【part4】【IF】ここだけシングレ世界のオグリの足が、原作よりも悪かった世界線

  • 1二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:13:19

    オグリキャップが、原作よりも足の治りが遅かったif。レースの世界に踏み入ったが、苦戦したり、そもそもレースの世界に入れなかった挫折オグリキャップがいる世界。


    ここだけシングレ世界のオグリが|あにまん掲示板レースの世界に足を踏み入れていなかった世界線幼少期に足の調子云々言ってたから脚の治りが遅かったり治らなかった場合はレースの世界に来る可能性がちょっと減りそうbbs.animanch.com
    【part2】【IF】ここだけシングレ世界のオグリがレースの世界に足を踏み入れていなかった世界線|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/4969156/立って歩く それだけでも奇跡だったbbs.animanch.com
    【part3】【IF】ここだけシングレ世界のオグリがレースの世界に足を踏み入れていなかった世界線|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/4977270/魔法の時間は…これからはじまる?       来ない?       遅れてやってくる?       もうおしまい?bbs.animanch.com
    【part3再】【IF】ここだけシングレ世界のオグリがレースの世界に足を踏み入れていなかった世界線|あにまん掲示板レースの世界に足を踏み入れていなかった世界線幼少期に足の調子云々言ってたから脚の治りが遅かったり、治らなかった場合の世界線。スレが落ちてしまったので、またスレ立てしてしまった。SSは過去スレに書かれて…bbs.animanch.com

    SSが進行中です。まさか、規制くらって落ちるとは

  • 2二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:16:53

    このスレでは、原作よりも足が悪いオグリキャップが悪戦苦闘しています。
    足が悪く挫折したオグリ、一般学校に行ってため息を吐くオグリなどなど、色々募集しています。
    なお、このスレではスレ主がSSを書いておりますので、何卒応援よろしくお願いします。こういった長編?SSは初めてです。

  • 3二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:18:25

    今現在のSSは、原作1巻の範囲です。
    ssの流れ
    ①右脚が特に悪いオグリキャップ幼少期、キタハラと出会い泣かされる。

    ②キタハラに歩き方、走り方の矯正を手伝ってもらう。小学3or4~6年生の間の期間です。

    ③トレセン入学。予定調和か、キタハラのチームにベルノと一緒に入部。ただ、オグリの足が悪いのと、『』、が懸念事項。デビュー戦は、足に痛みが走り、フジマサマーチに敗北。

    ④靴を買ったり、トレーニングをしたり、日常パートを進行中。キタハラが、足が悪いオグリを現実通り、6月のレースに出すだろうかと、作者悩み中。イマココ!

    幕間の物語。
    基本的には、本編に入ってない日常パートや、相手の独白などなど、色々雑多に入れています。相手の強化イベなどここに入れるかも。フジマサマーチ、ベルノの強化イベは有るかも?

    オグリキャップ
    原作よりも遥かに足が悪く、小学三~四年生まで、普通に歩けなかった。が、キタハラと遭遇、以後、優しい教えてくれるおじさんと認識。お母さんとキタハラのお陰で、歩行・走行が出来るようになったと深く感謝している。
    右脚、膝が悪いのは変わらない。勝ちたい欲望と故障の恐怖に苛まれるだろう。また、『』に呑み込まれて逸走させられる時があり、怖いと思っている。
    キタハラの夢を叶えてあげたいと思っている

  • 4二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:20:20

    一旦10行くまで、埋めます。スレを落としてしまって申し訳ないです

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:21:40
  • 6二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:23:03

    うめ

  • 7二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:24:23

    昨日はSS投稿できず申し訳ありませんでした。まさか23時にくらうとは……

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:25:30

    埋め

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:28:55

    前スレの7さんへ
    立て乙です
    part3の最後の方でオーダーメイドの矯正蹄鉄シューズが結構な値段になってたけどこれも地味に負担増えそう
    実績作って賞金獲得したり予算増やしてもらったりとある意味本編よりも世知辛くなるかもしれない


    返答。キタハラのお財布はすっからかんでしょうね。多分1ヶ月分の給金が飛んでいます。原作よりも金銭面で負担増です。ちなみに、オグリだけ優遇なんてトレーナーとして駄目だとキタハラが思っている場合、ベルノにも良い靴買う可能性があるので、更にやばいですね

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 08:29:57

    たて乙

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 10:00:18

    第8R第3週目……走れる!

    トレセンに戻った後、せっかく靴を買ったが、直ぐに走るというのも怖いので、一旦歩かせる事にした。軽快に歩を進める姿を見るに、膝を庇っている歩き方や、違和感の有る歩き方でもない。走らせても大丈夫だろう

    「キャップ、明日走ってみるか?」

    コクッ、と。首を縦に振るオグリ。待ち侘びていたようで、いつもより目に力が宿っていた。今日はそこで終わり、三人は別れる事となった。
    ―――――――――――――――

    「明日が、楽しみだ。」バクバクバクバクバク
    「そうだね。オグリちゃん、私も楽しみだな。走り心地教えてね」
    (いつもよりも食事量が多いな。遠くから食堂のおばちゃんが三人も見てる…いつもより1人多いや)

    オグリちゃんの食欲で状態が分かるようになってきたベルノ。例えば、今日みたいに唐揚げを大量に食べている時は、心身ともに元気な時だ。
    食べ終われば歯磨きを済ませて、お風呂に入って

    「「……」」ポワポワ

    …………
    ……

    「じゃあねオグリちゃん、また明日」
    「ああ、おやすみ。ベルノ」

    また明日に備えて寝る。自室?に戻るオグリ。パジャマに着替えて電気を消して横になる。真っ暗な空間で、溶けていく意識の中で

    (走れるのだろうか……)スピスピ

    何故か不安に感じたオグリだった

  • 12二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 10:01:25

    カサマツ編は長めにやります

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 10:35:18

    まさか落ちるとはね

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 19:30:44

    乙です

  • 15二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 19:42:54

    たておつです!

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 23:05:04

    第8R第4週目……走れる?

    「ふぅ…キタハラ、いつでも行ける」
    「よし、キャップ…何度も言うが、無茶はするなよ」
    今日は久しぶりの走る時間。走れるか走れないかの確認する。靴も新調したのだ、おそらく問題はないと思いたいが……

    「よーい、ドンっ!」
    バッッ!!!
    勢いよく駆け出した。軽快な滑り出し。走り方も特に問題ないように見える。全身の使い方も問題なし。どうやら靴の買い替えは大成功みたいである。安心した…故障したわけではないと

    ドドドドッッ
    「ピッ!!」
    「よし、タイムは……なるほどな。」
    あっという間に1周を回り切った。タイムはどうしても落ちているが、そもそもこれは試走なのだ。幾分か遅くなっていようと取り戻せる。

    「ふぅ……」
    「キャップ、いい走りだったぞ。これなら次のレースも大丈夫そうだな!」
    「よかった。次のレースが楽しみだ!」
    この調子なら、次のレースは走れると見えた。せっかくなので、このまま走らせて練習するつもりだったが……せっかくだ

    「キャップ、ベルノ、併走してみるか!」
    「「併走?」ですか?」
    実際のレースのように走らせる事にした。特に問題ないと思うが、オグリにもベルノにも、互いにいい影響が出ると考えた。考えて見れば、併走させる機会は幾らでもあったが、2人にさせて来なかった。良い機会だ

    「オグリちゃん!私全力で走るからね!」
    「あぁ、私も本気で走るよ」
    (思った以上にバチバチだな。)

    「よーい、ドン!!」

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 08:09:48

    これからどうなるかな

  • 18二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 08:15:40

    試走か

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 15:22:05

    >>16

    キタハラ自身がオグリのケア&初期育成でスキルアップしている分ベルノの負荷が減って自己鍛錬に廻った結果、ベルノにオグリの兵装相手が務まるレベルまで底上げされている玉突き展開…?

  • 20二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 22:52:23

    第8R第5週目……あれ?

    キタハラの合図によって、走り出した両名。距離は800Mだ。駆け出した2人の勝敗を考えれば、オグリキャップが勝つだろうと思うだろう

    【ドドドドドッ!!】【ドドドドドッ!!】
    (やっぱり、オグリちゃんは出だしが苦手!!)
    (っ先頭を取られた!)

    先手を取ったのはベルノライトだった。ベルノはオグリをずっと見ていたのだ。ある程度弱点も分かる。スタートが苦手…スロースターター…など知っているのだ。

    (このまま行っても、いずれ追い抜かれる)
    (けど、根性で行くよ!!)
    そのままの勢いで、序盤に得た距離を何とか維持する。スタミナが消えていく、息が荒くなる、苦しくなる。でも、オグリちゃんに勝てるタイミングなんて……ずっと走ってこなかった時期のオグリちゃんだけだろう。

    ―――それでも、オグリキャップは強い

    「ふぅぅ…ッ!!」

    コーナーに入る。強い遠心力が2人を包む。普段よりも早くコーナーに入ったベルノは、それは特に強く感じられた。そんな中でも、徐々に距離を詰めていくのはオグリキャップだ。

    (このまま、コーナーで追い越し……)
    「っ…」

    ゴールの位置で見ていたキタハラは、そのままオグリキャップが挑戦的にも抜き去っていくと思っていたが

    「なんだ、そのまま後ろについたまま。てっきり追い越すと思ったんだが…」

  • 21二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 23:34:55

    このレスは削除されています

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 23:35:08

    オグリも強くなってきてるね

  • 23二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 23:36:22

    第8R第6週目…なんで?

    (きつい!!)
    北原トレーナーからのしごきに、毎朝行うオグリキャップ直伝トレーニングは、確かにベルノライトの基礎力を伸ばしていた。能力試験時は、800Mでも息切れして限界だったが…今は違う

    (何とか最後まで走れるっ…けどっ)
    コーナーに入って、後ろにピッタリ付かれているのが分かる。オグリの体力と末脚を考えれば、この瞬間にでも追い抜いていくだろう。既に序盤のアドバンテージを失っているのだ。もう……

    「っ!!」
    (まだ追い越して来ないっ!?)
    と思っていたが、コーナーの終わりまで出てこない。……よくよく考えれば、無茶をして行く必要など無くて、最後の直線で末脚を発揮して行くつもりなのだろう。と、納得した。が…

    「ふぅっはあっ」
    (直線なのに来ない!?)
    いつまで経っても来ない。残りは150m…100m。どんどんゴールは近づいてくる。もしかして勝てる?と思ったその時だ。

    「ふぅ…」
    ドンッ!!
    ―――――――――――――――
    (このコーナーの内に追い越そう)
    以前のレースのように、外に回り軸をずらしてから横に並び、追い抜いていく。調子も良いし、手を抜くなんて失礼だ。本気で抜いていく。

    (なんだ……怖…いのか?)
    コーナーの最中で、隣並びになろうとした時だ。デビュー戦で接触した瞬間を思い出した。身体が上手く、進まなくなった

  • 24二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 23:37:22

    >>23

    タイトル変えました

  • 25二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 07:05:07

    >>23

    喰らいつけてる…

  • 26二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 07:34:19

    >>25

    これはオグリが”全力”ではなく”本気”だからです。完全に圧勝するつもりでもないので、しっかりレースみたいに考えて、効率的に勝とうと思って走っているので、こうなってます。それ以上に…

    基礎スペは明らかにオグリの方が上だけどね、色々デバフ重なっています

  • 27二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 13:05:03

    トラウマとかイップスというやつか?

  • 28二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 20:39:04

    メンタル面でのデバフがまだある感じか

  • 29二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 22:41:28

    第8R第7週目…勝ったのは

    残り100M弱…ようやくオグリキャップは一歩を踏み出した。強い踏み込みは、彼女の末脚がどれだけの物かを語る。ベルノライトはその背中を追い掛ける事になって
    カチッカチッ!
    北原のストップウォッチが時間を刻んだ。

    「はあっはあっはあっ…」
    「ふぅ…」
    息が荒いベルノ、息の入りが良いオグリ。1着はオグリだった。しかし、2人の距離はそこまで開いてはいなかった。ベルノは頑張ったし、接戦?と言ってもよかった…結果だけなら。

    「お疲れさん。息を整えろ。先ずはベルノ、中々良い走りをしてたな。出だしもよかったし、体力がついてきたな。これからは綺麗な走り方を意識して走るようにするか。」
    「そして…キャップは、最後までベルノの背後でタイミングを伺って、しっかり勝ったな。無駄のない走り方だったが……時々、躊躇ったようにしていたが、どうしたんだ。」
    「…もっと早く、コーナーの時に追い越そうと思ったんだ。でも…怖くなって、最後の時まで一歩が出なかった」
    「……」
    (故障のリスクを考慮して、前向きなプレーが難しくなっているのか)

    冷静に判断をする北原だが、内心不味いなと思っていた。オグリは脚質的に必ずバ群に居る必要がある。先行か差し…では、この精神的なデバフは大きい。逃げは…だめだ、向いていない。

    「はあっふぅ…ふぅ…負けちゃった」
    「ベルノ、その、私は手を抜いたわけじゃ―――」
    「あはは…わかってるよ。ふぅ、聞いてたから」

    真剣に熟考する北原の傍で、申し訳なさそうなオグリがベルノに向けて謝罪する。それを簡単に許すベルノは、逆に申し訳なさそうだ。内心は、悔しくて、ぐにゅゅゅとなっているのであるが…

  • 30二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 23:47:42

    幕間の物語…次のレースまで

    「キャップの次のレースは6月15日だ。2日のでも良いと思っていたが…諸々を判断して止めた。レースまで2週間。」
    「ベルノの新バ戦…こほん、デビュー戦だが、7月だ。完全にはまだ決めてないが、それに備えて鍛えるぞ、いいなー!」
    「「おおー!!」」

    オグリの次走をどうするかは悩み事だった。もしも膝や精神の不調がなければ、地方あるあるの鬼スケジュールでやっても勝ってくれるだろう…だが、現実はそうではない。長く付き合って、オグリの性格だって把握している。
    図太くて、マイペースで、時々臆病なウマ娘だ。

    (兎に角、この期間に治すしか無いな。治せれば、オグリは1着をとってもおかしくない。)

    「キャップはベルノの隣でずっと走れー。カーブでもビビるなよ!図太くだ!!」
    「ベルノ、もっとフォームを意識しろー!それじゃすぐバテるぞ!」

    今何をやっているのかと言うと、金華山に来ているのである。オグリもベルノもレースが近いのでスタミナ、パワー、坂慣れの為のトレーニングだ。別にトレセン学園のコースを借りてもよかったが、風景などで気分替えして貰って、良い効果がないかと考えて選んだ。

    「2人とも、体力つけて!弱点を無くすんだ!」
    「ふぅっふぅっ」
    「ベルノ!オグリ相手に根性であんだけ走ったんだ。踏ん張れよ!!後もう少しで休憩出来るぞ」
    「はいぃぃー」

    (キャップばっかに目を奪われないようにしないとな。ベルノも中々、やれるようになってきた)

    出会った時は、ベルノはそこまで走れなさそうだったが、オグリが良い影響を与えたのだろう。どうやら、最近では朝トレを一緒にしているようだし…ご飯やお風呂も一緒だと言う情報は報告しなくても大丈夫だぞ。キャップ。

  • 31二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 00:23:13

    幕間の物語…次のレースまで2

    どうも!ベルノライトです。今私が居るのは、なんと金華山でした!トレーニングの為に、普段とは違う環境に来ました。とっても楽しみです!

    「ぜひゅっ…せひゅぅ」
    「ベルノ…何もそこまで無茶をしなくても」
    「途中で止まっても良かったんだぞ。根性あり過ぎだな。キャップ、小銭渡すから自販機で飲み物を買って来てくれ」
    「わかった」
    ぜんぜん楽しくありません。いつもよりキツイです。毎朝行うオグリちゃんトレーニング以上にキツイです。あれだって、やり始めた時は筋肉痛で凄かったのに…。でも、だからって逃げるのは違うから…頑張るよ。

    「どうだ。息は整ったか?」
    「ぜひゅ…は、い。」
    「まだ駄目みたいだな。ところでベルノ、オグリは寮でどうしてる。何か普段と変わった所とかないか。」
    「!?」
    (こ、これって…)

    ベルノの思考が高速回転する。このシチュエーションはつまり!!!

    (オグリちゃん【娘】から直接聞けないから、私に聞いている…のかな?)
    「オグリちゃんは、いつも通り食堂のおばちゃん達を困らせるぐらい、ご飯いっぱい食べてますよ!お風呂だって、いつも通り長風呂です」
    「お、おお、そうか。案外、ストレスは掛かってないみたいだな。よかった」

    ベルノの思考は勘違いに汚染されているが、北原が聞きたいのは、オグリの精神状態である。精神の影響は普段の生活に如実に現れる。本当はトレーナーとして、食事などに同行して状態を確認したいが…難しいので、ベルノに聞いているのだ。

    「オグリちゃんは凄い食べますよ。それこそ―――」
    「…いやいや!食べ過ぎだろ!あいつの体重計らないとな。ベルノもついでに計るか。」
    (思えば、靴を買いに行った時も、ひとりで3万強食べてたな。)

    ついにバレてしまったオグリの食欲。一体どうなるのだろうか…

  • 32二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 08:53:08

    体重…

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 17:45:35

    このレスは削除されています

  • 34二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 19:31:13

    ベルノまだ勘違い継続中か

  • 35二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 23:45:27

    幕間の物語…次のレースまで3

    オグリは不調が残るが、基礎は完璧だ。ベルノも中々だ。伸び代を感じさせてくれる、オグリが良い影響を与えていて、克己心を奮い立たせてライバル意識を持っているようだ。2人とも、総合的には”良”と判断できる。

    「帰ってきたよ!オグリちゃん!」
    「ああ、シャワーを浴びたいな。」
    「おう、じゃあ今日はこれで解散だ。なんかあったら来てくれ、キャップ、ベルノ。」

    ………
    ……


    「はああああ…お風呂っていいよぉ」
    「ああ、今日は早めのお風呂だから誰もいないからな……」

    完全に弛緩した状態から、溶けるように脱力しているオグリ。を横目に、ぶくぶくしているベルノ。自分のお腹を指先で突く。

    (わたしまだ腹筋無いな…オグリちゃん腹筋少し見えてるよ。あんなに食べてたのに…)ブクブク
    「オグリちゃん、尻尾洗ってあげるよ!」

    尻尾の付け根から先まで、丁寧にブラッシングをする。汚れた部分を洗って、傷つけないように。余談であるが、ウマ娘にとって尻尾はバランス感覚を保つ為に大いに利用する部分であり、それゆえ敏感らしい。どうでもいい話であるが

    そうして、その日は終わったのだ

  • 36二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 07:44:32

    このレスは削除されています

  • 37二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 07:45:27

    >>34

    >>35

    勘違いしつつタワーも建てとる…

  • 38二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 14:47:55

    かわいい

  • 39二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 22:26:33

    このレスは削除されています

  • 40二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 00:40:42

    第9R……因縁?無縁?なんだっけ?

    「遂にレースだよ!オグリちゃん!」
    「……」バクバクバクバク
    遂に迎えたレースの日。地方のレースは基本が平日である為、その日だけは公欠を認定してもらい出走する。そうして、誰が出走するかは虫の噂で伝わる為、出走する子の友人や親友は朝のタイミングで応援するのだ。

    「あーしが負けるわけないじゃん、あんた達じゃないんだから」
    「あぁ!?あれは能力試験だからノーカンだろ!」
    「そうだぞー」
    彼女たちがその代表的な物だろう。いつもの三人衆は、いつもより早朝に起きてきて雑談をしている。……泥うさぎと、誰かの事を小馬鹿にしながら。

    (こ、このぉ!!)
    ベルノは知っていた。友人が侮辱されている事を。入寮の時の因縁に、未だに物置部屋に置かれている事も知っている。明らかな虐めだ。現状、実害が出るような虐めはされていないだろうが、それでも腹立たしい事この上ない。

    「…この」
    「ベルノ」
    「っオグリちゃん…」
    「ご飯が冷えてしまうぞ?」
    引き絞られた耳、握られた拳。それらは芦毛の少女がキョトンとした表情で宥めると徐々に消えていく。……それでも、憧れで、追い付きたい光を馬鹿にされるのは嫌なものだ。かく言う本人は、食事に夢中で、全く聞こえていなかった。少女にとっては、まるで他人事のようで無縁な事柄だった。今眼中にあるのは唯1つ。

    【走り抜ける】ことだけだ

  • 41二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 01:14:35

    おおっ!遂にレースだねぇ!

  • 42二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 01:36:20

    このレスは削除されています

  • 43二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 01:44:13

    第9R第2週目……興味?嫌悪?それはね

    彼女たちは芦毛の少女を敵視した。それに特別な理由はなくて、丁度良いと言うだけなのかもしれない。ただ、そんなに簡単な理由ではない

    ―――あの泥うさぎ

    芦毛のウマ娘は走らない。この時代では、影で言われる芦毛を差別する言葉だ。あまり使われなくなった言葉だが、確かに根付いた意識。彼女たちが初めて、灰被りの少女を見た時に感じたのだ。強者の気配と、弱者としての気配…2つの気配を
    興味が湧いた、反応が知りたかった。

    『無視してんじゃねえ!』『物置部屋で寝てくれる』『バカなんじゃない?』『…つまんないの』

    でも、思った以上の反応をしなかった。場をスタスタと切り抜けていった。強者ではなかったのか。嫌がらせをしても飄々と消えていく。弱者だと思っていた……能力試験までは

    『なっ!?』

    芦毛なのに、なんでそんなに走るのよ。靴紐解かれて倒れたじゃない。弱者だったはず、走れないんじゃないの。その瞬間確かに感じた、呑み込まれる感覚。レースの支配者、強者の気配を。

    【走り抜ける】
    その姿を見せつけるな。その背中が嫌いだ。憎たらしい、何を考えているか分からない……あんたが怖い。分からせてやる、オグリキャップ

  • 44二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 08:50:08

    >>40

    どうなるのか

  • 45二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 09:09:50

    >>43

    >分からせてやる

    なおわからせられたのは

  • 46二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 17:23:38

    曇らないで……

  • 47二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 21:47:38

    ごめんなさい。今日はできないかもです。明日の昼に投稿します。すみません

  • 48二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 01:30:30

    >>47

    お疲れ様

  • 49二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 06:18:35

    期待待機シャトル

  • 50二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 09:08:45

    ええんやで

  • 51二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:14:20

    捕手

  • 52二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 17:49:33

    あの時代って芦毛があんま走ってないのか

  • 53二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 21:37:37

    第9R第3週目……競走!競走!その計画!

    「キャップ、今回のレースは800mだ。走り方だが、スタートダッシュが上手く行けばそのまま先頭付近に陣取って刺す。ダメならいつも通り刺す。ただ、バ群が怖くなれば影響が出るから、外にいるんだ。」
    「うん、わかりやすい。練習通りにだな、断食の成果を見せるよ」
    「頑張って!私とのたくさんの併走を活かしてね!」
    食事も監視し、「後生だから」と頼まれても心を鬼にした。そのお陰か、今のオグリに肉体的な不調はなく、むしろ絶好調だ。トモを触って確認したが、走るなら今日!と言える具合。

    『ベルノ!もう1回だ!』『もう無理ぃ……』
    本当に大変だったが、友人の競走に貢献出来るのは大変嬉しいことだった。

    「パドックに来てくださいー」
    「じゃあキタハラ、ベルノ、見ていて。1着を取ってくるから」
    ――――――――――――

    「ノルン、オグリキャップに注意しなさいよ!」
    「はぁい。」
    彼女のトレーナーからのアドバイスから、友人の2人の激励の言葉を受け取り、パドックへ向かうノルンエース。すれ違った因縁の相手を睨むと、何事もなかったようにパドックに登場した。

    「うげっ、1番人気は泥うさぎじゃん」
    隣では、嬉しいのか客席へ向かって手を振っている奴がいた。そんな私はというと、微妙な人気。

    「ふんっ…」
    (せいぜい味わいなよ。分からせてあげる)

    悪い笑顔を浮かべるノルンエースであった

  • 54二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 22:24:58

    第9R第4週目……応援と不安

    「ベルノ、お前もチームだからキツイことは言わないが……学校休んだな。」
    「ギクッ……オ、オグリちゃんの勇姿が見たかったんです。」
    公欠が貰えるのは出走する子だけ。この場に走らないのに居るベルノは明らかにズル休みである。とは言え、こう言う事は多々あり、トレーナーは責めにくい。
    名バと言われるウマ娘、或いは顕彰バと言われるウマ娘の引退式では、土曜日にも関わらず、中央トレセンの学生の3割がズル休みをしてしまった伝説があるぐらいだ。

    「あっ、オグリちゃん1番人気だ。オグリちゃーん!!頑張ってー!!」
    「まあいいか。キャップ、頑張れ!!」
    その応援を聞いた彼女は、大きく手を振って応える。キタハラは信じている、教え子が勝ってくれる事を。このレースを制してこい、オグリキャップ。

    「人が少ないな…」
    この閑散とした競バ場も、いつかはオグリキャップが、もしかしたらベルノライトも、観客席を埋めるスターになってくれる。不敵な笑みを浮かべたキタハラは、真っ直ぐに灰被りの少女を見つめる。
    ――――――――――――
    「ふぅ」
    (今度は勝つ。お母さんに、キタハラに、ベルノに恩返しだ)
    デビュー戦は負けてしまったが、あの時以上に鍛えてきたのだ。オーダーメイドの靴に新調し、ベルノと併走して全勝した。まだ怖いところはあるが、自信はある。

    【各ウマ娘、ゲートに収まっていきます】
    【1番人気、オグリキャップ】【2番人気――――――5番人気、ノルンエース】
    続々と紹介されていく。場は緊張に包まれていく。遂に彼女たちの舞台が開かれようとしていた。

    【全てのウマ娘が収まりました。】
    【さぁ、このレースを制するのは、どのウマ娘でしょうか!】

    「「「「「…………」」」」」
    足腰に力を込める。その瞬間を聞き逃さない。

    ガッ!!!
    【ゲートが開いて今スタート!!】

  • 55二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 07:24:35

    >>54

    偉大な先輩の引退式なんだから休ませたれや中央トレセン…

  • 56二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 14:40:10

    平日昼にやってた頃の日本シリーズみたいになってる

  • 57二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 21:11:03

    ほしゆ

  • 58二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 00:06:39

    今回は無事に走れますように…

  • 59二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 09:08:55

    このレスは削除されています

  • 60二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 09:59:57

    >>54

    >>58

    「いいねソレ」攻撃されたときにこれまでの諸々のバタフライ効果でダメージ覿面とかにならないでくれよ…

  • 61二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 15:14:21

    そういやこの後例のアレをやらかすのか

  • 62二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 23:19:46

    >>61

    膝の不安が一完歩の距離を正史と変える、そして踏み込む「いいねソレ」の脚との接触時点でどんな「計画以上の事態」が起きるのか…

  • 63二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 23:59:17

    第9R第5週目……ゲートが開いて

    【スタートです!!】
    ゲートが開いた瞬間を、研ぎ澄まされた瞬発力で各ウマ娘は応える。足腰に力を入れて走り出す。土を踏み鳴らす軽快な足音がターフに響く。

    (よしっ、上手くいった!)
    オグリキャップの出だしは良好だ。ゲートが苦手な彼女にしては、相当上手くいった。練習の成果である。

    『キャップ、今日の走り方は覚えたな』
    『ああ、上手くいったら先行で、普通なら先行か中団の外回り、失敗すれば―――』

    しっかりと走り方は考えてある。計画通りに逃げウマ娘の背後について、前から2番手の位置に着いた。

    【先頭、1枠六番人気フエトチエル。その次が、5枠一番人気オグリキャップ。8枠五番人気ノルンエースが続き―――】

    ある程度走れば、バ群の形が決まる。今回は先頭の逃げウマ娘の子が、あまり距離の有利を取れなかった事で焦っているのか、相当早めの展開だ。
    直ぐにコーナーに入り、遠心力が襲い来る。

    「キャップはいい走りをしてる。焦らないでしっかり足を溜めてやがる。」
    「オグリちゃん凄いなぁ…そう言えば、普段から思っていたんですが、オグリちゃんのフォームってとても綺麗ですよね。子供の時から何かやってんだんですか?」
    「…………やって…たのかもな」

    観客席から見る2人は、オグリキャップの勝利を信じている。しかし、ベルノには一抹の不安が脳裏をよぎっていた

  • 64二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 02:25:51

    ノルンエースは例の戦法をとるのだろうか

  • 65二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 09:49:41

    分岐点

  • 66二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 18:35:17

    このレスは削除されています

  • 67二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 22:30:38

    >>64

    どの戦法だ?

  • 68二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 08:22:05

    第9R第6週目…泥に囚われた思考

    ノルンエースが考えていたのは、オグリキャップをどう負かすかである。考え付いたのが、悪辣極まりないものであるのは、恐ろしいことだ。

    (泥うさぎめ)
    気に入らない。普段の様子も、マーチと競ったとか、嫌いだ。弱者のフリした強者なのかと思ってた。凡百な地方ウマ娘で、気づいたら3年が過ぎ去っているような奴だって……思わせてよ

    (能力試験ときみたいに走らない。調子乗らないで!)
    能力試験で見せた強者の一面、走り方を、ずっとずっと抑えて走っている事を知っている。尚のこと気に入らない、だから踵を踏む…偶然と言う事にして

    【残り300mです。コーナーの終わりに差し掛かります。順番は変わらずに虎視眈々と狙いすます各ウマ娘、誰から仕掛けるのでしょうか!】

    少し前方に、にっくきオグリキャップがいる。もうそろそろでスパートを掛けるだろう。その一瞬だ、オグリキャップの強い踏み込みで生じるタイミングを使う。

    (ほんとっ!ムカつくぐらいに綺麗な走り方を見せつけないでっ)
    タイミングは一瞬だ。そろそろだ、コーナーが終わり、直線を向く200m

    (―――今!!)

    足を一歩踏み出した。その足は、オグリキャップの踵を踏むことに成功するだろうか。否、彼女の足は残像を踏むことに成功したが、歩みを止めることは出来なかった。

    ドッ!!!
    通常よりも一瞬だけ早く、バ群の中で一番最初にスパートを切る奇襲作戦だ。それによって、タイミングが若干だけ外れ、外へとオグリキャップが移動した事で無意味になる。

    ここでもノルンエースは敗北する事になる

  • 69二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 12:31:01

    うおお!回避!

  • 70二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 18:50:13

    何とかなったねぇ!

  • 71二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 23:53:23

    ほしゆ

  • 72二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 01:24:24

    第9R第7週目……泥を越える豪脚

    (今だ!!)
    目の前が広くなった瞬間とは、直線に出たことの現れだ。既に逃げウマはスタミナと末脚の関係上、下がって行くしかない。オグリキャップの足が発揮する。

    ドッッ!!!
    【おっと、仕掛けたのはオグリキャップ!】
    【素晴らしい末脚です、先頭を駆け抜けていきます!】

    「いい所でいった!!キャップいいぞー!」
    「オグリちゃんかっこいいよ!!」
    (何かあると思ってたけど…)

    後続との距離が伸びていく。圧倒的だ。1バ身、2バ身……5バ身と、彼女の轍が先へ先へ残される。その後ろに着いていこうとスパートを掛けるノルンエース、結局距離は詰められず……

    【オグリキャップ!誰も寄せ付けず1着でゴールです。初勝利を飾りました!】

    「いよっしゃああ!!」
    「やった!!」

  • 73二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 09:25:35

    丁寧に、慎重に、練り上げられた脚は悪意の妨害に阻まれることなく先頭でゴールしたか…
    負のバタフライエフェクトが起きなくてよかった…

  • 74二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 13:01:35

    脚のハンデを補うための特訓や作戦が良い意味でバタフライエフェクトを起こしたのか…!

  • 75二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 20:50:21

    意図せず回避行動になるとは

  • 76二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 21:54:27

    これからもどんどん高みを目指していってほしい

  • 77二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 22:25:29

    「ふぅ、あっ!」
    (キタハラにベルノ!)

    遠くにいる二人を発見出来た。手を振って勝利を喜ぶ。遠くでは、涙ぐむキタハラと、小さく手を振って応えるベルノがいた。
    考えて見れば、これが初勝利…初勝利!?

    (込み上げてくる…これまでの事を考えると)

    長かった。長年の夢のひとつを叶える事が出来た。胸の内に感動が響き、次なる決意の炎を灯す。

    「はあ……はあっ、アンタっ!」
    「……?……大丈夫?」

    そこには二着でゴールしたであろうノルンエースがいた。随分と息を切らしているが、彼女の瞳にはまだまだ熱が篭っていた。
    ただ、オグリは心配になって、手を差し出した。ただそれだけだったが、彼女にとっては酷く侮辱されたように感じられて、その手をパシッと弾いた。

    「……なんで、なんで能力試験の時みたいに走らない!あーし達がそんだけ弱かったの!?」
    「何を言って…私は本気で走った。あの時の走り方は、危ないから禁止されているんだ」

    ゆっくりと、オグリの言葉を飲み込んで、その強さを相手に折れた。小さく、一言

    「……そう。」

    オグリとしては、よく分からない状態だが、納得してもらったと判断して、キタハラとベルノの元へ、控え室へ歩いていった。

  • 78二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 08:09:29

    ノルン側も変化あるか?

  • 79二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 12:39:12

    >>78

    あるかもですねぇ

  • 80二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 18:34:21

    このルートでもオグリファンになるのかな

  • 81二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 21:45:09

    こっちのオグリも本編みたいに曇る可能性もありそう

  • 82二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 00:21:34

    このレスは削除されています

  • 83二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 00:25:07

    おめでとう!!」
    「ありがとう、ベルノ」
    控え室に戻った時、3人はプチパーティーな状態になった。記念すべき初勝利、次なるステップへ進める招待状を得たオグリを祝福する。ベルノなんて、奇妙な衣装をしているぐらいだ。

    「”ハツラツ”」
    「?」
    キタハラは正直言うと、嬉しすぎて流れそうな歓喜の涙を堪えていた。そうして、ついつい名前を言い間違えるぐらいには感極まっていた。彼の神妙で、嬉々とした呼び声は、オグリを惹きつけた。彼には、少女への贈り物があった。

    「初勝利よく頑張った。これまでも、これからも宜しく頼むぜ。これは俺からのプレゼントだ!」
    「キタハラ…わぁ!」
    それは耳飾りだった。母親が彼女に髪飾りを贈ったように、彼は耳飾りを与える事にした。彼女の澄んだ蒼い空の瞳ようなメンコだった。間違いなく、彼の心の篭った素晴らしい一品と言える。

    「キタハラ!」
    「おおっ、突然抱きつくな!……ははっ、頑張ったな」ヨシヨシ
    彼からしたら、オグリを小さな頃から支えてきた。十全に歩けなかったあの子が、遂にレースで勝利した。嬉しいものだ、抱きついてきたオグリを優しく撫でる。

    「ふふっ、ありがとうキタハラ!似合うか?」
    「おおっ!オグリちゃん、かっこかわいいよ!」
    「ああ、よく似合ってるよ」

    右耳につけたそれは、彼女をより一層に凛々しく、美しくした。少女の向日葵のような朗らかな笑顔と合わされば……

    (ハツラツって……笑顔が映えるな)

  • 84二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 00:29:01

    似合ってるよ……似合ってるな……の方が合ってたかな、今でもキタハラのエミュで迷うな。
    かわいいオグリ、この世界線では、漫画であるような右耳のメンコではなく、キタハラの贈り物へと変わりました

  • 85二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 00:42:59

    >>83

    ちなみに、ますますベルノの勘違いは深まって行きましたとさ

  • 86二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 08:45:33

    サムネのオグリの耳飾りからキタハラのプレゼントに変わったのか

  • 87二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 16:28:26

    これはプリティー

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