- 1二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:01:40
- 2二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:04:00
「今ってさ、夏だよね」
「ん?あ、ああ、まあそうだな」
「みんな半袖だよね」
「だな」
「ネモってさ、勝負の前にこう・・・腕を前に伸ばすよね」
「まあ言われてみれば・・・」 - 3二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:06:06
「見えるんだよね・・・わき」
「わき」
「うん、わき」
「・・・・」
「たまらないよね・・・」
「・・・・・」
木陰に座りこんだハルトに冷たい飲料を手渡したペパーは、ハルトが勝負を終えたばかりで疲れているから座り込んでいるのだと思っていた。片膝を立てて、遠くを見るように休んでいるのだと思っていた。 - 4二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:07:38
わかるちゃんだぜ
- 5二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:08:03
脇はいいよね……
- 6二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:09:21
そして、一連のやり取りを通して気づいてしまった。
「“かたくなる”ちゃんか?」
「うん」
「防御力あがったのか?」
「うん」
「“からをやぶる”は?」
「まだ」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「「あはははははは!!!」」
噴き出したようにげらげらと笑う二人。運動場にはほかにも人がいるが会話を聞かれるような距離には誰もいないのが幸いした。 - 7二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:12:30
「お、お前!ふひっ、ちゃ、チャンピオンが、ははっ、“わき”でかたくなって負けてんのかよ!くははっ」
「むふっ、だって、へへっ、しょうがない、じゃないか!はははっ」
青春の具象とは、友情の象徴とは。
そんな問いをほうふつとさせるとような美しい光景がそこにはあった。
木漏れ日を受けてまだら模様をまとった少年たちの笑顔は、まさしくこのパルデアの光そのものである。
「ふたりとも何の話しとるん」
「「ヒュッ・・・」」
この瞬間までは。 - 8二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:14:25
青ざめるように口数が減る二人。突然の襲来の主はボタンであった。異性に聞かせる会話の内容ではないことは重々自覚していたため、とにかく居たたまれない気分の二人。
「え、なんなん急に黙って・・・。まあいいや、ブイブイたちが新しい技覚えたからどっちか久しぶりに相手しろし。」
珍しいバトルのお誘い。この場にネモが居たなら大喜びであろうが、彼女はハルトとの勝負が終えてからすぐに生徒会長としての会議に行ってしまったため、この場にはいない。
ハルトはネモとの戦いの昂りを抑えるため、ボタンとの連戦に挑むことになった。もちろん彼の中には勝算がある。先ほど思考をかき乱された魔性の魅力は、ボタンの服装からは見出しがたい。十分な勝ち筋を捉えての勝負だったが、
「わっ」
勢いよく飛び出てきたシャワーズに気おされて尻もちをついたボタンを正面から目撃してしまったことで、ハルトの脳内はボタンのスカートの中で満たされてしまった。 - 9二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:17:04
「ぼろ負けちゃんだったな」
「たとえ火の中水の中森の中土の中雲の中でも大丈夫だけど、スカートの中は無理じゃない?」
「そりゃあ・・・まあ・・・んで、いまはどうなってるちゃんだ?」
「防御力あがってる」
「「wwwwwwwwwww」」 - 10二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:19:23
このガキどもw
- 11二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 15:32:06
もうバトル前にはきだすしとけよ
- 12二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 16:57:40
この男子高校生感よ
- 13二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 16:58:27
多分見る度に奮い立って硬くなるしちゃうんだと思うよ
- 14二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 17:00:36
まさしく青春してんな
- 15二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 18:04:01
分かりやすい胸とか尻とかじゃなくて、脇チラで防御力アップしてるハルトくんには上級者の片鱗を感じる
- 16二次元好きの匿名さん25/07/05(土) 20:10:23
”かたくなる”ちゃんすきww