- 1二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 13:38:11スパイダーマン インヴィテッド・トゥ・ザ・ホーム feet.仮面ライダーゼロワン|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/414509/(前スレ)https://twitter.com/ryokutya72/status/1409497576726962185…bbs.animanch.com
(前スレ)
スーパーヒーロー
<a href="https://twitter.com/hashtag/スパイダーマン" target="_blank">#スパイダーマン</a>
<a href="https://twitter.com/hashtag/仮面ライダーゼロワン" target="_blank">#仮面ライダーゼロワン</a> — 緑茶 (ryokutya72) 2021年06月28日(スレ画引用)
OK!じゃあもう一度だけ説明するね!
僕はピーター・パーカー。放射性の蜘蛛に噛まれ、今まで10年間、「この世界」でたった1人の……スパイダーマン!
後は知ってるかな?映画を見て、レゴのデス・スターを作って、多くの人を救った。
でも……ベン叔父さんも、スタークさんも、メイ叔母さんも救えなかった。
それは、僕が大いなる力に大いなる責任を持つことを忘れていたからだ。だから、多くの人の記憶を消した。
そして僕は……この日本で、飛電インテリジェンスで働くようになった。
後は知ってるでしょ?インターンをこなし、或人さんと出会い、マルチバースの新しい敵・新しい味方と戦った。
ここからは誰も知らない話!チャプター3だ。
さあ、飛び立とうか!夢に向かって!!
- 2二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 13:39:59
「さて……皆さん、これを見てください。ようやく作戦ミーティング開始です」
天津は手を叩いて皆の注目を集め、データを投影して作戦を伝える。
「現在、我々の敵となる者は6人です。赤と黒の2種類のシンビオートとその宿主、空飛ぶグライダーを駆るゴブリン、サイ型のアーマーを纏った軍人、イリュージョンを操るペテン師、ニューヨークを支配する相撲取りのギャング・ボスです」
「相撲取りのギャング・ボス?」
「私の調査で発覚した第6の敵だ。そこの黒い蜘蛛坊やのおかげで正体に目星が付いた」
「グーバーが役に立って何よりだよ、お姉さん」
「彼らの力は強力であり、私たちの仲間である或人くんは彼らの手中にされてしまいました。私たちの中でも最も強い彼を取り戻さないことには、勝利はあり得ないでしょう」
「本作戦の第一目標は、社長の奪還だ。彼の持つゼロツーシステムは日本のヒーローで最強のパワーを持つ」
「そのために、このゼロツーキーとユニットを届ける必要があります」 - 3二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 13:41:19
ゼロツーの詳細データが投影され、エディを除く全員はその強力さに驚愕の声を上げる。
「凄い……アイアンマンスーツに引けを取らない性能だ」
「この技術が現実に可能なのか……凄まじい世界だな」
「これ本当に書いてある通りなの?ヤバいね」
「えっと……これ、どこがどう凄いの?」
【わかってねえなら首を突っ込むなエディ、話の腰を折るな】
「ですが、先程述べたスーパーヴィランたちを掻い潜り、しかも血塗れスライムから引っ張り上げなければなりません。過酷なミッションになるでしょう」
「だが、我々ならばやり遂げられるだろう」
唯阿はピーター、ハリー、マイルズ、エディの4人に目を向け、軽くウィンクする。
「一対一で負ける相手じゃない」 - 4二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 13:41:55
「イズ、反応のデータを」
『はい。シンビオートが或人社長に寄生した後、惑星****からインフィニティ・ストーンの反応がありました。恐らく、スペース・ストーンを使用したものと思われます』
「ということは、神出鬼没に現れる可能性もあるってこと?」
『ですが、出現ポイントから考察すると次の狙いは絞り込めると考えられます』
「奴らの狙いはスペース・ストーンのパワーの他には何がある?」
「考えられるのは……この、グーバーのデータだ」
グーバーのデータを映し出し、唯阿が告げる。
「奴らはマルチバースを思うがままにしようとしている。可能とするのは、キングピンの知る技術だ」
「キングピンはマルチバースのゲートを開いて自分の失った妻と子を取り返そうとしていた。結局、その装置は失敗に終わったけどスペース・ストーンの力があれば完成してしまうかも」
「そうなれば、奴らという脅威が様々な世界にのさばるわけか」 - 5二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 13:42:23
「装置を既に作っているとしたら、元の世界と同じ場所に建造しているはずだよ」
「決戦の地はそこか」
「ではジェットを手配しましょう。30分後に出発、8時間後にはアメリカに着くことでしょう」
「その間、日本を守るのは誰なの?」
「心配するな。アメリカと同じように……日本にもヒーローは大勢いるのでな」
唯阿は何かを含んだ笑みを浮かべ、イズにとあるプログライズキーを渡す。
「お前の後輩の初任務だ、イズ。サポートしてやれ。こっちは私に任せろ」
『承知しました。或人社長を頼みます』
「それが例の新型ですか?」
「ああ、滅亡迅雷たちの遺してくれた……最後の希望だ」
「では、我々も手早く準備しましょうか」
天津が手を叩くと、ピーターは準備の前に皆を呼び止める。
「……ねえ、みんな。僕のやった失敗のために、本当にありがとう。感謝しても仕切れないよ」
そんなピーターの肩を微笑みながら叩き、ハリーは逆に励ましの言葉を送る。
「俺たちは一つだ、ピーター。この戦いで通じた繋がりは決して失敗によるものじゃない。むしろ、俺はお前にこそ感謝しても仕切れない」 - 6二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 13:42:50
「ハリー、元の世界に帰ったら……そこのピーターと、今度こそ一緒に戦ってよ。1人だけだと心細いから」
「1人きりで戦ったスパイダーマンも沢山いるみたいだし、さ。きっと苦しみを分かり合えるよ、ハリーなら」
ピーターの言葉にマイルズが続き、ハリーは自然な笑みを零す。
「ああ。もう2度と、スパイダーマンを見捨てはしない」
そして、30分後。ジェットに乗った6人はアメリカへと出発する。
「準備はよろしいですね?」
「ああ、いつでも良いぞ」
「あっ、ちょっと待ってくれ……俺こういうの慣れてなくてまだシートベルトが……」
【おい!とっととしろエディ!」
「では、出発!」 - 7二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 13:50:22
おかえりなさい!
- 8二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 14:16:53
ピーターたちがアメリカに出発した頃、アメリカにてマルチバースの脅威たちは計画を最後の段階へと移そうとしていた。
【……これが、そうか】
「戻ったか。加速器の完成まで、あと12時間ほどだ」
【完成の暁には、俺たちはマルチバースの王だ】
カーネイジの邪悪な笑みに、キングピンも笑みを重ねる。
そこにゴブリンとライノも現れ、加速器を眺める。
「これを守り切れば勝ち。簡単な話だな」
「ハーハッハッ!楽勝だなァ!」
勝ち誇る2人を諌めるように上空からベックがドローンに乗って降り、ヴェノムも這い回りながら同意する。
「おいおい、勝った気になるのは早いだろう?あの蜘蛛小僧ども、まだ諦めてはいないようだ」
【あの赤青に辛酸を何度舐められたか、いい加減うんざりだ】
「まあ、それでもこっちには……」
ヴェノム越しにカーネイジを見つめ、エディはほくそ笑む。
「切り札兼人質がいる。あの程度の死に損ないどもに何ができる?」 - 9二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 14:16:58
このレスは削除されています
- 10二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 14:17:40
理由あって1週間ほど展開を引き伸ばす可能性があります。ご了承ください
- 11二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 15:05:40
まとめて読もうと思ったら落ちてたのか
- 12二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 00:25:17
カーネイジの瞳越しに、アークの意思は胎動する。
【俺たちは全ての世界に厄災を齎す存在……即ち、シニスター・シックスだ】
「シニスター・シックスか、良い響きだ……!」
「オレたち6人で、あの蜘蛛男を殺す!」
「デモンストレーションには良い機会だ」
「マルチバースを跨ぐショーを……!」
【俺たちが支配する世界を!】
ビームエクイッパーからワイングラスを作り出すと、アークゼロワン・カーネイジはそれぞれのグラスにワインのように自分の身体を注ぐ。
【マルチバースの滅亡に、乾杯】 - 13二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 01:33:41
このレスは削除されています
- 14二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 08:39:28
保守
- 15二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 10:48:11
11時間後、アメリカに到着したピーターたちはキングピンの施設跡地に向かい、潜入ルートを探ることになる。
「随分と寂れたビルだな。キングピンとはこういうやつなのか?」
「いや?僕の世界じゃ結構派手だったよ」
「おいおい、見張りがあんなにいるのかよ……俺入れるか?あんなとこに」
【あそこにいるのは見張りじゃない。オレの食糧だ!】
「そういうのは後にしろ、ヴェノム……」
ビル内には警戒態勢が敷かれており、簡単な侵入は出来そうにない。
唯阿は端末にグーバーを差し込み、施設の構造を再度確認する。
「時空間加速器は地下奥深くにある。警備の目を掻い潜り、地下に通ずる特別なエレベーターのある最上階から侵入を試みなければならない」
「それまでに奴らに見つからないように、か……」
「前はスパイダーマンの能力を使えば難なく侵入できたけど、今回は状況が違うから無理だね」
「どうしますか?唯阿」
「決まっているだろ……最上階から直接侵入すればいい」 - 16二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 19:30:28
保守
- 17二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 21:50:43
保守
- 18二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 22:38:33
保守
- 19二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 07:31:07
待ち
- 20二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 18:29:15
待っ保
- 21二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 18:37:06
唯阿はプログライズキーを起動すると変身プロセスに入り、そのままビルに向かって飛び上がる。
《Authorize!KAMEN RIDER……KAMEN RIDER……》
「変身」
《Shot RISE》
《ラッシングチーター!》
《"Try to outrun this demon to get left in the dust."》
仮面ライダーバルキリーとなった唯阿はビルの天井を突き破って侵入すると音を立てずに着地し、そのまま高速移動能力で警備の者たちを1人ずつ気絶させていく。
一瞬の沈黙の後に全ての警備員は倒れ、バルキリーは通信機で皆に知らせる。
『警備員は処理した。突入しろ』
「手際が良いな」
「あれが仮面ライダーか……凄いね」
「え?あれで終わりなのか?誰にも気付かれずに?へえ……」
「さあ、行きますよ諸君」 - 22二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 22:12:18
保守
- 23二次元好きの匿名さん22/04/12(火) 23:14:34
保守
- 24二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 06:42:23
保守
- 25二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 17:24:47
施設内に侵入した6人はエレベータに乗って地下に直通で向かい、到着までの数分をエレベータの中で緊張感を高めていた。
「スーツを着ている組は準備完了だが……エディ・ブロックはどうだ?」
「ああ、一応大丈夫。今ヴェノムになるとエレベータが狭くなるから……」
【こっちとしちゃ別に構わないけどな】
「そうか……しくじるなよ」
「わかってるって……」
徐々にカウントが小さくなっていく中、ハリーは背負っていたグライダーを外して深呼吸する。
「今度こそ、スパイダーマンを見捨てはしない」
「……ねえ、ピーター。ハリーさんって良い人だね」
「うん、元の世界ではどうであれ……ハリーはもう僕たちの頼れる仲間だよ」
「お前たち、そろそろ着くぞ」
「いいですか皆さん、くれぐれも無茶はなさらないように」 - 26二次元好きの匿名さん22/04/13(水) 22:42:55
待っ
- 27二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 07:49:04
保守
- 28二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 17:11:30
保守
- 29二次元好きの匿名さん22/04/14(木) 23:02:47
保守
- 30二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 06:09:23
保守
- 31二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 16:36:41
待ち
- 32二次元好きの匿名さん22/04/15(金) 23:27:38
エレベータが到着し、6人は周囲を警戒しながら加速器へと向かう。
「加速器を見つけたら即、破壊するぞ」
「みんな、加速器はこの先だよ!」
マイルズの案内の先、6人は加速器を見つける。
「これが加速器か……!」
「思ってたよりデカイな……本当に壊せるのか?」
「問題ない、俺なら破壊可能だ」
グライダーの飛行を開始したハリーは、加速器の中心に飛び出す。
「これで終わりだ……!」
ハリーがグライダーからボムを取り出そうとしたその瞬間、右方向から同じようにグライダーで飛行する影が現れる。
「ああ!ここでお前は終わりだ、ハリー・オズボーン!!」
「やはり来たか……ハリー・オズボーン!!」 - 33二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 10:00:41
保守
- 34二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 18:24:53
待ち
- 35二次元好きの匿名さん22/04/16(土) 21:22:50
保守
- 36二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 07:39:55
保守
- 37二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 16:09:07
待てぃ
- 38二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 23:12:55
保守
- 39二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 23:16:36
いいね
- 40二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 23:38:19
ニューゴブリンとゴブリンは激しく飛び回り、お互いにブレードを取り出して斬り結ぶ。
「お前の肌を斬り取ってやる!」
「そうはさせん!」
ニューゴブリンたちが戦っている間に、天津は加速器に接近する。
「でしたら私が!」
しかし、ドライバーを取り出した天津を阻むようにライノが飛び出し、ドライバーを叩き落とす。
「おっと!お前の相手はオレだァ!」
「むっ……!」
「潰れろ!」
ライノの大きな手が天津に振りかざされたその時、天津は今まで持っていたドライバーと異なる、赤い球体の埋め込まれたドライバーを咄嗟に装着する。
「仕方ない……!」
「な、なんだあっ」
「これはなるべく使いたくはなかったのですが……」
ドライバーを起動した瞬間、天津に白いアーマーが生成され始める。
「力を貸しなさい、アーク」 - 41二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 09:00:02
おお?!
- 42二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 19:04:27
いきなりそれを出してくるか…!
- 43二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 23:31:23
装甲を纏いながらライノの腕を受け止め、天津は段々と変身していく。
《サウザンドアーク》
「変身」
《シンギュライズ》
《When the five horns cross, the THOUSAND ARK is born.》
《"Presented by ARK."》
「なんだ、お前!?」
「貴方には理解できませんよ、この私の真の強さはね」
白と黒に、禍々しい紅のライン。
その姿を知る者は、思わず驚きの声を上げる。
「あの姿……アーク!?アークだよね!?」
「ああ、天津はアークを制御する術を身につけた。最も、シンビオートには効かなかったようだがな」
「仮面ライダーサウザンドアーク……私の力は、当社比1000万パーセント」
サウザンドアークの拳はライノの身体をいとも簡単に吹き飛ばし、壁にめり込ませた。
「ぐはあ!?」 - 44二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 10:51:24
保守
- 45二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 19:11:56
保守
- 46二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 23:50:28
「こん……のおッ!!」
ライノは壁から脱出するとブースターを吹かしてサウザンドアークに取り付き、めり込み返す。
「ぐっ!」
「オレが黙ってやられると思ってんのか!」
「そのアーマーも強化済みですか……面白い!」
押し合いを始めるライノとサウザンドアークに続き、今度はキングピンが躍り出る。
「ええい!何をやっている!」
「キングピンか!僕に任せて!」
「マイルズ!大丈夫なの!?」
「ピーターはグーバーを刺すんだ!」
グーバーをピーターに託し、マイルズはキングピンの元に降り立つ。
「やあキングピン!まだこんなことやってるの?」
「子供にわかるものではない……家族を喪った悲しみは!!」 - 47二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 09:21:27
保守
- 48二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 19:17:48
待っ
- 49二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 00:25:42
キングピンと激しい格闘を繰り広げ、マイルズは拳に電撃を溜めて殴りかかる。
「でえい!」
「またその技かぁ!!」
しかし、当たった拳はキングピンに電撃を流すに至らず、逆にキングピンの一撃がマイルズに叩き込まれる。
「なにっ!?」
「最早効かん!!」
「ぐふっ!?」
キングピンの猛攻を透明化しながら凌ぎ、マイルズはウェブを伸ばして離脱する。
「電撃対策もバッチリか!」
「捻り潰してやる!」
「それ、さっき別の人が言ってたよね?」 - 50二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 09:20:56
保守
- 51二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 18:24:38
保守
- 52二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 18:42:52
おお…サウザンドアーク…
- 53二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 20:23:05
保守
- 54二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 01:41:39
保守
- 55二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 07:09:48
保守
- 56二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 16:10:04
マイルズの拳はキングピンの顔面にクリーンヒットするも、キングピンもマイルズの肩を掴んで壁に激突を行う。
「ぐあああ……!!」
それを見ると同時にライノは、ブースターを吹かしてサウザンドアークをじりじりと押し込む。
「ム……!」
「いいぞフィスク!」
「そうはさせませんよ!」
詰め寄るライノの顔面にサウザンドアークはアッパーを叩き込み、蹴りを腹部にかます。
「ぬおっ!?」
しかし、その一瞬の隙にマイルズを掴んだフィスクがサウザンドアークにもタックルをかます。
「今だ!」
「なにっ!?」
マイルズと同時に吹っ飛ばされたサウザンドアークは立ち上がろうとするも、その上空からゴブリンのパンプキンボムが大量に降って来る。
「ボムだ!?」
「くっ、いけない!!」
咄嗟にサウザンドアークはマイルズを抱え込み、ボムの猛攻を背に受ける。 - 57二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:42:49
「ぐああああ!!」
「天津さん!?」
悪意で固められていたはずの装甲が溶け出すほどの爆発に、サウザンドアークは苦悶の声を上げる。
それを見て笑い声を上げるゴブリンに、ニューゴブリンが組み付く。
「フハハハ!!いい気味だなぁ!!」
「余所見をするな!!」
激しく殴り合うゴブリンたちはグライダーを乗り捨て、グライダーもまた自分たちの主人に組みするようにお互いを攻撃し始める。
それを尻目に、ドローンに乗ったミステリオがくつくつと笑いながら降りて来る。
「愚かしいな、仲間を庇って深手を追うとは」
「ならば、お前は自分1人で戦うということだな?」
「お望みとあらば、ショーをお見せしよう」
嘲笑するミステリオに銃口を向け、バルキリーが駆け出す。 - 58二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 10:03:38
保守