- 1二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 02:04:42
モモイ「あ、ユウカだ!いらっしゃい! 急にどうしたの?」
ユウカ「別に……時間に余裕があったから寄っただけよ。新作の進捗も気になったから」
モモイ「ユウカ、最近いっぱい遊びに来てくれるよね。ヒマなの?」
ユウカ「べっ、別に、遊びに来てるわけでもヒマでもないわよ。ほら……前から定期的に顔を出してたでしょう? あなたたちの起こした騒ぎの後始末とか、書類の不備の訂正とか部長会議とか……」
モモイ「そうだっけ? でも、せっかく来たからには対戦に付き合ってもらうよ! 昨日は負け越したから、今日こそ勝ってやるんだから!」
ユウカ「いいわ。今日の仕事は終わってるから、何時間だって相手してあげる」
ケイ「ヒソヒソ……(ユウカが部室にやってくる頻度は、先月と比べて1+dice1d6=1 (1) 倍、滞在時間は平均して1+dice1d5=1 (1) 倍になっています。先月は先々月の倍、先々月はその前の月の倍でした。さすがにあの言い訳は無理があるのでは……)」
ミドリ「ヒソヒソ……(ユウカも趣味が良いよね、お姉ちゃんに惚れるなんて)」
アリス「ヒソヒソ……(モモイも、ユウカが来ると声のトーンが半音上がります。間違いなく両片思いです!)」
ユズ「ヒソヒソ……(甘酸っぱいけどじれったい……早く付き合っちゃえばいいのに……)」
ケイ「ヒソ(何を言うんです、両片思いはこのじれったさが良いんでしょう!)」
ケイ「ヒソ(両想いを早期にくっつけさせるなんて、炊き立てのブランド米と極上の鯛の刺身が揃っているのに、そこに水道水と安物のお茶漬けの素をぶち込んで流し込むようなものです!)」
アリス「ヒソヒソ(喩えがニッチすぎます! せめてペロペロキャンディーを噛み砕くとかではないのですか!?)」
ここだけモモイが大好きなユウカと、ユウカが大好きなモモイ(無自覚)と、周りから見たらバレバレな二人をそっと見守るミレニアムサイエンススクール(と時々先生)
- 2二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 02:06:14
ユウモモはいいよね
- 3二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 02:07:53
なぜこんな時間に建てた...とりあえず10まで
- 4二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 02:08:08
頑張って抑えてるなユウカ
- 5二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 02:14:12
10まで...もちろん続きを書くんだよな?
- 6二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 02:15:02
きっとノアもニマニマしながら見てる
- 7二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 02:15:04
もう先月から増える余地も無いほど入り浸ってるのか…
- 8二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 02:15:19
ユウモモのスレはいくらあっても良い
だが何故こんな時間に…?
とりあえず10まで上げろ - 9投稿直後に誤字に気づいた125/07/09(水) 02:17:05
数分前のセミナー
ノア「ふふ、今日も行っちゃいましたね……」
“あっという間に仕事を片付けて行っちゃった……”
ノア「少し前までは、私や周りに気づかれないよう、ユウカちゃんもだいぶ気を配っていたんですよ? でも、最近は我慢できなくなっちゃったみたいで」
“生徒の青春が眩しすぎる……先生冥利に尽きるよ……”
ノア「先生も一緒に行っても良かったんですよ? 後で様子を聞かせてくれれば尚良しです」
“……最近、ユウカ同伴で開発部に行くのをあまり歓迎されないんだ”
ノア「誰にです?」
“他ならぬユウカ本人に。”
“私が行くと、モモイが私とも遊びたがってしまうから……”
ノア「えっ、かわいい……かわいすぎませんか……?」
“本当に、生徒たちの青春が眩しすぎるよ……” - 10二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 02:17:06
ユウカに膝枕されるモモイを幻視する
- 11二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 02:18:00
最高だ...明日楽しみにしてるよ
- 12二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 05:22:37
ユウモモ助かる!
- 13就寝前が一番筆が乗ってしまう125/07/09(水) 06:10:01
画面のサーキットのカーブに合わせて、隣で金の髪が体ごと左右に傾く。自分の方に寄ってくるたびに、髪からほんのりと甘い香りが漂ってくる気さえする。
コースのカーブに沿って、近づき、離れ、また近づく。モモイはゲームの際のリアクションが大きいが、レースゲームは特に顕著だ。隣に座って遊んでいれば、それこそ肩を押し込む勢いで体を傾けてくることもある。極端な時は――ほら、肩どころか頭さえ、ユウカの胸に触れそうなほどだ。
「ちょっと」
「あごめん」
一言、言葉だけの抗議と、それに返される短い謝罪。それから少しの間は体の傾きを我慢しているように見えるが、次のゲームが始まる頃には自制が緩み、だいたい2ゲーム経つ頃には元通りになっている。
毎週のように開発部の部室に訪れるようになったが、モモイの体の傾きが収まる気配はなかった。しかし、そんなモモイの様子をこそ、ユウカが好ましく思う。
モモイは何事も率直に示す。嬉しいこと、嫌なこと。喜びも怒りも悲しみも、心の動きを素直に示す。表情に、身振りに、時には涙腺に。因数分解の必要ない素数のように、モモイの心の機微は自明だ。
ユウカは自分自身を、めんどうくさい女子だと思う。感情をストレートに表すことが気恥ずかしい。他人には、何事にも動じず、余裕を持っているように見せたがる。
モモイに「冷酷な算術使い」なんて揶揄されたことがあるが、不名誉な二つ名への抗議の裏腹、そう呼ばれることに、ユウカは内心で奇妙な安堵を覚えていた。会計としての仕事の印象が先行すれば、その裏のめんどうくさい自分を見られなくて済む、という思考が、言語化されないまでも存在していたからだ。
そんなユウカだからこそ、モモイの感情表現の率直さを眩く感じたのかもしれない。ゲーム開発部の廃部にかかわる事件で対立したり、アリスとリオの一件で協力したり、色々なことがあって、気づいた時には、ユウカの中でモモイはある種の尊敬を抱く相手になり、いつしか惹かれていた。 - 14寝付けなくなった125/07/09(水) 06:12:39
モモイへの思慕を自覚しても、ユウカ自身の振る舞いを急に変えることはできない。普段のモモイのように「あなたが好き」なんて素直に言葉に出すことができたらどんなに良いだろうと思いながら、否定的なモモイの反応を想像するだけで心臓が止まりそうになる。
『わたしも好きだよ。ミドリもユズも、アリスとケイもそうでしょ?』
なんて、無邪気に振ってくれるならまだ幾分も良い。
『ごめんね、ユウカ。私、ユウカのこと、そんな風には見られないの』
『私のこと、そういう目で見てたの?』
『え、やだ』
悪い想像ばかりが脳裏から離れない。あの飾らない素直な感情表情で、モモイに拒絶されたら。そう考えるだけで、ユウカは告白への勇気が萎えていくのを感じた。
少なくとも今のところ、モモイに嫌われてはいない。だから良い。仲の良い友達の一人として、モモイの側に居られれば、今はそれで良い。
ミドリ「ヒソヒソ……(またあんなに密着してゲームしてる……)」
ユズ「ヒソヒソ……(姿勢直すフリしてほんの少しずつにじり寄っていくの、後ろから見たらバレバレなのに。モモイは気づいてないの……?)」
アリス「ヒソヒソ…(レースゲーム中のモモイは、ゲーム外への注意力が95%以上減衰します。ユウカの接近どころか、私たちが全員こっそり部室から出ても気づかない確率が75%です)」
ケイ「ヒソヒソ(ユウカも不自然にならない程度にじわじわと近づいています。ゲーム中は絶対に気付きませんね)」 - 15二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 06:56:09
良いね…良い
- 16二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 10:04:44
あまりにもいいユウモモでぶん殴られて感動してる。
ユウカが1ヶ月ずつゆっくり滞在時間も部室に行く機会も増えてるのが、じれったさが増していい - 17二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 10:11:11
良きですね…
- 18二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 10:58:38
いいじゃないか
こういうのもいいんだよ
すごくいいんだよ - 19二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 13:31:40
たまにはストレートなモモユウが見たくなる
とてもいいじゃないかです - 20二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 20:03:23
こんな勢いで通い詰めてたらまた太るぞ
- 21二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:32:57
しゅき…(語彙焼失
- 22二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:49:39
ユウカの髪についたゴミをモモイが不意にとるだけで滅茶苦茶ユウカの心乱れてそう
- 23二次元好きの匿名さん25/07/09(水) 21:54:36
モモイ「えへへ! ユウカ、髪に芋けんぴついてたよー!」
- 24二次元好きの匿名さん25/07/10(木) 02:06:44
これがあるからあにまんは辞められねえんだ