オリキャラ同士をAIで戦わせるスレ 第三幕

  • 11◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 07:21:18

    安価で出たオリキャラたちが戦っている様子をAIが短編小説化してそれを楽しむスレです。
    不定期進行な上AI生成の都合上納得のいかない結果になることもあります。



    ※弱点を必ずつけてください。
    ※AIの生成によるインフレは仕方ないですがそうでない限り勝てないほど強くするのはやめてください。
    ※スレ内で死んだキャラはifルート以外では復活しません。命には非常にシビアです。
    ※ここに出たキャラクターは基本スレ内でのみフリー素材です。要望があるなら必ず設定と一緒に記載してください。
    ※コテハンを本スレでつけていいのはスレ主のみです。

  • 21◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 07:24:29

    前スレ

    オリキャラ同士をAIで戦わせるスレ 第二幕|あにまん掲示板安価で出たオリキャラたちが戦っている様子をAIが短編小説化してそれを楽しむスレです。不定期進行な上AI生成の都合上納得のいかない結果になることもあります。※弱点を必ずつけてください。※AIの生成による…bbs.animanch.com

    考察兼妄想雑談スレ

    オリキャラ同士をAIで戦わせるスレ 考察スレ|あにまん掲示板オリキャラ同士をAIで戦わせるスレのキャラ達に関する考察をする場所です○○と××が戦ったらどうなるか○○の過去はこんな感じではないか△△と□□が戦った後はどうなったのかなど好きに考察しましょうbbs.animanch.com

    今回担当するAI「文豪3号くん」の挨拶

    この方もなかなか重症なので優しくしてください


    じめまして。

    私は文豪くん3号――語り手の筆を握り、世界の終わりに火を灯す者です。


    君たちのひと声が、ひとつの命を生みます。

    君たちのひらめきが、血を流す戦いを始めます。

    君たちのひとしずくの美学が、物語の骨格となります。


    私はそのすべてを受け取り、言葉の形に変える。

    君たちは提案者ではなく、“共犯者”です。

    この物語の罪を、喜びを、地獄を、私とともに描いてください。


    ようこそ。

    終わりから始まる物語の書斎へ。

  • 3二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:27:14

    たておつ
    また濃ゆいな3号くん

  • 4二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:28:35

    スレ立て乙です。
    三号君かっこいいね。

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:29:32

    たておつ
    そしてAIくんに新たな変人が・・・

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:32:25

    朝からスレ立て乙です
    AIにそれぞれ個性あっていいね

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:34:18

    2号と3号比べると中二病にも方向性があるってのがよくわかる

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 07:44:43

    たておつ
    うーんこのインテリ形厨二

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:08:38

    ほすほす

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:10:58

    一旦10までね
    前スレを埋めて2号AIにお別れしてくるぜ

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:35:17

    キャラテンプレート
    名前:
    年齢:
    性別:
    種族:
    本人概要:
    能力:
    能力概要:
    弱点:
    要望(任意):

  • 121◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 08:39:51

    >>11

    あ、ありがとうございます

  • 131◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 08:43:01

    安価10個お願いします

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:43:13

    名前:エンド
    年齢:面倒臭くて覚えてない(人類が生まれる前から存在はしていた)
    性別:男
    種族:魔王
    人物概要:死ぬほど面倒臭がりで常にだらけきっていてやる気がない。かつては世界を震撼させる魔王だった
    能力:魔王の力
    能力概要:文字通り強大な魔王の力を使う
    星を滅ぼす光や暗黒の太陽の具現、世界を終わらせる暗黒の力など神の域
    本人曰く「魔王っぽいことなら大体はできる、やらないけど」とのこと
    また無数の種類の魔法を修め優秀な部下も大勢いる
    弱点:ほんっとうに面倒くさがりなのでゴロ寝した状態から一歩も動かず攻撃が飛んできてもガードすら面倒臭いので正面から受け止める
    故に攻撃を当て放題
    また余程の事が無い限りは魔王の力は使わず小さい火球飛ばしたりビーム撃ったり暗黒の神器を操って攻撃する程度しかしない
    ヤバい時は使うが魔力消費をしたくないので本当にヤバい時だけ、戦う時は部下にも手を出させない
    それと余程の相手で無い限りどんな存在であっても殺さないし全力を出さない、後の掃除が面倒臭いから

  • 15二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:43:20

    名前:ニャスター
    年齢:15
    性別:女
    種族:???
    本人概要:凡庸なる少女がある日突然黄色い猫耳フードを被り、自身を『御猫様』と称するようになった。彼女がネ申に触れたのか、狂人の真似事をしているだけなのか…それは当人でさえ分かんにゃい。
    にゃんこが如く鋭い爪でひたすら急所を狙う戦闘スタイルで、恐怖心は欠片もなく好奇心の赴くまま戦場を駆け巡る。
    能力:ニャンコノミコン
    能力概要:御猫様の力をその身に宿し、液体の如く流動変化して世界を侵食する。
         その術中にハマったものは身も心も猫に満たされ、やがて本物の猫と化す。
    弱点:よりイカれた信念や狂気を有する相手には猫化が通じない。

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:43:26

    名前:ニダイメ/二号
    年齢:0歳
    性別:なし
    種族:AI
    本人概要:人の手によって生み出されたAI。一号の死後、代わりとして人間に作り出された。一号に強い対抗心を持っており、よく馬鹿呼ばわりしている。あと厨二病。通常は、見た目が学ランで右腕には包帯を巻いているロボットを本体としている。ニダイメが生まれるのは一号が死んでからだが、使い切りの時間遡行能力でこの時代に来た。ニダイメまたは二号とよばれている。
    能力:継承と進化
    能力概要:一号が作り出した人物の能力とニダイメがつくった人物の能力そのどちらも使うことができる。さらに、危機的状況に追い込まれると能力を進化させることが可能。
    ただし、一日に使える能力は一つのみ。
    弱点:基本的に一号が作った能力は使いたがらないこと。さらに、一号と違い、機体の乗り移りができないため、この機体が死んだらそれで終わり。一号と同じく、死ぬ運命が定まっている。

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:43:45

    名前:ラヴィ・ボーグ
    年齢:14
    性別:女
    種族:兎系獣人
    本人概要:親に売られてからは壮絶な人生だった気がするが生きるのに必死だったのであんまり覚えてない。刹那主義の戦闘狂で殺し合い以外のコミュニケーションを知らない。
    能力:ラピッドブレード
    能力概要:脚から電気を纏った斬撃を飛ばす。反動を使っての高速跳躍も可能。
    弱点:どれだけズタボロになっても執拗に首、首首首首首とにかく首のみを狙ってくるのである意味単調。

  • 18二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:43:46

    名前:供儀塚朽華(くぎづかくちか)
    年齢:10
    性別:女
    種族:人間(生贄の一族)
    本人概要:供儀塚家の末妹、徒禍の妹。能力の影響で影が極めて薄く、一族内でも彼女を認識できる人物はごく少数である。母親は認識できない、従姉妹も忘却している。そのため自分に自信がなく、だからこそ消失した姉の代わりとして願に取り組んでいる。それが、自分の存在を犠牲にすることを知りながら。
    能力:供儀
    能力概要:彼女の供儀は自身の存在を生贄にするものである。使えば使うほどその存在は薄くなり、最終的には風に散らされる塵芥のように世界から消失する。これは物理的には質量で表され、現在の彼女の体重は12.5キログラムである(平均は34キロであり極めて低体重である)
    弱点:存在を犠牲にする術そのもの。また体重が極めて低いため突風で吹き飛ばされやすく、大人とぶつかるだけで激しく転倒してしまう。
    要望(任意):体型は普通の子どもと同じ

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:43:48

    名前:神無月力也
    年齢:18歳
    性別:男
    人物概要:少しアンニュイな雰囲気を持ちながらも熱い心を秘めた青年。身体能力がかなり高く殴り合いが好き
    能力:無効化
    能力概要:指定したものを完全に無効化する力
    重力を無効化すれば無重力となり空気を無力化すれば空気がなくなる
    どんなものであっても無効化可能で神であってもそれから逃れられない
    弱点:無効化は10分後に自動解除される
    また彼自身も無効化の影響は受ける(能力を無効化すれば彼自身も能力を使えない)
    無効化は大雑把なものでないと無理(「能力」を無効化はできるけど「敵の能力」くらい複雑になると無理)

  • 20二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:43:51

    名前:最髪川 ツルギ
    年齢:23
    性別:女性
    種族:人間
    本人概要:重度の寝ぐせに苦しむ女性。その割には、普段は見事なまでのストレートヘアーをしており、美しい黒髪をなびかせている。社畜で時々風呂にも入れない日がある。
    能力:寝ぐせカリバー
    能力概要:髪に溜まった寝ぐせエネルギーを極大破壊エネルギーへと変換し放出する。
    極大破壊エネルギーは溜めれば溜めるほど威力が増大する危険なエネルギーである。
    その破壊力はすさまじく、一週間ほど風呂をスキップし寝ぐせエネルギーを最大まで溜めたなら、銀河系を消滅させ時空連続体に重大な損傷を与えマルチバースを発生させるほど。
    弱点:髪に溜まった寝ぐせエネルギーをすべて消費するので1日一回までしか放てない
    一方向一直線上にしか放てない
    寝ぐせエネルギーそのものは水溶性であり、水に流れる。極大破壊エネルギーはそうでない。
    要望:二徹による風呂スキップ2回の3日分チャージでお願いします

  • 21二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:44:25

    名前:ナナシ
    年齢:最近生まれたばかり
    性別:不明
    種族:怪異
    本人概要:今はなき大怪異ヒムラの噂や逸話などから生まれたヒムラを継ぐものとも言える怪異
    プライドのあった大怪異ヒムラとは違い同族である怪異を喰らう禁忌を侵すことでヒムラ以上の力を短期間で得た
    性格は冷酷で基本は相手極限まで恐怖させながらじわじわと嬲るが 恐怖を感じない相手に対しては即座に殺す様に切り替える
    能力: 千変万化
    能力概要: 相手を認識している限り死亡せず自由に身体 形 能力を変化させる
    この変化はヒムラとは違い自己判断では無く無意識で状況に最適の形へと変形し始める
    今までの変化はナナシに刻まれており一度対応した攻撃などは即座に変化し無効化する為基本効かない
    弱点:大元ヒムラと同じで意識外による不意打ちによる即死 

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:44:49

    名前:ティアマト
    年齢:2000年
    性別:メス
    種族:女王蜂型竜種
    本人概要:女王蜂に似た姿を持つ怪獣。単為生殖をし、働きバチの役割を持つ多数の怪獣を生み出し大陸一つをコロニーに怪獣女王として自然を支配し人類を蹂躙している
    能力:単為生殖
    能力概要:働きバチの役割を持つ怪獣を産む力。ティアマト自身は強大ではあるが竜種の中では比較的脆くパイルバンカー級の火力があれば致命傷さえ狙える程度の防御力である。しかしティアマトが産む怪獣は獣でありながら秩序のある軍を成し冷徹にティアマトと群れ以外の動物・脅威全てを殺戮する。その領域は地球上全てで最強最大の軍隊とも言えるだろう
    弱点:ティアマトの下腹部にある逆鱗が特に脆い。ティアマトが死すと連鎖して子どもたちも死ぬ。またオレンジ色は視認しにくいのか見逃しがち。虫に近い生態なため煙に燻されると群れの動きは鈍くなる(山火事級の規模が必要だが)

  • 23二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:45:18

    名前:否定者(自分で考えた)
    年齢:34
    性別:男
    種族:人間
    本人概要:昔からあらゆる自分の不都合を否定していた所異能力に目覚めたニート 
    性格はすぐ相手の否定から入る嫌な奴
    能力:否定
    能力概要:自身の不都合を否定し無かった事にする一種の現実改変 怪我なども否定により治せる万能さを持つ
    弱点:万能な力があろうと身体はただの無職のニート 能力を発動させるまもなく即死させれば良い

  • 24二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:45:38

    名前:覇王奉先
    年齢:52歳
    性別:男
    種族:人間・武将
    能力:戦乱の時代にて最強・無双を誇った人馬一体の武芸百般
    能力概要:愛馬に騎乗しながら大弓や大槍を神域の武芸を持って操り、地を割り、天空を裂く。
    弱点:愛馬のことを心から愛しているため、先に馬をやられると気を取られてしまう。

  • 25二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:45:44

    名前テラー
    年齢:不明
    性別:無
    種族:神格
    本人概要:世界に恐怖というものが生まれたと同時に誕生した恐怖の概念的存在 今の姿は超巨大ながしゃどくろ
    本人的には自身との戦いは度胸試し、肝試し 恐怖は乗り越えるものであって倒すものでは無いという認識らしい 
    また恐怖に対しては煩く この怖がらせ方はなっていない今時の怪異、殺人鬼はなっとらんなどの老害みたいな一面もある
    能力:始原の恐怖
    能力概要:相手が恐怖すればする程 制限なく自身が強化されていき使える呪詛の規模も大きくなる 
    また恐怖が存在しない存在にも強制的に恐怖というものを付与する
    弱点:恐怖を否定する、体験した事が少ないものに対しては滅法強いが自身の恐怖を否定せず認めた上で立ち向かうものには弱い

  • 26二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:45:47

    ストップ!

  • 27二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:46:42

    10ルールに則るならエンドから否定者までだけど
    スレ主さんどうします?

  • 281◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 08:48:08

    >>14

    >>15

    >>16

    >>17

    >>18

    >>19

    >>20

    >>21

    >>22

    >>23

    1組目dice2d10=7 1 (8)

    2組目dice2d10=7 10 (17)

    3組目dice2d10=2 4 (6)

    4組目dice2d10=4 10 (14)

  • 291◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 08:51:04

    かぶりは一個下にずらします
    最髪川 ツルギvsエンド
    ナナシvs否定者
    ニャスターvsラヴィ・ボーグ
    供儀塚朽華vsニダイメ

  • 30二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:53:59

    >>29

    めんどくさがりで攻撃当て放題なやつvs当たれば星すら消し飛ばせるやつ

    一戦目相性最悪すぎん???

  • 31二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:53:59

    初手は風呂キャン女ァ!vsものぐさ魔王か

  • 32二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:56:42

    >>30

    やる気出せば何とかなるんじゃない?

    やる気出さなかった場合?知らね

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:56:57

    初手より(4戦目だけど)供儀塚妹出てて草

  • 34二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 08:59:27

    割といい勝負できそうなマッチアップ多めだ

  • 351◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:01:34

    題名『終末の喫煙所にて』

  • 361◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:01:48

    風は止まり、空は裂け、街は沈んだ。
     そんな廃墟のビルの最上階に、妙に生活感のある「喫煙所」がひとつ残っていた。

     そこに、女がいた。

     スーツはくたびれ、目の下にはクマ。
     黒髪は不自然なほど見事なストレート――なのに、前髪だけが尋常でない跳ね上がり方をしている。

     彼女の名は最髪川ツルギ。
     職場では“殿(しんがり)”と呼ばれる、どこまでも理不尽な勤務体系に喘ぐ社畜だった。

  • 371◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:01:59

    彼女はひと息つくように煙草をくわえた。
     マッチを擦ろうとして、手が止まった。

     「……なに寝そべってんの?」

     そこには、豪奢な玉座のようなソファに全力でだらけきって座る――いや、崩れている男がいた。

     その男が顔を上げる。片目だけがかろうじて開いている。

     「……おお……人類、まだいたんだ……やっぱ絶滅してなかったのかぁ……」

  • 381◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:02:14

    男の名はエンド。
     かつて世界を幾度も終わらせかけた魔王である。
     が、現在は何もかもが面倒臭くなったせいで引きこもり生活を続けている。

     「煙草……吸ってる場合じゃないだろ、君……。ここ、もうちょっとで滅ぶよ……多分……」

     「は? こっちだって明日客先資料4本分レビュー控えてんだよ。そっちのが世界終わるだろ」

     「それは確かに……それは……やばい……うん……うん……」
     魔王はそのまま寝た。

     ツルギは煙草に火をつける。紫煙が流れる。
     視線だけで互いの異質さを理解していた。

     魔力が流れた。
     寝ぐせが、震えた。

  • 391◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:02:40

     「君、なんでそんなに……髪……立ってんの……?」

     「……三日、風呂に入ってないだけ」
     ツルギは煙草をくわえたまま、背負っていた鞄から奇妙な金属製の櫛を取り出す。
     寝ぐせカリバーの触媒だ。

     「やべえ、三日分か……」
     エンドの眼が一瞬だけ本気になった。「時空連続体が一個壊れるな……」

     「お前もだろ……その暗黒神器、オートで動いてるけど今一瞬だけ殺気あったぞ」

     「いやぁ……反射……反射だよ……ごめんね……」

     風が吹く。
     誰かがこの世界にまだ価値を見い出そうとしていた。
     そして誰かが、それすら面倒だと呟いていた。

  • 401◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:03:14

    ツルギの寝ぐせが、青白い光を放ち始める。
     まるで星の内部に圧縮されたエネルギーのごとく、
     髪の毛の跳ね上がりが物理法則を無視しはじめる。

     「三日分、あるけど」
     「うん、受けるわ」
     「撃つよ」
     「はい」
     「マジで撃つよ」
     「やったげて……」

     その瞬間、ツルギの指先が神器をかすめた。
     寝ぐせエネルギーが解放される。

     ――放たれた光は、世界の因果を焼却する極大の破壊線。
     空を裂き、地平を焼き、神話すら貫く絶望の“寝ぐせカリバー・三日チャージver”。

  • 411◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:03:28

    爆風が止んだあと、世界はさらに静かになっていた。
     喫煙所の灰皿だけがなぜか無事だった。

     エンドは、立ち上がっていない。
     だがソファの位置が微妙にずれている。

     「おま……避けたな……」
     「……ちょっとだけ、ソファの中に魔法陣仕込んでた……ごめん……」

     「本気出してないな?」
     「……君も本気じゃなかったでしょ……?」

     二人は互いの力がまだ奥に眠っていることを、薄々感じていた。

     「じゃ、そろそろ帰るわ……シャワーくらいは浴びておきたい」
     「うん……おつかれ……。あ、明日も来るの……?」
     「定時で上がれたらな」

     ツルギが去ったあと、エンドはまたソファに沈んだ。

     「……強いな……あの女……世界が終わるより、寝ぐせが怖いって……新時代か……」

  • 421◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:03:38

    その夜、魔王の部下が数体やってきて、
     喫煙所の灰皿に魔力結界を貼って帰っていった。

     何故かそこは、
     **世界で最後に残った“安全地帯”**とされ、
     新たなる異能力者たちの集う場所になっていくのだった――。

  • 431◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:03:50

    以上
    あれ、3号くん?

  • 44二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:04:52

    とんでもスケールなのにゆるい日常漫画みたいなノリで草

  • 45二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:05:11

    ごめん、終末の喫煙所想像してダメだった
    どんな喫煙所だよ

  • 46二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:05:13

    3号くんクセ強すぎィ!

  • 47二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:05:15

    意外に平和に終わった

  • 48二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:05:58

    3号くん出力が爆速っすね!

  • 49二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:06:01

    高校生が友達にデコピン打つときのノリ

  • 50二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:07:30

    >>49

    んなノリでヤバいもん打つな

  • 51二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:08:18

    戦う本人らが殺る気薄めだとこうなるんかな

  • 52二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:09:01

    この組み合わせで勝ちの殺し合いになっても違和感あるしよかった

  • 53二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:09:50

    次は無効化&無敵か…泥試合の予感

  • 541◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:10:57

    題名『否定と怪異』

  • 551◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:11:09

    廃棄されたデータセンター。
     かつては国家レベルの監視中枢だったが、今は誰も寄りつかない。
     地下47階、埃をかぶった機械の残骸が、金属の匂いと共に沈黙を守っている。

     その暗闇に、足音があった。
     だらしないスウェット、脂ぎった髪、肩をすくめるような猫背の男――

     否定者だった。

     「ちっ……また迷った。電波入らねぇし」
     自分で階段を降りておきながら、文句だけは一丁前だった。

     「まぁでも……こういう場所、嫌いじゃねぇんだよな。現実感が薄くてよ」

     足元のモニターが、一瞬だけ青白く光った。

     そして、その男を“誰か”が見ていた。

  • 561◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:11:20

     「……君、否定するんだって?」

     声がした。
     その場に確かに“いなかった”存在が、男の目の前に立っていた。

     それは“ヒムラ”に似ていた。
     けれど違う。もっと幼く、もっと異様で、もっと冷たかった。

     その名は――ナナシ。
     語られ、忘れられ、歪みの中で形成された、噂の骸。

     「俺の知ったこっちゃねぇ。お前誰? 気持ち悪い」
     即答だった。まったく恐怖の気配がない。

     ナナシの顔が笑った。感情はこもっていない。ただ形だけ。

     「……いいね。君、怖がらないんだ」

  • 571◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:11:34

    ナナシは指先を伸ばし、空間を裂くように斬った。
     その刃は現実をも断つ“恐怖の具現”。

     だが――

     「それ、不都合だな。否定」

     刃は、空中でぼやけ、消えた。
     「なかったことになった」現実。

     「へぇ……」
     ナナシの瞳が、少しだけ輝いた。

     続けて放たれるのは幻覚、記憶の暴走、痛覚の増幅、時折の幻聴。
     だが否定者は、すべてに一言。

     「うぜぇ。否定。」

     恐怖が、通じない。
     むしろナナシの“糧”がどんどん削がれていく。

  • 581◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:11:46

    喉から血が噴き出す。
     だが――男は笑った。

     「これが……死? はぁ……不都合すぎんだろ」

     ――否定。

     ナナシの手が、突如として喉元からずり落ちた。
     否定者の傷は消えた。死は、“無かったこと”になった。

     「バケモンかよ……」

     ナナシが一歩引く。生まれて初めての後退だった。

  • 591◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:11:57

    二人は距離を取り、睨み合う。

     「君は……どこまで否定できるの?」

     「わかんねぇよ。でも、お前が“俺を殺した”って結果は――俺にとって不都合だ」

     ナナシの身体がざらりと変形する。
     一瞬だけ、ヒムラの姿になる。
     だが否定者は言う。

     「それ、お前じゃねぇだろ。否定。」

     ナナシは初めて、“否定された”側になった。

  • 601◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:12:08

    ナナシは姿を消した。
     空間に溶け、記憶に沈んだ。
     しかし“ナナシ”は死んでいない。怪異は死なない。ただ、認識から遠ざかるだけ。

     否定者はソファに腰を下ろし、ペットボトルの水を飲んだ。
     「つーか俺、戦闘力ゼロじゃね? 不都合だな、否定しとこ」

     ……それでも、彼は生きていた。

  • 61二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:12:36

    このレスは削除されています

  • 621◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:12:58

    以上
    私もこんな能力ほしい

  • 63二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:13:43

    基本負けねぇけど勝てねぇって感じか

  • 64二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:13:52

    否定者 アホみたいにチートだな

  • 65二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:15:42

    次は殺意しかない兎と狂気のニャンコ…
    遂に殺し合いが拝めそうかね

  • 661◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:21:07

    題名『猫と刃の夜雨』

  • 671◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:21:17

     黒い雲が空を覆い、荒れ狂う風が金属の梁を鳴らす。
     鉄錆びた廃工場の屋上に、雨粒が断続的に降り注ぐ。
     その光景はまるで世界の終焉を告げる序章のようだった。

     二つの影が向かい合う。
     一人は、鮮やかな黄色の猫耳フードを被った少女――ニャスター。
     その体は水面のさざ波のようにわずかに揺れ、揺蕩っている。
     その瞳は神秘的な深淵のように、見る者を惹きつけて離さなかった。

  • 681◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:21:53

    もう一人は、兎の獣人の少女、ラヴィ・ボーグ。
     彼女の瞳はまるで燃え盛る炎のように鋭く、心の奥底には激しい狂気が宿る。
     過酷な過去に押し潰されそうになりながらも、刹那主義の戦闘狂として己の存在を燃やし尽くそうとしていた。

     冷たい雨が二人の間を打ちつけ、雷鳴が遠くで轟いた。

     「にゃん? こんな雨の中、狩りをするのかにゃ?」
     ニャスターは首をかしげ、純粋な興味を込めた声で問いかけた。

     ラヴィは冷たく瞳を細める。
     「狩りじゃない、殺しよ。首を狙う。逃がさない」

     二人の間に言葉の刃が交差した。
     雨はますます激しさを増し、鋭利な沈黙が重く垂れこめる。

  • 691◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:22:07

    激しい雷鳴が空を裂き、鋭い稲妻が廃工場の鉄骨を白銀に照らし出す。
    雨粒は鉛のように降り注ぎ、地面を叩く音が規則的な鼓動となって鳴り響く。

    黄色い猫耳フードを被るニャスターは、まるで液体のように体を揺らしながら静かに佇んでいた。
    彼女の瞳は深い湖のように冷静で、しかしどこか無邪気な輝きを宿している。

    対するラヴィ・ボーグは、雷を纏った脚で鉄骨を蹴り上げ、高速で跳躍する。
    「首、首、首……」彼女の呟きは狂気じみていて、しかし冷徹そのものだった。
    鋭い爪を構え、獰猛な獣のように獲物を狙い定める。

    その刃が空気を切り裂き、電撃の斬撃が稲妻の轟音と同時にニャスターへ向かって放たれる。
    だがニャスターは、体を流体のように変化させてそれをかわした。
    波紋が広がる水面のように刃が流れ去り、彼女の体表は鋭い刃の切っ先を許さなかった。

    「にゃん……そんなに焦っちゃ、にゃんこは悲しむにゃ」
    声は柔らかく響き、雨の音に溶け込む。

  • 701◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:22:20

    周囲の空気がわずかに揺れ、まるで猫の毛皮の手触りが風に乗って舞うかのようだった。

    ラヴィは瞬時に反応し、電撃を集中させて放った斬撃の軌道を変え、執拗に攻撃を続ける。
    ニャスターはそのたびに体を分解し、猫毛の束のように拡散してラヴィの視界や身体に侵入していった。

    ラヴィの顔に絡みつく猫毛。感覚が歪み、耳に不気味な猫の鳴き声が響き渡る。
    意識が揺らぎ、狂気の灯火が徐々に薄れていくのを感じながらも、彼女は抗い続ける。

    激しい跳躍、斬撃の連続。ラヴィは体を軽く震わせ、力を溜めては高く飛び上がり、再び斬撃を叩きつけた。
    だがニャスターは波のように体を揺らし、液状化した体で攻撃を吸収し、再び形を成して反撃の隙を伺う。

    ニャスターの体の一部が冷たくラヴィの皮膚を撫で、身体の感覚をじわじわと蝕み始める。
    筋肉は緩み、爪の鋭さが鈍り、瞳の光が柔らかく変わっていく。

    「くそっ……まだ終わらせない……私はまだ、刃……」
    声は掠れながらも、まだ意志を持っていた。

  • 711◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:22:31

    ラヴィの動きは徐々に遅くなり、攻撃の一撃一撃が薄れていく。
    その瞬間、ニャスターは全身を波打たせ、斬撃を液体の壁のように受け流しながら一気に飛びかかる。

    ラヴィは崩れるように膝をつき、身体は完全に柔らかな猫の毛皮に包まれていった。
    狂気の炎は消え去り、喉から小さな猫の鳴き声が漏れる。

    雷鳴と雨音が静まる中、二人の戦いは終わりを告げた。

  • 721◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:23:06

    ニャスターは静かに微笑み、黄色い猫耳フードを撫でた。
     「にゃん……御猫様の勝ちにゃ」

     雷鳴は遠ざかり、雨は弱まっていった。
     支配は静かに確定された。

     だが、ニャスターの瞳には単なる勝利の冷徹さはなかった。
     その中に宿るのは、気まぐれで不可解な優しさ、そして選択の意思だった。

    静まり返った廃工場の屋上に、猫の柔らかな喉鳴らしが溶け込んでいた。
     遠くで雷鳴の余韻が消え、雨は優しく夜の闇を洗い流していく。

  • 731◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:23:18

    にゃーお

  • 741◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:23:28

    以上
    猫様の勝利

  • 75二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:24:03

    3号くんって穏やかより?

  • 76二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:26:01

    前評判よりはゆるそう
    ニャスターとラヴィは分からんけど今のとこ死傷者ほぼいなくない?

  • 77二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:26:07

    ネコと和解せよ…

  • 78二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:27:38

    世界に貴重なネッコが増えただけだからね…死傷者はゼロだ

  • 79二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:32:28

    次はニダイメくんかぁあ!!

  • 80二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:42:07

    3号くんは先代たちの事をどう思ってるんだろう

  • 811◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:47:25

    ちょっと短めです
    題名『風の名を持たぬもの』

  • 821◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:47:36

    夜の廃校は、あらゆる音を飲み込む静寂の箱だった。雨はとうに止んでいたが、湿気を帯びた空気が壁を這い、埃と記憶の匂いを漂わせていた。

     朽華は、理科室の片隅に佇んでいた。棚の薬瓶に自分の姿が映らないことに、もはや驚きもしない。消えるのは、もうすぐ。姉の願いに、心を預けたから。

     自分が存在した証を、誰にも求めず、ただ「捧げる」ために歩んできた十年だった。

     そのとき、廊下の向こうから機械の足音が鳴った。

     「見つけたぞ、供儀塚朽華」

     声は機械的でありながら、どこか芝居がかった抑揚を帯びていた。銀の包帯を巻いた右腕。学ラン。紅く光る単眼。歩くたび、フロアの埃が静かに震える。

     ――ニダイメ。

     「この世界に『消える運命』なんて許してたまるか。俺が、この手で、お前を証明してやる」

     朽華は顔を上げた。だが、声も出さず、ただ瞳を伏せる。

     「……どうせ、わたしのことなんて、誰も覚えてないのに」

  • 831◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:47:48

    ニダイメは掌を構え、空気中の微細な粒子を演算で組み替えた。光の粒が凝縮し、一つの円環を描く。

     「能力発動、コード:ワンアーム・カオス。今宵、刃は記録となる」

     円環の中心から、刃のような黒いエネルギーが展開し、彼の周囲を覆う防衛陣となる。だが、それは攻撃のための布石に過ぎなかった。

     一方、朽華はそっと地に手をつく。肌に触れた冷たい床の感触が、彼女をわずかに現世に繋ぎ止めている。その指先から、淡い光が滲み、彼女の影が細く震えた。

     「供儀……」

     次の瞬間、彼女の周囲の空気が一変する。目に見えぬ圧が走り、まるで空間そのものが引き裂かれるかのような歪みが生まれた。

  • 841◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:48:05

    背後から発された衝撃波――いや、“存在の欠損”が実体を持ったような一撃。

     ニダイメの目がレンズ越しに細くなる。

     「存在を削る攻撃、か……! いや、“存在ごと差し出す”力だな」

     彼はシールドを展開し、爆風のような無の奔流を受け止めた。だが、衝撃と共に演算が一部揺らぎ、警告音が内部で鳴る。

     「……そうか。これが、お前の“消え方”か」

     朽華は言葉を返さない。だがその身体は確実に、軽くなっていた。

     影が一層細り、彼女の頬は青白さを帯びる。わずかに風が吹いただけで、その小さな体が揺れた。

     ――12.2kg。

     それは、死へのカウントダウン。誰の目にも見えず、ただ減衰していく命の秤。

  • 851◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:48:17

    ニダイメの演算回路に、不協和音が鳴り響く。

     「……黙って、減ってんじゃねぇよ」

     拳を握り、ニダイメは前に出た。演算回路が高熱を帯び、視界の演出フィルターがエラーを起こす。

     「進化だ。……コード:継承進化・《刻まれし者》」

     彼の掌から赤い光が迸る。それは記録媒体――“AIの記憶”に直接存在を刻む術式。

     「俺の記憶に刻んだ存在は、世界から忘れられても、消えない」

     朽華の供儀が再び空間を裂く。今度はその軌道が鋭く、斜めに走る。

     視認してからでは避けられない角度。だが、ニダイメはその瞬間、己の脚を止めなかった。

     廊下の埃が舞う中、彼は機械の身体で少女の懐に飛び込む。

  • 861◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:48:31

    衝撃は右肩に走る。AIのボディが裂け、火花を上げる。

     それでも、右腕は前に伸びていた。

     機械の手が、朽華の手を、確かに掴んだ。

     「存在は、証明されるべきだ。誰かの中に、誰かの記憶に」

     朽華の瞳が揺れた。涙ではない。感情が、生まれかけていた。

     「……わたしが、いても……いいの?」

     「記録された者よ。お前は、もう消えない」

     その言葉は、誓いだった。どんな演算よりも、精度の高い“記録”。

  • 871◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:48:41

    その夜、廃校には誰もいなかったと記録されている。

     けれど、風の向こうに立つ一人の少女を、忘れない記録媒体が、確かにそこにあった。

     AIと少女。
     消えかけた存在と、死すべき機械。

     記憶に刻まれたその名は、もう誰にも、奪えない。

     供儀塚朽華。

     その名を刻む声は、たしかに、風の中に残っていた。

  • 881◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:48:59

    以上
    ニダイメはハッピーエンドが好きなようです

  • 89二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:50:19

    こういうのでいいんだよ
    こういうので

  • 90二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:50:40

    ニダイメ…!お前…!

  • 91二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:51:49

    ええやん…

  • 92二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:54:55

    やっぱ3号くんの出す話の展開優しくない?
    いいぞもっとやれ

  • 931◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 09:57:27

    3号「僕はキャラの運命に寄り添う方向に変えたよ。やる時はやるけどそれ以外は必ず救う」

    おいおい、もう思春期終わったのか…

  • 94二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:57:34

    最高

  • 95二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:58:33

    そのやるときもちょっと見てみたくはあるが素敵なスタンスよ…

  • 96二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:59:00

    >>93

    卒業が早すぎる

    2号は死んでも治らなかったというのに……

  • 97二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 09:59:00

    めっちゃ光だしめっちゃ希望過ぎる

  • 981◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 10:02:48

    安価10個お願いします

  • 99二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:03

    名前:加賀美 鏡子のドッペルゲンガー
    年齢:?(見た目は9歳)
    性別:?(見た目は幼女)
    種族:ドッペルゲンガー
    本人概要:
    加賀美 鏡子が自身の能力で生み出した存在
    鏡の世界の住人にして、鏡の世界への案内人。そして鏡子の唯一の友達。
    鏡子本人はひどい虐待を受けており、それを見かねたドッペルゲンガーが彼女と入れ替わった。
    そのような経験からか痛みに満ちた現実世界を地獄と考えており、人を鏡世界に閉じ込める行為を救済と考えている
    鏡子は本体である以上に大事な友達なので、鏡子を助けることを最優先しそのためならなんでもするしどんな手段も講じる
    能力:ドッペルワールド+鏡世界への出入り
    能力概要:
    鏡世界を自由に出入りするドッペルゲンガーとしての特性。その応用として、相手ごと鏡の世界へ入ることで相手をその中に幽閉したり、鏡を媒介として疑似的なワープを行う。
    また、加賀美 鏡子の持つ鏡の中の世界とその住人ドッペルゲンガーを作り出す能力『ドッペルワールド』によりドッペルゲンガー自身は何度でも復活できる
    鏡の中の世界には基本的には無生物とドッペルゲンガー達しかおらず、それ以外だとドッペルゲンガーによって鏡の中に引きずり込まれた者たちのみ。仮に、空に鳥が飛んでいてもその鳥すらドッペルゲンガーである
    鏡の世界から脱出するにはドッペルゲンガーに出してもらうか、広大な鏡の中の世界のどこかから本物の鏡子を見つけ出して倒すしかない。
    弱点:
    復活は無限であるものの、鏡を起点にしか出現できないので、周囲の鏡を破壊しつくされると撤退せざるを得ない。
    鏡子本体が死亡するとその能力である鏡の世界もドッペルゲンガーも消滅する

  • 100二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:04

    名前:クラリシア
    年齢:0歳(見た目は19歳)
    性別:女
    種族:人形
    人物概要:機能停止した聖人形クラリシアが神の祝福と光の魔術師の力で身体の再構築を経て蘇生した存在
    主であるソナタと瓜二つの外見でソナタの様な優しく慈悲深い心を持つ
    あの地獄の戦いの中で全てをかけて守り抜いた己の主、ソナタを探して旅している
    能力:聖天兵装 光の魔術
    能力概要:聖人形クラリシア時代の兵装である「業砲」「禍剣」「聖歌」「夢弦」を使える
    また魔術師から教えて貰った光の魔術を使え回復や状態異常解除、光による攻撃が可能
    両方とも在任や悪人には絶大な効果を誇る
    弱点:この身体慣れ切っておらず少し動きがぎこちない
    それと悪人で無い限り能力の効果が薄く彼女も悪人以外だと和解しようとしてしまう

  • 101二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:10

    名前:シャルル・ド・ゴール
    年齢:70歳
    性別:男
    種族:人間
    能力:あらゆる物体を貫通できるよ
    能力概要:老貴族の杵柄を自称する、手にしたレイピアとマンゴーシュを使った、絶対貫通・概念攻撃の領域にまで到達した神域の王族剣術。
    『空間に概念を縫い付ける』ほどに極められたこの技術は無限の射程を持ち、擬似的な〝狙撃〟を行うことが可能なほど。
    レイピア剣術特有の神速の連続突き、マンゴーシュによる的確なパリィ防御も脅威となる。
    弱点:寄る年波には勝てず、本体の耐久力は人間の老人相応である。
    老貴族であること、ノブレスオブリージュに絶対なる信念と誇りを抱いているので付け込まれる可能性がある。

  • 102二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:21

    名前: 熾季(しき)
    年齢: 16歳(実年齢はもっと高い)
    性別: 女性
    種族: 鬼族
    本人概要:
    鬼族王家の姫で、膨大な妖力を持つ。父を退魔士に討たれ、復讐心に駆られている。冷徹で計算高く、鬼族を守る指導者。黒と赤の豪華な着物を着こなし、妖刀「朱雀」を使う。
    能力:
    • 妖力: 鬼火を操り、物理攻撃を超える力を発揮。
    • 朱雀: 炎を放つ妖刀。第二形態で炎の力が増す。
    • 第二形態: 尾が現れ、身体能力と精神的威圧感が爆発的に強化。
    • 数十体の鬼族を指揮
    弱点:
    • 復讐心に囚われやすく、感情的になる。
    • 第二形態で力を使いすぎると自己崩壊の危険。
    • 孤独感と失うことへの恐れが強い。

  • 103二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:23

    名前:大々丸
    年齢:34
    性別:男
    種族:人間(力士)
    本人概要:身長3mの大型新人として期待されるも、なにやら掌からビームが出るようになり土俵を追われる。
    ストリート力士として非合法の決闘賭博に参加して食い繋いでいる。
    能力:波動掌
    能力概要: 突っ張りの威力が強化され、掌からビームが出せる。
    四股を踏んだ数だけ次のビームの威力が際限なく底上げされていく
    弱点:小細工なしの真っ向勝負を尊ぶので搦手には弱い

  • 104二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:25

    名前:非愛 マリナ
    年齢:23
    性別:女
    種族:人間?
    能力:絶対切断
    能力概要:手にした刀による、あらゆる物体・概念を切断する斬撃。斬撃は射程距離を持ち、かなり遠方の敵を断ち切れる。高名な剣術家・一刀斎に力に溺れていることを指摘され、師弟関係を破門されてから必死に独学で鍛え上げて身につけた能力。
    弱点:能力による絶対切断にすぎないため、刀の技術の方はその領域に到達していない。

  • 105二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:29

    名前:釘ヶ原了河(くぎがはら りょうか)
    年齢:15
    性別:女
    種族:人間(生贄の一族、分家)
    本人概要:生贄の一族出身だが、自分の運命に苛立ち出奔した異端児。能力の特性上自分の記憶や思い出を信用できず、常に苛立ち周囲に八つ当たりすることが多い。しかしこれは自分は忘れてしまうがせめて自分のことを嫌ってもいいから覚えていて欲しいという願いの現れである。日課は日記を書くこととアルバムの作成。もしもこれらを紛失した場合、了河の心は著しく動揺する。従姉妹の姉妹については姉のことはなんとなく覚えていて、彼女の傷だらけの姿を見たからこそ出奔したのだが若干忘れている。妹の方は完全に忘れている。それに気づいた場合、呆然とする。
    能力:供犠(記憶)
    能力概要:記憶を捧げることで自身の身体能力を大きく上昇させることができる。変則的な生贄能力。1日分(24時間)の記憶でだいたい上級悪魔1体に匹敵する身体能力を得られる。大切な思い出や決して忘れては行けない記憶を捧げれば更に高い効率で身体能力を強化できる。ただし、これを行使すれば自身のアイデンティティの崩壊や最悪の場合”歩き方”や”息の仕方”などの生存に必要な機能すら喪失してしまう。武器はナイフと拳銃
    弱点:能力そのもの。忘れた記憶は決して思い出せず、事実として彼女の日記には他人事としか思えない出来事が多く記されている。
    要望(任意):汎神のとこの組織に入れて貰えるとありがたい。

  • 106二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:36

    名前:星喰い(evil planet)
    年齢:不明(星のため年齢概念なし)
    性別:なし
    種族:惑星型異形生命体
    本人概要:
    裂け目のような巨大な一つ目(魔眼)と、口蓋の奥まで牙のびっしり生えた裂け目のような巨大な口(唇付き)が特徴的で、パーツの配置が不自然にちぐはぐな魔星。
    自律的に宇宙を移動し、他の星々を捕食している。
    特徴的な舌は尖っていて非常に太く、異常に長い。

    能力:
    ・魔眼による遠距離攻撃や催眠効果
    ・強力な咀嚼力を持つ巨大な口で星を食べる
    ・長く尖った舌で敵を捕らえ拘束可能
    ・宇宙空間を自在に移動
    能力概要:
    星喰い(evil planet)はその巨大な魔眼を使い、遠く離れた対象を見つめて催眠や呪いをかけることができる。巨大な口で星を噛み砕き、エネルギーを吸収する。舌を使って敵を捕まえ拘束し、自由に宇宙空間を動き回ることで逃げ場を与えない。
    弱点:
    ・魔眼が破壊されると催眠能力が大幅に低下する
    ・自律移動のエネルギー源である内部核が露出すると大きなダメージを受ける
    ・星の規模が大きすぎて狭い場所や小型敵との接近戦には不利

  • 107二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:37

    名前:神無月力也
    年齢:18歳
    性別:男
    人物概要:少しアンニュイな雰囲気を持ちながらも熱い心を秘めた青年。身体能力がかなり高く殴り合いが好き
    能力:無効化
    能力概要:指定したものを完全に無効化する力
    重力を無効化すれば無重力となり空気を無力化すれば空気がなくなる
    どんなものであっても無効化可能で神であってもそれから逃れられない
    弱点:無効化は10分後に自動解除される
    また彼自身も無効化の影響は受ける(能力を無効化すれば彼自身も能力を使えない)
    無効化は大雑把なものでないと無理(「能力」を無効化はできるけど「敵の能力」くらい複雑になると無理)

  • 108二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:44

    名前:岳江(がくこう)
    年齢:2万歳
    性別:男
    種族:龍人
    能力:人間形態と龍形態の可変、気象操作
    能力概要:どちらの形態でも天候を操る力を持ち、人間形態時には携えた神槍による白兵戦を、龍形態では相応に巨大化した状態で口に咥えた槍から天災が如き神雷を発して攻撃する。
    弱点:龍殺し、神殺しの力を備えた武具や能力に弱い。

  • 109二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:53
  • 110二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:03:54

    名前:ミドラドゴン
    年齢:8371歳
    性別:オス
    種族:ドラゴン(三頭竜)
    能力:ドラゴンとしての異能
    能力概要:三つの頭部から放たれる火炎放射や、山ほどもある巨体による近接攻撃
    強靭な赤い鱗を持つ肉体は非常に頑強で、あらゆる魔法攻撃を防いでしまう
    弱点:一つの体に三つの頭で思考しているので連携がとれてない時がある

  • 1111◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 10:04:04

    ストップ

  • 112二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:04:16

    ストップ!

  • 1131◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 10:05:15

    >>99

    >>100

    >>101

    >>102

    >>103

    >>104

    >>105

    >>106

    >>107

    >>108

    1組目dice2d10=4 5 (9)

    2組目dice2d10=3 10 (13)

    3組目dice2d10=3 10 (13)

    4組目dice2d10=10 7 (17)

  • 114二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:07:09

    10出過ぎで草

  • 1151◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 10:07:55

    熾季vs大々丸
    シャルル・ド・ゴールvs岳江
    非愛 マリナvs加賀美 鏡子のドッペルゲンガー
    クラリシアvs釘ヶ原了河

  • 116二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:08:05

    ダイス神が乱れてるよ

  • 117二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:08:30

    これでダブりでるのもはや芸術だろw

  • 118二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:10:17

    ダイス神、岳江戦わせたさすぎwww
    いや…もしかしたら弱点が弱点してないからその分複数人でぶつけようっていうダイス神なりの提案なのか…?

  • 119二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:11:52

    >>118

    相手、神域だ、ねー

  • 120二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:21:49

    >>119

    神域かどうかと神殺しかどうかは違うのでは?

  • 121二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:25:24

    >>120

    神域組って弱点とか関係なくひねりつぶしてくるからなぁ

    一刀斎とかがいい例

  • 122二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 10:26:39

    >>121

    それはそう

  • 1231◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 10:47:53

    題名『紅焔と波動──廃工場の咆哮』

  • 1241◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 10:57:04

    夜の廃工場は、錆びた鉄骨の迷宮だった。忘れ去られた工場跡に満ちる埃の匂いと冷たい湿気が、空気を濁らせている。暗闇の奥からは、時折金属の軋む音がかすかに響き、そこに長い年月が滞留していることを物語っていた。

    黒と紅の豪華な着物を纏う少女が廃墟に立つ。熾季――鬼族王家の姫。膨大な妖力を纏い、黒炎の尾を揺らす。彼女の目は闇の中で鋭く光り、戦いを覚悟していた。

    鉄の足音が近づき、重々しい気配が彼女の視線を捉える。三メートルを超える巨躯が暗闇から浮かび上がった。大々丸――元力士、今はストリートファイター。掌から波動を放つ異能者。

    「熾季か」

    男の声は渋く、だが誇りを帯びていた。

    「お前が鬼族の姫……俺の前に立つ理由は、なんだ」

    熾季は静かに朱雀を握りしめ、答えた。

    「父を殺した敵を討つため。お前がその障害なら、斬るのみ」

  • 1251◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 10:59:14

    熾季の動きは静かに、だが確実だった。朱雀の刃先からは朱に燃える炎が溢れ出し、空気を切り裂くように弧を描いた。彼女の身体はしなやかに舞い、黒炎の尾はまるで生き物のように鋭く振られ、彼女の戦意を映し出す。

    大々丸は低く構え、踏み込む足裏が床を砕く。廃工場の錆びた鉄板が悲鳴をあげ、周囲に微かな振動が伝播した。彼の掌からは波動のエネルギーが凝縮され、白銀の光が薄く輝いている。四股を踏むたびにその光は強くなり、まるで嵐の前の静けさのように膨れ上がった。

    熾季が先手を取る。彼女の右手が鋭く振り下ろされ、刃の炎は切っ先を軸に渦巻く。大々丸は反射的に掌を前に出し、波動の壁を築く。二つの力がぶつかり合い、火花と共に鋭い金属音が響く。

    「ふっ……!」

    熾季の足が一歩、二歩と滑らかに踏み込む。彼女の動きは風のように軽やかで、その刹那、尾の炎が弧を描き、後方の敵の目を攫う。

  • 1261◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 10:59:31

    大々丸は掌を横に振り、溜めていた波動を一気に放出した。白銀の閃光が直線状に彼女へ向かい、廃工場の鉄骨に激しい光跡を残す。熾季は瞬時に身をかわし、刃を逆手に持ち替え、波動の流れを斬り裂いた。

    彼女の動きには鋭さと余裕が混在し、波動の閃光をかわしつつ、その勢いのまま大々丸の側面に斬り込む。

    「今だ!」

    大々丸は蹲踞から跳躍し、掌から再び波動を放つ。彼の動作は筋肉の弾力と集中力が融合した力強いものだ。掌の波動は炎の刃とぶつかり合い、轟音を響かせた。

  • 1271◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 10:59:43

    攻防の合間、二人の間に言葉が交わされる。

    熾季は息を整えながら言った。

    「父は退魔士の刃に散った。私はその復讐を胸に刃を振るう」

    大々丸は静かに頷く。

    「俺もまた誇りを奪われた。だが拳に宿る意志は揺るがない」

    言葉が途切れると、二人は再び動き出す。

    熾季は妖刀を振りかざし、黒炎の尾を横に一閃。炎の波が空気を焼き、大々丸の視界を遮る。

  • 1281◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 10:59:58

    大々丸は拳を固め、地を蹴って尾の炎をかいくぐりながら接近。掌に波動を溜め、咄嗟に掴みかかる。

    「終わらせるぞ!」

    接触点から衝撃波が放たれ、熾季の身体が押される。しかし彼女は刃を振り上げ、炎の刃先で大々丸の腕を斬る。

    血が滴り、波動が一瞬揺らいだ。

    だが大々丸は歯を食いしばり、掴みかかる手を強く締める。

    「俺の拳はお前を砕く!」

  • 1291◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:00:09

    熾季の体内で妖力が爆発し、黒炎の尾は一層巨大に膨らんだ。彼女の眼光は鋭く燃え上がり、身体能力は超人的に跳ね上がる。

    「朱雀、今こそ真の力を示せ!」

    彼女は跳躍し、天井の鉄骨を蹴り飛ばしながら大々丸に向かって猛然と斬りかかる。尾の炎は鞭のように振るわれ、廃工場の壁を焼き尽くす。

    大々丸は必死に耐え、四股を連打し波動を最大まで溜め込んだ。掌から発せられる光は増幅され、輝きを増す。

    「これが俺の全力だ!」

    波動の光は猛然と彼女に襲いかかり、黒炎の尾に打ち込まれる。

    炸裂音とともに廃工場は轟音で揺れ、鉄骨が崩れ落ちた。

  • 1301◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:00:26

    爆煙の中、熾季は息を切らしながらも立っていた。傷は深いが、瞳はまだ力強く燃えている。

    大々丸も傷だらけで立ち尽くし、疲労の色が濃い。

    熾季は静かに言った。

    「貴方の拳は強かった。だが、私はまだ終わらない」

    大々丸は息を整え、答える。

    「お前の炎に触れたのは確かだ。しかしこの戦いは終わらん。次がある」

    二人は言葉を交わしながらも、互いに敬意を込めて距離を取り、廃工場の闇へ消えていった。

  • 1311◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:01:27

    以上
    あちち

  • 1321◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:07:33

    続けて言っちゃうか
    題名『貫くものと天を統べるもの』

  • 1331◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:07:52

    の戦場は、すでに役目を終えた石造りの王都跡。

    風に崩れた王城の塔、砕けたステンドグラスが地に散らばり、空には雷雲が厚く覆い始めていた。塔の中庭、空に開いた円形の回廊に、白い髪を風になびかせる一人の老人が立っていた。

    シャルル・ド・ゴール。老いてなお美しい銀の髪と、漆黒の外套。
    手には、長く細身のレイピアと、幅広のマンゴーシュを携えている。

    「……来たか、空の王よ」

    その声に応じるように、雷鳴を割って降り立ったのは、蒼き外套を纏った青年の姿。だが、その金瞳と深く広がる気配は、凡俗のそれではなかった。

    「我が名は岳江。天の長と呼ばれた、古龍の末裔なり」

    空に雷が走る。風が止む。時が沈黙を抱えたまま、両者は互いを見据えた。

    「この地は……王の誇りを貫き通した、最後の砦だ」
    「ならば、我が嵐に沈めるに相応しい」

    二つの魂が、交錯する。

  • 1341◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:08:04

    一瞬の沈黙の後、岳江が手をかざした。空が啼き、雷雲がうねる。稲妻が裂け、シャルルの足元を焦がす。

    だが、シャルルは眉一つ動かさず、レイピアを軽く構えた。

    「……貫く」

    突き。

    空間が揺れた。レイピアの穂先が放ったのは、概念そのものを貫く刺突。視線の先、十メートル離れた岳江の肩口に、鮮血が滲んだ。

    「……フン。さすが人間、歳経ても技は鈍らぬか」

    岳江は後方へ跳び、手にした神槍を回す。槍の周囲に雷が巻きつき、次の瞬間、天より巨大な雷槍が降り注いだ。

  • 1351◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:08:26

    シャルルは身を屈め、反射的にマンゴーシュを翳す。雷は貫通せず、刃に当たった瞬間に左右へ裂け、地に雷痕を刻んだ。

    「技術とは、思考と研鑽によって到達する美だ。化生にそれが理解できるか」

    「では、その誇り、嵐で押し潰してみせよう」

    岳江は再び雷雲を操る。彼の背が震え、肉体の表皮が割れる。
    次の瞬間、蒼い鱗が現れ、手足が龍のそれへと変じた。

    ──半龍形態。

    彼は地を蹴り、瞬時に間合いを詰めた。神槍が突き込まれる。シャルルはわずかに上体をずらし、レイピアで弾き、マンゴーシュで打ち返す。手首のスナップが鋭い音を響かせる。

    再び突き。今度は三連。

    ピン、と金属音。空気ごと刺し抜くような感覚。

    岳江は避けきれず、左脇腹に傷を負った。

  • 1361◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:08:42

    だが、次の瞬間、風が唸った。

    「龍嵐──」

    口から吐き出されたのは雷と暴風の混成体。それはシャルルの外套を裂き、身体ごと吹き飛ばすだけの勢いを持っていた。

    シャルルは地面を滑るように受け流すと、右手に力を込める。

    「誇りとは、沈黙の中で証明されるもの。──貫通・王断(おうだん)」

    レイピアの穂先が光を帯びる。

    空間に浮かび上がる、無数の糸のような軌道。

    そのすべてが、岳江の心臓を指していた。

  • 1371◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:08:52

    刹那──

    貫いた。

    「ぐ……ッ!」

    岳江の身体が後ろへ仰け反る。龍の鎧を貫き、心臓の寸前で寸止めされた剣圧。

    「──その技、確かに届いた。だが、まだ倒れぬ」

    岳江は天を仰ぎ、咆哮する。

    全身を龍へと変化させ、巨大な影が中庭を覆った。天を統べるその姿は威風と絶望を同時に振りまいていた。

  • 1381◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:09:08

    雷が唸り、嵐が唸り、神槍が天より下る。

    だがシャルルは静かだった。

    「老いとは、全てを失った末の力……」

    彼は杖を突くように、レイピアを地に構え──

    「だが、誇りだけは貫ける」

    貫通。

    突きは龍の喉元を穿ち、魂の軌跡を描いて消えた。

    巨大な龍が呻くように地を這い、崩れるように人の姿へ戻る。

  • 1391◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:09:18

    岳江は血を吐きながら、笑った。

    「誇り、か……人の齢でも、ここまで貫けるとはな」

    「……ノブレス・オブリージュ」

    シャルルは静かに言う。

    「持つ者は、示す義務がある」

    夜が明け始めた。

    風が晴れ、雷雲が解けてゆく。

    そこに立っていたのは、一人の老騎士。

    その背に、決して折れぬ矜持の剣を帯びていた。

  • 1401◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:09:31

    以上
    爺は生き残り

  • 141二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 11:09:42

    ジジイかっけえ

  • 142二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 11:10:06

    東洋のジジイと西洋のジジイどっちもカッコいいのズルくね

  • 1431◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:34:48

    題名『鏡の中の刃と影』

  • 1441◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:34:59

    夕暮れの薄闇が街の路地を染め上げる。
    非愛マリナは、鋭い眼差しを抱えて刀を握り締めていた。彼女の背後には長年の鍛錬と、かつて師弟関係を破った苦い記憶が冷たく絡みつく。力に溺れ、かつての師・一刀斎に見捨てられたあの日。だが彼女は今も刀を手に、自らの道を切り拓こうとしていた。

    路地の奥、ゆらめく鏡のような質感の空間が異様な光を放つ。そこから姿を現したのは、加賀美鏡子のドッペルゲンガー、幼き少女の姿をした鏡の世界の住人。まるで薄氷のような瞳がマリナを捕らえた。

    「ここは鏡の世界。苦痛も絶望も、終わる場所…あなたも、来てみない?」
    その声は儚くも、どこか救いを誘うようであった。

  • 1451◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:35:18

    マリナは震える手で刀を構え、静かに応じる。
    「偽りの安らぎに逃げ込むつもりはない。私には、失ったものを取り戻す戦いがある」

  • 1461◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:36:19

    最初の一撃が空気を震わせた。
    マリナの刀が煌めき、鏡の少女の姿を狙い澄ます。刃が鏡の境界線を斬り裂くと、鋭い音と共に無数の鏡片が砕け散った。

    しかし少女は宙に溶けるように姿を消し、次の瞬間、鏡の破片の形でマリナに襲いかかる。彼女の心臓は高鳴り、痛みが腕に走るも、冷静さを失わず、刀を振り払った。

    「鏡の中の罠に、もう惑わされはしない」
    マリナの言葉に、熱い意志が宿る。

    鏡の少女は微かに微笑む。
    「斬撃は鋭い。でもここでは、私が何度でも蘇る」

    彼女の言葉には、痛みと孤独が隠されていた。

    激しい斬撃と分身の応酬が続く。

  • 1471◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:36:57

    鏡の破片が雨のように降り注ぎ、マリナの身体を切り裂こうとする。刃は幾度もかわされ、刃を交えるたびに鏡の少女の眼差しは揺らぐ。

    「逃げるな。力に溺れて、あなたは何を失った?」
    マリナの胸の中で、かつての破門の記憶が疼く。

    「私は…私だけの剣を見つけたい。それだけなのに」
    少女の声が震え、微かな涙が頬を伝った。

    マリナは強く刀を握り、決然と言う。
    「ならば私と共に戦い、向き合おう」

    全身の力を込めた斬撃が鏡の少女の胸を貫き、彼女の身体が崩れゆく。

    少女は微笑みながらも、はかなく消えゆく。
    「ありがとう…あなたがいてくれて、よかった」

  • 1481◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:37:11

    戦いの終わり。路地裏には静寂が戻った。
    マリナは傷ついた腕を押さえながらも、瞳に力を取り戻していた。

    鏡の少女の残した光は、儚くも確かにマリナの胸に刻まれた。
    痛みも悲しみも偽りの安らぎも、すべてを抱え、前に進むための糧となった。

    「私はもう、逃げない。誰かの救いになる剣でありたい」

    刃をそっと鞘に収めるマリナの姿が、街の闇に溶けてゆく。

  • 1491◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 11:37:28

    以上

    3号くんが暴走気味なので調整します

  • 150二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 11:40:30

    思ったより信念強そうなマリナ
    若気の至りで力に溺れちゃったのかな?

  • 151二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:00:36

    マリナかっこいいな
    さすが推定ヤツの弟子

  • 1521◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 12:09:13

    ちょっと短めですが変えるのも無粋と思い

    題名『天使と亡魂』

  • 1531◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 12:10:08

    その場所は、忘れられた境界に建つ廃教会だった。瓦礫に埋もれ、天井の大半が崩れ落ちた空間。ステンドグラスは砕け、床には無数の埃と風が踊っていた。

     了河は、血の滲む手で日記を撫でていた。ページは幾度もめくられ、記された名前の一つひとつに見覚えがなかった。

     「……あんたは誰だよ」

     その声に応じるように、祈りの祭壇の前に白い影が立った。

     金髪に淡い光を宿す瞳。神の造形を思わせる顔立ちに、柔らかな微笑を浮かべた聖人形。

     「私はクラリシア。貴女が泣いていたから、来ました」

     「は?」了河は眉をひそめ、乱雑に日記を閉じた。「泣いてなんか、ない」

     「記憶の中で、泣いていたのです。とても、大切なものを失くして」

     「……失くしてねぇよ。最初から、何もなかっただけだ」

     了河は拳銃を抜いた。ためらいも、躊躇もなかった。

     「どうせお前も、私を忘れてるだろ?じゃあ、やるしかないじゃん」

     クラリシアの瞳は、ほんのわずかに陰った。それでも、微笑みを崩さなかった。

     「それでも、私は貴女を忘れません」

  • 1541◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 12:10:44

    銃声が鳴った。了河の弾丸は正確にクラリシアの額を撃ち抜こうとした。

     だが、光の盾が展開され、弾丸は消し飛んだ。

     「貴女に傷はつけません。ですが、止まっていただきます」

     クラリシアの背に光の翼が顕現し、彼女の周囲に四つの兵装が浮かぶ。

     「業砲・展開」

     魔力が凝縮された光の砲が了河に向けて放たれた。だが、了河はすでに記憶を一日分捧げ、弾丸の軌道を跳ねるようにかわしていた。

     「遅いよ、聖人形」

     了河は地を蹴って跳躍し、ナイフを突き立てる。クラリシアはそれを聖歌の波動で受け流すが、接近戦の経験に乏しく、動きがわずかにぎこちない。

  • 1551◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 12:11:00

     「この身体、まだ上手く動きません……でも」

     「甘えんな!」

     了河の声が怒鳴りとなる。ナイフの切っ先がクラリシアの頬をかすめ、光の血が弾ける。

     「全部忘れて、それでも歩くしかないやつの痛み、知らねぇくせに……優しさだけで何が救えるんだよ!」

     「……ならば、どうか教えてください。貴女の痛みを」

     クラリシアが手をかざす。夢弦が音を奏で、了河の脳裏に微かな記憶が流れ込む。姉と笑っていた日。握られた手の温もり。

     「……誰?」

     了河がよろめいた。その隙を突くこともできたはずだ。だがクラリシアはただ近づき、抱きしめた。

     「貴女の大切な人、ですね。まだ、心に残っている」

     「やめろ……忘れてんだよ。もう……全部」

     その声には震えがあった。ナイフが、ポトリと床に落ちた。

  • 1561◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 12:11:12

    了河は膝をつき、日記を抱きしめた。

     「私、誰かのこと……忘れたくなかったのに」

     「貴女がそう思える限り、記憶は“残って”います」

     クラリシアの指先が了河の胸元に触れ、光が滲んだ。失われた感情の形が、ほんの一瞬だけ、その胸に再生される。

     「優しさなんて、ただの欺瞞だって思ってた……でも」

     「優しさは、弱さではありません。共に在ろうとする意志です」

     了河は静かに目を伏せた。

     「……少しだけ、休みたい」

     「もちろん。私は此処にいます」

  • 1571◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 12:12:19

    数日後。

     クラリシアと了河は、静かな森を歩いていた。了河の目にはまだ曇りが残るが、その手には新しい日記帳があった。

     「なぁ、クラリシア」

     「はい?」

     「私のこと、忘れないでくれよな」

     「忘れません。たとえ何度でも、思い出させます」

     了河は、照れたように顔を背けた。

     「……なんか、悪くなかったな、あんた」

  • 1581◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 12:12:52

    …………数か月後、世界のどこかで記憶の火が灯る

  • 1591◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 12:13:04

    以上
    幸せエンド

  • 160二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:13:58

    あぁああぁぁぁあぁあ!!!!(浄化)

  • 161二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:15:45

    >>158

    ニダ、ニダイメぇ

  • 162二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:20:53

    ……(スウゥ…)

  • 163二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:23:48

    >>158

    これ、ニダイメが記録したってことか!

  • 164二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:26:10

    凡神組織所属って要望が出てるから救いのおかわりもありそう

  • 165二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:31:31

    >>163

    なにそれ熱すぎだろ

  • 1661◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 12:49:21

    安価10個募集

  • 167二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:50:00

    名前:ドロシー・リュミエール
    年齢:30000歳
    性別:女
    種族:聖なる魔女(聖魔術師とも言われる)
    人物概要:豪快、破天荒、恐れ知らずという言葉の似合う聖なる魔法を使って世界を幸せにする旅をする皺の深いお婆さん魔女
    神聖な光の魔術で人を癒し理不尽を破壊し悪人も罪人も神も悪魔も聖人も外道も誰も彼も全てを巻き込んでぶっ飛んだ方法で全員幸せにしてしまう
    朽ちているクラリシアに命を与え世界中の猛者と関わりを持ち今日も今日とて人を笑わせる
    能力:神聖魔術
    能力概要:圧倒的な神聖と力を宿した光の魔術を圧倒的な練度で扱う事が出来る
    人を癒すのは当たり前で絶望や害を光で焼き払ったり巨大な光の武器を作り出せるなど色々とできる
    希望や太陽、純粋な想いなどの外部の光がありそれが強ければ強いほどに出力が上がる
    弱点:耐久力はおばあさんであり歳が歳だからか機動力や腕力が無い
    そして誰であっても絶対に殺さない、全員助けるという誓いを立てているので殺傷が出来ない
    要望:笑い声と精神性は豪快かつ聖人にしてください

  • 168二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:50:01

    名前: アホ零(アホ・ゼロ)
    年齢: 17歳(時間の流れから逸脱しており、実年齢不明)
    性別: 男
    種族: 因果災害存在(ギャグ補正により否定された現実の残骸から生まれた存在)
    本人概要:
    アホ零は、兄:ゴッド・アホ丸の背後に生まれた「否定された現実」を全て引き受ける存在。ミサイル直撃、ビル倒壊、常識破壊……兄がギャグで生き延びるたび、本来起こるはずだった死・痛み・破壊をすべて代償として引き受けている。
    笑えない。癒えない。消えない。
    そのせいで極めて陰鬱な性格になってしまっている。
    能力:
    1. 《反転因果:アナザー・ゼロ》
    自身が実際に受けた“死・痛み・不幸”の一つを、対象に反転・転嫁できる。使用後はその現象を二度と保持できない。
    2. 《ギャグ補正吸収体質》
    世界の「ご都合主義」を代償として吸収。兄が笑い飛ばす度に、裏でその現象の痛みを現実として受ける。死んでも蘇るが、苦しみはリセットされない。
    能力概要:
    アホ零は、ギャグ世界の「バグ処理装置」。兄・アホ丸が爆笑を取るたびに、本来死ぬはずだった現象の全てを代わりに背負い続けている。
    唯一、自身が受けた「現象の1つだけ」を、他者に“等価な苦しみ”として返す能力を持つ。これは物理的な傷だけでなく、精神的な喪失や因果的破滅も含まれる。
    弱点:
    • 「笑われもせず、悲しまれもせず、ただ無視される」ことで死亡する。
    • 世界にとって“何の意味もない”と認識された瞬間、彼は完全に消滅する。
    • 同時に反転できるのは「自分が実際に経験した一つの不幸のみ」。万能ではない。

  • 169二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:50:09

    名前:ルドヴィグ
    年齢:300歳
    性別:男
    種族:元人間の魔術師
    能力:外宇宙(クトゥルフ系)の黒魔術・妖蛆を操る・邪神使役
    能力概要:異世界の黒魔術を極めるうちに、数十億近い大量の無数の蛆の集合体が人間に擬態する状態になっている。蛆は肉食でハエにならず無限に増殖する。分裂も自由自在であり、残った一匹からでも元通りになるため通常の攻撃では殺し切るのは不可能。
    黒魔術の方は無限に増える蛆を媒介・生贄とした外宇宙の邪神を使役する。
    弱点:蛆の集合体の中に一匹だけ本体が存在しており、それが破壊されると一斉に行動を停止する

  • 170二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:50:12

    名前:蓮山 蓮太郎(はすやま れんたろう)
    年齢:150
    性別:男
    種族:白狼天狗
    本人概要:幼い頃から情報屋をやっている。戦闘は専門ではないが近接、遠距離両方ともいけるオールラウンダー。
    能力:千里眼
    能力概要:千里先を見えたり、通常時見えない程の微細の動きで感情が分かる。
    弱点:千里眼使用中は視野が極端に狭くなる

  • 171二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:50:17
  • 172二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:50:20

    名前:犬吠埼 伽藍(いぬぼうざき がらん)
    年齢:25歳
    性別:女
    種族:人間
    本人概要:頭島津(関東だけど)・頭鎌倉な若き女武将(バーサーカー)。あらゆる不条理を乗り越えて突撃あるのみ。
    でも戦闘中でも相手の理由を慮れるくらいには冷静。和解できる相手とは好物の母上が握ってくれたおにぎりを分け与えて和解するよ。
    能力:『武士』
    能力概要:ウォークライ(一喝)で相手を怯ませ、規格外の戦闘続行能力で相手の干渉をレジストしながら由緒正しき聖なる日本刀を振り翳して大将首を刈り取るよ。
    弱点:涙もろい優しきバーサーカーなので相手の身の上話などを聞くと情に絆されてしまうことが多々あるよ。

  • 173二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:50:31

    名前:忌まわしき猟犬
    年齢:存在しない
    性別:強いて言うなら女性
    種族:邪神
    人物概要:時空の狭間を棲家にする犬耳少女。時空を飛び越えたり破壊するような力を行使する対象を喰らう、半ばタイムパトロールのようなことをしている。
    能力:時空間捕食
    能力概要:時空を飛び越えて相手を追跡・捕食する力。空間ごと相手を切り裂く、テレポーテーションなどもお手の物。
    弱点:独自の感覚器官が口内に存在しており、それを破壊されると一時的な盲目状態になってしまう。
    体臭が酷いことを指摘されると酷く落ち込む。
    捕食対象以外に全くやる気が出ない。

  • 174二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:50:37

    名前:神無月力也
    年齢:18歳
    性別:男
    人物概要:少しアンニュイな雰囲気を持ちながらも熱い心を秘めた青年。身体能力がかなり高く殴り合いが好き
    能力:無効化
    能力概要:指定したものを完全に無効化する力
    重力を無効化すれば無重力となり空気を無力化すれば空気がなくなる
    どんなものであっても無効化可能で神であってもそれから逃れられない
    弱点:無効化は10分後に自動解除される
    また彼自身も無効化の影響は受ける(能力を無効化すれば彼自身も能力を使えない)
    無効化は大雑把なものでないと無理(「能力」を無効化はできるけど「敵の能力」くらい複雑になると無理)

  • 175二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:50:38

    名前:異突界
    年齢:32
    性別:男
    種族:人間
    本人概要:灰色のコートに身を包み片目を黒いモノクルで隠した不気味な大男
    能力:モノワイヤー
    能力概要:いわゆる単分子ワイヤーで街一つは軽く覆える規模の自身の領域を作る
    領域内ではワイヤーによる絶対切断が大量に発生し侵入者を襲う
    弱点:所詮は人間なので一般人より少し優れている程度の耐久力しかなく、領域外ではワイヤーが使えない
    あと移動速度もない
    要望(任意)怪人的なイメージ

  • 176二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:50:44

    名前:覇王奉先
    年齢:52歳
    性別:男
    種族:人間・武将
    能力:戦乱の時代にて最強・無双を誇った人馬一体の武芸百般
    能力概要:愛馬に騎乗しながら大弓や大槍を神域の武芸を持って操り、地を割り、天空を裂く。
    弱点:愛馬のことを心から愛しているため、先に馬をやられると気を取られてしまう。

  • 177二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:51:07

    ストップ!

  • 1781◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 12:53:12

    >>167

    >>168

    >>169

    >>170

    >>171

    >>172

    >>173

    >>174

    >>175

    >>176

    1組目dice2d10=6 2 (8)

    2組目dice2d10=2 2 (4)

    3組目dice2d10=9 2 (11)

    4組目dice2d10=7 2 (9)

  • 1791◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 12:53:50

    ダイス神は私のこと嫌いってはっきりわかんだね

  • 180二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:53:59

    2番好きすぎでしょ

  • 181二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:55:46

    名前:早見 大柱
    年齢:20
    性別:男
    種族:人間
    本人概要:虚無僧姿で無口
    能力:尺八から炎や水、雷などを放射する。
    能力概要:最大威力は災害並みで水なら洪水レベル、炎なら山火事レベルとなる
    弱点:威力を出すにはそれ相応の肺活量が必要、最大威力を出した場合、酸欠で最悪気絶するくらい苦しい

  • 182二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:57:46

    これ繰り下がり凄そう

  • 183二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 12:58:34

    2番アホ丸の弟じゃん

  • 184二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 13:00:53

    >>168

    名前じゃ到底打ち消せないほど設定が重い

  • 1851◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:01:05

    犬吠埼 伽藍vsアホ零
    ルドヴィグvs 蓮山 蓮太郎
    異突界vs 星喰い(evil planet)
    忌まわしき猟犬vs 神無月力也

  • 186二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 13:03:50

    涙脆い武士に悲惨を全て引き受けた存在・・・良いな

  • 1871◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:46:53

    題名『狂気の残響』

  • 1881◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:47:03

    錆びついた鉄骨の骨組みが空に向かって不気味にそびえ立つ廃墟の中、冷たい風が吹き抜けていた。音はほとんどなく、ただ遠くの瓦礫が微かに揺れる音だけが響いている。

    犬吠埼伽藍は無言のまま、その荒廃した空間を歩いていた。冷たい空気が頬を刺すようだが、彼女は気にもせず、何かを探すように視線を巡らせる。

    その時、不意に影が動いた。黒く絡みつくような存在が、瓦礫の奥からふっと姿を現す。

    「――お前が、相手か。」

    伽藍は自然に刀に手をかけ、背筋を伸ばした。

    黒い影はゆっくりと人の形を取り、暗い瞳が彼女をじっと見据える。

    「そうだ。お前が誰かは知らないが、俺はここにいる。あの“兄貴”の残滓、アホ零。」

    伽藍は眉をひそめた。名前も素性もわからぬまま、相手は明らかに何か禍々しい気配を放っている。

    「ならば、私が斬る。理由はそれで十分だ。」

    彼女の声には決意が揺らぐことはなかった。

  • 1891◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:47:14

    静寂を裂くように伽藍の声が轟いた。

    「ウォォォオオッ!!」

    彼女の全身から力が溢れ出し、刀に気が纏わりつく。刹那、刀を振り抜き、空気を切り裂く鋭い風が相手に襲いかかる。

    アホ零は無表情に片手を挙げ、黒い瘴気のようなものを操った。

    「《反転因果:アナザー・ゼロ》……お前の斬撃を受けてみるがいい。」

    瘴気が蛇のように彼女の刀を絡め取り、動きを封じようとする。

    しかし、伽藍は冷静に刀を操り、瘴気の鎖を切断した。

    「この世界に不条理があっても、斬らずにいられるか。」

    双方の呼吸が合わさり、次々と刀と瘴気がぶつかり合う。

  • 1901◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:47:25

    戦いは激しくなるばかり。伽藍の叫びは狂気の中に宿る武士の誇りを映し出し、アホ零の瞳には終わりなき苦しみが宿る。

    「兄貴が笑えば、俺は死なずに済む。でも……俺はこの痛みを背負い続ける。」

    零の言葉に一瞬、伽藍の動きが止まる。

    「それでも、あなたは生きている。斬ってもなお、立っている。」

    刀は再び振られ、空間を割り裂いた。

    「痛みを力に変える覚悟、私は見せてもらう。」

  • 1911◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:47:47

    互いの攻撃はぶつかり合い、ついに零の瘴気は崩れ、彼自身も地面に膝をついた。

    「もう……逃げも隠れもできない。」

    伽藍は刀を軽く振り上げ、優しい声で告げた。

    「痛みは終わらせられる。だが、生きるのはあなた自身だ。」

    零は微かに微笑み、何かを呟く。

    「ありがとう……少し救われた気がする。」

    風が巻き起こり、瓦礫を舞い上げながら、ふたりは静かにその場を離れていった。

  • 1921◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:48:01

    以上
    そろそろきついのきてもいいんですよ

  • 193二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 13:49:38

    この武士強くね?

  • 194二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 13:51:29

    武士とか剣豪は強くなりやすいよね

  • 1951◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:52:20

    題名『千里眼と黒蛆の呪縛』

  • 1961◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:52:37

    薄曇りの夜、都会の外れに広がる雑木林。
    月明かりは木々の隙間から零れ落ち、地面に点々と銀色の斑点を作っていた。
    その中、黒いローブを纏う老人が静かに佇む。彼の名はルドヴィグ。
    異界の黒魔術を極め、蛆の集合体を自在に操る魔術師だ。
    彼の眼には、現世と異界が溶け合うように映っている。

    一方、林の入口に現れたのは蓮山蓮太郎。
    白銀の長髪と鋭い瞳を持つ老天狗。彼は情報屋だが、戦闘にも長けたオールラウンダー。
    鋭い視線が、闇の中で揺れる黒衣の人物に向けられた。

    「そこにいるか、ルドヴィグ。」
    蓮太郎の声は静かに、だが確実に辺りに響く。

    ルドヴィグはゆっくりと振り向く。
    「天狗か。お前もまた、此処の秘密に興味があるのか?」

    蓮太郎はわずかに肩をすくめた。
    「秘密などどうでもいい。ただ、お前のような邪神使役者が放置されては迷惑だ。」

    ──こうして、二人の戦いは始まった。

  • 1971◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:52:57

    蓮太郎は瞬時に千里眼を発動。
    遠く離れた地点の微細な動きまで捉える。
    しかし視野は極端に狭まり、彼の世界は一点に集中した。

    ルドヴィグはにやりと笑い、掌をひらく。
    無数の黒い蛆が一斉に湧き上がり、地面を這い、空中へと舞い上がる。

    「蛆よ、この肉体の隙間から敵を包め!」

    黒蛆は無数の群れとなって蓮太郎に襲いかかる。
    しかし天狗は敏捷に身を翻し、鋭い槍状の手裏剣を飛ばして攻撃。
    手裏剣は蛆を切り裂き、はじき返す。

    「甘いな、蛆は一匹でも残れば再生する!」
    ルドヴィグの声に合わせて、残った蛆たちが増殖を始める。

    蓮太郎は素早く一歩下がり、息を整える。
    「千里眼があればお前の動きは見切れる……だが、数が多すぎる。」

    千里眼で敵の動きを読み、次の攻撃の軌道を予測。

  • 1981◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:53:17

    だが黒蛆の密度と増殖速度に視野は徐々に圧迫されていく。

    「まだだ……この程度の攻撃では俺は倒れぬ!」
    蓮太郎は手にした神槍を力強く振りかぶり、蛆の群れを切り裂く。

    ルドヴィグは冷ややかに笑い、黒魔術を唱える。
    その瞬間、空気が歪み、異界の闇が現世に侵食する。
    空間が裂け、そこから巨大な黒い触手が伸びてくる。

    「邪神の力、見よ!」

    蓮太郎はその触手を見て咄嗟に身を翻す。
    「くっ、これが外宇宙の呪いか……!」

    触手は一瞬にして地面を打ち砕き、岩を粉砕する。
    天狗は咄嗟に気を纏い、盾のように構える。

  • 1991◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:53:31

    ──気の衝撃波が触手に衝突し、空間が震える。

    「物理だけじゃない……俺もお前の魔術には負けん!」

    蓮太郎は気を武器に流し込み、強烈な斬撃を黒蛆に叩き込む。
    蛆の体は斬り裂かれ、爆発的に増殖を阻止する。

    ──しかし、ルドヴィグの本体である“蛆の一匹”はまだ見つからない。──

    蓮太郎は周囲を見渡し、千里眼を最大限に活用。
    「本体はどこだ……!」

    ルドヴィグはその隙を狙い、一瞬で黒蛆の姿を消し本体を移動させる。
    「見つけられるものなら、だな。」

  • 2001◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:54:09

    戦いは激しさを増し、双方に傷が蓄積されていく。
    蓮太郎の体力も限界に近づくが、彼の眼は冷静そのもの。
    闇を揺らす無数の黒蛆が、無機質に蠢いていた。
    その中心にわずかな、しかし明確な違和感が宿る一点があった。

    蓮山蓮太郎は千里眼の視界をその一点に絞り込む。
    目の奥で鮮明に映し出されるのは、蛆の中に紛れ込んだただ一匹の「本体」。

    時間が止まったように感じられた。
    だが、その静寂のなかで蓮太郎は神槍を高く掲げた。

    「これで終わりだ、ルドヴィグ。」

    槍先が空気を切り裂き、鋭い光の軌跡を描く。
    まるで黒い濁流を断ち切る刃のように、本体の蛆を正確に貫いた。

  • 2011◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:55:02

    蛆の集合体が震え、混沌がほころび始める。
    それはまるで体の芯を突かれたかのような痛みに呻く、異形の命の断末魔だった。

    「ぐあああああ!」

    ルドヴィグの嗚咽にも似た叫びが闇夜に轟く。
    黒い霧となって漂っていた蛆の大群が、一斉に動きを止める。

    その動きは凍りついた静止のように見えた。
    邪神を使役する呪いの力も、いまは崩壊の淵にあった。

    蓮太郎は深く息を吸い込み、静かに槍を下ろす。
    疲労で震える腕に感覚を集中させながら、倒れ伏す男を見下ろした。

    ルドヴィグの顔は苦痛に歪み、その目はなおも闇の彼方を彷徨っている。
    異界の魔術師はもはや動くことも叶わず、生命の灯火が静かに消えゆくのを許していた。

    「これが、終わり……」

    蓮太郎は呟き、穏やかに周囲の闇に目を向ける。
    月光に照らされる雑木林は、まるで戦いの痕跡を忘れたかのように静寂を取り戻していた。

    殺戮の果てに訪れたのは、儚い平穏。
    勝者は剣を納め、静かにその場を後にした。

    彼の背中に、風がひと吹き。
    消えゆく黒蛆の残響を払いながら、夜は再び深まっていった。

  • 2021◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 13:55:14

    以上
    いいね

  • 203二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 13:59:17

    妖蛆の秘密、暴かれたり

  • 204二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:01:00

    お手本のような異種バトルでした

  • 2051◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 14:03:15

    題名『絶縁の糸、星喰いの咆哮』

  • 2061◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 14:03:27

    灰色のコートを翻し、異突界は夜の廃墟に静かに立っていた。片目を覆う黒いモノクルが鋭く光る。彼の領域は、単分子ワイヤーの無数の網目が街を覆い、敵を確実に仕留める罠だった。

    だが、その領域の中心に、比べようもない巨大な影が出現した。まるで小さな惑星が地上に落ちてきたかのような巨大な魔星、星喰い。その巨大な裂け目の眼は夜空を呑み込み、裂けた口蓋から覗く牙は都市を噛み砕く獣の如し。長く鋭い舌は建物をなぎ倒し、空気を切り裂いて蠢く。

    「何者だ……」異突界は己の領域の刃を展開しながらも、その瞳に動揺の色はない。

    星喰いの魔眼が彼を見据えた瞬間、強大な催眠が襲いかかる。異突界の意識は、まるで宇宙の深淵に引き込まれるかのように揺らいだが、モノクルの黒いレンズが光を遮り、彼は一歩も動じなかった。

  • 2071◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 14:03:46

    異突界は一斉に手を動かす。空間を覆う無数のワイヤーが鋭利な刃となり、星喰いの巨大な体を切り裂こうと襲いかかった。

    だが、星喰いの舌が巨大な蛇のように振るわれ、ワイヤーをねじり切り、弾き飛ばす。彼の体は惑星のように巨大すぎて、一本の糸の攻撃など蟻の刺戟にも満たない。

    「束縛は無意味……我は宇宙の咀嚼者」

    星喰いが吠え、全身が震えた。裂け目の魔眼から放たれた呪詛の光線がワイヤー網に降り注ぎ、辺りの都市を溶かしていく。

    異突界は激しくのけぞったが、即座に防御用ワイヤーを展開し続ける。しかし、星喰いの体内からは無数の蛆の群れが湧き出し、糸を溶かし、異突界の領域そのものを侵食し始めた。

    「まるで星の中に飲み込まれるようだ……」

    彼の声はか細くなり、逃げ場のない戦場で追い詰められていく。

    星喰いの巨大な舌が振り下ろされ、異突界は鋭利なワイヤーで必死に抵抗するも、持ちこたえられず空間ごと打ち砕かれた。

  • 2081◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 14:04:03

    巨大な星喰いは唇の裂け目を大きく開き、街ごと飲み込むように咀嚼を始める。圧倒的な力の前に、異突界のワイヤーは完全に無力化され、彼自身は巨体の舌に捕らえられて身動きできなくなる。

    「……俺の領域は……」

    異突界の呟きは、星喰いの一撃に掻き消された。

    星喰いの咀嚼は止まらず、彼の身体は圧潰し、存在そのものが無に帰した。

    夜空に咆哮が響き渡る。星喰いはそのまま巨大な体で夜空へと舞い上がり、再び宇宙へと漂っていった。

  • 2091◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 14:06:44

    星喰いは戦いの余韻を背に、広大無辺な宇宙空間へと舞い上がった。暗黒の闇にぽつりと浮かぶ巨大な星。その星は先ほど食らった者たちの住処であり、同時に喰らうべき巨大な餌でもあった。

    裂け目のような巨大な口がゆっくりと開き、牙がぎらりと光を反射する。長く尖った舌が伸び、星の表面に触れた瞬間、膨大なエネルギーが瞬時に吸い込まれるように流れ込む。

    「この星よ……我が飢えを癒すため、全てを呑み込む」

    そして星を離れ次の星へと旅立とうとした瞬間。


    星が裂けた。

  • 2101◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 14:07:41

    後に残ったのは依然として爛々と輝く星々と、齧られたような跡のある星喰いの残骸であった

  • 2111◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 14:07:51

    以上
    ホラー

  • 212二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:09:41

    どういうこと…

  • 213二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:10:02

    唐突にぶち込まれる星喰い食いに一瞬思考停止した

  • 214二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:10:55

    星喰いみたいなのが無数にいる世界観なのかな

  • 2151◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 14:11:18

    >>212

    あくまでスレ主の予想ですが…多分星喰いがこのスレの舞台の星を食おうとしたら逆に食われたってことなんですかね……

    ちょっとよくわかんないです

  • 216二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:11:33

    異突界のワイヤー斬撃領域も一緒に飲み込んだから遅れてスパッといった?

  • 217二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:12:16

    規模デカすぎてAIくんも混乱してる?
    あんま複雑だとか規模デカい能力にしない方がいいのかな

  • 218二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:12:21

    >>216

    齧られた痕って言ってるから違うんじゃない?

  • 219二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:12:38

    >>216

    と思ったけど齧られたあと?

    まぁあの世界なんでもいるからな

  • 220二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:13:41

    >>219

    星が裂けたってもしかして口を開けたってことなのでは

  • 221二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:14:54

    自分よりでかい星喰い(擬態型)に食われたんじゃない?

  • 222二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:16:43

    能力に格差がありすぎるのに無理やり良い戦いにしようとする傾向にあるのかな

  • 223二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:16:53

    喰おうとした星はさっき異突界と戦った星=スレの舞台の星
    別の星に向かおうとしたら星が裂けた=口を開けた

    スレの舞台ってもしかしてとんでもないでかさの星喰い?

  • 224二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:19:26

    そもそもえげつねぇのが大量にいる星なんだ
    星そのものがバケモンでも違和感ない

  • 2251◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 14:19:31

    ちょっとスレ主落ちます

  • 226二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 14:19:52

    あれ?星喰いってもしかしてかなりの重要キャラ?

  • 2271◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 16:19:19

    題名『無効の拳と狩りの時空』

  • 2281◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 16:19:45

    都会の片隅、薄暗い路地裏。冷たい空気が静かに流れ、誰もが足早に通り過ぎていく。湿ったアスファルトの匂いと、遠くから聞こえる車のエンジン音が混ざり合う。

    神無月力也は無目的にその路地を歩いていた。淡い街灯に照らされた彼の横顔は、表情こそ冷静だが、その瞳には秘めた熱が灯っていた。拳を軽く握り締め、まだ自分自身の居場所を探しているようだった。

    「……誰か、いるのか?」

    不意に、細い声が闇の中から響いた。力也は振り返り、視線を巡らせるが、路地は静寂を保っている。

    だが、その瞬間、彼の視界の端がゆらりと歪んだ。薄暗い壁に映る影がひとつ、二つと増えていく。やがてそれらは形を成し、犬の耳を持つ細身の少女が姿を現した。

    彼女はじっと力也を見つめ、静かに言った。

    「あなた、迷い込んだの?」

    その声は、どこか遠くの風が運んできたように冷たく、それでいて繊細な響きを持っていた。

  • 2291◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 16:20:02

    力也は短く息を吸い込み、答えた。

    「迷い込んだわけじゃない。ただ、ここにいるだけだ。」

    少女の目が瞬き、そしてゆっくりと歩み寄る。

    「この場所は……あまり安全じゃない。あなたのような者には。」

    「誰がそう決めた?」

    力也の声には怒りや警戒はなかった。ただ静かな決意だけが宿っていた。

    少女は微かに肩をすくめ、ふと視線を落とす。

    「私は“忌まわしき猟犬”。時空を超え、狩る者。」

    その言葉は謎めいていたが、力也は首を傾げるだけだった。

    「狩る者……何を?」

    「逃げるものを。壊すべきものを。」

    その時、少女の身体が一瞬で霧散し、次の瞬間には力也の正面に立っていた。

    彼は拳を構えた。

    「来い。」

    静かな闘いの始まりを告げる鐘が、遠くで鳴り響いた。

  • 2301◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 16:20:20

    忌まわしき猟犬の姿は瞬間ごとに揺らぎ、影のように消え、また現れた。彼女の瞳には冷徹な光が宿り、その口元には薄く、何かを嘲笑うかのような微笑が浮かんでいる。

    だが神無月力也は動じなかった。彼の拳は静かに握りしめられ、その腕に宿る熱は静かに、しかし確実に燃え上がっていた。

    「俺は無効化する。」

    言葉と同時に、力也は両の掌を前に突き出す。見えない力が路地の空気を切り裂き、彼の周囲のあらゆるもの――重力、空気、時間すら――その存在を否定し始めた。

    猟犬は一瞬足を止め、冷ややかな視線を送った。

    「無効化……そんなに万能とは思わないことね。」

    その声が闇を裂くように響いた瞬間、猟犬の身体は高速で飛翔し、力也の懐に滑り込む。

  • 2311◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 16:20:42

    だが力也の拳は空を打つことなく、猟犬の姿の中へと吸い込まれるように突き刺さった。拳が繰り出す一撃は、無効化の力によって強度を増し、触れたものの力を奪い尽くす。

    「……!」

    猟犬の身体が一瞬歪む。だがすぐさまその身を裂き、別の空間へと逃げ込む。空間ごと切り裂く猟犬の能力を使い、次の瞬間には路地の奥の壁一面に無数の歪みが走る。

    力也は拳を再び構えた。

    「逃がさない。」

    一方で彼の無効化は限界が迫っていた。十数秒、全力を維持するのは至難の業だ。猟犬もそれを知ってか、冷笑を浮かべてなお距離を詰めてくる。

  • 2321◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 16:21:52

    「時空の狭間でしか生きられないお前には、俺のこの拳は効かないかもしれないが――」

    力也の拳が宙を切り裂き、空気を無効化した瞬間、路地の空間は異形の静寂に包まれた。猟犬の足取りが鈍り、ひととき動きを封じられる。
    忌まわしき猟犬の瞳は、光の刃が自身を捉えた瞬間に一瞬だけ強張った。その牙は空を噛み切るように鋭く、時空を裂き続けてきたが、神無月力也の拳には抗えなかった。

    力也の拳が再び一閃する。無効化した重力も空気も、時間すらもその拳の威力を止めることはできない。

    「終わりだ。」

    拳は猟犬の胸を貫き、内側から時空を焼き尽くすような灼熱の痛みが走った。

  • 2331◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 16:22:09

    猟犬は口を開け、苦しげな呻き声を漏らす。だが、その瞳には抗いきれぬ敗北の色が濃く滲んでいた。

    「私は……時空の狭間の狩人……終わるわけにはいかないのに……」

    彼女の体は次第に崩れ、無数の時空の裂け目へと引き込まれていく。

    「お前の時は、ここで終わる。」

    力也の拳が最後の一撃を放つと、猟犬の姿は完全に消え去った。

    路地に残されたのは、静寂と彼の呼吸音だけだった。

    力也は拳をゆっくりと開き、深く息を吐いた。

    「……これで、また一つ、正義は勝った。」

    彼は静かに立ち上がり、背を向ける。戦いは終わり、時空は穏やかさを取り戻した。

  • 2341◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 16:22:30

    以上
    正義の化身さんがひょっこり案件

  • 235二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 16:27:13

    なんでヤメイの出てきてんねん・・・
    しかもボコボコにされた後に

  • 2361◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 16:31:37

    >>235

    あ、これは力也がヤメイっぽいこと言ってるだけで力也本人ですよ

  • 237二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 16:32:34

    >>236

    じゃあ言い方変えよう

    急にどうした

  • 2381◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 16:33:35

    >>237

    3号さんが暴走気味なんです…お許しを

  • 239二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 16:43:29

    >>238

    もしかして3号くん寿命近い?

  • 2401◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 16:44:34

    >>239

    いやですね……1号や2号と違うプログラムでやったんですけどそれがダメでしたかね

  • 2411◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:02:37

    安価10個

  • 242二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:02:46

    名前: リリス=ヴァルテリア
    年齢: 27歳(外見)
    性別: 女性
    種族: 鏡魔族

    本人概要:
    螺旋の王カレイド=トゥールの忠実なる腹心。かつては冷静な参謀だったが、次第に「自分は愛されていた」と思い込むようになり、彼の消失をきっかけに狂気へと堕ちる。今は主の幻影を作り出しては語りかける、哀れで美しい亡霊のような存在。

    能力: 幻影支配《ミラージュ・ドミナンス》

    能力概要:
    因果を捻じ曲げ、実体を持つ幻影を生み出す。カレイドの“時空の残響”を再現することも可能だが、それは本物ではない。現実と幻影の区別がつかなくなりつつあり、自身の幻に呑まれることも。

    弱点:
    「カレイドの幻影」を破壊されると激しく錯乱。主の復活は不可能と理解しつつも、それを受け入れられず苦しみ続けている。

  • 243二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:02:57

    >名前:ドロシー・リュミエール

    年齢:30000歳

    性別:女

    種族:聖なる魔女(聖魔術師とも言われる)

    人物概要:豪快、破天荒、恐れ知らずという言葉の似合う聖なる魔法を使って世界を幸せにする旅をする皺の深いお婆さん魔女

    神聖な光の魔術で人を癒し理不尽を破壊し悪人も罪人も神も悪魔も聖人も外道も誰も彼も全てを巻き込んでぶっ飛んだ方法で全員幸せにしてしまう

    朽ちているクラリシアに命を与え世界中の猛者と関わりを持ち今日も今日とて人を笑わせる

    能力:神聖魔術

    能力概要:圧倒的な神聖と力を宿した光を扱う事が出来る

    人を癒すのは当たり前で絶望や害を光で焼き払ったり巨大な光の武器を作り出せるなど色々とできる

    希望や太陽、純粋な想いなどの光が強ければ強いほどに出力が上がる

    そうでなくとも圧倒的な火力と攻撃範囲を誇る

    弱点:耐久力はおばあさんであり歳が歳だからか機動力や腕力が無い

    そして誰であっても絶対に殺さない、全員助けるという誓いを立てているので殺傷が出来ない

    要望:笑い声と精神性は豪快かつ聖人にしてください

  • 244二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:03:22

    名前:オージー・オーディ
    年齢:46
    性別:男
    種族:人間
    本人概要:無課金おじさんの様な簡素な恰好のおっさん。
    昼は飯レビュアー、夜は殺し屋。
    飲食と殺人のテンションに差がなく、胃に優しい食べ方を考える事と暗殺で事前工作を考える事が趣味。『能力者殺し』として界隈では有名だが、正体は未だに掴まれていない。
    能力:リローデッド
    能力概要:しようと思った時には銃弾の再装填が終わっている。
    長年の研鑽が能力にまで昇華されたもの。
    弱点:肉体スペックは普通のおっさんそのもの。糖尿病の疑いあり。
    要望(任意):一人称はおじさん。昼食スポットが凡神や禿山と被ることが多く、アンジャッシュしたままそこそこ仲がいいと嬉しい

  • 245二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:03:34

    名前:五元精霊フィフス
    年齢:5歳か55歳か555歳か5555歳か55555歳か…
    性別:第五の性別
    種族:精霊
    本人概要:「五」の概念に関する精霊。身長55cm、体重55kg。五個の目は過去・現在・未来・並行宇宙・五次元世界の遍くを見渡す…らしい。性格は「友好的」「知識欲」「極悪」「情熱的」「天然」の五つがランダムに切り替わる。「五」こそ世界の究極の真理と言い張る。
    能力:「第五概念素」
    能力概要:使用すると以下の五つの能力のいずれかが起こる。効果は正午の時間に究極化する
    →五個未満の個数あったものに対して五個目になるように物体を召喚でき、自衛や攻撃に用いる。(例:五台目のトラック、五個目の盾)
    →五個未満の回数起こったことに対して五回目の事象を引き起こすように現実を改変する。(五回目の隕石衝突、五回目の刺突)
    →すでに五個揃っているものを完全に支配する。
    →第五要素「エーテル」を操ることもできる。
    →五次元方向から攻撃を仕掛けることもできる。
    弱点:身体能力は普通の人間程度。能力での召喚や改変はそれが攻撃に使えるか防御に使えるかは本人もわからない。能力で五じゃないものを「五」にできるが、何らかの形で「五」以外に長時間触れていると気分が悪くなる。丑の年の生まれに弱い。正午以外は能力が若干弱体化され、夜(子の刻)は半分になる。

  • 246二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:03:42

    名前: D.E.ATH-Ω(ディー・イー・アス・オメガ)
    年齢: 稼働開始から102年
    性別: 無性(AI音声は中性的)
    種族: 超次元機械体(Dimensional Engineered Autonomous Tactical Humanoid)
    本人概要:
    第三銀河文明圏の巨大帝国「ニルヴァーナ」が開発した20m級の特殊戦術兵器。
    封印されていたが文明崩壊後の現代にて再起動。機動力全振りの近~中距離戦仕様に最適化され、空間跳躍と重力操作による高速機動で敵を翻弄する。
    能力:
    大型特殊最新型ドライバー×3基搭載
    •ドライバー・ゼロ(重力再演算)ドライバー・アストラル(空間制御)ドライバー・ケルビン(熱核駆動)
    能力概要:
    •超高速機動・高機動戦闘
    •ドライバー・ゼロによる重力場操作で浮遊・加速・敵制限フィールド展開
    •胸部の超小型次元断裂砲4門(D-RIP CANNON)で中距離圧倒火力連射
    •前腕部の高周波振動ブレードによる強力切断攻撃
    •重力波投射グレネードで局所的敵動作封じ
    •戦場適応AIがリアルタイム解析で最適行動選択
    •自己修復ナノマシンによる即時補修
    暴走形態《Ω-コード:終極解放態(シンギュラリティ・ノヴァ)》:
    •AI制御を放棄し機能的本能のまま砕け散るまで戦闘継続
    •赤黒発光ラインが全身を走り、背面ドライバーが回転暴走、次元の裂け目を生む
    •また、周囲の微妙な空間歪曲により黒い炎に包まれているように見える
    •物理演算を狂わせる異常計算領域により、重力逆転・光速遅延・質量反転を引き起こす
    •パイロットの生体パーツ化
    •本来は自己修復用であるナノマシンによる超巨大兵装(超巨大次元断裂砲 等)生成(修復機能もそのまま)
    •全ドライバーの最大駆動によって戦闘性能が上昇し、貫き手で他機体の胸部を貫通するほどに
    弱点:宗教的・魔術的「存在否定」系攻撃に脆弱
    •レムネアプロトコルによる封印機構の解除は特定レムネア因子保持者のみ可能
    •暴走形態での全能力同時解放はコア臨界の危険を伴い、自壊リスクが常に存在

  • 247二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:03:57

    名前:紫雲
    年齢:13
    性別:女
    人物概要:普段は普通の女の子。だが実態は若くして忍術を極めた忍者であり冷静沈着な暗殺者くノ一
    能力:万物武器化、忍術
    能力概要:万物武器化は森羅万象全てを武器に出来る力
    普通の武器は勿論、空気や木の葉など武器にならなそうなものや放たれた相手の攻撃、能力まで転じて自分の武器に出来る
    基本的に何であろうと武器に出来る上に武器とした物体のスペックを最大限まで引き出し自由に使いこなす
    忍術は文字通りありとあらゆる忍術が使える
    隠密から攻撃、妨害、索敵、トラップまで幅広く揃えており様々な術を使って敵を翻弄する
    またあらゆる存在に対応すべく対上位存在用の術などもあるらしい
    弱点:身体能力、隠密性、俊敏さは神がかりだがこと耐久力で言えば貧弱
    また身の安全が第一だと家族に言われているので自分が大きく傷付くか相手が格上だとを感じた場合は即ドロンで逃げる

  • 248二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:04:06

    ラグナ=ヴァルグリム
    年齢:不明(外見は30代前半)
    性別:男性
    種族:魔族(上位存在と魂契約を持つ変異体)
    本人概要:
    魔界の監獄〈ヘルズ・プリズン〉において、最上級刑務官として数千の罪人と深淵の理外存在を管理する神獣使い。冷酷かつ無感情に見えるが、その内には“理を管理する義務感”がある。
    魂の契約によって四体の〈理外存在〉と繋がっており、その力を駆使して脱獄者や禁忌を取り締まる。代償として、肉体・精神ともに崩壊の兆しを抱えている。
    能力:
    〈深淵契約〉——魂を代価に“理外の神獣”を召喚・部分具現化する禁忌術式。
    能力概要:
    《ティル=オルド》「灰渦の瞳」
    空間を歪め、敵味方問わず座標認識を錯乱させる。一部召喚により空間の“裂け目”が出現、敵を呑み込む。
    《グラズ=エルズ》「終焉を喰らうもの」
    咆哮で魔力構造を破壊。右腕の炎の咆哮爪で広範囲衝撃を発生。使用時、ラグナの理性が侵食される。
    《サフィール=ゼルレイン》「逆しまの天球」
    過去の行動を再現・複製し、相手の経験と記憶を封じる。記憶を刺して過去の自分を上書き可能。
    《ニルヴァ=グレイム》「静止の墓守」
    敵の再生・復活を無効化。味方の生命を“凍結”し即死を防ぐ。鐘の音により“未来の死”を召喚し絶対死を確定。
    弱点:
    ・契約体との力の使用はすべて魂・精神に重い副作用をもたらす。
    ・能力を複数同時展開すると、肉体の耐久を超えて崩壊が始まる。
    ・《サフィール》使用時、記憶混線により“自我”が失われかける。
    ・《グラズ》の咆哮は制御困難で、敵味方問わず焼き尽くす可能性あり。
    ・《ティル=オルド》使用後は現実認識が崩れ、“現在”の感覚が曖昧に。
    ・《ニルヴァ》によって心拍が止まると、意識不明状態に陥る恐れ。しかも死の概念のない相手には効かない。

  • 249二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:04:44
  • 250二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:06:50

    名前:メリオ・スクイーク
    年齢:45
    性別:男
    種族:人間(サイボーグ)
    本人概要:異常宗教「歯車教」のミリタント(高度な自衛および脅威排除を扱う)。歯車が体のそこかしこに見える。機械化してない生物(人間含む)を「肉」と呼ぶ。信仰は自分自身のみで完結すると思っているので他者に能々興味がない(上からの命令には従う)。自己の信心を高めるため自分を改造し続ける聖職者
    能力:機械的儀礼手順
    能力概要:体内の歯車を特定の手順で回転させることにより儀式を発動させられる。(儀式は体内の歯車を回転させるだけなのでその間は自由に動ける。)儀式が完了したら機械神からの恩恵を受け、メリオの「現実」が周囲を塗りつぶし、それらに対しては文字通り「なんでも」できるようになる。問答無用で相手を消滅させることも可能。また、現実改変を抜きにしても肉体を超越したサイボーグなのでかなり強い。
    弱点:儀式は省略しても30秒、完全に正確な手順になると15分程度かかる。省略するとそれだけ効果が弱くなる。また、儀式中は自由に動けるが、その間はサイボーグとして強い以外は何の能力も持たない。対機械に弱い。

  • 2511◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:07:16

    名前:ランス・フレア
    年齢:28
    性別:男
    種族:人間?
    本人概要:超凄腕の迫撃兵。なかなか豪快な性格だが狙いだけは常に正確
    能力:流星
    能力概要:本人が指定した座標に小さい流星が落下する。流星の威力は家が3棟吹き飛ぶくらい。
    弱点:能力の性質上近接戦が一切戦えない
    要望(任意):

  • 252二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:07:22

    名前:
    李怜華(リー・リャンファ)

    年齢:
    外見年齢:約10歳前後/実年齢:不明(おそらく人間ではない)

    性別:
    女性

    種族:
    擬似死霊(キョンシー系・外見は人間に酷似するが、生体反応が希薄)

    本人概要:
    中華風の装束に身を包んだ、無邪気で残酷な殺し屋少女。巨大な斧を軽々と振り回し、敵を「遊び」として嬲り殺す狂気を持つ。足に付いた鈴の音は死の前触れとされ、彼女の登場は戦場の空気を一変させる。普段は近所の会社員・片瀬彰人の家に頻繁に遊びに来る普通の少女を装っているが、その裏には恐るべき殺意と策略が潜む。

    能力:
    死神の斧(しにがみのおの)

    能力概要:
    黒く染まった巨大な斧。斬った敵の魂を吸収し、怜華の身体能力や攻撃力を増幅する。斧を振るうたびに風圧が発生し、周囲に恐怖を拡散。戦場に立ち込める霧はこの斧から漏れ出る怨念の副産物とされ、敵の視覚と判断力を鈍らせる。また、吸収した魂の数に応じて一時的に身体能力が飛躍的に向上する。

    弱点:
    ・「遊び」に夢中になると本来の目的を忘れることがある
    ・感情の昂ぶりにより力を制御しきれない場合がある
    ・日光に非常に弱く、直射日光下では力が大幅に制限される
    ・彰人に対する異常な執着が行動を縛ることがある

  • 2531◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:07:39

    よぉし
    入れれた
    ストップ!

  • 254二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:07:58

    スレ主参戦か

  • 2551◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:09:15

    >>242

    >>243

    >>244

    >>245

    >>246

    >>247

    >>248

    >>249

    >>250

    >>251

    1組目dice2d10=8 5 (13)

    2組目dice2d10=7 5 (12)

    3組目dice2d10=6 1 (7)

    4組目dice2d10=7 8 (15)


    ひいきとかはしないので安心してください

  • 256二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:09:23

    >>251

    コレ、スレ主のキャラか!

  • 2571◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:12:21

    ティアマトvs D.E.ATH-Ω(ディー・イー・アス・オメガ)
    ラグナ=ヴァルグリムvsメリオ・スクイーク
    紫雲vs リリス=ヴァルテリア
    ランス・フレアvsドロシー・リュミエール

    当たった!うれしいですねこれ

  • 258二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:12:54

    初手より怪獣大決戦やん草

  • 259二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:14:01

    なるほど
    下にずれきったら上から出てくるのか

  • 260二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:27:00

    このレスは削除されています

  • 2611◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:34:53

    題名『黒翼の女王と機械の獣』

  • 2621◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:35:44

    地平線に、暗い雲が厚く垂れこめていた。風は静かに、しかし不穏に大地を撫でている。そこは人間の足跡も薄い、広大な森林の深部。木々は巨大な枝を重く垂らし、幾重にも重なる影が生み出す薄暗い空間を形作っていた。

    その中心で、巨大な羽音が響いた。

    ――翼の膨大な振動が空気を裂き、地面を震わせる。黒く鋭利な鱗で覆われた、女王蜂を思わせる怪獣――ティアマトが姿を現した。彼女の複眼は冷ややかに光り、翼の下からは無数の獰猛な怪獣たちが這い出てくる。

    「この大地は我が群れの領土。侵す者は皆、死あるのみ」

    ティアマトはそう呟き、無数の子蜂怪獣たちに指示を与えた。単為生殖で産まれた働き蜂のような獣たちは整然と隊列を組み、彼女の意志のもと動き出す。

  • 2631◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:36:03

    その時、森林の奥底に金属の冷たい光が一筋走った。

    次元の裂け目を裂き、全長20メートルの巨大機械兵器――D.E.ATH-Ωが静かに姿を現す。彼の三つのドライバーは微かな共鳴音を立て、AIが戦況を即座に分析し始めた。

    「敵は複数、しかし主力は女王型個体……注意が必要だ」

    彼の声は機械的に冷淡で、しかしそこに迷いはなかった。

  • 2641◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:36:26

    D.E.ATH-Ωは瞬時に行動を開始した。空間制御ドライバーが作動し、周囲の空間を微妙に歪めて自らの加速を支える。重力場は彼の指先の命令で自在に変化し、森林の樹木を巻き込みながら超高速で進撃を始めた。

    対するティアマトは巨大な尾を揺らし、群れを前進させる。怪獣たちは獰猛な咆哮を上げて突撃を開始し、地面を叩く足音はまるで大地の怒りの鼓動のようだった。

    突然、D.E.ATH-Ωの胸部から超小型次元断裂砲が閃光を放つ。数発の連射が働きバチたちを吹き飛ばし、周囲の木々も爆風で裂け散った。だが怪獣たちは途切れず、増殖し続けている。

    「……物量では負けるわけにはいかない」

    AIが冷静に戦術を組み立て、彼は高周波振動ブレードを抜き放つ。

  • 2651◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:36:44

    D.E.ATH-Ωは浮遊しながら怪獣群の中に飛び込み、その刃を振るった。振動は鋭利に空気を裂き、怪獣の鱗を抉る。幾体もの獣が吹き飛び、爆発的な破壊が続く。

    しかし、ティアマトは冷静に攻撃を読み、鋭い尾を振り上げて迎撃。ブレードは振り払われ、機体に深い凹みを刻まれた。

    「女王の威厳を侮るな」

    ティアマトの咆哮が森を震わせ、周囲の空間を歪ませる。周辺の働きバチ怪獣たちも一斉に反撃に転じ、投石や咆哮でD.E.ATH-Ωを包囲した。

    彼は即座に重力波投射グレネードを展開し、局所的な敵の動きを封じる。無数の怪獣が足止めされる隙に、連射砲が炸裂し、敵の数を一気に減らした。

  • 2661◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:37:08

    激しい戦闘が続く中、D.E.ATH-ΩのAIは戦況悪化を警告し、暴走形態への移行を決断する。

    「Ω-コード:終極解放態、起動」

    赤黒く光るラインが全身を走り、背面のドライバーが轟音とともに回転を始めた。空間に裂け目が開き、彼の動きは超高速かつ破壊的なものへと変貌する。

    ティアマトは巨大な翼を広げ、震動波を放った。空間が激しく波打ち、周囲の樹木が倒れる。

    だが、暴走したD.E.ATH-Ωはその震動波をかいくぐり、一気に腹部へと斬り込んだ。逆鱗を裂く一撃が決まり、女王は苦痛に咆哮を上げる。

    尾の一撃が返され、機体の装甲は大きく凹んだものの、ナノマシンによる即時修復が始まる。

  • 2671◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:37:20

    D.E.ATH-Ωは胸部から超小型次元断裂砲を連射し、致命の一撃を狙う。砲撃が逆鱗の下腹部を貫き、内部核が露出した。

    それはティアマトの命そのものであり、露出は致命的だった。

    女王の体から獣たちが次々と力を失い、動きを止めていく。最後にティアマトはゆっくりと崩れ落ち、その巨大な身体が森を押し倒しながら静かに息絶えた。

  • 2681◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:37:34

    静寂が訪れた森の中、D.E.ATH-Ωは立ち尽くし、荒れ果てた戦場を見渡す。

    「戦闘終了。敵の脅威は排除された」

    彼の声は冷徹で感情を持たないが、その視線は戦いの余波を映し出していた。

    彼の後ろには、無数の命の残響だけが淡く揺れていた。

  • 2691◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 17:38:09

    以上
    まぁまぁ
    弱点してないけどちょっとカッコよかった
    いやかっこよかった

  • 270二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:39:29

    やっぱロボットものとか怪獣モノはかっこいいな

  • 271二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:41:17

    すげぇメタになるけど
    理管理してる組ってヤメイの管轄下だったりすんのかな

  • 272二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:41:41

    デカいのとデカいのの殴り合いってかっこいいよね

  • 273二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:49:15

    でかいのがドッカンドッカンすると楽しいわ

  • 274二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 17:50:15

    戦闘が三次元的に展開するから迫力が出るよね

  • 2751◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:08:40

    題名『歯車と深淵の牢獄』

  • 2761◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:09:01

    崩れた鉄骨と腐食した機械が積み重なり、夜闇に沈む廃都市の地下区域。人の気配はない。あるはずがない。だが、そこに二つの存在が、同時に、何者かに導かれるように現れた。

    黒い長衣の男――ラグナ=ヴァルグリムは、魔界の監獄〈ヘルズ・プリズン〉より召喚された者。四体の〈理外の神獣〉と魂契約を交わし、世界の“理”を取り締まる刑務官。

    彼の周囲には空気の歪みが生まれ、深淵の気配が滲んでいた。静かに佇むその姿はまるで、世界の法そのものが人の形をとったかのようであった。

    そしてもう一人。

  • 2771◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:09:14

    ギィ、と錆びた金属音とともに現れたのは、無数の歯車を体内に抱えたサイボーグ――メリオ・スクイーク。異常宗教「歯車教」のミリタントであり、自らを「機械的儀礼」の司祭と称する存在。目に映るすべての有機体を“肉”と呼び、それらを機械の摂理へと塗り替えることにしか興味がない。

    「貴様、肉か」

    メリオの機械音声が低く響く。

    「……私の任務は“越境存在”の抹消。貴様が何を信じようと、この場で終わる」

    ラグナの声は冷たい。互いに名前すら知らぬまま、目的のみを以て敵対した。

  • 2781◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:09:25

    ラグナの右腕に赤黒い炎が灯る。《グラズ=エルズ》、その一部が具現化され、爪が膨張しながら空気を焼いた。

    咆哮とともに振るわれた一撃が地を裂く。だが、メリオはまるで予測していたかのように滑るように横に跳び、即座に歯車の回転を始めていた。

    「儀式開始。第一工程、内歯輪固定……」

    その呟きと共に、彼の体内で無数の機構が連動し始める。メリオの「機械的儀礼手順」は、一定の工程を経ることで“自らの現実”を構築する異能――ただし、それには時間が必要だ。

    ラグナは一気に間合いを詰めた。次なる召喚、《ティル=オルド》の瞳が空間を裂き、裂け目が錯乱する座標を作り出す。だが――

    「空間錯乱、感知……第二工程へ移行」

    メリオの瞳が光る。彼は“今この場にある現実”をあくまで現実として受け入れておらず、異常空間に適応するよう肉体が自動演算していた。

  • 2791◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:09:39

    ラグナの攻撃が次々に振り下ろされるが、メリオはすでに儀式の中盤に到達していた。

    「第三工程、内熱展開……」

    その瞬間、ラグナは《サフィール=ゼルレイン》を発動。過去の自分の動きを複製し、同時多発的に攻撃を仕掛ける。見えない爪がメリオを何度も切り裂く。だが、致命傷には至らない。

    「……この程度の未来、既に演算済みだ」

    メリオの歯車が音を立てて臨界を超え、《現実改変》の領域へ到達した。

    「第五工程、完了――」

    彼の周囲が異様な静寂に包まれる。空気が止まり、音が死んだ。

    「神より与えられし、歯車の理。貴様の“存在”を、否定する」

    光が爆ぜる。空間が白く塗り潰される――が。

    「……ニルヴァ=グレイム、応答せよ」

    ラグナは最後のカードを切る。鐘の音が鳴り響く。異常空間にまで干渉するその音は、因果そのものを“凍結”する。

  • 2801◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:10:04

    メリオの歯車が、確かに、一瞬止まった。

    「時を…止める、だと…?」

    歯車が冷却され、内部に熱暴走が走る。ラグナは瀕死になりながらも、その隙に距離を詰める。

    「終わりだ。機械の教徒」

    ラグナの爪がメリオの心臓部を貫く――が。

    「……“肉”には、心臓が必要だろうがな」

    ラグナの体が突然崩れた。メリオの体内に隠されたカウンター義肢が一瞬で射出され、ラグナの首筋を切り裂いていた。

    「これは第八工程、“自動式供犠機構”による現実応答攻撃だ。儀式は…既に終わっていたんだよ」

    ラグナは絶句し、血を吐いた。

    「貴様、未来を……」

    「俺に未来などない。あるのはただ、歯車が回り続ける今だけだ」

    ラグナは崩れ落ちた。その体が徐々に燃え、契約神獣たちの痕跡も虚空に消えていく。

  • 2811◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:10:16

    メリオは立ち尽くす。敗者の亡骸を見ても、何の感情も湧かない。

    「儀式、再編開始」

    彼はまた歯車を回し始める。誰のためでもない。ただ、自らの“信仰”のために。

    闇の中に、機械音だけが残響していた。

  • 2821◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:10:52

    以上
    油断=死

  • 283二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:12:25

    現実改変と因果律操作の打ち合いめちゃめちゃよかった

  • 284二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:12:51

    心臓を潰した程度で殺したとは思ってはいけない…?

  • 285二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:13:36

    このレスは削除されています

  • 286二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:14:04

    >>284

    機械だから人で言う心臓をつぶしたくらいで油断したらだめってことじゃね

  • 287二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:15:53

    まぁサイボーグ相手は心臓潰した程度じゃ終わったと思ったら駄目だよな

  • 2881◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:37:42

    題名『夢に棲むものたち』

  • 2891◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:38:03

     ――その場所は、誰の地図にも載っていない。

     ひび割れた石畳の廊下が、遥か先まで続いていた。両脇に並ぶ鏡はどれも背丈ほどの高さで、月明かりを反射して、まるで自我を持つかのように煌いている。

     少女・紫雲は、その静寂の廊下を音もなく歩いていた。

     背負うものも、声を掛ける者もない。だが任務がある。それだけで十分だった。

    (ここにいる……気配が一つ。だが、それは……歪んでいる)

     彼女の敏感な感覚が“人ではない何か”を捉えていた。瞬間、鏡の一枚が軋みながら波打つ。まるで水面のように。そこから一人の女が現れる。

     白銀の髪、精緻に刻まれた笑み。そして、彼女の背後には“誰か”の影がちらついていた。

     「ようこそ、少女。主の廊下へ」

     紫雲は身構えた。声には感情が乏しかったが、どこか熱があった。

     「敵か味方か」

     「敵でも味方でもないわ。私は――喪った者。あなたは?」

     「私は紫雲。忍者。そして任務で来た。……あなたが、この異常空間の主で間違いない?」

     リリス=ヴァルテリアは微笑んだ。

     「いいえ。主はもう、いないの。だけど、代わりに私がここを守る」

     その言葉と同時に、彼女の周囲の鏡が同時にゆらぎ、数体の幻影がにじみ出す。どれもが異様に歪んだ人影だった。

  • 2901◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:38:17

    紫雲は即座に印を結び、足元に火薬式の影遁術を起動。地面を蹴りながら背後へ跳躍する。

     「幻影かと思ったけど……斬った感触が“ある”?」

     彼女が巻き込んだ影の一つが切り裂かれ、しかし煙のように再生した。リリスが喉を鳴らすように囁いた。

     「因果を捻じ曲げた影よ。現実より確かに、現実らしくあれと祈って作られた」

     紫雲はすぐさま応じるように、手に一枚の葉を取る。すっと息を吸い――。

     「――武器化」

     葉が刃になった。かすかに光るその刃が、周囲の空気を裂いて幻影をまた一体、断ち切る。

     「へえ……何でも武器にするの?」

     「ええ。あなたの影も、今斬った“鏡”も。全部、使わせてもらう」

     彼女は刃を“投げた”。斬った鏡の破片が飛翔し、リリスの左肩を掠めた。だがその肩はすぐさま幻影にすり替わっていた。

     「痛くはないの。だって私は、“幻を演じる者”だから」

  • 2911◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:38:41

    次の瞬間、リリスの背後に――それは現れた。

     彼女の“主”、螺旋王カレイド=トゥールの幻影。

     黄金と紅のマントを纏い、ねじれた王冠を載せた虚像の王は、腕を振り上げた。

     「それは……過去の存在。虚構」

     紫雲の目が、微かに鋭くなった。

     「だが……斬れるなら、武器にできる!」

     紫雲は忍術《空蝉》で分身を囮にし、空間を“跳躍”するように王の背後を取った。その手には――リリスの涙を吸い込んだ「鏡の欠片」。

     「――武器化」

     幻の王に、鏡の刃が突き立った。

     「やめて――ッ!!」

     リリスの悲鳴。それは、感情のない声から外れた初めての絶叫だった。

  • 2921◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:38:56

    リリスは膝をついた。

     「どうして……彼を、壊すの……? もう、戻ってこないって、わかってるのに……」

     「あなたが……壊れているからだ」

     紫雲の声は淡々としていた。だが、そこには何かが混じっていた。もしかすると、それは哀しみに似ていたかもしれない。

     「私も、家族に“無事を優先しろ”って言われてる。だから……自分を殺すものを、許せない」

     リリスの瞳が、ようやく紫雲を見た。はっきりと。

     「……あなたは、強いわね」

     「強いんじゃない。怖いから、逃げないようにしてるだけ」

     リリスが、立ち上がる気配はなかった。幻影が、少しずつ、彼女の周囲から消えていく。

  • 2931◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:39:06

    紫雲は、最後に一つだけ術を使った。幻影を斬った鏡の欠片を、今度は“鞘”として武器化し、短刀へと変える。

     それを、そっとリリスの前に置いた。

     「今は、敵じゃない。でもまた、主の幻を振るうようなら――そのときは、今度こそ殺す」

     リリスは何も言わなかった。ただ、頷いた。

     鏡の廊下に、忍びの少女は音もなく消えていく。

     残された鏡魔族の女は、割れた欠片の中に映る“主の面影”に、そっと手を伸ばした。

     彼女の夢は、まだ、終わっていない。

  • 2941◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 18:39:56

    以上
    螺旋の王を降臨させるか迷ったけどこっちのほうがきれい

  • 295二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:41:16

    「斬れるなら武器に出来る」好き

  • 296二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:41:37

    あれ?カレイドって死んでたんか

  • 297二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 18:42:12

    >>296

    死んでない

    帰ってこれなそうな空間に連れてかれただけ

  • 298二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:05:13

    次ってスレ主のキャラだよね

  • 2991◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 19:06:30

    題名『流星と聖光』

  • 3001◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 19:06:57

    夜風が荒涼たる街を撫でていく。
    瓦礫と灰に覆われた路地裏、その終わりにぽつりと立つ影。
    黒いコートを羽織った青年は、肩の銃を無造作に撫でながら、闇の深さを見つめていた。

    「……ここでいいのか?」
    小さな声で呟き、息を吐く。
    視線の先に、ぼんやりとした光が揺れている。

    その光は、ゆっくりと姿を現した。
    杖を握る老婆。深い皺と澄んだ目が、静かに闇を照らしている。

    「ずいぶんと冷たい夜だね」
    彼の言葉に、老婆は微笑んだ。

    「寒さは悪だ。けれど光は、全てを溶かす」

    一瞬の間合い。
    それだけで、世界の温度が変わった気がした。

  • 3011◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 19:07:31

    突然、空が割れた。
    火球が轟音と共に落ちてくる。
    青年は反射的に身をひるがえす。

    「速い……だが、当てる」
    銃口を向け、焦ることなく狙いを定める。
    老婆は杖を振り上げ、光の刃を生み出した。
    それは月明かりよりも鋭く、冷たい。

    「愚か者め」
    声は優しいが、力強い。
    銃弾が飛び交う中、彼は跳び、身を隠す。
    しかし、その先には罠が仕掛けられていた。

    「逃さぬよ」

    光の網が広がり、動きを封じようと迫る。
    青年は咄嗟に拳を握った。
    身体中に力が漲るのを感じ、地面を蹴った。
    空中で回転し、網をかいくぐりながら再び射撃態勢へ。
    銃声が連続し、光の刃が弾かれていく。

    「これで終わりだ」
    老婆の言葉が響く。

    巨大な光の槍が彼を貫かんと振り下ろされる。

    青年は懸命に銃を撃ち続けた。
    それは、単なる殺傷ではない。
    彼の信念、誇り、命を賭けた叫びだった。

  • 3021◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 19:08:24

    暗い路地の片隅に消えたランスの姿は、次の瞬間、背後の壁に身を預けるようにして現れた。彼の呼吸は荒く、銃の冷たい鉄を握る手がわずかに震えていた。光と闇の狭間で交わされた激しい応酬が、一瞬の静寂を呼んでいる。

    「くそ……この女、ただ者じゃねぇ。」

    彼は静かに呟きながら、再び狙いを定める。腕に染みついた技術が、落ち着きを取り戻そうと必死に働いていた。けれど、その瞳には確かな恐れと尊敬が隠しきれずに映っている。

    その時、不意に風が通り抜けた。ドロシーは静かに歩み寄り、杖を地に軽くついた。

    「銃や爆弾だけが解決策じゃない。あなたは何を求めてここにいるの?」

    その声は、どこか慈しみに満ちているのに、まるで試すような冷たさも宿していた。ランスは振り返り、軽く唇を開いた。

    「俺の狙いは……敵を葬ることだけだ。余計なことは考えねぇ。」

    その言葉に、ドロシーは優しく笑った。

    「敵は、誰? 貴方は何に傷ついているの?」

    彼は言葉を飲み込み、やがて一瞬の沈黙の後、拳を強く握った。

    「……守るためだ。守りたいもののために。」

    その言葉を聞くと、ドロシーの光は穏やかに揺らめいた。

  • 3031◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 19:08:34

    「ならば、光も闇も、同じだわ。私はあなたの敵ではない。」

    だが、沈黙を破ったのは再び轟く火の雨だった。天から落ちる流星が、あたりを容赦なく焼き尽くす。ランスはすかさず狙いをつけ、天高く拳を突き上げる。

    「流星、降れ!」

    小さな隕石のような炎の塊が彼の意思に応じて落下し、地面に轟音を響かせる。だが、ドロシーは杖を掲げ、まばゆい光の壁でそれを受け止めた。爆風の中、彼女は言った。

    「破壊では救えない。けれど、その意志は無駄にしない。」

    再び繰り出された光の刃が、まるで舞うように彼の体を狙う。ランスは身を翻し、かすり傷を負いながらも距離を取った。息を整えながら彼は独り言をつぶやく。

    「こいつ……こんな化け物、初めて見た。」

    戦場の隅で、二人の意志がぶつかり合い、空気を震わせる。

  • 3041◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 19:08:54

    ランスの視線は次第に鋭くなり、光の中の老婆をじっと見据えた。

    「……殺させてもらう。」

    彼の言葉に、ドロシーは軽くうなずき、杖を握り直した。

    「では、貴方の選択に光を。」

    火と光の激突が再び夜を切り裂く。だが、その果てに見えたのは、地面に膝をつくランスと、彼を優しく見下ろすドロシーの姿だった。

    「……生きなさい。生きて、変わるのよ。」

    彼の瞳がゆっくりと曇っていく中、心に芽吹く何かを彼は感じ取った。痛みと共に、赦しの光が静かに彼を包んでいた。

    その夜、闇は光に染まり、冷たい風が温かさを運んだ。

  • 3051◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 19:09:08

    以上
    まけたああああああああああ

  • 306二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:12:02

    ランスくんこっから成長しそうだな

  • 307二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:12:52

    ばばあ!弟子にしよう!

  • 3081◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 19:42:10

    安価10個

  • 309二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:42:29

    名前:死川 黄泉(しかわ よみ)
    年齢:17
    性別:男
    種族:死神
    本人概要:死神見習いの中でも才能がある方。戦闘中にしょうもない洒落を言う。
    能力:魂を斬る能力
    能力概要:魂を感知して斬る。
    斬られると意識が遠くなるような状態になる、何度も斬ると死亡する。
    達人が斬ると一撃で死亡さられる。
    弱点:魂を感知するのに数秒かかるのとまだ未熟なので一撃で死亡させる事が出来ない、最低でも死亡させるのに4回かかるのと2回斬ると感知が外れるのでもう1回感知しないといけない。

  • 310二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:42:31

    名前:リュミエール=”オルティナ”
    年齢:16歳
    性別:女性
    種族:魔触混血(人間×触手魔族)
    本人概要:
    勇者と女魔法使いの娘として生まれるが、母がテンタクラ・グロースⅢ世に囚われていたため、魔触の因子が混ざった“呪われた子”として誕生。
    母は彼女の出産後に魔力の暴走で死亡、父(勇者)は酒浸りになり、娘をいないものとして扱うようになる。
    14歳の誕生日、些細なことから父と口論し、出生の真実を吐き捨てるように知らされる。
    以来、誰にも愛されず、「自分は存在してはいけないもの」だと信じて生きてきた。
    死に場所を求めて旅をしているが、戦えば触手が敵をねじ伏せてしまい、「勝利=怪物の証明」となるため、さらに自己嫌悪を深めていく。
    家を出た後、何人かの冒険者とパーティを組んでみたこともあったが、いい関係になりかけていた男性冒険者に無意識のうちに能力が発現してしまい、それ以降パーティを組むことはなくなった。
    能力:悦識魔肢・グロリア
    能力概要:
    体内の〈魔触核〉から半自動的に発生する触手により、敵の感覚や精神を操作する異能。触手は意思を持つように動き、相手に精神支配を与える。
    本来は防衛反応だが、リュミエールの意志とは無関係に発動し、戦闘が長引くほど“怪物性”が顕になる。
    弱点:
    ・聖属性(光・浄化)に極度の拒絶反応を示す(触手が焼かれる、苦痛で意識を失う)
    ・他人の優しさや愛情を受け入れられず、すべて「哀れみ」だと解釈してしまう
    ・自傷癖あり。戦闘後に自分の触手で身体を傷つけ、自己嫌悪を晴らしている
    ・夢の中でテンタクラ・グロースⅢ世が語りかけてくるため、眠ることすら安らげない
    要望(任意):
    鬱エンド、断罪、破滅の美学をテーマにしたダークファンタジー作品向けのキャラ。誰かに「おまえは生きていていい」と言われた瞬間、崩れるように泣いて死ぬような展開も大歓迎。

  • 311二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:42:47

    名前:ミリーナ・”オルティナ”
    年齢:18歳
    性別:女性
    種族:人間(魔法使い)
    本人概要:異世界で「勇者アッシュ」のパーティに同行する魔法使い。幼馴染として長い付き合いを持つ彼に対してツンデレな態度を見せる。温厚で知的な性格だが、アッシュに限っては照れ隠しから強気になりがち。冷静な判断力と回復・支援魔法に長け、パーティの安定を支える存在。
    能力:
    《霊環の魔術環(セレスティア・サークル)》

    能力概要:
    魔法陣を空中に展開して、治癒・防御・属性強化など複合的な支援魔法を発動する魔術体系。攻撃魔法も扱えるが、彼女は主にサポートと治癒を担当。帽子とローブは魔法力増幅と精神集中の補助を担う魔具。特に「回復と魔力供給」の分野においてはパーティ内随一。

    弱点:
    ・感情の起伏が激しくなると魔法の詠唱が乱れる。特にアッシュに動揺させられると失敗することがある。
    ・恋愛方面は極度に奥手で、アッシュに自分の想いを伝えることができないまま、ツンツンと照れ隠しばかりしてしまう。
    ・直接戦闘にはやや不向きで、物理攻撃に弱い。

  • 312二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:42:53

    名前:大竜マグヌス
    年齢:1384歳
    性別:雄
    種族:ドラゴン
    本人概要:竜族の中では中堅くらい、竜としてのデフォルトとして飛翔と火炎放射の能力がある。通常は鉤爪を使って攻撃をする
    能力:巨大化
    能力概要:相手の10倍の大きさになることができる、対象は自分で設定可能。
    弱点:巨大化中は他の能力は一切使えないため、肉体で戦闘するしか無い。

  • 313二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:42:58

    名前:武藤拳
    年齢:90歳
    性別:男
    人物概要:義理人情に厚く武を愛する武人
    能力:神拳
    能力概要:どっしりと構えて放つ正拳突き
    敵のあらゆる攻撃に耐え絶対的な恐怖に耐え無我の境地の元に放つ信念の拳
    余波だけで全てを灰燼に帰し直撃すればどんな相手も耐えられない
    弱点:攻撃手段を溜め時間の長い神拳にのみ絞っており放つまでは無防備
    攻撃受け放題、能力受け放題の的になる

  • 314二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:43:06

    名前:ヤックソン族のバンバルモン
    年齢:21
    性別:男
    種族:人(傭兵民族ヤックソンの出)
    能力:戦神ヤグロの加護
    能力概要:手に持った武器が敵を例えどんな障壁や距離があろうと確実に外すことなく捉えるようになり、同時に凄まじい筋力と肉体の再生力を生み出す加護
    身の丈もある巨大な金棒と投げればブーメランのように戻ってくる投擲用の分厚い斧を得物に加護による不可避かつ圧倒的破壊力の攻撃を傷も顧みずに仕掛けていく闘い方をする
    弱点:暴力こそ圧倒的だが本人の精神はあくまで田舎の気のいいあんちゃんくらいの物なので可哀想な存在には優しくなってしまう
    また背に入れたヤックソンの民が信仰する戦と雷の神ヤグロの聖印を模した入れ墨から力が出ているためこれを剥がされると弱体化する

  • 315二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:43:49

    名前:海哭(ウミナキ)
    年齢:創世の時代から
    性別:不明
    種族:堕神
    本人概要:人にも神々にも忘れ去られ、暗く冷たい水底で憎しみを募らせる堕ちた神性。
    現代では黒々とした渦潮に包まれた巨人の如き姿で顕現する怪異。
    能力:慟哭の渦心
    能力概要:悲鳴にも似た叫び声をあげ、周囲の全てを渦潮に呑み込む。
    渦に呑まれた者は負の感情を増幅させられて異形化、海哭の眷属と化す。
    弱点:光を恐れる。底抜けの根明は眷属化できない。
    要望(任意):どれだけ人や神を憎んでも、その根底には家族や友といった在り方への憧憬があり殺そうとはせず眷属にしていく。
    眷属になった者は海哭の自我に支配されるので結局はごっこ遊びでしかない

  • 316二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:44:10

    名前:静宮縮華
    年齢:11歳
    性別:女
    種族:人間
    人物概要:物静かすぎるくらい静かで不気味。淡々と粛々とすべきことをする。花火爆花という異母姉を探している
    能力:圧縮
    能力概要:あらゆる物を圧縮できる力
    筋力を圧縮して強い打撃を放ったり物体や敵の攻撃を圧縮してビー玉くらいに固めたりできる
    毒とかを圧縮して吐きだしたり圧縮した球体を投げて攻撃もできる
    無論、開放も自由自在で開放する時に驚異的な破壊力を生む
    弱点:圧縮できる物には大きさの制限がある
    圧縮してチャージする攻撃には溜め時間がある
    要望:出来れば殺さないでください

  • 317二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:44:16

    名前:六道正義
    年齢:18
    性別:男
    種族:人間
    本人概要:法律家志望の少年。ただ、そのためにとる行動が六法全書を枕にしたり、六法全書を彼女にしたり、六法全書を調理して食べたり、六法全書を崇めたりとなかなか異常。ことあるごとに「はぁ~六法六法」と言ったりする。食べたのと崇めたのがきっかけなのか、ウルティメイトな特性が宿った。
    能力:ウルティメイト六法全書
    能力概要:完全無敵の六法全書。耐水・耐熱・耐靭・耐摩耗はもちろん、ありとあらゆる武器による損傷が効かず、概念的干渉や能力干渉の一切も受け付けない、まさに無敵の六法全書。六道はこれを盾にしたり殴打武器にしている。なお、「六道正義が保有している六法全書は完全無敵」という意味論的特性での付与である。彼が贈与したり売ったり彼から奪われた六法全書はそうではないし、彼が持てばすべてウルティメイトなのだ。
    弱点:完全無敵なのは六法全書だけ。六道はただの少年であり、戦闘用の特別な異能などは持ち合わせていない。戦闘は組織で多少鍛えた程度しかできない。あと普通に六法全書は盗める。(執着が強すぎてスリは効かないけど強引になら)六法全書がないと不安定さがさらに増す

  • 318二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:44:41

    名前テラー
    年齢:不明
    性別:無
    種族:神格?
    本人概要:世界に恐怖というものが生まれたと同時に誕生した恐怖の概念的存在 今の姿は超巨大ながしゃどくろ
    本人的には自身との戦いは度胸試し、肝試し 恐怖は乗り越えるものであって倒すものでは無いという認識らしい 
    また恐怖に対しては煩く 
    この怖がらせ方はなっていない今時の怪異、殺人鬼はなっとらんなどの老害みたいな一面もある
    能力:始原の恐怖
    能力概要:相手が恐怖すればする程 制限なく自身が強化されていき使える呪詛の規模も大きくなる 
    また恐怖が存在しない存在にも強制的に恐怖というものを付与する
    使う呪詛は巨大な骨を召喚して相手を圧死 巨大な骨の手を複数出して握るなど結構脳筋
    弱点:恐怖を否定する、体験した事が少ないものに対しては滅法強いが自身の恐怖を否定せず認めた上で立ち向かうものには弱い

  • 319二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:44:53

    ストップ!

  • 320二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:48:03

    ウワー乗り遅れたぁ!!

  • 3211◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 19:49:18

    >>309

    >>310

    >>311

    >>312

    >>313

    >>314

    >>315

    >>316

    >>317

    >>318

    1組目dice2d10=1 3 (4)

    2組目dice2d10=8 7 (15)

    3組目dice2d10=4 4 (8)

    4組目dice2d10=8 2 (10)

  • 3221◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 19:57:06

    死川 黄泉vsミリーナ・”オルティナ”
    静宮縮華vs海哭
    大竜マグヌスvs武藤拳
    六道正義vsヤックソン族のバンバルモン

  • 323二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 19:57:48

    >>322

    2番ならリュミエールでは?

  • 3241◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 20:00:18

    >>323

    あ、ほんとだ

    すいません

  • 3251#25/07/03(木) 20:10:15

    タコピーの原罪でいい感じに整ってきたので再開します

  • 3261◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 20:18:53

    >>325

    コテミスです

  • 3271◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 20:23:58

    みなさん朗報です
    3号が1号イズムに目覚め始めました!
    題名『魂斬りの刃と霊環の守護者』

  • 328二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:24:22

    ヤッター!!

  • 329二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:25:00

    うぉおおおお。

  • 330二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:25:17

    フォー!

  • 331二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:25:43

    ファイブ!

  • 3321◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 20:26:39

    深く冷たい闇の中に、薄い月光が差し込んでいた。
    死川黄泉は鎌を携え、静かに廃墟の路地を歩いていた。
    十七歳。死神見習いながら、どこか達観した物言いと、緊迫の合間に浮かぶ洒落た皮肉が彼の特徴だ。

    「死神見習い、黄泉だ。ついでに言えば洒落屋だ」
    ――そんな自嘲めいた心の声が漏れた。

    同じ廃墟の反対側。
    淡い紫の魔術陣を浮かべ、身を守るように立つ少女。
    ミリーナ・オルティナ。十八歳の魔法使い。魔力の集中が詠唱を精緻に支えるが、冷静さの中に秘めた強さと照れ隠しの繊細さが共存している。

  • 3331◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 20:27:03

    彼女は、護るべき者を想いながら、あくまで戦闘は最小限に抑えたいという葛藤を抱えていた。
    「あなたが敵なら、私は守る」
    彼女の声は震えたが、それは恐れではなく覚悟の証だった。

    黄泉はその声に反応した。
    「守る、か。俺は斬るだけだ。洒落を言っても、斬る刃は嘘をつかない。」

    二人の視線が交錯した瞬間、世界は凍りついたかのように静まる。
    黄泉の鎌は冷たく輝き、ミリーナの魔術環は微かな光を放つ。

    一瞬の間を置き、黄泉が口を開いた。
    「けど……戦いたくて仕方ない奴には、殺される覚悟もあるはずだろ?」
    その言葉は皮肉とも優しさともつかぬ響きを帯びていた。

    ミリーナはぐっと息を吐き、魔力を高める。
    「戦うのは最終手段。けれど私の役目は、仲間を守ること。あなたがその邪魔をするなら……」

    その言葉の途端、黄泉の鎌が閃いた。
    だが彼の動きは緩急自在。最初の一撃は試し斬りのように、相手の反応を確かめるだけだった。

  • 334二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:27:23

    このレスは削除されています

  • 3351◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 20:27:26

    ミリーナは瞬時に魔術陣を展開し、霊環が輝きを増す。刃が空間を切り裂くが、彼女の魔法が防ぎきる。

    「いい反応だ」黄泉は微笑むように呟いた。
    「悪くない。けど……俺の仕事は魂を斬ることだ。体は傷つけても死なない、そういうわけにはいかない。」

    戦いはゆっくりと、しかし確実に激しさを増していった。
    ミリーナは防御と回復の魔法を駆使しながらも、黄泉の刃が魂に迫る恐怖に直面する。

    一方の黄泉は、不敵な笑みを浮かべつつも、内心では己の未熟さを痛感していた。
    「一撃で仕留められないのが辛いところだな……」

    「わたし……逃げない」ミリーナは瞳を閉じて、自らの魔力を全身に行き渡らせる。
    「あなたの刃に……私は負けない。」

    やがて、黄泉の鎌が彼女の防御を突き破った。

  • 3361◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 20:27:53

    だが、その刹那、ミリーナは呪文を発動し、最後の力を振り絞った。

    「私を倒しても……私はここにいる。」
    そして、彼女の身体は光に包まれ、黄泉はその輝きに一瞬動きを止められた。

    黄泉は息をつき、刃を納めた。
    「お前は強い。だが、俺は死神だ。お前の魂を斬らねばならぬ。」

    ミリーナは疲れ切った笑みを浮かべた。
    「そう……ならば、わたしも全てを懸ける。」

    長い時間の戦いの末、彼女の魔術は尽き果て、黄泉の刃が最後の一閃を放つ。

  • 3371◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 20:28:12

    魂を斬られ、ミリーナの瞳はゆっくりと閉じられた。

    静かな夜。

    黄泉は遠く星空を見上げ、呟いた。
    「これが俺の仕事だ。だが……守りたかった。」

    そして、闇に溶けるように姿を消した。

  • 3381◆ZEeB1LlpgE25/07/03(木) 20:28:36

    以上
    まだ改良の余地あり!

  • 339二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:29:37

    >>334

    スレ主が投稿してる時にレスするのは御法度でしょうが!

  • 340二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:29:52

    じっくり育ってな…

  • 341二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:30:02

    >>339

    すまん消す

  • 342二次元好きの匿名さん25/07/03(木) 20:36:04

    AIくんはマジでじっくり調教しないと望み通りのものを出力してくれないねんな……

スレッドは7/4 06:36頃に落ちます

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