- 1二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 18:09:14
- 2二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 18:10:27
- 3二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 19:30:39
保守
- 4二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 19:34:08
立て乙
ところで学Pの生活の中にアイドルの秦谷美鈴のプロデュースだけでなく一人の人間としての美鈴との関わりが自然と染み込んでいって無意識のうちに陽当たりのいいところを見て「秦谷さんが昼寝に好んで使いそうな場所だな」と考えが浮かんだり食事のときに「以前秦谷さんが作ったものに似てるな」「これなら秦谷さんが作ったもののほうが美味しかったな」とか思ったりするようになってるのとかいいと思うんですがどうでしょうか - 5二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 19:47:47
まんまと美鈴の術中にはまっていますね
いいと思います - 6二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 20:49:15
立て乙&保守
美鈴も美鈴で、プロデューサーが好きそう…とか考え始めてたらなお良き
後Pの私服とかのコーディネートもしてて欲しい
というか絶対やるでしょ - 7二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 22:05:51
選んだ服とかアクセサリーにしれっと自分とお揃いとか鈴やら髪飾りのに似た花やらみたいな自分を想起させる要素入れ込んでそう
プロデューサーは気付くか否か - 8二次元好きの匿名さん25/07/06(日) 23:40:37
ほしゅ。
前スレになにか投稿して埋めたいな。 - 9二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 01:54:49
保守
気付いたらいちゃついてるのがこの2人 - 10二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 02:24:33
少し大人になった後に、美鈴が久々に例の可愛らしく拗ねるやつをやるんだけど、プロデューサーがその姿を見るのも美鈴自身がそういう態度を取るのもずいぶん懐かしく面映く感じられて、拗ねも長続きせず思わず笑ってしまったりする二人っていたりしますか? でも拗ねが早く終わったとしてもプロデューサーは昔のように美鈴の機嫌を取ろうと頑張ってくれて、「ふふ……実は、初めからそんなに怒っていないんです」「知っていますよ」みたいな会話をするんだよね。じゃ、あとはお願いしますね
- 11二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 07:30:20
パート3までいってて草
- 12二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 07:43:44
初代スレの頃はこんな続くとは思わなかった
- 13二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 08:02:47
Pみすは噛めば噛むほど味がするからね、しょうがないね
- 14二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 12:33:06
美鈴の拗ね方が良過ぎたしね
独占欲強いけど、年相応なヤキモチが可愛い - 15二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 12:35:16
NIAがな…Pみすはちゃんとあるって事を教えてくれてな…
- 16二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 13:00:49
なんだかんだで凄くいい子だからたくさん甘えるべき
- 17二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 18:50:51
- 18二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 19:35:25
初代のころにちょくちょく書いていたスレがいつの間にかパート3まで来ていることに心底驚いたぜ!
驚きすぎてその勢いで
部屋に自分以外いない時に無意識で「ツキノカメ」を鼻歌でうたいながらPC作業していて、自分の鼻歌に気付いて「しまった、意識してしまうと恥ずかしいなこれ」とか思ってたら
背後から声をかけられて驚いて振り返ると少し前まで絶対にいなかったはずの美鈴がむちゃくちゃご満悦な表情でこちらを見ていて
赤面しながら「すみません、見苦しい所を」とか言ったら「そんな事ありませんよ、わたしはとても嬉しいです」って言われて続きを促されて
「勘弁してください」とか懸命に拒否するも押し切られ、本人の前で持ち歌を歌わされるという羞恥プレイを食らわされる学Pとつやつやしてる美鈴
とかいう概念が頭の中に生えてきちまった!
じゃ、八時には寝る予定だから俺はこの辺で失礼するぜ! - 19二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 20:13:39
しっかり寝ろよ!夢の報告も忘れずにな!
- 20二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 21:04:10
「秦谷さん……その……これは」
「撮られた覚えのない写真ですね」
「その……出来心で……あまりにその……可愛らしい寝顔だったもので」
「まぁ……そして出来心で、ホーム画面に?」
「はい。その……見ていると心が落ち着くようで。寝る前に眺めると、ぐっすり眠れるのです」
「そうなんですね。ふふ……ではこれからも存分に活用してください」
「あ、ありがとうございます」
「でも……これからはもっとしっかりと、眠れるようにして差し上げますね」
「……なぜ俺の部屋に、秦谷さんが」
休日だからと半日眠ってしまったぜその間に見た夢を記録したのでもうひと眠りします - 21二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 23:13:03
事務所の中での出来事であった。
その日は日差しの暖かいよく晴れた日で、だから担当アイドルである秦谷美鈴は約束の通り堂々とお昼寝宣言をしてレッスンから逃げ出してしまい、仕方が無いともはや諦めの心持ちになったプロデューサーはトレーナーからの鋭い視線を何とか受け流し、次の週に取れそうな仕事を求めて営業に精を出していた。
元々サボり癖に目を瞑れば優秀極まりない担当アイドルは学外での評価がすこぶる高く、おかげで声をかければ向こうから是非にという飛びつき方をする営業先がいくつもある。
大して苦戦することもなく、大きなイベントの参加枠を手に入れた事で、その日のプロデューサーは少し前にボーカルトレーナーから背筋の凍るような詰めを受けたことなど忘れたように、実に上機嫌であった。
――とはいえ、根が生真面目で冷静な、基本的に顔に感情をあまり出さない彼は傍から見ただけでそれとわかるような様子は無い。見ただけならば。
「〜〜♪、〜〜〜〜♪」
キーボードを軽快なリズムで叩きながら、口角が緩く上がり、全く意識しないままに鼻歌が流れ出す。
ツキノカメ。
穏やかで、優しいリズムから始まる、それでいて聞いていけばそれがただ無闇に「優しいだけ」などではないと思い知らされる、彼の担当アイドル秦谷美鈴の持ち歌である。
飽きるほど、という慣用句でも足りないほどの回数を、そしてその何倍聞いてもどうせ自分は飽きることなどないのだろうと熱心に聴き込んだ彼にとってはもう、いわゆる「親の声より聞いた歌」とでも言うべき、骨の髄まで染み込んだ程のそれをハミングしながら作業を進めて、それが不意に止まる。
「……しまった、気を抜くとやってしまうな」
気恥ずかしげに、少し前に一人で戻ってきた部屋に誰がいる訳でもないのに言い訳をするようにわざわざ少し大きな声で呟いて、頬をかいた。
- 22二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 23:14:38
どうしてこうも恥ずかしいのだろう。すっかり無意識でなにかの鼻歌をうたっていたことに、我に返って気がつくというのは。
ましてやそれが担当アイドルの持ち歌なのも恥ずかしさに拍車をかける。
歌うことが恥ずかしいというより「あの秦谷美鈴にそれを聞かれたら」と思うことが恥ずかしい。
「……まあでも、ある意味幸運か。今日は多分来ないだろうし――」
「ふふ。もう、やめてしまうんですか?」
――耳元で、囁くように。息がかかるほどに、唇の動きがわかるくらいに近くで。
瞬間、思わず小さく「うわっ」と声が出て飛び退くように振り返る。
くすぐったくも甘い感覚の残る耳を手で押さえながら見た視線の先には、ついさっきまで自分の頭があったすぐ横に顔を寄せて覗き込む格好をした美鈴がいた。
その表情ときたら、単に笑顔と呼ぶのも生ぬるい。満たされている、幸福に満ち溢れている、まるでなにかの福音を聞いたかのような、晴れやかで幸せそうな笑み。
秦谷美鈴はご満悦である、とその顔を見て理解しないものはおそらく、生まれてこの方満足という言葉を知らずに生きてきた者だけだろう。
「……どうしてここに?」
「まあ……酷いことを言うんですね、プロデューサー。ここはわたしと、あなたの、二人の部屋でしょう? 自分の部屋に来るのに、何か理由がいるんですか?」
「……聞く人が聞けば誤解を招く言い回しですね。来ては行けないわけではないですが、今日は晴れているのでお昼寝をすると、自分が言っていたじゃないですか。だから来ないものだとばかり」
「最近、新しく見つけたお昼寝スポットがあるんです。わたしが一番信頼している、大切な人のすぐ隣なんですけれど……今一番のお気に入りなんですよ」
「……それはどうも」
臆面もなく言われてしまえば何も言い返せない、そもそも相手を煙に巻くような問答をさせた時点で、プロデューサーの勝ちは無いに等しい。
なのでそれ以上突っ込むことはせず、わざとらしく素っ気ない相槌で強引に話を切った。そのまま再びパソコンの方に向き、仕事の続きに取り掛かろうとして。
くい、とシャツの背中を軽く引っ張られた。
- 23二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 23:15:47
次目覚めた時も夢日記よろしくな
- 24二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 23:16:13
「続き、歌ってくれないんですか?」
「……勘弁してください、なんの拷問ですかそれは」
普段そんなことをしない気質の人間が、ご機嫌で無意識にやってしまった鼻歌の続きを、その歌を本来歌うべき人間の前で歌って聞かせる。
それを世間一般ではおおよそ拷問か、そうでなくば「特殊プレイ」と呼ぶ。
そんなものに嬉々として興じるのは噂に名高い生徒会長とその担当プロデューサーくらいのものであろう。
「拷問だなんて。もう少し言い方はあると思うのですけれど。わたしにとってはご褒美なのに」
「俺とっては違います。そもそもご褒美と呼ぶならご褒美をあげたくなるような理由を用意してからにしてください」
「……そういったものがあれば、歌ってくれるんですね?」
しまったこれは薮蛇か。
すうっと目を細めた美鈴にそう気付いたが、悲しいかな既にそれは手遅れで。
「では、こうしましょう。プロデューサーさんがわたしにご褒美を先払いでくれるのなら、向こう一週間、わたしは雨の日でもレッスンに出ます」
「……晴れの日を外したのは何故ですか?」
「さあ……なんのことでしょう? 何か意図があるわけではありませんが」
「今朝の天気予報で、向こう一週間は良い天気が続くとありましたね」
「むぅ……わかりました。晴れの日も、含むことにしましょう。そのかわり一曲歌いきってください」
「なに譲歩した感じを装って要求を盛ってるんですか。釣り合っていませんよ明らかに」
手ごわいですね、と不満げな顔をした美鈴が呟いて、プロデューサーのほうは軽い頭痛を覚える。
どうしてそこまで情熱を燃やすのだ、こんなことに、と。そう問うと返ってきたのは「愚問ですね」の一言だ。
- 25二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 23:17:29
「無意識に鼻歌で、わたしの歌をうたってくれたというのは、つまり仕事中に無意識でも、わたしのことで頭をいっぱいにしてくれている、ということじゃないですか。わたしにとって、これ以上に嬉しいことなんかありませんから」
「でもリクエストして歌わせる時点で、それはもう無意識ではないのでは」
「ええ。ですから、さっきプロデューサーが無意識にそうしていた、という事実と余韻を確かなものにするために、その証として聞きたいんです」
なんという無茶苦茶な理屈だ。いよいよ頭を抱えてため息をついたプロデューサーに、美鈴は「やむを得ませんね」とこちらもため息だ。
「この手は使いたくなかったのですが……プロデューサー。もし今歌うのを拒否されたら、わたしはとてもショックです。ショック過ぎて、向こう一週間、曇りの日でもお構いなしに寝込んでしまうと思います」
「……卑怯では?」
「なんとでも仰ってください、わたしはそれでも退く気はありません」
固い覚悟を感じる声音に、いよいよ頭だけでなく胃まで痛みを訴え始めて、結局のところ。
「……わかりました、一曲だけです」
プロデューサーは、折れた。
「もちろん、それ以上はさすがに酷だとわかっています」
「あくまでもこれはご褒美の前借ですからね。雨だろうが晴れだろうがレッスンに出てもらいますよ」
「ええ、背に腹は代えられませんから」
そこまで覚悟を背負うならもう諦めてくれたほうがいいのだが、という要求は黙殺されて、プロデューサーはその日、羞恥心を捨てることとなったのであった。
まあ、聞いている間、大して上手くもないだろうにうっとりとした顔で、心の底から幸せそうに聞き入ってくれるその顔を見てしまうと、それはそれで恥を捨てた甲斐のあるものだったと思ってしまう時点で、きっと彼女には勝てないのだろうなと、そう感じるプロデューサーであった。
――その二日後、突如発生した今年最初の大きな台風が天川市を直撃し、暴風雨の中でレッスンに出すわけにもいかず、前借りされたご褒美は半分も返ってくることなく一週間が過ぎてしまったのと、その後も時折ご褒美の交渉を持ちかけられるようになったことは、また別の話である。
- 26二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 23:19:21
- 27二次元好きの匿名さん25/07/07(月) 23:21:17
さらっと特殊プレイに勤しんでいることを他の生徒に認知されている会長で草