【SS】現代を生きる生徒達

  • 1二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 23:57:07

    「白子先輩、どうしたのいつもよりも物騒なこと言って」
    「瀬里香ちゃん。どうしましたか?」
    「白子先輩が銃に興味もったみたいなの。」
    「ええ!?白子ちゃん、不良になっちゃったんですか!!」
    「うへ〜、どうしたの野々美ちゃん?」
    「みなさん、活動始めますよー。」
    「彩音ちゃん。聞いてよ白子先輩がね」

  • 2二次元好きの匿名さん25/07/01(火) 23:58:05

    これはまた趣のあるSSを

  • 3二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:06:32

    部室

    瀬里香「え?銃を持って犬耳つけた白子先輩を見た?なにそれ?」
    白子「ん、夢だけどなんかすごくリアリティがあった。因みに瀬里香は猫耳で私と似てる銃使ってた」
    瀬里香「何それ?てか猫耳の時点でリアリティないですよ。」
    白子「でも、今日みたいに部室に集まって話をしたりしてた。それとお金の話」
    彩音「そういう意味でのリアリティですか!?」
    白子「5人で借金返済について話してた」
    星乃「リアリティってそっちなんだね」
    白子「あと星乃先輩はおじさんだった」
    星乃「なんて?」

  • 4二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:09:23

    現パロらしきものは過去にもあったがSSは初めて見るな
    期待

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:16:41

    野々美「…そういえば、夢先輩も言ってましたよね。星乃先輩っておじさんみたいって♪」

    星乃「う、うへ〜…夢先輩のこと出す?」

    瀬里香「そういえば夢先輩って今は」

    星乃「今は確か大学2年生だよ。この前まで留年しそうってめっちゃ言ってたっけ…」

    彩音「ははは…よかったじゃないですか。留年せずにすんで。」

    星乃「それよりも白子ちゃん。私達も夢にでてきたなら〜みんなはどんな感じだったか教えてよ〜」

    白子「ん、まず野々美は」

    野々美「はい!」

    白子「dice1d4=2 (2)

    1あんまり変わってない。だけどガトリング持ってた

    2覆面被ってクリスティーナを名乗ってた。ダンベルを爆買いしてた

    3水着着てガトリング振り回してた。

    4アイドルになってた

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:22:14

    野々美「え?!」

    星乃「ぶほぉ!!」

    彩音「ふふ…どういうことですか…それ」

    野々美「…私、銀行強盗デビューしてた上にダンベルをたくさん買っていたのですか!」

    白子「野々美はお金持ちだからダンベルも沢山買うんだね。…もしかしてお金持ちなのって家が銀行強盗のプロ?」

    野々美「違いますよ白子ちゃん!」

    瀬里香「アハハハッ!野々美先輩が銀行強盗って白子先輩どんな夢なのそれ!」

    白子「そういう瀬里香はdice1d5=3 (3)

    1ツンデレ猫耳で平成の漫画みたいだった。可愛かったよ

    2詐欺に遭ってた

    3銀行強盗に加担してたしお金を持ち帰ろうとしてた

    4ラーメン屋でアルバイトしてた

    5顔がいいストーカーに付きまとわれてた

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:27:09

    瀬里香「ちょっと待って!!」

    野々美「私達、共犯者ですね。瀬里香ちゃん」

    瀬里香「何で私まで銀行強盗してるの!てか、さっきの話し聞く限りだと借金返済に悩んだ挙げ句やらかしたみたいになってるけどどうなってるのよ夢の中の私!」

    白子「ん、様になってた」

    瀬里香「全然嬉しくないから!」

    星乃「そんじゃあ彩音ちゃんは?」

    白子「彩音は、dice1d5=2 (2)

    1エルフになってたけど真面目で何も変わってなかったよ

    2水着着てヘリを乗り回してた

    3私達に銀行強盗指示をしていた。黒幕ポジ

    4星乃先輩相手にヘリ3台操って負けてた

    5アイドルになって瀬里香とデビューしてたよ

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:34:07

    彩音「どういうことですか?!」

    白子「でも強かったよ」

    彩音「何と戦ってるんですか夢の中の私!?」

    星乃「ポリス?」

    彩音「ハリウッド映画みたいな犯罪犯してるんですか私達!?」

    白子「目立ちたがらない彩音とは思えないくらい大胆だった」

    彩音「そういう意味で目立ちたくなかったです…」

    星乃「まあまあ、夢だからこれは。」

    野々美「星乃先輩はどうでしたか白子ちゃん」

    白子「星乃先輩はdice1d7=5 (5) 」

    1ショットガン持って銀行強盗してた

    2水着着てハンモックに寝そべって誘惑してた

    3無双ゲームみたいに敵を蹴散らしまくってた

    4日曜日のヒーローみたいに姿を変えて戦ってた

    5スーツ姿の男に捕まってた

    6…何かすごいものになってた。

    7みんなと水族館行ってて、魚について解説してた

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:41:37

    星乃「…私だけ?」

    白子「うん。」

    瀬里香「星乃先輩、」

    野々美「私達、星乃先輩が作ってくれた逃げ道を無駄にしません。」

    星乃「うへ〜!追いつかないでー!!」

    野々美「次会う時は面会室ですね」

    彩音「もしくは同じ檻ですね」

    星乃「言うね彩音ちゃん。…それよりも、散々言うけど白子ちゃんはどうなのさ〜。」

    白子「ん、dice1d9=1 (1)

    1趣味のロードバイクを楽しんでた

    2銀行強盗をしていた。リーダーになってたよ

    3水着着てカジキを釣ってた

    4セクシーな姿になってた

    5……分からない。私だけ

    6なんかでぶな私と喧嘩してた。

    7先生と何か話してたのは覚えてる…内容は覚えてない

    8変な黒ずくめの男を脅してた

    9宇宙船に乗って自分のそっくりさんと戦ってた

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:44:31

    主犯のお前が穏当な部分だけ切り抜いてんじゃねぇ!

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:45:05

    ずりいぞこいつ

  • 12二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:45:37

    なんで絶妙に白子だけ強盗から離れるんだよw

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:48:33

    瀬里香「なんか自分だけずるくない?」

    彩音「そうです!私達を犯罪者にして」

    野々美「これは色々聞き出す必要がありそうですね♧」

    白子「ま、待って。夢の続きは…また今度。ちゃんと確認するから」 

    星乃「確認できるものだっけ夢って?」

    彩音「そもそも夢はその人の記憶を整理するときに出るものです。それに整合性がない場合がほとんどですから…」

    瀬里香「つまり、どれもこれも白子先輩の記憶が混ざりまくってなったってこと?」

    星乃「それはそれでとんでもないけど…ところで銀行強盗に興味持ってたりしてないよね?」

    白子「ない。」



    実際のところ

    銀行強盗興味率dice1d100=74 (74) %

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:49:33

    えぇ……

  • 15二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 00:50:03

    ま、まぁする気はないけど興味はあるって人も居るから……

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 01:18:21

    彩音「…で、では。本日は我が校、有美土巣高等学校最後の定例会議を行います。起立!姿勢、礼。」
    星乃「まあ正しくは移転だけどね。」
    瀬里香「はーあ…今日でここに通うのも最後になるのね」
    星乃「仕方ないよ。ここは学校としては立地場所がね…人が集まりにくいところにあるから移転になるよそりゃ」
    野々美「はい。…そして、私達はここを離れます。そして、次から新校舎ができるのは」
    彩音「希歩都市。あらゆる学校を集めたいわば学園都市です。」
    瀬里香「お嬢様学校のTRINITY学園と、犬猿の仲のGehenna学園。…なんでここだけ英語表記なんだろ?」
    星乃「歴史が古いからじゃない?有美土巣も古いはずなんだけどね。」
    白子「希歩都市…ここにいろんな学校が集まるんだよね。理系のミレニアム学園もある。」
    星乃「まあ何にせよ、舐められないようにしないとね!」
    彩音「…それと、最後にもう一つ。」
    星乃「ん?」
    彩音「校舎にこんな絵があったのですが心当たりありますか?」

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 01:27:29

    み、ミレニアムガクエン!?

  • 18二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 01:33:51

    彩音がタブレットを操作し、1枚の画像を表示した。
    それは校舎玄関に置かれたキャンバスボードを映したものだった。5人の中に絵を描く趣味を持っているものはいないし、教職員達も心当たりがないと言う。

    瀬里香「…何この絵?」

    包帯で巻かれた男
    腕に羽の装飾を付けた女性
    トキ
    黒猫


    2人と4匹が互いを寄せ合うまるで卒業写真のような絵があった。

    瀬里香「なにこれ?…変な絵。」
    白子「……」
    野々美「誰のものなのでしょうか」
    瀬里香「もうここにいるのは私達ぐらいだよ。あとは管理人さんと私達のクラスの坂元先生だけ。あの人は美術の先生じゃないし」
    彩音「ではこれは一体…」
    白子「捨てる?」
    瀬里香「まあ…気味悪いし。」
    白子「…もらってもいい?」
    彩音「え?白子先輩」
    星乃「気に入ったの?」
    白子「分からない…でも、捨てるのはなんか違う気がする」

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 08:05:34

    こうして、私達がこの校舎で過ごす最後の1日が終わった。
    私達が離れ離れになるわけじゃない。新校舎が隣町に立つだけだし、有美土巣高等学校が名前もなくすわけじゃない。
    新しく生まれ変わるだけ。
    だけど、失ったものは戻らない。
    この空間、私達しかいられなかった世界が明日からなくなる。

    「あっちの私達はどうなのかな」

    もしも、またあの夢を見れるなら
    もしも、私があちらの私達みたいに学校に残っていたら何が変わるんだろう。


    場所:???
    1つの色がまた混ざり合った。
    赤、紺色、黒、紫、クリーム色、緑、桃、カーキ、青、水色…沢山あった色が混じり合っていく。
    でも、それぞれの色は抗うように、暗闇の中で光を探す子供のように輝きを保とうとしている。
    そして、色達は白を、空白を取り囲んでいる。
    誰かを待つためなのか、それとも新しい色を入れるためなのかは誰にもわからない
    また新しい画材が必要そう。

  • 20二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 08:44:20

    新しい朝が始まった。

    黒と星、月だけしかなかい世界を塗りつぶすように朝焼けが色を付けていく。

    優しい赤と青と白の色。次第に透き通るように優しい青が染めていく。

    それとは裏腹に私は透き通るこの青が若干鬱陶しさを感じていた。

    今日にならなかったら、あの学校に通っていた日々が消えないのにと。別に全て無くなるわけじゃないのにまだ折り合いがつけれていない私がどこかいた。

    「白子ちゃーん。もうすぐ学校始まるよー」

    「星乃先輩」

    ベランダから出ると4人が家の前に立っていた。

    「白子、新しい学校は遠いから早く着替えなさい。さもないとdice1d3=1 (1)

    1私が学校に行ってメインヒロインになるわよ

    2その寝巻でいかすわよ

    3小学校の卒アルをあの子達に見せるわよ 


    「行くから待ってって!」

  • 21二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 08:50:17

    どんな脅しだよ

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 09:08:44

    希簿都市
    学園都市として試験的に開発されたここには様々な特色の学園が集まっている。
    私達の有美土巣高校
    私達より生まれる前に出来たとはいえ他学園と比較すると新しいらしいミレニアム学園
    どちらも歴史が古いらしいお嬢様学校のTRINITY学園と不良の巣窟って噂のGehenna学園
    和風というか大正みたい感じの百鬼夜学園
    他にもいろんな学校が集まっているからか、事前にもらったパンフレットは六法全書みたいに厚くて鈍器になりそうだった。
    いつもと違う通学路を歩くと、様々な制服の人達が現れた。学校が変わるわけじゃないから制服がバラバラなのは当然だけど、それはそれで変な感じがする。
    同じ道を歩くのに入る入り口は違う。
    慣れるには時間がかかりそうだった。

    彩音「それにしてもいろんな人達がいますね」
    星乃「だね〜。あの黒寄りの色はGehennaの人かな」
    瀬里香「じゃああっちの白って感じはTRINITYで、ジャケットみたいな?私達に似たブレーザーとか来てるのがミレニアム?」
    野々美「よく見たら皆さん制服が結構種類ありますね。」
    星乃「それだけ自由な校風なんだろうね他の学校は」
    白子「…」
    星乃「どしたの白子ちゃん」
    白子「夢だと改造したみたいな肌を出してる制服着てる人いたけどいないね」
    瀬里香「またその夢?そんな非常識な格好する人いないですよ〜。もしかして、胸がほぼ見えてるような格好とかパンツが見えちゃう格好とかそういうのを見たんですか?」
    白子「うん」

  • 23二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 09:14:51

    ありそうで無かったタイプのSS
    続き楽しみに待ってる

  • 24二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 17:18:50

    保守したいねこれはね

  • 25二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 19:10:33

    訂正
    希薄都市→☓
    希歩都市→◯

    白子「確かGehennaの人は胸を横にさらしてて、スカートもあるのかないのかわかんないような。」
    瀬里香「そんなヤバい格好してるのその人」
    彩音「まあまあ、夢の中だけですから現実でなんてことありませんよ」
    白子「そうだね」
    瀬里香「そうよ。万が一いたら、拳銃所持以前に確実に警察に捕まるわよその人!」

  • 26二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 19:23:09

    瀬里香「……あ、男子生徒」
    星乃「そりゃあいるでしょ。うちは過疎化しちゃって5人だけだったけど」
    野々美「なんというか珍しく見えちゃいますね。男の人は先生や管理人のおじいさんがいただけでしたし」
    瀬里香「そうね…。」
    星乃「あっ、そういえばだけど私達のところに転校生来るらしいよ。」
    瀬里香「えっ。誰?」
    星乃「白子ちゃん野々美ちゃんと同じ2年生の…なんと男子!」
    白子「へぇ。」
    星乃「あと、うちの高校に他校からも何人か移動するみたい。なんかマンモス校ゆえなのか人口爆発で有美土巣へ転校するんだってさ」
    瀬里香「へえ〜。なんか昔パパ達が言ってたマンモス校時代のアビドスみたいになるってわけね。」
    星乃「いや〜私が若い頃はね、色々あったんだよ」
    瀬里香「ちょっと私達と年齢大して変わらないじゃないの先輩。」

    白子「凄いね。(あっちの私達とは真逆なんだ…。何でだろう、喜ぶべきなのに、何でもやもやしてるのかな)」

  • 27二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 19:29:02

    一応、アニメ参考にしたらロボの不良とかいたし獣人の学生とかもキヴォトスにはいるんだろうな…
    それがこっちでは普通の男子生徒になってる感じか

  • 28二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 19:36:07

    星乃「とは言っても、手続きがまだ完了してなくて当分有美土巣は私達と転校生くんだけだけどね。」

    瀬里香「何してんだか。大人なのに頼りないわね」

    星乃「大人だって、私達と大差ないんだよきっと。そう、坊やなんだよ…」

    瀬里香「何それ?サングラスなんかかけて?」

    星乃「え?知らない?昭和のアニメであるんだよこういうの」

    瀬里香「おじさん」

    野々美「夢先輩の言ってた通りおじさんですね〜」

    星乃「えー」


    白子「ところで転校生ってどんな人?」

    星乃「男子ってことくらいかな。でも、うちの高校の制服着てると思うからその人がそれじゃない?」

    白子「…それってアレ?」


    人集りが集まっていた。

    死体だ、救急車と他校の生徒達が集まり端末を片手に焦っている。だけど誰も想定外の事態に何かできるわけでもなくて、救急車と言った人も言うだけで呼べていない。

    万が一遊んでるだけだったら、悪ふざけだったら等余計な考えがそうさせるらしいけど、実際はどうなのか分からない。

    ただわかっていることは、私達の学校の制服着てるということ。


    星乃「そーそーアレアレ〜…ええっ!?」

    野々美「い、行き倒れですか!?」

    瀬里香「ええ!?…えーっと、dice1d3=1 (1)

    1い、医者ぁ!!

    2お、落ち着いて!問題になる前に揉み消すのよ!

    3…ど、どいて!どいてください!…えーっと、AED!

  • 29二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 19:40:47

    何か野次馬しか集まらんのキヴォトスの名残りみたいなの残ってるわね

  • 30二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 19:59:51

    実際こういうの多いとは聞く

  • 31二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 20:03:13

    白子「…死んでる?」

    「あ、あの。AEDとりあえず持ってきたんだけど彼大丈夫?」


    うつ伏せ状態で倒れているからどんな状態かわからない。無理に動かすといけない。どうすれば…

    「う…ぅぅ…」

    声がわずかに聞こえる。

    白子「大丈夫?」

    「…ぁ」

    白子「何?」

    「dice1d3=1 (1) 」

    1食べ物…お腹すいたぁ…

    2のど…かわいたぁ…み、水…

    3…アヌビ…ス…

  • 32二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 20:34:00

    白子「…エナジードリンクならあるけど」
    転校生「ありがとう…」
    白子「(あれ?これって夢で見た…)」

    夢の私も状況は違えど、行き倒れを見つけた。
    あの時も今みたいな通学路。
    そして、初めて見る大人の人
    でも目の前にいるのは同年代の男子。

    偶然なのかそれともあれは私の予知夢なのか分からないけど、見捨てるという選択はなかった。
    不思議と、まるでそういう台本を叩き込まれたみたいに私は行き倒れしてる男子生徒にエナジードリンクを渡した。

    白子「どうしてこんなところで倒れてたの?」
    転校生「道迷って、ご飯食べるのも忘れてて…」
    瀬里香「…大丈夫なのこの人?」
    白子「とにかく連れて行こう。…軽いんだね」
    野々美「でも荷物はちょっと重たいですね。」
    瀬里香「大丈夫野々美先輩。私も持つか…!重っ!!何入ってるのこれ!?」
    転校生「タブレットと画材と…絵の具とスプレーと…あと色彩検定の過去問と」
    瀬里香「多いわよ!!」

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 20:36:20

    ダンベルにひいてたけどノノミはやっぱりパワー系なのか

  • 34二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 20:51:56

    有美土巣高等学校
    新校舎

    星乃「…と、先生は先生でごたついてるから私達で回してってさ。ようはあっちにいた時通りだよ〜。」
    彩音「今日は初日なのでグループディスカッションだけみたいですからそういうのもあるのかもしれませんね。」
    瀬里香「まあいいけど…。とりあえず、誰から名乗るかと言ったらまあ、アンタよね」
    転校生「…だって」
    野々美「私ですか〜瀬里香ちゃん」
    瀬里香「アンタよアンタ!行き倒れてたアンタ!」
    転校生「あ、僕だったんだ 
    瀬里香「あんた以外誰がいるのよ。…すっごいマイペースね」
    星乃「それじゃあ気を取り直して、君の名前は?」
    転校生「ミサキ ウミ。」
    星乃「うみ君?漢字だとどう書くの?」
    転校生「見先 生望。」
    星乃「こう書くんだ〜。それにしても女の子みたいな名前だね。」
    転校生「どっちに生まれても通じるようにって。」
    星乃「へぇー。…ねえ、先生って呼ばれたことない?」

  • 35二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:01:29

    転校生「…センセイ?なんで」
    彩音「…あー。」
    野々美「…ふふっ、確かに先と生で先生って読めますね」
    転校生「一度も呼ばれたことないけど…センセイか。」
    白子「先生?」

    先生。
    夢の私があの日、初めて出会った大人の人。
    名前は思い出せないけど、自分を先生と名乗っていた。
    この腹ペコは…夢で見た「先生」と全く似てない。
    まず大人じゃない。

    「先生…僕は先生じゃないよ」

    うん。
    それにいきなり子供が先生って呼ばれたら困るはず。
    だから話はこれでおしまいだと思った。

    「先生っていうのは、子供達を守る強い責任を持った人のことだよ」

    この一言を聞くまでは

  • 36二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:15:26

    白子「ねえ、あなたは夢を見たことある?」
    転校生「夢?」
    白子「うん。例えば、銃を持った学生」
    転校生「アサルトライフルが2丁、ハンドガン、ガトリング、ショットガン」

    アサルトライフルが2丁。銃について分からないけど、私と瀬里香は同じ形の銃を持っていた。

    白子「身体が現実と違って」
    転校生「狼や猫耳、エルフと普通の耳が2人」

    これも夢の中の私達。

    白子「…頭に天使の輪が」
    転校生「ヘイロー。水色と赤と桃色と瞳のような薄桃色、黄緑」

    これも同じだ。
    夢の中のみんながつけていた天使の輪の色。それに星乃先輩のについては形まで知ってる

    白子「…なんで知ってるの?」
    転校生「前から見えたから。」

    目の前の男子生徒は表情を一切変えず、落ち着いた状態で淡々と言う。まるで見えてるのが当たり前のように。

    転校生「いつから見えるの?」
    白子「…少し前から。前の学校校舎で過ごす最後の1日の前日の夜に見た」
    星乃「…待って待って!全然わからないよ!ねえ、白子ちゃんもどうしたの急に!?」

  • 37二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:22:22

    〝向こう側〟が見える男女2人…なんかHだ

  • 38二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:32:54

    彩音「…つまり、2人は同じような夢を見ていたということですか?」

    星乃「まあそうなるのかな?…私達は見なかったけど。ところで君はその〜…先生っていう人の視点で夢を見てるの?」

    転校生「そうなると思う。いつも、みんなとは違う人達と出会っていたから。」

    白子「私もそう。夢の世界の私が見てるものを見ていたと思う。いつもみんなと先生としか会ってないから」


    瀬里香「にしてもそんな事があるの?偶然で任せが当たっただけなんじゃ」

    野々美「そういうのはいけません!それに確かめるならあの方法があるじゃないですか。えーと、センセイ!」

    転校生「…僕?」

    野々美「はい。そのほうがなんだかシックリするので。センセイが見た夢の中の瀬里香ちゃんはどんな人でしたか?」


    センセイ「…君はdice1d6=3 (3)

    1ツンデレ猫耳で平成の漫画みたいだった。

    2詐欺に遭ってた。幸運のブレスレットとかコテコテなのに

    3銀行強盗に加担してたしお金を持ち帰ろうとしてた

    4ラーメン屋でアルバイトしてたし朝からラーメンを奢ってくれるいい人だった

    5…ムッ殺すって言われたのは覚えてる

    6眼鏡の君とアイドルになってた

  • 39二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:34:06

    一致しよった

  • 40二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:41:25

    彩音「証明完了…しましたね。」
    星乃「はい。センセイ君の言ってることは100%事実ってことで。」
    瀬里香「ちょっと待って!私のイメージが銀行強盗犯になってるんだけど!」
    センセイ「因みにあの時の光景は印象的だったから夢から覚めたあと描いたんだ。見て」

    瀬里香「え〜。絵うまいじゃない!それにカッコいい台詞…って!何描いてるのよ!てか馬鹿!!向こうの私も馬鹿!」

  • 41二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:50:26

    瀬里香「…もう終わりよ!学生の身分で銀行強盗なんてもう社会的に死んだも同然じゃない!!」


    センセイ「でもちゃんと理由があってやってる。だから、嘆かないで。それに向こう側の存在は似てるけど全くの別物。」


    瀬里香「…そうは言っても」


    野々美「そうですよ瀬里香ちゃん。気を落とさないでください。落ちる時は一緒に落ちましょう」

    瀬里香「励ましになってませんよ野々美先輩…。てか、野々美先輩はどうなのよ?」

    野々美「え?」

    センセイ「…君はdice1d6=3 (3) 」

    1ガトリングを撃っていたね。それも手ブレもせずに、すごい力持ちだった。

    2覆面被ってクリスティーナを名乗ってた。あとダンベルを爆買いしてた

    3水着を着てもガトリング振り回してたし、覆面被ってたよ

    4アイドルになってた。アイドルになること…もしくはアビドスのみんなをアイドルにすることに熱心だった

    5実家のことで一度事件になってた。執事さんの様子がおかしくなったり大変だったね

    6……実はアビドスじゃない別の学園に入る予定だったけど辞めた

  • 42二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 21:52:05

    野々美「私たちの青春…覆面と犯罪ばっかりすぎませんか?」
    センセイ「向こう側じゃ当たり前だったよ」
    瀬里香「どんな当たり前よ!こっちじゃ単なる犯罪者よ!」

  • 43二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:00:27

    星乃「ますますセンセイ君の言葉が現実味を帯びてきたね」
    彩音「常識的にはありえないのですが、これはもう認める以外ありませんね。…本当にあるんですね。こんなことが」
    星乃「だね。それじゃあ、これでグループディスカッションは終了というこ」
    野々美「逃がしませんよ〜」
    星乃「うへっ!?」
    彩音「せ、瀬里香ちゃん!?」
    瀬里香「私達だけ犯罪者のレッテル貼られて終わりなんて嫌なの!」
    野々美「有美土巣は一蓮托生なんですよね?星乃先輩」
    星乃「ま、待って野々美ちゃん。私はほら、スーツの男に捕まったってあるし」
    野々美「問答無用です。」

  • 44二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:05:34

    星乃「お、お手柔らかに」

    センセイ「君は…向こう側だとかなり縁が出来てたと思う。」

    星乃「そうなの?」

    センセイ「うん。それと…僕からすると君はdice1d10=1 (1)


    1ショットガン持って覆面して銀行強盗してた

    2水着着てハンモックに寝そべって誘惑してた

    3サイヤ人みたいに敵を蹴散らしまくってた

    4日曜日のヒーローみたいに姿を変えたりして戦ってた

    5スーツ姿の男に捕まってた

    6…神様になってた。

    7みんなと水族館行ってて、魚について解説してた

    8ホームレスみたいな奴とかスーツの男とかに絡まれてた

    9意外とイケボ

    10なんか過労手前まで前線で頑張ってた

  • 45二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:11:02

    星乃「…このあとみんなで覆面買いに行く?」

    彩音「いや待ってください!私は…私は多分犯罪は犯していないはずです!!ヘリコプター動かしたとしても何か理由があったはずです!…だからその…」


    センセイ「君は…ここと同じでみんなのまとめ役や司会進行をしてた。それと、向こう側ではdice1d9=9 (9)


    1エルフになってたけど真面目で何も変わってなかった

    2水着着てヘリを乗り回してた。それも何発もミサイルを撃ってた

    3覆面してみんなに銀行強盗指示をしていた。

    4星乃相手にヘリ3台操って負けてた

    5アイドルになって瀬里香とデビューしてた

    6TRINITYの…多分あってたら花子って人にロックオンされてたよ

    7宇宙船を動かすオペレーターになってたかな

    8星乃と本気の喧嘩してた。星乃が押されるくらいのオーラ出してね

    9ちゃぶ台返しをしまくってた

  • 46二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:18:54

    星乃「あっちもこっちも変わらないね」

    彩音「ちょっと待ってください!!」


    白子「ん、これは認めざるを得ない。でもその中で私だけはいつも通りロードバイクという趣味に費やしていたんだね」

    彩音「センセイ、白子先輩はどうでしたか?」

    白子「んっ!!」

    野々美「ここまで来たら白子先輩もこの腹ペコから見た白子先輩を聞くべきじゃない?」

    白子「ま、待って。腹ペコもまだ準備万全じゃ」


    センセイ「白子は…」

    白子「ん!!!」

    星乃「さあ、聞かせてよ」

    センセイ「白子は…君は…dice1d9=7 (7)


    1趣味のロードバイクを楽しんでた

    2銀行強盗をしていた。リーダーとしてね

    3水着着てカジキを釣ってた

    4アヌビスになっていた。もしくは神様のような存在に

    5…沢山のものを託されて大きくなった

    6銀行強盗の計画を趣味にしてた。ヤバい

    7記憶喪失で星乃と野々美に育てられていた…らしい

    8地下生活者を脅していた。二度と地上へ出さないようにするために

    9宇宙船でもう1人の白子と戦っていた

  • 47二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:21:02

    急に出てくるお労しいヤーツー

  • 48二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:23:44

    放課後

    星乃「…覆面買いに行く?」
    野々美「可愛いのありますかね?」
    彩音「本当に買うんですか?」
    瀬里香「別に買わなくていいでしょ。…それよりもアレって」
    星乃「本当そうだよね。でもそうなると、向こう側の私達って何者なのかな?単なる犯罪集団って感じじゃなさそうだよね。」
    野々美「最後にセンセイの言っていた白子ちゃんのこと。記憶喪失で私と星乃先輩で育てていたっていうの」
    星乃「…でもうちの白子ちゃんはちゃんとお母さんもお父さんもいるし全然違う。それに生き別れの姉妹がいたなんてのもない」
    瀬里香

  • 49二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:30:30

    瀬里香「…そういえばだけどあの腹ペコ、今何してる?」
    星乃「確か絵を描くって何処か行ったね」
    瀬里香「…薄々気づいてたんだけどこの前旧校舎に絵を置いていったのってアイツだよね?」
    野々美「やっぱりそうなりますよね…」
    星乃「二人が見た向こう側の世界を描いたってことなのかな?」
    彩音「でもこの絵にあるのはどう見ても私達の似顔絵ではありませんよ。どちらかと言えば、何かのモチーフを描いているというか」
    星乃「…2人が見ている世界は似てるけど何かが違うってことだろうね。」
    瀬里香「ますます分けわからない」
    星乃「でも私達全員銀行強盗犯だったのは変わらないよ」
    瀬里香「それがノイズになってて余計ややこしくなるのよ…」

  • 50二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:36:51

    瀬里香「…あーもう訳わかんない」
    星乃「こうなったら時間が流れるのを待つしかないかな?センセイ君が喋るまで。それか忘れる?」
    瀬里香「いや無理でしょ。あんな無駄にインパクトあるの」

  • 51二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:51:06

    土手

    1日が終わった。
    憂鬱さをかき消すような出会いがあっても、それは一瞬だけ。こうして今も得体のしれない憂鬱が私の脳内に急に現れて、内側から蝕んでいく。

    あの時、私達は何かできたんじゃないか
    あの校舎を、私達の特別な空間を守るために何ができたんじゃないかって。
    だけど、思いつかなかった。それを実行しようとしても子供が頑張って考えた程度の策だけで何も変えられなかった。

    もしもあの時、別の選択を取れていたら
    あの時、諦めず何が何でも抗う姿勢を見せたら
    あの夢の中の私のような思い切りの良さがあれば変わったんじゃないか。

    もう過ぎたことを今も
    ずっと、ずっと
    みんながなんでもない顔してる間も
    私は
    ずっと、ずっと、ずっと
    悩み続けるんだ。

  • 52二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 22:53:48

    「君は、シロコはどうしたい?どうしたかったの?」

    声が聞こえる。
    向こう側、夢の世界の私が誰かを見ている。

  • 53二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 23:06:00

    「君は白子であってシロコじゃない」
    あの声をかき消すように転校生…もといセンセイが隣にいた。

    「何を描いてるの?」
    「夕焼け」
    アクリル絵の具で躊躇いなくホワイトボードに色をつけていく。無地の世界に少しずつ彩りがついていく。
    そこに迷いはない。

  • 54二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 23:16:29

    こういうの大好き、期待の保守

  • 55二次元好きの匿名さん25/07/02(水) 23:37:36

    いいね、なんかこの空気感好きだわ

  • 56二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 06:51:30

    でもセンセイの描く空にはここにはない光輪が輝いていた。

    白子「ここに光輪はないよ。」

    センセイ「そうだった…。ここはあそこじゃない。」


    光輪を赤と青で塗りつぶし、私達の世界の景色になる。


    センセイ「ヘイローのない世界とヘイローのある向こう側、君はどっちが好き?」


    突拍子もない質問がとんでくる。

    そんなの考えたこともない。


    白子「…dice1d3=3 (3)

    1こっち

    2向こう側

    3わからない

  • 57二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 06:55:08

    センセイ「そっか。」

    白子「ならセンセイは?」


    仕返しに質問した。


    センセイ「僕は…dice1d3=1 (1)

    1ここが好き

    2向こう側

    3僕もわからない

  • 58二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:14:00

    このレスは削除されています

  • 59二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:16:13

    センセイ「今僕たちがいるのはここだけだから。どんなに向こう側が見えても僕達の世界はきっとここだけ。」

    そうセンセイは無表情に、絵の中の空を見ながら言う。
    私に目線を合わせることはなかった。

    センセイ「君は向こう側の自分をどう思う?」
    白子「そういうそっちは?」
    センセイ「あれは僕じゃない。ただ見えただけ。」

    表情は見えないけど、何処か冷たく言う。

    センセイ「僕はあの人の瞳を借りて向こう側を見ているだけだから。僕じゃないんだ」

  • 60二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:24:20

    覆面だらけの青春

  • 61二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:50:44

    もしかしてメビウスの宇宙を越えていらっしゃる?

  • 62二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:27:35

    センセイ「それと僕は、忘れたくないから描いてる。」
    白子「忘れたくないから?」
    センセイ「夢はいつか消えるから。最初は向こう側に夢中になっていく。現実とは違う向こう側の世界に夢中になって、同じ向こう側を見た人達を見つけて、それを誰かと語り、そして絶対に忘れないって言う。」

    白子「うん。」

    センセイ「でも、いつか夢は終わる。そしてみんな、あんなに大切だったはずなのにまるで最初からなかったみたいに忘れるんだ。昔大切にしていたおもちゃや人形みたいに。」

    さっき塗りつぶした光輪を再び描き始めた。

  • 63二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:41:12

    >>53

    ホワイトボード→☓

    キャンバスボード→◯



    >>62

    夢の世界の自分を認めたくない、だけど忘れたくないって我儘なんじゃないの?私にはそう言っているようにしか聞こえない。

    結局、私の中にある鬱陶しさは消えない。

    何もわからないまま、また1日が終わる。

  • 64二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:57:15

    有美土巣メンバー(5)

    せりか

    あのあと何か話した?


    シロ

    色々。でも結局のとこ何も分からなかった。強いて言うなら、夢の世界を忘れたくないから絵を描いてるだけだって


    ののみー

    へー。

    なんかロマンチックですね♪


    ホシノ

    今日も夢見るの?あの夢


    シロ

    分からない。見れたらまた話す


    せりか

    今度は変なもの以外でね


    彩音

    ところで白子先輩はどれにしますか?

    Amazon.co.jpamzn.asia

    シロ

    …青はないの?

    というか、買うんだね


    ホシノ

    空前絶後の覆面ブーム

  • 65二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:59:53

    センセイは大人じゃなくて子供だからな

  • 66二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:10:02

    有美土巣メンバー(5)
    シロ
    そういえば、センセイは柿トークグループに入れた?

    せりか
    誘う前にすぐに消えて駄目だった。そういう白子先輩は?

    シロ
    …忘れてた

    ののみー
    明日誘いましょう。

    せりか
    と言うか捕まえよう。なんかすぐ消えそうだし。

    ホシノ
    それじゃあ今日はこれでお開きだね。もう遅いしおやすzzzz

    せりか
    (寝るマークのスタンプ)

    ののみー
    (サンリオのお休みスタンプ)

    彩音
    お休みなさい

    シロ
    (お休みスタンプ3連打)

  • 67二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:28:19

    カカオ→モモ→柿

  • 68二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:37:35

    センセイはスマホ持ってなさそう

  • 69二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:38:20

    なんだ、ダイス進行になっちゃったのか

  • 70二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:48:12

    またあの夢だ。
    私があの夢を見る時、いつも砂漠の世界にいる。
    鳥取の砂丘というよりも写真で見たことのあるエジプトの砂漠地帯のように生物の1つも感じ取れない世界
    暑さは感じない。
    だけど、この青空と太陽は見ているだけでうんざりしそうになる。日本の暑さなんて比じゃない。なのに夢の私は年中マフラー巻いてたっけ。何か肉体構造レベルで違うのかな。もしくは保冷剤でも仕込んでるのかもしれない。
    もし出会ったら借りよう。これは夢だし、私が私のものを使うんだから盗んだことにはならない。

    なんて考えている内に景色がまた変わった。
    教室で夢の世界のみんなが何か話している。
    そして、あの先生もいた。
    何か会議をしているみたいで盛り上がってる。
    私や星乃先輩が犯罪提案して野々美がアイドルの話、今度は彩音と瀬里香をデビューさせる計画らしいが却下。そして瀬里香は騙されたせいか堅実にバイトの提案をした。見るからに危険なもの。
    最終的に彩音がキレて閉幕。
    この前見たのとあまり変わらない。

  • 71二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:00:47

    そして、今日もいつ終わるかもわからない学校のために夢の世界の私達は頑張っていた。
    途方もない額の借金のために自分達の時間を削ってまで。
    勉強よりもアルバイト、賞金首稼ぎ、先生の仕事の手伝い。
    特に先生の手伝いに至っては学生がやるものではないような計算だったり書類整理にと社会人みたいなことしてる。

    私達の世界とは違いすぎる。
    怖いことも平気でやってるし撃たれても痛い程度で済ます。
    爆発に巻き込まれてもすぐにやり返したり、無茶苦茶。

  • 72二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:04:05

    …いいなぁ


    向こうの私。

  • 73二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:07:47

    >>59

    >>62

    「あの人の瞳を借りて向こう側を見ているだけ」「向こう側の世界を語り、忘れないと誓っていてもいつか夢は終わり忘れ去られる」か...そうかもしれないね...

  • 74二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:21:33

    私も貴女みたいになれたら、あの校舎を守れたのかな?

    5人しかいなかったけど楽しかったあの時間をもっと作れたのかな?

    あの時、意地でも学校を存続させたいって言えば変わったのかな?

    もしもシロコみたいに大人達の作った都合や環境に負けないところがあったら私はきっと

    学校を、みんなとの時間を守れたのかな?

  • 75二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:38:55

    このレスは削除されています

  • 76二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:52:00

    手が延びる。
    この扉を開いた先に私が、シロコがいる。
    私が貴女になればきっと何か変わる。
    変わるはず!!

    「君は白子であってシロコじゃない」


    背後から見先生望の言葉が弾丸のように私の胸を貫いた。
    比喩じゃない。
    確かな痛みがある。
    でも、胸をさわっても血は流れていない。
    なのにどうしてこんなに痛くて、苦しいんだろう。

    「…なんで」
    撃たれるってこんな感じなのかな、なんて言葉をこぼすと段々意識が薄れていく。
    死ぬってこんな感じなのかな、なんてドラマみたいな台詞が口に出て、視界は見慣れた天井が映った。
    でも視界がぼやけている。

    頬を暖かい水滴がつたい、現実に戻されたのだと痛感する。

  • 77二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 21:27:14

    白子「あれはどう言うことなの?」
    センセイ「…言葉の通りだよ。白子はシロコだけどシロコにはなれない」
    白子「でもあれは私」
    センセイ「そうだけど違う。それに僕は昨日、向こう側を見ていない」

    星乃「おっはよ~…ってどうしたのに2人とも。」
    彩音「あっ、おはようございます星乃先輩」
    星乃「あれ喧嘩?原因は?」
    白子「ん(センセイを指差す)」
    センセイ「白子」
    星乃「…仲いいじゃん」
    白子「よくない!」
    センセイ「……」
    野々美「凄く驚いてますね」
    瀬里香「2人とも子供じゃないんだから…」

  • 78二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 21:41:03

    星乃「なるほど、つまり白子ちゃんが見るあの夢の中の…シロコちゃんにはなれないって言っちゃったのが今になって喧嘩の原因になったと…若いねぇ」
    瀬里香「たいして変わらないでしょ」

    センセイ「僕は間違ったことは言ってない。」
    白子「私はシロコになれる。あれは私」
    センセイ「できない」
    白子「できる。」
    センセイ「ならなくてもいい」
    白子「ならなきゃ駄目なの」

    彩音「お、落ち着いてください!」
    星乃「こりゃあ大変だぁ、こんな喧嘩初めてだよ~。」

  • 79二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 22:49:50

    センセイ「ならなくていいんだよ。あれは向こう側の白子たからであって君は白子。向こう側のシロコになれば変わるわけじゃない。」
    白子「でもあの世界の私みたいに私も強かったらあの校舎を守れたかもしれない。そうだよね?」
    センセイ「ここは向こう側じゃない。向こう側と違ってここには先生のような大人はたくさんいる。子どもが必要ない責任を負わなくてもいいように」
    白子「どういうこと?」

    センセイ「向こう側はネバーランドのように子供達が世界の中心にいる。だからここと違ってみんな自由で強さが物を言うくらいにはシンプルにできてる。でも、必要のない責任も背負わなければならないんだ。学校という存在もそう。ここみたいに大人達が子供を守ってくれない。全てを決める自由と不自由が絡み合った歪な世界。」

  • 80二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 23:00:11

    >>79

    白子「じゃあ無駄だって言うの?」

    センセイ「…君だけが強くなっても駄目なんだ。でも…」 


    白子「…もういい」


    星乃「あちょっと!?白子ちゃん!」

    野々美「白子ちゃん!何処へ行くんですか!」


    センセイ「…白子。」

    瀬里香「何してるの追いかけるわよ!白子先輩、ほっとくとありえない距離まで移動しちゃうくらい行動力ヤバいんだから!」

  • 81二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 07:50:12

    自転車に乗り、行く宛もなく漕いでいった。
    チャイムがなり、後から鞄を忘れたことを思い出しても戻る気になれなかった。
    初めてサボる事にちょっと罪悪感はあったけど、久し振りに鬱陶しさが消えて脳がクリアになった気がする。

    あの日も今日みたいに思い切ればよかったんだ

  • 82二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 07:58:00

    白子「……納得いかない」

    私の自由はあっけなく終わった。
    理由は単純、タイヤがパンクしただけ。
    たったそれだけのことで躓いて動けなくなり、近くにあった喫茶店で適当に選んだジュースを飲んで景色を眺めている。
    この行動はこれまでの自分への抵抗なのか分からない。
    我ながら意味不明な行動をとっているという自覚はあるし、誰かにとやかく言われたら言い訳はできない。不満には思うけど。

    「あれ、白子ちゃん」
    白子「…夢先輩?」
    夢「どうしたの白子ちゃん。学校は?」
    白子「…卒業した先輩には関係ない」
    夢「あれ〜久し振りの反抗期モードかな〜?」
    白子「そういう夢先輩は学校いいの?」
    夢「ふふん。大学生は学校に行く日を調整できるのです!今日はお休みなんだよ〜」

  • 83二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 09:14:27

    夢「…何か嫌なことあったの?」
    白子「…」
    夢「あー、星乃ちゃん?白子ちゃんが今ね」
    白子「!!まっ」
    夢「ふふ、冗談だよ。…話聞かせてくれる?」
    白子「…大したことじゃないよ。」
    夢「大丈夫。それでも困ってるなら私は助けになりたい。私はいつだってみんなの先輩だから」
    白子「でも少し頼りない…」
    夢「ひぃん…。相変わらず容赦ないね白子ちゃん」

  • 84二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 18:10:18

    ん、保守する

  • 85二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 18:16:52

    この白子、もしかして色々混ざってる?

  • 86二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 21:17:09

    夢「…そんなことあるんだ」
    白子「うん。」
    夢「すごいね…。別の世界の私達が見えたんだ。凄いよ白子ちゃん!」
    白子「信じてくれるの?」
    夢「信じるよ〜。だって、白子ちゃんが自分の目でちゃんと見たんでしょ?だったらそれを否定なんてできないよ。」
    白子「夢先輩、社会に出たら危ないよ?」
    夢「あれ?私、白子ちゃんに注意されてる?」
    白子「でもありがとう」
    夢「う、うん!でも珍しいよね。白子ちゃんがそんなに学校が大好きだったなんて」
    白子「珍しいかな?」
    夢「珍しいよ。だって普通は学校いくの面倒だな〜とか勉強やだなとかサボろう!とか別にって答える子とかがよく見かけるから。あとテレビドラマとかでもあるよね」
    白子「まあ確かにそうかも。」
    夢「でも全然いいことだよ。学校が大好きなのは。それだけあの場所が白子ちゃんにとって大切なんだよね」

    白子「」

  • 87二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 21:33:19

    誰にだってテリトリーはある。
    狼や猫達のように人間にだって、世間が言う多感な私達みたいな学生にだってそれはある。
    どこかの廃墟や昔作った秘密基地、公園、トイレ、自室、ベッドの中と色々あるように私にとってそれはあの旧校舎がそれにあたる。

  • 88二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 21:41:29

    そこに特別な何かがあるわけじゃない

    少し古びた教室独特の香り
    そこから見える窓の景色
    足の踏み心地

    そして有美土巣高校のみんな。
    星乃先輩、野々美、瀬里香、彩音。
    4人があの空間にいる。
    それだけで私は幸せで身体が軽くなる。

    何かドラマがあるわけじゃない
    昔いじめられていたからあの空間が特別ってわけでもないし、親と関係が悪いわけでもない。自慢じゃないけど他の同世代よりは仲が良いと思う。

    ただ単純にあの空間が好きなんだ。
    あそこで過ごす時間が私を私にしてくれる。
    きっと夢の世界の私もそんなはず。

  • 89二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 21:48:04

    私が私らしくいられる空間。
    私の好きが集まった奇跡のような場所。

    だけどそれはある日奪われた。

  • 90二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:17:02

    大規模な土砂災害。
    去年の秋、私達の地域に大規模な土砂災害と落雷が発生した。
    幸い、死者は出なかったけどそれは一時期新聞に大きく掲載されるほど被害は甚大だった。

    木々で生い茂っていた山の一部は豪雨により削りとられ、民家があった場所は泥に飲まれ、車はあっけなく遠く離れた場所で流される。

    学校も例外じゃない。
    数年前から老朽化に悩まされていた矢先の災害。

  • 91二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:33:21

    そして校舎は
    私の世界があっけなく消えた。

    勿論、私達は抗議した。
    ここがなくなるなんて耐えられない、まだここでみんなと過ごしたいって。

    だけど大人達は
    「それはできない。危ないから」
    「残念だけど予算がない」
    「古くなっていて限界だったんだ」
    「もうこの校舎は頑張ったんだ。休ませてあげよう」
    「それに隣町に新校舎ができるようになった。そこで残りの学生生活を過ごしてほしい」

    ありきたりな大人の言葉。
    それは夢の中に出てきた大人達みたいな悪意的なものがない、誰もが持つありふれた善意からのものだった。
    だから日に日に反対することができず、ズルズルと過ごし、何もできないまま今日まで来てしまった。

    どうあれ、結論はお気に入りの場所がなくなって拗ねていただけ。折り合いがつけれないまんま。

  • 92二次元好きの匿名さん25/07/04(金) 22:45:15

    夢「…白子ちゃん、本当にあの校舎が大好きなんだね。」
    白子「…」
    夢「好きなものに理由なんてないもんね。でも1つだけいい?」

  • 93二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 07:26:55

    夢「…色々話を聞かせてもらって思ったんだけど、白子ちゃんは夢の中の自分みたいになったとして、あの校舎を取り戻したとして本当に居場所を取り戻したってことになるのかな?」
    白子「うん」
    夢「でも私はね。白子ちゃんが欲しいのはあの場所だけじゃなくて、みんなと一緒にいるということだと思うの」
    白子「…」

    あの場所、あそこが私の世界。
    だから…えっと
    言葉が詰まる。何か言おうとしていたのに、言えなくなってしまっていた。咄嗟に思い浮かんだ言葉を飲み込む。
    多分口に出したら後悔する。

    夢「間違ってたらごめんね。でも、もう一度みんなと話してみたらどうかな?1人になっちゃって、辛い思いを引きずらないために。…寂しいもん」

  • 94二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:13:57

    あの5人がいる場所だから価値があったんだよな。
    始まりは違ったと思うが

  • 95二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 09:30:24

    白子「ありがとう先輩。いってくる」
    夢「あー…そのー、それなんだけどね。その必要ないかも」

    窓の外を指差す。

    野々美「見つけましたよ白子ちゃん」

    笑みを浮かべた野々美がガラス越しに映っていた。

    白子「の、野々美…さん」
    野々美「探しましたよ、白子ちゃんハァ…ハァ…。」
    白子「な、なんで分かったの?」
    夢「ごめんね。星乃ちゃんから白子ちゃん見かけたら教えてって言われてて…ごめん!」
    野々美「丁度近くにいたのが私だったんです。…てなわけで白子ちゃん、ちょっとお時間もらいますね?」

  • 96二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 09:52:17

    カフェ

    星乃「さてと全員集合したし…まあとりあえず今日はみんなでサボろっか。」

    瀬里香「…い、いいの?」

    野々美「いいですね。なんか青春って感じがします。」

    瀬里香「じゃ、じゃあ…ここまできたら盛大にいこうじゃないの!ね?彩音ちゃん」

    彩音「わ、分かりました。つまり連帯責任ってことですね。」

    星乃「あとで全力で謝ろうか。ところでお話始まる前に何にする?」

    野々美「ハーブティとトーストのセットを」

    瀬里香「ホットドッグとコーラ。彩音ちゃんは?」

    彩音「私はブラックコーヒーと季節のサラダで」

    星乃「じゃあおじさんは~ビターチョコパンケーキセットね」

    瀬里香「おじさん?」

    星乃「だって瀬里香ちゃんが言うからさ。定期的に使おうかなって。で、白子ちゃんとセンセイは?」

    白子「ミルクおかわり」

    センセイ「カレー。」

    星乃「食べるねー。白子ちゃんはそれだけでいいの?気にしなくていいよ」

    白子「dice1d6=6 (6) 」

    1大丈夫

    2私もカレー。それもセンセイのよりも多めで!

    3星乃先輩と同じのが食べたい

    4野々美と同じの

    5瀬里香と同じやつで

    6彩音と同じのがいい

  • 97二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 10:00:25

    星乃「夢先輩、ありがとうございます。ほら白子ちゃんも」
    夢「私は何にもしてないよ。」
    星乃「いえ。…はい、それじゃあ食べながら本題に入ろうか。」
    白子「…みんな、ごめん。」
    星乃「うん。ちゃんと謝れたね~。んでまずは何から話そうか。んー、今回のはちょっと面倒というか訳分かんないからなぁ~。
    彩音「あの、私なりにちょっとまとめて見たのですが」
    星乃「流石彩音ちゃ~ん。」

  • 98二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 12:00:30

    彩音「…会議みたいで変かもしれませんが」
    星乃「いいよいいよ。いつもの感じでやろ」
    センセイ「いつも?」
    野々美「私達、有美土巣委員会は何かあった時はこういう風に会議をするんです。そして解決率はなんと〜100%!」
    センセイ「…アビドスと同じだ」
    白子「そうだね。それと同じでいいと思う」
    瀬里香「そこ、よく分からない自己解決しない。」
    彩音「では今回の会議の内容はこれです。」

    ①今回の喧嘩の原因について
    ②私達の知る有美土巣高等学校と白子先輩の言う夢の世界のアビドス高等学校の違い
    ③そもそも2人の見た夢の中の世界とは?

  • 99二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 12:09:19

    白子「私も夢の中の私みたいになれるはずと言ったらセンセイはなれないって否定した。」
    センセイ「確かにしたよ。白子は白子であって向こう側のシロコじゃないから。彼女によく似てるけど、白子がシロコには絶対になれない。」
    白子「でもやってみないと分からない。…もし夢の中の私みたいに強くなれたら、私だってみんながいたあの空間をもう一度取り戻せると思ったから」
    センセイ「できない。向こう側とここは世界の構造が違う。ここは向こう側とは違ってあの人のような大人が沢山いるから。学校や子供達を守る当たり前があるから、白子がシロコみたいになっても意味がないんだ」
    野々美「それ…向こう側の世界はどんなところなんですか?ネバーランドって言ってましたが」
    センセイ「キヴォトスはネバーランドのように子供が中心の世界。…もっと分かりやすく言うと、ライトノベルとかアニメ見るかな?あそこだと生徒会長や風紀委員が何でもありな権力を持ってるよね。」
    瀬里香「あー、そういうアニメあるわよね。昔子供の時に見てたのにもそんなのがあった気がする。」
    センセイ「だけどたまに、自由という鎖で人を縛りつけてる姿を見せてくる。学園都市、子供達の世界って顔をしてるのに。」

  • 100二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:13:16

    続きが気になる保守

  • 101二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 18:39:40

    星乃「待って。まさかだけどさ、警察とか医療関連とかも保育園幼稚園の先生を子どもがやってたりするのセンセイの言う向こう側って」
    センセイ「うん。中には、そういう立場になったことでまともに授業も受けれなかったり、生徒会長ってことで学園の維持とか総理大臣みたいなことをしてるところもある。アビドスは生徒会がないから無縁だった。…それ以前に借金以外にも問題はあったのも理由だね」
    星乃「冗談…じゃなさそうだね。それじゃあこういうこと?センセイが言う白子ちゃんが夢の世界のシロコちゃんになれないっていうのは、周囲の環境が適してないからってこと?」
    センセイ「そう。だからならなくていいんだ。白子はシロコに。むしろ、シロコになったら益々生きづらくなっちゃうから」
    瀬里香「…それ早くいいなさいよ!!」
    センセイ「そう言うつもりで言ったつもりだったんだ。ごめん」
    白子「そういう理由…」
    センセイ「それと、確かに僕は白子はシロコになれないって土手で言った。だけど夢の中へ追いかけてまでなんてできないよ。それ僕は昨日寝てない」
    彩音「寝てない!?」
    センセイ「向こう側の景色を覚えている内に描きたくて」
    白子「じゃあ、私の夢の中に出てきたセンセイは誰?」

    センセイ「そもそも夢って、記憶を整理するものだから向こう側を覗いた時にごちゃ混ぜになっちゃったんだと思う。」

  • 102二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 19:02:14

    夢「…つまり、白子ちゃんはここ最近風邪引いた時に見る夢を毎日見てたってこと?」
    白子「えっ…これって何かの病気?」
    センセイ「病気じゃないよ。向こう側が見えるのは病気じゃない。…ただ白子が純粋なだけだよ。だから記憶と向こう側がその時は運悪く混ざっただけ。」
    野々美「どういうことでしょう…?」
    瀬里香「多分、現実と区別がつかないくらいリアルな夢を見たせいで混乱している状態みたいなもの…じゃない?」
    彩音「ということは」

    星乃「夢の世界に入り浸りすぎて、あっちのシロコちゃんというかアビドス高校に魅入られてしまったってことでいいかな?」
    白子「…なんか私がおかしいみたいな」
    夢「そんなことない。それだけ有美土巣高校を大切にしてくれてるって気持ちは凄く伝わったよ。ありがとう。」
    星乃「そうだよ。だから落ち込まないで〜。それにほら、センセイも言ってたけどピュアピュアなんだよ白子ちゃ〜ん。」

  • 103二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 19:05:14

    彩音「とりあえず、①と②は解決でいいですか?一応さっきのでアビドス側の事情もわかりましたし」
    瀬里香「そうね。あっちもあっちで大変だったってことは分かった。」
    星乃「銀行強盗やるくらいだもんね」
    センセイ「でも大丈夫だよ。あれはお金が目的じゃないから」
    瀬里香「え?…なんだ、わけありか」
    センセイ「でも瀬里香はお金持ち帰ろうとしてた」
    瀬里香「上げて落とすなぁ!」

  • 104二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 21:57:28

    彩音「では最後に…2人の見えた世界について。そもそもどうして見えるようになったのでしょうか?」
    野々美「んー…思えばどうして白子ちゃんだけ見えたのでしょうか。私達も夢の中の世界にいるんですよね?何か条件があるのでしょうか」
    星乃「そこのところ、どうなのセンセイ」
    センセイ「…分からない。向こう側のシロコに何かあったから、それかシロコが特別だから。」

  • 105二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 22:16:12

    白子「…」

    星乃「本当に分からないの?」
    センセイ「…僕があの人の瞳を通して世界を見てるだけで全てを見ることができる訳じゃない。だから、あの人が知らない何処かでシロコに何かあったんだと思う。もしくはシロコの過去。」

    瀬里香「過去?…白子先輩はどうなの?見えるんでしょ?」
    白子「見えるようになったのは最近だし、いつも見てるのは校舎の中でみんなと話したりアルバイトしたり、先生と話をしてるときだけでそれ以上は分からない。」

  • 106二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 23:13:40

    白子「あ、そうだ。夢を見始めたのはあの校舎に通う最後の日。」
    星乃「それが答えじゃない?」
    夢「あの校舎で過ごす最後の日。」
    センセイ「向こう側だと、アビドスを諦めたとも解釈もできる。でも、なくなった訳じゃない。名前は残ってる。まだ、終わってない…と思う。」
    白子「じゃた何をすればいいんだろう?私達は」
    センセイ「…忘れないこと。ずっと覚えていること。どんな形でもいいから残すこと。誰かの記憶に残りさえすれば記録は、思い出は生き続けられる。これからもずっと」

  • 107二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 23:28:10

    瀬里香「じゃあ、あんたは忘れないためにあの絵を残したの?」
    センセイ「…向こう側と似ている有美土巣高等学校がなくなるって聞いて、どんな形でもいいから残したかったんだ。だから、あの絵を描いた。向こう側にいたアビドスの記録を。」
    彩音「…つまり、あの神様と動物の絵は私達?」
    センセイ「うん。何かないかと思って絞り出して描いてたらああなって」
    星乃「…この隼は?」
    センセイ「星乃」
    星乃「…おお~。ま、まあいいんじゃない?」
    野々美「じゃあ私は…」
    センセイ「この女神」
    野々美「この女神、私なんですか?」
    夢「…じゃあ私は」
    センセイ「この包帯巻いた男神。」
    夢「私だけなんか方向性おかしくない?」
    センセイ「向こう側の夢はこうだった。」
    夢「私女の子なんだよ!?」
    センセイ「魂というか神秘性が」
    夢「あっちの私に何があったの!?」

  • 108二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 06:52:23

    瀬里香「まあそれはいいとして」
    夢「よくないよ!」
    瀬里香「忘れないためって言ってももうあの校舎は使えないわけだしどうすればいいのよ。今さら復活なんて絶対ムリでしょ。お金ないとかそういうの聞いたことあるわよ。なんなら取り壊すためのお金も用意できないとか何とか」
    野々美「いっそ何かに再利用できたらまた変わるでしょうか。」
    センセイ「学校の形を保った状態で別の何かに生まれ変わらせるってこと?」
    野々美「はい!でも何がいいでしょうか…なるべく校舎全体をうまく再利用できたらいいですよね」
    白子「…んん」
    夢「はい」
    彩音「はい夢先輩」
    夢「喫茶店に改修なんてどう?」
    瀬里香「いいじゃんそれ!」
    星乃「確かに悪くないよでも先輩、プールとか体育館とか古い校舎だけど結構いろんな物ありましたよ。それはどうします」
    夢「あ…。夏季限定でプール解禁とか?それで小さい子たちを呼んで人気獲得するの!」
    星乃「成程〜。ところでなんで小さい子で私を見たんですか?夢先輩??」
    夢「星乃ちゃんみたいな可愛い子が集まったらなって」
    星乃「私、17歳何ですけども」

  • 109二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 06:58:46

    星乃も小さいのか…てっきりホシおじは深夜にパトロールしてるせいで身長が低いもんだと…

  • 110二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 08:58:28

    野々美「はい」
    彩音「では十六夜野々美先輩」
    野々美「校舎ってかなり特殊な構造していますよね。教室だけじゃなく、音楽室に実験室、そして何と言っても体育館。」
    彩音「確かにいろいろな設備が整っていますね。体育館も先ほどの夢先輩のでもあがりましたが持て余していました」
    野々美「なので有効活用しようと思うんです。学校をライブやイベント会場に。」
    彩音「…確かにそういう方法もありですね!」
    野々美「ですよね。じゃあやりましょう。学園アイドル」
    彩音「へ?」

    センセイ「…このメンツで?」
    野々美「そうです。学校といえば学園アイドル!宣伝も兼ねてアイドルになれば色んな人達に覚えてもらえます。」
    彩音「却下ぁ!」
    野々美「えー。真面目に決めポーズや設定も考えたのに…」

    白子「(デジャブ)」

  • 111二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 10:06:24

    瀬里香「はい」
    彩音「はい…黒見瀬里香さん」
    瀬里香「お金はどうするの?何か計画するとしても必要になりそうだけど」

    沈黙が広がった。

    白子「…最終手段として、これをつけて銀行へ」

    この前購入した覆面を机の真ん中に置いた。

    彩音「出ると思いましたよ」

    野々美「私達の青春って覆面ありきですね…」
    星乃「…行ってみる?」
    彩音「やめましょうよ」

  • 112二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 11:55:48

    会議は結局、夕方まで続いた。
    どうやってお金を集めるのか?
    結局どうやってあの校舎の事を忘れないようにするのか?
    どうすれば、周囲がおぼえていてくれるのか?
    更には人の記憶について
    有美土巣高等学校の歴史について等、段々私達が何をするべきなのかが明確になっていく気がした。
    必要ない知識も身についた気がする。

    結果、会議は全く進まず次回に持ち越し。

    でも、久し振りに楽しかった。
    あの鬱陶しいと思っていた空の景色も今じゃ素直に見ることができるくらいに。

    また明日、今日みたいな話ができたらな。

    銀行強盗は………。
    一旦閉まっておく

  • 113二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 11:57:51

    覆面水着団の精神は世界線を超える

  • 114二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 14:44:56

    身体が小さく揺れる。
    閉じていた瞳を恐る恐る開くと私は電車の中にいた。
    車両には誰もいない。
    窓の外には朝日といつも夢の中で見ていた世界の風景。
    でもあのビル群はアビドスになかった。
    ここはどこ?
    この電車は何処へ向かってるの?

    席から立ち上がるとあることに気づいた。

    あっちの私と同じ格好を今の私はしている。
    もしやと、頭部に触れると、ピクリと何かに触れて身体中がゾワリと感じたことのない感覚に襲われる。
    今度は強くソレを握るように掴むと痛覚が伝わった。
    まるでじゃない、耳をつけられたような痛み。
    これは形は違うけど私の耳だ。
    今の私には耳が4つある。

    「もしかして…」

    私の頭上には水色に光る照準の形をした光の輪が浮かんでいた。

  • 115二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 15:26:12

    入れ替わったのか?
    それとも白子だけキヴォトスに行ったのかな

  • 116二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 15:37:47

    いつもと違う。
    私(白子)が私(シロコ)になってる。

    なんで?どうして?今までこんな事なかったのに
    不安が何処からともなく現れる。
    これは本当に夢なのか。
    もしや私が今まで見ていた世界のほうが夢で私(シロコ)のいるここが本当の現実だったのか?
    分からない。

    どんなに考えても答えなんて出るわけがない。
    助けを求めようにもこの車両には誰もいない。
    誰か、誰かいないの?

    あたりを見回すと、別の車両で何かが見えた。
    何かを話し合っているように見える。
    「ねえ、誰か!!」

  • 117二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 15:45:19

    次の車両の扉を開ける。
    先程までいた男女がいない。
    「どこにいったの?」
    扉を開く前までは確かにいたはずだった。
    その証拠に白い衣服に身をまとった女性の座っていた席には血の跡が残っていた。
    「あの人怪我をして…だったら尚更動き回れるわけ無いし、そもそもあの男の人は」
    次の車両の扉窓に先ほどの男女がまた映し出されていた。
    「な、なんで?」

  • 118二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 15:48:51

    扉を開く。
    また消えた。
    女性の座っていた席には先ほどの血の跡がベッタリとついている。
    そして今度は足元にも出血をしているのか小さな血の水たまりができていた。

    「…どうなってるの」

    次の車両へ続く扉窓にまたあの2人が映っている

  • 119二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 16:07:30

    それから何度も何度も扉を開いても一向にあの二人の場所へは迎えない。
    白子「なんで…なんでたどり着けないの」

    何両目か分からない。どれだけ走ってもあの2人の元へはたどり着けず、私は再び席に座った。
    白子「…同じ場所を何度も何度も回ってる。どうしたら」

    “ごめんね。もう少しだけ待っていてくれるかな?シロコ”

  • 120二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 16:15:37

    「先生?どこにいるの?そのアナウンス、どこから流してるの?」
    “ちょっとね。でも、シロコはここを出たいんだよね”
    「うん。…なら先生も」
    “私は後から行くよ。まだ、私は出られないんだ。先に行っててくれる?あと、もう少しでシロコは戻れるから”

    先生の声はどこか寂しさと安堵が混ざりあったような声色だった。

  • 121二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 18:54:04

    白子「先生」
    “何?”
    白子「これは夢なの?それとも現実なの?」
    “私にとっては現実。でも君にとっては夢なのかなきっと”
    白子「…」
    “君はどこから来たの?”
    白子「分からない。名前がないから。でも強いて言うなら、先生のいるところとは違う普通のところかな?」
    “そっか”

  • 122二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 19:00:54

    “君のいるところはどんなところ?”
    白子「ん、そことは違って銃を持ってないし、喧嘩もしない、二足歩行の動物もいないし、性格悪いロボットもいない、星乃先輩や野々美、瀬里香や彩音がいる場所。」
    “そっちのみんなも元気にやってる?”
    白子「うん。…あと、転校生がきた。凄く変な人であだ名はセンセイ。」
    “私と同じだね”
    白子「うん。全く先生に似てないけどね。」
    “そうなの?”
    白子「まず子供だし」
    “そりゃそうだね”
    白子「何考えているかわからないし、言葉が足りないしこの前喧嘩した」
    “…仲いいね”
    白子「絶対違う」

  • 123二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 19:28:24

    白子「…そうだ。センセイ…転校生はあなたの目を借りてキヴォトスを見てるって言ってたけど何か知ってる?こうして話をしたりとかは?」
    “いや、あった事ないかな。他に何か言ってたかい?”
    白子「確かこう言ってた。夢はいつか消える。最初は向こう側に夢中になっていく。現実とは違う向こう側の世界に夢中になって、同じ向こう側を見た人達を見つけて、それを誰かと語り、そして絶対に忘れないって言う。でも、いつか夢は終わる。そしてみんな、あんなに大切だったはずなのにまるで最初からなかったみたいに忘れるって。」
    “……”
    白子「これ、どういうこと?」
    “んん…彼は他には何か言ってた?”
    白子「ううん。でも、絵を描いてる。先生の目を借りて見た世界の絵を描き続けてる。それで一睡も寝ない日もあるくらい」
    “徹夜か〜。私もよくやるなぁ”
    白子「先生も?」
    “何なら2日寝ない時もある。慣れると逆に目が冴えるんだよ”
    白子「いつか死んじゃうよそれ」

  • 124二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 20:06:23

    “き、気をつけるよ。でも絵を描いてるんだ”
    白子「うん。変な絵が多いよ。私達の絵を描いたと思ったら神様の絵を描いたり、天使と悪魔、ロボット達、美術の教科書に載ってた作品みたいな化け物とかジャンルも世界観も絵柄も変わりまくっててよくわからない。聞いてみたら、全部向こう側の景色だからとしか言わないから…よく分からないの」

    “…つまり、それだけキヴォトスの事が彼は好きなんだね”
    白子「でも自分の世界が好きって言ってた。」
    “両方好きなのかもしれないよ”
    白子「そういうものなの?」

  • 125二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 21:35:31

    “わからない…かな”
    白子「先生にもわからないんだ。」
    “ごめんね”
    白子「ううん、こっちも変な事言ってごめん」
    “そろそろ着くよ”

    電車が止まり、扉が開いた

    白子「先生」
    “どうしたの?”
    白子「また、会える?」
    “きっとまた会えるよ。どっちのシロコも私の生徒だから。”
    白子「…まるで私がたくさんいるみたいな言い方だね」
    “まあね”
    白子「ねえ、まだその景色見たことない。何が起きてるのそっち」
    “色々とね”
    白子「大人はすぐそういう事言う」
    “そっちのシロコは容赦ないなぁ…”
    白子「…それじゃあ、降りたら戻れる?」
    “うん。”
    白子「…また会えるよね?」
    “またね”

    それ以降、私は夢を見なくなった。

  • 126二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 22:17:28

    結局、先生とまた会う約束もなくなってしまった。
    それに何故あの時、私は向こうの私になっていたのかも分からない。センセイに聞けば何か分かるのかなとも思った。
    でも聞かないことにした。

    聞いたらまた私は、この前の私みたいに夢と現実の区別がつかなくなる気がしたから。

    今は夢の世界から離れてみんなのいる今を見たい。

  • 127二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 06:41:30

    どんなに憧れても、私の居場所はきっとここだけだから。

  • 128二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 07:21:37

    夢の始まりはいつも、何かを渇望している時。
    夢の終わりはいつも、何かが満たされた時。

    満たされたら後は最初からいなかったみたいに、別の色に上書きされるように消えていく。
    そうやって僕達は夢を愛して捨ててを繰り返す。
    たった一粒の存在が強くなりたい、生きたい、死にたくない、陸に上がりたいという夢を見たあの日から僕達と夢の歪な繋がりは続いている。

    変わったのは昔よりも僕達は満たされていること。
    そうすれば夢の姿形も変わる。
    別の自分になりたいとか、なりたい自分になりたいって。
    穏やかな進化…というよりは前進することを願うようになった。

    革命的で奇跡的な大きな進化ではなく、日常の小さな奇跡のような穏やかな前進を。

    それはどこの世界も同じで、向こう側の誰かも願っているのかもしれない。

    だからたまに、向こう側が見える人達が現れる。

    でも結局いつか見えなくなり忘れてしまう。
    今日もその繰り返し。

    そうやって世界は続いていく。

  • 129二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 07:45:35

    …忘れたくないな。

    僕達はいつまで向こう側を忘れられずにいられるだろう
    向こう側はいつまでもあるんだろう。

    もしかしたら、僕達が向こう側から忘れ去られるのかもしれない。

    どっちも嫌だな
    どっちも大切だから。

    忘れないために、忘れられないためにも何かを残さなきゃ。
    もしくは大丈夫だって思えるように生きていかなきゃいけないのかもしれない。

    ……先生、大人になればその答えは出ますか?
    どうかこの夢がずっと続きますように。
    向こう側を見た人達が、夢の事を忘れませんように。

  • 130二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 08:29:33

    >>129

    向こう側はいつまでも→☓

    向こう側はいつまであるんだろう→◯

  • 131二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 08:44:30

    とりあえず、白子(シロコ)が見た夢(キヴォトス)の話は一旦終わりです。
    もしもの世界を書きたくて書いてみましたが、難しいです。

  • 132二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 10:50:11

    面白かった
    現代概念はかなり貴重

  • 133二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 11:44:24

    現実とキヴォトスが交差し合う面白い展開だった。
    終わりなのかな?お疲れ様です。

  • 134二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 11:59:23

    このレスは削除されています

  • 135二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 13:26:34

    ふとした時に夢と現が切り替わる微睡の中にいるような世界だ…
    迷うと夢に入りこむけど満足して目覚めれば夢は終わる
    ゆっくり時間が流れるような素敵な物語をありがとう

  • 136二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 13:47:50

    >>131

    あ、夜になったらミレニアム編をやります。

  • 137二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 13:50:08

    >>46

    野々美「ここまで来たら白子先輩もこの腹ペコから見た白子先輩を聞くべきじゃない?」

    白子「ま、待って。腹ペコもまだ準備万全じゃ」


    ここ野々美じゃなくて瀬里香です。

    すみません

  • 138二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 20:34:32

    ミレニアム編

    アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?
    読んだことがなくても、この本のタイトルを知る人は多いと思う。
    人間とアンドロイドの違いは何かを書いたこの作品は、僕達の世界に新しい夢を見せてくれた。
    やがてその夢はAIという形で現実になった。
    そしてAIは歌やイラストを生み出すまでに至った。
    では次に何を生み出すのだろう?
    命を生み出すのだろうか?
    そうなると益々人間と見分けがつかなくなる気がする。

    見分けがつかなくなれば、どうなるだろうか?
    機械に支配されるか
    或いは手を取り合うという選択を生み出すか。
    かつて神様が一人の王様を諌めるために生み出した泥人形が人々と手を取り合う選択をしたように。

  • 139二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 20:45:34

    瀬里香「何してんの?」
    センセイ「機械やロボットについて」
    瀬里香「…前から思ってたけどこれ何?メタルコッペパン?」
    センセイ「向こう側のロボット。喋るし人間と大差ないよ。」

  • 140二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 20:48:32

    >>139

    センセイ「ちゃんとこういう姿をしてるんだ。向こう側のロボットは。脚色とかしてないよ。」

    瀬里香「ふ〜ん。…これもロボット?」

    センセイ「うん」

    白子「何の話?」

    瀬里香「白子先輩、これ何に見える?」

    白子「スーツを着たメタル厚切りソフト?」

    センセイ「…何か美味しそうに見えてきた」

  • 141二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 20:51:38

    センセイ「…もっとロボットっぽいのを描いたほうがいいのかな」
    白子「それでロボット全集なんて読んでたんだ。」
    瀬里香「まあメタルコッペパンよりはロボットって感じするわよね…ところで他にはどんなのがいるのよ。夢の世界のロボット」
    星乃「ん?どうしたの盛り上がっちゃって」
    センセイ「向こう側のロボットを見せてる。星乃も見る?」
    星乃「え〜どれどれ〜」

  • 142二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 20:56:20

    星乃「…!!」

    瀬里香「ちょっとどうしたの星乃先輩」
    星乃「はっ!…あれ?何だろう、初めて見るのに妙にイラッと来たというか…ん?」
    センセイ「…そうだった。このロボ、アビドスと因縁があるんだった」
    白子「前に言ってたアビドスにちょっかいかけてる大人?」
    センセイ「うん。あと、青春コンプレックス拗らせてた」
    星乃「なんか生々しくてやだな…」

  • 143二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 21:45:48

    瀬里香「…にしても今度は何が見えたの?ロボットについて調べだすなんて」
    センセイ「…悪夢。」
    瀬里香「悪夢?」
    センセイ「…この前見えた向こう側」

  • 144二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 21:59:41

    白子「女の子と船?」
    瀬里香「白子先輩はみたことある?」
    白子「見たことない。何これ?」
    センセイ「分からないけど、いいものじゃない。…悪夢だった。久し振りの」

  • 145二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 04:06:57

    いろんなロボ

  • 146二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 07:51:34

    センセイ「それに前に向こう側で見たときとは雰囲気が変わってた。似てるけど全然違う。前は…純粋な子供みたいだったのに今は違う。」
    白子「その時の絵はある?」
    センセイ「学生美術展に出したからない。1週間前からやってる。色んな人の世界があって面白いよ」
    星乃「へぇ。どんな絵があったの?」
    センセイ「ドット、バロック、デジタル、油、スプレーや漫画形式、沢山あった。あとは…アヴァンギャルドなのとか」
    星乃「そんなのあったっけ?」
    センセイ「みんなで行ってみる?今なら300円。ポテチの金額で入れる」
    瀬里香「安いのか高いのか」

  • 147二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 12:46:42

    アバンギャルドくん…

  • 148二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 19:58:17

    瀬里香「…色々あるわね。」

    星乃「あるね~。他校生の作品もあるから」

    白子「…」



    ニコリと制服からしてTRINITYの生徒だと思う。お嬢様という雰囲気が笑顔から出ていて、野々美もこういう顔するなとふと思い出した。

    ただ、絵は個性的過ぎてなんと言えばいいか分からない。

    このフロアだけロールケーキの絵に囲まれていた。ある意味では興味をそそる。

    ただ最初に見るものは普通の絵が見たかったので後にした。


    彩音「…こういうのもあるんですね」

    瀬里香「アヴァンギャルド???」

    彩音「…んー」

    野々美「始まりがこの子なら最新のアヴァンギャルド君はどんな子なんでしょうね」

    瀬里香「野々美先輩、気になるとこそこ?」

  • 149二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 20:26:38

    瀬里香「…色々あったけど、ところどころ凄いのもあったね。アヴァンギャルドとか、あれ分かる?彩音ちゃん」
    彩音「全く。ですが、自分の好きなものを形にできるっていいですよね。」
    白子「なんか分かる」
    星乃「おっ、多趣味な白子ちゃんにもついに絵画の趣味ができそう?」
    白子「ん、確かに興味出てきてる。でも何から始めたらいいのか分からない」

    センセイ「自由でいい」

    星乃「自由?でも描き方とか道具とか昔からある技法とか色々ありそうだけど」

    センセイ「自分達の世界を作るのに何かに縛られなくていいんだ。自由に見たものや感じたものを描いていいんだよ。なりたい自分や姿を描いてもいい。」

    星乃「へえー。自由なんだね」
    白子「…それじゃあ、道具使わないのかしてくれる?」
    センセイ「スプレー使う?」
    星乃「いきなり難易度高そうなの渡すじゃん」
    白子「……」
    星乃「それで銀行の塀に白子参上なんて描かないでよ」
    白子「…ん。」
    彩音「不服そうな顔しないでください!」
    センセイ「銀行に自分の名前を刻む…それが白子の描く世界」
    瀬里香「どっちかと言うとマーキングでしょそれ。って絶対に銀行強盗なんてしないから!!」

  • 150二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 20:35:05

    >>白子「…それじゃあ、道具使わないのかしてくれる?」


    訂正→白子「それじゃあ、最近使ってない道具かしてくれる?」

  • 151二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 21:17:16

    瀬里香「ところであんたの絵は?」
    白子「これ」
    瀬里香「…これが?」
    ラプンツェルのように髪の長い少女が沢山の手に撫でられている絵があった。
    コバルトブルーの瞳はまるで水のように透き通っており、悪意を知らない子供そのものだった。
    それもあってか沢山の手も、主の表情は見えないがきっとつられて笑顔になっているのだろうと思えてしまう。
    この子は愛されているんだと思わせるような絵だった。

    野々美「愛されていますね」
    彩音「これも向こう側の景色ですか?」
    センセイ「向こう側にいた女の子。多分誰よりも生きることを楽しんでいた。何もかもが幸福に満ち溢れていた。そして、みんなに愛されていた。あの人も含めて、みんなが大切にしていた女の子。名前は」

    「…アリス?」

    ポツリと女性の声が聞こえた。
    5人のものではない。
    彩音「貴女は…」
    「…いえ、ごめんなさい。失礼するわ」
    黒髪を振り払い、スタスタと消えていく。
    大人のような雰囲気を醸し出しているが、ミレニアム学園の制服をきていることから生徒だろう。
    星乃「…なんだろうね急に。」

  • 152二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 21:18:28

    「アリス?」
    「ねえ、この子何処かで見たことない?」
    「知らないのに知ってる」
    「……うちにこんな子いなかったよね?」
    「こんなかわいい子絶対覚えてるはずなのに。でもいないわよね」
    次第に少女の絵の周りに人が集まっていった。
    かわいいとか上手いとかそういうものではない。
    知り合いを見かけたような、友達と再開したような声。
    名前のない少女を子供達はアリスと呼び続けた。

    「みんなも、向こう側が見えたんだね」

  • 153二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 21:52:07

    優香発見

  • 154二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 02:10:25

    そりゃアリス•ケイはこっちにはいないよなぁ

  • 155二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 10:49:54

    ノスタルジーを感じるようなSS

  • 156二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 11:11:36

    >>153

    莉央かも

  • 157二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:18:38

    面白い

  • 158二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:42:44

    アリス

    ゲームが大好きでちょっと変な喋り方の女の子
    純粋で小さな子のように目をキラキラさせた黒髪の女の子
    出会ったこともないのに、なぜか私は知っている。
    それに知らないはずなのに知らない罪悪感が私を襲ってくる。
    目を閉じてもあの子の顔が現れる。
    いろんな表情、目を光らせて何かに興味を抱く楽しそうな顔
    まるで親に褒められた子供みたいな屈託のない笑み
    してやったぞ、と言いたげなちょっと得意げな表情
    そして
    自分とは関係ない意思で何か取り返しをつかない事をしたような悲しい表情
    誰かを安心させるために向けた無理してつくった笑顔

  • 159二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 22:03:12

    >>158

    あったこともない誰かの表情が私の胸を締め付ける。

    アリス、貴女は一体誰なの?

    なんで私は貴女を知ってるの?

    あの絵を見てから、貴女が私の中に生まれた。

    毎晩毎晩、貴女が現れるの。


    貴女はどこにいるの?

    私は貴女に何をしたの?

  • 160二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 00:13:57

    莉央「………」
    優香「会長」
    莉央「…………」
    優香「会長!」
    莉央「……優香。どうしたの?」
    優香「集計終わったので見ていただきたかったんです。…大丈夫ですか?珍しくボーっとしてましたけど」
    莉央「…大丈夫よ。」
    乃愛「そのようには見えませんよ。4日前から優香ちゃんや私が18回ほど声をかけても心ここにあらずな状態が続いています。」
    莉央「そんなに?…大丈夫よ。で、何かしら?」
    乃愛「…会長、今日は休んだほうが良いと思いますよ。4日前、美術展に作品を展示してからおかしいです。」
    莉央「…それは貴女達もでしょ?特に優香」
    優香「え?!…そ、そんなわけ」
    莉央「この書類のこことここ、貴女らしくない計算ミスが多いわよ。」
    優香「そ、そんなはず…あっ、あれ?なんで」
    原因は分かっている。
    あの絵だ。
    あの絵を見てから私達は、ミレニアム学園はおかしくなっている。
    一部の生徒達が私も含めて、あの絵の少女をアリスと名付けだした。偶然にしては不気味すぎる。そもそも他人の絵に名前を勝手に付けるなんて行為を普通の感性持っているなら出来るはずがない。
    あの優香でさえも、独り言を勝手に聞いて申し訳ないのだけれど、あの絵の少女を確かにアリスと呼んでいた。当人は無意識なのだろうけど。

  • 161二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 09:49:40

    保守

  • 162二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 18:19:42

    久しぶりに名SSの予感

  • 163二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 20:10:26

    アリスを描いたのは有美土巣高等学校の見先生望。
    絶妙に見かけないような苗字と女の子のような名前以外に私は彼を知らない。
    アリス、あの絵の子を知るためには彼に接触するしかない。
    どうやって接触をするべきかしら。

    ①同じ美術展に展示した者同士という繋がりを利用する
    いえ、その接触パターンは非合理的以前の問題。そもそも私は展示や館長との打ち合わせの際に彼とは会釈や挨拶程度で特に会話らしいことをしていない。
    なのに急に話しかけては本来引き出すべきアリスについてへたどり着くのにどれだけ時間を要するか
    それとも引き出せず終了する可能性もある。
    莉央「…これは図々しすぎるわね。」

    ②誘導
    彼は都希の調査によれば、平日や休日も様々な場所に現れては絵を描いている。ならばミレニアム学園近辺に誘導させて絵を描いているところで話しかければ…
    莉央「これ、端から見たらナンパね」
    都希「それ以前にストーカーです。訴えられた場合確実に私達が不利になります。」
    莉央「じゃあ、なんで都希は手伝ってくれたの」
    都希「幼馴染の腐れ縁、でしょうか」
    莉央「ごめんなさい巻き込んでしまって」
    都希「莉央パイセンのコミュ障は今に始まったことではないので気にしないでください」
    莉央「都希?」

  • 164二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 20:25:04

    ③直接訪問
    …無理よ。何の理由もなく他校校舎に入るなんて無理があるわ。
    都希「ストーカー或いは探偵みたいなことして今更怖気づかないでください。」
    莉央「それに、いきなり他校の生徒会長がアポなしで行くのは不味すぎるわ。まずは連絡を取って」
    都希「それはそれでややこしくなりませんか?」
    莉央「じゃあ、まずは…えっと、」
    都希「落ち着いてください。ゆっくりと行きましょう。今日は一旦やめて、次の日にしませんか?」
    莉央「そうね…今日は休むわ」
    都希「それが一番です。では私も用事があるので失礼します。莉央パイセン」
    莉央「そんなかしこまらなくてもいいのよ?私達の仲だから」
    都希「かしこまっていません。このしゃべり方のほうが私にとっては楽なんです。では電話しますので少しだけ外しますね」
    莉央「ごめんなさいね都希、あなたに迷惑かけて…これは私の問題、であれば1人で」
    都希「あ、センセイ。このあと有美土巣の皆さんと一緒にコメダで茶をしばきませんか?」
    莉央「…先生?まって今、有美土巣って言わなかったかしら?」
    都希「では私はジェリコをしばいています」
    莉央「待ってちょうだい!」

  • 165二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:55:39

    都希「なんですか急に」
    莉央「待ちなさい。いつ仲良くなったの?有美土巣の人達と」
    都希「莉央パイセンに調査依頼されて調べていた時に小鳥遊星乃先輩にすぐ見つかりました。凄いです。気配消していたつもりなのに」
    莉央「バレたのね」
    都希「そのあと皆さんでカラオケしました。楽しかったです。」
    莉央「凄く楽しんでるわね」
    都希「はい。因みにセンセイというのはアリスを描いた方のあだ名らしいです」
    莉央「…そう。」
    都希「……すみません。センセイ、もう1人追加しても大丈夫ですか?」
    莉央「本当にちょっと待ってちょうだい!」

  • 166二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:29:02

    このレスは削除されています

  • 167二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 08:24:46

    喫茶店

    莉央「…」
    都希「てなわけでアリスが気になって仕方のないミレニアム学園の生徒会長、莉央パイセンです。」
    白子「ん、よろしく」
    星乃「よろしく〜」
    莉央「…よろしく頼むわ」
    星乃「どうしたの生徒会長ちゃん堅くなっちゃって〜?緊張しなくていいんだよ〜。マッサージしてあげよっか〜」
    瀬里香「おじさん通り越してセクハラ親父。」
    星乃「いやだってつい。」
    センセイ「それよりどうしたの莉央?」
    莉央「意外、私の事覚えていたのね。」
    センセイ「同じ美術館で作品展示してたから。作品展示した人たちの名前は全員覚えてるよ。作品、みんなの見た世界のことも。」

  • 168二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 14:12:12

    >>160

    ノアはよくそんな数字覚えてるな……って思ったけど、よく考えたら瞬間記憶体質なんて現代日本でも探せばたまにいますもんね

  • 169二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 22:38:40

    >>167

    莉央「世界?原初のアヴァンギャルド君のことかしら?」

    センセイ「うん。向こう側の君もアヴァンギャルド君、自分の世界を創って愛してた。」

    莉央「向こう側…あの絵の女の子がいる世界ね」

    瀬里香「え?信じるんですか?」

    莉央「非科学的だけども信じざるを得ない。現に貴方の絵を見たうちの生徒達はアリス、いないはずの生徒を探すのに躍起になってるのよ。中には教師達は何か隠してるんじゃないかって普段乱暴な言動をとらない子が暴力で訴えるような行動、教師のPCへのハッキング行為、私達が普段生活でやらないような非常識的な行為に平気でするようにもなったのよ。」


    彩音「ハッキング!?そんな事、ミレニアム学園の生徒が行えば大問題じゃないですか!?」

    莉央「ええ、最悪退学だってあり得るわ。当人達に悪意がなくとも、やってることはサイバー犯罪以外の何物でもないわ。」



    白子「ねえそれ、夢の世界に引っ張られてるんじゃないかな?」

  • 170二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 00:05:14

    このレスは削除されています

  • 171二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 00:23:54

    瀬里香「彩音ちゃん、そんなに不味いの?そりゃハッキングは良くないけど」
    星乃「ミレニアムは理系、工学系に特化してるからね。ニュースだとミレニアム生の誰かが企業と共同開発したセキュリティプログラムとかそういうのを出してる。そんな学園から犯罪者がいたなんてなると」
    白子「社会的に不味い。」

    瀬里香「成程…。待って、そうなると莉央先輩はどうやって自分の学校の生徒がハッキング行為をしたってわかったんですか?」
    莉央「…………それは言えないわ」
    野々美「莉央先輩まさか」

    白子「やっぱり。」

  • 172二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 00:53:46

    センセイ「向こう側を見るとみんな、ここの世界だと法律に引っ掛かることをするんだ。」

    白子「もしかして先生も?」

    センセイ「…僕が見た時だとあの人、先生はdice1d5=3 (3)

    1どの場面な分からないけど、全裸で走ってたような

    2なぜか牢屋の中にいた

    3女の子の足を舐めてたような

    4なにも悪事を働いてる様子はなかった

    5セメントで女の子の足の型をとってた

  • 173二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 00:55:44

    よりにもよって…

  • 174二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 06:30:17

    白子「dice1d4=4 (4)

    1それ冗談でも面白くない。

    2…確かにちょっと気持ち悪くなるとこがあったから否定できない

    3あの優しい人がするとはおもえない。

    4うわっ


    センセイ「そういう意味でも僕は先生じゃない、あんな風にはなれない」

  • 175二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 10:19:41

    莉央「それよりも本題に入っていいかしら?」
    センセイ「ごめん」
    莉央「あの絵の女の子は何者なの?それに私やミレニアムの生徒はみんなあの絵の女の子をアリスと呼んでいるわ。」

    センセイ「…ぼくも知ってる限りのことしか喋れないけど、あの絵の女の子は向こう側のミレニアムにいた一人の生徒。名前は天童アリス。そしてもう一つ名前は、オーパーツ『名もなき神々の少女AL-1S』。酷い言い方をすると、向こう側の世界を破壊するために大昔から眠り続けていた人の姿をした兵器。」

  • 176二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 10:21:14

    ショックが強すぎたか白子シンプルに引くことしか出来てなくて草

  • 177二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 10:30:12

    瀬里香「ちょっと待って!…いきなり何言ってるのアンタは!?」
    センセイ「アリスの事を教えてって言うから。それに何でアリスはここにいないのかの理由として。」
    瀬里香「さっきの先生って人が女子の足を舐めてたといい、冗談が笑えないわよ。」
    センセイ「でも僕から言えるのはこれしかないんだ。アリスが白子や莉央みたいにここにいないのは、この世界には向こう側にあるような神秘、神様や常識の通用しない存在がいないから。だから、アリスの存在=キヴォトス抹消という存在意義がここにはないからいないのだと思う。」

    センセイ「だって、神様はこの世界ではもう認識できなくなっているから。それに誰も昔みたいに身近な存在として見向きしなくなったから。」

  • 178二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 10:31:40

    莉央「…じゃああの子は本当にどこにもいないのね」
    センセイ「いない。残念だけど、アリスは向こう側にしかいない。いたら何よりも莉央やミレニアムのみんなが気づいてるはずだから」

  • 179二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 10:43:54

    瀬里香「にしてもあんなにいい笑顔の女の子が破壊兵器ってそんなの」
    白子「いや、そうでもないかも」
    瀬里香「え?…あっ、あの時見せてくれた絵の女の子…」
    白子「冗談じゃない、真実だと思う。ねえ、この絵を見て何か心当たりない?」
    センセイ「白子。それは駄目、見せちゃ駄目だ。」

    莉央「…大丈夫よ。私なら」
    センセイ「やめたほうがいい。きっと君は特に見ちゃ駄目だ。」

  • 180二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 19:57:19

    保守

  • 181二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 20:25:44

    >>179

    訂正

    センセイ「やめたほうがいい。きっと君は特に見ちゃ駄目だ。」

    センセイ「やめたほうがいい。きっと君は見ちゃ駄目だ。」



    センセイ「…残念だけど、アリスはここにいないとしか今はいいようがない。僕にはどうにもできない。」

    莉央「そう…。なら一ついいかしら?」

    センセイ「?」

    莉央「何故貴女はアリスを描いたの?」

    センセイ「アリスは向こう側の世界で素敵な笑顔をしていたから、それを絵に残したいって思ったから。あの子は、向こう側の誰よりも綺麗で希望に溢れた世界を持ってた。希望に満ちた素敵な世界。だからここにいるみんなにも見てほしかったんだ。兵器ではない、ただのアリス。人と共に歩もうとした1人を。」

  • 182二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 20:57:48

    センセイ「でも、間違いだったみたいだね…。」
    莉央「私はそういう意味で言ったわけでは」
    センセイ「ごめん。美術館行ってきてあの絵を下げてもらえるか聞いてくる」
    都希「それはかえってミレニアム生を煽る事になりかねません。やめたほうがよいかと」
    星乃「なんていうか、アリスちゃん愛されてるみたいだね。」
    莉央「…私もあの子のことを大切に思っているのかしら」
    センセイ「どうして?」
    莉央「本来なら、他のみんなみたいに血眼になって探すなり何なりするはずなのに私の中にはアリスに対する恐怖や不安みたいな感情に今も襲われている。あの子の顔を思い出すたびによ。」
    センセイ「…怖い?」
    莉央「恐怖という感情は…そうね、それに近いかしら。」
    センセイ「莉央は何も恐れる必要はない。その感情はきっと向こう側の君、リオの一部だと思う。」
    莉央「貴方の言う向こう側の私はアリスを恐れているの?」
    センセイ「多分。でも、僕が知る限りリオはアリスへの恐怖とは別の恐怖も抱えていたと思う」

  • 183二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 00:04:59

    ほしゅ

  • 184二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 07:28:47

    >>182

    センセイ「アリスが怖いのはある。でもそれ以外に一番怯えているのは、現状が無くなってしまう恐怖。自分が行動しなければ後悔するとかそういうの。」

    都希「それについてはそうですね。莉央パイセンは見た目では分かりませんがかなりの心配症です」

    莉央「都希」

    センセイ「だよね。あと、行動を取るのが合理的か非合理的か」

    都希「はい。ここに来るまでに策を練っては合理的なのはどれかって1人で悩んでました。私がいなければどうなっていたか」

    白子「人付き合い苦手?」

    都希「機械いじりが大好きな方ですが優秀すぎて生徒会長になってしまっただけなのです。見た目も大人っぽいですし」

    センセイ「僕よりもセンセイって感じがするね、莉央は。向こう側のリオは妹って感じだったけど。でかい妹」

    莉央「でかい…妹?」

    都希「それ分かります。」

  • 185二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 07:37:02

    彩音「あの」
    センセイ「ん?」
    彩音「それでアリスさんはどうなったのですか?先程までの話だと、夢の中では兵器としての姿を見せたあとどうなったのでしょうか?」
    センセイ「…僕が見る向こう側は色んな景色が映る。綺麗な世界と寂しい世界。僕が見たのはアリスが兵器になったところ。それ以外は見れてない。」

  • 186二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 08:17:38

    瀬里香「それじゃあアリスについてはそんなに知らないってこと?」
    センセイ「うん。…僕の意思は向こう側を見てるときはないから。感じとることはできてもね」
    莉央「ありがとう。アリスについてはある程度分かったわ。」
    野々美「ですが学校の方々はどうしますか?」
    莉央「アリスはいない。そう伝えるわ」
    都希「ですがそれでは」
    莉央「でもそうするしかない。ここにはアリスはいない。いない誰かのために我を忘れるようなことがあっては駄目なのよ。それに先生達をこれ以上困らせるわけにも行かないわ。」

    白子「アリスをつれてくることできないの?」
    センセイ「できない。」
    星乃「…でもいるんだよね、みんなの記憶の中には。」
    瀬里香「場所が分かればビラつくって探すくらいはできるけど…どうする?これ」

    センセイ「…それ。」
    瀬里香「え?何急に」
    センセイ「こっちからアリスに会いに行けばいいんだ。莉央なら同じミレニアムならできるんじゃないかな?」
    莉央「わ、私に?待って、そんな漫画みたいな発明が今の科学技術でできるわけがないわ。あるかも分からない向こう側を見つけ出すだなんて」
    センセイ「そんなことしなくてもアリスに会える。」

  • 187二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 14:23:16

    莉央「…まさかだけど、アリスを創るっていうんじゃないんでしょうね?」
    センセイ「…うん。」
    都希「それは本気で言っていますか?」
    センセイ「本気。でも僕にはそんな技術はない。」
    白子「それじゃあ誰が」
    莉央「…流石に夢の中や絵のようなアリスはできないわ。でも不可能ではないわ。ただ今の技術では限界があるけれども。でもこれは何かしらの禁忌を犯している気もするわね。」
    センセイ「何が悪いの?別に錬金術が使えれるわけじゃないんだから」
    莉央「そうじゃないの。気持ちの問題で」
    白子「…もしやミレニアム学園がよく作るロボットって違法なパーツを使ってたり」
    莉央「断じてないわ。」
    星乃「本当に〜。何かさっきのハッキング以外にも他に悪い子としてるんじゃない〜。あったとしても大丈夫だよ。私達は銀行強盗したことあるらしいし(夢の世界の別の自分達が)」

  • 188二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 17:54:58

    >>187

    莉央「アリスを創る。まあ話を聞く限り有機生命体ではないのならば、別に倫理に反する行いをするわけではない。参考に留めておくわ。」

    都希「……」

    莉央「どうしたの都希。」

    都希「いえ、相変わらずだなと」

    瀬里香「やっぱそうよね」

    彩音「今の言い方はセンセイもですがその…」

    星乃「ちょっと言い方がねぇ〜。それか案外思ったことが口に出ちゃう感じ?」

    莉央「?」

    センセイ「ごめん。でも伝え方が分からなくて」

    莉央「…アリスについて教えてくれてありがとう。都希、私は先に帰るわ」

    都希「しばかないのですか?このあとからあげが来ますよ?」

    莉央「少量でもエネルギーをつけてから帰るほうが合理的ね」

    白子「(OLっぽいからサラダとか食べるタイプと思ったけど意外な一面…)」

    野々美「(OLさんならある意味揚げ物好きなのは王道かもしれませんよ?)」

    莉央「(なんか失礼な想像をされてる気がするわ)」

  • 189二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:17:34

    このレスは削除されています

  • 190二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:18:38

    夕方 帰路
    白子「ねえ。」
    センセイ「アリスについては僕も全てわかるわけじゃないよ」

    まだ何も言ってないのに言い当ててきた。
    なんか気に入らない。

    白子「リオ先輩に何であの絵を見せなかったの?」
    センセイ「見せたら見せたら莉央はショックを受けるから。絶対に見せちゃいけない。」
    白子「何を見たの?あの夢の世界で」
    センセイ「悪夢。」
    白子「悪夢ってなんなの?何を見たら莉央先輩には言えないってなるの?」
    センセイ「じゃあ君は恐怖を受け入れることは出来る?」
    白子「恐怖?」

    何を言ってるんだ?
    何かあったんだろうけど、あんな素敵で自由に生きれる世界が?それに銃で撃たれても平気なのに恐怖するものなんてあるとは思えない

    センセイ「葛藤、矛盾、厄災、不条理。どの世界にもある当たり前で不平等に降りかかる。そして苦しんで恐怖に蝕まれる。向こう側の君や星乃もそうだった。」

    白子「私と星乃先輩が?今日は一段とわけわからない」
    センセイ「僕もよくわからない。でも僕があの時見た向こう側の莉央やミレニアムの人達、アリス、先生達も間違った選択を選んでしまった。それだけは言える。こっちみたいな何もない平穏を送れなかった。君も心当たりない?」

    白子「私?私の見た夢の中の世界には星乃先輩も野々美も彩音も瀬里香もいた。夢先輩は…まだ見たことないけど。多分卒業して何処かにいるんだと思う」

    センセイ「そっか。そうだったごめん。」
    白子「どういう意味?」
    センセイ「何でもない。変なこと聞いちゃってごめんね」

  • 191二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:32:42

    あっ...

  • 192二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:51:37

    このレスは削除されています

  • 193二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 23:17:52

    >>190 

    向こう側は、いつも色んな景色を見せてくる。

    1つは青空のように澄んだ青

    もう1つは血のようにくすんだ赤


    死とは無縁だったはずなのにたった一つの選択のミスで世界の色が変わってしまう。だけど僕には何もできない。

    あの人の瞳を借りているだけでなんの選択もできない。

    なりたい自分や間違ってしまった選択をあの人に伝えることもできない。

    そしてまた向こう側から青が無くなってまた別の向こう側。

    これは夢。

    向こう側の可能性の1つを見ているだけ。

    だから気にしなくていい。

    気にしなくていいんだ。

    幸せな夢を見れるまでただ見ていればいい

    なのに、向こう側の絵を僕は描き続けている。

    今日もまた描いている。

    同じ風景ややり取りを何度も見てるのに、握った画筆を離せなくなっている。

    「同じなんかじゃない。これも大切な記憶。」

    でも、早く青色の世界を描きたい。

    また青色の向こう側をみたい。


    >>192

    すみません。

    ちがいます。

  • 194二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 06:57:46

    向こう側が見える。
    今日は見たくないから寝ないでいようとしたけど無理だったらしい。
    最後に何してたっけと考えているがその間に視界は勝手に切り替わり、見知らぬ天井と点滴が映し出された。
    先生は体を起こしてあたりを見回す。
    「先生がおきた!!」
    金髪で小柄な女の子が病室に響く声を出す。
    「ちょっと待って!今みんな呼んでくるから」
    元気病室を抜け出す。
    「モモイ待って。走っちゃ駄目だよ」
    自分のことよりもあの人はまた生徒を優先する。
    身体はボロボロでミイラみたいに包帯で覆われていた。
    でも直感で分かった、今度は大丈夫だって。
    「先生、もう大丈夫なんですか?」
    「ケガは大丈夫ですか…」
    さっき走り出した子の双子だろうそっくりな顔の女の子と引きこもりがちな橙色の髪の女の子が入ってきた。
    でもアリスがいない
    「アリスは?」と先生も同じ事を思ったらしい
    「あれ、アリス〜!アリスー!」
    「はい、アリスはこちらにいます。」
    扉を元気よく開ける。
    久し振りに聞いた、周りを明るくするには十分すぎる元気な声に何だかこっちまで笑顔になりそうだった。
    「先生が回復してアリスはとても嬉しいです!」
    でも、目の前にいたのは僕の知らないアリスだった。
    声もそれに込められた感情の色も同じなのに顔は別人そのもの。
    昭和のブリキロボットみたいな顔になっていた。
    不釣り合いな顔と声を持つ何かが僕の目の前に立っている。

  • 195二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 07:07:08

    は?え?え?
    「アリスも元気になったんだね」
    先生はいつも通りに優しい声をアリスだと思われるモノに呼びかける。
    先生、待って。目の前にいるアリスは何?顔が莉央のアヴァンギャルドだよ?ねえ
    呼びかけても意味がない。
    僕はただ瞳を借りているだけだから

    「モモイ達や先生のおかげです。あと、リオのおかげでアリスも復活できました」
    何があったの?
    「…よかった。本当によかった」
    僕の観てないところで何があったの?
    莉央がやったの?アリスの顔を自分の世界に染めたの。
    ちょっと待って。
    お願いだから待って、先生。
    ねえ!

    「多分よくない!」

    視界が切り替わった。
    見慣れた天井と硬く冷たい床の感触。
    インクの香り。
    向こう側から戻ってこれたらしい。

    「青のすんだ世界。…でも、アレは何かがおかしい」
    でも書かなきゃ。
    あの向こう側の世界を。
    アレもきっと誰かにとって大切な時間であり世界なんだ

  • 196二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 07:08:02

    アリス•アバンギャルドカスタムか

  • 197二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 07:18:07

    ん、この概念は後世に語り継がれるべき

  • 198二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 07:23:54

    白子「…いつもより顔色悪いけど大丈夫?」
    センセイ「悪夢を見た。」
    白子「また?」
    センセイ「リオがアリスを…アリスを」
    白子「あっちの世界で莉央先輩がアリスに酷い事したの?」
    センセイ「そういうわけではない。ないんだけどその…こう…アレというかアヴァンギャルドに染められたというか」
    白子「本当に何があったの…?」
    センセイ「ミレニアムに抗議するべきだとそんな気がする」
    白子「いや駄目だよセンセイ」

  • 199二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 15:11:30

    全てがアバンギャルドになってしまいそう

  • 200二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 20:04:34

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています