- 1二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:32:48
ここだけ「何が最強やねん、ぶった倒したる!」とヒナに挑みかかった結果
数時間粘ってスレ画ぐらいのダメージを与えて負け、最終的に風紀委員となった「俺くんちゃん」が居るキヴォトス
固有武器は暫定プファイファーツェリスカ
風紀委員の追跡を振り切れるレベルの超高速を活かしつつブッパするピーキー戦法が基本
闘争本能の塊でエセ関西弁、一見わがままなようでいて意外と正論を放つ他
義理堅くて暴走もしなくて後輩故に伸び代もあるフィジカルモンスターな大型犬といった性格
なお「ばあちゃん」という彼or彼女に多大な影響を与えた存在が居る
また通称「韋駄天s」と呼ばれる屈指の速さを誇る現風紀委員の部下、そして元スケバン仲間の友達がいる
一人称の印象通りか、俺っ娘かは各自にお任せ - 2二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:34:21
・スレ画での戦いでの犠牲
ヒナの負傷に伴う治安の悪化、破壊された街etc…、マコトからの嫌味
・得たもの
ヒナの90〜95くらいの強さの俺くんちゃん&俺くんちゃんを慕う韋駄天集団
ヒナの療養を伴う休暇、ヒナの全力に追従できる存在が風紀委員会に入ったことをゲヘナ全域に周知に伴う威圧効果
・今までのスレで出た可能性(概念)
キヴォトス最速(単純にスピードの凄さを比較した場合)
実家が太い(プファイファー・ツェリスカを常用武器として使える為)
韋駄天sの銃もゲテモノクセモノ(どこまで行ってもM500レベル)
折っても角がすぐ生える(長い爪を切る感覚)
男ならチナツ、女ならアコに特に懐きそう(何故でしょうね?)
女の子なら「黙っていればふわふわお姫様」かもしれない(喋ったらお察し)
まさかのミカと腹違いの姉妹?(ゲヘナの女に父が浮気したんだからそりゃゲヘナ嫌うよ)
通常ルートと聖園家ルート、グレ(八囚人)ルートなどなど複数の道が模索されている(メインは通常ルート)
「神秘」はドラゴンではないか、尻尾や翼もあるのではという説
百鬼夜行に入らなかった理由もいくつか挙がる
ヒフミとはわりと仲良くなれそう…どころかトリニティとゲヘナ間を結ぶ大事な縁になる説
加速終わって走行中の電車と並走するどころか徐々に追い抜けてしまう
スシ・トーチャリングや、アレンジ・スシ・トーチャリングにはまる
・番外
ちゃうねんサクラコ誕生 - 3二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:35:26
- 4二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:36:27
前スレ(このスレ主=前スレ主)
……思ったより……いけたけど……がくっ par6|あにまん掲示板ここだけ「何が最強やねん、ぶった倒したる!」とヒナに挑みかかった結果数時間粘ってスレ画ぐらいのダメージを与えて負け、最終的に風紀委員となった「俺くんちゃん」が居るキヴォトス固有武器は暫定プファイファー…bbs.animanch.com実質的な初代スレ(↓のスレ主≠このスレ主)
俺「何がゲヘナ最強やねん、俺がぶっ倒してやるwww」|あにまん掲示板〜〜数時間後俺「……思ったより……いけたけど……がくっ」https://bbs.animanch.com/img/3394534/1bbs.animanch.com - 5二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:37:40
それでは語っていきましょう
…結局イオリが何とか頑張らないと、開き直ったり割り切るゲヘナ生徒は止められないという結論が出ましたね
まずはトラップや話術にかからないよう頑張れイオリ
そして俺くんちゃん、ドラゴンになった所為で寒さに弱くなる説が登場 - 6二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:39:54
立て乙
黒服に目を付けられるってのは言われてみると確かにだった - 7二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:44:39
取り合えず保守
- 8二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:49:43
スレ立てありがとう
- 9二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:50:48
建乙
- 10二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 21:52:42
盾乙
- 11二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 22:01:57
- 12二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 22:14:43
ゲヘナ生はなんかやってることは、バカなのに仕掛けてくることは小賢しいことが多いのが、なんか腹立つんだろうなイオリ
- 13二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 22:16:09
逆にバカ「だから」直線的だし何かと気は合う後輩な俺くんちゃんは何だかんだ確り気に入りそうで
- 14二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 22:21:24
俺くんちゃん地頭は良さそうなんだけど、あえてその地頭使ってない感じだしね、だからこそ咄嗟の戦闘IQは高くて美食や温泉の罠にかかりにくいから、直情的なところがあって、罠にかかりやすいイオリのその辺は理解できない感じだよね
- 15二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 22:22:43
なんと言うか根本の戦闘とか体を使う感性が天才型なんだよ
- 16二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 22:26:14
「俺んとこの友達一人ぐらい付けよか…?」
「いい!そこまでされるとなんか空しくなるよ!!」 - 17二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 23:39:14
「またそうやって後輩の力を借りるのかな、銀鏡イオリ」
それはいつものように、規則違反者を追跡し追い詰めるためにOOに応援を要請しようとした時だった、違反者の一人がそう言い放ったのだった。
「温泉開発部の起こした列車での出来事も聞いているよ、君はその時も後輩であるOOに頼り結局その力で解決したそうだね」
「だったら、なんだってんだ」
「いやなんてことはないさ、君は自分の力だけでは私たちを捕まえることもできないと言うことをまた証明するのかと思ってね」
「なっ、そんなことはない!」
思わず声を荒げて反論するが、相手の言葉は止まらない
「少し前までは、空崎ヒナに便りっぱなしで、今は後輩であり、また問題児だったOOにも頼りっぱなし、今ゲヘナ生たちの間で君を含む風紀委員会がなんと言われているか知っているかい?」
「ッ!」
「空崎ヒナとOOさえ居なければ風紀委員会なんて、怖くはないのに、だ」
「現に私たちも同じように考えてる、銀鏡イオリ程度ならいくらでもやりようがあって逃げ切れるとね」
「言わせておけば!」
「悔しいと思うなら、君の力だけで捕まえてみることだね、最も神にできるのならだが」
「あんまり調子に乗るなよ、お前たちぐらいあの2人の力を借りない風紀委員会だけで捕まえてやる、絶対だ!」 - 18二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 23:41:51
- 19二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 23:49:44
想定としては確かに俺くんちゃんを仲間として認めているけど、規則違反者に言われた通りに後輩であり元問題児たちである俺くんちゃんに頼り気味で無意識に傷ついていたプライドが今回のやり取りで爆発してしまって、つい俺くんちゃんと喧嘩になり、ヒナにも拗ねて不貞腐れた態度をとってしまっていたところに、少しは気持ちのわかるチナツやモブ風紀委員の人たちに元気付けられて、再起し規則違反者を捕まえに行く感じで
俺くんちゃんはいつでも助けに行けるように、待機して何度か飛び出しそうになるけど、ヒナに「これはあの子たちの仕事だから、任せなさい」って止められて反論するけど、「あの子達の気持ちも少しは汲んであげなさい」って言われて相手の気持ちを考えるようになる回想系イベント
- 20二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 23:50:18
それは…とっても良いねぇ…!
- 21二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:08:21
「突っ走って叩きのめして捕まえる」
「それだけでええと思っとった」
「けどヒナ委員長はそれじゃあかんって、仕事ってのはそういうのちゃうって」
「いつになく真面目な顔で俺に告げた」
「気持ちを汲んで…信じる、か」
「難しゅうてかなわんけども、でも…せやな」
「仲間なんや。イオリ信じんでなにが同じ風紀委員や」 - 22二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 04:46:46
ヒナとの会話や絡みは書きやすいのに、イオリやチナツとの話が思い浮かぶのに書きにくい。なぜだ、CP的な話だとヒナは基本蚊帳の外なのに、なぜこんなに俺くんちゃんとの話を比較的書きやすいんだ
- 23二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 04:53:36
すごいわかる
- 24二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 11:00:22
「どないしたんやイオリ、いつもやったら確実に捕まえるのに俺/ウチか委員長に連絡あるのに、通信機故障でもしてたんか?」
「別になんでもない」
「なんでもないって、いつものイオリやったら確実に捕まえるために、応援要請してくれるのにそれもなくただ逃げられましたって、なんかあったて言うてるもんやん」
「別に美食や温泉の連中みたいな、厄介な連中の相手でもないのに、みすみす逃すなんて普段のイオリらしないで?なんかあって困ってんなんやったら俺/ウチは無理でも委員長に相談してみいや」
「だから、なんでもないって言ってるだろ!しつこいぞ」
「そう言う不貞腐れて刺々しいのがらしくないって言ってんねん、なんか今日ほんまにおかしいで?」
「私らしいってなんだよ、すぐ挑発に乗って手玉に取りやすくて、お前や委員長に頼らないとまともに風紀違反者を取り締まれないのが私らしいって言うのかよ!」
「誰もそんなこと言うてないやろ、一旦落ち着けやさっきから感情的すぎて何言ってるか意味わからんで」
「そりゃあ、分かんないだろうよ自分の意思で委員会に入ったんじゃなくて、委員長に負けた罰則で委員会に入ったお前に私の気持ちがわかってたまるか」
「なっ、今の話とそれがなんの関係があんねん、最初はそうやったかもしれんけど、少なくとも今はここでの仕事は全力でやってるつもりやし、いおりのことも仲間や思ってるなんで今更何そんなこと蒸し返しとんねん!」
「口ではなんとだって言えるだろそんなこと、早く罰則終わらせて元の生活に戻りたいってそう思ってるんだろう。お前だってヒナ委員長がいない私達の相手なんて余裕でできるもんな」
「さっきから下手に出てたら調子に乗りよって、自分が取り逃してムカついてるからって、八つ当たりはやめろやみっともない、何やねんそんなに俺/ウチ等の手を借りるのが屈辱やったんならそういえばええやんけ」
「何を!」
「なんやねんこれ
「やめなさい、こんな廊下の真ん中でみっともない」
「委員長」「ヒナ委員長」
「OOあなたはパトロールと一緒に頭を冷やしてきなさい」
「イオリ、あなたは今回の件についての報告がまだよね、このまま執務室に着いてきて報告を」
「チッ、わかったパトロール行ってくる」
「ええ、気をつけて」
「行ったわね、さてイオリ一体何があったのか今回の件も含めて報告してもらうわよ」
こんな感じの想定してる - 25二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 16:17:20
- 26二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 16:38:49
- 27二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 18:11:29
初めは俺くんちゃん主役で、イベント作れたらいいなって思ったんだけど気づいたらイオリ主役になっておりました
- 28二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 20:50:05
面白いよね、人を頼ることも成長って言えるのに、人を頼らない事もまた成長と言あるのは
- 29二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:07:28
ここでイオリは昭和ウルトラマン式ジープするわけですか?
- 30二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:09:19
せめて新世代の崖登りにしてもろて
- 31二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:20:07
だってウルトラタッチする相手がいないからウルトラワッパーない楽な仕様になってしまうから...。『獅子は我が子を千尋の谷に落とす』って言うしさ
- 32二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:38:03
某採石場風の荒野
イオリとヒナ
「いきなり着いてきなさいって言われて、ジープに乗って、こんな荒野に来て何をしようって言うんですか。」
「今から貴女には、特別な特訓を受けてもらうわ。」
「特別な特訓?委員長、それはいったい?」
「今私はジープに乗っているわね。」
「はい、...まさか!?」
「そう。貴女に向かってコレを走らせるから、貴女は跳び上がってコレを避けなさい。上に乗ったあと、地面に着地でも良いわよ。」
「本当にやる気ですか委員長!?」
「〇〇達に少しでも追いつきたいのなら、その悔しさの炎が燃え滾っているのなら、このくらい乗り越えてみせなさい。貴女そもそもこの程度で死ぬようなタマでもないでしょう。それに、散々煽られておいて、悔しくないの!?イオリ!!」
「...、わ、わかりました。やります!やらせてください!!」
「よく言ったわね。それじゃ、始めるわよ。」 - 33二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:52:51
- 34二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:10:00
やっぱ昭和って頭おかしいわ
- 35二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:28:57
なぁんか凄い特訓やな・・・
- 36二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:30:45
- 37二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:31:23
- 38二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:39:26
それから3回くらいやって
「ヨシっ!って、あぁっ!?」ツルッドテッ
「その調子よイオリ。ところで今の転倒、大丈夫?」
「ハァ、ハァ、はい。...あと、もう少しなんです...。やらせてください!」
「少し休みましょう。10分後に再会よ、それまでは休みなさい。」
「はい。」
「(今の感覚...。掴んだ気がする。勢いに乗り切れてなかったんだ...。どこかでストッパーがかかっていたんだ。どう足掻いても勝てないからって諦めてた...。だから、あまり成長がなかったんだ。今の私は違う。今ならイケる!)」
-10分後-
「再開するわよ。」ブゥゥン
「うぁぁぁぁぁ!!」シュタッピョ-ン
「!?(跳び上がってからボンネットに手を掛け錐揉み回転するように体を捻ってローリング!!?)」
「うぉっ!?」シュタッ
「いやったァァァァ!!」
「おめでとうイオリ。よく頑張ったわね。今の貴方なら今まで負けてきた相手にも負けないはずよ。」
「!...はいっ!!それじゃあ帰りましょ。貴方も傷だらけだし、チナツに見てもらいましょ。その後レストランに行きましょう、私の奢りよ。」
「ありがとうございます!」
「それじゃ、早く帰りましょう。ほとんど日も暮れてしまったしね。」
「はい!!」
あえてチナツでもいい気がする。戦闘できるにこしたことないし。
- 39二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:41:52
ジープ訓練の目的
復帰までの時間短縮、根性の強化、跳躍力、瞬発力の強化
など打たれ強さの強化 - 40二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:42:02
- 41二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:46:57
- 42二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:48:24
いや〜自己肯定感って大事だよねじゃないと取り返しのつかないことになるもの、なぁアヤメとナグサ
- 43二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:50:48
- 44二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:53:40
- 45二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 23:03:15
悪い言い方すると誰かに必要とされてる実感かな、産まれて虐待されて、追い出されてボロボロになって百鬼夜行に着いたけど自分が産まれたせいで追い出された母親が死に、ばぁちゃんに拾われて愛されることを知ったが、ばぁちゃんは必要だから愛しているのではなく、ただ慈しみで守ってくれたから人から必要とされることはなく、ばぁちゃんが亡くなって向けられた慈愛を亡くして百鬼夜行を出て行って韋駄天sと出会ったけど、彼等は初めて出来た仲間っていう存在でゲヘナでの生き方を教えてくれた頼るべき存在やと思うわけよ。
そして色々あって風紀委員に入って初めて明確に自分の強さを頼られて、自分の強さで人を助けられて、自分の行動に対して感謝されたと考えたら、人から頼られることで自分がここに居られると勘違いして依存することもあるかなって考えたら。
人から頼られることに依存するって言うとても危ない状態一歩手前にいってしまった。
- 46二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 23:05:25
だからこそこれは大人が介入して解決する問題じゃなくて、自分たちで気づいて解決したことを回想してこんなことがあったと語るタイプのイベントであって欲しい訳です。
- 47二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 01:54:37
ヒナに事情を話した後から
「事情はわかったわ……イオリ。しばらく休みなさい」
「それはっ! ……やっぱり私が役立たずだからですか……? でも私は……ッ!」
「落ち着きなさい。言い方に語弊があったわごめんなさい。」
「そうね……なんて言えばいいのかしら……」
「一度、1から鍛え直したらどうかしら。今までずっと訓練はしてても合間合間だったし一回しっかりと時間を取ったらどうかと思うの。今のあなたからしたら複雑かもしれないけど〇〇のおかげで余裕も出てきたし……」
「そう……ですね……」
「…………一度初心に戻って鍛え直したいと思います……」
「ええ。期待しているわ。あなたは実力自体はあるのだからあとは盤外戦ね」
「厳しいことを言うようだけど私や〇〇は搦手なんて轢き潰せるけどあなたはそうはいかない。だからそういう戦い方を覚える必要があるわ。アコを付けるから机上演習もやるといいわ」
「もしくは〇〇のように外付けの頭脳をつけるとかかしらね。〇〇は地頭自体はいいのだけれどわざと難しいことを考えないで突っ込んで細かい指揮は小隊の副隊長に任せてるのよね……」
「出張扱いにしておくからとりあえず1週間自分を見つめ直すといいわ」 - 48二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 02:30:50
「待ってください!」
「あなたはイオリの部下の……」
「はい! 2年の◇◇です! 盗み聞きしていたのは謝ります。でも! 私もイオリちゃんと一緒に鍛え直させてください!」
「…………私だって〇〇に任せっぱなしで舐められっぱなしは悔しいんです!」
「◇◇……」
「ごめんねイオリちゃん……1年生の時にイオリちゃんに助けられてその時のイオリちゃんがかっこよくて風紀委員会に入ったけど私弱いから……いつも足手纏いで……でも私頑張るから!」
「空崎委員長。天雨行政官。お願いします」
「許可するわ。とりあえず日程とか決まったら追って連絡するから行っていいわよ」
「はい! 失礼しました!」
「……ご迷惑おかけしました。失礼します……」
「流石に凹んでいたわね……」
「まあ野球で言うなら2軍落ちみたいなものですし……」
「フォローをお願いしてもいいかしら?」
「わかりました。それにしてもうちの2年は層が薄いと思っていましたが、イオリもいい同僚に恵まれていたんですね」
「そうね。確かに実力は下から数えた方が早いけど向上心はあるみたいだし……資料によると訓練も最低限しか行わないで現場に出ているみたいだからもしかしたら化けるかもしれないわよ? それにしても訓練担当を詰める必要あるわね。ここ最近入ってきた子たち最低限の訓練で現場に出てるもの。それだけ人が足りないってことなのでしょうけど碌な教育もしないで現場に出しても意味ないわ」
「とりあえずアコは1週間いないのは困るから2日に一回帰ってきてもらえるかしら? 7日目には私も行くわ。」
「わかりました」
- 49二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 02:58:34
7日目
「アコ。訓練はどうかしら?」
「ヒナ委員長! 順調です。やはり競い合う相手がいるのがいいのか、自分を慕ってる相手だからより効果があるのかわかりませんがイオリは見違えるほどです。」
「◇◇に至っては……」
「もはや別人ね。身体能力はまだ低いけれど1週間と言うことを加味すれば及第点。でもそれ以上に状況判断と射撃の命中率が伸びてるわね」
「ええ。正直予想以上です。卓上演習は何度か負けましたし。これほどの人材を眠らせていたなんて………過去の自分に水をかけたいくらいです。あの時彼女がいたらどれだけ楽になっていたことか……ッ!」
「イオリは…… 鬼怒川カスミクラスはともかく少なくとも一般生徒の搦手は大丈夫かと思われます。私がいない間も2人で卓上演習を行なってたようですしね」
「じゃあ最後の仕上げと行くのでヒナ委員長も手伝ってもらえますか?」
「ええいいわよ」
◇◇◇
「おいアコちゃんこの手錠はなんだよ」
「今日一日の訓練はそれをつけて行なってもらいます。2人で息を合わせないとクリアできませんよ?」
◇◇◇
「くだらない! こんなのなんの意味があるんだ!」
「私を信じなさい」パァン!
「うわぁ! 今言ったのイオリちゃんじゃないですか!」
「私たちは3年ですからこれからを担っていくのはあなた達なんです。だからお互いの息を合わせる必要があるし信頼関係も重要です」
「だからってコレ(手錠)かよ……」
「…………」ダダダダダ
「うひゃぁ! ヒナ委員長!?」
「うまく息を合わせないと大変よ」終幕:イシュ・ボシェテ
「うわぁぁ! こんなのめちゃくちゃですー!」
「ヒ、ヒナ委員長……?」
「〇〇ならこうするかなって……」
「随分と〇〇に毒されたようですね……」 - 50二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 03:14:57
「最後はこの崖を登ってもらいます!」
「なんでだ!」
「私たちは上で待ってますから昼食も持っていくので上に来れないなら食事抜きですよ?ゲヘナに帰るまでは辛いですよ? では」
◇◇◇
「右からいくぞ」
「左から行くよ」
「「…………」」
◇◇◇
「やっと半分くらいか……◇◇大丈夫か?」
「大丈夫じゃない……ヒナ委員長がこっちに銃を構えてる……」
「くっ! 私の方に逃げるぞ!」
「うん!」
ダダダダダ
ダダダダダ
「こうなったら一気に行くぞ! ◇◇……私を信じろ! 私もお前を信じる!」ダダダダダ
「うん! 上に着いたらアコさんのお尻引っ叩いてやろう!」ダダダダダ
「……ちょっと変わったな……お尻よりあの剥き出しの乳の方が良くないか?」ダダダダダ
「あはは! じゃあそうしようか!」ダダダダダ
「「行くぞ!/行くよ!」」ダダダダダ
◇◇◇
「お疲れ様でした」
「…………」スパァン!
「ッ!何をするんですか!」
「…………」スパァン!
「とりあえずゲヘナに戻りましょう」
「〇〇に仕事を押し付けてきたからきっと目を回してるわ」
「たまにはイオリが〇〇の応援に行くのもいいんじゃないかしら?」
「それもそうですね。よし! たまにはあのバカを助けに行ってやるとするか! 行くぞ◇◇!」 - 51二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 03:16:05
正直崖登りをどう表現するのか悩んで修行シーンはだいぶカットになってしまいました
今回登場した◇◇ちゃんはシュレディンガーの◇◇ということで……
チナツ案も出てましたが個人的にチナツは俺くんちゃんの相方のイメージが強くて
なのでこうなりました、ちょっと強めのモブくらいで
大変長くなりすみません - 52二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 03:22:50
とても良いSSありがとうございます。
- 53二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 05:41:08
俺くんちゃん、チナツサイド
頭冷やしにパトロールしてこいと言われた後想定
「チッ、頭冷やしてこいったってどいつもこいつも人の顔見かけたら逃げ出しおって、て言うかなんで規則違反者だけやなくて同じ風紀委員や一般生徒からまで逃げられなあかんねん」
「あ〜ムカつく、いっそのこと美食か温泉でも暴れ出させんかな、体動かせば多少マシになるやろうに」
「あんまりそう言うことを言わないでくださいOO、本当に暴れられたら面倒です」
「チナツやん、こんなところで何しとんあいにくと今虫の居所悪くて一緒におっても楽しないで」
「はぁ...そんなこと見たらわかりますよ。そりゃそんな雰囲気で歩いていればまたみんな逃げますよ。ただでさえヒナ委員長と同じくらい恐れられているのに」
「それより、小耳に挟んだのですが、イオリと何か言い争いをしていたそうですね、OOとイオリ言い争うなんて珍しい、一体何があったのですか?」
「知らんはそんなこと」
「知らないなんてことはないでしょう、何があったのかは知りませんが話せば落ち着くこともあるはずです」
「一度落ち着いて私と話しませんか」
「話するたって気持ちええ話でもないし、別にええよ聞かんで」
「そうは行きません、貴方もイオリも貴重な風紀委員の実働戦力なんです。その二人がいつまでも不仲というのは規則違反者をのさばらせるだけなので、早く仲直りしてください、顔を合わせづらいなら私が間に入りますから....ね?」 - 54二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 06:05:16
「わかった話す、話すから圧をかけんといてくれ」
「別にいつものイオリらしくないなって思って、声かけてなんか悩みあるんやったら、俺/ウチでも相談乗るで、あれやったら委員長に相談乗ってもらえって言うたら、なんか怒られてもうただけや」
「他にも何かありますよね、OOがその程度のことでイオリと喧嘩に発展するとは思えません、正直に話してください。」
「別に隠しごとなんかない、ただどうしても腹に据えかねること言われたから言い返しただけや、チナツに言うようなことでもない」
「何があったか言って貰わないと仲裁のしようがありません、あなたがそこまで怒るようなことですから、おおかた風紀委員に入った罰則の件で何か言われたのでしょう」
「なっ、どっかで話聞いてから来たな、お前」
「今の反応で確信に変わりました、いいから話してください。それとも、私はあなたにとってそんなに信用できない人間ですか?」
「そう言う言い方は狡いでチナツ」
「はぁ...わかったちゃんと話すから場所だけ移させてくれこんな人のおるとこで話したないから」
「わかりました、では風紀委員会のこの時刻使われてない部屋を使いましょう。」
「行きますよOO」
「はいはい今行きます。」
- 55二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 06:20:36
風紀委員会空き教室にて
「さて、人払いも済みましたし何があったのか、全部話してください。」
「さっきも言った通りイオリいきなりキレて言い合いになったって言ってるやん、これ以上何を聞きたいねん」
「その言い合いの内容を聞かせろと言っているのが分かりませんか?」
「不貞腐れてたから、らしくない言っただけやそしたら「私らしいってなんだよ、すぐ挑発に乗って手玉に取りやすくて、お前や委員長に頼らないとまともに風紀違反者を取り締まれないのが私らしいって言うのかよ!」て怒り出しできたから。」
「感情的になりすぎてたから今のお前は何を考えてるかわからん言うたら「そりゃあ、分かんないだろうよ自分の意思で委員会に入ったんじゃなくて、委員長に負けた罰則で委員会に入ったお前に私の気持ちがわかってたまるか」って言いよるから」
「それが今なんの関係があんねん、少なくとも今は全力で風化委員をしてるって言い返したら「口ではなんとだって言えるだろそんなこと、早く罰則終わらせて元の生活に戻りたいってそう思ってるんだろう。お前だってヒナ委員長がいない私達の相手なんて余裕でできるもんな」って言われてもつい売り言葉に買い言葉で、八つ当たりなんて見っともない、そんなに助けられるんが屈辱やったんかそれやったらそうとはだから言えやって言ってもたんや」
- 56二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 06:50:21
「確かにイオリも怒りに身を任せすぎていますが、あなたの方のらしくないじゃないですか。多少の行き過ぎた言動だっていつもだったら聞き流しているじゃないですか。それがなぜ今回は言い返してしまったんです?。」
「なんでってそりゃあ、これで誰も俺/ウチを頼ってくれんくなったら、風紀委員会に居て良い理由がなくなるやん? そう思ったらなんか無性に何か言わなあかんってなって気づいたら言い返してたんや。」
「居て良い理由がなくなるって一体何を言っているんですか? 別に誰に頼られなくてもあなたが居たいなら罰則抜きにして風紀委員会にちゃんと入ればいいんですよ。」
「そっちこそ何を言ってんなやチナツ、俺/ウチが風紀委員会におれるのは委員長と喧嘩できる強さがあって、足の速さでいろんな場所に応援に行けるから、罰則って名目で使ってくれてんねんやろ? やから皆んな俺/ウチを頼ってくれる、頼ってくれるからここにおってもええんやろ?」
「ちょっと待ってください、それじゃああなたについて来てくれた4人はなんなんですか?貴方だからついて来たんじゃないんですか」
「アイツらだって、委員長や俺/ウチが強いから着いてきてるだけやろ、そりゃ委員長や風紀委員会みたいな組織とやり合っても割に合わんし、俺/ウチが罰則で風紀委員会に入るからちょうど良かってんやろたぶん」
「みんなが頼ってくれるって事は、俺/ウチを仲間やって認めてるから使ってくれてんなんやろ?、それが風紀委員会の中でも割と中心に近いイオリに否定されるってなったら、ここに居られ無くなるって思ったら気がついたら言い合いになってた。
でもあの時委員長が止めてくれてよかった、あのまま続いてたら多分風紀委員会辞めてたかもしれん。」
「話はわかりました、今日はここまでにしてお互い持ち場に戻りましょう。今回の話はある程度委員長にも報告しますし、イオリの方に私から言い過ぎてしまったと伝えておきますので安心してください。」
「おっそうかじゃあ頼むは、今はまだイオリと顔合わせ辛いし、ほとぼり冷めたらちゃんと謝らんとな」
「ええ、そうですね。
戸締りがあるので先に戻っていてください。」
「了解、話聞いてくれてありがとな、話してみたら気が楽になったわ」 - 57二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 06:52:16
イオリがジープルートでも崖ルートでもこの後合流って感じかな?
あ、あのヒナさん?
崖ルートで撃ちまくりじゃないです?
楽しんでません? - 58二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:06:26
OOが部屋を出てしばらく私は呆然としていた、いつも自信が溢れて見えていた人物の闇を思いがけず覗いてしまったからだろうか、それとも多少医療を学んだ身がOOの精神的危うさを誤解なく認識してしまったからだろうか、OOの状態が私達が考えている以上に危ういこと、どうやったらあの状況になるのか分からないと言うことへの恐怖からだろうか、体の力が抜けていく早く委員長に報告して、ゲヘナの医療を担う救急医学部のセナ先輩に相談しないといけないなど頭の中で考えが巡るのに体が動いてくれないのだ。
しばらく経ちなんとか体を動かすことができたが、結局その日は私は何もすることが出来なかった、心の整理をしたかったのだろう、目を背ける時間が欲しかったのだろう、そしてOOと正面から向きあいOOを救う覚悟を決める時間が必要だったのだろう。
さぁまずは委員長に報告するところからだ、私一人ではOOを助けることはできないだろうから、みんなの力を借りるのだ、おそらく今しか期せずしてイオリがOOの心にヒビを入れた今しかOOを助けるための楔を打ち込むチャンスはないのだから。 - 59二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:14:31
てことで俺くんちゃんの心の闇に最初に触れるのはチナツになって貰おうかなってことで書きましたが、ちょっと露悪が過ぎたかな、でも闇を超えたら光があるんだよ、一応墓参りの頃にはこの
「他者肯定感依存症」はある程度引いてると考えています。じゃなきゃ墓参りで独白なんて出来ないですしね。
あとこのイベントはブルアカプロローグ前想定です、じゃなきゃこんなもんに、向き合う余裕がみんなから無くなるためです。
(言えない、墓参り尾行ルートの下地作るためが、このイベント妄想の目的の一つだなんて、想像してたより皆さんのSSとかが良くて引っ込みがつかなくなった結果、俺くんちゃんの闇が溢れたなんて言えない) - 60二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:53:10
- 61二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:33:58
このレスは削除されています
- 62二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:43:50
- 63二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:07:16
- 64二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 13:06:56
風紀委員会
「昨日ジープに乗ってったって聞いたんやけど、ホンマなんかヒナ?」
「えぇ。以前私たち二人で考案したアレをイオリにやらせたわ。」
「!?マジでやったんかアレを!?んでんで、どうだったんやイオリは!?」
「お昼前から始めて、日が沈む頃までやったわ。結果としては大成功ね。イオリは見事あの訓練をやり遂げて見せたわ。」
「やっぱり基礎スペックはほとんど十分やったからなぁ。向こう見ずに突っ込む事が重要なんよな。それが罠を警戒してばかりで過剰に臆病で慎重になってたせいで発揮できんかったのが改善されたわけやな。」
「そうね。大胆さが足りなかった事が問題だもの。今はカスミの罠でも簡単なものなら回避出来るはずよ。」
「少しは頼れる先輩になったっちゅうわけやな。」
「そうね。今度は錐揉み回転鉄棒耐久でもさせてみようかしら。」
「錐揉みキックとかを得意技で習得させるんはありやないの?次代の委員長になるんやから、もっと鍛えるんはアリかもなぁ。」
「ふふ。じゃあ、イオリの能力に期待して、次のトレーニングメニューを考えてあげましょうか。」
「賛成。」 - 65二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 16:49:14
このレスは削除されています
- 66二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 16:55:43
光(特訓)と闇(依存症発覚)が合わさり最強に見える
- 67二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:09:20
- 68二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:49:36
闇が深いほど、光が輝いて見えるってもんだろう?
- 69二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 21:47:41
その闇に光が呑み込まれないことを祈る
- 70二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 22:03:00
次の日の朝、良く眠れなかってせいで重い体で委員長下に向かって歩く、昨日のウチに朝一番で委員長に時間をいただいたのだ、
これが私の杞憂ならこんなに焦る必要はないのだろうがあの時のOOの目を思い出す、おそらく今がOOを引き戻す最後のチャンスかもしれないのだ、イオリとの諍いでできた小さな小さな心のヒビそこから漏れ出た、あの言葉たち、あの自己認識が本当のOOなんだろう、普段の快活で仲間に優しいOOも嘘ではないのだろうが、OOはおそらく無意識に他者が理想とするOOを演じてしまっている。
他人が必要としている自分にしか価値がないのだと、弱い部分のある自分など見せたら周りから人がいなくなると勘違いしているのだろう、OOはおそらく一人になることを恐れている、過去に何があったのかは知らないが、過去のその経験がそうさせるのなら、OOに本当の自分を掬い上げさせる、ことができるのはこの風紀委員会にいる間それもヒナ委員長が残っている一年弱しかチャンスはない、それを伝え助力を得るために昨日のことをヒナ委員長に報告しなければならない、勝手に心の底を人に伝えることはOOには申し訳なく思うが、これは私自身が本当のOOと向き合うために必要な事なのだと気持ちを整え委員長室の扉叩く、この扉が新しい私たちの関係の第一歩になることを願って。
チナツの心の独白妄想
- 71二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 22:04:29
まあこの闇が晴れてないとアビドスの時にアコの言うことホイホイしたがってそうだから
本編開始時には晴れてるさきっと - 72二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 22:17:15
最後は修行して自分たちだけで、温泉・美食含む規則違反者を捕まえた後に、イオリが勝ち負けとかなしにしてあの時の、八つ当たりとか口から出た思ってもなかったこととは違う本音で向き合うために喧嘩を申し込んでもらう予定を脳内で組んでおります。
割とストーリーベースのイメージはこれ
今たぶん1番の傷ついたことは、無駄じゃなかったねのあたり
- 73二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 22:24:00
- 74二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 22:26:21
展開に困った時にガンダムが助けてくれることってあるよね。
- 75二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 22:47:35
- 76二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 23:02:30
- 77二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 23:04:59
- 78二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 23:22:10
- 79二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 23:30:15
- 80二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 08:30:33
朝の星
- 81二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 09:14:15
コンッコンとノックの音が響く
「入ってきて」
「失礼します」
「おはようございます委員長、朝一番にお時間をいただきありがとうございます」
「ええおはようチナツ、それ緊急の要件って一体何事かしら」
「OOのことで、ヒナ委員長にご報告と相談があります」
「それは昨日のイオリとの口論のこと?それならイオリ側は少し出張に出てもらう形で、訓練をしてもらっているのだけど、OOの方で何かあったの?」
「実はその口論の後にパトロール中のOOと出会って、喧嘩の原因を聞いてみたんです」
「OOはイオリが急に怒り出したと言っていて、確かに私もイオリらしくないとは思いましたが同時に、OOらしくないとも思ったんです」
「OOらしくないって、言うのは一体どうしてそう感じたの?」
「なにか根拠があっての物ではないんです。ただ、漠然と私の知っているOOとは違う気がして、なんと言うか焦っているように感じて、そうしたら言ったんです」
- 82二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 12:03:39
「いったい何を言ったの?」
「誰かが頼ってくれなくなったら、風紀委員会に居て良い理由がなくなると、OOはそう言ったんです」
「彼/彼女は自分が便利に使えるから罰則で風紀委員会は使ってくれていると、誰にも使ってもらえず、頼ってもらえなかったら自分が風紀委員会にいていい理由がないと」
「あの4人についても、自分やヒナ委員長とやり合うのが割に合わないから、自分罰則と同じタイミングで風紀委員会に入っただけだとそう言ったんです。
そして来年の委員長候補のイオリと喧嘩するようなことがあれば自分は風紀委員会に居られなくなるとそう思ったら咄嗟に言い返してしまっていたと言っていました。」
「そして、委員長が止めてくれなければ自分はここには居られ無くなっていたかもしれないと」
「OOはそれをいつもと同じように、自分はまるで他人から使われる道具だって言うみたいにいつもと変わらない口調で、態度で私に言ったんです。」
「話はわかったは、それでなぜそれを私に相談しようと思ったのかを聞いてもいいかしら?」
「今のOOが最も信頼をおいているのが、ヒナ委員長だと思ったからです」
- 83二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 18:23:16
- 84二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 21:47:38
「私が一番信頼されている?確かにOOに罰則を与えた責任者だし建前の上でも本気の訓練の相手という意味でも関わる時間は多いとは思うわ。」
「でもそれは、同じ一年生中でも上位の立場にあるあなたや実動部隊を率いることのあるイオリと時間としては然程変わらないはずよ。」
「いいえ委員長時間の問題ではないんです。どんな形であれ本気のOOと正面から向き合って、OOの全力を受け止めたのは風紀委員会の中でヒナ委員長しかいないんです。」
「おそらく無意識なのでしょうが、OOは誰しもが見せる甘えのようなものを人には見せたがりません。私も昨日のやりとりの後に気がついたので、確証を持てるほどのものではありませんが、ヒナ委員長だけは例外当たるように感じました。」
「例えば実践訓練の時、OOはヒナ委員長の仕事の一部だけでも引き受けてあなたの訓練への参加を求めます。」
「これは私たちには見せない行動なんです。OOはあなたが居た方が場の空気も引き締まっていい訓練になると言っていましたが、全体訓練のあと必ず委員長とのその場で出せる本気の個人戦をしていました。」
「おそらく委員長やOO本人を含めて誰も疑問にも思わなかった筈なんです。だってお互いの本気に向き合えるのはお互いだけの認識ですから、委員長も常に断らずに相手をしていましたし、二人の戦闘力とでも言うべきものは確かに上昇していましたのでそう言うものだと誰もが思ってしまったんです。」
「確かにOOとの個人戦は有意義な物だけど、それとOOの信頼に対する問題になんの関係があるの?」
「OOは委員長を使って証明しているんだと思います。
自分は強いと言うことを、私達風紀委員会はOOのその力を利用してもいいのだと言うことを、今まではそれを証明できなかったのでしょう。」
「それはそうですだって、このキヴォトスでもOOの全力に正面から勝利できる人物は片手の指で足りるでしょう。」
「ですが、出会ってしまった自分の全力を尽くしても勝てない相手を、自身の強さを証明してくれる存在に出会ってしまった。そしてそんな相手にどのような形であれ仲間に迎え入れられ役割を与えられた、それはOOにとって失っていた甘えを許される存在が現れたという事だと考えています。」
- 85二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:51:52
「私としては後輩に素直に甘えられると言われても、悪い気はしないのだけど、それにOOとの訓練の噂が広まれば少なくとも普通の規則違反者たちは少しは大人しくなるし、万魔殿への牽制にもなるは。」
「ええ誰かに甘えられると言うことは、決して悪いことではありません。ですがそれを自己の肯定に用いることは良い事でもありません。」
「OOは委員長の強さを自己の強さの肯定に使っています。つまり他者の介入によって自己を肯定しているようなものなのです。」
「そしてこの自己肯定感に関する事柄がおそらく問題の本質だと私は考えています。」
「委員長はOOの過去について何か聞いたことはありませんか?」
「百鬼夜行でおばぁ様と一緒に暮らしていて、亡くなられたのを機会にゲヘナに移り住んだと聞いているわ」
「ええ、私もそう聞いています。ですが、そのおばぁ様と暮らし始める以前はどの様に暮らしていたのか、出生地はどこなのか、実の両親はどうしているのか私たちは何も知らないんです。」
「そしてこの百鬼夜行以前のOOが今回の問題の根本に関わってくるものだと思われます。」
「そう言えば、一度だけOOが言っていたことがあった、「ばぁちゃんは一応血の繋がってるとはいえ、こんな自分を拾ってくれて、育ててくれたんや俺/ウチみたいな厄介ごと引き受けてまで」って」
「その時はいきなり子供を引き取ることになってしまったことを、厄介ごとだと言っているのだと思っていたのだけど、それ以上にもっと根本的な何かがあると言うことね」
- 86二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:53:05
「おそらくは、そしてこれは推測になってしまうのですが、OOは元虐待児の可能性が高いです。」
「虐待?」
「自己肯定感に問題のある症例の原因の一端が、虐待やネグレクトにあるのは一般的に広く言われていることですが、それは幼少期や初等部低学年等のなんでも吸収する時期に積み重ねによる成功体験の欠如、および暴行時には両親が自身を見てくれると言った歪んだ自己肯定を身につけることがあるそうです。」
「そしておそらくOOはその両方が当てはまる可能性が高いです。子供が一度出来たことをなん度も両親に見せるのはその行動を認めて誉めてくれる存在を認識しているからで、その一つ一つの道程が小さな成功体験となって自己を肯定し自意識の成長を促し自身というものを獲得して行くのが所謂一般的な成長です。」
「ですがOOは虐待時以外誰にも見向きもされずに成長してそれがおばぁ様に引き取られるまで続いたのでしょう」
「でもチナツ、その小さな成功体験を積むのはOOが引き取られた後でも遅くはないと思うのだけど」
「普通はそうなんだと思います。ですがその点OOは優秀すぎそして引き取られた環境が認識を育てることを阻害したのでしょう、委員長も知っての通りOOは大抵のことをやったら出来るタイプです。だから本人としては出来て当たり前のことなのでしょう。」
「そしておばぁ様の家系は百鬼夜行では名家に当たるそうで、必然OOの周りにはそれなりに教養がある子供が集まったことでしょう、そしてそれはOOが出来るようになったことは既に出来ている子供がいる可能性が高いと言うことです。そんな状態で人との関わり合い方を知らず、ある程度精神が成長した、なんでも出来て当たり前の子供の自尊心など育つわけがないと言うのが私と、相談に乗っていただいたセナさんの推測です。」
- 87二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:55:24
- 88二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 23:11:54
- 89二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 02:56:58
- 90二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 04:28:51
- 91二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 12:50:05
昼保守
- 92二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 17:00:28
それもアリ。ゴチャゴチャするけど、元々このスレ滅茶苦茶ゴチャゴチャしてるし
- 93二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 17:11:36
仮にミレニアムルートがあるなら、百鬼夜行を出ていくところまでは同じで、放浪先がゲハじゃなくてDUとかにして、そこで絶対に契約は破らず口外もしない話徹底してたら、リア会長からエリドゥへの資材輸送の護衛の依頼が来て成功させてそれ以降付き合いができて、トキ以外の見せ札になるのと情が移ってしまったことがきっかけで、セミナー保安部の戦力増強も兼ねてミレニアムに入学させる。
- 94二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 17:13:08
命令以外は、放任していて仕事以外でミレニアム生との交流具合でルート分岐発生で、アリス救出側にリアを裏切ってつくか、リオの見方についてアリス抹殺に協力するかを自分で選ぶことになる。
選んだルートの俺くんちゃんの覚悟によって角や翼が進化する、アリス救出ルートだと誰よりも目の前で大切な人が死ぬことを見てきたから命が失われる悲しみからみんなを守るため、恩のあるリオ会長を誰かの命を奪ってしまったと思い悩む苦しみを背負わさないために参加する、イメージとしてはミレニアムで出来た絆を全て守る覚悟を自分で決めてトラウマを乗り越えたから、シューティング・クェーサードラゴン的な角と翼に進化するルートと
- 95二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 17:17:12
リオと共にキヴォトスを守るために、小さな世界を犠牲にすることを選択し、ケイとの戦闘に発展して救うために滅ぼす選択をすることにルートで角や翼がコズミック・ブレーザードラゴン風に進化するルートみたいな感じで、オリジナルイベント終了後に誰か書いて⭐️
- 96二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 18:02:21
「話はわかった、セナも言うのならあなたたちの推測はおそらく当たっているのでしょうね」
「それでチナツ、あなたは何をしたいの?」
「私は...OOに治療を受けてさせたいと思っています。今なたらまだOOの心を助けることができると思っています。」
「それは、風紀委員会の医療担当・火宮チナツのとしての意見ね、だったら私は委員長・空崎ヒナとしてこう返すは、なぜ現在罰則中の規則違反者のために貴重な労力を割く必要があるの、現状の待遇でも充分ではなくて?」
「それにOOのような戦力が、私の卒業後も縛り付けることができる方がゲヘナのためためになるは、そのためにも、いずれ正式に入部させる必要は出るかもしれないけど現状維持だけで十分と判断するは」
「なっ....委員長あなたは何を言っているのかわかっているのですか!治療を必要としている部員に対してあなたは治療を行うなと、そう言いたいんですか!」
「委員長として罰則者に対する行動の一例を医療担当に告げただけよ。」
「改めて医療担当の火宮チナツにではなく、個人としての火宮チナツに質問するは、あなたはOOとどう向き合いたいの?」
- 97二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 18:26:43
「私は...私は、OOと本当の友人になりたいと、時にはどこかに遊びに行って、楽しいことを共有して、辛くて悲しい時には相談に乗って、何かに対する愚痴を言い合って、たまには喧嘩もして仲直りもできる、そんな何処にでもあるありふれた普通の青春を一緒に送れるような、何でもないただの友達になりたいだけなんです。ただ友人として放っておけないんです、OOにも対等の友達として見てほしいだけなんです!」
「そのために、知られたくない過去を調べることになっても?」
「はい」
「OOをただいたずらに傷つけるだけになってしまっても?」
「覚悟の上です」
「OOが貴方との関わりを絶ってしまうかも知れない」
「それでも、今OOと向き合って友達になろうとすることから逃げたら、友人を見捨てた私を自分が許せなくなります。」
「委員長、私はただくだらなく見えることもある青春を、一緒に歩める友達になりたいと言う理由だけで充分なんです、それが今必要なもの(覚悟)だと私火宮チナツは確信をして言えます。そのくだらないものの為にOOと傷つける形になっても向き合いたいと思っています」
「そうわかったは」
「風紀委員会 一年生、火宮チナツに、風紀委員会新入部員候補の背後関係調査を命じます」
- 98二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 18:37:13
「ゲヘナ学園諜報部の力も借りれるように掛け合っておくから、しっかりと調べ上げてOOと向き合いなさい、あなたたちには将来の風紀委員会を背負って貰わないのいけないから」
「 はい,,,火宮チナツ拝命しました。
早速調査に移ります、では下礼します」
「待ちなさいまだ、期限を告げていないは、期限はイオリが修行を終えて温泉、美食含む規則違反者を私とOOの助力なしで確保するまで、そしてその作戦にはあなたにも参加してもらうことになる、時間は少ないわよ」
「それでもやってみせます」
「そう、ならまずトリニティを調べなさい昔諜報部の資料で見たのだけど、ある名家の血筋でお家騒動があったそうよ時期的にもしかしたらOOの可能性もあるわ」
「お気遣いありがとうございます委員長」
「お時間ありがとうございましたら、失礼します」
「本当に期待しているはず、チナツにもイオリにも、そしてOOにも」
- 99二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 18:39:21
あぁぁやっと書けた無駄に長くなってしまった、反省しなければ、ほとんどスレを私物化に近しい状況になってしまって本当に申し訳ございません、今しばらくこの下手くそな妄想にお付き合いいただければ幸いです。
- 100二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 19:35:10
俺は後から見やすいようにレス控えめにしてるところあるから私物化は気にせんでええよと言いたい
- 101二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 23:43:00
・2日が諜報部資料室
「さすが委員長です、目の付け所がいい.まさか最初から当たりに見当をつけていたとは」
「いえ、もしかしたら委員長もある程度の情報を集めていたと考える方が自然ですね。」
(その上で、あえて答えを言わずに私にヒントを与えるなんて本当に優しい人です)
「まずはこの情報からある程度の筋道を見つけないとですね。」
「まず出生年は私と同じで間違い無いでしょう。そして産まれはトリニティ現パデル分派首長聖園ミカの生家である、聖園家の分家そして、父親は婿入りした人物で彼もまた名のある家な生まれだったが、継承権がなく政略結婚の駒として望んでもいない婿入りをさせられたと言うことですか。なんともトリニティらしい話ですね。」
「それから数年が経ち百鬼夜行からある女性が流れてきて、屋敷に使用人として雇われたと、おそらく彼女がOOの母親にあたる人物でしょう。」
「彼女は人当たりもよく、情にもあつい人物であったことからすぐに屋敷に馴染み、交流のある人々とも良好な関係を築いていたがある時から急に姿を表さなくなり、屋敷の人々に尋ねても歯切れの悪い返事が返ってくるばかりだったと、おそらくこのタイミングOOを妊娠してしまったのでしょう。」
- 102二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 00:15:55
「そして家の対応を見る限り、これは望まれた妊娠ではなかったと言うことでしょう。だからこそ彼女は屋敷の奥に隠されたお腹の中にいたOOと一緒に、そう考えればこの家の霊的な噂にも納得がいきます。」
「いるはずのない子どもの泣き声と、謎の怒鳴り声及び何かを殴るような音、ここから出してくれと言う啜り泣き懇願する声が聞こえてくると言う噂の真相はOOたち親子だったと言う訳ですか。」
「ですが、いくら望まれずに産まれたとはいえそこまでのことをするものなのでしょうか?」
「確かにOOの見た目は一般的なゲヘナ生のように角が生えていますが、角がちゃんと生えたのはおばぁさまに引き取られてからとOOは言っていたはずですし、翼は生えていない、母親もごく普通の人としての見た目だったと報告されています。」
「そして分家は子宝に恵まれていなかったとなっているのに、なぜOOたち親子を監禁し暴行する必要があったのか、トリニティの文化圏としては妾の子として引き取られてもおかしくないのになぜ?」
「それはおそらくですが、OO産は出産時から角と翼が生えていたからではないでしょうか?」
「セナ部長!なぜここに?」
「何やらあなたが資料室に篭って出てこないと聞いたので様子を見に来たのです。」
「ごめんなさい、立ち聞きする気はなかったのですが。」
「いえ気にしないでください、それより生まれた時から角や翼があったと言うのはどう言うことですか?
ゲヘナでも角や翼は出生後に生えてくるものです、出ないと母体に必要以上に負担がかかり母子共に命に関わります。」
「ええ一般的にはそう言われています、ですが何事にも例外は存在するもので、ごく稀にですが生まれ付き角や翼の生えた赤ん坊が産まれると聞いています。」
「ですが、OOのお母様派ゲヘナ生まれではなく百鬼夜行の生まれでツノなどもなかったと報告があります。」
「おそらくですが、OOさんの家系のうちどこかでゲヘナの血が入ったのでしょう、そしてその血が運悪くトリニティそれもゲヘナに強く嫌悪感を向けることが多い名家聖園家の分家に産まれてしまった。これは分家にとってはとてつもないスキャンダルそれこそ周囲にバレるようなことがあればゲヘナの血を産んだとして、迫害に遭いかねないとでも考えたのでしょう。」
- 103二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 00:28:55
アコ〜、珈琲〜。
「あなた私をコーヒーサーバーと勘違いしてませんか?」
「私も飲むわ。」
「全く、ヒナ委員長のついでですからね!?はぁ...」
ええやん、俺休日出勤やし。
「振替休日用意してあげたでしょ。」
まぁ、そこあるから別にいいんやけど。頂きます。
「甘みが強め、今日はモカかしら?」
「えぇ、流石ですねヒナ委員長。〇〇は苦いのが苦手なようですので。」
ええやろ苦いのが苦手なくらい。にしても美味いな〜ホンマに。(牛乳入れたいわぁ)
みたいに苦味が苦手だったら的な話 - 104二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 00:31:40
- 105二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 00:35:55
「でもOOはずっと翼なんてなかったって角だっておばあさまの所に住みはじめてからちゃんと生えてきたって、そう言ったんです。」
気づけば震えていた、何か触れてはいけない過去に触れてしまったような気がしてこれ以上その事を考えたくなくてそれでも、セナ部長はその残酷な事実を私に告げた
「おそらくOOさんは3〜5歳の間に角を折られ、翼を何かしらの形で切り離されたのでしょう。」
考えついていたが、気づきたくなかったそのことをセナ部長は冷静に私に告げたのである。
「聞きたくない話をして、ごめんなさいチナツさん、でも今あなたが向き合おうとしていることは、こう言ったことの積み重ねなのです。貴女はそれと戦おうとしているOOさんを余計に傷つけることになってまでそのことと戦うと言っているのです。」
「チナツさん、引き返すなら今が最後のチャンスです、このまま気づいたことに蓋をして今まで通りに過ごすことが貴女にとってもOOさんにとっても傷つくことのない選択です。今このことを止めても誰もあなたを責めません、それだけ他人の人生に向き合うと言うことは重いことなのです。だから終わりにしてしまってもいいのですよ。」
- 106二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 00:42:08
- 107二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 00:44:15
現にアリウスはみんなと違う意見を出したら異端として迫害、追放のコンポを喰らいましたからね
- 108二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 08:48:53
朝保守
- 109二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 14:06:55
逃げてもいい、今まで通り風木委員としてOOと向き合い現状のままでこれ以上誰も傷つかなくていいと、セナ部長の優しい言葉が私の心を包む、(そうだOOだって実の父から虐待され死を望まれた記憶なんて思い出させない方がいいだろう、心の傷を抉らない方が良いに決まっている。ヒナ委員長にだって調査が間に合わなかったって報告してしまえば何も問題はない。そうだ、そうすればいいそうすれば誰もこれ以上傷つかない、これ以上自身の心を痛めつける必要なんでない。)
(私は今何を考えた)
たった今、私は自分が傷つくのが嫌で心の痛みを負いたくなくて、セナ部長の言葉に縋って逃げようとした、委員長に啖呵を切ったにも関わらず嘘をついて逃げようとした、OOと本当の友達になりたいとこ青春を送りたいと言っておきながらOOを言い訳に逃げようとしてしまった。
あぁ本当に腹が立つ、こんなにも自分自身に怒りを抱いたのは初めてかもしれない。そうだ私は決めたんだどんなに傷つくことになっても、たとえ傷つくことになってもOOと向き合うって決めたのに優しい言葉に流されて、助けたいと思った友人を見捨てようと少しでも考えてしまった自分自身に腹が立つ、自分で言ったのではないか、このままでは自分が許せなくなると、向き合わなければずっと後悔して過ごすことになると自分で決めたんじゃないか、それを投げ出して逃げようとした、あぁ本当に腹が立つ甘い考えをしていた自分自身に腹が立つ。
でも今はそれでいい、この怒りが私の目を覚させてくれた、私は友人を見捨てようとする自分に怒ることができるのだと、感情を原動力に進むことができるのだと確信できた、だからこそ私は
- 110二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 14:29:09
「ありがとうございますセナ部長、そしてごめんなさい余計な気を遣わせることになってしまって。」
「余計な気などではありませんよ、大切な後輩が自ら茨の道に進むのをもう一度考えろと、忠告する事も先輩の仕事ですから。」
「ですが、余計な気遣いだったかもしれませんね、貴方はもう覚悟を決めていたようです。決心を鈍らせるようなことを言ってしまってごめんなさい、チナツさん」
「違いますよセナ部長、セナ部長の言葉で改めて決心がついたんです、たとえ傷つけることになっても、どんなに傷ついても、OOともう友人でいられ無くなってしまうかも知れなくても」
「私はOOを暗闇から引き摺り出して言ってやるんです、あなたの人生も青春もまだまだこれからだって、それを共に過ごすためにも私と友達になろうって言ってやるんです。」
「だから、セナ部長私は止まれませんし、ここたま終わらせるつもりもありません。」
「そうですか、ではチナツさん一つ覚えておいてください、たとえ何があっても良い結果につながらなくて、自分自身を傷つけてしまうことになってしまって、どうしても耐えられなくて吐き出したくなった時は、私の元に来てください、望まない結果になるかもしれない、泣きたくなる結果になるかもしれない、感情をぶつけたくなるかもしれない、どんな事でも構いません、私はそれを受け止めましょう。そしてまた茨の道をいく背中を押しましょう、私はこの件で前を向いて進もうとするあなたを肯定します。人の心を救おうとするあなたを尊敬し応援しています。
だから、あなたにも味方がいて支えてくれる人がいることを覚えていてください。」
「少なくともここに一人確実に存在してますから。」
「ではチナツさん長々と失礼しました。私も救急医学部に戻ります、どうか頑張ってくださいね、応援していますよ。」
「セナ部長、お気遣いありがとございました。」
「ふふっ、では失礼しますね。」
そう言ってセナ部長は、資料室から救急医学部に戻っていった。
「セナ部長にも気を遣わせてしまいましたし、今日は一旦切り上げましょう。明日からはなぜ百鬼夜行に辿り着けたのかを調べて、その次は行ってみるしかないですね、百鬼夜行のOOのおばぁ様のご自宅に」
- 111二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 20:48:33
- 112二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 21:18:33
ごめん正直スレ違なんだけど愚痴らせて、今日身内の結婚式に行ってきたんだけど、相手側の身内の名前が、今書いてはSSのメインキャラと同じ名前のせいで描いてる途中なのにもうそう言うまでみれねぇよ、まだ描く予定なのにどうじでだよ!
- 113二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 21:35:20
- 114二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 22:52:20
- 115二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 23:10:35
- 116二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 23:17:03
さすがに18ルートも考えつかねぇよ現状のブルアカに関する知識だと、せめてダブルステニスサンチーム総当たりにしよう
- 11711525/07/06(日) 23:59:39
ゲヘナ、トリニティ、アビドス、八囚人、スティッチ、ミレニアム、男女のため×2
くっ!14人が限界か……ッ! - 118二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 03:13:57
そこに聖園MOD入れるか入れないか男女でさらに×2追加だ!
- 119二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 05:11:17
>>110 続き
3日目午前資料室
昨日のセナ部長とのやりとりによって覚悟を決め、精神的余裕ができたと共に、しっかりとした睡眠をとることができたからであろうコンディションは良好でこれならば、目的の情報もすぐに入手することができるだろうと楽観的な考えが頭をよぎるが自身の両頬を軽く叩き意識を切り替える。
「今日はどうやって屋敷から抜け出して百鬼夜行に辿り着いたかの動向や探らなければいけませんね。」
自身の目標を再確認するために口に出して気合いを入れたのだが、求めていたものは意外と早く見つかった。
「時期的にはOOが8歳時ですか。屋敷で爆発事故それも、普通は火の気のない場所で、ですか。」
「おそらくこの混乱に乗じて屋敷を脱走したのでしょう。それも、爆発の起きた場所を考えるに協力者がいたと考えるのが自然ですね。」
そう協力者がいなければ爆発を起こすこともできないであろうし、何より百鬼夜行までの足を確保することができないのである。出来ることなら協力者を見つけ出し話を聞きたいところだが、エデン条約も近く、それに対して明確に反対の意思のある聖園ミカに近しい家の関係に探りを入れるのは危険だ、もし何かあったのなら条約そのものに響く可能性がある。今は明確にエデン条約反対派の権力者と問題を起こすのは得策ではない。
「なら、百鬼夜行から探るしかありませんね。」
OOのおばあ様の御家は今は身内もOOしか残っていないが、百鬼夜行内でも名家だったと聞いている、ならもしかしたら、当時のOO親子の状況を詳しく知っている方がいらっしゃるかもしれない、今はその可能性に一縷の望みを賭けて百鬼夜行に向かうしかない。
そうと決まれば行動に移すのみである。
「まずは休暇届を提出しないといけませんね。この時間に提出して承認を得られるかは微妙なラインになってしまいますが。」
気づけば時間は正午を過ぎ去っていた、あと半日で休暇届の提出及び百鬼夜行への旅の準備をしないといけないと考えると少し億劫な気持ちになるが、友人の為だと気持ちを切り替え委員長に連絡を取ったのだった。
- 120二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 05:27:59
- 121二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 11:57:22
最後の一人...
- 122二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 13:25:40
このレスは削除されています
- 123二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 21:10:53
- 124二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 21:41:25
俺くんちゃんってサッカーだとポジションどこだと思う?俺はMFかFWだと思う。KPだけは無さそう。
- 125二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 21:48:10
>>119続き
4日目正午頃
あの後すぐに委員長に連絡を取り、なんとかその日のうちに休暇届を受理してもらい、引き継ぎの必要な物事についての作業を終え、最低限の旅の準備を整え百鬼夜行に向かう夜行列車に飛び乗り、時間にして半日近くをかけ百鬼夜行に到着したのである。
やはり自治区を跨いでの移動それもとなると、かなり無駄な時間がかかってしまい、焦る気持ちが出てきてしまうが、そのおかげで百鬼夜行での行動計画を練る事ができたことを不幸中の幸いとして気持ちを切り替えよう。
「百鬼夜行は初めてですし、焦って迷ってしまっては
元の子もないですし、まずはOOのおばあさまの御家に辿り着かなければなりませんね。」
幸いなことに百鬼夜行でも名家にあたる家のおかげか所在地は諜報部の資料から見つけることができており、迷うことなく辿り着けるだろうが、問題は家の関係者もしくは建物の管理人などにコンタクトを取る方法が現状存在しないことである。
「ここで考え込んでも仕方がありません、どちらにしろ辿り着かないことには何も始まりません。」
そう独り言を呟き目的地に向かう列車に向かい歩き出した。
4日目午後
あれから列車を乗り継ぎ、中心部から離れること1時間ほど経っただろうか、目的地近くの駅にたどり着くことができた、そこにはゲヘナとは違った景色が広がっており友人の秘密を暴くための旅でなければためも心の踊る風景が広がっていた。
「OOはこんなにのどかな場所で、過ごしていたのですね。」
今のOOが育った場所というには、ここはとても穏やかで優しい雰囲気のする場所に感じてしまうのは自分もOOもゲヘナでの生活に毒されているのかもしれないと考えてしまう。
「少し観光をして行きたいですが、今はそれどころではありませんね。」
まずはどうにかして屋敷に辿り着かないと、と考えて街を移動していると、住人の方に話しかけられた。
「おんや、お嬢さん珍しい格好をしているね、学園の生徒さんではなさそうだが、こんな片田舎に何かご用事かい?」
「ええ実は百鬼夜行の外から少し探し物がありましてここまで来たのですが、もしよろしければoo家ののお屋敷ってどちらに所在しているの教えていただけませんか?」
地元の人からの情報を引き出すチャンスかも知れないと、思い切って話を切り出してみることにした。
- 126二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 21:49:24
- 127二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 22:00:42
確かにサイドバックはアリだな。風丸、綱海、飛鷹辺りみたいな?
- 128二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 22:35:09
このレスは削除されています
- 129二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 22:38:03
ミモリって読心あるからPKとか強そう。俺くんちゃん百鬼夜行時代にミモリもスポーツやってて面識あったらいい感じのライバルだった可能性?(身体能力から全力で目逸らし)
- 130二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 22:56:35
>>125続き
すると住人の方がは、こう答えてくれた。
「OO家のお屋敷かい?、あそこには今は誰も住んでおらんよ、少し前に当主だった大奥様がお亡くなりになって、OO家の血は行方不明になっとる娘さんだけじゃよ」
「その探し物って言うのはまさか、娘さんが関わっとるものなのか?大奥様は亡くなられる直前までお身内の心配をなさっておられた、お嬢さんは娘さんの居場所を知っておるのか?」
「いえ申し訳ないのですが、私も娘さんの所在は知らないんです。その娘さんとは別件で大奥様にお話をお伺いしたいことがあったのでここまで足を運んだのですが、まさかお亡くなりになられているなんて、大変残念です。」
「誰もやる年波には勝てんと言うことだよ、まぁ当てが外れてしまったかもしれんが、運がなかったと思って諦めなさい。」
「慰めになるかは知らんがこの辺りは土壌と水が良くて野菜がうまい、何か食べてゆっくりして帰りなさい。」
「お気遣いありがとうございます。そうですね、せっかくなので何かいただいて観光でもしてから帰ることにします。お話ありがとうございました。」
住民の方との話を切り上げまた歩いていく、住人の方は確かに大奥様の娘さんは行方不明だと言ったのだ、これではOOの百鬼夜行に辿り着いておばあ様に育てられた話と矛盾するのである、それにあの住人の雰囲気を私は良く知っている、何か知られたくないものごとを隠している時のゲヘナ生と似た雰囲気を、屋敷の話を切り出した際にまるで聞かれたくないことを聞かれてしまったと言うふうに出してきたのである。
「確証はありませんが、この街の人たちはOOに関する何かを知っていると言うことはわかりました。ですがまだ情報が足りません。もう少し何か手がかりを集めないといけませんね。」
そう一人呟きながら、屋敷に向かって歩いていく。
- 131二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 22:58:37
- 132二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 23:07:30
ミモリの読心能力って観察眼だからNT的なものではないらしい。つまり観察眼に恐怖する俺くんちゃんがいる訳だ。GKミモリ相手にPKがまるで上手くいかずに若干トラウマになってそうな気がするけど。
- 133二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 00:05:23
少し歩くと屋敷の正面にたどり着いた、手入れが行き届いており、電気も生きているようだ、証拠に防犯カメラやセンサー類が生きている。
ただなぜ誰も住んでいない屋敷にここまでの防犯設備をそのままにしているのだろうか?
やはり、この屋敷には何か重要なことが隠されているのだろうか、そう考えていると不意に背後から話しかけられた。
「ゲヘナ学園の学生がこのお屋敷に何の御用でしょうか?」
声の方向に体を向けるとそこには、百鬼夜行の伝統的な衣装に身を包んだおそらく25歳前後の女性が立っていた。
「貴女は?」
「私はこちらの屋敷の管理を大奥様から任されました☆☆と申します。そう言うあなたは一体何者ですか?ゲヘナの学生がこんな所に現れるなんて偶然とは思えませんが」
「失礼しました。私はゲヘナ学園風紀委員会所属火宮チナツと申します。ここには探し物をしていた際迷い込んでしまっただけなのですぐに立ち去ります。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」
「お待ちください、もしかしたら火宮様のお探し物についてご協力することが可能かもしれません、よろしければお屋敷でお話でもいかがですか?」
(この人は一体何を企んでいるのだろうか?私がOO家を探っていることくらいとっくに気が付いているはずなのになんのつもりでしょうか)
(しかし虎穴に入らずんば虎子を得ずとも言いますしここは話になってみることにしましょう。)
「よろしいのですか?私としては有り難いお話ですがまた」
「構いませんよ、貴女はどうやらOO様について知りたいようですので、私を納得されられるのであれば、私の知ることをお話しいたしましょう。」
「それでは、どうぞお入りください。」
そう言って私はOOが暮らした場所に足を踏み入れた。
- 134二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 00:07:11
- 135二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 00:39:01
>>133続き
「このお屋敷を☆☆さんお一人で管理しておられるんですか?」
私は応接間に通される際には目に入った、丁寧に手入れされた屋敷を思い出しながら話しかけた。
「ええ、まだそれほど長い時間を過ごした訳ではありませんが、街の人たちと力を合わせて管理しています。」「大奥様にも**様にもとても良くして頂いておりましたので、このお屋敷を守ることでOO様の帰る場所を守ることがせめてもの恩返しと考えてておりますので。」そう言って☆☆さんは微笑んだ。
「火宮様は紅茶でよろしかったでしょうか?ご要望であればコーヒーもお入れしますが」
「ありがとうございます。紅茶をいただきます。」
そう言って紅茶を淹れて貰っている際にふと既視感を覚えた、その紅茶を淹れる所作と言うのですかその動きをどこかで見た覚えがあるのだそれもゲヘナ以外のどこかでそう疑問に思いながらいると☆☆さんは私に質問を投げかけてきた
「火宮様、単刀直入にお伺いいたします。火宮様はOO様とはどう言ったご関係ですか?」
「私はOOを大切な友人だと思っています。」
「ではなぜその大切な友人の過去を探ろうとしているのですか?」
「OOの友人だからです。OOは今のままだと自分を殺してしまう気がしてそれをさせたく無いと思っています。」
「自分を殺してしまうとは、どう言うことですか?」
「OOはいま自分自身を大切にしていないんです。誰かのためならいくらでも自分が傷つこうとします。誰かのために、傷ついて誰かの役に立つことで自分の存在を証明しようとしています。このままだとOOは自分為に誰かを守るのではなく、誰かに頼られたからと言って自分の命を一番軽く見て最初の犠牲にしようとするようになる。私はそんなことをさせたくないと思っています。」
「そして何よりOOと本気で喧嘩をしたいと思っています。それを乗り越えてOOと本当の友達になりたいと思ってるんです。そのためにOOを傷つけることになっても」
- 136二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 00:48:45
>>135続き
「それはOO様だけでなくあなた自身も傷つくことになります、もう二度とOO様と関係の修復ができなくなるかも知れませんそれでも聞きますか?聞いた上でOO様と向き合えると言うのですか?」
「わかりません、もしそうなったら私は一生後悔するかも知れません、ただ悪戯に友を傷つけるだけなのかも知れません、でもここで逃げたら私は私が許せなくなります友達を見捨てたことを許せなくなります。そうなったら私はOOとちゃんと向き合えなくなる、OOの心を助けられなくなってしまう、私はそれが嫌なだけなんです。だからOOの過去を教えてくださいお願いします。」
「わかりました。お話ししましょうOO様のこと**様のことそしてOO様のお父上様のお家のことを」
- 137二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 03:27:21
チナツから見たら25前後くらいに見えるだけで実際のところ28〜30くらいで想定してます。
- 138二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 11:01:55
- 139二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 13:48:40
本編ルート実家との折り合い悪そうにしてること多いけど、単純に両親が事故死→父方の祖母に引き取られる→祖母が死んだので、母方のゲヘナの家が保護者になり成人するまで引き取られることになるとかそんな感じなのかねぇ?だからゲヘナに心があるわけでもなく、おばあちゃん子で少し折り合いが悪いとか。
- 140二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 16:53:33
- 141二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 17:37:16
- 142二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 17:53:18
すみません
俺くんちゃんとヒナちゃんの最初の戦いを昨日妄想して
大体のストーリーと展開ができまして
それを小説にしたいと思ったのですが
よろしいでしょうか
他の趣味にも時間を使うので、書ききるまでは長めに見積もって1週間ほどかかると思います - 143二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 17:54:46
- 144二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 18:01:27
- 145二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 18:12:54
- 146142と14425/07/08(火) 18:28:34
ありがとうございます
- 147二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 18:59:25
- 148二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 19:39:57
- 149二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 20:04:41
- 150二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 20:25:23
- 151二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 20:39:23
- 152二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 21:57:59
- 153二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 00:14:59
修学旅行
ゲッ、ミモリやないかい。
「なんでそんなこと言うんですか〇〇君。久しぶりに旧友に会えたことを喜びましょうよ。」
俺お前苦手なん知っとるやろ。
「PKで徹底的にメタメタにしましたからそのせいでしょうか?そして貴方お祖母様の口調が完全に染み付いていますね。(己を守る仮面にしては特徴的ですよねぇ。キャラ変にしては、唐突でしたねぇ。)」
ホンマに無双しとったなぁ最強キーパー。今もやっとるんか?
「いえ、今は休日に初等部くらいの子たちと遊ぶくらいです。」
そうかぁ。最強キーパーやったろ、どうしたんや?
「フフフ、乙女の憧れというものを目指そうと思って♪」
シャーレの先生か?
「フフフ」
ホンマにわからん笑みはやめぇや
「ふふ、ごめんなさい。ほとんど何も変わってなくてつい。」
今でも腕に自信はあるんか?
「えぇ、貴方に点を決めさせることは今でもさせません。」
ほんなら試してみるか。多少やっとる言うてもブランクあるお前には負けへんで。
「えぇ、〇〇通りの公園でやりましょう。どんなに力強いシュートでも止めてみせます。私にブランクはありません、今日のために先日から鍛え直してきましたから。」
おっ、えぇやん。それじゃ移動しよか。
「ふふふ」はははは
〜少年少女移動中〜
みたいな流れを妄想した。にぎにぎと、ゆきゆきての風紀委員サイド描写ないし、ミモリも登場シーン終盤までなかった気がするので、枠空いてるよなって思ったのでやった。なんか裏ストーリーあったらそれは確認不足なんで申し訳ない - 154二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 00:18:50
「まず初めにお話しさせていただくにあたって、火宮様はOO様の過去についてどの程度お調べになられましたか?」
「確証があると言うことなら、OOが百鬼夜行自治区出身ではないと言うことくらいであとは推測の域を出ないと言ったところです。」
「でしたら、OO様たち親子が百鬼夜行に来られた時期からお話いたしましょう。と言っても私も大奥様からの又聞きになってしまうのですが、今から七年ほど前になります。」
「ある大雨の日に突然**様がご帰還なられたそうです。最初大奥様は**様のご帰宅をお許しにならなかったそうですが、**様のお後ろに身を隠していたOO様にお気づきになられて初めて**さまのお話をお聞きになられたそうです。」
「**様は初めは何があっても、自分で出て行ったここには帰ってくるつもりがなったと、仰ったそうですがOO様のため恥を忍んでご帰宅になられた仰られたと聞いています。」
「**様はそこでOO様をおやすみになられるように、お部屋をお借りしてお休みになられるように言ってOO様にお話が聞こえないようにして大奥様とのお話合いになられたそうで、そこで今までどこで何をしていたのか、なぜ突然連絡もなく帰宅したのか、あの連れてきた子供は何なのかと言ったことをお聞きになられ、そこで初めて全てを知ったそうです。」
「まず**様はここを出てこの10年間近くトリニティ自治区にいたこと、そこである名家の使用人として働きつつ生活基盤をととのえ始めていたこと、周りとの関係もうまくいき生活がうまく回り始めていたこと、そこで入婿であった名家の主人様に見そめられお手付きになりOO様をご妊娠になられたこと、OO様がお産まれになられたOO様がご主人に望まれる形で産まれてくることができなかったせいで、屋敷に監禁されてしまっていたことをお話になられたそうです。」
私はそこまでお話を聞いて、お出しされた紅茶を飲み息を整え次の話を無言で促す。
「大奥様はそこまで聞いてすぐにトリニティのその名家に講義の連絡を送り、なんならモテる力全てを使いその屋敷に攻め入ろうとまで仰ったそうなのですが、**様がそれをOO様に余計な因縁なんて残したくないとご自身が受けた仕打ちを無かったことにすると、もしOO様が生家に恨みを持ち許せないと言うならそのときは力を貸してあげて欲しいと」
- 155二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 00:55:55
>>154続き
「大奥様はそこで初めて、OO様が望まれる形で産まれてくることができなかったと言うことについて、お聞きになられ、OO様を保護することを決めたそうです。」
「差し支えなければ、そのOOが生家で受けた扱いというものをお聞かせ願えないでしょうか、おそらくそれが今のOOと向き合うために必要なことなのだと思うので」
「聞いて気分のいいものではありませんよ、それにただ辛いだけの話です。あなたもおそらく察しているであろうことが起きたのは事実ですのでそこで妥協することがあなたの心を守ることにつながります。」
「私は覚悟は出来ているとお伝えしたはずですが」
「....分かりました、お話しいたいましょう。OO様お受けになられた仕打ちを」
- 156二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 06:14:23
このレスは削除されています
- 157二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 06:16:31
保守がてら与太話を一つ
OOたちがトリニティから逃げてきたことは、街の人たちが知っていることは皆さんも街の人の反応でご存知だと思いますが、ではなぜチナツがめちゃくちゃ警戒されたかと言うとそれは、チナツがゲヘナ生ぽくないからです。
街の人たちは必然としてOOの屋敷を探る余所者を警戒します、そして屋敷を探る必要のある余所者とはつまりトリニティ自治区関係者の可能性が必然的に高くなります。そしてトリニティ側も目立つ羽持ちの人物を送り込んでくることは基本的にはないでしょう!
さてここでチナツの容姿を見てみましょう、一般的なエルフ耳を持つただの生徒です。
性格はゲヘナ生らしくないとても真面目で穏やかです。
服装とか言ういくらでも偽装可能なものなんて基本的には信じません。
要するにチナツの容姿及び性格が町の人たちの考えるトリニティに近くゲヘナから遠かったおかげで、チナツは余計な不信を抱かれて必要以上に情報を隠されてしまっていました。 - 158二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 15:40:47
保守
- 159二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 23:16:32
>>155続き
「OO様のご出産は大変な難産だったと聞いています。火宮様もご存知の通り、ゲヘナ生で角や翼がある子供は出産後に初めて角や翼が生え始め、凡そ4〜5歳の際に決まった形に落ち着きます。それはトリニティの翼を持つ子供も同様の形で年齢も同じような時期に落ち着きます。ごく稀に後天的な事象で翼の形が歪むようなこともあるそうですが、基本的には出産後に生えてくることが一般的です。ですが、OO様は**様の母体の中に居られた時から角と翼が生えている状態だったそうで、これは出産するまでは実際に生えているのかどうかがわからないそうなのです。そもそも母体内で胎児に角や翼があることが珍しく症例も数えるほどしか報告されていません。」
「そしてOO様はその数少ない例外でした。」
「トリニティのような羽毛に包まれている翼ならまだ良かったのですが、OO様の角や翼はゲヘナの方たちのものに近かったそしてその形状が、体内から**様を傷つけることになってしまった。」
「最終的には念の為に呼ばれていた、懇意にしている医者によりお腹を開くことでなんとかOO様を取り上げることに成功したそうです」
「ですが、OO様は知っての通りゲヘナ生の特徴を持って生まれてきてしまった。それもトリニティの名家その中でもとりわけゲヘナへの嫌悪感の強い聖園の分家に運悪くお産まれになってしまった」
「そこからは急速に物事が進みました。OO様を取り上げた医者には多額の報酬及び、病院への支援の拡大を条件に口を封じ、まだ産後まもない**様とOO様を屋敷の奥、誰も近づかないような場所に監禁するように手配され極秘裏に屋敷に運び込まれました」
「屋敷に運び込まれてからは、**様は最低限の治療を施されしばらくは療養という名目で周りから隠されました」
「OO様は幸いなことかどうかはわかりませんが、ご回復なられた**様と同じ部屋に監禁されることになりました。」
「OO様のお父上は**様を好いていた気持ちに嘘偽りはなかったのでしょう、たとえそれがどんなに歪んでいて手篭めにする形になっても繋がりの証明が欲しかったと言うことでしょう.考えるだけで虫唾が走りますが」
「...失礼、そのような生活が三年ほど続いた際にある事が起こりました。」
- 160二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 05:18:36
- 161二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 13:10:04
「何時ものツェリスカはどうしたの?ショットガンなんて珍しいじゃない。」
メンテに出しとってな。今代用品としてベヒモス貸してもらってるんや。16発装填できる中々に面白い銃や。
「ベヒモス。いい名前ね。それよりも、貴方の力に耐えられるの?」
せやな。力加減のコツを掴んでこれたんかなぁ、意外と問題なく使えとる。ただ、銃で相手を叩くには向いとらんなぁ。
「そう。使えてるのなら良かった。次の警邏巡回、期待してるわよ。」
ハッ、任しときぃ。ド派手にやったるわ。
- 162二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 20:31:43
- 16314225/07/10(木) 22:30:59
俺ちゃんのキャラが固まったので、明日から書き始めます。
- 164二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 00:33:55
「あることですか?それは一体」
「聖園本家のミカ様の一族へのお披露目が行われたのです。火宮様もご存知の通り大変立派な翼をお持ちです、それがあの男のコンプレックスを刺激したのでしょう。そしてあの男は入婿でありましたから、ただでさえ入婿で聖園一族での地位が高くはなかった、それに加えて不貞行為でゲヘナの血を色濃く引く子供を作ってしまったストレスなどが限界を迎えたのでしょう」
「あの男はあろうことか、OO様のゲヘナの血の証を失くして仕舞えば良いと考えたんです」
「あの男は自身の血も引く子供に対して、その角を折り翼を引き裂きました」
「普通の子供ならその時点で命を落としていてもおかしくはなかった。いえ通常なら死んでいたのでしょう、体の一部を無理やり引き裂くのですから当然出血も起きます、痛みによるショックだって当然発生します、それを考えたらあの男はOOに失血死などの要因での死を望んでいたとでしょう」
「しかし火宮様もご存じの通りOO様は常人離れした肉体をお持ちでした、それがOO様を生かしたのです。」
「OO様の異常な回復力を発見されたのはその時でした、そしてあの男がOO様に暴力を振るい始めたのはその頃からです。自身の実家からの子宝の圧力、ずっと上手くいっていなかった本妻との関係のさらなる悪化、自身の不貞行為の露見、自身が好いた女性を無理やり手篭めにできたと言う歪んだ充足感、そして壊した悪魔の子それら全ての歪みをぶつけることのできる存在が現れた結果あの男はOO様を**様から引き離し情報を隠滅しOO様に暴力を振い出しました」
「月に数度だけ治療を施し**様と共に過ごす時間を作ることで、**様を屋敷に縛りつけ外へ救援を求めることを封じました」
「**様自身OO様のご出産で体に負担がかがり過ぎました、そして満足な治療を受けさせて貰えなかった結果お身体を壊されていてOO様を連れて逃げる体力も当時は存在しなかった、それをいいことにあの男はOO様たちを屋敷に縛り付けることに成功してしまいました」
「そんな生活が8歳ごろまで続いた時、屋敷で爆発事件が起こりました、その時には**様は何もなければ百鬼夜行まで逃げられるだけの体力を戻すことには成功していました、そう何もなければ」