- 1二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 16:39:13
※ボルト視点
大筒木に神樹を植えられてしまった。それは終わりへの合図だ。
神樹を植えられた星は、その星の生き物の命を吸い尽くす。そのはずだった。
だが寸前でカワキが父ちゃんたちを異空間に避難させてくれた。それだけは感謝してる…でも。
神樹に命を吸い尽くされ、命がなくなり荒廃した里の様子を見るのは辛かった。
正直、今でもこれしかなかったのかと、思っている。
「お前も七代目と同じ所へ送ってやるよ…ボルト」
カワキの言っていることは、ただ単に命さえあれば、命さえ残っていれば他の星でやり直せるということだ。あいつの、七代目や里への思いは俺と変わらない。
それでも、理屈では理解しても感情は追いつかない。
「…こうなるしか……なかったのか……」
オレのその問いにもカワキは単純に答えを与え返してくる。
「そうだ……忍びの時代は…終わる」
「……」
「ボルト、お前も分かってるだろう。あいつらは、大筒木は、チャクラを持っている限りどこまでも追いかけてくる。どこまでもな」
「だったら…!」
「けどな、それはチャクラがあれば、の話だ。もうこの忍びの世界で、チャクラを持つのは俺たち二人だけだ。そうなれば、あいつらの狙いは七代目じゃなくなる。その意味が分からない訳じゃないだろう」
カワキの言っていることは分かっている…けど納得はできない。
それに続けてカワキは言い続ける。
「もう神樹を植えられたこの星で活動できるのは、俺たち二人だけだ。神樹を取り除くことさえままならない。例え、七代目に教えてもらった、影分身を使ってもな」
「……この選択がベストだって言うのか」
「…俺もベストではないと思っているが、七代目が生き続けられる方法はこれしかない、と思う」
七代目と同じ所へ送る、その意味は父ちゃんたちが大筒木に襲われた時に撃退できる人間が必要だということだ。
それでもオレは納得できない。火の国だけじゃなくて、他の五大国でできた友達のことも見捨てたくはない。何より、生まれ育った木の葉隠れを、捨てたくない。何とかして蘇らせたい。
だから、オレの答えはこうだった。
「だとしても…オレは…忍びだ」
それを聞いたカワキの顔が歪んだ気がした。 - 2二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 16:46:07
- 3スレ主22/04/10(日) 18:04:57
そこまで考えてなかったわ…
- 4二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 18:23:18
でも殻とかイッシキを退けても結局新しい大筒木がどっかからやってくるなら、平和なんて訪れないよなって自分も思ってたわ
- 5二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 20:23:47
そうだよねぇ…