【R-18】ここだけ魔法と才器の開拓世界【置きレス推奨】

  • 1◆inHfJzxsMg25/07/01(火) 13:53:57

    長い戦乱は終わりを告げ、世は開拓と冒険浪漫の時代へ!

    凶暴な魔物、荒れ果てた大地、北の氷原、南の砂原、積み重なる栄誉、名誉、巨万の富!

    魔法列車が大地を走る!飛行船が大空を渡る!

    夢追い人達よ集え!未だ見果てぬ『新大陸』へ!


    【参加するにあたって最初に必ずご一読頂きたい世界観、設定集】

    ここだけ魔法と才器の開拓世界戦乱の時代から、遍く欲望を踏破する開拓の時代へ!

    夢追い人よ、参画せよ!

    果ての無い冒険の大地へと踏み出すのだ!


    ~あらすじ~

    長きに渡った旧厄戦争は共和国の勝利で幕を閉じた、多くの血が流れた戦乱の世は晴れやかに舞台を去り、失ったものを取り戻し、更に新しいものへと手を伸ばす開拓の時代がようやく訪れたのである。

    戦災と深い傷跡からの復興を遂げた人類が、未だ謎多き新大陸の開拓へと勇んで踏み出してから、はや百年近くの時が過ぎた。

    今もなお、この広大な大地は欲深き夢追い人達の冒険心を擽ってやまない、ダンジョンや、魔物や、謎や、危険な香りに満ちて誰もを誘い続けていた。


    Q:どんな世界?

    A:魔法列車が大地を横切り、飛行船が空を飛ぶ、魔法を主要な原動力にして発展した、産業革命期ヨーロッパの様な背景の近代風ファンタジーです。(※イメージは大体「ハウルの動く城」と同じかそれよりちょっと発展しているくらい)


    ---まずはここから---

    世界観案内入り口

    新大陸案内入り口

    キャラ登録のすゝめ(キャラクリエイトの一例へ)

    -------------


    才器と魔法の一覧へ


    登録済みキャラクター一覧


    魔物、魔獣の一覧
    00m.in

    >>10到達まで書き込みはご遠慮ください

  • 2◆inHfJzxsMg25/07/01(火) 13:55:25

    【マナー及び注意事項】
    ・即レス豆ロル等でどんどんレスを流していく行為の禁止(「スレに参加する纏まった時間が取れない!」「スレのアクティブな時間と自分の取れる時間にズレがある!」という方に向けたのんびりペースでも参加出来るスレを目指しています)
    ・絡んでいるお相手を無言で待たせる行為の禁止(置きレス推奨ですので時間が掛かることは良いですが、あまり長く待たせてしまいそうな場合はご一報しましょう)
    ・上記のルールに抵触していない方に対する過度に返信を急かす行為の禁止
    ・最後の返信から三日間(72時間)以上ロールが進展しない場合最後に返信をした方の判断でロールを切り上げることが出来ます
    ・確定ロール、オウム返し、無敵、全回避、過度なマウント、その他「自分がされたら嫌な行為」全般の禁止
    ・上記でなくともお相手から「やめて」と言われた行為の禁止
    ・R-18、R-18Gロールの強要禁止
    ・版権設定をそのまま利用することの禁止
    ・異世界転生、異世界転移を彷彿とさせる様な設定、及びメタネタ使用の禁止

  • 3◆inHfJzxsMg25/07/01(火) 13:56:48

    【想定されるQ&A】
    Q:キャラクター登録やトリップの使用は必須ですか?
    A:同一設定のキャラクターで複数回ロールに参加、長期に渡って参加されたい場合はどちらも必須でお願いさせていただきます!そのロール単発でのご参加や討伐される魔物、魔獣役を好まれる場合なら、上述の禁止事項に抵触しない範囲でご自由にどうぞ!

    Q:キャラクターの登録数に制限はありますか?
    A:ありません!なので一度お試しに作ってみたキャラが動きにくいなと感じたりしたら別のキャラを作っても良いのよ?

    Q:初期設定が多すぎる、複雑過ぎる!
    A:ごめんなさい!!!!!!言い訳はいたしません!!!!!!どうしても理解が進まないという場合は、「とりあえず参加」してみていただいて、「こんな感じでええのんか?」とご確認をしていただくか、もし問題がありましたらこちらで指摘いたしますのでご容赦ください!

    Q:魔法習得周りのコスト制ってなんだよ!キャラクター登録が小難しいんだけど!
    A:スレ主なりに考えてみた「キャラ作成の自由度」「インフレの抑止」「キャラ間に於けるパワーバランスの崩壊阻止」の三兎を追ったシステムです、難しくなってしまってすいません、ゲームのステ振りをするみたいな感覚で触れていただけると冥利に尽きます!

    Q:R-18指定……はは~ん、エロスレか?
    A:“どう見えるか”だ。描写に制限をかけない為だけのR-18指定です、ワンクッションさえあればエロもグロも大丈夫、スレ主は青年誌くらいの濡れ場や一般誌元ネタのエロ同人誌とかが好きだからそんな感じの傾向になります、苦手そうな人に強要はダメ、絶対!

  • 4◆inHfJzxsMg25/07/01(火) 13:57:53

    【テレグラフ(設定登録、R-18ロール用)】

    h ttps://x.gd/Ow5eg


    【URL短縮用サイト】

    https://00m.in/

  • 5◆inHfJzxsMg25/07/01(火) 13:58:54

    (※こちらのスレの保守が完了次第、キャラ登録や相談等の為の裏スレを建てます)

  • 6◆inHfJzxsMg25/07/01(火) 14:00:07

    (※にしても連投規制キツいっすわ)

  • 7◆inHfJzxsMg25/07/01(火) 14:01:14

    (※now loading)

  • 8◆inHfJzxsMg25/07/01(火) 14:02:16

    (※誰も来ずに落ちたら大人しくそれまででございますので過度な保守はご遠慮願いますね)

  • 9◆inHfJzxsMg25/07/01(火) 14:03:19

    (※OPシチュエーション、自由参加、07月08日までゆっくりと進行)

    (ロール1/2)

    新大陸は大都エデンより、北東の空は青々と晴れ渡った好天である。
    ハテノ林海丘陵へと続く草原地帯、野に敷かれた深緑の絨毯に燦々と陽光が降り注ぐ。
    さらさらと草葉を薙ぐ穏やかな風は普段と何も変わりなく、されど、微かな獣臭を纏い漂っていた。

    「────────────さぁて、集まってもらったのは他でもないさ!」

    ギルドから緊急の通達が入ったのは、今から1、2時間程前のことだ。
    支度を整えて街の外縁に集まるまでの時間は十分あった、場には既に、鎧に身を包んだ騎士や、一転して軽装の戦士、またローブを纏った魔法使いなど、多様な姿形の開拓者達が集まっている。
    その輪から一歩、外れた位置、身軽なレザーメイルとガントレットを装し、ロングソードを腰に帯びた黒猫の女獣人が緊張を伝えさせない軽快な口を開いた。
    ギルドに名を置く開拓者、“ハンナ・スカイリード”である。

    「ハテノ林海丘陵からこの街へ、ゴブリンの集団が向かっているという情報が斥候(スカウト)達から入った」

    ゴブリン、緑褐色の肌、腐乱した匂いを放つ牙を持ち、二足歩行する小鬼の様な姿をした魔物の一種。
    それは駆け出しにとっては最初に越えるべき小さな壁、それなりに歴を重ねた者にとっては、わざわざ集まる程かと拍子抜けする様な容易い獲物。
    されど集められるには相応の理由があるもので。

  • 10◆inHfJzxsMg25/07/01(火) 14:04:25

    (ロール2/2)

    「1つ10匹前後の群れが、ざっと見積もって30、はぐれの個体も合わせて締めて300匹を越える大群だ。
     ゴブリンは大体群れて生活する魔物だが、これだけの規模に膨れ上がることはそう滅多にあるもんじゃない、林海丘陵だけでなく、その向こうの森やら山岳地やらからも押し寄せて来たんだろうね」

    ざわ、と、草原の果ての輪郭が僅かに騒めいた、眼の良い者ならば、鬱蒼と生い茂る林海の木々は隙間から、小鬼達がその姿を見せ始めていることにも気が付くだろう。
    一つや二つでは収まらない、十、二十と膨らんで、やがては吹く風に不快な腐乱臭までも乗せて。

          ・・・・・・・・・・・・
    「十中八九、成長した個体に統率された集団だ、たかがゴブリンと思って放っておくとエデンだって食い散らかされる」

    つまりそれが“緊急”の理由、ゴブリンの成長個体、キングゴブリンならばそれだけの群体を統率することも可能である。
    勿論のこと、エデンはそう易々と魔物に落とされる様な都ではないが、そうであっても犠牲が出ることは免れない。
    それ故に、今、戦える者達に片端から声が掛けられたのだ。

    「そうなる前にこの草原で堰き止める、つまり、私らは防波堤の役割さ!
     向かってくる敵を片っ端から切って捨てて、一際目立つ“大ボス”を討伐する!分かりやすい仕事だろう、そして、自分の名を売る好機でもある!」

    ハンナ・スカイリードは奮い立たせる様に声を張り上げた、実際、それはもしかすればこの戦いで命を落とすかもしれない者にとっての勇気を掻き立てる鼓舞である。
    草原を掻き分けて着々と接近するゴブリンの大群へ、左腰のロングソードを抜き放ち、また、己の周囲足元からボコボコと音を立てて隆起し浮き上がった土くれの塊を、旋回する刃の様に身辺へと纏わせながら。

    「腕試しか!?一獲千金か!?この大陸に集まった数だけ願いがあるな!全部全部、まずはこの窮地を乗り切ってから始まるのさ!
     さぁ、行くぞぉ────────────ッ、突撃ィッ!!」

  • 11ユンツァー◆ALM0500gkk25/07/01(火) 22:59:11

    >>9

    >>10

    【コォォォォ…………ホォォォォォォ…………】

    【心臓の奥深くから響くような怪音を奏でる兜から覗く紅色の眼光が鋭く林海丘陵を睨む。酷く大柄な影は、腰に提げた業物ではなく有り触れた石礫を指で弾いた】


    【バチンッッッ!!!!と肉が弾ける音がした。唯でさえ頑健な山人(ドワーフ)が《身体能力強化》を行使した上で投石したのだ。砲撃めいた威力の礫が一匹のゴブリンの頭蓋を正確に爆散させて、続くゴブリンの足を止める】



         ・・・・・・・

    「…………焦る必要はない。少しずつ、確実に討伐するぞ。数を頼りにするのなら、先ずはその頼みの数を奪ってやろう」


    【ゴブリン種は狡賢く、投石の様な戦術を行う事もあるが、同時に体格相応に非力でもある】


                  ・・・・・・

    【つまり、同じく石を投げてもより力の強い開拓者の方が射程と威力は長いのだ。数を揃えて飽和的に攻撃されれば危ういかもしれないが、幸いな事に敵はまだ少しずつしか草原に姿を現していない】


    【偶然にも“北域”からの開拓者ギルドへの報告書を携えて大都エデンを訪れていた巡回者(ウォッチャー)の一人は、後方に控えて全体の様子を見ながら口を開いた】


    「ホブゴブリンは更に狡猾だ。待ち伏せとして罠を用いる。

     林海に突入する者は充分に気を付けろ。ゴブリンでも死角から急所に攻撃されるとダメージが大きいぞ。周囲への警戒を怠るな」


           ・・

    【少なくとも、彼女の頭の中にある知識は全て言葉にして伝える。まだ魔物に詳しくない者も来ている可能性があるからだ】


    【また一つ、投石でゴブリンを仕留める。万が一にも討ち漏らしがエデンに向かわない様に、巡回者は草原での迎撃に専念した】

  • 12ハンナ◆inHfJzxsMg25/07/02(水) 10:05:45

    >>11


    ────────────グシュウゥゥッッ!


    白刃が滑り込む小鬼の頸から、濁った血液が噴水の様にパッと飛び散った。

    ハンナの身体周囲で旋回する土礫の嵐は、その返り血ごとゴブリンの小さな躯体を浚うと、草原に転がる岩場へと叩きつける。

    土礫は生物の薄皮を剥ぎ取る剃刀だ、“感知”するまでもなく林海から溢れ出る群れに、身軽な黒猫獣人、跳び蹴った小鬼の頭を踏み台にして更に前へ。


    「北域の開拓者が偶々来ていたのは、ゴブリン共には不運だったね、……ユンツァー!!」


    もう一体、斬り抜け様に片足で回転し、空いた左手に握り込んだ掌大の“石”を、時折北域で開拓を共にする同志、投石を行うユンツァーの元へと投げ込んだ。


     ・・・

    「拡声石だ!貴女の声はくぐもってるからさ、ちゃあんと後ろにも届けてあげな!北域の巡回者の声を!」

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 10:14:22
  • 14ユンツァー◆ALM0500gkk25/07/02(水) 11:27:00

    >>12


    「──────了解した。些細余す事なく伝えようとも、ハンナ」


    【投げ渡された拡声石を逸脱の動体視力でしっかりと掴み取り、文字通りの片手間で投擲された短剣が樹木の裏で機を伺っていたホブゴブリンを樹木諸共に貫いて爆散させる】


    【《魔力探知》では届かない間合いから攻撃を行う魔物への対抗手段として、帝政“エヴァーラント”は《身体能力強化》を推奨していた】


    【つまり、優れた聴覚と視覚や腐敗臭によって敵の姿形と位置を暴く戦闘技能である】



    「林海に入った途端に奇襲される恐れがあるぞ!

     腕に覚えのない者は見晴らしの良い草原での迎撃に専念しろ!それだって立派な“役割”だ!」


    【誰も彼もが勇敢という訳ではないと、長年の戦場で理解している。だからこそ、名誉よりもその日の糧を安全に得る事を望む者を鼓舞する】


    【再び短剣を投げる。数打ちの安物。だがそれすらも極めて高練度の《身体能力強化》を修めた戦士の手に掛かれば易々と木々に潜伏するホブゴブリンを仕留める狙撃となる】


    【林海への扉を強引にこじ開けながら、巡回者は力を温存した】

  • 15アイネ・エル◆inHfJzxsMg25/07/02(水) 13:56:26

    たかがゴブリン、とは言え初めて実地で相対する者も開拓者の中には居る、例えば、“新大陸学園”の未だ学生であるとか。
    前線を戦う大人達からは一線退いた位置で、討ち漏らした僅かな小鬼を相手にしながら。
    その一角に負傷者を癒す簡易的な救護所が置かれていた。

    『悪いアイネ、こんな大規模な戦闘、俺、初めてで……!』
    「それでも3体も倒して来たんでしょ?大丈夫、すぐに治すから!」

    救護所、とは言っても野外に吹き曝しのシートが敷かれただけの無防備だ、前線からでもその様子を垣間見ることは出来る。
    白と青のグラデーションカラーをした髪、左右異なる奇妙な色彩の瞳孔を持つ少年が、同級生と思しき少年の軽鎧を剥がし、ゴブリンの棍にて打ち据えられた青痣に治癒魔法を施していた。
    身に纏った学生服、学園から派遣された後方支援要員だろう。

    戦場の想定では、ゴブリンの攻撃はその位置までは届かない、万が一にも届き得る投げ石程度の威力では、擦り傷を負わせるのが精いっぱいだ。
                          ・・
    だからこそ、────────────それは、奇襲だった。

    『アイネ、あぶねぇ!』
    「えっ……!?」

    林海の中から、木々を折り突き破って人間大の岩石が一つ、救護所に座り込む白髪の少年の元へと飛んだ。
    ただのゴブリンの投石では有り得ない巨重の一撃、対応が間に合わなければ、小柄な彼等は瞬く間にその下敷きとなってしまうだろう。

  • 16ユンツァー◆ALM0500gkk25/07/02(水) 18:29:31

    >>15

    【ギジリ、と草原の柔らかな土が撓む。踏み出した脚がその巨体に見合わぬ速度で疾走して跳躍した。二呼吸の間に岩石との距離を詰める】


    【一歩、腰に提げた長大な曲刀を抜く。二歩、魔力を循環させて《身体能力強化》を重なる。三歩、刃の“芯”を投げられた岩石の中心に激突させる】


             ・・

    (────────重い)


    【僅かに目を細めて、敵の膂力を分析する。純粋な山人(ドワーフ)としての力だけだったのなら押し負けていた可能性もあるだろう】


    【だが元“皇帝近衛兵”は既に《身体能力強化》の力を重ねており、そうでなくても“悪魔”を埋め込んだ躰は純粋な山人(ドワーフ)とは程遠い】


    【ガンッ、と硬質な音を響かせて岩石が爆散する。叩き込まれた曲刀の一撃は斬撃というよりも打撃に近く、衝撃は岩石の奥深くまでを粉々にした】



    「シュー………………ホブゴブリン以上で、尚且つ負傷者を狙う狡猾さもある。逃がせば被害が大きくなるやもしれんな

     若者よ。一度別の所に退避するするか、この場で我々と共に異種との殺し合いを続けるか…………今なら、傷を負わずに次に繋げられるぞ」


    【見たところ、致命に繋がる怪我は負っていない筈だ。だが初陣ならば多少は心理的なダメージを負う事もあるだろう。これから先も彼らには人生があるのだ。一度退却しても良い、と巡回者が口にする】


    【思い遣り、というよりは効率の判断だ。経験値を積まなければ強くはなれないが死んでしまったなら強くなるも何もない。将来の開拓を担う人材は丁重に扱うべきである、というのが彼女の考えだ】

  • 17アイネ・エル◆inHfJzxsMg25/07/02(水) 21:15:04

    >>16

    投石が直前に迫って、白髪の少年が取った行動は、今しがた手当をしている途中であった少年へと覆い被さり庇い立てするというものだった。

    命の危機に瀕してけれど逃げ出そうともせず、ただ襲い来るであろう衝撃にのみ備えるように、固く両眼を閉じて。

    しかし直後に響き渡る轟音と、共にパラパラと飛び散った岩の欠片が、僅かに散発し背中を打つだけと分かれば。

    不思議そうに、恐る恐る背後へと振り返る。


    「────────────あ、ありがとうございます!」


    堂々と佇むドワーフの大柄が、二人の少年を覆って余りある影を落としていることに気が付いて、助けられたと自覚を得た。

    頭を下げ、恐怖から解放された穏やかな笑顔をパッと表情に浮かべて。


    「……大丈夫です、それなら、戦います。

     もう油断はしません、────────────若輩ですが、僕も開拓者の端くれですので」


    肌に纏う微光は治癒術の輝きで、石礫が背中を打った僅かな痣は、衣服の内で痛みと共にゆっくり薄れていく。

    ぷく、ぷく、と、掌から湧き出す水の雫が。

    矢の様に解き放たれて、前線から零れた小鬼を穿った。

  • 18アイネ・エル◆inHfJzxsMg25/07/02(水) 21:16:14

    小鬼の群れは、ハンナやユンツァーらが指揮の下で敷かれた防衛線に弾かれる。
    戦況は緩やかに変化を見せていた、前線を押し戻しながら、先を行った開拓者達がいよいよ林海へと差し掛かろうとして。
    瞬間、先程ユンツァーが砕いた岩石と同様の“牽制砲撃”が、彼らの足元へと叩きつけられた。

     ・・・・・
    「群れが行くぞ!気を付けな!」

    宙返りにて礫を躱すハンナの怒号と同時、ごぼり、と音を立てて、木々の隙間から堤防が決壊するのに似た緑褐色の波が起こった。
    先程までのただ闇雲に獲物へと向かって突進する個体ではない、素人仕事ながら陣を組んだゴブリンの“群れ”だ、その中心には、周囲のゴブリンと比べてひと際大柄なホブゴブリン達の姿が紛れている。
    ホブゴブリンは、少数の群れならば統率するだけの知能を持っている。

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:23:10

    このレスは削除されています

  • 20シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/02(水) 21:29:50

    >>18

    【ふよりふより、風に漂う蒲公英の種のように草原の上空に漂う影一つ

    《飛行》の魔法により上に陣取りハープ奏でるは流れ者のエルフの男】


    「籠れる昏きゴブリンの城、木漏れ日知らぬ罠ある林海

    巡回者(ウォッチャー)の”ノック”が扉を開き、お返しとばかりに救護所へは押し入りが」

    【謳うは揺れ動き続ける戦場の事

    固有魔法《風の噂》による彼の歌は”なんとなく”伝わるもの

    足を止める事要せずに、戦場に凌ぎを削る集中力を奪う事無く伝えながらに呑気な風情】



    「されど剛力大岩砕き、奇襲の鬼兵は姿も露わ」


    【そして岡目八目、奇襲の隠れながらの動きであれば見えずとも、攻撃に移った“群れ”であれば明白だろう】

    「目付の火は今ここに」

    【群れにおける怠け者という”余裕”はこういう時のためにこそ

    《生成:火》、矢筒より出した、油布を巻いた数本の矢がささやかな魔法の火にて燃え上る】


    「頭目に刻む焼き鏝を、逃れる事無き目印に」

    【天罰覿面奇襲で補助を

    《遠隔操作:風》/《精密操作:風》、ハープを兼ねた弓より放たれる矢は上空に吹く風に乗り放たれる

    操作された風は長さにして50mの筒、矢を包み加速と補正を乗せ続けての太陽背にした燃える油矢の精密射撃】


    「これでそちらのゴブリンは明確なマーキング付き、飛び切りに目立つし割と痛いだろ?」

    【狙うは数体の”ホブゴブリン”。大柄であれば上から狙いやすいにこの上なし

    まして統率者が動揺すれば”群れ”全体がそれだけ止まるような者

    火の矢を打ち込み「狩るべき首はこいつらだ」とお墨付きの”マーキング”】

  • 21魔獣学者◆YMmFsKxocY25/07/02(水) 21:39:16

    >>18

    「ホブゴブリン!この規模の群れに居ない筈がありませんね!」

    【暗い外套に身を包んだ小柄なエルフが、興奮したかのように声を上げる】

    「しかしこれほどの規模をつい数時間前まで隠していたなんて、頭は相当のやり手でしょう。是非観察してみたいところですが……」

    【魔獣への興奮を言葉にしながら、杖を取り出し、魔法の準備をする】

    「残念ですね。もっと早く見つけたかった」

    【そう言うと同時に魔法を発動すると、強襲に興奮しているゴブリンたちの群れの地面から突如土の槍がいくつも生え、目の前の怪物たちを貫く。避けきるのは不可能でなくても、混乱は免れないだろう】

  • 22リコ◆M6F9IPFpqs25/07/02(水) 22:03:25

    >>18

    【丘陵の一角、周りより高くなった場所から赤いベストが目を引く青年が戦場を見下ろす、灰褐色の髪から突き出る狼の耳が戦況を知らせる声を拾う】


    「久しぶりに大都まで来てみれば追加の稼ぎのチャンスとはね、キャラバンは他の連中に任せちまうか」


    【ハーバーシティからのキャラバン護衛の依頼だったが嫌な匂いを警戒して先行してみれば戦端は既に開かれていた、護衛対象に停止を知らせる狼煙を上げると杖を片手に走り出す,目指すは新たに森から現れた群れだ】


    >>20

    【上空より降り注いだ火矢が数体に突き刺さり狩るべき首を示す、群れの中心に陣取る標的を視界の中心に捉え、身体強化の魔法を自身に使う】


    (どこの誰かは知らないが良い援護だ……!)


    【獣人の高い身体能力、それをさらに強化する魔法の組み合わせ、シンプルだが強力な戦法でゴブリン達に襲いかかる】


    「命が大事なら道を空けな!お前らの首は後回しにしてやるよ!」


    【進路上のゴブリンの頭を杖で砕き、強化された蹴りの一撃で意識を奪い、臆した敵を踏み台に飛び上がり、瞬く間に火矢を受けた1体に接近すると杖に仕込まれた剣を抜き打ち様に首元に走らせる、数秒後にはその首が地面に落ちる音が周囲の雑兵の戦意を削るだろう】

  • 23ユンツァー◆ALM0500gkk25/07/02(水) 22:25:31

    >>17


    「シュー……………そうか。開拓者の端くれとして戦う事を選んだのなら、私が口出しすべきではないな。

     栄光に降り注ぐ塵埃を払い、文明外の異種を根絶させるだけ……」


    【頷きを返して、静かに巡回者が林海を睨む。開拓者として断言したのなら、信じるべきである。事実として、少年は魔法によってゴブリンに攻撃したのだから】


    >>18

    >>20


    「コォォォ…………………臆するな、開拓者達よ。敵は林海から姿を現した。草原に罠はない。純粋な戦力の衝突なら、我らに軍配が上がるだろう」


    【兜によってどうしても声量が抑えられてしまうのを、拡声石によって克服する。周囲を見渡せる草原ならば、予期せぬ“奇襲”の被害は抑えられる筈だ】



    「敵は現在密集陣形を取っている、火属性の魔法で攻撃すれば延焼を狙えるだろう。

     山火事については水属性の魔法を使える者が後で迅速に後始末をすれば大事には至らない。どうしても危ない場合の手段として考えて欲しい」


    【岩石の砲撃を必ずしも真正面から押し返す必要はない。ユンツァーが岩を砕いたのはあくまで二人の学生を庇う為であって、普通に相手するのなら横か後ろに避けるのも可能だろう】


    【“マーキング”に従って《身体能力強化》を重ねた五体で槍を投げれば、取り巻きのゴブリン達を巻き添えにしてホブゴブリンを貫く】


    【投げた槍がゴブリンに回収される恐れもあるが、死体の山が槍を回収する上の邪魔になるであろう。尤も、攻城用の槍槌は一介のゴブリンには荷が重いだろうが】


    >>21


    「必要ならば、手足を削いで研究材料にするか?

     今後の対ゴブリン戦術の発展に役立つのなら、今の我々が多少の苦労をしても長期的に人類にとっての利益となるだろう」

  • 24ショルト◆5yObvBxEwU25/07/02(水) 22:49:52

    【北域要塞都市の一角で】

    ....黒パンと塩、あとミルクを頂戴
    それだけで良いわ。余計な物は結構よ

    【毛皮付きのローブを纏った人物が、
    杖をついて買い物をしていた】

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