔に侵されているようなそぶりを一切見せぬままであったから、とても信じることなどできなかった」
「……………」
- 148二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 04:14:46
寺生まれのIさん期待
- 149二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 11:37:15
保守ウジ
- 150二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 16:45:50
元少年兵か…シュウジは一体何歳なんだ
そして養子なんだろうか - 151二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 16:51:50
マチュニャアンシュウジが全員17歳という情報が本当なら
サラミス級に潜り込んだ時はわずか11歳か12歳……? - 152二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 17:45:46
ウッソですら13歳だぞ
年齢詐称してたか17で肉体年齢止まってるとか? - 153二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 23:18:35
年代的に本編でシャアと会ったのもこの頃だっけか?
- 154二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 23:25:33
少年兵か
- 155二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 01:50:22
- 156二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 02:47:47
「アナベル、ありがとう。君はお父さんとお母さんと僕の代わりに、たった1人でこの寺を護ってくれてたんだ」
「シュウジ君。私は私のやりたいことをしていただけだよ。礼を言われるほどのことではないな」
「お父さんとお母さんを6年もの間ほったらかして………2人を看取ることすらできなかったことに変わりはないよ。僕は親不孝者だ………」
「いいか、シュウジ君。よく聞くんだ。私は2年間君の御父上と生活を共にしてきたが、君を不満に思うようなことを彼が口にしたことは一度もなかった。
そうやって、ひとりで罪を抱えた気になって自分を責めるのはやめたまえ。御両親はそのようなことは望んでいない。それに、ここを離れた6年の間で君は夢を掴んだのだろう?」
「夢を?…………どうしてそう思うの?」
「君の顔がそう語っている。私の経験上、そう判断したのだよ」
「夢を、掴んだ…………」(その夢を掴んだまま、離せずにいられたらどんなに良かったのかな)
「…………アナベル。さっきの話だけど…………ごめんなさい。やっぱり僕にはその資格はない」
「君が望むならば住職を継いでもらうという話か?なに、早急に決めなければいけないという話でもあるまい。あくまで君の意志次第の話だ。
それに、君がこの寺の住職を継ぐ意志があろうがなかろうが、ここが君の帰る家であることは変わりない。君がこうしてこの場所に帰って来てくれただけでも、私にとって歓天喜地の出来事なのだ」
「アナベル…………なんで今日会ったばかりの他人に、そこまで言ってくれるの」
「他人だと?イトウ住職が紡いでくれた縁だろう。私としては君を身内同然に思っているのだがな。
…………よし、もう寝るには良い時間だ。今日は泊まっていきなさい。君の部屋はまだ庫裡に残してある。今布団を持ってくるから少し待っていてほしい」
「うん………本当に、何もかもありがとう」ズビッ
「ぬぅっ!?な、何か不愉快なことでも言ったか私は!?」
「そんな訳ないじゃん………」グスン
「ほらっ、ちり紙だ。ちーんとしろ」
「ちーんって?ふふ………あははっ。アナベル、変なの」
「な、何だ?泣いたり笑ったり、思ったより忙しい子だな…………」 - 157二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 09:57:17
仏道に入って心が洗われてるなガトーよ
- 158二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 16:45:03
元から純粋故にアレな事にも疑問持たないタイプだからねえ
真っ当に育てばこうもなるんだろう - 159二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 23:14:50
なんかシュウジがこうやって大人と対話してるのが凄く良いな…いいキャラしすぎてるだろアナベル住職
- 160二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 05:59:47
本編だと回想でシロウズと話すだけだもんね
エグザベ君とかヒゲマンとかと話しても良かったと思う - 161二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 06:40:42
次の日の朝…………
「本当に、もう行くのだな?」
「うん………ごめん。どうしても行かなきゃいけないところがあるんだ」
「どこへ………というのは無粋か。ここの門は君のために開かれている。いつでも好きな時に帰ってくるが良い」
(不思議なものだな、このまま彼を行かせてはいけないような気がしてくる…………このような感覚は初めてだ。しかし彼の意志を無視してここに縛り付けるような真似はしたくないな)
「ありがとう、アナベル。またいつか。………? この感覚………まさか………どうして?」
「あれって………もしかして!!」
「いた!!!!シュウジ!!!!」
「む…………あれは知り合いか?」
「………!!!」ダッ
「ま、待って!!シュウジ!!」ダッ
「シュウちゃん!!!」ダッ
「ぬぅ!?シュ、シュウジ!なぜ逃げる!?これは一体………」
「ごめんなさい、突然やって来てはややこしい状況にしてしまって。あなたがこの寺の現在の住職さんですね?」
「ああ、相違ないが………貴女とあの少女たちはシュウジ君と何か関係があるのか?」
「えぇ、そういうことになります。端的に言ってしまえば………あの子たちだけで直接話し合って解決しなければならないことが、あの3人にはあるんです。そう時間もかからずに皆ここに戻ってきますから、大丈夫です」
「正直何が起きているのか全くわからぬが、先ほどから感じていた嫌な予感と何かしら関係があるということだけはわからないでもないな………とりあえず、茶でもお出ししようか?」
「あら、いいのですか?うふふ、ではお言葉に甘えて………一度、本場のジャパニーズ・ティーというものを呑んでみたかったのです」
「ではこちらへ。お名前を伺ってもよろしいかな?」
「インドから来ました、ララァ・スンと申します」
- 162二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 13:40:28
さぁ鬼ごっこの時間だ
- 163二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 21:27:37
あにまんイチ綺麗なガトーが見れる貴重なスレ
めっちゃ面白い、続き待機 - 164二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 05:54:24
続き期待保守
- 165二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 06:21:14
「シュウジ………待って………っ!!!」
「シュ、シュウちゃん………速い…………!!」
(ニャアン、挟み込もう!!そのまま追いかけてて!!)
(えっ!?マチュ、どこに……道、わかるの!?)
(わかんないけど………なんとなく………!!)
「ッ…………!!挟まれた…………」
「シュウジ、止まってッ!!」
「シュウちゃんっ!!!」
「…………僕の負けか…………………」
ダキッ
「シュウジ………っ!!ずるいよ…………どんな理由なのかわかんないけど…………お別れも言わせてくれないで、勝手にいなくなるなんて…………そんなの…………フェアじゃないよ…………!!!」
「……………ごめん、マチュ………………」
「シュウちゃん…………!!私のこと、嫌いになっちゃったの…………!?もし何か嫌なことしちゃったなら、謝るから……………!!」
「ううん…………嫌いになんかなってないよ……………ごめん、ニャアン…………」
「心にしこりがあるなら、ちゃんと私たちに伝えてよ………!!私たちがニュータイプだからって、ちゃんと言葉にしてくれなきゃわかんないよ…………!!私たち、MAVなんでしょ…………!!!」
「………本当にごめん…………」
「謝らなくていいから………!!ちゃんと、話してくれる…………っ!?シュウジ…………っ!!」
「………うん…………」
(…………ダメだな。やっぱり僕は、今 目の前にいる2人を拒絶することなんてできそうにない…………こんなの、2人のためにならないのに……………)
- 166二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 14:20:18
愛のクロスボンバーで確保
しかしこれは誰かに説教してもらわんとな… - 167二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:08:43
世界はそれを愛と呼ぶんだぜって教えてやってくれ…
- 168二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 02:50:24
「2人とも、どうして僕がここにいるってわかったの?」
「そりゃもう、シュウジのいるところなら百里先、千里先でも見つけて見せる!それこそが本物のニュータイプ!………ってカッコよく言いたいところだけど、ぜんぶララァのおかげなんだ」
「今朝、ララァさんが私たちのお家に来たの。向こう側のララァさんが、シュウちゃんの様子がヘンだってことに気が付いたって」
「ララァが………僕は、また彼女に迷惑をかけたのか………何度も、何度も………」
「ほら、また………そうやって、自分を責めないの。ララァもそうだけど、お互いに自分を責め続けて……いいことないよ」
「ララァが自分を?どうして………?」
「わかんないよ。シュウジもララァも、自分を責め続けなくちゃいけないほど悪いことしたなんて私は全然思わないし」
「………でも、僕は………」
「あ~、話!話変えよう!」
「そ、そうだね。シュウちゃんって、さっきのお寺の子だったの?先代の住職がイトウさんって人だったみたいだけど………」
「うん」
「………シュウジって、向こう側から来たんだよね?」
「うん。僕は、イトウ家の本当の子供じゃないんだ」
「養子………ってこと?」
「初めてゼクノヴァの影響でこちら側に来た時、僕はあの寺の前で倒れていた。宇宙世紀0076年の3月。見ず知らずの子供だった僕を、お父さんとお母さんはその場で保護してくれた。身寄りがないことがわかると、2人は"仏様のお導きだ、いつまでもここにいていい"って言ってくれた。僕がこちら側に来て半年後、僕は正式に2人の養子に………「シュウジ・イトウ」になった。
2人の間に子供がいなかったというのもあったと思うけど………僕は向こう側で孤児として親の顔を知らないまま育ったから、『家庭』というものがこんなに暖かいものなんだと、僕は胸がいっぱいだった。
"恋"を知ってしまって、ララァを追いかけて世界を壊し続ける旅を始めてからも、こちら側の世界の時計はいつもシャアが士官学校を卒業してジオンの軍人になる0078年7月から始まって、僕は毎回必ず最初にこちら側に来た時と同じ『イトウ家の養子』として目を覚ます。僕にとってはそれが当たり前だった。何度も何度も、それを繰り返した」
「シュウちゃん、生まれたのは向こう側だけど………家族はこっち側にいたんだね」 - 169二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 08:22:18
期待あげ
- 170二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 15:48:57
これは良いSS
シュウジの過去は捏造するしかないけど孤児っぽいね - 171二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 23:33:30
この設定で長編SS読みたい、待機
- 172二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 03:19:54
「シュウジ、私たちとしてはどうしても訊かなくちゃいけないことだから訊くよ。どうして何も言わずにいなくなったの?」
「そうだよ………家族に会いに行きたかったなら、私たちに一言言ってくれればいいのに」
「怒ってるわけじゃないし、無理に言ってとは言わないから」
「………ここに来るためだけに、君たちの前からいなくなった訳じゃないんだ」
「「?」」
「僕はね、生きてるだけで誰かに迷惑をかけてしまう存在なんだ。そういう星のもとなんだよ。僕はララァを殺し続けて、世界を壊し続けたことに対する罰を求めていた。
自分を罰することくらい自分でできるはずなのに……僕は2人の優しさにかこつけて、2人を僕の中で肥大化していく被罰欲求のはけ口にしてしまっていた。そんなのはおかしい、僕自身の罰されたいって気持ちにマチュとニャアンが付き合わされるのは。
でも、2人といるとどうしてもその気持ちを抑えることができなかった。『大好きな人に極限まで拒絶され続けることで僕への罰は完成する』って………前に言った通り、本当に最低な人間だよ、僕は」
「……………」
「シュウちゃん………私たち、そういうのが嫌なんて全然………そりゃ、最初はびっくりしたけど………」
「マチュもニャアンも、とても優しいからそういうことを言ってくれる。普通じゃないでしょ。罵倒してくれとか、踏んでくれとか。乗り気でもない相手にこういうことお願いしたりして。自分で言っていて……気持ちが悪い。だから、僕はこれ以上誰かに迷惑をかける生活を辞めたかった。
誰かが隣にいると、その人に迷惑をかけるのが僕の性分なら、自分から隣に誰も置かないようにすればいい。どこかはわからないけど、誰も来れないような遠い場所にひとりでいればいい」
「そ、そんな………!!」 - 173二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 03:35:07
「でも、僕は弱いから………弱虫だから、マチュとニャアンから離れて完全にひとりで生きていく前に、ひとつだけ心の準備がしたくなった。お父さんとお母さんの顔を見たくなった。顔を見て、声を聴いて、今まで育ててくれてありがとうって伝えたかった。それさえできれば、よかった。よかったんだ………
でも、お父さんとお母さんはもう死んでしまっていたんだ」
「「…………!!」」
「病気だったんだ。2人とも、僕が2人をほったらかしにしていた6年間の間にこの世を去ってしまった。天罰ってあるんだな、って思った。神様からのメッセージだよ、『今更親と顔を合わせる資格なんてお前には無い』って。
これまでやってきたことが、全部僕に帰って来てるんだ。全部、自分で蒔いた種なんだ………全部、全部、全部……………だから、僕は………」
「シュウジッ!!!!」
「!…………」
「シュウジは自分の存在が悪い出来事を引き寄せているって思い込んでいるけど、それは違うよ。シュウジがこちら側に来てくれて、救われたって人はきっとたくさんいる。前も言ったでしょ、私はシュウジに自由な世界を教えてくれた。狭苦しい世界から私を引きずりだしてくれたのはシュウジなんだ」
「私もっ………!シュウちゃんとマチュに、人とふれあうことがこんなに楽しくて、愛しいことなんだって教えてもらったよ………!」
「………僕は、2人にそこまで言ってもらえるほどのことはしていない…………あの頃の僕は、『ララァのために』って題目を唱えながら動く人形に過ぎなかったんだ。そんなララァを、僕は………」
「シュウジ。ララァのところへ行こう。きっと、さっきのお寺で待ってる」
「………ダメだ。それはできない。彼女が向こう側の人間であれ、こちら側の人間であれ、もう彼女に顔は合わせられない」
「いいから、来なよっ!!!………ニャアン、こうなったら強硬策だ!!」
「えっ!?きょ、強硬策!?」
「2人でシュウジ抱えていくよ!!ほら、そっち持って!!はいどっこいしょ!!」
「うぅ………ご、ごめん、シュウちゃん!!」
「うぐっ………や、やめてよ2人とも………!僕、ララァとは会わないよ………!!ち、力、強い………!!」
- 174二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 11:49:24
続き期待
- 175二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 19:49:33
まあこの思い込みの激し過ぎるシュウジには荒療治しかなさそうだしな
- 176二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 00:04:06
保守
- 177二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 07:45:34
「はぁ………お~い着いたぞ~ガンコムシ~」
「ふぅ……つ、疲れた………2人がかりとはいえ、シュウちゃん男の子だもんね…………」
「…………………」
「ほら、ここまで来たら覚悟を決めるのっ」
ガラララッ
「おお………ララァ殿の言うとおりだったな。帰ってきてくれて嬉しいぞ、シュウジ君」
「…………ただいま (こんなに早くここに戻ってくることになるなんて………)」
「お、お邪魔しま~~す………」
「君たちが話に聞くシュウジ君の御知り合いか?」
「あっ、はい………私、アマテ・ユズリハです」
「ニャアン………です」
「えっと、おじさんが今の住職さん?」
「そういうことになる。アナベル・ガトーだ、よろしく頼む。先代のイトウ住職には非常に世話になった………その縁で、ここに身を置いている。今、茶を淹れて来よう。少々待ってくれたまえ」
「えっ……あ、ありがとう (シュウジとは違うベクトルでやけに綺麗な男の人だな………おじさんだけど………)」
「(アナベル・ガトーって………私がグラナダにいた頃、名前を聞いたような気がする。確かジオンのトップエースだったって………とても優しそうで、そんな風には見えないけど)」
「シュウジ君。こちら側の私とは初めまして、よね。あなたに会える日をずっと待ち望んでいたわ………
これが私自身だけの意志なのか、それとも向こう側のララァ・スンに影響を受けているのかはわからない。それでも、あなたとはずっとお話したいと思っていたの」
「………ララァ……………」
- 178二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 15:00:01
そういえばGQララァとは初対面か?
- 179二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 19:30:56
そう来るか…期待ほしゅ
- 180二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 03:19:22
「…………まさか、こんな風に貴女と会う日が来るなんて、思わなかった」
「貴方の知るララァ・スンではないのだけどね。直接彼女を介すことができなくて申し訳ないけれど………
それでも彼女は私。私は彼女だから。ララァ・スンとして、あなたに謝らなくちゃいけないわ」
「謝る…………?やめて……貴女が僕に謝らなくちゃいけないことなんて何も………!」
「いいえ。向こう側のララァ・スンは………私は、貴方の存在を、ある種の保険としてしまっていた。私より年下の男の子が、私を幸せにするために動いてくれている………
彼のおかげで、私はいつまでも夢を見続けていられる。もうこれ以上、現実に絶望しなくて済む…………って。貴方に甘えてしまっていたのよ、私は」
「それは違う………!僕は自分のやりたいことをしていただけなんだ………」
「でも、あなたはそのために心を壊しかけていた。私と共にいくつもの世界を渡り歩いていたとき、あなたの心は蝕まれ続けていたというのに……
あなたのような心優しい子供に背負わせてはいけない重責を背負わせ続けてしまっていたというのに、あなたを解放してあげることができたのはそこのアマテさんで、私ではなかった。
私はあなたに何もしてあげられなかったのよ」
「僕だって………ララァには何もしてあげられなかったんだ。いや、それどころか………彼女は僕の助けを必要とはしていなかったのに、僕はいたずらに彼女に夢を見せ続けて……何度も、何度も彼女をこの手で殺めて……」
「すべてはララァ・スンが始めたことよ。それに、あなたのしたことが無駄だっただなんて思わないで。
現に私は貴方のおかげで大佐に会えて、幸せになれた。そして、貴方もまた大切な人たちに巡り会えた。だから、貴方がもうこれ以上自分を責める必要なんてないの。これは、"私"…………そして……………」
「………!?」
「こ、これって……!キラキラ……!?」
「この雰囲気……シャロンの薔薇に似ている気がする……もしかして……!」
「貴女は………貴女は、まさか………!」
「えぇ………『私』の、意志でもあるわ」
- 181二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 08:14:32
ほしゅ
- 182二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 14:10:36
続き期待
- 183二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:20:03
期待あげ
- 184二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 03:11:20
「ど、どうして………!?何が起きてるの!?」
「あんまり細かい事を気にしちゃダメよ。まぁひとことで言うなら、この空間なら比較的自由が利くのよ。私からも伝えたいことがあるから、少しだけこちら側の私の身体を借りて喋らせてもらうことにしたの。また会えて嬉しいわ、こちら側のニュータイプさん……いえ、アマテさん」
「ララァ………!うん、私も嬉しい!!」
「あ、あの!!私、ニャアンです………!イオマグヌッソの時はものすごく苦しい思いをさせてしまったみたいで………その、ごめんなさい!!」
「うふふ、そんなに謝らないで。私、別に気にしてないのよ。あなたがとても優しい子なのが伝わってくるわ」
(よかった、向こう側のララァさんにちゃんと謝れた……!こんなチャンス来るなんて思ってなかった………!)
「…………ララァ………僕は、貴女に合わせる顔なんて…………………」
「もう………そんな顔しないで、シュウジ君。私は貴方たち"新時代のニュータイプ"のおかげで前に進めた。それなのに、貴方が後ろ向きになってしまってどうするの?」
「………僕は罪を犯しすぎた。僕の一方的な思いを貴女に押し付けすぎた。許されるべきことじゃない」
「ねぇ、聞いて。私、あの"はてしない物語"を続けたことも、夢から覚めたことも、全然後悔していないのよ。そしてあなたは、いつでも私の夢から抜け出すことができたのに、そうしなかった。私、嬉しかった………『私の目指す理想に付き合ってくれる子がいる』って。
あの長い旅路のおかげで、アマテさんが私のことを助けようとしてくれて、大佐が自ら私を向こう側に送り返してくれる世界に辿り着けた。それまで考えつきもしなかった、向こう側の世界を受け入れて生きていこうという決心ができた」
- 185二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 03:12:20
「そして………心を壊しかけるまで私の旅路に付き添ってくれて、最終的にアマテさんを私にひき会わせてくれたのは貴方よ、シュウジ君。貴方がララァ・スンにしてくれたことは無駄なんかじゃない。ちゃんと形になっているわ………だから、もう自分を責める必要なんてないのよ。
………私、やっとわかったの。私が貴方に伝えるべきは謝罪の言葉じゃないわ。感謝の言葉よ。だから…………」
『ありがとう』
「…………!!!」
「ふぅ………今まで貴方に言えなかったこと、やっと言えたわ。もう時間みたいね…………シュウジ・イトウ。努々忘れないで。あなたには帰る家も、帰りを待ってくれている人もいるのよ」
「………うん。ララァ……僕からも言わせてほしい。ありがとう」
「ふふ……………お友達を大切にするのよ」
「ララァさん………!向こう側でもお元気で……………!!」
「ララァ!私たち、また会えるよね!?」
「ふふ、そうね。人間に不可能はないわ…………いつか時間も、空間も………次元すらも支配できるかもしれない。会うのはその時までお預けね………それじゃあ
皆さん、फिर मिलेंगे (また会いましょう)!」
- 186二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 08:19:49
終わりが見えてきたな
期待ほしゅ - 187二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 17:05:19
完結期待
- 188二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 23:36:18
ほっしゅ
- 189二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 06:19:02
完走頑張って
- 190二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 09:08:31
「むっ!?皆、戻って来たか?なんというか………私以外の全員が上の空という感じで、少し恐かったぞ」
「えっ?えぇ…………ちょっとだけ色々あったのよ、アナベルさん。………シュウジ君、ごめんなさい、私の力は全盛期からはもう遠いみたい。もっと長い時間、向こう側の私をつなげられると思ったのだけれど」
「ううん、そんなことないよ…………十分すぎるくらいだよ。ありがとう、ララァ」
「ねっ、シュウジ。こちら側のララァさんも、向こう側のララァも、シュウジのこと大切に思っているのがわかったでしょ?」
「うん。マチュも、ニャアンも………僕を探しにきてくれてありがとう」
「当たり前でしょ。私たち、MAVなんだから。私たち、シュウジのためなら宇宙の向こうだって飛んでいくよ。だから、助けて欲しい時は私たちを呼んでよ」ギュー
「シュウちゃん。私も、マチュもいるよ。きっと人間って、1人で何でも抱え込めないようにできてるんだよ。私も、マチュとシュウちゃんがいなかったらそれに気づけなかった。だから……私もシュウちゃんの力になりたい。いつでも、頼ってほしいな」ギュー
「マチュ、ニャアン…………すごくあったかいな………ぐすっ………」ズビズビ
「そうそう……泣きたい時は、泣いていいの。我慢なんてしなくていいから」
「シュウちゃん…………うぅ………うぇぇ…………」
「ちょっ、ニャアンまで泣くの!?」
「だってぇ………………ぐすん……………」
「も~………やめてよ………私だって…………うぅぅ…………シュウジ…………」
「うふふ………素敵な関係ね、3人とも」
「ほら、鼻をかめ………シュウジ君。その様子だと、君の抱えていた御悩み事は概ね解決したと見て良いな?」
「…………うん。ごめん、アナベル。心配かけちゃったよね」
「気にするな。昨日と比べれば、君は今とても良い顔をしている。その顔を見れただけでも私としては十分だ」
「……アナベル。もう一回だけ、あそこに案内してくれないかな」
「あそこ?………ああ、そういうことだな?よし、ついて来るんだ。今日は御天道様も出ているからな」
- 191二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 09:18:02
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- 192二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 09:22:16
「あっ………これって」
「お墓………シュウちゃんの、お父さんとお母さんの?」
「仏教式の作法はわかるか?」
「もちろん………僕、寺の息子だから」
「ハハ………これは失敬」
「………………(パン)…………お父さん。お母さん。本当にお世話になりました。何があろうと、僕は一生イトウ家の息子です。
でも…………ごめんなさい。僕は、このお寺を継ぐことはできません。このお寺はアナベルが継ぐのが一番いいと思うし、それに…………僕には一緒に生きていきたい人がいるからです。
2人のこと、看取れなくてごめんなさい。2人には、いつでも会いにいけるから。だから、その日まで……どうか、待っていてください。少し時間はかかるかもしれないけど、必ず会いに行くから」
「きっと、イトウ住職であれば『絶対に急ぐでないぞ。ゆっくり、じっくり時間をかけて来い』とでも言うだろうな」
「………アナベル。この寺のこと、貴方に任せてもいいかな」
「あぁ、任された。君に会えてよかった、シュウジ君」
「それと………また遊びに来てもいい?」
「もちろんだとも。ここは未来永劫 君の家だ。いつでも君を歓迎する」
「ありがとう。…………ララァ。その………シャアに、よろしく言っておいてほしい」
「えぇ。彼、すっごく心配してたから……貴方の良い知らせを聞けたら、すごく喜ぶと思うわ。インドにある私たちのお家にも、いつでも遊びにいらっしゃいな」
「うん。ありがとう。それじゃあ、マチュ、ニャアン…………帰ろうか。マキラ島の、僕たちの家に」
「うん………!シュウちゃん!」
「よし、帰ろう!みんなで!」
「カエル!カエル!」
「&%$:@*!」
「そうだね、コンチ…………僕には、帰れる場所がある。帰りを待ってくれる人がいる。一緒に帰ろうと言ってくれる人がいる…………………こんなに嬉しいことはない」
- 193二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 09:36:41
数週間後……………
「シュウジ、また靴下裏っ返したまま洗濯機に突っ込んだでしょ。わざとやってるの?」
「シュウちゃん、私たちが一緒に着替えてるところを覗き込もうとしちゃダメだよ。変態さんのすることだよ」
「はぁ~………最高です………………」
結局、シュウジは無事に私たちのもとへ帰ってきましたが、シュウジの「罵られ好き」は被虐欲求とまではいかなくても本人の趣味的な範囲内で残ってしまったようです。
まあでも、本人が嬉しそうだしいいのかな…………?あと、実は私もニャアンもシュウジとのこのやり取りが若干楽しくなってきつつある…………というのはここだけの話です。内緒だよ、内緒。
ちなみにララァさんから聞いたんだけど、シャアさんも最近その傾向が出始めているらしい…………やっぱり赤いガンダム乗り同士、通じるところがあるのかな?
「ラ、ララァ……………!!この私を、ゴミを見るような目で見ながら罵ってくれ!!!」
おしまい
- 194二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 12:25:35
乙、めちゃくちゃ面白かった!オチにクソ笑った
まさかこんな感動巨編SSになるとは…
アナベル住職のスピンオフ待ってます - 195二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 12:50:37
完結乙!
- 196二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 17:26:25
完結記念に改めて最初から読み返させてもらった
大人役のきれいなアナベルには笑った 本編時間軸だとシュウジと大人との交流が全然なくて子供の青過ぎる青春だったのが今回大人が絡むことで関係性が綺麗に決着ついたように思いました
そこで整えられた舞台で
薔薇ァとララァ マチュとニャアン そしてシュウジが互いの想いを対話してわかりあい
過去のしがらみに決着をつけることで全員が重石を下ろして救われる
そういう素敵な話だなと感じました
…と感慨に耽ってたら思ってたらMプレイからあにまんシャアが全部持ってったじゃねーかw最高 - 197二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 17:52:52
>>1です。皆さん感想ありがとうございます
当初はSSスレにする予定は全くなかったのですが、気が付いたらこうなっていました。正直なところ初めての経験だったので (200までに終わらせられるかどうか微妙だったこともあり) 拙いところまみれですがお褒めの言葉を頂けて非常に嬉しいです
ガトー出したのは完全に深夜テンションです。でも「ガトーって一年戦争でジオン勝ったらどうすんの?スペースノイド自治が実現しても、他サイドの復興も難民政策も全然進まない状況を見て病まない?」「なんか日系コロニーに住んでたらしいし軍辞めたら寺の仕事に就いてそうじゃない?」って前から思ってたことをドッキングさせた形となりました(もちろんあにまんガトーブームの影響もあるけどそっちの方向には行かないようにしました)。もっと四字熟語喋らせたかったけど思うようにシミュレートできなかった…………
シュウジにも「マチュやニャアン以外、特に大人ともっと会話してほしかった」「あれだけ擦り切れそうな状況でも心優しいままでいられた子に親と呼べるような存在がいたらいいな」「アムロみたいなセリフ言ってほしい」という個人的理想を詰め込みました。ただオリキャラであるシュウジの(義理の)両親を描写できる気がしなかったのでお亡くなりになって頂き、代わりにガトーが生えたのですが………
アナベル住職概念が思ったより好評だったので気が向いたらスピンオフスレでも建ててみようかなと思います。
繰り返し、最後まで読んで頂いた方々&スレ保守し続けてくださった方々にお礼申し上げます!m(_ _)m
- 198二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 23:26:23
いやー良いもの見させてもらった、完結お疲れさんでした
いつだって宇宙よりも広く大きな愛は世界を救うんだ…
綺麗にオチがついたのも最高だった、スピンオフ待ってるよ - 199二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 07:32:11
乙乙
作者の次回作に期待 - 200二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 07:36:29
とても素敵な作品読ませてもらった
ありがとう、やっぱ最後はどうなってもハッピーエンドが一番だね!
シュウマチュニャアとアナベル住職とシャアララの未来に幸あれ!!