- 1カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/05(土) 09:22:26
~~~INTRODUCTION~~~
「フロア・セントラル」は、1900年代から長らく計画され建造が続けられてきた巨大人工島である。
世界の海抜が大きく上昇し陸地の凡そ5割が海面の下へと沈んだ現在、2100年代の地球に於いて、太平洋上に浮かぶその鋼鉄製の大地は人類にとって最も主要な生活拠点として機能している。
中央政府による統治、限られた世界の中で日々を暮らす人々、解放を謳う無法者達とそれを取り締まる警察機構。
混沌とした科学技術といつからか人に宿る様になった異能。
ようこそ、セントラルへ。
ようこそ、人類最後のフロンティアへ。
~~~~~~~~~~~~~~
・wiki(「大雑把な世界観」の項目をご一読ください)
ここだけ異能集う海上都市【1/31更新】INTRODUCTION 「フロア・セントラル」は、1900年代から長らく計画され建造が続けられてきた巨大人工島である。 世界の海抜が大きく上昇し陸地の凡そ5割が海面の下へと沈んだ現在、2100年代の...w.atwiki.jp・前スレ
【置きレス参加推奨】ここだけ異能集う海上都市part7|あにまん掲示板~~~INTRODUCTION~~~「フロア・セントラル」は、1900年代から長らく計画され建造が続けられてきた巨大人工島である。世界の海抜が大きく上昇し陸地の凡そ5割が海面の下へと沈んだ現在、210…bbs.animanch.com - 2カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/05(土) 09:23:26
【参加したい方へ】
・新規参加の方はまずは進行中の裏スレにてキャラクターの作成と登録をしましょう!個人が保有出来るキャラクター数に制限はありませんので、まずは自分が一番動かしやすいと思うキャラを一人作ってみることをおすすめします。
・分からないことがあれば裏スレで聞いてください。
・当スレでは『置きレス』形式でのご参加を推奨しています、1日1レス返せれば良いor返って来れば良い、くらいの心持ちで。
・ただし連絡の無いまま待たせ『過ぎる』のは厳禁です、どうしても2日以上返信が滞ってしまいそうな場合は、予め裏スレの方でお相手にご連絡をさしあげてください。
・「私生活があるしリアタイ参加は難しい……」「荒らしとかしてないのにいきなり規制食らったんだけど!?」「スレの速度に着いて行けねぇよ~(涙)」とお悩みの方々、どうぞ一度お立ち寄りください。
・参加者及び参加者各自が保有しているキャラクターを管理する為、参加時には名前にトリップをつけることをお願いしております。
・あにまん管理側による集団規制、また個々の回線の問題などでスレ建て者によるレス削除等の管理が行き届かない場合があります、荒らしには反応せず通報やスルー対応を徹底してください。
・エロシチュグロシチュも許容いたしますが、ディープな描写をする場合はテレグラフを用いるなど削除されない様に対策をお願いします、またお相手がそうした描写を嫌がっているのに無理強いするのもやめましょう。
・次スレ建ては>>190を踏んだ方にお願いします。
- 3カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/05(土) 09:25:11
【禁止事項】
・確定ロール、無敵ロール、一般的にこういった遊びで敬遠される行為は同じく禁止です。
・ただしこれら↑をうっかりしてしまう場合もあります、見かけた場合まずはやんわりとした口調で注意をお願いします。
・その他、お相手が「これは嫌だ!」と言う行為も都度対応していただければと思います、円滑な遊びの為にもコミュニケーションを大切にしましょう。
(以下キャラクリ時のお願い)
・当スレはオリスレです、版権キャラ、版権設定のご利用はご遠慮ください。
・舞台を破壊しかねない様な大規模の能力はご遠慮ください(例:「半径数kmに渡って凍結させるor炎上させるぜ!」「島の地面に海まで貫通する巨大な穴を開けられるぜ!」など)
・対処不能、或いは対処法が極端に限られる能力はご遠慮ください(例:「俺が時を止めた……動きたければお前も時の世界に入門するしかないぞ」「俺の質問に答えた奴は問答無用で洗脳されるんでよろしく~」など)
・舞台に単独で多大な影響を及ぼしてしまいかねない権力者キャラはご遠慮ください(例:「俺はフロア・セントラルの航行先を全部決められる船長で……」「俺がこの島の権力の頂点に立つ大統領なんだよね」など) - 4カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/05(土) 09:26:20
- 5カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/05(土) 09:27:36
>>10まで保守
- 6カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/05(土) 09:30:27
保守
- 7カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/05(土) 09:34:10
ほしゅ
- 8カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/05(土) 09:36:15
ホシュ
- 9カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/05(土) 09:38:31
hosyu
- 10カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/05(土) 09:40:41
おわり
- 11カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/06(日) 21:09:03
スレ立て乙です
- 12メイ◆9wIDxpGzlg25/07/09(水) 19:18:21
(一応保守)
- 13カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/09(水) 20:12:37
前スレ>>199の続き
「俺の嫌いな言葉を知っているか? 慈善事業だ」
カニバルは腕を組む。その顔はニヤニヤした笑みを浮かべているものの瞳には邪悪な光が宿る。
「”こちらに頑張れ”というのなら 当然相応の”対価”はあるんだよなぁ?
まさか無条件で頑張れという事はないよな?」
「前2つはともかくミルク・オブ・リリスは俺ンところでしか取り扱っていない品物。
製造は勿論、卸売業者も掌握済みだ。小売している連中から入手できるのは”混ぜもの”だけと考えれば、純正品を直接購入できるんだ、4割でも高くはない。”新規開拓”もできるしな。それを3割で卸すといってんだぞ」
相手がまだ媚薬の類を取り扱っていない情報を口にする事で、自身が相手の内部事情を把握している事を暗に示す。
「うちは1パケだ2パケだといってミリグラムレベルの単位の商売なんてしちゃいねえ。
最低でもキロ単位からだ。質と量を考えてみれば、こんな旨い話はないぞ。
それを踏まえた上で”もっと頑張ってくれ”というなら そちらも”こちらの要求”を頑張ってもらわねえとなぁ」
ビジネス以外の取引がある可能性を匂わせた。
「まあ組織のトップの人間が相手にいわれるがまま”はい、分かりました”とはいい難いだろう」
彼は組んでいた腕を解くと、顎に指をやり少しだけ考えると、
「ミルク・オブ・リリスの効果を確かめてみるか?」
いたずらを考えついた子供ような笑みで尋ねた。
- 14薬師◆tsGpSwX8mo25/07/09(水) 21:16:39
あぁ、もちろんだとも。その三つのウチでの売り上げ金の3…いや、4割をそちらに納めよう。
(内情は全て把握されている可能性有り…いやはや弱ったねぇ。ハッタリをかまそうにもかませなくなってしまった。密偵でもいるのかね?まぁ犯人探しの様な事をしても金にはならない。それに向こうの組織の大きさからして密偵を送り込むことくらい容易だろう。)
ほう!効果を確かめさせてくれるとはありがたいね。藍くん、これも社会勉強だ。試してみなさい。
(…一瞬脅しに来たね。ただこちらも引き下がるわけにはいかない。最悪の場合に備えたほうが良さそうだねぇ。)
「はぁ!?なんで俺なんですか!?」
君は良い歳したおっさんに飲ませるって言うのかい?
「……分かりましたよ、試します。」
(ミルク・オブ・リリスの効果を試すのは隣にいる青年に決まった様だ。)
- 15カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/09(水) 22:00:24
- 16薬師◆tsGpSwX8mo25/07/09(水) 22:35:43
- 17カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/09(水) 22:55:44
- 18薬師◆tsGpSwX8mo25/07/09(水) 23:27:04
- 19カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/09(水) 23:44:36
- 20◆Zc3hYIbqyI25/07/10(木) 00:58:07
【シチュエーション:日常 当シチュ内募集人数:上限先着3名 使用キャラ:伍代美佐子】
「(やばいやばいやばいやばい!とんでもないものを見てしまったァァ!?)」
伍代は平静を装いながら考え得る最悪が頭の中を巡っていた。
日課の駅前で脳内をのぞき見している時、おぞましい光景を目にしてしまった
チンピラが裸体の、体のバランスが狂ったような女性からヤクを搾り取っている。
そんな倫理は普通の脳が破壊されると共にそのチンピラと目が合ったような気がしたため絶賛逃亡中である。
不幸中の幸いと言えばそのチンピラの思考が読めたことぐらいだろうか、ずいぶんとログのうっすい海綿体の短絡野郎だ
「(流石にあれは地雷だが!?自分がなるのはその中でも地雷of地雷!!)」 - 21薬師◆tsGpSwX8mo25/07/10(木) 23:32:15
- 22伏見橋姫◆X8YCQtJ5qr5e25/07/11(金) 03:10:03
(大洋神社への奉納物…どうしようかな…。)
橋姫は大学への通学中、以前のモノレールでの会話を思い出しながら、ぼんやりした頭で考え事をしていた。
(お姉ちゃん、あんなに申し訳なさそうに忙しいからお願いしてもいいかしら?って言われたら…断れないよぅ…ただ卒論がなぁ…。丑の刻参りをしてた人達についての文献…、まだ読み終わってないのになぁ…。)
そんな風に物思いに耽っていると、向こうから全力で走っている学園高等部の制服を着た少女に気づかずに、和服姿と言うこともあってかうまく体勢を立て直せず、ぶつかってしりもちをついてしまった。
「いててて…。ご、ごめんなさい…。ぇぇと…、い、急いでいましたよね…?」
- 23人世◆9wIDxpGzlg25/07/11(金) 12:32:01
【シチュエーション:日常(戦闘への発展可) 当シチュ内募集:カチューシャ 使用キャラ:墨胆人世】
【昼下がりのショッピングストリート。歴史あるヨーロッパの街のような、小洒落た雰囲気が漂う道を人々は行き交う。実際のところは振興のために表面だけを取り繕った通りであり、脇道に入るとすぐに小汚いコンクリートの裏路地が姿を現す】
【書店チェーンのレンガタイルの外壁で、その女は本を読んでいた。オフィスカジュアルな服装に身を包み、髪を後ろでまとめている。優美な休日という雰囲気で彩られているが、唯一右目だけはうねる髪が堅く存在を隠していた】
(さて、そろそろ時間かなぁ。“表”と違う格好をすると、妙に時間が遅く感じる)
【ページの間に指を挟んだまま、小説を閉じて腕時計を見る。小説の背表紙には、『ピース大学紛争部』と書かれていた】
【墨胆人世。“虞帯”という名で活躍している小説家だが、それは表の顔。彼女の家“墨胆家”は裏の世界の情報屋である】
【今日は情報の受け渡しに赴いている。初めての客なので、何かあった時のために、今回は護衛を雇った。何度か取引した闇業者から、腕の良い奴がいると紹介されたのだ。身辺調査で知った暗殺組織“アリス”に所属していた経歴は気になったが、現在は関与しておらず、そもそも所属時も情報が流れていないらしいため、依頼を行った】 - 24カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/11(金) 17:46:11
【伝統的な町並みというのは西洋から東洋まで需要があるらしくフロア・セントラルには単なるショッピング街からリトルが接頭語のロンドンだのトウキョウだのエドだのがある。最後についてはどこだと聞きたくなる地名だけれど、まあつまるところみんな海に沈んでしまった場所だ】
おねーさんっ
【海上に移り住みアイデンティティやルーツを求めたのか単なる懐古か、はたまた人が集まればそれでいい客寄せかは分からないけれどハリボテといって過言ではない通りに砂糖を溶かしたような声が、レンガタイルに背を預ける女性を呼ぶ】
その本おもしろそーですね。よければぁ、どこで買ったか教えてくれませんかぁ?
【視線を下に向ければ、涼しげなワンピースに合わせた青いリボンでツインテールに結ばれた頭が小首を傾げているだろう。その表情はよく見れば全く本には興味なさそうで、何かを特定の返答を求めるような視線。
そう。これは依頼人を見付けるために予め決められた符牒であり、目印は背格好と本のタイトルでこれに合言葉と特定の行動を返せば護衛が開始される】
- 25人世◆9wIDxpGzlg25/07/11(金) 20:48:57
- 26カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/12(土) 00:25:01
- 27薬師◆tsGpSwX8mo25/07/12(土) 00:42:15
- 28カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/12(土) 14:09:05
【妙な言い回しだからこそ、偶然にも被らないであろうそれは合言葉になる。歩き出した女性の隣を小さな歩幅で進み護衛として身を挺して盾となる、気は実はそれほどない】
そういう内容なれてるからだいじょうぶ~
【だってこんなに小さいのだから盾になったとして面積も堅さも心許ないでしょ。小回りの利く矛兼盾の役割が相応しい】
こわいのはぁ……苦手だから~おねーさんにくっついていい?
【加えて特別な性能は可愛いくらい。あざとく、冗談半分からかい半分で上目遣いの適当な絡み。泣き真似すらしてないそれは誰でも見抜ける大嘘。
さて、こんなキュートな生き物を護衛にするとは場所が特殊なのか、相手が特殊なのか、あるいは懐が寂しいのか。処分しても問題ない相手を欲してた可能性もあるけれど、あの仲介人はその手合いとはマッチングさせなさそう】
本がある所までこのまま歩き?モビリティとか使う~?
- 29カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/12(土) 14:35:02
- 30塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/07/12(土) 15:59:52
前スレ197
「う~ん…お父さんはいるよ?でもいまはいないアル」
と少女は少し悲しそうな顔で言った
「ちょっとでもハッピーになれるお菓子アルカ?ほしいアル!」と少女は悲しそうな顔をやめ、パァッと明るく笑顔になった
「お金!ちゃんとあるアル!お使いで頼まれてるヨ!」
と少女は肩掛け財布から計10万ほどを取り出した
「これで足りるかってメイドさん言ってたアル!足りるアルカ?」 - 31人世◆9wIDxpGzlg25/07/12(土) 19:03:25
「ハハハ、年相応で何より!手でも繋いであげようかい?」
【カチューシャのあざとい仕草から、逆説的に肝が据わった本性を感じ取る。人世は大笑いして、ほぅらと片手をぷらぷらと伸ばした】
「乗り物を使うまでもない近さだよ。複雑な道ではあるけど……。この大通りより、私はずっとその道の方が好きさ。人間らしくてね」
【メインストリートから脇道に逸れると、すぐに活気が失われる。石畳や街灯で雰囲気こそまだ保っているが、人はまばらで、店も繁盛していない個人商店が並ぶ。人世はさらにそこから細い道に入った。明るい空気は消え失せ、冷たいコンクリートとそこに散らばったごみが出迎える】
「私が小さい頃は、あの大通りもこんなだった。今とは別の、剥き出しの欲望で活気付いていたのさ。貧困層と、そこから出てきた半グレ。そして彼らを食い物にする犯罪組織。治安改善のために違法建築もそうじゃないのもぶっ壊して、今の小綺麗なショッピングストリートが作られたのさ。しかし、かつて存在した犯罪組織は弱体化したが消滅した訳じゃない。そして……」
【地域の歴史をガイドするかのように、麗らかに人世は語る。実際、人世にとっては楽しいものだが】
【道を何度も曲がる。距離自体は大したことはないが、辿り着けるのは此処を知っている者か、迷子になった者だけだろう。そして唐突に、ある道に面した勝手口を指差した】
「この歴史の生き証人たちが、あの扉の向こうにいる。当然、食物連鎖の頂点様さ。君の仕事は、もし彼らが共生ではなく捕食を選んだ時に、トップと幹部を絞め落とすこと。殺しはNGだ。出来るだけ身体も傷つけないのが望ましい。明らかヒラっぽい奴は好きにして良いよ」
【楽しそうな雰囲気を抑え、少し真面目な顔をして勝手口に歩き出した】
- 32メイ◆9wIDxpGzlg25/07/12(土) 19:21:04
- 33塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/07/12(土) 19:29:50
- 34サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/12(土) 21:10:56
- 35カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/12(土) 23:15:36
その方がぁ、怪しまれないかもね~
【伸ばされた手を小さな両手でぎゅうと握る。異能が集まるこの時代に少々不用心かもしれないけれど、この動作はあざとく見せる依頼人との信用の証。手を繋げる近距離だということは異能であれ武器であれ、喉元にナイフを突き付け合っているのと同じなのだから】
まだ生まれてないかなぁ
【依頼人の昔話を聞く表情は興味津々、という体だ。さてじゃあ右から左へ耳を素通りしてるかというと、恐らく同年代の元気な子らに比べればとっても真面目に聞いている。
情報は武器であると教育と調教をされている。フロア・セントラルは歴史というには短いけれど、どうでもいいと掃いて捨てるには濃すぎる地だ。迷子になりそうな道順も、語ることを好む女性の話も、何かが発する剣呑な雰囲気を全て頭にとりあえず入れておく】
……りょーかい、何事もなければいいねぇ
【何事かありそうだから護衛が必要なのだろうけど。さて、何の変哲もない勝手口らしきここが両隣に本屋のある場所、依頼の目的地らしい。幹部以上はなるべく傷付けず、捕食者に転じるなら捕獲させよ、と依頼人の指示を頭に入れた。
ところで手はいつまで繋いでてもいいのだろうか。可愛い連れです、と言って通じるなら守りやすくはあるのだけれど】
- 36◆Zc3hYIbqyI25/07/12(土) 23:41:10
- 37フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/13(日) 00:32:01
ビーチの駐車場に一台の車が止まる。
車は高級そうなスポーツカー。スタイリッシュな流線型で深みのある赤いカーマインだ。
(う~ん、今日も暑いわね~)
その車から美女が運転席から降りてきた。
背は180近くと非常に高い。ウェーブがかった長い金髪で、見目麗しい顔立ちをし、切れ長の目には知的な眼差しが宿っている。
下にビキニの水着を着て、その上からショートパンツにジャケットというラフな格好だが、Lカップの爆乳と官能的な肉体を持つ彼女が着れば、そんな格好でも扇情的な姿として男性の視線を誘っただろう。
(だからこそ、こうして誰もいないビーチに来たんだけど)
今日は休日。のんびりと過ごしたい。
彼女は強い日差しから目を守る為にサングラスをすると、休日をエンジョイすべく、日光浴に欠かせない道具一式を持って砂浜に向かう。
(あれ? なに……?)
ビーチにボロボロの手漕ぎ式丸木船が漂着しているのを見つけた。
- 38メイ◆9wIDxpGzlg25/07/13(日) 00:37:57
【お使いメモから注文を読み上げられたことで、気持ちを切り替えて仕事に向かう。お客様の事情を勘繰るのは良くない】
「あわ、いっぱいだねぇ。えっと、チョコ以外は大丈夫ですけど、このチョコダイエット向け商品なんですよ。他の幸せな気分になれるのとは違ってて、罪悪感が生まれるんです。あんまり大量に買うと賞味期限切れちゃうかも……」
【とりあえず、と言った感じで選ばれた洋菓子を一番大きい箱に詰めていく。子供が持ったらちょっと怖い量である。それぞれの効果の説明が書かれたカードを添えて、ひと段落】
【クッキーは元々小袋に入っているが、小さい袋にまとめた方がバラつかないだろう。どうせ今日他の客が来る可能性は低いと悲しい予測をして、並んでいた5袋を全て詰める】
- 39薬師◆tsGpSwX8mo25/07/13(日) 01:16:27
- 40人世◆9wIDxpGzlg25/07/13(日) 01:27:02
「ああ、平和が一番さ!さて、それなら護衛って直球に言った方が良いかな……。いや、やはりここは君の口を信頼して親戚ということでいこう」
【カチューシャの手を離し、勝手口を4回、奇妙なリズムでノックする。すると鍵が開く音が響き、扉がゆっくりと口を開ける。前に居たのは刺繍をした“いかにも”な男だ】
「どうも!ご依頼の情報、お届けに参りましたー。ああ、この子はうちの若い子です。仕事に興味あるらしくってー。受け渡しだけですけど連れてきたんです」
【愛想笑いにしては、あざとい声と表情。感情労働であることを包み隠さない】
【墨肝家には、本家と傍流がある。本に関する異能を持つ本家、本に関する異能を持たない傍流。傍流は情報家の中枢業務を行う義務は無いが、それでも本人が希望すれば情報家らしい仕事だって回ってくる。カチューシャには知り得ることでは無いが】
【来ましたよボス、と男が奥に呼びかけて、二人を不躾に案内する。案内された先は、煙草の匂いが漂う応接室であった。案内役とは違い、身なりの良さそうな男が座っている。カチューシャに一瞬訝しげな表情を見せるも、すぐに笑顔を作り向かいのソファに手を向けた】
【人世はソファに座るが、カチューシャに対しては好きにしな、と言った感じで適当に視線を送る】
- 41サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/13(日) 08:38:05
- 42塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/07/13(日) 17:15:43
- 43二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 19:52:03
このレスは削除されています
- 44伏見橋姫◆X8YCQtJ5qr5e25/07/13(日) 19:59:51
(なんだろう・・・、自分より慌てている人を見ると落ち着くって本当なのね・・・。ただ気を散らしてたとはいえ体幹は使ってるはずなのに少しショック・・・。)
そんな事を考えながらゆっくりと立ち上がり、倒れ込んだ少女に向かって手を差しのばした。
「ぇえ・・・と・・・、だっ大丈夫ですか・・・?立てますか・・・?」
そう言って少女と目を合わせた。
「落ち着いてください・・・。私は怖くないですから・・・・。何が・・・、あったんですか?」
(コミュニケーションする時は目を合わせろって言うけどやっぱり初対面の人とは緊張する・・・。言動の結果が良い方になったか否かがわかりにくいし・・・。とにかく中てればいい部活でやってる弓道よりよっぽど難しいよ・・・。)
- 45幽芒軍霊◆usfa05OV2XBc25/07/13(日) 20:41:01
【浜辺に腰をかけ、潮風を身に浴びる。
あぁ、このような爽やかな空気を吸ったのはいつだろう】
醜く逃げ延びて数年。生き残ったのは私だけだったな。
…あれは。
老人、か…
【無気力げにその視線を向ける
その目に宿るのは諦念か、あるいは惰性か】
- 46フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/13(日) 21:37:00
- 47◆Zc3hYIbqyI25/07/13(日) 21:55:48
- 48サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/13(日) 22:06:33
- 49カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/13(日) 22:10:29
「兵隊500に、将が4人か、大したもんじゃねえか」
薬師の答えを聞いて、カニバルはニヤリと笑った。参加の意思を感じ取ったのだろう。
「こちらも戦力を整えている最中だ。作戦の中心となる要がようやく一つできたところだ。
相手が相手だからな。慎重に事を進ませねえといけねえから面倒この上ない」
彼は再びナッツを掴むと口に放り込んだ。
「……正面はウチが受け持つつもりだ。今はまだ相手をいえねえがな
とりあえず今日の用事は済んだ。取引の話はここまでにしよう。
あとはこのまま愉しんでいってくれ。気に入った女がいたら声をかけな。持ち帰ってもいいように店には俺からいっておくぜ」
カニバルが席を立つと、その場から立ち去っていった。
メイドの女性も席を立ち、薬師に向かって無言で一礼すると、そのあとを追いかけていった。
(この辺で〆てもよろしいでしょうか?)
- 50幽芒軍霊◆usfa05OV2XBc25/07/13(日) 22:15:51
- 51伏見橋姫◆X8YCQtJ5qr5e25/07/13(日) 22:28:03
- 52サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/13(日) 22:30:08
- 53幽芒軍霊◆usfa05OV2XBc25/07/13(日) 22:41:45
- 54フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/13(日) 22:49:49
(salvadoにgracias……スペイン語かしら?)
知っている単語を聞いて彼女はそう考えると、
「Aquí Floor Central」(ここはフロア・セントラルです)
試しにスペイン語で返答しながら、サンドイッチの入った籠を男性に手渡す。
フィクセンはクリミナルズの下級幹部の一人で管理部門に所属している。管理部門の人間なので総務の一環で島外の人間とも交流しなければならない為、言語能力は必須だ。
(幸いスペイン語なら中南米でも使われているから分かるわね)
「Hemos hecho una llamada de emergencia y la ayuda está en camino」(緊急通報したので助けがくるはずです)
「あら? あなたもこのビーチに?」
微妙な距離を置いている女性に話しかけられ、意識を彼女に向ける。
「スペイン語っぽい言葉を喋っているようね。遭難者みたいだからとりあえず通報しておいたわ」
- 55二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:50:44
このレスは削除されています
- 56◆Zc3hYIbqyI25/07/13(日) 22:57:38
- 57サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/13(日) 23:02:48
「……??…!…??」
【目の前の女性が蛍光灯を出した辺りから老人は色々困惑していた、アレは自分の記憶に間違いがなければ確かに蛍光灯だ、割れているが信号機の青色の様に光る蛍光灯、だがそんな物を一体何処から出した?と、戸惑っている】
「…English?……」
【そして、戸惑いながらも大人しく蛍光灯で書かれた英字に思念を巡らしながら読んでいると…】
「FLOOR…CENTRA…!?」
【フロア・セントラル、という文字に強く反応し、目には動揺の感情が浮かび上がるが】
「…FLOOR・CENTRAL…」
【目の前の女が同じスペイン語を喋れる事にようやく気付いて安心し、差し出されたサンドイッチを食べて】
「Nunca pensé que terminaría arrastrado hasta el medio del Océano Pacífico.」(まさか、この俺が太平洋のど真ん中まで流されちまうとは)
「Lo siento, qué error, Manolín.」
【とんだドジやらかしちまった、すまねぇ、マノーリン】
- 58幽芒軍霊◆usfa05OV2XBc25/07/13(日) 23:09:12
- 59メイ◆9wIDxpGzlg25/07/13(日) 23:10:07
- 60塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/07/13(日) 23:14:46
- 61薬師◆tsGpSwX8mo25/07/13(日) 23:19:24
ははは、お褒めの言葉をいただけて嬉しいよ。
君がそこまで慎重になる相手…これは私も気合を入れなければいけなさそうだね
(彼がここまで慎重になる相手…ドラックカルテルか、WANSか……)
お、良いのかい!?ならちょっとストリップを見に行こうかな!…また良い取引をお待ちしているよ。
(…WANSに接触してみるか。私の会社はまだまだ発展途上。うまく立ち回って生き残る必要がある…それはそれとして、ストリップ見に行くことにしよう!)
(去っていく2人に軽く手を振って別れを告げる。内心色々と策謀を考えているがそれはまた別としてストリップにウキウキしながら席を立ち上がる。)
(メタ:〆にしましょうか!ありがとうございました!)
- 62サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/13(日) 23:21:20
- 63メイ◆9wIDxpGzlg25/07/13(日) 23:29:30
- 64塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/07/13(日) 23:32:20
- 65フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/13(日) 23:33:03
「あなたはどこから来たのかしら? 手漕ぎ式丸木船で太平洋に来るなんて……」
フィクセンは当然の疑問を老人に投げかけた。
「でも、運がいいわね。下手すれば防波珊瑚にやられていたわよ」
フロア・セントラルは津波や高波を弱め、巨大な漂流物の衝突から島を守る為に巨大な人工サンゴ礁に取り囲まれている。もし小さな丸木舟でなければ行く手を遮られ、そのまま座礁するか衝突により沈没していただろう。
「あら? 女性一人じゃ不安だから一緒に居て欲しいわね」
フィクセンはエドワードを呼び止めた。
( どこからともなく蛍光灯をとりだして地面に字を書いたところを見ると、物質を創るか移動させるタイプの異能かしら?)
- 66龍塚◆9wIDxpGzlg25/07/13(日) 23:51:54
「……おやおや」
【薄いジャケットを羽織っている青年が、足音を響かせる。盲目らしきサングラスをかけているにも関わらず、盲導犬や白杖、足元に点字ブロックさえ存在しない】
【彼が現れたのは、美沙子が向かっていた道の先。目が合った男とは真反対の方向】
「騒がしさに足を運んでみれば……。どうしました?お嬢さん。もしや何か……」
【青年の口角が上がる。目は黒いサングラスの奥に閉ざされ、どんな形をしているのか分からない】
「恐ろしいものでも……見てしまったので?」
【護龍塚。久しぶりの休日に、少し遠方に出かけようかとしていたWANS・Cの隊員。駅で様子のおかしい人がいたので、もしや不審物を見かけたのかと声をかけた。それだけである】
- 67メイ◆9wIDxpGzlg25/07/13(日) 23:58:42
- 68サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/14(月) 00:01:48
「Cuba」(キューバ)
「Un pueblo de pescadores en Cuba」「señorita」
(キューバのとある漁村からさ)(お嬢ちゃん)
「Pero estoy en problemas.」
(だが、まいったなぁ)
「No recuerdo mucho de cómo llegué aquí…」
(ここに来るまでの道中、ってやつをあまり覚えていないんだが…)
「Ah, coral artificial.」(そうか、人工サンゴか)
「Si no te hubieras desmayado, me habría encantado conocerte.」(気を失ってなければ、是非お目にかかりたかったものだ)
- 69カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/14(月) 12:26:08
【依頼人の言葉や振る舞いから何を求めているのか理解する。護衛ではなく親類、職場見学の同伴者。相手の警戒心を緩める効果もあるか、そんなことで絆される人種でもないか。
まあ、しょうがない。ちゃんとしようか】
……ぁ
【ドアをくぐる前から、涼しげなワンピースに合った表情を浮かべる。生意気そうな目は少し遠慮がちに、けれど好奇心を忘れない。余裕を持たせた媚びるような動きを変えて、小さな立場の緊張と用心を滲ませる。多少のあざとさは可愛さでカバー、むしろ相乗させる。声色に挨拶しなければという意思と辿々しさを乗せて】
よ、ろしくお願いします
【ツインテールを揺らす。自分を殺せ、アタシを生かせ。不思議の国に迷い込む少女が身に付けるアクセサリーの名の通り、愛らしく振る舞うのだ】
…座っていい、ですか?
【煙草の匂いにわざと眉をひそめ、それを隠すことを隠さない。粗暴な者に視線を向け、訝しげに睨まれたならそそくさと瞳を伏せた。そして着席した依頼人、いや身内の『お姉ちゃん』が腰掛けてから妙な間を作る。
着席を促されたことに気付かぬ未熟さ、周囲の視線や空気からようやく察するもわざわざ口にしながら『お姉ちゃん』からちょっと離れて座る。座ってようが立ってようが、護衛に問題はない。ここは座った方が自然だし、あと座りたいし】
- 70塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/07/14(月) 19:55:46
- 71伏見橋姫◆X8YCQtJ5qr5e25/07/14(月) 20:42:14
「ガ、ガラの悪い人ですか…。わ、私も…、大学に行くのに貴女が来た方にある駅に行きたいのに…。で、でも、無関係な人を、ひ、被害に遭わせるのは、良くないかと…ひゃっ?!」
少女の言葉を聞いて頭を悩ませながら無関係な人への擦りつけを止めようとしていると、不意に声が聞こえた方に視界を向けると怪しい男が映って思わず声が出た。
(お、恐ろしい人って、貴方が一番恐ろしいですよ…!で、でも、お姉ちゃん言ってた!人を色眼鏡で判断してはいけませんって。実際とんでもない詐欺師だったらしい翠さんの父親は物腰柔らかそうな普通のビジネスマンに見えたらしいし。お、おちちちつけ私…。)
「ご、ごめんなさい。い、一瞬変に怪しく感じてしまいました…。まだ貴方のこと、見た目しか知らないのに…。」
そう言って怪しい男に頭を下げた。
- 72人世◆9wIDxpGzlg25/07/14(月) 22:13:18
『良いよ良いよ』
【男は一瞬冷たい目でカチューシャを見つめた後、人懐っこい顔で破顔する。すぐに人世に目線を戻し、ビジネス特有の空気が流れ始めた】
【人世が分厚く詰まった書類入れを取り出して男に手渡す。男はゆったりと糸を解き、自分だけに見えるように中を軽く確認した。すぐに書類を仕舞い、微笑みを人世に向ける】
『相変わらずだね。ありがとう』
「ははは、良い意味なら嬉しいです」
『もちろん。ところで、報酬なんだが……。唐突に入り用ができてしまってね。少しまけてくれないか』
【人世の目が細まる。苛立ちと侮蔑、そして焦りが、ほんの僅かに瞳の奥に宿った】
「……すみません。一度契約した料金の変更はできかねまして」
『それは分かってる。しかし無理なのはこちらも同じだ』
「いえ、取引当日に言われましても」
『私と君たちとの仲じゃないか』
「例外を作れば、他のお客様にも同様のことを求められます」
【しばらく黙ったあと、降参と言う様に男は手を挙げた】
『分かった分かった。足りない分は後から確実に支払うとも。しかし今は無理だ。最終的に全額払えば契約通り。そうだろう?』
「……現在お支払い頂ける金額を確認してもよろしいですか?」
【男は電卓を打ち、数字の羅列を見せる。人世からすれば、当初の金額の七割だ】
「……持ち帰って検討させていただきます。明日にでもご連絡を。この金額はこの場で支払いをお願いします」
『もちろん。寛大な措置に感謝する』
【男と対照的に、人世はげんなりとした表情を浮かべた。そのままカチューシャに顔を向ける。見なよ、これが社会さ……と言いたげである】
【奥の部下が人世の前に、トランクケースと鍵を運んでくる。人世は気だるげに、トランクケースの小さな鍵穴に鍵を通した。しかしその瞬間、目の前の男がエネルギー銃を懐から引き抜く。その目は、冷ややかに人世を捉えていた】
- 73メイ◆9wIDxpGzlg25/07/14(月) 22:29:39
「いえいえ、お買い上げありがとうございます。落とさないようにねー!」
【お釣りを受け取ってくれたことに安堵して、店を出た少女に手を振る。その少女は明らかに異能であろう影を出現させ、その中に沈んでいった。空間系異能なのは明らかだ】
「わ、なるほど。智兎さんと同じタイプの異能だった訳かぁ。それであの子が買いに来てたんだね」
【一つ辻褄が合ったことで、他の疑問もどうでも良いような気分になる。自分の店に戻ると、窓を通った美しい光が変わらず出迎えてくれた】
「久しぶりに純粋なお客さんが来てくれたなぁ……。毎日こうだったら良いのに。ショートケーキ、あの子が望んでいる幸せの味かな。きっとそうだよね」
【少し不思議なお客さんが来ても、麗らかな午後は続いていく。“幸せのコクリコ”とは、そういう場所。裏の世界に少し近くて、そして一番遠い場所。緩やかに、メイは一つあくびをした】
(メイ視点 シチュエーション〆)
- 74フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/14(月) 22:42:34
「キューバ!? カリブ海のあそこからここまで来るなんて……!」
フィクセンは驚きの声を上げた。
世界の陸地半分が沈んでいる現在、中央アメリカによて分断されていた太平洋と大西洋もつながっているが、それでも非常に離れている。
「もしかしたらバミューダトライアングルにでも飲み込まれたのかもしれないわね」
彼女は冗談めかしていった。
バミューダトライアングルはかつて存在した超常現象ネタだ。
とある三角形の海域では船や飛行機が跡形もなく消える事故が多発しており、当時はそれを科学的に解明できなかった。
その為、様々なオカルト話が作られており、中には消えた船や飛行機は並行世界や別次元へと移動したという説も存在する。
「オススメはサンゴの塔ね。あれは一見の価値ありよ」
サンゴの塔は防波珊瑚の中でも最大のサンゴだ。全高400メートルを超え、幹の太さは最大で100メートルにも及ぶ。
その姿はまさに圧巻の一言だ。ダイビングスポットとしても人気である。
- 75塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/07/14(月) 22:46:40
「へっミッションコンプリートだぜ」
真っ暗な影の中をトコトコと移動していた少女が少し鼻で笑う
「これをボスに食べさせれば…パパも帰ってくるアル…きっと」
キッとした目になった少女は前を見据えながら歩き出す
「…今度は…ちゃんと買いに行くネ」
そう言った少女は静かに笑いながら、かの脱獄犯待ち受けるアジトへ帰っていった
【来来視点〆】
- 76二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 22:48:30
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- 77狂犬◆tsGpSwX8mo25/07/14(月) 22:51:06
【シチュエーション:日常(戦闘、恋愛発展可) 当シチュ内募集人数:先着一名 使用キャラ:山崎裕哉】
疲れたぁ…久しぶりに仕事はきつい…やっぱ体は動かしとくべき…
(大通りから大きく外れた、ある路地の路地裏から出てくる1人の青年。人がいないと踏んだのか血まみれの状態だ。)
ま、これでまた親父からお小遣いもらえるしいっか。
(今日何食べよっかなぁ〜…ラーメンとか?などと呟きつつ歩いている。) - 78サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/14(月) 23:26:00
「Torre de coral...?」【サンゴの塔…?】
「¿Es esto posible con coral artificial?」
【人工サンゴともなると、そんな事も出来るのか】
「Bueno, iré a verlo de nuevo la próxima vez después de arreglar el barco...」【まぁいい、それはまた今度舟を直してから見に行くことにして…】
「確かに、いつものカリブ海付近の釣りから、太平洋方面での遠洋漁業に方向を変えたのが祟ったのかもしれんのぉ…俺はサラオだから、だが、俺は嵐の中でも生き残って…ここに来れた…」
【そしておもむろに老人は服のポケットに入っていた野球選手のカードを取り出すと】
「それに関してはきっとコイツのおかげじゃろうな、感謝するぞ、マノーリン」
- 79幽芒軍霊◆usfa05OV2XBc25/07/14(月) 23:26:32
- 80サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/14(月) 23:41:07
- 81幽芒軍霊◆usfa05OV2XBc25/07/14(月) 23:48:44
- 82フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/14(月) 23:48:59
- 83サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/15(火) 00:10:16
【フンッと気前良く蛍光灯が手渡される】
「Be careful next time」【次からは気を付けるように】
【頷く】「あぁ」「マノーリンは良い子だ」
「運にも天にも、ましてや神にも見放されたサラオの俺を決して見捨てずに尊敬してくれた子だ」
「太平洋へ漁に行くと行った時、マノーリンが好きな球団の野球選手カードを大事に握りしめて手渡してくれた…」「…アイツは幸運だ、少なくとも、サラオの俺よりかは遥かに幸運だ」「だからこそ、アイツの祈りが籠もったお守りが、あの嵐から俺を守ってくれたんだろうよ」
【密かに、その老人の持つ野球選手のカードから何かの力のようなものを感じる、異能の力だ】
- 84◆Zc3hYIbqyI25/07/15(火) 00:13:52
- 85幽芒軍霊◆usfa05OV2XBc25/07/15(火) 00:26:26
- 86龍塚◆9wIDxpGzlg25/07/15(火) 01:47:22
「……おや。怪しい人に見えてしまいましたか。実に不思議ですねぇ。そう感じた理由を教えて頂きたいのですが……、まずはこちらの方に話を聞かなくては」
【感情をわざとらしく繕うように、男は顎に手をやる。実際は話した言葉通りに思っているだけだが】
【美佐子の方に首を向ける。彼女が空子の名前を出した瞬間、驚いたように顎から手を離したが、話を聞くうちに天を仰ぐように上を見た】
「……いやはや、世間は狭い。例の黒雲母さんのご学友でしたか。ならばその情報もほぼ確実ですね。そうですか、貴女が……」
【美佐子が個人情報を流出させると脅した日の次の出勤日、見事に空子は挙動不審となりメアリーに詰められることになった。最初は空子も黙ろうとしてみたが、頭を万力のような力で掴まれてすぐに情報を吐いていた。儚い友情である。数日情報部が警戒を強めたりしたが、特に何事もなかったので「ナイフとか個人情報流出とか最近の女子高生は怖いなぁ」という結論でこの騒動は幕を閉じたのであった】
「それで、件の男はどちらにいらっしゃいますか?私、目が見えないものでして……。異能で周囲の状況は分かるのですが、外見的特徴では確保は少し厳しいかと」
- 87◆Zc3hYIbqyI25/07/15(火) 02:00:12
- 88伏見橋姫◆X8YCQtJ5qr5e25/07/15(火) 20:39:47
(な、何とかなりそうって…。この2人が知り合いってわけじゃ、ない、よね…。にしては、なんか、会話が不自然な感じが…。こっそりこの男の人の素性を今知ることができたみたいな…。というか、この男の人ならどうにかできる、って、ことなんだよね…。何か「知った」中にあったのかな…。)
「あ、いや、全然…。そんな、巻き込まれただなんて…。」
自分が学園の大学部に通っていることは言葉の端々からわかるよなと感じたが、それより前の部分に違和感を感じつつそう目の前の少女に応答した。
(ま、待って。そんなことより、とりあえず怖い問答からは少しだけ逃げられそう…。よかった…。もう謝り倒すしかないよぅ…。)
応答した直後に男性が発した言葉に震え上がりながら謝罪の覚悟を固めていると、少女が逃げてきたはずの方向にふらりと、そして堂々と歩き始めていた。
「ちょ、ちょっと、危ないですよ?!」
「あ、あの。め、目が見えないとしても、か、彼女1人にさせて、いいんですか?できればついて行った方が…。彼女がどこに行ったかわからなくて、待ち構えるしかないなら、私が、ゆ、誘導しましょうか…?」
(い、いくらなにかあるとしても、さっきまで逃げてきた人が1人で舞い戻るなんて…。私も翠さん呼んだ方が?でも緑玉堂からここって遠いよぅ…。)
少女に叫びつつ、男性に震える声で少女の身を案じつつ提案を行った。その後、彼女が知る中で一番な手練れで、自分の姉の親友を思い浮かべたが、ここまでの距離を思い出して諦めていた。
- 89フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/15(火) 22:51:21
- 90カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/15(火) 22:55:02
【意外と小さな子に甘い、いやあれただの欺瞞かな。破顔の似合わない依頼人の取引相手の顔を見ながら大人を観察するフリ、社会科見学裏バージョン】
…だいじょうぶかな
【聴こえそうで聴こえない声でわざとらしく呟く。当日に金で揉める裏社会の取引現場、もうイヤな予感というか臭いしかしない。するりするり、暑い季節に合わせた清楚なワンピースのスカート丈は長く、その内側から大人たちの高かろう視界には見えない位置で細い布が床を無音で這うように移動する。
ピリッとした空気、気圧されそうな演技をしながら依頼人のげんなりとした表情に安心と苦笑を返した。トラブルが起こり気だるげな彼女と同調しつつ解決したとに安心し、これが社会かぁと思ってるような表情は擬装。苦笑の真の意味は久し振りに『ちゃんと』したのに】
ムダになっちゃったぁ…
【凶器が登場するのと同時に忍ばせておいた普通のリボンが蛇のように翻り、部下の腕に巻き付くとそのまま腕を曲げるように銃口を持ち主の眉間の向けさせた。撃つより速い動作のため阿呆でもなければ無事だろうけど、バカなら知らない。
周囲がざわつく、銃か、異能かを構えようとする者、目敏い者は小さな同伴者の仕業と気付くだろうか。それは遅い、とーっても遅い。始めから警戒しているツワモノがいたなら防げるかもしれないけれど、支配系能力者が支配対象を操る時間を与えた時点で、全員の手足と命がリボンに巻き付いたも同然なのだ】】
- 91サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/15(火) 23:06:23
- 92龍塚◆9wIDxpGzlg25/07/16(水) 19:19:34
【堂々と美佐子が歩き出したのに気づいて、笑みが消える。焦る橋姫にちらと視線を渡して、美佐子を呼び止めた】
「少しお待ちを。まず、この状況の問題点を共有する必要があります」
【龍塚は指を立て、真剣な面持ちで話し始める】
「一つ目は私がその方を知らないこと。異能により特定さえできれば把握できますが、どちらにせよ貴女の安全性は担保されません。人混みにより、遠方からの特定も困難です。二つ目は現在私に職務質問権などが無いこと。現行犯以外は手の打ちようがありません。これはどちらかといえば、貴女のその後の安全確保に関わります」
「まず考えられる方法は、私と共に安全である場所に逃げ込むこと。少なくとも一旦は安全です。その後、警察がどういう対応をしてくださるかが懸念点ですが。他に考えられるのは、この場で確保することです。しかしこれには現行犯として抑える必要があります。準現行犯……情報を元に逃走させるにしても、特定は必須です。危険性は跳ね上がると思ってください。私はお勧め致しません」
【犯罪者が跋扈するセントラルで、“知ってしまっただけ”の者にどれだけ安全性のコストを割いてくれるかは分からない。しかも単なる証言ならば尚更である。数日は護衛されるかもしれないが、それ以上は不可能だろう。犯人が放置することを願うしかない】
【龍塚の声が少し揺れる。本来は絶対に護るべきと考えても、現実はそうはいかない。護れるのは何かあった後、なんてことはザラにある】
「貴女の安全に関わる問題ですから、貴女が選ぶべきでしょう。……どう、いたしますか?」
- 93人世◆9wIDxpGzlg25/07/16(水) 20:08:30
【部下が驚愕に目を見開く。瞬間、その脳髄は派手な音と共に外に飛び出した】
「ワオ!ビューティフォー!」
【間一髪だった人世も驚きに言葉を発するが、サーカスの早技でも見るかのように喜色が浮かぶ】
【ソファの男……ボスが顔を歪めた。同時にスーツに包まれていた腕が変形し、剣の形を取る。この男の異能らしい。それを合図に、他の面々も本格的に各々の凶器を振い始めた】
「目の前のがボス、左手側にいる2人が幹部さ。ま、明らか良い服着てるから分かるけどね。君の背中側の雑兵は任せておくれ。支援してくれても良いけど」
【懐に仕舞ってあった本を取り出すと、その本が紙が折り畳まれるように蠢く。たちまち特殊部隊のような盾と化して、向けられた銃弾を弾いた。そのまま相手に突撃する。相手がけおされた瞬間に盾は軍刀に形を変え、首が宙を舞った。人世にエネルギー弾や銃弾の雨が降るも、再び変化した盾で受ける。しかし、衝撃で先程のようには動けないらしい】
「ああ!手が足りない!」
【彼らの足元に、二冊の本が投げ込まれる。それぞれ女性と日本刀の形を取り、女性が部下たちを切りつけた。混乱して銃弾の嵐が止んだ隙に、人世も盾を近未来的な銃に変化させ、異能を使おうとした者を撃ち抜いた】
- 94幽芒軍霊◆usfa05OV2XBc25/07/16(水) 20:15:02
- 95フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/16(水) 21:46:05
- 96サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/16(水) 22:23:58
- 97フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/16(水) 23:15:25
- 98◆Zc3hYIbqyI25/07/17(木) 01:43:59
「私の頭が現行犯以外を考えてると?」背を向けたまま返答に答える。
「WANS・C歩兵部隊員の護龍塚、異能は土…といっても定義は激広。イヤリングに扱いの難しいのを持っていて自分でも扱いに困っている…」
会ったばかりの護龍塚のパーソナルをすらすらと他には聞こえない程度の声量で話し始める。
「ねぇ、常にろくでもないものを使う事を強制されるとどう成長すると思う?」
龍塚との間に沈黙が流れる。他の人間の声など意識から外れるほどに張り詰めた空気。
「…吹っ切れた瞬間、有意義に使おうとする。相手を、周りを、何より自分を巻き込み破滅する。」
チンピラ「見つけたぞクソアマコラァ!」
相手がこちらに気づいたようだ。雑踏、背を向けている影響で周りにこの自殺行為に巻き込まれた協力者(きょうはんしゃ)がいるとは1ミリも思っていない。
「じゃ、よろしく☆」
- 99カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/17(木) 18:23:25
【背後で敵と戦い始める護衛対象、これ護衛いる?】
具現召喚系能力かなぁ
【条件やソース元は本っぽい。さて、いつでも手助けできるように向こうにもリボンは待機させながら目の前の強そうな敵を見る。彼らを命を奪わずに無力化しなきゃいけない、依頼の本質ってもしかしてこっちではなかろうか。
カラフルなリボンを蛇の群れのように飛び掛からせる。瞬間、切り裂かれ、燃やされ、電気が迸る】
肉体変化系…
【変形物はとりあえず剣、ボスの凶刃が振るわれるのを見ながら能力を推察する。剣にありがちなのは斬撃拡張、射程の延伸、堅牢さかな。相手との間にリボンを複数噛ませ、犠牲にすることで不可視の刃を目視して回避する。護衛対象は射線にいないので放置】
生成操作系、サイバネティック…
【宇宙進出にも用いられる耐火布のリボンを発火する手足を包み込み、同様に絶縁体の素材を用いたリボンが機械化した体を拘束する】
わ~…っと、えい、えーい
【残りはボス、腕の剣を回避しながら胴体を狙った頑丈な炭素繊維も強化合金も、人体の前面から飛び出た刃で切り裂かれてしまう。あれがスパッと切られるならこの人、兵器にも勝てる。
防御と攻撃の一体化、剣はどこからでも変形し生やせるらしい。感触から堅さと鋭さには恐らく砲弾も効果が無さそう。とっても強い異能、鍛えたんだね、自信もあるみたい。だけど残念、手札を揃えてある支配系能力者に勝ちたいなら倍の戦力が必要、かな】
…サメさんのウロコみたいになっててもぉ、触れたら消滅するんじゃなくて切れるだけなら…詰まらせればイイんだよ~
【ただのリボンは緩衝材として先端に集め、炭素や金属といったリボンは後追いに。先端はズタボロだし操作対象から外れるけれど、残りはちゃんと機能してボスを壁に叩き付けた。流石の堅牢さ、衝撃が響いて脳震盪を起こしそうなのにボスは身動ぎで壁を破壊して抜け出そうとしてる。だから最後に】
…「機械仕掛けの縁紐(リボン・オブ・ケーブル)」…だったかな?
【とある双子の異能者に実験の対価として作ってもらった伸びることで電気を発する布地のリボンを操り、ギリギリ死なない程度の出力でスタン攻撃。ボスを中心にスタンガンを数倍にしたような空気の破裂音が鳴る。実戦で使ったのは初めてだったけれど、生きてるかな。生きてるよね】
…うん、たぶん生きてる!おねーさん生け捕りしたよ~
- 100サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/17(木) 20:29:35
【導入シチュエーション、終了、お疲れ様でした】
【老人は荷物整理も終え、船体の固定やチェックも終えて、一息を付く、そして、恐らく故郷があった方向の水平線をじっと見つめた】
(…すまねぇ、マノーリン)
(フロア・セントラル【太平洋のど真ん中】じゃ、帰るのがしばらく遅れちまいそうだ、…いや、もしかしたら最悪は永遠に帰れねぇかもしれねぇ)
【ザザぁと海の波の音を感じながら、思索する】
(…それでも、生き延びるしかねぇわな、)
(…何度も海で嵐を乗り越えてきたんだ、俺に出来なかったことはねぇし…人間は何時だって強いもんだ、しぶとく生き残る…)
【そして、海の波打ちの音すら聞き飽きた時】
(なら俺は、あのマカジキのようにしぶとく抗い、生き延びてみせようじゃねぇか、この…フロア・セントラルで)
【そう老人が決意した時には】
「すみません、お爺さん、貴方が海難事故に遭われた人で?通報を聞き付けて、やってきたんですが…」
【後ろから何人もの海上保安官達が老人を取り囲んだ】 - 101幽芒軍霊◆usfa05OV2XBc25/07/17(木) 20:32:36
- 102伏見橋姫◆X8YCQtJ5qr5e25/07/17(木) 20:41:54
(WANS・C…?どこかで、聞いたような…?…ああっ、!お姉ちゃんが、思いっきり私に愚痴をこぼしてた組織!表通りの抗争で私が商売繁盛のご祈祷をしたばかりの店や会社の建物がボロボロになった、これで復旧費用で業績が落ちるとかになれば神社の評判、ひいては参拝に参る方の数に影響する、とか抗争してた相手の組織と両方相手にキレてた!…お姉ちゃんの為にも、復旧費用周りでちゃんと支援したのかはこのゴタゴタが終われば絶対聞こう。)
そんな決意を固めていると、いかにも罪で穢れてそうな男が少女、そしてこちらの方向に向かってきた。
(こんな治安だし何か護身具でもあった方がよかった!でも普段使ってる弓や弓術を使うのは…、そんなつもりで弓道やってたわけじゃないから抵抗感ある。)
そんなことを考えながらWANS・Cという組織の男の後ろに下がった。
- 103フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/17(木) 22:34:03
(やれやれ……まあ一段落ついたわね)
日光浴の準備を整えたフィクセンはショートパンツとジャケットを脱ぎ捨てて、水着姿になるとサンオイルを塗り、ビーチパラソルの下、ゆったりとビーチチェアに身を委ね、日光浴を楽しむ。
しばらくすると、車の止まる音がしたので、そちらに顔を向けると、制服を着ている男性達が老人を取り囲んでいた。警察機構の人間だ。
(あの中にスペイン語が分かる人がいるなら、私はこれで終わりなんだけど……)
彼女はゆっくり立ち上がり背伸びをすると、
「通報者は私よ」
彼らに気だるげな笑みを浮かべた。
「そう? それじゃあねぇ~」
フィクセンは碇を片手で担ぎ、砂浜を後にして歩き去る彼女の背中に手を振って見送った。
(私もこれで〆ます。サンaKQ2SJ2lbMさん、幽芒軍霊usfa05OV2XBcさん、ありがとうございました!)
- 104人世◆9wIDxpGzlg25/07/19(土) 17:26:09
「グッジョブ!ちょいとお待ちよ〜」
【本から変化した女性と共に、残った二人を追い詰める。反撃も飛んでくるが、本が文字通り盾となり届くことはない。むしろその瞬間を狙って、女性が日本刀を振るう。部下たちの背がぶつかった】
【女性が、日本刀を上に放り投げる。元来のページが広がった後、座敷牢と化して女性と部下を捕えた。同時に人世が手に持った本が、奇妙な形の機械と成る。概観はトランシーバーに似ているが、導線や無理矢理接続したようなパーツがあちこちに付く】
「Xゼロ、Yフォー、Zゼロ、Dワンメーター。全安全装置解除、ファイア!」
【座敷牢の中央に、赤い球状の光が灯る。部下たちは何かを察して必死に座敷牢から逃げろうとするが、女に阻まれる。瞬間、その光が実体化するように、女を巻き込んで部下たちの上半身が灰になった。後には球状に抉られた下半身と、半分が失われた本だけが残る】
「あ゛っづ!あつあつあつ……」
【束の間、人世が持っていた機械が発火して、本の形に戻る。取り落として燃える本。人世は一瞬踏んで消火しようとするも、躊躇った挙句に幸運にも残っていた花瓶を花ごとぶち撒けて火を消した】
「いやー、久々すぎて忘れてたよ。切り札なんて調子に乗って使うもんじゃないねぇ。あ、生け取りにした奴を輸送するからちょっと手伝っておくれー」
【ソファに置いてた鞄の中から、『憂鬱探偵と死のお菓子』と背表紙に書かれた本を二冊取り出す。そのままカチューシャの戦場跡に向かう】
「あーにきー。終わったよー。さっさと作業場に繋げてー」
【片方のページを適当に開け、受話器のように語りかけた。すると、本のページが歪み、どこかの薄暗い部屋の景色が映る。それを確認した後、倒れた片方の幹部の元にしゃがみ込む。カチューシャにもう一冊の方を床で滑らせて送った】
「意外と入るんだよこれ。半分くらい入ったら勝手にニュルってなる」
【幹部の首を掴んで、頭から本に押し付ける。すると、文庫本サイズの本にも関わらず、幹部の身体が柔らかくなったかのようにページに入っていく。腰くらいまで入ると、向こう側に吸い込まれるように幹部は消えていった】
- 105二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:08:51
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- 106龍塚◆9wIDxpGzlg25/07/19(土) 18:23:10
【美佐子の発言を聞き、何かを返そうと、そうしなければいけない気がして思案する。しかしその前に、男が美佐子に掴みかかろうと現れた】
【周囲にどよめきが起き、人々は男と美佐子から離れていく。龍塚は下がった橋姫を片手で庇い、ジャケットの内側からパックに入った土を取り出した。休日の護身用、その一つに過ぎないが、それでも悪いだけの人間に勝ち目はない】
【上に投げられた土はパックを切り裂き、自由落下する。男が気を取られた束の間、土は両手首を覆い、そのまま後ろ手に回された。身体を動かされて、男が苦痛の声を上げる】
「すみません。あまり痛くするつもりは無かったのですが、こればかりはどうしようもなく……。ほんの少しの間、我慢してくださると嬉しいです」
【男に笑みを向ける。嗜虐性とも解釈できるような表情だが、本人は言葉通りに考えている】
「さて、駅員さんをお呼びしなくては。貴女の異能のことは証言の上で話して良いのですか?……あまりご自身の異能に良い感情を抱いてない、と感じたのですが」
【もがく男と美佐子の間に入り、出来るだけ美佐子から遠ざけようとする。半身だけ後ろを振り返り、美佐子に尋ねた】
【幸運な生い立ちと異能だった、と自認している。理解のある周囲に、盲目をカバーする異能。自分も誰かを護りたいと思った時も、この異能が叶えてくれた。もし彼女のように、自身の命を脅かす異能であったら。ゾッとする。それでも、彼女は堂々と男に向かってみせた】
「……それと、戦場に立つのは危険ですよ。今回は大変助かりましたが……そういうのは、本来大人がやることですから」
【昔の、嫌な思い出が蘇る。敵に塹壕を突破され必死に向かった先で、血濡れの少女が佇むあの光景。その少女は今でも戦場の最前線に立っている。あの日自分が、もっと早く気づけていたら、もっと自分が強かったら、そんなことはさせずに済んだだろうか】
- 107サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/19(土) 18:29:21
【シチュエーション:日常(戦闘への発展可) 当シチュ内募集:警察機関に属しているキャラ、フィクセン様、若しくは誰でも 使用キャラ:サンチヤゴ】
【サンチヤゴが、故郷キューバからフロア・セントラルまで海難事故で流されて、丸1〜2日目…】
【現在地、とあるフロア・セントラル公的警察機関所有の人身拘置所…】
「…成程、それで、キューバからフロア・セントラル【太平洋のど真ん中】まで、辿り着けたと言うことですか…サンチヤゴさん?」
「うむ、それで間違いはないさ、お兄さん」
【周りに監視を付けられた状態で、机向かいに2人の男が英語で会話している、しかも会話の記録まで】
「…確かにィ…、貴方の名義や〜関係者からの許可名義が入ったァ今回の太平洋への遠洋漁業の許可書類を複数枚とォ、無線アクシデントで途切れるまでの航海の無線通信記録。貴方の持ち物や、乗船された丸木舟などなど、以上の証拠の方、キューバの漁業機関とも協力し調査しましたァ、貴方のキューバの戸籍の方も確認していますゥ…」
「うぅむ…すまんなぁ」
「…ハァイ、取り敢えず本人確認の方はこれにて終了です…良く生きていましたねぇ?」
「毎日、焼き生魚をおかわり付きで食っとるからなァ」
【ハッハッハッと老人の方が笑う】 - 108◆Zc3hYIbqyI25/07/19(土) 19:39:26
- 109サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/19(土) 20:16:13
- 110伏見橋姫◆X8YCQtJ5qr5e25/07/20(日) 19:11:08
「あっ、私が、え、駅員さんを呼んできますね。あ、後、その後に警察への通報もした方がいいですかね?お、大人といっても…、私は戦場には立てないので、そ、それくらいは私がやります。」
WANSの男と少女の会話が終わったことを聞いてそう応え、駅の方に和服で走り辛い中パタパタと走って行った。
(私にも…、異能があれば、碌でもない育ち方をしていたのかな…。小さい頃…スラムにいたのは覚えてるけど…、廃棄された食べ物とかを漁ったり、飲食店や表通りの人に物乞いしてた覚えしかないや…。もしかしたら…、破滅していた…、若しくは、お父さんに拾われずに、スラムで罪で手を穢しながら、生きていたのかな…。そう考えると…、あの子は本当に辛いと思うし、お姉ちゃんや翠さんはすごく強いんだな…。)
そんなことを考えながら駅に到着して駅員に事情を話し、帰り道には持っていた携帯を取り出して警察への通報をしながら駅員と共に現場に戻った。
- 111龍塚◆9wIDxpGzlg25/07/20(日) 23:51:23
「おっと、すみません。気を使わせてしましましたね」
【美佐子が自分の思考見てしまったことに気づき、苦笑する。戦場、しかも既知の相手の血濡れた姿など見たくないだろう】
【その直後橋姫が連絡を申し出る。それに対して、慎ましい態度で笑みを作った】
「ありがとうございます。本来私が請け負うべきですが……。組織への連絡を行なっておこうかと」
【再び美佐子の方に首を向ける。ジャケットのポケットから、今では珍しい物理テンキーを備えた旧型携帯を出した。実際には、中身はそこそこ新しい】
「特異対に顔の効く方がいますので、その方に一応伝えてみます。……私からの電話なので、取ってくれるか分かりませんが」
【緊張した面持ちでボタンを押し、耳に当てる。コールの音が数回響くと、それが途切れる。どうやら繋がったようだ】
「もしもし、護龍……」
〈切っていいですか?〉
「……できればお話しを聞いてくださると」
〈お前が休暇中に電話をかけてきて、碌なことがあった試しがないですねぇ。どうせまた事件に首突っ込んだんでしょう?警察からの委託がない時に動くと、どれだけ私の仕事が増えるかご存知ない?ええそうでしょうねぇ。事務仕事できない護龍塚さん?〉
「……申し訳ありません。今回はWANS・Cとして動いていませんので、ご安心ください。実は、あの黒雲母さんのご学友がある事件を異能でご覧になられたらしく……」
【メアリー・ブライアン。WANS・Cのオペレーターにして戦術担当。情報処理能力の高さから、他にも色々な仕事と権限を有しており、実質異能歩兵部隊のナンバー2。そして、龍塚が嫌い。龍塚が面倒事を運んでくるというのも一応事実だが、それ以前に一方的に敵視している】
【龍塚は美佐子が見た事件を、内容を変えず出来るだけ湾曲に説明する。気遣いではあるが、実際のところメアリーはそういったことを気にする性格ではない】
〈……ほう。ふーん……。なるほどなるほど……。思い当たる節はありますね。太志さんに連絡してみましょう。私よりきっとお詳しいです〉
「ありがとうございます」
〈ふふふ、この間の“クリミナルズ”と“アリス”の件で、私の人事権がさらに拡大したんですよ。休暇を謳歌したいなら、これからも有益な情報を持ってくるように〉
- 112二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 00:01:43
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- 113二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 00:08:00
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- 114虚◆tsGpSwX8mo25/07/21(月) 00:09:35
【シチュエーション:日常(戦闘、恋愛発展可) 当シチュ内募集人数:先着一名 使用キャラ:土岐由美香】
(涼しい風が吹き、月明かりに静かに照らされている街の隅にて、地面に伸びる二つの薄い影。)
「…月が美しいな。…彰宏も、見ているだろうか」
………見てる……のかな………
(空に浮かぶ月を見上げながら、一言二言静かに呟く。青年の隣の女性の顔には感情は宿ってはいないが、発する言葉はとても悲しげだ。) - 115カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/21(月) 18:52:48
ケガはぁ、なさそう?
【勝手に戦ってた護衛対象を一応、異能の動きを含めて確認する。自爆発火しかけていたけれど負傷という負傷はなさそうだし、本の方は使用すると元に戻るみたい。もしくは損傷すると、かな。
具現化した現象が本に回帰する条件を考えながら、床を滑ってきた本を手では触れずに操るリボンで掴む。やって見せられた通りにページを止めてから、残りの幹部の頭も直接は触らずに開かれた本のノドヘ押し込むと】
わぁ~ぬっぷりと入ってく~
【本をキーにした空間拡張、接続、あるいは限定的な空間支配系か。思わずリボンを仕込んだままにして向こう側を探りたい好奇心と情報欲がくすぐられた、けれども寝ている犬をわざわざ起こすマネはしないでおこう。拘束した幹部を半分ほど突っ込んでから、リボンをしゅるりと解いて回収する】
…うへぇ…いくら掛かるだろうこれぇ
【さて、交渉決裂で取引相手たちを生け捕りにしてから護衛依頼はどうするのか。とりあえずわざとらしく自分が使用したリボンの損壊を口にして依頼人の動きを待つ。ただのリボンはそこらで買えるけれど、炭素繊維や強化合金は特注品なので下手すると収支が赤字だ】
- 116◆Zc3hYIbqyI25/07/22(火) 01:18:45
- 117二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 20:18:30
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- 118人世◆9wIDxpGzlg25/07/22(火) 20:23:51
【ボスにも駆け寄って本を押し当て、輸送する。カチューシャの方の幹部も本の中に入ったのを確認し、持っていた本を閉じて背伸びをした】
「よし!仕事おーわり!あとは清掃屋の人が本から来る手筈だから、その入れ替わりで帰ってしまおうか。血とか付いてたら面倒だし」
【ボスがいたソファに全身を預ける。組織が壊滅したからできる言動である】
「ああ、報酬は多分問題ないよ。こういうことが起きるかもしれない、って予測されてたからね。組織として弱体化が激しかった上、高跳びの準備っぽいことがあったんだ。仕事を断らなかったのは、もし裏切ったら情報で支払って貰える建前ができるから。伝えてなくて悪いね。気づかれると困るし、何事もなきゃそれでいいんだ。その分予測してた兄貴からふんだくると……、いや兄貴は金額盛らなさそうだなぁ」
【けらけらと笑いながら、既に追加の報酬が用意されていることをやんわりと伝える】
【墨胆家には、人間が持つ情報を吸い取る異能者がいる。より正確には、“人を本にする”ものだが、とにかく彼らが持っている端金より情報を根こそぎ貰う方が有益だと判断された。それに彼らが気付けたら助かったかもしれないが、後の祭りである】
「私は裏切らない方に賭けてた。この組織はね、かつてはここら辺で一番大きな組織だった。だから他の組織が無くなっても、今日までは生きながらえていたんだ。ここの歴史は今終わった。あとは情報になるばかり」
【人世はできた暇を潰すように、手に持っている自分の本のページを眺め始めた。随分と近づけて読むため、表情は窺えない】
「歳をとると、昔当たり前だったものが無くなっていく。そういうのが積み重なって、自分が永遠だと感じる日常さえも、自分の一生よりずっと短いと気づくんだ」
【人世が本を口元に当てる。彼女の首と瞳が、ゆったりとカチューシャを向いた】
「君の日常もいつか終わりが来るよ。それがどんな意味であれ」
(そろそろ〆ますか?)
- 119レヴォルテ◆9wIDxpGzlg25/07/23(水) 21:35:12
(うーん、遅くなってしまった……。でもこれもご飯を自炊するため。漫画家にとってのラスボスとは不健康なのだぞ僕……!)
【ビニール袋を下げて早歩きで帰る男。涼しげな夜に似つかわしくない様子だが、かんばせだけは浮かぶ月のように端麗であった】
【今日は編集者との打ち合わせの帰りである。レヴォルテは健康に気を遣って、この日に自炊用の食材を買いに行く。お酒とかをついでに買うせいで、健康にはプラマイゼロのような気がしなくもない】
「今日は月が綺麗だなぁ。外に出てこういうことがあると嬉し……おあっ」
【空を見ながら交差する道に差し掛かったせいで、女性とぶつかってしまう。後ろにたたらを踏むが、転倒しなかったおかげで食材は無事なようだ】
「あーごめんなさい!前見てなくって……。えっと、お怪我はありませんか?」
- 120虚◆tsGpSwX8mo25/07/23(水) 22:02:03
- 121フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/23(水) 23:29:21
- 122サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/24(木) 20:08:04
- 123カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/24(木) 22:26:04
【キーアイテムによるポイント同士を繋げた運送、海上都市が開かれて異能が集う現代においてゼロ距離の空間移動は珍しくとも皆無ではない。といってもその有用性のせいで取り合いになるのか奪われるくらいなら消されてしまうのか、もしくは単純にそのレベルの空間系統の能力者が特殊なのか希少であるため送られるボスを興味深そうに観察する】
…え~?そんなお金のことなんてぇ…いっぱいちょうだぁい
【砂糖を溶かした声で甘えようにねだる。半分は冗談、もう半分は貰えるもんは貰うスタンスでボロボロになったカーボンリボンを揺らして見せる。まあリボン状に加工されている以外はただの炭素繊維の塊なので珍しくもないか。
ここまでの道中もそうだったけれどこの女性は語りたがりらしい。話を聞くのは嫌いではないので髪を揺らすように耳を傾けつつ部屋内を掌握し、護衛依頼の終了を一応確認する。依頼人も組織の頭が座ってたソファーでくつろいでるし】
日常、ねぇ…髪飾りか少女、どっちが先に終わるかな?
【話を振られた気がしたのでお返しに、情報への執着と組織的な集団の背景を感じさせる女性に小さな悪魔みたいに微笑んであげる。どうせ色々と知ってるんでしょ?あと挑発的なスマイルが可愛いよね?と意を込めてから息を吸うように異能を発揮する。
布切れと化したボロ以外の部屋内を探ったり潜ませていた分を回収するように、うぞうぞと蠢いたリボンが円を描いて集まる。虫を嫌う感覚があれば寒気が背筋を走るだろうか。そんな気弱そうには見えないけれど】
それじゃ、大丈夫だと思うけどぉちゃんと依頼料ちょうだいよね。もらえなかったら…怒っちゃうからぁ
【この強度の支配系能力者は意識せずとも対象物を掌握する。そんな操作支配系の異能についても知ってるだろうし、もしこの家なき子を手酷く裏切ったら二度とリボンを身に付けられないだろうことも予想できるだろう。
まあ、そうなってもあまり困らなさそうな服装してる依頼人に手とリボンを振って】
またねぇ
- 124フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/24(木) 23:09:23
- 125サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/24(木) 23:15:25
- 126レヴォルテ◆9wIDxpGzlg25/07/24(木) 23:24:31
【なんだか物々しい雰囲気を肌で感じる。昔ならばぶつかる前に気配ごと分かったかもしれないが、年月の衰えとは恐ろしいものである】
「……いえいえ、僕の方がよそ見しててぶつかっちゃったので。ほんとすみません」
【一瞬無表情になるが、すぐさま申し訳なさそうな苦笑を浮かべる】
(ウワー!絶対カタギじゃない!幸い知り合いじゃない……よね?もう十年くらい経ってるし、まだ若そうだし……。組織単位の報復か連れ戻しならもうだめぽ。僕の冒険はここで終わってしまったルートじゃないですかヤダー!)
【内心泣きそうになりながら、表面上は上手く取り繕えている。職質が彼を鍛えたのだ】
【実際昔はフリーの殺し屋として有名な方だったので、こういった人間に一般人とは別ベクトルに警戒するのも無理からぬことではある】
「あ、方向同じだ。奇遇ですね」
【そして二人が行く道とレヴォルテの帰路は同じ。残念ながら別ルートもしばらくは無い。この発言をしてすぐ、レヴォルテは二人と逆方向に曲がれば良かったなと気づいた】
- 127人世◆9wIDxpGzlg25/07/24(木) 23:55:37
【髪飾りか少女か。当然隠喩を正確に解すことができるくらいには、カチューシャのことは知っている。本と情報屋にとって、実際に触れ合う時間は関係が無い】
「ふふふ。髪飾りが失せ物になるのも、少女が神隠しされるのも、どちらも一大事だねぇ。少女の方がニュースにはなるけど、大切なものなら他人より自分の髪飾りの方が大事かも」
【けらけらと愉快に笑い、床に這うリボンを観察する。なんかうちの子が大量に飼っている芋虫に似てるなぁ……と思いながら、興味というよりなんか見てしまうアレとして見守った】
【カチューシャの帰り支度が済み、手を振られたので起き上がって自身も手を振る】
「もちろん払うとも。どうなるかはこの目でさっき見たばっかりだからね」
【カチューシャがいなくなったのを見て、再びソファに身をやつした】
「ふふふ、自分か“アリス”か、ねぇ……。やっぱりストリートチルドレンだと失うものは少ないのかな」
【自分は少し、日常を作りすぎただろうか。本を閉じて表紙に目をやる。そこには、しっかりと“虞帯”という文字が書かれていた】
【凄惨な仕事現場のソファ。その上で、人世わざとらしいため息をついた】
(シチュエーション〆)
- 128龍塚◆9wIDxpGzlg25/07/25(金) 20:33:46
「ええ、私の力が役に立つのであれば」
【舌打ちが電話の向こうから聞こえると、すぐに通話終了のコールが鳴る】
【携帯をしまう。仲良くしたいと思っている相手にここまでされると、流石の龍塚の表情にも悲しみが垣間見える】
【美佐子の言葉から、何やら思いついたことがあるらしいので、そちらに身体を向ける。どうしました、と言う前にお金を差し出されて先程までの感情が吹き飛んだ。空子宛なので記憶を読まれたことが要因らしいが、理由に上手く繋がらない】
「……ええ、黒雲母さん宛ですね。伝言もしかと届けましょう」
【龍塚は人のことを疑うのは悪いと思う人間なので、困惑しつつも一旦受け取った。黒雲母さんとは知り合いですし、自分が知らない関係性があるのだろうなぁ……などと想像する】
- 129フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/25(金) 23:14:57
- 130虚◆tsGpSwX8mo25/07/25(金) 23:47:47
- 131伏見橋姫◆X8YCQtJ5qr5e25/07/26(土) 12:22:56
「駅員さんに来ていただきました。後、警察への通報も終わらせました。ええっと…、今のお金のやり取りは…、一体…?」
駅員と共に現場に戻ってきた時に橋姫が目にしたのは、WANS・Cの男が少女に金銭を渡す現場であった。
そのことに困惑しながらも現在の状況を報告しつつ、困惑の内容を問いかけた。
- 132サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/26(土) 13:30:09
- 133伏見橋姫◆X8YCQtJ5qr5e25/07/26(土) 19:33:41
- 134レヴォルテ◆9wIDxpGzlg25/07/26(土) 19:49:30
【目の前で警戒のそぶりすらなく、緩いやりとりが繰り広げられる。演技かとも一瞬思ったが、それをするより二対一で始末した方が早い。思案を巡らせた結果】
(なんだー、通りすがりの反社の人かー!)
【警戒を完全に解く。レヴォルテにとっては狙いが自分ではないのなら、相手が犯罪者でも警戒するべき人ではない。一般人より慣れ親しんだ人種に歩調を合わせるように、機嫌良く歩き出した】
「全然構いませんよー。お二人とも仲良いんですねぇ。そうだ、僕は仕事の帰りなんですけど、お二人もですか?」
【できるだけ、相手の言い訳を先に作るように発言する。流石にこの程度で口封じなどは無いだろうが、相手が怪しくならないように振る舞うのも一種の護身である】
- 135龍塚◆9wIDxpGzlg25/07/26(土) 22:52:32
- 136893◆.2EQ5ae7PI25/07/27(日) 00:41:44
- 137◆Zc3hYIbqyI25/07/27(日) 02:18:33
- 138サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/27(日) 02:20:36
- 139伏見橋姫◆X8YCQtJ5qr5e25/07/27(日) 12:39:18
「えっ、ああ・・・。私は・・・、今回あまり関わっていないから大丈夫だと思いますけど・・・。」
そう言いながらも鞄から携帯を取り出して少女が提示したQRコードを読み取った。
「あっ・・・、後、WANS・Cのそちらの方に・・・少し聞きたいことがあるんですけど・・・、今回は平和に終わりましたけど・・・、えっと、もし犯罪組織との抗争で周囲の建物に被害が出たら・・・、その建物の持ち主さんに対しての弁償は・・・、どうされているんでしょうか・・・?犯罪組織に出させているんですかね?」
そうおずおずと切り出した後に慌てたような表情を浮かべた。
「ごめんなさい!いや・・・、私のおね・・・、姉が前の表通りでの抗争での商店とかの被害をかなり気にしていたので・・・。ええっと・・・、祈祷をしたばかりであんなのに巻き込まれるのは自分が至らないって・・・、言ってたので・・・。」
(さ、流石に怒ってたとは言えないや・・・。)
続けてかなり早口で言いながらもなんとか失礼に当たらないように言いよどみながら、考えながら取り繕うように質問の理由を説明した。
- 140龍塚◆9wIDxpGzlg25/07/27(日) 23:07:14
「ええ、分かりました。お二方、何か不審なことがあればすぐにご連絡を。勘違いでも構いませんので」
【再び旧型携帯を取り出し、器用にアプリを立ち上げる。無事登録できたらしい】
【橋姫から質問が飛んでくる。あぁ、と含みがあるような声を出したあと、首をゆったりと傾げた】
「あの事件ですか。昼間に起きた上、派手でしたからねぇ。案ずるのも当然のことです。質問への答えですが……、我々は警察から委託を受けて動くという形をとっているので、損害は中央政府や裁判所の管轄なのです。場合によってはWANS・Cに補助金が支給された上で予算を組み、方々の土木関係者に依頼することもありますが。あの事件については私は担当ではなかったので、詳しいことは知らず……。詳しい方に聞いておくので、またご連絡しましょう。……おっと、失礼します」
【旧型携帯を操作すると、現在時刻が音声で流れた】
「ふむ、思ったよりも時間は過ぎていないようですね。これなら大して予定をずらさずに済みそうです。そういえば、お二方は時間は大丈夫でしょうか?」
【企むような笑みののち、携帯を仕舞う。久々の休暇に浮かれるのは、万人共通と言って良いだろう】
- 141虚◆tsGpSwX8mo25/07/27(日) 23:41:21
- 142フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/28(月) 00:14:22
「そんなものないわよ」
キッパリといった。
「そんな都合の良い脅し文句があるなら、誰も苦労しないわ。
下手な脅し文句はむしろ逆効果よ。余計にムキになって取り上げようとしてくるわ」
彼女は深々とため息をついた。
「だから逆に考えるのよ。
『この野球カードは大事な友人がお守りとしてプレゼントしてくれた大切なものだ。お守りの効果は自分以外にはないから譲らないようにいわれている。なので手放すつもりはない』と、もらった経緯を素直に話すのよ。嘘はついていないし、取り上げても価値がないと考えればそこまで無理強いはできないはずよ」
そこまで話すも、
「ただ安全確認を理由にされたら難しいわね。やはり弁護士の力が必要ね。ここから先は法律世界の問題だから」
安全確認を理由に没収された場合、いつ返却されるのかが分からない旨を告げた。
「ところであなた……潜水は得意かしら?」
- 143サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/28(月) 00:23:18
- 144◆Zc3hYIbqyI25/07/28(月) 18:12:35
- 145伏見橋姫◆X8YCQtJ5qr5e25/07/28(月) 21:43:43
- 146フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/28(月) 22:30:04
- 147龍塚◆9wIDxpGzlg25/07/28(月) 23:35:06
【声をかける前に雑踏に消えていった美佐子を、視線以外で転ばないか案じる。すぐに感知できなくなったため、残った橋姫に意識を戻した】
「できるだけ早く連絡できるように努めましょう。では私も失礼致します。お気をつけて、良い一日を」
【恭しく一礼して、駅のホームに向かう。一応空子に連絡を入れるべきかと、歩きながら携帯を操作する。彼女を戦場に招いたことを後悔しながらも、今も頼らざるおえない状況がある。連絡を入れて、しばし逡巡する。端の道に寄って、キーを操作した】
〈……なんですか。言い忘れたことでもございまして?〉
「いえ……。休日とは分かっているのですが、居ても立っても居られない、と言いますか……。会社の方で、何かできることはありませんか?」
〈は?お前が今できることは出勤日を守るために休暇に赴くことですけど。今の一瞬で頭でも打ちました?〉
「いえ、まだ自分は力不足だと痛感しまして。代えの休暇はいりません」
〈うわっ。……えー、訓練室なら、休日でも社員は使えますけど。うわー、引くわー〉
「……ありがとうございます。今から参ります」
〈チッ。本当に来たらボコボコにして差し上げますよ?〉
「訓練に付き合ってくださるのですか。メアリーさんの気遣いにいつも……おや」
【ブチリと電話が切られる。何故いつも彼女を怒らせてしまうのだろうか。脳内で反省会をしながら、くるりと別のホームに踵を返す。後悔に足を取られても、それでも龍塚は歩いてゆくのだった】
シチュエーション 〆
- 148レヴォルテ◆9wIDxpGzlg25/07/28(月) 23:51:48
「……あー、それは、聞いてしまって……」
【レヴォルテが俯く。声色も夜の暗さに沈んでいる。月が陰るように、雲がたなびいた】
(……なんて言えば良いんだろうな)
【二人の友人、ということは裏社会の何か……少なくとも、巻き込まれたくらいのことは容易に考えられる。交通事故などの偶然もあるかもしれないが、仄暗い話の方が可能性は高いだろう】
【レヴォルテはこういう場合、手にかける側だ。友人と言える人物も、当時は居なかった。親近感を抱いていた彼女らが、別の場所に立っていたことを思い知らされる。近い遠いではなく、もっと別の何かで区切られている】
「……ご友人さんは、お二人みたいな悲しんでくれる友人に出会えて、嬉しかったと思いますよ。……よかったら、思い出とか聞かせてください」
【本心から出たはずの言葉なのに、自分の耳に届いた時には妙に白々しい。スーパーの袋を持っていない手を、何かを拭うように擦り合わせた】
- 149二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:54:43
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- 150サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/28(月) 23:57:56
- 151フィクセン◆.2EQ5ae7PI25/07/30(水) 00:22:14
- 152サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/30(水) 01:39:40
「…もうそこまで話してたか…分かった」
「…やろうと思えば出来るが、間違っても最終手段に留めておくよ、お嬢さん…」
【そうしてフィクセンとの面会を終えた後に】
『面会は終了です、これから尋問を再開します』
「あぁ、よろしく頼もう」
【尋問が再開した…】
シチュエーション〆
- 153サン◆aKQ2SJ2lbM25/07/30(水) 01:58:12
【シチュエーション:日常(戦闘への発展可) 当シチュ内募集:警察機関に所属するキャラ、誰でも 使用キャラ:サンチヤゴ】
『それではサンチヤゴさん、尋問を再開します、早速で悪いのですが、貴方は今このフロア・セントラルに来てから様々な問題を抱えている事を理解されていますか?』
「あぁ、それなりに理解しているおつもりさ、君達公務員の方々に言われるまでもなく…したさ」
『それならよかったです、まず貴方はフロア・セントラルでの戸籍の方が現在発行されていない為、本来はフロア・セントラルの地を踏んでいい存在ではありません、次に貴方には大西洋カリブ海地域諸国キューバで登録された戸籍書類を確認しましたが、貴方には現在フロア・セントラルの密入国の疑いを掛けられています、その他には貴方が今所持されているその野球カードに秘められた異能としての力がフロア・セントラル当局でも未発見であることから、詳しくそのカードに対する事情の方を聞かしてもらった上でのこちらでの安全確認の方を…』
「…そうだな」【どうする、いやさっき言われた事を思い出せ、嬢ちゃんに言われたことを…】