- 1二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 12:33:30
- 2二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 12:35:49
- 3二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 12:38:43
前回のあらすじ
でぶシロコ - 4二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 12:39:16
たておつ
- 5二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 12:47:56
- 6ニ次元好きの匿名さん25/07/06(日) 13:03:26
たておつ
- 7二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 13:38:54
たておつ
- 8二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 13:40:10
シロコvsシロコが始まる、この戦い、見逃せない!もちろん勝つのはシロコだけどな
- 9二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 13:59:07
10まで埋める
- 10二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 14:00:07
これでよし
- 11二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 14:23:52
ん、今日もいい天気
- 12二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 19:14:05
前スレ埋まり次第更新再開します
- 13二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 19:24:46
「ふあ〜…ルール確認だよ、武器は銃一丁のみ、弾薬はフル装填のマガジン3つ、先に撃ちきるか、一撃与えられてよろけた方が負け、近接格闘はアリ。
ま、実戦じゃなくてあくまでも模擬戦だから気楽にね〜」
と、ホシノは言っているが、当の本人達は本気であり、こちらにもその威圧感が伝わってくる。
「………アサルトライフルか」
”サオリ?”
「死神の得物は拳銃とナイフのみ、一見貧弱な装備に思えるが、その装備だけで装甲車両部隊を撃破する実力者だった。
それこそ、傘下に入る前に直接戦ったこともあった」
”戦って、どう感じた?”
「……恐ろしい相手だった、撃たれる度に強くなり、傷を負うたびに存在感が増していく…まるで、死に瀕し、死に触れ、死を纏う。
死、そのものが己の存在意義だと言わんばかりに………だからこそ、死神と呼ばれていたんだがな」
死、そのもの…確かに”シロコ”は死の神だけど、それは色彩に触れたから。
なら、過去のシロコは、色彩の存在すら知らなかっただろう。
では何故、死を纏っていた?死に触れ続けた理由は?死に瀕してもなお戦い続けた意図はなにか?
”……始まった”
思考を止めさせるように、銃声が鳴り響いた。 - 14二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 20:40:45
強いのにボロボロになるのはそういうことか、ネルかよ
- 15二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 22:29:03
前スレで死神、以外に灯火、とも言われてたよな?ここって何か関係があるんじゃないか?
- 16二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 04:55:53
ほし
- 17二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 08:11:38
弾薬は30連3個90発、撃ちきれば負け、先に一撃をくらってよろけても負け。
「単発…消費を押さえて…っ!」
何発もの弾丸が頬を掠めた、フルオート?それともバースト?どちらにしても、単発よりも消耗は激しい、耐えれば……
「耐えればいいと思ってる?」
「でぶシロコッ!」
「太ってない」
マガジン交換、これで相手は残り2個60発…っ!
「それ、私のっ!」
アサルトライフルを使ってる私とセリカは弾薬とマガジンを共有できるように、SIG556とAR70/223を使ってる。
そして別世界線とはいえ”シロコ”は私…使ってる武器だって、色と名前以外は同じ。
「これでそっちは残り60発」
私のマガジンを、”シロコ”は使える。 - 18二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 10:07:05
相手の弾使ったら駄目とは言ってないしそういうのもアリか
- 19二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 12:35:57
サムネ変わってて気づかなかった()
たておつ - 20二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 19:08:48
ちょっと早めに
- 21二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 20:29:28
こういう時、弾薬やマガジンを融通できるのって強いのよね
- 22二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 21:27:25
「このっ!」
「ん、遅い」
速い…弾を節約するために蹴りを放っても避けられ、距離を取られる。
「隙だらけ」
「くっ」
こっちも避けられたけど、正直…ギリギリ…
「避けた、ならこれは?」
銃を振り回し、顔を狙って殴りつけてくる”シロコ”、これもギリギリ避けられたけど…長くは保たない。
なら、防御を捨てて攻撃に集中する。
「ん、やっぱり遅い」
「でぶのくせに速い」
「太ってない」
若干涙目になってる…?言い過ぎたかもしれない。 - 23二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 22:23:19
ん
- 24二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 06:07:54
ほー
- 25二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 09:50:20
「…ごめん」
「許さない」
これは甘んじて受けよう、負けになるけど…女の子にでぶと言い続けるのは悪いこと。
「だからこそ、手を抜かないで」
手を抜かないで?わざと受けようとしたのがバレた?だとしてもなんでそんなこと…
「っ!」
至近距離での射撃を反らし、今度はこっちがストックで殴りつけようとして…防がれた。
「今のはいい動き、でもまだ届かない」
「………何を企んでるの?」
「必要なことをしてるだけ」
必要なこと…戦うことが必要なこと?これも過去に関係があるというの?わからない…
でも、それが手を止める理由にはならない。 - 26二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 11:11:21
書き溜めに追いついたので更新頻度が下がります
- 27二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 16:45:40
おっ、過去の記憶にふれつつあるぞ?
- 28二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 22:03:00
守るよー
- 29二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 22:16:33
待つよ
- 30二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 06:28:45
ほー
- 31二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 08:12:14
二人が過度な銃撃をやめ、接近戦での格闘を開始してはや10分、未だに決着が着かず膠着状態に陥っていた。
「………接戦だな…だが…」
「ふぁ〜…おじさん飽きちゃったな〜」
流石に10分も続いていると見ている側としては飽きてしまうのも仕方ない、とはいえ私としては二人が満足するまで続けさせた方が遺恨も残らないと思う。
………多分。
「またマガジン取られちゃったね〜、これでシロコちゃんの残弾は銃についてる分だけ」
「………そうか?」
「うへ?間違ったこと言ってるかな?」
「死神は足りない火力をその場にあるもので補ってきた、それこそ敵を掴んで盾にし、敵が持っている銃で攻撃していた、シールド付きの機関銃みたいにしながらな」
「あ〜、なるほど」
”ホシノ?今のでわかるの?”
「大きい方のシロコちゃんがやれることは、こっちのシロコちゃんにもできることだよ。
それに…少しずつ対応し始めてる、反撃が始まる」
ホシノがそう言うと同時に、”シロコ”の銃が蹴り上げられた。 - 32二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 13:21:30
おお
- 33二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:10:47
ほー
- 34二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 22:13:38
ふむ
- 35二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 07:20:14
守るよー
- 36二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 07:47:58
保守するにしても夜は22〜23時にしないとホスト規制とかで延命できないね…これも10時間に変わった弊害か
- 37二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 10:04:55
「っ…」
”シロコ”の銃を蹴り上げ、自分の銃を”シロコ”に向ける。
「隙だらけ」
「ん、すごく良い動きになってきた」
「これで決める」
「それは無理」
銃弾を放つも避けられた、でもそれでいい。
「弾切れ?なら私の勝ち」
「それは違う」
”装填済みのマガジン”と交換し、もう一度引き金を引く。
「これでそっちも刺してる分だけになった」
「………そう、思い出したんだね」
「少しだけ」
戦っていてわかった、私の身体は覚えてるって、それを通じてほんの少しだけ思い出せる、あの日々を、あの戦いを、動き方を。
「本気でいく」
フォアグリップを取り外し、近くに落ちていたワイヤーと木片を組み合わせて即席の模造ナイフにする。
別に、”シロコ”をナメてるわけじゃない。
ただ、戦いやすいようにしただけ。 - 38二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 19:07:18
保守するよ⭐︎
- 39二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 22:23:13
いいや限界だ
保守するね! - 40二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 23:46:08
これで9時半までいける
- 41二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 07:47:22
「いくよ」
「ん」
左手に持ったナイフを突き出し牽制しつつ、右脇でライフルのストックを挟み込んで射撃する。
近づけば刃物が、距離を取れば銃弾が迫る。
それにまだ速く動けるはずだって、身体が言ってる、もっと素早く、もっと濃密に。
狼が獲物を追い込むように。
「ここっ!」
「しま━━━」
当たる、そう確信した瞬間、私は蹴り飛ばされた。 - 42二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 13:58:31
ほー
- 43二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 20:04:27
しー
- 44二次元好きの匿名さん25/07/11(金) 22:26:17
のー
- 45二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 06:27:03
うへぇ〜
- 46二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 11:34:48
「うへ〜、そこまでだよ?」
「ホシノ…先輩…?」
「私最初になんて言ったかな〜?」
「最初…」
「武器は銃一丁のみ、弾薬はフル装填のマガジン3つ、先に撃ちきるか、一撃与えられてよろけた方が負け、近接格闘はアリ…そう言ったよね?」
「………あ」
左手の即席で作った模造ナイフ、これも武器だと考えると…アウトだった。
「とりあえず、今回はシロコちゃんのルール違反で負けかな?だけどルールが違ったら勝ってかもしれないから引き分けってことで」
「ん、異論はない」
「………ん」
不服だけど仕方ない、これは私の方が悪い。
「じゃ、戻ろっか」 - 47二次元好きの匿名さん25/07/12(土) 14:04:07
200のネタバレの内容これか
シロコもシロコ*テラーもある意味で負け
ホシノの一人勝ち
こんなん予想できんて - 48ニ次元好きの匿名さん25/07/12(土) 23:53:48
保守
- 49二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 02:24:17
やっぱりオジサンおかしいよ
- 50二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 10:01:19
保守
- 51二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 18:27:37
行き詰まったかな?
- 52二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:11:52
待つよ
- 53二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 23:26:28
このあとって何するんだろ
- 54二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 00:25:40
シロコの記憶のすり合わせ、とか?
あとどこまで思い出したかとか - 55二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 08:11:06
部屋に戻り、弾の補充をしつつサオリから話を聞く。
「…どこから話せばいい?」
「覚えてる限り、一番古い記憶から」
「なら出会った時の頃まで遡るとしよう」
「ん、よろしく」
やっと聞ける、過去の記憶、あの日、あの時、あの場所で、自分が何者であったのか、何を成そうとしていたのか。
私は知らなければならない。
「出会った時、お前は倒れていたんだ」
「………?」
流石にそれは想定外 - 56二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 17:35:33
そこでも倒れてたのか
- 57二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 22:42:41
ゆっくりでいい
- 58二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 03:54:51
まさか、アリウスにすら分からないのか……?
- 59二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 12:06:50
こいついっつも倒れてんな
- 60二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 20:51:35
ほー
- 61二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 22:52:02
ん!
- 62二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 06:33:37
ほー
- 63二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 15:56:41
どうしていつも倒れた状態で
彼女は見つかるんです? - 64二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 22:07:39
しかも記憶もないという……
- 65二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 22:23:49
「………これは」
目の前に倒れていたのは、血の海に沈んだ人か、あるいは獣か。
「大丈夫━━━」
手を伸ばした瞬間、牙が迫った。
「っ!」
「………」
ゆらゆらと立ち尽くしながらも、その目は決して獲物を逃そうとはしない。
右手には拳銃、左手にはナイフ、持っている武器は決して強いとはいえない。
しかし、貧弱な武器と獣のような目をしている者は間違いなく強者、その存在を見たら逃げろ、逃げられないなら刺激はせずに降伏しろと。
「落ち着け!それだけの傷を負って戦おうとするな!死ぬぞ!」
だが今回は事情が違う、相手があまりにも傷だらけで、焦点は定まっていない。
降伏せずとも、話して通じる可能性はあるかもしれない、物資を奪われずに済むかもしれなかった。
「………」
「お互いに退こう、お前に勝てるとは思えない、だが…私にも仲間がいる、養わないといけない、頼む」
「……………ん」
たった一言、その一言だけを残してまた倒れてしまった。 - 66二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 07:56:05
ほー
- 67二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 07:56:14
このレスは削除されています
- 68二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 07:57:14
おお…
- 69二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 13:32:57
ボロボロになるほど強くなると言っていたけど
手負いの獣が一番怖いってやつかな? - 70二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 20:22:29
私の仲間…家族がいる拠点にソイツを連れっていった。
「サオリ姉さん、おかえりなさい…えっと…その人は誰ですか?」
「………倒れていたんだ、ミサキ、頼めるか?」
「物資も少ないのに、本当に助けて大丈夫?」
「……わからない」
「わからないって、それでソイツが暴れ出したら?ここにある物を全部奪っていったら?それどころか、ここを追い出しにかかったらどうするの?」
「そんなことになったら、私…私……もうご飯食べられないんですか?!」
当時の私には本当に自分でも何がしたかったのかすらわからなかった。
「…すまない」
「ミサキ、そこまでだよ、ヒヨリも落ち着いて……さっちゃんは放っておけなかったんだよね?」
だが、あの判断は正しかったと今でも思ってる。
ただの結果論だったかもしれないがな。 - 71二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 20:23:28
ほー
- 72二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 21:48:43
更新遅くなって申し訳ありません、正直な話しをしますとプロットはできていてもそこにどう繋げるかでただいま悩んで詰まっています。
よければ気長にお待ちください。 - 73二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 00:17:39
失踪しないだけ偉い
- 74二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 08:33:36
待ちますよー!
- 75二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 13:44:19
昼保守します!
- 76二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 18:11:31
「ん……ここは…」
「私達の拠点だ」
声をかければ一瞬で起き上がって、私を押し倒すようにして馬乗りになり、拳を振りかざし━━━
「待て!敵意はない!あるならそもそも助けてなどいない!」
必死で弁明したことで拳が眼前で止まりはしたが…
正直、あの怪我を負って直ぐにここまで回復するとは思ってもみなかった。
「………」
「そうだ、落ち着いてくれ、私は敵じゃない、味方でもないが」
「味方でもないなら、なんで助けた?」
「さぁな、ただ…放っておけなかった」
そう言うと、ソイツは少し間を置いてから更に質問を重ねた。
「…お前は善人か?」
「わ、わからない」
突拍子もない質問だったが、私には自分が善良な人間かどうかわからなかった、だから素直にそう返した。
ただ、その答えで正解だったらしい。
「本物の善人は自分のことを善良と言わない。
善人を名乗るのは自分に酔っている偽善者か、他人を騙す悪党」
私の上から退いて、手を差し伸べながらこう続けた。
「ん、信じる、それとごめん」 - 77二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:08:57
たのしくなってまいりました
- 78二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 07:30:30
この「善人かどうか」の質問、結構好き
- 79二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 13:33:19
ほー
- 80二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 22:08:58
9秒で制圧しそう
- 81二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 23:43:27
待つよ
- 82二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 07:19:13
待つよー
- 83二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 10:19:17
「………それだけで信じていいのか?嘘をついているとは考えないのか?」
今度は私の方が質問をしていた、あっさりと受け入れてしまうソイツの考えが気になったんだ。
「善悪は自分で名乗るものじゃない、他人が決めること。
どれだけ悪を名乗って、悪行を重ねても根が優しいと善人と言わることだってある、当然その逆もある」
「………つまり?」
「ん、対話から入るなら本質を見定める、それができないなら暴力を振りかざして反応を見る。
小物ならそれだけで本性が出るからすぐわかる」
それを聞いた私は確信した、コイツは間違いなく大物になる。
コイツを手放すべきじゃない、そう思ったからこそ誘ったんだ。
「もし…もし行く宛がないならここで暮らさないか?」 - 84二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 10:23:39
暴寄りだけどリーダーの素質ありってことだよね?アリウスシロコ
- 85二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 11:01:19
見てるか陸八魔、これがアウトローだ
- 86二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:14:26
この時から既に強かったのかな
- 87二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 19:14:30
ほー
- 88二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 22:34:40
ん!
- 89二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 06:54:36
「………私一人じゃない」
それが勧誘に対する答えだった、コイツは既にどこかの派閥、あるいは軍閥に属しているのだと。
だが、それで話は終わらなかった。
「だからサオリ達が来て」
「………?」
「医療担当は多い方が良い、拠点だって同じ」
逆に私達が誘われることになった。
だからこそ、何を考えているのか、何を成そうとしているのか、何者なのか、それが気になった。
「お前は…一体…」
考える素振りなどなく、ソイツは完結に答えた。
「死神、みんなそう呼んでる」 - 90二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 15:13:12
こうして合流したと
- 91二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 21:53:32
なるほどー
- 92二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 22:10:00
そういやアズサはどこにいったんだろ?
- 93二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 05:30:34
- 94二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 10:13:06
このレスは削除されています
- 95二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 13:18:28
- 96二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 15:29:30
「それ、自分で名乗ってたの?」
「ああ、アイツは自分からそう名乗った、本名についてはアツコなら知っているかもしれないが…みな一様に死神としか呼んでいなかったな」
当時のことを考えると本名くらい名乗っても不利益になるようなことはないのに、何が目的だったんだろう。
「ん、続けて、その後どうしたのか」
「そうだな、私達は死神の提案に乗った、断る理由も特になかった。
むしろ強者の庇護下に入れるのなら身の安全は大きく向上する…まあ、ミサキは不信感を募らせていたが」 - 97二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:00:29
ほー
- 98二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:32:52
この世界線だとアズサと合流するのはシロコの元に行ってからだったらするのかな?
- 99二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 07:44:11
ありうる
- 100二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 12:38:39
ほー
- 101二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 18:20:43
しー
- 102二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 22:28:47
待つよ
- 103二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 08:07:33
- 104二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 11:52:00
いつもながらスレ主が遅い
もしかして他の作品書いてたり? - 105二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 12:29:56
- 106二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 14:54:59
読者諸君囲んで棒で叩け
- 107二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 17:55:21
エッチなのはダメ!死刑!
- 108二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:40:48
「ついた」
「ここは…」
案内された場所は、ボロボロになったアリウス分校の校舎だった。
だがその中は見た目よりも綺麗に整備されていて、物資も当時としてはかなり上質なものが揃えられていた。
人員についても、警備を常駐させるだけの人数、そして戦力を有しているらしくてな…
その時点で傘下に入ったのは正解だと思ったんだ。
「ん、戻った」
「死神、無事だったんだな、そっちは?」
「新入り、アズサに案内は任せる、私は寝る」
「ああ、任せておいてくれ」
それから私はアズサと出会った…後のアリウスの特殊部隊、アリウススクワットの創設メンバーの一人とな。 - 109二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 23:27:04
アズサここでくるか
- 110二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 08:12:30
待機
- 111二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 12:07:20
昼ホシノ
- 112二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 18:49:23
結構ガッツリ知り合い
- 113二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 22:09:03
アズサの見ていた死神はもっと無口だったけどこっちは結構喋るんだな
- 114二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 07:13:56
保守
- 115二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:01:58
見てきた人の印象の違いじゃないかな?
- 116二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 10:06:46
「ここが寝床、5人部屋だから私と一緒に寝ることになる」
「ああ、分かった」
「改めて自己紹介、白州アズサだ」
「錠前サオリだ、よろしく頼む、こっちはアツコ、ヒヨリ、ミサキだ」
「よろしくね、アズサちゃん」
「えへへ…よ、よろしくお願いします」
「はぁ…よろしく」
「そろそろ配給の時間になる、案内する」
そんな会話をして、私達は死神の庇護下に入り、やっとマトモな生活ができるようになったんだ。
今までに比べれば、という程度ではあるが、それでも当時の私達からすれば天と地ほどの差があった。
誰かに襲われないか、明日になれば誰かが冷たくなっているんじゃないかと不安になる必要もない。
それどころか少しばかりの娯楽さえ提供されて、あの日からは明日に希望を持てるようになった。 - 117二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 15:04:31
「えへへ…この雑誌っていうの、いいですね」
「またそれ読んでるの?飽きてこないの?」
「まあまあ、ヒヨリにも夢中になれることができたんだからさ、ことだよ」
「そういうアツコは何か夢中になれることはできたのか?」
「うん、アクセサリー?っていうのを作るのが面白くて…そうだ、これみんなにあげるね」
アツコが渡してきたのは髮飾りや缶バッジ、それからペンダント…とにかく色々だな。
ヒヨリは嬉しそうに目を輝かせていたな、アズサも同じ反応だった。
ミサキは渋々受け取っていたが、内心喜んでいるのがわかったさ。
「ん、いらない」
ただ、死神だけは受け取ろうとしなかった。 - 118二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 21:55:15
ほー
- 119二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 22:51:39
もしかして飽きてる?
- 120二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 23:07:01
飽きてませんよ?需要が無ければ辞めるつもりではいますが
- 121二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 23:16:03
筆を止めないで
- 122二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 08:22:50
お願いします
- 123二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 12:18:47
「何故だ?このくらい受け取っても問題ないと思うが?」
「まてサオリ、いつものことだ、それに…あまり追求しないでやってほしい」
アズサにそう言われて私は追求をやめたさ、私はな…
「ん、そろそろ時間」
「どこにいくの?」
「散歩」
「ついて行ってもいいかな?」
「アツコ!」
「だって気になるでしょ?」
「………ん、好きにすればいい」
そう言って二人が出ていって…戻ってきた時には髮飾を着けていたな、詳しいことは聞かせてくれなかった。
ただ、なんとなくだが笑っていた気がする。
肩の荷が降りた、とでも言うのか?そんな感じだった。 - 124二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 18:54:23
それから私達が傘下に入った後も死神の元に人が集まって、アリウス自治区の過半数を傘下に加えた頃に襲撃があった。
それもアイツが不在の時に…だ。
「地の利はこちらにある!持ちこたえろ!」
いくら人数が多いと言っても全員が戦えるわけじゃない、本当に戦えるのはほんの一部の人間だで、大半は衣食住を担当している。
死神はそういった存在を積極的に受け入れ、保護してきたからな。
だが今回攻め込んできた相手は全員が戦闘員、無理矢理兵士として育てられたような連中で構成されている。
人員数では勝っていても、実際の戦力差はこちらの方が圧倒的に不利だった。
「これがサオリの言っていたゲリラ戦術か、確かに強いな」
そこで用いたのが、私が得意としていたゲリラ戦術だ。
これは少数で大多数を相手取ることができるための戦術で、主に待ち伏せや撹乱によって一人ずつ着実に削っていくという戦術だ。
どこから攻撃されるか、どこに罠があるのか、次にやられるのは誰なのか。
そういった精神的な負荷をかけ、戦意を奪うことで1人で50人に匹敵する戦力となる防衛における最大効率の戦術。
「ああ、このまま死神が帰ってくるまで耐えるぞ」
だが…
「さ、サオリ姉さん!」
「ヒヨリ!持ち場を離れるな!」
「ミサキさんが、ミサキさんが捕まってしまいました!」
不慣れな人間に扱い切れる戦術ではないのも確かだった。 - 125二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 23:13:55
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- 126二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 23:47:12
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- 127二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 01:13:09
大丈夫なのかミサキ…
- 128二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 08:16:23
「ミサキが…クソッ!」
一瞬だけ冷静さを欠き、飛び出そうとする。
そこに銃弾が叩き込まれ直ぐに頭が冷えた。
「…攻撃を続けろ」
「でもミサキさんが!」
「いいからやれ!被害を増やすわけにはいかない…」
助けに行くのは当然、だが目の前の脅威を排除せずに行けば次はアツコか、ヒヨリか、それとも私自身が捕まることになる。
私が捕まるのはともかくとして、他2人が捕まってしまえば意味がない。
「そんな…どうして」
「助けには行く、だが目の前のことを片付けてからでなければ、救出もできない……今は耐えろ」
ヒヨリにそう言い聞かせ、武器を構え直した時。
「ん、良い判断」
後ろから待ち望んだ声が聞こえた。 - 129二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 13:33:42
「死神っ!」
「敵の数は?」
「…およそ180名と車両複数、こっちは50以下だ」
「ん、わかった…私がやる」
拳銃とナイフを携えた狼の目が鋭くなったかと思えば、そのまま正面から突っ込んで行った。
「ま、待て!」
流石に無茶だと思い追いかけようとしたんだが、アズサが私の腕を掴んだ。
「待つのはサオリの方だ、よく見ておくといい、何故彼女が死神と呼ばれているのかを」
「何を━━━」
聞き返そうとした瞬間、視界の端で戦車が1台破壊された。 - 130二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 19:50:30
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- 131二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:26:34
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- 132二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 08:56:43
つよい(つよい)
- 133二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 10:08:59
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- 134二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 12:04:25
昨日からなんかいるけど勝手にスレ主を名乗らないでほしい
それからスレが消えたのは確かにショックだけどやめるとは言ってない - 135◆hZ/EUkOIhyD.25/07/29(火) 12:43:34
「ッ?!」
「始まった」
何が起きたのかはわかっている、ただどうやって成したのかがわからない。
拳銃とナイフ、たったそれだけの装備で戦車を破壊するなど尋常ではない。
燃えさかる戦車から搭乗員が逃げ出したあと、何かが出てくるのが見えた。
「ボロボロじゃないか」
死神と呼ばれているほどの強者は一瞬で傷だらけになり、ふらつく足で次の獲物へと歩いていく。
どう見ても満身創痍…だが、纏っている雰囲気は先程までとはまるで違う。
「アイツは…アレは……」
何者へと変わったのか、そう呟く前に眼の前で答えが提示された。
「ん、まだ足りない」
右手の拳銃を左肘で挟むように固定し、本来拳銃の間合いの外にいる標的を撃ち抜く。
それもたった1秒で、3人を気絶させていた。
自身に飛んでくる攻撃のほとんどは避けることなく受け止め、鮮血が流れ、身体が震え出してもなお避けるという選択肢を取らなかった。
だが、その怪我と相反するように、ソイツは強さを増していた。
拳銃が弾切れを起こした途端、ついに動き出したソレは、一瞬で間合いを詰め牙を突き立てると、背後に回って捕縛。
そのまま敵を盾にしながら、敵のライフルを乱射して薙ぎ倒した。 - 136◆hZ/EUkOIhyD.25/07/29(火) 12:44:56
ここからはトリップ付けておきます
戦闘描写はこだわりたいのでまた頻度は落ちるかもしれませんがこの作品は意地でも完走させます
もう需要とか知らん書き上げる - 137二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 18:34:50
このシロコ狂戦士だ…
- 138二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 20:04:12
つおい
- 139◆hZ/EUkOIhyD.25/07/29(火) 22:19:20
「撤退、撤退しろ!アイツは━━━」
部隊長と思われる少女が撤退命令を出した時には既に遅く、背後から頭を捕み、遮蔽物にしていた建物の壁に頭を打ち付けた。
そのまま走って引きずるようにして、勢いのままに戦場のど真ん中へと投げ飛ばした。
部隊長はぐったりとしたまま動かなくなり、見るからに死にかけだった。
だがアイツもまた同程度の重症に見えるというのに、全く戦意を失わず、ふらつきながらも次の相手は誰?と視線だけで問いただす。
それは死に瀕し、死に触れ、死を纏う狼、それこそがアリウスの死神なのだと、私は否が応でも理解させられた。 - 140二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 23:11:15
これが死神か
- 141二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 08:47:46
なるほど…
- 142◆hZ/EUkOIhyD.25/07/30(水) 11:46:46
それを見た敵部隊は怯えながら逃げて行った、ミサキを連れたまま。
死神はそれを許しはせず、逃げ惑う敵部隊へと喰らいつき、首を掻くように制圧した。
それでも、ミサキを連れた奴らだけは取り逃がしてしまった。
「追う」
「その怪我は一度治せ、本当に死ぬぞ?」
いくら死に近付くほど強くなるとはいえ、近づきすぎれば戻っては来れない。
「……それならそれでいい」
ただ、本人はそうなることを望んでいるような返答をしてきて…結局、引き止められなかった。 - 143二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 20:43:10
シロコ……(泣)
- 144二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 23:42:09
シロコ…
- 145二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 08:45:00
朝保守だよー!CMのあとは!
- 146◆hZ/EUkOIhyD.25/07/31(木) 12:27:49
しばらくしてから、ミサキと共にソイツは帰ってきたんだが…
「しっかりしろ!」
「ん…」
出血多量で本当に死ぬ直前だった。
「無茶し過ぎだ、治療を受けろ」
「物資…勿体ない……」
「命より貴重なものはない、惜しむな」
そう言ったんだが、それでもまだ暴れられて…結局治療は施せないまま、死神は弱っていった。
いや、弱体化したと言うべきか?回復しても今までほどの実力は出せなくなっていた。
そこで私、アツコ、ミサキ、ヒヨリ、アズサの5人でアリウススクワットを結成し、死神が力を取り戻すまでの代理を努めようとしたんだが…駄目だった。
誰もが言った、死神だからこそついていこうと思える、あの人の元にでないならここに価値はない、彼女こそがアリウスを束ねるに相応しいと。
それは身内だけでなく、敵対していた組織からも言われた。
もはや争うことに意味などない、もし彼女が上に立つと言うのなら、我々は彼女に付き従う、と。
その時になってやっと気付いた、彼女はアリウス全土に知られているのだと、誰もがその存在を注視し、誰もがその存在を恐れ、誰もがその存在に敬意を払う。
彼女単体の力が無くとも、たった一言でアリウスの全てに大きな影響をもたらし、動かしてしまえる。
彼女が武器を置けと言えば、それだけで内戦が終わってしまう。
それが比喩ではなく、本当にできてしまう。
それこそがアリウスの死神、アリウスの救世主、数多の死線を潜り抜けた英雄。
だが、それはアリウス内部の人間に対しての影響力でしかなく、外部の存在には…あの大人にはなんの意味も成さなかった。
「見なさい、死神は今、ここに平伏しました、私に、大人に逆らった結果がこれです」 - 147ニ次元好きの匿名さん25/07/31(木) 21:55:43
保守
- 148二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 01:38:55
深夜保守
- 149二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 08:02:54
来ちまったか
- 150二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:40:13
ほしゅ
- 151二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:41:16
そうきたかぁ
- 152二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:42:58
スレ主息してる?もしかしてホスト規制された?
- 153二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 22:51:10
保守