- 1◆inHfJzxsMg25/07/08(火) 21:36:33
長い戦乱は終わりを告げ、世は開拓と冒険浪漫の時代へ!
凶暴な魔物、荒れ果てた大地、北の氷原、南の砂原、積み重なる栄誉、名誉、巨万の富!
魔法列車が大地を走る!飛行船が大空を渡る!
夢追い人達よ集え!未だ見果てぬ『新大陸』へ!
【参加するにあたって最初に必ずご一読頂きたい世界観、設定集】
ここだけ魔法と才器の開拓世界戦乱の時代から、遍く欲望を踏破する開拓の時代へ!夢追い人よ、参画せよ!
果ての無い冒険の大地へと踏み出すのだ!
~あらすじ~
長きに渡った旧厄戦争は共和国の勝利で幕を閉じた、多くの血が流れた戦乱の世は晴れやかに舞台を去り、失ったものを取り戻し、更に新しいものへと手を伸ばす開拓の時代がようやく訪れたのである。
戦災と深い傷跡からの復興を遂げた人類が、未だ謎多き新大陸の開拓へと勇んで踏み出してから、はや百年近くの時が過ぎた。
今もなお、この広大な大地は欲深き夢追い人達の冒険心を擽ってやまない、ダンジョンや、魔物や、謎や、危険な香りに満ちて誰もを誘い続けていた。
Q:どんな世界?
A:魔法列車が大地を横切り、飛行船が空を飛ぶ、魔法を主要な原動力にして発展した、産業革命期ヨーロッパの様な背景の近代風ファンタジーです。(※イメージは大体「ハウルの動く城」と同じかそれよりちょっと発展しているくらい)
---まずはここから---
世界観案内入り口
新大陸案内入り口
キャラ登録のすゝめ(キャラクリエイトの一例へ)
-------------
才器と魔法の一覧へ
登録済みキャラクター一覧
魔物、魔獣の一覧00m.in次スレは>>190を踏んだ方がお願いします!
- 2◆inHfJzxsMg25/07/08(火) 21:38:11
【前スレ】
【R-18】ここだけ魔法と才器の開拓世界【置きレス推奨】|あにまん掲示板長い戦乱は終わりを告げ、世は開拓と冒険浪漫の時代へ!凶暴な魔物、荒れ果てた大地、北の氷原、南の砂原、積み重なる栄誉、名誉、巨万の富!魔法列車が大地を走る!飛行船が大空を渡る!夢追い人達よ集え!未だ見果…bbs.animanch.com【マナー及び注意事項】
・即レス豆ロル等でどんどんレスを流していく行為の禁止(「スレに参加する纏まった時間が取れない!」「スレのアクティブな時間と自分の取れる時間にズレがある!」という方に向けたのんびりペースでも参加出来るスレを目指しています)
・絡んでいるお相手を無言で待たせる行為の禁止(置きレス推奨ですので時間が掛かることは良いですが、あまり長く待たせてしまいそうな場合はご一報しましょう)
・上記のルールに抵触していない方に対する過度に返信を急かす行為の禁止
・最後の返信から三日間(72時間)以上ロールが進展しない場合最後に返信をした方の判断でロールを切り上げることが出来ます
・確定ロール、オウム返し、無敵、全回避、過度なマウント、その他「自分がされたら嫌な行為」全般の禁止
・上記でなくともお相手から「やめて」と言われた行為の禁止
・R-18、R-18Gロールの強要禁止
・版権設定をそのまま利用することの禁止
・異世界転生、異世界転移を彷彿とさせる様な設定、及びメタネタ使用の禁止
- 3◆inHfJzxsMg25/07/08(火) 21:39:49
【想定されるQ&A】
Q:キャラクター登録やトリップの使用は必須ですか?
A:同一設定のキャラクターで複数回ロールに参加、長期に渡って参加されたい場合はどちらも必須でお願いさせていただきます!そのロール単発でのご参加や討伐される魔物、魔獣役を好まれる場合なら、上述の禁止事項に抵触しない範囲でご自由にどうぞ!
Q:キャラクターの登録数に制限はありますか?
A:ありません!なので一度お試しに作ってみたキャラが動きにくいなと感じたりしたら別のキャラを作っても良いのよ?
Q:初期設定が多すぎる、複雑過ぎる!
A:ごめんなさい!!!!!!言い訳はいたしません!!!!!!どうしても理解が進まないという場合は、「とりあえず参加」してみていただいて、「こんな感じでええのんか?」とご確認をしていただくか、もし問題がありましたらこちらで指摘いたしますのでご容赦ください!
Q:魔法習得周りのコスト制ってなんだよ!キャラクター登録が小難しいんだけど!
A:スレ主なりに考えてみた「キャラ作成の自由度」「インフレの抑止」「キャラ間に於けるパワーバランスの崩壊阻止」の三兎を追ったシステムです、難しくなってしまってすいません、ゲームのステ振りをするみたいな感覚で触れていただけると冥利に尽きます!
Q:R-18指定……はは~ん、エロスレか?
A:“どう見えるか”だ。描写に制限をかけない為だけのR-18指定です、ワンクッションさえあればエロもグロも大丈夫、スレ主は青年誌くらいの濡れ場や一般誌元ネタのエロ同人誌とかが好きだからそんな感じの傾向になります、苦手そうな人に強要はダメ、絶対! - 4◆inHfJzxsMg25/07/08(火) 21:41:00
- 5リコ◆M6F9IPFpqs25/07/08(火) 21:43:03
保守属性魔法
- 6凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/08(火) 21:43:25
立て乙魔法
- 7クレタ◆0gHACDMwsHIC25/07/08(火) 21:44:01
ほしゅ~
- 8二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 21:45:43
このレスは削除されています
- 9二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 21:49:00
このレスは削除されています
- 10凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/08(火) 21:58:44
※保守
【ある広場】
【虚に空を見る双眸は
かつて無くしたものを眼に収めるようで】
…うん。もう忘れちゃった。 - 11ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/08(火) 22:02:52
さーて、今日は何飲もうかな…?
(たておつ) - 12ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/08(火) 22:40:34
前スレ199
ん?
よう、さっきぶり。
(はいってきた無愛想な顔の、共に戦った友人を軽く笑って会釈する) - 13二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 22:40:54
このレスは削除されています
- 14凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/08(火) 22:42:56
- 15ブレド◆EgTBtFCev.25/07/08(火) 22:43:24
- 16ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/08(火) 22:50:22
- 17凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/08(火) 22:52:40
- 18クレタ◆0gHACDMwsHIC25/07/08(火) 22:56:11
※前スレ200
稲光の如く力強い声を聞きながら空いた椅子に視線を向ける。どうしようかと逡巡するも職員とのやりとりや、偉丈夫といった佇まい。名うての開拓者であろうことは経験と獣人の本能が解した。
「私の眉を……面白い言い回しですね」
叩かれたことで示される空席に腰を落とす。人間族だけでなく、クレタのような人種にも対応した椅子はしっかり支えてくれた。まれに、大柄な種族を想定してない場合に椅子側を壊すというトラブルはなくもない。
「そうですねえ、悪い人ではなさそうです」
開拓者になってかは数年は経つも経験も知識も少ないため比較的自分を若輩と認識している彼女は先達に軽い相談という形で会話をする。守るべき存在がいて、これまでローリスクローリターンな依頼をこなしてきていたが、リターンを増やすためにそろそろリスクを上げることを検討しているのだと。 - 19ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/08(火) 22:56:11
- 20ブレド◆EgTBtFCev.25/07/08(火) 22:58:26
- 21凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/08(火) 22:58:40
- 22ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/08(火) 22:59:06
- 23ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/08(火) 23:01:59
>193
「世界中をですか!それそれは大きな目標をお持ちですね。ユーなんてお小遣い稼ぐためだけに開拓者やってるようなものですよ、見習わなきゃなぁ……」
>198
「ええ~、おにいさんのような人も狼になってしまうんですか。き、きをつけます……」
そうは見えないけどなぁとボソリと呟いた後、シードルを一口含む。
(ブライ・イエローケーキかぁ。もうそろおっちんじまうっつう噂はあったけど、アイツ死ぬ間際に善意に目覚めるって質じゃねえだろ。人集めてなんかやろうって魂胆か、何か別の目的があると見ていいだろ)
ならばと
「慈善事業…!素敵なことじゃないですか!
ここら辺の森でしたら歩きなれてますし是非とも参加したいです!」
何も知らない少女のフリをして参加を表明。
- 24ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/08(火) 23:04:46
- 25ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/08(火) 23:06:04
- 26ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/08(火) 23:06:32
(あ、ごめん果実酒頼んでくれてたんだね。果実酒でのみ比べます)
- 27ブレド◆EgTBtFCev.25/07/08(火) 23:07:53
- 28凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/08(火) 23:09:00
- 29ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/08(火) 23:11:13
- 30二次元好きの匿名さん25/07/08(火) 23:16:36
このレスは削除されています
- 31クレタ◆0gHACDMwsHIC25/07/08(火) 23:16:56
- 32ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/08(火) 23:22:48
- 33リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/08(火) 23:28:39
【話を遮らないように、だが話は聞けるように、静かに酒場に入って物音一つ立てずに椅子に座る】
今日はどんな情報が手に入るのだろうか……あ、林檎酒ください
というか普段来ないからか見慣れない人が多いな
【静かに入って魔法を使った訳でもないため気配も完全に死んではいない事に気付かないまま中にいる人達の顔を見ている。】
【それからお願いした林檎酒が届き、お礼を言い飲む。】 - 34凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/08(火) 23:33:18
- 35ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/08(火) 23:39:25
- 36凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/08(火) 23:42:20
- 37クレタ◆0gHACDMwsHIC25/07/08(火) 23:45:22
「そうですかあ?」
戦斧や戦鎚を用いて、巨躯と剛力で敵を薙ぎ払う戦士のイメージが強いであろう種の獣人。それが小手先の戦法を選ぶことをとやかく言われることもあるので、褒められてまんざらではなさそうに微笑む。
「これは……クレタさんのミルクです。お話を聞いてもらえたお礼に、どうぞ」
商品名でもあり売り手と生産者を、名を売る意味で口にする定型文と共にギルドの印が付いている商品を渡そうと、胸の前に両手で優しく持って差し出す。帰りの道中に新たに補充した物だ。
「魔力回復、負傷にも効果がありますよお」
中の下等級の回復薬の効果くらいはある。その効果は、ギルドが保証しているので安全性などはクリアしている。
- 38ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/08(火) 23:52:38
「大事の前の小事というわけですね。あっ!いや…でもなぁ……」
何かを思い付いたかのようにパアッと表情が明るくなったが、すぐにそれは消え失せ何か考えるかのように髪を弄る
そんな仕草を見せつける
「でしたらさぞ色んなお歌をご存知なのでしょう。機会があれば聴きたいなぁ、なんて。また機会があればその時お聞かせくださいね」
(一緒にいきてえとこだったがアテが外れたか?まあ次策はもう仕組んでるからいいとして、だ。
チッ、面倒なのに絡まれたな)
カットされたフルーツを頬張りながら内心舌打ちをする。いつもならば喧嘩を売られたと見なして先制攻撃をするところだがそういうわけにもいかない。
なのでここは一端絡んできた奴らを無視することとした。
さに突っ掛けてこられたら誰か勇気ある王子様が対応してくれるだろう。周りに玉なししかいないんだったらバレないよう処理すればいい。
- 39ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/08(火) 23:59:09
- 40ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/08(火) 23:59:14
- 41リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/08(火) 23:59:46
【酔ったチンピラに絡まれてるのを傍目から林檎酒を飲みつつ眺めていた】
あんな子に絡むとかあのチンピラも酔い過ぎだなー、止めた方がいいかな…
【林檎酒を置いてチンピラ達を観察している。今この場で騒ぎを大きくしたら情報が手に入らない。だがそれでは絡まれてる子が可哀想、どうするか迷っている。】
- 42凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/09(水) 00:02:46
- 43二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 00:13:39
このレスは削除されています
- 44ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/09(水) 00:15:20
おう、またその時の仕事でな
- 45二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 00:17:01
このレスは削除されています
- 46クレタ◆0gHACDMwsHIC25/07/09(水) 08:25:01
- 47シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/09(水) 08:40:54
※ぎゃあ消えてる…!書き直して再投降失礼します
【酔ったチンピラは無視された事に逆上していく
「なんでい無視しやがって!」や「お高く留まりやがって!」などと言いつつ赤らむ顔で振り上げられるは太い腕
”王子様”は如何に!】
「勿論だお嬢さん(レディ)。その時はとっておきの一曲を披露しようとも
シルヴァン・ウィンドシードをどうぞ宜しく
そうだね、病の恋人を助ける為に秘宝を盗み出す冒険とその後の逃避行だとか」
【ハープを鳴らすように指を空で動かしながら、涼やかな顔は少女と同様チンピラを無視しているかのよう
指の動作で静かに振るわれる風の魔法の手は勝手知ったる馴染の酒場の厨房へ
竈の火の奥より導かれる風と空気、酸素少ないソレが酔漢の鼻を擽ればくらりと眩ませ倒れるだろう
「酔っ払いが急に動いてくらりと寝落ち」詰まる所はそれだけに
…もしも、”王子様”がいなければそうなるだろう】
- 48依頼書「森林調査」◆3c/VYbauFY25/07/09(水) 08:54:22
※再掲:興味を持つロールをして下さっている方も居ましたので出しておきます!
詳細は裏スレ参照。受ける悪徳商人とのロールは好きに扱ってやって下さっても大丈夫です
【もしも依頼を受けたならば悪趣味な豪邸にて面会を受ける事になる
ぎらぎらと金が眩しい悪趣味な家、目利き自体は確かなのだろうが…同時に私宅に飾るようなものではない芸術品が並んでいる部屋に徹される
依頼人である悪徳商人、悪い噂の絶えないブライは見ればもうそれなりの歳、この上り詰めた立場には見合わぬ憔悴が見える
君が依頼を受けたいと言えば、或いは詳細を問えば
「うむ、わしもこの街を愛する1住人として、そして豪商としての尊き義務として…」
などと美辞麗句を並べるだろう。ごく普通に受けるのならばそれだけだ
ただし…腕が良く順法精神が無さそうに見えれば、或いはそちらの方から匂わせたなら「後で裏門に回ってきなさい」とさりげなく伝えられる事になる】
「おほん…さて、来たという事はリスクを負う覚悟はある。…そうじゃろう?」
【来たあなたに明かされる本当の依頼は長寿の秘薬と噂されるグリーンドラゴンの卵の密漁
盗み出し彼に密かに渡す事。結構な前金を受け取り契約書を交わす事となる
──この時点で官憲・公所に行っても共犯になるものとする
逆に言えば裏切った所でこの悪徳商人によるもの以外の公的なペナルティは無いが
受けた者はそれぞれに向かい現地で出会っても良いし
「集まりたいならここで待て。他の奴が来るかは知らんが」と酒場の一室位は貸し切っていてもくれるだろう】 - 49ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/09(水) 09:27:08
あくまで"1アイデア"として聞いてくれ?
回復ポーションってのは色々とあるが、
それの違いは回復効能のある薬草の割合が
どれだけ高いか低いかだ....だが同然、その
薬草の割合が高くなる程に味が悪くなってな
強いポーションは苦味とエグ味がまぁ強い....
そこでだ、この回復作用のあるミルクと
上級のポーションをブレンドする事で、
このミルク単体より更に回復作用を高めつつ
味をポーションのみより改善した物を作りたい
話に聞く極東のマッチャラテ?みたいなもんさ
仮に上級のポーション単体で体力を8割、
ミルク単体で体力を3割回復出来るとしたら
半分こに割れば5割強の体力を回復出来る筈だろ
更に薬草の溶媒分コストを削って考えれば........
中の上、もしくは上の下辺りの効能を持ちつつ
中級ポーションより少しだが安いモンが出来るし
何よりミルクのお陰でそれより遥かに飲み易い!
勿論、全部のミルクをそれにしろとは言わんが
実験的に販売するには悪くないと思う....どうだ?
(ちなみに儲けもミルクのままより少し多いぞ、
と紙にペンで記してクレタへと見せる)
もし混ぜ物はちょっと....となるんなら、
また違った稼ぎ所の案は出せるぞ
- 50リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/09(水) 10:53:25
※こちらも再投稿しておきます!
【太い腕と見比べると細い腕だが相手は酔ったチンピラ、振り下ろされるより先に相手の腕を掴んで止めようとする。】
流石にこの場で暴れるのはいかがなものかと、あなた方が女性に酌してもらいたいのは分かりますがそれをやっていては女性は近寄ってこないと思われます。
無視されているのが悲しいならもっと飲みましょう、ここでは酒が出ているのですから。
【情報より安全を取ろうと決めそう言う。魔法を使えば一発だと思っているがここには他にも人がいるため安全性を重視して魔法は使っていない。】
【だが酔った相手というのはこういう事を言われても無視する傾向にある為警戒はしている、いい人達である事を願うが。】
- 51クレタ◆0gHACDMwsHIC25/07/09(水) 17:39:06
色素の薄い髪の横から生えた牛耳が名うての開拓者の話を聞き逃さないように動く。難しい話は正直に言うと完全に理解したとは言えなかったが、渡された紙に書かれた数字と方法だけでも飲み込む。
「何かを混ぜるなんて考えたこともなかったです……でも美味しく飲んでもらいたいですね~」
クレタが販売するミルクは出所も特殊であればその効能も普通のミルクとは違う。そして種族的に料理の材料にすることはあっても何かを混ぜるという発想もなかった。
「それに元手が掛かってしまいますねえ。薬草だけでも採集して……ほろ苦くてちょっと効果が高まったり?」
食事などにより蓄えられた魔力をミルクとして保存し、新鮮さにもよるが回復効果を得られるのがクレタが売るミルク。混ぜ物をしてどうなるのかは試したことがない。
「……考えてみますねえ。案、聞かせてもらえるのなら聞きたいのですけど……あまり出せる物はないですよお」
まだ出せるとしたらミルクになる。
- 52ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/09(水) 18:31:08
あァ、これは商売とはちと違ェんだ
まーアレだ、少し恥ずかしい話にはなる
....ちったァ名の知れてきた頃調子に乗ってな
エデンに昔、特注で一軒家を建てたんだが...
開拓の仕事やら趣味やらを熟してて気が付いた
"別に家建てなくても良かったな"、ってよ
偶に帰ってみると埃は積もってるわ何やらで、
どうも帰る気が失せるし....かといって売るのも
自前で建てた分何とも気が引けてよ........
んで、丁度そこに住んでくれる奴を探してる
むしろ金払ってでも住むのを頼むぐらいでな、
俺としちゃその人に人の住める環境を維持して
貰いたいワケだ....時たま俺が気紛れに帰る時も、
どうせ居間のソファで寝起きする程度だろう
だからどうだ?"ハウスキーパー"として、
俺の家を埃と蜘蛛から守っちゃくれねェかい?
流石に潤沢じゃあねェが、礼金も毎月出すさ
(これは彼が最近考えている問題であった。
勿論下心は無く、純粋に困っていたのもあり
ある程度広いあそこならクレタの他に誰かが
入っても余裕をもって暮らせるだろう...という、
ラクレスなりのちょっとした計らいでもある)
- 53酔っ払い◆3c/VYbauFY25/07/09(水) 19:27:14
【腕を掴まれた酔漢は眼を見開き、だが齢16歳の猫少年と見れば酒臭い息を吐き】
「なんだ、王子様気取りか…ぐ!」
【ぐっと掴まれた腕に力を入れ睨み、眼力比べの様相とでもなるだろう
だがあなたの緑の目、そこに宿る”これを使えば一発ではあるが…”という余裕を読み取れば不味いと幾らか酔いも醒める
さりとてすぐさま詫びて引くには引っ込みが付かず、あなたが見据えるならば暫し硬直状態が生まれ数秒、どくんどくんと心臓の音が響く】
【そして助け舟が来る】
「おいおい!飲み過ぎだぜ手前!いやあ済まねえなお嬢さん、兄ちゃん。
これ迷惑料。飲み直しにでも使ってくれや」
【酔漢が共に飲んでいた仲間だ。あっはっは馬鹿やってると酔いの陽気に見ていたのが、現状に気が付けばひやりと血の気も引いて急いで事を納めに来たのである
酔漢の懐からさらりと金貨を一枚出してテーブルに置くやずるずると店の外へ】
「くそっ、この後遊ぶ金が…何?す、済まなかったなあんたら!」
【ほっとしつつも愚痴るような様子で相方に引き摺られる酔漢
それがぼそぼそと助け船の仲間に耳打ちされるや蒼白になり、慌てたような詫びの言葉と共に退出
岡目八目、ちょっかいかけた酔漢自身には気が付かなかったものを見て気が付いて動いたのだろう
もしもそれが割とその手の稼業で知れているのであれば「傭兵団の跡取り娘」の噂
店主がそろそろ冷たい視線を向けて来ていた事
或いは他にも助けの為に静かに動いていたものの魔法や殺気の気配。そういった内の何かを】
- 54ブレド◆EgTBtFCev.25/07/09(水) 19:33:40
- 55リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/09(水) 20:30:04
- 56ブレド◆EgTBtFCev.25/07/09(水) 20:45:29
【自分から言い出したのにあっさりダウンした少女】
- 57ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/09(水) 20:51:09
(チッ!察してろよ!パーティ誘ってこいよ!てめえ男だろうがよぉ!)
内心毒づきながら言葉を紡ぐ。いいだろう、そちらから来ないのならばこちらから行くまでだ。
「いえいえ、ほんとなんでもないんです。
パーティの面子が揃わなかったら立候補したいな~って、ちょびっと思っただけです。
ユーみたいなへっぽこじゃあダメ…ですかね?」
上目遣いをしながらそう問う。
「キャー!ユーそういうお話大大大好きです!ほんっといいですよね…」
紅潮するのを隠すよう頬に手をあて、夢見る少女のようにうっとりとした目で答える。この言葉には裏表ないというのが驚きである。
ふと鼻に入ってきたのは煤のにおい、炉のにおい。それは風にのって酔っぱらいへと向かっていることまではわかった。
(ははーん、さては誰か助け船を出したな?王子様ポイント+1!!)
(そうそうそうそうそうそう!こーいうのでいいんだよこういうので!あたし今サイコーにいい空気吸ってんなあ!)
「わわわ!あ、ありがとうございます!」
大仰といえるほどに大きく頭を下げてお礼をする。
「お礼になにか……
(身体!はどう考えてもダメだろ?金も…なんか違うよな。ヒントねえかな。おっこいつあたしと同じように酒頼んでるじゃん)」
「あっ、そのお酒!爽やかで飲みやすくておいしいですよね。あんまりお酒が得意じゃないユーもこれならばゴクゴクいけちゃいます!
そうだ!よければお酌しましょうか?」
- 58クレタ◆0gHACDMwsHIC25/07/09(水) 20:51:12
要は持ち家がほぼ無人なので給与と住む権利の代わりにハウスキーパーをしないかという提案に
「ごめんなさい」
と少し申し訳なさそうに返した。
開拓者の先達としての信用はあるが個人に対する信用はまだない。と言ってしまえるほど疑念があるわけでもないがそれでも普段誰も住んでないといえども自分の家に住まないかと突然言われて軽々しく頷くことはできなかった。
「息子もいますので……お掃除をしてほしいというのなら、依頼は受けますよ」
住む家に困る生活をしていたなら頷いていたが一応は生活はできている。住んでお金が貰える広い家というのは魅力的だが、自分だけでなく家族もいるので腰は重い。
「……それに私、そんな器用でもないんですよお」
照れ臭そうにハウスキーパーに相応しくない理由を付け足した。
- 59ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/09(水) 20:59:47
- 60ブレド◆EgTBtFCev.25/07/09(水) 21:05:55
- 61リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/09(水) 21:06:44
- 62ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/09(水) 21:08:35
- 63シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/09(水) 21:13:34
「ああ、ありがとう!
対応してくれて助かったよ。恥ずかしながら対応も間に合わなったのでね」
【お陰であのお嬢さんが恐怖に震えずに済んだ。そう静かに、しかし深々と感謝と共に頭を下げるエルフの男】
「さて、流石にこちらにも聞こえなかったが…存外店主の武勇殿かもしれないな
あれで昔取った杵柄。大喧嘩した者が纏めて裏に積み上げられた事もあったとか
──ああ、残りの林檎酒も少ないようだし、良ければ彼がおいて行った迷惑料でどうだい一本?」
【そう摘まむのは置いて行った金貨。まあ普通に今日の奢り位にはなりそうな額という所
延々腕相撲だのやってる所の余った椅子を持ってきてどうだい彼女のいるこのテーブルで?と】
「ああ、恋物語はいつだって人を惹きつける
飛び切りのを用意しておくし」
【さらっと酔漢の置いて行った金で林檎酒を瓶で一本
御礼に酌を。との言葉や動作を見てテーブルにコトリと置きつつウィンク一つ
「”ネタの仕入れも歓迎さ”」とあなただけに聞こえるような小声で】
- 64ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/09(水) 21:19:54
- 65リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/09(水) 21:24:04
いえいえそんな、あなたが頭を下げる必要はないですよ
悪いのは酔った人達ですから
【感謝されるのは嬉しいが、頭を下げられては恥ずかしさもあるがそこまでの事はしていないと自身の中で思ったため、エルフの男の人に頭を下げないように苦笑しながら伝える。】
【そして面白そう?かどうか分からないが店主の武勇伝を聞けてほぇーと呆けた声を出しながら林檎酒を飲んでいる。】
【そして空になった所を見られたのか一本どうかと誘われ迷うが流石にここは乗ってもう少し情報を教えて貰った方が良いだろう。】
いいんですか?なら良ければお願いします!楽しみです!
【余った椅子を持ってきたのを見て座っていいか分からなかったので顔を見てから頷き、その椅子に座らせてもらう。】
【こんなだが内心緊張しまくっている。】
- 66ブレド◆EgTBtFCev.25/07/09(水) 21:25:30
- 67ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/09(水) 21:31:05
- 68ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/09(水) 21:33:40
- 69シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/09(水) 21:39:20
「何とも謙虚だね。ではここまでに…となると恩人殿などと呼ぶわけにもいかないな
名乗っておこうか。シルヴァン・ウィンドシード、吟遊詩人さ
…まあ楽器は今壊してしまって次の完成待ちだけど。これはこれで定番ネタに出来そうだな…」
「しかしこの数日でも随分と事が動いたものだね
ゴブリンの襲撃が解決し物流が動き、"雷公"(アステリオス)ラクレスの帰還に街は沸いて広場沿いの宿屋は満杯
その勢いに乗っての調査といった依頼までだ。開拓者達にとっては仕事時というものだよ」
【それにあれにこれに、しれっと雑談として情報を流すエルフの男
頭は下げずも酒場で耳を傾けていれば手に入るような”風の噂”の多くを纏めて簡潔に】
- 70クレタ◆0gHACDMwsHIC25/07/09(水) 21:46:00
「あ、いえ。お話を聞いてもらいありがとうございます~!」
相手が立ち上がると同時に立ち上がり、手を慎ましく振り相談に乗ってくれた先達を見送り感謝する。
「……失礼なことしちゃったかも」
せっかくこんな返せる物がないような自分に親切にしてもらったのに警戒し疑うような対応をしてしまった気がした。
「うん……お掃除、依頼されたらがんばりましょう」
本当に頼んでくれたのだとしら、今度精一杯できることをやろうとクレタは決める。山人の偉丈夫が見えなくなるまで手を降ってから、ミルクの売り方について試してみようと歩き出した。
- 71リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/09(水) 21:54:58
あ、えっと僕はリディア・ティエンズです。
これでも開拓者…だと思います、よろしくお願いしますシルヴァンさん。
【自己紹介されたならこちらも自己紹介を、これは古来からの挨拶の鉄則である。】
【もちろん相手が偽名などの場合もあるだろうがこの場では偽名なんて使わないという謎の信頼感があったために、こちらも偽名を使わずに伝える。】
【そして情報、なぜここまで街が賑わっているのかの情報であるが開拓者の仕事時というものが来ているらしい?】
そうなんですかー…知りませんでした…教えてくれてありがとうございます
【そう、開拓者になったのも1年程前であり開拓者の中ではペーペーもいい所で開拓者になった時の状況も家出してからなったものだからココ最近の街の状況もよく知らないのだ。】
【だが簡潔に情報を与えてくれた目の前のシルヴァンにはお礼を言いつつ頭を下げる】
- 72ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/09(水) 21:55:26
- 73ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/09(水) 22:08:37
- 74シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/09(水) 22:09:02
「何、単なる雑談さ。あえて言うなら話を振るのは年上の甲斐性といった所かな?」
【さて、お礼は情報という形でこんな所かなと区切れば律儀な礼に肩をすくめて
ピン。と指で弾いて見せる長耳、長命であるエルフの証
ユーお嬢さんの酌が弾むよう林檎酒にあったチーズを注文して好きに取るよう置いたりしつつ】
「まあいい時期というのも比較すればという話さ
何せここは新大陸!魔獣に未知に、持ち込まれたり隠された秘宝の類
ネタに困る事はまずない位のものだからね
ほら、僕なんかは不思議な道具の話だとかあろうものなら即ち飯の種だしね」
【無論する事を選ばなければ、或いはそれなりに知識を得る伝手があればであるが】
「おや噂をすれば影。
もうご到着だったとはね"雷公"(アステリオス)。これなら明日には広場の宿も空きそうだ」
【ようこそエデンへ。冗談交じりに恭しく礼をしてみせる吟遊詩人の道化振り】
「何という事も無いさ。戦利品の評判は上々だったかい?
まだそこまで話が流れて来ても居ない辺り、誰が買い付けるか情報戦でも始まってるのかな」
【くすくすとふざけた様子で笑ってチーズをぱくり一口。うーん森じゃあ味わえない味だねえと】
- 75魔獣学者◆YMmFsKxocY25/07/09(水) 22:10:47
「なるほどなるほど。僕にとっても一石二鳥ですし、何の問題もないですね!」
【表向きの森林調査の依頼のみを受けることになった。商人の視点で倫理観が絶妙に判断しづらい位置にあり、”裏”を任せるにはリスクが大きいと判断したようだ】
- 76ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/09(水) 22:19:46
- 77凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/09(水) 22:24:36
採集より、討伐のほうが楽だね
【採集系は求められるものを、固有魔法のコストで
忘れてしまう可能性も考慮して討伐系の依頼を片付けていた
その場にいる敵全てを射殺すれば終わるから、忘れても問題なく
遂行できる】
…酒場、行こうかな。 - 78ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/09(水) 22:27:01
ん、よう。、
- 79リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/09(水) 22:29:23
【随分と手慣れてるな…?と思いながらも口には出さずに頭を下げて入れてもらった酒をぐびぐび飲む。】
ふぅ…あなたは飲んだりしないんですか?私だけが飲んでてもアレですし一緒に飲みませんか?
【確かにお酌してもらえるのは嬉しいがそれではこの子が楽しめないのでは?と思い誘ってみる。そして誘ってからそういえばこの子の年齢知らない事に思い当たり少し遠い目をして自分を責める。】
年上の甲斐性ですか、なら私も年下の子と出会ったら話題触れるようにならないとですね。
【チーズが置かれたのを見てカッコイイ…こうやって気遣い出来る人になりたい…と内心思う。】
【魔獣や秘宝の類。確かにネタに困る事はまずないだろう、だからこそその情報を手に入れるのに躍起になってる者もいるのだが。】
- 80シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/09(水) 22:53:30
「ああ、きっと佳い大人になると思うよリディアさん
序にその辺出来るとモテる」
【後半は茶目っ気。冗談と分かる崩した言い方で】
「どうしても開拓者なんてやっていると荒み気味だからね
今の真っすぐさを持ち続けてくれれば吟遊詩人としても嬉しいかな
…やっぱりそういう人が主人公の方がウケるしね」
【ぼそり】
「ああ、それじゃあありがたく頂こうかなお嬢さん(レディ)
うん、涼しい風をたっぷり受けた酸くも詰まった実の林檎、それを寝かせてまろやかに
加えて麗しきお嬢さん(レディ)の酌ともあれば…身に余る天井の美味さ!」
【恭しく酌を受けた杯を一口。】
【そして、リディアの提案を受け己も飲もうとするならばあればとくるり店主の方を向き】
「店主!あれはあるかな?ほらあのアップルパイさ、三切れ欲しいんだけど
…この前水漏れを探ったしその前は使っていない屋根裏の誇り臭さを丸々飛ばしてあげたろう!せめて二切れ!」
【貸しを訴えるも「何年前の話だ!」などと突っ込まれて結局手にしたケーキは一切れ】
「…やれやれ。随分交渉に強くなったものだよね
ほら店主が伝手で仕入れてるアップルパイ。一応商品なんだけど後で自分で食べたいから出すのを渋るんだよね…
林檎酒と一緒に食べるならこれがいい。僕はこちらの方が合うんだけど」
【1日1ホールだけの限定商品。自分はこれがあるからとカマンベールチーズを摘まんで
…酌の御礼によければどうぞ。そう差し出された皿にはアップルパイが一切れ…とさりげなくフォークが二つ】
「おっと、そうなると余り突っ込むわけにもかな
僕も首は未だ惜しい。耳なら少しくらいはいいんだけど」
【首をさすって見せるエルフ&エルフジョーク】
「まあ一番の土産は無事に帰った事だろうしね…真面目な意味でも観光的な意味でも」
【雷公まんじゅうとか雷公せんべいとか雷公シールとか】
- 81ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/09(水) 23:08:14
「んーー……多分?」
少し悩んだあと、何だか自信なさげにそう答え
「ユーは雨雲を作ることが出来るんですよ。だからそれ利用すれば雷も落とすことも出来るのかなぁ……。
というか、よくわかりましたね!何か種でもあるんですか?」
能力については深掘りされたくない、戦えることがバレたくないからだ。やっぱヒロインは守られてなんぼでしょ。
というわけで話を反らそうとする。
「いい飲みっぷり!ふふふ、これじゃあユーも飲まない訳にはいかなくなっちゃいましたね」
グラスはすでに空になっている。グラスの口を傾がせて酌んでくれよと催促を。
「そんなに誉めてくれたって何もでませんって~。あ、飲み終えた次の一杯なら出せるかもですよ?」
冗談めくよう微笑みながら返答し
「アップルパイ!こんなものまでいいんですか!お酒のみならずデザートくださるとは……ありがとうございます!」
(フォーク2本。今北ドワーフのおっさんは食わねえだろうし、あたしとあの子のぶんって訳か。かー!粋だねぇ!)
- 82ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/09(水) 23:09:51
なあ、えっと……
(ユーに) - 83リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/09(水) 23:27:22
その辺できるとモテる…ですか?
【確かにモテたい願望がない訳では無い、なぜなら年頃の男子としてそういう感情は持ってしかるべきであろう。】
【だが開拓者になってからはモテる事を考えていなかったため少し言葉に詰まってしまうが冗談で褒め言葉だと察知し微笑がこぼれる。】
開拓者の方は荒み気味か、いずれ僕も荒んじゃうのかな?
【未来なんて分からないがそれでも未来の自分を考えずにはいられなくなり考える。】
【少し荒んだ自分というのは想像出来なかったが真っ直ぐなままでいればシルヴァンさんは嬉しいと分かり笑顔ではい!と言った。】
【傾がせたグラスに林檎酒を酌む。自分が受けた時と同じくらいでいいか?とグラスの八分目まで入れようとするが勢い余って九分目まで注いでしまい少し焦るが零れてはいないからセーフ、と謎の基準を満たした。】
こんな感じでいいかな?初めてだから何か間違っていたならごめんなさいね
【苦笑しながらになるがそう言い相手の様子を見ている。】
- 84ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/09(水) 23:34:58
ハッハッハッ、耳敏いのは流石エルフだな
恩人のババ───ン"ッンン、姉御を思い出すよ
あとオレの扱いはツチノコか何かか....?
(エルフジョークに笑いつつちょっと困惑)
オレの固有魔法は雷を扱うモンだからよ、
なんとなくピリッと来たんだ、肌にな?
どうせならちょっとばかし見せてやるか....
『"黒鉄乱雲"(フェルムニンバス)』
(ラクレスの掲げた右手に砂鉄が集まり、
そのうち雲の様に見える程高速で渦巻くと
バチバチ、バリバリと光と音が鳴り始め....)
────そこだッ!
(酒場の柱に止まっていたハエを見つけ、
それを雷撃の一閃が消し炭に変えた)
....んー、店の店内なら程度が知れてるなァ
(再び酒を呑みつつ魔法を解除し呟いた)
- 85凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/10(木) 00:08:16
【それを見ていた一人の射手
自分の持ってる弾丸…何でできてたっけ】
…敵に回したくは。ないね
同じ開拓者でも…対立するかもしれない、し
【煙と銃声にかき消された思い出のかけらが脳内に浮かび上がる
戦場と流された血潮を】
- 86二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 16:00:48
- 87リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/10(木) 17:00:30
- 88ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/10(木) 17:15:38
うーん
(次のクエストを探し中) - 89ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/10(木) 20:35:16
「えへへ、やった!ユーはユー・イーツィンっていいます。
ふつつかものですがよろしくおねがいしますね。
さあそれじゃ親睦をかねて一緒にお食事しましょ。お連れの方もささどうぞ~」
席にはまだ余裕はあるだろうし2、3人増えても問題ないだろう
「いえいえお上手ですって!それじゃいただきます」
グラスを少し持ち上げて感謝の意を示したあと両手でチビチビと飲む
「あ~、やっぱおいしいなぁ…」
(クソ!ここで顔が少しでも赤らめば手で顔を扇いで「酔っちゃったな~」ってできるのに!酒に強え自分が憎い!)
「それと、エルフのお兄さんから頂いたこのアップルパイ。一緒に食べましょ?1人ではその…カロリーが、ね?」
興味深そうに魔法の発動過程を見ている。そして雷撃が鳴り響いた瞬間、耳を折り畳むとともにキャッ!と叫び驚くフリを
「ちょっとビックリさせないでくださいよ!お酒ちょっとこぼれちゃったじゃないですか(勿体ねえ)。
でもすごいですね。相手がハエだとは一瞬で倒しちゃいましよ!」
(なるほど砂鉄を導線にして電気を伝えてるってことかよくできてんなぁ。
けど電気の源がわかんねぇ、体内電気を増幅って訳でも、あたしと同じって訳でもなさそうだし……
まあ考えたってしかたねえか、別に殺り合うわけでもねえんだし)
「あ…そうですかぁ。次の予定があるんだったら無理強いはしませんよ」
(なんつうかさっきから"秘密"だの"裏"だの……こいつ気付いてんのか?
やっぱジジイは無駄に長生きしてるだけあって面倒臭えなぁ)
- 90イレーネ◆jfQu6oXIMq6d25/07/10(木) 20:44:14
【この修道服に身を包んだ開拓者は、サラマンダーの剥製、古代文明の花瓶、名の知れた画家の肖像画。そんな価値あるものが誇示するためだけに並ぶ豪邸にありながら、嫌悪の情を抱くことはなかった】
「森林調査の依頼、ですか。」
『うむ、わしもこの街を愛する1住人として、そして豪商としての尊き義務として…』
「………取り繕うのはおやめ下さい、ブライさん。」
【美辞麗句を遮る様に口を開き、そしてにこりと笑う】
「ああ、私としたことが申し訳ありません。皆まで言わずとも……ええ、ええ。分かっておりますから。」
「かくいう私も、祈りだけではなく、先立つ物があってこそ幸福を追い求めることができると信じておりますよ、ふふ……。」
【商人の焦燥は一瞬深まり、而して暗い彫りを帯びた平静へと立ち戻った】
【商人は言う。では一度裏門の様子を見てくれないか、と】
【修道服の女は頷く。確かに承ります、と】
【……そしてその場に歩いて行ってみれば、明かされたのは──密漁】
「(……)」
「(な、何故です!?私はブライさんの焦燥が心配で、その原因を打ち明けて欲しいと頼んだだけですのに!?)」
【だから、取り繕うのはおやめなさいと言った】
「(ですが見て分かりました、ブライさんは老いによる身体能力の低下に悩んでいらっしゃる!語って頂くこともないと慌てて取り消したのが拙かったのでしょうか……!!)」
【だから、分かっておりますと言った】
「(祈りではなく実際に効果のある行動こそが救済には肝要であると申し上げただけなのですが!!)」
【それこそ、祈りよりも先立つ物が必要であるという認識だった】
「(あっ、裏門の様子を見に来ましたが全く異常はありませんでしたよ!?)」
【そして彼女は天然だった】
『おほん…さて、来たという事はリスクを負う覚悟はある。…そうじゃろう?』
「ええ……お元気そうで何よりです」
【引き攣った笑みを浮かべる。その貼り付けたような笑みは皮肉にもこの場によく溶け込んでいた】
【だが、ブライの畏れと怯えは本物であった。それは、救済の対象であった】
【だからイレーネは契約書を交わし、酒場の一室で待つことを選んだ】
- 91ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/10(木) 20:55:03
そうだな....姉御はそういうのアレだったわ....
(救助者されたのにコキ使われた過去を思い出し)
うしっ、そろそろ時間だな....あぁそうだ
話の礼に取っときな、ソレ壊れてんだろ?
コイツを使うか売るかすりゃマシになるさ
(何やら鞄から輝く金属の結晶を取り出すと、
それをシルヴァンの前へそっと置いた)
ガッハッハッ、外ならこんなモンじゃねぇ
まさしく稲妻そのものを出してやったさ!
んじゃあな嬢ちゃん、
もし暇があったら中央広場に来ると良い
(グビッ、と残った酒を飲み干し立ち上がり
店主に金貨を渡してふらりと立ち去った)
──────────
───────
────
....さぁ!待たせたな野郎共!!!
今回の遠征でオレは南方の島々へ旅立った!
その戦利品を大・公・開すんぞォ!!!
ラクレスの背後には何やら布に包まれた品々と
そして、黒い馬が引く大きな檻があった
- 92ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/10(木) 20:58:15
- 93リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/10(木) 21:24:11
- 94ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/10(木) 21:58:06
「稲妻のような……えへへその時は耳栓用意しとかなくちゃですね。
またねー!ドワーフのお兄さん!」
(なんか出し物でもすんのか、気向けば行くとするか)
「はいよろしくおねがいします。
それで、早速なんですが良さげな依頼があります!
さる大商人が慈善事業で森林の調査をするそうです。ついこの間のゴブリン騒動のこともありましたし、市民のみなさんはまだ不安は残ってるに違いはありません。かって知ったる近場の森林ですし、パーティメンバーの"性能"を確かめる絶好の機会でもありますよ?ささ、どうですか?」
「コツ…とはちょっと違いますけど相手のことを思って注ぐ、これに勝るものはないと思います。
その点に関していえば先程のお酌は100点満点です。味も数倍美味しくなっちゃってました。」
それはそうとアップルパイにフォークを刺す。パリっとしたパイ生地とジュワっとした中の具の感触が伝わり、これは相当の絶品だぞと無理矢理にでも感じさせられた気分だ。
いざ口の中に運ぶやいなや口に広がるのは豊潤なリンゴの甘味、濃厚なバター、そして主張はせずとも確かに感じさせられるシナモン。
わざとらしい甘みはなく、ダイレクトにリンゴの旨さでぶん殴ってくるようなものを食べてしまい、思わず
「うっっっっっま!!…………、いですね。えへへ、ちょっと大声でちゃいました、恥ずかしい。」
- 95ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/10(木) 22:22:51
- 96フランキー◆x/zMh9zqyE25/07/11(金) 16:07:32
【かつての素朴な実家とは真反対をいく、豪華絢爛な大豪邸。おびただしい数の美術品で飾り立てられた部屋は、もはや悪趣味を通り越して悪夢じみていた】
【そう思うのは、眼前の老人が素人目にも察せるほど、何かに対して怯えているからか】
「初めまして、ブライさん。先ずは今回の依頼を受諾するにあたって、詳細を伺いたいのですが……」
【そう尋ねてみれば、出るわ出るわ。鳥肌が立つような美辞麗句。幼い外見だから、遠慮させてしまったのだろうか】
「いえ。僕が詳しく聞きたいのは、蓋の装飾ではなく、中身の方です」
『ほう。……では、後で裏口に来なさい』
「わかりました」
【目に入った宝石箱に擬えて、少し深く切り込んでみると老人は目の色を変えた。一礼して退室し、裏口へと赴く。そこで再開した老人の表情は、前評判通りの強欲な男のそれであった】
『……さて、来たという事はリスクを負う覚悟がある。……そうじゃろう?』
「はい。間違い無いです」
【あの忌々しい黒獣の目を潰し、喉を裂く。そのためなら法に反することすら戸惑わない。若々しく、無垢な少年の皮を被ったドス黒い復讐心を見抜いた男は、言葉少なにいやらしい笑みを浮かべ、彼の手にペンを握らせた】
『集まりたいならここで待て。他の奴が来るかは知らんがな』
「ありがとうございます」
【そんな会話を交えて渡された名刺を参考にたどり着いた酒場。案内をしてくれた店員に会釈をして、扉を開く】
【相手は絵物語の常連だ。ソロは厳しい。人間性はともかく、バランスの良いパーティメンバーが揃ってくれると助かるのだが……】
- 97ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/11(金) 21:02:59
- 98リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/11(金) 21:43:12
- 99シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/11(金) 22:11:48
- 100ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/11(金) 22:21:22
- 101【森林調査】◆3c/VYbauFY25/07/11(金) 22:36:27
(※イベントシチュエーション、自由参加、>>48 及び裏スレ130参照
依頼を受けた方々が調査に行く森林のシチュエーションを出しておきます
依頼人が用意した宿の一室で合流や協力のシーンの後に来るもあり、共に来たよもあり、別々に来て(或いはそもそも”裏の”依頼とは別件で来て)遭遇するもありです
適当な所で(或いは参加者さんによる”そろそろ来て!”といった要請があれば)グリーンドラゴンの影が差す感じで)
【あなた(たち)は深い霧が漂う未だ人の領域ならざる森林の奥へと足を踏み入れる。
木々の間を縫うように伸びる獣道は湿った土と苔に覆われ、足元でかすかに沈みじとりとした感触が一つの大きな生き物の腹の中にいるような錯覚すら覚えるだろう
樹齢数百年の巨大な針葉樹が空を覆い、陽光は細い光の筋となって地面にまだら模様を描く
空気はひんやりと重く、この季節にも関わらずどこか異様な静けさが漂っている
風がそよぐたびに葉擦れの音とともに動物達が好奇心の目で見ているのを、そして身じろぎする音が聞こえる
そして小一時間も進んだ頃には森の空気がさらに濃密になる
鼻をつくのは湿った土と腐葉土の匂いに混じるかすかな獣臭、巨大な爬虫類の体臭と血と土が混ざったような不快な香り
周囲を見渡せば木々の幹には鋭い爪痕が刻まれている
まるで巨大な刃物で削り取られたかのように樹皮が剥がれ、淡い木の断面がむき出しになっている
爪痕は高さ3メートルを超える場所にもありただ大きいだけでは無い、空すら領分とする者がいる事を物語っている
そして探すなら地面にはところどころに大きな鱗が落ちている――緑青のような色合いのそれは触れればざらりと硬い
そう、グリーンドラゴンの縄張りへと踏み込んだのだ】
- 102【森林調査】◆3c/VYbauFY25/07/11(金) 22:39:00
※イベントはあくまで”こういうのどうです?”といったものであり、当然に日常ロール・別の事件のロール等を制限するものではありません
あくまでも世界の一部ではこういう一幕がというものです。他のロールや日常ロールは寧ろ是非とも! - 103ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/11(金) 22:52:31
『さて、オレは今回南方へと赴いた....
目的は何かって?そりゃあ一つしかねェ、
更なる未発見の品々、新たな物を見つける為!
とまぁ、いつもみてェな前書きは良いとして。
植物やらお宝は俺のガラじゃねェからな
まー適当に飾ってるから見といてくれや。
今回連れて来たのは危険度Aランクかつ、
出逢えば即死もあり得る強ェ化け物だ!
お前ら、"コカトリス"って知ってるか?
雄の鶏の卵をヒキガエルが孵すと産まれる、
見たものを石に変えるこれまた化け物だが....
あっちには南らしい色取り取りの鳥がいてな?
その卵をあっちの蛙が温めるとどうなるか、
その答えがコイツだ!刮目しなァ!!!』
檻の中にいたのは、2メートルと半分はあり
皮膜のある竜の翼に、極彩色の羽毛に覆われ
オウムじみた顔をしながらも爬虫類に近く、
そして、眼を闇属性の魔法で塞がれていた
『コイツの名を、"コカトルス"と言う。
早い話が南の鳥版のコカトリスって訳だ....
だから眼を閉じさせてる、石になるからな』
コカトルスは何も見えないからか、
周囲の民衆を感じ取って敏感に唸り声を上げ
バシン、バシンッ、と尾を叩き付ける
- 104ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/11(金) 23:51:51
アップルパイを食べた相手の反応をニコニコしながら見つつ
(……気付いてねえよな?
あっぶねえ!つい『うっっっま!!』なんて言っちまった。もっとお淑やかに言えただろうがよぉ!
どれもこれもパイが旨すぎるのがいけねえ、くそぉ足しげく通ってやるから覚悟しろよ店主!)
「ですよね!やっぱそんな反応なっちゃいますよね!
さすがすぐに売りきれるだけのことはあります。ユーなんてこれ食べただけでお店のファンになっちゃいましたもん。」
そう言ってもう一口アップルパイをパクり
「ん~!ほんっとおいしい!また食べにこれたらいいですね。」
「お帰りですか?
また合いましょうね、エルフのお兄さん。」
手を小さく振って見送る。
「まあ、それもそっか……」
傭兵である己は魔物と相対する開拓者と違い対人との戦闘が主だ。
ブライのような悪徳商人に雇われて商売敵の馬車を襲うだとか、相手が雇った別の傭兵と戦闘するなんてことさ日常茶飯事だ。
ブライが手広くやってる大商人と考えると、己の顔を知っている可能性はそうとう高い。
傭兵団の跡取り娘が奇怪なことをしていると醜聞されたら、自分はよくても親父らに迷惑がかかってしまう。
ならば
(しゃあねえ仮面でも被っていくかぁ)
- 105リコ◆M6F9IPFpqs25/07/12(土) 00:08:49
- 106ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/12(土) 22:19:50
『さて!これだけじゃ物足りねぇよな?』
『───おい、外せ』
怪物の眼を閉ざしていた闇は晴れ......
【ゲギャッ!!!ゲェッギャアッ!!!】
檻に向かって上空から矢を射出すると、
それに反応したコカトルスは眼を光らせ....
石に変わった矢が檻に当たって砕け散る
そして、すぐさま闇の目隠しが施された
『とまぁ、こんな能力を持ってるワケだ
Aランクに相応しい化け物だが....オレは、
現地の戦士達と協力して何とか捕獲出来た!
コイツはこの都の支配者への献上品かつ、
南方列島との友好の証として迎えられたのさ』
民衆はどよめいた。どんな冒険があったのか、
この化け物をどう仕留めたというのか....
何にせよ、目の前の男は話を続ける。
- 107ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/13(日) 21:03:20
『────よし、話はここで終わりだ
もっと聞きたい?それなら良い方法がある....
オレは、次の開拓計画を既に練り始めてる!
だがそれはオレが何処かに行くんじゃねぇ。
まだ若い開拓者の力になり、そして共に!
まだ見ぬ"何か"を見つけるのが目的だ....
オレを仲間にしてェ奴はギルドに言え!
雑用だろうが何だろうがやってやるさ!』
そんな言葉で幕を下ろした盛況に背を向け、
檻を引いていた馬を連れてラクレスは去り行く
"....あるじ。しょうかいがなかった"
『気に食わなかったら暴れるだろ、お前は...』
黒い馬は瞬く間に半透明の姿に変わり、
そして気が付けばヒトに似た姿へと変わる
獣人にも似た姿は、妖しい美しさがあった
"ふぅ。"
『じゃあオレはギルドの部屋で色々やるから、
オメーは適当に散策して良い。ただし...絶対に
人様と揉め事は起こすんじゃねェぞ?』
"はいはい"
かっぽら、かっぽらと少女は駆け出し
街中へと混じっていった - 108ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/13(日) 21:16:55
……んー……なかなか……一応伝言だけ残して先行くか?
- 109◆inHfJzxsMg25/07/14(月) 10:31:21
(※絡み待ち、先着2名様まで)
大都エデンに本拠を置く開拓者ギルドは、多方面から寄せられる開拓者への依頼を集積し、開拓者、依頼者間の仲介役を担っている。
摩擦が起こらない様に折衝、交渉を伴うその役割が組織単体で成り立つことは勿論無い、ギルドには、ギルドとしての活動を求める資産家達がそれを助ける為の資金提供を行い、活動を維持しているのだ。
例えば、戦闘を伴う依頼に於いては、武器や防具が破損する可能性だってあるだろう。
その際に破損した物品への保障を開拓者個人に背負わせるのではなく、出資者が経営する武具店の商品を通常よりも安いギルドと折半した金額で購入することが出来る。
いわばその基本理念は、助け合いの精神とも呼べるのだ。
開拓者ギルドは幾多もの出資者のお陰で成り立っている、とは、先に述べた通り。
エデンより西の郊外、閑静な住宅地の続く外れにひと際目立つ富豪の邸宅がある、ギルドに出資を行う資産家、災厄戦争の際には陸上輸送業で財を築いた名家の現当主、“オリバー・ブレガンド”の屋敷だ。
遠方への遠征となると開拓者には移動の脚が必要になる、その際に貸し出される車両の提供者が一人、と言えば誰もが一度は世話になったことのある高名だろう。
そんな資産家の邸宅が。
・・・・・
────────────燃えていた。
夕暮れ時を過ぎた、宵闇の空に噴煙が立ち昇る、住宅地にけたたましく鳴り響く火事を報せる警笛に、避難を行う人々の悲鳴、パチパチと弾ける火の粉。
蒸し暑く、赤い、明い夜だった、燃え盛る屋敷の門前で声を挙げているのは、エデンでは見掛けぬ姿をした人間達の一団だ。
災厄戦争の折、共和国に統合吸収される形で姿を消した国が幾つかある、かつて“シュザリ神聖国”と呼ばれた、清貧を尊ぶ女神シュザリへの信仰を国是とした宗教国家もまたその一つだ。
戦争を憂い自ら統合を願い出た国家だが、その際、反発する者達が離反し神聖国の再興を求める組織を立ち上げた。
時を経て、それは故国の信仰を歪曲解釈した思想に囚われた組織としてその名を知られ始めている。
『財に目が眩んだ欲深き者には、シュザリの鉄槌を!』
『戦争犯罪人!共和国は断罪せよ!』
“シュザリの静脈”、という、開拓者を中心に付け狙う犯罪組織である。 - 110ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/14(月) 10:41:06
- 111リディア◆2tqI6YZ0hQ25/07/14(月) 13:40:32
(※返事が遅れて申し訳ないですー!)
【大声を出してしまったことに少し経ってから気付き少し恥ずかしくなったが、このアップルパイを食べただけで店のファンになってしまったという事を聞きフォークを口から外しながら】
(隣に他の人がいるのに少しはしたなかったかな…?でもこれは確かにファンになってもおかしくない出来だ、売り切れるとの事だし納得しかないな…。)
「はい!また食べに来たくなりますね、これがファンになってしまったという事なんでしょうか。」
【同感の意を示し恍惚とした表情でアップルパイをもう一口食べて味わっている】
【今日は情報を手に入れられれば上々だと思っていた所に情報が手に入るだけでなく大好物が食べられて猫耳をピクピク動かしながら幸せな感覚を噛み締めていた。】
「じゃあ自分もそろそろ帰りますね、また会えたら嬉しいです」
【切り分けた自分の分のアップルパイを食べきり林檎酒を飲みきり、満足して手を合わせる。そしてこの満足感を残しながら任務に赴こうと思い今回は別れる事にしようと思い頭を下げながら心からの本心を伝えながら立ち上がる】
- 112リコ◆M6F9IPFpqs25/07/14(月) 13:57:59
「あの有名なラクレスを仲間に、か……魅力的だが畏れ多い話だな……」
【黒馬を連れて立ち去るラクレスの背中に圧倒されしばらくその場に立ち尽くす、周囲の人波に流され、気付けばギルドの酒場に戻っていた、看板を見て喉の渇きを感じると酒場に足を踏み入れていく】
- 113凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/14(月) 15:34:58
- 114◆inHfJzxsMg25/07/14(月) 17:52:32
開拓者達が現場となる郊外の住宅地へと辿り着く頃には、屋敷の炎は庭の草木を燃やし、隣家の屋根にまで届きそうな程に広がっていた。
消火の手が回っていない、水属性の魔法そ使える者達が事態の対処に追われていてもおかしくは無い筈だが、どうやら、近付くことを“シュザリの静脈”構成員達が妨げている様で。
道半ばで、大規模な競り合いが発生している様だった。
『退けぇっ!消火が間に合わない……ッ、くそっ、お前たち何してるんだ!!』
『開拓者共め!新大陸を荒らし、財宝欲しさに墓場を暴く無法者共め!神の怒りを思い知れ!』
『正面は無理だ、別の道から向かうぞ!』
『別の道って言ったって、野次馬も邪魔になってて……!すまん、退いてくれぇっ!』
住宅地では周囲への被害を気にして大規模な魔法の行使が出来ない、無論、“静脈”はそれすら織り込み済みで今回の暴動を起こしたのであろう、少なくとも、屋敷に最も近い通りは避けていくにはあまりにも多い人混みで埋め尽くされている。
- 115ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/14(月) 21:49:18
「そうしましょうか。
もしかしたら向こうで合流できるかもですし、調査だったらたとえ二人だって支障はない……はずです」
(いいや、ぜってえなんか起こる。賭けてもいい。
なんなら起きろ、あたしにヒロインさせろ!)
「それと……
ユーちょっと小間物屋に行ってから依頼主さんのお宅に行きたいんで、ユウヤさんには先に行ってて欲しいんですけど
……大丈夫ですかね?」
ピンチの自分を助けるという模範的王子様ムーヴをかました少年との間にアップルパイという共通項が生まれた。
このことに対してシメシメと思い心の中でほくそ笑む。
「ええ、またお会いできたらいいですね。もし会えたのなら、またここでアップルパイ食べましょ?」
はにかみながらそう答える。
本心からではない、打算からの言葉だ。
- 116ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/14(月) 22:10:53
いいよ、じゃあオレ色々と長丁場の時の準備しとくから後で落ち合おう(集合場所簡単に提案して)
- 117【森林調査】◆3c/VYbauFY25/07/14(月) 22:41:53
※三日(72時間)の待機が経過しましたので、これを区切りとしてイベントを終了・撤収とさせて頂こうと思います
本スレでの開催を許容して下さった皆様、そして前部分への反応・RPをして下さった皆様、本当にありがとうございました。
そしてこのような形でイベント終了となる事申し訳ありませんでした。次回以降イベント開催を行う事があれば腕を磨いた上でとさせていただきたいと思います
【そうして調査の依頼は無事に終わったのだという
表に参加した者が居たならばはゴブリンキングのような脅威が無い事にほっとし、その周知は民心を安らめた
裏に参加した者が居たならば何を経験し何をなしたのかはそれぞれのみが知る事だ
ただ…一つ確かなのはその暫く後に豪商ブライ・イエローケーキが姿を消したという事
或る者は云う、不老長寿や若返りを求めた彼は達成したが故に嫉妬を恐れ姿を隠したのだと
或る者は云う、いやいや成し遂げたが代償があったのだ。人ならざる者となったが故にさったのだと
或る者は云う、そんな事があるものか!怪しげな事に頼って亡くなったのさ。恥を隠すせめてもの慈悲だと
口さなく広がる吟遊詩人が語り伝える噂の数々
真実はその雑多なものに埋め隠されて、その内興味も失われていったのだった】
- 118ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/14(月) 22:55:41
- 119凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/14(月) 23:04:52
- 120ディルウス◆inHfJzxsMg25/07/15(火) 10:32:54
────────────パキッ、パチッ、めきり、バキンッ
燃え滓の組み木細工が緩やかに崩れ去っていく、端から徐々に倒壊していく屋敷の壁からその向こうに、炎が齎す逆光が黒々と照らし出す四つの人影が垣間見えた。
屋敷の二階部分、ブレガンド夫妻の寝所と思しき角の一室だ。
とうに焼け落ちた窓辺の椅子に腰を掛け、壁際で未だ幼い子供を抱き抱えて震える夫妻の姿を眺めているのは、悪魔じみて煌々と燃ゆる深紅の翼、青い軍服に身を包んだドラゴニュートの青年だった。
・・・・・・・
「勘違いするなよ、俺も好きでやってるんじゃないんだ、こンなつまらねェ、弱い者イジメみたいな真似はな」
誰にとも言わず、青年は邪気を隠しもしないで口角を吊り上げる。
高価な飾り壺を足元に、ぱきん、とその縁を踏み割って。
「けど、誘き寄せる餌としちゃ十分だろ、明るいところによォ、人は誘われちまうモンだから」
- 121ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/15(火) 21:12:24
- 122ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/15(火) 21:18:51
(珍しくちょっと落ち込み。すごいの見逃したなと)
- 123凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/15(火) 21:52:40
- 124ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/15(火) 21:56:24
森林調査の依頼はつつがなく完了した。
結局のところ己の身分を隠す必要などなかった、なぜならそれを吹聴する人間はおそらくいなくなったのだから。
宿に戻り今回の報酬金と仮面を見比べ独り言る
「はーあ、無駄な出費しちまったなぁ。これ今後使う機会あるのかね」
仮面を手に取る。
目元部分だけを覆う金属製の無機質なもので、女性が目を瞑っている風に見えるようにデザインをされている。
目元だけでモデルは穏和な方だったのだろうなと思わせるような秀逸な一品だ。
「売るってのもなんかしのびねえし、とりあえず鞄の中突っ込んどくか。
なんとなくご利益あるような気もするし……いや重えな。ちと整理するか」
採取道具等雑多に入ったポーチの中身をぶちまけ、必要優先順位の高いものだけを選別して仕舞い直す、最後に仮面を仕舞い重量を確認、満足出来る重さになったところでひょいっと無造作に投げ、壁のフックに音もなく引っ掛けた。
「よーし一仕事終わり!ねる!」 - 125ディルウス◆inHfJzxsMg25/07/16(水) 11:36:07
脚を失い、瓦礫と化した夫妻二人の寝台をドラゴニュートは爪先の力で跳ね上げる。
炎幕の最中、闖入者と彼の間に立ち塞がったそれは、上質な綿毛が狙撃手の弾丸を受け止め、同時に雷槌を一瞬の間、滞らせる障壁となって。
次瞬、けたたましい雷音が轟く、砕けて散った寝台の向こうで、崩れた壁際より距離を置いて狙撃手の死角へと転がり込んだ青年が、口が裂けた様な邪悪な笑みでドワーフを睨んだ。
・・・・・・
「グッド、グッド、答えてやるぜおっさん、まずは何をしてたかだな?
新大陸の開拓を主導する欲深き開拓者ギルドの出資者であり資産家、オリバー・ブレガンドとその家族……を、襲撃していた……清貧なる女神シュザリの意のままに!」
ぱち、ぱち、ぱち、開いた掌にもう片方の手の甲を三度ぶつける、それが拍手のつもりだろう。
ドラゴニュートは敵襲を歓迎していた、余裕綽々と嗤い、襲撃の動機をわざわざ丁寧に教えてやる。
夫妻の姿には既に一切の興味を失っていた、つまるところ、彼らが夫妻を庇おうが見捨てようがどうでも良いのだ。
・・・・・・・・・・・・・
「それがシュザリの静脈としての動機!そして俺個人としては、お前らみたいな英雄(ヒーロー)を待っていた、呼び寄せるには、少しくらい派手に火を熾してやらなきゃな、お陰で二人も釣れただろう?」
- 126二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 12:26:31
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- 127ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/16(水) 12:27:39
シュザリ神には何度か祈った事ァあるが、
三徹目の司祭に反対から教書を読ませても
こんな過激派にはならねェだろう....
んで、オレたちと闘う気か?
既に女神(シュザリ)は軍門に降ったってのに
火遊びはオイタが過ぎるぜ、坊ちゃま
【フォルカークを夫妻、及び子を助けに回し
狂信の徒へと真っ直ぐに向き直る】 - 128凶魔射手(◆VvavqWhIHwcj25/07/16(水) 15:47:03
- 129ディルウス◆inHfJzxsMg25/07/16(水) 18:50:15
「……まぁ、まぁ、正直教義なんざどうでも良いんだ、俺自身は神聖国の出でも何でも無いからな」
────────────だから実際のところ、興味も無い。
平均的に人と比べて大柄である筈のドワーフですら見下す並外れた長身のドラゴニュートは、更にもう一つ、高い、飾り箪笥の天板に足裏を置く。
翼を広げて眼下を嘲笑うその様は、確かに竜の血を色濃く引くものだ。
ばきん、と、また一角、音を立てて屋敷の壁が崩れ落ちた。
・・ ・・ ・・
「戦火!流血と闘争!俺にとって大事なのは、お前らが強いか、どうか!」
身を包む様に広がった強靭な両翼が、寝室へと跳び込んできた魔弾を受け止める、それはごつごつとした岩肌じみた表皮に弾かれるか、しかし、その幾らかは深くその肉にまで食い込んで赤々とした血の花を吹き上げた。
それなのに、ドラゴニュートは一切表情を歪めない。
・・・・・・・・・・・・・・・
まるで痛みすら感じていないのか、弾雨をものともせずに床へと降り立てば。
「オイ、オイ、オイ、オイ、折角複数人で来てんなら……ちゃんと連携しろよォ!!」
屋敷に燃え広がった炎を支配する、遠隔操作の術式。
ラクレスの周囲に渦巻く寝室の炎を、四方より囲う様に叩きつける。
- 130ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/16(水) 21:25:49
- 131凶魔射手25/07/17(木) 20:28:38
……実力的には、あの男一人で十分みたいだね。
【無論、固有魔法のコストは支払っている
だが戦場での考えだけで見れば】
民間人の避難に手を回した方が、いい
【襲いくる炎を身体強化を使った上で避け切り
建物から降りて、避難の支援に動いた】
- 132ディルウス◆inHfJzxsMg25/07/18(金) 09:19:59
拳を打ち付けると同時に迸る、空間すら揺るがす波動。
風に煽られる様に翼を広げ、ドラゴニュートは確かに一歩後退る、……嗤いながら。
────────────ぐじゅ、ぐじゅる、ごりっ
弾丸に撃ち抜かれた傷痕が、身体の内側から再生する真新しい朱色の肉種にじわじわと押し出されて往く、自己治癒だ。
「良いぜ、オッサン、そうでなくちゃなァ!!」
闘いに高揚する、手強い相手に興奮する、眼の前の男も同種であるのか、きっとそうである筈だという高まる期待。
岩盤をも砕く膂力を以てしても正面からぶつかり合えば脅威となるドワーフの筋力、炎を打ち払った波動を纏うなら、殊更に危険な存在感。
「グルルァァァアアッッッ!!!」
・・・・
蹴り飛ばした箪笥が、ラクレスの視界に立ち塞がる、目眩まし。
同時に箪笥を越えて頭上へと飛翔する、ドラゴニュートは、種族の特性として魔法に頼らない飛行能力を有している。
一息、床へと叩き付ける様に吐き出すのは、炎を纏った灼熱の吐息だ。
- 133ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/18(金) 21:12:25
- 134ディルウス◆inHfJzxsMg25/07/19(土) 10:21:02
「グルァウッッ……!!」
竜が猛る、稲妻の後光が視界の端に認識された瞬間、空中で捻る様に身を翻し、────────────雷撃は回避運動を取るその左脚へと弾ける。
軍服の裾が焼け落ち、肉の焦げる様な異臭が炎の香り立ち込める部屋に撒き上がる。
それは自己治癒を以ても即時の治癒は難しい負傷だ、が、痛みは感じていない、飛行に問題は無いと即座に判断。
・・・・・・
「────────────なら、温(ぬる)ェ!!」
ドワーフ、衝撃波と跳躍の二重技巧による大跳躍、ともすれば飛んでいるという錯覚すら覚えそうな、しかし飛行技能を持たぬ者が空中でこのドラゴニュートに機動性で勝ることは不可能である。
自ら不利な戦場に赴くとは、と、嘲笑い。
魔力によって操る炎は、同時にドワーフが着地しなければならない床面を覆い尽くした。
「逃げ場ァ無ェぞォ!!」
右脚が壁を蹴る、骨組みまで吹き曝しであったそれは崩れて落ちるが、ターン。
その手の中で、火炎は一本の槍の様に姿形を変えて、満身の力を籠めて投擲する。
- 135ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/19(土) 17:01:07
『(───とか、甘ェ事思ってんだろうなァ)』
....ただ、その差はあまりにも分かり易く
あまりに初歩的な不利の見本であるが故に
・・・・・・・・・ ・・・・・・・
その行動を疑う事が、頭から抜け易い。
『...."黒鉄乱雲"(フェルムニンバス)!』
彼の固有魔法は、雷を操る力ではない。
それはあくまで延長線上であり、その本質は
アースとして扱う"鉄"の方なのである
『オラオラオラァッ!どうしたァ若僧!
まさか、オレが本当に何一つ考えずに
頭上までただ跳んだんだと思ったか!?』
つまりは、彼は操った鉄を空中で足場にし
・・・・・・・・・・・
空中を容易く駆けて来た。
『グゥウ"ォォォォォッ!!!』
そんな雄叫びを上げながら、空中を
縦横無尽に目にも止まらぬ速さで駆け巡り
炎の槍をギリギリではあるが回避して、
最大級の衝撃波を纏わせた拳を打ち込む。
- 136ディルウス◆inHfJzxsMg25/07/20(日) 09:26:54
「────────────あァ、……!!」
焔に似て、赤々と輝く両眼が確と見開かれた、宙を駆けるドワーフにとって、それは歓びに咽び、買ったばかりの玩具を汚して遊ぶ子供じみた無邪気さすら湛えて見えるだろうか。
振るわれる拳に漫然と、薄らと竜鱗の張り巡らされた右腕を叩き付ける。
ドラゴニュートの膂力を以てして、それは抵抗能わない、衝撃は一息に合わせた腕を逆流し、鍛え上げられた頑健な筋繊維が鎧う骨を砕き割って。
そのまま、燃え盛る床へと叩き付ける、割れた床板から階下へと落ち、瓦礫が山となって青年へと覆い被さった。
────────────それが、束の間。
・・・・
噴火した、木屑が瞬く間に燃え上がり、階上へと噴き出す灼火となって駆け登る。
撃ち落とされたドラゴニュートは、尚、一切の痛みも感じていない、一切の負傷にも動じていない様子で、未だ稼働する左腕で頸をこきりと曲げ鳴らす。
・・・・・・・・
「……悪ィな、確かに舐めてたぜ、オッサン!」
言いながら何も悪びれず、何も変わらず、青年は嗤い声を挙げた。
「こッからァちゃんと本気(マジ)に戦ッてやるよ。
そう簡単に消し炭にゃァ────────────ならねェんだろ!?」
噴き出した焔は即ち、新たに屋敷を燃やし尽くさんと迸り戦場を一変させる、溶け落ちた屋根より垣間見える鉛色の空はとうに夜。
言葉終わりと同時にラクレスの周囲に渦巻く灼熱の殺意がまた、彼を上下四方より檻の様に囲ってゆっくりと閉じ始めた。
- 137◆0U5xCezJ9Y25/07/21(月) 19:50:29
- 138ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/21(月) 20:03:23
馴染みとなった酒場に1人、梨の果実酒を飲みながら書類を数枚見比べている。どうやら依頼を物色しているようだ。
ちなみにアップルパイはもう売りきれだった。畜生。
(こん中だと【星砂の結晶の採取】がよさそうだな。依頼の危険度は低いが、確かあそこら辺危険な魔物の目撃があったって聞いた気がする。王子様が助けてくれる可能性たけーな、よっしゃこれだな)
(魔物の目撃者っつうとこれもだな)
「ハーピーの巣の駆除ねぇ。うーん……」
(なしだな!あんま心が惹かれねえ、これは他の誰かに任せた!) - 139ユー◆0U5xCezJ9Y25/07/21(月) 21:14:25
依頼は見繕った、酒もグラス一杯を呑み終えた、アップルパイはない。
んじゃこの店にようはもうない。
席を立ち依頼書を元の場所に戻す。
「店主さん!お勘定お願いしまーす!今日も美味しかったです、また来ますね。」
じゃあねと最後に手を振って店を出る。
残った店には、また別の酒場など開拓者の依頼を取り扱う店には、こんな依頼があることであろう。
[巣の駆除]
新大陸鉄道公社より開拓者へ依頼を交付します。
セドール大橋の橋桁裏にてハーピーの営巣が確認されました。
橋上を通行する列車、その他交通手段での利用者への被害を未然に防ぐためにも、巣を破壊しハーピーの定着を阻止せねばなりません。
橋の下での戦闘が主なので空を飛ぶことが可能な方が適しています、そうでない方でもこちらから命綱を支給しますのでご利用下さい。
更にこの時期はハーピーの繁殖期のためいつにもまして凶暴であることが予測されます。気を付けてくださいませ。
報酬──300ジェル、鉄道乗車無料サービス券10枚刷り
期限──二日までに反応がなければ自動的に誰かがクリアしたものとして扱います。 - 140シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/21(月) 22:25:44
【新大陸鉄道。この新大陸に渡り来た人々を開拓の最前線へと送り出し、又未開の地にて確保された物資商品を都市部へと運び込んでくる大動脈
…或いはいずれそうなる為に新たな道を敷き、そしてそれを守り抜こうとする機構
その駅は当然人の行き来する熱気溢れる場所であり】
「…こうしてゴブリンの王はとうとうその動きを止めた
これら全ては真実の事、この目で見て来た事なのさ!…うん、流石の腕だね。弾き語りして違和感も無い」
【造り直して貰ったハープを手に夕方の赤色の中
その熱気目立てに駅前広場に陣取っての語りを終えた吟遊詩人のエルフが一人
置かれた帽子を持ち上げれば小銭がそれなりにずっしりと。泊って食べて、或いはふらりと一人旅をする分には十分だが…】
「聴いた噂の先、北域の要塞都市…鉄道で幾つか前から都度降りて調べようて行こうと思えば流石に心許ないかなあ
依頼仕事の一つでもしなきゃあか。夕飯食べながら考えようか」
【やれやれ、と思案しながら駅前の食堂に入り定食を頼み
駅の労働者の愚痴や噂に長耳を澄ましながらしばしの事…小耳に挟むはセドール大橋とハーピーの話
エルフの男はそれを聴くや皿を持って席を立ち】
「やあ鉄道の守り手さん。面白い話しているね?
どうだい一杯奢らせてくれないかな」
【酒を奢って興味を示し、かくかくしかじか話を聞いた
そして暫く後の事には】
【裾の長いローブを垂らした2,いや2.5mはあろうかというフードを目深にかぶった長身の影が新大陸鉄道公社の担当者、或いはセドール大橋近くの詰め所に現れる
あわよくば魔法列車車掌ロブ・ライナーが待機している時にでも
「依頼を受けた」内の一人であると示したそれは】
「シルヴァン・ウィンドシード。開拓者さ
ハーピーの巣を壊して営巣を防ぐ…これで風の魔術師でね?きっといい仕事になると思うよ」
【ばさりとローブを脱ぎながら名乗りを上げる
エルフの男の足先は地面から浮いており、謎の長身の正体は中身が空のローブの裾だ
”飛行”が使えるという事を含めた自己紹介】
- 141ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/21(月) 23:41:51
- 142ディルウス◆inHfJzxsMg25/07/22(火) 12:38:21
「やァァァァァァッッッッッて見ろよォ!!」
今一度、例えラクレスがドワーフにあるまじき空中機動性を有していたとしても、それを前提としてもやはり空中に於ける機動力ではドラゴニュートにこそ優位がある。
楽々と己すら包み込む雄大な翼を一杯に広げると、一度の羽搏きで青年の身体は宙へと舞う。
左腕を薙ぎ払う動作に合わせて戦場の端より収縮した焔の幕が、雷霆纏う拳を振るうラクレスと己の間を瞬時に妨ぎ。
焔の幕から隆起した無数の針が、矢の雨が如く降り注ぐのが、一手目。
「るァァアッッッ!!!」
焼け残っていた屋敷の支柱の一本を圧し折り、その質量を炎幕越しに投擲するのが二手目。
そして、崩れてラクレスの頭上へと落ちる天井の瓦礫ひとつひとつに焔を纏わせる、重質量攻撃が三手目だ。
戦火の体現者、ディルウス・バット・ケニンガム、シュザリの静脈に雇われた傭兵国家の血筋が疼く。
これこそが、戦場の歓喜であった。
(※はーい!では次くらいで開拓者側に増援が来て、こちらが撤退する形にて〆とさせていただきます!)
- 143ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/22(火) 19:09:11
- 144ロブ・ライナー◆0U5xCezJ9Y25/07/22(火) 21:10:18
セドール大橋の大都エデン側にある駅。そこの詰所で巻き煙草を燻らせながら休憩していたところに来客がやって来た。
聞けば彼は開拓者、更に飛行の魔法が使えるときたもんだ、まさに絶好の人材と言える。
半分も吸ってない煙草の火を灰皿で消してから
「あー、早いな。エデンの駅まで迎えを寄越そうかと思ったけど、そっちから来てくれたのなら助かるよ。
よっこいせ、まずは……とりあえず現場を見て貰おうか、着いてこい、こっちだ」
席を立ちあなたを先導する。詰所を出て職員用の通路を抜け、付いた先は車庫。
ドーム型の天井から魔法列車が一台吊るされていて、油まみれの整備員が列車の裏で作業しているのが見えることであろう。
その横を通りすぎ、すでに清掃まで済んだ列車も通りすぎ、「着いたぞ」と言ったそこには小さなトロッコのようなものが
「線路だとか橋そのものだとかを整備するためのモンだ。コイツで現場まで向かう。
……つっても、今は橋に絶賛列車が走ってるもんでこいつは走らせられないがな。
まだ開拓者>>143が来るかもしれんしちょっと待っていてくれ。」
車庫を見回るなり、そら辺から椅子を取ってきて座って休憩するなり好きにしてていいぞ、とのことで。
- 145二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:22:11
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- 146ラクレス◆5yObvBxEwU25/07/23(水) 22:04:21
- 147ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/23(水) 22:05:50
- 148シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/23(水) 23:39:47
- 149ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/24(木) 06:24:04
- 150ディルウス◆inHfJzxsMg25/07/24(木) 12:22:45
・・・・・・
「大層な名乗りだなァ、オッサン!それならよォ────────────!!」
雷霆迫り来る、焦熱が肉を焼く臭いと共に、確かにそれは雷鳴を伴い、天罰の化身とも呼ぶべき威風が逆巻いていた。
だが、本当に天罰だと言うのならばとっくに下されているだろう。
悪逆を繰り返し、ドラゴニュートは吼えた、結論、神などこの世に存在しない。
女神を奉する組織に属していながらも、ディルウスはただ、己の為に戦火を振り撒いていた。
・ ・ ・ ・
「俺 は 俺 だ!俺の行く末は、俺が決める!!」
鋭利な犬歯を剥き出しにして、今一度嗤う、雷撃降す拳に衝突するのは、自らの左腕に纏い巨人と思しきシルエットを形作る灼焔の拳。
循環する多大な魔力が交錯し、屋敷は刹那、強烈な彩光に包まれて────────────。
────────────────────────
────────────
ブレガンド家繁栄の証である屋敷は、瓦礫の山と化していた、燃え滓がちりちりと燻り、異臭を放つ黒煙を巻き上げる。
雨が降っていた、屋敷跡に群がる人だかりの中には、水の魔法を雨粒の様に散らし消火活動にあたる開拓者達の姿が混じっていて。
「────────────、チッ、増えて来たな、ここらが潮時か」
ドワーフとの衝突によって弾かれ、埋もれた、瓦礫の山から身を起こし、だらりと垂らした両腕から自己治癒のゴリゴリという異音を響かせながらドラゴニュートは退屈そうに呟いた。
いつしかシュザリの静脈が他の構成員達も、散り散りになって消えていたものだから。
これを退き時と判断し、翼はばさりと広げて。
「じゃあなオッサン、今日は愉しかったぜ、……また戦ろう、今度は無粋なしで死ぬまでだ」
黒煙立ち昇る曇り空、薄らと朧げな月光が垣間見える空、戦争の化身はその宵闇へ、紛れる様に飛んだ。
- 151ロブ・ライナー◆0U5xCezJ9Y25/07/24(木) 19:48:34
聞きなれない、だが耳心地はいい曲を聴きながらいい気分で煙草を吸っていると
人が入ってきたのが見えた。ちらりとそちらを向き外見を確認する。人間の青年だ。
飛行を使えるかどうかはパッと見ただけじゃ分からない、命綱を用意しなくちゃな。と考えながら煙草の火を消し、懐中時計を取り出して時刻を確認する。
今の時刻もちょうど列車が通ってない時間帯だ。トロッコの炉に火をくべてエンジンを温める。十二分に温まったのを確認し、燃料を炉にいれて
「お二方!、出発の準備が整ったぞ。それじゃ現場に行こうか」
開拓者を乗せたならばトロッコは出発するであろう。最初はトロトロとした動きだしだが次第に加速し、薄暗い車庫を抜け橋へ出る。
まず感じるのは日の眩しさであろう、反射的に一瞬目を閉じ、開ければ見えるのは真っ青な海と空、そしてそこに一本まっすぐ太い線を引いたかのような石造りの橋。
いや、これを橋と言っていいものなのだろうか。あまりにも道幅は広く大都の大通りですらここまでではないだろう。
その上を海風を全身で受けながら、潮の香りを感じつつ走っていれば、カモメやウミネコの鳴き声に混じり、何やら人の声が聴こえてくることだろう。やけによく通る声だが何を言っているのかさっぱり分からない、不快感を覚えるような声だ
「そろそろ到着だ。完全に停止してから降りてくれよ、ここでケガされちゃ困るからな」
ハハハと冗談を飛ばしながらトロッコを減速させようとしたその時
「「たま"らんちな"なはばたっき!!」」
dice1d10=10 (10) 匹のハーピーが現れた!
脱線を狙いトロッコの横っ腹へ上空から急加速して突っ込んでくる!
「早速だが頼んだぞお二方!」
- 152シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/24(木) 21:22:02
「ああ、何せ報酬が魅力的だったからね
ほら鉄道の無料サービス券。気軽に行き来できるというのは大きいよ
現金なんて気が付けば消えてしまうけれどサービス券ならそうも行かないしね」
【さらりとしょうもない金銭管理力の欠如も告げながら】
「…そして、来たみたいだね。さあ早速の仕事開始と行くとしようか」
「ひいふうみい、両手で足りるギリギリの数!
陸の物なんて餌位に思ってくれてればよかったんだけども…思ったよりも舐めていないね」
【いやあこまった困ったと笑いながら矢筒の矢をハープ・ボウに番えるエルフ
矢の数数えて四本、指の間にそれぞれ器用に抑え引き】
「───じゃあ、ちょっと気合入れて数を削ろうか。残りの迎撃は頼んだよ?
”風に飛ぶ種は重さ異なる故にそれぞれ分かれ飛ぶ”」
【同じく依頼を受けた開拓者の彼に呼びかけると目を細め、《生成:土》の魔法を紡ぐ
矢のそれぞれに僅かな土が、余計な重りが付け加えられる。弓が放たれ、矢は飛んで
…重りの故に僅かに曲がる。瞬間的な軌道予測とは異なるカタチに新たな魔法発動・行使の気配無く】
「全力の、加速を乗せ続けながらの突撃。
覚えたての若者がやる戦法さ。僕らならかくしゃくとした爺さん方にやり込められてマージン取ろうとか反省していく訳だけど…君達に次は無い」
【狙うは推力を司る風切羽、それも各々片翼だけを正面から不意討つ矢が貫き削る
加速をせずに”予備の加速力”として残す慣性突撃であればどうという事も無いが…全力で加速しながらの突撃において片方だけの加速が狂わされたらどうなる?
決まっている。錐もみ回転しての墜落・激突だ。なんなら共に突撃している無事なハーピーにぶつかって巻き込んで】
- 153ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/24(木) 21:35:08
- 154ロブ・ライナー◆0U5xCezJ9Y25/07/25(金) 21:50:08
風切羽を撃ち抜かれたハーピーは狙いどおりにバランスを崩す、そのまま周囲の個体も巻きこんで橋に激突、飛行のため軽量化された骨は衝撃から身を守ることは出来ずそのまま昇天。運良く生き残れたとしても複雑骨折のため死は避けられない。
ハーピーの事故から逃れた個体だって無事であるはずがない。
矢の影が炸裂し、ハーピーの羽をズタズタに傷つけることであろう。
ハーピーらはもう飛べやしない
トドメを刺しにいってもよいが、何もせずとも魔物か同族の餌にでもなることであろう。
さてその間運転手はというと、開拓者の攻撃の妨げにならないよう細心の注意でトロッコを減速させながら
「いやー大したもんだ。結構な数いたがこうも容易く処理してくれるとは…"本番"にも期待がかかるな。と、着いたぞ」
停止したトロッコから降り、後部に連結していた小型の貨物車からいろいろと取り出す。
「まずは一番大事なもの、高所作業用の命綱だ。黒髪の兄ちゃんは是非着けててってくれや。エルフの兄ちゃんは…邪魔にならないんだったら着けていっても構わないぞ」
付け方は分かるよなと付け加えながら次のものを取り出す
「次に巣の解体のための道具、つっても線路直すためのデカいハンマーやレンチといった俺たちの仕事道具だがな。
丈夫さだけが取り柄だからどんだけ雑に使ってもいいぞ。
でも落とすのだけは勘弁な、始末書を書きたくねえ」
「でだ、ハーピー巣の場所はここの真下だ。前確認したときは2、3くらいの数しか巣はなかったが、さっき襲ってこられただろ?もしかしたら群れがそこそこの規模になってるのかもしれん、倍か、倍の倍くらいあるかもな。」
命綱をしっかりと橋に固定する。いくら重いものを引っ張ろうとも外れることはないだろう。
「さあこっちは準備完了だ。好きなタイミングで橋から降りくれ
後安全に!だ」
- 155シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/25(金) 23:17:35
- 156ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/26(土) 08:23:02
- 157◆0U5xCezJ9Y25/07/27(日) 11:07:38
橋の下へ降下している開拓者は、このようなものを見るであろう。
鉄筋、大ぶりな木の枝、何かの骨、木葉や革、あと正体不明の物体で作られた塊。ハーピーの巣だ。緻密に組み合わされ壊すのは容易くないであろう、手もない彼らがどのようにこれを成したのだろうか。
数は7つ、内訳は作りかけが4つ完成済みが2つ、それとひときわ大きいのが1つ──そこから一匹のハーピーが顔を出した。冠を被った個体、この群れのボスだろうか。その個体が1つ嘶く。すると巣を作ってたであろう個体が一斉に開拓者のほうへ向き飛び立つ。
巣を守るため、あるいは群れの食いぶちのため開拓者諸君に襲いかかる。
ここは空中彼らの世界、猛攻を掻い潜り巣を壊し、依頼を達成せよ!
- 158ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/27(日) 14:48:14
- 159二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 15:39:35
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- 160シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/27(日) 21:06:50
【全身に風を感じる落下の感触。その中で見るは巣と、王と…そして作りかけの巣から飛び立ち来るハーピー達の姿】
「そう来るのなら…うん、紛れて動かせて貰おうかな!」
【放たれ棘上に爆発する闇。こちらには既知かつ狙われている訳でも無い弾丸の間を”飛行”を起動し泳ぐ
辿り着くは飛び立ち空となった作り立ての巣の一つ。そこに陣取りガァンと一度工具で叩いて見せたなら】
「折角の”作り中の巣”だ。放っておけはしないだろ?分断、そして挟み撃ちさ」
【弓を構え、残りの矢を番え狙うは此方に来るだろうハーピーだ。少なくとも”この巣を作っていた”一部は来ずにはいられまい
動かず、皮肉にも丈夫に出来ているが故…先のトロッコと比べても良いだろう安定した足場において矢の冴えは尚研ぎ澄まされる
タン、タタンと響く弦音は軽快なマーチのように】
- 161◆0U5xCezJ9Y25/07/27(日) 21:13:05
- 162◆0U5xCezJ9Y25/07/27(日) 21:30:34
- 163シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/27(日) 21:58:35
【エルフの男は眼を細める。ああ、それだ。それを待っていたと】
「出来ないって訳じゃないけど生成はあまり得意でも無くてね
やっぱり風はあるものを使うのが好きなんだ…だからああ、それがいい」
【《遠隔操作:風》。ぐっと踏ん張り弓を撃ち…ハーピーの羽が吹かす風は通り過ぎれば彼のもの
制御下に置いた風が渦巻くように吹く中で、何匹かを撃ち落とした頃には矢筒に伸ばした手が空を切った】
「おっと、これにて弓矢は看板だ
それじゃあここからは魔法の時間。」
【《精密操作:風》。ハーピーが起した風がぐるり一周してハープを仕舞った彼の手元に集まれば空気と風を叶う限りに圧縮しての球体状に
それをほいと作りかけの巣の真ん中に放ったならば】
「やあ、こっちにも闇を一発頼めないかな!
解くよりも強制解除の爆発の方が勢いが出る!」
【しれっと命綱を己の身から巣に付け替えた後に襲い来るハーピーから逃げ飛ぼう
トンと巣を蹴り飛行で空に飛び立ちながらおういと声を】
※狙い:螺旋丸的な画像イメージの風の塊に闇の”魔法を相殺する効果”でドカンと一気に解放!爆発!
で作りかけの巣破壊チャレンジどうでしょう
- 164ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/29(火) 20:26:16
- 165◆0U5xCezJ9Y25/07/29(火) 21:43:01
- 166シルヴァン◆3c/VYbauFY25/07/29(火) 22:22:34
「お見事だね!お陰でしっかり砕き割れたし…なんならハーピーも随分と隙だらけ
ボーナスタイムを逃してしまう手は無いね」
【乱気流を止めるか、或いは適応するか…どちらにせよ時間はあるというものだろう
であればとエルフの男はハープを鳴らしながら魔法を紡ぐ】
「命綱を付け替えて置いて砕いた巣、その命綱に下がった大きな巣の欠片
詰まる所は…振り子でハンマーと洒落込もうかな!」
【砕けた巣の欠片の内、付け替えていた部分は命綱に乗った重りとなるだろう
それを抱えて”飛行”で一度高めに飛んで。位置の力と飛行の加速を綱の長さの円の動きで制御し巣を殴る…(この世界、時代では恐らくないが)クレーン鉄球の打撃の動き!】
- 167ユウヤ◆rD0r3FqCL7KV25/07/29(火) 22:30:06